JP2014066325A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の取付部材とブラケット部材の嵌合による位置決め作用を有効に得ながら、第1の取付部材とブラケット部材をより効果的に位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供すること。
【解決手段】第1の取付部材18の周上には外周側に向かって突出する突出部28が部分的に設けられており、突出部28には第1の取付部材18の内周面に開口する係止溝30が形成されて、係止溝30の溝内面を覆う被覆ゴム層32には係止溝30の側壁内面を構成する部分33に係止部58が設けられており、ブラケット部材14が第1の取付部材18に嵌入されることでブラケット部材14に突設された係合突部50が係止溝30に嵌入されて、係合突部50の突出先端面が係止溝30の底壁内面に当接していると共に、係合突部50の側面が係止部58に係止されることで第1の取付部材18とブラケット部材14を相互に位置決めする位置決め手段が構成されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、自動車のエンジンマウント等に用いられる防振装置に係り、特に筒状の第1の取付部材にブラケット部材が嵌入装着された防振装置に関するものである。
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装されて、それら部材を相互に防振連結する防振連結体乃至は防振支持体の一種として、防振装置が知られている。防振装置は、振動伝達系を構成する一方の部材に取り付けられる第1の取付部材と、振動伝達系を構成する他方の部材に取り付けられる第2の取付部材とが、本体ゴム弾性体によって弾性連結された構造を有している。また、防振装置としては、特開2012−36971号公報(特許文献1)に示されているように、第1の取付部材が筒状とされて、第1の取付部材の内孔にブラケット部材が嵌入装着される構造も提案されており、第1の取付部材がブラケット部材を介して振動伝達系を構成する部材に取り付けられるようになっている。
ところで、このようなブラケット部材を筒形の第1の取付部材に嵌着して取り付けた構造を有する防振装置では、ブラケット部材の第1の取付部材からの抜けが問題となり易い。そこで、特許文献1では、第1の取付部材の内周面を被覆する被覆ゴム層に凹形状又は凸形状の被係合部を設けると共に、ブラケット部材の外周面に凸形状又は凹形状の係合部を設けることで、ブラケット部材の第1の取付部材に対する連結状態が保持され易くなっている。
しかしながら、特許文献1に記載された構造を採用すると、係止作用による第1の取付部材とブラケット部材の位置決め効果が期待される一方で、ブラケット部材の第1の取付部材への嵌合による位置決め効果が低下するという不具合がある。即ち、ブラケット部材が第1の取付部材に嵌入されると、ブラケット部材の外面が第1の取付部材の内面に押し当てられることで、嵌合による位置決め効果が発揮されて、ブラケット部材の第1の取付部材からの抜けが防止される。ところが、被係合部と係合部は一方が他方に入り込んで係止されるようになっており、それら被係合部および係合部の形成部分では上述の如き嵌合による位置決め効果が低減されることから、ブラケット部材の第1の取付部材からの抜けを防止する位置決め効果が不充分になるおそれがあった。
特開2012−36971号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、第1の取付部材とブラケット部材の嵌合による位置決め作用を有効に得ながら、第1の取付部材とブラケット部材をより効果的に位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供することにある。
