JP6298317B2 - インクカートリッジ - Google Patents

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本発明は、複数枚の可撓性フィルムで構成されたインク袋と、インク袋が挿入される箱状の外装体とを備えて印刷装置に着脱されるインクカートリッジに関する。
シリアルプリンタに装着されるインクカートリッジとして、可撓性フィルムの周縁部同士を溶着してなるインク袋にインクを充填し、主に樹脂で形成された直方体のカートリッジ外装内にこのインク袋を収納してなるインクカートリッジが既に実用化されている(例えば特許文献1参照)。
そして、近年のインクジェットプリンタでは、ヘッドのライン化による高速プリントの実現によりインク消費量が増大している。これに伴い、インクカートリッジの大容量化(500ml以上)が進んできている。
特開2010-82991号公報
ところで、従来のインクカートリッジでは、このような可撓性フィルムからなるインク袋からインクを吸引すると、インクの減少に伴ってインク袋が座屈のように変形して、特にインク底部付近で吸引されずにインク袋内に残って無駄になってしまうことが問題となっている。また、インク袋にインクを充填する際、インク袋にシワや窪みなどのいびつな変形が生じ、インクカートリッジの使用でインク吸引する際にこの変形した部分にインクが残って無駄になってしまう問題もある。
特に、インクジェットプリンタでは、近年、インクカートリッジの大容量化が益々進んでおり、これらの問題が早期に解決されることが好ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、複数枚の可撓性フィルム同士を接合してなるインク袋を備えたインクカートリッジであって、インク収容量が大容量であることを維持しつつ、使用後のインク袋内のインク残量を低減させることができるインクカートリッジを提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴は、複数枚の可撓性フィルム同士の周囲が接合されたシール部が形成されていてインクを収容するインク収容部と、前記インク収容部に連通するインク供給口とを有するインク袋を備えて印刷装置に着脱されるインクカートリッジであって、前記シール部が含まれる平面内で前記インク収容部の最大幅を形成している最大幅シール部分は幅方向内側に凸状の凸シール部を有していることにある。
本発明に係るインクカートリッジの第2の特徴は、前記シール部は、前記インク収容部の前記インク供給口側の端部と反対方向である底側の端部から、前記最大幅シール部分のインク袋底側に近い端部にかけて、前記インク収容部の幅を広げるように斜めに延びる底側斜めシール部を有することにある。
本発明に係るインクカートリッジの第3の特徴は、前記シール部は、前記インク供給口から前記最大幅シール部分の前記インク供給口に近い端部にかけて、前記インク収容部の幅を複数段にわたって広げるインク供給口側シール部を有することにある。
本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴によれば、インクカートリッジを使用した際、凸シール部によって、インク袋の中心線に近い領域からインクが優先的に吸引され、インク流路を塞ぐ方向の座屈変形やシワがインク袋に生じ難い。従って、複数枚の可撓性フィルム同士を接合してなるインク袋を備えたインクカートリッジであって、インク収容量が大容量であることを維持しつつ、使用後のインク袋内のインク残量を低減させることができるインクカートリッジとすることができる。
本発明の係るインクカートリッジの第2の特徴によれば、底側斜めシール部が形成されている領域では、インク供給口に向けてインク流路が徐々に広がっているので、インク袋底側ではインクが滞り難くてシワが形成され難い。よって、インク袋内の底側の端部付近のインクも充分に吸引して使用することができる。
本発明の係るインクカートリッジの第3の特徴によれば、インク供給口側シール部によってインク収容部の幅が複数段にわたって広がっているので、インク袋にインクを充填する際、インク袋にシワや窪みなどのいびつな変形が生じることが回避される。よって、インクカートリッジの使用でインク吸引する際、このようにいびつに変形した部位にインクが残って無駄になってしまうことがない。
本発明の一実施形態に係るインクカートリッジが着脱自在に装着される印刷装置で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジで、(a)はインク袋内のインクが吸引により流れていくことを説明する模式的な平面図、(b)はインクがある程度に消費されたときの模式的な正面断面図、(c)はインクが更に消費されたときの模式的な正面断面図、(d)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの一例を説明する模式的な平面図である。 従来のインクカートリッジで、(a)はインク袋内のインクが吸引により流れていくことを説明する模式的な平面図、(b)はインクが100%充填されているときの模式的な側面断面図、(c)はインクが比較的多く消費されたときの模式的な正面断面図、(d)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、すでに説明したものと同一または類似の構成要素には同一または類似の符号を付し、その詳細な説明を適宜省略している。
