JP4654784B2 - トイレ装置およびトイレシステム - Google Patents

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Description

この発明はトイレ装置およびこのトイレ装置を使用したトイレシステムに関する。詳しくは、トイレ装置特に居室内で使用できる簡易トイレ装置に、便器本体の使用状態を検知したときにはその使用状態信号を応答端末装置に送信できる制御部を設けることで、簡易トイレ装置の使用状態を報知できるようにしたものである。
また、応答端末装置側に使用状態信号に対する応答信号を送信できる送受信手段を設けることで、使用状態信号を受信したことを確実に簡易トイレ装置の使用者に報知できるようにしたものである。
介護を必要とする老人や、身体が不自由で家屋内の既設トイレまで出向くことが困難な人のために、可搬型の簡易トイレが開発されている(例えば特許文献1)。
この可搬型簡易トイレは、居室内に設置できるように椅子型に構成され、この椅子に座って用を足すことができる。可搬型簡易トイレには便器に洗浄水を流すための給水ホースと、汚物を排出する排出用の排出ホースが設けられ、そして汚物を圧送する手段が設けられている。
特開2004−308404号公報
ところで、この特許文献1に開示された簡易トイレ装置の使用を考えた場合、介護や介助を必要とする老人などの場合には、居室内のベッドから降りてこの簡易トイレ装置を使用して用を足すまでは自力で行えるが、用を足した後自力ではベッドに戻ることができないことがある。そのような場合には介護者や介助者の助けを必要となるが、簡易トイレ装置の使用者から介護者や介助者へ助けが必要である旨を連絡する術がないと、簡易トイレ装置の使用者は用を足した後で困惑する。
また、簡易トイレ装置の使用者が、簡易トイレ装置の使用に先立って、介護者や介助者へ介護や介助が必要である旨を連絡できるような術が存在する場合であっても、簡易トイレ装置を使用している間、介護者などは意識的にその部屋の外に待機している場合が多い。これは、使用者の羞恥心を配慮するからに他ならない。
このように介護者などが室外にいると、簡易トイレ装置を利用して用を足したことを介護者などが直接知る術がないので、適当な時間を見計らって簡易トイレ装置が設置されている居室へ入室することになる。そのため、介護者などは常に待機していなければならず、別の用事を済ませることもできず、非常に不便である。このため、使用中を含めて簡易トイレ装置の使用状態を外部に報知できる手段を備えることが好ましい。
また、このような簡易トイレ装置を使用する場合には、簡易トイレ装置に対する洗浄水や、汚物の排出は何れも家屋内の既設のトイレ装置を使用して行うことが考えられる。既設トイレ装置と簡易トイレ装置との間をホースで結べば、既設トイレ装置で使用する洗浄水を分流して使用することができると共に、汚物を既設の便器本体に導いて排出することができるからである。
このような既設のトイレ装置と簡易トイレ装置との連係を考えた場合、簡易トイレ装置を使用しているときに、同時に既設のトイレ装置を使用しなければならないこともあり得る。既設のトイレ装置を使用しているときに、簡易トイレ装置から汚物が排出されたりすると、突然何の前触れもなく汚物が排出されるものであるから、既設のトイレ装置を使用している者にとっては非常な驚きとともに不快感を感じることになる。したがってこのような場合であっても、使用中を含めて簡易トイレ装置の使用状態を外部に報知できる手段を備えることが好ましい。
また、介護者に対して簡易トイレ装置の使用状態を報知する場合、介護者側に確実にその情報が伝達されたかどうかは不明である。そのような場合、応答端末装置から簡易トイレ装置側への返信があれば、その報知が確実に伝達されたことを簡易トイレ装置使用者が把握できるので非常に安心である。できれば、簡易トイレ装置とその応答端末装置とによってトイレシステムを構築する場合には、このような双方向システムとして構築されるのが望ましい。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、特に簡易トイレ装置側には使用状態を送信できる送信手段を備え、この使用状態信号を受信できる応答端末装置によって使用状態を報知すると共に、応答端末装置を携帯型とすることで使い勝手を改善したトイレ装置と、このトイレ装置を使用したトイレシステムを提案するものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの発明に係るトイレ装置は、便器本体と、
この便器本体に装備された制御部とで構成され、
この制御部は、上記便器本体の使用状態を検知する検知手段と、
この検知手段からの使用状態信号を応答端末装置に送信する送信手段とを有し、
上記制御部には、応答受信手段と、報知手段とが設けられ、
応答信号を受信したときは上記報知手段を作動させることを特徴とする。
また、請求項に記載したこの発明に係るトイレシステムは、簡易トイレ装置用の便器本体に関連して設けられた制御部と、応答端末装置とで構成されるトイレシステムであって、
上記制御部は、上記便器本体の使用状態を検知する検知手段と、
この検知手段からの使用状態信号を応答端末装置に送信する送信手段とで構成され、
