JP7249426B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本明細書は、部品実装機について開示する。
従来、この種の部品実装機として、基板上に実装(配置)された部品の実装状態を検査した検査結果を取得し、取得した検査結果に位置ずれの生じた部品の情報が含まれるときには、この基板上に実装された部品を採取し、部品の角度および位置を修正して基板に再実装するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、部品実装機として、部品を基板に実装(配置)した後、その部品実装機が備えるマークカメラを用いて部品の実装方向に誤りがないかを検査し、実装方向が誤っている場合には、その部品を採取し、部品の下面を清掃した後、実装方向を正して部品を再実装するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2017/119114号 特開2016-219608号公報
上述した部品実装機では、実装した部品の検査結果に異常が生じてその部品が採取される際に、基板上に塗布されていた半田が剥離して部品側に付着する場合がある。この場合、部品に付着した半田を清掃により除去した後、部品を基板に再実装しても、半田不足によって部品の電極部と基板のランド部との間の電気的接続に不良が生じるおそれがある。
本開示は、不良品の発生を抑制することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の部品実装機は、
部品を保持して基板に実装する部品実装機であって、
前記部品を保持する保持部材を有するヘッドと、
前記ヘッドを移動させる移動装置と、
前記移動装置により移動させられ、前記基板を撮像するための撮像装置と、
前記保持部材に保持された部品が前記基板に実装されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御する実装処理を実行した後、前記基板に実装された部品が撮像されるよう前記移動装置と前記撮像装置とを制御すると共に撮像された画像に基づいて前記部品の実装状態を検査する検査処理を実行し、前記検査処理の検査結果が異常であった場合には、異常に係る部品が前記基板から除去されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御し前記基板の状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう異常時処理を実行する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本開示の部品実装機は、ヘッドを移動させる移動装置により移動させられて基板を撮像するための撮像装置を備える。また、部品実装機は、保持部材に保持された部品が基板に実装されるよう制御する実装処理を実行した後、基板に実装された部品を撮像すると共に撮像した画像に基づいて部品の実装状態を検査する検査処理を実行する。そして、部品実装機は、検査結果が異常であった場合には、異常に係る部品を基板から除去し基板の状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう異常時処理を実行する。このように、異常に係る部品を基板から除去した後にオペレータが基板の状態(半田の状態)を確認できるようにすることで、不良品の発生を抑制することができる。
本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。 部品実装機10の制御装置60と管理装置80の電気的な接続関係を示すブロック図である。 制御装置60のCPU61により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 部品実装処理の一例を示すフローチャートである。 異常時処理の一例を示すフローチャートである。 半田状態を確認するための確認用画面の一例を示す説明図である。 他の実施形態に係る異常時処理を示すフローチャートである。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。図2は、部品実装機10の制御装置60および管理装置80の電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1および図2中、左右方向がX軸方向であり、前(手前)後(奥)方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、基板Sに部品を実装(表面実装)するものである。すなわち、部品実装機10は、基板Sのランド部となる銅箔上に図示しない印刷機により印刷された半田に電極部が接触するように部品を実装する。
部品実装機10は、図1に示すように、部品供給装置21と、基板搬送装置22と、ヘッド移動装置30と、ヘッド40と、画像表示装置50と、スピーカ51(図2参照)と、ライト52(図2参照)と、制御装置60(図2参照)とを備える。また、部品実装機10は、これらの他に、パーツカメラ24やマークカメラ25、廃棄ボックス26、ノズルステーション27なども備える。部品実装機10は、基板搬送方向(X軸方向)に複数台並べて配置されて、生産ラインを構成する。生産ラインは、管理装置80(図2参照)によって管理される。
