JP2014075399A - 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールド部品を正しい高さ寸法且つ十分な接合強度で実装することができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供する。
【解決手段】電子部品接合用の第1のはんだ部S1に電子部品21が搭載された後シールド部品接合用の第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する前に、搭載後のシールド部品22の壁部が位置する領域23における異物の有無を検査する検査工程を設け、シールド部品22を搭載する第2の電子部品搭載工程に先だって、検査工程にて異物がないと判定された基板3の領域23にはんだを塗布して追加はんだ部SAを形成た後にシールド部品22を搭載するように作業工程を設定する。これにより、異物が介在した状態やはんだ量が不適のままはんだ接合が実行されることを防止して、シールド部品22を正しい高さ寸法且つ十分な接合強度で実装することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に電子部品を搭載して実装基板を製造する電子部品実装システムおよび電子部品実装方法に関するものである。
電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装システムは、はんだ印刷装置や電子部品搭載装置などの複数の部品実装用設備を連結して構成された電子部品実装ラインを主体としており、実装対象の基板が電子部品実装ラインを上流側から下流側へ搬送されることにより、基板を対象としてはんだ印刷や部品搭載などの部品実装用作業が順次実行される。ここで生産対象の実装基板が電磁的な遮蔽を必要とする場合には、基板の実装面において電子部品が搭載された所定の領域を覆ってシールド部品が搭載され、はんだ接合によって基板に固着される(特許文献1,2参照)。
特開2009−212412号公報 特開2010−171333号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め、従来技術にはシールド部品のはんだ接合による実装品質に関して以下のような課題があった。すなわち電磁的シールドを必要とする基板の実装面には、一般の電子部品の接合用の部品用電極とは別に、シールド部品接合用のシールド用電極が形成されており、はんだ供給工程ではスクリーン印刷などの方法によって部品用電極、シールド用電極に対して一括してはんだが供給される。そして実装面でシールド領域に位置する電子部品の搭載が全て完了した後、このシールド領域を覆ってシールド部品が搭載され、全ての部品搭載が完了した基板はリフロー工程に送られて加熱される。これにより、電子部品とシールド部品とを含めたはんだ接合が一括して完了する。
このようなシールド部品の実装品質に関しては、実装面において適正量のはんだが供給されたシールド用電極に対してシールド部品が正しく位置合わせされるとともに、シールド部品の壁部とシールド用電極との間に隙間が生じないことが求められる。このような隙間は、シールド用電極上に落下部品などの異物が残留した状態のままシールド部品が搭載された場合に発生し、隙間が生じたままはんだ接合が完了すると、完成基板の実装面においてシールド部品の高さが規定寸法通りにならず、筐体に基板を装着する際に他部品との干渉を生じる不具合が生じる。そしてこのような不具合は、モバイル機器など電子機器のサイズのコンパクト化・薄型化に伴って発生頻度が増大しており、有効な対策が求められていた。またシールド用電極にスクリーン印刷によって供給されるはんだは、印刷のばらつきなどによって必ずしも適正量が確保されているとは限らず、スクリーン印刷における「かすれ」が生じた部位では、健全なはんだ接合部が形成されずに接合強度の不足を招く事態が生じていた。
そこで本発明は、シールド部品を正しい高さ寸法且つ十分な接合強度で実装することができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装システムは、基板を搬送する搬送手段を有する複数の設備で構成された電子部品実装ラインによって、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する電子部品実装システムであって、前記電子部品実装ラインが、基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷装置と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載装置と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載装置とを含み、さらに、前記第1のはんだ部に電子部品が搭載された後前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する前に、搭載後のシールド部品の壁部が位置する領域における異物の有無を検査する検査手段を備え、前記検査手段によって異物がないと判定されたならば、はんだ塗布装置によって前記領域にはんだを塗布することにより追加はんだ部を形成し、その後前記第2の電子部品搭載装置は基板に前記シールド部品を搭載する。
