JP2019206867A - トイレ装置 - Google Patents

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Yusuke Ueno
佑介 上野
正道 戸崎
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正道 戸崎
祐一 奥野
Yuichi Okuno
祐一 奥野
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Abstract

【課題】従来のふかし壁を形成することを省略することができるトイレ装置を提供する。【解決手段】トイレ装置1であって、便器本体2と、建物の室内側の内壁A1及び内壁よりも建物の室外側の外壁A2を通して延びる給水管8であって、便器本体に洗浄水を給水し且つ屈曲可能な給水ホース52を含む、給水管8と、内壁A1及び外壁A2を通して延びる排水管16であって、便器本体から排水を排出し且つ屈曲可能な排水ホース54を含む、排水管16と、外壁A2から内壁A1の室内側の給水ホース52及び排水ホース54まで延びると共に外壁A2に対して固定され、給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させる荷重伝達部50とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、トイレ装置に関する。
従来から、特許文献1に示すように(図21参照)、トイレ装置301として、建物Aの壁の外側から給水管320及び給水ホース326を経て洗浄水を給水し、洗浄水を排水ホース366から建物Aの壁の外側の排水管338に排水するものが知られている。
このような建物Aの壁は、図22に示すように、室内側の内壁A11、内壁A11よりも建物躯体側の外壁A12及び内壁A11と外壁A12との間に設けられる間柱A13から構成される。
特開2017−14698号
特許文献1に示すようなトイレ装置301は、例えば居室内で移動可能に構成され、移動時に給水ホース326及び排水ホース366に横向きの引っ張り荷重がかかる場合がある。給水ホース326及び排水ホース366に横向きの引っ張り荷重がかかる場合、給水ホース326及び排水ホース366側の継手と、給水管320及び排水管338側の継手との接続部分が破損する或いは外れる恐れがある。よって、従来、給水ホース326及び排水ホース366をまとめるホースバンド364を設け、給水ホース326及び排水ホース366に横向きの引っ張り荷重がかかる場合、横向きの引っ張り荷重をホースバンド364で受けるように構成されている。このとき、ホースバンド364を内壁A11に直接固定したのでは、内壁A11は比較的構造強度が低く形成されることが多いため、内壁A11が引っ張り荷重に耐えられずに破損する恐れがあった。そこで、ホースバンド364をふかし壁302に固定する必要があった。
ふかし壁302は、内壁A11よりさらに室内空間側に設けられる壁である。ふかし壁302は、構造強度を確保するため間柱A13間において内壁A11に沿って板状に形成され、ねじにより間柱A13に固定される。よって、ホースバンド364にかかる引っ張り荷重は、ふかし壁302に伝達され、さらに間柱A13に伝達され、間柱A13から外壁A12に伝達される。このように、従来においては、引っ張り荷重が、ふかし壁302及び間柱A13を介して建物躯体側の外壁A12に伝達されていた。
しかしながら、従来のようにふかし壁302を内壁A11よりさらに室内空間側に設ける構造によれば、トイレ装置301を設置する室内のスペースが損なわれるという問題がある。また、ふかし壁302を設ける位置が間柱A13の配置に依存するため、施工及びトイレ装置301の設置位置の自由度が損なわれるという問題がある。さらに、ふかし壁を室内に形成する手間及び形成する費用がかかるという問題がある。さらに、内壁A11よりさらに室内空間側に設けられる構造強化用のふかし壁302による意匠性の低下を防ぐため、ふかし壁302等を覆うような箱状のカバー304が形成することが考えられるが、カバー304により、トイレ装置301を設置する室内のスペースが損なわれるという問題がより顕著となる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、従来のふかし壁を形成することを省略することができるトイレ装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、トイレ装置であって、便器本体と、建物の室内側の内壁及び上記内壁よりも建物の室外側の外壁を通して延びる給水管であって、上記便器本体に洗浄水を給水し且つ屈曲可能な給水ホースを含む、上記給水管と、上記内壁及び上記外壁を通して延びる排水管であって、上記便器本体から排水を排出し且つ屈曲可能な排水ホースを含む、上記排水管と、上記外壁から上記内壁の室内側の上記給水ホース及び上記排水ホースまで延びると共に上記外壁に対して固定され、上記給水ホース及び上記排水ホースにかかる引っ張り荷重を上記外壁に伝達させる荷重伝達部とを備えることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、荷重伝達部が給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を外壁に伝達させることができるため、従来のふかし壁を形成することを省略することができ、ふかし壁により内壁の室内側のスペースが損なわれることを抑制することができる。また、本発明によれば、従来のふかし壁を形成できる位置の制約によりトイレ装置の施工及び設置位置の自由度が損なわれることが抑制される。さらに、本発明によれば、従来のふかし壁を形成する場合に比べて、ふかし壁を室内に形成する手間を無くすことができ且つふかし壁を形成する費用を抑えることができる。
また、室内で固定されたトイレ装置の便器本体に給水ホース及び排水ホースが接続されている場合にも、使用者が給水ホース及び排水ホースに引っかかる等により給水ホース及び排水ホースに荷重がかかる場合に、荷重伝達部が給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を外壁に伝達させることができる。
本発明において、好ましくは、上記荷重伝達部は、ねじ締結構造により上記外壁に対して固定される。
このように構成された本発明においては、荷重伝達部が比較的簡易なねじ締結構造により外壁に対して固定されることができ、荷重伝達部が給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を外壁に伝達させることができる。
本発明において、好ましくは、上記荷重伝達部は、上記給水ホース及び上記排水ホースをまとめるように形成され且つ上記給水ホース及び上記排水ホースにかかる引っ張り荷重を受ける荷重受部を備える。
このように構成された本発明においては、荷重伝達部の荷重受部が給水ホース及び上記排水ホースをまとめるような比較的簡易な構造により形成され、且つ給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を受けることができる。よって、荷重伝達部が給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を荷重受部から外壁に伝達させることができる。
本発明において、好ましくは、上記荷重伝達部は、上記内壁に形成された1つの孔及び上記外壁に形成された1つの孔を通って延びる貫通部材を備え、上記貫通部材内に上記給水管及び上記排水管が通される。
このように構成された本発明においては、仮に給水管及び排水管それぞれに対応した孔を内壁及び外壁にそれぞれ形成する場合と比べて、内壁及び外壁にそれぞれ1つの孔を形成すればよいので、壁内に設けられた筋交いに孔を空けることが抑制される。また、仮に内壁及び外壁にそれぞれ複数の孔を開ける場合には、内壁及び外壁においてそれぞれの孔と孔との間の壁面に割れが発生するおそれがあるが、上記のように構成された本発明によれば内壁及び外壁にそれぞれ1つの孔を形成すればよいので、複数の孔の間の壁面に割れが発生するおそれをなくすことができる。
