JP2014069314A - 液体収納容器 - Google Patents

液体収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014069314A
JP2014069314A JP2012214519A JP2012214519A JP2014069314A JP 2014069314 A JP2014069314 A JP 2014069314A JP 2012214519 A JP2012214519 A JP 2012214519A JP 2012214519 A JP2012214519 A JP 2012214519A JP 2014069314 A JP2014069314 A JP 2014069314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible
flexible bag
bag body
liquid storage
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012214519A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
篤 田中
Shotaro Kon
翔太郎 今
Kengo Sugaya
健五 菅谷
Naohiro Ichimaru
直弘 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd, Riso Kagaku Corp filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP2012214519A priority Critical patent/JP2014069314A/ja
Priority to CN201320509514.0U priority patent/CN203581627U/zh
Publication of JP2014069314A publication Critical patent/JP2014069314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】内部の液体に大きな流動が発生しても可撓性袋体の可撓性フィルムに損傷が生じないようにすること。
【解決手段】可撓性袋体221の短辺において、可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分では、導出部材230を介して可撓性フィルム220a,220bどうしを熱溶着した外周縁部分のように、剛性の高い導出部材230による補強がない。このため、可撓性袋体221の変形時における破袋等に対する耐性が相対的に低い。そこで、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に、補強溶着部220e,220fを設け、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着幅を大きくし、補強溶着部220e,220fによって溶着部分の強度を補強した。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部に液体が収納される可撓性袋体と液体の導出口とを有する液体収納容器に関する。
例えば、洗剤の詰め替え用パックや液剤の補給用パック等に多用されている液体収納容器は、主に、内部に液体が収納される可撓性袋体と液体の導出口とを有している。可撓性袋体は、熱可塑性材料製の一対の可撓性フィルムの外周縁どうしを熱溶着して変形可能な袋状に構成されており、中には襠付きの袋状のものもある。一方、導出口は、樹脂成型品による筒状の導出部材に貫設され、この導出部材は、各可撓性フィルムの外周縁間に配置して各フィルムの外周縁と熱溶着されている(例えば、特許文献1)。
特許第4768550号公報
上述した構成の液体収納容器では、例えば、落下等により可撓性袋体に外力(振動や衝撃等)が加わると、内部で液体が流動し可撓性袋体が変形するので、この変形により可撓性袋体に損傷が生じないように、何らかの手当てをしておくことが肝要である。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、内部の液体に大きな流動が発生しても可撓性袋体の可撓性フィルムに損傷が生じないようにすることができる液体収納容器を提供することにある。
そこで、上記目的を達成するために本発明は、
一対の可撓性フィルムの外周縁どうしを熱溶着した可撓性袋体と、該可撓性袋体の内部と外部を連通する導出口が貫設された筒状の導出部材とを有し、該導出部材を、前記可撓性袋体の一対の平行する長側辺の先端どうしを接続する先端辺において前記一対の可撓性フィルムの外周縁間に配置した液体収納容器であって、
前記先端辺の前記可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分と、該外周縁部分に連なる前記長側辺のうち前記先端辺から所定寸法までの長側辺部分とを二辺とする、前記可撓性袋体の隅部部分に、前記一対の可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した補強溶着部が形成されている、
ことを特徴とする。
一般に、液体収納容器の可撓性袋体に外力(振動や衝撃等)が加わったときの液体の流動の仕方次第では、液体が可撓性袋体と導出部材との熱溶着等による固着部分に集中してこの部分が大きく変形することが想定される。
特に、液体収納容器では、容器の輪郭に沿って熱可塑性材料製の可撓性フィルムの外周縁を一定幅で熱溶着して可撓性袋体を構成するのが通常である。このため、可撓性袋体の導出口を配置した辺には、可撓性フィルムの外周縁どうしを直接熱溶着した部分と導出部材を介して熱溶着した部分とが、隣り合わせに連続して配置されることになる。
したがって、可撓性袋体が外力等によって変形した場合には、可撓性袋体の導出口を配置した辺において、例えば樹脂成型品による、可撓性フィルムよりも剛性が高い導出部材を介して可撓性フィルムどうしを熱溶着した外周縁部分よりも、可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分に、より大きなストレスがかかることが考えられる。
そのため、特に、液体の導出口を貫設した導出部材の近傍の、可撓性袋体の可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分において、可撓性袋体の変形により加わる負荷で可撓性フィルムの先端辺の溶着部分(外周縁)が損傷しないように手当することが重要となる。
