JP2014068071A - 半導体駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帰還容量による電流がゲートに流れても、スイッチング素子に流れる過電流を速やかに遮断できる、半導体駆動装置を提供すること。
【解決手段】スイッチング素子の第1の主電極と第2の主電極との間に流れる過電流が検出されたとき、前記スイッチング素子のゲートと所定の基準電位との間を導通させて前記ゲートと前記第1の主電極との間に印加される制御電圧を低下させ、前記スイッチング素子をオフさせる第1の制御手段(ソフトシャットダウン回路50)と、前記ゲートと前記第2の主電極との間の帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流を検出する検出手段(抵抗R1)と、前記過電流及び前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流が検出されたとき、前記ゲートと前記基準電位との間の抵抗値を低くする第2の制御手段(ゲート電位変更回路60)とを備える、半導体駆動装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、IGBT等のスイッチング素子に流れる過電流が検出されたとき、そのスイッチング素子をオフさせる半導体駆動装置に関する。
特許文献1には、IGBTに流れる過電流が過電流検出抵抗によって検出されたとき、そのIGBTをオフさせる高速保護回路を有する半導体保護回路が開示されている。
特開2002−353795号公報
例えば上述の従来技術において、IGBTのコレクタ電圧の変化が大きい短絡が発生すると(例えば、IGBTがオン状態でコレクタが電源電圧に短絡する場合)、IGBTのゲート−コレクタ間の帰還容量を介した電流がゲートに流れ込み、ゲート電圧が上昇する。しかしながら、上述の高速保護回路は、過電流検出抵抗のみに基づいてゲート電圧を低下させるものであるため、スイッチング素子を速やかにオフさせることができないおそれがある。
本発明は、帰還容量による電流がゲートに流れても、スイッチング素子に流れる過電流を速やかに遮断できる、半導体駆動装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
スイッチング素子の第1の主電極と第2の主電極との間に流れる過電流が検出されたとき、前記スイッチング素子のゲートと所定の基準電位との間を導通させて前記ゲートと前記第1の主電極との間に印加される制御電圧を低下させ、前記スイッチング素子をオフさせる第1の制御手段と、
前記ゲートと前記第2の主電極との間の帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流を検出する検出手段と、
前記過電流及び前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流が検出されたとき、前記ゲートと前記基準電位との間の抵抗値を低くする第2の制御手段とを備える、半導体駆動装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、
スイッチング素子の第1の主電極と第2の主電極との間に流れる過電流が検出されたとき、前記スイッチング素子のゲートと前記第1の主電極との間に印加される制御電圧を低下させ、前記スイッチング素子をオフさせる第1の制御手段と、
前記ゲートと前記第2の主電極との間の帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流を検出する検出手段と、
前記過電流及び前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流が検出されたとき、前記制御電圧の減少速度を速くする第2の制御手段とを備える、半導体駆動装置を提供するものである。
本発明によれば、帰還容量による電流がゲートに流れても、スイッチング素子に流れる過電流を速やかに遮断できる。
半導体駆動装置の一例である。 短絡時と非短絡時の波形の一例を示した図である。 半導体駆動装置の一例である。 半導体駆動装置の一例である。 半導体駆動装置の一例である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
〔半導体駆動装置10について〕
