JP2008207924A - シート折り装置、後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート折り装置、後処理装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、排紙されるシート束の品質の低下を防止しつつシート束の破れを防止することができるシート折り装置、後処理装置及び画像形成装置を得ることである。
【解決手段】用紙束をニップ部に挟み込んでシート束を折る一対の本折りローラ25と、この本折りローラ25のニップ部に対して進退自在に設けられた本折りブレード28とを備えているシート折り装置20において、本折りローラ25と本折りブレード28との間に、通紙可能な用紙の最小幅よりも狭く形成されて、用紙束をニップ部に挟み込んで用紙束を折る一対の仮折りローラ30を備え、本折りブレード28は、本折りローラ30に向けて進出するときに、仮折りローラ30との干渉を避ける逃げ部28fが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート束を折るシート折り装置、これを用いた後処理装置及びこれを用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
一般に、複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機等の画像形成装置に設けられ、画像形成装置の画像形成部から出力される用紙に中綴じ等を行う後処理装置が知られている。このような後処理装置には、中綴じされたシート束である中綴じ束を、中綴じ部分で折りって小冊子を形成できるように、いわゆる中折り処理を行う機能を有するものがある。
この種の後処理装置では、シート束を折るために折りローラを用い、シート束を折りブレードによって折りローラのニップ間に押し込むことによってシートの中折り処理を行うようになっているものが知られている。また、後処理装置においては、折りローラによって中折り処理されたシート束の折り目部に、増し折りローラを圧接させながら、折り目部に沿って移動させることによって、増し折りを行うものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような後処理装置においては、中折り処理時に、紙種、画像の種類により中綴じ束が折りローラのニップ部に進入する際に、シート束の外側に折りローラによる加圧力が局部的に働く等の理由によって、シート束の外側の1枚だけが破れて排紙されてしまうことがある。このため、大径部の折りローラ及びこれよりも径の小さい小径部の折りローラと、櫛歯状に形成された折りブレードとを用いてシート束の中折り処理を行うことによって、シート束にかかる加圧力を分散させて、シート束が破けないようにしている技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−162345号公報 特開2003−276937号公報
しかしながら、大径部の折りローラ及び小径部の折りローラと櫛歯状の折りブレードとを用いた後処理装置では、シート束の破れを防止することはできても、大径部の折りローラ及び小径部の折りローラとが同軸上に連続しているため、シート束を折るときに均等に圧力がかからないので、シワが発生することがある。また、櫛歯状の折りブレードが大径部のローラのニップ部を越えてシート束を押し込むと、シート束を搬送する際の抵抗となるとともに、画像の削れ等が発生する虞があり、排出されるシート束の品質が低下してしまうという問題があった。
本発明は、排紙されるシート束の品質の低下を防止しつつシート束の破れを防止することができるシート折り装置、後処理装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、シート束をニップ部に挟み込んでシート束を折る一対の本折ローラと、これらの本折ローラのニップ部に対して進退自在に設けられた本折ブレードとを備えているシート折り装置において、本折りローラと本折りブレードとの間に、通紙可能なシートの最小幅よりも狭く形成されて、シート束をニップ部に挟み込んでシート束を折る一対の仮折りローラを備え、本折りブレードは、本折りローラに向けて進出するときに、仮折りローラとの干渉を避ける逃げ部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、本折りブレードは、本折りローラのニップ部の手前まで進出可能に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、本折りブレードの逃げ部には、本折りローラのニップ部にシート束を押し込む仮折りブレードが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された発明において、通紙可能なシートの最小幅の範囲内に、複数の