JP2014069643A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行時のフィーリングを低下させることなく、車体フレームの振動を抑制して異音の発生を抑えることができる鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】車体フレームFRが、エンジンEの上方から後方に延びるメインフレーム1と、前後端部がメインフレーム1に接続されて中間部がエンジンEのシリンダブロック26の外側方に位置するサブフレーム4Lとを有している。エンジンEは、第1〜3エンジン取付部M1、M2,M3により車体フレームFRに固定されている。第1エンジン取付部M1がサブフレーム4Lの中間部に設けられ、サブフレーム4Lにおける第1エンジン取付部M1から離れた被制振部76に、該被制振部76の振動を抑制する制振手段72が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンの振動により車体フレームが振動するのを抑制する制振手段を備えた鞍乗型車両に関するものである。
自動二輪車のような鞍乗型車両では、長尺状の車体フレームに設けた複数のエンジン取付部に、エンジンが支持されている(例えば、特許文献1)。このような車両では、エンジンの振動がエンジン取付部を介して車体フレームに伝わり、長尺状の車体フレームがスピーカの役割をしてエンジンからの振動を増幅し、この振動が所定以上の大きさに達した際に、異音が発生することがある。
特開2002−362462号公報
エンジンからの振動が増幅されるのを防ぐために、例えば、車体フレームの設計を変更して車体フレームの剛性、質量等を変えると、走行時のフィーリングが低下する可能性があり、好ましくない。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、走行時のフィーリングを低下させることなく、車体フレームの振動を抑制して異音の発生を抑えることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の鞍乗型車両は、車体フレームのエンジン取付部にエンジンが取り付けられた鞍乗型車両であって、前記車体フレームにおける前記エンジン取付部から離れた被制振部に、前記エンジンからの振動エネルギーを吸収することにより前記被制振部の振動を抑制する制振手段が設けられている。
この構成によれば、制振手段によりエンジンからの振動エネルギーが吸収されるので、車体フレームの被制振部の振動を抑制して、振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、制振手段を設けるだけで車体フレームの剛性や質量が変わらないので、走行時のフィーリングも低下しない。
本発明において、前記制振手段は、前記被制振部の変位を減衰させる減衰部材を用いて、前記被制振部の振動を抑制することが好ましい。この構成によれば、エンジンからの振動エネルギーが吸収されて、減衰部材の内部摩擦の熱エネルギーに変換されることで、車体フレームの被制振部の変位が減衰される。したがって、共振周波数以外の広い周波数範囲での振動低減効果が得られ、異音の発生を効果的に抑えることができる。
本発明において、前記車体フレームが、前記エンジンの上方から後方に延びるメインフレームと、前後端部が前記メインフレームに接続されて中間部が前記エンジンのシリンダブロックの外側方に位置するサブフレームとを有する場合、複数の前記エンジン取付部の1つが、前記サブフレームの中間部に設けられ、前記サブフレームに前記制振手段が設けられていることが好ましい。両端支持されるサブフレームの中間部では、振幅が大きくなり易いが、この構成によれば、制振手段によりサブフレームの振幅が抑制され、サブフレームの振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、外観、走行フィーリング等を維持したいとの要望からサブフレームの設計の自由度が低い場合でも、サブフレームの振動音を効果的に抑制できる。
本発明において、前記制振手段は減衰性を有するゴム部材を有し、前記ゴム部材が、前記車体フレームと前記エンジンとの間に圧接配置されていることが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で、車体フレームの振動を抑制できる。
