JP6966233B2 - 三相モータの駆動装置およびそれを用いた電子機器、搬送機器 - Google Patents

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Description

本発明は、三相モータの駆動装置に関する。
図1は、モータ駆動装置100Rのブロック図である。モータ2は三相ブラシレスモータである。駆動装置100Rは、直流電源4から直流電圧VDCを受け、三相交流電圧V〜Vに変換し、モータ2に供給する。
ブラシレスモータを回転させるためには、モータ2のロータの位置に応じた転流制御が欠かせない。センサレスでモータ2を駆動する場合、モータ2のロータの位置を推定するために、モータ2のU,V,W相それぞれのコイルの電流I,I,Iが利用される。
駆動装置100Rは、インバータ102、電流検出回路104、インバータコントローラ106を備える。インバータ102は、U相レグ、V相レグ、W相レグを含み、各レグは、ハイサイドアームMH,ローサイドアームMLを含む。これらのアームMHU〜MHW,MLU〜MLWは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)あるいはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワートランジスタである。
電流検出回路104は、インバータ102とモータ2の間に設けられ、各相のコイル電流(相電流)I〜Iを検出する。電流検出回路104は、DCCT(直流カレントトランス)あるいは電流センス抵抗を含む。インバータコントローラ106は、相電流I〜Iを監視しながら、各時刻において適切なゲート駆動信号を生成し、インバータ102のトランジスタをスイッチングする。
特開2014−217247号公報 特開2009−106083号公報
駆動装置100Rを長期間にわたり使用すると、インバータ102を構成するパワートランジスタやそれに付随する素子の劣化や異常等の発生が想定される。これらの異常や故障は、スイッチ速度の遅れやリーク電流の増大を引き起こす。たとえばスイッチ速度の遅れは、同じレグのハイサイドアームとローサイドアームが同時にオンし、パルス性の大電流(貫通電流)が流れるという問題を引き起こす。あるいはアーム(トランジスタ)がオフできなくなると、常時電流が流れ、異常発熱を引き起こす。あるいは経年劣化によるリーク電流の増加なども問題となる。
これらの異常は、相電流I〜Iには現れないため、図1の構成では検出できない。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、異常を検出可能な駆動装置の提供にある。
本発明のある態様は、三相モータの駆動装置に関する。駆動装置は、三相モータを駆動するインバータと、三相モータの少なくとも2相の相電流を検出する第1電流検出回路と、インバータに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、第1電流検出回路が生成する各相電流の検出値と、第2電流検出回路が生成する対応する相電流の検出値の関係にもとづいて異常を検出する異常検出器と、を備える。
この態様によると、2つの電流検出回路の検出値を組み合わせることで、異常を検出できる。
第2電流検出回路は、直流母線電流を検出するシャント電流検出器を含んでもよい。
異常検出器は、全相のハイサイドアームがオフであるとき、および/または全相のローサイドアームがオフであるときの第2電流検出回路の検出値にもとづいて異常状態を検出してもよい。これにより、リーク電流が流れる異常を検出できる。
異常検出器は、いずれかのローサイドアームがターンオンした直後、および/または、いずれかのハイサイドアームがターンオンした直後の、第2電流検出回路の検出値にもとづいて異常を検出してもよい。これにより貫通電流が流れる異常を検出できる。
駆動装置は、第2電流検出回路の出力を所定のしきい値と比較し、過電流状態を検出する過電流検出回路をさらに備えてもよい。
第2電流検出回路は、インバータの少なくとも2本のローサイドアームに流れる電流を検出するシャント電流検出器を含んでもよい。
インバータは、異常検出器が異常を検出すると停止してもよい。