本発明において、好ましくは、上記排水管は、横方向から上記内壁に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に上記排水ホースを上記内壁に沿う方向に接続するL型排水継手を備え、上記給水管は、横方向から上記内壁に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に上記給水ホースを上記内壁に沿う方向に接続するL型給水継手を備えている。
このように構成された本発明においては、L型排水継手は排水ホースを内壁に沿う方向に接続し、L型給水継手は給水ホースを内壁に沿う方向に接続する。よって、給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を横向きの荷重として荷重受部で受けやすくすることができる。よって、荷重伝達部が給水ホース及び排水ホースにかかる引っ張り荷重を荷重受部から外壁により確実に伝達させることができる。
本発明において、好ましくは、上記排水管は、さらに、上記内壁の室内側において上記排水ホース側の排水継手と接続されると共に、上記排水ホース側の上記排水継手を取り外すときに、汚水の流出を抑制する汚水流出抑制手段を備えている。
このように構成された本発明においては、排水ホース側の排水継手を汚水流出抑制手段から取り外すときに、汚水流出抑制手段が汚水の流出を抑制することができ、汚水が汚水流出抑制手段から室内に垂れることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記汚水流出抑制手段は、上記排水ホース側の上記排水継手と接続され且つ横方向に延びる第1横引管路と、上記第1横引管路の下流部から下降する下降管路と、上記下降管路の下流部から横方向に延びる第2横引管路と、上記第1横引管路の上壁に設けられ、上記排水ホース側の上記排水継手を取り外す前に開状態とすることにより空気を上記第1横引管路の外部から上記第1横引管路内に流入させる空気流入機構とを備える。
このように構成された本発明においては、排水ホース側の排水継手を第1横引管路から取り外す前に空気流入機構を開状態とすることにより空気を第1横引管路の外部から第1横引管路内に流入させることができる。よって、第1横引管路の内部に空気が流入した状態で排水ホース側の排水継手を第1横引管路から取り外すことができる。よって、排水ホース側の排水継手を第1横引管路から取り外すときに、汚水が排水ホース側の排水継手又は第1横引管路から室内に垂れることを抑制することができる。
本発明において、好ましくは、上記給水管は上記内壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された給水管用内壁孔及び上記外壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された給水管用外壁孔を通され、上記排水管は上記内壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された排水管用内壁孔及び上記外壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された排水管用外壁孔を通される。
このように構成された本発明においては、施工時に内壁及び外壁に孔を開口するにあたり、荷重伝達部用の孔とは別に給水管及び排水管を通すための孔をそれぞれ比較的小さく形成することができる。よって、施工時において比較的大きな開口を内壁及び外壁に形成する手間を軽減することができる。
本発明のトイレ装置によれば、従来のふかし壁を形成することを省略することができる。
本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の便器本体を後方斜め上方から見た全体斜視図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置において、建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で示し且つ給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た斜視図である。 図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た正面図である。 図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で上方から見た上面図である。 図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で側方から見た側面図である。 図4のVII−VII線に沿って見た断面図である。 図4のVIII−VIII線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の荷重伝達部を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の荷重伝達部の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の排水管の汚水流出抑制継手を斜め上方から見た斜視図である。 図11の汚水流出抑制継手の正面図である。 図12のXIII−XIII線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置における便器本体からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構を閉状態としている場合の汚水の位置を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置における便器本体からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構を閉状態から開状態とした場合の汚水の位置を模式的に示した図である。 本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置において、建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で示し且つ給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た斜視図である。 図16の給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た正面図である。 図16の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で側方から見た側面図である。 図17のXIX−XIX線に沿って見た断面図である。 図17のXX−XX線に沿って見た断面図である。 従来のトイレ装置の全体構成図である。 従来のトイレ装置において建物の内壁、間柱、外壁及びふかし壁等を一部破断した状態で示し且つ給水ホース、排水ホース及びホースバンドを上方から見た構成図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置について説明する。図1は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の便器本体を後方斜め上方から見た全体斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置を示す断面図である。最初に、図1及び図2により、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の全体構造を説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態によるトイレ装置であるポータブルトイレ装置1は、便所以外の場所にも配置できる水洗式のトイレ装置であり、戸建て住宅、高齢者施設又は病院等(以下「建物」と称する)において、通常のトイレ空間以外の場所、例えば、介護用に使用者の居室、寝室内のベッドサイド等に配置されるトイレ装置として使用される。高齢者や病気の人などで、トイレまで歩いていくことが困難又は比較的負担に感じる人にも、自分で居室において使用することができる水洗式のトイレ装置となっている。
