JP2014074895A - 現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 輸送時の振動や長期放置による、可撓性容器と内包された現像剤の偏り起因の濃度ムラ画像の出力を防止することが可能な現像剤収納ユニットを提供する。
【解決手段】 画像形成に用いられる現像剤を収納した現像剤収納ユニット25であって、現像剤Gを収納する可撓性容器16と、可撓性容器16を収納すると共に可撓性容器16から排出される現像剤Gを収納する枠体17、18と、を備え、可撓性容器16を形成する面の一部に突出部34tを有する現像剤収納ユニット25を構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現像剤を収納する現像剤収納ユニット、これを有する現像装置若しくはプロセスカートリッジ、及び、これらを備える画像形成装置に関する。
ここで画像形成装置とは、例えば電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置等が含まれる。
またカートリッジとは、少なくとも現像手段と現像剤を収納した現像装置を一体的に構成して画像形成装置本体に着脱可能にしたものや、現像装置と少なくとも感光体を有する感光体ユニットを一体的に構成して画像形成装置本体に着脱可能にしたものを言う。
また現像剤収納ユニットは、画像形成装置またはカートリッジに収納されるものである。現像剤収納ユニットは、少なくとも現像剤を収納するための可撓性容器を備えている。
従来の電子写真形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置には、電子写真感光体及びそれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
このようなプロセスカートリッジでは、図21で示す様に現像剤(トナー、キャリア等)を収納する現像剤収納枠体31に設けた開口を封止部材で封止している。そして、使用時に封止部材であるトナーシール32の接合部33を引き剥がすことで開口が開封されて現像剤の供給が可能となる方式が広く採用されている(特許文献1)。
特許文献1においては、プロセスカートリッジ製造時に現像剤の充填工程でプロセスカートリッジの機内に現像剤が飛散する問題に対して、変形可能な内部容器(可撓性容器)に現像剤を収納する方法が記載されている。
特開平4−66980号公報
特許文献1のような可撓性容器を用いた従来の構成において、変形可能な内部容器に偏りが生じると、出力画像に濃度ムラが発生してしまう事があった。特に、プロセスカートリッジや画像形成装置が、様々な状態で保管される物流時において、上記の偏りが生じ易い傾向があった。
本発明は、上記実情に鑑み、輸送時の振動や長期放置によって発生する可撓性容器内の現像剤の偏り及び可撓性容器の変形を抑制し、出力画像の濃度ムラを低減することが可能な現像剤収納ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の現像剤収納ユニットは、現像剤を排出するための開口を有し、現像剤を収納する可撓性容器と、前記可撓性容器を収納すると供に前記可撓性容器から排出される現像剤を収納する枠体と、前記可撓性容器が前記枠体内に保持される固定部を備え、前記可撓性容器を形成する面に対して突出部又は前記可撓性容器の内側に向かって突出する突出部を有する
ことを特徴とする。
また、本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供するものである。
本発明によれば、輸送時の振動や長期放置によって発生する、可撓性容器内の現像剤の偏り及び可撓性容器の変形を低減し、出力画像の濃度ムラを低減することができる。
現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 画像形成装置の構成を示す断面図である。 可撓性容器の構成を示す斜視図である。 枠体の内部構成を示す断面図である。 押圧部材の他の構成を示す断面図である。 枠体の内部の動作を示す断面図である。 封止部材の動作を示す断面図である。 封止部材の動作を示す断面図である。 押圧部材の動作を示す断面図である。 排出部の構成を示す平面図である。 排出部の構成を示す拡大平面図である。 封止部材の寸法関係を示す断面図である。 可撓性容器の構成を示す図である。 可撓性容器の構成を示す側面図である。 可撓性容器の構成を示す側面図である。 枠体の内部の可撓性容器の動作を示す断面図である。 枠体の内部の可撓性容器の動作を示す断面図である。 封止部材の動作を示す断面図である。 可撓性容器の動作を示す断面図である。 押圧部材の他の構成を示す断面図である。 従来例に係る現像剤収納枠体の構成を示す斜視図である。 実施例1に係る現像剤収納部材の状態と出力画像の相関を示すイメージ図である。 現像剤収納部材の長手方向偏りを示す平面図である。 現像剤収納部材の長手方向偏りを示す断面図である。 実施例1に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 可撓性容器の構成を示す断面図である。 排出部の構成を示す平面図である。 可撓性容器が枠体に固定される工程を示す断面図である。 接合部を示す断面図である。 封止部材の動作を示す断面図である。 接合部を示す断面図である。 接合部の様子を示す断面図である。 排出部の構成を示す図である。 実施例2に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 実施例3に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 実施例4に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 実施例5に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。 実施例6に係る現像剤収納ユニットの構成を示す断面図である。
(実施例1)
<画像形成装置の構成概要>
図2は、画像形成装置100の構成を示す断面図である。図2に示されるように、『装置』である画像形成装置100は、『画像形成装置本体』である装置本体Bを有し、この装置本体Bに『プロセスカートリッジ』であるカートリッジAが着脱可能な構成となっている。このカートリッジAは、感光体ドラム11と現像剤収納ユニット25とが一体化されたものである。装置本体Bの下部に装着されたシートカセット6には、紙などのシートS(記録媒体)が収納されている。画像形成時には、このシートSは、搬送ローラ7によって『像担持体』である『電子写真感光体ドラム』としての感光体ドラム11の方へと搬送される。
この動作と同期して、感光体ドラム11は、帯電手段である帯電ローラ12によって表面を一様に帯電され、露光装置8から露光され、その表面には、静電像が形成される。カートリッジAには、現像剤が収納されると共に、現像剤担持体である現像ローラ13が設けられている。現像剤は、供給ローラ23によって現像ローラ13に供給され、現像ブレード15によって現像ローラ13の表面に薄層で担持される。そして、現像ローラ13に現像バイアスが印加されることによって、前述の静電像は現像剤で現像されて感光体ドラム11の表面には現像剤像が形成される。
この現像剤像は、バイアス電圧が印加される転写ローラ9によって、搬送されるシートSに転写される。そして、シートSは、定着装置10へと搬送されて画像定着され、排出ローラ1によって排出部3に排出される。なお、装置本体Bはコントローラ50を有し、このコントローラ50は装置本体Bの内部機器の駆動を制御する。また、コントローラ50は、後述するが、押圧シート21(図1参照)を回転させて可撓性容器である現像剤収納部材34(図1参照)を繰り返し押圧させるように押圧シート21の駆動を制御する。以後、可撓性を有した現像剤収納部材34に関して、現像剤収納部材34と表記する。
<プロセスカートリッジの構成概要>
図1は、カートリッジAの構成を示す断面図である。図1に示されるように、クリーナユニット24、及び、現像剤収納ユニット25を有する。クリーナユニット24は、感光体ドラム11、感光体ドラム11の表面をクリーニングするクリーニングブレード14、感光体ドラム11の表面を帯電する帯電ローラ12を有する。現像剤収納ユニット25は、現像ローラ13、現像ローラ13に現像剤を供給する供給ローラ23、現像剤を収納する可撓性容器16を有する。この現像剤収納ユニット25に関して、更に詳細を述べると、以下のようになる。
現像剤収納ユニット25は、『第1枠体』である枠体17及び『第2枠体』である枠体18を有する。枠体17、18の上側領域には、現像剤収納部材34及び押圧部材(押圧体、押圧手段)が配置される。押圧部材は、後述するが、押圧シート21、封止部材19、及び、回転部材20を有する。ただし、本発明は現像剤収納部材34に特徴がある。現像剤収納部材34は、現像剤G(G1)を排出するための開口35aを有し、現像剤G(G1)を収納する容器である。枠体17、18の下側領域には現像ローラ13及び供給ローラ23が配置される。こうした構成により、枠体17、18の上側領域では、現像剤を有する現像剤収納部材34を収納しつつ、枠体17、18の下側領域では、現像剤収納部材34から排出された後の現像剤G(G2)を収納する構成となっている。
現像剤収納部材34の下面に対向するように押圧部材が配置される。押圧部材の回転部材20には、押圧シート21、封止部材19が固定される。封止部材19は、開口35aを封して回転により封を開封した後に現像剤収納部材34を押圧する部材である。また、押圧シート21は、封止部材19が開口35aを開封する動作またその後に、現像剤収納部材34の下面を押圧して現像剤収納部材34を変形させる。
<現像剤収納ユニットの構成概要>
図3は、枠体17、18の内部機構の断面を取った斜視図である。図4は、現像剤収納ユニット25の構成を示す断面図であり、封止部材19の封止部19aが開口35aを閉じている状態を示す。図6は、現像剤収納ユニット25の構成を示す断面図であり、封止部材19の封止部19aが開口35aを開いた状態を示す。
図3に示されるように、現像剤収納部材34の上部には枠体17、18に固定するための固定部16eが形成され、現像剤収納部材34の下部には枠体18に固定するための固定部16dが形成されている。可撓性容器16の面の一部には、その長手方向に延びる排出部35が形成されている。排出部35は、現像剤を排出するための開口35aを規定する(形づくる)連結部35bと、を有する。ここでは、排出部35を有する面のことは、開口35aを有する意味からも開口含有面Xといい、それ以外の面を他面Yということにする。
