JP2016111858A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子を過電流からより適切に保護できる電力変換回路を提供する。【解決手段】互いに直列接続された上アーム用回路と下アーム用回路に設けられた一対のIGBT11によるスイッチング動作により電力変換を行う電力変換装置は、IGBT11の駆動電圧を検出し、検出した駆動電圧を過去値として保持する。そして、一対のIGBT11のうちの一方のIGBT11にゲート電圧Vgが印加されている場合に、過電流が流れる短絡異常があるか否かを判定する。短絡異常があると判定された場合には、駆動電圧の過去値に基づいて短絡異常が発生した際のIGBT11の駆動状態を判定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体スイッチング素子を過電流から保護する保護回路を備える電力変換装置に関する。
直流電圧と交流電圧との間で電力変換を行う電力変換装置として、電源線間に1相分につき上アーム用回路と下アーム用回路の一対の半導体スイッチング素子(以下、スイッチング素子と称する)が直列接続されて構成されたものが知られている。この種の電力変換装置では、上アーム用回路及び下アーム用回路の各スイッチング素子が交互に駆動されることで、例えば直流電圧と交流電圧との間で電力を変換する。
ところで、スイッチング素子は、そのスイッチング動作等に起因して短絡異常が生じる可能性がある。そして、上アーム用回路及び下アーム用回路のうちの一方のスイッチング素子に短絡異常が生じた場合には、他方のスイッチング素子の駆動状態で定格電流以上の過電流が流れる不都合が生じる。
そこで従来から、一方のスイッチング素子に駆動電圧が印加された状態で過電流が流れる場合には、当該スイッチング素子を強制的に遮断状態に切り替えることで過電流から保護している(特許文献1参照)。
特開2004−357463号公報
スイッチング素子の短絡異常は、一方のスイッチング素子に駆動電圧が印加される前に、他方のスイッチング素子が故障していることに起因する場合(以下、第1ケースと称する)と、一方のスイッチング素子に駆動電圧が印加されている際に、他方のスイッチング素子が故障することに起因する場合(以下、第2ケースと称する)とがある。
第1ケースの場合には、スイッチング素子における駆動電圧が飽和するフルオン電圧となる前に、スイッチング素子が強制的に遮断状態とされるため、過電流が比較的に小さい。一方、第2ケースの場合には、スイッチング素子の駆動電圧がフルオン電圧となる際に、スイッチング素子が強制的に遮断状態とされるおそれがあり、過電流が比較的に大きくなる傾向がある。
このように、短絡異常の発生が第1ケースの場合と第2ケースの場合とではスイッチング素子が遮断される際の過電流の大きさが異なるため、第1ケースと第2ケースとでは異なる遮断速度でスイッチング素子の強制的な遮断処理が実施されることが好ましい。しかしこの場合に、第1ケースと第2ケースとが誤判定されるとスイッチング素子が適切に遮断されないことによる不都合が生じうる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、スイッチング素子を過電流からより適切に保護できる電力変換回路を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、互いに直列接続された上アーム用回路と下アーム用回路に設けられた一対の半導体スイッチング素子(11)によるスイッチング動作により電力変換を行う電力変換装置であって、前記半導体スイッチング素子の駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段(21)と、前記駆動電圧検出手段で検出した駆動電圧を過去値として保持する駆動電圧保持手段(30)と、前記一対の半導体スイッチング素子のうちの一方の半導体スイッチング素子に駆動電圧が印加されている場合に、過電流が流れる短絡異常があるか否かを判定する短絡異常判定手段(30)と、前記短絡異常があると判定された際、前記駆動電圧の過去値に基づいて、前記短絡異常が発生した際の前記半導体スイッチング素子の駆動状態を判定する駆動状態判定手段(30)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子の駆動電圧を過去値として保持する。そして、スイッチング素子の短絡異常が判定された際に、保持された駆動電圧の過去値に基づいて、短絡異常が発生した際のスイッチング素子の駆動状態を判定するようにしたため、駆動電圧の過去値を用いて、短絡異常が発生した際のスイッチング素子の駆動状態を精度よく判定できる。
