JP2014083179A - 景品交換管理システム - Google Patents

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【課題】記録媒体に記録された異なる遊技価値の遊技価値の大きさを合算する場合に、特別景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものかを管理することができる景品交換管理システムを提供する。
【解決手段】合算した遊技媒体を特殊景品に交換した場合、異なる交換価値の遊技媒体に基づいて特殊景品がどれだけ交換されたか詳細に管理し、その一方、一般景品については、在庫管理は行うがいずれの交換価値の遊技媒体を用いて交換されたかまでは管理しない。これにより、交換頻度が高い特殊景品については細かく管理を行い、交換頻度が少ない一般景品については大雑把に管理を行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、景品として交換頻度が相対的に高い特別景品と、当該特別景品より交換頻度が低くかつ種類が多い一般景品とを予め設定した景品交換管理システムに関する。
遊技場には、POS等の景品交換を行うための装置が設けられている。遊技者は、獲得した玉数やメダル数(遊技価値の大きさ)を記録したレシートやICカード等の記録媒体をPOSにて読込ませて景品に交換することができる。景品管理を効率良く行うために、特許文献1には景品の在庫を管理する技術が記載されており、景品の在庫数に応じて景品を過不足なく入荷することができる。また、遊技場によっては、玉やメダル等、いずれの種類の遊技価値を対価として景品交換が行われたかを管理している。
ここで、遊技場には、景品交換可能な景品として、一般景品と特殊景品とが設けられている。特殊景品は遊技者が獲得した後に換金することを想定した特別景品であり、一般景品よりも遊技者が交換する頻度が高い。また、特殊景品は、仕入値が一般景品よりも高いものが多く、遊技者が特殊景品に交換する頻度が高い場合よりも一般景品に交換する頻度が高い方が、遊技者に対する玉等の遊技価値の付与率を高くしたとしても遊技場の利益を確保することができる。
さらに、遊技場によっては、多様な遊技者の要望に応えるために、同じ遊技場内で玉の貸出料金を異ならせて営業を行っている。例えば、特許文献2には、1玉あたりの貸出料金が4円のコーナーと1円のコーナーを設けることが記載されている。このように、貸出料金を異ならせることで、使用する金額を安くしたい遊技者は1円のコーナーにて遊技を行い、多くの景品を獲得したい遊技者は4円のコーナーで遊技を行うこととなり、幅広い遊技者に対応した遊技場を実現することができる。
特開2010−22508号公報 特開2012−141773号公報
ところが、遊技者によっては、貸出料金の異なるコーナーにてそれぞれ遊技を行う者がおり、各コーナーにてそれぞれレシート等の記録媒体を得ると、複数の貸出料金(遊技価値)が異なる記録媒体を所持することになる。この場合、景品交換の作業効率を考えると、各コーナーの記録媒体を合算して使用することができるようにすることが望ましい。
しかしながら、異なる貸出料金のレシートを合算して景品交換する場合、いずれの貸出料金の玉に基づいて景品を払出したかを管理しにくく、遊技者がどの程度の頻度で特殊景品に交換しているかを細かく特定しにくいという問題が生じる。この問題は、複数の記録媒体を合算するものだけでなく、一の記録媒体に複数種類の遊技価値の大きさを記録し、合算して景品交換する構成にも該当する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、記録媒体に記録された異なる遊技価値の大きさを合算する場合に、特別景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものかを管理することができる景品交換管理システムを提供することにある。
本発明は、遊技機にて使用する遊技価値の種類が複数設けられ、遊技者が獲得した遊技価値の大きさを景品に交換可能な遊技場に対応し、前記景品として交換頻度が相対的に高い特別景品と、当該特別景品より交換頻度が低くかつ種類が多い一般景品とを予め設定した景品交換管理システムにおいて、
遊技者が獲得した遊技価値の大きさ及び種類を特定可能な特別情報を記録した記録媒体を受付ける記録媒体受付手段と、前記記録媒体を受付けた場合に当該記録媒体に記録された前記特別情報に基づいて、景品交換に使用可能な価値の大きさである景品交換価値の大きさを特定する景品交換価値特定手段と、前記記録媒体受付手段が前記記録媒体を受付けた結果、前記景品交換価値特定手段が複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさを特定した場合に、当該複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさにより交換可能な前記特別景品の数を特定する特別景品数特定手段と、前記記録媒体受付手段が前記記録媒体を受付けた結果、前記景品交換価値特定手段が複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさを特定した場合に、前記一般景品に交換可能にそれら複数種類の景品交換価値の大きさを合算する合算手段と、遊技者が前記特別景品に交換した場合、その特別景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものか区別して管理すると共に、合算した景品交換価値を遊技者が複数の前記一般景品のうち少なくとも一種類の一般景品に交換した場合、その一般景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものなのか区別することなく管理する交換管理手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の景品交換管理システムにおいて、
