JP2014085411A - 画像形成装置及び中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にする。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、用紙を搬送する第2用紙搬送経路R2と、第2用紙搬送経路R2から分岐して設けられ第2用紙搬送経路R2からの用紙を搬送する第3用紙搬送経路R3と、第2用紙搬送経路R2から第3用紙搬送経路R3に搬送された用紙を、第2用紙搬送経路R2を搬送される他の用紙にあわせて、第3用紙搬送経路R3から第2用紙搬送経路R2へ搬送することで用紙の揃えを行う反転ロール57と、反転ロール57により揃えられた用紙束の一部を変形させ、用紙束の各用紙における変形された箇所どうしが掛かり合うことによって用紙束を綴じる綴じユニット60とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置および中継装置に関する。
例えば特許文献1には、書類の封かんおよび開封を行う際の利便性を向上させるため、封かん装置が上下に移動できる上型に切り刃、ナイフ、カムを取り付け、これらに対抗して所定の穴が設けられかつ封かんすべき書類を受ける下型を備えていることが開示されている。この下型は、上型が接近したとき切刃が書類の一部をこの書類から離れないように打ち抜き、それと同時にナイフが打抜部分に隣接して書類に溝を開け、次にカムが打抜部分を折り曲げ、そして、上型が下型から離れるときにナイフが打抜部分の先端を溝に差し込み書類の封かんを行う。また、上型に上刃を取り付け、下型に下刃を取り付けて、上型が下型に接近したときに書類の切断を行うことが開示されている。
また、特許文献2には、金属製の針を使用せずに書類を綴じ合わせることができるよう、レバーの操作により下降して紙束の端部に三方を切り込みで囲んだ舌状片を形成する第1ポンチと、その近傍に同じく三方を切り込みで囲んだ逆向きの舌状片を形成する第2ポンチとを備える書類綴じ具が開示されている。また、この書類綴じ具は、この第1ポンチの下降に連動して回転することにより第1ポンチが形成した下向きの舌状片を側方へ押して折り曲げる回転爪を設けるとともに、その回転爪が側方へ折り曲げた舌状片の先端部を下から支えた状態で上昇することによりその舌状片を持ち上げて第2ポンチが形成した舌状片を押し上げることにより生じる抜き穴へその舌状片を差し込ませて係止する引掛部を第2ポンチに設けることが開示されている。
特公昭49−5960号公報 特許第2903492号公報
本発明は、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、用紙を搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐して設けられ、当該第1搬送路からの用紙を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路から前記第2搬送路に搬送された用紙を、当該第1搬送路を搬送される他の用紙にあわせて、当該第2搬送路から当該第1搬送路へ搬送することで用紙の揃えを行う揃え手段と、前記揃え手段により揃えられた用紙束の一部を変形させ、用紙束の各用紙における変形された箇所どうしが掛かり合うことによって用紙束を綴じる綴じ手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部を備え、前記第1搬送路は、前記画像形成部により画像が形成された用紙を搬送し、前記第2搬送路は、前記第1搬送路から搬送される前記画像が形成された用紙を前記画像形成部へ搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記揃え手段は、前記第1搬送路から前記第2搬送路へ向かう順方向に用紙を搬送するとともに、当該順方向とは逆方向に用紙を搬送しながら当該第2搬送路から当該第1搬送路へ用紙を搬送する搬送部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記揃え手段は、用紙における各端部を揃えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第1搬送路および前記第2搬送路は、前記綴じ手段により形成された前記用紙束における前記変形された箇所以外の部分と接触しながら当該用紙束を搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記揃え手段は、用紙の先端を突き当てることなく用紙の揃えを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、用紙を搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐して設けられ、当該第1搬送路からの用紙を搬送する第2搬送路と、前記第1搬送路から前記第2搬送路に搬送された用紙を、当該第1搬送路を搬送される他の用紙にあわせて、当該第2搬送路から当該第1搬送路へ搬送することで用紙の揃えを行う揃え手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、画像形成装置から搬送される用紙を受ける受け部と、前記受け部が受けた用紙を搬送し他の装置へと排出する搬送路と、前記搬送路から待避した用紙を、当該搬送路を搬送される他の用紙に合流させることで用紙の揃えを行う揃え手段と、前記揃え手段により揃えられた用紙束の一部を変形させ、用紙束の各用紙における変形された箇所どうしが掛かり合うことによって用紙束を綴じる綴じ手段とを備えることを特徴とする中継装置である。
請求項9に記載の発明は、前記綴じ手段により綴じられた用紙束を積載する積載部を備えることを特徴とする請求項8記載の中継装置である。
