JP2004308404A - 圧送便器 - Google Patents

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和也 國分
Akihiro Sugiyama
聡洋 杉山
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Abstract

【課題】 圧送便器の設置,移動と配管施工を容易にし、配管スペースを低減する事にある。また、前記排出管継手が該圧送排水便器の側方に突出せず、容易に取り外せない構造として安全性を高める。
【解決手段】 排泄される汚物を受けるボウルを有し、前記ボウルに洗浄水を噴出する吐出口を設けた大便器と、前記ボウルからの排水を加圧して排出する圧送手段と、前記圧送手段から排出される排水を送通する排出管と、前記排出管と外部の排水管とを接続する排出管継手と、を備え、床上に設置される圧送便器において、加圧手段に連通する排出管継手を圧送便器の下部で設置床面の上方に望ませて固定し、略水平な任意の方向に回動する構造とした。
【選択図】 図1


Description

本発明は、大便器の排水を排出する圧送便器に関する。
従来、大便器の排水を加圧して下水管に排出する排水圧送装置を備えた大便器は、その排水圧送装置の特性である圧力排水能力を活かし、接続する排水管を20〜30mm程度に小口径化し、可撓性に優れた管材を使用できるメリットを有する。したがって、排水圧送装置と接続することで、その設置や撤去の際の作業性に優れ、設置場所を選ばない、移動可能な大便器を実現できる。
このような排水圧送装置を備えた圧送便器としては、水洗式大便器と排水圧送装置等を外周ボックスに収めた介護用便器が知られている。この圧送排水式大便器は、前記外周ボックスの内側で給,排水管を床下に貫通させて配管したもので、スッキリした状態に配管施工して躓き等が生じないように構成することを目的としている。これは、外部の配管と前記外周ボックス内部で接続され、設置床面の直接真下の部分を貫通して床下を水平方向に配管される。(例えば、特許文献1参照)
また、内部の配管を前記外周ボックスの背面から取出し、設置空間内に配管される外部配管と接続する構造とし、床上の移動を可能にした構成のものがある。これは、設置空間に水平配管を敷設し、接続する構成となっている。(例えば、特許文献2参照)
特開2001−161596号公報(第4頁、第3図) 特開平10−37275号公報(第4頁、第1図)
特許文献1にある介護用便器は、排水圧送装置と連通する排水管が、前記外周ボックスの内部にて設置床面を床下に貫通するように敷設され、該貫通部分で接続、固定された構造であるので、配管を接続した状態での一旦設置した場所からの移動は不可能である。また、設置空間の壁や天井を配管して便器本体と乖離した箇所で配管を貫通する必要がある場合にも対処できない。介護用に設置された居室空間においては、介護用便器と合わせてベッド,車椅子,補行器,手摺等の使用が大方想定されるが、こうした狭小化した空間にて移動性が排除された介護用便器は使い勝手,清掃性を著しく損ねる。
また、特許文献2にあるトイレ装置は、排水圧送装置に連通する排水管が前記外周ボックスの背面から取出され、設置空間内を敷設されるので、設置空間内の移動は可能である。しかしながら、該トイレ装置の移動は、背面から延設された配管によって水平方向の回転を拘束されつつ行う事になる。また、該トイレ装置を設置,配管敷設する工程において、配管方向は該装置の背面に限定されるので、横方向や前方への引き回しは、背面に取り回し空間を設けて施工することになる。例えば、口径20mmの架橋ポリエチレン製管を使用した場合、無理なく施工するためには、該装置背面の配管取出し部分を中心として半径120cm程度の設置領域が必要、或いは、エルボ継手など余分な接続部材が別途必要となる。また、該トイレ装置背面に配管接続部が露出した構造であり、使用者が容易に露見でき、不意に接続を解除する場合も考えられるので危険である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、圧送便器の設置,移動と配管施工を容易にし、配管スペースを低減する事にある。また、前記排出管継手が該圧送便器の側方に突出せず、容易に取り外せない構造として安全性を高める。
