JP2002266399A - 圧送装置 - Google Patents

圧送装置

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JP2002266399A
JP2002266399A JP2001061798A JP2001061798A JP2002266399A JP 2002266399 A JP2002266399 A JP 2002266399A JP 2001061798 A JP2001061798 A JP 2001061798A JP 2001061798 A JP2001061798 A JP 2001061798A JP 2002266399 A JP2002266399 A JP 2002266399A
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drainage
pumping
storage tank
pump
tank
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JP2001061798A
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English (en)
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Shuho Miyahara
秀峰 宮原
Kazuya Kokubu
和也 國分
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給排水設備から排出される各種排水を強制的
に外部へ排出する圧送装置において、ポンプの故障等に
よる排水溢れを防止する。 【解決手段】 排水を一旦貯留する複数の貯留槽1A、
1Bを設け、それらを連通管路6で互いに連通し、各貯
留槽1A、1B内にそれぞれ圧送部2、3を設置する。
圧送部2、3のポンプ20、30は、水位センサ4A、
4Bによる検出水位がL2以上で駆動され、L1以下に
なると停止される。一方のポンプの故障又はポンプの圧
送能力以上の排水流入があると、一方の貯留槽から連通
管路を経て他方の貯留槽へと排水が流れ込み、その他方
の貯留槽内の圧送部により外部へ強制排出される。した
がって、一方のポンプが故障しても排水の溢れを回避で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレの大便器や
小便器、バスルームの浴槽や洗い場、洗面用シンク、台
所用シンク、洗濯機用パン等の各種給排水設備の流出口
から流出する各種排水(雑排水、屎尿など)を円滑に排
水用管路へと送出するための圧送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅や事業所等の各種給排水設備
から排出される排水を外部の排水桝等へ導くには、排水
用管路を傾斜勾配を有するように配設し、排水の自重に
よる流下を利用するのが一般的であった。しかしなが
ら、このような方法では住宅等の建物内での排水用管路
の設計や施工に制約が大きく、また排水用管路の管径を
或る程度大きくしておかないと詰まりが生じるおそれが
ある。そこで、近年、圧送装置と呼ばれる一種の強制排
水装置が広く利用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、圧送装置は、
給排水設備からの排水を一旦貯留する貯留槽と、貯留槽
に溜まった排水を吸引して吐出するポンプと、ポンプの
吐出口に接続された圧送管路とを含んで構成されてい
る。
【0004】しかしながら、こうした従来の圧送装置で
は、ポンプが故障すると貯留槽からの強制的な排水が行
えなくなるため、最悪の場合、貯留槽からの排水溢れが
生じるおそれがある。また、一般に浴槽や洗濯機用パン
などからの排水は瞬間流量、総流量ともに多いため、こ
れらを円滑に排水するためには大きな圧送能力を有する
ポンプを用意するとともに、圧送管路自体も管径の大き
なものが必要になる。圧送能力の大きなポンプはサイズ
も大きく、設置スペースを確保するのが困難であって水
回りの設計時の制約となる。また、こうした大形のポン
プは動作時の騒音も大きく、消費電力の点でも不利であ
る。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
のであり、その主たる目的は、ポンプの故障時にも排水
の流出に支障をきたすことのない圧送装置を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、ポンプの圧送能
力を抑えることによって、騒音の軽減や省電力が可能で
ある圧送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態、及び