部品供給装置21は、部品実装機10の基台11の前端部に設けられるテープフィーダを備える。テープフィーダは、左右方向(X軸方向)に並ぶように設置され、長手方向に所定間隔をおいて形成された複数の凹部にそれぞれ部品が収容されたテープをリールから前後方向(Y軸方向)に引き出すことにより部品を供給する。
基板搬送装置22は、前後方向(Y軸方向)に間隔を空けて基台11上に配置される一対のコンベアレールを備える。基板搬送装置22は、一対のコンベアレールを駆動することにより基板Sを図1の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。
ヘッド移動装置30は、図1に示すように、一対のX軸ガイドレール31と、X軸スライダ32と、X軸アクチュエータ33(図2参照)と、一対のY軸ガイドレール35と、Y軸スライダ36と、Y軸アクチュエータ37(図2参照)と、を備える。一対のY軸ガイドレール35は、Y軸方向に互いに平行に延在するように筐体12の上段に設置される。Y軸スライダ36は、一対のY軸ガイドレール35に架け渡されている。Y軸アクチュエータ37は、Y軸スライダ36をY軸ガイドレール35に沿ってY軸方向に移動させる。一対のX軸ガイドレール31は、X軸方向に互いに平行に延在するようにY軸スライダ36の前面に設置される。X軸スライダ32は、一対のX軸ガイドレール31に架け渡されている。X軸アクチュエータ33は、X軸スライダ32をX軸ガイドレール31に沿ってX軸方向に移動させる。X軸スライダ32にはヘッド40が取り付けられている。ヘッド移動装置30は、X軸スライダ32とY軸スライダ36とを移動させることで、ヘッド40をX軸方向とY軸方向とに移動させる。
ヘッド40には、Z軸アクチュエータ41と、θ軸アクチュエータ43と、を備える。Z軸アクチュエータ41は、図示しないノズルホルダを上下方向(Z軸方向)に移動させる。θ軸アクチュエータ43は、ノズルホルダをZ軸回りに回転させる。ノズルホルダには、吸着ノズル45が着脱可能に取り付けられる。吸着ノズル45は、Z軸アクチュエータ41によりノズルホルダと共にZ軸方向に移動し、θ軸アクチュエータ43によりノズルホルダと共にZ軸回りに回転する。吸着ノズル45の吸引口は、図示しないが、電磁弁により負圧源と正圧源とエア導入口とに対して選択的に連通する。ヘッド40は、吸着ノズル45の吸引口を負圧源と連通させた状態で吸着ノズル45の吸引口を部品の上面に当接させることで、当該吸引口に作用する負圧によって部品を吸着することができる。また、ヘッド40は、吸着ノズル45の吸引口を正圧源と連通させることで、当該吸引口に作用する正圧によって部品の吸着を解除することができる。
パーツカメラ24は、基台11の部品供給装置21と基板搬送装置22との間に設置される。パーツカメラ24は、吸着ノズル45に吸着させた部品がパーツカメラ24の上方を通過する際、部品の底面を当該部品の底面に垂直な方向から撮像する。パーツカメラ24により撮像された撮像画像は、制御装置60へ出力される。制御装置60は、パーツカメラ24の撮像画像に対して部品を認識する画像処理を行なうことで、部品の吸着状態の検査を行なう。吸着状態の検査には、例えば、吸着ノズル45に部品が吸着されているか否かの判定や、吸着されている部品が正常であるか否かの判定、吸着されている部品のX軸方向,Y軸方向およびθ軸方向の各位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)が許容範囲内にあるか否かの判定などが含まれる。
マークカメラ25は、X軸スライダ32に取り付けられている。マークカメラ25は、基板Sの表面に付されたマークを当該表面に垂直な方向から撮像する。マークカメラ25により撮像された撮像画像は、制御装置60へ出力される。制御装置60は、マークカメラ25の撮像画像に対してマークを認識する画像処理を行なうことで、基板Sの位置を確認する。
廃棄ボックス26は、吸着した部品に異常が生じているときに当該異常の対象となった部品を廃棄するためのものである。ノズルステーション27は、ヘッド40が複数種類の部品を実装する際に、部品の種類に応じてその吸着に適した交換用の吸着ノズル45を複数収容するものである。
画像表示装置50は、例えば液晶ディスプレイであり、部品実装機10の状態に関するステータス情報や、段取り替えや部品の補充に関する作業情報などを表示する。画像表示装置50は、本実施形態では、オペレータによる操作が可能に画面にタッチパネルが取り付けられている。