本発明において、前記制振手段は、前記車体フレーム内部に移動可能に充填された粒状物を有する微粒体衝撃ダンパであることが好ましい。この構成によれば、エンジンからの振動エネルギーを粒状物の運動エネルギーに変換することで、車体フレームの被制振部の振動を抑制できるので、制振手段とエンジンとが非接触の状態で振動を抑制できる。また、粒状物を製造が容易な金属製とした場合、ゴムに比べて性能が安定しており、温度、湿度、経年変化等の影響を防いで、減衰性能を得ることができる。
本発明の鞍乗型車両によれば、制振手段により車体フレームの被制振部の振動を抑制して、振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、制振手段を設けるだけで車体フレームの剛性や質量が変わらないので、走行時のフィーリングも低下しない。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す右側面図である。 同自動二輪車の車体フレームの前部を示す斜視図である。 同車体フレームの左側のサブフレームを車体内側から見た図である。 同自動二輪車のエンジンと車体フレームの前部を示す左側面図である。 図4のV-V線に沿った横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車の制振手段を示す図で、同自動二輪車の車体フレームにおける左側のサブフレームを車体内側から見た図である。 図6のVII-VII線に沿った縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した運転者から見た左右側をいう。図1は本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車の右側面図である。自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて後半部を構成するリヤフレーム2と、メインフレーム1の前部から後部にかけ渡された左右一対のサブフレーム4(4L,4R)とからなっている。
メインフレーム1の前端に、ヘッドパイプ5が取り付けられ、このヘッドパイプ5に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介して、アッパブラケット6およびロワブラケット8がメインフレーム1に支持され、これらアッパブラケット6およびロワブラケット8にフロントフォーク10が支持され、このフロントフォーク10の下端部に前輪12が支持されている。フロントフォーク10の上端部のアッパブラケット6にはハンドル14が取り付けられている。
メインフレーム1は後ろ下がりに傾斜した後端部にスイングアームブラケット16が形成され、スイングアームブラケット16に、スイングアーム18の前端部がピボット軸20を介して揺動自在に支持されている。このスイングアーム18の後端部に後輪22が支持されている。メインフレーム1の中央部の下方位置には自動二輪車の駆動源であるエンジンEが搭載されており、このエンジンEによりチェーンのような伝達部材21を介して後輪22を駆動する。エンジンEは、3箇所のエンジン取付部M1,M2,M3により、車体フレームFRに支持されている。
サブフレーム4は、メインフレーム1の前部から下方に延出した第1サブフレーム片15と、第1サブフレーム片15に前端部が連結されてエンジンEの側方においてエンジンEの前方から後方にまで延びてメインフレーム1の後部に連結された第2サブフレーム片17とを有しており、メインフレーム1を補強する。第2サブフレーム片17の前後方向の中間部は。前記第1エンジン取付部M1が設けられている。第1エンジン取付部M1には、エンジンEのシリンダブロック26の後部が取り付けられる。第2エンジン取付部M2は、スイングアームブラケット16の上端部に設けられ、エンジンEの後端上部が取り付けられる。第3エンジン取付部M3は、スイングアームブラケット16の下端部に設けられ、エンジンEの後端下部が取り付けられる。
各エンジン取付部M1〜M3には挿通孔(図示せず)が形成され、この挿通孔にボルト(図示せず)が挿通され、エンジンEに設けたねじ孔(図示せず)に締め付けることで、エンジンEが車体にフレームFRに締結される。第2エンジン取付部M2では、ゴムのような弾性体を介したラバーマウントでエンジンEが車体にフレームFRに固定され、第1および第3エンジン取付部M1,M3では、弾性体を介さないリジッドマウントでエンジンEが車体にフレームFRに締結されている。
