JP2014070335A - 移動式トイレ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動式トイレ装置から排水管を通って既存の手洗部の排水流路に流れる汚水が手洗部側に流れないようにすることが可能な移動式トイレ装置を提供すること。
【解決手段】移動式トイレ装置10は、汚水貯留部3の汚水を既存の排水流路120に向けて排水する排水管42と、排水管42に対して汚水貯留部3に貯留されてなる汚水を圧送するパルセータ41と、を有する汚水排出部4を備えており、排水管42は、排水管42の内部においてパルセータ41によって圧送される汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部である、上り配管71、水平配管72、及び、下り配管73を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動式トイレ装置(ポータブルトイレ)に関し、より具体的には、例えば、トイレ空間以外の場所で用を足さなければならない高齢者や病人等が使用する水洗移動式トイレ装置、及びその排水システムに関する。
従来、トイレ装置は予め設計施工されたトイレ空間に設置されるものであって、そのトイレ空間の場所によって適切な排水管の勾配や口径等が定められ、汚物や尿(屎尿)を含む汚水を下水系統へと排出するように構成されていた。その一方で、トイレ空間以外の場所で用を足さなければならない高齢者や病人等に対応するため、移動式のトイレ装置が提案されている。
このような移動式トイレ装置として、本出願人は、例えば排水管の適切な勾配が確保されない場所にも対応させるため、汚水を下水系統へと圧送する形式のものを種々提案している。また、便器を始めとする衛生設備機器の排水横枝管に対する小口径化のニーズに応えるべく、便器等の衛生設備機器の排水を小口径の排水横枝管で搬送し、さらに、その排水を立て管に流入させるように構成した排水管継手及び排水システム等も提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−88841号公報
ところで、かかる移動式トイレ装置をトイレ空間以外の場所に設置する場合、汚水を排水するために、新たな排水系統を設ける必要がある。しかし、そのように排水系統を新設するには、施工に相当時間又は相当期間を要するので、使用者が移動式トイレ装置を長時間使用することができず、また、施工コストが増大してしまうといった問題があった。
そこで本発明者は、従来に比して施工方法を大幅に簡略化することができ、これにより、施工時間及び施工費用を低減することが可能であり、使用者の利便に資する移動式トイレ装置について検討した。このような移動式トイレ装置の一例としては、汚物を受けるボウル部、及び、そのボウル部に供給された洗浄水を汚物と共に汚水としてボウル部から排出する排水流路を有する便器本体と、ボウル部に洗浄水を供給する給水部と、便器本体の排水流路から排出された汚水を貯留する汚水貯留部と、汚水貯留部の汚水を汚水貯留部から排出する排水管を有する汚水排出部とを備えるものが想起される。そして、上述した目的を達成するため、汚水排出部の排水管の端部が、移動式トイレ装置が設置される場所の建築躯体に設けられた手洗部(つまり壁等の建築躯体に取り付けられた既存の手洗部)の排水流路に形成される又は設けられる臭気防止手段の下流側に接続されるものを発明するに至ったものである。
ところで、既存の手洗部の排水流路に移動式トイレ装置の排水管を繋ぐためには、移動式トイレ装置から排水管を通って既存の手洗部の排水流路に流れる汚水が手洗部側に流れないようにする必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、移動式トイレ装置から排水管を通って既存の手洗部の排水流路に流れる汚水が手洗部側に流れないようにすることが可能な移動式トイレ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る移動式トイレ装置は、汚物を洗浄水と共に汚水として撹拌し、流動性を高めた状態で圧送することにより排水する移動式トイレ装置であって、(1)汚物を受けるボウル部、及び、前記ボウル部に供給された洗浄水を汚物と共に汚水として該ボウル部から排出する排水流路を有する便器本体と、(2)前記ボウル部に前記洗浄水を供給する給水部と、(3)前記便器本体の排水流路から排出された前記汚水を貯留する汚水貯留部と、(4)前記汚水貯留部の前記汚水を該汚水貯留部から既存の排水流路に向けて排水する排水管と、前記排水管に対して前記汚水貯留部に貯留されてなる前記汚水を圧送する圧送手段と、を有する汚水排出部と、を備える。本発明において前記排水管は、前記排水管の内部において前記圧送手段によって圧送される前記汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部を有する。