ポータブルトイレ装置1は、便器本体2と、便器本体2に洗浄水を供給する給水装置である給水部4と、便器本体2を支持するフレーム6と、を備えている。
ポータブルトイレ装置1は、室内で移動可能に構成された非据え付け型のトイレ装置である。ポータブルトイレ装置1は、フレーム6のフレーム基部6aが便器本体2等が設置される床面Fに固定されておらず、使用者等の人によって車輪1a等を利用して移動可能に形成されている。
なお、本発明におけるトイレ装置は、移動可能に構成されたトイレ装置に限るものではなく、ポータブルトイレ装置1を、固定式のトイレ装置に変更することができる。この場合、室内で固定されたトイレ装置の便器本体2に後述する給水ホース52及び排水ホース54が接続される。
図2に示すように、給水部4は、建物A側の給水設備と後述する給水管8を介して接続されている。給水部4は、便器本体2の後方上部に設けられ、ボウル部10に形成された吐水口10aからボウル部10に洗浄水を供給する。なお、給水部4は、給水管8から給水された水を一旦貯水タンクに貯水し、この貯水タンクから洗浄水をボウル部10に供給するタンク方式のものであってもよい。以下、本実施形態における説明において、ポータブルトイレ装置1を使用する使用者側(ポータブルトイレ装置1を使用するためにポータブルトイレ装置1の前に立っている使用者側)から見て手前側を前方側とし、使用者から見て奥側を後方側として説明している。
便器本体2は、便器本体2の前方側に設けられた汚物を受けるボウル部10と、ボウル部10の底部と連通するように設けられて汚物を洗浄水と共に排出する排出路である排水トラップ管路12とを備えている。
ボウル部10は、汚物を受ける汚物受け面10bと、汚物受け面10bの下部から上下方向に延びる筒状部分10cと、筒状部分10cの下端から外側に延びる粉砕室10dとを備えている。
汚物受け面10bはすり鉢状に形成されている。汚物受け面10bには、洗浄開始前において、貯留された溜水の溜水面W0(待機状態の溜水面)が形成される。粉砕室10dは、後方側に広がる小室を形成する。
排水トラップ管路12は、ボウル部10の底面に接続する接続部12aと、排水トラップの頂点における頂部12bと、床面Fのわずかに上方且つ床面Fとほぼ平行に延びる横向部12cとを備えている。
排水トラップ管路12の接続部12aは、フィルタ38の孔48と連通している。排水トラップ管路12は、接続部12aから頂部12bまで上昇した後に横向部12cまで下降することにより凸形状の排水トラップ構造を形成する。頂部12bは、排水トラップ構造の折り返し部分を形成している。頂部12bの底面の高さがボウル部10の初期水位の溜水面W0の高さを規定する。
ポータブルトイレ装置1は、さらに、ボウル部10内で汚物を粉砕する粉砕装置18と、ボウル部10内の洗浄水を下流側に排出させる排出ポンプ20と、使用者が操作する操作部(図示せず)と、ポータブルトイレ装置1の洗浄動作及び粉砕圧送動作等を制御する制御部24と、排水トラップ管路12に接続された通気弁管路34と、通気弁管路34に設けられた通気弁36と、ボウル部10と排出ポンプ20との間に設けられるフィルタ38と、を備えている。
粉砕装置18は、粉砕室10d内に配置されると共に汚物を粉砕するようにボウル部10の溜水内に回転流を形成する回転体26と、回転体26の回転軸28と、回転体26及び回転軸28を駆動させる電動モーター30とを備えている。粉砕装置18の回転体26は、自身の回転によりボウル部10の溜水内に旋回流(回転流)を発生させ、汚物を粉砕する。回転体26は、円盤状に形成されている。回転軸28は、天井面10eから下方に延びている。電動モーター30は、制御部24と電気的に接続され、制御部24により制御されるようになっている。
排出ポンプ20は、高揚程が実現可能な遠心式ポンプを形成している。排出ポンプ20は、ボウル部10内で粉砕した汚物を洗浄水とともに圧送して排水トラップ管路12及び排水管16を介し排出させる。排出ポンプ20は、ポンプ室40と、ポンプ室40の内側で回転されるインペラ42と、インペラ42の回転軸44と、インペラ42及び回転軸44を駆動させる電動モーター46とを備えている。
ポンプ室40の中央部の入口には、接続部12aが接続される。インペラ42の回転によって発生する遠心力により、汚物及び洗浄水がポンプ室40から排水トラップ管路12に向かって押し出され、且つ圧送される。
制御部24は、使用者による操作部の操作又は自己の設定により、給水部4、粉砕装置18及び排出ポンプ20を制御する。制御部24は、これらの制御を行うためのCPU、メモリ等を内蔵している。制御部24は、給水部4、粉砕装置18及び排出ポンプ20等と電気的に接続され、これらの装置等に作動信号を送り、各装置等を作動させるようになっており、また、これらの装置等から電気信号を受けて各装置等の制御を行うことができる。
通気弁管路34の一端は、排水トラップ管路12の頂部12bに接続されている。また、通気弁管路34の他端は、ボウル部10の汚物受け面10bの吐水口10aより上部に接続されている。通気弁管路34は、ボウル部10と排水トラップ管路12とを通気弁36を介して連通する。
通気弁36は、排水トラップ管路12にボウル部10側の外部空気を取り入れる機能を有する。通気弁36は、所定圧力以下の負圧により開弁する。通気弁36は、排出ポンプ20が洗浄水を下流側に排出することにより、排水トラップ管路12又は排水管16においてサイホン現象が発生した場合には、このサイホン現象による所定圧力以下の負圧により開弁する弁機構を有する。通気弁36は、例えばアンブレラバルブが適用可能である。通気弁36は、サイホン現象が発生した場合にサイホン現象を早期に強制的に終了させることができる。
次に、図2乃至図10に示すように、ポータブルトイレ装置1の給水管8、排水管16及び荷重伝達部50についてより詳細に説明する。
図3は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置において、建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で示し且つ給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た斜視図であり、図4は図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た正面図であり、図5は図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で上方から見た上面図であり、図6は図3の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で側方から見た側面図であり、図7は図4のVII−VII線に沿って見た断面図であり、図8は図4のVIII−VIII線に沿って見た断面図である。図9は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の荷重伝達部を斜め上方から見た斜視図であり、図10は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の荷重伝達部の分解斜視図である。
図2乃至図6に示すように、ポータブルトイレ装置1は、さらに、建物Aの室内側の内壁A1及び内壁A1よりも建物の室外側の外壁A2を通して延びる給水管8と、建物Aの内壁A1及び内壁A1よりも建物の室外側の外壁A2を通して延びる排水管16と、給水管8の給水ホース52及び排水管16の排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させる荷重伝達部50とを備えている。
以下、本実施形態における説明において、建物Aの内壁A1及び外壁A2より室内側をそれぞれ内側とし、室内側と反対をそれぞれ外側として説明している。
