JP6731314B2 - ブラケット付き防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンマウントなどに適用される防振装置に係り、特に防振装置本体が車両ボデーやパワーユニットなどに対してインナブラケットとアウタブラケットを介して取り付けられるブラケット付き防振装置に関するものである。
従来から、自動車のエンジンマウントなどに適用される防振装置が知られている。この防振装置は、パワーユニットなどの一方の振動伝達系構成部材に取り付けられる第一の取付部材と、車両ボデーなどの他方の振動伝達系構成部材に取り付けられる第二の取付部材とが、本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有している。また、防振装置の第一の取付部材には、一方の振動伝達系構成部材との間に介装されるインナブラケットが取り付けられていると共に、第二の取付部材には、他方の振動伝達系構成部材との間に介装されるアウタブラケットが取り付けられている。
ところで、このようなブラケット付き防振装置としては、たとえば仏国特許出願公開第2810712号明細書(特許文献1)に開示されている構造のものなどがある。すなわち、第一の取付部材が側方へ開口する筒状部を備えており、その筒状部へインナブラケットが嵌入されて、インナブラケットが第一の取付部材に対して側方へ突出するように取り付けられている。一方、第二の取付部材は、アウタブラケットの両側方に開口する装着空所へ一方の開口部から差し入れられることにより、アウタブラケットに対して取り付けられている。
しかしながら、このような特許文献1の構造では、第二の取付部材に対してアウタブラケットへの差入れ方向や差入れ方向と反対向きに大きな荷重が作用すると、第二の取付部材がアウタブラケットの装着空所から離脱して、アウタブラケットが第二の取付部材から脱落するおそれがあった。特に、第二の取付部材をアウタブラケットに対して差入れ可能な構造とされていることから、第二の取付部材のアウタブラケットに対する差入れ方向と反対側への抜けが生じ易かった。
なお、特許文献1では、第二の取付部材のアウタブラケットへの差し入れた後に第二の取付部材の差入れ方向の先端部をアウタブラケットにかしめることにより、差入れ方向と反対向きに抜け難くすることも考えられるが、第二の取付部材のアウタブラケットからの抜けが問題となる大荷重が入力される場合には、薄肉板状の第二の取付部材によるかしめ構造では、十分な抜け止めを実現することができなかった。
仏国特許出願公開第2810712号明細書
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、第二の取付部材とアウタブラケットの分離を高い信頼性をもって防止することができる、新規な構造のブラケット付き防振装置を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が上下方向にて該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっていることを、特徴とする。
このような第一の態様に従う構造とされたブラケット付き防振装置によれば、アウタブラケットの装着空所の壁内面に対して、係止凸部が形成される他方の開口部から一方の開口部へ向けて拡開する向きの傾斜が設定されていると共に、装着空所の壁内面に対して直接的に重ね合わされて固定される第二の取付部材の圧入面が、装着空所の壁内面に設定される傾斜と対応する傾斜面とされている。これにより、第二の取付部材とアウタブラケットの圧入固定において、直接当接する圧入面積を大きく確保して、固定強度を大きく得ることができることから、防振装置本体のアウタブラケットからの抜けが生じ難い。
さらに、第二の取付部材の圧入面が、アウタブラケットに対して直接に圧入固定されていることから、第二の取付部材と他の部材がアウタブラケットへの圧入部分で重ね合わされるなどして圧入面が互いに異なる部材で構成されている場合に比して、圧入による固定強度を大きく確保し易くなる。
更にまた、防振装置本体のアウタブラケットに対する側方への抜けが、第二の取付部材とアウタブラケットの係止凸部との当接と、インナブラケットとアウタブラケットの当接とによって制限される。これにより、圧入による固定が可能とされた高剛性の第二の取付部材と、振動伝達系の構成部材に取り付けられる高剛性のインナブラケットおよびアウタブラケットとによって、防振装置本体のアウタブラケットからの抜けを防止する抜止め構造が構成されることとなって、防振装置本体とアウタブラケットの分離を優れた信頼性をもって防止することができる。
本発明の第二の態様は、少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっている一方、該第二の取付部材の左右両側には上下方向の厚さ寸法が大きい厚肉部が設けられており、それら厚肉部の外面に圧入面が設けられていると共に、該第二の取付部材における該左右の厚肉部の間には、それら左右の厚肉部に比して上下方向の寸法が小さい薄肉部が一体形成されていることを、特徴とする。
第二の態様によれば、第二の取付部材の左右両端に設けられる厚肉部がアウタブラケットに圧入固定されることにより、第二の取付部材をアウタブラケットに対して圧入によって安定した固定状態で取り付けることができる。また、左右の厚肉部が薄肉部によって一体的に連結されていることにより、第二の取付部材の取り回しが容易になると共に、圧入によるアウタブラケットへの固定強度を大きく得易くなる。
本発明の第三の態様は、第二の態様に記載されたブラケット付き防振装置において、前記アウタブラケットの下半部には、左右内側へ開口して前記第二の取付部材の該アウタブラケットへの圧入方向に延びる圧入溝状部が形成されて、前記装着空所が該圧入溝状部を含んで構成されていると共に、該圧入溝状部の壁内面が該装着空所の前記一方の開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有しており、該第二の取付部材の前記厚肉部が該アウタブラケットの該圧入溝状部に圧入されて、該厚肉部の前記圧入面が該圧入溝状部の壁内面に重ね合わされているものである。