本発明の別の態様もまた、三相モータの駆動装置に関する。駆動装置は、三相モータを駆動するインバータと、直流母線電流を検出するシャント電流検出器と、全相のハイサイドアームがオフであるとき、および/または全相のローサイドアームがオフであるときのシャント電流検出器の検出値にもとづいて異常状態を検出する異常検出器と、を備える。
これにより、これにより、リーク電流が流れる異常を検出できる。
異常検出器は、いずれかのローサイドアームがターンオンした直後、および/または、いずれかのハイサイドアームがターンオンした直後の、シャント電流検出器の検出値にもとづいて異常を検出してもよい。
本発明の別の態様は搬送機器である。搬送機器は、三相モータと、三相モータを駆動する上述のいずれかの駆動装置と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、異常を検出できる。
モータ駆動装置のブロック図である。 実施の形態に係る駆動装置のブロック図である。 1シャント電流検出器の電流検出を説明する図である。 3シャント電流検出器の回路図である。
図2は、実施の形態に係る駆動装置100のブロック図である。モータ2は三相ブラシレスモータである。駆動装置100は、直流電源4から直流電圧VDCを受け、三相交流電圧V〜Vに変換し、モータ2に供給する。駆動装置100はモータ2とともに機器1に用いられる。機器1の種類は特に限定されないが、家電製品をはじめ、OA機器、産業機器、車載機器、携帯用電子機器など多岐にわたって利用することができる。あるいは機器1は、乗用・運搬用等の搬送機器であってもよく、ベルトコンベア、自動車や自動二輪車、フォークリフトなどが例示される。身近なところでは、エアコンや冷蔵庫などのコンプレッサや、多くの機器の冷却用のファンに、三相モータが用いられている。
駆動装置100は、インバータ102、インバータコントローラ106、第1電流検出回路110、第2電流検出回路112、異常検出器114、過電流検出器116を備える。
第1電流検出回路110は、図2の電流検出回路104に相当するものであり、各相のコイル電流(相電流)I〜Iを検出する。第1電流検出回路110は、DCCT(直流カレントトランス)あるいは電流センス抵抗を含む。本実施の形態では、第1電流検出回路110は、全三相の電流を検出するものとしたが、三相電流の合計はゼロであるため、二相のみ検出し、残りの一相は計算で求めてもよい。
インバータコントローラ106は、相電流I〜Iを監視しながら、各時刻において適切なゲート駆動信号S1を生成し、インバータ102のトランジスタをスイッチングする。インバータコントローラ106の制御方式は特に限定されず、矩形波駆動、正弦波駆動、ベクトル制御などに適用可能である。このうちベクトル制御は、モータのコイル電流を直交するd軸成分およびq軸成分に分解し、それぞれを個別に制御するものであり、正弦波駆動の一種とも言える。ベクトル制御は、制御効率が高いという利点を有するため、大電力用途にしばしば用いられる。
インバータコントローラ106は、ソフトウェアプログラムによってマイクロコントローラ(マイコン)の内部機能として構成してもよいし、ハードウェアで構成してもよい。
第2電流検出回路112は、インバータ102に流れる電流を検出する。たとえば第2電流検出回路112は、直流母線電流IDCを検出するシャント電流検出器118を含む。図2のシャント電流検出器118を1シャント検出器とも称する。1シャント電流検出器118は、インバータ102の接地側に設けられるDCCTあるいは電流センス抵抗を含んでもよい。
回路が正常動作するとき、1シャント電流検出器118の出力(検出信号S2)は、三相コイル電流の合計であり、インバータ102の状態に応じて、検出信号S2が示す直流母線電流IDCの成分が時々刻々と変化する。図3は、1シャント電流検出器118の電流検出を説明する図である。
図3にはPWMキャリアの1周期の波形が示される。電圧最大相、電圧中間相、電圧最小相は直線で示されているが、実際にはモータの回転数に比例した交流信号であり、モータ2のコイルに印加すべき駆動電圧V,V,Vの指令値U,V,Wのうち、最大のもの、中間のもの、最小のものを表す。
