JP6449035B2 - エンジンマウント - Google Patents

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本発明は、パワーユニットのトランスミッションハウジングと車両ボデーを防振連結するエンジンマウントに関するものである。
従来から、パワーユニットのトランスミッションハウジングを車両ボデーに防振支持させるエンジンマウントがある。エンジンマウントは、例えば特開2001−3987号公報(特許文献1)に記載されているように、第一の取付部材としての第一の板状金具と第二の取付部材としての第二の板状金具が、本体ゴム弾性体としての支持ゴム弾性体によって相互に弾性連結された構造を有している。
ところで、特許文献1に記載されたエンジンマウントでは、第一の板状金具と第二の板状金具の相対変位量を制限するストッパが設けられている。特許文献1では、左右中央部分にゴムブッシュが設けられており、第一の板状金具に固定された外筒金具と第二の板状金具に固定された内筒金具との当接によって、前後および左右方向の相対変位量を制限する軸直ストッパが構成されると共に、内筒金具の上端に固定されたストッパ部材としてのストッパ部と第一の板状金具との当接によって、上下離隔方向の相対変位量を制限するリバウンドストッパが構成されるようになっている。
しかしながら、特許文献1に示されたエンジンマウントのストッパ構造は、ゴムブッシュを利用する比較的に複雑なものであることから、構造の簡略化や小型化、製造の容易化などが求められる場合もあった。
特開2001−3987号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、第一の取付部材と第二の取付部材の相対変位量を制限するストッパを、簡単な構造で容易に構成することができる、新規な構造のエンジンマウントを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、パワーユニットのトランスミッションハウジングに取り付けられる長手状の第一の取付部材と車両ボデーに取り付けられる長手状の第二の取付部材とが並列的に離隔配置されて、それら第一の取付部材と第二の取付部材の長さ方向の両端部分が一対の本体ゴム弾性体によってそれぞれ相互に弾性連結されているエンジンマウントにおいて、前記第二の取付部材における長さ方向の両端部分が一対の固着部とされて、前記本体ゴム弾性体が各該固着部に固着されていると共に、それら一対の固着部がロッド状部によって長さ方向に繋がれている一方、該ロッド状部の外周には溝形状のストッパ部材が配設されて、該ストッパ部材の開口両端部が該第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する取付手段によって該第一の取付部材に固定されており、該ロッド状部が該第一の取付部材と該ストッパ部材の間に挿通配置されて、該ロッド状部が該第一の取付部材および該ストッパ部材とロッド軸直交方向に対向しており、更に、前記一対の固着部の長さ方向内端部には長さ方向に対向する一対の竪壁部が前記第一の取付部材に向かって突出して形成されていると共に、前記ロッド状部がそれら一対の竪壁部の対向面間を長さ方向に延びて設けられていることを、特徴とする。
このような本発明の第一の態様に従う構造とされたエンジンマウントによれば、第二の取付部材のロッド状部が第一の取付部材とストッパ部材の間に挿通されることにより、第二の取付部材に一体で設けられたロッド状部と、第一の取付部材およびそれに固定されるストッパ部材との当接によって、目的とする多方向のストッパ作用を簡単な構造で得ることができる。しかも、ロッド状部を跨いで周方向に延びるストッパ部材が、第一の取付部材とトランスミッションハウジングを固定するための取付手段を利用して第一の取付部材に後固定されることから、ストッパ部材の第一の取付部材への固定構造が簡易に構成されると共に、ロッド状部が第一の取付部材とストッパ部材の間に簡単に挿通される。
さらに、本体ゴム弾性体に対して長さ方向の内側にストッパ部材が配されて、第一の取付部材とストッパ部材が、第一の取付部材とトランスミッションハウジングの取付手段によって取り付けられている。従って、第一の取付部材のトランスミッションハウジングに対する取付け位置が長さ方向の内側部分に設定されて、第一の取付部材の長さ方向での大型化が回避される。