第三の態様によれば、第二の取付部材の厚肉部の上下寸法を著しく大きくすることなく、第二の取付部材とアウタブラケットを圧入によって安定して固定することができる。しかも、第二の取付部材とアウタブラケットの圧入固定構造がアウタブラケットの下半部において構成されることから、アウタブラケットの上半部の設計自由度が確保されて、たとえば第一の取付部材とアウタブラケットの当接によるストッパ構造などを設けることも可能になる。
本発明の第四の態様は、第二又は第三の態様に記載されたブラケット付き防振装置において、前記第二の取付部材の該アウタブラケットへの圧入方向へ貫通する肉抜凹溝が前記厚肉部の外面に開口して形成されており、該肉抜凹溝が該厚肉部と前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面との間に配されているものである。
第四の態様によれば、第二の取付部材に対して肉抜凹溝が形成されていることから、圧入によって第二の取付部材に作用する応力が低減されて、第二の取付部材の割れなどが防止される。しかも、第二の取付部材の圧入面を外れた位置に肉抜凹溝を形成すれば、圧入による固定強度が肉抜凹溝の形成によって低下するのも防止することができる。
本発明の第五の態様は、少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっている一方、該装着空所の周壁の下半部に係止凸部が形成されて、該係止凸部が該周壁の周方向へ延びて少なくとも一部で屈曲していると共に、防振装置本体の該アウタブラケットに対する該装着空所の他方の開口部側への相対変位量が、第二の取付部材の外周端部と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていることを、特徴とする
第五の態様によれば、係止凸部が装着空所の周壁に沿って周方向へ屈曲して連続的に延びる形状とされていることにより、第二の取付部材の当接に対する係止凸部の変形剛性を高めることができて、第二の取付部材との当接による防振装置本体のアウタブラケットからの抜止めを、より優れた信頼性をもって実現することができる。
しかも、係止凸部を第二の取付部材が配置される装着空所の周壁の下半部に形成することにより、係止凸部を必要以上に広範囲に設けることなく、目的とする防振装置本体のアウタブラケットからの抜止めが実現される。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか1つの態様に記載されたブラケット付き防振装置において、前記第一の取付部材は前記筒状部の周壁の一部が下側へ突出するストッパ突部とされて、該ストッパ突部が該筒状部の軸方向全長に亘って連続していると共に、前記第二の取付部材には該第一の取付部材の該ストッパ突部と上下方向で対向するストッパ受部が設けられており、該ストッパ突部と該ストッパ受部の当接によって該第一の取付部材と該第二の取付部材の上下接近方向の相対変位量を制限するバウンドストッパが構成されるようにしたものである。
第六の態様によれば、第一の取付部材にストッパ突部を形成することにより、バウンドストッパのストッパクリアランスを、第二の取付部材のストッパ受部を上側へ大きく突出させることなく調節することが可能になる。しかも、ストッパ突部が筒状部の軸方向で全長に亘って連続する形状とされていることにより、第一の取付部材を引抜加工によって容易に且つ良好な寸法精度で製造することも可能となる。
本発明によれば、アウタブラケットの装着空所の内面と第二の取付部材の圧入面に対して、相互に対応する傾斜が設定されていることから、第二の取付部材を装着空所へ容易に差し入れることができると共に、第二の取付部材とアウタブラケットの圧入による固定強度を有利に得ることができる。さらに、第二の取付部材の圧入面がアウタブラケットに対して直接に圧入固定されていることから、圧入による固定強度を大きく確保し易くなる。更にまた、何れも高剛性の部材である第二の取付部材とアウタブラケットの係止凸部の当接と、何れも高剛性の部材であるインナブラケットとアウタブラケットの当接とによって、防振装置本体のアウタブラケットからの抜けを防止する抜止め構造が優れた信頼性をもって実現される。
本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウントを示す正面図。 図1に示すエンジンマウントの平面図。 図1のIII−III断面図。 図1のIV−IV断面図。 図1に示すエンジンマウントを構成するマウント本体の背面図。 図5に示すマウント本体の平面図。 図5に示すマウント本体の底面図。 図5に示すマウント本体の右側面図。 図8のIX−IX断面図。 図9のX−X断面図。 図1に示すエンジンマウントを構成するアウタブラケットの正面図。 図11のXII−XII断面図。 図11のXIII−XIII断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜4には、本発明に従う構造とされたブラケット付き防振装置の第一の実施形態として、自動車用のエンジンマウント10が示されている。エンジンマウント10は、防振装置本体としてのマウント本体12に、インナブラケット14とアウタブラケット16が装着された構造を有している。なお、以下の説明では、原則として、上下方向とは図1中の上下方向を、前後方向とは図1中の紙面直交方向を、左右方向とは図1中の左右方向を、それぞれ言う。
より詳細には、マウント本体12は、図5〜10にも示すように、第一の取付部材18と第二の取付部材20が本体ゴム弾性体22によって弾性連結された構造を有しており、本実施形態では、第一の取付部材18と第二の取付部材20を備えた本体ゴム弾性体22の加硫成形品として形成されている。