また、現像剤収納部材34の開口含有面Xに対向する位置には、回転部材20が配置される。回転部材20は、軸を中心として回転する部材である。回転部材20には、封止部材19の基端部が固定されている。詳しくは以下のようになる。封止部材19は、係合部19b、連結部19c、封止部19aを有している。係合部19bは回転部材20に固定されており、封止部19aは排出部35に固定されている。そして、回転部材20が矢印C方向に回転すると、封止部19aが開口35aを開放するようになっている。封止部材19は、係合部19bが回転部材20に留め部材(図4参照)によって固定されており、先端が開口35aを塞ぐようにして排出部35に固定されている。
図4に示されるように、回転部材20には、押圧シート21が固定されている。回転部材20が回転すると、押圧シート21は回転しながら現像剤収納部材34を押圧したり押圧解除したりする。押圧シート21は、基端部が回転部材20に留め部材によって留められている。また、現像剤収納部材34の固定部16eは、枠体18の固定部18bに固定される現像剤収納部材34の固定部16dは、枠体18の固定部18cに固定される。こうして、現像剤収納部材34は、枠体17、18の内部に支持される。
図6に示されるように、回転部材20が回転すると、封止部材19の封止部19aが開口35aから次第に離間していく。これと共に、押圧シート21が現像剤収納部材34を押圧するために現像剤収納部材34に接近していく。
(現像剤を収納した可撓性容器)
図14(a)〜図14(c)は、現像剤収納部材34の構成を示す斜視図である。図14(a)に示されるように、現像剤収納部材34は、その長手方向の一方の端部に、現像剤を注入する注入口39を有している。また、可撓性容器16は、その表面に、長手方向に一列に(複数列であっても良いが)並ぶ複数の開口35aを有している。この現像剤収納部材34の開口35aには、封止部材19が貼り付けられる。このように、封止部材19の先端は、現像剤収納部材34の開口35aを封止するように貼り付けられ、封止部材19の基端には、回転部材20の留め部材と係合する係合部19bである穴が形成されている。なお、ここで現像剤は粉体である。また、図14(a)の状態では、現像剤収納部材34に現像剤が充填されておらず、現像剤を入れる注入口39が開口されている。
図14(b)に示されるように、現像剤収納部材34には矢印の方向から注入口39へと現像剤が注入されて、現像剤収納部材34の内部には現像剤が充填される。現像剤収納部材34の可撓性により入れる為の注入口39は充填装置に合わせて変形可能であり現像剤の飛散なく充填が容易になる。充填に際しては、公知のオーガー式充填装置を使用して行うが、同様の機能を有する他の方法を用いてもかまわない。
図14(c)に示されるように、現像剤収納部材34は、現像剤が充填されると、接合部39aで接合される。このように現像剤を収納した可撓性容器16のそれぞれの開口35a、注入口39は封止されているため、収納した現像剤を外に漏れず一つのユニットとして扱うことが可能である。なお、現像剤を入れる為の注入口39の接合部39aの接合は、本実施例では超音波で接合しているが他に熱やレーザなどで接合してもよい。なお、充填する為の注入口39の位置や大きさは現像剤の充填装置やカートリッジAの形状等に合わせて適宜配置すればよい。
(枠体内に可撓性容器を有する効果)
現像剤を収納した現像剤収納部材34が袋形態をとることにより現像剤をユニットとして扱える。そのため現像剤充填工程をカートリッジAのメインの組立工程(製造ライン)から分離できる。これによりカートリッジAのメインの組み立て工程(製造ライン)に現像剤が飛散することがなくなり製造ラインの清掃などのメンテナンスを削減することができる。組立工程時に現像剤の飛散がなくなることにより現像剤を充填した後のカートリッジAの清掃工程を省くことができる。
また現像剤収納部材34の充填工程においても現像剤収納部材34は可撓性を有しており充填のための注入口39も柔らかいため飛散少なく容易に封止できる。また現像剤を収納した現像剤収納部材34は可撓性を有しているため枠体の形状に倣わせて組むことができる。
また充填工程において現像剤収納部材34は可撓性を有するため断面を変形させて容積を増やして充填することができるので充填時には充填量を増やすことができる。また現像剤充填前の可撓性容器16は可撓性を有しているため小さく(薄く)することができて、樹脂の構造体である枠体に比べ充填前の保管時の保管スペースを小さくすることができる。
(現像剤収納部材34の構成概要)
本実施例では、可撓性容器として現像剤収納部材34が用いられている。ここで、再び図3に戻って説明する。図3で示すように、本実施例における現像剤収納部材34は、真空成形、圧空成形、プレス成形により形つくられた可撓性を有する可撓性容器である成形部34aと、シート状の通気部34bから構成されている。ここで成形部34aと通気部34bの接合は熱溶着、レーザ溶着、接着剤、接着テープ等がある。現像剤収納部材34は内部に現像剤を収納しており形状が可撓性を有しており、収納した現像剤を排出するために排出部35に複数の開口35aを備えている。また、現像剤収納部材34は枠体17、枠体18に固定されている現像剤収納部材の固定部(被固定部)16d、16eを有している。
成形部34aは、断面視でハット状(台形状)に近い形で形成され、上底面部34gと、垂直面部34eと、開口含有面部X(テーパ部)と、を有する。垂直面部34eには鉛直上向きに広がる外周面部34c1が延び、開口含有面部Xには鉛直下向きに広がる外周面部34c2が延びる。外周面部34c1及び外周面部34c2は通気部34bと接合されている。外周面部34c2には、枠体18に固定する固定部16dが形成されている。成形部34aの形状は枠体17、18の内側の形状に沿った形状となっている(図3)。現像剤収納部材34には、排出部35の開口35aを閉じたり開封したりする封止部材19が取り付けられる。封止部材19は回転部材20の一面に取付けられる。また、図3に示すように、垂直面部34eには、可撓性容器の外側に向かって突出する凸部34t(突出部)が設けられている。
<現像剤収納部材の偏りと出力画像>
図22は、現像剤収納部材34の状態に関して、通常の状態と、現像剤収納部材34に内包される現像剤Gに現像ローラ13の回転軸方向において偏りが生じた状態とを示している。以後、現像ローラ13の回転軸方向の事を、長手方向と呼ぶ。上述の通常の状態における出力画像は問題ないが、偏りが生じた状態における出力画像には長手方向に濃度ムラが発生し易い。ここで、通常の状態とは、現像ローラ13の回転軸が水平になる姿勢(画像形成時の姿勢と同じ姿勢。以下、「水平姿勢」と記載)で現像剤収納ユニット25が保管された場合の状態である。一方、長手方向において偏りが発生した状態は、現像ローラ13の回転軸が重力方向と平行になる姿勢(以下、「直立姿勢」と記載)で現像剤収納ユニット25が保管された後に、水平姿勢に戻した場合に発生しやすい。
直立姿勢で保管された現像剤収納ユニット25を画像形成装置100に装着して水平姿勢に戻したとしても、現像剤Gは凝集されて移動しにくい状態である為、上述の長手方向の偏り状態が暫く維持されてしまう。これは、現像剤収納部材34に長手方向の偏りが生じると、現像剤収納部材34の膨らんだ部分では元に戻ろうとする張力と、内包された現像剤Gの自重による粉圧がつり合いを保とうとする為である。
尚、上記の直立姿勢は、物流時等に想定される、最も可撓性容器16と内包する現像剤Gの偏りが大きいと考えられる姿勢である。故に、上記の現像剤収納ユニット25が直立姿勢で保管された場合は、通常の状態と比較すると、出力画像に濃度ムラが発生し易い。
出力画像に濃度ムラが発生する理由を、以下に説明する。
現像剤収納部材34の垂直面部34e上に凸部34sが設けられていない比較例において、現像剤収納ユニット25内に、現像剤収納部材34から排出された現像剤Gが充分蓄えられていない画像出力初期時は、上述の濃度ムラがより発生し易い。理由は、以下の通りである。まず、現像剤収納部材34が押圧シート21に押されて、内包されていた現像剤Gが開口35aより排出されて、供給ローラ23に含まれ、現像ローラ13へ供給される過程を経て出力画像が現像される。従って、長手方向において現像剤の現像剤収納部材34からの排出量が異なると、結果的に出力画像上に濃度ムラが発生するのである。
<現像剤収納部材上の凸部概要>
図25(a)は、本実施例1における現像剤収納ユニット25を回転部材20の軸に垂直な断面図であり、図25(b)は現像剤収納ユニット25を図25(a)のR1方向から見た図である。また、図25(a)における支点34p及び支点34qは、図25(b)における支点34p及び支点34qに対応している。図25(a)に示されるように、垂直面部34eには、水平方向に向かって突出する凸部34tが形成されている。この凸部34tの形状は、支点部34p及び支点部34qを結ぶ仮想平面に対して水平方向にコの字上に膨らみ、つまり、現像剤収納部材34の容積が広がる方向へ膨らむ直方体形状に形成されている。
本実施例では、図25(a)に示すように、垂直面部34eに凸部34tが設けられることによって、垂直面部34eに凸部34tが設けられていない場合に対して、現像剤収納部材34の垂直面部34eの強度が上がり、変形し難くなっている。その理由は、後述する。
<凸部の効果>
本実施例においては、図24(a)、図23(a)に示すように、垂直面部34e上に凸部34tが設けられている。これによって、上述の現像剤収納ユニット25が直立姿勢で保管されていた場合に発生し易い現像剤収納部材34の長手方向に関する偏りが抑制される。ここでは、可撓性容器を形成する面の一部から前記可撓性容器の外側に向かって突出する凸部(突出部)について説明しているが、可撓性容器の内側に向かって突出する凸部(突出部又は凹み部)を有していても同様の効果が得られる。容器の形状によっては、内側に凸部を有する構造の方がいい場合もある。
図23は、現像剤収納ユニットの封止部材19が開封される前の状態であり、図24に示す枠体17側から現像剤収納部材34を見た長手方向のイメージ図である。図23(a)は、垂直面部34e上に凸部34tが設けられて長手方向の偏りが抑制された状態を示している実施例である。また、図23(b)は、垂直面部34e上に凸部34tが設けられていない為に現像剤収納部材34に長手方向の偏りが生じた比較例である。上記のように、現像剤収納ユニット25が直立姿勢で保管されて長手方向の偏りが生じると、鉛直下方側では現像剤Gが密に凝集されて、図23(b)のように、鉛直上方側と比較すると現像剤収納部材34が膨らんだ個所Bが生じる。また、鉛直上方側では、縮んだ個所Cが生じる。また、図24は、現像剤収納ユニットの断面イメージを示している。図24(a)は、図23(a)のA部分に関する現像剤収納ユニットの断面イメージを示した実施例である。また、図24(b)は、図23(b)のB部分に関する断面イメージを示した比較例であり、図24(c)は、図23(b)のC部分に関する断面イメージを示した比較例である。尚、図24において、18bは枠体17と現像剤収納部材34の固定部、18cは枠体18と現像剤収納部材34の固定部である。