このように構成された移動式トイレ装置では、給水部から便器本体のボウル部に供給された洗浄水が汚物と混合されて(好ましくは攪拌されて)流動性が高められ、汚水となる。この汚水は、便器本体の排水流路を通してボウル部から排出され、汚水貯留部に貯留される。それから、汚水貯留部内の汚水が、汚水排出部によって、排水管を通して外部へ搬送排出される。この排水管の端部は、移動式トイレ装置が設置されるトイレ空間以外の場所(病室、寝室、居室等)に取り付けられた手洗部の排水流路に接続されるので、排水管を流下した汚水は、その手洗部の排水流路に排出される。従って、既存の排水流路を利用することができ、新たに排水系統を設ける場合に比較して大幅に施工時間を短縮することができる。更に、排水管の内部において圧送手段によって圧送される汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部を備えているので、既存の排水流路に流れ込む汚水の勢いを低減させることが可能となり、手洗部側への汚水の逆流を抑制することができる。
また本発明に係る移動式トイレ装置では、前記流れ変換部は、前記排水管が前記既存の排水流路に接続される接続部の高さよりも前記排水管の一部を高く配置することにより、前記排水管の一番高い部分よりも上流側で前記汚水を溜める構成であることも好ましい。
この好ましい態様では、排水管の一部を既存の排水流路への接続部よりも高く配置するという簡単な構成で、汚水を溜める構成を実現することができる。そして、排水管の一番高い部分よりも上流側で汚水を溜めることで、接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また本発明に係る移動式トイレ装置では、前記排水管は、汚水の流れが下方に向かう第1排水管部分と、汚水の流れが上方に向かう第2排水管部分とを有しており、前記流れ変換部は、前記第1排水管部分の管径を前記第2排水管部分の管径よりも太くすることで構成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、汚水の流れが下方に向かう第1排水管部分の管径を相対的に太くすることで、汚水が下方に流れる際に第1排水管部分の断面全体を塞ぎにくくすることができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また本発明に係る移動式トイレ装置では、前記流れ変換部は、前記第1排水管部分と前記第2排水管部分との間に汚水の流れが略水平に向かう第3排水管部分を設けることで構成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、汚水の流れが略水平に向かう第3排水管部分を設けることで、圧送手段による汚水の流れを低減する干渉領域を拡大することができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また本発明に係る移動式トイレ装置では、前記流れ変換部は、下流側から上流側に流れるのを防止する逆止弁を有することも好ましい。
この好ましい態様では、圧送手段による汚水の流れを逆止弁で遅くさせることができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
本発明によれば、移動式トイレ装置から排水管を通って既存の手洗部の排水流路に流れる汚水が手洗部側に流れないようにすることが可能な移動式トイレ装置を提供することができる。
本発明に係る移動式トイレ装置の好適な一実施形態の一部を模式的に示す概略断面図である。 本発明に係る移動式トイレ装置の好適な一実施形態を示す斜視図(一部、等角投影法的に示す配管図)である。 図2に示す配管の高さ関係を説明するための図である。 図3の接続部を説明するための図である。 図2のボトルトラップを説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。また、寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。さらに、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。またさらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
図1は、本発明に係る移動式トイレ装置の好適な一実施形態の一部を模式的に示す概略断面図であり、図2は、本発明に係る移動式トイレ装置の好適な一実施形態を示す斜視図(一部、等角投影法的に示す配管図)である。