第一の取付部材18は、金属などで形成された高剛性の部材であって、図9,10に示すように、薄肉の四角筒形状を呈して前後側方に開口する筒状部24を備えていると共に、筒状部24の下壁部には下方へ突出するストッパ突部26が設けられている。ストッパ突部26は、図9に示すように、下方へ向けて次第に左右方向で幅狭となるテーパ断面形状をもって、筒状部24の軸方向全長に亘って連続して形成されており、換言すれば、筒状部24の内周へ向けて開口するU字乃至はV字断面の溝形状を呈している。なお、第一の取付部材18は、筒状部24の軸方向で略一定の断面形状を有していることから、たとえば冷間引抜加工によって製造することが可能であり、引抜によって形成した後、後述する本体ゴム弾性体22のゴム材料を第一の取付部材18の内周面に回すための貫通孔を形成することにより、第一の取付部材18を容易に得ることができる。
第二の取付部材20は、金属などで形成された高剛性の部材であって、中実ブロック形状とされている。より具体的には、第二の取付部材20は、図5,8に示すように、下面が後側(図8中の右側)へ行くに従って上傾する傾斜平面で構成されていると共に、上面が上側へ開口するW字断面形状で前後に延びる異形面とされている。これにより、第二の取付部材20は、左右方向において中間の2箇所で上下方向の厚さ寸法が最小とされており、それら上下方向の厚さ寸法が最小とされた2箇所よりも左右外側部分が上下方向の最大厚さ寸法が大きい厚肉部28,28とされていると共に、左右内側部分が左右の厚肉部28,28を相互に連結する薄肉部30とされている。なお、第二の取付部材20は下端部の左右エッジが面取りされており、第二の取付部材20の下面は、左右方向で直線的に広がっていると共に、左右両端縁部が左右外側へ行くに従って上傾する傾斜面とされている。
厚肉部28は、図5に示すように、上面が左右外側へ行くに従って上傾する傾斜固着面32を有しており、傾斜固着面32に後述する本体ゴム弾性体22の連結部48が固着されていると共に、傾斜固着面32の左右外側には、左右方向へ直線的に広がる上圧入面34が設けられている。そして、厚肉部28において上圧入面34を設けられた部分およびその左右外側部分が、本実施形態の圧入部36とされており、圧入部36の下面には、左右方向へ直線的に広がる下圧入面38が上圧入面34と上下方向で対応する位置に設けられている。要するに、本実施形態の圧入部36は、第二の取付部材20の厚肉部28の一部であって、上下の圧入面34,38と後述する横圧入面40,40を設定された厚肉部28の左右外端部によって構成されている。なお、上圧入面34は、後述するアウタブラケット16の圧入溝状部78の上側の壁内面に対応して、後方へ行くに従って下傾する傾斜面とされていると共に、下圧入面38は、後述するアウタブラケット16の圧入溝状部78の下側の壁内面に対応して、後方へ行くに従って上傾する傾斜面とされている。
さらに、厚肉部28,28は、上端縁部の左右エッジが面取りされており、上圧入面34,34よりも左右外側の上面が左右外側へ行くに従って下傾する傾斜面とされていると共に、下端縁部の左右エッジが面取りされており、下圧入面38,38よりも左右外側の下面が左右外側へ行くに従って上傾する傾斜面とされている。そして、厚肉部28,28の左右外面において、それら傾斜面の上下間に位置する部分が、横圧入面40,40とされている。この横圧入面40,40は、後述するアウタブラケット16の圧入溝状部78の壁底内面に対応して、後方へ行くに従って左右内側へ傾斜する傾斜面とされている。
また、厚肉部28,28には、図5,7に示すように、下面に開口して前後全長に亘って連続して延びる第一の肉抜凹溝42,42が形成されていると共に、図5,8に示すように、左右の側面に開口して前後全長に亘って連続して延びる第二の肉抜凹溝44,44が形成されている。第一の肉抜凹溝42,42が、厚肉部28,28における左右の圧入面40,40の左右方向間に形成されていると共に、第二の肉抜凹溝44が各厚肉部28における上下の圧入面34,38の上下方向間にそれぞれ形成されている。なお、第一の肉抜凹溝42,42および第二の肉抜凹溝44,44の具体的な数や形状、配置などは特に限定されないが、本実施形態では、厚肉部28,28の下面に開口する第一の肉抜凹溝42,42が左右幅寸法を相互に異ならされていると共に、厚肉部28,28の左右側面に開口する第二の肉抜凹溝44,44が相互に略同じ形状および大きさとされている。
第二の取付部材20の薄肉部30は、図5,9に示すように、上下方向の最大厚さ寸法が厚肉部28,28に比して小さくされており、上面が左右中央側へ行くに従って上傾する傾斜面とされていると共に、薄肉部30の左右中央部分には、上側へ向けて突出するストッパ受部46が前後全長に亘って連続して形成されている。ストッパ受部46は、略一定の左右幅寸法で上側へ向けて突出して、上下方向と略直交して広がる突出先端面を備えると共に、突出先端部の左右エッジが円弧状に丸められた形状とされている。また、ストッパ受部46の突出先端面は、厚肉部28,28の上圧入面34,34よりも下方に位置しており、ストッパ受部46が形成された左右中央部における第二の取付部材20の上下方向の厚さ寸法は、左右両端部における第二の取付部材20の上下方向の厚さ寸法よりも小さくされている。これにより、第二の取付部材20は、上圧入面34,34が設けられた左右の圧入部36,36において、上下方向の厚さ寸法が最大とされている。
更にまた、第二の取付部材20の左右側面は、図6に示すように、前後方向に対して所定の傾斜角度で傾斜するテーパ平面とされており、第二の取付部材20の左右寸法が後側(図6中の上側)へ行くに従って次第に小さくなっている。また、左右側面の後端エッジは、面取り加工が施されるなどして、後側へ行くに従って左右内側へより大きな角度で傾斜する傾斜面とされている。
そして、図9,10に示すように、第一の取付部材18の下方に第二の取付部材20が離れて配置されて、それら第一の取付部材18と第二の取付部材20が本体ゴム弾性体22によって相互に弾性連結されている。本体ゴム弾性体22は、下方へ行くに従って左右で相互に離れるように傾斜して延びる左右一対の連結部48,48を備えており、それら左右一対の連結部48,48の上端部が第一の取付部材18の下面に加硫接着されていると共に、下端部が第二の取付部材20の厚肉部28,28の上面に加硫接着されている。