また、図面は模式的なものであり、寸法比などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法比などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための例示であって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。この発明の実施の形態は、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
(印刷装置の全体構成)
図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態という)に係るインクカートリッジが着脱自在に装着される印刷装置で、(a)は平面図、(b)は正面図である。本実施形態では、印刷装置10として、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト上の印刷用紙上に複数の画像を互いに重なり合うように形成するインクジェット方式のラインカラープリンタを例に挙げて説明する。
本実施形態において、上記インクヘッドは、用紙の搬送方向に沿って、4つのインクヘッドが並べて配置され、複数の画像を互いに重なり合うようにしてカラー画像を形成する。印刷装置10内部には、演算処理装置12が備えられており、この演算処理装置12によって、上述したインクヘッドによる印刷処理や、搬送機構の駆動制御の他、インクカートリッジからのインク供給に関する制御も行う。
この演算処理装置12は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理装置12には、操作パネル14が接続されており、この操作パネル14を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
印刷装置10は、印刷装置本体10mの上面にインクカートリッジ20を取付けるカートリッジ取付機構16が設けられており、このカートリッジ取付機構に対して上記各色のインクカートリッジ20が複数(ここでは、4本)配列されて装填される。このカートリッジ取付機構16にインクカートリッジの着脱機構であるホルダー部が水平方向に向けられて設けられている。また、このカートリッジ取付機構16上方を覆うように上面装置18が配設され、インクカートリッジ20の装填は、この上面装置18下面と印刷装置本体10mの上面との間に水平方向に挿入することにより行われる。この上面装置18は、例えば、シートフィーダーや操作パネルなどが配設される。
(インクカートリッジ)
図2は、本実施形態に係るインクカートリッジで、(a)はインク袋内のインクが吸引により流れていくことを説明する模式的な平面図、(b)はインクがある程度に消費されたときの模式的な正面断面図、(c)はインクが更に消費されたときの模式的な正面断面図、(d)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。
図1、図2に示すように、インクカートリッジ20は、印刷装置10に対して水平方向(着脱操作方向D2)に着脱される細長状のものであり、インクが封入されるインク袋22と、インク袋22が挿入される外箱である外装体30とから概略構成されている。外装体30は、横断面における内面形状が矩形の筒状体である。
外装体30は案内部28を内側に備えている。この案内部28は、インク袋22のインク供給口側の端部22sとは反対側に位置し、インク供給口側の端部22sから最も遠い端部である底側の端部22bを下方から支えて案内する構造になっている。そして、案内部28は、インク消費によりインク供給口側の端部22sから底側の端部22bまでの長さX+ΔXが長くなるに従って底側の端部22bが上昇する(図2(d)参照)ように、底側の端部22bが当接する傾斜面28sを有する。
なお、インク供給口側の端部22sは、天側の端部とも言われ、インク供給口24が上向きとなるようにインク袋22を上下方向に立てたときの上側の端部に相当する。そして、底側の端部22bは、地側の端部とも言われ、インク供給口24が上向きとなるようにインク袋22を上下方向に立てたときの下側の端部に相当する。
ここでインク袋22は、2枚の可撓性フィルムの周囲を溶着で接合することで2枚の可撓性フィルム間にインク収容部22aを形成してなるものである。インク収容部22aのインク供給口24以外の周囲は、この溶着によって形成されたシール部40で形成されており、インク収容部22aはインク供給口24に連通している。このインクカートリッジ20を印刷装置10に装着すると底側の端部22bを形成している底シール部42は、着脱操作方向D2に直交する水平な部位となる。
シール部40のうち、シール部40が含まれる平面内でインク収容部22aの最大幅BMを形成している最大幅シール部分40mは、幅方向内側に凸状の凸シール部44を、平面から見て両サイド側、すなわち、インク袋22のインク供給口24から底側へ延びる中心線Cの両サイド側にそれぞれ有する。従って、凸シール部44におけるインク収容部22aの幅BTは、上記最大幅BMよりも狭い。