垂直面部34e上に凸部34tが設けられていない比較例においては、現像剤収納ユニット25が直立姿勢で保管された場合に、図23(b)に示す状態になる。すなわち、鉛直下方側では現像剤Gが密に凝集されて、鉛直上方側と比較すると現像剤収納部材34が膨らみ、現像ローラ13の回転軸に垂直な断面における現像剤収納部材34の断面積が大きくなる。断面を示す図24において、(a)から(b)へ変化するように現像剤収納部材34が膨らむと、開口35aに対する現像剤の自重による粉圧が矢印HからH’へと変化して高くなる。開口35aに対する現像剤の粉圧が高まると、パッキング状態が進行する為、現像剤収納部材34から現像剤が排出され難くなる。
そこで、本実施例を示す図24(a)のように、垂直面部34e上に凸部34tが設けられると、垂直面部34eの強度が増し、現像剤収納部材34の変形が抑制される。その結果、開口35aに対する現像剤の粉圧変化が抑制され、パッキング状態の進行を抑制する事ができ、現像剤収納部材34からの現像剤Gの排出性が維持される。故に、出力画像上における濃度ムラの発生を抑制する事が可能である。
本実施例のように、垂直面部34e上に凸部34tが設けられると、垂直面部34eの強度が増す理由を、以下に説明する。
図25(c)は、比較例に係る現像剤収納ユニットの構成の一部を拡大して示しており、現像剤収納ユニット25を回転部材20の軸に垂直な面で切った断面図である。図25(d)は現像剤収納ユニット25を図25(c)のR1方向から見た図である。また、図25(c)における支点34p及び支点34qは、図25(d)における支点34p及び支点34qに対応している。図25(c)及び図25(d)に示されるように、比較例に係る現像剤収納ユニットでは、垂直面部34eに凸部34tが形成されておらず、支点34p及び支点34qまで断面視で一直線状な平面状に形成されている。
比較例である図25(c)と(d)においては、垂直面部34eが凸部34tを有さないため、垂直面部34eは、支点部34pと支点部34qで支持される両持ち梁と考えられる。しかし、本実施例1を示す図25(a)と(b)のように、垂直面部34eに凸部34tが設けられると、点34rと点34sは、成形部34aの側面である34hと34iと平行な面によって固定されている為、新たな支点として機能する。故に、垂直面部34eの一部に凸部34tを設けることによって、垂直面部34eに凸部34tを有さない比較例よりも、支点が増えるため、結果的に梁の強度が増しているのである。また、図25(b)に示される長手方向に関しても、凸部34tが設けられることによって、同様に梁の強度が増しているのである。
本実施例では、図25(a)と(b)に示すように、直方体となる形状の凸部34tを設けた例を挙げているが、図25(e)と(f)のように、どのような形状であっても同様な効果を得ることが可能である。何故なら、上述の説明と同様に、凸部が設けられると支点が増えて、現像剤収納部材34を形成している面の梁強度が増し、結果的に現像剤収納部材34の変形を抑制することができるためである。また、本実施例では、垂直面部34eに凸部を設ける例を挙げているが、上底面部34g、開口含有面部X、側面34h、34i等の他面に設けても同様な効果を得ることが可能である。すなわち、現像剤収納部材が、現像剤収納部材34を形成する面の一部から現像剤収納部材34の外側に向かって突出する凸部を有していれば同様な効果を得ることが可能である。また、垂直面部34eと上底面部34gの両面に凸部を設ける等のように、複数の面に凸部を設けることによって、現像剤収納部材34の変形抑制の効果を高めることが可能である。
なお、成形部34aが真空成形により形作られていることにより、以下の効果がある。
第一の効果として、現像剤収納部材34を枠体の内側に沿った形状にできる。そのため、枠体の隅部にまで袋を入れる事が可能であり、現像剤収納部材34と枠体17に隙間ができて、そのスペースがデッドスペースとなることはない。
第二の効果として、現像剤収納部材34が枠体に沿った形状にできるので枠体への組み込みが容易となる。これは組み込み時に枠体に押し込んで形状を合わせる事をしなくて済むためである。
第三の効果として、成形する形状や条件により各成形面の厚みや形状をコントロールすることが容易となる。これによって、本実施例のように開口35aを有する面に凹凸形状を設け、強度を制御することが可能となる。
(現像剤収納部材の素材、通気性)
図26(a)は、現像剤収納部材34及び封止部材19の構成を示す断面図である。現像剤収納部材34は開口35aを有し通気性を有さない成形部34aと、通気部となる通気性を有するシート状の通気部34bを貼り合わせて現像剤収納部材34は構成されている。ここで通気部であるシート状の通気部34bの通気度は収納する現像剤の大きさ(粉体の粒径)との兼ね合いで現像剤が現像剤収納部材34の外に漏れないものを適宜選定すれば良い。
成形部34aの素材としてABS・PMMA・PC・PP・PE・HIPS・PET・PVCなどや、これらの複合多層材料などが好ましい。また成形部34aの厚みは成形前のシート状の厚みで0.1〜1mm程度のものが好ましい。成形部34aの材料や厚みはコストや製品仕様、製造条件等により適宜選定すればよい。
シート状の通気部34bの素材としてポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等で、厚さは0.03〜0.15mmの不織布などが好ましい。またシート状の通気部34bの素材が不織布ではなくても現像剤収納部材34に収納する現像剤等の粉体よりも微細な穴が開いているものでも良い。
またシート状の通気部34bの配置は本実施例では図3、図26に示すように枠体18側に現像剤収納部材34の長手方向全域にわたりシート状の通気部34bを配している。なお図26(b)に示すようにシート状の通気部34bは現像剤収納部材34全体をシート状の通気部34bで構成してもよい。なおシート状の通気部34b以外の現像剤収納部材34の素材としては後述する現像剤排出時の効率を良くするように可撓性を有するものが好ましい。またシート状の通気部34bの素材に可撓性をもたせても良い。
(現像剤収納部材が通気性を有する効果)
このように現像剤収納部材34に通気性をもたせる理由としては、製造時、ユーザがカートリッジAを使用するまでの物流時、および保管時に対応する為である。まず、製造時の理由としては、現像剤収納部材34を枠体17、18に組み込み易いように現像剤収納部材34を変形、縮小可能とする為である。現像剤収納部材34に通気部34bが無い場合は現像剤収納部材34に現像剤を充填した状態(袋を閉じた状態)の大きさから変えられず、そのため変形もさせにくい。そのため組立に時間を要したり、工程が複雑化したりする。そこで現像剤収納部材34の少なくとも一部に通気性を持たせると現像剤収納部材34に現像剤を充填して袋を閉じた状態の大きさから変える事が可能となり組み立てしやすくなる。
次に物流時および保管時の理由としては、カートリッジAの輸送時および保管時に異なる気圧の変化に対応するためである。物流などで製造時より低い気圧環境下となる場合や、製造時より高い温度となる保管される場合などにより現像剤収納部材34内外の気圧差が発生する。そのため現像剤収納部材34が膨張することで現像剤収納部材34と接する各部品が変型や破損の恐れがある。そのための物流時や保管時に気圧や温度の管理が必要となり設備、コストがかかる。しかし一部に通気性を持たせることにより気圧による現像剤収納部材34内外の気圧差による問題を解消できるのである。
また通気性を有する不織布に排出部35、排出部35周囲の接合部22(22a、22b)(図4参照)を設けた場合は、開封時に封止部材19の剥離に伴い不織布の繊維がとれて現像剤の中に入り画像に影響を与える恐れがある。そのため通気性を有するシート状の通気部34bとは異なるシート状の通気部34bに排出部35を設けることにより前述のような不織布の繊維が抜け落ちる事がなくなる。またシート状の通気部34bから脱気しながら現像剤を充填することにより充填密度を上げることができる。
(現像剤収納部材の排出部構成)
図10に示されるように、現像剤収納部材34は排出部35を有する。排出部35は、成形部34aに設けられており、開口35a及び連結部35bを有する。開口35aは、現像剤収納部材34の排出部35に複数設けられ、内部の現像剤を排出するための開口である。連結部35bは、複数の開口35a同士の間を結ぶ現像剤収納部材34の外形に相当する。そして封止部材19により、排出部35の周囲を接合部22で連続して取り囲み開封可能に接合し現像剤収納部材34に収納する現像剤を封止している。
(現像剤収納部材の接合部構成)
接合部22は長い方向(矢印F方向)に2本、短い方向(矢印E方向)に2本とで囲んだ「ロの字」形状で連続しているため排出部35の封止を可能としている。
ここで長い方向(矢印F方向)に溶着された2本の接合部のうち先に開封されるものを第1接合部22a、後に開封されるものを第2接合部22bとする。本実施形態では、封止部材19の表面に沿ってみた場合に、後述する返し部19d(図12参照)(又は係合部19b)に近い側の接合部を第1接合部22aである。また、開口35aを挟んで第1接合部22aに対向する接合部が第2接合部22bである。また短い方向の接合部を短手接合部22cとする。
本実施例において開封方向は矢印E方向である。開封方向は次のように定義する。封止部材19を移動させて開封を行う場合に、開口35aを挟んだ第1接合部22aと第2接合部22bとでは、第1接合部22aが先に開封(剥離)される。このように、先に開封される第1接合部22aから第2接合部22bに向かう方向を開封方向(矢印E方向)とする。
なお、現像剤収納部材34から封止部材19を矢印E方向に開封する時(剥離する時)に、微視的に見ると第1接合部22aや第2接合部22bの中においても開封力による現像剤収納部材16の変形により矢印F方向にも剥離が進む場合がある。しかしながら、本実施例における開封方向は、このような微視的な開封の方向を指すものではない。
(現像剤収納部材の開口の配置)
次に図10、図11、図31を用いて開口35aの配置について説明する。開口35aを封止するとともに移動されることによって開口35aを露出する封止部材19の移動方向(回転部材20に引っ張られる方向)は矢印D方向である。封止部材19の移動により開口35aは開封方向(矢印E方向)の方向に露出が進む。以下に封止部材19の移動方向を矢印D方向とする。開封方向(矢印E方向)に対して垂直な矢印F方向(図10参照)にずれて複数の開口35aおよび連結部35bを配置している。また封止部材19は、回転部材20を回転させて巻きとる構成としているが、前述の矢印F方向は回転部材20の軸線と同じ方向である。