電力変換システムの概略構成図。 インバータの概略構成図。 短絡異常とスイッチング素子の駆動状態との関係の説明図。 遮断処理の説明図。
図1に示すように、電力変換システム10は、車載主機としてのモータジェネレータMG、インバータIV、MPU40を備えて構成されている。
モータジェネレータMGは、3相回転機であり、インバータIVを介して高圧バッテリ15に接続される。インバータIVは、三相ブリッジにて構成されており、1相ごとに上アーム用回路のIGBT11と下アーム用回路のIGBT11とが直列接続されている。各IGBT11には、還流用のダイオード13と電流センス用の回路(図示略)とが設けられ個別のモジュールとして構成されている。
図2に示すように、インバータIVを構成する各IGBT11には、制御回路20が接続されている。また制御回路20はMPU40に接続されている。MPU40は、CPU、ROM、RAM等を備えて構成される周知のマイクロコンピュータであり、制御信号出力部41を備えている。
制御信号出力部41は、各IGBT11の駆動状態(オン状態)と遮断状態(オフ状態)とを切り替えるPWM制御信号(以下、制御信号と称する)を出力する。詳しくは、制御信号出力部41は、上位ECU(図示略)からの指令信号に基づき、IGBT11を駆動する場合には制御信号をLレベルとし、IGBT11を遮断する場合には制御信号をHレベルにする。
制御回路20は、駆動回路21、駆動電圧監視回路22、電流監視回路23、保護回路30を有して構成されている。
駆動回路21は、MPU40からの制御信号に基づきIGBT11の駆動状態を切り替える。すなわち制御信号がLレベルの際には、駆動回路21はIGBT11の駆動電圧(ゲート電圧Vg)を上昇させることにより、IGBT11を駆動状態に切り替える。制御信号がHレベルの際には、IGBT11の駆動電圧(ゲート電圧Vg)が低下させ、IGBT11が遮断状態に切り替えられる。
駆動電圧監視回路22は、IGBT11にかかる駆動電圧を検出する。本実施形態ではゲートGにかかるゲート電圧Vgを検出する。これ以外にも駆動電圧監視回路22は、IGBT11のエミッタ‐コレクタ間の電圧Vce、図示を略す電流センス用の回路で検出されるセンス電圧Vsなどを駆動電圧として検出するものであってもよい。
電流監視回路23は、IGBT11のエミッタ‐コレクタ間を流れるコレクタ電流Iceを検出する。駆動電圧(ゲート電圧Vg)及びコレクタ電流Iceの検出結果は、MPU40に出力される。
保護回路30は、異常判定部31と、遮断処理部32、遮断速度設定部33、駆動電圧保持部34の各機能を有している。
異常判定部31は、コレクタ電流Iceの検出結果を用いてIGBT11に定格電流以上の過電流が流れているか否かに基づき、IGBT11に短絡異常が生じたか否かを判定する。すなわち、コレクタ電流Iceの検出値が所定の閾値Th1以上の場合には短絡異常があると判定する。コレクタ電流Iceが閾値Th1未満の場合には正常(短絡異常ではない)と判定する。なお閾値Th1は、定格電流以上の値として予め定められている。
遮断処理部32は、IGBT11にゲート電圧Vgが印加されている状態で短絡異常が判定された際に、IGBT11を強制的に遮断状態に切り替える。
遮断速度設定部33は、ゲート電圧Vgの変化量が所定未満に小さくなる飽和領域(フルオン状態)で短絡異常が生じた場合と、フルオン状態以外で短絡異常が生じた場合とで、遮断速度を切り替える。