上記応答端末装置は、上記使用状態信号を受信し、応答信号を送信できる送受信手段と、
上記使用状態信号に応答する報知手段と、
上記応答信号送信用の操作部とで構成されたことを特徴とする。
この発明では、トイレ装置の使用状態を検知し、使用状態が検知されたときは、使用状態信号として応答端末装置に送信する。トイレ装置としては簡易トイレ装置が好適である。使用状態信号を応答端末装置が受信すると応答端末装置内の報知手段が作動する。これで応答端末装置を携帯している者(介護者や介助者など)は、簡易トイレ装置が使用されていることを認知できる。
トイレシステムにあっては、トイレ装置と応答端末装置とでこのシステムが構成される。トイレ装置例えば簡易トイレ装置の使用者を安心させるため、応答端末装置に応答用の操作部が設けられ、簡易トイレ装置からの操作を確認したことを知らせる機能を付加する。応答用の操作部を操作することで、簡易トイレ装置側の制御部に設けられた報知手段が作動する。
介護者などはこの応答端末装置を携帯することで、遠く離れた部屋にいても簡易トイレ装置の使用状態を判別できるから、簡易トイレ装置を設置した部屋に素早く赴くことができる。さらに、この応答端末装置を既設のトイレ装置の付近に配設したり、既設トイレ装置の利用者が携帯することで、既設のトイレ装置を使用中であっても簡易トイレ装置の使用状態を認識できる。応答端末装置を複数台用意し、そのうちの1台を既設のトイレ装置に常備すれば、応答端末装置を既設のトイレ装置まで携帯する必要がなくなり、便利である。
簡易トイレ装置の使用状態を検知する検知センサとしては、便器本体の洗浄操作スイッチ、臭気センサ、重量センサなどが考えられる。さらには、便器本体の溜まり部を閉塞する開閉蓋が設けられている簡易トイレ装置にあっては、この開閉蓋を操作する操作スイッチなども検知センサとして使用することができる。
報知手段としては、ブザーや報知灯(表示灯)が考えられる。何れか一方またはその双方を同時に駆動することで、使用状態やその応答を確実に報知できる。そのため、理想的には簡易トイレ装置に装備される制御部も、応答端末装置もそれぞれ送受信手段が設けられているのが好ましい。最もシンプルな例としては、簡易トイレ装置側からの使用状態を示す信号によって応答端末装置の報知手段が作動するように構築するだけでもよい。
簡易トイレ装置に対する洗浄水の供給と汚物の排出は、既設のトイレ装置を利用することが考えられる。そのため、簡易トイレ装置と既設のトイレ装置との間をホースで連結する。簡易トイレ装置として、その便器本体には汚物の粉砕手段を設ける。粉砕した汚物は既設のトイレ装置に圧送する。効果的な圧送と、便器本体内を清潔に保つため、溜まり部の上部を閉塞する開閉蓋を設けることが考えられる。
この発明に係るトイレ装置は、便器本体に関連して制御部を設け、便器本体の使用状態を検知したときは応答端末装置に使用状態を示す信号を送信できるようにしたものである。
これによれば、便器本体を使用するときは、その使用の始めや、その終わりを問わず、便器本体の使用状態を室外の第三者に報知できるので、安心してトイレ装置を利用できる。このトイレ装置が既設のトイレ装置と連結されているときは、既設のトイレ装置の使用者にも便器本体の使用状態を報知できるから、既設のトイレ装置の使用者にとっても安心して利用できる。
便器本体の使用状態を示す信号を受信したときは、報知手段が作動するから、応答端末装置を所持する者(介護者など)は、トイレ装置から離れた場所にいても、トイレ装置を使用していることを確実に認識できる。そのため、応答端末装置の所持者の行動半径が広がると共に、室外に待機するなどの制約を受けることなく介護等に従事できる特徴を有する。
また、この発明に係るトイレシステムでは、トイレ装置側に制御部を設け、対する応答端末装置には報知手段と応答手段を設け、便器本体の使用状態を示す信号を受信したときには報知手段を駆動すると共に応答できるようにしたものである。
これによれば、トイレ装置の使用状態を確実に認識できると共に、トイレの使用状態を示す信号に対して応答することで、トイレ装置の使用者(被介護者など)に、トイレ使用を認識したことを確実に伝達できる特徴を有する。
続いて、この発明に係るトイレ装置およびトイレシステムの好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。この発明に係るトイレ装置は、居室内で使用できるように工夫された可搬型の簡易トイレ装置に適用して好適である。特にお尻洗浄機能の付いたいわゆる温水洗浄便座の設備が付いた簡易トイレ装置が好適である。以下の説明はこの温水洗浄便座の設備についての説明は省いてある。可搬型簡易トイレ装置は洋式トイレタイプのものに適用した場合である。
また、この発明に係るトイレシステムは、トイレ装置とその応答端末装置とで構成される。説明の都合上トイレ装置との関連においてトイレシステムにおける応答端末装置を説明する。トイレ装置およびトイレシステムは、何れも簡易トイレ装置と既設のトイレ装置が連係されたシステムに適用して好適である。
図14はこの発明の適用例である。この例は家屋1の廊下2に面して既設のトイレ装置3が設置された例である。トイレ装置3内には便器(便器本体)4と注水タンク5が設置されている。廊下2に沿ってこの例では居室兼寝室として設けられている部屋6が位置し、部屋6内には例えばベッド7が置かれている。
