JP2014085850A - 自動販売機の商品見本展示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ台を大幅に設計変更することなくディスプレイ台に展示された商品見本が空中に浮かんでいるように展示することが可能であり、加えてカード状表示部材を装着可能な自動販売機の商品見本展示装置を提供する。
【解決手段】外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台2および左右一対のブラケット3,3からなるディスプレイ台1を備えた自動販売機の商品見本展示装置であって、商品載置台2は、その上面のステージ21に商品見本80を嵌合保持する嵌合部24を形成するフレーム25を備え、このフレーム25の前方の開放された空白域を覆う光透過性材料からなるプレート6を設け、当該プレートは前記フレームの外縁との間にカード状表示部材を装着する隙間GPを形成してなり、商品見本を前記嵌合部24に嵌合保持させるとフレーム25が商品見本に隠れて商品見本が浮遊しているように展示し、また、カード状表示部材82を隙間GPに装着して展示可能とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、自動販売機における本体キャビネットの商品収納庫内に缶入り飲料,ペットボトル入り飲料などの商品をコールド,ホット状態に区分して保存し、外扉のディスプレイ室内に設置したディスプレイ台上に複数の商品見本を左右に並べて展示した自動販売機の商品見本展示装置に関するものである。
この種の従来の自動販売機の商品見本展示装置について図9を用いて説明する。図9は一般的な缶入り飲料,ペットボトル入り飲料を販売する自動販売機の斜視図である。図に示すように、この自動販売機は、前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネット10と、本体キャビネット10の前面に開閉可能に支持された外扉20とからなる。本体キャビネット10の商品収納庫の前面は開閉可能な断熱内扉30によって閉塞されている。本体キャビネット10の商品収納庫内には、断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室には商品を横倒し状態で収納するとともに下端部に商品搬出機構を有する商品収納ラックが収設され、また、各商品収納室の下端には、当該各商品収納室を冷却若しくは加熱して商品収納ラックに収納した商品をコールド,ホット状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。本体キャビネット10の下部は機械室として形成され、冷却/加熱ユニットの冷却ユニットと冷媒配管を介して接続される圧縮機,凝縮器などの冷凍機コンデンシングユニットが配設されている。
前記外扉20の前面の上部域は透明板40で覆われ、この透明板40と外扉20に開閉可能に支持された中扉60との間の空間がディスプレイ室50として形成されている。前記中扉60の前面には、本体キャビネット10の商品収納庫内に収納した商品に対応した複数の商品見本80を左右に一列に並べて載置したディスプレイ台70が上下方向に3段並べて取付けられている。前記透明板40には、各ディスプレイ台70と対峙する位置に商品選択ボタンユニット90が設けられ、商品選択ボタンユニット90は、ディスプレイ台70に載置された各商品見本80に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン901を有している。前記外扉20の前面には、硬貨投入口201、紙幣挿入口202、返却レバー203、ロック付ハンドル204、硬貨返却口205、および商品取出口206などが設けられ、前記外扉20の前面には、前記硬貨投入口201に連通する硬貨識別装置207、前記紙幣挿入口202に連通する紙幣識別装置208などが設けられている。
前記ディスプレイ台70は、良く知られているように、中扉60に固定された左右一対のブラケットと、この左右一対のブラケットに着脱自在に装着される商品載置台とからなる。前記商品載置台は、縦断面略コ字形で下方が開放した横長箱状体の内部に蛍光灯などの照明光源が設けられ、その上面壁には商品見本80を嵌合保持する開口した嵌合部が左右方向に複数並設されている(例えば、特許文献1)。
前記商品見本80は光透過材料により形成された中空状の本体部に商品のデザインが施されるとともに当該本体部の底面に光導入部が設けられている。前記商品見本80は前記ディスプレイ台70の商品載置台に形成した嵌合部に嵌合保持され、ディスプレイ台70の内部に設けた照明光源からの光がディスプレイ台70の開口した嵌合部と商品見本80の底部に形成した光導入部とを通して本体部の内部に照射されることにより恰も発光しているように展示される。前記商品見本80は立体、具体的には、缶,瓶,ペットボトルなどの容器形状に一致させた中空状の本体部を備えた立体状の商品見本や、前記中空状の本体部を縦方向に半分に切断した半割り状の商品見本などが一般的である。
特許第3644301号公報