ここでIGBTの短絡異常について説明すると、IGBT11の短絡異常は、上アーム用回路及び下アーム用回路における一対のIGBT11において、一方のIGBT11に駆動電圧が印加される前に他方のIGBT11が故障することに起因する場合(以下、第1ケースと称する)と、一方のIGBT11に駆動電圧が印加されている場合に、他方のIGBT11が故障することに起因する場合(以下、第2ケースと称する)とがある。
第1ケースの場合には、IGBT11の駆動電圧がフルオン電圧となる前に短絡異常が検出されるため、IGBT11の強制遮断が行われる際の過電流が比較的に小さい。一方、第2ケースの場合には、IGBT11の駆動電圧がフルオン電圧となっている際に短絡異常が検出される可能性があり、この場合にはIGBT11の強制遮断が行われる際の過電流が大きくなる。
ここで、IGBT11の短絡異常について図3を用いて詳しく説明する。なお、上アーム用回路及び下アーム用回路のうち、スイッチング駆動される側のアームを自アーム、スイッチング駆動されない側のアームを対向アームと称して説明している。なおIGBT11の短絡異常が検出されてから、IGBT11が遮断されるまでには、IGBT11のスイッチング動作に固有の遅延が生じるとしている。
まず、図3(a)に示す第1ケースの場合には、自アームにゲート電圧Vgを印加した後、コレクタ電流Iceが閾値Th1以上となる時刻t1で、短絡異常が判定される。この場合、ゲート電圧Vgがフルオン電圧に至る前に短絡異常が検出されるため、自アームの遮断時に流れる過電流(コレクタ電流Ice)は比較的に小さくなる。
一方、図3(b)に示す第2ケースの場合、自アームがフルオン電圧となる際に対向アームが故障している。この場合、コレクタ電流Iceが閾値Th1以上となる時刻t11で短絡異常が判定されると、ゲート電圧Vgが高いこと等に起因して、コレクタ電流Iceが急増する。そのため、IGBT11の遮断時の過電流(コレクタ電流Ice)が大きくなる。
つまり、第1ケースと第2ケースとでは、遮断処理を行う際の過電流の影響が異なるため、短絡異常が第1ケースであるか第2ケースであるかに応じてIGBT11の強制的な遮断処理を行う際の遮断速度が設定されることが好ましい。しかし第1ケースと第2ケースとが正しく判定されないと、IGBT11の遮断処理が適切に実施されないことに伴う不都合が生じてしまう。
そこで本実施形態では、駆動電圧保持部34を用いてIGBT11の駆動電圧を過去値として保持する。そして、異常判定部31によって短絡異常が判定された際、駆動電圧保持部34に保持された駆動電圧の過去値を用いて、短絡異常が第1ケースであるか第2ケースであるかを判定する。
図2の説明に戻り、駆動電圧保持部34は、IGBT11の駆動電圧の検出値を予め定めた所定の遅延期間Tにおいて過去値として保持する遅延回路を備えている。遅延回路は、例えば周知のCRフィルタ、バッファの直列接続体、論理反転素子の偶数個の直列接続体等のアナログ回路、タイマ等を用いたデジタル回路などで構成できる。
なお、本実施形態の遅延回路における遅延期間Tは、図3(a)に示すように、IGBT11へのゲート電圧Vgの印加が開始された時刻taから、ゲート電圧Vgが飽和する(フルオン電圧Vgfとなる)時刻tbまでの期間ΔTよりも所定期間αだけ長い期間ΔT1に設定される。
そのため、図3(a)に示すIGBT11の短絡異常が第1ケースの場合には、遅延回路によって保持されるIGBT11の駆動電圧の過去値Vgbは、短絡異常が発生した時刻t1よりも期間ΔT1遡った時刻t0におけるゲート電圧Vg=0となる。一方、図3(b)のIGBT11の短絡異常が第2ケースの場合には、遅延回路によって保持されるIGBT11の駆動電圧の過去値Vgbは、短絡異常が発生した時刻t11よりも期間ΔT1遡った時刻t10におけるゲート電圧Vg>0となる。
そのため、異常判定部31によって短絡異常が判定された際、駆動電圧保持部34に保持されたゲート電圧Vgの過去値Vgb=0の場合には第1ケース、Vgb>0の場合には第2ケースと判定できる。
ここで上記の構成を備える制御回路20の動作について説明する。まず、駆動回路21によるIGBT11の駆動開始後(通電開始後)においては、電流監視回路23によりコレクタ電流Iceが監視される。そして、異常判定部31においてコレクタ電流Iceが閾値Th1以上になったと判定された場合には、遮断処理部32において、駆動電圧保持部34により保持されているゲート電圧Vg(駆動電圧)の過去値Vgbに基づいて、短絡異常の発生時におけるIGBT11の駆動状態が判定される。すなわち、今回の短絡異常が第1ケースに該当するか第2ケースに該当するかが判定される。