さらに、左右一対の連結部48,48の上端部は、本体ゴム弾性体22の一部である第一の下ストッパゴム50によって一体的につながっており、第一の取付部材18の下面の全面を覆うように固着されている。さらに、左右一対の連結部48,48の下端部は、本体ゴム弾性体22の一部である第二の下ストッパゴム52によって一体的につながっており、第二の取付部材20の薄肉部30の上面が第二の下ストッパゴム52で全面に亘って覆われている。また、下面を第一の下ストッパゴム50で覆われた第一の取付部材18のストッパ突部26と、上面を第二の下ストッパゴム52で覆われた第二の取付部材20のストッパ受部46は、上下方向に所定の距離を隔てて対向配置されている。
また、第一の取付部材18の上面には、上ストッパゴム54が形成されている。上ストッパゴム54は、第一の取付部材18の上面を覆うゴム層から上方へ向かって左右一対の突出部56,56が突出した構造とされている。さらに、第一の取付部材18の左右側面には、側方ストッパゴム58,58が形成されている。側方ストッパゴム58は、左右外側へ向けて突出しており、図8,9に示すように、突出先端側へ行くに従って次第に上下方向および前後方向で幅狭となっている。なお、上ストッパゴム54と左右の側方ストッパゴム58,58は、第一の取付部材18の外周面上で左右の連結部48,48と連続して形成されており、本体ゴム弾性体22に一体的に設けられている。また、第一の取付部材18の内周面には、本体ゴム弾性体22に一体形成された被覆ゴム層60が、全体を覆うように固着されている。
また、マウント本体12の第一の取付部材18には、インナブラケット14が取り付けられている。インナブラケット14は、金属や繊維補強樹脂などで形成された高剛性の部材であって、図1〜3に示すように、締結部62から嵌合支持部64が延び出した構造を有している。
締結部62は、板状乃至はブロック状とされており、上下方向に貫通する複数のボルト孔66を備えている。また、締結部62の前端面(図3中の左端面)には、左右両側に緩衝ゴム68がそれぞれ固着されており、締結部62の前端面における緩衝ゴム68の固着部分が、後述するアウタブラケット16の後端面に対して前後方向で対向する当接面69とされている。なお、本実施形態の締結部62は、前端部において上側へ立ち上がる竪壁部70を備えており、締結部62の前端面の面積が大きく確保されている。
嵌合支持部64は、図1,3に示すように、前後方向に直線的に延びており、本実施形態では、上下方向に対して略直交して広がる長手板状の部分に対して、上下両側へ突出する補強リブが左右方向の中央部と両端部に一体形成された構造を有している。この嵌合支持部64は、後端が締結部62と一体でつながっており、締結部62から前側へ向けて突出している。
そして、インナブラケット14は、嵌合支持部64がマウント本体12の第一の取付部材18の筒状部24に対して後側から嵌入されることにより、第一の取付部材18に取り付けられている。このようなインナブラケット14の第一の取付部材18への装着状態において、インナブラケット14の締結部62は、第一の取付部材18から後側へ突出している。しかも、締結部62につながる嵌合支持部64の後端部も第一の取付部材18よりも後側へ延び出しており、締結部62が第一の取付部材18の後端に対して後側へ離れて配置されている。なお、本実施形態では、筒状部24の内周面が被覆ゴム層60で覆われていることから、インナブラケット14の筒状部24への嵌入に際して、インナブラケット14と筒状部24のかじりなどが防止され得る。
また、図1,3に示すように、マウント本体12の第二の取付部材20には、アウタブラケット16が取り付けられている。図11〜13に示すアウタブラケット16は、金属や繊維補強樹脂などで形成された高剛性の部材であって、上下方向と略直交して広がる板状の下壁部72を備えている。下壁部72は、図12に示すように、下面が上下方向と直交して広がる平面とされていると共に、上面が後側に行くに従って上傾する傾斜面とされており、後側に向けて次第に厚肉となっている。
さらに、アウタブラケット16は、図11,13に示すように、下壁部72の左右両端部から上側へ突出する左右の側壁部74,74を備えている。左右の側壁部74,74は、左右外面が左右方向に対して略直交して広がる平面とされていると共に、左右内面が後側へ行くに従って左右内側へ傾斜する傾斜面とされており、後側に向けて次第に厚肉となっている。また、左右の側壁部74,74の左右内面には、それぞれ段差76が設けられており、左右の側壁部74,74は、段差76,76に対して下部が上部よりも左右方向で薄肉とされている。
この段差76が形成されていることにより、左右の側壁部74,74の下端部には、左右内方へ開口して前後方向の全長に亘って連続する圧入溝状部78,78が、左右の側壁部74,74と下壁部72との協働により形成されている。圧入溝状部78は、図11〜13に示すように、側壁部74の左右内面で構成される溝底内面が、後側へ行くに従って左右内側へ傾斜している一方、下壁部72の上面で構成される下側の溝幅内面が、後側へ行くに従って上傾していると共に、側壁部74の段差76によって構成される上側の溝幅内面が、後側へ行くに従って下傾している。これにより、後述する装着空所81の壁内面を構成する圧入溝状部78の壁内面79が、前側へ向けて拡開するテーパ形状とされて、圧入溝状部78の溝断面積が、前側へ行くに従って大きくなっている。
更にまた、アウタブラケット16は、図11,12に示すように、左右の側壁部74,74の上端部を相互につなぐ上壁部80を備えている。上壁部80は、上下方向と略直交して広がる平板形状とされており、左右両端部が左右の側壁部74,74の上端部と一体でつながっている。