部屋6内で使用できる簡易トイレ装置10には、給水手段と排出手段が設けられ、給水手段は上水道に連結され、排出手段は下水道に連結される。通常では給水手段(給水ホース12)と排出手段(排出ホース14)の連結は、それぞれ既設のトイレ装置3に装備された便器本体4の給水管と排出管が利用される。
図1はこの発明に適用できる簡易トイレ装置10の一例を示す要部断面図である。この簡易トイレ装置10は便器本体20を有する。便器本体20は通常の水洗式トイレ(洋式トイレ)とほぼ同じ漏斗状の断面形状をなすが、その全体形状は箱型として構成される。なお、近年はインテリア要素も望まれ、必ずしも箱形だけではなく、例えば肘掛けのある椅子型のものも利用されている。便器本体20を軽量化するため、この例では便器本体20はプラスチックによる成型品であるが陶器等の他の素材を使用して成形してもよい。便器本体20の上部開口部側には便座21が位置すると共に、この便座21および上部開口部を閉塞するような便蓋23が設けられている。
便器本体20の底部がトラップ水(溜まり水)や汚物の溜まり部18となる。
溜まり部18に連通して断面がほぼ「へ」の字状をなす排出部22が設けられ、排出口27に排出ホース14が連結される。そのため、この例では便器本体20の背面部20bに連結部26が設けられると共に、便器本体20の内部であって、開閉弁として機能する電磁弁24が連結部26に近接して設けられている。溜まり部18に連通する排出部22の形状は、図示の形状の他にP型、U型、椀型などが考えられる。これらの形状はいずれも同様な作用効果が得られる。なお、断面がほぼ「へ」の字状をなす排出部22は、一般にS字トラップと呼称されることが多い。
電磁弁24は、溜まり部18内のトラップ水(汚物を含んだ水)を便器外に排出するときだけ開くように制御され、トイレを使用していないときは閉じられている。漏水を防止するためである。また、同時にエアコンプレッサの圧力により効果的に汚物を排出するためである。
便器本体20の上部近辺で、排出部側の壁面18aには洗浄水の給水口28が設けられている。本体背面部20bに設けられた連結部34とこの給水口28との間には連結管30が配されると共に、連結部34の近傍には電磁弁32が取り付けられている。連結部34に連結される給水ホース12からの給水をこの電磁弁32によって制御できるようにするためである。
なお、給水口28と壁面18aとの間にはゴム状の漏水防止管29が介挿され、便器本体20の背面空間部20a側に漏水しないようにしている。
溜まり部18の底部には粉砕手段40が設けられる。粉砕手段40は溜まり部18内に溜まった汚物やトイレットペーパー(以下汚物と総称する)を砕くためのもので、粉砕した流状物をトラップ水と混合して排出するようにしている。
粉砕手段40はモータ42と粉砕羽根44とで構成することができ、図1ではそのうち粉砕羽根44のみ溜まり部18内に臨むように取り付けられる。そのため、モータ42は溜まり部18の底部外壁19側に配置され、ボルトやナットによる支持具46によって便器本体20に取り付け固定される。モータ42の回転軸は溜まり部18の底部と水密的に結合されている。モータ42は溜まり部18の底部外壁側ではなく、便器本体20の底面板20cに固定するようにしてもよい。
この底面板20cにはCPUなどで構成された制御部50が配される。上述した排出用電磁弁24、給水用電磁弁32、モータ42などの各駆動が、制御部50によって所定のタイミングで所定の時間だけ制御される。さらに、後述するようにこの制御部50では簡易トイレ装置10の使用状態を検知したときには、使用状態を示す信号を送信したり、応答端末装置(後述する)からの応答信号を受信したときは対応する処理を行うような機能が付加されている。
制御部50用の電源スイッチ52は本体背面部20bに設けられ、本体上面部であって、便蓋23の下面には便座23の開閉を検知する開閉スイッチ55(後述する)が設けられている。
便器本体20の上面であって、この例では便座23の後面側には制御部50によって制御される報知手段250が設置されている。この例では、ブザーと報知用の表示灯とで報知手段250が構成されているが、その詳細は後述する。
図2は給水ホース12の一例を、図3は排出ホース14の一例を示す。給水ホース12の一端部12aを上水道管側に接続される端部とし、他端部12bを簡易トイレ装置10に接続される端部としたとき、一端部12a及び他端部12bに各々逆止弁付きの連結部60A,60Bが取り付けられている。
排出ホース14にも同様に一端部14a及び他端部14bに逆止弁付きの連結部62A,62Bが設けられている。この場合の一端部14aは簡易トイレ装置10側に連結される端部であり、他端部14bは下水道管側などに接続される端部である。
給水ホース12は便器本体20に供給される洗浄水用として使用されるものであるから、小径のビニルホースなどを使用することができる。これに対して、排出ホース14は、その管内を汚物などを粉砕した流状物(粒状物)が流れるものであるから、給水ホース12と同径か僅かに太い径のビニルホースなどを使用することができる。これは固まった汚物ではなく、洗浄水と混合した流状物を取り扱うためである。図3は、給水ホース12よりも大径の排出ホース14を使用した場合である。
