JP2014069486A - 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014069486A
JP2014069486A JP2012218472A JP2012218472A JP2014069486A JP 2014069486 A JP2014069486 A JP 2014069486A JP 2012218472 A JP2012218472 A JP 2012218472A JP 2012218472 A JP2012218472 A JP 2012218472A JP 2014069486 A JP2014069486 A JP 2014069486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
pinning
wire
resin
cast roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012218472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5923424B2 (ja
Inventor
Toshibumi Matsumiya
俊文 松宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2012218472A priority Critical patent/JP5923424B2/ja
Publication of JP2014069486A publication Critical patent/JP2014069486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5923424B2 publication Critical patent/JP5923424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
    • B29C48/911Cooling
    • B29C48/9135Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
    • B29C48/914Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means cooling drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
    • B29C48/911Cooling
    • B29C48/9135Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
    • B29C48/915Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means with means for improving the adhesion to the supporting means
    • B29C48/9165Electrostatic pinning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】溶融製膜法に於いて樹脂に揮発分があっても、時間経過と共にキャストロールの汚れが進行し難く、その結果キャストロールの汚れがフィルムに転写され難くなる外観美麗なフィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】溶融押出製膜に置いて、静電ピニングとしてエッジピニング6とワイヤーピニング7を、上流側からこの順で配置すると共に、ワイヤーピニング7をキャストロール3上の特定の位置に配置し、更にワイヤーピニング7のワイヤー張力をワイヤー破断張力の5%以上、99%以下とする熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、溶融押出法に基づく熱可塑性樹脂フィルムの製造方法に関するものである。
溶融製膜方法に於いて、ダイから押し出されるシート状の溶融樹脂を静電密着法によりキャストロールに密着させ冷却させる方法が知られている。静電密着法には静電ピニングと呼ばれ、フィルム端部を静電密着するエッジピニングと、フィルム全幅を静電密着するワイヤーピニングがある(例えば、特許文献1、2)。
エッジピニングは、フィルム端部を静電密着することにより、フィルム幅変動を抑制し、流れ方向のフィルム厚み変動を抑制する効果が得られるが、本発明者の検討によれば、樹脂に揮発分があると、フィルムの密着が低いフィルム中央部のキャストロールが時間経過と共に汚れ、フィルムに汚れが転写する問題がある。
また、フィルム全幅を静電密着するワイヤーピンニングは、フィルム全幅を静電密着するためエッジピンニングのような問題が発生しないものの、条件調整が困難でありピニングバブルやフィルム幅方向のスジといったフィルム表面欠陥が発生し易い問題がある。
特開2009−166325号公報 特開昭62−048522号公報
本発明は前記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、溶融製膜法に於いて樹脂に揮発分があっても、時間経過と共にキャストロールの汚れが進行し難く、その結果、フィルムの汚染が低減されることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造方法を提供することにある。
