JP2014084562A - フォークパーキングのトレイ横行装置 - Google Patents

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Takayuki Soga
隆之 曽我
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Abstract

【課題】格納棚の各段に必要な駆動モータ、駆動ローラ及び動力伝達部材を大幅に減らすことができ、かつ制御が容易であるフォークパーキングのトレイ横行装置を提供する。
【解決手段】車の長手方向両端部にそれぞれ設けられた1対のトレイ横行機構10と、1対のトレイ横行機構10を同期して駆動する同期駆動装置24を備え、トレイ横行機構10は、棚レール12及び昇降路レール14と、くし型トレイ4に設けられ下方が開口した係合溝16aを有する1対の係合具16と、各格納棚3に設けられ棚ピン18aを棚レール12に沿って水平移動させる棚チェーン装置18と、昇降路7に設けられ昇降路ピン20aを昇降路レール14に沿って水平移動させる昇降路チェーン装置20と、棚チェーン装置18と昇降路チェーン装置20を同期させる同期チェーン装置22とを有する構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、フォークパーキングのトレイ横行装置に関する。
フォークパーキングは、車を載せて昇降するくし型ケージと、格納棚に車を載せて格納するくし型トレイとを用いて、車だけを搬送するエレベータパーキングである。
かかるフォークパーキングは、例えば特許文献1に開示されている。
特開2011−106124号公報
図1は、従来のフォークパーキングの任意の格納棚3における平面図である。
この図において、1は車、2はくし型ケージ、3は格納棚、4はくし型トレイ、5は建屋、6はくし型ケージ2のガイドレールである。
くし型ケージ2とくし型トレイ4は、同一位置で互いに干渉しないようにそれぞれ互いに位置の異なるくし歯部2a、4aを有している。
くし型ケージ2は、そのくし歯部2aに車1の車輪1aを載せて昇降路7を昇降し、くし型トレイ4は、そのくし歯部4aの車1の車輪1aを載せて格納棚3と昇降路7の間を横行するようになっている。
従来のフォークパーキングにおいて、くし型トレイ4を格納棚3と昇降路7の間で横行させるために、格納棚3と昇降路7の車1の長手方向両端部にそれぞれトレイ横行装置8が設けられている。
このトレイ横行装置8は、複数の駆動ローラ8aを備え、駆動ローラ8aの回転駆動により、くし型トレイ4の車1の長手方向両端部を支持しながら、水平に横行させるようになっている。
上述したように、従来のフォークパーキングには、格納棚3の1段につきトレイ横行装置8が格納棚3に4台、昇降路7に2台、計6台必要であり、それぞれを駆動する駆動モータ8bと複数の駆動ローラ8aを駆動する動力伝達部材(歯車又はチェーンとスプロケット)及び動力線や信号線がそれぞれ6台分必要であった。
そのため、従来のフォークパーキングのトレイ横行装置8は、コスト(製造コスト、据付コスト)が高い問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、格納棚の各段に必要な駆動モータ、駆動ローラ及び動力伝達部材を大幅に減らすことができ、かつ制御が容易であり、これにより製造コスト、据付コストを大幅に低減することができるフォークパーキングのトレイ横行装置を提供することにある。
本発明によれば、昇降路を昇降するくし型ケージと格納棚に車を載せて格納するくし型トレイとを備えたフォークパーキングのトレイ横行装置であって、
車の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた1対のトレイ横行機構を備え、各トレイ横行機構は、
各格納棚と昇降路の前記長手方向の端部に設けられ、くし型トレイを格納棚と昇降路との間で幅方向に水平移動可能に支持する棚レール及び昇降路レールと、
くし型トレイの前記長手方向端部に幅方向に間隔を隔てて設けられ、下方が開口した係合溝を有する1対の係合具と、