請求項10に記載の発明は、画像形成装置から搬送される用紙を受ける受け部と、前記受け部が受けた用紙を搬送し他の装置へと排出する搬送路と、前記搬送路から待避した用紙を、当該搬送路を搬送される他の用紙に合流させることで用紙の揃えを行う揃え手段とを備えることを特徴とする中継装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることができる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像が形成された用紙を画像形成部へ搬送する搬送路を利用して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、揃え手段の寸法をより抑制することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、各端部が揃えられた用紙束を形成することができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙束の綴じが弱まることを抑制できる。
請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成の寸法をより抑制することができる。
請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることができる。
請求項8の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることができる。
請求項9の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、用紙束の端部が乱れることを抑制することができる。
請求項10の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、搬送されてきた用紙を揃えて用紙束を形成する構成をより簡易にすることができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置をフロント側からみた図である。 反転機構を説明するための図である。 綴じユニットを説明するための図である。 用紙束を形成する反転機構の動作を説明するための図である。 用紙束を形成する反転機構の動作を説明するための図である。 変形例における反転機構の動作を説明するための図である。 変形例における反転機構の動作を説明するための図である。 綴じ処理の変形例を説明するための図である。 綴じユニットを説明するための図である。 中継装置が反転機構を備える変形例を説明するための図である。 画像形成装置が綴じユニット以外の反転機構を備え、中継装置が綴じユニットを備える変形例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100をフロント側から眺めた図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)を備えている。また、画像形成装置100には、画像形成装置100を構成する各装置および各部の動作を制御する制御部80が設けられている。また、画像形成装置100には、表示パネルにより構成され、ユーザから受けた指示を制御部80に出力するとともに制御部80からの情報をユーザに提示するユーザインタフェース部(UI)90が設けられている。
また、画像形成装置100は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されトナー像を保持する中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上のトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。ここで、各画像形成ユニット10、中間転写ベルト20、および二次転写装置30は、用紙Pに画像を形成する画像形成部として捉えることができる。
また画像形成装置100には、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1用紙搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2用紙搬送経路R2、定着装置50(後述)よりも下流側にて第2用紙搬送経路R2から分岐するとともに第1用紙搬送経路R1に接続される第3用紙搬送経路R3が設けられている。これらの第1用紙搬送経路R1、第2用紙搬送経路(第1搬送路)R2、および第3用紙搬送経路(第2搬送路)R3には、用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。
また、画像形成装置100の筐体101に、開口102が形成されている。ここで、第2用紙搬送経路R2に沿って搬送されてきた用紙Pは、この開口102を通じて筐体101の外部に排出され、不図示の用紙積載部上に積載される。なお筐体101に隣接させて後処理装置(不図示)を設け、開口102から排出されてくる用紙Pに対し穴あけなどの後処理をさらに行うこともできる。
また、画像形成装置100には、第1用紙搬送経路R1にそれぞれ用紙Pを供給する第1用紙供給装置410、第2用紙供給装置420が設けられている。なお、第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420は同様に構成されており、第1用紙供給装置410および第2用紙供給装置420の各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、この用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取り出しロール42が設けられている。