本発明者は従来技術が有する上記課題を解決すべく、製造方法について検討した。その結果、エッジピニングとワイヤーピニングを同時に行うことによって上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、フィルム状に吐出した溶融樹脂を、静電ピニングによりキャストロールに押圧する熱可塑性樹脂フィルムの製造方法であって、静電ピニングとしてエッジピニングとワイヤーピニングを、上流側からこの順で配置すると共に、ワイヤーピニングをキャストロール上の樹脂温度がガラス転移温度(以下、Tg(℃))となる位置を含め、これより下流側であって、キャストロールから剥離する位置より上流側に配置し、ワイヤーピニングのワイヤー張力が、ワイヤー破断張力の5%以上、99%以下であることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造方法に関するものである。これによれば、ピニングバブルやフィルム幅方向のスジといったフィルム表面欠陥の発生を防止すると共に、キャストロールの汚染により生じるフィルム汚染を低減することが可能となる。
本発明に係る熱可塑性樹脂フィルムの製造方法では、溶融製膜法に於いて樹脂に揮発分があっても、時間経過と共にキャストロールの汚れが進行し難く、その結果キャストロールの汚れがフィルムに転写され難くなり、外観美麗なフィルムを製造できるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、熱可塑性樹脂フィルム製造装置の側面概略図である。
本発明に係る熱可塑性樹脂フィルムの製造方法は、フィルム状に吐出した溶融樹脂を、静電ピニングによりキャストロールに押圧する熱可塑性樹脂フィルムの製造方法であって、静電ピニングとしてエッジピニングとワイヤーピニングを、上流側からこの順で配置すると共に、ワイヤーピニングをキャストロール上の樹脂温度がガラス転移温度(以下、Tg(℃))となる位置を含め、これより下流側であって、キャストロールから剥離する位置より上流側に配置し、ワイヤーピニングのワイヤー張力が、ワイヤー破断張力の5%以上、99%以下であることを特徴とする。ここでフィルム状に吐出した溶融樹脂は、例えば押出機等を使用し、樹脂に対して加熱と混練を行って溶融、可塑化し、スリット上のダイ穴から吐出されることにより得ることができ、特に本発明では、このフィルム状に吐出した溶融樹脂をキャストロール(温調されていることが好ましい)に接せさせることにより冷却固化し、フィルムを得るものである。
以下、本発明を、各工程および樹脂の観点から説明する。
[押出工程]
本発明において、フィルム状に吐出した溶融樹脂を形成する為に押出機を好適に使用することができるが、その種類として、例えば単軸押出機、同方向噛合型2軸押出機、同方向非噛合型2軸押出機、異方向非噛合型2軸押出機、多軸押出機等の各種押出機を用いることができる。その中でも、単軸押出機が押出機内における樹脂滞留部が少ないため押出中における樹脂の熱劣化を防ぐことが可能になること、また設備費が安価になることから好ましい。また、樹脂中の残存揮発分、押出機における加熱発生物を除去するために、ベント機構を有する押出機を使用することが好ましい。
また、押出機に投入する熱可塑性樹脂の原料の形態としては、固体状態の樹脂、好ましくは約3mm角のペレット形状を用いることが好ましい。このペレット形状の樹脂は、一般に押出機の原料供給口に取り付けられたホッパーを介して押出機内に供給される。
更に、押出機に供給される樹脂は、樹脂の加水分解や酸化劣化を生じさせないために事前に加熱乾燥された状態とすることが好ましい。樹脂中の水分量としては200ppm以下が好ましく、乾燥条件としては、樹脂にもよるが100℃で3時間以上が好ましい。また、乾燥の際には乾燥される雰囲気中の酸素を取り除き、樹脂中の酸素を除去することが好ましく、窒素等不活性ガス雰囲気とすることが好ましい。尚、乾燥は必要乾燥時間、樹脂消費時間を鑑みて、押出機にペレットを供給するホッパーに乾燥機構を設けるホッパー型乾燥機を用いる方法や、ホッパーに樹脂を供給する前に乾燥機を用いて乾燥し、吸湿しないようホッパーに供給する方法や、またはその両方を用いる方法などを好適に使用することができる。このうち、ホッパー型乾燥機を用いる方法が押出機に樹脂を供給される直前まで水分量を確実に抑えることができるため好ましく、さらにホッパー前にも乾燥機を用いることでホッパー前の乾燥機で高温で迅速に乾燥し、ホッパー型乾燥機では水分が入らない様除湿雰囲気とすれば低温でも水分が混入しないためさらに好ましい。因みに、ホッパーにおいて高温とするとブロッキングの問題や押出機供給部における変動が生じるため、避けることが好ましい。具体的にはホッパー前の乾燥機で120℃で3時間以上乾燥させた後、ホッパー型乾燥機内は40〜100℃とすることで、水分量を抑え、押出安定性も両立することができる。
一方、単軸押出機などで使用するスクリュとしては、ベント無しまたは有り押出機用の圧縮比2〜3程度の一般的なフルフライト構成のものを用いることができるが、未溶融物が存在しないようにバリアフライト等の特殊な混練機構を持たせてもよい。