各格納棚にそれぞれ設けられ、前記係合溝と係合する棚ピンを有し、棚ピンを棚レールに沿って水平移動させる棚チェーン装置と、
昇降路に設けられ、前記係合溝と係合する昇降路ピンを有し、昇降路ピンを昇降路レールに沿って水平移動させる昇降路チェーン装置と、
棚チェーン装置と昇降路チェーン装置の作動を同期させる同期チェーン装置と、
を有し、
さらに、1対のトレイ横行機構を同期して駆動する同期駆動装置を備え、
棚ピンは、棚レール上の水平移動の両端で前記係合溝から下方に外れ、
昇降路ピンは、昇降路レール上の水平移動の両端で前記係合溝から下方に外れ、
棚ピンと昇降路ピンは、一方が前記係合溝から外れるときに、他方が係合溝と係合する、ことを特徴とするフォークパーキングのトレイ横行装置が提供される。
本発明の実施形態によれば、同期チェーン装置は、くし型ケージの昇降を案内するガイドレールの前記長手方向の外側に位置する外側同期チェーン装置と、ガイドレールの幅方向内側に位置する内側同期チェーン装置とを有する。
また、棚レール及び昇降路レールは、上面が水平かつ同一高さに設定され、その間にくし型ケージが通過可能な第1間隔を有しており、
くし型トレイは、前記長手方向両端部にそれぞれ、棚レール及び昇降路レールの上面に沿って自由に回転する4つの自由車輪を有し、
該自由車輪のうち幅方向内側と外側の2つの自由車輪の第2間隔は、第1間隔以上に設定されている。
また、同期駆動装置は、1対のトレイ横行機構をそれぞれ駆動する2台の駆動モータと、該駆動モータを同期して制御する制御装置とを有する。
また、同期駆動装置は、1対のトレイ横行機構を連結して同期させる同期軸と、該同期軸を回転駆動する駆動モータとを有する。
上記本発明の構成によれば、同期チェーン装置により棚チェーン装置と昇降路チェーン装置の作動が同期し、かつ同期駆動装置により1対のトレイ横行機構が同期して駆動されるので、長手方向両端部に位置する各チェーン装置(棚チェーン装置、昇降路チェーン装置、及び同期チェーン装置)はすべて同期して作動する。
昇降路の両側にそれぞれくし型トレイが配置されている状態において、棚チェーン装置の棚ピンは、くし型トレイの外側の係合溝にそれぞれ係合しており、昇降路チェーン装置の昇降路ピンは、昇降路の幅方向中央に位置している。
同期駆動装置により1対のトレイ横行機構を同期して駆動すると、片側のくし型トレイの係合溝から棚チェーン装置の棚ピンは下方に外れるので、片側のくし型トレイは横行せずにそのまま格納棚内にとどまる。
一方、反対側のくし型トレイの係合溝に係合する棚チェーン装置の棚ピンはその係合溝に係合したまま、棚レールに沿って幅方向内方に水平移動するので、反対側のくし型トレイは幅方向内方に水平移動する。
この水平移動の内端において、棚ピンは係合溝から下方に外れるが、その際には、昇降路チェーン装置の昇降路ピンがくし型トレイの内側の係合溝に係合している。
さらに、同期駆動装置により1対のトレイ横行機構を同期して駆動すると、昇降路チェーン装置の昇降路ピンがくし型トレイの内側の係合溝に係合したまま、昇降路レールに沿って水平移動するので、そのくし型トレイを昇降路の中央まで水平移動することができる。
同期駆動装置による1対のトレイ横行機構の同期駆動の方向を逆にすると、反対側のくし型トレイを昇降路の中央まで水平移動することができる。
また、上記動作を逆に行うことにより、くし型トレイを昇降路の中央から一方の格納棚内に移動することができる。
上述した構成により、格納棚の各段に必要な同期駆動装置は、長手方向両端部にそれぞれ設けた場合に2台の駆動モータが必要であり、両端部を同期用の軸で連結する場合には1台の駆動モータのみが必要となる。
従って、駆動モータを従来の6台から2台又は1台に大幅に減らすことができる。
また、くし型トレイの水平移動を棚ピンと昇降路ピンで行うため、駆動ローラが不要となり、駆動ローラ及びこれに伴う動力伝達部材を大幅に減らすことができる。
さらに、同期駆動装置により1対のトレイ横行機構(棚チェーン装置、昇降路チェーン装置、及び同期チェーン装置)を同期して駆動するので、必要な制御は、1台又は2台の駆動モータの位置決め制御のみであるため、制御が容易である。従って製造コスト、据付コストを大幅に低減することができる。