給水ホース12と排出ホース14の管径を、例えば上述したような管径に選定すると、元々太さが違うために、給水ホース12を排出ホースとして使用したり、排出ホース14を給水ホースと間違って連結したりする、初歩的な誤連結作業を確実に防止できる。もちろん、異なる管径のものを使用する場合に限らず、同じ管径のものを使用する場合でも、図2および図3に示すように、目印となる名称例えば「給水ホース」や「排出ホース」という名称をホースの表面に刻印することで、誤連結を確実に防止できる。また、連結部の接合金具形状を非共通化すことで誤連結防止を行うこともできる。更に、給水ホースと排出ホースとの色を変え色別により誤連結を防止することもできる。
逆止弁付きの連結部60(62)は、例えば図4のように本体63の中空内部に断面矩形状の弁作動室64が設けられ、ここに弁作用をなす球体65とそれに対する押圧バネ66とが設けられ、水圧が矢印a方向に作用することで弁が開くようになっている。これにより簡易トイレ装置側と上下水道管側からの双方の逆流防止を行っている。
一方、連結部60(62)のうちの他方の連結部60B(62B)にあっては、これを簡易トイレ装置側と例えば既設便器の下水道管側に連結したとき、逆止弁の球体65が押圧バネ66に抗して後退する凸部(図示せず)を、簡易トイレ装置側と下水道管側の夫々に設けることで、連結部60(62)を連結したときには内部の弁が開放されて連通状態となり、連結を外したときには内部の弁が閉じ、ホース内の液体が外部に漏れ出さないように構成されている。
したがって、上水道管に給水ホース12の連結部60Aを取り付け、便器本体20側に連結部60Bを取り付けた状態で、連結部60Aを取り外しても管内部の水は流れ出ず、他方の連結部60Bを外しても管内部の水が流れ出すことはない。同じように使用状態の排出ホース14を外しても、管内部の汚水が外部に流れ出るようなことはない。
この発明に係る簡易トイレ装置10はさらに以下の構造を有する。図1に示すように、便器本体20における溜まり部18の背面上部であって、給水口28よりも下側の所定位置には、溜まり部18に所定の圧縮空気を送給するための粉砕物の圧送手段200と、溜まり部18を密閉する開閉蓋機構210が設けられる。
圧送手段200はエアコンプレッサで構成することができ、このエアコンプレッサ200の送給管204が取り付け手段206を介して壁面18aより溜まり部18側に導出される。取り付け手段206は溜まり部18のトラップ水の水面より上部に設けられる。エアコンプレッサ200は便器本体20の背面空間部20a内に設けられた取り付け板202に固定される。また同様に、溜まり部18に所定の圧縮空気を給送するための圧送手段200と同機能を発揮させるために簡易トイレ装置本体の外部より圧縮空気を取り入れ、同様の作用を行わせることもできる。
開閉蓋機構210はこの圧送手段200よりもさらに上部であるが、圧送手段200と少許の間隔を隔てて配置される。開閉蓋機構210は溜まり部18を密閉する蓋本体212と、この蓋本体212を進退させるなどして溜まり部18を開閉する開閉駆動部213とで構成される。
蓋本体212の開閉方法としては、スライド式と90°以上上下に回転させる回転式とが考えられ、スライド式とするか、回転式とするかによって開閉駆動部213の構成が相違する。
図1はスライド式に構成した場合である。この例では開閉駆動部213として電磁ソレノイド218を使用した場合で、電磁ソレノイド218内を進退するピストン216の先端部が連結部214に取り付けられる。連結部214は上述した蓋本体212の一部をなす。
蓋本体212は図5にその一例を示すように、溜まり部18の内周形状に沿った平板状の形体であって、この例ではほぼ茄子状若しくは苺状のような形体となっている。この例では、抗菌剤がコーティングされたプラスチック成型品が使用されている。
蓋本体212の一部が連結部214となるように、この例では両者が一体成形されている。連結部214は矩形状をなす。この連結部214の反対側には上述したピストン216の先端部が圧入などによって嵌合固定される。ピストン216は電磁ソレノイド218に通電することによって電磁ソレノイド218内を進退する柱状をなす作動桿である。このほかに、エアシリンダーやギアの組み合わせ等々により同様な開閉進退動作をさせることができる。
図1は開閉蓋としての蓋本体212を閉じた状態を示し、この蓋本体212によって溜まり部18の内部が密閉される。これに対して図6は蓋本体212を退かせて溜まり部18を開放した状態を示す。
このような蓋本体212に対する進退動作は電磁ソレノイド218への通電およびその解除によって行い、そのストロークは電磁ソレノイド218の蓋本体212側に設けられた第1のスイッチ222と、便器本体20の壁面18a側に設けられた第2のスイッチ224によって検出される。第1および第2のスイッチ222,224への連結部214の当接によって、蓋本体212のストローク終了が検出される。