エンジンEは内燃機関で、この実施形態では、シリンダブロックにおけるシリンダとブロック外壁がウォータージャケットによって分離されているオープンデッキ型シリンダブロック構造を備えた4気筒4サイクルの並列多気筒エンジンであり、クランクシャフト23を支持するクランクケース24と、クランクケース24から上方に突出した前記シリンダブロック26と、その上方のシリンダヘッド28と、その上部に取り付けられて吸排気バルブのカム機構(図示せず)を覆うヘッドカバー30とを有している。エンジンEの右側方に、エンジンEの動力を前記吸排気バルブに伝達するカムチェーン31が配置されている。シリンダヘッド28の前面に、各気筒に1本ずつつながる、合計4本の排気管32が接続され、これら排気管32が前方に大きく湾曲したのち後方に向かって延びてエンジンEの下方で集合され、後輪22の右側に配置されたマフラ34に接続されている。
メインフレーム1の上部に燃料タンク36が配置されている。フロントフォーク10の前面にヘッドランプユニット38が支持されており、このヘッドランプユニット38に、フロントフォーク10上部の前方を覆う樹脂製のフロントカウル40が支持されている。
エンジンEの前方斜め上方には、水のようなエンジン冷却媒体を放熱させるためのラジエータ42が配置されている。ラジエータ42の上方側方からサブフレーム4の上端部およびメインフレーム1の前部の外側方にかけて延びる左右一対のサイドカウル44が配置され、メインフレーム1に支持されている。エンジンEのクランクケース24の下部に、樹脂からなる左右一対のロワカウル46が支持されている。
リヤフレーム2の上部には、操縦者用シート48および同乗者用シート50が装着されている。サイドカバー52が、操縦者用シート48の下方からエンジンEのシリンダブロック26の後部まで延びて、第2サブフレーム片17を外側方から覆っている。サイドカバー52の前端部からサイドカウル44の下部にまで延びるサブフレームカバー54がサブフレーム4に支持され、第1サブフレーム片15を外側方から覆っている。
サイドカバー52を挟んで上下位置に、上部フレームカバー56と下部フレームカバー58とが配置されている。上部フレームカバー56は、サイドカウル44から燃料タンク36の下縁に沿ってサイドカバー52まで延び、メインフレーム1を外側方から覆っている。下部フレームカバー58は、サイドカバー52から下方に延び、スイングアームブラケット16を外側方から覆っている。
メインフレーム1、第1および第2サブフレーム片15,17は、例えば、鋼製の鋳造品である。図2に示すように、第1サブフレーム片15は、上端部15aがメインフレーム1の前端部1aに連結されている。第2サブフレーム片17は、第1サブフレーム片15の下端部15bから後方に延びてメインフレーム1の後部1bにまで達している。左右の第1サブフレーム片15,15同士が、その前側に配置されて車幅方向に延びる補強部材19により連結されている。
メインフレーム1の前端部1aの車体外側となる外側面に第1サブフレーム片15の上端部15aを重ね、第1サブフレーム片15の下端部15bの外側面に第2サブフレーム片17の前端部17aを重ね、さらに、第2サブフレーム片17の後端部17bをメインフレーム1の後部1bの外側面に重ねて、車体外側方から挿入したボルト60,62,64により連結されている。また、補強部材19は、その左右両端部19a,19aを左右の第1サブフレーム片15,15の前面に重ねて、車体前方から挿入したボルト66により連結されている。このように、左右のサブフレーム4R,4Lは、メインフレームに着脱可能に固定されている。
メインフレーム1の前端部1aと第1サブフレーム片15の上端部15aの連結は、第1サブフレーム片15に設けたボルト挿通孔(図示せず)に、先端部に雄ねじが形成されたボルト62を挿入し、メインフレーム1に設けたねじ孔(図示せず)に締め付けることでなされる。第1サブフレーム片15の下端部15bと第2サブフレーム片17の前端部17aとの連結は、第2サブフレーム片17に設けた第1ボルト挿通孔68(図3)に、ボルト62を挿入し、第1サブフレーム片15に設けたねじ孔(図示せず)に締め付けることでなされる。メインフレーム1の後端部1bと第2サブフレーム片17の後端部17bとの連結は、第2サブフレーム片17に設けた第2ボルト挿通孔70(図3)に、ボルト64を挿入し、メインフレーム1に設けたねじ孔(図示せず)に締め付けることでなされる。