ところで、上記発明では、可撓性袋体の導出部材を配置した先端辺において、可撓性フィルムよりも剛性が高い樹脂成型品による導出部材を介して可撓性フィルムどうしを熱溶着した外周縁部分よりも、可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分である補強溶着部の方が、溶着部分の剛性が低いことから大きなストレスがかかることが考えられる。
しかし、導出部材を介して可撓性フィルムどうしを熱溶着した外周縁部分の溶着幅よりも、補強溶着部の溶着幅の方が大きくなるので、この補強溶着部の存在により、可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分の耐衝撃性が高まる。これにより、導出部材の近傍の、可撓性袋体の可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分において、可撓性袋体の変形により加わる負荷で可撓性フィルムが損傷しないようにすることができる。
また、上記発明において、前記補強溶着部は、前記各長側辺から前記先端辺に向けて前記可撓性袋体の内側にそれぞれ延出する一対の斜辺を有しており、該各斜辺の延長線上の交点は、前記先端辺における前記一対の可撓性フィルムどうしを熱溶着した外周縁よりも前記可撓性袋体の内側に位置していることを特徴とする。
上記発明によれば、可撓性袋体内の液体が先端辺側に移動すると、導出部材付近の可撓性フィルムが膨らむように変形する。すると、補強溶着部の各斜辺の延長線上にある交点に、集中して大きなストレスがかかる。
ここで、斜辺の交点が、変形自由度の少ない可撓性フィルムどうしの溶着部分上に存在すると、大きなストレスが加わった溶着部分に損傷が生じる可能性がある。しかし、交点が可撓性フィルムどうしの溶着部分から外れた可撓性袋体の内側に位置することから、可撓性フィルムどうしの溶着部分に大きなストレスが集中して加わって損傷が発生するのを防ぐことができる。
さらに、上記発明において、前記補強溶着部は、前記先端辺から前記可撓性袋体の内側にそれぞれ延出する一対の内側辺と、前記各内側辺と前記各斜辺とを接続する一対の曲辺とをさらに有していることを特長とする。
上記発明によれば、補強溶着部の内側辺と斜辺とが直接接続されておらず、曲辺を介して接続されているので、可撓性フィルムが膨らむように変形した際に、内側辺と斜辺との間には、集中して大きなストレスがかかる角部が形成されない。よって、可撓性フィルムの変形に対する補強溶着部の耐性を高めることができる。
なお、上記発明において、
前記各斜辺は前記先端辺にそれぞれ接続されており、前記先端辺のうち前記補強溶着部を除いた部分と前記補強溶着部の斜辺とのなす角度θが、
θ≦115°
であることが望ましい。
本発明によれば、内部の液体に大きな流動が発生しても、導出部材の近傍の、可撓性袋体の可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分において、可撓性袋体の変形により加わる負荷で可撓性フィルムが損傷しないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る液体収納容器をインクカートリッジとして用いる印刷装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 図1のインクカートリッジに用いられる本発明の第1実施形態に係る液体収納容器の可撓性袋体を示す斜視図である。 図2の可撓性袋体の平面図である。 図3の要部を拡大して示す説明図である。 本発明の変形例に係る液体収納容器の要部を拡大して示す説明図である。 比較例に係る液体収納容器の要部を拡大して示す説明図である。 図2の液体収納容器の衝撃による変形の耐久性を実験する装置の説明図である。 図7の装置を用いた実験結果を示す説明図である。 図7の装置を用いた実験結果を示す説明図である。 図1のインクカートリッジに用いられる本発明の第2実施形態に係る液体収納容器の可撓性袋体の平面図である。 図10の要部を拡大して示す説明図である。 比較例に係る液体収納容器の要部を拡大して示す説明図である。 比較例に係る液体収納容器の要部を拡大して示す説明図である。 図7の装置を用いた実験結果を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、本発明の一実施形態に係る液体収納容器をインクカートリッジとして用いる印刷装置について、図1を参照して説明する。
(印刷装置の全体構成)
図1は本発明の一実施形態に係る液体収納容器をインクカートリッジとして用いる印刷装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。図1に示す本実施形態の印刷装置100は、インクジェット方式のラインカラープリンタであるものとする。印刷装置100は、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト上の印刷用紙上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する。
本実施形態において、上記インクヘッドは、用紙の搬送方向に沿って、4つのインクヘッドが並べて配置され、複数の画像を互いに重なり合うようにしてカラー画像を形成する。印刷装置100内部には、演算処理装置330が備えられており、この演算処理装置330によって、上述したインクヘッドによる印刷処理や、搬送機構の駆動制御の他、インクカートリッジからのインク供給に関する制御も行う。
この演算処理装置330は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールである。演算処理装置330は、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理装置330には、操作パネル340が接続されており、この操作パネル340を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