これらの図に示す如く、移動式トイレ装置10は、例えばトイレ室以外の居室空間R(病室、寝室、居室等の使用者が生活居住等する空間)に設置可能な可搬型(ポータブルタイプ)の便器本体1を備えている。便器本体1は、排便や拭き取り紙といった汚物や尿(屎尿)を一時的に受け止める凹面が形成されてなるボウル部11と、そのボウル部11に連通するようにボウル部11の底部下方から屈曲管状に延在する排水流路12を有している。
また、便器本体1には、そのボウル部11に洗浄水を供給するための給水部2が接続されている。この給水部2には、洗浄水の供給及び供給停止を行うための例えば電磁弁等の開閉弁が設けられている。ここで、便器本体1への洗浄水供給方式は、特に制限されず、便器本体1の設置状況や設置場所に応じて適宜選択することができ、例えば、給水部2としてタンクを設け、そのタンクに貯水し、貯めた洗浄水を便器本体1のボウル部11に流すように構成してもよいし、建築躯体側の水道に直結し、洗浄水として給水を受け、便器本体1のボウル部11に流すように構成してもよい。このように、給水部2としては、便器本体1に洗浄水を供給するあらゆる手段を採用し得る。
また、排水流路12は、便器本体1の例えば背面から外部へ延設されており、汚水Wを貯留するための例えば槽状の空間を有する汚水貯留部3に接続されている。その排水流路12の接続端部は、汚水貯留部3の内部空間に開口しており、その開口を開閉するための例えばフラップ弁が設けられていてもよい。さらに、汚水貯留部3には、通気弁31とエアバッグ32が設けられている。この通気弁31としては、汚水Wを流す時のみ開放されて汚水貯留部3の内部空間及びそれに連通する排水経路に空気を取り込むことができ、かつ、その後すぐに閉止される弁であれば、特に制限されない。また、エアバッグ32は、汚水貯留部3の内部空間及びそれに連通する排水経路内の圧力を調整するためのものである。
またさらに、本実施形態においては、汚水貯留部3の内部にパルセータ41(攪拌手段及び圧送手段を兼ねる。)が設けられている。このパルセータ41は、汚水貯留部3に貯められた汚水W中の汚物を回転動作によって攪拌しながら粉砕し、その粉砕された汚物を含む汚水Wを排水管42へと圧送する機能を有する。このパルセータ41は、かかる攪拌、粉砕、及び圧送機能のうち少なくとも攪拌機能を有するものであれば特に制限されず、例えば、モータ及びそれに回動可能に接続された回転軸等の駆動手段、並びに、その駆動手段に接合された底板等の粉砕手段、及びインペラ(羽根)等の圧送手段を有するものが挙げられる(より具体的には、例えば、本出願人による特願2011-054595号明細書に記載された粉砕圧送部20を好適に用いることができる。なお、本願出願時において未公開であるため、出願番号を記載した。)。
また、排水管42は、汚水貯留部3に接続される可撓性を有するフレキ管42aに、塩ビ管等の上り配管71、水平配管72、及び、下り配管73が適宜の継手構造で接続されてなるものであり、この排水管42を通して、上述の粉砕された汚物を含む汚水Wが移送される。このように、パルセータ41と排水管42とから、汚水排出部4が構成されている。
一方、上述した便器本体1が設置される居室空間Rの建築躯体である壁Rwには、洗面器110を有する既存設備としての手洗部100が設置されている。本実施形態においては、この手洗部100の排水流路120に、ボトルトラップ125及び自封式トラップ121が設けられる。そして、手洗部100の排水流路120における自封式トラップ121の下流側に、上述した排水管42の下り配管73が接続される。また、排水管42の水平配管72には通気弁74が、排水管42の下り配管73には自封式トラップ75が、それぞれ設けられている。
自封式トラップ75は、ダックビル弁等の流体の流動を規制する弁体を有している。この弁体は、汚水Wが排水管42を通して圧送される排水時に、下流側(排水流路120と下り配管73の接続部)に向かって開き、かつ、その汚水Wの非排水時には閉じるものである。自封式トラップ121は、例えば非排水時に先端が密接して閉じ、排水時に先端が開くダックビル弁等の流体の流動を規制する弁体を有している。この弁体は、手洗部100で使用された使用水の排水時に、下流側(排水流路120と下り配管73の接続部)に向かって開き、かつ、その使用水の非排水時には閉じる弁体である。
図3は、排水管42及び手洗部100の排水流路120の構成を示す配管系統図であって、相互の高さ関係を示すものになっている。同図に示す如く、排水流路120と下り配管73との接続部である合流継手81に対して、水平配管72が十分に高い位置になるように配置されている。水平配管72に向かって立ち上がる上り配管71の管径は20Aであり、移動式トイレ装置10から圧送される汚水Wが流れる。