従来のフォークパーキングの任意の格納棚における平面図である。 本発明のトレイ横行装置を備えたフォークパーキングの任意の格納棚における平面図である。 図2のトレイ横行装置のA−A線における模式図である。 図2のトレイ横行装置の作動説明図である。 車の入庫作業の前半の説明図である。 車の入庫作業の後半の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2は、本発明のトレイ横行装置を備えたフォークパーキングの任意の格納棚3における平面図である。
本発明のトレイ横行装置は、昇降路7を昇降するくし型ケージ2と格納棚3に車1を載せて格納するくし型トレイ4とを備えたフォークパーキングのトレイ横行装置である。なお、この図において、5は建屋、6はガイドレールである。
くし型ケージ2とくし型トレイ4は、同一位置で互いに干渉しないようにそれぞれ互いに位置の異なるくし歯部2a、4aを有している。
また、くし型ケージ2は、そのくし歯部2aに車1の車輪1aを載せて昇降路7を昇降し、くし型トレイ4は、そのくし歯部4aの車1の車輪1aを載せて格納棚3と昇降路7の間を横行するようになっている。
この構成により、任意の段において、くし型トレイ4を昇降路7の中央に横行させた状態において、くし型ケージ2とくし型トレイ4の歯部2a、4aが互いに干渉せずに、くし型ケージ2が昇降路7を昇降することができる。
従って、車1を載せたくし型ケージ2が、上から下に下降することにより、昇降路7の中央に位置するくし型トレイ4に車1を載せ替えることができる。また、逆に、くし型ケージ2が、下から上に上昇することにより、車1を載せたくし型トレイ4からくし型ケージ2に車1を載せ替えることができる。
この載せ替えの詳細は、後述する。
図3は、図2のトレイ横行機構10のA−A線における模式図である。
図2、図3において、本発明のトレイ横行装置は、車1の長手方向両端部にそれぞれ設けられた1対のトレイ横行機構10を備える。1対のトレイ横行機構10は、図2において、車1の前後方向で互いに対称に構成されている。
各トレイ横行機構10は、棚レール12、昇降路レール14、係合具16、棚チェーン装置18、昇降路チェーン装置20、及び同期チェーン装置22を備える。
棚レール12及び昇降路レール14は、各格納棚3と昇降路7の車1の長手方向端部にそれぞれ設けられ、くし型トレイ4を格納棚3と昇降路7との間で幅方向に水平移動可能に支持する。以下、車1の長手方向を「長手方向」と呼び、車1の幅方向を「幅方向」と呼ぶ。
図3において、棚レール12の上面は水平又は鉄骨側に傾斜をつけて設置され、昇降路レール14の上面は水平に設置されている。棚レール12の上面を鉄骨側に傾斜をつけるのは、くし型トレイ4から係合具16が外れたときに、くし型トレイ4が昇降路側に出てくるのを防止するためである。
また、棚レール12と昇降路レール14の対向する端面は同一高さに設定され、その間にくし型ケージ2の長手方向両端部が通過可能な間隔a(以下、第1間隔)を有している。
また、この例において、くし型トレイ4は、長手方向両端部にそれぞれ、棚レール12及び昇降路レール14の上面に沿って自由に回転する4つの自由車輪4bを有する。
この自由車輪4bのうち幅方向内側と外側の2つの自由車輪4bの間隔b(第2間隔)は、第1間隔a以上に設定されている。
この構成により、くし型トレイ4を棚レール12及び昇降路レール14に沿ってスムースに水平移動させることができ、かつ第1間隔aにおける自由車輪4bの下方変位(落ち込み)を防止することができる。
なお、上記構成は必須ではなく、例えばくし型トレイ4の長手方向両端部の下面を水平に構成し、棚レール12及び昇降路レール14に自由に回転する複数の自由ローラを設けてもよく、この構成によっても、同様の効果が得られる。
1対の係合具16は、この例で逆U字形であり、くし型トレイ4の車1の長手方向端部に幅方向に間隔を隔てて設けられている。各係合具16は、下方が開口した係合溝16aを有する。