ここで、建物Aの外壁A2は、内壁A1よりも厚い板材により形成されている。外壁A2は、内壁A1よりも高い構造強度を有している。外壁A2は、内壁A1よりも建物構造躯体側に配置され、建物構造躯体を形成している。このように、外壁A2は、給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重に耐える十分な構造強度を有している。外壁A2と内壁A1との間には空間Bが形成されている。空間Bにおいて外壁A2と内壁A1とは間柱A3により接続されている。間柱A3は、内壁A1を外壁A2に接続することにより内壁A1にかかる荷重を外壁A2に伝達する。内壁A1は、壁紙等を張る内装用の壁を形成する。内壁A1は、比較的低い構造強度により形成される。内壁A1の内側(室内側)には室内空間Cが形成される。建物Aは木造の建物であるが、ビル等の鉄筋構造の建物であってもよい。
給水管8は、便器本体2に洗浄水を給水する給水ホース52を含んでいる。給水ホース52は屈曲可能であり、可撓性の管路を形成している。給水ホース52は、室内空間Cにおいて内壁A1近傍から便器本体2まで延び、便器本体2の給水部4に接続されている。
排水管16は、便器本体2から排水を排出する排水ホース54を含んでいる。排水ホース54は屈曲可能であり、可撓性の管路を形成している。排水ホース54は、室内空間Cにおいて内壁A1近傍から便器本体2まで延び、便器本体2の横向部12cに接続されている。
図7乃至図10に示すように、荷重伝達部50は、外壁A2から内壁A1の室内側の給水ホース52及び排水ホース54まで延びると共に外壁A2に対して直接に固定される。
荷重伝達部50は、給水ホース52及び排水ホース54をひとまとめにするように形成され且つ給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を受ける荷重受部56と、内壁A1に形成された1つの孔である内壁孔D1(図8参照)及び外壁A2に形成された1つの孔である外壁孔D2を通って2つの壁を貫通するように延びる貫通部材58と、貫通部材58とねじ締結されるナット60とを備えている。
荷重受部56は、内壁A1に沿うように延びるプレート62と、プレート62に取付けられたホースバンド64とを備えている。プレート62は金属により形成され、給水ホース52及び排水ホース54にかかる横向きの引っ張り荷重を受ける強度を備えている。プレート62には、その上部において内壁孔D1とほぼ同じ大きさ且つ円形のプレート孔66が形成されている。プレート孔66は、貫通部材58を挿入することができる大きさに形成される。プレート62におけるプレート孔66の周囲の環状部分68は、貫通部材58の後述するつば部72と係合し、貫通部材58と荷重受部56のプレート62とが強固に固定される。
プレート62の下部には、ホースバンド64が取付けられている。ホースバンド64は、給水ホース52及び排水ホース54をひとまとめにするようなリング形状に形成される。ホースバンド64は帯状に形成される。ホースバンド64は、ホースバンド64自身の長さを可変にするような構造を備えていてもよい。ホースバンド64の長さを短くすることにより、給水ホース52及び排水ホース54を縛るようにひとまとめにすることができる。ホースバンド64は金属により形成されている。ホースバンド64は樹脂製のバンドであってもよい。ホースバンド64は、給水ホース52及び排水ホース54を囲うように配置される。
貫通部材58は、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで直線的に延びる。貫通部材58は、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで延びる円筒部分59と、円筒部分59の内側の端部に設けられた継手取付部70と、円筒部分59の内側の端部において外側に広がるつば部72と、円筒部分59の外側の端部近傍に形成される外ねじ74とを備えている。貫通部材58は、つば部72及び外ねじ74によりボルト状の構造を形成している。
円筒部分59は円筒状に形成され、その内部は中空に形成されている。円筒部分59内には給水管8及び排水管16が通される。円筒部分59は、内壁A1から外壁A2まで1つの貫通孔を形成し、その内部に給水管8及び排水管16を配置しやすくすることができる。
継手取付部70には、2つの小孔である第1小孔76及び第2小孔78が形成されている。第1小孔76及び第2小孔78は、異なる口径に形成されている。第2小孔78の口径は、第1小孔76の口径よりも大きい。
つば部72は、継手取付部70の外周から環状に広がるように形成されている。つば部72は、内壁孔D1の径よりも大きな径に形成される。
外ねじ74は、貫通部材58の円筒部分59の外面に形成されている。外ねじ74は、貫通部材58の外側の端部から内側向きに所定距離にわたって形成されている。
ナット60は、貫通部材58の外ねじ74と螺合する内ねじ80を内面に形成する。ボルト状の貫通部材58とナット60とにより外壁A2の外側から内壁A1の室内側におけるプレート62の内側まで延びるねじ締結構造が形成される。貫通部材58の円筒部分59を内壁A1及び外壁A2を貫通するように配置した状態で、ねじ締結構造によりナット60を円筒部分59に対して締め、内壁A1の室内側の貫通部材58のつば部72と外壁A2の外側のナット60との間で荷重受部56、貫通部材58及びナット60が内壁A1及び外壁A2に対して強固に固定される。このように、荷重伝達部50は、ねじ締結構造により外壁A2に対して固定される。
なお、変形例として、貫通部材58のつば部72が外壁A2の外側に配置され、ナット60が内壁A1の室内側に配置され、ねじ締結構造によりナット60を円筒部分59に対して締め、内壁A1の室内側のナット60と外壁A2の外側の貫通部材58のつば部72との間で荷重受部56、貫通部材58及びナット60が内壁A1及び外壁A2に対して強固に固定されてもよい。
次に、第1実施形態において、図8を参照して、荷重伝達部50における荷重の伝達経路について説明する。
矢印E1に示すように給水ホース52及び排水ホース54に横向きの引っ張り荷重がかかる場合に、給水ホース52及び排水ホース54がホースバンド64と接し且つ引っ掛かることにより、矢印E2に示すように横向きの引っ張り荷重がホースバンド64に伝達される。
ホースバンド64に伝達された横向きの引っ張り荷重は、矢印E3に示すようにプレート62の下部に伝達される。プレート62の下部に伝達された横向きの引っ張り荷重は、プレート62の上部に伝達され、矢印E4に示すように環状部分68に伝達される。よって、矢印E5に示すように貫通部材58のつば部72に横向きの引っ張り荷重が伝達され、貫通部材58に横向きの引っ張り荷重が伝達される。貫通部材58とナット60とはねじ締結されているので、矢印E6に示すようにナット60に横向きの引っ張り荷重が伝達される。ナット60は外壁A2に接しているので、ナット60の横向きの引っ張り荷重が矢印E7に示すように外壁A2に伝達される。
このように、荷重伝達部50は、給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができ、給水ホース52及び排水ホース54が横向きに引っ張られて後述するホース側と建物配管側との継手同士の接続部分が破損する或いは外れる、又は各ホースと継手との接続部分が破損する或いは外れる等の不具合を生じることが抑制される。
次に、図7及び図8、図11乃至図13を参照して、給水管8及び排水管16について説明する。
図11は本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置の排水管の汚水流出抑制継手を斜め上方から見た斜視図であり、図12は図11の汚水流出抑制継手の正面図であり、図13は図12のXIII−XIII線に沿って見た断面図である。
図7に示すように、給水管8は、縦方向に延びる内壁A1に対する横方向(貫通部材58の延びる方向)から内壁A1に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に給水ホース52を内壁A1に沿う方向に接続するL型給水継手82と、外壁A2の外側から内壁A1の内側まで延びる硬質給水管84と、内壁A1の室内側において給水ホース52側の給水継手であるL型給水継手82と接続される建物配管側給水継手86とを備えている。なお、横方向は、例えば床面Fとほぼ平行な方向であるが、これに限られず、鉛直方向以外の斜め方向又は水平方向等であってもよい。