蓋本体212の溜まり部18上面への摺接によって、溜まり部18内が密閉状態となる。完全な密閉は必要ではない。この閉蓋状態でエアコンプレッサ200を作動させるとその圧縮空気が溜まり部18内に送給され、トラップ水に対して押圧力が作用する。この状態で電磁弁24を開くことにより、溜まり部18内の粉砕物が排出ホース14側に圧送される。ここに、粉砕物は、粉砕された汚物とトラップ水を混合した流状物を指す。
このように溜まり部18は蓋本体212によって密閉されているので、圧縮空気は溜まり部18側に効果的に作用する。粉砕された汚物は流状物となっているため、圧縮空気を溜まり部18に作用させれば、流状物を容易に洗浄水と共に排出ホースを通して排出できる。
したがって排出ホース14内に流状物が滞留することはない。溜まり部18内を密閉した状態で流状物を圧送するものであるから、圧送手段200として使用されるエアコンプレッサとしては比較的小型のコンプレッサを使用できる。開閉蓋機構210を用いているため、汚物の粉砕時、汚物が便器本体20内に飛散するのを防止できるから、便器本体20が不衛生状態となることはない。
図7は既設のトイレ装置3の説明である。簡易トイレ装置10への洗浄水の供給は便器本体108(4)に供給する洗浄水を分流させて使用する。簡易トイレ装置10からの汚物(屎尿等)は便器本体108内に直接排出できるように便器本体108を改良する。
便器本体108には排出管110が連結され、その溜まり部109よりも上部側に排出導出口112が設けられる。排出導出口112には排出管113が連結され、排出管113は便器本体108の背面側に設けられた連結部114に連結される。この連結部114に上述した排出ホース14の連結部62Bが連結される。排出導出口112を設けるのではなく、排出部110側に直接排出管113を連結するようにしてもよい。
なお、このように既設の便器本体108を改良する場合には、簡易トイレ装置10とこの便器本体108には高低差が生ずる。連結部114が簡易トイレ装置10の便器本体20よりも高い場所に位置するときには、排出ホース14内に汚物の流状物が滞留するおそれがある。しかし、このように高低差がある場合でも、上述したエアコンプレッサ200からの圧縮空気によって流状物を圧送すれば、流状物が排出ホース14内に残留することなく、確実に便器本体108側に排出できる。
既設のトイレ装置3の壁260には温水洗浄のための操作部270が設けられている。この例では、この操作部270の近くにフック280が設けられており、ここに応答端末装置290が装着できるようになされている。
応答端末装置290は携帯できるような大きさであって、その操作パネル側には電源スイッチ292、報知手段310としてのブザー293の他に、この例では使用状態信号を受信したメッセージを表示するための報知灯としての表示部294および応答用の操作部(操作スイッチ)296が設けられている。詳細は後述する。
図8は簡易トイレ装置10の制御系の一例を示す。この制御部50は簡易トイレ装置10自体の制御と、簡易トイレ装置10の使用状態に関連した制御を行う。したがって、上述した電源スイッチ52の他に、開閉スイッチ55、第1および第2のスイッチ222,224が設けられ、それらのオンオフ信号が制御部50に供給される。第1および第2のスイッチ222,224は蓋本体212のストロークによってオンオフするスイッチである。電源スイッチ52は簡易トイレ装置10を使用するときの電源スイッチである。
便器本体20に関連してトイレ装置の使用状態を検知する検知手段が設けられる。使用状態の検知は、トイレ使用前(トイレ使用のために接近)、使用中、使用後の何れのタイミングであってもよい。トイレ使用前を検知するには、トイレに接近している時間が計測される。単なる通過を排除するためである。
以下の例は、トイレ使用中を検知する例であって、検知手段としては便蓋23に対する開閉スイッチ55が兼用される。開閉スイッチ55は便座21の上部を閉蓋するための便蓋23の開閉に関連してオンオフするスイッチであり、図1に示すようにこの例では便蓋23と対向するように便蓋23の下面に開閉スイッチ55が取り付けられる。なお、便蓋23はトイレが使用されていないときは閉蓋されているものとする。
CPUで構成されたこの制御部50からの制御信号によって上述した排出用電磁弁24、給水用電磁弁32、粉砕用モータ42、エアコンプレッサ200および電磁ソレノイド218の各駆動状態が制御される。
図9はその制御タイミング例を示す。
トイレが使用されていないときは開閉蓋である蓋本体212は閉じられた状態にあるものとする。簡易トイレ装置10は便蓋23を開けて使用する。便蓋23の開操作は開閉スイッチ55(開閉検知センサースイッチなど)によって検出される(図9A,B)。便蓋23が開けられると、電磁ソレノイド218への通電によって蓋本体212が開く(図9C)。蓋本体212のストロークTxは第1のスイッチ222によって検出され、第1のスイッチ222がオンすることで電磁ソレノイド218への通電解除となる(図9D)。
蓋本体212が開けられることで、トイレが使用できるようになり、排便・排尿が済み、便蓋23を閉じると、開閉スイッチ55がこれを検知して蓋本体212を閉じる。または、手動スイッチによる電気的信号により排便・排尿の終了を制御部50に伝達することにより蓋本体212を閉じる。蓋本体212の閉じる方向のストロークTxは第2のスイッチ224によって検出される(図9E)。