棚チェーン装置18は、各格納棚3にそれぞれ設けられ、水平軸を中心に自由回転する複数(この例で4つ)のスプロケット19aと、複数のスプロケット19aにエンドレスに架け渡されたチェーン19bとを有する。また、チェーン19bには、図示しないアタッチメントを介して棚ピン18aが取り付けられている。
棚ピン18aは、係合具16の係合溝16aと係合し、チェーン19bの水平移動により、棚レール12に沿って水平移動するようになっている。
棚ピン18aは、水平軸を中心に長手方向に延びる水平軸であるのが好ましい。しかし、これに限定されず、その他の形状であってもよい。
昇降路チェーン装置20は、長手方向両側の昇降路7にそれぞれ設けられ、水平軸を中心に自由回転する複数(この例で2つ)のスプロケット21aと、複数のスプロケット21aにエンドレスに架け渡されたチェーン21bとを有する。また、チェーン21bには、図示しないアタッチメントを介してこの例では2つの昇降路ピン20aが取り付けられている。
昇降路ピン20aは、係合具16の係合溝16aと係合し、チェーン21bの水平移動により、昇降路レール14に沿って水平移動するようになっている。
昇降路ピン20aは、水平軸を中心に長手方向に延びる水平軸であるのが好ましい。しかし、これに限定されず、その他の形状であってもよい。
同期チェーン装置22は、棚チェーン装置18と昇降路チェーン装置20の作動を同期させる。
この例において、同期チェーン装置22は、外側同期チェーン装置22Aと内側同期チェーン装置22Bを有する。
外側同期チェーン装置22Aは、くし型ケージ2の両端部の昇降を案内するガイドレール6(図2参照)の長手方向外側に位置する。内側同期チェーン装置22Bは、ガイドレール6の幅方向内側に位置する。
外側同期チェーン装置22Aは、長手方向両側のガイドレール6の外側にそれぞれ設けられ、水平軸を中心に自由回転する複数(この例で2つ)のスプロケット23aと、複数のスプロケット23aにエンドレスに架け渡されたチェーン23bとを有する。
内側同期チェーン装置22Bは、長手方向両側のガイドレール6の幅方向内側にそれぞれ設けられ、水平軸を中心に自由回転する複数(この例で3つ)のスプロケット23cと、複数のスプロケット23cにエンドレスに架け渡されたチェーン23dとを有する。
外側同期チェーン装置22Aの外側のスプロケット23aは、棚チェーン装置18の内側下方のスプロケット19aと同軸に固定され、同期して回転するようになっている。
外側同期チェーン装置22Aの内側のスプロケット23aは、内側同期チェーン装置22Bの外側のスプロケット23cと同軸に固定され、同期して回転するようになっている。
内側同期チェーン装置22Bの内側のスプロケット23cは、昇降路チェーン装置20のスプロケット21aと同軸に固定され、同期して回転するようになっている。
上述した構成により、外側同期チェーン装置22Aが、長手方向両側のガイドレール6の外側に設けられているので、ガイドレール6で案内されるくし型ケージ2の長手方向両端部との干渉を避けることができる。
また、同期チェーン装置22(外側同期チェーン装置22Aと内側同期チェーン装置22B)により棚チェーン装置18と昇降路チェーン装置20の作動を同期させることができる。
なお、同期チェーン装置22の構成は、この例に限定されず、例えば単一のチェーン装置で構成してもよい。
図2、3において、本発明のトレイ横行装置は、さらに上述した1対のトレイ横行機構10を同期して駆動する同期駆動装置24を備える。
この例において、同期駆動装置24は、1対のトレイ横行機構10をそれぞれ駆動する2台の駆動モータ25と、2台の駆動モータ25を同期して制御する制御装置26とを有する。
またこの例において、各駆動モータ25は、それぞれスプロケット23cとスプロケット21aが同軸に固定された回転軸を同期して回転駆動するようになっている。
なお、駆動モータ25は、棚チェーン装置18、昇降路チェーン装置20、又は同期チェーン装置22のいずれを駆動してもよい。
この構成により、長手方向両端部に位置する棚チェーン装置18、昇降路チェーン装置20、及び同期チェーン装置22はすべて同期して作動する。