印刷装置100は、装置本体1の上面にインクカートリッジ200を取付けるカートリッジ取付機構30が設けられており、このカートリッジ取付機構30に対して上記各色のインクカートリッジ200が複数(ここでは、4本)配列されて装填される。このカートリッジ取付機構30にインクカートリッジ200の着脱機構であるホルダー部が水平方向(着脱操作方向D2)に向けられて設けられている。また、このカートリッジ取付機構30の上方を覆うように上面装置350が配設されており、インクカートリッジ200の装填は、この上面装置350の下面と装置本体1の上面との間に水平方向に挿入することにより行われる。この上面装置350には、例えば、シートフィーダーや操作パネルなどが配設される。
インクカートリッジ200は、印刷装置100に対して水平方向に着脱される扁平な直方体の外装箱を有しており、その内部に、本発明の一実施形態に係る液体収納容器が、インクを収容する袋体として収容される。
(第1実施形態の液体収納容器の全体構成)
図2は図1のインクカートリッジ200に用いられる本発明の第1実施形態に係る液体収納容器の可撓性袋体を示す斜視図、図3は同じく平面図である。図2に示すように、本実施形態の液体収納容器220は、矩形の可撓性袋体221と、可撓性袋体221の一辺に取り付けた導出部材230とを有している。
可撓性袋体221は、一対の可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを熱溶着により固着して構成した袋体であり、図2に示す例の可撓性袋体221では、インクカートリッジ200の印刷装置100に対する着脱操作方向D2に沿って延在する可撓性袋体221の2つの長側辺において、可撓性フィルム220c,220dを介して可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを熱溶着している。これらの可撓性フィルム220c,220dにより本例の可撓性袋体221は、可撓性袋体221の液体収納量を増やす襠(まち)を設けた構成となっている。
なお、可撓性フィルム220c,220dを省略し、可撓性袋体221の2つの長側辺において、可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを直接熱溶着して、襠(まち)を有しない可撓性袋体221を構成しても良い。
導出部材230は、着脱操作方向D2に直交する可撓性袋体221の2つの短辺のうち一方の短辺(請求項中の先端辺に相当)に設けられている。この導出部材230は、可撓性袋体221の内部と外部を連通する導出口231を貫設した筒状の樹脂成型品であり、可撓性袋体221の膨張収縮に関係なく導出口231が確保される剛性を有している。導出部材230の基端側の外周面は、図3に示すように、導出口231の貫通方向Xにおいて幅Waに亘り、可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしの間に挟み込んで隙間なく熱溶着されている。また、導出部材230の先端側は、可撓性袋体221の外方に突出している。
ところで、可撓性袋体221の短辺において、導出部材230を介して可撓性フィルム220a,220bどうしを熱溶着した外周縁部分では、可撓性フィルム220a,220bよりも剛性の高い導出部材230により強度が補強されるので、可撓性袋体221の変形時における破袋等に対する耐性が高い。
一方、可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分では、剛性の高い導出部材230による補強がないので、可撓性袋体221の変形時における破袋等に対する耐性が低い。
そこで、本実施形態の液体収納容器220では、可撓性袋体221の短辺において、可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分を補強するために、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に補強溶着部220e,220fを設けている。
この補強溶着部220e,220fは、図4に示すように、導出部材230側の短辺(一方の短辺)と長側辺との隅部からそれぞれ適切な寸法ずつに亘って、可撓性フィルム220a,220bの外周縁の溶着幅を広くしている。具体的には、補強溶着部220e,220fは、可撓性袋体221の短辺と長側辺を二片とする直角三角形状を呈しており、補強溶着部220e,220fでは、可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしが直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着されている。
補強溶着部220e,220fを設けた部分では、可撓性フィルム220a,220bの溶着幅が大きくなり、可撓性袋体221の変形による負荷に対する耐衝撃性が高くなる。したがって、可撓性袋体221の短辺において、導出部材230を介さず可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分を、補強溶着部220e,220fによって補強し、損傷しにくいようにすることができる。
ここで、可撓性フィルム220a,220bの溶着幅を大きくするためには、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θを、180゜未満の角度とする必要がある。この角度θを180゜より小さくするほど、補強溶着部220e,220fの存在により可撓性フィルム220a,220bの溶着幅を大きくすることができる。
但し、可撓性袋体221の各隅部に補強溶着部220e,220fを設けると、その分だけ可撓性袋体221のインク収容量が低下する。特に、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θを90°未満まで小さくすると、可撓性袋体221の長側辺において、導出部材230から遠ざかるほど、可撓性フィルム220a,220bの溶着幅が大きくなる。すると、可撓性袋体221の短辺方向の内寸が徐々に小さくなり、液体収納容量の大幅な低下が避けられなくなる。そのため、角度θは事実上、90°以上とするのが適切である。
なお、図5に示す変形例のように、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hの傾きを、可撓性袋体221の短辺とのなす角度θが大きくなるように途中から変えて、補強溶着部220e,220fの面積を拡げてもよい。これにより、補強溶着部220e,220fを設けることによる可撓性袋体221の補強をより強固にすることができる。
(第1実施形態とその変形例の作用、効果)