本発明の第1の態様は、第1の取付部材と第2の取付部材が本体ゴム弾性体によって弾性連結されていると共に、筒状とされた該第1の取付部材の内孔が被覆ゴム層で覆われた嵌着孔とされており、該嵌着孔にブラケット部材が嵌入されている防振装置において、前記第1の取付部材には周上で部分的に外周側に向かって突出する突出部が形成されており、該突出部には該第1の取付部材の内周面に開口する係止溝が形成されて、該係止溝の溝内面が前記被覆ゴム層で覆われていると共に、該被覆ゴム層における該係止溝の側壁内面を構成する部分には係止部が設けられており、前記ブラケット部材が該第1の取付部材に嵌入されることで該ブラケット部材に突設された係合突部が該係止溝に嵌入されて、該係合突部の突出先端面が該係止溝の底壁内面に当接していると共に、該係合突部の側面が該係止部に係止されることで該第1の取付部材と該ブラケット部材を相互に位置決めする位置決め手段が構成されていることを、特徴とする。
このような第1の態様に従う構造とされた防振装置によれば、ブラケット部材の側面が第1の取付部材の内周面に設けられた係止部に係止されることで、ブラケット部材の嵌着孔からの抜けが防止されて、ブラケット部材が第1の取付部材に対して位置決めされる。
さらに、第1の取付部材には外周側に突出する突出部と、その突出部に形成されて内周側に開口する係止溝が設けられており、係止部が係止溝の側壁内面を覆う被覆ゴム層に形成されている。しかも、ブラケット部材の係合突部の突出先端面が係止溝の底壁内面に当接されており、係合突部および係止溝の形成部分においても、ブラケット部材が第1の取付部材によって係合突部および突出部の突出方向で挟まれて支持されている。これらにより、嵌着孔の内周面とブラケット部材との圧接面積が係止部を形成するために小さくなることなく充分に確保されて、第1の取付部材とブラケット部材の間で嵌合による位置決め作用が有効に発揮される。
なお、突出部は、好適には、その突出方向が防振装置における主たる振動入力方向の1つと略一致していることが望ましい。これによれば、係合突部の突出先端面が係止溝の底壁内面に当接していることによって荷重入力面が大きく確保されると共に、比較的に入力荷重が小さくなる係止溝の側壁内面において係止部による位置決め手段が構成される。それ故、入力振動に対して目的とする防振効果が有効に発揮されると共に、係止部の変形による位置決め作用の低下が防止されて、第1の取付部材とブラケット部材が安定して連結状態で位置決めされる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載された防振装置において、前記被覆ゴム層における前記係止溝の側壁内面を構成する部分には溝長さ方向の中間に係止部としての当接段差部が設けられており、該被覆ゴム層で覆われた該係止溝における該当接段差部を挟んだ一方の側が幅広溝部とされていると共に、他方の側が該幅広溝部よりも溝幅寸法の小さい狭幅溝部とされている一方、前記係合突部の側面には長さ方向の中間に被当接段差部が設けられており、該係合突部における該被当接段差部を挟んだ一方の側が幅広部とされていると共に、他方の側が該幅広部よりも幅寸法の小さい狭幅部とされており、該係合突部が該幅広部側を前方として該係止溝に該狭幅溝部側から嵌入されて、該当接段差部と該被当接段差部が当接係止されることにより前記位置決め手段が構成されているものである。
第2の態様によれば、当接段差部と被当接段差部が第1の取付部材の軸方向で当接係止されることによって、第1の取付部材とブラケット部材の位置決め手段が構成されている。それ故、ブラケット部材を第1の取付部材に対して幅広部が係止溝の当接段差部を越えるまで充分に押し入れてから引き戻すことで、当接段差部と被当接段差部とを確実に係止させて、第1の取付部材とブラケット部材を所定の位置に容易に位置決めすることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に記載された防振装置において、前記係止溝における前記狭幅溝部の側壁内面が前記当接段差部に向かって次第に狭幅となる案内面を備えているものである。
第3の態様によれば、案内面が設けられていることで、係合突部の係止溝への嵌入作業が容易になる。特に案内面の当接段差部と反対側の端部が係合突部の幅広部よりも大きな幅寸法とされていれば、係合突部を係止溝に嵌入する際に、係合突部が被覆ゴム層の端面に引っ掛かるのを防ぐことができて、嵌入作業をより容易にすることができる。
本発明の第4の態様は、第2又は第3の態様に記載された防振装置において、前記係合突部における前記幅広部よりも前方側には該幅広部よりも幅寸法の小さい嵌入先端部が設けられており、該幅広部と該嵌入先端部が幅寸法が次第に変化するテーパ部を介して連続的に設けられているものである。