また、竪壁部とストッパ部材が長さ方向で相互に当接して、第一の取付部材と第二の取付部材の長さ方向での相対変位量が制限されることにより、本体ゴム弾性体の剪断変形量が制限されて耐久性の向上が図られる。しかも、第一の取付部材に向かって突出する一対の竪壁部間にロッド状部が設けられることにより、ロッド状部と第一の取付部材の距離を容易に調節することができて、ロッド状部と第一の取付部材の当接によるストッパのクリアランスを適宜に設定し易くなる。
本発明の第二の態様は、パワーユニットのトランスミッションハウジングに取り付けられる長手状の第一の取付部材と車両ボデーに取り付けられる長手状の第二の取付部材とが並列的に離隔配置されて、それら第一の取付部材と第二の取付部材の長さ方向の両端部分が一対の本体ゴム弾性体によってそれぞれ相互に弾性連結されているエンジンマウントにおいて、前記第二の取付部材における長さ方向の両端部分が一対の固着部とされて、前記本体ゴム弾性体が各該固着部に固着されていると共に、それら一対の固着部がロッド状部によって長さ方向に繋がれている一方、該ロッド状部の外周には溝形状のストッパ部材が配設されて、該ストッパ部材の開口両端部が該第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する取付手段によって該第一の取付部材に固定されており、該ロッド状部が該第一の取付部材と該ストッパ部材の間に挿通配置されて、該ロッド状部が該第一の取付部材および該ストッパ部材とロッド軸直交方向に対向していると共に、前記本体ゴム弾性体が前記第二の取付部材から前記第一の取付部材に向かって長さ直交方向で拡開する一対のゴム腕を備えており、それら一対のゴム腕が該第一の取付部材に形成された一対の第一固着突部と該第二の取付部材に形成された第二固着突部との対向面間に配設されてそれら第一固着突部と第二固着突部に固着されていることを、特徴とする。
第二の態様によれば、上記[0009]、[0010]に記載の効果に加えて、本体ゴム弾性体が第一の取付部材と第二の取付部材の対向方向だけでなく、当該対向方向および長さ方向の両方と直交する幅方向においても圧縮ばね成分による硬いばね特性を設定し易くなることから、それら対向方向および幅方向の両方において、ばね特性のチューニング自由度を大きく得ることができる。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載されたエンジンマウントにおいて、前記ストッパ部材における開口両端部には溝幅方向の外側に広がる固定片がそれぞれ設けられて、該固定片にはボルト孔が形成されている一方、前記第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する前記取付手段が取付用ボルトで構成されており、該第一の取付部材に重ね合わされた該固定片が該ボルト孔に挿通された該取付用ボルトによって該第一の取付部材に固定されているものである。
第三の態様によれば、第一の取付部材とストッパ部材とトランスミッションハウジングとを、ボルト孔に挿通される取付用ボルトを用いたボルト固定によって、優れた信頼性をもって簡単に連結固定することができる。
本発明の第の態様は、第一〜第の何れか一つの態様に記載されたエンジンマウントにおいて、前記第一の取付部材と前記第二の取付部材がそれぞれダイカスト成形品とされているものである。
の態様によれば、第一の取付部材および第二の取付部材を高い形状自由度で形成することができる。特に、一対の固着部とそれら固着部の間にロッド状部を備える第二の取付部材も、ダイカスト成形によって簡単に得ることが可能である。
本発明によれば、溝形状のストッパ部材が開口端部を第一の取付部材に固定されていると共に、それら第一の取付部材とストッパ部材の間には、第二の取付部材に設けられたロッド状部が挿通されている。これにより、ロッド状部と第一の取付部材およびストッパ部材との当接によってストッパが構成されて、多方向のストッパ作用を簡単な構造で得ることができる。更に、ストッパ部材が第一の取付部材に対して、第一の取付部材とトランスミッションハウジングを固定する取付手段を用いて固定されるようになっていることから、ストッパ部材を第一の取付部材に固定する構造が複雑になるのも回避できる。