以上のように構成された本実施形態とその変形例に係るインクカートリッジ200では、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に、補強溶着部220e,220fを設け、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着幅を大きくする構成とした。このため、可撓性袋体221の短辺において、導出部材230を介さず可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した可撓性袋体221の外周縁部分を、補強溶着部220e,220fによって補強し、損傷しにくいようにすることができる。
以下、可撓性袋体221の破袋と補強溶着部220e,220fの有無との関係を、実験結果に基づいて説明する。
以下の実験では、図3及び図4に示す、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に補強溶着部220e,220fを設けた液体収納容器220と、図6に示す、可撓性袋体221の各隅部に補強溶着部を設けていない液体収納容器220との比較を行った。なお、図3及び図4に示す液体収納容器220では、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θ4を115°とした。
この比較実験には、図7の説明図に示す実験装置400を用いた。この実験装置400は、重錘410が載置される支持板420と、支持板420を昇降可能に支持するガイドバー430と、支持板420の昇降軌跡上に配置されて被検体である液体収納容器220が載置される載置台440と、載置台440の上方で支持板420を位置決め支持するストッパ板450とを有している。
ストッパ板450は、実験装置400のフレーム460に対して揺動可能に支持されている。このストッパ板450は、リリースボタン470を操作することで、支持板420を支持する位置の係止状態が解除されて揺動する。ストッパ板450が揺動すると、支持板420の位置決め支持が解除されて、支持板420及び重錘410が載置台440の液体収納容器220に落下する。
この実験装置400を用い、重錘410の重さを変えて液体収納容器220の衝撃試験を行った。なお、試験に用いた液体収納容器220の仕様は、
スパウト(注出口)付き三方袋(襠なし)
可撓性袋体:フィルム材質=ポリエチレン/ナイロン多層、フィルム厚125μm、平面寸法=長さ(長側辺)390mm×幅(短辺)117mm(スパウトを除く)、内容量1000ml
導出部材:材質=ポリエチレン、導出口径18.6mm
内容物
種類:擬似インク(油性インクジェットインクから色材を省いたもの)
比重:0.853
充填量:1000ml
である。
そして、ストッパ板450の揺動によりL=550mmの高さから重錘410を液体収納容器220の可撓性袋体221に自由落下させた。この実験による可撓性袋体221の破袋発生の有無を、重錘410の重さ毎に図8の説明図にそれぞれ示す。
その結果、隅部に補強溶着部を設けない図6の液体収納容器220の場合は、重錘410が1.5kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、重錘410が1.8kg、2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgではそれぞれ破袋した。一方、隅部に補強溶着部220e,220fを設けた図3及び図4の液体収納容器220を用いると、重錘410がいずれの重さであっても可撓性袋体221は破袋しなかった。
以上の結果から、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に補強溶着部220e,220fを設けて、各隅部において可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着幅を大きくする構成とすることが、可撓性袋体221の衝撃による破袋を防ぐのに有効であることが分かった。
次に、図3及び図4に示す液体収納容器220において、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θを、それぞれ115°、120゜、130°としたときの、可撓性袋体221の破袋発生の有無を、重錘410の重さ毎に図9の説明図にそれぞれ示す。
その結果、角度θが120゜の場合と130°の場合は、重錘410が1.5kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、重錘410が2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgではそれぞれ破袋した。また、角度θが120゜の場合は、重錘410が1.8kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、角度θが130°の場合は、重錘410が1.8kgでも可撓性袋体221が破袋した。
一方、角度θが115°の場合は、重錘410が1.5kg、1.8kg、2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgのいずれにおいても、可撓性袋体221は破袋しなかった。
ここで、可撓性袋体221を印刷装置100のインクカートリッジ200に用いる場合、新品のインクカートリッジ200では、インクが満タンに充填された可撓性袋体221の重量は1.0kg前後になる。一般にインクカートリッジ200は、搬送時や印刷装置100への着脱時に地上高1〜2mの高さで取り扱われる。したがって、新品のインクカートリッジ200を取り扱い時に地上高2mの高さから落下させた場合を想定すると、1.0kg前後の可撓性袋体221には3.5kg程度の大きさの外力が加わる。
また、印刷装置100のカートリッジ取付機構30に対するインクカートリッジ200の抜き差しで可撓性袋体221に加わる力は、おおよそ3.0kgである。
したがって、3.5kgの重錘410をL=550mmの高さから可撓性袋体221に自由落下させても破袋がなければ、インクカートリッジ200に用いる場合の可撓性袋体221としては十分な耐衝撃性を有していると言える。
以上の結果から、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θを115°以下とすることが、可撓性袋体221の短辺において、可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分の衝撃による破袋を、衝撃の大小に拘わらず防ぐのに有効であることが分かった。