前記特別景品数特定手段は、前記遊技価値の種類別に交換可能な前記特別景品の数をそれぞれ特定し、特定した結果を合計することで、複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさにより交換可能な前記特別景品の数を特定するものであり、前記交換管理手段は、前記特別景品数特定手段が前記遊技価値の種類別に特定した交換可能な前記特別景品の数を、各遊技価値の種類別に交換した前記特別景品の数として管理するようにしてもよい(請求項2)。
請求項2記載の景品交換管理システムにおいて、
前記特別景品として、第1特別景品と、交換するために前記第1特別景品の整数個分の前記景品交換価値が必要である第2特別景品とが設けられており、前記特別景品特定手段は、前記遊技価値の種類別に交換可能な前記第1特別景品及び前記第2特別景品の数をそれぞれ特定し、前記遊技価値の種類別に特定した交換可能な前記第1特別景品の数を合計すると前記第2特別景品に交換可能な場合、交換可能な前記第1特別景品の数を前記整数個分減らして交換可能な前記第2特別景品の数を増加させる繰上処理を実行するものであり、前記交換管理手段は、前記繰上処理によって交換可能となった前記第2特別景品について、当該第2特別景品を交換するために減算した前記第1特別景品を交換可能とした前記遊技価値の種類に基づいて交換されたものとして管理するようにしてもよい(請求項3)。
請求項3記載の景品交換管理システムにおいて、
前記交換管理手段は、前記繰上処理によって前記第2特別景品が交換可能となった後、交換可能な前記第1特別景品が残っている場合、前記繰上処理によって減算された第1特別景品を、複数種類の前記遊技価値のうち、予め定められた優先順位で決定される前記遊技価値の種類に基づいて交換可能としたものとして管理するようにしてもよい(請求項4)。
請求項4記載の景品交換管理システムにおいて、
前記遊技価値の種類として、第1遊技価値と、当該第1遊技価値と同一の遊技媒体を使用するが当該遊技媒体の単価が高い第2遊技価値とが設けられており、前記繰上処理によって減算する前記第1特別景品として前記第1遊技価値よりも前記第2遊技価値を優先して選択するよう前記優先順位を決定する優先順序決定手段を備えるようにしてもよい(請求項5)。
特別景品は交換頻度が高いため、特別景品の原価率によって遊技機の遊技価値の付与率を設定するのが遊技場の利益を確保する上で重要であり、複数の遊技価値の種類を採用する遊技場では遊技価値の種類別に特別景品がどの程度交換されているかを特定することが望ましい。この点請求項1の発明によれば、特別景品についてはいずれの遊技価値の種類に基づいて交換されたかを特定できるため、複数の遊技価値の種類を合算して景品交換する場合に、いずれの遊技価値の種類に基づいて特別景品に交換されたかを全く特定できなくなる虞を低減できる。
一方、一般景品は特殊景品に比べて種類が多く、一般景品の全ての種類についていずれの遊技価値の種類に基づく交換であるか特定したとしても、一般景品ごとに原価率が異なり、さらに交換頻度も低いため、遊技価値の付与率の設定の指標としては遊技場の管理者が扱いにくい。このため、一般景品の少なくとも一部については、いずれの遊技価値の種類に基づくものか区別することなく管理することで、遊技価値の付与率の調整に管理者が扱いにくい情報を除外しつつも、在庫管理等の対象とはすることが可能となる。
尚、請求項1の特別情報としては記録媒体に当該記録媒体を識別するID(識別情報)のみを記録するようにしても良い。具体的には、IDに対応付けて、遊技価値の大きさ及び種類を景品交換管理装置や景品交換管理装置とは異なる管理装置等の外部装置が記憶しておき、受付けた記録媒体のIDから遊技価値の大きさ及び種類を特定しても良い。
また、特別景品とは、「金品に交換可能なもの(一般景品よりも換金し易いもの)」、「ケースの内部に貴金属が収納されているもの」等の所謂特殊景品を含む広義の概念である。
請求項2の発明によれば、遊技価値の種類別に特定した特別景品の数を合計して交換可能な特別景品の数を特定し、各遊技価値の種類に基づいて交換したものとして管理する。これにより、いずれの種類の遊技価値に基づいた特別景品への交換であるかを特定し易くすることができる。例えば、複数の種類の遊技価値が設けられている場合、複数の記録媒体を受付けることがあり、複数の記録媒体を受付けた場合、記録媒体を受付けるたびに景品交換価値の合計が変化する。この場合に請求項2の構成を適用すれば、新たな記録媒体を受付けた場合に、新たな記録媒体に記録された遊技価値の大きさを特定し、その遊技価値の大きさで交換可能な特別景品をそれまでに特定していた交換可能な特別景品の数に加算すれば良く、いずれの遊技価値の種類に基づいて特別景品に交換したかを特定し易い。
遊技者は、第1特別景品に複数交換するよりも第2特別景品に繰上げて交換したいと考えているが、第1特別景品を第2特別景品に繰上げた場合、いずれの遊技価値の種類に基づいて第2特別景品に交換したか管理しにくい。この点請求項3の発明では、第1特別景品を第2特別景品に繰上げた場合、その第2特別景品が複数の遊技価値の種類に基づいて交換されたと管理できる。これにより、より詳細に特別景品への交換がいずれの遊技価値の種類に基づくものか管理することができる。