左側の第2サブフレーム片17を車体内側から見た図3に示すように、第2サブフレーム片17は、長手方向の一端部である前端部17aに、前記第1ボルト挿通孔68が上下に並んで2つ形成され、2又状に上下に分岐した後端部17bに、前記第2ボルト挿通孔70が2つ形成されている。第2サブフレーム片17の長手方向の中間部に、前記第1エンジン取付部M1を構成するボス部69が形成され、ボス部69に第3ボルト挿通孔69aが形成されている。この第1エンジン取付部M1から前方に離れた箇所に、後述の制振手段72を取り付ける制振手段取付部74が設けられている。
第2サブフレーム片17の内部は、ボス部69から放射状に延びる複数の補強リブ75が設けられ、これら補強リブ75と周壁77と側壁79とに囲まれた空間Sが形成されている。制振手段取付部74は、ボス部69と下側の第1ボルト挿通孔68とをつなぐ補強リブ75に設けられたボスからなり、車体内側に開口した有底のねじ孔74aを有している。このように、補強リブ75に制振手段取付部74を設けることで、別途ボスを設ける必要がない。制振手段取付部74は、ボス部69と前側の第1ボルト挿通孔68とのほぼ中間に位置している。右側の第2サブフレーム片17は、制振手段取付部74が設けられていない点でのみ左側の第2サブフレーム片17と異なり、それ以外の構成は同じである。
図4に示すように、エンジンEのシリンダブロック26の後部に被支持部82が設けられており、側面視で、第1エンジン取付部M1はシリンダヘッド26の後方の被支持部82に重なる位置にあり、制振手段72はシリンダヘッド26の前後方向中間部に位置している。制振手段72は、エンジンEから第1エンジン取付部M1を介してサブフレーム4Lに入力される振動を抑制するものである。つまり、サブフレーム4Lにおける制振手段72が設けられた箇所は、振動が抑制される被制振部76である。制振手段72は、この実施形態では、エンジンEからの振動エネルギーを吸収することにより被制振部76の振動を抑制するもので、詳細には、被制振部76の変位を減衰させる後述の減衰部材78を用いて被制振部76の振動を抑制する。
図5に示すように、第1エンジン取付部M1では、ボス部69の第3ボルト挿通孔69aに、ボルト80を外側方から挿通し、シリンダブロック26の被支持部82に設けられたねじ孔82aに締め付けることで、エンジンEがサブフレーム4Lに支持される。第1エンジン取付部M1では、ボルト80とボス部69の間に、制振機能を有する制振ワッシャ83が介在されており、エンジンEの振動がサブフレーム4Lに伝達されるのを抑制している。制振ワッシャ83は、振動を吸収する金属からなり、振動を金属内部で熱エネルギーに変換することで制振効果を発揮する。制振ワッシャ83の材質は、例えば、マンガン鋼であるが、これに限定されない。
制振手段72は、制振手段取付部74のねじ孔74に螺合されるボルト84、制振手段取付部74とボルト84との間に介在されるワッシャ86、およびワッシャ8の外周に装着されてボルト84の頭部84aを覆うゴム部材88を有している。ゴム部材88は、高い減衰性を有する弾性体からなる高減衰性ゴム(減衰部材)で、例えば、低弾性高減衰ゴム(High Damping Rubber)、ポリノルボルネン系の高減衰ゴム材料等からなる。ゴム部材88は、有底の筒状で、ワッシャ86に係止される基部90と、ボルト84の頭部84を覆う頂部92とを有している。基部90には、ワッシャ86が係止される環状の溝90aが形成されている。ボルト84の頭部84とゴム部材88の頂部92との間には、隙間Gが存在している。
つぎに、制振手段72の組み付け方法を説明する。まず、サブフレーム4Lの制振手段取付部74のねじ孔74aに、ワッシャ86を介在させてボルト84を車体内側から螺込む。つぎに、ワッシャ86の外周縁を、ゴム部材88の基部88aの溝90aに係止させることで、ワッシャ86にゴム部材88を嵌合する。ボルト84の頭部84aにゴム部材88を焼き付け加工で取り付けてもよいが、ワッシャ86にゴム部材88を嵌合する構成とすることで、ゴムとねじとを焼き付け加工する必要がないうえに、ワッシャ86の位置を径方向にずらすことで、微調整が可能となる。この状態では、ゴム部材88の頂部92は、エンジンEの搭載前であるから、二点鎖線920で示すように、シリンダブロック26の外側面26aが配置される予定の位置より内側に位置している。