このとき、電力変換システム10の作動時には、常に駆動電圧保持部34により駆動電圧の保持が実施されており、現時点から遡ってΔT1前のゲート電圧の過去値Vgbに基づいて、第1ケースか第2ケースかの判定が実施される。具体的には、短絡異常の発生時におけるゲート電圧の過去値Vgbが0Vであれば、第1ケースに該当すると判定され、ゲート電圧の過去値Vgbが0Vよりも大きければ、第2ケースに該当すると判定される。また、遮断処理部32において、今回の短絡異常が第1ケースに該当していれば、遮断速度が低めの第1遮断速度V1とされ、今回の短絡異常が第2ケースに該当していれば、遮断速度が高めの第2遮断速度V2(>V1)とされる。
本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
・スイッチング素子の駆動電圧を過去値として保持する。そして、スイッチング素子の短絡異常が判定された際に、保持された駆動電圧の過去値に基づいて、短絡異常が発生した際のスイッチング素子の駆動状態を判定するようにした。この場合、駆動電圧の過去値を用いて、短絡異常が発生した際のスイッチング素子の駆動状態を精度よく判定できる。
・駆動電圧を予め定めた所定期間において過去値として保持する。そして短絡異常があると判定された際に、当該所定期間を遡った駆動電圧の過去値に基づいて、短絡異常が発生した際の駆動状態を判定することとしたため、駆動電圧の過去値の違いを利用して、短絡異常の発生時におけるスイッチング素子の状態を精度よく判定できる。
・スイッチング素子の通電開始時からフルオン電圧となるまでの期間に基づき定められた所定期間において駆動電圧の過去値を保持する場合、短絡異常が発生した場合の駆動電圧に基づいて、短絡異常がスイッチング素子のフルオン電圧の際に発生したか否かを判定することができる。
・短絡異常が発生した際のスイッチング素子の駆動状態に基づいて、スイッチング素子の遮断速度を適切に設定することができる。
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、次のように実施されてもよい。なお以下の説明において上記と同じ構成には同じ図番号を付し、詳述は省略する。
・上記において、駆動電圧保持部34は、制御信号出力部41の制御信号を用いて、前回IGBT11が駆動状態から遮断状態に切り替えられた時刻から、次にIGBT11がフルオン状態となる時刻までを上限として遅延期間Tを設定するものであってもよい。
・上記において、駆動電圧保持部34は、図示を略す上位ECUの指令信号のレベルを利用して、上位ECUの指令信号のレベルがLレベルに切り替えられた時刻から、次に駆動電圧がフルオン電圧となる時刻までを上限として遅延期間Tを設定するものであってもよい。
・上記において、駆動電圧保持部34は、駆動電圧に関する複数のパラメータを保持するものであってもよい。例えば、ゲート電圧の過去値Vgbを保持する第1遅延回路と、センス電圧Vsの過去値を保持する第2遅延回路とを設ける。そして、異常判定部31によってIGBT11の短絡異常が発生された際、これらの第1遅延回路及び第2遅延回路の両方を用いて、第1ケースであるか第2ケースであるかが判定されてもよい。
・上記において、短絡異常の判定精度を高めるために、コレクタ電流Ice≧Th1となってから短絡異常の発生を判定するまでのマスク期間を設定してもよい。この場合、ノイズ等の影響により一時的にIce≧Th1となった際に、短絡異常であると誤判定される確度を下げることができ、より短絡異常の判定精度を高めることができる。