上記特許文献1に記載された自動販売機の商品見本展示装置においては、前記ディスプレイ台70の商品載置台に形成した嵌合部に嵌合保持された商品見本80が、ディスプレイ台70の内部に設けた照明光源からの光によりその内部から照射されることにより恰も発光しているように展示される点で優れている。しかしながら、商品見本80を展示するディスプレイ台70はディスプレイ室50に露出していることから、利用者が商品見本80を見て購入商品を選択する場合に利用者の目に留まることとなる。この場合、見栄えを良くするためにディスプレイ台70の商品展示台が白色塗料により塗装されているとはいえ、ディスプレイ室50に占めるディスプレイ台70の商品載置台の割合が比較的大きいことからディスプレイ台70の商品載置台自体が目立ってしまい商品見本80が霞んでしまうという問題を有する。この問題を解決するため、ディスプレイ台70を透明な合成樹脂成形品とすることが考えられるが、この場合にはディスプレイ台を大幅に設計変更せねばならないとともに成形のための金型費が嵩むという問題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、第一の目的は前記課題を解決し、ディスプレイ台を大幅に設計変更することなくディスプレイ台に展示された商品見本が空中に浮かんでいるように展示することが可能であり、加えてカード状表示部材を装着可能な自動販売機の商品見本展示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1に係る発明は、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空白域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートは前記フレームの外縁との間にカード状表示部材を装着する隙間を形成してなることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため請求項2に係る発明は、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、隙間を形成するフレームの外縁若しくはプレートの少なくとも一方にカード状表示部材を保持する保持部を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため請求項3に係る発明は、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空白域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートはフレームの前方域においてカード状表示部材を保持する保持溝を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートは前記フレームの外縁との間にカード状表示部材を装着する隙間を形成してなることにより、ディスプレイ台を構成する商品載置台の嵌合部に商品見本を嵌合保持させた場合、前記嵌合部を形成するフレームは商品見本に隠れてディスプレイ室内に露出することがない、つまり、利用者が商品見本を見て購入商品を選択する場合にも利用者の目に留まることがないので、従来のように商品載置台によって商品見本が霞んでしまうということを防止することができ、また、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレートを設けるという、従来のディスプレイ台の商品載置台に対して僅かの設計変更のみで恰も商品見本が空中に浮かんでいるように展示することが可能で、かつ、プレートを有色、例えば、販売商品のキャラクターの色,販売商品をイメージした色とすることによってディスプレイ室内を光により演出することが可能となる。さらに、前記プレートは前記フレームの外縁との間にカード状表示部材を装着する隙間を形成してなることにより、カード状表示部材、例えば、カード状の商品見本、カード状の訴求表示部材を装着することが可能である。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、隙間を形成するフレームの外縁若しくはプレートの少なくとも一方にカード状表示部材を保持する保持部を有することにより、ディスプレイ台に装着されたカード状表示部材を安定して保持することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートはフレームの前方域においてカード状表示部材を保持する保持溝を有することにより、請求項1に係る発明と同様の効果を有するとともに、プレートはフレームの前方域においてカード状表示部材を保持する保持溝を有することにより、商品載置台のフレームの形状に左右されずにカード状表示部材に最適な保持溝として形成することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置の要部斜視図である。 図1に示したディスプレイ台の分解斜視図である。 ディスプレイ台の組立て状態を示し、(a)は商品載置台を商品展示位置にセットした状態の側面図、(b)は商品載置台をメンテナンス位置に移動させた状態の側面図である。 図2に示したホルダーの取付状態を示し、(a)はホルダーを取付金具に取り付けた状態の側面図、(b)は(a)の分解図である。 図1に示したディスプレイ台を示し、(a)はディスプレイ台の斜視図、(b)は(a)の拡大平面図である。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置の要部斜視図である。 図6のディスプレイ台の分解図である。 図7の一つのプレートを示し、(a)はその平面図、(b)は(a)の拡大平面図である。 本発明が対象とする自動販売機の一例を示し、(a)はその正面図、(b)は外扉を開放した状態の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品見本展示装置について添付図面を参照して説明する。ここで、本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品見本展示装置が従来装置と相違する点は特にディスプレイ台の周辺であるので、ここでは従来装置と相違するディスプレイ台の周辺について説明することとし、また、自動販売機の全体構成は図9に示したものと同一であるので適宜図9を参照しつつ説明を行う。