上り配管71に繋がる水平配管72は、略水平方向に配置されており、その管径は30Aである。水平配管72から合流継手81に向かう下り配管73は、水平配管72から下る方向に配置されており、その管径は30Aである。下り配管73が合流継手81に繋がる末端部分及び排水流路120が合流継手81に繋がる末端部分の排水勾配は、自然流下による排水とするため1/30の排水勾配となっている。
移動式トイレ装置10から圧送された汚水Wは、上り配管71を登りながら圧送されることでその圧送される勢いが減ぜられ、水平配管72及び上り配管71において一時的に貯留される。その一時的に貯留された汚水Wは下り配管73に到達し、合流継手81に向かって自然流下し、手洗部100から排水流路120を流れてくる自然流下の排水と合流する。
図4は、合流継手81における接合態様を示す図である。図4は、上方から合流継手81を見た状態を示す図である。図4に示すように、合流継手81に対して、排水流路120及び下り配管73が水平方向から繋がれている。排水流路120は、壁Rwに対して垂直方向に入り込んでいるのに対し、下り配管73は、排水流路120の入り方向に対して垂直に入り込んでおり、下り配管73から流れ込む汚水Wが排水流路120の上流側に向かいにくいように構成されている。
合流継手81の下流側、すなわち壁Rw側には、排水管82及び壁内排水管91が繋がれている。排水管82と壁内排水管91との間にはブッシュ92が配置され、この部分はカバー93で覆われている。
図5は、ボトルトラップ125の概略構成を示す図である。図5に示すように、ボトルトラップ125は、外筒部125a及び内筒部125bの組み合わせによる二重管構造になっており、これらの間に水が入ることで封水を形成している。内筒部125b側には上流側締結部125cが設けられ、上流側の配管と繋ぐことができるように構成されている。外筒部125a側には下流側締結部125dが設けられ、下流側の配管と繋ぐことができるように構成されている。
上述したように本実施形態に係る移動式トイレ装置10は、汚物を洗浄水と共に汚水として撹拌し、流動性を高めた状態で圧送することにより排水する移動式トイレ装置であって、(1)汚物を受けるボウル部11、及び、ボウル部11に供給された洗浄水を汚物と共に汚水としてボウル部11から排出する排水流路12を有する便器本体1と、(2)ボウル部11に洗浄水を供給する給水部2と、(3)便器本体1の排水流路12から排出された汚水を貯留する汚水貯留部3と、(4)汚水貯留部3の汚水を汚水貯留部3から既存の排水流路120に向けて排水する排水管42と、排水管42に対して汚水貯留部3に貯留されてなる汚水を圧送する圧送手段として機能するパルセータ41と、を有する汚水排出部と4、を備える。本実施形態において排水管42は、排水管42の内部において圧送手段であるパルセータ41によって圧送される汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部として機能する上り配管71、水平配管72、及び、下り配管73を有する。
このように構成された移動式トイレ装置10では、給水部2から便器本体1のボウル部11に供給された洗浄水が汚物と混合されて(好ましくは攪拌されて)流動性が高められ、汚水となる。この汚水は、便器本体1の排水流路12を通してボウル部11から排出され、汚水貯留部3に貯留される。それから、汚水貯留部3内の汚水が、汚水排出部4によって、排水管42を通して外部へ搬送排出される。この排水管42の端部は、移動式トイレ装置10が設置されるトイレ空間以外の場所(病室、寝室、居室等)に取り付けられた手洗部100の排水流路120に接続されるので、排水管42を流下した汚水は、その手洗部100の排水流路120に排出される。従って、既存の排水流路120を利用することができ、新たに排水系統を設ける場合に比較して大幅に施工時間を短縮することができる。更に、排水管42の内部においてパルセータ41によって圧送される汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部(上り配管71、水平配管72、及び、下り配管73)を備えているので、既存の排水流路120に流れ込む汚水の勢いを低減させることが可能となり、手洗部100側への汚水の逆流を抑制することができる。また、既存の排水流路120に流れ込む汚水が手洗部100側のボトルトラップ125にまで逆流し、臭気漏れ対策のはずのボトルトラップ125が臭気の発生源になることも防止できるようになる。
また、流れ変換部(上り配管71、水平配管72、及び、下り配管73)は、排水管42が既存の排水流路120に接続される接続部である合流継手81の高さよりも排水管42の一部を高く配置することにより、排水管42の一番高い部分(水平配管72)よりも上流側で汚水を溜める構成である。