第1特別景品を第2特別景品に繰上げた場合、第1特別景品が残ることがある。請求項4の発明によれば、予め定められた優先順序によって、繰上げに使用した第1特別景品を決定できるため、第1特別景品を第2特別景品に繰上げた場合に、残った第1特別景品、及び、繰上げに使用した第1特別景品がいずれの遊技価値の種類に基づいて交換可能とされたか特定することが可能となる。
単価の高い遊技価値で遊技を行う遊技者は、交換価値の高い特別景品に交換したいという思いが強い。この点請求項5の発明によれば、繰上げる場合に単価の高い遊技価値に基づいて第2特別景品が交換されたと管理することでより遊技者の意識に即した状態で特別景品への交換を管理することができる。
本発明の一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図 POSの画面を示す図(その1) POSの画面を示す図(その2) POSの画面を示す図(その3) POSの画面を示す図(その4) 管理装置の画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して各台計数機2が設置されている。これら遊技機1及び各台計数機2は、中継端末3及びLAN4を介して管理装置5(交換管理手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、各台計数機2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
図1では遊技機1としてパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機を図示したが、遊技場には玉を遊技媒体とする遊技機としてのパチンコ機が設置されたパチンココーナーと、メダルを遊技媒体とする遊技機としてのパチスロ機が設置されたスロットコーナーが設けられている。パチンココーナーには、貸出料金が1玉4円のパチンコ機が設置されたコーナーと、貸出料金が1玉1円のパチンコ機が設置されたコーナーが設けられている。スロットコーナーには、貸出料金が1枚20円のパチスロ機が設置されたコーナーと、貸出料金が1枚5円のパチスロ機が設置されたコーナーが設けられている。
遊技場には、景品交換端末6(以下、POS。記録媒体受付手段、景品交換価値特定手段、特別景品数特定手段、合算手段に相当)、20円対応メダル計数機7、5円対応メダル計数機8も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。POS6は、付属するカードリーダライタにより読取ったICカード、或いはバーコードリーダにより読取ったレシートに記録されている遊技価値の大きさに基づいて特定される景品交換価値に基づいて景品交換処理を実行する。尚、POS6においてICカード、或いはレシートに記録されている遊技価値の大きさを取扱うときは、管理装置5がICカード、或いはレシートに対応して予め記憶している遊技価値の大きさと照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード9、モニタ10、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、各台計数機2、POS6等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ((持玉数・貯玉数(会員の場合))を記憶管理する。
尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面11に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル12、上部受皿13、下部受皿14を有すると共に、盤面11に、液晶表示部15、始動口16、大入賞口17を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)操作ハンドル12が操作されたことにより盤面11に発射された玉が始動口16に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部15にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口17を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であってもよい。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口16への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口16への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口16への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であってもよい。
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。
各台計数機2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部18、紙幣が投入される紙幣投入口19、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部20、1単位分(500円相当)の玉を払出すための払出ボタン21、払出された玉が通過する払出ノズル22、ICカード或いは会員カードが挿入されるカード挿入口23、遊技機1の下部受皿14の下方に位置する着脱可能な計数受皿24等を備えている。