仮折りローラが同軸上に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された発明において、本折りローラ及び仮折りローラを駆動させる単一のローラ駆動部を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された発明において、本折りローラを駆動させる本折りローラ駆動部と、仮折りローラを駆動させる仮折りローラ駆動部とを備えていることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項3乃至6のいずれか1項に記載された発明において、本折りブレードを駆動する本折りブレード駆動部と、仮折りブレードを駆動させる仮折りブレード駆動部とを備えていることを特徴とする。
請求項8に記載された発明は、シート束の綴じ処理を行う綴じ処理部と、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート折り装置とを備えていることを特徴とする後処理装置である。
請求項9に記載された発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、請求項8に記載の後処理装置とを備えていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、シート束に対し仮折りローラとこれよりも幅の大きい本折りローラとで段階的に折り目を付けるので、シート束にかかる負荷を分散することができ、シート束が破けてしまうのを防止することができる。また、本折りブレードに逃げ部を形成しているので、シート束を押し込んだときに仮折りローラによるシート束の搬送に抵抗がかかるのを防止することができる。この結果、画像の削れ等の発生を抑制し、排出されるシート束の品質の低下を防止することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。なお、図1は本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図、図2は図1の中折り処理トレイの中折り処理部を概略的に示す図であり、図3及び図4は図2の中折り処理部の動作を説明するための図であり、図5は中折り処理部の制御系を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置PRは用紙(シート)に画像を形成する図示しない画像形成部を有しており、その側部には、画像形成装置PDから排出された用紙に後処理を施す後処理装置PDが設けられている。なお、画像形成部には、像担持体である感光体ドラム、この感光体ドラムの外周を帯電する帯電装置、帯電した感光体ドラムに画像情報に基づいた静電潜像を形成する書き込み装置、感光体ドラムの静電潜像をトナーを供給してトナー像として現像する現像装置、感光体ドラムのトナー像を用紙に転写する転写装置及び用紙のトナー像を定着する定着装置等が設けられているが、これらの図示及び説明は省略する。
本実施の形態では、後処理装置PDは、用紙に対して、パンチユニット100による穴明け、ジョガーフェンス53及び端面綴じスティプラS1による用紙揃え+端部綴じ、ジョガーフェンス53及び中綴じスティプラS2による用紙揃え+中綴じ、シフトトレイ202による用紙の仕分け、後述する中折り処理部(中折り処理装置)20による中折りなどの各処理を行うことができるようになっている。すなわち、画像形成装置PDから排出された用紙は、1枚の用紙に穿孔処理を施すパンチユニット100を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行うスティプル処理トレイ(綴じ処理部)Fへ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるようになっている。
搬送路AおよびDを経てスティプル処理トレイFへ導かれ、スティプル処理トレイFで整合およびスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中折り処理トレイGのいずれかへ振り分けられるようになっている。また、中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り中綴じトレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置されており、搬送ローラ7によって搬送されている用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11の内少なくとも搬送ローラ9を逆転することによって用紙後端を用紙収容部Eへ導いて用紙を滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送できるようになっている。この動作を繰り返すことで2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することもできる。