効果】上記課題を解決するために成された第1発明に係
る圧送装置は、各種給排水設備の流出口から流出する排
水を強制的に排水用管路へ送出する圧送装置において、 a)排水の流入口を有し、該排水を一旦貯留する貯留槽
と、 b)該貯留槽の内部に複数設置され、該貯留槽の内部に
開口した吸込口及び吐出口を有するポンプと、該吐出口
に連結され他端が槽外へ導出された圧送管路とを含む圧
送手段と、 を備えることを特徴としている。
【0007】この構成によれば、1つの貯留槽内に少な
くとも2つの圧送手段を備えているため、たとえ一方の
圧送手段のポンプが故障したとしても、他方の圧送手段
のポンプによって貯留槽内に貯留された排水を槽外へと
強制的に排出することができる。したがって、ポンプの
故障による排水溢れを回避することができる。
【0008】また、この構成では、複数の圧送手段のポ
ンプを同時に動作させることによって全体の圧送能力は
高まるから、換言すれば、1つ1つのポンプの圧送能力
を低減することが可能となる。そのため、ポンプのサイ
ズを小さなものとすることができ、水回りの設計の自由
度が増す。また、排水の流入量に応じてポンプの圧送能
力を変化させることができるので、流入量が比較的少な
い場合にはポンプの動作騒音を軽減することができる。
【0009】このようにポンプの圧送能力を可変とする
ためには、複数の圧送手段のポンプをそれぞれ独立に制
御する制御手段を備える構成とすることが好ましい。
【0010】また、上記第1発明に係る圧送装置では、
排水の流量、流速、貯留量、又はこれに相当するそのほ
かの指標値を検出する検出手段を備え、上記制御手段は
該検出手段の検出結果に基づいて複数のポンプの動作を
制御する構成とすることが好ましい。検出手段の実施態
様としては、典型的には水位センサや瞬間流量センサな
どが有用であるが、貯留槽内に貯留された排水の総量、
総量の増加の程度(速度)、貯留槽に流入する排水の流
量、流量の増加の程度などに対応した指標値を検出する
ものであれば各種のセンサを利用することができる。
【0011】この構成によれば、その時点での排水の圧
送の必要性に応じて最適な動作制御が可能となる。具体
的には例えば、貯留槽内の水位が所定水位を越えるまで
は1台のポンプのみを稼働させて相対的に低い圧送能力
でもって排水の圧送を行い、上記所定水位を越えたなら
ば複数台のポンプを稼働させて圧送能力を増大させる。
これによって、排水の貯留量が少ない場合にはポンプの
動作騒音も小さく消費電力も少なくてすむ。また、排水
の貯留量が増して溢水の可能性がある場合には、高い圧
送能力を発揮して排水溢れを確実に回避することができ
る。
【0012】なお、上記第1発明に係る圧送装置では、
複数の圧送手段のポンプの吸込口を貯留槽内で互いに高
さ方向に相違する位置に設けた構成としてもよい。この
構成では、貯留槽内の貯留量に応じて吸込口が浸水して
いるポンプを駆動するようにすればよい。これにより、
無駄に複数のポンプを駆動することがなく省電力化が図
れ、騒音も軽減できる。また、貯留量が増加したときに
は高い圧送能力を発揮して迅速に排水を行い、貯留槽か
らの排水溢れを確実に防止できる。更に、一方のポンプ
はその吸込口が貯留槽の底部から離れた位置に配置され
ることになるので、貯留槽の底部に固形物などが沈殿し
ていた場合にこれを吸い込むおそれが少なく、吸込口の
詰まりやこれに起因する圧送能力の低下を回避すること
もできる。
【0013】上記課題を解決するために成された第2発
明に係る圧送装置は、各種給排水設備の流出口から流出
する排水を強制的に排水用管路へ送出する圧送装置にお
いて、 a)排水の流入口をそれぞれ有し、該排水を一旦貯留す
る複数の貯留槽と、 b)該複数の貯留槽を連通する連通管路と、 c)該貯留槽の内部にそれぞれ設置され、該貯留槽の内
部に開口した吸込口及び吐出口を有するポンプと、該吐
出口に連結され他端が槽外へ導出された圧送管路とを含
む圧送手段と、 を備えることを特徴としている。
【0014】第2発明に係る圧送装置では、或る1つの
貯留槽に設置されたポンプが故障した場合、或いはポン
プは正常に動作していてもその圧送能力以上の流量の排
水の流入がある場合に、その貯留槽から連通管路を通し
て他の貯留槽へと排水が流れ、他の貯留槽に設置されて
いるポンプによって槽外へと強制的に排出される。した
がって、上記第1発明に係る圧送装置と同様に、ポンプ
の故障や排水流量の急激な増加による排水溢れを回避す
ることができる。また、この構成では、貯留槽が複数に
分かれているので貯留槽の配置の自由度が増し、従来、
この種の圧送装置を設置することが困難であったような
場所にも設置が可能となる。
【0015】なお、この第2発明に係る圧送装置では、
連通管路を通した排水の流れ込みがない状況では、各貯
留槽に流入する排水は互いに混じることがなくそれぞれ
独立に異なる圧送管路を通して排出される。したがっ