本発明の電子部品実装方法は、基板を搬送する搬送手段を有する複数の設備で構成され、基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷装置と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載装置と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載装置とを含む電子部品実装ラインによって、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する電子部品実装方法であって、基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷工程と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載工程と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載工程と、前記第1のはんだ部に電子部品が搭載された後前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する前に、搭載後のシールド部品の壁部が位置する領域における異物の有無を検査する検査工程とを含み、前記第2の電子部品搭載工程に先だって、前記検査工程にて異物がないと判定された基板の前記領域にはんだを塗布することにより追加はんだ部を形成し、その後シールド部品を搭載する。
本発明によれば、電子部品接合用の第1のはんだ部に電子部品が搭載された後シールド部品接合用の第2のはんだ部にシールド部品を搭載する前に、搭載後のシールド部品の壁部が位置する領域における異物の有無を検査する検査工程を設け、シールド部品を搭載する第2の電子部品搭載工程に先だって、検査工程にて異物がないと判定された基板の領域にはんだを塗布して追加はんだ部を形成した後にシールド部品を搭載するように作業工程を設定することにより、異物が介在した状態やはんだ量が不適のままはんだ接合が実行されることを防止して、シールド部品を正しい高さ寸法で、且つ十分な接合強度で実装することができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムに用いられる電子部品搭載装置およびはんだ塗布装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにより製造される実装基板の斜視図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムに用いられるはんだ塗布装置の機能説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法の工程説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおけるはんだ塗布装置に用いられるディスペンサの構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法におけるシールド部品の構成説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1,図2を参照して、電子部品実装システム1の構成を説明する。図1において、電子部品実装システム1は、基板を搬送する搬送手段を備えた複数の設備(基板供給装置M1〜基板回収装置M9)で構成された電子部品実装ライン1aによって、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する機能を有するものである。なお図2は、第1の電子部品搭載装置M5、はんだ塗布装置M6、第2の電子部品搭載装置M7の詳細構成を示している。
電子部品実装ライン1aは、基板供給装置M1、はんだ印刷装置M2、第1の電子部品搭載装置M3〜M5、はんだ塗布装置M6、第2の電子部品搭載装置M7、リフロー装置M8および基板回収装置M9を直列に連結して構成されている。基板供給装置M1は、マガジンなどに収納された作業対象の基板3(図2参照)を下流側装置に順次供給する。はんだ印刷装置M2は、上流側から搬入された基板3を対象として、ペースト状の部品接合用のはんだを印刷する。これにより、基板3には、電子部品を接合するための第1のはんだ部S1、シールド部品を接合するための第2のはんだ部S2(図4,図6参照)が形成される。第1の電子部品搭載装置M3〜M5は同一構成であり、基板3に形成された第1のはんだ部S1に電子部品を搭載する。
はんだ塗布装置M6はカメラによって基板3を撮像して所定の検査を行う検査部を備えており、電子部品が搭載された後の基板3を対象として、シールド部品が接合される領域における異物の有無を検査し、異物がないと判定されたならばシールド部品が接合される領域に補完用の追加はんだ部を形成する。第2の電子部品搭載装置M7は、追加はんだ部SAが形成された後の第2のはんだ部S2にシールド部品を搭載する。リフロー装置M8は、電子部品やシールド部品が搭載された後の基板3を加熱することにより、はんだを溶融固化させてはんだ接合を行う。基板回収装置M9は、部品実装作業が完了した後の基板3を受け取って回収する。