搬送路Aには、画像形成装置PRから入口ガイド板3を介して受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、ホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15および分岐爪16が順次配置されている。ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は、分岐爪15は図1の状態でソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は、ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16はソレノイドがOFF、分岐爪15はソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となる。
搬送路Dを介してスティプル排紙ローラ11により処理トレイFへ導かれた用紙は、順次積載されて用紙束(シート束)となる。この場合、用紙ごとに叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53にて横方向(用紙搬送方向と直交する用紙幅方向)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束の先頭紙までの間で、図示しない制御部からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。
綴じ処理が行われた用紙束は、放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりシフト排紙ローラ6へ送られ、受取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出されたり、或いは、放出ローラ56及び搬送ローラ22、23により、中折り処理トレイGの紙折りストッパ24に搬送され、中折り処理トレイGの中折り処理部20によって中折りされ、排紙ローラ26によって中綴じトレイ203に放出されたりするようになっている。なお、図中符号310はスティプル処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサであり、符号311は放出爪52aのホームポジションを検知するHPセンサである。
図2及び図5に示すように中折り処理部20は、用紙束をニップ部に挟み込んで用紙束を折る一対の本折りローラ25と、この本折りローラ25のニップ部に対して進退自在に設けられた本折りブレード28と、これらの本折りローラ25と本折りブレード28との間に、通紙可能な用紙の最小幅よりも狭く形成された一対の仮折りローラ30と、この仮折りローラ30のニップ部に対して進退自在に設けられた仮折りブレード29と、中折り処理部20を制御する中折り制御部43とを備えている。
仮折りローラ30は、本折りローラ25の手前(本折りローラ25の下流側)でかつ本折りローラ25の軸線方向における中央部に対向するように配置されており、本折りブレード28によって押し込まれる用紙束の幅方向の中央部に折り目を付けるようになっている。また、仮折りローラ30と本折りローラ25とは、同一駆動源により駆動されるようになっている。すなわち、これらのローラ25、30は単一のモータであるローラ駆動部42からの駆動力を、それぞれの回転軸25a、30aを介して伝達されて回転駆動するようになっている。なお、本実施の形態では、図示しないギアの噛み合いによってローラ駆動部42からの駆動力を回転軸25a、30aに伝達するようになっており、ギア比の調整により、各ローラ25、30は同一線速で駆動するようになっている。
図2及び図5に示すように、本折りブレード28は、用紙束の両端部側を押し込む一対の押し込み部28aと、この押し込み部28aを支持する板状の支持部材28bと、本折りブレード28を本折りローラ25のニップ部に向かう方向及びこの反対方向に進退自在にスライド移動させるモータ等の本折りブレード駆動部40とを有している。
本折りブレード28の支持部材28bには、本折りブレード駆動部40と接続された移動軸28cが設けられており、本折りブレード駆動部40の駆動が移動軸28cを介して本折りブレード28に伝達されて、本折りブレード28がスライド移動するようになっている。また、支持部材28bにおいて仮折りローラ30に対向する箇所には、本折りブレード28が本折りローラ25のニップ部の手前まで移動(進出)したときに、仮折りローラ30との干渉を回避するための板状の切り欠き部28dが形成されており、この切り欠き部28dの幅は、仮折りローラ30の幅よりもわずかに大きくなっている。
