JP6414440B2 - スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

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本発明は、IGBT等の半導体スイッチング素子を駆動する、スイッチング素子の駆動装置に関する。
IGBT等の半導体スイッチング素子において短絡や過電流といった異常が生じると、スイッチング素子に過大な電流が流れ、スイッチング素子に過熱や破損などの不都合が生じうる。そこで、スイッチング素子の電流が所定の閾値を超えた時に、スイッチング素子をオフ状態に切り替えることで、スイッチング素子が過大な電流から保護されるようにしている。しかしスイッチング素子を遮断する場合にはサージ電圧が発生する。サージ電圧はスイッチング素子の遮断速度が早くなる程大きくなるため、サージ電圧の影響でスイッチング素子の耐圧が超えてしまうことによる不都合が懸念される。
そこで、従来よりスイッチング素子の遮断速度を制限することが行われている。具体的には、スイッチング素子の入出力端子間の印加電圧(コレクタ及びエミッタ間電圧)が大きくなるほど遮断速度を小さくする。これにより、入出力端子間の印加電圧が大きい場合にスイッチング素子を遮断することよるサージ電圧の増大が抑えられるようにしている(特許文献1参照)。
特開2014−140280号公報
ところで、スイッチング素子のオン駆動時には、ゲート電圧が所定のフルオン電圧値に上昇変化する。この際、ゲート電圧が比較的に小さい状態で異常が生じる場合と、ゲート電圧が比較的に大きい状態で異常が生じる場合とが考えられ、このうち、ゲート電圧が比較的に大きい状態で異常が生じる場合には、上述のようにスイッチング素子の遮断速度が制限されると、スイッチング素子がオフ状態とされるまでに更に電流が増大することに伴う不都合が生じうる。しかし従来技術においては、この点については考慮されておらず、スイッチング素子の遮断処理をより適切に実施するためには改善の余地があるといえる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、スイッチング素子に短絡又は過電流といった異常が生じた際のスイッチング素子の遮断処理をより適切に実施できるスイッチング素子の駆動装置を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、スイッチング素子(11)の駆動電圧を検出する電圧検出手段(22)と、前記スイッチング素子を介して流れる電流を検出する電流検出手段(24)と、前記電流の検出結果に基づいて前記スイッチング素子に短絡又は過電流の異常が生じているか否かを判定する異常判定手段(25)と、前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された際に前記スイッチング素子を強制的に遮断状態にする遮断手段(26)と、前記異常判定手段により前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の前記駆動電圧の検出値に基づいて前記スイッチング素子を遮断状態とする際の遮断速度を設定する遮断速度設定手段(26)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子に短絡又は過電流の異常が生じていると判定された時の駆動電圧に応じて、スイッチング素子の遮断速度を設定するようにした。この場合、スイッチング素子の異常発生時の状態に応じてより適切なる遮断処理を行うことができる。
インバータ装置の概略構成図。 スイッチング素子の駆動装置の説明図。 スイッチング素子の駆動装置の説明図。 スイッチング素子の駆動装置の動作の実行例を示す図。 スイッチング素子の駆動装置の動作の実行例を示す図。 スイッチング素子の駆動装置の動作の実行例を示す図。 変容例の異常判定処理の説明図。 制御装置による変容例の異常判定処理のフローチャート。
以下、本発明にかかるスイッチング素子の駆動装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明において、スイッチング素子の駆動装置は、車載主機としての回転機を備える車両に適用されている。
図1,図2に示すように、車載主機としてのモータジェネレータ10は、図示しない車両の駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10に接続されたインバータIVは、スイッチング素子としての複数のIGBT11、各IGBT11を駆動するゲート駆動装置12を備えて構成されており、図示しない電源部からの供給電圧VSの電力で駆動される。なお、各IGBT11は、還流用のダイオード13と電流センス用の回路を含んで個別のモジュールとして構成されている。なお図1のインバータIVは、三相ブリッジで接続された上アームの3つのIGBT11、下アームの3つのIGBT11から構成されている。