請求項1に係る発明では、排泄される汚物を受けるボウルを有し、前記ボウルに洗浄水を噴出する吐出口を設けた大便器と、前記ボウルからの排水を加圧して排出する圧送手段と、前記圧送手段から排出される排水を送通する排出管と、前記排出管と外部の排水管とを接続する排出管継手と、を備え、床上に設置される圧送便器であって、前記排出管継手は、該圧送便器の下部で設置床面の上方に望ませて固定され、略水平な任意の方向に回動する構造である事を特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記圧送便器は、前記洗浄水噴出手段と接続し、洗浄水を供給する供給管と、該供給管と外部の給水管とを接続する供給管継手と、を備えてなり、前記排出管継手と前記供給管継手とを異なる面上に固定した事を特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記圧送便器は、設置床面との間にパン状の底板を有し、前記排出管継手が前記底板を貫通して固定された事を特徴とする。
本発明の圧送便器は、水洗式の大便器と、大便器から流入した排水を圧送手段によって加圧排出する排水圧送装置を有する。前記加圧排出された排水は、上流側一端を圧送手段に接続した排出管を通過し、さらに、前記排出管の下流側一端に連結された外部の排水管を経て下水へと搬送されるものである。本発明の圧送便器が備えた前記排出管と接続する外部の排水管は、設置される空間内の床上をフレキシブルに敷設され、前記空間の壁,床,天井のいずれかを貫通し、前記空間の外部にある下水管などの下水設備と接続されるものである。
本発明においては、前記排出管と外部の排水管とを接続する排出管継手が底部に固定支持され、前記排出管継手を設置床面の上方の空間に望ませたので、前記外部の排水管を床上を略水平方向に展開でき、目的の前記貫通箇所へと敷設する事が容易であり、設置空間内で配管作業を行える。
さらに、本圧送便器を任意の向きに設置した場合、前記排出管継手が略水平方向の回動構造を有するので、接続した前記外部の排水管の敷設方向の自由度が高く、前記貫通箇所まで任意の配管経路を設定でき、追加接続部材を用いずに最短直線距離での配管も可能である。また、本圧送便器の移動に対して追随して前記排出管継手が略水平方向に回動するので、前記排出管と前記外部の排水管との間の回転方向の拘束力を低減し、前記外部の排水管に無理な曲げ応力を生じさせないので、移動作業がスムーズに行え,破損,漏水の危険もなく安全である。
またさらに、前記排出管継手が本圧送便器の側方または上方に突出しない構造であって、接続部分が露見せず容易に扱えない場所にあるので、不意に前記接続を解除される事がなく安全である。
本圧送便器の好ましい態様としては、前記排出管継手が、上流側の部材と下流側の部材とに分割可能であって、前記上流側部材と下流側部材とは勘合、シールするように接続され、前記勘合シール部分を摺動面として略鉛直な勘入方向を軸とした略水平方向の回動を可能とし、前記上流側部材が固定された構造であってよく、本圧送便器の動きに対して、前記上流側部材と接続した前記排出管は本圧送便器一体で拘束され、前記下流側部材と接続した外部の排水管は本圧送便器に対して略水平方向の回転自由度を確保するものである。
また、本圧送便器の好ましい態様としては、前記外部の排水管が、設置空間の壁,床,天井のいずれかを貫通する貫通箇所において、回動可能なように固定され、前記排出管継手と同様の構造を有していてよく、この場合、配管の自由度をさらに高め、本圧送便器の移動範囲をさらに広げる事ができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の実施形態として用いることができる発明であって、前記圧送便器において、前記洗浄水噴出手段と接続し、洗浄水を供給する供給管と、該供給管と外部の給水管とを接続する供給管継手と、該供給管と外部の給水管とを接続する供給管継手と、を備えてなり、前記排出管継手と前記供給管継手とを異なる面上に固定した事を特徴とする。