図1は、本発明の一実施形態である半導体駆動装置10の構成を示したブロック図である。半導体駆動装置10は、スイッチング素子20を駆動する回路であって、ゲート駆動回路30と、短絡検出回路40と、ソフトシャットダウン回路50と、抵抗R1と、ゲート電位変更回路60とを備えるものである。半導体駆動装置10は、集積回路によって構成されてもよいし、ディスクリート部品によって構成されてもよい。
スイッチング素子20は、オン/オフ動作する半導体素子であって、例えば、IGBT,MOSFETなどの絶縁ゲートによる電圧制御型パワー素子である。図1には、スイッチング素子20の一例であるIGBTが図示されている。
スイッチング素子20のゲート(G)は、ゲート駆動回路30と抵抗R1とゲート電位変更回路60とが接続される接続点aに接続される制御電極であり、抵抗R1を介してソフトシャットダウン回路50に接続されている。スイッチング素子20のエミッタ(E)は、電流経路71を介して、所定の基準電位(図1の場合、グランド(GND))に接続される第1の主電極である。スイッチング素子20のコレクタ(C)は、電流経路70上の不図示の他の半導体スイッチング素子や負荷を介して電源電圧に接続される第2の主電極である。
スイッチング素子20は、Nチャネル型のMOSFETでもよい。この場合、Nチャネル型のMOSFETのゲート(G)は、接続点aに接続される制御電極であり、抵抗R1を介してソフトシャットダウン回路50に接続されている。Nチャネル型のMOSFETのソース(S)は、電流経路71を介して、所定の基準電位(図1の場合、グランド(GND))に接続される第1の主電極である。Nチャネル型のMOSFETのドレイン(D)は、電流経路70上の不図示の他の半導体スイッチング素子や負荷を介して電源電圧に接続される第2の主電極である。
ゲート駆動回路30は、スイッチング素子20のオン/オフを切り替えることが可能なゲート駆動信号を、スイッチング素子20のゲートに対して出力する回路である。ゲート駆動回路30は、例えば図1のように、スイッチング素子20のゲートと抵抗R1との間に接続されるとよい。また、ゲート駆動回路30は、ソフトシャットダウン回路50と抵抗R1との間に接続されてもよいし、ソフトシャットダウン回路50自体を含んで構成された回路でもよい。
短絡検出回路40は、スイッチング素子20のエミッタとコレクタとの間に流れる過電流OCを検出する過電流検出手段である。過電流OCの検出によって、例えば、スイッチング素子20のコレクタに接続される電流経路70上の短絡故障(例えば、半導体素子や配線の短絡故障)の発生を検出できる。
ソフトシャットダウン回路50は、過電流OCが短絡検出回路40によって検出されたとき、スイッチング素子20のゲートとグランドとの間を導通させて制御電圧Vgeを低下させ、スイッチング素子20をオフさせる第1の制御手段である。スイッチング素子20のゲートとエミッタとの間に印加される制御電圧Vgeをスイッチング素子20のゲート閾値電圧よりも低くすることによって、スイッチング素子20をオフさせることができる。制御電圧Vgeは、スイッチング素子20のゲートと第1の主電極(図1の場合、エミッタ)との間の電位差であり、ゲート電圧とも称される。
ソフトシャットダウン回路50は、例えば、スイッチング素子20のゲートの電荷を引き抜くこと(放電すること)が可能なローレベルの信号を出力することによって、制御電圧Vgeを低下させる制御部である。例えば、ソフトシャットダウン回路50は、スイッチング素子20をオフさせる側にスイッチング素子20のゲートの電位を下降変化させることによって、制御電圧Vgeを低下させることができる。
ソフトシャットダウン回路50は、例えば、スイッチング素子20のゲートとグランドとの間に直列に挿入された抵抗R1を介して、スイッチング素子20のゲートとグランドとの間の総抵抗値Rを低下させることで、制御電圧Vgeを低下させる制御部であるとよい。
抵抗R1は、スイッチング素子20のゲートとコレクタとの間に存在する帰還容量Cresに過電流OCの発生時に流れる電流Iresを検出する検出手段(電流検出部)である。電流Iresは、帰還容量Cresの充電又は放電に伴い生ずる電流である。電流Iresが流れることにより、抵抗R1の両端に電位差ΔVRが発生するため、電位差ΔVRの大きさに応じて電流Iresの発生を検出できる。
抵抗R1は、図1に例示されるように、スイッチング素子20のゲートに直列に接続された素子であって、スイッチング素子20のゲートとソフトシャットダウン回路50との間に直列に挿入されたものであると好適である。