第4の態様によれば、係合突部に嵌入先端部が設けられていることで、係合突部の係止溝への嵌入作業が容易になる。しかも、幅広部と嵌入先端部がテーパ部で接続されていることから、それら幅広部と嵌入先端部との境界部分が係止溝に引っ掛かるのも防止される。特に、上記のような係止溝の案内面と組み合わせて採用すれば、係合突部を係止溝に対してより容易に嵌入することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の何れか1つの態様に記載された防振装置において、前記突出部が前記第1の取付部材と前記第2の取付部材の対向方向で突出して設けられており、該突出部の底壁部と該第2の取付部材との当接によって該第1の取付部材と該第2の取付部材の相対変位量を制限するストッパ手段が構成されているものである。
第5の態様によれば、第1の取付部材の突出部がストッパ手段を構成しており、突出部の突出先端が第2の取付部材に当接することで第1の取付部材の第2の取付部材に対する相対変位量が制限されることから、部品点数の少ない簡単な構造で耐久性の向上が図られる。しかも、突出部の係止溝にはブラケット部材の係合突部が嵌入されており、係合突部の突出先端が係止溝の底壁内面に当接されていることから、ストッパ手段において耐荷重性が充分に確保されて、突出部が変形する等の不具合が回避される。
さらに、このような突出部がストッパ手段を構成する構造では、突出部の突出方向が主たる荷重の入力方向と略一致して設定されることから、第1の取付部材とブラケット部材の間で荷重の伝達効率が確保されると共に、係止部による抜止め係止構造が安定して実現され得る。
本発明によれば、第1の取付部材には係止溝を備えた突出部が設けられており、ブラケット部材の係合突部が係止溝に嵌入されて、係合突部の突出先端面が係止溝の底壁内面に当接されていると共に、係合突部の側面が係止溝の側壁内面に設けられた係止部に係止されて、位置決め手段が構成されている。これにより、第1の取付部材とブラケット部材が位置決め手段で発揮される係止作用に基づいて位置決めされると共に、第1の取付部材の内周面とブラケット部材の外周面との圧接面積が充分に確保されることによっても、有効な位置決め作用を得ることができる。
本発明の1実施形態としてのエンジンマウントを示す斜視図。 図1に示されたエンジンマウントを構成するマウント本体の斜視図。 図2に示されたマウント本体の正面図。 図3のIV−IV断面図。 図2に示されたマウント本体の要部を拡大して示す正面図。 図2に示されたマウント本体の要部を拡大して示す背面図。 図1に示されたエンジンマウントを構成するインナブラケットの斜視図。 図7に示されたインナブラケットを別の角度で示す斜視図。 図7に示されたインナブラケットの底面図。 図7に示されたインナブラケットの背面図。 図2に示されたマウント本体の要部を拡大して示す横断面図であって、図5のXI−XI断面に相当する図。 図1に示されたエンジンマウントの要部を拡大して示す縦断面図であって、図13のXII−XII断面に相当する図。 図1に示されたエンジンマウントの要部を拡大して示す縦断面図であって、図12のXIII−XIII断面に相当する図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明に従う構造とされた防振装置の1実施形態として、自動車用のエンジンマウント10が示されている。このエンジンマウント10は、マウント本体12に対して、ブラケット部材としてのインナブラケット14と、アウタブラケット16とを取り付けた構造とされている。そして、インナブラケット14が図示しないパワーユニットに取り付けられると共に、アウタブラケット16が図示しない車両ボデーに取り付けられて、パワーユニットが車両ボデーにエンジンマウント10を介して防振連結されるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、主たる振動の入力方向である図3中の上下方向を言う。
より詳細には、マウント本体12は、図2〜図4に示されているように、第1の取付部材18と第2の取付部材20が本体ゴム弾性体22によって弾性連結された構造を有している。