ここで現像ローラ13の回転軸方向と複数の開口35aの並ぶ矢印F方向を揃えるのは、現像剤を排出時に現像ローラ13の長手方向全体に現像剤が偏りなく供給され易くするためである。
ここで複数の開口35aは矢印F方向にずれて配置されているため排出部35は矢印F方向に長く、矢印E方向に短いものとなる。つまり矢印F方向における複数の開口35aの端から端までの距離は、矢印E方向における開口35aの端から端までの長さより長い。
このように開封方向(矢印E方向)に対して垂直な回転軸方向(矢印F方向)にずれて複数の開口35aを配置している排出部35は矢印F方向に長く矢印E方向に短いものとなる。そのため開封に要する距離が、長い矢印F方向に開封するより短くてすむため開封に要る時間も短くできる。
また排出部35を覆う封止部材19を回転部材20で巻きとる構成としている。回転部材20の回転軸方向と開封方向(矢印E方向)に対して略垂直な矢印F方向は同じ方向とすることで、封止部材19の巻きとり距離、時間を短くできる。
(現像剤収納部材の開口の形状、方向)
本実施例の複数の開口35aはそれぞれ丸形状である。排出性を考慮すると開口35aの面積は大きい方が良い。また開口を定義する連結部35bは、現像剤収納部材34の強度を高めるため大きい(太い)方が良い。よって開口35aの面積と連結部35bの面積は、排出部35の材質、厚み、また後述する開封時のピーリング強度との力関係等によりバランスをとる必要があり適宜選定すれば良い。また開口35aの形状も丸以外に四角等の多角形や長丸等でもよい。
なお開口35aの配置は開封方向(矢印E方向)に対して垂直な矢印F方向に対してずれていれば良い。図27(a)(b)の構成を実施しても良いが、この構成に限定されなくても良い。図27(c)に示すように開口35aが開封方向(矢印E方向)に垂直な矢印F方向に重なっていても、図27(d)に示すように重なっていなくても後述する連結部35bの効果がある。
また開口35aの方向は画像形成時の姿勢で収納する現像剤を排出しやすいようになっているのが好ましい。そのため、画像形成時の姿勢において、開口35aは、重力方向の下方向に開くように配置される。ここで、開口35aが重力方向の下方向に開くとは、開口35aの開口の向きが重力方向下方向の成分を持つことを指す。
(現像剤収納部材と枠体の固定)
ここで、一旦、図3及び図4を参照しつつ、以下の構成を説明する。図3及び図4に示されるように、現像剤収納部材34は、二つの固定部16d、16eにより枠体17、枠体18の内部に固定される。
(第1固定部)
まず一つ目の固定部として、後述する封止部材19を現像剤収納部材34から開封する時に力を受ける現像剤収納部材34の第1固定部16dを設けている。複数の開口35aが配置されている矢印F方向と平行に、固定部16dは複数個設けられている。なお固定部16dはこのように複数個設けられる以外に矢印F方向と平行に長いひとつのものでも良い(不図示)。また、第1固定部16dの位置は現像剤収納部材34の開口35aの近傍に設けられている。また現像剤収納部材16現像剤収納部材34の第1固定部16dは枠体18の第1固定部18aに固定されている。第1固定部16dは現像剤収納部材34の開封時の為に必要な固定部所であり、その作用や配置に関しては開封の説明で後述する。
(第2固定部)
また二つ目の固定部として、現像剤収納部材34が下方、もしくは現像ローラ13、供給ローラ23の方へ移動するのを防ぐため第2固定部16eを設けている。第2固定部16eを設けているのは、2つの理由がある。第一の理由としては現像剤収納部材34の第2固定部16eが現現像剤収納部材34を画像形成時の姿勢で下方に移動しないようにするためである。そのため第2固定部16eは画像形成時の姿勢で上方に配置するのが好ましい。
また第二の理由としては、現像剤収納部材34が画像形成時に現像ローラ13や供給ローラ23に接触して画像を乱すことを防ぐためである。そのため現像ローラ13や供給ローラ23から離れたところに現像剤収納部材34の第2固定部16eを設ける事が好ましい。本実施例では現像剤収納部材34の第2固定部16eを図4に示すように現像ローラ13から離れた上方に配置している。また、現像剤収納部材34の第2固定部16eは枠体18の第2固定部18bに固定される。
(現像剤収納部材と枠体の固定方法)
(第1固定部の固定方法)
図28は、現像剤収納部材34が枠体18に固定される工程を示す断面図である。現像剤収納部材の第1固定部16dの固定方法として、現像剤収納部材34の穴に、枠体18のボスを通し、ボスをつぶす超音波カシメによる固定を用いている。図28(a)で示すように、固定前には枠体18の第1固定部18aは円柱のボス形状をしており、現像剤収納部材34の第1固定部16dは穴が開いている。そして組み立て工程を次に示す。
まず、図28(b)に示されるように、枠体18の第1固定部18aの凸形状部に、現像剤収納部材34の第1固定部16dの穴に通す。そして、図28(c)に示されるように、枠体18の第1固定部18aの先端を超音波カシメの工具91で溶かす。そして、図28(d)に示されるように、現像剤収納部材34の第1固定部16dの穴より大きくなるように、枠体18の第1固定部18aの先端を変形させることで現像剤収納部材34を枠体18に固定している。
(第2固定部の固定方法)
図4に示すように現像剤収納部材34の第2固定部16eの固定方法は二つの枠体17、18による挟み込みを用いている。現像剤収納部材34に穴を開け現像剤収納部材34の第2固定部16eとし、枠体18に凸部を設けて枠体の第2固定部18bとする。そして組み立て工程を次に示す。現像剤収納部材34の第2固定部16eに枠体18の固定部18bの凸部を通し、枠体17で凸部から現像剤収納部材34の第2固定部16e(穴)が脱落しないような挟み込みによる固定をしている。
なお、現像剤収納部材34は、真空成形によって形成されているため、現像剤収納部材34自体が形を保とうとする事と、現像剤収納部材34が枠体に沿った形状である事から、現像剤収納部材34が枠体に全体的に支えられる。故に、本実施例で示すような供給ローラ23や現像ローラ13の方へ移動を規制する為の第2固定部を廃止することが可能である。
(その他の固定手段)
固定の手段としては前述の超音波カシメの他に超音波以外のものも使用可能である。例えば、熱を用いた熱カシメや、現像剤収納部材34と枠体17や枠体18に直接溶着する熱溶着や超音波溶着、また溶剤や接着剤を用いた接着、枠体間への挟み込み、熱カシメ、超音波カシメ、ねじ、穴と凸部(ボス等)による引っ掛け等でも良い。また枠体17、18と現像剤収納部材34のスペースや配置等の関係から適宜設計に応じて枠体17、18と現像剤収納部材34の間に別部材を介して固定しても良い(不図示)。
<封止部材の構成>
図3、図4に示す様に、封止部材19は、カートリッジAの使用前に現像剤収納部材34の排出部35を覆い現像剤収納部材34内の現像剤を封止している。封止部材19は、移動されることによって開口35aを露出させるものである。封止部材19の構成は、現像剤収納部材34の排出部35を覆う封止部19aと、後述する回転部材20と固定される係合部19bと、封止部19aと係合部19bを連結している連結部19cを有しているシート状のものである。当該シートは後述する易開封性を発揮するシーラント層を持つラミネート材で、基材はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、ポリプロピレン等で、厚さは0.03〜0.15mmのものを適宜選定すれば良い。
(封止部材の封止部)
封止部19aは、封止部材19が、現像剤収納部材34の複数の開口35aと、連結部35bを封止する領域を指している。封止部19aにより、カートリッジAの使用時前までは現像剤が現像剤収納部材34内部から漏れないようにしている。
(封止部材の係合部)
封止部材19は、開封方向(矢印E方向)の一端側に自由端部を有しており、当該自由端部に封止部材19を移動させるための開封部材に係合される係合部19bが設けられる。開口35aを露出させるための封止部材19の端部の係合部19bは、回転部材20に係合する。封止部材19は、装置本体Bからの駆動を受けて開封を自動的に行うようなものでもよい。または、ユーザが封止部材19を把持して移動させることで開封を行うようなものでもよい。本実施例では回転部材20は枠体に設けられた回転軸であり、回転部材20に係合された封止部材19が引っ張られる事で現像剤を収納した現像剤収納部材34は開封される。
(封止部材の連結部)
接合部22と係合部19bとの間を連結している部分が連結部19c(図3参照)である。連結部19cは回転部材20からの力を受けて接合部22(22a、22b)を引き剥がすように力を伝達する部分である。
(連結部の折り返し)
ここで図12を用いて開封される瞬間において第1接合部22aと第2接合部22bとで形成された面N1とする。そして面N1に対して垂直で且つ第1接合部22aを通る面N2とする。ここで回転部材20は、第1接合部22aを通る面N2よりも第2接合部22b側に配置されている。言い換えると封止部材19は、シート状である封止部材19の表面に沿って見たときに、接合部22と回転部材20との係合部19bとの間の部分(連結部19c)で折り返されている返し部19dを有しているのである。返し部19dは折り目がついていても、折り目が付いていなくても良い。ここで封止部材19の返しの角度Qは90度以下が好ましい。折り返し角度Qは、現像剤収納部材34の接合部22の面と封止部材19の引っ張られる矢印D方向に沿った面の角度Qである。
(封止部材の固定)
また封止部材19と回転部材20の固定は、本実施例において、第1固定部16dと同様の超音波カシメで固定している。超音波カシメ以外に第1固定部16dおよび第2固定部16eの固定の手段と同様に熱溶着、超音波溶着、接着、枠体間への挟み込み、穴と凸による引っ掛け等でも良い。
(封止部材の易開封性を有する部分)
次に、接合部22の剥離力を所望の値にする方法について説明をする。本実施の形態では前記剥離力を所望の値(ここでは、トナー封止性を保てる範囲内でできるだけ小さい力)にするために、主に2つの方法をとっている。
1つ目は、封止部材19に易開封を可能とするシーラント層を持つラミネート材を適用している。そして現像剤収納部材16の素材には前記シーラント層と溶着可能で可撓性のあるシート材質(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)を適用することで該接合部において易開封を可能とする方法である。シーラント層の処方及び貼り合わせる材質の組み合わせを変えることにより剥離力を所望の条件に合わせて調整させることが可能である。本実施例においてはJIS−Z0238の密封軟包装袋の試験において剥離強さが3N/15mm程度のものを用いている。