ゲート電位変更回路60は、過電流OCが短絡検出回路40により検出され且つ電流Iresが抵抗R1により検出されたとき、スイッチング素子20のゲートと所定の基準電位(図1の場合、グランド)との間の総抵抗値Rを低くする第2の制御手段である。ゲート電位変更回路60は、過電流OCが短絡検出回路40により検出され且つ電流Iresが抵抗R1により検出されたとき、制御電圧Vgeの減少速度を速くする第2の制御手段であってもよい。
ゲート電位変更回路60は、例えば、スイッチング素子20をオフさせる側にスイッチング素子20のゲートの電位を下降変化させることによって、総抵抗値Rを低くしてもよいし、制御電圧Vgeの減少速度を速くしてもよい。
ゲート電位変更回路60は、ソフトシャットダウン回路50が総抵抗値Rを低くする場合よりも低い値に総抵抗値Rを低くすると好適である。図1の場合、ソフトシャットダウン回路50は、抵抗R1を介してスイッチング素子20のゲートに接続されているのに対し、ゲート電位変更回路60は、抵抗R1を介さずにスイッチング素子20のゲートに直接接続されている。このため、ゲート電位変更回路60は、ソフトシャットダウン回路50が総抵抗値Rを低下させる場合よりも低いインピーダンスで、スイッチング素子20のゲートの電位を変化させることができる。
図2は、短絡時と非短絡時の波形の一例を示した図である。短絡には複数のモードがあり、それらのモードの中には、図2(a)に示されるSCtype1というモードと、図2(b)に示されるSCtype2というモードが存在する。
なお、図2において、Vceは、スイッチング素子20のコレクタ−エミッタ間の電圧(コレクタ電圧)を示し、Iresは、スイッチング素子20のゲート−コレクタ間の帰還容量Cresに流れる電流を示し、Iceは、スイッチング素子20のコレクタ−エミッタ間に流れる電流(コレクタ電流)を示し、Vgeは、スイッチング素子20のゲート−エミッタ間の電圧(ゲート電圧)を示し、tは、時間を示す。
SCtype1は、コレクタ電圧Vceの変化が比較的小さい短絡モードであって、例えば、スイッチング素子20がターンオンする途中でスイッチング素子20のコレクタが電源電圧に短絡する場合である。SCtype1の場合、図2(a)に示されるように、コレクタ電圧Vceの変化速度(dVce/dt)はスイッチング素子20のターンオンの開始前後で比較的小さいまま、コレクタ電流Iceは増加する(つまり、過電流が流れる)。このとき、スイッチング素子20のコレクタからゲートへの電流Iresの流れ込みはほとんどない。図2(a)において負の値に一瞬変化しているIresは、短絡による電流ではなく、スイッチング素子20のターンオン時に帰還容量Cresに流れる充電電流を表している。
一方、SCtype2は、コレクタ電圧Vceの変化が比較的大きい短絡モードであって、例えば、スイッチング素子20がオンしている状態でスイッチング素子20のコレクタが電源電圧に短絡する場合である。SCtype2の場合、図2(b)に示されるように、コレクタ電圧Vceの変化速度(dVce/dt)は短絡開始直後から急激に速くなって、コレクタ電流Iceは増加する(つまり、過電流が流れる)。このとき、スイッチング素子20のコレクタから帰還容量Cresを介してゲートに流れ込む電流Iresによって、電圧Vgeが持ち上がる。電流Iresが流れるタイミングは、過電流が検出されるタイミングよりも僅かに早い場合がある。
上述の図1の半導体駆動装置10は、電流Iresの検出を行うため、短絡モードがSCtype1とSCtype2のいずれのモードであるのかを自動判別できる。そのため、短絡モードがSCtype1とSCtype2のいずれのモードであっても、スイッチング素子20を過電流から速やかに保護できる。
例えば、短絡モードがSCtype1の場合、過電流OCが短絡検出回路40によって検出される。そのため、ソフトシャットダウン回路50によってスイッチング素子20は速やかにオフされるので、過電流OCを速やかに遮断でき、過電流OCが流れる時間を短縮できる。また、この場合、電位差ΔVRは所定の閾値未満であるため、電流Iresは検出されない。このため、ゲート電位変更回路60は、短絡モードがSCtype1の場合には、機能しない。つまり、スイッチング素子20のゲートとグランドとの間の総抵抗値Rを低くしない(制御電圧Vgeの減少速度を速くしない)。