なお、図9に示した実験結果から、補強溶着部220e,220fの斜辺220g,220hと可撓性袋体221の短辺とのなす角度θは、115°以下であることが好ましい。また、液体収納容器220としての容量を確保する観点から、角度θは90°以上であることが好ましい。
ところで、可撓性袋体221内のインク(図示せず)が導出部材230を熱溶着した一方の短辺側に移動すると、導出部材230付近の可撓性フィルム220a,220bが膨らむように変形する。すると、一方の短辺側に移動した可撓性袋体221内のインクが上述した斜辺220g,220hの交点P1に向かって流れ、この交点P1に集中して大きなストレスがかかる。
斜辺220g,220hの交点が、変形自由度の少ない可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分上に存在すると、大きなストレスが加わった溶着部分に損傷が生じる可能性がある。そのため、斜辺220g,220hの交点を、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分を外れた箇所に位置させることは、可撓性袋体221の変形に対する耐性を高める上で有効である。そこで、そのように構成した第2実施形態の液体収納容器220について、以下に説明する。
(第2実施形態の液体収納容器の構成)
上述した第1実施形態の液体収納容器220の補強溶着部220e,220fは、可撓性袋体221の短辺と長側辺を二辺とする直角三角形状を呈するものであった。しかし、図10の平面図に示すように、第2実施形態の液体収納容器220では、補強溶着部220e,220fの形状を、可撓性袋体221の短辺と長側辺を二辺とする台形に近い形状としている。
詳しくは、補強溶着部220e,220fはそれぞれ、図11の説明図に示すように、上述した可撓性袋体221の短辺(一方の短辺)と長側辺の二辺の他、可撓性袋体221の内側に位置する斜辺220g,220h、内側辺220i,220j、及び、曲辺220k,220lで囲まれて、図11中の斜線部分のように、台形に近い形状に形成されている。
斜辺220g,220hは、可撓性袋体221の各長側辺から短辺(一方の短辺)に向けて、可撓性袋体221の内側にそれぞれ延出しており、内側辺220i,220jは、可撓性袋体221の短辺(一方の短辺)から可撓性袋体221の内側に向けてそれぞれ延出している。そして、これらの斜辺220g,220hと内側辺220i,220jとを曲辺220k,220lで接続することで、可撓性フィルム220a,220bの変形時にストレスが集中してかかる角部が、斜辺220g,220hと内側辺220i,220jとの直接交差する部分に形成されるのを、防いでいる。
また、第2実施形態の液体収納容器220では、斜辺220g,220hと可撓性袋体221の長側辺とのなす角度を、角度θ1としている。この角度θ1は、斜辺220g,220hの延長線上にある仮想上の交点P1が、導出部材230を挟み込んで可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを溶着した部分よりも内側に位置するような値に設定されている。
このように構成された本実施形態の液体収納容器220では、可撓性袋体221内のインク(図示せず)が導出部材230を熱溶着した一方の短辺側に移動すると、導出部材230付近の可撓性フィルム220a,220bが膨らむように変形する。すると、一方の短辺側に移動した可撓性袋体221内のインクが上述した斜辺220g,220hの交点P1に向かって流れるので、この交点P1に集中して大きなストレスがかかる。
この交点P1は、可撓性袋体221の可撓性フィルム220a,220bどうしを溶着した外周縁よりも袋の内側に位置しているため、可撓性フィルム220a,220bが変形しても、斜辺220g,220hの交点P1から外れた、変形自由度の少ない可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分には、大きなストレスが集中してかかることがない。
ここで、斜辺220g,220hの交点の位置が本実施形態の液体収納容器220とは異なる、図12及び図13の液体収納容器220を参照して、可撓性袋体221の可撓性フィルム220a,220bどうしを溶着した外周縁部分(溶着部分)に加わるストレスを比較する。
まず、図12に示す液体収納容器220では、斜辺220g,220hの交点P2が、可撓性袋体221の可撓性フィルム220a,220bどうしを溶着した外周縁上に位置している。このため、可撓性フィルム220a,220bが変形して可撓性袋体221内のインク(図示せず)が交点P2に向けて流れると、交点P2と重なる可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に、大きなストレスが集中してかかる。
次に、図13に示す液体収納容器220では、斜辺220g,220hの交点P3が、可撓性袋体221の可撓性フィルム220a,220bどうしを溶着した外周縁上や、外周縁よりも袋の外側に位置している。このため、可撓性フィルム220a,220bが変形して可撓性袋体221内のインク(図示せず)が交点P3に向けて流れると、交点P3に向かう不図示のインクの経路上に位置する、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に、大きなストレスが集中してかかる。
このように、図12及び図13にそれぞれ示す液体収納容器220ではいずれも、斜辺220g,220hの交点P2,P3に向かって移動する不図示のインクが、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に大きなストレスを集中して加えることになる。
これに対し、図11に示す液体収納容器220では、斜辺220g,220hの交点P1に向かって移動する不図示のインクが、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に到達しない。このため、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分にインクが大きなストレスを集中して加えることはない。
即ち、図11に示す本実施形態の液体収納容器220は、補強溶着部220e,220fを、斜辺220g,220hの交点P1が可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分よりも内側となるような形状とすることで、図12及び図13の液体収納容器220に比べて、内部を移動するインクが可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に加えるストレスが減り、溶着部分が破断しにくくなるようにしている。