なお、同期駆動装置24はこの構成に限定されず、例えば、1対のトレイ横行機構10を連結して同期させる同期軸(図示せず)と、この同期軸を回転駆動する駆動モータ25とを有する構成であってもよい。
図3において、棚ピン18aは、棚レール12上の水平移動の両端で係合溝16aから下方に外れるようになっている。
また昇降路ピン20aは、昇降路レール14上の水平移動の両端で係合溝16aから下方に外れるようになっている。
さらに棚ピン18aと昇降路ピン20aは、一方が係合溝16aから外れるときに、他方が係合溝16aと係合するようになっている。
図4は、図2のトレイ横行機構10の作動説明図であり、図で左側のくし型トレイ4をくし型ケージ2の中央まで水平移動する作動行程を示している。
図4(A)において、昇降路7の両側にそれぞれくし型トレイ4が配置されている。この状態において、棚チェーン装置18の棚ピン18aは、くし型トレイ4の外側の係合溝16aにそれぞれ係合しており、昇降路チェーン装置20の昇降路ピン20aは、昇降路7の幅方向中央に位置している。
図4(B)において、同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10を同期して図で右回転に駆動すると、片側(この図で右側)のくし型トレイ4の係合溝16aから棚チェーン装置18の棚ピン18aは下方に外れるので、片側(右側)のくし型トレイ4は横行せずにそのまま格納棚3内にとどまる。
一方、反対側(図で左側)のくし型トレイ4の係合溝16aに係合する棚チェーン装置18の棚ピン18aはその係合溝16aに係合したまま、棚レール12に沿って幅方向内方に水平移動するので、反対側(左側)のくし型トレイ4は幅方向内方に水平移動する。
この水平移動の内端において、棚ピン18aは係合溝16aから下方に外れるが、その際には、昇降路ピン20aが水平移動したくし型トレイ4の内側の係合溝16aに係合している。
図4(C)において、さらに、同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10を同期して駆動すると、昇降路チェーン装置20の昇降路ピン20aがくし型トレイ4の内側の係合溝16aに係合したまま、昇降路レール14に沿って水平移動するので、そのくし型トレイ4を昇降路7の中央まで水平移動することができる。
上述した同期駆動装置24による1対のトレイ横行機構10の同期駆動の方向を逆にすると、反対側のくし型トレイ4を昇降路7の中央まで水平移動することができる。
また、上記動作を逆に行うことにより、くし型トレイ4を昇降路7「の中央から一方の格納棚3内に移動することができる。
図5は、車1の入庫作業の前半の説明図であり、(A)はケージ上昇、(B)はケージ上位置停止、(C)はくし型トレイ4の昇降路7への横行を示している。
また、図6は、車1の入庫作業の後半の説明図であり、(A)はケージ下降、(B)はくし型トレイ4の格納棚3への横行を示している。
本発明のトレイ横行装置を備えたフォークパーキングでは、昇降路7の両側にそれぞれくし型トレイ4が配置されている。この状態において、図4(A)に示したように、棚チェーン装置18の棚ピン18aは、くし型トレイ4の外側の係合溝16aにそれぞれ係合しており、昇降路チェーン装置20の昇降路ピン20aは、昇降路7の幅方向中央に位置している。
図5(A)は、図示しない入庫口でくし型ケージ2に載せた車1を、目的とする格納棚3に向けて上昇させている状態を示している。
図5(B)に示すように、この場合、くし型ケージ2は、目的とする格納棚3より高いケージ上位置まで上昇して停止する。この際、昇降路レール14(図4参照)は、くし型ケージ2と干渉しない位置に設置されているため、くし型ケージ2は昇降路レール14と干渉することなく上昇することができる。
なお、目的とする格納棚3が入庫口より下方にある場合には、逆にくし型ケージ2を目的とする格納棚3より高いケージ上位置まで下降させて停止する。
この図5(A)(B)の動作中は、トレイ横行機構10は図4(A)の状態のまま、停止している。