ここでは最大電圧相=U、中間電圧相=V、最小電圧相=Wとする。インバータ102の3相の出力V,V,Vは、PWMキャリア信号(キャリア三角波)Sを対応する指令値U,V,Wでスライスすることにより得ることができる。すなわち最大電圧相(U)の出力(V)は、U>Sのときハイレベル(VDC)、U<Sのときローレベル(VGND)である。Vがハイレベルのとき、ハイサイドアームMHUがオン、ローサイドアームMLUはオフであり、Vがローレベルのとき、ハイサイドアームMHUがオフ、ローサイドアームMLUはオンである。
同様に、中間電圧相(V)の出力(V)は、V>Sのときハイレベル、V<Sのときローレベルである。同様に、最小電圧相(W)の出力(V)は、W>Sのときハイレベル、W<Sのときローレベルである。
したがって、PWMキャリアの1周期は、各相のハイレベル、ローレベルの組み合わせに応じて、6個のフェーズφ1〜φ6に分けられる。
図2のサンプリング回路120は、図3のタイミングt1〜t12において、直流母線電流IDCを示す検出信号S2をサンプリングする。インバータコントローラ106はインバータ102のゲート駆動信号S1にもとづいて、タイミングt1〜t12を指示するタイミング信号S3を発生する。各タイミングにおける検出信号S2は、以下の意味をもつ。
t1: 全相(U,V,W)ハイサイドアームオン状態における下側電流
t2: 電圧最小相(W) ローサイドアーム ターンオン時の電流
t3: 電圧最小相(W) 相電流(I
t4: 電圧中間相(V) ローサイドアーム ターンオン時の電流
t5: 電圧最大相(U) 相電流(I
t6: 電圧最大相(U) ローサイドアーム ターンオン時の電流
t7: 全相(U,V,W) ローサイドアームオン状態における上側電流
t8: 電圧最大相(U) ハイサイドアーム ターンオン時の電流
t9: 電圧最大相(U) 相電流(I
t10: 電圧中間相(V) ハイサイドアーム ターンオン時の電流
t11: 電圧最小相(W) 相電流(I
t12: 電圧最小相(W) ハイサイドアーム ターンオン時の電流
すなわち、タイミングt3、t11において、検出信号S2は電圧最小相の電流を表し、タイミングt5、t9の検出信号S2は、電圧最大相の電流を表す。
異常検出器114は、サンプリング回路120によってサンプリングされた検出信号S4を受ける。異常検出器114は、第1電流検出回路110が生成する各相電流I,I,Iの検出値と、第2電流検出回路112が生成する対応する相電流I,I,Iの検出値の関係にもとづいて、インバータ102、インバータコントローラ106あるいはモータ2等の異常を検出する。
たとえば電圧最大相がU,電圧最小相がWであるとする。この場合、第1電流検出回路110が検出したU相電流を、第2電流検出回路112が検出したタイミングt5もしくはt9の検出信号S4と比較することで、異常を検出できる。また第1電流検出回路110が検出したW相電流を、第2電流検出回路112が検出したタイミングt3もしくはt11の検出信号S4と比較することで、異常を検出できる。
たとえば電圧最大相がV,電圧最小相がUに変化したとする。この場合、第1電流検出回路110が検出したV相電流を、第2電流検出回路112が検出したタイミングt5もしくはt9の検出信号S4と比較することで、異常を検出できる。また第1電流検出回路110が検出したU相電流を、第2電流検出回路112が検出したタイミングt3もしくはt11の検出信号S4と比較することで、異常を検出できる。
すなわち、回路が正常であるとき、第1電流検出回路110による検出値と第2電流検出回路112による同じ相電流の検出値は一致する。一方、回路に異常が生じていると、それらの検出値は不一致となる。一例としてインバータ102の動作が異常となった場合にスイッチング遅れが発生すると、スパイク状の貫通電流が流れ、2つの検出値に不一致が生ずる。
あるいはあるアームがオフできない場合、そのアームに流れる電流が直流母線電流IDCに重畳されるため、この場合も2つの検出値に不一致が生ずる。
異常検出器114は、異常を検出すると、異常検出信号S5をアサート(たとえばハイレベル)する。インバータコントローラ106は、異常検出信号S5のアサートに応答して、インバータ102の駆動を緊急停止してもよい。これにより異常状態で駆動装置100が動作し続けるのを防止できる。
過電流検出器116は、1シャント電流検出器118の検出信号S2を所定のしきい値と比較し、過電流状態を検出する。過電流検出器116は過電流状態において過電流保護(OCP)信号をアサート(たとえばハイレベル)する。インバータコントローラ106は、OCP信号のアサートに応答してインバータ102の駆動を緊急停止してもよい。