制御装置60は、図2に示すように、CPU61を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU61の他に、ROM62と、HDD63と、RAM64と、入出力インタフェース65などを備える。これらは、バス66を介して電気的に接続されている。制御装置60には、各種検出信号が入出力インタフェース65を介して入力されている。制御装置60に入力される各種検出信号には、X軸スライダ32の位置を検知するX軸位置センサ34からの位置信号や、Y軸スライダ36の位置を検知するY軸位置センサ38からの位置信号、吸着ノズル45のZ軸方向における位置を検出するZ軸位置センサ42からの位置信号、吸着ノズル45のθ軸方向における位置を検出するθ軸位置センサ44からの位置信号がある。また、制御装置60に入力される各種信号には、パーツカメラ24からの画像信号や、マークカメラ25からの画像信号、画像表示装置50(タッチパネル)からの操作信号などもある。一方、制御装置60からは、各種制御信号が入出力インタフェース65を介して出力されている。制御装置60から出力される各種制御信号には、部品供給装置21への制御信号や、基板搬送装置22への制御信号がある。また、制御装置60から出力される各種制御信号には、X軸アクチュエータ33への駆動信号、Y軸アクチュエータ37への駆動信号、Z軸アクチュエータ41への駆動信号、θ軸アクチュエータ43への駆動信号などもある。さらに、制御装置60から出力される各種制御信号には、パーツカメラ24への制御信号や、マークカメラ25への制御信号、画像表示装置50への制御信号、スピーカ51への制御信号、ライト52への制御信号などもある。また、制御装置60は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
管理装置80は、例えば、汎用のコンピュータであり、図2に示すように、CPU81と、ROM82と、HDD83と、RAM84と、入出力インタフェース85などを備える。これらは、バス86を介して電気的に接続されている。この管理装置80には、マウスやキーボード等の入力デバイス87から入力信号が入出力インタフェース85を介して入力されている。また、管理装置80からは、ディスプレイ88への画像信号が入出力インタフェース85を介して出力されている。HDD83は、基板Sの生産ジョブを記憶している。ここで、基板Sの生産ジョブには、各部品実装機10においてどの部品をどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品を実装した基板Sを何枚作製するかなどの生産スケジュールが含まれる。管理装置80は、オペレータが入力デバイス87を介して入力した各種データに基づいて生産ジョブを生成し、生成した生産ジョブを各部品実装機10へ送信することで、各部品実装機10に対して生産の開始を指示する。
次に、こうして構成された本実施形態の部品実装機10の動作について説明する。図3は、制御装置60のCPU61により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、オペレータによって生産の開始が指示されたときに実行される。制御装置60は、管理装置80から送信された生産ジョブを受信し、受信した生産ジョブに基づいて制御ルーチンを実行する。
制御ルーチンでは、制御装置60のCPU61は、まず、部品を基板Sに実装すると共に実装した部品の実装状態を検査する部品実装処理を行なう(S10)。続いて、CPU61は、検査結果が異常であるか否かを判定する(S20)。そして、CPU61は、検査結果が異常でなければ、S10に戻って部品実装処理を繰り返し、検査結果が異常であれば、異常に係る部品を除去する異常時処理を実行する(S30)。以下、部品実装処理と異常時処理とについて詳細を説明する。
図4は、部品実装処理の一例を示すフローチャートである。部品実装処理が実行されると、CPU61は、まず、吸着ノズル45に部品供給装置21から供給された部品を吸着させる吸着動作を行なう(S100)。吸着動作は、具体的には、部品供給装置21から部品が供給される部品供給位置の上方へ吸着ノズル45が移動するようヘッド移動装置30を駆動制御し、吸着ノズル45の先端(吸引口)が部品の上面に当接するまで吸着ノズル45が下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御すると共に吸着ノズル45の吸引口に負圧が作用するよう電磁弁を駆動制御することにより行なう。続いて、CPU61は、吸着ノズル45に吸着させた部品がパーツカメラ24の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御して(S110)、当該部品をパーツカメラ24で撮像する(S120)。
CPU61は、部品を撮像すると、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を行なう(S130)。そして、CPU61は、認識した部品の吸着状態を検査し(S140)、その検査結果が正常であるか否かを判定する(S150)。吸着状態の検査には、上述したように、吸着ノズル45に部品が吸着されている(撮像画像中に部品が正常に認識された)か否かの判定や、吸着されている部品が正常(正しい部品)であるか否かの判定、吸着されている部品のX軸方向,Y軸方向およびθ軸方向の各位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)が許容範囲内にあるか否かの判定などがある。
CPU61は、吸着状態の検査結果が正常でなく異常であると判定すると、吸着ノズル45に吸着されている部品が廃棄ボックス26の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御する(S220)。そして、CPU61は、部品の吸着を解除することにより当該部品を廃棄ボックス26へ廃棄して(S230)、部品の吸着動作をやり直すためにステップS100に戻る。