第1の取付部材18は、鉄やアルミニウム合金等で形成された高剛性の部材であって、図5,図6に示されているように、中央に貫通孔を備えた筒状の部材とされている。また、第1の取付部材18は、角部を円弧状に丸められた略四角筒形状の嵌着筒部24を備えており、嵌着筒部24の内孔が略一定の断面形状で延びる嵌着孔26とされている。更に、嵌着筒部24には突出部28が一体形成されており、嵌着筒部24の下辺部の周方向中央部分において外周側(ここでは主たる振動の入力方向である下方)に向かって突出している。この突出部28には、上方に向かって開口しながら第1の取付部材18の軸方向全長に亘って延びる係止溝30が形成されており、その溝内の領域が嵌着孔26に連通されている。なお、後述するように、第1の取付部材18の内周面は被覆ゴム層32で覆われており、嵌着孔26と係止溝30の壁内面が被覆ゴム層32で構成されている。
第2の取付部材20は、薄肉大径の略円筒形状を呈しており、第1の取付部材18と同様に高剛性の部材とされている。そして、第1の取付部材18が第2の取付部材20の内周側に嵌入配置されて、それら第1の取付部材18と第2の取付部材20が本体ゴム弾性体22によって弾性連結されている。また、第1の取付部材18の内周面には、本体ゴム弾性体22と一体形成された被覆ゴム層32が被着形成されている。なお、第1の取付部材18の内周面は、嵌着筒部24の内周面だけでなく、係止溝30の溝内面も略全面に亘って被覆ゴム層32で覆われており、特に係止溝30の側壁内面が被覆ゴム層32の一部である側壁被覆ゴム33で構成されている。また、被覆ゴム層32には、嵌着筒部24の上壁部および一対の側壁部の各壁内面を覆う部分に、各2条の溝部が形成されており、嵌着孔26へのインナブラケット14の嵌入時に被覆ゴム層32の溝部への逃げが許容されている。
さらに、本体ゴム弾性体22には、軸方向に貫通する第1のすぐり部34が形成されている。この第1のすぐり部34は、第1の取付部材18の上方を半周程度に亘って延びて、その両端部が第2の取付部材20の内周面に達している。また、第1の取付部材18の上面と第2の取付部材20の内周面との間には、第1の取付部材18に固着された第1のストッパゴム35と、第2の取付部材20に固着された第2のストッパゴム36とが、本体ゴム弾性体22と一体形成されており、第1のすぐり部34を挟んで上下に対向配置されている。そして、第1の取付部材18と第2の取付部材20が第1,第2のストッパゴム35,36を介して当接することによって、第1の取付部材18の第2の取付部材20に対する上方への相対変位量を制限するリバウンドストッパが構成される。
更にまた、本体ゴム弾性体22には、軸方向に貫通する第2のすぐり部38が形成されている。第2のすぐり部38は、第1の取付部材18の下方に設けられて、外周側に行くに従って周方向長が長くなる略台形断面を有している。また、第1の取付部材18の係止溝30の底壁部から突出する第3のストッパゴム39と、第2の取付部材20から突出する第4のストッパゴム40が、それぞれ第2のすぐり部38に周方向の中央部分で突出して、上下に所定の距離を隔てて対向配置されている。そして、第1の取付部材18と第2の取付部材20が第3,第4のストッパゴム39,40を介して当接することによって、第1の取付部材18の第2の取付部材20に対する下方への相対変位量を制限するストッパ手段としてのバウンドストッパが構成される。
本実施形態では、第1の取付部材18の突出部28が第2の取付部材20に向かって突出していると共に、突出部28の突出先端と第2の取付部材20の間に第2のすぐり部38および第3,第4のストッパゴム39,40が配されており、突出部28の突出先端と第2の取付部材20との第3,第4のストッパゴム39,40を介した当接によって、バウンドストッパが構成される。これにより、バウンドストッパを構成するための特別な部品が不要となって、部品点数の少ない簡単な構造によってバウンドストッパを得ることができる。しかも、突出部28の突出寸法を調節することで、ストッパクリアランスを任意に設定することも可能となり得る。
なお、第1のすぐり部34と第2のすぐり部38が形成されることによって、第1の取付部材18と第2の取付部材20は、第1のすぐり部34と第2のすぐり部38の周方向間に設けられる一対のゴム腕部42,42によって相互に弾性連結されている。
このような構造とされたマウント本体12には、第1の取付部材18に対してインナブラケット14が取り付けられていると共に、第2の取付部材20に対してアウタブラケット16が取り付けられている。