本発明の圧送便器は、前記請求項1の排出管継手と同様に、前記供給管継手を本圧送便器の下部に固定し、略水平方向に回動可能な構造としたものであり、前記外部の排水管と給水管とを同一配管経路にて設置空間内に併設し得る。また、本発明の圧送便器の設置、移動等に際し、前記外部の排水管と給水管は同様に本圧送便器と連動した動きをし得る。
またさらに、本発明の圧送便器は、前記供給管継手と排出管継手とを異なる面上に固定するので、本圧送便器の設置、移動等に際し、前記外部の給水管と排水管とは干渉することなく配管する事が容易である。
本圧送便器の好ましい態様としては、前記供給管継手が、前記排出管継手よりも上方に固定してよく、例えば、万一前記排出管継手にて排水の漏出があった場合や、解体作業等で接続を解除した場合、前記漏水が前記供給管継手や外部の給水管等、洗浄水の供給経路に付着、浸透する恐れを排し、安全衛生上支障のないものとする。また、前記課題に対しては、前記供給管継手と排出管継手とを一定距離離して固定することも有効な手段である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の実施形態として用いることができる発明であって、前記圧送便器は、設置床面との間にパン状の底板を有し、前記排出管継手が前記底板を貫通して固定された事を特徴とする。
本発明の圧送便器は前記排出管継手は前記底板の剛性をもって強固に固定される。
本圧送便器の好ましい態様としては、前記底板にある前記排出管継手の貫通部分は前記排出管継手との隙間を無くすように水密にシールされるものであってよく、例えば、前記底板上方に備えられた、前記大便器、排水圧送装置、排出管、供給管等、給水及び排水に関わる部分から万一漏出があった場合、前記底板は有効にこれを受容し、漏水による設置空間への被害の拡大を防止する。またこの場合、前記底板に前記漏水を検知する漏水検知手段を有してよく、早期の内に漏水を検知して居住者や管理者に異常認知させるものであって、さらに安全である。
また、その他の本圧送便器の好ましい態様としては、外装材で周囲を被覆して、内部の前記排出管、接続部分や電装部品等が露出しないようにしたものである。
また、本圧送便器の好ましい態様としては、脚部にキャスターを設けて移動容易なように構成したものである。また、脚部に高さを調整するアジャスターを設け、脇に設置したベッドとの高低差を無くして移乗性の向上を図ったり、また設置床面の凹凸に対処して設置レベルの水平を保持するようにしたものである。
以下、本発明の実施形態を図面に沿って説明していく。図1は、本発明の圧送便器の第一の実施形態であり、圧送便器とこれに接続する配管の設置構造を示す。床面に設置された圧送便器1は、前方に大便器3、後方に排水圧送装置2が配置され、可撓性を有し口径Φ8からΦ30mm程度の排水管517と給水管704の一端を圧送便器1の下部に備えられた図示されない継手とそれぞれ接続される。圧送便器1の下部側方から延設された排水管517と給水管704は、床面上に同一の経路で敷設され、床面に固定、貫通した排水管継手522と給水管継手705にそれぞれ接続され、図示されない下水本管と給水本管にそれぞれ連通する。圧送便器1は、周囲を外装材9で被覆している。また、大便器3は、ボウル300と、上面の便座200と、上部後方の背もたれ801と、右側方のアームレスト802と、前方下部に高さ調整可能な2本の脚部202を備える。また、排水管517と給水管704とは前記床上に敷設された部分が束ねられていてよく、さらに周囲に断熱、保護用カバーを施してもよい。
排水管517と給水管704の圧送便器1への取付け方向は、図1に示す方向に限定されず、圧送便器1を中心に略水平に360度の範囲で取付けが可能である。また、排水管517と給水管704は圧送便器1と排水管継手522と給水管継手705と回動自在に接続され、さらに可撓性の材料を用いたので、排水管継手522と給水管継手705を中心とした管長を半径とする範囲内のほぼ全域において、圧送便器1の移動が可能であって、居室内の清掃時や未使用時の片付けの際等、高い頻度で移動される場合にも容易に対応できる。圧送便器1の下部にある排水管517と給水管704の接続部は容易に視認できない位置に備えられ、安全に保持されている。