て、例えば、洗剤等の化学物質や泡の多い比較的汚れた
雑排水が流出される給排水設備と、比較的汚れの少ない
雑排水が流出される給排水設備とを分け、それぞれを異
なる貯留槽に対応させ、それら貯留槽の圧送管路の接続
先も排水汚れに応じた処理設備とすればよい。これによ
り、処理設備の負荷が軽減され、設備コストや運転コス
トが低減できる。
【0016】この種の圧送装置では、貯留槽には外部と
連通する通気管を設ける必要があるが、上記第2発明に
係る圧送装置では、複数の貯留槽のいずれか1つに通気
管を接続する構成とすればよい。すなわち、連通管路を
介して全ての貯留槽は連通しているから、各貯留槽毎に
通気管を接続する必要はなく、通気管を兼用することが
できる。これにより、水回り配管の設計の自由度が増
し、施工も省力化できる。
【0017】上記第2発明に係る圧送装置では、連通管
路は貯留槽のいずれの位置に設けてもよいが、或る貯留
槽内の水位が異常に高い状況に至ったときにはじめて他
の貯留槽へと流出させるためには、できるだけ連通管路
を上方に設けることが望ましく、連通管路を複数の貯留
槽のそれぞれ上面に接続した構成とするのが適当であ
る。
【0018】また上記第2発明に係る圧送装置では、複
数の貯留槽の少なくとも1つの内部に、固形物を粉砕す
る粉砕手段を設置した構成とすることができる。この構
成では、粉砕手段を設置した貯留槽にトイレの大便器か
らの排水を流す。屎尿に混入する固形物は粉砕手段によ
り細かく粉砕され、圧送手段により槽外へと強制的に排
出される。これにより、トイレの排水の圧送装置として
も本圧送装置を利用することができる。
【0019】また上記第2発明に係る圧送装置では、複
数の貯留槽のうち1つ以上の所定の貯留槽に対して連通
管路を介し他の貯留槽からの排水の流入のみを受け入れ
る流れ方向制限手段を備える構成とすることができる。
流れ方向制限手段としては一般的に知られている逆止弁
を用いればよい。この構成では、上記所定の貯留槽内の
水位が異常に上昇した場合でも、流れ方向制限手段によ
り該所定の貯留槽から他の貯留槽への排水の流出が阻止
される。したがって、例えば、屎尿を貯留する貯留槽を
上記所定の貯留槽とした場合には、屎尿が他の貯留槽へ
流れ出すことを防止できるので、屎尿以外の雑排水に屎
尿が混入することがなく高い衛生性を維持できる。ま
た、上述したように化学物質や泡の多い比較的汚い雑排
水を貯留する貯留槽を上記所定の貯留槽とした場合に
は、こうした汚い雑排水が比較的きれいな雑排水に混入
することがないので、処理設備において処理しきれずに
下水へと流れてしまうことを回避できる。勿論、上記他
の貯留槽で排水が溢れそうになった場合にはその排水を
連通管路を介して上記所定の貯留槽に送り、その貯留槽
に設置された圧送手段によって槽外へと強制的に排出す
ることができる。したがって、上記他の貯留槽では排水
の溢れを防止することができる。
【0020】また、上記第1及び第2発明に係る圧送装
置においては、1つの貯留槽が複数の流入口を有する構
成とすることができる。勿論、複数の給排水設備の流出
口から流出する排水を1系統の管路に集約して1つの貯
留槽の流入口に接続してもよいが、複数の流入口を有し
ておれば、各給排水設備の流出口からそれぞれ異なる系
統の管路で1つの貯留槽に接続することが可能となる。
したがって、水回りの配管路の設計の自由度が増す。
【0021】上記構成では、複数の流入口のうちの不要
な流入口を閉塞する閉塞手段を備える構成とするとよ
い。これにより、予め貯留槽に多数の流入口を形成して
おき、施工時には、給排水設備の流出口に接続された管
路の他端を上記流入口に接続するとともに、不要である
流入口は閉塞手段でもって閉塞すればよい。したがっ
て、貯留槽の汎用性が高まり、コストを低減することが
できる。
【0022】更にまた、上記第1及び第2発明に係る圧
送装置では、貯留槽から自然流下による排水の排出を行
う補助排出管路を更に備える構成とすることが好まし
い。この構成によれば、圧送による強制排出時にも補助
排出管路を介した排出が並行して行われるので、排出能
力が向上するという利点がある。また、特に補助排出管
路の開口端面を貯留槽の底部又は底面付近の側部に設け
ると一層好ましい。すなわち、上記第1及び第2発明に
係る圧送装置では、ポンプの吸込口よりも水位が下がる
と吸込みが不可能になるから、貯留槽内の排水を完全に
排出することは困難であって僅かながら排水が残ってし
まう。上記構成によれば、圧送手段により排出しきれな
かった排水は補助排出管路を経て槽外へと排出されるの
で、貯留槽に排水が残らず衛生性が維持できる。
【0023】また、第2発明に係る圧送装置では、自然
流下による排水の排出を行う補助排出管路を連通管路の
途中に備える構成としてもよい。この構成によれば、排
水能力を向上させているので、ポンプの故障や排水流量