2つ目は、図4、図7に示すように現像剤収納部材34の排出部35を開封が進む方向(矢印E方向)に対して折り返された状態にする方法である。例えば図4の状態で回転部材20を回転方向(矢印C方向)に回転させて封止部材19を回転部材20で引っ張られる方向(図中の矢印D)に引っ張る。このようにすることで、現像剤収納部材34と封止部材19は、図12に示すような現像剤収納部材34の接合部22の面と封止部材19の引っ張られる矢印D方向に沿った面の角度Qが90度以下の傾斜剥離位置関係になる。従来傾斜剥離にすることにより両者の引き剥がしに必要な剥離力を低減できることが知られている。従って、前述したように封止部材19を開封が進む方向(矢印E方向)に対して折り返された状態にすることで接合部22の部分の封止部材19と現像剤収納部材34が傾斜剥離の位置関係となり前記剥離力を低減するように調整することができる。
<開封部材の構成>
回転部材20は封止部材19に力を与えて封止部材19を移動させ現像剤収納部材34から引き剥がす目的のものである。回転部材20は軸形状で両端を枠体18に回転可能に支持されている支持部(不図示)と、封止部材19の係合部19bを固定する係合部20bを有している。本実施例では回転部材20は四角い軸形状で、その四角い軸の一面に封止部材19の係合部19bを係合部20bで係合している。
(開封部材、押圧部材、撹拌部材の兼用)
また現像剤収納部材34の外部から作用し現像剤収納部材34内部の現像剤を排出させる押圧シート21と、回転部材20はそれぞれ別の部材で行っても良いが、本実施例では回転部材20と押圧シート21を同じ部品で機能させている。また現像剤収納部材34から排出された現像剤を撹拌する機能と、回転部材20の機能をそれぞれ別の部品で行っても良いが本実地例では回転部材20に撹拌の機能を同じ部品で機能させている。
(開封部材、押圧部材、撹拌部材兼用の効果)
このように回転部材20、押圧シート21、撹拌部材を兼用することで部品点数の削減によるコストダウン、省スペース化が可能となる。
<現像剤収納袋の開封概要>
次に現像剤収納部材34の開封について図8及び図7を用いて述べる。開封のため回転部材20が封止部材19を引っ張る力を与える力点部20aと、引っ張られる現像剤収納部材34を固定する枠体の固定部18aを現像剤収納ユニット25は有している。
力点部20aとは開封の瞬間に封止部材19と回転部材20の接している部分の最も接合部22に近い部分である。図7(b)では回転部材20の角部20cが力点部20aである。また枠体18の固定部18aは開封時の力による現像剤収納部材34の移動を抑制する固定部18cを有している。また接合部22から本実施例では枠体の第1固定部18aと現像剤収納部材34の第1固定部16dは超音波カシメにより接合されている。そして、図7(b)(c)、図8(a)で示す様に第1固定部18aの超音波カシメ部分のうち接合部22に近い部分が固定部18cとなる。
まず図4で示すように回転部材20は装置本体Bに設けられた不図示の駆動手段により駆動力が伝達され矢印C方向に回転する。そして回転部材20の回転が進むことで封止部材19が引っ張られて第1接合部22aの開封が始まる直前の状態を図5、図7(b)示す。回転に伴い回転部材20に係合部19bで固定された封止部材19は四角い回転部材20の角部20c(力点部20a)により矢印D方向に引っ張られる。
封止部材19が引っ張られると接合部22を介して現像剤収納部材34が引っ張られる。すると現像剤収納部材34は第1固定部16dに力が加わり固定部18cによって固定部18cから力点部20aに向けて現像剤収納部材34は引っ張られる。すると回転部材20の回転軸に垂直な断面において、第1接合部22aは力点部20aと固定部18cを結んだ線上に近づくように動く。このとき、矢印D方向において、回転部材20の回転軸に近い方から、開口35a、第1接合部22a、返し部19d、固定部18cの順に配置されている(図7(b))。そして封止部材19が第1接合部22aと係合部19bの間で折り返されているため第1接合部22aの部分に矢印D方向に傾斜剥離するように力がかかる。そして第1接合部22aの剥離が行われて排出部35の開封が始まる。
また角部20cと共に力点部20aも矢印C方向に移動し、角部20dと封止部材19が接すると角部20cから角部20dへ力点部は移動する。ここで図7(b)が力点部20aが角部20cの状態を示し、図7(c)が更に回転部材20の回転が進み角部20dへ力点部が移った状態を示す。
図6、図7(c)に示すように回転部材20の回転が進むに連れて開封が進むと共に返し部19dも矢印E方向に進む。そして更に開封が進み開口35aが露出する。開口35aが露出した後に第2接合部22bの剥離に入る状態を図8(a)に示す。この時も第1接合部22aの剥離と同様に封止部材19は力点部20aの方へ引っ張り、現像剤収納部材16は固定部18cの方向(矢印H方向)に踏ん張ろうとする。すると回転部材20の回転軸に垂直な断面において、第2接合部22bは力点部20aと固定部18cを結んだ線上に近づくように動く。そして第2接合部22bの部分に矢印D方向の力がかかり第2接合部22bが剥離する。そして第2接合部22bが剥がされて開封が完了する(図8(b)、図9)。そして現像剤収納部材34内部の現像剤が排出部35の開口35aを通り矢印I方向に排出される。
このように回転部材20の回転により封止部材19が回転部材20に巻きとられて接合部22を開封するのである。封止部材19が回転で巻き取られる回転部材20の移動に要するスペースは、回転部材20の回転スペースがあれば良く、回転以外の移動により封止部材19を移動させる場合に比べ省スペース化する事が出来る。
また封止部材19が返し部19dを設けられていることで接合部22をせん断剥離せずに傾斜剥離とすることができ確実に開封できる。また複数の開口35aが並んでいる矢印F方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に封止部材19を開封するための回転部材20に係合される係合部19bが設けられることで確実に封止部材19を係合して開封することができる。また枠体に固定部18cを設けて、現像剤収納部材34を開封時に支持する事により柔らかく変形可能な現像剤収納部材34でも確実に開封可能となる。また開封時の現像剤の排出に関して、前述のように開封時に力点部20aと固定部18cで結んだ線上に接合部22が動く(図7(a)→図7(b)→図7(c)→図8(a))。この動きにより開口35a周辺の現像剤が動かされ現像剤の凝集を崩す事が出来る。
(開封に関係する固定部の配置関係)
図4に示すように第1接合部22bを確実に剥がすためには第1接合部22bと固定部18cの間には次のような配置の関係が求められる。開封時には固定部18cに対して封止部材19を矢印D方向に回転部材20が引っ張る。この時、回転部材20による封止部材19の移動方向(矢印D方向)において、固定部18cは開口35aの上流側に設けられている。そのため矢印H方向に固定部18cの力が加わる。よって開封の力を加えた時に固定部18cと回転部材20の間で矢印Hと矢印D方向に引っ張られて第1接合部22aに力を加え矢印E方向に開封が進む。
このように封止部材19の移動方向(矢印D方向)において上流に固定部18cを設けていなければ回転部材20が引っ張られた方向に現像剤収納部材34全体が引っ張られてしまい第1接合部22aに力を加えることができず開封できない。このように封止部材19の移動方向(矢印D方向)において上流に固定部18cを設けていることにより確実な開封が可能となるのである。
(開封に関係する固定部の距離関係)
図29、図30に示すように第1接合部22bを確実に剥がすためには第1接合部22bと固定部18cの間には次のような長さの関係が求められる。まず回転部材20と、開口35aと、固定部18cと、を通り、回転部材20の回転軸に垂直な平面を見た時に、第1接合部22aの中で最後にはがされる点を第一の点22dとする。第一の点22dは、第1接合部22aのなかで開口に近い側の端部の点である。そして固定部18cから現像剤収納部材16に沿って第一の点22dとの距離をM1とする。そして開口35aを含む方向に、固定部18dから第一の点22dまで現像剤収納部材16の沿って測った距離をM2とする。なお開口35aは現像剤収納部材34の素材が存在しない空間であるが、この開口35aの幅も距離に含める。
この時にM1<M2を満たすようにして第1接合部を剥がせるようにしている。ここで上記M1<M2の関係について詳細に述べる。
(M1<M2の場合)
まずM1<M2を満たす場合は図29に示す様に第1接合部22aに回転部材20の封止部材19を引っ張る力(矢印D方向)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H方向)が第1接合部22aにかかり第1接合部22aに対して傾斜剥離とすることができる。傾斜剥離とすることで剥離力を低く設定することができる。ここで図29(a)は開封前、図29(b)は第1接合部22aが開封する直前である。
(M1>M2の場合)
一方、M1>M2の場合は図30に示す様に第1接合部22aに回転部材20の引っ張る力がかからず第2接合部22bに力がかかる。この場合に第1接合部22aには力がかからない為剥離しない。この場合に第2接合部22bに回転部材20からの力(矢印D)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H)がかかる。この状態では第2接合部22bには回転部材20の封止部材19を引っ張る力(矢印D)と固定部18cの踏ん張る力(矢印H)がかかり第2接合部22bの部分には剥離関係がせん断剥離の関係となるため第2接合部22bを開封することが困難である。これはせん断剥離が傾斜剥離に比べ大きな力が必要であるからである。
ここで図30(a)は開封前、図30(b)は回転部材20が回転し接合部(この場合は第2接合部)に回転部材20により封止部材19が引っ張られる力(矢印D)かがかかる時の図である。また第2接合部22bには力が加わるがせん断剥離の関係で力がかかるため傾斜剥離の場合に比べて非常に大きな力が必要となり剥離力を低減させる事が難しくなる。
(ヒダのある場合の距離)
なおここで前述のM1、M2の距離の測りかたの定義について述べる。M1、M2の距離は開封時に引っ張られた時の距離が重要なのでありM1、M2経路の途中にヒダ116tが無い場合は図29、図30のように展開した距離を測れば良い。また図31で示すようにM1、M2の経路の途中に製造上貼り合わせでできるヒダ116tがある場合は、開封時に引っ張った場合でもヒダ116tは伸びない(剥がれない)為にヒダ116tの部分はM1、M2の距離には含まれない。つまりヒダ116tのように力の伝達に影響しない部分は為にM1やM2距離に含めない。