ここで、図3を参照して、作業対象の基板3について説明する。図3(a)は、シールド部品22を搭載する前の基板3を示している。すなわち基板3の実装面3aには、予めはんだ印刷装置M2によって第1のはんだ部S1、第2のはんだ部S2がスクリーン印刷によって形成されており、第1のはんだ部S1上には複数種類の電子部品21が搭載されている。実装面3aには、これらの電子部品21を電磁的に遮蔽するために、電子部品21が実装されたシールド対象範囲を覆ってシールド部品22が搭載される。
シールド部品22は、シールド対象範囲に対応した形状の天井部22bの外縁から壁部22aが下方に延出した逆箱形状であり、実装面3aには壁部22aの接合部22cの平面形状に対応して、搭載状態において壁部22aの接合部22cが着地する領域23が設定されている。領域23には、シールド部品22をはんだ接合するための第2のはんだ部S2がスクリーン印刷により形成され、さらに領域23において十分なはんだ量を供給することが望ましいコーナ部などには、はんだを追加補充するための追加はんだ部SAを形成するようにしている。そして図3(b)に示すように、実装面3aにシールド部品22が搭載された状態で、基板3はリフロー装置M8に送られる。
次に第1の電子部品搭載装置M5、はんだ塗布装置M6、第2の電子部品搭載装置M7の構成を説明する。なお、第1の電子部品搭載装置M3〜M5は同一構成であり、スクリーン印刷後の基板3が第1の電子部品搭載装置M3〜M5を搬送されていく過程において、それぞれが複数の電子部品を基板3に順次搭載する。第1の電子部品搭載装置M5の構成を説明する。図2において、基台1AにはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2Aが配設されており、基板搬送機構2Aは部品搭載対象の基板3を搬送して搭載作業位置に位置決め保持する。基板搬送機構2Aの両側方には、複数のテープフィーダ5が並設された部品供給部4が配置されている。テープフィーダ5は搭載対象の電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、電子部品を以下に説明する部品搭載機構によるピックアップ位置に供給する。
基台1AのX方向における両側端部には、Y軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A,6Bには、X軸テーブル7A、7BがY方向に水平移動自在に架設されている。さらにX軸テーブル7A、7Bには、装着ベース部7aを介して搭載ヘッド8がX方向にスライド自在に装着されており、搭載ヘッド8は下端部に装着された吸着ノズル(図示省略)によってテープフィーダ5のピックアップ位置から電子部品を取り出して基板3に移送搭載する。Y軸テーブル6A,6B、X軸テーブル7A、7Bおよび搭載ヘッド8は、部品搭載機構を構成する。それぞれの部品供給部4と基板搬送機構2Aとの間には部品認識カメラ9が配設されており、部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が部品認識カメラ9の上方に移動することにより、部品認識カメラ9は搭載ヘッド8に保持された状態の電子部品を撮像して認識する。
はんだ塗布装置M6の構成を説明する。基台1BにはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2Bが配設されており、基板搬送機構2Bははんだ塗布対象の基板3を搬送して塗布作業位置に位置決め保持する。基台1BのX方向における両側端部には、Y軸テーブル10A,10Bが配設されており、Y軸テーブル10A,10Bには、X軸テーブル11A、11BがY方向に水平移動自在に架設されている。X軸テーブル11A、11Bには、装着ベース部11aを介してそれぞれ塗布ヘッド12A、検査ヘッド12BがX方向に水平移動自在に装着されている。基板搬送機構2Bの横方向の基台1Bの上面には塗布ヘッド12Aによる試し塗布等を行うための試し塗布ユニット13が装着されている。
なお,第1の電子部品搭載装置M5の装着ベース部7aとはんだ塗布装置M6の装着ベース部11aは複数種類の作業ヘッドが装着可能な装着互換性を有する形態となっており、対象作業に応じて、搭載ヘッド、塗布ヘッド、検査ヘッドなど、種類の異なる作業ヘッドを交換自在に装着可能となっている。
塗布ヘッド12Aは、前述の追加はんだ部SAを形成するためのはんだ塗布を行う機能を有しており、図4(a)に示すディスペンサ24を構成している。塗布ヘッド12Aはタンク27およびポンプ機構28を備えており、タンク27は空圧配管26を介して空圧源25と接続されている。タンク27には接合用のペースト状のはんだが内蔵されており、空圧源25から空圧配管26を介して空圧を供給することにより、タンク27内のはんだはポンプ機構28に供給される。ポンプ機構28は定量吐出機能を有するスクリューポンプ機構を内蔵しており、タンク27から供給されたはんだは、ポンプ機構28によって塗布ノズル29を介して塗布対象物に対して吐出される。