一方、短絡モードがSCtype2の場合、過電流OCが短絡検出回路40によって検出されるため、ソフトシャットダウン回路50は、制御電圧Vgeを低下させることでスイッチング素子20をオフさせる動作を行う。さらに、この場合、過電流OCが短絡検出回路40によって検出されるとともに、電流Iresが流れることにより抵抗R1によって検出される電位差ΔVRが所定の閾値以上になる。そのため、ゲート電位変更回路60は、スイッチング素子20のゲートとグランドとの間の総抵抗値Rを低くする(又は、制御電圧Vgeの減少速度を速くする)動作を行う。これにより、スイッチング素子20は速やかにオフされるので、過電流OCを速やかに遮断でき、過電流OCが流れる時間を短縮できる。
また、短絡モードがSCtype1の場合、ゲート電位変更回路60は機能しない。そのため、スイッチング素子20をオフさせる速度は、ソフトシャットダウン回路50によって抑えられたままの状態を維持でき、スイッチング素子20のオフサージの上昇を抑制できる。
〔半導体駆動装置11について〕
図3は、図1の半導体駆動装置10の一具体例である半導体駆動装置11の構成を示した回路図である。図1の構成と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。
半導体駆動装置11は、IGBT21を駆動する回路であって、ゲート駆動回路30と、短絡検出回路40と、ソフトシャットダウン回路50と、抵抗R1と、ゲート電位変更回路60とを備えるものである。
短絡検出回路40は、IGBT21のエミッタとコレクタとの間に流れる過電流OCを検出する過電流検出手段である。短絡検出回路40は、IGBTのセンスエミッタ(電流検出端子)とグランドとの間に直列に挿入された抵抗R5に流れる電流を検出することによって、過電流OCを検出する。
短絡検出回路40は、抵抗R5と、IGBT21のセンスエミッタと抵抗R5との間に接続されたベースを有するNPNバイポーラトランジスタ41とを有している。NPNバイポーラトランジスタ41は、グランドに接続されたエミッタと、ゲート電位変更回路60のPチャネル型のMOSFET62のゲートに接続されている。
ソフトシャットダウン回路50は、過電流OCが短絡検出回路40の抵抗R5によって検出されたとき、IGBT21のゲートとグランドとの間を導通させて制御電圧Vgeを低下させることで、IGBT21をオフさせる制御手段である。ソフトシャットダウン回路50は、制御回路51と、Nチャネル型のMOSFET52と、抵抗R4とを有している。
制御回路51は、過電流OCが抵抗R5によって検出されたとき、MOSFET52をオンさせる制御部である。MOSFET52のオンによって、IGBT21のゲートは、抵抗R1及び抵抗R4を介して、グランドに接続される。これにより、制御電圧Vgeは低下し、IGBT21をオフさせることができる。
抵抗R1は、IGBT21のゲートとコレクタとの間に存在する帰還容量Cresに過電流OCの発生時に流れる電流Iresを検出する検出手段(電流検出部)である。
ゲート電位変更回路60は、グランドとIGBT21のゲートとの間の総抵抗値Rを低下させることで、スイッチング素子20のゲートの電位を下降変化させる制御部である。ゲート電位変更回路60は、例えば、PNPバイポーラトランジスタ61と、Pチャネル型のMOSFET62と、抵抗R2と、抵抗R3とを有している。
トランジスタ61は、電流Iresが抵抗R1に流れることにより生ずる電位差ΔVRが印加されることによって総抵抗値Rを低くする第1の半導体素子であって、総抵抗値Rを低くすることによりIGBT21のゲート電位を変化させるものである。トランジスタ61は、IGBT21のゲートの電位とエミッタ側の基準電位であるグランドとの差が零に近づくようにオンすることで、IGBT21のゲートの電荷をグランドに放電できる。
MOSFET62は、トランジスタ61が総抵抗値Rを低くすることを過電流OCの検出によって許可する第2の半導体素子であって、電位差ΔVRがトランジスタ61のベース−エミッタ間に印加されることを制御するものである。MOSFET62は、短絡検出回路40によって過電流OCが検出されることによりオンすることによって、トランジスタ61がオンすることを可能にし、トランジスタ61が総抵抗値Rを低下させることを可能にする。