また、第2用紙搬送経路R2上に、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像をこの用紙Pに定着させる定着装置50が設けられている。この定着装置50には、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ロール50A、加熱ロール50Aを押圧する押圧ロール50Bが設けられている。そして定着装置50では、加熱ロール50Aと押圧ロール50Bとの間を用紙Pが通過することで用紙Pが加圧および加熱され、用紙P上の画像が用紙Pに定着される。
また、二次転写装置30と定着装置50との間には、二次転写装置30を通過した用紙Pを定着装置50へ搬送する搬送装置51が設けられている。ここで、この搬送装置51は、周回移動するベルト51Aを有しており、このベルト51Aの上に用紙Pを載せて用紙Pの搬送を行う。
ここで、画像形成ユニット10の各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム11を備えている。また、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14が設けられている。さらに、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16が設けられている。
中間転写ベルト20は、3本のロール部材21〜23に掛け渡され、回転するように設けられている。これら3本のロール部材21〜23のうち、ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動するようになっている。また、ロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向配置されており、これら二次転写ロール31およびロール部材23によって二次転写装置30が構成されている。なお、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24が設けられている。
さて、本実施形態の画像形成装置100は、定着装置50を通過した用紙Pを反転させる反転機構500を備えている。画像形成装置100においては、この反転機構500により一方の面に対して画像が形成された用紙Pが切り返される。そして、切り返されることにより搬送方向の先端と後端とが入れ替わった用紙Pは、第3用紙搬送経路R3および第1用紙搬送経路R1を介して、再び二次転写装置30へと搬送される。このことにより、用紙Pの表裏が反転され、二次転写装置30にて用紙Pの他方の面に対して画像が形成される。これにより、用紙Pの両面に対して画像が形成されるようになる。なお、反転機構500および第3用紙搬送経路R3は、スイッチバックパスおよび両面印刷パスとして捉えることができる。
<反転機構500>
図2は、反転機構500を説明するための図である。
反転機構500は、第2用紙搬送経路R2に沿って定着装置50から搬送されてきた用紙P(図1参照)を、開口102を通じて筐体101の外部に排出する排出ロール53と、排出ロール53へ搬送された用紙Pを、用紙Pの搬送先を切り替えるゲート(切替部)55と、第3用紙搬送経路R3に沿って排出ロール53から搬送されてくる用紙Pを搬送する反転ロール57とを備える。また、反転機構500は、定着装置50を用紙Pが通過したことを検知するセンサSrと、後述するように揃えられた用紙Pの束である用紙束に綴じ処理を施す綴じユニット60とを備える。
排出ロール53は、第2用紙搬送経路R2における定着装置50と開口102との間に設けられる。この排出ロール53は、一対のロール状部材を含んで構成されており、順方向(矢印D1参照)あるいは逆方向(矢印D2参照)に回転する。図示の例においては、排出ロール53を構成する一対のロール状部材は、それぞれ回転軸53aと、この回転軸53aの周囲において設けられ用紙Pと接触する接触部53bとを備える。この接触部53bは、回転軸53aの軸方向において、互いに離間して複数設けられている(後述の図3(c)参照)。
ゲート55は、第3用紙搬送経路R3が第2用紙搬送経路R2から分岐した分岐部に設けられる。このゲート55は、予め定められた軸を中心に揺動可能(回転可能)に設けられている。ゲート55は、定着装置50から搬送されてくる用紙のPの搬送方向における上流側に一端を有し、下流側に他端を有する。ゲート55は、この上流側に位置する一端を中心に回転することにより、第2用紙搬送経路R2から待避した状態(図中実線で示す第1状態参照)と第2用紙搬送経路R2に突出した状態(図中破線で示す第2状態参照)との間で変位する。
ここで、ゲート55が第1状態にあるとき、定着装置50から搬送されてくる用紙Pは、排出ロール53へと搬送可能な状態となる。また、このゲート55が第1状態にあるとき、反転ロール57へと一旦搬送された用紙Pが、反転ロール57から排出ロール53へと搬送可能な状態となる。一方で、ゲート55が第2状態にあるとき、排出ロール53へと搬送された用紙Pが、排出ロール53から反転ロール57へと搬送可能な状態となる。
反転ロール57は、第3用紙搬送経路R3において、ゲート55に対して排出ロール53とは反対側に設けられる。この反転ロール57は、一対のロール状部材を含んで構成されており、順方向(矢印D3参照)あるいは逆方向(矢印D4参照)に回転する。図示の例においては、反転ロール57を構成する一対のロール状部材は、それぞれ回転軸57aと、この回転軸57aの周囲において設けられ用紙Pと接触する接触部57bとを備える。この接触部57bは、回転軸57aの軸方向において、互いに離間して複数設けられている(後述の図3(c)参照)。
センサSrは、図示の例においては、第2用紙搬送経路R2において、定着装置50とゲート55との間に設けられる。なお、センサSr、反転ロール57および制御部80を揃え手段として捉えることができる。