凸シール部44は平面視で略台形の上底および脚を構成するような形状である。凸シール部44のインク袋底側を構成する底側の脚44bは、インク袋底側からインク供給口側にかけて徐々に中心線Cに近づいており、凸シール部44のもう一方の脚であるインク供給口側の脚44sは、インク袋底側からインク供給口側にかけて徐々に中心線Cから遠ざかっている。そして、凸シール部44の底側の脚44bとインク供給口側の脚44sとを結ぶ上底44uは、中心線Cにほぼ平行である。
また、シール部40は、インク収容部22aのインク供給口側の端部22sと反対方向である底側の端部22bから、最大幅シール部分40mのインク袋底側に近い端部40mbにかけて、インク収容部22aの幅を広げるように斜めに延びる底側斜めシール部46を中心線Cの両サイド側に有する。
更に、シール部40は、インク供給口24から最大幅シール部分40mのインク供給口24に近い端部40msにかけて、インク収容部22aの幅を複数段(本実施形態では2段)にわたって広げるインク供給口側シール部48を中心線Cの両サイド側に有する。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。印刷装置10に装着されたインクカートリッジ20は水平方向に沿って装着されている。印刷装置10で印刷することでインクが消費されるに従い、インク供給口24からインクが吸引されていく。
この吸引の際、凸シール部44の底側の脚44bが形成されている領域ではインクが中心線C側に近づくように流れ、上底44uが形成されている領域では狭いインク流路を中心線Cにほぼ沿ってインクが流れ、インク供給口側の脚44sが形成されている領域ではインク供給口側の脚44sによりインク流路が広がっている。従って、インク供給口24からインクが吸引されると中心線Cに近い領域からインクが優先的に吸い出されるため、図2(b)に示すように、中心線Cに近い領域が凹んで、インク袋22の高さ方向Hおよび天地方向(中心線Cに沿った方向)に沿った凸部Tが、インク袋22を構成する可撓性フィルムに形成され易い。この結果、M方向(図2(d)参照)の曲げに対するインク袋22の断面係数が上昇し、インク袋22には、中心線Cに交差する方向、すなわち、インク流路を塞ぐ方向の座屈変形やシワが生じ難くなる。従って、インクカートリッジ20では、インク収容量が大容量であることを維持しつつ、使用後のインク袋内のインク残量を低減させることができる。
また、底側斜めシール部46が形成されている領域では、インク供給口24に向けてインク流路が徐々に広がっているので、インク袋底側では、インクが滞り難くてシワが形成され難い。よって、底側の端部22b付近のインクも充分に吸引して使用することができる。
更に、インク袋22にはインク供給口側シール部48が形成されている。これにより、インク袋22にインクを充填する際、インク袋22にシワや窪みなどのいびつな変形が生じることが回避されるので、インクカートリッジの使用でインク吸引する際、このようにいびつに変形した部位にインクが残って無駄になってしまうことがない。
そして、外装体30を従来に比べて特に変更することなく簡単な構成のインクカートリッジ20でこれらの効果を得ることができる。
なお、インク袋22からインクを吸引してもインク袋22が水平に保持されるカートリッジ構造では、インクを吸引したインク袋22がカートリッジ外装内に収まるように、インク袋22のインク供給口側の端部22sから底側の端部22bまでの長さ、すなわちインク袋22の長手方向長さを小さくしなければならず、インク袋の容量が小さくなってしまうが、本実施形態ではこのような不具合が生じることはない。
<比較検討例>
以下、従来例のインクカートリッジ、比較例のインクカートリッジ、および、実施例のインクカートリッジについて、インク袋内のインク残量に関して比較検討した例を説明する。なお、実施例のインクカートリッジは、上記実施形態で説明したインクカートリッジ20の一例である。
図3は、上記実施形態に係るインクカートリッジの一例である実施例のインクカートリッジを示す模式的な平面図である。図4は、従来例のインクカートリッジで、(a)はインク袋内のインクが吸引により流れていくことを説明する模式的な平面図、(b)はインクが100%充填されているときの模式的な側面断面図、(c)はインクが比較的多く消費されたときの模式的な正面断面図、(d)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。
従来例のインクカートリッジ100は、2枚の可撓性フィルムを溶着で接合することで2枚の可撓性フィルム間にインク収容部122aを形成してなるものである。この溶着によってシール部140が形成されている。
従来例のインクカートリッジ100では、外装体130内のインク袋122からインクが吸引されると、特にインク供給口124付近のインクが積極的に吸引され、インク袋部分が潰れてシワが形成され易く、このため、インク袋内のインク供給路がこのようなシワによって遮蔽されて残存インクRが生じ易い。従って、インク袋122内のインク残量が比較的多い場合であってもインクが吸引されない状態となる。
また、図4(c)に示すように、インク袋122の中心線Cに直交する断面内ではおおよそ均等にインクが減っていく。ここで、外装体130は案内部128を内側に備えている。この案内部128は、実施例のインクカートリッジ21に配置された案内部28と同等のものであり、インク袋122の底側の端部122bを下方から支えて案内する傾斜面128sを有する。このため、インク袋122からインクが吸引されてインク袋122の底側の端部122bが案内部128によって下方から支えられると、インク袋122に座屈のような変形が生じ易い。このことは、インク袋122内のインク残量が比較的多い場合であってもインクが吸引されない状態となることを更に生じ易くしている。