図2は、本発明の圧送便器の第二の実施形態であり、圧送便器の詳細構造を示す。圧送便器1は、排水圧送装置2の側面に開口した流入口505に大便器3の排水口301が勘入、接続され、架台201に支持されて床4上に設置されている。排水圧送装置2は、排水圧送室500、圧送手段501、制御部600を有する。大便器3は、陶器又は樹脂製のボウル300と供給管700を連結した吐水口701が備えられる。
大便器3は、トラップ状の搬送路302を備える。また、排水口301は、排水圧送室500の側壁にある流入口505に接続される。排水圧送室500は、流入口505と、圧力検知部502と、を内部に備えている。圧送手段501は、上方に吸引口を有するポンプ511と、ポンプ511の下部にポンプ駆動用のモーター512を備え、ポンプ511の出口に排出管513を接続している。
架台201に固定された底板900は、パン状で、二段の水平面を有し、上段側水平面901と下段側水平面902が下段側水平面902に備えられた漏水検知センサー602に指向する下降勾配を有する。下段側水平面902を排出管継手516が貫通し、上段側水平面901を供給管継手703が貫通し、それぞれ固定される。排出管継手516には上流側に排出管513、下流側に排水管517が接続されている。また、供給管継手703には上流側に給水管704、下流側に供給管700が接続されている。排出管継手516は、上流側部材514と下流側部材515とに分割され、上流側部材514が下段側水平面902に固定され、下流側部材515は上流側部材514の下方から上方に勘入され、シールされ、略水平方向に回動する。供給管継手703も排出管継手516と同様に上下に分割され、略水平方向の回動構造を有する。
排水管517と給水管704は、可撓性を有し口径Φ8からΦ30mm程度とし、圧送便器1の下方の床上空間において干渉する事なく配置され、移動や、配管の接続や撤去の作業も容易に行える。
制御部600は、洗浄スイッチ601と、漏水検知センサー602と、モーター512と、圧力検知部502と、吐水口701に接続される電磁弁702と、電源と、が電気的に接続される構成である。なお、圧力検知部502としては、圧電センサーや、歪みセンサー、ストロークセンサーを用いることができる。
本実施形態における圧送便器の動作を図2を用いて説明する。洗浄スイッチ601を操作すると、信号を受けた制御部600が、まず電磁弁702を起動する。電磁弁702が開くと洗浄水の供給源より所定流量で所定水量の洗浄水Dが供給され、吐水口701からボウル300の内周壁面に沿って吐水された洗浄水はボウル300の内周壁面を洗いつつ、溜水Aの水位を上昇させる。次いで溜水Aが所定の水位に達すると、溜水Aは搬送路302を経て排水口301から排出され排水圧送室500内に流入する。次いで、排水圧送室500内の排水Bの水位が上昇し、圧力検知部502が所定の水位に達した事を検知すると、制御部600がモーター512を起動してポンプ511が駆動し、排水Bをポンプ作用により排出管513、排水管517を経て図示されない下水管へと圧送する。尚、排出管513と排水管517はポンプ511の圧送作用により、小口径(Φ8からΦ30mm程度)とできる。
パン状の底板900は、架台201に周囲を固定され大きな剛性を有するので、排出管継手516と供給管継手703の固定構造は強固であり、直接的または間接的に外的な荷重負荷が作用した場合でも該固定部に関わる部位に対して荷重による応力が波及する事がなく、損傷、漏水等の異常を来す恐れがない。
また、万一、底板900よりも上方の給水、排水に関わる部材から微量の漏水が生じた場合、底板900のパン状構造が直ちに設置床上を浸水する事を防止する。例えば、万一供給管継手703部分から微量の漏水があった場合、漏水は上段側水平面901上を下段側水平面902へと速やかに流下し、漏水検知センサー602に達すると、漏水検知センサー602の検知信号を受けた制御部600が電磁弁702と、図示されない洗浄水の供給源と供給管継手703との間に備えた電磁弁を閉じ、図示されない報知手段によって使用者、管理者等に報知するので、漏水を放置する事なく早期に対処する事ができる。