L型給水継手82は止水栓構造(図示せず)を備えている。L型給水継手82は横方向から下方向に向かう屈曲流路を形成する。
硬質給水管84は、建物側の建物配管として設けられる硬質性の配管である。硬質給水管84は、横向きに直線的に延びている。
建物配管側給水継手86は、硬質給水管84の下流端に設けられている。建物配管側給水継手86は、L型給水継手82と接続され且つL型給水継手82と着脱可能に形成されている。建物配管側給水継手86は、貫通部材58の継手取付部70の小孔のうち一方の第1小孔76内に配置される。第1小孔76が建物配管側給水継手86及び硬質給水管84の径の大きさに合わせて形成されているので、貫通部材58内に建物配管側給水継手86及び硬質給水管84が配置されやすくなっている。
図8、図11乃至図13に示すように、排水管16は、縦方向に延びる内壁A1に対する横方向(貫通部材58の延びる方向)から内壁A1に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に排水ホース54を内壁A1に沿う方向に接続するL型排水継手88と、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで延びる硬質排水管90と、内壁A1の室内側において排水ホース54側の排水継手であるL型排水継手88と接続される汚水流出抑制手段である汚水流出抑制継手92とを備えている。
L型排水継手88は、排水ホース54を内壁A1に沿う方向に接続した状態で排水ホース側流路を構成する。L型排水継手88は横方向から下方向に向かう屈曲流路を形成する。L字形状の屈曲は、直角の屈曲に限られず、緩やかに湾曲する湾曲形状の屈曲を含む。なお、排水管16は、排水ホース54側の排水継手として他の形状の排水継手、例えば直線状排水継手を備えていてもよい。
硬質排水管90は、建物側の建物配管として設けられる硬質性の配管である。硬質排水管90は、横向きに直線的に延びている。硬質排水管90及びL型排水継手88の流路の径は、汚物を排出しやすくするように、硬質給水管84及びL型給水継手82の径よりも大きい。硬質排水管90は、その下流端において下方向きに延びる縦硬質排水管91と接続されている。
図8、図11乃至図13に示すように、汚水流出抑制継手92は、L型排水継手88を取り外すときに、便器本体2から排出された汚水の流出を抑制するように形成されている。汚水流出抑制継手92は、硬質排水管90の上流端に設けられている。汚水流出抑制継手92は、建物配管側の排水継手である。汚水流出抑制継手92は、L型排水継手88と接続され且つL型排水継手88と着脱可能に形成されている。汚水流出抑制継手92の後述する第2横引管路98は、貫通部材58の継手取付部70の小孔のうち他方の第2小孔78内に配置される。第2小孔78が汚水流出抑制継手92及び硬質排水管90の径の大きさに合わせて形成されているので、貫通部材58内に汚水流出抑制継手92及び硬質排水管90が配置されやすくなっている。なお、汚水流出抑制継手92は、排水継手に限られず、排水ホース54側の流路と接続及び取り外しが可能な構造であればよい。
汚水流出抑制継手92は、排水ホース54側のL型排水継手88と接続され且つ横方向に延びる第1横引管路94と、第1横引管路94の下流部から下降する下降管路96と、下降管路96の下流部から横方向に延びる第2横引管路98と、第1横引管路94の上部壁に設けられる空気流入機構100とを備える。汚水流出抑制継手92は、第1横引管路94と、下降管路96と、第2横引管路98とによりS字形状のS型排水継手を形成している。
第1横引管路94は、第2横引管路98及び硬質排水管90よりも一段高い位置の流路を形成する。第1横引管路94は、第2小孔78よりも高い高さに配置される。下降管路96は縦方向の流路を形成する。第2横引管路98は、硬質排水管90と接続されている。
空気流入機構100は、排水ホース54側のL型排水継手88を取り外す前に自身を開状態とすることにより空気を第1横引管路94の外部から第1横引管路94内に流入させるように形成されている。空気流入機構100は、下降管路96の上方且つ第1横引管路94の天井面に配置されている。空気流入機構100は、第1横引管路94の上部壁に形成された空気流入孔102に取付けられるキャップ104を備えている。キャップ104はパッキン(図示せず)を備え、空気流入孔102をシールできるようになっている。キャップ104を空気流入孔102から取り外すことにより、空気流入孔102は第1横引管路94の内部と外部を連通させ、空気流入機構100は開状態とされる。キャップ104を空気流入孔102に取付けることにより、空気流入孔102はシールされた状態となり、空気流入機構100は閉状態とされる。
次に、図14乃至図15により、上述した本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1における便器本体2からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構100を閉状態から開状態とした場合の動作(作用)を説明する。図14及び図15において、便器本体2から排出される汚水が存在している部分を点線により図示している。
図14は、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置における便器本体からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構を閉状態としている場合の汚水の位置を模式的に示した図である。
図15は、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置における便器本体からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構を閉状態から開状態とした場合の汚水の位置を模式的に示した図である。
図14においては、ポータブルトイレ装置1における便器本体2からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構100は閉状態とされている。
待機状態において、ボウル部10内の水位は溜水面W0を形成する封水水位G1となっている。排水トラップ管路12の頂部12bより上流側の水位は封水水位G1となっている。排水トラップ管路12の頂部12bより下流側の水位は硬質排水管90の高さの水位G2となる。排水ホース54、L型排水継手88、汚水流出抑制継手92及び硬質排水管90は、水が満たされた状態となっている。
仮に、この状態でL型排水継手88を汚水流出抑制継手92から取り外せば、汚水がL型排水継手88又は汚水流出抑制継手92から室内空間C内に垂れるという問題が生じる。
図15においては、ポータブルトイレ装置1における便器本体2からの排水の終了後の待機状態において、空気流入機構100を閉状態から開状態とする操作が行われる。
空気流入機構100を閉状態から開状態とする操作を行った場合において、ボウル部10内の水位は封水水位G1のままである。排水トラップ管路12の頂部12bより上流側の水位も封水水位G1である。
空気流入機構100を閉状態から開状態とする操作を行った場合、キャップ104が空気流入孔102から取り外される。よって、矢印Hに示すように、空気が第1横引管路94の外部から内部に流入する。第1横引管路94内に空気が流入するため、第1横引管路94内の水が排水ホース54及び下降管路96に流下し、第1横引管路94が空気で満たされた状態となる。第1横引管路94より上流側においては、排水トラップ管路12の頂部12bより下流側の水位と、第1横引管路94より上流側のL型排水継手88近傍の水位とが水位G3においてバランスする。第1横引管路94より下流側の水位は硬質排水管90の高さの水位G2となる。