トランジスタ61は、抵抗R1の両端a,bに接続される素子であり、MOSFET62は、抵抗R1の一端側の接続点bとトランジスタ61のベースとの間に挿入される素子である。トランジスタ61の制御電極であるベースは、MOSFET62のソースに接続され、トランジスタ61の第1の主電極であるエミッタは、IGBT21のゲートと抵抗R1との間の接続点aに接続され、トランジスタ61の第2の主電極であるコレクタは、グランドに接続されている。MOSFET62の制御電極であるゲートは、短絡検出回路40のトランジスタ41のコレクタに接続され、MOSFET62の第1の主電極であるソースは、トランジスタ61のベースに接続され、MOSFET62の第2の主電極であるドレインは、接続点bに接続されている。接続点bは、ソフトシャットダウン回路50の抵抗R4と抵抗R1との間の点である。
抵抗R1の抵抗値は、SCtype1のときに抵抗R1の両端a,b間の電位差ΔVRがトランジスタ61のベース−エミッタ間のダイオード順方向電圧未満になり、且つ、SCtype2のときに電位差ΔVrがそのダイオード順方向電圧以上になる値に設定されるとよい。これにより、SCtype1のときに、トランジスタ61が誤ってオンすることを防止できるので、ゲート電位変更回路60が総抵抗値Rを誤って低下させることを防止できる。
抵抗R2は、トランジスタ61が誤ってオンすることを防止する素子である。抵抗R2が無いと、トランジスタ41及びMOSFET62がオフしている場合、トランジスタ61のベース−エミッタ間のインピーダンスが高いため、トランジスタ61のベース−エミッタ間の電圧は、不定になる。その際に、トランジスタ61のエミッタ(IGBT21のゲート)の電位が上がると、トランジスタ61のベース−エミッタ間にダイオードの順方向電圧Vf分の電位差が発生するため、トランジスタ61が誤オンのおそれがある。抵抗R2を追加することによって、トランジスタ61のベース−エミッタ間のインピーダンスを下げることができるため、トランジスタ61の誤オンを防止できる。
抵抗R3は、MOSFET62が誤ってオンすることを防止する素子である。抵抗R3が無いことでMOSFET62のゲート−ソース間のインピーダンスが高いと、MOSFET62のゲート−ソース間に電位差が発生し、MOSFET62が誤オンするおそれがある。抵抗R3を追加することによって、MOSFET62のゲート−ソース間のインピーダンスを下げることができ、MOSFET62が誤オンすることを防止できる。
なお、トランジスタ41がオンしただけで、トランジスタ61がオンしないように、抵抗R3は抵抗R2よりも大きな抵抗値に設定されるとよい。
また、PNPバイポーラトランジスタ61は、Pチャネル型のMOSFETに置き換えられてもよい。この場合、Pチャネル型のMOSFETは、MOSFET62のソースに接続されるゲートと、IGBT21のゲートに接続される第1の主電極であるソースと、グランドに接続される第2の主電極であるドレインとを有している。
また、トランジスタ61がPNPバイポーラトランジスタ又はPチャネル型MOSFETの場合において、MOSFET62のソース−ドレイン間の寄生ダイオードのカソード側が、トランジスタ61のベース又はゲート側に位置している。その寄生ダイオードが逆向きの場合、ソフトシャットダウン回路50がSCtype1でソフトシャットダウンを行うと、その逆向きの寄生ダイオードを介して電流が流れ、トランジスタ61が誤ってオンするおそれがあるからである。したがって、図示の方向に寄生ダイオードの順方向を一致させ、短絡検出回路40の出力信号を反転させれば、MOSFET62は、Nチャネル型のMOSFETでもよい。
〔半導体駆動回路11の動作〕
表1は、半導体駆動装置11の各素子の状態を示した図である。S1は、トランジスタ41のオン/オフの状態を表し、S2は、MOSFET62のオン/オフの状態を表し、S3は、トランジスタ61のオン/オフの状態を表し、S4は、MOSFET52のオン/オフの状態を表す。
Figure 2014068071
通常時(つまり、非短絡時)は、IGBT21を過電流保護のために強制的にオフさせる機能は働かない。
SCtype1のときには、トランジスタ52がオンすることでソフトシャットダウンが実施される。SCtype2のときには、トランジスタ52がオンすることでソフトシャットダウンが実施されることに加えて、トランジスタ61がオンすることにより低インピーダンスでIGBT21のゲートの電荷が引き抜かれる。
つまり、短絡時に抵抗R5の両端電圧SEが上昇すると、トランジスタ41がオンするため、MOSFFET62もオンする。MOSFET62のオン状態で、IGBT21のコレクタからゲートに電流Iresが流れ込むと、トランジスタ61がオンするので、低インピーダンスでIGBT21のゲートの電荷を放電させることができる。つまり、トランジスタ61は、SCtype1のときはオンせず、SCtype2のときのみオンする。