(実施の形態1)
図1において、1は本発明に係るディスプレイ台であり、商品載置台2およびブラケット3からなる。4は冷温情報,価格情報が表示された商品情報表示部材であり、この実施の形態では後述するようにディスプレイ台1(商品載置台2)から分離されている。5は前記商品情報表示部材4が装着されるホルダーである。このホルダー5は、商品選択ボタン901を有する商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91(図4にて詳述する)に取り付けられている。6はディスプレイ台1に組み付けられたプレートである。
前記ディスプレイ台1は、図2の分解図から分かるように、横長の商品載置台2および左右一対のブラケット3,3とからなり、これらの商品載置台2および左右一対のブラケット3,3はそれぞれ薄板鋼板製になる。前記商品載置台2は、上面を形成するステージ21と、当該ステージ21の左右端縁に連なる左右側壁22,22と、前記ステージ21の後縁から立ち上がる複数の取付片23とからなる。前記商品載置台2のステージ21には、商品見本80が嵌合係止される複数、この実施の形態1では12個からなる略円形状の嵌合部24を形成するフレーム25が形成されている。このフレーム25にはその前方側外縁から下方に延在する保持部251が形成されている。この保持部251の下端は前方に折り返してU字状に形成され、図1に示したカード状表示部材82の下端を保持するものである。前記複数のフレーム25の後方域は一体的に連結されたステージ平面として形成されるとともに塵埃が溜まるのを防止する抜き穴211が形成される一方、複数のフレーム25のそれぞれ前方域はフレーム25の外縁を残して切り落とされて開放された空白域として形成されている。また、ステージ21の左右両端には側壁22,22に連なる係合板部26,26が設けられ、当該係合板部26,26には下方に押し出し形成されたストッパ261およびクランプ(ナイロンリベットなど)CPの挿通孔262が形成されている。
前記商品載置台2の左右側壁22,22にはそれぞれ内側に向って突出する支持軸221が従来と同様に設けられている。この支持軸221は、図3の(a)も参照すると理解できるように、横断面D字状に形成されてD字の直線部分が水平面として上方に位置するように左右側壁22,22に固着されている。また、左右側壁22,22の前縁には内方に向うストッパ片222,222が突出形成されている。前記ステージ21の後縁から立ち上がる複数の取付片23は、中身飲料を抜いた実物の商品(例えば、円柱形状の実缶)を両腕で抱え込むように保持する保持具(不図示)を取り付けるものである。前記取付片23および当該取付片23に取り付けられる保持具は、例えば、特開平10−79078号公報に記載されて公知のものであり、商品見本のみを展示する場合には無くても良いものである。
前記商品載置台2とともにディスプレイ台1を構成する左右一対のブラケット3,3は商品載置台2を支持する腕木として機能するものである。この左右一対のブラケット3,3は左右対称に形成されているので、ここでは図の右側のブラケット3について説明し、適宜左側のブラケット3を参照しつつ説明する。
前記ブラケット3には、その板面に前記商品載置台2の左右側壁22,22に形成された支持軸221を嵌合支持する異形溝31(図3も参照)が形成され、また、ブラケット3の上縁には内側を向くように突出した係止片32が折り曲げて形成され、さらにブラケット3の後縁には内側を向く背板33(左側のブラケット3を参照)が折り曲げて形成され、当該背板33には背面側に突出するとともに下方に延在した係合爪331(図3参照)が切り起こしにより形成されている。前記異形溝31は、図3を参照すると理解できるように、前記支持軸221を回転可能に支える前半域の円弧状溝部311と、前記円弧状溝部311に連ねて後半域に形成され、前記支持軸221の移動を拘束して商品載置台2を展示位置に保持するスライド溝部312と、前記円弧状溝部311とスライド溝部312との中間位置からブラケット3の上縁に切欠き開口した挿脱溝部313とを組み合わせて形成されている。前記円弧状溝部311は支持軸221より一回り大きな円弧状に形成され、また、前記スライド溝部312の高さ寸法hは支持軸221の高さrよりも僅かに大きな寸法に定められている。なお、ブラケット3の前縁下部に前方に突出するとともに内側に折り曲げて形成した保護片34にはナイロンリベット341(図3参照)が取り付けられている。