以上のようにM1<M2の関係として第1接合部22aが第2接合部22bより先に開封される。第1接合部22aが第2接合部22bより先に開封されることで第1接合部22aが封止部材19の返し部19dができる。この返し部19dによりせん断剥離にならず傾斜剥離となる。これにより確実に現像剤収納部材34から封止部材19を確実に剥離できて開封可能な現像剤収納ユニット25を提供できる。
(固定部が複数の場合)
ここで複数の固定部と開封の関係について図32を用いて述べる。図32(a)の状態から回転部材20が回転して第1接合部22aが開封する直前が図32(b)である。本実施例では第1固定部18aと第2固定部18bを有している。ここで開口35aを挟んで最初に開封される第1接合部22aに近い場所に配置されている第1固定部18aの方に開封時の力が加わる。そのため前述のM1、M2の距離の測りかたに第2固定部18aは考慮しなくてよい。このように複数の固定部がある場合には開封時の力が加わる開口35aを挟んで最初に開封される第1接合部22aに近い場所に配置されている固定部を基準とすればよい。
(第2接合部の位置関係)
次に第1接合部22aの開封直前の状態を示す図12を用いて第2接合部22bが回転部材20に巻き込まれずにより良好に開封できる配置について述べる。まず第1接合部22aの開口35aから遠い側の端部を第二の点22eとする。第2接合部22bの開口35aから遠い側の端部を第三の点22fとする。ここで第二の点22eから第三の点22fの距離をL1とする。また第二の点22eから力点部20aの距離をL2とする。この時に前記距離L1と前記距離L2の関係はL1<L2の関係が必要である。
その理由はL1がL2より大きい場合は第2接合部22bの剥離が終わる前に第2接合部22bが力点部20aに到達してしまい、第2接合部22bが回転部材20に巻きついてしまう。第2接合部22bに対して剥離するように力をかける事ができない。そのため現像剤収納部材16から封止部材19を開封困難となるのである。以上のように前記距離L1と前記距離L2の関係はL1<L2とすることで封止部材19を回転部材20に巻き込まれず良好に開封可能となるのである。
(開口を定義する連結部の役割)
ここで現像剤収納部材34の開封動作において、大きな役割を果たしている開口を定義する連結部35bの概要を述べる。
図11は、最初に開封する第1接合部22aの部分の剥離を終えて、開口35aが露出した時の図であり、第2接合部22bの剥離を終えていない状態である。前述したとおり排出部35は開口35aの露出が進行する開封方向(矢印E方向)に対して垂直方向(矢印F方向)にずれて複数の開口35aを有している。そのため複数の開口35aを定義する連結部35bも矢印F方向に複数配されることになる。
これにより複数の連結部35bは、排出部35の開封が進行する矢印E方向の方向において、第1接合部22aと第2接合部22bとを橋渡ししていることになる。そのため、第1接合部22aの開封を終えた図8の状態の時に、第2接合部22aが開封する時の力は連結部35bを介して第1固定部16dで受けることが可能となり封止部材19を現像剤収納部材34から剥す力を伝えることができる。つまり第2接合部22bに矢印D方向と矢印E方向に力がかかり第2接合部22bも剥離可能となるのである。
以上のように図27(b)のように開封方向(矢印E方向)に対して垂直な矢印F方向に開口が並んだ場合以外にも同様の効果を得られる。図27(c)のように開封方向(矢印E方向)に対して垂直な方向に並んでいなくても連結部35bは封止部材19を現像剤収納部材34から剥す力を第2接合部22bに矢印Pのように伝えることができる。また図27(d)のように開封方向(矢印E方向)に対して開口35aが重なっていても連結部35bは斜めに封止部材19を現像剤収納部材34から剥す力を第2接合部22bに矢印Pのように伝えることができる。即ち、複数の開口35aが開封方向(矢印E方向)に垂直な矢印F方向にずれて配置されていればよい。
また図27(b)のように連結部35bを含む開口35aの周囲の部分を接合部22としても良い。この場合でも連結部35bがあることで接合部22がはがれる最後まで力をつたえることができるので開封が確実に行われる。
また、回転部材20の回転軸と開口35aとの関係で言えば、開口35aは回転部材20の回転軸の方向(矢印R方向)にずれて配置されていると言える。このようにすることで、回転部材20の回転軸と垂直方向(矢印E)に橋渡しする連結部35bを有する。開口35aの配置は、開封部材の矢印Rで示す回転軸方向にずれていれば良い。図27(b)に示すように開口35aが矢印Rで示す回転軸方向に重なっていても、図27(d)に示すように矢印Rで示す回転軸方向に重なっていなくても矢印Pのように力を伝える事が出来て連結部35bの効果がある。
このように現像剤を収納した現像剤収納部材34は排出部35に橋渡しする連結部35bがあることにより回転部材20の開封力を第2接合部22bを開封するまで伝えることができて確実に開封することができる。
また、開口35aと、封止部材19の係合部19bとの関係を説明する(図3)。係合部19bは、複数の開口35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。また、開口35aと、回転部材20との関係を説明する(図3)。回転部材20は、複数の開口35aが並んでいる方向と略垂直方向の封止部材19の一端側に設けられている。このような構成でも、連結部35bにより回転部材20の開封力を第2接合部22bを開封するまで伝えることができる効果をえることができる。
(連結部が別部材の例)
また図33に示すように排出部35の開口35aを定義する連結部35bを別の部材(連結部材16f)としても良い。この場合に開封方向(矢印E方向)に垂直な矢印F方向に長い一つの開口116aを設け前記長い一つの開口116aに開封方向(矢印E方向)に沿って橋渡しする別部材である連結部材16fを設ける構成である。この時長い一つの開口116aの第1接合部22a側と第2接合部22b側にそれぞれ連結部材16fを接着、溶着等で接合されている。
なお現像剤収納部材34に連結部材16fを設けた場合においても封止部材19は前述のように接合部22と係合部19bの間で折り返されていることで回転部材20に封止部材19を巻きつける事で開封可能としている。このような構成をとる事により複数の開口35aを設けた場合の開口を定義する連結部35bと連結部材16fは同じ役割を果たす。つまり長い一つの開口116aは連結部材16fにより複数の開口35aがある場合と同じなのである。
よって第1接合部22aの開封を終えて第2接合部22bを剥離する時に、回転部材20が第2接合部22aが開封する時の力(矢印D)は前記連結部材16fを介して第1固定部16dで矢印Hに受けることが可能となる。よって、封止部材19を現像剤収納部材16から剥す力を伝えることができる。つまり第2接合部22bに矢印Dと矢印H方向に力がかかり第2接合部22bも可能となるのである。このように長い一つの開口116aは連結部材16fにより複数の開口35aをつくることで連結部材16fのみを強くしたりすることも可能となる。
(連結部が無い場合の開封性の課題)
ここで本発明を適用せず現像剤収納部材34が開封困難な例について述べる。これは図13及び図30で示すように、連結部35bが存在せず開封が困難になる場合である。図13は連結部35bが存在せず開口116aが一つの例であり、図13(a)は第2接合部22bの剥離前の状態で、図13(b)と図14は第2接合部22aを剥離する時の状態を示した図である。また図8は本実施例における第2接合部22aを引き剥がす状態の開口35a周辺の拡大断面図であり、図30は連結部35bが存在せず開封が困難になる場合の開口35a周囲の断面図である。
この場合に第2接合部22bまで開封が進んだ状態が図30(a)であり、この状態から更に回転部材20の回転により封止部材19が矢印D方向に引っ張られ移動する。すると連結部35bを有さない為に、第1固定部16dからの力を、開口116aの中央の第2接合部22b側に伝達することができない。そのため図30(b)、図13(b)のように第2接合部22bは枠体の固定部18aからの拘束力がなくなり開口116aが矢印D方向に大きく開いていく。更に第2接合部22bが封止部材19に引っ張られて図30(c)に示す様に開口116aが変形する。
この場合に第2接合部22bに働く力は図8に示すような傾斜剥離の位置関係にならず、図30(b)に示すように開口35aが変形する事でせん断剥離(略0°剥離)となるため剥離するために大きな力が必要となる。しかも第1固定部16dが支持する力を第2接合部22bに伝達できないため第2接合部22bは剥離できないまま回転部材20に引っ張られていく。そのため第2接合部22bの長手中央付近の開口116aが更に大きく開いてしまい、回転部材20に巻きついてしまう。
なお現像剤を収納するものが構造体のように硬いものであればこのような変形は無く従来例のように開封可能である。しかし、現像剤を変形可能な柔らかい袋状のものに収納し、開口が開封時変形するようなものを開封する構成の場合は前述のように連結部35bがないと開封が難しくなる。
以上述べてきたように画像形成装置100の回転部材20に駆動力を伝える事で封止部材19(=トナーシール)を開封可能とし、ユーザがトナーシールを引き取り去る必要がなくなり、より簡便に現像剤収納ユニット25、カートリッジAを交換して使用できる。また開封後の封止部材19が回転部材20に固定されていることで、カートリッジAから廃材を出すことなく開封ができる。
<押圧部材と現像剤排出概要について>
(押圧部材)
図16及び図17に示すように、断面が四角い回転部材20の一面には押圧シート21が取り付けられている。回転部材20には装置本体Bの内部の駆動手段により駆動力が伝達され、回転部材20が矢印C方向に回転すると、一緒に押圧シート21が矢印C方向に回転するようになっている。なお、押圧シート21の材質としてはPET、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、ポリカーボネイト、等の可撓性シートで、厚みは0.05〜0.1mm程度を用い、その先端は回転部材20の外接円より外側に突出している。ここで本実施例では回転部材20の異なる面に封止部材19と押圧シート21を固定しているが、回転部材20の同じ面に封止部材19と押圧シート21を固定しても良い。以下、特徴を述べる。
現像剤収納部材34は、(枠体17、18の上側領域)の内壁面の一部に寄って配置される。押圧部材500の押圧シート21や封止部材19が現像剤収納部材34を押圧すると、現像剤収納部材34が枠体17、18に対する押圧力を強めると、現像剤収納部材34が枠体17、18に押し付けられて縮小する。押圧部材が現像剤収納部材34に対する押圧力を弱めると、現像剤収納部材34が枠体17、18に反発して拡大する。このように、現像剤収納部材34が枠体17、18に押し付けられて小さくなり、現像剤収納部材34が枠体17、18に反発して大きくなることから、現像剤収納部材34が効率良く伸縮して現像剤Gが開口35aから排出され易くなる。