綴じユニット(綴じ手段)60は、図示の例においては、第3用紙搬送経路R3において、反転ロール57に対して排出ロール53とは反対側に設けられる。綴じユニット60は、ステープル針を用いることなく用紙束に綴じ処理を施す(後述)。
<綴じユニット60>
図3は、綴じユニット60を説明するための図である。より詳細には、図3(a)は綴じユニット60の概略構成を示しており、図3(b)は綴じユニット60によって端部が加工された用紙束の端部を示し、図3(c)は綴じユニット60およびその周辺を図2中IIIc方向からみた概略構成を示す。
図3(a)に示すように、綴じユニット60は、互いに接近することによって、用紙Pの端部を加工するために圧力を供給する押圧部62と、押圧部62からの圧力を受けて用紙束を綴じるよう用紙Pにエンボス痕を形成する形成部63とを有する。
押圧部62は、第1押圧部62aと第2押圧部62bとを有する。第1押圧部62aは、図示しないモータによって第2押圧部62bに対して進退可能に設けられており(図3(a)の矢印参照)、第1押圧部62aと第2押圧部62bとの間に配置される用紙Pに対して圧力を加えるよう構成されている。
形成部63は、凸部63aと受け部63bとを有する。図示の例においては、凸部63aは第1押圧部62aに、受け部63bは第2押圧部62bにそれぞれ備えられており、凸部63aと受け部63bとは、その間に配置される用紙Pを加工する。
ここで、凸部63aおよび受け部63bは、それぞれが対向する面に凹凸を備えている。さらに、凸部63aの凹凸が備えられた面と受け部63bの凹凸が備えられた面とは略平行であり、凸部63aの凸となっている箇所と、受け部63bの凹となっている箇所とが噛み合うように配置されている。そして、押圧部62によって圧力を受け凸部63aと受け部63bとが噛み合うことで、用紙Pを加工する。
図3(b)に示すように、加工された用紙Pの部分は、凸部63aと受け部63bの形状に対応したエンボス痕(変形された箇所)61となる。このエンボス痕61により、用紙束はステープル針を用いることなく綴じられる。なお、エンボス痕61は、用紙束の一部を変形させ、用紙束を構成する各用紙Pにおける変形された箇所どうしが掛かり合う部分として捉えることができる。
さて、図3(c)に示すように、形成部63により形成されたエンボス痕61は、第3用紙搬送経路R3に沿って用紙束が搬送される際に、排出ロール53の接触部53bおよび反転ロール57の接触部57bと接触しない位置を通過する。さらに説明をすると、用紙束に形成されるエンボス痕61が通過する領域C1は、第3用紙搬送経路R3における用紙束の搬送方向と交差する方向(図中水平方向)において、排出ロール53の接触部53bおよび反転ロール57の接触部57bと重複しない。
このことにより、用紙束に形成されたエンボス痕61が、排出ロール53の接触部53bおよび反転ロール57の接触部57bにより押圧されることで、用紙束の綴じが弱まるあるいは綴じが解放されることが抑制される。
なお、図示の例においては、綴じユニット60を第3用紙搬送経路R3に1つ設ける構成であるが、綴じユニット60は、例えば第2用紙搬送経路R2に設けてもよく、あるいは第3用紙搬送経路R3および第2用紙搬送経路R2に複数設けてもよい。また、図示の例においては、用紙束の端部に長手方向が沿うようにエンボス痕61を形成する構成であるが、例えば用紙束の端部に対して斜めに綴じ処理を施すよう形成部63の角度を変更する機構を綴じユニット60が備えてよい。
また、綴じユニット60は、ステープル針を用いることなく綴じ処理を行うことから、ステープル針を補充する作業を必要とせず、ステープル針を用いる場合と比較して、メンテナンスの頻度が低減される。したがって、綴じユニット60を用いた場合は、メンテナンス時の作業空間を確保する必要性が低減され、レイアウトの自由度が高くなる。また、綴じユニット60は、例えばステープル針を用いる場合と比較して、より省エネルギーで動作させ得る。
<反転機構500の反転動作>
次に、再び図2に戻り、反転機構500が用紙Pを反転させる動作について説明をする。
まず、用紙Pが、第2用紙搬送経路R2に沿って定着装置50から搬送されてくる際、定着装置50は順方向(矢印D1参照)に回転し、ゲート55は第1状態(図中実線で示すゲート55参照)、すなわち第2用紙搬送経路R2から待避した状態である。このことにより、定着装置50から搬送されてくる用紙Pは排出ロール53へと搬送される。
次に、排出ロール53に搬送される用紙Pの後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第2状態(図中破線で示すゲート55参照)、すなわち第2用紙搬送経路R2に突出した状態となる。このことにより、排出ロール53に受け渡された用紙Pが反転ロール57へ搬送可能となる。
次に、排出ロール53が逆転、すなわち逆方向(矢印D2参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が順方向(矢印D3参照)へ回転を開始する。このことにより用紙Pは、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる。このとき、用紙Pにおける搬送方向の先端と後端とが入れ替わった状態となる。そして、用紙Pは、反転ロール57がさらに順方向(矢印D3参照)へ回転することにより、再び二次転写装置30(図1参照)に向けて搬送される。
なお、図示の例においては、画像形成装置100を構成する各装置および各部の動作タイミングは、制御部80(図1参照)が、用紙Pの先端をセンサSrが検知してから経過するステップ数をカウントし、予め定めたステップ数において各画像形成装置100を構成する各装置および各部を動作させる。
<反転機構500の用紙束形成動作>