の急激な増加による排水の漏れを一層確実に防止すると
いう効果を奏する。また、補助排出管路を複数の貯留槽
それぞれに設ける必要がないので、水回り設計の自由度
が増し施工も省力化できる。なお、排水の自然流下によ
る排出とは、補助排出管路を傾斜勾配をもたせて配置す
るのが一般的であるが、その補助排出管路の入口側と出
口側との圧力差による吸引効果などが期待できる場合に
は、補助排出管路が必ずしも傾斜勾配を有している必要
はない。
【0024】
【実施例】〔第1実施例〕本発明の第1実施例である圧
送装置を図面を参照して説明する。図1は第1実施例に
よる圧送装置の概略構成図である。
【0025】この圧送装置は、上面に排水の流入口10
及び通気口11を有する貯留槽1と、該貯留槽1の内部
に設置された第1、第2なる2つの圧送部2、3と、検
出手段としての水位センサ4と、貯留槽1の外側に配置
された制御部5とを備える。各圧送部2、3はそれぞ
れ、下方に開口した吸込口21、31及び側方に開口し
た吐出口22、32を有する第1、第2ポンプ20、3
0と、その吐出口22、32に接続され貯留槽1の外部
に導出された圧送管路23、33とを含む。流入口10
には、バスルームの浴槽や洗い場、洗面用シンク、台所
用シンク、洗濯機用パン等の各種給排水設備の流出口に
連通する管路12が接続され、通気口11には外気に連
通する通気管路13が接続されている。圧送管路23、
33は図示しないものの例えば外部の排水桝等に連通す
る排水用管路に接続されている。水位センサ4は、貯留
槽1内に貯留された排水の水位を検出可能なものであり
さえすればよく、例えば水位に応じて上下動するフロー
トを有するもの、圧力センサを利用したもの、レーザの
反射を利用するものなど各種の構成とすることができ
る。
【0026】次に、この圧送装置の動作の一例を説明す
る。外部の給排水設備から排出された各種の排水は流入
口10から貯留槽1内に流れ込んで貯留する。貯留槽1
内には下から第1、第2及び第3なる3段階の基準水位
L1、L2、L3が予め設定されており、制御部5は水
位センサ4による検出水位が第2基準水位L2以上にな
ると第1ポンプ20を作動し、検出水位が第1基準水位
L1以下に低下すると第1ポンプ20の運転を停止す
る。また、水位センサ4による検出水位が第3基準水位
L3以上になると第2ポンプ30を作動し、検出水位が
第2基準水位L2以下に低下すると第2ポンプ30の運
転を停止する。
【0027】したがって、本圧送装置では次のように第
1、第2ポンプ20、30が稼働する。図2、図3は共
にその貯留槽1内の水位とポンプ動作との関係の一例を
示す図であって、貯留槽1内に或る一定流量で排水が流
入するとの状況を想定している。
【0028】まず図2を参照する。はじめに貯留槽1が
空であるとすると、排水が貯留槽1内に流入して水位が
徐々に上昇してゆき、第2基準水位L2に到達するまで
は圧送による強制排出は行われない。水位センサ4によ
る検出水位が第2基準水位L2に到達すると第1ポンプ
20が起動され、圧送管路23を通して外部への強制排
出が開始される。貯留槽1への排水の流入量が第1ポン
プ20の圧送能力以下であれば、第1ポンプ20の作動
によって貯留槽1内の水位は徐々に低下し、検出水位が
第1基準水位L1まで低下すると制御部5は第1ポンプ
20の運転を停止する。すると再び水位は上昇してゆく
ので、第2基準水位L2に到達した時点で第1ポンプ2
0がまた起動される。このように第1ポンプ20の運転
が間欠的に行われることによって、貯留槽1内の水位は
第2基準水位L2以下に維持される。
【0029】次に図3を参照する。貯留槽1への排水の
流入量が第1ポンプ20の圧送能力を越えている場合に
は、第1ポンプ20が起動されたあと水位の増加速度は
低下するものの水位上昇は続く。そして、検出水位が第
3基準水位L3に到達すると、制御部5は第2ポンプ3
0も起動する。これにより、2台のポンプ20、30に
よる並行した強制排出が行われ、全体の排出能力は大幅
に向上する。その結果、貯留槽1内の水位は低下に転
じ、検出水位が第2基準水位L2以下になるまで第2ポ
ンプ20の運転が継続され、検出水位が第2基準水位L
2まで下ると第2ポンプ30の運転は停止されて再び第
1ポンプ20のみによる強制排出を行う。このように第
1ポンプ20は連続的に運転され、第2ポンプ30は間
欠的に運転されることによって、貯留槽1内の水位は第
3基準水位L3以下に維持される。
【0030】基準水位L1〜L3は第1、第2ポンプ2
0、30の吸込口21、31の高さ等を考慮して適宜に
定めることができる。例えば、第1基準水位L1と第2
基準水位L2との間隔を狭くすると第1ポンプ20のオ
ン/オフが頻繁に発生し、あまり頻度が高いと早期の故
障の要因となり得るから、適度な間隔を空けておくほう
がよい。
【0031】この第1実施例の圧送装置によれば、排水