(第2実施形態の作用、効果)
以上のように構成された本実施形態の液体収納容器220でも、第1実施形態の液体収納容器220と同様に、以下の作用、効果が発揮される。即ち、補強溶着部220e,220fを設けた部分では、可撓性フィルム220a,220bの溶着幅が大きくなり、可撓性袋体221の変形による負荷に対する耐衝撃性が高くなる。したがって、可撓性袋体221の短辺において、導出部材230を介さず可撓性フィルム220a,220bどうしを直接又は可撓性フィルム220c,220dと共に熱溶着した外周縁部分を、補強溶着部220e,220fによって補強し、損傷しにくいようにすることができる。
また、本実施形態の液体収納容器220では、可撓性フィルム220a,220bが膨らむような変形時に大きなストレスが集中してかかる斜辺220g,220hの交点P1が、変形自由度の少ない可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分から外れた箇所に位置している。このため、可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着部分に大きなストレスが集中して加わって、破断等の損傷が発生するのを防ぐことができる。
以下、可撓性袋体221の破袋と補強溶着部220e,220fの有無との関係を、実験結果に基づいて説明する。
以下の実験では、図10及び図11に示す、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に補強溶着部220e,220fを設けた液体収納容器220と、図6に示す、可撓性袋体221の各隅部に補強溶着部を設けていない液体収納容器220との比較を行った。
この比較実験には、図7の説明図に示す実験装置400を用いた。そして、実験装置400を用い、重錘410の重さを変えて液体収納容器220の衝撃試験を行った。なお、試験に用いた液体収納容器220の仕様は、図3及び図4に示す液体収納容器220と、図6に示す液体収納容器220との比較実験で用いた仕様と同じとした。
そして、ストッパ板450の揺動によりL=550mmの高さから重錘410を液体収納容器220の可撓性袋体221に自由落下させた。この実験による可撓性袋体221の破袋発生の有無を、重錘410の重さ毎に調べたところ、図3及び図4に示す第1実施形態の液体収納容器220に関する図8の説明図に示す実験結果と同様の結果が得られた。
即ち、隅部に補強溶着部を設けない図6の液体収納容器220の場合は、重錘410が1.5kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、重錘410が1.8kg、2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgではそれぞれ破袋した。一方、隅部に補強溶着部220e,220fを設けた図10及び図11の液体収納容器220を用いると、重錘410がいずれの重さであっても可撓性袋体221は破袋しなかった。
以上の結果から、可撓性袋体221の導出部材230を設けた短辺とこれに連なる2つの長側辺との各隅部に補強溶着部220e,220fを設けて、各隅部において可撓性フィルム220a,220bどうしの溶着幅を大きくする構成とすることが、可撓性袋体221の衝撃による破袋を防ぐのに有効であることが分かった。
次に、図10に示す液体収納容器220において、補強溶着部220e,220fの形状を、図11に示す形状から図12や図13に示す形状に変えたときの、可撓性袋体221の破袋発生の有無を、重錘410の重さ毎に図14の説明図にそれぞれ示す。
図12や図13の補強溶着部220e,220fは、可撓性袋体221の内容量を増やすために、図11に示す補強溶着部220e,220fよりも形状を小さくしたものである。
具体的には、図12の補強溶着部220e,220fは、図11に示す補強溶着部220e,220fよりも、内側辺220i,220jを短くすると共に斜辺220g,220hの角度θ2を小さくして(θ2<θ1)、斜辺220g,220hを可撓性袋体220の一方の短辺側(導出部材230側)に近づけている。
また、図13の補強溶着部220e,220fは、図11に示す補強溶着部220e,220fよりも、内側辺220i,220jを短くすると共に斜辺220g,220hの角度θ3を大きくして(θ1<θ3)、斜辺220g,220hを長側辺側に近づけている。
上述した図12の補強溶着部220e,220fでは、斜辺220g,220hの延長線上にある仮想上の交点P2が、導出部材230の基端側を挟んで可撓性フィルム220a,220bを溶着した部分の、溶着幅Wa方向における中間箇所付近に位置している。
また、上述した図13の補強溶着部220e,220fでは、斜辺220g,220hの延長線上にある仮想上の交点P3が、導出部材230を挟み込んで可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを溶着した部分よりも、溶着幅Wa方向における液体収納容器220の外側に位置している。
したがって、図12の液体収納容器220では、可撓性袋体221内のインク(図示せず)の移動により導出部材230付近の可撓性フィルム220a,220bが膨らむように変形した際には、斜辺220g,220hの交点P2と重なる、導出部材230を挟み込んで可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを溶着した部分に、集中して大きなストレスがかかることになる。
また、図13の液体収納容器220では、可撓性袋体221内のインク(図示せず)の移動により導出部材230付近の可撓性フィルム220a,220bが膨らむように変形した際には、斜辺220g,220hの交点P3に向かう不図示のインクの経路上に位置する、導出部材230を挟み込んで可撓性フィルム220a,220bの外周縁どうしを溶着した部分に、可撓性フィルム220a,220bの変形によるストレスが集中してかかることになる。
