JP6406386B2 - 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ - Google Patents
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Description
また、アクチュエータの駆動トルクをより大きくしたい場合や起動特性を向上させたい場合は、駆動電圧の上昇等が行なわれている。
また、本発明の振動アクチュエータは、円環形状であり、周方向に分割された複数の第1分割領域と複数の第2分割領域とを有する電気機械変換素子と、前記電気機械変換素子の振動により駆動力を発生する弾性体と、前記弾性体の駆動力により、前記弾性体に対して移動する移動部材と、を備え、前記第1分割領域と前記第2分割領域は、互いに異なる方向に分極され、複数の前記第2分割領域の少なくとも一部は、前記周方向に沿って2つの前記第1分割領域の間に配置され、前記周方向の前記第1分割領域の長さは、前記周方向の前記第2分割領域の長さよりも長い構成とした。
また、本発明のレンズ鏡筒は、上記振動アクチュエータを備える構成とした。
また、本発明のカメラは、上記振動アクチュエータを備える構成とした。
なお、上記の構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本実施形態の電子カメラ1は、撮像光学系(レンズ鏡筒20)と、撮像素子30と、AFE(Analog front end)回路60と、画像処理部70と、音声検出部80と、バッファメモリ110と、記録インターフェイス120と、モニタ140と、操作部材90と、メモリ130と、CPU100とから構成され、外部機器のPC100との接続が可能となっている。
バッファメモリ110は、画像処理部70による画像処理の前工程や後工程での画像データを一時的に記録する。
音声検出部80は、マイクと信号増幅部44から構成され、主に動画撮影時に被写体方向からの音声を検出して取り込み、そのデータをCPU100へ伝達する。
モニタ140は、液晶パネルによって構成され、CPU100からの指示に応じて画像や操作メニューなどを表示する。
操作部材90は、モードダイヤル、十字キー、決定ボタンやレリーズボタンを示し、各操作に応じた操作信号をCPU100へ送出する。静止画撮影や動画撮影の設定は、該操作部材90により設定される。
メモリ130は、画像処理した一連の画像データを記録する。
不織布16は、例えばフェルトの材質で製造されて降り、圧電体13の下に配置されて、振動子11の振動を加圧板17や加圧部材18に伝えないように機能する。
加圧板17は、加圧部材18の加圧を受ける。
加圧部材18は、加圧板17の下に配置され、加圧力を発生する。本実施形態では、加圧部材18を皿バネとしたが、皿バネでなくともコイルバネやウェーブバネでも良い。加圧部材18は、固定部材14に固定される押さえ環19に固定されることで、保持される。
移動子15の摺動面15aと反対側(図3のZプラス方向、光軸方向被写体側)には、移動子15の縦方向(図3のZ方向)の振動を吸収するために、ゴムの様な振動吸収部材23が配置され、さらにそのZプラス方向には、出力伝達部材24が配置されている。
出力伝達部材24は、突起部24aがあり、そこからカム環36に接続されたフォーク35がかん合しており、出力伝達部材24の回転とともに、カム環36が回転される。
固定部材14は、押さえ環19がネジにより取り付けられ、これを取り付けることで、出力伝達部材24から移動子15、振動子11、加圧部材18までを一つのモータユニットとして構成できるようになる。
まず、振動波モータ10の駆動/制御部41について説明する。
移相部43は、制御部41の指令により、該発振部42で発生した駆動信号を位相の異なる2つの駆動信号に分ける。
増幅部44は、移相部43によって分けられた2つの駆動信号をそれぞれ所望の電圧に昇圧する。
増幅部44からの駆動信号は、振動波モータ10に伝達され、この駆動信号の印加により、後述する振動波モータ10の振動子11に進行波が発生し、移動子15が駆動される。
本実施形態の圧電体13及び比較形態の圧電体113は、円周方向に沿って2つの相(A相、B相)に分かれている。
比較形態においては、A相,B相のそれぞれにおいて、径方向に沿って分割された第1分割領域113Aと第2分割領域113Bとが、1/2波長(中心角22.50°)毎に一つずつ交互に配置されている。第1分割領域113Aと第2分割領域とは分極方向が逆向きである。
なお、中心角とは、分割領域の周方向の両端を通る2つの半径が挟む角であり、分割領域の径方向に沿った2つの縁辺を含む半径が成す角である。