インナブラケット14は、図7〜図10に示されているように、鉄やアルミニウム合金、繊維補強された合成樹脂等で形成された高剛性の部材であって、パワーユニットに取り付けられる取付部44と、第1の取付部材18に取り付けられる嵌入部46が、一体形成された構造を有している。なお、取付部44には、複数の取付用ボルト孔47が上下に貫通して形成されている。また、嵌入部46には、上下両面に各2条の凹溝48が形成されて、嵌入部46の取付部44からの突出方向に延びており、後述する嵌入部46の第1の取付部材18への嵌入を小さな力で容易に行うことができるようになっている。
さらに、インナブラケット14の嵌入部46には、係合突部50が一体形成されている。係合突部50は、図8〜図10に示されているように、嵌入部46から下方に向かって突出しており、嵌入部46の取付部44からの突出方向に沿って所定の長さで連続する突条とされている。なお、係合突部50は、嵌入部46の下面に開口して形成された2条の凹溝48,48の間に設けられている。
そして、図12に示されているように、インナブラケット14の嵌入部46が第1の取付部材18の嵌着孔26に嵌入されると共に、係合突部50が係止溝30に嵌入されることにより、インナブラケット14が第1の取付部材18に固定されている。このインナブラケット14の取付部44が取付用ボルト孔47に挿通されるボルトでパワーユニットに固定されることにより、第1の取付部材18がインナブラケット14を介してパワーユニットに取り付けられるようになっている。
なお、第1の取付部材18に対するインナブラケット14の装着状態において、嵌着孔26の内面を覆う被覆ゴム層32が嵌着筒部24と嵌入部46の間で上下に圧縮されており、それら嵌着筒部24と嵌入部46が所定の面圧で圧接されている。更に、係止溝30の底壁内面を覆う被覆ゴム層32は、係止溝30の底壁内面と係合突部50の突出先端面との間で上下に圧縮されており、係合突部50の突出先端面が係止溝30の底壁内面に対して所定の面圧で圧接されている。
一方、アウタブラケット16は、厚肉大径の略円筒形状を有する筒状本体部52と、筒状本体部52の周上に3つの取付用プレート54が固着された構造を有している。なお、3つの取付用プレート54は何れも溝形状とされて剛性が高められている。
そして、アウタブラケット16の筒状本体部52に第2の取付部材20が圧入されることにより、アウタブラケット16が第2の取付部材20に外嵌固定されている。このアウタブラケット16の取付用プレート54が車両ボデーにボルト固定されることにより、第2の取付部材20がアウタブラケット16を介して車両ボデーに取り付けられるようになっている。これにより、エンジンマウント10がパワーユニットと車両ボデーの間に介装されて、パワーユニットが車両ボデーに対して防振連結されるようになっている。
ここにおいて、エンジンマウント10には、第1の取付部材18とインナブラケット14を相対的に位置決めする位置決め手段が設けられており、インナブラケット14の第1の取付部材18からの抜けが防止されている。
すなわち、被覆ゴム層32の側壁被覆ゴム33には、係止部としての当接段差部58が設けられていると共に、インナブラケット14の係合突部50の両側面には、被当接段差部60が設けられており、それら当接段差部58と被当接段差部60が当接係止されることで位置決め手段が構成されている。
より具体的には、側壁被覆ゴム33には、図11に示されているように、係止溝30の長さ方向中間に当接段差部58が設けられており、係止溝30における当接段差部58を挟んで一方の側(図11中、上側)が幅広溝部62とされていると共に、他方の側(図11中、下側)が幅広溝部62よりも幅寸法の小さい狭幅溝部64とされている。換言すれば、係止溝30には、幅広溝部62とそれよりも幅寸法の小さい狭幅溝部64が直列的に連続して設けられており、それら幅広溝部62と狭幅溝部64の接続部分に当接段差部58が形成されている。更に、狭幅溝部64の側壁内面は、何れも長さ方向の外側端部が当接段差部58に向かって次第に狭幅となるテーパ形状の案内面66で構成されている。この案内面66は、幅広側の端部が、幅広溝部62と略同じ幅寸法とされており、後述するインナブラケット14の嵌入先端部72よりも大きな幅寸法を有している。なお、第1の取付部材18の突出部28は略一定の断面形状で形成されており、係止溝30の幅寸法の変化が何れも側壁被覆ゴム33の厚さ寸法の変化によって実現されている。