このように、空気流入機構100を閉状態から開状態とする操作を行った場合、第1横引管路94は空気で満たされた状態となる。L型排水継手88と汚水流出抑制継手92との間において、水位がL型排水継手88と汚水流出抑制継手92との接続部分よりも下方に下げられている。よって、L型排水継手88を汚水流出抑制継手92から取り外すときに、汚水がL型排水継手88又は汚水流出抑制継手92から室内空間C内に垂れることを抑制することができる。
変形例として、排水管16の汚水流出抑制継手92は、排水流路を止水する止水栓を備えた排水継手であってもよい。このような排水継手は、汚水流出抑制継手92の第1横引管路94、下降管路96、第2横引管路98及び空気流入機構100の構造を備えずに既存の止水栓を採用して形成することができる。止水栓のバルブの開閉により排水継手内の排水流路を開状態と閉状態とを変更することができる。この排水継手に設けられた止水栓を閉状態とした場合に、L型排水継手88をこの排水継手から取り外せば、取り外すときに、汚水がL型排水継手88又はこの排水継手から室内空間C内に垂れることを抑制することができる。なお、この止水栓付き排水継手は、他の形状の排水継手、例えばL型排水継手として形成されてもよい。また、止水栓付き排水継手は、他の形状の排水継手、例えば直線状排水継手として形成されてもよい。
さらに別の変形例として、排水管16の汚水流出抑制継手92は、L字形状に屈曲するL型排水継手部と、このL型排水継手部と硬質排水管90とを接続する第1クイックファスナと、このL型排水継手部と排水ホース54側の排水継手とを接続する第2クイックファスナと、を備えた回動可能排水継手であってもよい。このような回動可能排水継手は、汚水流出抑制継手92の第1横引管路94、下降管路96、第2横引管路98及び空気流入機構100の構造を備えずに、L型排水継手部を回動させて、L型排水継手部の上流端を上向きに配置した状態で接続部を取り外すことで、汚水が垂れることを抑制することができる。
設置された状態では、L型排水継手部の上流端は下向きに配置され、排水ホース54側の排水継手と接続されている。回動可能排水継手の接続部を外そうとする場合には、先ず、排水ホース54の内壁A1側の部分を排水ホース54側の排水継手よりも高い状態まで持ち上げた状態とする。この持ち上げた状態において、L型排水継手部の上流端が下向きから上向きに回動された状態とされる。すなわち、L型排水継手部の上流端が、L型排水継手部の下流端よりも高い位置に位置する。よって、持ち上げた状態では、排水ホース54側の排水継手と、L型排水継手部の上流端との接続部には汚水が存在しない状態とすることができる。この状態で、第2クイックファスナの接続を解除し、排水ホース54側の排水継手を取り外すことができる。よって、排水ホース54側の排水継手を取り外すときに、汚水が排水ホース54側の排水継手又はこのL型排水継手部から室内空間Cに垂れることを抑制することができる。
次に、上述した第1実施形態によるポータブルトイレ装置1による作用効果を説明する。
本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、荷重伝達部50が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができるため、従来のふかし壁302を形成することを省略することができ、ふかし壁302により内壁A1の室内側のスペースが損なわれることを抑制することができる。また、本発明によれば、従来のふかし壁302を形成できる位置の制約によりポータブルトイレ装置1の施工及び設置位置の自由度が損なわれることが抑制される。さらに、本発明によれば、従来のふかし壁302を形成する場合に比べて、ふかし壁302を室内に形成する手間を無くすことができ且つふかし壁302を形成する費用を抑えることができる。
また、室内で固定されたトイレ装置の便器本体2に給水ホース52及び排水ホース54が接続されている場合にも、使用者が給水ホース52及び排水ホース54に引っかかる等により給水ホース52及び排水ホース54に荷重がかかる場合に、荷重伝達部50が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができる。
また、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、荷重伝達部50が比較的簡易なねじ締結構造により外壁A2に対して固定されることができ、荷重伝達部50が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、荷重伝達部50の荷重受部56が給水ホース52及び排水ホース54をまとめるような比較的簡易な構造により形成され、且つ給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を受けることができる。よって、荷重伝達部50が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を荷重受部56から外壁A2に伝達させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、仮に給水管8及び排水管16それぞれに対応した孔を内壁A1及び外壁A2にそれぞれ形成する場合と比べて、内壁A1及び外壁A2にそれぞれ1つの孔、内壁孔D1及び外壁孔D2を形成すればよいので、壁内に設けられた筋交いに孔を空けることが抑制される。また、仮に内壁A1及び外壁A2にそれぞれ複数の孔を開ける場合には、内壁及び外壁においてそれぞれの孔と孔との間の壁面に割れが発生するおそれがあるが、上記のように構成された本発明によれば内壁A1及び外壁A2にそれぞれ1つの孔、内壁孔D1及び外壁孔D2を形成すればよいので、複数の孔の間の壁面に割れが発生するおそれをなくすことができる。
さらに、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、L型排水継手88は排水ホース54を内壁A1に沿う方向に接続し、L型給水継手82は給水ホース52を内壁A1に沿う方向に接続する。よって、給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を横向きの荷重として荷重受部56で受けやすくすることができる。よって、荷重伝達部50が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を荷重受部56から外壁A2により確実に伝達させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、排水ホース側の排水継手を汚水流出抑制継手92から取り外すときに、汚水流出抑制継手92が汚水の流出を抑制することができ、汚水が汚水流出抑制継手92から室内に垂れることを抑制することができる。
さらに、本発明の第1実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、排水ホース側の排水継手を第1横引管路94から取り外す前に空気流入機構100を開状態とすることにより空気を第1横引管路94の外部から第1横引管路94内に流入させることができる。よって、第1横引管路94の内部に空気が流入した状態で排水ホース側の排水継手を第1横引管路94から取り外すことができる。よって、排水ホース側の排水継手を第1横引管路94から取り外すときに、汚水が排水ホース側の排水継手又は第1横引管路94から室内に垂れることを抑制することができる。
次に、図16乃至図20により、本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置201を説明する。第2実施形態は、本発明によるポータブルトイレ装置の荷重伝達部を異なる形状とした例である。