押圧部材は、現像剤収納部材34を押圧することで開口含有面部Xの位置を変化させる。開口35aの周辺の現像剤Gから排出されるので、開口含有面部Xの位置が変化すると、最も現像剤Gが排出され易くなる。
押圧部材は、枠体17、18に回転自在に設けられ、押圧部材の回転中心に垂直な断面視で回転中心から外縁までの距離が周方向で異なる。特に、回転部材20の形状は、断面視で円ではなくて多角形であってもよく、これが回転中心から外縁までの距離が周方向で異なるということの意味でもある。従って、押圧シート21が回転すると、押圧部材が現像剤収納部材34に対して押したり引いたりという動作を繰り返す。
押圧部材(特に、押圧シート21、また、封止部材19も)は、現像剤収納部材34から排出された枠体17、18の内部の現像剤Gを撹拌可能であると共に、供給ローラ23や現像ローラ13の方へと搬送可能である。
<現像剤収納袋からの現像剤排出概要>
(開封前から開封時の排出概要)
まず開封前から開封開始時の現像剤の排出に関して前述の図7、図8に示すように封止部材19は力点部20aの方へ引っ張り(矢印D)、現像剤収納部材34は枠体の固定部18cで支えられる。そのため、開封時は力点部20aと、枠体の固定部18cと、接合部22の剥離する場所との3か所は、回転部材20の回転軸に垂直な断面において直線状に並ぶ方向に移動する。このように回転部材20が封止部材19に力を与え開封動作を行う前の時と、開封動作を開始し前記第1接合部22aでの接合が開封される時とで、開口35aの位置が変化することにより開口35a近傍の現像剤滞留を防ぐことができて排出性が良い。
(開封後の排出概要 押圧時)
開口35aは、鉛直下方に向かって開いて形成されており、画像形成時の前には、押圧部材500の封止部材19の一部が開口35aを閉じており、画像形成時には、封止部材19の一部が開口35aを開放する。開口35aが鉛直下方に向かって開いて形成されているので、封止部材19が開口35aを開放するのみで現像剤Gが重力によって現像剤収納部材34から排出される。こうして、現像剤収納部材34の開口35aが開封されると、現像剤自身の重力の作用、及び、現像剤収納部材34の振動等によって、開口35aの付近の現像剤が排出され易い。
開封後更に回転部材20の回転が進むと、回転部材20に固定された現像剤収納部材34を押す押圧シート21も回転し、図9で示すように現像剤収納部材34により回転部材20に巻き着く。ここで図16に示すように押圧シート21は弾性を有しているため、もとの形状に回復しようとするために現像剤収納部材34を矢印J方向に押す。この時に現像剤収納部材34は押圧シート21により押され収納するトナーを介して枠体18に押さえつけられ現像剤収納部材34全体が変形する。また現像剤収納部材34は押圧シート21により押され内容積が少なくなる。
このように現像剤収納部材34の容積減と全体形状の変化により、現像剤収納部材34の内部の現像剤は撹拌され、それにより開口35aから現像剤が排出されやすくなる。またこの時に現像剤収納部材34は開口35a以外は閉じており開口35a以外に現像剤の逃げ道が無いため開口35aからの排出性が高い。以上のような排出作用により矢印I方向に現像剤を排出しやすい。
なお、この時に現像剤収納部材34は少なくとも一部が枠体18に当接して押さえつけられれば現像剤収納部材34は変形できる。また、現像ローラ13の回転軸方向と複数の開口35aの並ぶ矢印F方向を揃えることで、現像剤を排出時に現像ローラ13の長手方向全体に現像剤が偏りなく供給され易くすることができる。
また、現像剤収納ユニット25が画像形成装置100に装着された際に、開口35aが重力方向に開くように設けられることで現像剤の排出性を向上させる事ができる。また、枠体(17、18)内部に設けられて押圧シート21が現像剤収納部材34を枠体18に押し付けるように押圧することで現像剤の排出性を向上させる事が出来る。
(排出概要 現像剤収納部材形状回復)
そして図17で示すように更に回転部材20の回転が進み押圧シート21が現像剤収納部材34から離れる。この時に現像剤収納部材34は可撓性を有しているため収納する現像剤の重さで押圧される前の状態に回復しようとする(矢印K)。そしてまた封止部材19も回転し、現像剤収納部材34を枠体18に押し現像剤収納部材16が変形することで開口35a付近以外の現像剤も動かされ開口35aより排出される。
(排出概要 押圧/回復の繰り返し)
開封直後の現像剤が現像剤収納部材34内部に多くある場合は、押圧シート21、封止部材19、及び、回転部材20の現像剤収納部材34への侵入量が繰り返し変化し、枠体18に押しつけるように現像剤収納部材34を変形させる。この押圧シート21の押圧による現像剤収納部材34の収縮と、現像剤収納部材34内部の現像剤の重さと現像剤収納部材34可撓性による回復を繰り返す。また前記作用により現像剤収納部材34自体が動くため現像剤収納部材34が振動し、この振動によっても現像剤収納部材34内部の現像剤が開口35aから排出される。また押圧シート21は回転するため繰り返し現像剤収納部材34を押圧させることができる。
(現像剤収納部材を枠体に貼りつけた例)
なお、現像剤収納部材34が枠体18へ押圧される部分27は図18に示す様に接着剤、両面テープ等の接合部28を設けて接合されている場合でも押圧シート21が現像剤収納部材34を押圧して現像剤を排出することができる。
(現像剤が少なくなった場合)
なお、画像形成を行い現像剤収納部材34内の現像剤が少なくなった場合について図19を用いて説明する。開封直後は図19(a)に示すように、押圧シート21が接触しながら、現像剤収納部材34の大きさ(内容積)を周期的に変化させる。
しかし、収納する現像剤が少なくなると図19(b)に示すように現像剤の重さが軽くなり押圧シート21に追従し難くなり周期定期に離接を繰り返すことがある。そのため現像剤収納部材16の大きさ(内容積)はあまり変化しなくなる。そのため現像剤収納部材34内容積の変化による排出効果は少なくなるが、現像剤収納部材34と押圧シート21が周期的に接触することで現像剤収納部材34を振動させて、現像剤を排出させることができる。
(押圧シートと封止部材の兼用)
なお、押圧シート21と封止部材19を兼用させて1部品で両方の機能をもたせてもよい。これは開封後に接合部22が現像剤収納部材34と離れるため、封止部材19の接合部22側の端部は自由端となる。このため封止部材19は押圧シート21の機能を有することができる。このように押圧シート21の回転部材20の機能を回転部材20が有し、押圧シート21の機能を封止部材19が有することが可能となる。このようにすると部品点数の削減ができてコストダウンが図れる。
以上のように、現像剤排出口である開口35aに現像剤排出ローラ等の他の排出部品を設けることなく現像剤収納部材34内部の現像剤を良好に排出可能とし、開口35a付近の現像剤の凝集、ブリッジを防止できる。これにより物流、保管時等で現像剤収納部材16内の現像剤がタッピングにより固まった場合でもこのような現像剤収納部材34全体や開口35a周囲の移動により現像剤の塊を崩すことで現像剤の排出が困難になる状態を防止できる。
また、回転部材20を現像剤収納部材34の極近傍に配置したとしても、開口含有面部Xの強度が増しているため、現像剤収納部材34内に充填された現像剤の重みによって開口含有面部Xが撓み、その荷重全てが回転部材20にかかってしまうことがない。その結果、回転部材20と現像剤収納部材34を近傍に配置することができるため、現像剤収納ユニット25を鉛直方向に低くすることが可能となり、強いてはプロセスカートリッジの小型化が可能である。
(押圧部材が一部品の例)
また、押圧シート21が回転部材20と押圧シート21の別部品ではなく、図20(a)で示すように同一部品で押圧シート21の作用をする凸部21cを押圧シート21に設けても同様に現像剤の排出を行うことができる。押圧シート21の回転部材20のみで構成される場合において、回転中心に垂直な断面で見たときに前記回転部材20の断面が多角形(図20(b))の形状やカム形状(図20(c))を有する場合でも良い。この場合でも現像剤収納部材34を枠体29に押圧して変形させる事が可能である。
これは、押圧シート21を少なくとも現像剤収納部材34に接するように配置すると、押圧シート21の回転中心から外形への距離が変化する為に押圧シート21の現像剤収納部材34への侵入量も変化するためである。つまり中心に回転軸をもつ円形断面の軸で無い限り、押圧シート21の回転により現像剤収納部材34を変形させる事が可能である。図20で示すように押圧シート21の中心から遠い外形までの凸部21cの寸法と軸部の外形まで近い寸法21dが異なっているため押圧シート21の現像剤収納部材34への侵入量も変化する。
また、図5(b)は断面が十字形の押圧シート21の断面図、図5(a)は十字形の押圧シート21を有する現像剤収納ユニット25の断面説明図である。図5に示すように押圧部材の中心から外形までの距離が等しい4本の凸部21eを有する場合、4本の凸部21eの外形(21c)は共に等しい。しかし、凸部21e以外に中心から近い外形の部分(寸法21d)を有するため現像剤収納部材34への侵入量を変化させることができる。即ち、押圧シート21は、押圧シート21の回転中心に垂直な断面において、押圧シート21の回転中心から押圧部材の外形までの距離が異なる部分を有する回転部材とすることができる。
このように押圧シート21により現像剤収納部材34は押される事(矢印J)で枠体29に押しつけられて変形して内容積が減少し内部の現像剤が押し出されて開口35aより排出される(矢印I)。
また画像形成時の姿勢において押圧シート21の回転部材20は現像剤収納部材34の重力方向下方にあり現像剤収納部材16と接している。そして押圧シート21の回転部材20は断面形状が四角であり、断面形状が丸ではないため回転部材20の回転により現像剤収納部材34への回転部材20の侵入量は前述のように周期的に変化する。現像剤収納部材34への回転部材20の侵入量が変化することによっても現像剤収納部材34の容積を変化させ、また振動させることができて排出性が向上できる。
(実施例2)
次に、上述の現像剤収納部材34を形成する面上に設けた凸部に関して、他の構成例を挙げる。実施例1においては、図25(a)と(b)に示すように、凸部34tが垂直面部34e上に単独で形成された例を挙げているが、本実施例2では分断されて複数設けられている例を挙げる。以後、押圧シート21の回転軸に垂直な方向を短手方向と呼ぶ。