前記ディスプレイ台1に組み付けられるプレート6は、横長のガラス若しくはプラスチック成形品になり、商品載置台2のステージ21に形成されたフレーム25の前方の開放された空白域を覆うものである。また、このプレート6は、前端が直線状に形成される一方、後端がフレーム25沿って波形に形成されるとともにそれぞれのフレーム25の外縁に沿う態様でフレーム25との間に隙間GP(図5参照)が形成されるように構成されている。前記間隙GPは前方に凸の湾曲状に形成され、図1,図5に示したカード状表示部材82の厚み寸法より僅かに大きな寸法に形成されている。また、前記プレート6の左右端部および後端にはクランプCLの係止孔61が形成されている。前記プレート6は商品載置台2におけるステージ21の下面に挿入、すなわち、前記商品載置台2におけるステージ21の左右両端に形成した係合板部26,26と、左右側壁22,22の前縁に形成した内方に向うストッパ片222,222との間からステージ21の下面に挿入される。そして、プレート6の左右端部および後端に形成した係止孔61に、前記ステージ21の左右両端の係合板部26,26に形成した挿通孔262およびステージ21の後端に形成した挿通孔(参照符号省略)を介してクランプCLを差し込むことによってプレート6が商品載置台2に一体化される。前記プレート6は透明であっても良いが、プレート6を有色、例えば、販売商品をイメージした色,販売商品のキャラクターの色、若しくは商品見本80の冷温情報に一致した暖色系,寒色系の色に着色されたものとすることもできる。
次に、図2に示すディスプレイ台1の組立てについて図3をも参照しつつ説明すると、まず、左右一対のブラケット3,3をディスプレイ室の中扉60(図9参照)に取付ける。このブラケット3,3の中扉60への取付けは、ブラケット3,3の後端面に切り起しにより形成された係合爪331を中扉60の所定位置に設けた角穴に挿入係止させる。これによりブラケット3,3が中扉60の所定位置に固定される。次いで、中扉60に固着された左右一対のブラケット3,3に対して、プレート6が一体化された商品載置台2を、左右一対のブラケット3,3の上方から被せるように装着する。この場合、商品載置台2の左右側壁22,22に内側に向けて突出する支持軸221をブラケット3,3の挿脱溝部313に対峙させた上で、商品載置台2をブラケット3,3に被せる。そして、商品載置台2のステージ21の内壁がブラケット3,3の上縁に当接すると、支持軸221がブラケット3,3の異形溝31に嵌合した状態で商品載置台2がブラケット3,3に一体化される。この状態で商品載置台2を後方(中扉60側)にスライドさせると、支持軸221が異形溝31のスライド溝部312に移動し、前記支持軸221における水平面がスライド溝部312の平坦な上縁に対峙する。前記商品載置台2を後方にスライドさせる途中において、商品載置台2のステージ21の両端の係合板部26に形成されたストッパ261がブラケット3,3の上縁に内側を向くように形成された係止片32を乗り越える。そして、商品載置台2の後端が中扉60に当接するまでスライドさせると商品載置台2の係合板部26に形成されたストッパ261がブラケット3,3の係止片32,32の後方側に落とし込まれる。この場合、前記商品載置台2のステージ21(の内壁)がそれぞれの係止片32,32を乗り越えることができるように、支持軸221の水平面とスライド溝部312の平坦な上縁との間には遊びが形成されているものである。前記商品載置台2の係合板部26に形成されたストッパ261がブラケット3,3の係止片32,32の後方に落し込まれると前記商品載置台2の支持軸221が異形溝31のスライド溝部312に移動した状態、つまり、商品載置台2が商品展示位置にセットされた状態(図3の(a))であり、組立てた状態のディスプレイ台1を図5に示す。また、図1は前述のように商品載置台2が商品展示位置にセットされた状態を示している。図1からも分かるように、商品載置台2のフレーム25は商品見本80に隠れて見えず、そして、前記商品載置台2のステージ21における複数のフレーム25のそれぞれ前方域がフレーム25の前縁を残して切り落とされて開放(空白として形成)されていることから商品見本80は空中に浮かんでいるように展示されるものである。
図3の(a)に示すように商品載置台2を商品展示位置にセットした状態から商品載置台2を若干持ち上げる、つまり商品載置台2の係合板部26に形成されたストッパ261がブラケット3,3の上縁に内側を向くように形成された係止片32,32に引っ掛からないように上方に持ち上げたうえで商品載置台2を前方にスライド移動させると、商品載置台2の左右側壁22,22に形成した支持軸221がブラケット3,3の異形溝31における後半域のスライド溝部312から前半域の円弧状溝部311に移動する。前記支持軸221が円弧状溝部311に達すると商品載置台2の前方への移動が阻止されるので、支持軸221が円弧状溝部311、つまり、メンテナンス位置に到達したことを知ることができる。そこで、商品載置台2を、前記支持軸221を支点として前方側に回動させると商品載置台2がメンテナンス位置で前傾するように傾倒し始める。そして、商品載置台2の左右側壁22,22に形成したストッパ片222,222(図2参照)がブラケット3,3の保護片34に取り付けたナイロンリベット341に当接すると商品載置台2は前傾姿勢に傾倒した状態に保持される(図3の(b)参照)。