図4(b)は、塗布ヘッド12Aによるはんだ塗布作業を示している。まず図4(b)(イ)は、塗布作業前の基板3の状態を示している。基板3の実装面3aには、はんだ印刷装置M2によって予め第1のはんだ部S1、第2のはんだ部S2が形成されており、第1のはんだ部S1上には第1の電子部品搭載装置M3〜M5によって電子部品21が実装されている。そしてはんだ塗布装置M6に基板3が搬入されると、塗布ヘッド移動機構を構成するY軸テーブル10A、X軸テーブル11Aにより塗布ヘッド12Aは基板3上に移動して所定位置にて規定量のはんだを塗布ノズル29によって塗布する。これにより領域23上の第2のはんだ部S2を覆って、追加はんだ部SAが形成される。
検査ヘッド12Bは、検査のための画像を取得するカメラ32を内蔵している。検査ヘッド移動機構を構成するY軸テーブル10B、X軸テーブル11Bを駆動して検査ヘッド12Bが基板搬送機構2Cに保持された基板3上に移動することにより、カメラ32は上流側装置による作業後の基板3を撮像して、予め規定された所定項目の検査を行うための画像を取得する。ここでは所定項目として、領域23上における異物有無、第1の電子部品搭載装置M3〜M5によって基板3に搭載された電子部品21の部品搭載状態、さらには塗布ヘッド12Aによって形成された追加はんだ部SAにおけるはんだ塗布状態の検査が規定されている。
第2の電子部品搭載装置M7の構成を説明する。基台1CにはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2Cが配設されており、基板搬送機構2Cは部品搭載対象の基板3を搬送して搭載作業位置に位置決め保持する。基板搬送機構2Cの両側方には、それぞれ部品供給部14A、14Bが配置されている。部品供給部14Aには、複数(ここでは2つ)のトレイフィーダ15が並設されており、トレイフィーダ15は複数のシールド部品を平面配置で収納したトレイ15aを以下に説明する部品搭載機構に供給する。また部品供給部14Bには、複数(ここでは3つ)のパーツフィーダ16が並設されており、パーツフィーダ16は同様にシールド部品を部品搭載機構に供給する。
基台1CのX方向における両側端部には、Y軸テーブル17A,17Bが配設されており、Y軸テーブル17A,17Bには、X軸テーブル18がY方向に水平移動自在に架設されている。さらにX軸テーブル18には、搭載ヘッド19がX方向にスライド自在に装着されており、搭載ヘッド19は下端部に装着された吸着ノズル(図示省略)によってトレイ15aまたはパーツフィーダ16のピックアップ位置からシールド部品を取り出して基板3に移送搭載する。Y軸テーブル17A,17B、X軸テーブル18、および搭載ヘッド19は、部品搭載機構を構成する。部品供給部14A,14Bと基板搬送機構2Cとの間には部品認識カメラ20が配設されており、部品供給部14A,14Bからシールド部品を取り出した搭載ヘッド19が部品認識カメラ20の上方に移動することにより、部品認識カメラ20は搭載ヘッド19に保持された状態のシールド部品を撮像して認識する。
次に図5を参照して、制御系の構成を説明する。図5(a)において、電子部品実装ライン1aを構成する基板供給装置M1〜基板回収装置M9の各装置は、通信ネットワーク31を介して装置相互に、また上位システム30と接続されている。これにより、上位システム30および各装置間との信号授受が可能となっている。図5(b)は、はんだ塗布装置M6の制御系を示している。制御部40は、ディスペンサ24、塗布ヘッド移動機構(10A,11A)を制御して塗布ヘッド12Aによるはんだ塗布動作を制御し、カメラ32、検査ヘッド移動機構(10B,11B)を制御して検査ヘッド12Bによる検査動作を制御する機能を有するとともに、通信部33を介して他装置との間で信号の授受を行う。
さらに制御部40は、内部制御機能としての異物検査部41、部品搭載状態検査部42、はんだ塗布状態検査部43、塗布条件調整部44を有している。異物検査部41は、カメラ32によって基板3を撮像した画像に基づき、第1のはんだ部S1に電子部品21が搭載された後第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する前に、搭載後のシールド部品22の壁部22aが位置する領域23における異物の有無を検査する処理を行う。
部品搭載状態検査部42は、同様にカメラ32によって基板3を撮像した画像に基づき、第1のはんだ部S1に搭載された電子部品21の搭載状態の検査,すなわち搭載されるべき電子部品21の有無や正規搭載位置からの位置ずれなどを検出して良否判定する処理を行う。はんだ塗布状態検査部43は、同様にカメラ32によって基板3を撮像した画像に基づき、追加はんだ部SAとして追加塗布されたはんだ塗布状態の検査、すなわち追加はんだ部SAの形状を認識してはんだ量の過大・過小や糸引きなどの塗布異常を検出して良否判定する処理を行う。
塗布条件調整部44は適正な形状の追加はんだ部SAを形成するためにディスペンサ24に対して指示すべきはんだ吐出動作パラメータを、はんだ塗布状態検査部43による検査結果に基づき調整する処理を行う。すなわち制御部40が、塗布条件調整部44によって調整されたはんだ吐出動作パラメータに基づきディスペンサ24を制御することにより、適正な形状の追加はんだ部SAが形成される。
上記構成において、本実施の形態に示す電子部品実装ライン1aは、基板3にはんだを印刷することにより第1のはんだ部S1と第2のはんだ部S2を形成するはんだ印刷装置M2と、第1のはんだ部S1に電子部品21を搭載する第1の電子部品搭載装置M3〜M5と、少なくとも第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する第2の電子部品搭載装置M7とを含む構成となっている。