各台計数機2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口19に投入された紙幣の金額(1000円単位)を記憶すると共に、投入金額(入金残高)を液晶表示部20に表示する。
(2)遊技機1に設けられた図示しない貸出ボタンの操作に応じて入金残高の範囲内で1度数(500円)に相当する数の玉(125玉)を遊技機1内部の払出機構から払出す。このとき、遊技機1から各台計数機2に1度数分の玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部20に表示されている入金残高から1度数に相当する金額(500円)を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿14から落下して計数受皿24で受けられた玉数を計数して液晶表示部20に表示する。
(4)払出ボタン21の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数(125玉)ずつ払出す。尚、貯玉を払出すときは、その貯玉が後述の前日貯玉であるときは、125玉に対して25玉を手数料に相当する遊技価値として徴収する一方、当日貯玉であるときは計数玉数(持玉数)と同様に手数料を徴収しない。
(5)遊技機1に設けられた図示しない返却ボタンの操作に応じて入金残高、持玉数(「遊技価値の大きさ」に相当)、及び玉単価等の情報(特別情報に相当)をカード挿入口23に挿入されているICカードに記録して発行する。会員カードが挿入されている場合は、入金残高を会員カードに記録すると共に暗証番号の入力を条件として持玉数を管理装置5に送信してから会員カードを発行する。ICカードを発行する場合は、カードIDを含む発行情報を管理装置5へ送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口23にICカードも会員カードも挿入されていない場合は、図示しないカードストック部にストックしているICカードをカード挿入口23に繰出して入金残高、持玉数、及び玉単価を記録して発行する。
(6)ICカードがカード挿入口23に挿入された場合は、ICカードに記録されている入金残高、持玉数、及び玉単価を読出して液晶表示部20に表示する。このとき、玉単価が自己に設定されている玉単価と異なる場合は、エラーを表示する。会員カードが挿入された場合は、会員カードに記録されている入金残高を読出して液晶表示部20に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置5の会員口座に記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)も表示する。当日貯玉数とは当日貯玉された貯玉数であり、前日貯玉数とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉数の範囲内で1度数分の玉を払出ノズル22から払出す。
(7)液晶表示部20に対する操作入力に応じて対応する遊技機1或いは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
メダル計数機7,8は、複数のスロットマシンに対応できるよう島端に設けられており、貸出料金に対応してそれぞれ設けられている。つまり、20円対応メダル計数機7は、貸出料金が1枚20円のパチスロ機が設置されたコーナーの島端に設けられ、5円対応メダル計数機8は、貸出料金が1枚20円のパチスロ機が設置されたコーナーの島端に設けられている。メダル計数機7,8は、メダルの計数を行った後、計数したメダル数(「遊技価値の大きさ」に相当)、レシート番号、及びメダル計数機7,8のID等の情報(特別情報に相当)を特定可能なバーコードを印字したレシートを発行する。レシートを発行した後、レシート番号を含む発行情報を管理装置5に出力する。
POS6には、遊技者及びPOS操作者の両者が確認可能なようにタッチパネル式のディスプレイ25が正面側及び背面側それぞれ設けられている。POS6は、パチンコ機対応のICカード、或いはパチスロ機対応のレシートを読込んだときは、読込んだ玉数やメダル数が正常であるか管理装置5に確認する。バーコードを読込んだ場合、計数機のIDを特定し、IDから玉やメダルの単価を特定する。POS6には、景品に交換するために必要な玉数やメダル数が景品及び貸出料金別に予め設定されており、在庫管理のために景品交換の結果を管理装置5に出力する。管理装置5は、景品のうち、所謂特殊景品(特別景品に相当)についてはいずれのコーナーの玉やメダルに基づいて交換が行われたかを記憶して管理する一方、所謂一般景品についてはいずれの玉やメダルに基づいて交換が行われたかは管理しない。つまり、一般景品については在庫管理を行うのみである。特殊景品は、POS6から自動的に払い出される。尚、担当従業員が特殊景品を数えて直接渡すようにしても良い。
POS6は、複数のレシートやICカードを合算して景品処理することができる。合算した場合、後述するように複数の貸出料金のうち最小貸出料金に換算して景品処理を行う。また、合算する前の玉数及びメダル数を記憶しておき、特殊景品に交換した際の内訳を特定する。尚、内訳で小数点が生じた場合は小数点管理する。
管理装置5は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や各台計数機2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理するようになっている。