の流入が少ない場合には1台のポンプのみが作動するの
で動作音も小さく消費電力も少なくてすむ。また、排水
の流入量が増加した場合には2台のポンプを同時に稼働
することによって、高い排水能力を発揮し排水が貯留槽
1から溢れ出ることを回避できる。更に、仮にいずれか
一方のポンプが故障した場合でも、他のポンプで圧送を
行うことによって貯留槽1から排水が溢れ出ることを回
避できる。
【0032】なお、一方のポンプが故障した場合でも使
用に全く支障をきたさないようにするためには、各ポン
プの圧送能力をこの貯留槽1に流入する排水の最大流量
(又はその想定値)以上としておけばよい。しかしなが
ら、そのような構成とした場合、大形のポンプが必要で
あってコストが高いものとなり、故障が発生しない状況
では効率がよくないという事態になる。そこで、例え
ば、各ポンプの圧送能力を上記排水の最大流量未満と
し、一方のポンプが動作しないことを報知する異常報知
部(ランプなど)を設け、異常報知がなされている場合
には使用者は故障の修理を依頼するとともに使用者自身
が排水の瞬間流量を或る程度制限するように配慮できる
ようにしておくとよい。このような構成では、使用上の
制約はあるものの、ポンプの修理が完了しなくても日常
生活に大きな支障をきたさない程度の使用を継続するこ
とができる。
【0033】また、第1実施例の圧送装置では、第1ポ
ンプ20は第2ポンプ30に比べて大幅に総運転時間が
長くなるため、第1ポンプ20のほうが早く製品寿命に
達して故障の発生が多くなる傾向にある。そこで、制御
部5において第1、第2ポンプ20、30の総運転時間
が平均化されるような運転制御を行うようにしてもよ
い。一例としては、低水位で作動し始めるポンプ(上記
説明では第1ポンプ20)を所定の運転時間毎に第1ポ
ンプ20、第2ポンプ30で交替させるような制御を行
えばよい。
【0034】また、上記構成において第1、第2ポンプ
の制御方法は上記説明の方法に限らない。例えば、常に
2台のポンプを同期させて運転するようにしてもよい。
上記説明の制御方法では、第2ポンプ30は第2基準水
位L2以上でないと稼働しないから、第1ポンプ20が
故障した場合には最低限第2基準水位L2の排水が常に
貯留槽1内に残ることになり、衛生面で課題が残る。こ
れに対し、第2ポンプ30も第1ポンプ20と同様の制
御(つまり同期制御)とすれば、いずれのポンプが故障
した場合でも貯留槽1内に残る排水は第1基準水位L1
のレベルに抑えることができる。
【0035】また、上記説明では貯留槽1内の水位を検
出する水位センサを用いていたが、これに代えて他の様
々なセンサを利用することができる。例えば、流入口1
0に排水の瞬間流量を検知する流量センサを設け、その
瞬間流量とポンプの排出能力とから所定の演算を行っ
て、ポンプの駆動タイミングを決定するようにしてもよ
い。また、貯留槽1内の排水の総量に対応した指標値、
例えば重量、水圧等を検知するセンサでも上記と同様の
制御を行うことができる。
【0036】〔第2実施例〕図4は、本発明の第2実施
例である圧送装置の概略構成図である。第1実施例によ
る圧送装置と同一又は相当する構成要素には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。この第2実施例の圧送装
置では、第1、第2ポンプ20、30はその吸込口2
1、31の位置が高さ方向にずらして設けられている。
したがって、第2ポンプ30は排水の水位が或る程度高
い状態でしか圧送動作を行うことができない。この構成
でも、第1、第2ポンプ20、30の動作制御は上記説
明と同様にすればよく、同様の効果を達成することがで
きる。更に次のような別の利点もある。すなわち、第1
ポンプ20の吸込口21は貯留槽1の底部に近接してい
るため、例えば貯留槽1内に金属固形物などが混入して
沈殿している場合に、第1ポンプ20はこれを吸い込ん
で噛み込みにより動作不良に至ったり、或いはそこまで
至らずとも吸込能力が低下したりするおそれがある。し
かしながら、第2ポンプ30の吸込口31は貯留槽1の
底部から離れており、上述したように貯留槽1底部に沈
んでいる固形物を吸い込む可能性は低い。したがって、
2台のポンプが同時に不具合になるおそれが低く、第2
ポンプ30は第1ポンプ20に不具合が生じた際の緊急
用強制排出手段として高い信頼性を有する。
【0037】〔第3実施例〕図5は、本発明の第3実施
例である圧送装置の概略構成図である。第1、第2実施
例による圧送装置と同一又は相当する構成要素には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。この第3実施例の
圧送装置では、貯留槽1に複数(この例では3つ)の排
水の流入口10a、10b、10cを設けている。この
流入口には、複数の給排水設備から独立に配設された3
本の管路を接続することが可能である。図5の例では、