このように、アウタブラケット16が、下壁部72と左右の側壁部74,74と上壁部80とを一体で連続して備えていることにより、アウタブラケット16には、前後方向に貫通する孔状の装着空所81が形成されている。装着空所81の壁内面は、下壁部72の上面で構成される部分と、圧入溝状部78,78の壁内面79,79を含む側壁部74,74の左右内面で構成される部分が、他方の開口部である後側開口部83から一方の開口部である前側開口部82に向けて次第に拡開するテーパ形状とされている。なお、上述の説明からも理解されるように、本実施形態の装着空所81は、圧入溝状部78,78を含んで構成されており、圧入溝状部78,78を備える下部が上部よりも左右方向で大きくされている。また、アウタブラケット16において装着空所81が前後に貫通して形成された孔状とされていることにより、装着空所81の周壁84が下壁部72と左右の側壁部74,74と上壁部80によって構成されている。
さらに、装着空所81の後側開口部83において、アウタブラケット16の下壁部72と左右の側壁部74,74には、装着空所81の内周へ向けて突出する係止凸部85が一体形成されている。係止凸部85は、図11〜13に示すように、圧入溝状部78の壁内面79に連続的に突出形成されており、その突出寸法が、薄肉とされた側壁部74の下部(圧入溝状部78の溝底壁部)の左右方向の厚さ寸法よりも小さくされている。本実施形態では、圧入溝状部78,78が装着空所81の周壁84における下半部に設けられていることから、係止凸部85が装着空所81の周壁84の下半部に設けられて、装着空所81の周壁84に沿って周方向へ連続して延びている。また、本実施形態の係止凸部85は、下壁部72と側壁部74,74の接続部分で屈曲して周方向へ延びていると共に、他の部分では略直線的に延びており、屈曲部分と直線状部分が周方向に連続している。
さらに、アウタブラケット16は、下壁部72から左右外側へ突出する板状の左右の締結片86,86を備えており、それら左右の締結片86,86には、それぞれボルト孔88が上下に貫通して形成されている。
なお、アウタブラケット16は、たとえば鉄やアルミニウム合金のダイカスト成形品とされている。アウタブラケット16がこのような型成形品である場合には、金型の取り外しを容易にするために、装着空所81の壁内面に対して金型の分割方向の傾斜(抜きテーパ)が設定される。金型の分割数や分割態様は特に限定されるものではないが、本実施形態のアウタブラケット16では、たとえば図12に二点鎖線で示すように金型が前後に分割されており、装着空所81の壁内面形状を成形する金型が、装着空所81の前側開口から差し入れられた状態でアウタブラケット16が成形される。そして、アウタブラケット16の成形後に金型を装着空所81から前側へ容易に抜き取るために、装着空所81の壁内面が後側開口部83から前側開口部82に向かって拡開する方向に傾斜するテーパ形状を有している。
そして、マウント本体12がアウタブラケット16の装着空所81の前側開口部82から装着空所81へ差し入れられて、マウント本体12における第二の取付部材20の左右の圧入部36,36が、アウタブラケット16における左右の側壁部74,74の圧入溝状部78,78に圧入されることにより、図1〜4に示すように、アウタブラケット16が第二の取付部材20に対して取り付けられている。第二の取付部材20は、圧入部36,36の上下の圧入面34,38と左右の圧入面40,40が、アウタブラケット16の圧入溝状部78,78の壁内面79,79にそれぞれ直接に重ね合わされて、それら上下の圧入面34,38と左右の圧入面40,40によってアウタブラケット16に圧入されている。
さらに、第二の取付部材20がアウタブラケット16に圧入固定された状態において、第二の取付部材20の厚肉部28,28の下面に開口する第一の肉抜凹溝42,42が、厚肉部28,28とアウタブラケット16の下壁部72の間に配されて、前後方向へ直線的に延びている。一方、第二の取付部材20の厚肉部28,28の左右外面に開口する第二の肉抜凹溝44,44は、厚肉部28,28とアウタブラケット16の左右の側壁部74,74の間に配されて、前後方向へ直線的に延びている。
本実施形態では、アウタブラケット16の圧入溝状部78,78が前側に向けて拡開していると共に、第二の取付部材20の圧入部36が後側に向けて収縮する形状とされていることから、圧入溝状部78に対する圧入部36の圧入作業を容易に実施することができる。さらに、圧入部36の外面を構成する圧入面34,38,40が圧入溝状部78の壁内面79と略対応する傾斜面とされており、圧入面34,38,40が圧入溝状部78の壁内面79に広い面積で当接状態で重ね合わされることから、第二の取付部材20とアウタブラケット16の圧入固定領域が前後方向で広く確保されて固定強度が有利に確保される。
また、マウント本体12に対するアウタブラケット16の装着状態において、第一の取付部材18から突出するインナブラケット14は、アウタブラケット16の後側開口を通じてアウタブラケット16よりも後側へ突出している。そして、インナブラケット14の締結部62がアウタブラケット16の左右の側壁部74,74よりも左右外側まで広がっていると共に、締結部62が少なくとも竪壁部70においてアウタブラケット16の上壁部80よりも上側まで広がっている。これにより、インナブラケット14の締結部62の前端面に設けられて緩衝ゴム68で覆われた当接面69が、アウタブラケット16の後端面に対して、前後方向に所定の距離を隔てて対向配置されている。なお、第二の取付部材20に対してアウタブラケット16を取り付けた後で、第一の取付部材18に対してインナブラケット14を取り付けることにより、インナブラケット14をアウタブラケット16に対して上述の如く配することができる。
かくの如き構造とされたエンジンマウント10は、インナブラケット14が締結部62のボルト孔66に挿通される図示しないボルトによって、図示しないパワーユニットに固定されると共に、アウタブラケット16が締結片86のボルト孔88に挿通される図示しないボルトによって、図示しない車両ボデーに固定される。これにより、第一の取付部材18がパワーユニット側に取り付けられると共に、第二の取付部材20が車両ボデー側に取り付けられて、パワーユニットがマウント本体12を介して車両ボデーに防振連結されるようになっている。なお、図1では、車両へ装着される前のエンジンマウント10単体が示されているが、車両への装着状態では、第一の取付部材18と第二の取付部材20の間にパワーユニットの分担支持荷重が入力されることから、第一の取付部材18が第二の取付部材20に対する接近方向へ変位せしめられる。