また、支持部材28bの先端には、上記一対の押し込み部28aが本折りローラ25のニップ部に向けて突出するように一体的に設けられている。これらの押し込み部28aは、仮折りローラ30の幅よりもわずかに大きい間隔28eをあけて設けられており、支持部材28dの切り欠き部28bとともに、仮折りローラ28との干渉を避ける逃げ部28fを構成している。したがって、本折りブレード28が本折りローラ25のニップ部の手前まで移動したときに、仮折りローラ30が、逃げ部28f内に進入するようになっている(図4参照)。
上記本折りブレード28の逃げ部28fには、仮折りブレード29が配置されている。この仮折りブレード29は、用紙束の中央部を仮折りローラ30のニップ部に押し込む押し込み部29aと、この押し込み部29aを支持する支持部材29bと、仮折りブレード29を仮折りローラ30のニップ部に向かう方向及びこの反対方向に進退自在にスライド移動させる仮折りブレード駆動部41とを有している。
仮折りブレード29の支持部材29bは、図2(b)に示すように断面形状がコ字状に形成されており、その内側空間Sに、本折りブレード28の支持部材28bにおける後端部28gの中央部が入り込めるようになっている(図4(b)参照)。また、支持部材29bには、仮折りブレード駆動部41と接続された移動軸29cが設けられており、仮折りブレード駆動部41の駆動が移動軸29cを介して仮折りブレード29に伝達されて、仮折りブレード29がスライド移動するようになっている。更に、支持部材29bの先端には、押し込み部29aが仮折りローラ30のニップ部に向けて突出するように一体的に設けられている。この押し込み部29aの幅は、仮折りローラ30の幅と略同一となっている。
中折り制御部43は、搬送ローラ23及び本折りローラ25の下流側にそれぞれ設けられた用紙検知センサ38、39や排紙ローラ26の下流側に設けられた排紙センサ37等からの検知信号により、各ブレード駆動部40、41やローラ駆動部42の駆動の制御を行うものである。本実施の形態では、各折りローラ25、30は単一の駆動部42により駆動するようになっているので、折り動作時の本折りローラ25と仮折りローラ30との制御を別々に行う必要がなく、中折り制御部43による制御が複雑になるのを防止でき、中折り制御部43の負担を軽減することができる。
次に、中折り処理部20の中折り処理動作について説明する。初期状態においては、本折りブレード28及び仮折りブレード29は、図2に示す位置に待機している。この状態で用紙束が紙折りストッパ24が受け止められたことを用紙検知センサ38等により検知されると、中折り制御部43は、各ブレード駆動部40、41を同時に駆動させる。これにより、図3に示すように、各ブレード28、29が一体となって矢印a方向に移動し、用紙束の中央部を用紙束の幅方向に亘って押す。これと同時に、中折り制御部43はローラ駆動部42を駆動させて、本折りローラ25を矢印C方向に、仮折りローラ30を矢印b方向に回転駆動させる。
各ブレード28、29が仮折りローラ30のニップ部の直前まで移動したら、中折り制御部43は、仮折りブレード駆動部41のみを停止させる。したがって、仮折りブレード29は、仮折りローラ30のニップ部の直前で停止し、本折りローラ25は、本折りローラ25のニップ部に向けて更に移動する。このように各ブレード28、29が移動することにより、用紙束は先ず仮折りローラ30のニップ部に挟み込まれて、用紙束の幅方向の中央部に折り目を付けることができる。なお、このとき、仮折りブレード29を図2に示す初期位置まで退避させるようにしても良く、この場合でも、同様な作用効果を得る。
その後、図4に示すように、本折りブレード29が本折りローラ25のニップ部の直前まで移動したら、中折り制御部43は、本折りブレード駆動部40も停止させ、これにより本折りブレード29がこの位置で停止する。そして、用紙束は本折りブレード29によって矢印e方向に回転する本折りローラ25のニップ部に押し込まれる。これにより、本折りローラ25のニップ部に用紙束が挟み込まれて用紙束の折り動作が行われ、折り処理された用紙束は、排紙ローラ26により中処理トレイ203に排出される。
本実施の形態によれば、用紙束に対し仮折りローラ30とこれよりも幅の大きい本折りローラ25とで段階的に折り目を付けるので、用紙束にかかる負荷を分散することができ、用紙束が破けてしまうのを防止することができる。また、本折りブレード28に逃げ部28fを形成しているので、本折りブレード28を本折りローラ25のニップ部の手前まで確実に移動させることができる。したがって、仮折りローラ30に用紙束を確実に押し込むことができるとともに、用紙束を押し込んだときに仮折りローラ30による用紙束の搬送に抵抗がかかるのを防止することができる。よって、画像の削れ等の発生を抑制し、排出されるシート束の品質の低下を防止することができる。