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者が遊技機1で獲得した玉を各台計数機2で計数すると、各台計数機2から入金残高、持玉数、及び玉単価が記録されたICカードが発行される。また、遊技者がパチスロ機で獲得したメダルをメダル計数機7,8で計数すると、メダル計数機7,8から計数メダル数、及びメダル計数機7,8のIDが記録されたレシートが発行される。
遊技者は、パチンコ機対応のICカード(会員カードを含む)、或いはパチスロ機対応のレシート(以下、総称して記録媒体)を入手した状態で遊技を終了する場合は、取得した記録媒体に記録された玉、或いはメダル(以下、総称して遊技媒体)を景品と交換することになる。尚、ICカードに記録された入金残高は図示しない精算機で換金することができる。
遊技者が記録媒体を景品交換カウンターに提出すると、担当従業員は、提出された記録媒体をPOS6にて読込む。このとき、遊技者が異なる種別の記録媒体、或いは同一の種別であっても異なる貸出料金の記録媒体を提出した場合は、それらをPOS6にて最小貸出料金に換算することにより合算して景品交換するようになっている。
図2は4円玉対応のICカードを読込んだ状態のPOS画面(ディスプレイ25)を示している。貸出料金表示部25aにはICカードから読込んだ各台計数機2のIDに対応した貸出料金が表示され、玉数表示部25bには読込んだ玉数が表示され、特殊景品表示部25cには読込んだ玉数を交換可能な特殊景品の数が表示されている。図2に示す例では、4円玉を3250個読込んだ状態を示している。特殊景品表示部25cには大特殊景品、中特殊景品、小特殊景品に対応して「大」、「中」、「小」が表示されていると共に現在の貸出料金である4円に対応した交換玉数(大特殊景品が1250個、中特殊景品が250個、小特殊景品が50個)が表示され、さらに一般景品に交換可能な余り玉数が表示されている。図2に示す例では、3250個を大特殊景品が2個、中特殊景品が3個と交換可能であり、余り玉が0であることが表示されている。この時点では一般景品が選択されていないので、一般景品表示部25dには何も表示されていない。特殊景品(大、中、小)及び一般景品の交換玉数については予め遊技場の管理者が設定している。一般景品としては、例えば、お菓子A(4円玉で25玉)、お菓子B(4円玉で20玉)、CD(4円玉で75玉)、ジュース(4円玉で30玉)等が設定されている。特殊景品は遊技場の近くに契約業者が設置した買取場で換金できることから、遊技者の大部分は特殊景品を換金する目的で遊技する。このため、特殊景品の交換頻度は一般景品に比較して極めて高い。尚、一般景品はどのような景品であっても良い。
遊技者が他の記録媒体をさらに提出したときは、従業員は、図示しない合算ボタンを操作して合算する記録媒体を読込む。
図3は、1円玉6100個が記憶されたICカードをさらに読込んだ状態のPOS画面を示している。貸出料金表示部25aには読込んだICカードに対応して「1円玉」が表示される。玉数表示部25bには、記録媒体から読込んだ全ての個数を1円玉の個数に合算した結果が表示される。図3に示す例では、4円玉3250玉は1円玉13000個に相当することから、その13000個に6100個を加算することにより19100個が表示される。
特殊景品表示部25cには、1円玉19100個で交換可能な特殊景品の数が表示されている。つまり、1円玉19100個は、大特殊景品(5000個相当)が3個、中特殊景品(1000個相当)が4個と交換可能であり、余り玉が100個であることが表示されている。この時点では一般景品は選択されていないことから、一般景品表示部25dには何も表示されていない。一般景品としては、4円玉で25玉のお菓子Aは1円玉で100玉、4円玉で20玉のお菓子Bは1円玉で80玉、4円玉で75玉のCDは1円玉で3000玉、4円玉で30玉のジュースは1円玉で120玉となる。
一般景品表示部25dの下方には換算表示部25eが表示されている。この換算表示部25eは、各玉やメダルにて交換可能な特殊景品の数を遊技媒体の種類別に表示するものである。つまり、読込んだ景品交換価値(4円玉、1円玉等)に対応して、「換算前」、「換算後」、「大」、「中」、「小」、「余」、「割合」の各項目が設定されている。「割合」は、換算前(合算前)の読込結果を表示し、さらに、1円玉に換算した換算後の玉数と、合計に対して占める割合を表示する。「換算後」、「大」、「中」、「小」、「余」に関しては合計欄が設けられ、「大」、「中」、「小」、「余」に関しては交換欄が設けられている。合計欄には特殊景品の合計が表示される。交換欄については後述する。
図3に示す状態で景品交換を終了すると、POS6は、図3に示すように4円玉3250個(1円玉13000個)を大特殊景品2個、中特殊景品3個と交換し、1円玉6100個を大特殊景品1個、中特殊景品1個と交換したものとして管理する。つまり、玉数やメダル数の合算内容の内訳に比例して交換した景品の数を決定している。合算内容の内訳は、POS6にて決定して管理装置5に出力する。
一方、余り玉100個については一般景品へ特にいずれの玉で交換したかを区別しない。
尚、一般景品が選択された場合は、一般景品に相当する玉数に応じて中特殊景品が減数され、それに伴って余り玉が発生することになる。また、複数の記録媒体を合算可能なため、一の記録媒体では景品交換に不足するような一般景品であっても交換可能となる。