トランジスタ41がオンしただけでは、トランジスタ61がオンしないように、抵抗R3は抵抗R2よりも大きな抵抗値に設定されている。SCtype1のとき、MOSFET62がオンした際、トランジスタ61のベースには、抵抗R2と抵抗R3で分圧された電圧が印加されるので、トランジスタ61は誤オンしない。一方、SCtype2のとき、MOSFET62がオンすると、抵抗R1の両端に生じた電位差ΔVRによって、トランジスタ61はオンする。
〔半導体駆動装置12について〕
図4は、図1の半導体駆動装置10の一変形例である半導体駆動装置12の構成を示した回路図である。半導体駆動装置12は、図3の半導体駆動装置11の抵抗R1をダイオードD1に置き換えたものである。図1,図3の構成と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。
ダイオードD1は、IGBT21のゲートとコレクタとの間に存在する帰還容量Cresに過電流OCの発生時に流れる電流Iresを検出する検出手段(電流検出部)である。電流Iresは、帰還容量Cresの充電又は放電に伴い生ずる電流である。電流Iresが流れることにより、ダイオードD1の両端に、ダイオードD1の順方向電圧に相当する電位差ΔVRが発生するため、電位差ΔVRの大きさに応じて電流Iresの発生を検出できる。
ダイオードD1は、図1に例示されるように、スイッチング素子20のゲートに直列に接続されたアノードと、ソフトシャットダウン回路50の抵抗R4に接続されたカソードとを有する素子である。ダイオードD1は、SCtype1ではトランジスタ61がオンせず、SCtype2ではトランジスタ61がオンするような順方向電圧を有する素子であるとよい。
なお、PNPバイポーラトランジスタ61は、図3の半導体駆動装置11と同様に、Pチャネル型のMOSFETに置き換えられてもよい。また、半導体駆動装置12の動作の説明については、図3の半導体駆動装置11と同様のため省略する。
〔半導体駆動装置13について〕
図5は、図1の半導体駆動装置10の一具体例である半導体駆動装置13の構成を示したブロック図である。図1の半導体駆動装置10は、IGBT又はNチャネル型のMOSFETを駆動及び保護する回路であるのに対し、図5の半導体駆動装置13は、Pチャネル型のMOSFET22を駆動及び保護する回路である。図1,図3,図4の構成と同様の構成についての説明は省略又は簡略する。
MOSFET22のゲート(G)は、ゲート駆動回路30と抵抗R1とゲート電位変更回路60とが接続される接続点aに接続される制御電極であり、抵抗R1を介してソフトシャットダウン回路50に接続されている。MOSFET22のソース(S)は、電流経路73を介して、所定の基準電位(図5の場合、電源電圧(VB))に接続される第1の主電極である。MOSFET22のドレイン(D)は、電流経路72上の不図示の他の半導体スイッチング素子や負荷を介してグランドに接続される第2の主電極である。
短絡検出回路40は、MOSFET22のソースとドレインとの間に流れる過電流OCを検出する過電流検出手段である。過電流OCの検出によって、MOSFET22のドレインに接続される電流経路72上の短絡故障(例えば、半導体素子や配線の短絡故障)の発生を検出できる。
短絡検出回路40は、例えば、MOSFET22のソースと電源電圧VBとの間に直列に挿入された不図示の抵抗に流れる電流を検出することによって、過電流OCを検出するとよい。短絡検出回路40の具体例として、例えば図3に示した構成に対して極性を反転させた回路が挙げられる。
ソフトシャットダウン回路50は、過電流OCが短絡検出回路40によって検出されたとき、MOSFET22のゲートと電源電圧VBとの間を導通させて制御電圧Vgsを低下させ、MOSFET22をオフさせる第1の制御手段である。MOSFET22のゲートとソースとの間に印加される制御電圧VgsをMOSFET22のゲート閾値電圧よりも低くすることによって、MOSFET22をオフさせることができる。制御電圧Vgsは、MOSFET22のゲートと第1の主電極(図5の場合、ソース)との間の電位差であり、ゲート電圧とも称される。