過電流検出器116と異常検出器114によって、1シャント電流検出器118を共有することにより、ハードウェアの増加を抑制できる。
異常検出信号S5あるいはOCP信号は、図示しない上位のプロセッサに供給されてもよい。この場合、異常検出信号S5あるいはOCP信号のアサートに応答して、機器1は、アラートを発生してもよい。これにより機器1の使用者に、駆動装置100の異常を通知できる。
さらに異常検出器114は、タイミングt1および/またはt7における検出信号S4にもとづいて異常を検出することができる。
タイミングt1において、全相(U,V,W)ハイサイドアームMHU〜MWがオン状態であり、ローサイドアームMLU〜MLWがオフ状態である。回路が正常であるときこのタイミングでの電流検出値はゼロであり、このタイミングで検出される非ゼロの電流は、ローサイドアームMLU〜MLWのリーク電流を表す。したがってタイミングt1の検出信号S4にもとづいて、ローサイドアームMLU〜MLWのリーク電流異常を検出できる。
またタイミングt7において、全相(U,V,W)ローサイドアームMLU〜MLWがオン状態であり、ハイサイドアームMHU〜MHWがオフ状態である。回路が正常であるときこのタイミングでの電流検出値はゼロであり、このタイミングで検出される非ゼロの電流は、ローサイドアームMLU〜MLWのリーク電流を表す。したがってタイミングt7の検出信号S4にもとづいて、ハイサイドアームMHU〜MHWのリーク電流異常を検出できる。
さらに異常検出器114は、タイミングt2、t4、t6の少なくともひとつにおける検出信号S4にもとづいて異常を検出することができる。タイミングt2、t4、t6はそれぞれ、最小電圧相、中間電圧相、最大電圧相それぞれのローサイドアームがターンオンした直後の過渡電流を表す。回路が正常であるとき、ローサイドアームのターンオン直後の相電流はリンギングをともなう。一方、スイッチングのオン、オフに遅延が生じていると、貫通電流が観測される。したがってタイミングt2,t4,t6の検出信号S4にもとづいて、貫通電流を検出できる。
また異常検出器114は、タイミングt8,t10,t12の少なくともひとつにおける検出信号S4にもとづいて異常を検出することができる。タイミングt8、t10、t12はそれぞれ、最大電圧相、中間電圧相、最小電圧相それぞれのハイサイドアームがターンオンした直後の過渡電流を表す。回路が正常であるとき、ハイサイドアームのターンオン直後の相電流はリンギングをともなう。一方、スイッチングのオン、オフに遅延が生じていると、貫通電流が観測される。したがってタイミングt8,t10,t12の検出信号S4にもとづいて、貫通電流を検出できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
異常検出器114は、複数のタイミングt1〜t12のすべてにおける検出信号S4を利用する必要は無く、いずれか一つ、あるいは任意の組み合わせにもとづいて異常を検出することができる。したがってインバータコントローラ106は、必要なタイミングにおいてのみ、タイミング信号S3を発生すればよい。
1シャント電流検出器118に代えて、3シャント電流検出器を用いてもよい。図4は、3シャント電流検出器124の回路図である。3シャント電流検出器124は、インバータ102の少なくとも2本(図4では3本)のローサイドアームMLU〜MLWに流れる電流を検出する。3シャント電流検出器124は、各相のローサイドアームと直列に設けられた電流センス抵抗あるいはDCCTを含みうる。
2…モータ、4…直流電源、100…駆動装置、102…インバータ、104…電流検出回路、106…インバータコントローラ、110…第1電流検出回路、112…第2電流検出回路、114…異常検出器、116…過電流検出器、118…1シャント電流検出器、120…サンプリング回路、124…3シャント電流検出器、S1…ゲート駆動信号、S2…検出信号、S3…タイミング信号、S4…検出信号、S5…異常検出信号。

Claims (11)

  1. 三相モータの駆動装置であって、
    前記三相モータを駆動するインバータと、
    前記三相モータの少なくとも2相の相電流を検出する第1電流検出回路と、