また、本発明において溶融手段として押出機を使用する際の押出条件は、使用する熱可塑性樹脂に応じて調整する必要があるが、例えば粘度平均分子量12000〜20000のポリカーボネート樹脂を使用する場合には、押出機出口に於ける樹脂温度が220〜280℃となるように各シリンダー部の温度を設定することが好ましく、240〜270℃であることがさらに好ましい。樹脂温度が220℃未満であると、溶融粘度が非常に大きくなり押出機のトルクオーバーやフィルム成形が困難となることがあり、280℃以上では樹脂熱劣化が生じ、フィルムに欠陥となって現れてしまう可能性がある。また、一方で押出機のシリンダー部の温度は、後述するダイ吐出時の樹脂温度に対して20℃以下の差、好ましくは10℃以下の差、さらに好ましくは5℃以下の差となるようにすることが好ましい。これらの差が20℃より大きい場合、押出機を通過した後に所望の樹脂温度へとライン内で変更していくときに、流動樹脂全体の温度を均一に変更することが困難であり好ましくない(特に、フィルム状に吐出する際に温度が不均一となると、フィルムの均一性を低下することとなる。)。
また、押出機などの溶融手段により得られた溶融樹脂は、次いでギアポンプを用いてダイに供給することが好ましい。ギアポンプを用いることで押出機における吐出量変動を吸収し、供給定量性が著しく向上し、径時的なフィルム厚みの安定性向上に効果がある。ギアポンプより定量的に供給された溶融樹脂、或いは押出機から直接供給された溶融樹脂は、例えば管状の流路を通りダイに供給され、ダイからフィルム状に吐出される。
また、このギアポンプからダイまでの樹脂流路中、或いはギアポンプなどを介さない場合は溶融手段からダイまでの樹脂流路中に異物除去装置を設けることが好ましい。これにより、原料樹脂中に含まれていた異物や、押出機やギアポンプで発生した異物をトラップし、フィルム中の異物欠陥を低減することが可能となる。異物除去装置としては、スクリーンメッシュ、プリーツ型フィルター、リーフディスク型フィルター等を用いることができる。このうち、リーフディスク型フィルターが濾過精度および濾過面積、耐圧、異物によるフィルター目詰まりまでの時間の関係から好ましい。用いるフィルターの濾材は金属繊維の焼結不織布のものを用いることができ、フィルター濾過精度は光学用途の場合1〜20μmカット、好ましくは3〜10μmカットのものを選択することが好ましい。その上で、フィルターエレメントの枚数およびサイズを決定するが、その際に滞留時間を短くする目的で、耐圧に対して可能な限り枚数を少なくサイズを小さくすることが好ましい。また、各部の滞留をなくすようフィルター内の各隙間などの流路設計をすることが好ましい。
本発明において、フィルム状に吐出される溶融樹脂を形成する為に、各種構造のダイを使用することができるが、Tダイが好ましく、例えば一般的なコートハンガーダイを用いることができる。特に、幅方向の厚み調整機構としてボルト等の押し込みによりリップの幅方向任意部分の隙間を調整できるものが好ましい。更に、フィルムの厚みをオンラインで測定し、任意の厚みプロファイルとの偏差がある部分を自動で調整可能な、例えば熱作動式ボルトを用いて自動で厚みプロファイルの調整をすることが、径時的な変化を人の手を介さずに精度良く厚みを調整できるため好ましい。
[フィルム形成工程]
フィルム状に吐出された溶融樹脂は、一般にキャストロール上に着地後、冷却、固化されるが、本発明では、その際にキャストロール上でエッジピニングとワイヤーピニングを行うことを特徴としている。各ピニングの位置関係は、エッジピニングとワイヤーピニングを、上流側からこの順で配置すると共に、ワイヤーピニングをキャストロール上の樹脂温度がガラス転移温度(以下、Tg(℃))となる位置を含め、これより下流側であって、キャストロールから剥離する位置より上流側に配置することを特徴とする。
特にエッジピニングの設置位置は、フィルム状に吐出された溶融樹脂が、キャストロールに着地するまでの間に設置することが好ましく、より好ましくはTダイ樹脂吐出口とフィルムがキャストロール着地する点の中間点からフィルムがキャストロール着地する点までがよい。Tダイ樹脂吐出口とフィルムがキャストロール着地する点の中間点以前にエッジピニングを設置すると、電圧をかけた際にTダイに対して火花放電が発生し、エッジピニングの効果が得られないことと、Tダイが火花放電により破損するため好ましくない。また、フィルム着地点以降にエッジピニングを設置すると、Tダイ樹脂吐出口とフィルムがキャストロール着地する点までで発生するフィルムの幅変動を抑制できず、流れ方向のフィルム厚み変動も発生するため好ましくない。
また、フィルム幅方向に対するエッジピニングの設置位置は、フィルム幅方向のフィルム内であれば良いが、製品幅を考慮すると出来る限りフィルム端部に設置することが好ましい。更に、フィルム表面からのエッジピニング設置位置までの距離は、1mmから10mmまでが好ましく、フィルム表面からのエッジピニング設置位置が1mm未満では生産時フィルムの揺れでエッジピニングにフィルムが接触するため好ましくなく、10mmより大きいとエッジピニングが離れすぎ静電密着の効果が小さくなるため好ましくない。