図16は本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置において、建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で示し且つ給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た斜視図であり、図17は図16の給水管、排水管及び荷重伝達部を内壁の室内側から見た正面図であり、図18は図16の給水管、排水管及び荷重伝達部を建物の内壁、間柱及び外壁を一部破断した状態で側方から見た側面図であり、図19は図17のXIX−XIX線に沿って見た断面図であり、図20は図17のXX−XX線に沿って見た断面図である。
第2実施形態によるトイレ装置であるポータブルトイレ装置201は、上述した第1実施形態によるポータブルトイレ装置1と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
ポータブルトイレ装置201は、建物Aの内壁A1及び外壁A2を通して延びる給水管8と、建物Aの内壁A1及び外壁A2を通して延びる排水管16と、給水管8の給水ホース52及び排水管16の排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させる荷重伝達部250とを備えている。
荷重伝達部250は、外壁A2から内壁A1の室内側の給水ホース52及び排水ホース54まで延びると共に外壁A2に対して直接に固定される。荷重伝達部250は、給水ホース52及び排水ホース54をまとめるように形成され且つ給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を受ける荷重受部256と、内壁A1に形成された孔である第1内壁孔D21と外壁A2に形成された孔である第1外壁孔D22とを貫通するように延びる貫通部材258と、貫通部材258とねじ締結されるナット260とを備えている。
内壁A1には、貫通部材258が配置される荷重伝達部250用の第1内壁孔D21とは別に、給水管8が通される第2内壁孔D23(給水管用内壁孔)と、排水管16が通される第3内壁孔D24(排水管用内壁孔)がそれぞれ形成されている。外壁A2には、貫通部材258が配置される荷重伝達部250用の第1外壁孔D22とは別に、給水管8が通される第2外壁孔D25(給水管用外壁孔)と、排水管16が通される第3外壁孔D26(排水管用外壁孔)がそれぞれ形成されている。
荷重受部256は、内壁A1に接するように取付けられる基部262と、基部262に取付けられたホースバンド264とを備えている。基部262は金属により形成され、給水ホース52及び排水ホース54にかかる横向きの引っ張り荷重を受ける強度を備えている。基部262には、第1内壁孔D21とほぼ同じ大きさ且つ円形の基部孔(図示せず)が形成されている。この基部孔は、貫通部材258を挿入することができる大きさに形成される。基部262における基部孔の周囲の環状部分は、貫通部材258の後述するつば部272と係合し、貫通部材258と荷重受部256の基部262とが強固に固定される。
基部262には、ホースバンド264が取付けられている。ホースバンド264は、給水ホース52及び排水ホース54をひとまとめにするようなリング形状に形成される。ホースバンド264は、給水ホース52及び排水ホース54に掛かるように設けられる。ホースバンド264は帯状に形成される。ホースバンド264は、ホースバンド264自身の長さを可変にするような構造を有していてもよい。ホースバンド264の長さを短くすることにより、給水ホース52及び排水ホース54を縛るようにひとまとめにすることができる。ホースバンド264は金属により形成されている。ホースバンド264は樹脂製のバンドであってもよい。ホースバンド264は、給水ホース52及び排水ホース54の内側を囲うように配置される。なお、基部262はホースバンド264の一部として形成されていてもよい。
貫通部材258は、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで直線的に延びる。貫通部材258は、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで延びる軸部分259と、軸部分259の内側の端部において外側に広がるつば部272と、軸部分259の外側の端部近傍に形成される外ねじ274とを備えている。貫通部材258は、軸部分259、つば部272及び外ねじ274によりボルト状に形成されている。
軸部分259は、内壁A1の内側から外壁A2の外側まで延びるような比較的長軸に形成されている。軸部分259は給水管8及び排水管16用とは別に設けられた第1内壁孔D21と第1外壁孔D22とを通るように設けられる。軸部分259は中実且つ棒状の軸を形成しているので、第1内壁孔D21及び第1外壁孔D22の開口径を比較的小さくすることができる。
つば部272は、内壁A1の内側において貫通部材258の軸部分259よりも環状に広がるように形成されている。つば部272は、第1内壁孔D21の径よりも大きな径に形成される。つば部272は、ボルトの頭部形状を形成する。外ねじ274は、貫通部材258の軸部分259の外面に形成されている。外ねじ274は、軸部分259の外側の端部から内側向きに所定距離にわたって形成されている。
ナット260は、貫通部材258の外ねじ274と螺合する内ねじ280を内面に形成する。ボルト状の貫通部材258とナット260とにより外壁A2の外側から内壁A1の室内側における基部262まで延びるねじ締結構造が形成される。貫通部材258の軸部分259を内壁A1及び外壁A2を貫通するように配置した状態で、ねじ締結構造によりナット260を軸部分259に対して締め、内壁A1の室内側の貫通部材258のつば部272と外壁A2の外側のナット260との間で荷重受部256、貫通部材258及びナット260が内壁A1及び外壁A2に対して強固に固定される。このように、荷重伝達部250は、ねじ締結構造により外壁A2に対して固定される。
なお、変形例として、貫通部材258のつば部272が外壁A2の外側に配置され、ナット260が内壁A1の室内側に配置され、ねじ締結構造によりナット260を軸部分259に対して締め、内壁A1の室内側のナット260と外壁A2の外側の貫通部材258のつば部272との間で荷重受部256、貫通部材258及びナット260が内壁A1及び外壁A2に対して強固に固定されてもよい。
本発明の第2実施形態における給水管8及び排水管16は、第1実施形態における給水管8及び排水管16と概ね同様であるので説明を省略する。
次に、第2実施形態において、図20を参照して、荷重伝達部250における荷重の伝達経路について説明する。
矢印E21に示すように給水ホース52及び排水ホース54に横向きの引っ張り荷重がかかる場合に、給水ホース52及び排水ホース54がホースバンド264と接し且つ引っ掛かることにより、矢印E22に示すように横向きの引っ張り荷重がホースバンド264に伝達される。
ホースバンド264に伝達された横向きの引っ張り荷重は、矢印E23に示すように基部262に伝達される。基部262に伝達された横向きの引っ張り荷重は、矢印E24に示すように貫通部材258のつば部272に伝達され、貫通部材258に横向きの引っ張り荷重が伝達される。貫通部材258とナット260とはねじ締結されているので、矢印E25に示すようにナット260に横向きの引っ張り荷重が伝達される。ナット260は外壁A2に接しているので、ナット260の横向きの引っ張り荷重が矢印E26に示すように外壁A2に伝達される。このように、荷重伝達部250は、給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができ、給水ホース52及び排水ホース54が横向きに引っ張られてホース側と建物配管側との継手同士の接続部分が破損する或いは外れる、又は各ホースと継手との接続部分が破損する或いは外れる等の不具合を生じることが抑制される。
次に、上述した第2実施形態によるポータブルトイレ装置201による作用効果を説明する。