    前記インバータに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
    前記三相モータの駆動中において、前記第1電流検出回路が生成する所定相の電流の検出値と、前記第2電流検出回路が生成する前記所定相の検出値が不一致である場合に、異常と判定する異常検出器と、
    を備え、
    前記異常検出器は、全相のハイサイドアームがオフであるとき、および/または全相のローサイドアームがオフであるときの前記第2電流検出回路の検出値が非ゼロである場合に、リーク異常と判定することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記異常検出器は、いずれかの相のローサイドアームがターンオンした直後、および/または、いずれかの相のハイサイドアームがターンオンした直後の、前記第2電流検出回路の検出値にリンギングが生じていない場合に、当該相のハイサイドアームとローサイドアームが同時オンする異常と判定することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  3. 三相モータの駆動装置であって、
    前記三相モータを駆動するインバータと、
    前記三相モータの少なくとも2相の相電流を検出する第1電流検出回路と、
    前記インバータに流れる電流を検出する第2電流検出回路と、
    前記三相モータの駆動中において、前記第1電流検出回路が生成する所定相の電流の検出値と、前記第2電流検出回路が生成する前記所定相の検出値が不一致である場合に、異常と判定する異常検出器と、
    を備え、
    前記異常検出器は、いずれかの相のローサイドアームがターンオンした直後、および/または、いずれかの相のハイサイドアームがターンオンした直後の、前記第2電流検出回路の検出値にリンギングが生じていない場合に、当該相のハイサイドアームとローサイドアームが同時オンする異常と判定することを特徴とする駆動装置。
  4. 前記第2電流検出回路は、直流母線電流を検出するシャント電流検出器を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の駆動装置。
  5. 前記第2電流検出回路の出力を所定のしきい値と比較し、過電流状態を検出する過電流検出回路をさらに備えることを特徴とする請求項から4のいずれかに記載の駆動装置。
  6. 前記第2電流検出回路は、前記インバータの少なくとも2本のローサイドアームに流れる電流を検出するシャント電流検出器を含むことを特徴とする請求項1または3に記載の駆動装置。
  7. 前記インバータは、前記異常検出器が異常を検出すると停止することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の駆動装置。
  8. 三相モータの駆動装置であって、
    前記三相モータを駆動するインバータと、
    直流母線電流を検出するシャント電流検出器と、
    前記三相モータの駆動中において、全相のハイサイドアームがオフであるとき、および/または全相のローサイドアームがオフであるときのシャント電流検出器の検出値が非ゼロである場合に、リーク電流異常と判定する異常検出器と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  9. 前記異常検出器は、いずれかの相のローサイドアームがターンオンした直後、および/または、いずれかの相のハイサイドアームがターンオンした直後の、前記シャント電流検出器の検出値にリンギングが生じていない場合に当該相のハイサイドアームとローサイドアームが同時オンする異常と判定することを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 三相モータと、
    前記三相モータを駆動する請求項1から9のいずれかに記載の駆動装置と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  11. 三相モータと、
    前記三相モータを駆動する請求項1から9のいずれかに記載の駆動装置と、
    を備えることを特徴とする搬送機器。
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