A相とB相との間には、3/4波長(16.875°×2=33.75°)分の間隔が空くようにして設けられた第1グランド領域113G1と、第1グランド領域113G1と中心を挟んで対向する領域に設けられた、1/4波長(11.25°)分の間隔が空くようにして設けられた第2グランド領域113G2とを有する。
しかし、本実施形態の第1分割領域13Aと第2分割領域13Bは、比較形態と異なり、その中心角が、1/2波長に相当する角度ではない。
すなわち、第1分割領域13Aの中心角は、比較形態の22.50°から2°増加しており、第2分割領域13Bの中心角は、比較形態の22.50°から、2°減少している。また、割合で表すと、第1分割領域13Aの中心角は、第2分割領域13Bの中心角より19.5%多い。
すなわち、第2グランド領域13G2の角度は、比較形態の11.25°から4°減少した7.25°となる。
なお、第1グランド領域13G1は、本実施形態においても、3/4波長分(33.75°)の間隔が空くようにして設けられている。
図8(a)に示す比較形態の場合、第1分割領域113Aと第2分割領域113Bの中心角、周方向の長さ、及び面積が等しい(分極比率が等しい)。
よって、例えば正弦波等の駆動信号を入力すると、図中Z方向(圧電体113の厚み方向)の変位が、Zプラス方向とZマイナス方向とで等しくなる。
以上、本実施形態によると、圧電体13の分極の角度配分を変化させるだけで、アクチュエータ10の駆動トルクを大きくすることができる。また、駆動トルクが大きいので、起動性特性が向上した振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラを提供することができる。
本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上述の実施形態では、A相の角度増加分(2°)とB相の角度増加分(2°)、合計で4°を、第2グランド領域13G2の角度から減少させた。
しかし、これに限定されず、例えば図9に示すように、A相の角度増加分(2°)とB相の角度増加分(2°)の合計(4°)を、第1グランド領域13G1’と第2グランド領域13G2’との両方から均等に減少させてもよい。
(2)また、A相の角度増加分(2°)とB相の角度増加分(2°)の合計(4°)の全体を、第1グランド領域から減少させてもよい。
(3)第1グランド領域13G1と第2グランド領域13G2の面積を面積は変えないように、第1分割領域と第2分割領域との面積を調整してもよい。
(4)さらに、第2グランド領域の面積を増大させ、第1グランド領域の面積を減少させても良い。
(5)第1グランド領域と第2グランド領域の面積の増減をA相とB相とで変更してもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
Claims (6)
- 円環形状であり、周方向に分割された複数の第1分割領域と複数の第2分割領域とを有する電気機械変換素子と、
前記電気機械変換素子の振動により駆動力を発生する弾性体と、
前記弾性体の駆動力により、前記弾性体に対して移動する移動部材と、を備え、
前記第1分割領域と前記第2分割領域は、互いに異なる方向に分極され、複数の前記第2分割領域の少なくとも一部は、前記周方向に沿って2つの前記第1分割領域の間に配置され、前記第1分割領域の面積は前記第2分割領域の面積よりも大きい振動アクチュエータ。 - 請求項1に記載の振動アクチュエータであって、
前記周方向の前記第1分割領域の長さは、前記周方向の前記第2分割領域の長さよりも長い振動アクチュエータ。 - 請求項1または2に記載の振動アクチュエータであって、
複数の前記第2分割領域のそれぞれは、前記周方向に沿って2つの前記第1分割領域の間に配置され、
前記第1分割領域の径方向に沿った2つの縁辺によって形成される中心角は、前記第2分割領域の径方向に沿った2つの縁辺によって形成される中心角よりも大きい振動アクチュエータ。 - 円環形状であり、周方向に分割された複数の第1分割領域と複数の第2分割領域とを有する電気機械変換素子と、
前記電気機械変換素子の振動により駆動力を発生する弾性体と、
前記弾性体の駆動力により、前記弾性体に対して移動する移動部材と、を備え、
前記第1分割領域と前記第2分割領域は、互いに異なる方向に分極され、複数の前記第2分割領域の少なくとも一部は、前記周方向に沿って2つの前記第1分割領域の間に配置され、前記周方向の前記第1分割領域の長さは、前記周方向の前記第2分割領域の長さよりも長い振動アクチュエータ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動アクチュエータを備えるレンズ鏡筒。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の振動アクチュエータを備えるカメラ。
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