このような車両への装着状態において、第一の取付部材18と第二の取付部材20に上下方向の振動が入力されると、本体ゴム弾性体22の弾性変形によって、内部摩擦などに基づく振動エネルギーの減衰作用や振動絶縁作用などが発揮されることから、パワーユニットから車両ボデーへの振動伝達が低減される。
また、上下方向に大荷重が入力されて第一の取付部材18が第二の取付部材20に対して接近方向へ大きく変位すると、第一の取付部材18のストッパ突部26と第二の取付部材20のストッパ受部46が第一の下ストッパゴム50と第二の下ストッパゴム52を介して相互に当接する。これにより、第一の取付部材18と第二の取付部材20の接近方向の相対変位量を制限するバウンドストッパ90が構成されて、本体ゴム弾性体22の過大な変形が防止されることで耐久性の向上などが図られる。
本実施形態では、第一の取付部材18にストッパ突部26が設けられていることにより、第二の取付部材20のストッパ受部46を上側へ大きく突出させることなく、バウンドストッパ90のストッパクリアランスを調節設定することが可能とされている。また、ストッパ突部26が筒状部24の軸方向で全長に亘って連続する形状とされていることにより、第一の取付部材18を引抜加工によって容易に且つ高精度に製造することも可能とされている。
さらに、上下方向に大荷重が入力されて第一の取付部材18が第二の取付部材20に対して離隔方向へ大きく変位すると、第一の取付部材18とアウタブラケット16の上壁部80が上ストッパゴム54を介して相互に当接する。これにより、第一の取付部材18と第二の取付部材20の接近方向の相対変位量を制限するリバウンドストッパ92が構成されて、耐久性の向上などが図られる。
更にまた、左右方向の大荷重入力によって第一の取付部材18と第二の取付部材20が左右方向へ大きく相対変位すると、第一の取付部材18とアウタブラケット16の側壁部74,74が側方ストッパゴム58,58を介して相互に当接する。これにより、第一の取付部材18と第二の取付部材20の左右方向の相対変位量を制限する左ストッパ94と右ストッパ96が構成されて、耐久性の向上などが図られる。
一方、第一の取付部材18と第二の取付部材20の間に前後方向の大荷重が入力されると、圧入固定された第二の取付部材20とアウタブラケット16の間に前後方向の相対変位が生じ得る。ここにおいて、エンジンマウント10では、このような前後方向の大荷重の入力に対して、マウント本体12とアウタブラケット16の前後方向の相対変位量を制限する抜止め構造が設けられている。
すなわち、大荷重が入力されることにより、本体ゴム弾性体22の弾性変形に加えて、第二の取付部材20がアウタブラケット16に対して前側へ相対変位する場合には、インナブラケット14の締結部62の前面(当接面69)が、アウタブラケット16の上部に対して、緩衝ゴム68を介して当接することにより、インナブラケット14を固定されたマウント本体12とアウタブラケット16との相対変位量が制限されるようになっている(図3参照)。これにより、図3に示すように、マウント本体12のアウタブラケット16に対する前側への抜けを防止する前側の抜止め構造98が構成されている。
さらに、大荷重が入力されることにより、本体ゴム弾性体22の弾性変形に加えて、第二の取付部材20がアウタブラケット16に対して後側へ相対変位する場合には、第二の取付部材20の下端部および左右側端部が、アウタブラケット16に設けられた係止凸部85に対して、前後方向で当接係止されることにより、第二の取付部材20を備えるマウント本体12とアウタブラケット16の相対変位量が制限されるようになっている(図3参照)。これにより、図3に示すように、マウント本体12のアウタブラケット16に対する後側への抜けを防止する後側の抜止め構造100が構成されている。
このように、エンジンマウント10では、装着空所81が開口する前後方向において、マウント本体12のアウタブラケット16からの抜けが、前後の抜止め構造によって防止されており、前後方向の大荷重が入力される場合にも、エンジンマウント10によるパワーユニットと車両ボデーの防振連結状態が安定して維持される。
しかも、抜止め構造を構成する第二の取付部材20とインナブラケット14とアウタブラケット16は、何れも高剛性の部材とされており、当接時に変形や破損が生じ難く、当接によるマウント本体12のアウタブラケット16からの抜止めが安定して実現される。特に、アウタブラケット16の係止凸部85は、装着空所81の周壁84の下半部を構成する下壁部72と左右の側壁部74,74の下部とに対して、周方向の全体に亘って連続して設けられており、横方向に延びる下壁部72と、下壁部72の横方向両端からそれぞれ上方に向かって立ち上がる左右の側壁部74,74との接続部分において、それぞれ周方向に屈曲している。これにより、前後方向で比較的に薄肉とされた係止凸部85の変形剛性が十分に確保されて、マウント本体12のアウタブラケット16からの抜けが高い信頼性をもって防止される。
また、第二の取付部材20の圧入部36,36の外面に対して、装着空所81の内面に設定される離型用の傾斜(抜きテーパ)と対応する傾斜を設定したことにより、装着空所81の壁内面と圧入部36,36の外面との重ね合わせ面積が大きく確保されている。それゆえ、第二の取付部材20とアウタブラケット16の圧入による固定強度が有利に確保されて、第二の取付部材20とアウタブラケット16の前後方向の相対変位が生じ難くなっている。しかも、第二の取付部材20の圧入面34,38,40,40の傾斜と、装着空所81の壁内面の傾斜とによって、第二の取付部材20をアウタブラケット16の装着空所81に差し入れ易くなっており、マウント本体12のアウタブラケット16に対する組付け作業を容易に行うことができる。