図3の(b)に示すように、商品載置台2を前傾姿勢に傾倒した状態で、中扉60の拭き作業や商品載置台2のステージ21に溜まった塵埃を払い落とす清掃作業、若しくは商品載置台2に展示された商品見本80の交換などのメンテナンス作業が行われる。この場合、商品載置台2は中扉60から離れており、また、前傾姿勢に傾倒していることから、そのメンテナンス作業を簡単に行うことができる。清掃や商品見本80の交換などメンテナンス作業を完了した後は商品載置台2を元の位置に戻す。この作業は前記と逆の手順、つまり、商品載置台2を、支持軸221を支点として商品見本80が起立状態となるように回動させた上で、中扉60に向けてスライド移動させる。そして、支持軸221をブラケット3,3の異形溝31におけるスライド溝部312に嵌合させて商品載置台2を商品見本80の商品展示位置にセットする。
さて、前記ディスプレイ台1(商品載置台2)から分離された商品情報表示部材4は、図2に示すように左右に二分割されている。この商品情報表示部材4は乳白色(光透過性)のポリカーボネート樹脂により横長帯状に形成されるとともにディスプレイ台1に展示される商品見本80に対応する冷温情報41と価格情報42が横並びに表示された表示領域が上下に区分され、当該上下の表示領域にそれぞれ異なる冷温情報41と価格情報42を互いに逆さにして表示してなる。この実施の形態では、右側の商品情報表示部材4の上部の表示領域には「HOT」の文字が、そして、下部の表示領域には「COLD」の文字が互いに逆さまに表示され、左側の商品情報表示部材4の上部の表示領域には「COLD」の文字が、そして、下部の表示領域には「HOT」(図ではホルダー5に隠れて見えない)の文字が互いに逆さまに表示されている。なお、図には明示されていないが、冷温情報41は、商品のホット状態を表すパターンとして暖色(赤色)の背景色に白抜きの「HOT」の文字が施され、商品のコールド状態を表すパターンとして寒色(青色)の背景色に白抜きの「COLD」の文字が施されているものである。前記冷温情報41と横並びに表示された価格情報(¥120)は白色の背景色に黒色にて印刷されている。なお、43は隣接する商品情報(冷温情報41,価格情報42)との間の上下縁部に形成された凹状の係合溝であり、後述するホルダー5の係止爪54に係合するものである。
前記商品情報表示部材4が装着されるホルダー5は横長の薄板鋼板製になり、横断面U字状の保持部51(図4も参照)が形成されている。この保持部51の溝幅は、横長帯状の商品情報表示部材4の板厚よりも若干大きく形成されている。前記ホルダー5には保持部51における前壁の上端から前方に向う庇部52が形成され、この庇部52の前縁には3個の係止爪521が折り曲げにより下方に向けて形成されている。前記保持部51の後壁の上端は折返しによりダブルホールドされている。また、前記保持部51の後壁には切り起こしにより形成された固定片53が設けられ、この固定片53にはねじ挿通穴531が形成されている。なお、ホルダー5の保持部51における溝下部には当該溝底の切り起こしにより係止爪54(図2では保持部51の下部を円弧状に切り欠いたように見える箇所であり、引出し線を点線で示している)が形成され、この係止爪54に前述した商品情報表示部材4の上下縁部に形成した係合溝43が係合することにより商品情報表示部材4が左右方向に移動するのを防止している。
上記構成になるホルダー5は、図4(商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91にホルダー5を取り付けた状態の側面断面図)に示すように、商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91に取り付けられている。ここで、前記ホルダー5の取り付けに先立ち商品選択ボタンユニット90について説明すると、この商品選択ボタンユニット90は、周知のように、商品選択ボタン901を組み込んだ樹脂成形品としてなる断面半月状の釦ケース900に覆われた不図示のベース基板にプリント基板が固定され、このプリント基板には商品選択ボタン901により作動するスイッチ素子,販売可能表示用/売切表示用の発光ダイオード,入出力制御用IC,外部接続用コネクタなどの各種部品が実装されている。前記プリント基板の外部接続用コネクタは背面側に突出しており、前記ベース基板に背面側に突出して形成されたボスに囲繞されており、取付金具91の背後から制御信号伝送用ハーネスのカプラが接続されるように構成されている。さらに、ベース基板には背面側に突出するとともにインサートナットが埋設されたボスを備え、取付金具91の背後からねじS1を前記ボス内に埋設されたインサートナットに螺合させることにより商品選択ボタンユニット90が透明板40に取り付けられる。なお、透明板40および取付金具91には前記ベース基板の背後の突出するボスが貫通する貫通穴が形成されているものである。
前記商品選択ボタンユニット90の取付金具91は、上部フランジ911と下部フランジ912を有する略C字状に形成され、前記下フランジ912内には制御信号伝送用ハーネスが引き回されるように構成されているのは周知のとおりである。この実施の形態の取付金具91は、上フランジ911に前述したホルダー5の係止爪521が係合する係合孔(不図示)が形成され、下フランジ912に前記ホルダー5の固定片53が当接するストッパ片912aが設けられ、このストッパ片912aにねじ穴(不図示)がタップされている。