図2に示すように、ゲート駆動装置12は、1チップ化された半導体集積回路であるゲート駆動IC20、フォトカプラ15等を備えており、ゲート駆動IC20はフォトカプラ15を介して制御装置14と接続されている。制御装置14は、IGBT11のオン状態(駆動状態)とオフ状態(遮断状態)とを切り替えるPWM制御信号(以下、制御信号Dと称する)を出力するものであり、ゲート駆動IC20は、制御装置14から受信した制御信号Dに基づいて、IGBT11の状態を切り替える。
また、本実施形態のゲート駆動IC20は、IGBT11のオンオフを切り替える他、IGBT11に短絡又は過電流の異常が生じている場合には、制御信号Dに関わらず、IGBT11を強制的にオフ状態に切り替える。
ゲート駆動IC20は、ゲート駆動回路21、ゲート電圧監視回路22、ゲートクランプ回路23、電流監視回路24、異常検出回路25、過電流保護回路26を備えている。
ゲート駆動回路21は、制御信号Dのレベルに応じてIGBT11のオンとオフとを切り替える。本実施形態のゲート駆動回路21は、制御信号DがLレベルの場合にIGBT11をオン状態とする。すなわち、開閉制御端子であるゲートGに一定のゲート電流Igを供給することで、ゲート電圧VGを上昇させこれによりIGBT11をオン状態にする。なお以下の説明において、IGBT11がゲート電圧VGの飽和領域でオンとなることをフルオン状態という。一方、制御信号DがHレベルの場合にはIGBT11をオフ状態にする。この場合、ゲート電流Igの供給が停止される。
ゲート電圧監視回路22は、IGBT11のゲートGにかかるゲート電圧VGを検出する。ゲートクランプ回路23は、IGBT11がオン状態の際、ゲート電圧VGの上昇時に一時的にゲート電圧VGを所定のクランプ電圧Vc(制限電圧)以下に制限(クランプ)するクランプ処理を行うものであり、例えばNチャネル型のMOSトランジスタ等を備えて構成されている。
ここでクランプ処理について説明すると、この処理はIGBT11のゲート電圧VGをフルオン電圧(フルオン状態の電圧)まで上昇させる途中で、ゲート電圧VGをフルオン電圧よりも低い電圧であるクランプ電圧にクランプする処理である。この処理によれば、IGBT11がオフ状態に切り替えられるまでにIGBT11に流れるコレクタ電流Icを制限することができる。
電流監視回路24は、IGBT11の出力端子であるコレクタCを介して流れるコレクタ電流Icを検出する。本実施形態の電流監視回路24は、IGBT11のセンス端子Stに接続されたセンス抵抗Rsにかかる電圧(センス電圧)に基づいて、コレクタ電流Icを取得する。なお、電流監視回路24は、センス電圧の変化量に基づき、コレクタ電流Icの変化量を取得するものであってもよい。
異常検出回路25は、電流監視回路24で取得されたコレクタ電流Icに基づいてIGBT11における短絡又は過電流に起因する異常の有無を判定する。すなわち、コレクタ電流Icが所定の閾値Ith以上に大きい場合にIGBT11は異常状態であると判定する。コレクタ電流Icが閾値Ith未満の場合にIGBT11は正常状態であると判定する。なお閾値Ithは、IGBT11が正常の場合におけるコレクタ電流Icの最大値に基づいて設定されればよい。
過電流保護回路26は、異常検出回路25によってIGBT11が異常状態であると判定された時に、IGBT11を強制的にオフ状態に切り替えるものであり、本実施形態では、異常判定時のゲート電圧VGの大きさに応じて、IGBT11を遮断する際の遮断速度を設定するものとしている。ここでは、ゲート電圧VGが所定の第2閾値Vth以上であるか否かに応じて遮断速度を切り替える。なお、第2閾値Vthは、IGBT11のクランプ電圧とフルオン電圧との間の所定値に設定されればよい。
ここで、過電流保護回路26による遮断速度の切り替えについて詳しく説明する。図3は過電流保護回路26が備える遮断回路30を示す図である。図3において、遮断回路30は、IGBT11の遮断速度を第1遮断速度とする第1遮断経路31と、IGBT11の遮断速度を第1遮断速度よりも大きい第2遮断速度とする第2遮断経路32とを有している。第1遮断経路31は、遮断用の抵抗体31aとスイッチング素子31bとの直列接続体を備えている。第2遮断経路32は、遮断用の抵抗体32aとスイッチング素子32bとの直列接続体を備えている。
なお、IGBT11のゲートGに接続された抵抗体31a及び抵抗体32aは、ゲートGの遮断経路の抵抗値を高抵抗とするためのものであり、ここでは抵抗体31aよりも抵抗体32aの抵抗値の方が小さい。
以上の構成により、過電流保護回路26は、異常検出回路25により異常が検出された時のゲート電圧VGが第2閾値Vth以上である場合には、第2遮断経路32のスイッチング素子32bをオンにする。この場合、抵抗体32aを介してゲートGの電荷が比較的速やかに放電される。一方、ゲート電圧VGが第2閾値Vth未満の場合には、第1遮断経路31のスイッチング素子31bをオンにする。この場合、抵抗体31aを介してゲートGの電荷が比較的緩やかに放電される。
このように、ゲート電圧VGが大きい場合、すなわち第2閾値Vth以上である場合に、IGBT11が速やかに遮断される場合、ゲート電圧VGが高いためにIGBT11が遮断されるまでに更に過電流が増大することを優先的に抑えることができる。一方、ゲート電圧VGが小さい場合、すなわち第2閾値Vth未満の場合に、IGBT11が緩やかに遮断される場合、IGBT11の遮断に伴い発生するゲート電圧VGの増大を優先的に抑えることができる。