また、エッジピニングの印加電圧については、フィルム表面からエッジピニング設置位置までの距離によるが、フィルムがキャストロールに密着することが確認できる電圧以上、火花放電が発生する電圧未満であれば良い。フィルムがキャストロールに密着することが確認できる電圧とは、放電により付与された電荷がたまり続けることのない電圧のことで、フィルムとキャストロールの間で静電密着が生じている状況である。一方、印加電圧を高くしていくとフィルム上に電荷が多く存在するようになり、フィルム上に電荷を蓄えられなくなる時に発生するのが火花放電であり、火花放電が起ることはそれ以上静電密着によりフィルムを密着させることが出来ないということである。また、火花放電はロール側に向けて発生するため、ロールの破損になり火花放電が発生する電圧以下であることがよい。
一方、ワイヤーピニングの設置位置は、フィルム状に吐出された溶融樹脂が、キャストロールに着地し、キャストロール上での樹脂温度がTgとなる位置を含め、これより下流側であって(通常は、吐出された溶融樹脂の温度はTgより高いので、Tgとなる位置とは、樹脂温度が低下してTgに至った位置である。)、フィルムがキャストロールから剥離する位置より上流側に設置することが好ましい。尚、ワイヤーピニングを、フィルム状の熱可塑性樹脂がTgより高い温度である位置に配置した場合、ワイヤーピニングの条件調整が困難であり、ピニングバブル、フィルム幅方向のスジといったフィルム表面欠陥が発生しやすくなり好ましくない。一方、ワイヤーピニングを、フィルムがキャストロールから剥離する位置より下流側に配置しても、フィルムがキャストロールに密着せず、樹脂に揮発分があるとキャストロールに汚れが蓄積し、蓄積した汚れがフィルムに転写するため好ましくない。
また、フィルム表面からのワイヤーピニング設置位置までの距離は、1mmから10mmまでが好ましく、フィルム表面からワイヤーピニング設置位置が1mm未満は調整困難であり、フィルムにワイヤーが接触する可能性があるため好ましくなく、10mmより大きいとワイヤーピニングが離れすぎ静電密着の効果が小さくなるため好ましくない。
また、ワイヤーピニングの印加電圧についてもエッジピニングと同様に、フィルム表面からのワイヤーピニング設置位置までの距離によるが、フィルムがキャストロールに密着することが確認できる電圧以上、火花放電が発生する電圧未満であれば良い。フィルムがキャストロールに密着することが確認できる電圧とは、放電により付与された電荷がたまり続けることのない電圧のことで、フィルムとキャストロールの間で静電密着が生じている状況である。一方、印加電圧を高くしていくとフィルム上に電荷が多く存在するようになり、フィルム上に電荷を蓄えられなくなる時に発生するのが火花放電であり、火花放電が起ることはそれ以上静電密着によりフィルムを密着させることが出来ないということである。また、火花放電はロール側に向けて発生するため、ロールの破損になり火花放電が発生する電圧以下であることがよい。
また、ワイヤーの張力は使用するワイヤーの破断張力の5%以上、99%以下であることが好ましい。より好ましくは30%以上、95%以下、さらに好ましくは50%以上、90%以下である。ワイヤー張力がワイヤーの破断張力の5%以下ではワイヤーが弛みキャストロールに対するフィルムの密着性が不均一になり、キャストロール汚れが発生するため好ましくない。また、ワイヤー張力がワイヤーの破断張力の99%以下では、ワイヤーが破断する虞がある。
キャストロール表面温度は、(Tg−50)℃≦T≦Tg℃(Tgはガラス転移温度)であることが好ましい。より好ましくは(Tg−40)℃≦T≦(Tg−5)℃、さらに好ましくは(Tg−30)℃≦T≦(Tg−10)℃である。キャストロール温度がTgより大きい場合、キャストロール上でフィルムがTg以下にならないため好ましくなく、キャストロール温度が(Tg−50)℃より小さい場合、樹脂に揮発分があると、揮発分が急冷によりキャストロール上に蓄積されやすく、ワイヤーピニングを併用する効果を低減する虞があり、好ましくない。
[樹脂]
本発明では熱可塑性樹脂として、各種樹脂を使用することができるが、例えばノルボルネン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリサルホン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。この中でも、特に透明性や加工性に優れるポリカーボネート系樹脂を用いるのが好ましい。
また、光記録媒体の光透過層として用いる場合は、その基板との寸法変化率の違いによる反りや歪みなどを防ぐために、光透過層とそれを張り合わせる基板とは同一の材料であるのが好ましく、そのため光記録媒体の基板材料として広く使用されているポリカーボネートが好ましい。中でも特に生産されていて安価である、主たる構成成分が2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から成る繰返し単位で構成される芳香族ポリカーボネートが好ましい。ここでいう主たる構成成分とは、ポリカーボネートの原料であるジヒドロキシ化合物のうち、50モル%以上を占める化合物から成る繰返し成分を示す。そのため、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)を単独で使用しても、また50モル%を超えない範囲で他のジヒドロキシ化合物を加えて共重合あるいは混合したものを用いることができる。