管路12a、12bをそれぞれ接続し、使用しない流入
口10cには閉塞手段である閉塞蓋14を取り付けて閉
塞している。これにより、同一の貯留槽1を使用しつつ
各住宅・事業所のそれぞれ異なる仕様に対応できる。ま
た、この第3実施例の圧送装置では、各給排水設備の流
出口からの管路をそれぞれ独立に貯留槽1に接続するこ
とができるので、水回りの配管の自由度が増す。なお、
第1、第2実施例の圧送装置でも、管路12の途中で分
岐管路等を用いて管路を連結することにより、複数の給
排水設備から流出する排水を貯留槽1に受け入れること
は可能である。
【0038】〔第4実施例〕次に、本発明の第4実施例
である圧送装置を図6を参照して説明する。第1〜第3
実施例による圧送装置と同一又は相当する構成要素には
同一符号を付して詳細な説明を省略する。第4実施例の
圧送装置は、第1〜第3実施例の圧送装置とは異なり、
流入口10A、10Bをそれぞれ有する第1、第2なる
2つの貯留槽1A、1Bを備え、各貯留槽1A、1Bの
内部に第1、第2なる2つの圧送部2、3が配設されて
おり、両貯留槽1A、1Bは連通管路6によって互いに
連通している。各貯留槽1A、1B内には水位センサ4
A、4Bが設置され、貯留槽1A、1Bの外側に配置さ
れた制御部5A、5Bは水位センサ4A、4Bからの検
出信号を受けて第1、第2ポンプ20、30の動作をそ
れぞれ制御する。制御の一例としては、各圧送部2、3
において、水位センサ4A、4Bによる検出水位が第2
基準水位L2以上になったときに第1、第2ポンプ2
0、30を作動させ、検出水位が第1基準水位L1まで
下がったならば運転を停止させるようにすればよい。
【0039】第4実施例の圧送装置では、貯留槽1A、
1Bのいずれかにおいて排水流入量が各ポンプ20、3
0による圧送能力を越えて水位が連通管路6の接続箇所
に到達した場合、或いは一方のポンプ20又は30が故
障した場合に、排水は連通管路6を通って他方の貯留槽
1A又は1Bへと流出する。そして、その他方の貯留槽
1A又は1Bでポンプ20又は30が作動すると、圧送
管路23又は33を経て強制排出が開始される。したが
って、この第4実施例の構成によっても上記第1実施例
と同様に、貯留槽1A、1Bからの排水の溢れを防止す
ることができる。
【0040】このように貯留槽を少なくとも2つ設ける
場合、バスルームの浴槽からの排水等、比較的泡や洗剤
などの化学物質、汚れ物質などが少ない排水と、キッチ
ンのシンク、洗濯機用パン等、比較的泡や洗剤などの化
学物質、汚れなどが多い排水とをそれぞれ別の管路を通
して別の貯留槽へと流し込むように構成し、更に、圧送
管路の接続先である排水処理装置も貯留槽の水質に応じ
た独立のものとする構成とするとよい。その場合、水質
が比較的良好な方の排水処理装置は、その排水処理能力
が低くてよい。第1、第2貯留槽1A、1Bは連通管路
6を通して互いに連通しているから、可能性としては水
質の悪い側の貯留槽から他の貯留槽へと排水が流れ込
み、それらが混じって排水処理能力の低い側の処理装置
へと流れることもあり得る。しかしながら実際には、バ
スルームの浴槽等、水質の良好な給排水設備から流出す
る排水は瞬間流量が大きいことが多く、貯留槽内の水位
が異常に高くなるのは水質が良好である側の貯留槽であ
ることが殆どである。したがって、排水処理能力の低い
処理装置へ多量の汚い排水が流れ込んで、処理されずに
外部へと流出するおそれは非常に小さくなる。
【0041】また、第4実施例の圧送装置の構成によれ
ば、各貯留槽1A、1Bの容積をそれほど大きくする必
要がなく、しかもその貯留槽の間を連通管路6で接続し
さえすれば各貯留槽1A、1Bの配置も比較的自由に決
めることができる。したがって、水回りの設計時の自由
度が増すという利点がある。更に、貯留槽1A、1Bは
連通管路6を通して互いに連通しているので、通気管路
はいずれか一方の貯留槽に設ければよく(図6の例では
貯留槽1Bの通気口11Bに通気管路13Bを接続)、
この点でも設計や施工が容易になる。
【0042】〔第5実施例〕図7は、本発明の第5実施
例である圧送装置の概略構成図である。第4実施例によ
る圧送装置と同一又は相当する構成要素には同一符号を
付して詳細な説明を省略する。この圧送装置では、第1
貯留槽1Aの流入口10Aの直下に固形物を粉砕する粉
砕部7を設けている。この粉砕部7は、粉砕される前の
大きな固形物を一時的に保持するスクリーン72と、そ
のスクリーン72内に配置され、第1ポンプ20を駆動
する図示しないポンプモータと同軸で回転駆動されるカ
ッタ71とを備え、流入口10Aから流入した固形物を
細かく粉砕する。一般的には、この第1貯留槽1Aの流
入口10Aに接続される管路12Aはトイレの大便器に
接続されるが、勿論、他の給排水設備に接続されていて
もよい。例えば、キッチンのシンクに接続されていれ