次に上記処理の実行例を図4〜図6を用いて説明する。図4はIGBT11が正常の場合の例である。図5はIGBT11のクランプ動作前に短絡が生じている場合の例である。図6はIGBT11のクランプ動作後に短絡が生じる場合の例である。
図4の場合、時刻t1で制御信号DがLレベルとなると、ゲート電流Igの通電によってIGBT11のゲート電圧VG及びコレクタ電流Icが増加する。時刻t2でゲート電圧VGがクランプ電圧Vcに達すると、ゲート電圧VGがクランプ電圧Vcに保持される。そして時刻t3までゲート電圧VGがクランプ電圧Vcに保持された状態が継続された後、再度ゲート電圧VGが上昇される。そして時刻t4でゲート電圧VGが所定の駆動電圧に達した際に、IGBT11がフルオン状態となる。
図5の場合、時刻t11で制御信号DがLレベルとなると、図4と同様にゲート電流Igの増加に伴ってIGBT11のゲート電圧VGが増加する。この際、IGBT11に短絡異常が生じているためにコレクタ電流Icは急上昇する。そして、時刻t12でコレクタ電流Icが閾値Ithに達すると、この時のゲート電圧VGが第2閾値Vth未満であることで、第1遮断処理が実施される。この場合、ゲート電圧VGが第1遮断速度で減少され、時刻t13から時間ΔT1経過後の時刻t14で、IGBT11がオフ状態となる。
図6の場合、時刻t21で制御信号DがLレベルとなると、図4と同様にゲート電流Igの増加に伴ってIGBT11のゲート電圧VG及びコレクタ電流Icが増加する。そして、時刻t22でゲート電圧VGがクランプされた後、時刻t23で再びゲート電圧VGの上昇が開始された後、時刻t24で短絡異常が発生すると、コレクタ電流Icが急増する。時刻t25でコレクタ電流Icが閾値Ithに達すると、この時のゲート電圧VGが第2閾値Vth以上であることで、第2遮断処理が実施される。この場合、ゲート電圧VGが第2遮断速度で減少される。そして時刻t25から所定時間ΔT2(<ΔT1)の時刻t26で、IGBT11がオフ状態となる。
上記によれば以下の優れた効果を奏することができる。
・IGBT等のスイッチング素子に短絡や過電流といった異常が生じた際、過大な電流からスイッチング素子を保護するためにスイッチング素子がオフに切り替えられるが、この際、サージ電圧が発生する。なおサージ電圧は、スイッチング素子をオフ状態に切り替える際の速度が大きくなる程増加する。そこで従来より、スイッチング素子の異常発生時に、スイッチング素子をオフ状態に切り替える遮断速度を制限する処理を実施することで、サージ電圧の増大による影響が抑えられるようにしている。しかし、スイッチング素子の駆動電圧が高い状態での異常発生時に、遮断速度を制限する処理が実施されると、スイッチング素子がオフ状態となるまでに、更に電流が増大するおそれがある。そこでスイッチング素子(IGBT11)に短絡又は過電流の異常が生じていると判定された時の駆動電圧に応じて、スイッチング素子の遮断速度を設定するようにした。この場合、スイッチング素子の異常発生時の状態に応じてより適切なる遮断処理を行うことができる。
・IGBT11に短絡又は過電流の異常が生じていると判定された時の駆動電圧の検出値が大きいほど、遮断速度を大きく設定するようにしたため、高い駆動電圧で異常が発生した際の過電流の増大を抑えることができる。
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、次のように実施されてもよい。なお以下の説明において上記と同じ構成には同じ図番号を付し、詳述は省略する。
・第2閾値Vthは、クランプ電圧VcとIGBT11のフルオン電圧との間において複数設定してもよい。この場合、短絡異常が生じた時のゲート電圧VGに応じて、IGBT11の遮断速度を設定する精度を高めることができる。
・クランプ電圧Vcが第2閾値Vthに設定されていてもよい。この場合、過電流保護回路26は、異常発生時のゲート電圧VGがクランプ電圧よりも低い場合には、IGBT11の遮断速度を第1遮断速度に設定し、異常発生時のゲート電圧VGがクランプ電圧よりも高い場合には、IGBT11の遮断速度を第2遮断速度に設定する。
・上記において、ゲート駆動装置12がゲートクランプ回路23を備えていない構成においても本実施形態を適用可能である。この場合、ゲート電圧VGの取りうる電圧範囲(VG=0〜フルオン電圧)の間に第2閾値Vthが少なくとも1つ設定されればよい。例えば、第2閾値Vthは、ゲート電圧VGの取りうる電圧範囲の中央の値等に設定できる。
・図7の例に示すように、過電流保護回路26は、短絡異常が生じた時のゲート電圧VGと、IGBT11の遮断速度との関係を示すマップに基づき、短絡異常が生じた時のゲート電圧VGに応じて遮断速度をリニアに設定するものであってもよい。この場合、過電流保護回路26は、異常判定時のゲート電圧VGに応じて遮断速度を任意に設定できる構成のものが使用される。