図5(B)の位置において、トレイ横行機構10を図4(B)(C)のように作動させることにより、図5(C)に示すように、一方(この例で左側)の格納棚3のくし型トレイ4を昇降路7の中央まで水平移動することができる。
次いで、図6(A)に示すように、くし型ケージ2を目的とする格納棚3より下方に下降させることにより、くし型ケージ2に載った車1を、くし型トレイ4に載せ替えることができる。
すなわち、くし型トレイ4を昇降路7の中央に横行させた状態において、くし型ケージ2とくし型トレイ4の歯部2a、4aが互いに干渉せずに、くし型ケージ2が昇降路7を昇降することができるので、車1を載せたくし型ケージ2が、上から下に下降することにより、昇降路7の中央に位置するくし型トレイ4に車1を載せ替えることができる。
また、逆に、くし型ケージ2が、下から上に上昇することにより、車1を載せたくし型トレイ4からくし型ケージ2に車1を載せ替えることができる。
さらに、図6(B)に示すように、トレイ横行機構10を図4(C)(B)(A)の順で逆に作動させることにより、車1を載せたくし型ケージ2を昇降路7の中央から一方の格納棚3内に移動して格納することができる。
上述した本発明の構成によれば、同期チェーン装置22により棚チェーン装置18と昇降路チェーン装置20の作動が同期し、かつ同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10が同期して駆動されるので、長手方向両端部に位置する各チェーン装置(棚チェーン装置18、昇降路チェーン装置20、及び同期チェーン装置22)はすべて同期して作動する。
昇降路7の両側にそれぞれくし型トレイ4が配置されている状態において、棚チェーン装置18の棚ピン18aは、くし型トレイ4の外側の係合溝16aにそれぞれ係合しており、昇降路チェーン装置20の昇降路ピン20aは、昇降路7の幅方向中央に位置している。
同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10を同期して駆動すると、片側のくし型トレイ4の係合溝16aから棚チェーン装置18の棚ピン18aは下方に外れるので、片側のくし型トレイ4は横行せずにそのまま格納棚3内にとどまる。
一方、反対側のくし型トレイ4の係合溝16aに係合する棚チェーン装置18の棚ピン18aはその係合溝16aに係合したまま、棚レール12に沿って幅方向内方に水平移動するので、反対側のくし型トレイ4は幅方向内方に水平移動する。
この水平移動の内端において、棚ピン18aは係合溝16aから下方に外れるが、その際には、昇降路ピン20aがくし型トレイ4の内側の係合溝16aに係合している。
さらに、同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10を同期して駆動すると、昇降路チェーン装置20の昇降路ピン20aがくし型トレイ4の内側の係合溝16aに係合したまま、昇降路レール14に沿って水平移動するので、そのくし型トレイ4を昇降路7の中央まで水平移動することができる。
同期駆動装置24による1対のトレイ横行機構10の同期駆動の方向を逆にすると、反対側のくし型トレイ4を昇降路7の中央まで水平移動することができる。
また、上記動作を逆に行うことにより、くし型トレイ4を昇降路7の中央から一方の格納棚3内に移動することができる。
上述した構成により、格納棚3の各段に必要な同期駆動装置24は、長手方向両端部にそれぞれ設けた場合に2台の駆動モータ25が必要であり、両端部を同期用の軸で連結する場合には1台の駆動モータ25のみが必要となる。
従って、駆動モータ25を従来の6台から2台又は1台に大幅に減らすことができる。
また、くし型トレイ4の水平移動を棚ピン18aと昇降路ピン20aで行うため、駆動ローラが不要となり、駆動ローラ及びこれに伴う動力伝達部材を大幅に減らすことができる。
さらに、同期駆動装置24により1対のトレイ横行機構10(棚チェーン装置18、昇降路チェーン装置20、及び同期チェーン装置22)を同期して駆動するので、必要な制御は、1台又は2台の駆動モータ25の位置決め制御のみであるため、制御が容易である。従って製造コスト、据付コストを大幅に低減することができる。