図3は、本発明の圧送便器の第三の実施形態であり、排出管継手の詳細構造を示す。排出管継手516が、上流側部材514と下流側部材515とに分割可能であって、上流側部材514と下流側部材515とは勘合、シールするように接続され、該勘合シール部分を摺動面として略鉛直な勘入方向の回動軸524を軸とした略水平方向の回動を可能とし、上流側部材514が底板900に固定された構造を有する。
排出管継手516の固定構造を以下に説明すると、まず排出管継手516を上流側部材514とエルボ状の下流側部材515を上下に分割する。上流側部材514の固定は、まず底板900の開口部903に下方から貫通挿入してフランジ525を開口部903の下面に当接させる。次いで、フランジナット519を、フランジナット519の下面に当接したドーナツ状のシール材521とともに上流側部材514の外側に通し、開口部903をフランジナット519とフランジ525とで挟み込んだ状態でフランジナット519を絞め込む。シール材521は開口部903の隙間を埋めて水密性を確保するまで圧縮され、上流側部材514は開口部903に強固に固定される。次に、下流側部材515は、上流側部材514の下方から内部に勘入されると同時に、二本のOリング523により水密性確保する。この際、下流側部材515に排水管517が予め接続されていてもよい。次いで、スナップリテーナ518を上流側部材514と下流側部材515とが当接した凸部分526を側方から咥え込むように係合する。
さらに、排出管513との接続は、排出管513がEPDM等の展伸性に優れた材料からできており、排出管513の端部を広げつつ上流側部材514の上方から被せる。次いで、ホースバンド520を外側から絞め込んでシール、固定する。下流側部材515と排水管517との接続も同様に行われるものである。
これによれば、前記排出管継手は、固定、接続、接続ロック、接続ロック解除、シール、回転の機能を兼ね備え、コンパクトに実現できる。
上記の方法にて設置された排出管継手516は、上流側部材514を固定され、下流側部材515が回動軸524を中心に略水平方向に摺動、回動する。本圧送便器を移動した場合、排出管継手516は固定され従動するが、下流側部材515は回動方向が拘束されないので、接続された排水管517と共に向きを変えて捻じり力を緩和する。即ち、本圧送便器を動かす際に無理に力を要さずに楽に作業を行え、移動範囲も広く取る事ができる。
図4は、本発明の圧送便器の第四の実施形態の設置状態を示し、さらに移動時の排水管の動作状態を示す。本圧送便器は寝室に置かれたベッド6の脇に設置され、使用時は圧送便器11の位置に置かれ、その他不要の場合は圧送便器12,13の方向にまで移動もできる。排水管5171,5172,5173は、それぞれ上流側の一端が圧送便器11、12,13に接続され、またいずれも下流側の一端を排水管継手522に接続された状態で置かれる。排水管継手522は、設置空間の屋外に面した壁面5Aの下部を貫通し、固定され、屋内側の排水管5171,5172,5173が接続される部材が略水平方向に回動可能な構造である。さらに排水管継手522を介して接続された屋外側の排水管5174は、一旦直下の地中に埋設され、地中にて下水管8と接続した排水桝7に接続される。
通常時、圧送便器11は使用する際に移乗し易い様に、また他の作業の際に邪魔にならない様にベッド6の後方脇に置かれている。圧送便器11はベッド6からの移乗性を考慮してベッド6と同レベルに高さ調整がなされている。排水管5171は、圧送便器11と排水管継手522との間の区間においてベッド6の下方空間を配管スペースとしているので、外観上露出せずに違和感がなく、また躓き等の事故も防止できる。
圧送便器11は、壁面5Aと壁面5Bと境界5C(排水管長を半径とし、排水管継手522を中心とした円弧)とで囲われた範囲においてほぼ移動可能である。移動時、圧送便器12,13の方向に動かして、清掃や、ベッドサイドでの介護作業などのスペースを容易に確保し、ベッド6の下の配管スペースを利用する事で配管が前記作業の障害にならない様にした。
尚、本実施形態においては、図示されない給水管が排水管と同様の構造を有し、同様の経路にて配管されるものであってもよい。また、排水管継手522は天井面に設けられていてもよく、天井裏にある既存の排水管に容易に合流させる事も可能である。また、排水管5171,5172,5173や給水管の配管材として可撓性を有する物を適宜活用でき、さらに本発明の目的とする効果が高められる。