蓋本体212が閉じて溜まり部18内が密閉された状態になると、今度は粉砕用のモータ42が駆動されて、溜まり部18内での粉砕処理が開始される(図9F)。粉砕処理時間Taは、汚物やトイレットペーパーを充分粉砕できる時間に選定される。その時間としては例えば、20秒以下に選定される。
所定時間Taだけ粉砕処理が行われると、次にはエアコンプレッサ200が通電されて圧縮空気が溜まり部18内に送給され、このエアコンプレッサ200の通電より少し遅れて(ΔTb)排出用の電磁弁24が開いて排出路が形成される(図9H,I)。このように電磁弁24の通電をエアコンプレッサ200の通電よりも若干遅らせることにより、溜まり部18内の圧力を高めることができる。溜まり部18内の圧力を高めた状態で電磁弁24を開ければ、この圧縮空気の送給と洗浄水の供給とによって溜まり部18内の流状物が排出ホース14側に圧送される。圧送処理は所定時間Tbに亘って行われる。
この所定時間Tbとしては、排出ホース14の設置長によっても相違するが、排出ホース14内に流状物が残留しないようにするため、通常の場合には比較的長めの時間、例えば10〜30秒程度に設定することができる。
所定時間Tbが経過すると、今度は蓋本体212の開動作に遷移する(図9C)。この開動作を行い、第1のスイッチ222によって蓋本体212の開位置が検知されると、溜まり部18の上部がオープンになる。溜まり部18の上部をオープンにした後で、今度は給水用の電磁弁32を作動させて溜まり部18への洗浄水の注水が所定時間Tcに亘って行われる(図9G)。所定時間Tcは溜まり部18内のトラップ水が所定量となる注水時間に設定される。ここに、所定量とはトラップ水の水面が排出部22の屈曲部を超えるまでの貯水量を言う。
溜まり部18への注水が完了すると、蓋本体212が閉じて、初期状態に戻る(図9C、D)。以上のような各部の動作タイミングが複数のスイッチからのオンオフ信号と、制御部50の内部でソフト的に設定された時間とに基づいてコントロールされる。また、給水と排出を繰り返すことでよりきれいに洗浄することもできる。
このような動作タイミングに設定することで、汚物の粉砕から排出処理およびトラップ水のトラップ処理までを実現できる。なお、簡易トイレ装置10を持ち運ぶときなどのために、図示はしないが排出スイッチを設け、これを手動操作することで電磁弁24を開けてトラップ水を排出することができる。
上述した電磁弁などの開閉タイミングなどはあくまでも一例である。適宜変更することができる。
再び図8の構成を説明する。この制御部50は上述した簡易トイレ装置10自体の制御の他に、トイレ使用状態を検知したことに係わる制御が行われる。そのため、制御部50には送受信部264が設けられると共に、この送受信部264にはアンテナ266が接続される。送受信部264は送信手段および応答受信手段として機能する。また、応答信号を受信したときには制御部50からの制御信号によって報知手段250が作動する。報知手段250としてこの例では、ブザー252と報知用の報知灯としての表示灯254が設けられているが、これらに加えて振動子などを追加して振動によって報知するようにしても差し支えない。また、表示灯254はランプ(LED等)自体が点灯する構成でもよいが、文字や図形等を表示することによって報知するようにしてもよい。
図10はトイレシステムを構築する他方の装置、つまり応答端末装置290の概略の系統図を示す。応答端末装置290は状態信号の受信部を有する。この例では、送信機能も備えた送受信部300が使用され、アンテナ298で使用状態信号が受信されると、報知手段310が駆動される。この例では、ブザー293とLCDなどで構成された報知灯としての表示部294とで報知手段310を構成した場合を示す。使用状態信号が受信されると、ブザー293が駆動されて介護者などに簡易トイレ装置10が使用状態にあることが聴覚的に報知される。これと同時にこの例では、表示部294に受信メッセージが表示され、視覚的にも簡易トイレ装置が使用状態にあることが報知される。受信メッセージはこの表示部294に記憶された固定メッセージであって、例えば「トイレ使用中」などのメッセージが表示される。なお、表示部294に代えて、ランプが点灯する構成としてもよい。
図10に示す応答端末装置290は、これらの報知機能の他にさらに簡易トイレ装置10に対して応答信号を返信できる機能が備えられている。そのため、送受信部300に関連して応答操作信号を出力できる機能を備えた操作部(操作ボタン)296が設けられて、アンテナ298によって通信できるように構成されている。
簡易トイレ装置側から送信された使用状態信号を応答端末装置290によって受信したときは、介護者などはこの操作部296を操作することで、簡易トイレ装置10側に対して使用状態信号に対する応答信号を返信できる。簡易トイレ装置10側では上述したように応答信号の受信に併せて、備え付けのブザー252が駆動されると共に、表示灯254が点滅または点灯表示される。この報知手段250の作動によって、簡易トイレ装置10の使用者(被介護者など)は、自分がトイレ使用中であることを介護者などに確実に伝達できたことを認識できる。