図34(a)は、実施例2に係る現像剤収納ユニットの構成の一部を拡大して示しており、現像剤収納ユニット25を回転部材20の軸に垂直な面で切った断面図である。図34(b)は現像剤収納ユニット25を図34(a)のR1方向から見た図である。また、図34(a)における支点34p及び支点34qは、図34(b)における支点34p及び支点34qに対応している。図34(a)に示されるように、垂直面部34eには、水平方向に向かって膨らむ方向へ凸部34tが直方体形状に形成されている。また、本実施例2の凸部34tは、図34(a)に示すように、実施例1と同体積であり、短手方向に分断されて複数設けられている。
本実施例2においても、垂直面部34eに凸部34tが設けられることによって、凸部34tが無い場合と比べて、現像剤収納部材34の垂直面部34eの強度が増し、変形し難くなっている。さらに、実施例1よりも、現像剤収納部材34の垂直面部34eの強度が上がっており、より変形し難くなっている。何故ならば、実施例1の<凸部の効果>にて説明したメカニズムと同様であり、凸部34tが複数に分断されることによって、支点の数が増えて梁の強度が増しているためである。
つまり、実施例1では、図25(a)に示すように、支点部34pと支点部34qで支持された両持ち梁に対して、支点部34rと支点部34sが増えて梁の強度が増していた。
それに対して、実施例2では、図34(a)に示すように、支点部34pと支点部34qで支持された両持ち梁に対して、支点部34rと支点部34r’と支点部34sと支点部34s’が増えている。故に、実施例2のように、分断された形状の方が支点の数が多い分、現像剤収納部材34の垂直面部34eの強度が上がるのである。つまり、支点部34r’と支点34s’の位置において、長手方向に亘る壁のような梁が新たに増えると考えられる為、長手方向に関して現像剤収納部材34が変形し難くなっているのである。
以上のように、現像剤収納部材34の垂直面部34e上において、短手方向に沿って複数設けられた凸部34tによって、現像剤収納部材34の強度がさらに上がり、変形し難くなる。その結果、開口35aに対する現像剤の粉圧変化が抑制され、パッキング状態の進行を抑制する事ができ、現像剤収納部材34からの現像剤Gの排出性が維持される。故に、出力画像上における濃度ムラの発生を抑制する事が可能である。
(実施例3)
本実施例3では、上述の現像剤収納部材34を形成する面上に設けた凸部に関して、長手方向に分断されて複数設けられている例を挙げる。
図35(a)は、実施例3に係る現像剤収納ユニットの構成の一部を拡大して示しており、現像剤収納ユニット25を回転部材20の軸に垂直な面で切った断面図である。図35(b)は現像剤収納ユニット25を図35(a)のR1方向から見た図である。また、図35(a)における支点34p及び支点34qは、図35(b)における支点34p及び支点34qに対応している。図35(a)に示されるように、垂直面部34eには、水平方向に向かって膨らむ方向へ凸部34tが直方体形状に形成されている。また、本実施例2の凸部34tは、図35(a)に示すように、実施例1と同体積であり、分断された形状となっている。
本実施例3においても、垂直面部34eに凸部34tが設けられることによって、実施例1の<凸部の効果>にて説明したメカニズムと同様に、支点の数が増えて梁の強度が増した結果、現像剤収納部材34が変形し難くなっている。
つまり、実施例3では、図35(c)に示すように、支点部34uと支点部34vで支持された両持ち梁に対して、支点部34w、34w’、34w’’と支点部34x、34x’、34x’’の6個所分の支点が増えて梁の強度が増している。故に、実施例3のように、分断された形状の方が支点の数が多い分だけ梁の強度が増し、現像剤収納部材34の垂直面部34eの長手方向に関する強度が上がるのである。つまり、支点34w’、34w’’と支点34x’、34x’’部分において、短手方向に亘る壁のような梁が新たに増えると考えられる為、短手方向に関して現像剤収納部材34が変形し難くなっているのである。その結果、現像剤収納部材34の膨らみが抑制される事に繋がる。尚、実施例2の凸部34tが短手方向へ分断される場合と比較すると、濃度ムラの直接原因である、現像剤収納部材34の膨らみを直接抑制するという効果がある為、凸部34tを長手方向へ分断される事がより好ましい。
以上のように、現像剤収納部材34の垂直面部34e上に長手方向に沿って複数設けられた凸部34tによって、現像剤収納部材34の強度が上がり、変形し難くなる。その結果、開口35aに対する現像剤の粉圧変化が抑制され、パッキング状態の進行を抑制する事ができ、現像剤収納部材34からの現像剤Gの排出性が維持される。故に、出力画像上における濃度ムラの発生を抑制する事が可能である。
(実施例4)
本実施例1〜3では、現像剤収納部材34の面部に形成される凸部が左右対称な形状である例を挙げているが、図36のように非対称な形状でも構わない。実施例1〜3と同様に、現像剤収納部材34の強度が上がり、変形し難くなる効果が得られる。
(実施例5)
現像剤収納部材34の面部に形成される凸部34tの並び方に関しても、図37(a)や(b)のように任意の並び方であっても、現像剤収納部材34の強度が上がり、変形し難くなる効果が得られる。
また、現像剤収納部材34の面部に形成される凸部34tを、図37(c)のような並べ方にした場合、長手方向に平行な線D1の断面においては支点が増えて強度が増すが、長手方向に平行な線D2上においては支点が増えることが無く強度も変わらない。同様に、短手方向に平行な線E1上においては支点が増えて強度が増すが、短手方向に平行な線E2上においては支点が増えることが無く強度も変わらない。そこで、図37(d)のような並べ方にする。すなわち、長手方向と短手方向のいずれの方向の断面においても凸部34tは分断されているように構成する。これにより、長手方向と短手方向のいずれの断面においても、実施例1の図25(a)(b)の構成に比べて、必ず支点の数が増える為、現像剤収納部材34の強度を上げることが可能である。
<長手方向における凸部の配置>
現像ローラ13の回転軸が重力方向と平行になる姿勢(直立姿勢)で現像剤収納ユニット25が立てられた状態では、現像剤収納部材34における鉛直下側の端部が膨らんで変形する。ここで、現像剤収納部材の変形を抑制するためには、長手方向の中央部に対して片側のみに凸部34tが配置されている構成よりも、現像剤収納部材34の長手方向の中央部を挟んで両側に配置されている構成の方が好ましい。すなわち、凸部34tは、現像剤収納部材34の長手方向における一端側と他端側に設けられていることが望ましい。さらに望ましくは、凸部34tは、現像剤収納部材34の長手方向において中央部を挟んで対称的な位置に設けられていることが望ましい。
(実施例6)
図38は、現像剤収納部材34の長手方向偏りを抑制する為の変形例を示す現像剤収納ユニットの断面図である。本実施例6では、実施例1と同様に、現像剤収納部材34を形成する面である垂直面部34e上に凸部34tを設けて、現像剤収納部材34自体の強度を増加させる事によって、現像剤収納部材34の長手方向に関する偏りを抑制している。さらに、図38に示すように、枠体17の一部を凸部34tに沿うような凸形状の支持部材51を近傍に配置することによって、現像剤収納部材34の長手方向に関する偏りをさらに抑制する事が可能である。
(実施例7)
本実施例は、押圧シート21を配置せず、封止部材19を開口の長い方向、つまり、現像ローラの回転軸と平行な方向へ、ユーザー若しくは不図示の巻き取り機構で引きはがすことで開封するような構成である。実施例1〜6においては、押圧シート21が現像剤Gを搬送しており、長手方向にも現像剤が拡散されている為、現像剤Gの搬送部材が無い構成と比較すると、上述の濃度ムラがより抑制される傾向にある。故に、押圧シートを有さない本構成では、現像剤収納部材34を形成する面上に、実施例1〜6と同様に凸部34tを設けることによって、現像剤収納部材34の変形を防止して、出力画像上の濃度ムラを抑制する事が有効である。
16 可撓性容器
17、18 枠体
19 封止部材(押圧部材)
20 回転部材(押圧部材)
21 押圧シート(押圧部材)
25 現像剤収納ユニット
34 現像剤収納部材
35a 開口部
51 支持部材
34t 現像剤収納部材を形成する面上の凸部
G 現像剤

Claims (11)

  1. 現像剤を排出するための開口を有し、現像剤を収納する可撓性容器と、
    前記可撓性容器を収納するとともに前記可撓性容器から排出される現像剤を収納する枠体と、
    を備え、
    前記可撓性容器は、前記可撓性容器を形成する面の一部から前記可撓性容器の外側に向かって突出する突出部又は前記可撓性容器の内側に向かって突出する突出部を有することを特徴とする現像剤収納ユニット。
  2. 前記突出部は、前記可撓性容器に複数設けられていること特徴とする請求項1に記載の現像剤収納ユニット。
  3. 前記突出部は、前記可撓性容器の長手方向に沿って複数設けられていること特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤収納ユニット。
  4. 前記突出部は、前記可撓性容器の長手方向における一端側と他端側とに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニット。
  5. 前記突出部は、前記可撓性容器の長手方向において中央部を挟んで対称的な位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の現像剤収納ユニット。
  6. 前記開口を封止するための封止部材を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニット
  7. 前記封止部材を移動させるための開封部材を有することを特徴とする請求項6に記載の現像剤収納ユニット。
  8. 前記開封部材が押圧部材でもあることを特徴とする請求項7記載の現像剤収納ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットと、
    前記現像剤を担持するための現像剤担持体と、を有することを特徴とする現像装置。
  10. 像担持体と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットと、を有し、
    画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジ。
  11. 請求項10に記載のプロセスカートリッジと、記録媒体を搬送する搬送手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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