ば、シンクの流出口から流出する生ゴミ等の固形物を細
かく粉砕することができる。
【0043】この第5実施例の圧送装置では、連通管路
6は各貯留槽1A、1Bの上面に接続されており、その
連通管路6には第2貯留槽1Bから第1貯留槽1Aへの
一方向の流通のみを可能とし逆方向の流通を阻止する逆
止弁61が設けられている。これにより、第2貯留槽1
B内の排水が満杯になった際には連通管路6を介して第
1貯留槽1Aへと流れ込み、第1圧送部2による強制排
出を行うことができる。逆に、仮に第1貯留槽1A内の
排水が満杯になったとしても、この排水は逆止弁61に
阻止されて第2貯留槽1Bへは流れない。そのため、第
2圧送部3から排出される排水に例えば屎尿などの粉砕
された固形物が混入することを防止できる。したがっ
て、第2貯留槽1B及びそこからの圧送先の衛生状態を
良好に保つことができる。
【0044】〔第6実施例〕図8は、本発明の第6実施
例である圧送装置の概略構成図である。第4、第5実施
例による圧送装置と同一又は相当する構成要素には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。この圧送装置は基
本的に上記第4実施例の圧送装置と同一の構成を有して
いるが、各貯留槽1A、1Bの底部には、その周囲の底
面よりも一段低い凹部15A、15Bが形成され、その
凹部15A、15Bに自然排水口が開口し、この自然排
水口には徐々に低くなるような傾斜勾配をもって配設さ
れた補助排出管路16A、16Bが接続されている。
【0045】この第6実施例による圧送装置では、貯留
槽1A、1B内の排水は補助排出管路16A、16Bを
通しても自重によって流出するから、第1、第2ポンプ
20、30の吸込口21、31よりも水位が低い排水も
槽外へと排出することができる。そのため、貯留槽1
A、1B内の排水を殆ど残らず排出することができ、貯
留槽1A、1B内の衛生性を確保するのに有利である。
また、圧送部2、3による強制排水のみよりも排出能力
が向上するから、排水の排出をより迅速に行うことがで
きるとともに、貯留槽から排水が溢れることもより確実
に防止できる。
【0046】〔第7実施例〕図9は、本発明の第7実施
例である圧送装置の概略構成図である。この圧送装置も
基本的に上記実施例4の圧送装置と同一の構成を有して
いるが(図9では煩雑さを避けるため制御部5A、5B
の記載を省略している)、貯留槽1A、1Bを連通する
連通管路6に自然流下を行うための補助排出管路62が
接続されている。この補助排出管路62は上記第6実施
例の圧送装置の補助排出管路とは異なり、貯留槽1A、
1Bの底部に残る排水を排出する効果はないものの、連
通管路6に排水が流通するような状態、つまり一方の貯
留槽1A又は1Bの排水の水位が高くなって連通管路6
に流れ込むような状況に至った場合に、その排水の一部
を補助排出管路62を通して槽外へ自然排出することが
できる。つまり、この圧送装置全体としての排出能力を
高めることができる。また、この構成では、第6実施例
の圧送装置では各貯留槽に設置されていた補助排出管路
が共通化されているので、補助排出管路の配設がより容
易になり、水回りの設計の自由度が増すという利点があ
る。
【0047】なお、第6、第7実施例の圧送装置におい
て、補助排出管路16A、16B又は62は必ずしも傾
斜勾配を有しているとは限らない。例えば、これら管路
が縦方向に配設された排水用管路に接続される場合、排
水用管路内は空気圧が下がって横管路からの排水を吸引
する作用を有する。したがって、補助排出管路が略水平
に配設されている、又は極端な場合には若干上向きの傾
斜勾配を有していても上記吸引作用によって補助排出管
路内を移動して自然に排出され得る。
【0048】上記実施例はいずれも本発明の一例であっ
て、本発明の趣旨の範囲において適宜変更や修正を行え
ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図2】 第1実施例による圧送装置の動作の一例の説
明図。
【図3】 第1実施例による圧送装置の動作の一例の説
明図。
【図4】 本発明の第2実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図5】 本発明の第3実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図6】 本発明の第4実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図7】 本発明の第5実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図8】 本発明の第6実施例による圧送装置の概略構
成図。
【図9】 本発明の第7実施例による圧送装置の概略構
成図。
【符号の説明】