CPU61は、吸着状態の検査結果が正常であると判定すると、ステップS140で判定した各位置ずれ量(Δx,Δy,Δθ)に基づいて部品の実装位置を補正する(S160)。そして、CPU61は、吸着ノズル45に吸着されている部品を補正した実装位置に実装する実装動作を行なう(S170)。実装動作は、具体的には、吸着ノズル45に吸着されている部品が実装位置の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御し、部品が基板Sに当接するまで吸着ノズル45が下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御すると共に吸着ノズル45の吸引口に正圧が作用するよう電磁弁を駆動制御することにより行なう。
CPU61は、実装動作を行なうと、実装した部品の実装位置の上方へマークカメラ25が移動するようヘッド移動装置30を駆動制御する(S180)。続いて、CPU61は、マークカメラ25で実装した部品を撮像し(S190)、得られた撮像画像において部品を認識する画像処理を行なう(S200)。そして、CPU61は、認識した部品の実装状態を検査して(S210)、部品実装処理を終了する。CPU61は、実装状態の検査として、画像処理により認識した部品の位置(x,y,θ)が上述した実装位置と一致しているか否かの判定を行なう。CPU61は、部品実装処理を終了すると、制御ルーチンに戻って、上述したように、ステップS20において実装状態の検査結果が異常であるか否かを判定する。そして、CPU61は、検査結果が異常であると判定すると、異常時処理を実行する(S30)。
次に、異常時処理について説明する。図5は、異常時処理の一例を示すフローチャートである。異常時処理が実行されると、CPU61は、まず、ヘッド40に装着されている吸着ノズル45(返却対象ノズル)を、異常に係る部品を吸着・除去するための専用の吸着ノズル45(交換対象ノズル)に交換するノズル交換処理を行なう(S300)。CPU61は、ノズル交換処理において、以下の処理を実行する。すなわち、CPU61は、まず、返却対象ノズルを保持するノズルホルダがノズルステーション27の複数の収容部のうち吸着ノズル45が収容されていない空き収容部の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御する。続いて、CPU61は、そのノズルホルダが下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御し、ノズルホルダによる返却対象ノズルの保持を解除することにより、返却対象ノズルをノズルステーション27に返却する。次に、CPU61は、返却対象ノズルを返却したノズルホルダが交換対象ノズルを収容した収容部の上方へ移動するようヘッド移動装置30を駆動制御する。そして、CPU61は、そのノズルホルダが下降するようZ軸アクチュエータ41を駆動制御し、ノズルホルダに交換対象ノズルを保持させることにより、ノズルステーション27から交換対象ノズルを取り出す。
CPU61は、こうしてノズル交換処理を行なうと、交換した専用の吸着ノズル45により異常に係る部品が吸着・除去されるようヘッド移動装置30とヘッド40とを駆動制御する(S310)。続いて、CPU61は、基板Sから除去した部品の実装位置の上方へマークカメラ25が移動するようヘッド移動装置30を駆動制御し(S320)、マークカメラ25で基板Sを撮像する(S330)。そして、CPU61は、撮像した基板Sの画像を画像表示装置50に表示すると共に(S340)、スピーカ51からの音声出力やライト52の点灯によりオペレータに基板Sの状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう(S350)。図6は、半田状態を確認するための確認用画面の一例を示す説明図である。図中、楕円状の破線は、基板Sから部品が除去された箇所を示す。図示するように、確認用画面には、マークカメラ25で撮像された基板Sの画像と、基板Sにおける部品が除去された箇所が拡大された拡大画像とが表示される。オペレータは、基板Sのランド部(銅箔上)に半田が十分に残存しているかどうかを確認し、異常がなければ、「OK」ボタンをタップし、異常があれば、「NG」ボタンをタップする。CPU61は、半田の状態に異常がない(「OK」ボタンがタップされた)と判定すると(S360の「NO」)、基板Sの部品を除去した箇所に部品を再実装して(S380)、異常時処理を終了する。部品の再実装は、ステップS310で基板Sから除去した部品を吸着ノズル45に保持しておき、部品実装処理のステップS210で行なわれた実装状態の検査結果に基づいて実装位置を修正して保持した部品を実装することにより行なうものとしてもよい。また、部品の再実装は、基板Sから除去した部品を廃棄ボックス26へ廃棄した後、新たな部品を吸着して当該基板Sに実装することにより行なうものとしてもよい。一方、CPU61は、半田の状態に異常がある(「NG」ボタンがタップされた)と判定すると(S360の「YES」)、オペレータが半田の状態を修正して解除操作を行なうまで待機し(S370)、解除操作が行なわれると、部品を再実装して(S380)、異常時処理を終了する。