さらに、アウタブラケット16に対して圧入固定される第二の取付部材20の圧入部36,36が、アウタブラケット16の圧入溝状部78,78に対して、他部材と重ね合わされるなどすることなく差し入れられており、上下の圧入面34,38が何れも第二の取付部材20単体で構成されていると共に、左右の圧入面40,40が何れも第二の取付部材20単体で構成されている。これにより、第二の取付部材20のアウタブラケット16に対する固定強度を大きく確保し易くなって、第二の取付部材20のアウタブラケット16からの抜けが生じ難くされている。加えて、アウタブラケット16の左右の各圧入溝状部78には、第二の取付部材20の左右の各圧入部36の上下の圧入面34,38が圧入固定される面が上下に対向して形成され、それぞれ略一定の左右幅をもって圧入方向(前後方向)へ直線的に広がっている。しかも、アウタブラケット16の左右方向で対向する一対の圧入溝状部78,78の各底面により、第二の取付部材20の左右の圧入面40,40が圧入固定される面が、圧入方向へ直線的に広がっている。このように、所定幅で圧入方向に直線状に広がる3つの対向面(圧入面34,38,40)によって、それぞれ独立的に有効な圧入固定力が発揮されるようになっている。
また、アウタブラケット16に圧入固定される圧入部36,36が、第二の取付部材20の左右両端部分に設けられていることから、それら圧入部36,36の圧入固定によってアウタブラケット16が第二の取付部材20に対して安定して固定保持される。しかも、それら左右の圧入部36,36が薄肉部30によって相互に一体で連結されていることから、左右の圧入部36,36を一つの部材として取り扱うことができて、アウタブラケット16への圧入作業などが容易になると共に、圧入部36,36の左右外面を横圧入面40,40とすることで圧入固定の強度をより大きく得ることができる。
さらに、アウタブラケット16の側壁部74,74に対して左右内側へ開口する圧入溝状部78,78が形成されており、それら圧入溝状部78,78に対して左右の圧入部36,36の各一方が圧入固定されている。このような構造を採用することにより、圧入部36,36の上下にそれぞれ圧入面34,38を設定する場合であっても、圧入溝状部78,78の上下方向の溝幅寸法を調節することで、圧入部36,36の上下寸法を自由に設定することができて、第二の取付部材20の小型化が可能となる。
しかも、アウタブラケット16における圧入溝状部78,78よりも上側では、第二の取付部材20の圧入固定構造によって形状の自由度を制限されることがない。それゆえ、第一の取付部材18とアウタブラケット16の側壁部74,74が側方ストッパゴム58,58を介して当接することによる左右のストッパ94,96を設けることができると共に、左右のストッパ94,96におけるストッパクリアランスの調節も容易になる。
また、第二の取付部材20は、上下方向の厚さ寸法が大きくされた左右の厚肉部28,28に対して、下面に開口する第一の肉抜凹溝42,42と左右外面に開口する第二の肉抜凹溝44,44が前後に貫通して形成されている。そして、アウタブラケット16への圧入による左右方向の圧縮によって第二の取付部材20に作用する応力が、第一の肉抜凹溝42,42によって低減されると共に、アウタブラケット16への圧入による上下方向の圧縮によって第二の取付部材20に作用する応力が、第二の肉抜凹溝44,44によって低減される。これにより、アウタブラケット16への圧入時に作用する応力に起因する第二の取付部材20の割れなどが防止されて、安定した品質のエンジンマウント10を提供可能となると共に、耐久性の向上等も図られる。
しかも、下面に開口する第一の肉抜凹溝42,42は、上下方向で薄肉とされた薄肉部30には形成されておらず、上下方向で厚肉とされた厚肉部28,28に形成されている。それゆえ、第一の肉抜凹溝42,42の形成による第二の取付部材20の剛性の低下などが抑えられて、優れた耐荷重性能等を実現することができる。
加えて、第一の肉抜凹溝42を各圧入部36の下圧入面38を左右方向で外れた位置に形成することにより、圧入による第二の取付部材20とアウタブラケット16の固定強度が、第一の肉抜凹溝42の形成による圧入面積の減少によって低下するのも防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態の第一の取付部材18や第二の取付部材20は、あくまでも例示であって、ブラケットを装着可能な構造とされていれば、前記実施形態の具体的な形状などに限定されることなく適宜に変更することが可能である。
また、アウタブラケット16の圧入溝状部78は必須ではなく、たとえば、アウタブラケット16の側壁部74,74の左右内面に段差76,76が設けられていない構造を採用して、第二の取付部材20がアウタブラケット16に対して左右方向でのみ圧入固定されるようにしても良い。
さらに、第二の取付部材20は、たとえば、アウタブラケット16に対して上下方向でのみ圧入されるようになっていても良く、左右方向では圧入されていなくても良い。要するに、前記実施形態では、上下方向の両側に設けられた圧入面34,38と、左右方向の両側に設けられた圧入面40,40との両方において、第二の取付部材20がアウタブラケット16に圧入されていたが、第二の取付部材20は、少なくとも一方向の両側に設けられた圧入面においてアウタブラケット16に圧入されるようになっていれば良い。
また、係止凸部85は、必ずしも全体が装着空所81の周方向に連続して延びる構造に限定されず、装着空所81の周方向で分割された複数が設けられていても良い。係止凸部85の突出高さや前後方向の厚さ寸法などは、特に限定されるものではなく、適宜に変更可能である。
10:エンジンマウント(ブラケット付き防振装置)、12:マウント本体(防振装置本体)、14:インナブラケット、16:アウタブラケット、18:第一の取付部材、20:第二の取付部材、22:本体ゴム弾性体、24:筒状部、26:ストッパ突部、28:厚肉部、30:薄肉部、42:第一の肉抜凹溝、44:第二の肉抜凹溝、46:ストッパ受部、78:圧入溝状部、79:壁内面(装着空所の壁内面)、81:装着空所、82:前側開口部(一方の開口部)、83:後側開口部(他方の開口部)、84:周壁、85:係止凸部、90:バウンドストッパ、98:前側の抜止め構造、100:後側の抜止め構造