インナブラケット14の係合突部50の側面には、図13に示されているように、長さ方向の中間に被当接段差部60が設けられており、被当接段差部60を挟んで一方の側に幅広部68が設けられていると共に、他方の側が幅広部68よりも幅寸法の小さい狭幅部70とされている。換言すれば、係合突部50には、幅広部68とそれよりも幅寸法の小さい狭幅部70とが直列的に連続して一体形成されており、それら幅広部68と狭幅部70の接続部分に被当接段差部60が形成されている。更に、本実施形態では、係合突部50における幅広部68を挟んで狭幅部70と反対側の端部には、幅広部68よりも狭幅とされて且つ狭幅部70と略同じ幅寸法を有する嵌入先端部72が一体形成されており、幅広部68が係合突部50の長さ方向中間部分にだけ設けられていると共に、それら幅広部68と嵌入先端部72は幅寸法が長さ方向で徐々に変化するテーパ部74を介して相互に連結一体化されている。
そして、インナブラケット14の第1の取付部材18への装着時に、インナブラケット14の係合突部50は、嵌入先端部72を前方として狭幅溝部64側から係止溝30に嵌入される。更に、係合突部50の幅広部68が係止溝30の狭幅溝部64を押し広げながら幅広溝部62まで押し込まれた後、インナブラケット14が取付部44側(図13中、下側)に引き戻されることにより、係合突部50の被当接段差部60が係止溝30の当接段差部58に対して係止溝30の長さ方向で当接係止される。これにより、当接段差部58と被当接段差部60の係止によって第1の取付部材18とインナブラケット14を相互に位置決めする抜止用の位置決め手段が構成されており、第1の取付部材18とインナブラケット14の連結状態が安定して維持されるようになっている。
本実施形態では、図12,図13に示されているように、突出部28の側壁内面と係合突部50の側面との対向面間距離:δ1が、嵌着筒部24の側壁内面と嵌入部46の側面との対向面間距離:δ2よりも大きくされている(δ1>δ2)。更に、突出部28の側壁内面と係合突部50の側面との対向面間距離:δ1が、嵌着筒部24の上下壁内面と嵌入部46の上下面との対向面間距離:δ3よりも大きくされている(δ1>δ3)。これらにより、インナブラケット14が嵌着筒部24に対する圧接によって第1の取付部材18への連結状態に保持されると共に、嵌着筒部24において入力荷重の支持面積が確保される一方、係止溝30と係合突部50との嵌合部分では、入力荷重の分担が小さくされて、係止による位置決め作用が安定して発揮される。
さらに、係合突部50の突出先端面が係止溝30の底壁内面に当接されており、係合突部50と突出部28の間で被覆ゴム層32が上下に圧縮されている。これにより、嵌着筒部24の周上に位置決め手段を設けるための突出部28を形成しても、第1の取付部材18とインナブラケット14の実質的な嵌着面積が小さくなることなく確保されて、第1の取付部材18とインナブラケット14の嵌着による連結保持が充分な強度で実現される。
なお、本実施形態では、係止溝30の底壁内面と係合突部50の突出先端面との対向面間距離が、嵌着筒部24の上下壁内面と嵌入部46の上下面との対向面間距離:δ3と略同じになっている。係止溝30の底壁内面と係合突部50の突出先端面との対向面間距離は、δ3に対して大きく或いは小さく設定されていても良いが、δ1より小さくされていることが望ましい。これにより、係合突部50の突出先端面が係止溝30の底壁内面に対して充分に押し当てられて、第1の取付部材18とインナブラケット14の圧接面積が大きく確保されることから、インナブラケット14が第1の取付部材18に対する連結状態に安定して保持されると共に、入力荷重の支持面積がより効率的に確保される。
さらに、インナブラケット14の第1の取付部材18への装着によって、バウンドストッパを構成する突出部28がインナブラケット14の係合突部50で補強されており、バウンドストッパ荷重に対する突出部28の変形が防止されて、耐荷重性能の向上が図られている。
また、本実施形態では、係合突部50の幅広部68よりも嵌入方向前方に狭幅の嵌入先端部72が設けられており、嵌入先端部72と幅広部68がテーパ部74を介して接続されている。それ故、係合突部50を係止溝30の狭幅溝部64側から嵌入する際に、引っ掛かりによって嵌入作業が困難になる等の不具合が回避される。