共重合あるいは混合して用いるジヒドロキシ化合物としては特に限定されないが、例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチルベンゼン、などのビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのビス(ヒドロキシルアリール)シクロヘキサン類、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレンなどのフルオレン類、4,4’−ジヒドロキシフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェニルエーテルなどのジヒドロキシアリールエーテル類、4,4’−ジヒドロキシフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェニルスルフィドなどのジヒドロキシアリールスルフィド類、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェニルスルホキシドなどのジヒドロキシアリールスルホキシド類、及び上記化合物から誘導された化合物が挙げられる。これらのジヒドロキシ化合物はビスフェノールAから成る繰返し単位の主成分に対し、透明性を損なわれない範囲で1種類でも2種類以上組み合わせて用いることもできる。ただし、ビスフェノールAは安価で入手しやすい原料なので、ビスフェノールA成分を多く用いるほど、安価なフィルムを工業的に供給しやすくなるため好ましく、ビスフェノールAの繰返し単位は80モル%以上が好ましく、より好ましくは90モル%以上、特には100モル%が好ましい。
また、ポリメタクリル酸メチル系樹脂として、各種構造のものを使用することができるが、特に耐熱性の点から、主鎖に環構造を有するポリメタクリル酸メチル系樹脂を好適に使用することができる。尚、主鎖に環構造を有するポリメタクリル酸メチル系樹脂として、マレイミド系重合体、ポリグルタルイミド系重合体、ポリグルタル酸系重合体、無水マレイン酸系重合体、ラクトン環含有重合体などを挙げることができる。
[熱可塑性樹脂フィルムの用途]
本発明の熱可塑性樹脂フィルムの使用方法は、特に制限されるものではないが、例えば、自動車内外装、携帯電話の部材、AV機器の部材、パソコン機器の部材、家具製品、各種ディスプレイ、レンズ、窓ガラス、小物、雑貨等の外観意匠性の必要となる各種用途等に使用することができる。また、液晶ディスプレイに使用する位相差フィルムなど、各種光学フィルムとして使用することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれら特定の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例で測定した各物性の測定方法は次の通りである。
(ガラス転移温度)
樹脂10mgを示差走査熱量系(DSC、株式会社島津製作所製のDSC−50型)を用い、窒素雰囲気下、昇温速度20℃/minの条件下にて測定を行った。次いで中点法によって、上記測定結果に基づいてガラス転移温度を決定した。
(フィルム温度)
キャストロール上のフィルム温度を非接触温度計(ジャパンセンサー株式会社製のTMZ53−350F3)にて測定した。
(フィルム外観)
成形したフィルムの外観を目視により評価した。成形したフィルムに汚れ、横スジが発生していなければ○、発生していれば×、発生していても軽微であれば△とした。
(実施例1)
熱可塑性樹脂としてポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学製ユーピロンH−4000、ガラス転移温度148℃)を用い、乾燥ホッパーにて100℃で4時間乾燥させ、φ65mm単軸押出機に供給した。押出機で樹脂温度280℃となるよう加熱溶融し、ギアポンプを介し、5インチ、5μmカットのリーフディスクフィルター、Tダイへと溶融樹脂を押し出した。この時、各部材の間には両端に接続部を有する配管を配置させることで、押出機からダイまで各部材が接続されている。Tダイは1500mm幅のものを用い、樹脂Tg−20(℃)に温調されたキャストロールに着地後、急冷し、キャストロール上で冷却固化した。
また、静電ピニングとしてエッジピニングとワイヤーピニングを、上流側からこの順で配置した(尚、エッジピニングとワイヤーピニングは、春日電機株式会社製のものを使用した。)。
エッジピニングの配置は、フィルム状の溶融樹脂(以下、単にフィルムと表記することがある。)の流れ方向に対し、フィルムがキャストロールに着地する位置とし、フィルムの幅方向に対し、端部とした。更に、フィルム表面からエッジピニングまでの距離は2mmとした。
一方、ワイヤーピニングの配置は、フィルムの流れ方向に対し、樹脂温度がTg(℃)となる位置とし(フィルムがキャストロールから剥離する位置より上流側)、フィルム表面からワイヤーピニングまでの距離は2mmとした。
また、ワイヤーピニングのワイヤーとして、タングステンワイヤーφ0.15(ワイヤー破断張力35N)を用い、ワイヤー破断張力の90%の張力を与えて設置した。尚、ワイヤー張力は株式会社エー・アンド・デイ製デジタルフォースゲージAD4932A−50Nにて測定した。
一方、キャストロール上で冷却固化されたフィルムは引取りロールにて10m/分で引取り、巻取りコアにてフィルム厚み70μmのフィルム原反を得た。得られたフィルムの外観は、汚れ、横スジがなく良好であった。