また、従来例のインクカートリッジ100では、インク供給口124付近でインク底側に向けて徐々に中心線から遠ざかっているインク供給口側斜めシール部148が形成されている。インク袋122にインクを充填する際、このインク供給口側斜めシール部148にシワや窪みなどのいびつな変形部122dが生じ易い。従って、使用時にインクを吸引する際、この変形部122dにインクが残って無駄になってしまうことが多い。
インク袋を構成する可撓性フィルムよりも変形し難い平板をインク袋上に配置してインク袋の変形を均一にする比較例のインクカートリッジ(図示せず)では、インク吸引に伴ってインク袋内のインク供給路が遮蔽されることは妨げられるが、このインク供給路が狭くなるので、インク吸引に伴って必要とするインク流量が得られなくなるという不具合が生じる。インク袋を構成する可撓性フィルムを外側から押圧する機構を有するインクカートリッジや、インク袋に溝を設けたインクカートリッジであっても同様の不具合が生じる。
一方、実施例のインクカートリッジ21では、凸シール部44が形成されていることにより、中心線Cに近い領域からインクが優先的に吸い出される。この結果、中心線Cに近い領域が凹んだ形状にインク袋22が変形しやすいので、インク袋22には、中心線Cに交差してインク流路を塞ぐ方向の座屈変形やシワが生じ難くなる。
また、凸シール部44が形成されている領域で、インク袋の高さ方向H(図2(b)参照)および天地方向(中心線Cに沿った方向)に沿った凸部Tが形成され易い。この結果、インク袋22には、中心線Cに交差する方向、すなわち、インク流路を塞ぐ方向のシワが形成され難くなる。
また、インク吸引の際、底側斜めシール部46が形成されていることにより、インク袋底側では、インクが滞り難くてシワが形成され難く、底側の端部22b付近のインクも充分に吸引して使用することができる。
更に、インク供給口側シール部48が形成されているので、インク充填時にこの部位にシワや窪みが発生することを防止でき、インクカートリッジの使用でこの部位にインク残りが生じることを効果的に防止できる。
このように、実施例のインクカートリッジ21では、従来例のインクカートリッジ100のようにインク袋にシワや窪みが形成されることは大きく防止されており、吸引されずに廃棄されてしまう無駄なインク量を大幅に低減させることができる。
なお、実施例のインクカートリッジ21の要部の具体的な寸法例は、最大幅BMが116mm、幅BTが94mm、底側斜めシール部46の中心線C方向の長さBH1、底側斜めシール部46のインク袋22の幅方向長さBV1が何れも56mm、インク供給口側シール部48のインク供給口側端から第1傾斜部48pのインク供給口側端までの中心線C方向の長さSH1が27.5mm、インク供給口側シール部48のインク供給口側端から第1傾斜部48pのインク袋底側端までの中心線C方向の長さSH2が80.4mm、インク供給口側シール部48のインク供給口側端から中間円筒部49のインク袋底側端までの長さSH3が126mm、インク供給口側シール部48のインク供給口側端から第2傾斜部49のインク袋底側端までの長さSH4が126mm、第1傾斜部48pのインク供給口側端からインク袋底側端までの幅方向長さSV1が20mm、第2傾斜部48qのインク供給口側端からインク袋底側端までの幅方向長さSV2が20mmである。
10 印刷装置
20 インクカートリッジ
22 インク袋
24 インク供給口
22a インク収容部
22b 底側の端部
22s インク供給口側の端部
40 シール部
40mb インク袋底側に近い端部
40ms インク供給口に近い端部
40m 最大幅シール部分
44 凸シール部
46 底側斜めシール部
48 インク供給口側シール部
BM 最大幅

Claims (3)

  1. 複数枚の可撓性フィルム同士の周囲が接合されたシール部が形成されていてインクを収
    容するインク収容部と、前記インク収容部に連通するインク供給口とを有するインク袋を
    備えて印刷装置に着脱されるインクカートリッジであって、
    前記シール部が含まれる平面内で前記インク収容部の最大幅を形成している最大幅シール部分は幅方向内側に凸状の凸シール部とそれ以外の部分とから形成され、
    前記凸シール部は、前記インク供給口からのインクの供給に伴い前記インク供給口から底側へ延びる中心線に向かって変形自在であることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記シール部は、前記インク収容部の前記インク供給口側の端部と反対方向である底側
    の端部から、前記最大幅シール部分のインク袋底側に近い端部にかけて、前記インク収容
    部の幅を広げるように斜めに延びる底側斜めシール部を有することを特徴とする請求項1
    記載のインクカートリッジ。
  3. 前記シール部は、前記インク供給口から前記最大幅シール部分の前記インク供給口に近
    い端部にかけて、前記インク収容部の幅を複数段にわたって広げるインク供給口側シール
    部を有することを特徴とする請求項1または2記載のインクカートリッジ。

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