前記ホルダー5の商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91への取り付けは、ホルダー5の庇部52の前縁に形成された係止爪521を取付金具91における上フランジ911に形成した係合孔(不図示)に嵌め込んだ後、ホルダー5の固定片53を下フランジ912のストッパ片912aに当接させたうえで固定片53に形成したねじ挿通孔531を介してねじS2をストッパ片912aに形成したねじ穴に螺合させる。これによりホルダー5が商品選択ボタンユニット90の取付金具91に取り付けられる。このように、商品選択ボタンユニット90の取付金具91に取り付けられたホルダー5の横断面U字状の保持部51に前述した商品情報表示部材4が装着される。前記ホルダー5の保持部51に商品情報表示部材4を装着すると、商品情報表示部材4に上下に区分された表示領域のうちの下方の表示領域が保持部51に隠れる一方、上方の表示領域がホルダー5の保持部51の上方に露出して前面側に表示される。
なお、ディスプレイ台1(商品展示台2)の内部には、照明光源としてのLEDユニット(不図示)が配設され、当該LEDユニットの白色LEDからの光が商品載置台2のステージ21に形成した嵌合部24を介して上方側の商品見本80の内部に照射されるとともに商品載置台2のフレーム25の前方域を覆うプレート6に照射され、また、下方側の商品見本80にも照射されるように構成されているものである。
ここで、図1および図5に示したカード状表示部材82は、可撓性の薄いプラスチックシートに商品の外観意匠を印刷した矩形平板状の透明若しくは半透明のシートからなるシート状の商品見本、若しくは可撓性の薄い透明なプラスチックシートに新発売の商品を表す文字やキャッチフレーズなどの広告を表示した訴求表示部材からなる。このカード状表示部材82は、図5に示すように、商品載置台2のステージ21に形成されたフレーム25の外縁と当該フレーム25の前方の開放された空白域を覆うプレート6との間形成された隙間GPに装着される。前記隙間GPに装着されたカード状表示部材82はフレーム25に形成した保持部251(図2も参照)に保持され、下方に落下することはない。また、前記隙間GPに装着されたカード状表示部材82は、前記隙間GPが前方に凸の湾曲形状をなしていることによりカード状表示部材82は自立し、起立した姿勢が維持される。前記隙間GPはカード状表示部材82を装着しない場合には塵埃を落下させる抜き穴としても機能するものである。
なお、上記説明では隙間GPに装着されたカード状表示部材82を保持するためにフレーム25に保持部251を形成したものについて述べたが、前記保持部251の代わりにプレート6の後縁に同様な保持部を形成することもできる。また、商品情報表示部材4は左右に二分割されたものについて説明したが、例えば、個々の商品見本80に対応する個別のものとすることもでき、さらに、冷温情報41と価格情報42が横並びに表示された商品情報表示部材4を用いたものについて説明したが、従来と同様に冷温情報が表示された冷温情報表示部材と価格情報が表示された価格情報表示部材とを設け、これらの冷温情報表示部材および価格情報表示部材を前後に重ね合わせるものであっても良いものである。
前述した本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネット10の前面を開閉する外扉20に形成されたディスプレイ室50内に配設され、複数の商品見本80を展示する商品載置台2および前記商品載置台2を保持する左右一対のブラケット3,3からなるディスプレイ台1を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台1を構成する商品載置台2は、その上面のステージ21に商品見本80を嵌合保持する嵌合部24を形成するフレーム25を備え、当該フレーム25の前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレート6を設け、当該プレート6は前記フレーム25の外縁との間にカード状表示部材82を装着する隙間GPを形成してなることにより、ディスプレイ台1を構成する商品載置台2の嵌合部24に商品見本80を嵌合保持させた場合、前記嵌合部24を形成するフレーム25は商品見本80に隠れてディスプレイ室50内に露出することがない、つまり、利用者が商品見本80を見て購入商品を選択する場合にも利用者の目に留まることがないので、従来のように商品載置台2によって商品見本80が霞んでしまうということを防止することができ、また、ディスプレイ台1を構成する商品載置台2は、その上面のステージ21に商品見本80を嵌合保持する嵌合部24を形成するフレーム25を備え、当該フレーム25の前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレート6を設けるという、従来のディスプレイ台の商品載置台に対して僅かの設計変更のみで恰も商品見本80が空中に浮かんでいるように展示することが可能である。さらに加えてプレート6を有色、例えば、販売商品のキャラクターの色,販売商品をイメージした色とすることによってディスプレイ室50内を光により演出することが可能となり、プレート6を商品見本80の冷温情報に一致した暖色系,寒色系の色とすることによりホット,コールド状態を表示することも可能である。さらに、前記プレート6は前記フレーム25の外縁との間にカード状表示部材82を装着する隙間GPを形成してなることにより、カード状表示部材82、例えば、カード状の商品見本、カード状の訴求表示部材を装着することが可能であるという利点を有する。
(実施の形態2)