つづいて、ボルト80により第1エンジン取付部M1にエンジンEを取り付ける。その結果、シリンダブロック26の外側面26aによりゴム部材88の頂部92が外側に押され、ゴム部材88が変形して、その頂部が二点鎖線920から実線92に変位する。ゴム部材88が変形するのは、ボルト84の頭部84とゴム部材88の頂部92との間に隙間Gが存在しているからであり、隙間Gの左右方向寸法Wは、3〜5mmが好ましい。このように、ゴム部材88は、車体フレームFRとエンジンEとの間に圧接配置される。ゴム部材88の頂部92は、シリンダブロック26の外側面26aの平坦面に当接させるのが好ましく、これにより、接触面積を大きくすることができる。
上記構成において、被制振部76の変位を減衰させるゴム部材88からなる制振手段72により、エンジンEからの振動エネルギーが吸収されて、ゴム部材88の内部摩擦の熱エネルギーに変換されるので、車体フレームFRの被制振部76の振動を抑制して、振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、制振手段72を設けるだけで車体フレームFRの剛性や質量が変わらないので、走行時のフィーリングも低下しないうえに、共振周波数以外の広い周波数範囲での振動低減効果が得られる。
図2に示すメインフレーム1に着脱可能に両端支持されるサブフレーム4は、剛性が低く、その中間部では振幅が大きくなり易いが、図5の制振手段72によりサブフレーム4の振幅が抑制され、サブフレーム4の振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、外観、走行フィーリング等を維持したいとの要望からサブフレーム4の設計の自由度が低い場合でも、サブフレーム4の振動音を効果的に抑制できる。
ゴム部材88を、車体フレームFRとエンジンEとの間に圧接配置して、車体フレームFRの振動を抑制している。つまり、エンジンEからの振動を、エンジンEに当接させて制振しているので、簡単な構造で車体フレームFRの振動を抑制できる。このような発想は従来にはなかったものである。
この実施形態のエンジンEはオープンデッキ型シリンダブロック構造を有しており、生産性、冷却性に優れているが、クローズデッキ型のエンジンに比べて、シリンダの剛性は低く振動が起こりやすいが、制振手段72により車体フレームFRの振動を抑制している。また、この実施形態では、図1のカムチェーン31を収納するカムチェーントンネル(図示せず)と反対側(左側)に、図5の制振手段72が配置されている。カムチェーントンネルがある右側は、カムチェーントンネルによりシリンダブロック26からの振動伝達が緩和されるから、左側のほうが振動伝達は大きくなる。ここで、左側に制振手段72を配置したので、車体フレームFRの振動を効果的に抑制できる。
左側のサブフレーム4Lにのみ制振手段72を設けたもう一つの理由は、右側の第1エンジン取付部M1のボルト80は、エンジンEとサブフレーム4との間の左右方向距離を調整するアジャスタボルトからなり、このアジャスタボルト80により、エンジンEと車体フレームFRとが連結されているので、エンジンEと車体フレームFR間の距離を出すことが優先され、シリンダブロック26の側面26aと制振手段72のゴム部材88との当接寸法を出し難いからである。したがって、別途手段により、エンジンEと車体フレームFR間の距離を確保できる場合は、制振手段72を左右のサブフレーム4L,4Rの両方に設けてもよく、また、右側のサブフレーム4Rにのみ設けてもよい。
図6は、第2実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車の左側のサブフレーム4Lの第2サブフレーム片17Aを、車体内側から見た図である。第2サブフレーム片17Aは、制振手段取付部74がなく、補強リブ75と周壁77と側壁79とに囲まれた空間Sに、空間S内部を移動可能な粒状物94が充填されている。粒状物94は、第1エンジン取付部M1より前方の被制振部76に対応する空間Sにのみ充填され、この実施形態では、直径5mm程度の鋼球である。ただし、粒状物94はこれに限定されない。
図7に示すように、第2サブフレーム片17Aの被制振部76の空間Sの内部に、空間Sの内壁面に沿った形状の、ゴムのような弾性体からなる内装材96を取り付けたのち、粒状物94を内装材96の内部に移動可能に充填し、鋼製の板材からなる蓋部材98により粒状物94が空間Sから飛び出さないように蓋をする。このように、第2実施形態では、制振手段72Aは、エンジンEからの振動エネルギーを吸収して、粒状物94の運動エネルギーに変換することで、車体フレームFRの被制振部76の振動を抑制する微粒体衝撃ダンパである。制振手段72Aの構成以外は、第1実施形態と同じである。