なお本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 車、1a 車輪、2 くし型ケージ、2a くし歯部、3 格納棚、
4 くし型トレイ、4a くし歯部、4b 自由車輪、
5 建屋、6 ガイドレール、7 昇降路、
10 トレイ横行機構、
12 棚レール、14 昇降路レール、
16 係合具、16a 係合溝、
18 棚チェーン装置、18a 棚ピン、
19a スプロケット、19b チェーン、
20 昇降路チェーン装置、20a 昇降路ピン、
21a スプロケット、21b チェーン、
22 同期チェーン装置、
22A 外側同期チェーン装置、22B 内側同期チェーン装置、
23a スプロケット、23b チェーン、
23c スプロケット、23d チェーン、
24 同期駆動装置、25 駆動モータ、26 制御装置

Claims (5)

  1. 昇降路を昇降するくし型ケージと格納棚に車を載せて格納するくし型トレイとを備えたフォークパーキングのトレイ横行装置であって、
    車の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた1対のトレイ横行機構を備え、各トレイ横行機構は、
    各格納棚と昇降路の前記長手方向の端部に設けられ、くし型トレイを格納棚と昇降路との間で幅方向に水平移動可能に支持する棚レール及び昇降路レールと、
    くし型トレイの前記長手方向端部に幅方向に間隔を隔てて設けられ、下方が開口した係合溝を有する1対の係合具と、
    各格納棚にそれぞれ設けられ、前記係合溝と係合する棚ピンを有し、棚ピンを棚レールに沿って水平移動させる棚チェーン装置と、
    昇降路に設けられ、前記係合溝と係合する昇降路ピンを有し、昇降路ピンを昇降路レールに沿って水平移動させる昇降路チェーン装置と、
    棚チェーン装置と昇降路チェーン装置の作動を同期させる同期チェーン装置と、
    を有し、
    さらに、1対のトレイ横行機構を同期して駆動する同期駆動装置を備え、
    棚ピンは、棚レール上の水平移動の両端で前記係合溝から下方に外れ、
    昇降路ピンは、昇降路レール上の水平移動の両端で前記係合溝から下方に外れ、
    棚ピンと昇降路ピンは、一方が前記係合溝から外れるときに、他方が係合溝と係合する、ことを特徴とするフォークパーキングのトレイ横行装置。
  2. 同期チェーン装置は、くし型ケージの昇降を案内するガイドレールの前記長手方向の外側に位置する外側同期チェーン装置と、ガイドレールの幅方向内側に位置する内側同期チェーン装置とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のフォークパーキングのトレイ横行装置。
  3. 棚レール及び昇降路レールは、上面が水平かつ同一高さに設定され、その間にくし型ケージが通過可能な第1間隔を有しており、
    くし型トレイは、前記長手方向両端部にそれぞれ、棚レール及び昇降路レールの上面に沿って自由に回転する4つの自由車輪を有し、
    該自由車輪のうち幅方向内側と外側の2つの自由車輪の第2間隔は、第1間隔以上に設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のフォークパーキングのトレイ横行装置。
  4. 同期駆動装置は、1対のトレイ横行機構をそれぞれ駆動する2台の駆動モータと、該駆動モータを同期して制御する制御装置とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のフォークパーキングのトレイ横行装置。
  5. 同期駆動装置は、1対のトレイ横行機構を連結して同期させる同期軸と、該同期軸を回転駆動する駆動モータとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のフォークパーキングのトレイ横行装置。

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