図6乃至図8は、本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置を示す。この実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置が実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置の相違する点は、商品載置台2Aのステージ21Aに形成されたフレーム25A、およびプレート6Aの構成であり、左右一対のブラケット3,3を含むその他の構成については同一であるので、同一の符号を付して重複する説明について省略する。
図6および図7に示すように、商品載置台2Aのステージ21Aに形成されたフレーム25Aは、実施の形態1ではフレーム25に形成されていた保持部251が削除されている。また、商品載置台2Aのステージ21Aに形成された嵌合部24Aは半円状をなしている。そして、商品載置台2Aのステージ21Aに形成されたフレーム25Aの前方の開放された空白域を覆うプレート6Aは、左右に2分割されるとともにそれぞれのプレート6Aにはフレーム25Aの前方域においてカード状表示部材82を保持する保持溝DHが形成されている。このプレート6Aは実施の形態1と同様に、商品載置台2Aにおけるステージ21の下面に挿入される。そして、プレート6Aの左右端部および後端に形成した係止孔61Aに前記ステージ21Aに形成した挿通孔(参照符号省略)を介してクランプCLを差し込むことによって2分割されたプレート6Aが商品載置台2に一体化される。この場合、商品見本81の冷温情報に応じて2分割されたプレート6Aの色を、例えば図6の左側のプレート6Aを寒色(青色)とし、右側のプレート6Aを暖色(赤色)とすることにより商品の冷温状態を発光色により表示することができる、なお、プレート6Aの外郭形状は、実施の形態1のプレート6と同様に、フレーム25Aの外縁に沿う態様でフレーム25Aとの間に隙間GP(図5参照)を形成しても良い。この場合、前記隙間GPは塵埃等を落下させる抜き穴として機能する。
前記プレート6Aに形成された保持溝DHは、図8に示すように、前方に凸に湾曲した一条のスリットDH1として形成されている。前記スリットDH1のスリット幅はカード状表示部材82(図6参照)の厚み寸法よりも比較的大きく形成されている一方、スリットDH1の対向する内壁には互い違いに噛み合う鋸歯状の突起PJが点在(この実施の形態2では3箇所)して形成されており、両者の突起PJの先端の間に微小間隙(カード状表示部材82より僅かに大きい間隙)が生じるように構成されている。前記突起PJが形成された箇所(3箇所)は背面側に突出して形成されるとともにその底面が閉塞されている。つまり、保持溝DHが有底の溝として形成されている。
この実施の形態2のディスプレイ台1Aの組立ては、実施の形態1と同様に、まず、左右一対のブラケット3,3をディスプレイ室の中扉60(図9参照)に取り付ける。次いで、中扉60に固着された左右一対のブラケット3,3に対して商品載置台2Aを、左右一対のブラケット3,3の上方から被せるように装着する。そして、商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aに内側に向けて突出する支持軸221Aをブラケット3,3の異形溝31に挿入して商品載置台2Aとブラケット3,3とを一体化したうえで商品載置台2Aを商品展示位置にセットする。
図6は前記商品載置台2Aを商品展示位置にセットした状態を示している。図6からも分かるように、商品載置台2Aのステージ21Aに形成された開口部24Aに商品見本81(図1に示した商品見本80の中空状の本体部を縦方向に半分に切断した半割り状の商品見本)を嵌合保持した場合、商品載置台2Aのフレーム25は商品見本81に隠れて見えず、そして、前記商品載置台2Aのステージ21Aにおける複数のフレーム25Aのそれぞれ前方域がフレーム25Aの前縁を残して切り落とされて開放(空白として形成)されていることから商品見本81は空中に浮かんでいるように展示されるものである。また、商品載置台2Aに組み付けられたプレート6Aに形成した前方に凸に湾曲した一条の保持溝DHにはカード状表示部材82が装着される。この場合、保持溝DHのスリット幅はカード状表示部材82の厚みよりも比較的大きく形成されているのでカード状表示部材82の装着が容易である一方、保持溝DHの対向する内壁には互い違いに噛み合う鋸歯状の突起PJ(図9参照)が形成されていることから、カード状表示部材82は位置決めされて安定した起立姿勢に維持される。
ここで、保持溝DHに鋸歯状の突起PJを点在して形成したことにより次のような利点を有する。すなわち、カード状表示部材82が熱膨張率の高いアクリル樹脂などからなるには外気温により伸縮し、特に太陽光の直射によって著しく伸長した際にもそのカード状表示部材82の熱膨張に伴う伸縮を許容するのでカード状表示部材82が変形することがない。この場合、保持溝DHにおける円弧両端部と円弧中央部の3点にそれぞれ形成された鋸歯状の突起PJのうち、円弧中央部のみ、或いは円弧両端部の突起PJのいずれか一方のみ(例えば、右端側の突起PJ)がシート状商品見本31を把持し、残りの突起PJについてカード状表示部材82が起立姿勢を維持するように支えるものとするのが良い。このように、カード状表示部材82の左右中央部のみ、或いは左右端部の一方のみを把持しておけば、カード状表示部材82は左右方向、或いは左右他方方向に自由に伸縮することが可能となる。また、保持溝DHの長さはカード状表示部材82の伸縮を加味してカード状表示部材82の横幅よりも長く形成されていることは言うまでもない。また、保持溝DHに点在して形成された鋸歯状の突起PJのうち、カード状表示部材82を保持する部位の突起PJに目印(例えば、矢印や凸記号)を付すとともにカード状表示部材82の対応する箇所に目印(例えば、矢印や凹記号)を付し、当該目印を合致させてカード状表示部材82を差し込むようにすることもできる。