第2実施形態の構成によれば、微粒体衝撃ダンパからなる制振手段72Aにより、エンジンEからの振動エネルギーが吸収されて、粒状物94の運動エネルギーに変換されるので、車体フレームFRの被制振部76の振動を抑制して、振動に起因する異音の発生を抑えることができる。また、制振手段72Aを設けるだけで車体フレームFRの剛性や質量が変わらないので、走行時のフィーリングも低下しないうえに、共振周波数以外の広い周波数範囲での振動低減効果が得られる。また、粒状物94は、ゴムに比べて性能が安定しており、温度、湿度、経年変化等の影響を防いで、減衰性能を得ることができる。
さらに、第2実施形態では、制振手段72AとエンジンEとが非接触の状態で振動を抑制するので、制振手段72Aの配置の自由度が上がる。例えば、図2の第1サブフレーム片15の内部に図7の粒状物94を入れて、制振手段72Aを構成してもよい。また、アジャスタボルトによりエンジンEとサブフレーム4Rとを連結する右側にも制振手段72Aを容易に配置することができる。
上記第1および第2実施形態では、制振手段として、減衰部材88を用いたもの、微粒体衝撃ダンパを用いたものについてそれぞれ説明したが、それ以外にも、動吸振器によって固有振動数周辺での共振を抑制するようにしてもよい。動吸振器は、例えば、スプリングばねであり、サブフレーム4の被制振部76にスプリングばねを設け、エンジンEの側面に当接させることにより、エンジンEからの振動エネルギーを吸収して、ばねエネルギーに変換することで、車体フレームFRの被制振部76の振動を抑制することもできる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、サブフレーム4に制振手段72を設けたが、メインフレーム1に設けることもできる。また、上記実施形態では、自動二輪車について説明したが、本発明は、三輪車、四輪バギーのような自動二輪車以外の鞍乗型車両にも適用可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 メインフレーム
4L,4R サブフレーム
26 シリンダブロック
72、72A 制振手段
76 被制振部
78 減衰部材
88 ゴム部材(減衰部材)
94 粒状物
E エンジン
FR 車体フレーム
M1 第1エンジン取付部
M2 第2エンジン取付部
M3 第3エンジン取付部

Claims (5)

  1. 車体フレームのエンジン取付部にエンジンが取り付けられた鞍乗型車両であって、
    前記車体フレームにおける前記エンジン取付部から離れた被制振部に、前記エンジンからの振動エネルギーを吸収することにより前記被制振部の振動を抑制する制振手段が設けられている鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記制振手段は、前記被制振部の変位を減衰させる減衰部材を用いて、前記被制振部の振動を抑制する鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、前記車体フレームは、前記エンジンの上方から後方に延びるメインフレームと、前後端部が前記メインフレームに接続されて中間部が前記エンジンのシリンダブロックの外側方に位置するサブフレームとを有し、
    複数の前記エンジン取付部の1つが、前記サブフレームの中間部に設けられ、
    前記サブフレームに前記制振手段が設けられている鞍乗型車両。
  4. 請求項1,2または3に記載の鞍乗型車両において、前記制振手段は減衰性を有するゴム部材を有し、
    前記ゴム部材が、前記車体フレームと前記エンジンとの間に圧接配置されている鞍乗型車両。
  5. 請求項1,2または3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、前記制振手段は、前記車体フレーム内部に移動可能に充填された粒状物を有する微粒体衝撃ダンパである鞍乗型車両。
JP2012215871A 2012-09-28 2012-09-28 鞍乗型車両 Active JP6029407B2 (ja)

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