ここで、1個の大特殊景品(1円玉5000個)は中特殊景品(1円玉1000個)5個に相当するから、合計した結果、中特殊景品が5個以上ある場合、5個の中特殊景品を1個の大特殊景品に繰上げる。同様に、1個の中特殊景品(1円玉1000個)は小特殊景品(1円玉200個)5個に相当することから、小特殊景品が5個以上ある場合、5個の小特殊景品を1個の中特殊景品に繰上げる。繰上げる優先順序は、1円玉(第1遊技価値に相当)、5円メダル(第2遊技価値に相当)、4円玉(第1遊技価値に相当)、20円メダル(第2遊技価値に相当)の順に高くなるように設定されている。つまり、同じ遊技媒体であれば、単価の高い方が繰上げる場合の優先順序が高くなっている。中特殊景品を大特殊景品に繰上げる場合、中特殊景品が第1特別景品に相当し、大特殊景品が第2特別景品に相当する。小特殊景品を中特殊景品に繰上げる場合、小特殊景品が第1特別景品に相当し、中特殊景品が第2特別景品に相当する。
図4は、図3に示す状態からさらに20円メダル105枚読込んだ状態のPOS画面を示している。つまり、20円メダル105枚は1円玉2100個に相当することから、1円玉19100個に1円玉2100個を加算して1円玉21200個となる。ここで、中特殊景品に関して、20円メダル2個、4円玉3個、1円玉1個を合計した個数が6個となっていることから、5個の中特殊景品が1個の大特殊景品に繰上げられることになる。この場合、1円玉、4円玉、20円メダルの順に優先順位が高くなるように設定されていることから、中特殊景品の6個のうち、20円メダルの2個、4円玉の3個が優先的に繰上げに使用されたものとして取り扱われる。つまり、「交換」の項目に残った1個の中特殊景品は1円玉に基づくものであると管理する。小特殊景品から中特殊景品に繰上げる場合も同様の優先順位で行う。
一方、小特殊景品は1円玉200個に相当することから、余り玉の合計が200玉になると小特殊景品に繰上げる。余り玉を小特殊景品に繰上げることが可能となるため、交換できる特殊景品の数を多くすることができ、遊技者へのサービスを向上できる。この場合、余り玉は特殊景品ではないものの、余り玉は小特殊景品に繰上処理可能であることから、余り玉を第1特別景品、小特殊景品を第2特別景品として見なすことができる。繰上げる場合の優先順位は、中特殊景品から大特殊景品に繰上げる場合と同様である。
図4に示す例では、20円メダル100個と1円玉100個との余り玉を合算することにより1個の小特殊景品に繰上げることができるため、20円メダルで小特殊景品0.5個、1円玉で小特殊景品0.5個として管理する。交換の内訳はPOS6が決定して管理装置5に送信する。
図4に示す状態で景品交換を終了すると、管理装置5は、「20円メダルで大特殊景品0.4個(繰上に使用した中特殊景品2個分)、小特殊景品0.5個(余り玉から繰上がった分の余り玉100個の割合)」、「4円玉で大特殊景品2.6個(もともとあった2個と、繰上げに使用した中特殊景品3個分)」、「1円玉で大特殊景品1個、中特殊景品1個、小特殊景品0.5個(余り玉から繰上がった分の余り玉100個の割合に応じた個数)」と交換したものとして管理する。
図5は、図4に示す状態から5円メダル20枚読込んだ状態のPOS画面を示している。つまり、5円メダル20枚は1円玉100個に相当することから、1円玉21200個に1円玉100個を加算して1円玉21300個となる。この場合、上述した優先順位によって、余り玉を合算して小特殊景品になった内訳が、20円メダル5枚と、5円メダル20枚となる。つまり、新たな記録媒体を読込んだ場合、繰上処理をやり直す。繰上処理をやり直した結果、管理装置5は、「20円メダルで大特殊景品0.4個、小特殊景品0.5個」、「4円玉で大特殊景品2.6個(もともとあった2個と、繰上に使用した中特殊景品3個分)」、「1円玉で大特殊景品1個、中特殊景品1個」、「5円メダルで小特殊景品0.5個」と交換したものとして管理する。
管理装置5は、上述したようなPOS6による遊技者毎の交換結果に基づいて、一日における景品の状態を管理して表示する。
図6は、管理装置5の画面を示している。管理装置5の画面の上段には、景品毎の出庫・在庫表示部25fが表示されており、大特殊景品、小特殊景品、小特殊景品に加えて、一般景品の一部が表示されている。尚、図示されていない一般景品はスクロール表示することにより表示が可能である。
画面の下段には交換の内訳の詳細を示す交換内訳表示部25eが表示されている。交換数は、合計換金額から特殊景品に交換した交換枚数を示している。例えば、20円メダルであれば、1701200/20=85060となる。受付総数は、一般景品、及び、特殊景品区別することなく交換に使われた総数を示している。尚、これらのデータは交換の度に管理装置5にて集計している。交換数/受付総数は、どの程度の割合で特殊景品に交換しているかを示す。合計換金額の内訳額を見れば遊技者への出玉感を分析できる。図6に示す例では、例えば、20円メダルよりも5円メダルの方が交換数が多く、客滞率が同じであったとすれば、5円メダルによる遊技の方が出玉が多いと遊技者が感じたものと推測できる。5円メダルと1円玉は、特殊景品への交換率が低い、つまり一般景品への交換率が高いので、20円メダルや4円玉と出玉率を同じにした場合の利益率が高くなる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
記録媒体に記録されている遊技価値の大きさに基づいて特定される景品交換価値に基づいて景品交換処理を実行する場合に、いずれの景品交換価値の遊技媒体に基づいて特殊景品がどれだけ交換されたか詳細に管理し、その一方、一般景品については、在庫管理は行うがいずれの景品交換価値の遊技媒体を用いて交換されたかまでは管理しないようにしたので、交換頻度が高い特殊景品については細かく管理を行い、交換頻度が少ない一般景品については大雑把に管理を行うことができる。従って、いずれの遊技価値の種類に基づいて特殊景品に交換されたかを全く特定できなくなる虞を低減しながら、一般景品を在庫管理等の対象とはすることが可能となる。