さらに第1のはんだ部S1に電子部品21が搭載された後第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する前に、搭載後のシールド部品22の壁部22aが位置する領域23における異物の有無を検査手段によって検査するようにしている。そしてこの検査手段によって異物がないと判定されたならば、はんだ塗布装置M6は領域23にはんだを塗布することにより追加はんだ部SAを形成し、その後第2の電子部品搭載装置M7は基板3にシールド部品22を搭載する。
なお、本実施の形態に示す電子部品実装ライン1aでは、はんだ塗布装置M6に配置された検査部、すなわちカメラ32を内蔵した塗布ヘッド12Aおよび前述の検査ヘッド移動機構、異物検査部41より構成される検査部が、上述の検査手段に該当する。そしてこの検査部は、追加はんだ部SAの形状を検査し、さらに第1のはんだ部S1に搭載された電子部品21の搭載状態の検査を行なうようになっている。
次に図6を参照して、上述構成の電子部品実装ライン1aによって基板3に電子部品21並びに当該基板3に搭載された電子部品21を覆うためのシールド部品22を搭載する電子部品実装方法について説明する。まず基板供給装置M1から供給された基板3ははんだ印刷装置M2に搬入され、ここで基板3にはんだが印刷される。これにより、図6(a)に示すように、基板3の実装面3aには実装予定の電子部品21に対応して第1のはんだ部S1が形成されるとともに、領域23(図3参照)には第2のはんだ部S2が形成される(はんだ印刷工程)。なお、第2のはんだ部S2を対象とする印刷パターンは、シールド部品22の壁部22aの厚みや形状に応じて、印刷幅や印刷間隔を適宜選定した上で決定される。
次いで、基板3は第1の電子部品搭載装置M3〜M5に順次送られ、図6(b)に示すように、第1のはんだ部S1に電子部品21を搭載する(第1の電子部品搭載工程)。そして電子部品21が搭載された後の基板3がはんだ塗布装置M6に搬入されると、まず前述構成の検査部によって領域23における異物の有無を検査する(検査工程)。そしてこの検査工程においては、追加はんだ部SAの形状を検査し、さらに第1のはんだ部S1に搭載された電子部品21の搭載状態の検査を行なうようになっている。
この検査工程において、領域23にシールド部品22の正常な搭載を妨げる異物ありと判定されたならば、その旨報知する。そしてこのような異物がないと判定されたならば、当該基板3の領域23にはんだを塗布することにより追加はんだ部SAを形成する(はんだ塗布工程)。この後、基板3は第2の電子部品搭載装置M7に搬入され、図6(d)に示すように、第2のはんだ部S2が形成されさらに追加はんだ部SAが形成された領域23に壁部22aを位置させて、シールド部品22を基板3上に搭載する(第2の電子部品搭載工程)。
すなわち本実施の形態に示す電子部品実装方法は、基板3にはんだを印刷することにより第1のはんだ部S1と第2のはんだ部S2を形成するはんだ印刷工程と、第1のはんだ部S1に電子部品21を搭載する第1の電子部品搭載工程と、少なくとも第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する第2の電子部品搭載工程と、第1のはんだ部S1に電子部品21が搭載された後第2のはんだ部S2にシールド部品22を搭載する前に、搭載後のシールド部品22の壁部22aが位置する領域23における異物の有無を検査する検査工程とを含む形態となっている。そして第2の電子部品搭載工程に先だって、検査工程にて異物がないと判定された基板3の領域23にはんだを塗布することにより追加はんだ部SAを形成し、その後シールド部品22を搭載するようにしている。
これにより、領域23に異物が介在した状態や、印刷された第2のはんだ部S2のはんだ量が不適のままシールド部品22と基板3とのはんだ接合が実行されることを防止して、シールド部品22を正しい高さ寸法且つ十分な接合強度で実装することができる。
なお上記実施の形態においては、はんだ塗布装置M6において追加はんだ部SAを形成するためのはんだ塗布を行うディスペンサ24として、図4(a)に示す構成を用いているが、図7に示すように、スクリューポンプ機構に替えて空圧を電気的に制御する電空制御方式のディスペンサ24Aを用いてもよい。図7において、塗布ヘッド12Aは開閉バルブ36およびシリンジ37,塗布ノズル38を備えており、開閉バルブ36は空圧配管35を介して電空レギュレータ34および空圧源と接続されている。
シリンジ37には接合用のペースト状のはんだが内蔵されており、電空レギュレータ34によって圧力が制御された空圧を空圧配管35を介して供給し、開閉バルブ36の開閉時間を制御することにより、シリンジ37内のはんだは塗布ノズル38から吐出される。このとき、電空レギュレータ34によって空圧を制御し、開閉バルブ36によって吐出時間を制御することにより、所望量のはんだを塗布ノズル38から吐出させることができる。なお、追加はんだ部SA形成用のはんだ塗布手段として、図4,図7に示す方式以外にも、インクジェット方式など各種構成のディスペンサを用いることができる。