この簡易トイレ装置10と応答端末装置290との通信処理を図9を参照して説明する。簡易トイレ装置10の使用状態が使用状態検知手段によって自動的に検知されると、送受信部264から使用状態信号が送信される(図9J)。使用状態検知手段として開閉スイッチ55を使用した場合には、便蓋23が開けられることで、トイレ使用と判断されるから、この開閉タイミングに併せて使用状態信号が送信される。
この使用状態信号を応答端末装置290が受信すると、ブザー293が駆動されるから(図9K、L)、介護者はトイレ使用中であることを遠隔から認識できる。報知音を鳴らすことで、介護者が用事中であってもトイレ使用中であることを確実に認識できるから、介護者などは使用状態信号を受信してから適当な時間を置いて被介護者の部屋に出向けばよい。ブザーと同時に表示部294によってもそのことを確認できる。
応答用の操作部296を操作することで、応答用のブザー252などが駆動されるため、被介護者は、介護者に自分のメッセージが伝わったことを認知できるので、安心して用を足すことができる。
一方、応答端末装置290を携帯して既設のトイレ装置3を使用することで、既設のトイレ装置3を使用しているとき、あるいはトイレ装置3を使用しようとしているときに、使用状態信号を受信した場合には、トイレ装置3の使用を一時中断するか、トイレ使用をそのまま続行しても、特に違和感は生じない。簡易トイレ装置10から汚物の排出があることを予想できるからである。
応答端末装置290は複数台用意すると便利である。そのうち、1台は既設のトイレ装置3に備え付けて置く。こうすると、既設のトイレ装置3を使用するとき、応答端末装置290を携行しなければならない煩わしさを解消できるからである。
上述した実施例1では、トイレの使用状態検知手段として開閉スイッチ55を例示した。この使用状態検知手段としてはこの他に様々なスイッチを利用できる。図11の例では開閉スイッチ55とは別に重量センサ56が便座21の開口上面部に取り付けられる。したがって重量センサ56は便座21と便器本体20との間に取り付けられたことになる。
被介護者が便座21に座ることでその重量を、便座21を介して重量センサ56で検知する。数10kg以上の重量であるとき重量センサ56がオンするようにその検知閾値を設定しておけば、被介護者の座位を確実に誤動作なく検知できる。そしてこの検知センサ56がオンしたときの信号を制御部50に導くことで、トイレの使用状態を検知できる。その他の構成およびその動作は実施例1と同じであるので、その説明は割愛する。
トイレの使用状態検知手段としては、このほかに様々な検知センサやそれに類似した手段を利用できる。その代表例を以下に示す。
(1)臭気センサ
臭気センサを便器本体2に取り付ける。取り付け場所は任意であるが、できるだけ臭気を感知し易い便器本体20の開口端部、例えば重量センサと同じ場所に取り付ける。こうすることで、汚物の臭気を感知できるから、これによってトイレの使用状態を検知できる。
(2)洗浄操作スイッチ
お尻を洗浄するために使用される洗浄操作スイッチ(図示はしないが、温水洗浄操作部に設けられている)を検知センサとして利用する。洗浄操作スイッチが操作されるとトイレ使用状態信号が送信される。なお、洗浄処理が終了した段階で、実際の粉砕および排出処理が行われる。
(3)開閉蓋の操作スイッチ
図1に示す開閉蓋212を操作するための操作スイッチを検知センサとして利用する。この操作スイッチを操作することで開閉蓋212が閉じ、汚物の粉砕処理と排出処理が開始される。そこで、この操作スイッチに関連させてトイレの使用状態を示す信号を送信するように制御部50を構成する。この場合には、汚物の排出処理は図9の場合と同じで差し支えない。
(4)人感センサ
人感センサを便器本体20に取り付けることで、簡易トイレ装置10の使用状態を検知する。簡易トイレ装置10付近を通過する場合には人感センサが人の接近を感知しないように工夫されている。
(5)重量センサ
図1に示す溜まり部18を便器本体20の他の部位と別体で設け、この別体で設けた溜まり部18を支持する部材に溜まり部18の重量を測定可能な重量センサを配設し、溜まり部18の重量を測定することで汚物の有無を判定し、トイレの使用状態を検知するようにしてもよい。
図12はこの発明に係わるトイレ装置を可搬型の簡易トイレ装置に適用したときの他の例を示す。図1に示した実施例は開閉蓋機構210としてスライド式に構成されている。図12の例は回動式である。以下は、この回動式開閉蓋機構245についての説明を行い、図1と同様な構成部分についてはその説明を割愛する。
図12に示すように、便器本体20における溜まり部18の上部であって、給水口28よりも下側の所定位置には、溜まり部18に所定の圧縮空気を送給するための粉砕物用圧送手段200が設けられる。この溜まり部18の上部であって、圧送手段200の取り付け位置よりも若干上部側に縮径部240が設けられる。そしてこの縮径部240を閉塞し、溜まり部18を密閉できるように、縮径部240の下面には開閉蓋機構245が設けられる。圧送手段200は上述した通りである。
縮径部240は環状フランジ部として構成され、その全体は多少排出部22側に傾斜するように設けられている。縮径部240の下面側には、この縮径部240を閉塞できるような回動式の開閉蓋機構245が設けられる。