貸出料金別に特定した特殊景品の数を合計して交換可能な特殊景品の数を特定し、各貸出料金に基づいて交換したものとして管理するようにしたので、新たな記録媒体を受付けた場合に、新たな記録媒体に記録された貸出料金で特定した交換可能な特殊景品をそれまでに特定していた交換可能な特殊景品の数に加算すれば良く、いずれの遊技価値の種類に基づいて特殊景品に交換したかを特定し易い。
下位の特殊景品を上位の特殊景品に繰上処理した場合、繰上げられた上位の特殊景品がいずれの貸出料金に基づいて交換されたかを管理するようにしたので、より詳細に特殊景品への交換がいずれの貸出料金に基づいて交換されたものか管理することができる。
下位の特殊景品を上位の特殊景品に繰上処理した場合に、下位の特殊景品が残るような場合は、予め定められた優先順序によって、繰上げに使用した下位の特殊景品を決定するようにしたので、残った下位の特殊景品、及び、繰上げに使用した下位の特殊景品がいずれの貸出料金に基づいて交換可能とされたか特定することが可能となる。
繰上処理する場合に高い貸出料金を優先して上位の特殊景品が交換されたと管理するようにしたので、交換価値の高い特殊景品に交換したいという遊技者の意識に即した状態で特殊景品への交換を管理することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
玉やメダルの単価は任意に変更しても良い。単価の種類は、玉、メダルそれぞれ2種類である必要はなく、3種類以上としても良いし、玉及びメダルの一方は1種類であっても良い。
玉及びメダルのうち、1種類しか設けられていないパチンコ機専門やパチスロ機専門の遊技場に本発明を適用しても良い。
全ての種類の遊技価値を合算可能としたが、一部の遊技価値については合算できないようにしても良い。例えば、玉、メダル等、同じ媒体を使用する場合に限り合算可能としても良いし、所定の単価のメダルに対してのみ玉を合算できないようにしても良い。
ICカードが玉数と各台計数機2のIDを記憶し、各台計数機2のIDから貸出料金を特定するようにしても良い。また、メダル計数機7,8がいずれの料金に対応したメダルを計数しているか記憶しており、バーコードを印字する場合に、貸出料金を記録する構成としても良い。
レシートや、ICカードに玉数の情報を記録する構成としたが、レシートやICカードはIDのみを記録しておき、POS6にてレシートやICカードを読込んだ場合、IDに対応した玉(メダル)数を管理装置5に問い合わせる(受信する)構成としても良い。
特殊景品への交換内訳を管理装置5が決定するようにしても良い。
一般景品のうち、一部の景品については、いずれの単価の玉やメダルに基づいて交換されたかを管理するようにしても良い。例えば、交換頻度の高い一般景品であれば、遊技者の出玉感を推測するための指標とし易い。
中特殊景品から大特殊景品に繰上げる場合の優先順序は任意に変更しても良い。例えば、稼動率に応じて(自動で)優先順序を決定するようにしても良い。
いずれの種類の玉やメダルに基づいて特殊景品に交換したか管理する場合、小数点以下まで管理する必要はない。
例えば、合算した後に特殊景品に交換する場合も、特殊景品については合算することなく、各メダルや玉の種類に基づいて別個に行うようにしても良い。例えば、図4に示す例の場合、大特殊景品3個、中特殊景品6個、小特殊景品0個、一般景品に交換可能な玉(1円玉)200個として景品交換を行っても良い。この場合、「4円玉で大特殊景品2個、中特殊景品3個」、「1円玉で大特殊景品1個、中特殊景品1個」、「20円メダルで中特殊景品2個」として管理する。本構成を採用すれば、合算して一のレシートやICカードでは交換できなかった一般景品への交換を可能としつつも、特殊景品がいずれの種類の玉やメダルに基づく交換であったか管理する場合に小数点が生じない。また、特殊景品については遊技者がすぐ換金を行うことが考えられるため、中特殊景品6個を遊技者に渡したとしても遊技者の荷物が増える時間は短く遊技者の不満が生じにくいことが考えられる。
また、例えば、上記実施形態にて、「20円メダルで大特殊景品0.4個、4円玉で大特殊景品0.6個」獲得したと管理した場合を、「20円メダルで大特殊景品1個、4円玉で大特殊景品0個」として管理したり、「20円メダルで大特殊景品0個、4円玉で大特殊景品1個」として管理したりするようにしても良い。つまり、交換した景品の数に小数点以下の端数が発生しないように小数点以下を四捨五入、切上、切捨を行うのである。この場合、例えば、小数点以下の値が一番大きい遊技価値に基づいて景品交換が行われたものとして、小数点以下の値の切上し、それ以外の遊技価値の小数点以下を切捨するようにしても良い。
遊技機は、封入式パチンコ機やクレジット式スロットマシンを採用しても良い。
記録媒体は、任意に変更しても良く、ICコイン等を採用することも可能である。さらに、メダル、玉についてそれぞれ使用する記録媒体を変更しても良く、メダルの計数結果をICカードに記録するようにしても良いし、玉についてレシートに記録するようにしても良い。
一般景品、特殊景品の設定は管理者がする必要はなくシステム出荷時に設定済としても良い。この場合、POS6や管理装置5のメーカー側が交換頻度の高い景品を特殊景品として予め設定しても良い。また、メーカー側が買取を想定して遊技者が交換する景品を交換頻度が高いものと想定して特殊景品を設定しても良い。