さらに、係止溝30の狭幅溝部64には、係合突部50が嵌入される側の端部にテーパ状の案内面66が設けられており、長さ方向の外側に向かって次第に溝幅寸法が大きくなっている。これにより、係合突部50を係止溝30の狭幅溝部64側から嵌入する際に、係合突部50が案内面66によって幅方向中央に案内されながら嵌入されて、幅広部68が当接段差部58を越えて幅広溝部62まで容易に嵌入される。特に、案内面66で側壁内面を構成された係止溝30の端部において、係止溝30の溝幅寸法が、嵌入先端部72の幅寸法よりも大きくされており、係合突部50が係止溝30に対して長さ方向端面に引っ掛かることなく容易に嵌入される。
また、インナブラケット14を第1の取付部材18に対して充分に押し込んでから引き戻すことで、当接段差部58と被当接段差部60が係止されて、インナブラケット14が第1の取付部材18に対して所定の取付位置に安定して且つ容易に位置決めされる。それ故、凸部と凹部の嵌合構造による位置決め手段等に比して、目的とする位置決め作用を安定して得ることができると共に、第1の取付部材18とインナブラケット14の相対位置のばらつきが低減されて高精度な組み付け状態が実現される。
また、係止溝30の壁内面が被覆ゴム層32で覆われており、係止溝30の側壁内面を構成する側壁被覆ゴム33の厚さ寸法の変化によって、係止溝30の幅寸法の変化や当接段差部58の形成が実現されている。それ故、第1の取付部材18の突出部28の断面形状を長さ方向で変化させる場合に比して、幅広溝部62や狭幅溝部64、案内面66、当接段差部58等を容易に形成することができる。
さらに、突出部28と係合突部50の間に被覆ゴム層32が介在することで、インナブラケット14を第1の取付部材18に嵌入する際に、突出部28と係合突部50が直接的に摺接して、それら突出部28と係合突部50の摺接面に傷が生じたり、引っ掛かりによって嵌入が難しくなる等の不具合が回避される。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態では、本発明に係る防振装置として筒形防振装置が例示されているが、本発明はお椀形の防振装置にも好適に適用され得る。更に、本発明は、流体封入式の防振装置にも適用可能である。
また、突出部28の突出方向は、主たる振動の入力方向と略一致していることが望ましいが、振動入力方向とは異なる方向に突出していても良い。
さらに、前記実施形態では、係止溝30を備えた突出部28が第2の取付部材20との当接によってストッパ手段を構成するようになっていたが、例えば、お椀形の防振装置において、突出部が第2の取付部材とは反対側に向かって突出していても良いし、突出部と第2の取付部材との対向面間距離が当接し得ないほど充分に大きく設定されていても良い。なお、突出部がストッパ手段を構成しない場合には、第1の取付部材と第2の取付部材の相対変位を制限するストッパ手段を別に設けることが望ましい。
また、係止溝30の側壁内面に設けられる係止部は、前記実施形態に示されたような段差(当接段差部58)の他、係止溝30の側壁内面に形成される凹凸等であっても良い。即ち、係止溝30の側壁内面を構成する側壁被覆ゴム33に凸部(凹部)が形成されていると共に、係合突部50の側面に対応する凹部(凸部)が形成されており、それら凸部と凹部(凹部と凸部)の嵌合によって、第1の取付部材の軸方向で係止作用に基づいた位置決め効果が発揮されるようにしても良い。
また、係止部は、係止溝の側壁内面の何れか一方だけに設けられていても良く、その場合には、係合突部に設けられる係止部に対応した段差や凹凸等も片側の側面にだけ設けられていれば良い。
さらに、係止部は係止溝の各側壁内面に複数が設けられていても良い。具体的には、係止溝の長さ方向で所定の距離を隔てて複数の段差や凹凸等が設けられて、それら段差や凹凸のそれぞれが係合突部の側面に係止されるようにすれば、位置決め作用がより効果的に発揮され得る。
更にまた、第1の取付部材の周上に複数の突出部を形成して、それら複数の突出部にそれぞれ係止部を備えた係止溝を形成することも可能である。これによれば、複数の位置決め手段が構成されることから、ブラケット部材が第1の取付部材に対してより有利に位置決めされる。