Claims (6)

  1. 少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、
    前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が上下方向にて該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、
    該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、
    該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっていることを特徴とするブラケット付き防振装置。
  2. 少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、
    前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、
    該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、
    該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっている一方、
    第二の取付部材の左右両側には上下方向の厚さ寸法が大きい厚肉部が設けられており、それら厚肉部の外面に圧入面が設けられていると共に、
    該第二の取付部材における該左右の厚肉部の間には、それら左右の厚肉部に比して上下方向の寸法が小さい薄肉部が一体形成されていることを特徴とするブラケット付き防振装置。
  3. 前記アウタブラケットの下半部には、左右内側へ開口して前記第二の取付部材の該アウタブラケットへの圧入方向に延びる圧入溝状部が形成されて、前記装着空所が該圧入溝状部を含んで構成されていると共に、該圧入溝状部の壁内面が該装着空所の前記一方の開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有しており、
    該第二の取付部材の前記厚肉部が該アウタブラケットの該圧入溝状部に圧入されて、該厚肉部の前記圧入面が該圧入溝状部の壁内面に重ね合わされている請求項2に記載のブラケット付き防振装置。
  4. 前記第二の取付部材の該アウタブラケットへの圧入方向へ貫通する肉抜凹溝が前記厚肉部の外面に開口して形成されており、該肉抜凹溝が該厚肉部と前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面との間に配されている請求項2又は3に記載のブラケット付き防振装置。
  5. 少なくとも一方の側方へ開口する筒状部を備えた第一の取付部材と該第一の取付部材に対して下方に離れて配置される第二の取付部材が本体ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有する防振装置本体を備えており、該防振装置本体の該第一の取付部材にはインナブラケットが圧入固定されて側方へ突出していると共に、該防振装置本体の該第二の取付部材が両側方へ開口するアウタブラケットの装着空所に差し入れられて、該インナブラケットが該アウタブラケットの該装着空所の開口部を通じて側方へ突出しているブラケット付き防振装置において、
    前記アウタブラケットの前記装着空所の壁内面が該装着空所の一方の前記開口部へ向けて拡開するテーパ形状を有していると共に、前記第二の取付部材の外面には該装着空所の該壁内面と同方向へ傾斜して該装着空所の該壁内面に重ね合わされる圧入面が設けられており、該アウタブラケットの該装着空所の前記一方の開口部から差し入れられた該第二の取付部材が該アウタブラケットに圧入されて該第二の取付部材の該圧入面が該アウタブラケットに対して直接に圧入固定されている一方、
    該アウタブラケットの該装着空所の他方の前記開口部には内周へ向けて突出する係止凸部が形成されており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該他方の開口部側への相対変位量が該第二の取付部材と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていると共に、
    該インナブラケットには該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面に対して対向配置される当接面が設けられており、該防振装置本体の該アウタブラケットに対する該一方の開口部側への相対変位量が、該アウタブラケットにおける該装着空所の該他方の開口部側の端面と該インナブラケットの該当接面との当接によって制限されるようになっている一方、
    装着空所の周壁の下半部に係止凸部が形成されて、該係止凸部が該周壁の周方向へ延びて少なくとも一部で屈曲していると共に、防振装置本体の該アウタブラケットに対する該装着空所の他方の開口部側への相対変位量が、第二の取付部材の外周端部と該係止凸部の当接によって制限されるようになっていることを特徴とするブラケット付き防振装置。
  6. 前記第一の取付部材は前記筒状部の周壁の一部が下側へ突出するストッパ突部とされて、該ストッパ突部が該筒状部の軸方向全長に亘って連続していると共に、
    前記第二の取付部材には該第一の取付部材の該ストッパ突部と上下方向で対向するストッパ受部が設けられており、
    該ストッパ突部と該ストッパ受部の当接によって該第一の取付部材と該第二の取付部材の上下接近方向の相対変位量を制限するバウンドストッパが構成されるようにした請求項1〜5の何れか一項に記載のブラケット付き防振装置。
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