・上記において、制御回路20又はMPU40による演算処理によって、短絡異常が発生した際のIGBT11の駆動状態を判定してもよい。例えば図4のフローチャートに示すように、まず、IGBT11に駆動電圧が印加された駆動状態であるか否かを判定する(S11)。本処理はゲート電圧Vg>0の場合に肯定判定する。S11で肯定判定した場合には、短絡異常が発生しているか否かを判定する(S12)。本処理は、コレクタ電流Ice≧Th1であるか否かに基づき判定する。Ice≧Th1の場合には、短絡異常があると判定する。Ice<Th1の場合には短絡異常が発生していない(正常である)と判定する。短絡異常がある場合には、駆動電圧保持部34で保持された駆動電圧の過去値Vgbを用いて第1ケースであるか第2ケースであるかを判定する(S13)。すなわち、駆動電圧の過去値Vgb=0の場合には第1ケースであると判定する(S14)。Vgb>0の場合には第2ケースであると判定する(S15)。なおS11,S12で否定判定した場合には処理を終了する。
・上記では、インバータIVを構成するスイッチング素子として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が使用される場合を例示したが、これ以外にも、スイッチング素子として、NチャネルMOS電界効果トランジスタ、PチャネルMOS電界効果トランジスタが使用されてもよい。また電圧制御型のスイッチング素子に限らず、ベース電流によって導通制御を行うバイポーラトランジスタ等の電流制御形のスイッチング素子であってもよい。
10…電力変換システム、21…駆動回路、30…保護回路、31…異常判定回路、32…遮断処理回路、33…遮断速度設定回路、34…駆動電圧保持回路。

Claims (5)

  1. 互いに直列接続された上アーム用回路と下アーム用回路に設けられた一対の半導体スイッチング素子(11)によるスイッチング動作により電力変換を行う電力変換装置であって、
    前記半導体スイッチング素子の駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段(21)と、
    前記駆動電圧検出手段で検出した駆動電圧を過去値として保持する駆動電圧保持手段(30)と、
    前記一対の半導体スイッチング素子のうちの一方の半導体スイッチング素子に駆動電圧が印加されている場合に、過電流が流れる短絡異常があるか否かを判定する短絡異常判定手段(30)と、
    前記短絡異常があると判定された際、前記駆動電圧の過去値に基づいて、前記短絡異常が発生した際の前記半導体スイッチング素子の駆動状態を判定する駆動状態判定手段(30)と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記駆動電圧保持手段は、前記駆動電圧検出手段により検出した駆動電圧を、あらかじめ定めた所定期間において過去値として保持し、
    前記駆動状態判定手段は、前記短絡異常があると判定された際に、その時点から当該所定期間を遡った駆動電圧である前記過去値に基づいて、前記短絡異常が発生した際の前記半導体スイッチング素子の駆動状態を判定する請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記駆動電圧保持手段は、前記スイッチング素子の通電開始時からフルオン電圧となるまでの期間に基づき定められた所定期間において前記駆動電圧の過去値を保持するものであり、
    前記駆動状態判定手段は、前記短絡異常が発生した際の前記駆動電圧が所定以上の際に、前記短絡異常が前記スイッチング素子のフルオン状態で発生したと判定し、前記短絡異常が発生した際の駆動電圧が所定未満の際に、前記短絡異常が前記スイッチング素子のフルオン状態となる前に発生したと判定する請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記駆動状態判定手段により判定した前記駆動状態に基づいて、前記半導体スイッチング素子の遮断速度を設定する遮断速度設定手段(33)を備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記駆動電圧は、半導体スイッチング素子のゲート電圧、センス電圧、コレクタエミッタ間電圧の少なくとも一つを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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