・上記において、異常検出回路25は、コレクタ電流Icと閾値Ithとの比較により異常の有無を判定している。これ以外にも、異常検出回路25は、コレクタ電流Icの変化量ΔIc(増加量)に基づいて、異常状態を判定するものであってもよい。例えばこの場合には、コレクタ電流Icの変化量ΔIcが所定未満の場合に正常状態と判定し、コレクタ電流Icの変化量ΔICが所定以上の場合に異常状態であると判定する。
・異常検出回路25は、センス抵抗Rsにより検出されるセンス電圧に基づいて、異常判定を実施するものであってもよい。この場合、センス電圧が所定値以上であるか否かに基づいて異常の有無を判定すればよい。
・IGBT11の遮断処理は、制御装置14からの指令信号に基づき実施してもよい。例えば、制御装置14はゲート駆動IC20からの信号を取り込むことで、以下の図8の例に示す処理を実施する。まず、制御信号DがLレベルであるか否かを判定する(S11)。S11で否定判定した場合には処理を終了する。S11で肯定判定した場合には、コレクタ電流Icが閾値Ith以上であるか否かを判定する(S12)。S12でコレクタ電流Icが閾値Ith未満であると判定した場合には処理を終了する。コレクタ電流Icが閾値Ith以上であると判定した場合には、その際のゲート電圧VGが第2閾値Vth未満であるか否かを判定する(S13)。S13で、肯定判定した場合には、IGBT11の遮断速度を第1遮断速度とする指令信号を出力する(S14)。否定判定した場合には、IGBT11の遮断速度を第2遮断速度とするための指令信号を出力する(S15)。
22…ゲート電圧監視回路、24…電流監視回路、25…異常検出回路、26…過電流保護回路。

Claims (3)

  1. スイッチング素子(11)の駆動電圧を検出する電圧検出手段(22)と、
    前記スイッチング素子を介して流れる電流を検出する電流検出手段(24)と、
    前記電流の検出結果に基づいて前記スイッチング素子に短絡又は過電流の異常が生じているか否かを判定する異常判定手段(25)と、
    前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された際に前記スイッチング素子を強制的に遮断状態にする遮断手段(26)と、
    前記異常判定手段により前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の前記駆動電圧の検出値に基づいて前記スイッチング素子を遮断状態とする際の遮断速度を設定する遮断速度設定手段(26)と、
    前記スイッチング素子の駆動電圧をフルオン電圧まで上昇させる途中で、当該駆動電圧を前記フルオン電圧よりも低いクランプ電圧にクランプするクランプ手段(23)と、
    を備え
    前記遮断速度設定手段は、前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の前記駆動電圧の検出値が所定の閾値未満の場合に、前記スイッチング素子の遮断速度を第1遮断速度に設定し、前記電圧の検出値が前記閾値以上の場合に、前記スイッチング素子の遮断速度を前記第1遮断速度よりも大きい第2遮断速度に設定し、
    前記閾値は、前記クランプ電圧と前記フルオン電圧との間に複数設定され、
    前記遮断速度設定手段は、前記電圧の検出値と複数の前記閾値とに応じて、前記スイッチング素子の遮断速度を設定することを特徴とするスイッチング素子の駆動装置。
  2. スイッチング素子(11)の駆動電圧を検出する電圧検出手段(22)と、
    前記スイッチング素子を介して流れる電流を検出する電流検出手段(24)と、
    前記電流の検出結果に基づいて前記スイッチング素子に短絡又は過電流の異常が生じているか否かを判定する異常判定手段(25)と、
    前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された際に前記スイッチング素子を強制的に遮断状態にする遮断手段(26)と、
    前記異常判定手段により前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の前記駆動電圧の検出値に基づいて前記スイッチング素子を遮断状態とする際の遮断速度を設定する遮断速度設定手段(26)と、
    を備え
    前記遮断速度設定手段は、前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の駆動電圧の検出値が大きいほど、前記駆動電圧の遮断速度を大きく、かつ、前記スイッチング素子に異常が生じていると判定された時の駆動電圧の検出値に応じて前記駆動電圧の遮断速度をリニアに設定することを特徴とするスイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記異常判定手段は、前記電流の検出値が所定の判定値を超える場合又は前記電流の検出値の変化速度が所定以上に速い場合に、前記スイッチング素子に異常が生じていると判定する請求項1又は2に記載のスイッチング素子の駆動装置。
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