さて、本実施の形態の反転機構500は、用紙Pの搬送経路の分岐を利用して、綴じ処理が施された用紙束を形成する機能を有する。以下、図4を参照しながら反転機構500が有する用紙束を形成する動作について説明をする。図4は、用紙束を形成する反転機構500の動作を説明するための図である。
まず、図4(a)に示すように、第1用紙P1が、第2用紙搬送経路R2に沿って定着装置50から搬送されてくる際、ゲート55は第1状態にあり、排出ロール53は順方向(矢印D1参照)に回転している。そして、定着装置50により搬送される第1用紙P1は、センサSrを通過しながら、排出ロール53へと搬送される。
次に、図4(b)に示すように、排出ロール53に搬送される第1用紙P1の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第2状態となる。また、排出ロール53が逆方向(矢印D2参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が順方向(矢印D3参照)への回転を開始する。このことにより、第1用紙P1は第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる。
次に、図4(c)に示すように、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる第1用紙P1の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第1状態となる。また、第1用紙P1に続いて定着装置50から第2用紙(他の用紙)P2が搬送されてくる。なお、この第2用紙P2がセンサSrにより検知されることにより、第2用紙P2の搬送タイミングが認識される。
次に、図4(d)に示すように、第2用紙P2の搬送タイミングに合わせて、排出ロール53が順方向(矢印D1参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が逆方向(矢印D4参照)への回転を開始する。このことにより、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれていた第1用紙P1が、第2用紙搬送経路R2へと再び搬送される。そして、第1用紙P1と第2用紙P2とが分岐部に到達する時期が一致する(合流する)ことで、第1用紙P1と第2用紙P2とは各端部が揃えられた状態となる。すなわち、用紙束が形成された状態となる。
次に、図4(e)に示すように、用紙束の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第2状態となる。また、排出ロール53が逆方向(矢印D2参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が順方向(矢印D3参照)への回転を開始する。このことにより、用紙束は、端部が揃えられた状態を維持したまま第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる。
次に、図4(f)に示すように、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる用紙束を予め定めた距離搬送した後に、排出ロール53および反転ロール57は回転を停止する。このとき、用紙束において綴じ処理が施される領域が、綴じユニット60の形成部63(図3参照)と対向する位置となる。そして、綴じユニット60により綴じ処理が施され、用紙束にエンボス痕61(後述の図4(g)参照)が形成される。
次に、図4(g)に示すように、ゲート55が第1状態となり、排出ロール53が順方向(矢印D1参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が逆方向(矢印D4参照)への回転を開始する。このことにより、用紙束が、第2用紙搬送経路R2へと搬送され、開口102(図1参照)を通じて筐体101(図1参照)の外部へと排出される。
ここで、上記にて2枚の用紙P(第1用紙P1および第2用紙P2)を用いて用紙束を形成することを説明したが、用紙束を構成する用紙Pの枚数は3枚以上であってももちろんよい。3枚以上の用紙Pを用紙束として揃える場合は、新たな用紙Pが搬送されてくる毎に、上記図4(c)乃至(e)を繰り返す。
また、本実施の形態においては、例えば5枚以下の用紙Pからなる用紙束を形成することが好ましく、さらに好ましくは3枚以下の用紙Pからなる用紙束を形成することが好ましい。5枚以下の場合には、綴じ処理が施された用紙束の端部の乱れがより抑制され、3枚以下の場合には、綴じ処理が施された用紙束の端部の乱れがさらに抑制される。
なお、本実施の形態においては、第1用紙搬送経路R1に接続される第3用紙搬送経路R3を利用して用紙束を形成することを説明したが、第3用紙搬送経路R3は第2用紙搬送経路R2から分岐していれば、第1用紙搬送経路R1に接続されていなくともよい。ここで、例えば図示の例とは異なり、第3用紙搬送経路R3の一端が第1用紙搬送経路R1ではなく、第2用紙搬送経路R2における定着装置50とゲート55との間に接続される構成であってもよい。この場合、反転ロール57を逆方向に回転させることなく、順方向(矢印D3参照)に回転させることにより、第3用紙搬送経路R3に待避させた用紙Pが第2用紙搬送経路R2へ搬送される。
上記にて説明した通り、本実施の形態においては、用紙を突き当てながら揃えることを必要とせずに、用紙Pの搬送経路の分岐を利用して用紙Pの各端部を揃えながら重ね合せる。さらに説明をすると、本実施の形態においては、用紙Pの両面に画像を形成するため用紙Pを反転させる反転機構500を利用して、単なる反転搬送を行う際には一枚ごとの用紙Pを搬送させる経路上で、複数枚の用紙Pを揃え綴じ処理を施す。このとき、複数枚の用紙Pの各端部は、ずらさずに揃えられた状態となる。