また、係止溝の断面形状は特に限定されるものではなく、側壁部と底壁部を備えた溝形であれば、例えば、前記実施形態の係止溝30において底壁部が下方に凸の半円弧状に湾曲していても良い。なお、係止溝の側壁部と底壁部が必ずしも明確に区分されている必要はなく、側壁部と底壁部が滑らかに連続して設けられていても良い。
また、第1の取付部材18の嵌着筒部24は、筒状であれば四角筒形状には限定されず、多角筒形状や円筒形状等も採用され得る。
また、前記実施形態において本体ゴム弾性体22に形成されている第1,第2のすぐり部34,38は必須ではなく、すぐり部を形成する場合にもその形状や数、形成する位置等は、要求される防振特性等に応じて適宜に設定されるものであって、特に限定されない。
前記実施形態では、本発明に係る防振装置をエンジンマウントとして用いる例が示されているが、本発明は、例えば、ボデーマウントやサブフレームマウント、デフマウント等にも好適に適用され得る。また、本発明は、自動車に用いられる防振装置のみならず、自動二輪車や鉄道用車両、産業用車両等に用いられる防振装置にも適用可能である。
10:エンジンマウント(防振装置)、14:インナブラケット(ブラケット部材)、18:第1の取付部材、20:第2の取付部材、22:本体ゴム弾性体、26:嵌着孔、28:突出部、30:係止溝、32:被覆ゴム層、50:係合突部、58:当接段差部(係止部)、60:被当接段差部、62:幅広溝部、64:狭幅溝部、66:案内面、68:幅広部、70:狭幅部、72:嵌入先端部、74:テーパ部

Claims (5)

  1. 第1の取付部材と第2の取付部材が本体ゴム弾性体によって弾性連結されていると共に、筒状とされた該第1の取付部材の内孔が被覆ゴム層で覆われた嵌着孔とされており、該嵌着孔にブラケット部材が嵌入されている防振装置において、
    前記第1の取付部材には周上で部分的に外周側に向かって突出する突出部が形成されており、該突出部には該第1の取付部材の内周面に開口する係止溝が形成されて、該係止溝の溝内面が前記被覆ゴム層で覆われていると共に、該被覆ゴム層における該係止溝の側壁内面を構成する部分には係止部が設けられており、
    前記ブラケット部材が該第1の取付部材に嵌入されることで該ブラケット部材に突設された係合突部が該係止溝に嵌入されて、該係合突部の突出先端面が該係止溝の底壁内面に当接していると共に、該係合突部の側面が該係止部に係止されることで該第1の取付部材と該ブラケット部材を相互に位置決めする位置決め手段が構成されていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記被覆ゴム層における前記係止溝の側壁内面を構成する部分には溝長さ方向の中間に係止部としての当接段差部が設けられており、該被覆ゴム層で覆われた該係止溝における該当接段差部を挟んだ一方の側が幅広溝部とされていると共に、他方の側が該幅広溝部よりも溝幅寸法の小さい狭幅溝部とされている一方、
    前記係合突部の側面には長さ方向の中間に被当接段差部が設けられており、該係合突部における該被当接段差部を挟んだ一方の側が幅広部とされていると共に、他方の側が該幅広部よりも幅寸法の小さい狭幅部とされており、
    該係合突部が該幅広部側を前方として該係止溝に該狭幅溝部側から嵌入されて、該当接段差部と該被当接段差部が当接係止されることにより前記位置決め手段が構成されている請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記係止溝における前記狭幅溝部の側壁内面が前記当接段差部に向かって次第に狭幅となる案内面を備えている請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記係合突部における前記幅広部よりも前方側には該幅広部よりも幅寸法の小さい嵌入先端部が設けられており、該幅広部と該嵌入先端部が幅寸法が次第に変化するテーパ部を介して連続的に設けられている請求項2又は3に記載の防振装置。
  5. 前記突出部が前記第1の取付部材と前記第2の取付部材の対向方向で突出して設けられており、該突出部の突出先端と該第2の取付部材との当接によって該第1の取付部材と該第2の取付部材の相対変位量を制限するストッパ手段が構成されている請求項1〜4の何れか1項に記載の防振装置。
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