CPU61は、異常時処理を終了すると、制御ルーチンのS10に戻って部品実装処理を実行する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の吸着ノズル45が保持部材に相当し、ヘッド40がヘッドに相当し、マークカメラ25が撮像装置に相当し、制御装置60が制御装置に相当する。また、画像表示装置50が画像表示装置に相当し、ヘッド移動装置30が移動装置に相当し、マークカメラ25が撮像装置に相当する。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、CPU61は、基板Sに実装した部品の実装状態に異常があった場合には、異常に係る部品を基板Sから除去した後、オペレータコールを行なうことによりオペレータに対して部品を除去した箇所の半田の状態の確認を促すものとした。しかし、CPU61が、基板Sの撮像画像に基づいて部品を除去した箇所の半田の状態を確認するものとしてもよい。この場合、CPU61は、図5に代えて図7の異常時処理を実行すればよい。図7の異常時処理のうち図5と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。図7に示す異常時処理では、CPU61は、ステップS310~S330において、基板Sから異常に係る部品を除去した後、マークカメラ25で基板Sを撮像すると、得られた撮像画像において基板Sの部品を除去した箇所の半田領域を検出する(S400)。この処理は、撮像画像中の除去した部品の実装位置を含む所定範囲内において、画素ごとに画像の色と予め登録された半田の色とを比較することにより行なうことができる。続いて、CPU61は、検出した半田領域の輪郭を抽出し(S410)、抽出した輪郭の面積を算出する(S420)。この処理は、半田の輪郭内にある画素の数を計数することにより行なうことができる。そして、CPU61は、算出した面積に基づいて基板Sの部品を除去した箇所の半田の状態を検査する(S430)。半田の状態の検査は、例えば、算出した面積が所定値以上であれば半田の状態は正常と判定し、算出した半田の面積が所定値未満であれば半田の状態は異常(部品を除去したことで基板S上の半田が剥離した)と判定することにより行なう。CPU61は、半田の状態に異常がないと判定すると(S440の「NO」)、部品を再実装して(S380)、異常時処理を終了する。一方、CPU61は、半田の状態に異常があると判定する(S440の「YES」)と、ステップS330で撮像した基板Sの画像を画像表示装置50に表示すると共に(S340)、オペレータコールを行なう(S350)。そして、CPU61は、オペレータによる解除操作がなされるまで待機し、解除操作がなされると、部品を再実装して(S370,S380)、異常時処理を終了する。これにより、CPU61は、基板Sの部品を除去した箇所の半田の状態を確認して部品を再実装することができる。
上述した実施形態では、CPU61は、基板Sに実装した部品の実装状態に異常がある場合には、基板Sから異常に係る部品を除去した後、マークカメラ25を用いて基板Sを撮像し、撮像画像を画像表示装置50に表示すると共にオペレータコールを行なうものとした。しかし、CPU61は、オペレータコールのみを行ない、撮像画像を表示しないものとしてもよい。この場合、オペレータは、部品実装機10から基板Sを取り出して直接確認する必要がある。また、CPU61は、画像表示装置50に表示する画像として、基板Sの部品を除去した箇所の拡大画像を表示するものとしたが、拡大画像を表示しないものとしてもよい。
上述した実施形態では、CPU61は、専用の吸着ノズル45に交換し、交換した吸着ノズル45を用いて実装状態が異常と判定した部品を吸着・除去するものとしたが、部品の実装に用いた吸着ノズル45を用いて部品を吸着・除去するものとしてもよい。
以上説明したように、本開示の部品実装機は、部品を保持して基板に実装する部品実装機であって、前記部品を保持する保持部材を有するヘッドと、前記ヘッドを移動させる移動装置と、前記移動装置により移動させられ、前記基板を撮像するための撮像装置と、前記保持部材に保持された部品が前記基板に実装されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御する実装処理を実行した後、前記基板に実装された部品が撮像されるよう前記移動装置と前記撮像装置とを制御すると共に撮像された画像に基づいて前記部品の実装状態を検査する検査処理を実行し、前記検査処理の検査結果が異常であった場合には、異常に係る部品が前記基板から除去されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御し前記基板の状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう異常時処理を実行する制御装置と、を備えることを要旨とする。
この本開示の部品実装機は、ヘッドを移動させる移動装置により移動させられて基板を撮像するための撮像装置を備える。また、部品実装機は、保持部材に保持された部品が基板に実装されるよう制御する実装処理を実行した後、基板に実装された部品を撮像すると共に撮像した画像に基づいて部品の実装状態を検査する検査処理を実行する。そして、部品実装機は、検査結果が異常であった場合には、異常に係る部品を基板から除去し基板の状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう異常時処理を実行する。このように、異常に係る部品を基板から除去した後にオペレータが基板の状態(半田の状態)を確認できるようにすることで、不良品の発生を抑制することができる。