また、上記にて説明をした通り、本実施の形態においては、綴じユニット60がエンボス痕61を形成することによって、ステープル針を用いることなく綴じ処理を行う。したがって、エンボス痕61は、ステープル針を用いる場合と比較して、用紙束の綴じをより容易に解放することを可能とする綴じ処理という用いられ方が考えられる。
ここで、綴じられた用紙束を容易に解放することが好ましい場合としては、例えば冊子状に形成した試験問題など、綴じられた部分を開くことを前提とする所謂仮止めを行う場合などが挙げられる。なお、仮止めを行う場合には、用紙束の揃えが厳密でなくとも許容されることも想定される。
<変形例1>
次に、本実施の形態の変形例について説明をする。
まず、図4を参照しながら説明した上述の実施の形態においては、図4(c)に示すように、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる第1用紙P1の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55を第2状態から第1状態に切り替えることを説明したが、これに限定されない。図5を参照しながら、上述の実施の形態の変形例について説明をする。ここで、図5は、変形例における反転機構500の動作を説明するための図である。
まず、図5に示す反転機構500の排出ロール53は、上方ロール状部材53cと、下方ロール状部材53dとを有するとともに、この上方ロール状部材53cを下方ロール状部材53dから離間させる離間機構(不図示)を有する。なお、この離間機構は、モータやカムなど既存の技術により構成される。排出ロール53の上方ロール状部材53cは、離間機構により、矢印D5方向に移動して下方ロール状部材53dに接近し(図中実線で示す第1位置参照)、矢印D6方向に移動して下方ロール状部材53dから離間する(図中破線で示す第2位置参照)。
まず、図5(a)に示すように、第1用紙P1が第2用紙搬送経路R2に沿って定着装置50から搬送されてくる際、ゲート55は第1状態にある。また、排出ロール53は、順方向(矢印D1参照)に回転しているとともに、この排出ロール53の上方ロール状部材53cは第1位置(図中実線参照)に配置される。そして、定着装置50により搬送される第1用紙P1は、センサSrを通過しながら、排出ロール53へと搬送される。
次に、図5(b)に示すように、排出ロール53に搬送される第1用紙P1の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第2状態となる。また、排出ロール53が逆方向(矢印D2参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が順方向(矢印D3参照)への回転を開始する。このことにより、第1用紙P1は第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる。
次に、図5(c)に示すように、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる第1用紙P1の先端が、反転ロール57により保持された後に、ゲート55が第1状態となるとともに、排出ロール53の上方ロール状部材53cは矢印D6方向に移動し第2位置に配置される。そして、反転ロール57は、第3用紙搬送経路R3上の予め定めた距離だけ、第1用紙P1を搬送した後に、回転を停止する。このとき、図示のように、第1用紙P1は、第3用紙搬送経路R3が第2用紙搬送経路R2から分岐した分岐部を跨いだ状態となる。
そして、第1用紙P1に続いて、第2用紙P2が定着装置50から搬送されてくる。この第2用紙P2は、分岐部を跨ぐように配置される第1用紙P1の面上を擦るように搬送されながら排出ロール53に向けて搬送される。なお、この第2用紙P2がセンサSrにより検知されることにより、第2用紙P2の搬送タイミングが認識される。
次に、図5(d)に示すように、第2用紙P2の搬送タイミングに合わせて、排出ロール53が順方向(矢印D1参照)への回転を開始するとともに、排出ロール53の上方ロール状部材53cは矢印D5方向に移動し第1位置に配置される。また、第2用紙P2の搬送タイミングに合わせて、反転ロール57が逆方向(矢印D4参照)への回転を開始する。このことにより、第3用紙搬送経路R3へと一部が引き込まれていた第1用紙P1が、第2用紙P2と揃えられる。
次に、図5(e)に示すように、揃えられた第1用紙P1および第2用紙P2により構成される用紙束の後端がゲート55を通過した後に、ゲート55が第2状態となる。また、排出ロール53が逆方向(矢印D2参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が順方向(矢印D3参照)への回転を開始する。このことにより、用紙束は、揃えられた状態で第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる。
次に、図5(f)に示すように、第3用紙搬送経路R3へと引き込まれる用紙束を予め定めた距離搬送した後に、排出ロール53および反転ロール57は回転を停止する。このとき、搬送されていた用紙束において綴じ処理が施される領域が、綴じユニット60の形成部63(図3参照)と対向する位置となる。そして、綴じユニット60により綴じ処理が施され、用紙束にエンボス痕61(後述の図5(g)参照)が形成される。
次に、図5(g)に示すように、ゲート55が第1状態となり、排出ロール53が順方向(矢印D1参照)への回転を開始するとともに、反転ロール57が逆方向(矢印D4参照)への回転を開始する。このことにより、用紙束が、第2用紙搬送経路R2へと搬送され、開口102(図1参照)を通じて筐体101(図1参照)の外部へと排出される。
さて、図5に示す実施形態においては、図4に示す実施形態と比較して、例えば、図5(c)に示すように、第1用紙P1を第3用紙搬送経路R3へと引き込む量をより短くし得る。さらに説明をすると、図5(c)に示すようにゲート55を第2状態から第1状態への切り替えを、図4(c)よりも早いタイミングで行い、用紙束を形成する生産性が向上し得る。