そして、実験の結果、図13の液体収納容器220(図14中の「サンプルC」)の場合は、重錘410が1.5kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、重錘410が1.8kg、2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgではそれぞれ破袋した。また、図12の液体収納容器220(図14中の「サンプルB」)の場合は、重錘410が1.5kg、1.8kg、2.0kg、2.5kgで可撓性袋体221が破袋しなかったものの、重錘410が3.0kg、3.5kgではそれぞれ破袋した。
一方、図11の液体収納容器220(図14中の「サンプルA」)の場合は、重錘410が1.5kg、1.8kg、2.0kg、2.5kg、3.0kg、3.5kgのいずれにおいても、可撓性袋体221は破袋しなかった。
ここで、図10及び図11に示す可撓性袋体221を印刷装置100のインクカートリッジ200に用いる場合でも、図3及び図4に示すに示す可撓性袋体221をインクカートリッジ200に用いる場合と同様に、新品のインクカートリッジ200では、インクが満タンに充填された可撓性袋体221の重量は1.0kg前後になる。したがって、既述したように、新品のインクカートリッジ200の取り扱い時(落下時や印刷装置100のカートリッジ取付機構30に対する挿脱時)には、可撓性袋体221に3.0kg程度までの外力が加わる。
したがって、図10及び図11に示す可撓性袋体221の場合でも、図3及び図4に示すに示す可撓性袋体221をインクカートリッジ200に用いる場合と同様に、3.5kgの重錘410をL=550mmの高さから可撓性袋体221に自由落下させても破袋がなければ、インクカートリッジ200に用いる場合の可撓性袋体221としては十分な耐衝撃性を有していると言える。
以上の結果から、内側辺220i,220jの寸法を、図11に示す補強溶着部220e,220fの程度確保し、しかも、斜辺220g,220hと可撓性袋体221の長側辺とのなす角度を、斜辺220g,220hの交点P1が可撓性袋体221の内部側に位置するような、図11に示す補強溶着部220e,220fの角度θ1程度の値に設定することが、可撓性袋体221の衝撃による破袋を防ぐのに有効であることが分かった。
なお、上述した第1及び第2実施形態やその変形例においては、印刷装置100のインクカートリッジ200に本発明の液体収納容器を適用した場合について説明したが、例えば、シャンプーの詰め替え液用の容器等、本発明が適用される液体収納容器は印刷装置のインクカートリッジに限らず任意である。
1 装置本体
30 カートリッジ取付機構
100 印刷装置
200 インクカートリッジ
220 液体収納容器
220a,220b,220c,220d 可撓性フィルム
220e,220f 補強溶着部
220g,220h 斜辺
221 可撓性袋体
230 導出部材
231 導出口
330 演算処理装置
340 操作パネル
350 上面装置
400 実験装置
410 重錘
420 支持板
430 ガイドバー
440 載置台
450 ストッパ板
460 フレーム
470 リリースボタン
θ 角度
D2 着脱操作方向
Wa 熱溶着幅
X 導出口貫通方向

Claims (4)

  1. 一対の可撓性フィルムの外周縁どうしを熱溶着した可撓性袋体と、該可撓性袋体の内部と外部を連通する導出口が貫設された筒状の導出部材とを有し、該導出部材を、前記可撓性袋体の一対の平行する長側辺の先端どうしを接続する先端辺において前記一対の可撓性フィルムの外周縁間に配置した液体収納容器であって、
    前記先端辺の前記可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した外周縁部分と、該外周縁部分に連なる前記長側辺のうち前記先端辺から所定寸法までの長側辺部分とを二辺とする、前記可撓性袋体の隅部部分に、前記一対の可撓性フィルムどうしを直接熱溶着した補強溶着部が形成されている、
    ことを特徴とする液体収納容器。
  2. 前記補強溶着部は、前記各長側辺から前記先端辺に向けて前記可撓性袋体の内側にそれぞれ延出する一対の斜辺を有しており、該各斜辺の延長線上の交点は、前記先端辺における前記一対の可撓性フィルムどうしを熱溶着した外周縁よりも前記可撓性袋体の内側に位置していることを特徴とする請求項1記載の液体収納容器。
  3. 前記補強溶着部は、前記先端辺から前記可撓性袋体の内側にそれぞれ延出する一対の内側辺と、前記各内側辺と前記各斜辺とを接続する一対の曲辺とをさらに有していることを特長とする請求項2記載の液体収納容器。
  4. 前記各斜辺は前記先端辺にそれぞれ接続されており、前記先端辺のうち前記補強溶着部を除いた部分と前記補強溶着部の斜辺とのなす角度θが、
    θ≦115°
    であることを特徴とする請求項2又は3記載の液体収納容器。
JP2012214519A 2012-09-27 2012-09-27 液体収納容器 Pending JP2014069314A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012214519A JP2014069314A (ja) 2012-09-27 2012-09-27 液体収納容器
CN201320509514.0U CN203581627U (zh) 2012-09-27 2013-08-20 液体收纳容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012214519A JP2014069314A (ja) 2012-09-27 2012-09-27 液体収納容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014069314A true JP2014069314A (ja) 2014-04-21

Family

ID=50579581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012214519A Pending JP2014069314A (ja) 2012-09-27 2012-09-27 液体収納容器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014069314A (ja)
CN (1) CN203581627U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011115A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 理想科学工業株式会社 液体収納容器
JP2019209534A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 セイコーエプソン株式会社 液体収容体および液体噴射装置