また本実施の形態においては、基板3を覆うシールド部品22として、壁部22aと天井部22bが予め一体となった形状のものを用いる例を示しているが、これ以外の構成のもの、例えば図8(a)に示すシールド部品22Aのように、天井部22bと壁部22aとが別体で構成されたものを用いるようにしてもよい。すなわち図8(a)に示す例では、電子部品21が搭載され第2のはんだ部S2、追加はんだ部SAが形成された後の基板3に、まず壁部22aのみを単独で、搭載する。そしてこの状態で基板3をリフロー装置M8に搬入してはんだ接合を行い、図8(b)に示す天井部22bの装着ははんだ接合後に別途手作業にて行う。
本発明の電子部品実装システムおよび電子部品実装方法は、シールド部品を正しい高さ寸法且つ十分な接合強度で実装することができるという効果を有し、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する形態の電子部品実装作業において有用である。
1 電子部品実装システム
1a 電子部品実装ライン
3 基板
12A 塗布ヘッド
12B 検査ヘッド
21 電子部品
22 シールド部品
23 領域
S1 第1のはんだ部
S2 第2のはんだ部
SA 追加はんだ部
M1 基板供給装置
M2 はんだ印刷装置
M3〜M5 第1の電子部品搭載装置
M6 はんだ塗布装置
M7 第2の電子部品搭載装置
M8 リフロー装置
M9 基板回収装置

Claims (8)

  1. 基板を搬送する搬送手段を有する複数の設備で構成された電子部品実装ラインによって、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する電子部品実装システムであって、
    前記電子部品実装ラインが、基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷装置と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載装置と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載装置とを含み、
    さらに、前記第1のはんだ部に電子部品が搭載された後前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する前に、搭載後のシールド部品の壁部が位置する領域における異物の有無を検査する検査手段を備え、
    前記検査手段によって異物がないと判定されたならば、はんだ塗布装置によって前記領域にはんだを塗布することにより追加はんだ部を形成し、その後前記第2の電子部品搭載装置は基板に前記シールド部品を搭載することを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 前記検査手段が、前記はんだ塗布装置に配置された検査部であることを特徴とする請求項1記載の電子部品実装システム。
  3. 前記検査部は、前記追加はんだ部の形状を検査することを特徴とする請求項2記載の電子部品実装システム。
  4. 前記検査部は、前記第1のはんだ部に搭載された電子部品の搭載状態の検査を行なうことを特徴とする請求項3記載の電子部品実装システム。
  5. 基板を搬送する搬送手段を有する複数の設備で構成され、基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷装置と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載装置と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載装置とを含む電子部品実装ラインによって、基板に電子部品並びに当該基板に搭載された電子部品を覆うためのシールド部品を搭載する電子部品実装方法であって、
    基板にはんだを印刷することにより第1のはんだ部と第2のはんだ部を形成するはんだ印刷工程と、前記第1のはんだ部に電子部品を搭載する第1の電子部品搭載工程と、少なくとも前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する第2の電子部品搭載工程と、前記第1のはんだ部に電子部品が搭載された後前記第2のはんだ部にシールド部品を搭載する前に、搭載後のシールド部品の壁部が位置する領域における異物の有無を検査する検査工程とを含み、
    前記第2の電子部品搭載工程に先だって、前記検査工程にて異物がないと判定された基板の前記領域にはんだを塗布することにより追加はんだ部を形成し、その後シールド部品を搭載することを特徴とする電子部品実装方法。
  6. 前記検査工程において、前記はんだ塗布装置に配置された検査部によって前記検査を行うことを特徴とする請求項5記載の電子部品実装方法。
  7. 前記検査部によって、前記追加はんだ部の形状の検査を行うことを特徴とする請求項6記載の電子部品実装方法。
  8. 前記検査部によって、前記第1のはんだ部に搭載された電子部品の搭載状態の検査を併せて行なうことを特徴とする請求項7記載の電子部品実装方法。
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