なお、プレート6Aに形成した保持溝DHは一条の溝として説明したが、湾曲に沿って点在(例えば、突起PJが形成された3箇所)するスリットとすることができ、この場合、カード状表示部材82の下部にはスリットに対応する差込片が突出形成される。
前述した本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネット10の前面を開閉する外扉20に形成されたディスプレイ室50内に配設され、複数の商品見本81を展示する商品載置台2Aおよび前記商品載置台2Aを保持する左右一対のブラケット3,3からなるディスプレイ台1Aを備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台1Aを構成する商品載置台2Aは、その上面のステージ21Aに商品見本81を嵌合保持する嵌合部24Aを形成するフレーム25Aを備え、当該フレーム25Aの前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレート6Aを設け、当該プレート6Aはフレーム25Aの前方域においてカード状表示部材82を保持する保持溝DHを有することにより、ディスプレイ台1Aを構成する商品載置台2Aの嵌合部24Aに商品見本81を嵌合保持させた場合、前記嵌合部24Aを形成するフレーム25Aは商品見本81に隠れてディスプレイ室50内に露出することがない、つまり、利用者が商品見本81を見て購入商品を選択する場合にも利用者の目に留まることがないので、従来のように商品載置台2Aによって商品見本81が霞んでしまうということを防止することができ、さらに、ディスプレイ台1Aを構成する商品載置台2Aは、その上面のステージ21Aに商品見本81を嵌合保持する嵌合部24Aを形成するフレーム25Aを備え、当該フレーム25Aの前方の開放された空間域を覆う光透過性材料からなるプレート6Aを設けるという、従来のディスプレイ台の商品載置台に対して僅かの設計変更のみで恰も商品見本81が空中に浮かんでいるように展示することが可能である。さらに、前記プレート6Aはフレーム25Aの前方域においてカード状表示部材82を保持する保持溝DHを有することにより、カード状表示部材82、例えば、カード状の商品見本、カード状の訴求表示部材を装着することが可能であるという利点を有する。この場合、保持溝DHは商品載置台2Aのフレーム25Aの形状に左右されずにカード状表示部材82に最適な保持溝として形成することができる。
なお、前記実施の形態1,2では商品見本80,81を嵌合保持する嵌合部24,24Aを形成するフレーム25,25Aが切れ目のない連続したものについて説明したが、フレーム25,25Aは必ずしも連続したものではなく、切れ目を有するものでも良いものであり、前述した実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
1,1A…ディスプレイ台、2,2A…商品展示台、3…ブラケット、4…商品情報表示部材、5…ホルダー、6,6A…プレート、20…外扉、21,21A…ステージ、22,22A…側壁、24,24A…嵌合部、25,25A…フレーム、31…異形溝、50…ディスプレイ室、80,81…商品見本、82…カード状表示部材、211…支持軸、GP…隙間、DH…保持溝、PJ…突起。

Claims (3)

  1. 本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空白域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートは前記フレームの外縁との間にカード状表示部材を装着する隙間を形成してなることを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  2. 請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、隙間を形成するフレームの外縁若しくはプレートの少なくとも一方にカード状表示部材を保持する保持部を有することを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  3. 本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を展示する商品載置台および前記商品載置台を保持する左右一対のブラケットからなるディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、ディスプレイ台を構成する商品載置台は、その上面のステージに商品見本を嵌合保持する嵌合部を形成するフレームを備え、当該フレームの前方の開放された空白域を覆う光透過性材料からなるプレートを設け、当該プレートはフレームの前方域においてカード状表示部材を保持する保持溝を有することを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
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