本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置201によれば、荷重伝達部250が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができるため、従来のふかし壁302を形成することを省略することができ、ふかし壁302により内壁A1の室内側のスペースが損なわれることを抑制することができる。また、本発明によれば、従来のふかし壁302を形成できる位置の制約によりポータブルトイレ装置201の施工及び設置位置の自由度が損なわれることが抑制される。さらに、本発明によれば、従来のふかし壁302を形成する場合に比べて、ふかし壁302を室内に形成する手間を無くすことができ且つふかし壁302を形成する費用を抑えることができる。
また、室内で固定されたトイレ装置の便器本体2に給水ホース52及び排水ホース54が接続されている場合にも、使用者が給水ホース52及び排水ホース54に引っかかる等により給水ホース52及び排水ホース54に荷重がかかる場合に、荷重伝達部250が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができる。
さらに、本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置201によれば、荷重伝達部250が比較的簡易なねじ締結構造により外壁A2に対して固定されることができ、荷重伝達部250が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を外壁A2に伝達させることができる。
さらに、本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置201によれば、荷重伝達部250の荷重受部256が給水ホース52及び排水ホース54をまとめるような比較的簡易な構造により形成され、且つ給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を受けることができる。よって、荷重伝達部250が給水ホース52及び排水ホース54にかかる引っ張り荷重を荷重受部256から外壁A2に伝達させることができる。
さらに、本発明の第2実施形態によるポータブルトイレ装置201によれば、施工時に内壁A1及び外壁A2に孔を開口するにあたり、荷重伝達部250用の孔とは別に給水管8及び排水管16を通すための孔をそれぞれ比較的小さく形成することができる。よって、施工時において比較的大きな開口を内壁A1及び外壁A2に形成する手間を軽減することができる。
1 :ポータブルトイレ装置
1a :車輪
2 :便器本体
4 :給水部
6 :フレーム
6a :フレーム基部
8 :給水管
10 :ボウル部
10a :吐水口
10b :汚物受け面
10c :筒状部分
10d :粉砕室
10e :天井面
12 :排水トラップ管路
12a :接続部
12b :頂部
12c :横向部
16 :排水管
18 :粉砕装置
20 :排出ポンプ
24 :制御部
26 :回転体
28 :回転軸
30 :電動モーター
34 :通気弁管路
36 :通気弁
38 :フィルタ
40 :ポンプ室
42 :インペラ
44 :回転軸
46 :電動モーター
48 :孔
50 :荷重伝達部
52 :給水ホース
54 :排水ホース
56 :荷重受部
58 :貫通部材
59 :円筒部分
60 :ナット
62 :プレート
64 :ホースバンド
66 :プレート孔
68 :環状部分
70 :継手取付部
72 :つば部
74 :外ねじ
76 :第1小孔
78 :第2小孔
80 :内ねじ
82 :L型給水継手
84 :硬質給水管
86 :建物配管側給水継手
88 :L型排水継手
90 :硬質排水管
91 :縦硬質排水管
92 :汚水流出抑制継手
94 :第1横引管路
96 :下降管路
98 :第2横引管路
100 :空気流入機構
102 :空気流入孔
104 :キャップ
201 :ポータブルトイレ装置
250 :荷重伝達部
256 :荷重受部
258 :貫通部材
259 :軸部分
260 :ナット
262 :基部
264 :ホースバンド
272 :つば部
274 :外ねじ
280 :内ねじ
301 :トイレ装置
302 :ふかし壁
304 :カバー
320 :給水設備
326 :給水ホース
338 :排水設備
364 :ホースバンド
366 :排水ホース
A :建物
A1 :内壁
A2 :外壁
A3 :間柱
A11 :内壁
A12 :外壁
A13 :間柱
B :空間
C :室内空間
D1 :内壁孔
D2 :外壁孔
D21 :第1内壁孔
D22 :第1外壁孔
D23 :第2内壁孔
D24 :第3内壁孔
D25 :第2外壁孔
D26 :第3外壁孔
E1 :矢印
E2 :矢印
E3 :矢印
E4 :矢印
E5 :矢印
E6 :矢印
E7 :矢印
E21 :矢印
E22 :矢印
E23 :矢印
E24 :矢印
E25 :矢印
E26 :矢印
F :床面
G1 :封水水位
G2 :水位
G3 :水位
W0 :溜水面

Claims (8)

  1. トイレ装置であって、
    便器本体と、
    建物の室内側の内壁及び上記内壁よりも上記建物の室外側の外壁を通して延びる給水管であって、上記便器本体に洗浄水を給水し且つ屈曲可能な給水ホースを含む、上記給水管と、
    上記内壁及び上記外壁を通して延びる排水管であって、上記便器本体から排水を排出し且つ屈曲可能な排水ホースを含む、上記排水管と、
    上記外壁から上記内壁の室内側の上記給水ホース及び上記排水ホースまで延びると共に上記外壁に対して固定され、上記給水ホース及び上記排水ホースにかかる引っ張り荷重を上記外壁に伝達させる荷重伝達部とを備えることを特徴とする、トイレ装置。
  2. 上記荷重伝達部は、ねじ締結構造により上記外壁に対して固定される、請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 上記荷重伝達部は、上記給水ホース及び上記排水ホースをまとめるように形成され且つ上記給水ホース及び上記排水ホースにかかる引っ張り荷重を受ける荷重受部を備える、請求項1又は2に記載のトイレ装置。
  4. 上記荷重伝達部は、上記内壁に形成された1つの孔及び上記外壁に形成された1つの孔を通って延びる貫通部材を備え、上記貫通部材内に上記給水管及び上記排水管が通される、請求項1乃至3の何れか1項に記載のトイレ装置。
  5. 上記排水管は、横方向から上記内壁に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に上記排水ホースを上記内壁に沿う方向に接続するL型排水継手を備え、
    上記給水管は、横方向から上記内壁に沿う方向に曲がるL字形状を形成すると共に上記給水ホースを上記内壁に沿う方向に接続するL型給水継手を備えている、請求項3に記載のトイレ装置。
  6. 上記排水管は、さらに、上記内壁の室内側において上記排水ホース側の排水継手と接続されると共に、上記排水ホース側の上記排水継手を取り外すときに、汚水の流出を抑制する汚水流出抑制手段を備えている、請求項1乃至5の何れか一項に記載のトイレ装置。
  7. 上記汚水流出抑制手段は、
    上記排水ホース側の上記排水継手と接続され且つ横方向に延びる第1横引管路と、
    上記第1横引管路の下流部から下降する下降管路と、
    上記下降管路の下流部から横方向に延びる第2横引管路と、
    上記第1横引管路の上壁に設けられ、上記排水ホース側の上記排水継手を取り外す前に開状態とすることにより空気を上記第1横引管路の外部から上記第1横引管路内に流入させる空気流入機構とを備える、請求項6に記載のトイレ装置。
  8. 上記給水管は上記内壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された給水管用内壁孔及び上記外壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された給水管用外壁孔を通され、
    上記排水管は上記内壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された排水管用内壁孔及び上記外壁において上記荷重伝達部用の孔とは別に開口された排水管用外壁孔を通される、請求項1乃至3の何れか1項に記載のトイレ装置。
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