こうした本開示の部品実装機において、画像を表示する画像表示装置を備え、前記制御装置は、前記異常時処理として、異常に係る部品を除去した後の前記基板が撮像されるよう前記ヘッドと前記撮像装置とを制御すると共に撮像された基板の画像を前記画像表示装置に表示するものとしてもよい。こうすれば、オペレータは、基板の状態を容易に確認することができる。この場合、前記制御装置は、前記異常時処理として、前記基板の画像を拡大表示するものとしてもよい。
また、本開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記異常時処理として、撮像された基板の画像に基づいて該基板の部品が除去された箇所に印刷された半田の領域の面積を算出し、算出した面積に基づいて前記基板の状態を判定するものとしてもよい。こうすれば、オペレータの確認負担をより低減することができる。
さらに、本開示の部品実装機において、前記制御装置は、前記異常時処理として、オペレータにより再開が指示されるまで前記実装処理の実行を中断するものとしてもよい。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、11 基台、12 筐体、21 部品供給装置、22 基板搬送装置、24 パーツカメラ、25 マークカメラ、26 廃棄ボックス、27 ノズルステーション、30 ヘッド移動装置、31 X軸ガイドレール、32 X軸スライダ、33 X軸アクチュエータ、34 X軸位置センサ、35 Y軸ガイドレール、36 Y軸スライダ、37 Y軸アクチュエータ、38 Y軸位置センサ、40 ヘッド、41 Z軸アクチュエータ、42 Z軸位置センサ、43 θ軸アクチュエータ、44 θ軸位置センサ、45 吸着ノズル、50 画像表示装置、51 スピーカ、52 ライト、60 制御装置、61 CPU、62 ROM 63 HDD、64 RAM、65 入出力インタフェース、66 バス、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、S 基板。

Claims (5)

  1. 部品を保持して基板に実装する部品実装機であって、
    吸着ノズルが着脱可能に取り付けられるノズルホルダを有するヘッドと、
    前記ヘッドを移動させる移動装置と、
    複数の収容部を有するノズルステーションと、
    前記移動装置により移動させられ、前記基板を撮像するための撮像装置と、
    前記吸着ノズル吸着された部品が前記基板に実装されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御する実装処理を実行した後、前記基板に実装された部品が撮像されるよう前記移動装置と前記撮像装置とを制御すると共に撮像された画像に基づいて前記部品の実装状態を検査する検査処理を実行し、前記検査処理の検査結果が異常であった場合には、異常に係る部品が前記基板から除去されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御し前記基板の状態の確認を促すためのオペレータコールを行なう異常時処理を実行する制御装置と、
    を備え
    前記ノズルステーションには、前記基板に実装された部品を吸着・除去するための専用の吸着ノズルが収容され、
    前記制御装置は、前記検査処理の検査結果が異常であった場合には、前記ノズルホルダに取り付けられている吸着ノズルが前記ノズルステーションに収容されている前記専用の吸着ノズルに交換されるように前記移動装置と前記ヘッドとを制御した後、前記専用の吸着ノズルにより前記異常に係る部品が前記基板から吸着・除去されるよう前記移動装置と前記ヘッドとを制御する、
    部品実装機。
  2. 請求項1に記載の部品実装機であって、
    画像を表示する画像表示装置を備え、
    前記制御装置は、前記異常時処理として、異常に係る部品を除去した後の前記基板が撮像されるよう前記ヘッドと前記撮像装置とを制御すると共に撮像された基板の画像を前記画像表示装置に表示する、
    部品実装機。
  3. 請求項2に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記異常時処理として、前記基板の画像を拡大表示する、
    部品実装機。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記異常時処理として、撮像された基板の画像に基づいて該基板の部品が除去された箇所に印刷された半田の領域の面積を算出し、算出した面積に基づいて前記基板の状態を判定する、
    部品実装機。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記制御装置は、前記異常時処理として、オペレータにより再開が指示されるまで前記実装処理の実行を中断する、
    部品実装機。
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