本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウントを示す斜視図。 図1に示すエンジンマウントの正面図。 図1に示すエンジンマウントの左側面図。 図1に示すエンジンマウントの底面図。 図4のV−V断面図。 図4のVI−VI断面図。 図4のVII−VII断面図。 図1に示すエンジンマウントを構成する第二の取付部材の正面図。 図8に示す第二の取付部材の左側面図。 図1に示すエンジンマウントの車両装着状態を示す斜視図。 図1に示すエンジンマウントの車両装着状態を示す正面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜7には、本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウント10が示されている。エンジンマウント10は、上下に離隔して対向配置された第一の取付部材12と第二の取付部材14が、左右一対の本体ゴム弾性体16,16によって弾性連結された構造を有している。以下の説明において、上下方向とは図2中の上下方向を、前後方向とは図3中の左右方向を、左右方向とは第一の取付部材12および第二の取付部材14の長さ方向となる図2中の左右方向を、それぞれ言う。
より詳細には、第一の取付部材12は、全体として左右に長手の略四角板形状を有しており、鉄やアルミニウム合金などのダイカスト成形品とされている。更に、第一の取付部材12は、左右方向の中央部分が比較的に薄肉の取付板部18とされていると共に、左右方向の両端部分が比較的に厚肉の連結板部20とされており、上面が略平面とされていると共に、下面は中央部分が上方に位置する段付き形状とされている。また、取付板部18の前後両端部分には、上下に貫通する各二つのボルト挿通孔22,22が形成されている。
さらに、第一の取付部材12の左右両端部分には、各一組の第一固着突部24,24が形成されている。第一固着突部24は、連結板部20から下方に突出しており、本実施形態では左右に所定の幅を有する板状とされていると共に、左右方向外側の端部には下方に向かって次第に前後狭幅となる三角板状の補強部26が一体形成されている。そして、前後対称形状とされた二つの第一固着突部24,24が前後に離れて組をなしていると共に、組をなす第一固着突部24,24が各連結板部20にそれぞれ設けられている。
第二の取付部材14は、第一の取付部材12と同様の金属材料で形成されたダイカスト成形品であって、図8に示すように、左右方向に長手状とされていると共に、前後方向で第一の取付部材12よりも狭幅とされている。また、第二の取付部材14は、左右両端部が一対の固着部28,28とされていると共に、左右中央部分がそれら固着部28,28を繋ぐロッド状部30とされている。
固着部28は、全体として厚肉の板形状とされており、図8,9に示すように、前後中央部分には、上方に突出する第二固着突部32が一体形成されている。本実施形態の第二固着突部32は、中実の突条であって、固着部28の左右方向全長に亘って略一定の断面で連続して設けられており、突出先端に向かって次第に前後狭幅となっていると共に、突出先端面が略半円形断面で左右に延びる半円筒状の湾曲面とされている。また、固着部28には、固定ボルト34が上下に貫通して圧入固定されており、固定ボルト34の頭部が第二固着突部32の前側に配されていると共に、ねじ山を形成された先端部分が固着部28から下方に突出している。
さらに、一対の固着部28,28の左右方向内側の端部には、それぞれ竪壁部36が一体形成されている。竪壁部36は、前後および上下に広がる板状とされて、固着部28の左右方向内端部から第一の取付部材12に向かって突出しており、一対が左右方向で所定の距離を隔てて対向配置されている。
更にまた、一対の竪壁部36,36の対向面間には、ロッド状部30が一体形成されている。ロッド状部30は、第二の取付部材14の左右中央部分を構成しており、中実の略一定断面で左右方向に直線的に延びている。更に、ロッド状部30は、竪壁部36の前後中央部分に配されていると共に、上端が竪壁部36の上端と同じ上下位置となるように設けられている。なお、ロッド状部30の下端は、固着部28における第二固着突部32を外れた部分の上面よりも上方に位置している。