ソフトシャットダウン回路50は、例えば、MOSFET22のゲートの電荷を注入すること(充電すること)が可能なハイレベルの信号を出力することによって、制御電圧Vgsを低下させる制御部である。例えば、ソフトシャットダウン回路50は、MOSFET22をオフさせる側にMOSFET22のゲートの電位を上昇変化させることによって、制御電圧Vgsを低下させることができる。
ソフトシャットダウン回路50は、例えば、MOSFET22のゲートと電源電圧VBとの間に直列に挿入された抵抗R1を介して、MOSFET22のゲートと電源電圧VBとの間の総抵抗値Rを低下させることで、制御電圧Vgsを低下させる制御部であるとよい。
ソフトシャットダウン回路50の具体例として、例えば図3に示した構成に対して極性を反転させた回路が挙げられる。
抵抗R1は、MOSFET22のゲートとドレインとの間に存在する帰還容量Cresに過電流OCの発生時に流れる電流Iresを検出する検出手段(電流検出部)である。電流Iresは、帰還容量Cresの充電又は放電に伴い生ずる電流である。電流Iresがゲートからドレインに流れることにより、抵抗R1の両端に電位差ΔVRが発生するため、電位差ΔVRの大きさに応じて電流Iresの発生を検出できる。この抵抗R1も、上述と同様に、ダイオードに置き換えられてもよい。
ゲート電位変更回路60は、過電流OCが短絡検出回路40により検出され且つ電流Iresが抵抗R1により検出されたとき、MOSFET22のゲートと所定の基準電位(図5の場合、電源電圧VB)との間の総抵抗値Rを低くする第2の制御手段である。ゲート電位変更回路60は、過電流OCが短絡検出回路40により検出され且つ電流Iresが抵抗R1により検出されたとき、制御電圧Vgsの減少速度を速くする第2の制御手段であってもよい。
ゲート電位変更回路60は、例えば、MOSFET22をオフさせる側にMOSFET22のゲートの電位を上昇変化させることによって、総抵抗値Rを低くしてもよいし、制御電圧Vgsの減少速度を速くしてもよい。
ゲート電位変更回路60は、電源電圧VBとMOSFET22のゲートとの間の総抵抗値Rを低下させることで、MOSFET22のゲートの電位を上昇変化させる制御部である。ゲート電位変更回路60は、NPNバイポーラトランジスタ66と、Pチャネル型のMOSFET67とを有している。図3同様に、抵抗R2,R3が設けられてもよい。
トランジスタ66は、電流Iresにより生ずる電位差ΔVRが印加されることによって総抵抗値Rを低くする第1の半導体素子であって、総抵抗値Rを低くすることによりMOSFET22のゲート電位を変化させるものである。トランジスタ66は、MOSFET22のゲートの電位とソース側の基準電位である電源電圧VBとの差が零に近づくようにオンすることで、MOSFET22のゲートを電源電圧VBから供給される電荷で充電できる。
MOSFET67は、トランジスタ66が総抵抗値Rを低くすることを過電流OCの検出によって許可する第2の半導体素子であって、電位差ΔVRがトランジスタ66に印加されることを制御するものである。MOSFET67は、短絡検出回路40によって過電流OCが検出されることによりオンすることによって、トランジスタ66がオンすることを可能にし、トランジスタ66が総抵抗値Rを低下させることを可能にする。
トランジスタ66は、抵抗R1の両端a,bに接続される素子であり、MOSFET67は、抵抗R1の一端側の接続点bとトランジスタ66のベースとの間に挿入される素子である。トランジスタ66の制御電極であるベースは、MOSFET67のドレインに接続され、トランジスタ66の第1の主電極であるエミッタは、MOSFET22のゲートと抵抗R1との間の接続点aに接続され、トランジスタ66の第2の主電極であるコレクタは、電源電圧VBに接続されている。MOSFET67の制御電極であるゲートは、短絡検出回路40に接続され、MOSFET67の第2の主電極であるドレインは、トランジスタ66のベースに接続され、MOSFET67の第1の主電極であるソースは、接続点bに接続されている。接続点bは、ソフトシャットダウン回路50と抵抗R1との間の点である。
なお、NPNバイポーラトランジスタ66は、Nチャネル型のMOSFETに置き換えられてもよい。この場合、Nチャネル型のMOSFETは、MOSFET67のドレインに接続されるゲートと、MOSFET22のゲートに接続される第1の主電極であるソースと、電源電圧VBに接続される第2の主電極であるドレインとを有している。