更に、本折りブレード28と仮折りブレード29との駆動源をそれぞれ別の駆動源(本折りブレード駆動部40、仮折りブレード駆動部41)により駆動するようにすることにより、仮折りローラ30の手前までは各ブレード28、29を一体に移動させて、用紙束の幅方向全体を押し、ここから先は、本折りブレード28によって用紙束を更に下流側に押すとともに、仮折りブレード29は用紙束の搬送抵抗にならないように、そのままの位置で待機させたり、或いは初期位置に戻したり等、各ブレード28、29による細かい駆動制御を行うことができる。
次に、本発明の第2実施の形態を説明するが、その説明にあたり、上述と同様な構成要素には同一の符号を付することにより、その説明を簡略化する。図6は本発明の第2実施の形態に係る中折り処理部を概略的に示す図であり、図7及び図8は図6の中折り処理部の動作を説明するための図であり、図9は図6の中折り処理部の制御系を示すブロック図である。
図6及び図9に示すように本実施の形態に係る中折り処理部21は、モータである本折りローラ駆動部45によって駆動される一対の本折りローラ25と、この本折りローラ25のニップ部に対して進退自在に設けられた本折りブレード31と、これらの本折りローラ25と本折りブレード31との間に、通紙可能な用紙の最小幅よりも狭く形成された一対の仮折りローラ32と、中折り処理部21を制御する中折り制御部43とを備えている。
一対の仮折りローラ32は、本折りローラ25の手前でかつ本折りローラ25の軸線方向における中央部に対向するとともに、互いに間隔をあけて2組設けられている。これらの仮折りローラ31は、通紙可能な用紙の最小幅の範囲内において、単一の回転軸32aに軸支されているとともに、図7(b)の矢印gに示すように、図示しない加圧部によって互いに近づく方向に加圧されるようになっている。これらの仮折りローラ32は、本折りローラ25の本折りローラ駆動部45とは別のモータである仮折り駆動部44によって駆動されるようになっている。すなわち、各ローラ25、32はそれぞれ、別々の駆動部44、45によって個別に回転制御されるようになっている。
本折りブレード31は、用紙束を押し込む3つの押し込み部31aと、これらの押し込み部31aを支持する板状の支持部材31bと、本折りブレード31を本折りローラ25のニップ部に向かう方向及びこの反対方向にスライド移動させるモータ等の本折りブレード駆動部40とを有している。
本折りブレード31の支持部材31bには、本折りブレード駆動部40と接続された移動軸31cが設けられており、本折りブレード駆動部40の駆動が移動軸31cを介して本折りブレード31に伝達されて、本折りブレード31がスライド移動するようになっている。また、支持部材31bにおいて各仮折りローラ32と対向する箇所にはそれぞれ、本折りブレード31が本折りローラ25のニップ部の手前まで移動したときに、仮折りローラ32との干渉を回避するための板状の切り欠き部31dが形成されており、この切り欠き部31dの幅はそれぞれ、対向する仮折りローラ30の幅よりも大きくなっている。
また、支持部材31bの先端には、上記押し込み部31aが本折りローラ25のニップ部に向けて突出するように一体的に設けられている。これらの押し込み部31aは、仮折りローラ30の幅よりも大きい間隔31eをあけて設けられており、支持部材31bの切り欠き部31dとともに、仮折りローラ32との干渉を避ける逃げ部31fを構成している。したがって、本折りブレード31が本折りローラ25のニップ部の手前まで移動したときに、仮折りローラ32が、逃げ部31f内に進入するようになっている。
次に、中折り処理部21の中折り処理動作について説明する。初期状態においては、本折りブレード31は、図6に示す位置に待機しており、用紙束が受け入れられると、中折り制御部43は、本折りブレード駆動部40を駆動させる。これにより、図7に示すように、本折りブレード31が矢印f方向に移動し、用紙束の中央部を用紙束の幅方向に亘って押す。これと同時に、中折り制御部43は加圧部によって仮折りローラ32を矢印g方向に加圧するとともに、仮折りローラ駆動部44を駆動させて、仮折りローラ32を矢印h方向に回転駆動させる。これにより、用紙束が仮折りローラ32に挟み込まれる。
その後、図8に示すように、本折りブレード31は、矢印i方向に更に移動し、用紙束を押す。この本折りブレード31が本折りローラ25のニップ部の直前まで移動する間に、中折り制御部43は仮折りローラ32の加圧状態を解除させ、これにより仮折りローラ32が互いに離れる方向(矢印j方向)に移動する。なお、用紙束の搬送の抵抗にならないように、中折り制御部43は、仮折りローラ駆動部44の駆動を維持させている。これにより、仮折りローラ32は加圧状態の解除後も矢印i方向に回転駆動して、用紙束の搬送を補助している。