<変形例2>
さて、図3を参照しながら説明したように、上述の実施の形態においては、エンボス痕61を形成することにより、用紙束に綴じ処理を施すことを説明した。しかしながら、用紙束の一部を変形させ、用紙束を構成する各用紙Pにおける変形された箇所どうしが掛かり合う部分を形成するものであれば、図3に示す態様に限定されない。
図6を参照しながら、綴じ処理の変形例について説明をする。ここで、図6は、綴じ処理の変形例を説明するための図である。
まず、図6(a)に示す綴じ処理の変形例では、図3(b)に示すように凹凸が備えられたエンボス痕61ではなく、用紙束の一方の面(図中上面)に凹部を形成するとともに、反対側の面には凸部が形成するエンボス痕611により、用紙束が綴じられる。図示の例における凹部の底部および凸部の頂部は、用紙束を構成する用紙Pに形成された画像が容易に認識できるよう平坦である。
また、図6(b)に示す綴じ処理の変形例では、用紙束の一部に矢印形の切り込み612により、用紙束が綴じられる。この切り込み612は、柄側の端部が用紙Pと連続するよう残して打ち抜かれている。そして、この切り込み612を立ち上げ、立ち上げられた切り込み612と抜き穴との掛かり合うことによって用紙束が保持される。
また、図6(c)に示す綴じ処理の変形例では、用紙束の一部にスリット621と、一端を残して用紙束が打ち抜かれた舌部622とを含む綴じ部613により、用紙束が綴じられる。
以下では、図7を参照しながら、綴じ部613を形成する綴じユニット600について説明をする。なお、図7は、綴じユニット600を説明するための図である。
図7(a)に示すように、綴じユニット600は、対向して配置された基台601と基部603とを有する。
基台601には、基台601との間に用紙Pを挟むことができるよう底部材602が設けられている。また、基台601は、基部603に向けて延伸し、基台601と一体的に形成された突出部606を有する。
基部603は、用紙束にスリット621を形成するブレード604と、用紙束に舌部622を形成しスリット621に挿入する打ち抜き部材605とを有する。
ブレード604は、板状部材からなり、略長方形状の面に目穴604aを有し、さらに根元よりも幅が小さい先端部604bを有する。
打ち抜き部材605はL字状の屈曲部を有する部材である。この打ち抜き部材605の一方の端部は主部605aであり、他方の端部が副部605bである。また、打ち抜き部材605は、屈曲部に設けられた主部回転軸605rを有し、回転可能である。ここで、主部605aは、基台601に対向する側に、舌部622の形状を打ち抜く刃部605cを有する。なお、刃部605cは、ブレード604と対向する側には刃が形成されておらず、舌部622の一端が用紙束と連続するように構成されている。
さて、綴じユニット600によって綴じ処理を行う動作は、次のようになる。
まず、図示しない駆動機構により、基部603が基台601に接近(図7(a)のF1方向参照)し、ブレード604の先端部604bと、打ち抜き部材605の刃部605cとが用紙束を貫通する。そして、用紙束には、図7(b)に示すように、スリット621および舌部622が形成される。
そして、基部603を基台601にさらに接近させると、打ち抜き部材605の副部605bが突出部606に突き当たり、打ち抜き部材605が主部回転軸605rを中心に回転する。これにより、主部605aが、舌部622を折り曲げブレード604の目穴604aに向けて押し込む(図7(c)のF2方向参照)。
そして、基部603が基台601から離隔(図7(c)のF3方向参照)させると、舌部622をブレード604の目穴604aに引っ掛けたまま上昇する状態となる。このことにより、図6(c)に示すように、舌部622の先端がスリット621に挿入され綴じ部613が形成される。
<変形例3>
さて、図1を参照しながら説明したように、上述の実施の形態においては、画像形成装置100の反転機構500を用いて用紙束を形成する態様を説明したが、これに限定されない。図8を参照しながら、上述の実施の形態の変形例について説明をする。なお、図8は、中継装置200が反転機構500を備える変形例を説明するための図である。
図8に示すように、例えば、中継装置200が、上述の反転機構500を備えてもよい。図示の例において中継装置200は、画像形成装置100から出力された用紙Pを受け取る。また、中継装置200は、この受け取った用紙Pを、用紙Pに綴じ処理(後処理)を施す綴じ装置310および綴じ装置310によって綴じ処理が施された用紙Pを積載する積載部70を備える後処理装置300へと受け渡す。
この中継装置200は、画像形成装置100の開口102から出力された用紙Pを受け取る受取ロール(受け部)205と、受取ロール205が受け取った用紙Pのうち後処理装置300に搬送しない用紙Pを積載する積載部210と、中継装置200を構成する各装置および各部の動作を制御する制御部220とを有する。
この中継装置200には、画像形成装置100から出力された用紙Pが後処理装置300に向けて搬送される第4用紙搬送経路(搬送路)R4、第4用紙搬送経路R4から分岐するとともに用紙Pが積載部210に向けて搬送される第5用紙搬送経路R5が設けられている。この第5用紙搬送経路R5が第4用紙搬送経路R4から分岐する分岐部に、反転機構500が設けられる。そして、反転機構500は、第4用紙搬送経路R4に用紙Pを引き込みながら、用紙Pの各端部を揃え用紙束を形成する。
図示の例においては、中継装置200の反転機構500により形成された用紙束は、後処理装置300の積載部70へは搬送されず、中継装置200の積載部210へ搬送される。