また、トランジスタ66がNPNバイポーラトランジスタ又はNチャネル型MOSFETの場合において、MOSFET67のソース−ドレイン間の寄生ダイオードのアノード側が、トランジスタ66のベース又はゲート側に位置している。その寄生ダイオードが逆向きの場合、ソフトシャットダウン回路50がSCtype1でソフトシャットダウンを行うと、その逆向きの寄生ダイオードを介して電流が流れ、トランジスタ66が誤ってオンするおそれがあるからである。したがって、図示の方向に寄生ダイオードの順方向を一致させ、短絡検出回路40の出力信号を反転させれば、MOSFET67は、Nチャネル型のMOSFETでもよい。
また、半導体駆動装置13の動作の説明については、図3の半導体駆動装置11と同様のため省略する。
以上、半導体駆動装置を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、過電流を過電流検出抵抗によって検出する例を示したが(例えば、図3の抵抗R5)、過電流は、ダイオードによって検出されてもよいし、他の過電流検出手段によって検出されてもよい。
また、図1において、ゲート電位変更回路60は、過電流OC及び電流Iresが検出されたとき、ソフトシャットダウン回路50が制御電圧を低下させる速度自体を速くさせるものでもよい。
また、本発明に係る半導体駆動装置によって駆動及び保護されるスイッチング素子は、プッシュプル回路を構成する上アーム素子でも下アーム素子でもよい。
10,11,12,13 半導体駆動装置
20 スイッチング素子
21 IGBT
22 MOSFET
30 ゲート駆動回路
40 短絡検出回路
50 ソフトシャットダウン回路
60 ゲート電位変更回路
70,71,72,73 電流経路
Ires 帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流
Cres 帰還容量

Claims (6)

  1. スイッチング素子の第1の主電極と第2の主電極との間に流れる過電流が検出されたとき、前記スイッチング素子のゲートと所定の基準電位との間を導通させて前記ゲートと前記第1の主電極との間に印加される制御電圧を低下させ、前記スイッチング素子をオフさせる第1の制御手段と、
    前記ゲートと前記第2の主電極との間の帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流を検出する検出手段と、
    前記過電流及び前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流が検出されたとき、前記ゲートと前記基準電位との間の抵抗値を低くする第2の制御手段とを備える、半導体駆動装置。
  2. 前記第2の制御手段は、
    前記抵抗値を前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流の検出によって低くする第1の半導体素子と、
    前記第1の半導体素子が前記抵抗値を低くすることを前記過電流の検出によって許可する第2の半導体素子とを有する、請求項1に記載の半導体駆動装置。
  3. 前記第1の半導体素子は、前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流により生ずる電位差が印加されることによって前記抵抗値を低くする素子であり、
    前記第2の半導体素子は、前記電位差が前記第1の半導体素子に印加されることを制御する素子である、請求項2に記載の半導体駆動装置。
  4. 前記電位差は、前記ゲートに接続される素子によって生ずる電圧である、請求項3に記載の半導体駆動装置。
  5. 前記第1の半導体素子は、前記素子の両端に接続される素子であり、
    前記第2の半導体素子は、前記素子の一端と前記第1の半導体素子との間に挿入される素子である、請求項4に記載の半導体駆動装置。
  6. スイッチング素子の第1の主電極と第2の主電極との間に流れる過電流が検出されたとき、前記スイッチング素子のゲートと前記第1の主電極との間に印加される制御電圧を低下させ、前記スイッチング素子をオフさせる第1の制御手段と、
    前記ゲートと前記第2の主電極との間の帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流を検出する検出手段と、
    前記過電流及び前記帰還容量の充電又は放電に伴い生ずる電流が検出されたとき、前記制御電圧の減少速度を速くする第2の制御手段とを備える、半導体駆動装置。
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