また、中折り制御部43は、本折りブレード31が本折りローラ25のニップ部の直前まで移動する間に、本折りローラ駆動部42を駆動させる。これにより、本折りローラ25が矢印k方向に回転駆動し、中折り処理が終了した用紙束を排紙ローラ26に向けて搬送する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様な作用効果を奏するとともに、用紙の最小幅の範囲内で、複数の仮折りローラ32を設けているので、用紙束の長さ方向の中央部における複数個所を同時に折るため、用紙束のコシ、厚み、カール等により用紙束の中央部が折り難い状態であっても、より確実に用紙束を押し込むことができる。
また、本実施の形態では、本折りローラ25と仮折りローラ32とはそれぞれ別々の駆動源によって駆動制御されているため、例えば、順送り時には仮折りローラ32の線速を本折りローラ25の線速よりも速くしたり、或いは、増し折り時等におけるローラ逆転時には、本折りローラ25の線速を仮折りローラ32よりも速くすることにより、用紙束の引っ張りを防止する等、各ローラ25、32の動作を複雑に組み合わせることが可能となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。上述第1の実施形態では、仮折りブレード29を設けたがこれを設けず、本折りローラ28のみで中折り処理を行うようにしても良い。同様に、第2実施の形態において、本折りブレード31の逃げ部31fに、第1実施の形態と同様な仮折りブレードを設けるようにしても良い。
本発明の第1実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図。 図1の中折り処理トレイの中折り処理部を概略的に示す図である。 図2の中折り処理部の動作を説明するための図である。 図2の中折り処理部の動作を説明するための図である。 図2中折り処理部の制御系を示すブロック図である。 本発明の第2実施の形態に係る中折り処理部を概略的に示す図である。 図6の中折り処理部の動作を説明するための図である。 図6の中折り処理部の動作を説明するための図である。 図6の中折り処理部の制御系を示すブロック図である。
符号の説明
20 中折り処理部(シート折り装置)
25 本折りローラ
28、31 本折りブレード
28f、31f 逃げ部
29 仮折りブレード
30、32 仮折りローラ
40 本折りブレード駆動部
41 仮折りブレード駆動部
42 折りローラ駆動部
43 中折り処理制御部
44 仮折りローラ駆動部
45 本折りローラ駆動部
F スティプル処理トレイ(綴じ処理部)
PD 後処理装置
PR 画像形成装置

Claims (9)

  1. シート束をニップ部に挟み込んでシート束を折る一対の本折ローラと、これらの本折ローラのニップ部に対して進退自在に設けられた本折ブレードとを備えているシート折り装置において、
    本折りローラと本折りブレードとの間に、通紙可能なシートの最小幅よりも狭く形成されて、シート束をニップ部に挟み込んでシート束を折る一対の仮折りローラを備え、本折りブレードは、本折りローラに向けて進出するときに、仮折りローラとの干渉を避ける逃げ部が形成されていることを特徴とするシート折り装置。
  2. 本折りブレードは、本折りローラのニップ部の手前まで進出可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
  3. 本折りブレードの逃げ部には、本折りローラのニップ部にシート束を押し込む仮折りブレードが設けられていることを特徴とする請求項1又2に記載のシート折り装置
  4. 通紙可能なシートの最小幅の範囲内に、複数の仮折りローラが同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート折り装置。
  5. 本折りローラ及び仮折りローラを駆動させる単一のローラ駆動部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート折り装置。
  6. 本折りローラを駆動させる本折りローラ駆動部と、仮折りローラを駆動させる仮折りローラ駆動部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート折り装置。
  7. 本折りブレードを駆動する本折りブレード駆動部と、仮折りブレードを駆動させる仮折りブレード駆動部とを備えていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のシート折り装置。
  8. シート束の綴じ処理を行う綴じ処理部と、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート折り装置とを備えていることを特徴とする後処理装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成部と、請求項8に記載の後処理装置とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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