1、1A、1B…貯留槽 10、10a、10b、10c、10A、10B…流入
口 11、11B…通気口 12、12a、12b、12A、12B…管路 13、13B…通気管路 14…閉塞蓋 16A、16B、62…補助排出管路 2、3…圧送部 20、30…ポンプ 21、31…吸込口 22、32…吐出口 23、33…圧送管路 4、4A、4B…水位センサ 5、5A、5B…制御部 6…連通管路 61…逆止弁 7…粉砕部 71…カッタ 72…スクリーン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種給排水設備の流出口から流出する排
    水を強制的に排水用管路へ送出する圧送装置において、 a)排水の流入口を有し、該排水を一旦貯留する貯留槽
    と、 b)該貯留槽の内部に複数設置され、該貯留槽の内部に
    開口した吸込口及び吐出口を有するポンプと、該吐出口
    に連結され他端が槽外へ導出された圧送管路とを含む圧
    送手段と、 を備えることを特徴とする圧送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の圧送手段のポンプをそれぞれ
    独立に制御する制御手段を更に備えることを特徴とする
    請求項1に記載の圧送装置。
  3. 【請求項3】 排水の流量、流速、貯留量、又はこれに
    相当するそのほかの指標値を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は該検出手段の検出結果に基づいて前記複
    数のポンプの動作を制御することを特徴とする請求項2
    に記載の圧送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の圧送手段のポンプの吸込口を
    前記貯留槽内で互いに高さ方向に相違する位置に設けた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧送
    装置。
  5. 【請求項5】 各種給排水設備の流出口から流出する排
    水を強制的に排水用管路へ送出する圧送装置において、 a)排水の流入口をそれぞれ有し、該排水を一旦貯留す
    る複数の貯留槽と、 b)該複数の貯留槽を連通する連通管路と、 c)該貯留槽の内部にそれぞれ設置され、該貯留槽の内
    部に開口した吸込口及び吐出口を有するポンプと、該吐
    出口に連結され他端が槽外へ導出された圧送管路とを含
    む圧送手段と、 を備えることを特徴とする圧送装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の貯留槽の少なくとも1つに通
    気管を接続したことを特徴とする請求項5に記載の圧送
    装置。
  7. 【請求項7】 前記連通管路を前記複数の貯留槽のそれ
    ぞれ上面に接続したことを特徴とする請求項5又は6に
    記載の圧送装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の貯留槽の少なくとも1つの内
    部に、固形物を粉砕する粉砕手段を設置したことを特徴
    とする請求項5〜7のいずれかに記載の圧送装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の貯留槽のうち1つ以上の所定
    の貯留槽に対して前記連通管路を介し他の貯留槽からの
    排水の流入のみを受け入れる流れ方向制限手段を備える
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の圧送
    装置。
  10. 【請求項10】 1つの貯留槽が複数の前記流入口を有
    することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
    圧送装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の流入口のうちの不要な流入
    口を閉塞する閉塞手段を備えることを特徴とする請求項
    10に記載の圧送装置。
  12. 【請求項12】 前記貯留槽から自然流下による排水の
    排出を行う補助排出管路を更に備えることを特徴とする
    請求項1〜11のいずれかに記載の圧送装置。
  13. 【請求項13】 前記補助排出管路の開口端面は、前記
    貯留槽の底部又は底面付近の側部に設けたことを特徴と
    する請求項12に記載の圧送装置。
  14. 【請求項14】 自然流下による排水の排出を行う補助
    排出管路を前記連通管路の途中に備えることを特徴とす
    る請求項5〜13のいずれかに記載の圧送装置。
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