(実施例2)
ワイヤーピニングのワイヤーを、ワイヤー破断張力の5%の張力を与えて設置すると共に、ワイヤーピニングの配置をフィルムの流れ方向に対し、樹脂温度がTg−20(℃)となる位置(フィルムがキャストロールから剥離する位置より上流側)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は汚れ、横スジがなく良好であった。
(実施例3)
ワイヤーピニングのワイヤーを、ワイヤー破断張力の99%の張力を与えて設置すると共に、キャストロール温度をTg(℃)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は汚れ、横スジがなく良好であった。
(実施例4)
ワイヤーピニングのワイヤーを、ワイヤー破断張力の99%の張力を与えて設置すると共に、キャストロール温度をTg−50(℃)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は少し汚れがあるものの、問題となるレベルではなかった。
(実施例5)
ワイヤーピニングのワイヤーを、ワイヤー破断張力の5%の張力を与えて設置すると共に、キャストロール温度を樹脂Tg(℃)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は少し汚れがあるものの、問題となるレベルではなかった。
(比較例1)
静電ピニングとして、エッジピニングを使用せず、ワイヤーピニングのみを使用し、ワイヤーピニングの配置をフィルムの流れ方向に対し、樹脂温度がTg+130(℃)となる位置(フィルムがキャストロールに接する位置)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は横スジが発生していた。
(比較例2)
静電ピニングとして、ワイヤーピニングを使用せず、エッジピニングのみを使用した以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は汚れが発生していた。
(比較例3)
ワイヤーピニングの配置をフィルムの流れ方向に対し、樹脂温度がTg+5(℃)となる位置とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は横スジが発生していた。
(比較例4)
キャストロール温度をTg+10(℃)とし、ワイヤーピニングの配置をフィルムの流れ方向に対し、樹脂温度がTg+10(℃)となる位置(フィルムがキャストロールから剥離する位置より上流側)とした以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は横スジが発生していた。
(比較例5)
ワイヤーピニングのワイヤーを、ワイヤー破断張力の2%の張力を与えて設置した以外は、実施例1と同様の方法でフィルムを作製した。得られたフィルムの外観は汚れが発生していた。
Figure 2014069486
1.Tダイ
2.熱可塑性樹脂
3.キャストロール
4.冷却ロール
5.フリーロール
6.エッジピニング
7.ワイヤーピニング
8.ワイヤーピニング設置範囲

Claims (3)

  1. フィルム状に吐出した溶融樹脂を、静電ピニングによりキャストロールに押圧する熱可塑性樹脂フィルムの製造方法であって、静電ピニングとしてエッジピニングとワイヤーピニングを、上流側からこの順で配置すると共に、
    ワイヤーピニングをキャストロール上の樹脂温度がガラス転移温度(以下、Tg(℃))となる位置を含め、これより下流側であって、キャストロールから剥離する位置より上流側に配置し、
    ワイヤーピニングのワイヤー張力が、ワイヤー破断張力の5%以上、99%以下であることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
  2. キャストロールの表面温度T(℃)が、
    (Tg−50)≦T≦Tg
    を充足することを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
  3. 熱可塑性樹脂がポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂から選ばれる1以上の樹脂であることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の熱可塑性樹脂フィルムの製造方法。
JP2012218472A 2012-09-28 2012-09-28 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 Active JP5923424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218472A JP5923424B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012218472A JP5923424B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014069486A true JP2014069486A (ja) 2014-04-21