特殊景品に交換する場合に、貸出料金と交換料金が等価の遊技場を想定したが、貸出料金と交換料金が異なる遊技場に本発明を適用しても良い。より詳細には、1玉あたりやメダル1枚あたり貸出料金よりも、景品交換する場合の1玉やメダル1枚の価値が低い遊技場に本発明を適用しても良い。
スロットマシン毎に各台計数機を設け、スロットマシンから払出されたメダルを各台計数機にて計数するようにしても良い。
パチンココーナーの島端に計数機を設置し、パチンコ機から払出された玉を島端に設けられた計数機にて計数するようにしても良い。
計数したレシートの情報や、貸出料金を特定するための情報をカードではなく、管理装置が記憶し、管理装置の情報に基づいて計数結果を特定するようにしても良い。
特許請求の範囲に記載した各手段(記録媒体受付手段以外)は、管理装置5、POS6のどちらが備えていても良い。
上記各変形例を適宜組み合わせても良い。
図面中、1は遊技機、5は管理装置(交換管理手段)、6は景品交換端末(記録媒体受付手段、景品交換価値特定手段、特別景品数特定手段、合算手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技機にて使用する遊技価値の種類が複数設けられ、遊技者が獲得した遊技価値の大きさを景品に交換可能な遊技場に対応し、前記景品として交換頻度が相対的に高い特別景品と、当該特別景品より交換頻度が低くかつ種類が多い一般景品とを予め設定した景品交換管理システムにおいて、
    遊技者が獲得した遊技価値の大きさ及び種類を特定可能な特別情報を記録した記録媒体を受付ける記録媒体受付手段と、
    前記記録媒体を受付けた場合に当該記録媒体に記録された前記特別情報に基づいて、景品交換に使用可能な価値の大きさである景品交換価値の大きさを特定する景品交換価値特定手段と、
    前記記録媒体受付手段が前記記録媒体を受付けた結果、前記景品交換価値特定手段が複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさを特定した場合に、当該複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさにより交換可能な前記特別景品の数を特定する特別景品数特定手段と、
    前記記録媒体受付手段が前記記録媒体を受付けた結果、前記景品交換価値特定手段が複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさを特定した場合に、前記一般景品に交換可能にそれら複数種類の景品交換価値の大きさを合算する合算手段と、
    遊技者が前記特別景品に交換した場合、その特別景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものか区別して管理すると共に、合算した景品交換価値を遊技者が複数の前記一般景品のうち少なくとも一種類の一般景品に交換した場合、その一般景品への交換がいずれの種類の遊技価値に基づくものなのか区別することなく管理する交換管理手段と、
    を備えたことを特徴とする景品交換管理システム。
  2. 前記特別景品数特定手段は、前記遊技価値の種類別に交換可能な前記特別景品の数をそれぞれ特定し、特定した結果を合計することで、複数種類の遊技価値に対応した景品交換価値の大きさにより交換可能な前記特別景品の数を特定するものであり、
    前記交換管理手段は、前記特別景品数特定手段が前記遊技価値の種類別に特定した交換可能な前記特別景品の数を、各遊技価値の種類別に交換した前記特別景品の数として管理することを特徴とする請求項1記載の景品交換管理システム。
  3. 前記特別景品として、第1特別景品と、交換するために前記第1特別景品の整数個分の前記景品交換価値が必要である第2特別景品とが設けられており、
    前記特別景品特定手段は、前記遊技価値の種類別に交換可能な前記第1特別景品及び前記第2特別景品の数をそれぞれ特定し、前記遊技価値の種類別に特定した交換可能な前記第1特別景品の数を合計すると前記第2特別景品に交換可能な場合、交換可能な前記第1特別景品の数を前記整数個分減らして交換可能な前記第2特別景品の数を増加させる繰上処理を実行するものであり、
    前記交換管理手段は、前記繰上処理によって交換可能となった前記第2特別景品について、当該第2特別景品を交換するために減算した前記第1特別景品を交換可能とした前記遊技価値の種類に基づいて交換されたものとして管理することを特徴とする請求項2記載の景品交換管理システム。
  4. 前記交換管理手段は、前記繰上処理によって前記第2特別景品が交換可能となった後、交換可能な前記第1特別景品が残っている場合、前記繰上処理によって減算された第1特別景品を、複数種類の前記遊技価値のうち、予め定められた優先順位で決定される前記遊技価値の種類に基づいて交換可能としたものとして管理することを特徴とする請求項3記載の景品交換管理システム。
  5. 前記遊技価値の種類として、第1遊技価値と、当該第1遊技価値と同一の遊技媒体を使用するが当該遊技媒体の単価が高い第2遊技価値とが設けられており、
    前記繰上処理によって減算する前記第1特別景品として前記第1遊技価値よりも前記第2遊技価値を優先して選択するよう前記優先順位を決定する優先順序決定手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の景品交換管理システム。
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