また、図示の例においては、制御部220が、用紙束を形成するため中継装置200を構成する各装置および各部の動作タイミングを制御するが、例えば画像形成装置100に設けられた制御部80が制御してもよい。
なお、後処理装置300が反転機構500を備える構成であってもよい。
<変形例4>
上述の実施の形態においては、画像形成装置100あるいは中継装置200が反転機構500を備える態様を説明したが、これに限定されない。図9を参照しながら、上述の実施の形態の変形例についてさらに説明をする。なお、図9は、画像形成装置100が綴じユニット60以外の反転機構500を備え、中継装置200が綴じユニット60を備える変形例を説明するための図である。
反転機構500を構成する各部材は、同じ装置内にある必要はなく、別々の装置内に備えられてもよい。例えば、図9に示すように、画像形成装置100が綴じユニット60以外の反転機構500を備え、中継装置200が綴じユニット60を備える構成であってもよい。付言すると、図9に示す変形例においては、画像形成装置100と中継装置200とに跨って、反転機構500が設けられる態様として捉えることができる。
なお、図示の例の後処理装置300は、用紙Pに綴じ処理を施す綴じ装置310と、綴じ装置310によって綴じ処理が施された用紙Pを積載する積載部70と、画像形成装置100および中継装置200に跨る反転機構500により形成された用紙束を搬送する第6用紙搬送経路R6と、この第6用紙搬送経路R6から搬送される用紙束を積載する他の積載部75を備える。そして、反転機構500により形成された用紙束は、他の積載部75へと搬送され積載される。
ここで、図示の例とは異なり、画像形成装置100が綴じユニット60以外の反転機構500を備え、後処理装置300が綴じユニット60を備える構成であってもよいし、中継装置200が綴じユニット60以外の反転機構500を備え、後処理装置300が綴じユニット60を備える構成であってもよい。
10…画像形成ユニット、30…二次転写装置、50…定着装置、53…排出ロール、55…ゲート、57…反転ロール、60…綴じユニット、100…画像形成装置、200…中継装置、300…後処理装置、500…反転機構、P…用紙、R1…第1用紙搬送経路、R2…第2用紙搬送経路、R3…第3用紙搬送経路、Sr…センサ

Claims (10)

  1. 用紙を搬送する第1搬送路と、
    前記第1搬送路から分岐して設けられ、当該第1搬送路からの用紙を搬送する第2搬送路と、
    前記第1搬送路から前記第2搬送路に搬送された用紙を、当該第1搬送路を搬送される他の用紙にあわせて、当該第2搬送路から当該第1搬送路へ搬送することで用紙の揃えを行う揃え手段と、
    前記揃え手段により揃えられた用紙束の一部を変形させ、用紙束の各用紙における変形された箇所どうしが掛かり合うことによって用紙束を綴じる綴じ手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙に画像を形成する画像形成部を備え、
    前記第1搬送路は、前記画像形成部により画像が形成された用紙を搬送し、
    前記第2搬送路は、前記第1搬送路から搬送される前記画像が形成された用紙を前記画像形成部へ搬送する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記揃え手段は、前記第1搬送路から前記第2搬送路へ向かう順方向に用紙を搬送するとともに、当該順方向とは逆方向に用紙を搬送しながら当該第2搬送路から当該第1搬送路へ用紙を搬送する搬送部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記揃え手段は、用紙における各端部を揃えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第1搬送路および前記第2搬送路は、前記綴じ手段により形成された前記用紙束における前記変形された箇所以外の部分と接触しながら当該用紙束を搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記揃え手段は、用紙の先端を突き当てることなく用紙の揃えを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 用紙を搬送する第1搬送路と、
    前記第1搬送路から分岐して設けられ、当該第1搬送路からの用紙を搬送する第2搬送路と、
    前記第1搬送路から前記第2搬送路に搬送された用紙を、当該第1搬送路を搬送される他の用紙にあわせて、当該第2搬送路から当該第1搬送路へ搬送することで用紙の揃えを行う揃え手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成装置から搬送される用紙を受ける受け部と、
    前記受け部が受けた用紙を搬送し他の装置へと排出する搬送路と、
    前記搬送路から待避した用紙を、当該搬送路を搬送される他の用紙に合流させることで用紙の揃えを行う揃え手段と、
    前記揃え手段により揃えられた用紙束の一部を変形させ、用紙束の各用紙における変形された箇所どうしが掛かり合うことによって用紙束を綴じる綴じ手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
  9. 前記綴じ手段により綴じられた用紙束を積載する積載部を備えることを特徴とする請求項8記載の中継装置。
  10. 画像形成装置から搬送される用紙を受ける受け部と、
    前記受け部が受けた用紙を搬送し他の装置へと排出する搬送路と、
    前記搬送路から待避した用紙を、当該搬送路を搬送される他の用紙に合流させることで用紙の揃えを行う揃え手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
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