このように、排水管42の一部を既存の排水流路120への接続部である合流継手81よりも高く配置するという簡単な構成で、汚水を溜める構成を実現することができる。そして、排水管42の一番高い部分よりも上流側で汚水を溜めることで、接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また、排水管42は、汚水の流れが下方に向かう第1排水管部分である下り配管73と、汚水の流れが上方に向かう第2排水管部分である上り配管71とを有しており、流れ変換部は、第1排水管部分である下り配管73の管径を第2排水管部分である上り配管71の管径よりも太くすることで構成されている。
このように、汚水の流れが下方に向かう第1排水管部分である下り配管73の管径を相対的に太くすることで、汚水が下方に流れる際に第1排水管部分である下り配管73の断面全体を塞ぎにくくすることができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また、流れ変換部は、第1排水管部分である下り配管73と第2排水管部分である上り配管71との間に汚水の流れが略水平に向かう第3排水管部分である水平配管72を設けることで構成されている。
このように、汚水の流れが略水平に向かう第3排水管部分である水平配管72を設けることで、圧送手段であるパルセータ41による汚水の流れを低減する干渉領域を拡大することができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
また、流れ変換部は、下流側から上流側に流れるのを防止する逆止弁である自封式トラップ75を有する。
このように構成することで、圧送手段であるパルセータ41による汚水の流れを逆止弁である自封式トラップ75で遅くさせることができ、より確実に接続部への流れを自然流下によるものとすることができる。
1:便器本体
2:給水部
3:汚水貯留部
4:汚水排出部
10:移動式トイレ装置
11:ボウル部
12:排水流路
31:通気弁
32:エアバッグ
41:パルセータ
42:排水管
42a:フレキ管
71:上り配管
72:水平配管
73:下り配管
74:通気弁
75:自封式トラップ
81:合流継手
82:排水管
91:壁内排水管
92:ブッシュ
93:カバー
100:手洗部
110:洗面器
120:排水流路
121:自封式トラップ
125:ボトルトラップ
125a:外筒部
125b:内筒部
125c:上流側締結部
125d:下流側締結部
R:居室空間
Rw:壁
W:汚水

Claims (5)

  1. 汚物を洗浄水と共に汚水として撹拌し、流動性を高めた状態で圧送することにより排水する移動式トイレ装置であって、
    汚物を受けるボウル部、及び、前記ボウル部に供給された洗浄水を汚物と共に汚水として該ボウル部から排出する排水流路を有する便器本体と、
    前記ボウル部に前記洗浄水を供給する給水部と、
    前記便器本体の排水流路から排出された前記汚水を貯留する汚水貯留部と、
    前記汚水貯留部の前記汚水を該汚水貯留部から既存の排水流路に向けて排水する排水管と、前記排水管に対して前記汚水貯留部に貯留されてなる前記汚水を圧送する圧送手段と、を有する汚水排出部と、
    を備えており、
    前記排水管は、前記排水管の内部において前記圧送手段によって圧送される前記汚水の流れを、自然流下の流れに変換する流れ変換部を有する、ことを特徴とする移動式トイレ装置。
  2. 前記流れ変換部は、前記排水管が前記既存の排水流路に接続される接続部の高さよりも前記排水管の一部を高く配置することにより、前記排水管の一番高い部分よりも上流側で前記汚水を溜める構成であることを特徴とする請求項1に記載の移動式トイレ装置。
  3. 前記排水管は、汚水の流れが下方に向かう第1排水管部分と、汚水の流れが上方に向かう第2排水管部分とを有しており、
    前記流れ変換部は、前記第1排水管部分の管径を前記第2排水管部分の管径よりも太くすることで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の移動式トイレ装置。
  4. 前記流れ変換部は、前記第1排水管部分と前記第2排水管部分との間に汚水の流れが略水平に向かう第3排水管部分を設けることで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の移動式トイレ装置。
  5. 前記流れ変換部は、下流側から上流側に流れるのを防止する逆止弁を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の移動式トイレ装置。
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