JP5923424B2 JP5923424B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=50745151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012218472A Active JP5923424B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5923424B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11268101A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Teijin Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP2001219460A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Unitika Ltd ポリアミドフィルムの製造方法
JP2004255720A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Japan Steel Works Ltd:The フィルム成形機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11268101A (ja) * 1998-03-19 1999-10-05 Teijin Ltd 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP2001219460A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Unitika Ltd ポリアミドフィルムの製造方法
JP2004255720A (ja) * 2003-02-26 2004-09-16 Japan Steel Works Ltd:The フィルム成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5923424B2 (ja) 2016-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI359075B (en) Device for manufacturing optical film and method f
CN108472849B (zh) 热塑性树脂薄膜的制造方法及环状烯烃树脂薄膜
JP2008044336A (ja) タッチロール、光学フィルムの製造装置、及び、光学フィルムの製造方法
TW201235193A (en) Method and apparatus for producing resin film
JP2007253476A (ja) 光学フィルムの製造方法におけるロールの清掃方法、及びロールの清掃装置
JP5923424B2 (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP2016155391A (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP6128818B2 (ja) 光学フィルムの製造方法
JP2000141454A (ja) 高品質プラスチックシ―トの製造方法
JP2010058386A (ja) 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム
JP4116653B2 (ja) フィードブロック型樹脂溶液合流装置およびフィードブロック型流延ダイ
JP2006306027A (ja) 光学フィルム、及びその製造方法、光学フィルムを用いた偏光板
JP2014069485A (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP4116192B2 (ja) 多層樹脂フィルムの製造法
JP6128819B2 (ja) 光学フィルムの製造方法
JP2010076279A (ja) 光学フィルムの製造方法、光学フィルム、偏光板および液晶表示装置
TWI801503B (zh) 環狀烯烴樹脂膜的製造方法、環狀烯烴樹脂膜、複合膜
JP6339270B2 (ja) 光学フィルムの製造方法
JP6144797B2 (ja) 光学フィルムの製造方法
JP6671495B2 (ja) 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
JP5880346B2 (ja) 光学フィルムの製造方法及び製造装置
JP5926668B2 (ja) 光学フィルムの製造方法
TW201607978A (zh) 環烯烴系膜的製造方法以及環烯烴系膜
JP2008073870A (ja) 光学用フィルム成形装置、光学用フィルム製造方法
TWI522225B (zh) An optical film manufacturing method, an optical film, and an optical thin film manufacturing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5923424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250