この例では、開閉蓋機構245を構成する蓋本体246を有し、この蓋本体246の一端、図の例では右端部が回動軸部247となされ、この回動軸部247が縮径部240の下面部241に位置するように、便器本体20に対して回動自在に軸支される。この軸支部は便器本体20に対して水密的に軸支されている。
蓋本体246は、その周面が縮径部240の下面縁部242と当接した状態となるように付勢される。蓋本体246は下面縁部242に沿った形状をなすと共に、通常はこの下面縁部242に接触して溜まり部18内を密閉できるように、回動軸部247と下面部241の壁面との間には付勢用のバネ248が巻き付けられている。
簡易型トイレ装置10をこのように構成した場合、排泄物が蓋本体246に落下すると、その自重によって蓋本体246の先端部側が開くので(図13参照)、排泄物は溜まり部18内に落下する。また、排泄物が落下すると蓋本体246はバネ248の作用で原位置(図12参照)に自動復帰して溜まり部18の上部が閉塞される。
ここで、上述したように縮径部240は排出部22側に多少傾斜するように設けられているので、開閉蓋機構245を構成する蓋本体246自体も、排出部22側に傾いて取り付けられる。このように蓋本体246を傾けて取り付けるようにすれば、蓋本体246の上面に落下した排泄物を残らず、溜まり部18内に落とし込むことができる。
この発明は、介護施設や在宅介護などの介護補助装置などとして使用することができる。
この発明に係るトイレ装置を簡易トイレ装置に適用した場合の一例を示す要部の断面図である。 給水ホースの構成例を示す図である。 排出ホースの構成例を示す図である。 逆止弁の一例を示す要部断面図である。 開閉蓋を構成する蓋本体の一例を示す平面図である。 蓋本体が開いた状態を示す断面図である。 この発明に係るトイレシステムを使用するときの既設トイレ装置の構成例を示す要部の断面図である。 この発明に係るトイレ装置に装備された制御部の一例を示す要部の系統図である。 その制御例を示すタイミングチャートである。 この発明に係る応答端末装置の一例を示す系統図である。 この発明に係るトイレ装置の他の例を示す図1と同様な断面図である。 この発明に係るトイレ装置を簡易トイレ装置に適用したときの他の例を示す図1と同様な要部の断面図である(その1)。 この発明に係るトイレ装置を簡易トイレ装置に適用したときの他の例を示す図1と同様な要部の断面図である(その2)。 簡易トイレ装置と既設トイレ装置との連結例を示す概念図である。
符号の説明
10・・・簡易トイレ装置
12・・・給水ホース
14・・・排出ホース
18・・・溜まり部
19・・・外壁
20・・・便器本体
24,32・・・電磁弁
26,34・・・連結部
22・・・排出部
28・・・給水口
40・・・粉砕手段
42・・・モータ
44・・・粉砕羽根
210・・・開閉蓋機構
212・・・蓋本体
218・・・電磁ソレノイド
222,224・・・第1および第2のスイッチ
250,310・・・報知手段
290・・・応答端末装置
252,293・・・ブザー
254,294・・・表示部
264,300・・・送受信部

Claims (7)

  1. 便器本体と、
    この便器本体に装備された制御部とで構成され、
    この制御部は、上記便器本体の使用状態を検知する検知手段と、
    この検知手段からの使用状態信号を応答端末装置に送信する送信手段とを有し、
    上記制御部には、応答受信手段と、報知手段とが設けられ、
    応答信号を受信したときは上記報知手段を作動させる
    ことを特徴とするトイレ装置。
  2. 上記検知手段は、上記便器本体に対する洗浄操作スイッチ、臭気センサ、重量センサ、上記便器本体に設けられた溜まり部を閉塞する開閉蓋を操作する操作スイッチの何れかである
    ことを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  3. 上記報知手段は、ブザー、報知灯の何れか一方またはその双方である
    ことを特徴とする請求項記載のトイレ装置。
  4. 上記便器本体は、屋内で使用できる簡易トイレ装置に装備されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
  5. 簡易トイレ装置用の便器本体に関連して設けられた制御部と、応答端末装置とで構成されるトイレシステムであって、
    上記制御部は、上記便器本体の使用状態を検知する検知手段と、
    この検知手段からの使用状態信号を応答端末装置に送信する送信手段とで構成され、
    上記応答端末装置は、上記使用状態信号を受信し、応答信号を送信できる送受信手段と、
    上記使用状態信号に応答する報知手段と、
    上記応答信号送信用の操作部とで構成された
    ことを特徴とするトイレシステム。
  6. 上記応答端末装置は、携帯型である
    ことを特徴とする請求項記載のトイレシステム。
  7. 上記報知手段は、ブザー、報知灯の何れか一方またはその双方である
    ことを特徴とする請求項記載のトイレシステム。
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