JP2020044808A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器、液体収容装置、液体噴射装置
EP3536627A4 (en) * 2016-11-07 2020-07-15 Toyo Seikan Co., Ltd. POUCH WITH SPOUT

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000344252A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Fuji Seal Inc 口部材付きパウチ容器
JP2002211589A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 自立袋
JP2006240131A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Brother Ind Ltd インク収容パック及びインクカートリッジ
JP2007175396A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Ajinomoto Co Inc 薬剤バッグ
JP2011051644A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Hosokawa Yoko Co Ltd スパウト及びスパウト付容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000344252A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Fuji Seal Inc 口部材付きパウチ容器
JP2002211589A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Dainippon Printing Co Ltd 自立袋
JP2006240131A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Brother Ind Ltd インク収容パック及びインクカートリッジ
JP2007175396A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Ajinomoto Co Inc 薬剤バッグ
JP2011051644A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Hosokawa Yoko Co Ltd スパウト及びスパウト付容器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011115A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 理想科学工業株式会社 液体収納容器
EP3536627A4 (en) * 2016-11-07 2020-07-15 Toyo Seikan Co., Ltd. POUCH WITH SPOUT
US11358772B2 (en) 2016-11-07 2022-06-14 Toyo Seikan Co., Ltd. Spouted pouch
JP2019209534A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 セイコーエプソン株式会社 液体収容体および液体噴射装置
JP7095411B2 (ja) 2018-06-01 2022-07-05 セイコーエプソン株式会社 液体収容体
JP2020044808A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 セイコーエプソン株式会社 液体収容容器、液体収容装置、液体噴射装置
US10843472B2 (en) 2018-09-21 2020-11-24 Seiko Epson Corporation Liquid housing container, liquid housing apparatus, and liquid ejecting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN203581627U (zh) 2014-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014069314A (ja) 液体収納容器
JP5887295B2 (ja) インクコンテナ及びインクジェット式画像形成装置
JP2007090646A (ja) インクパック
JP5764538B2 (ja) インクジェット式画像形成装置及びインクコンテナ
JP5553548B2 (ja) インク容器
JP5698053B2 (ja) インクカートリッジ
US10613475B2 (en) Packing member for liquid container
JP6848819B2 (ja) テープカセットおよびテープカセットユニット
JP2014065279A (ja) 液体カートリッジ
US9440447B1 (en) Ink container and inkjet image forming apparatus
JP5210149B2 (ja) インク容器、インク供給方法
JP2010082994A (ja) インクカートリッジ
JP5646011B1 (ja) 液体収納容器
JP2009018844A (ja) 液体収容容器用包装箱
JP6386813B2 (ja) 液体収納容器
JP6298317B2 (ja) インクカートリッジ
JP2019214176A (ja) 印刷装置
JP2013144561A (ja) 液体収納容器
JP2013107233A (ja) 液体収容体
JP2016101751A (ja) インクカートリッジおよびプリンター
JP5400340B2 (ja) インクカートリッジ
JP2010083008A (ja) インクカートリッジ
JP7225698B2 (ja) インク容器及び画像形成装置
JP2014213567A (ja) 液体収納容器及びインクジェット式画像形成装置
JP2015054457A (ja) 液体収容容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110