また、図5のように排水管継手522から排水管5175が排水枡7まで下方に延びて、サイホン作用が発生する場合は、封水機能を有する溜水Aがそのサイホン作用によって排出されないように排出管513に空気を吸引する通気弁550を設けてもよい。通気弁550は、制御部600(ポンプ511の駆動制御も行う)によって開閉される電磁式の弁とする。
ポンプ511駆動時、すなわち排出管513または排水管517、5175が正圧の時は通気弁550を閉とし、ポンプ511停止時、すなわち排水管5175でサイホンが発生し排出管513または排水管517が負圧の時は通気弁550を開とする。この動作により、ポンプ511駆動時に通気弁550から汚水が噴出することはなく、ポンプ511停止時に、サイホンが発生し排出管513または排水管517が負圧になっても通気弁550から空気が導入され、サイホン作用を遮断できるため、通気弁550より上流側にある溜水Aを保持できる。封水機能を排水圧送室500内の排水Bとする場合も、上記と同様の構造とし、排水Bを保持することができる。
なお、通気弁550はポンプ511より下流の排水経路に設けた圧力センサと連動させ、正圧で閉、負圧で開としてもよい。また、通気弁550の配置は図5の破線で示すように排出管継手516または排水管517の管路途中または排水管継手522に設けてもよい。
本発明の圧送便器の第一の実施形態における全体図(斜視図)。 本発明の圧送便器の第二の実施形態における全体の構造図(横断面図)。 本発明の圧送便器の第三の実施形態における排出管継手の構造図(横断面図)。 本発明の圧送便器の第四の実施形態における設置状態(移動状態)を表す平面図。 本発明の圧送装置で通気弁を設けた実施形態の概念図。
符号の説明
1,11,12,13 圧送便器
2 排水圧送装置
3 大便器
4 床
5A,5B 壁面
5C 境界
6 ベッド
7 排水枡
8 下水管
9 外装材
200 便座
201 架台
202 脚部
300 ボウル
301 排水口
302 搬送路
500 排水圧送室
501 圧送手段
502 圧力検知部
505 流入口
511 ポンプ
512 モーター
513 排出管
514 上流側部材
515 下流側部材
516 排出管継手
517,5171,5172,5173,5174,5175 排水管
518 スナップリテーナ
519 フランジナット
520 ホースバンド
521 シール材
522 排水管継手
523 Oリング
524 回動軸
525 フランジ
526 凸部
550 通気弁
600 制御部
601 洗浄スイッチ
602 漏水検知センサー
700 供給管
701 吐水口
702 電磁弁
703 供給管継手
704 給水管
705 給水管継手
801 背もたれ
802 アームレスト
900 底板
901 上段側水平面
902 下段側水平面
903 開口部
A 溜水
B 排水
C 固形汚物
D 洗浄水

Claims (3)

  1. 排泄される汚物を受けるボウルを有し、前記ボウルに洗浄水を噴出する吐出口を設けた大便器と、
    前記ボウルからの排水を加圧して排出する圧送手段と、
    前記圧送手段から排出される排水を送通する排出管と、
    前記排出管と外部の排水管とを接続する排出管継手と、
    を備え、床上に設置される圧送便器であって、
    前記排出管継手は、該圧送便器の下部で設置床面の上方に望ませて固定され、略水平な任意の方向に回動する構造である事を特徴とする圧送便器。
  2. 前記圧送便器は、
    前記洗浄水噴出手段と接続し、洗浄水を供給する供給管と、
    該供給管と外部の給水管とを接続する供給管継手と、を備えてなり、
    前記排出管継手と前記供給管継手とを異なる面上に固定した事を特徴とする請求項1記載の圧送便器。
  3. 前記圧送便器は、
    設置床面との間にパン状の底板を有し、
    前記排出管継手が前記底板を貫通して固定された事を特徴とする請求項1または2に記載の圧送便器。
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