また、一対の竪壁部36,36とロッド状部30には、緩衝ゴム38が加硫接着されている。緩衝ゴム38は、ゴム乃至はゴム状弾性を有するエラストマなどで形成されており、一対の竪壁部36,36の左右内側部分とロッド状部30の外周面全体とを覆うように被着形成されている。
そして、第一の取付部材12と第二の取付部材14は、上下に所定の距離を隔てて対向配置されており、左右一対の本体ゴム弾性体16,16によって相互に弾性連結されている。本実施形態では、第一の取付部材12と、緩衝ゴム38を加硫接着された第二の取付部材14とが、本体ゴム弾性体16によって弾性連結されているが、例えば、緩衝ゴム38が本体ゴム弾性体16と同時に成形されるようにしても良い。
本体ゴム弾性体16は、第二の取付部材14から第一の取付部材12に向かって前後方向で次第に幅広となっていると共に、第一の取付部材12側端部の前後中央部分には、凹所40が左右全長に亘って形成されている。凹所40は、第一の取付部材12に向かって開口していると共に、開口側に向かって前後方向で次第に幅広となっており、本体ゴム弾性体16における凹所40の前後両側には、一対のゴム腕42,42が形成されている。
これら一対のゴム腕42,42は、第一の取付部材12に向かって前後外方へ傾斜しており、第一の取付部材12の前後一対の第一固着突部24,24と、第二の取付部材14の第二固着突部32との間を、上下方向へ前後に傾斜しながら延びている。これにより、一対のゴム腕42,42は、第一の取付部材12と第二の取付部材14の上下方向での相対変位時だけでなく前後方向での相対変位時にも、圧縮/引張による高いばね定数、換言すれば硬いばね特性を設定可能となる。また、本実施形態では、ゴム腕42の上端部が第一固着突部24に対して補強部26よりも左右内側に固着されており、ゴム腕42の自由長が大きく確保されている。
この本体ゴム弾性体16は、一対のゴム腕42,42の上端が第一の取付部材12の連結板部20および一対の第一固着突部24,24に加硫接着されていると共に、下端が第二の取付部材14の固着部28および第二固着突部32に加硫接着されている。また、一対の本体ゴム弾性体16,16が、一対の竪壁部36,36およびロッド状部30に対して左右外方に離れて配されている。本実施形態の一対の本体ゴム弾性体16,16は、第一の取付部材12と第二の取付部材14を備えた一体加硫成形品として形成されている。
また、本体ゴム弾性体16の一体加硫成形品における第一の取付部材12には、ストッパ部材44が取り付けられている。ストッパ部材44は、全体として上方に開口して左右に延びる溝形状を呈しており、前後および左右に広がる底壁部46と、底壁部46の前後両端部から上方に突出する一対の側壁部48,48とを、一体で備えている。また、ストッパ部材44の開口端部には、一対の固定片50,50が一体形成されている。この固定片50は、板状とされて側壁部48の上端からストッパ部材44の溝幅方向である前後外方に広がっていると共に、左右方向の寸法が側壁部48よりも大きくされており、側壁部48に対して左右両側に突出している。更に、固定片50には、上下に貫通する各二つのボルト孔52,52が左右に並んで形成されていると共に、それらボルト孔52,52の左右方向間には、ボルト孔52よりも小径のねじ挿通孔54が貫通形成されている。なお、ストッパ部材44は、例えば、金属板材をプレス加工したプレス金具によって形成される。
そして、ストッパ部材44は、一対の固定片50,50が第一の取付部材12の取付板部18の前後両端部分に下方から重ね合わされて、ねじ挿通孔54に挿通される仮止め用ねじ56が取付板部18のねじ穴57に螺着されることにより、第一の取付部材12に仮固定されている。これにより、ストッパ部材44の底壁部46と第一の取付部材12の取付板部18との対向面間には、左右に延びる挿通空所58が形成されている。
また、ストッパ部材44が第二の取付部材14のロッド状部30に下方から被せ付けられており、ストッパ部材44の底壁部46がロッド状部30の下方に配されると共に、ストッパ部材44の一対の側壁部48,48がロッド状部30の前後各一方側に配される。これにより、ロッド状部30は、溝形のストッパ部材44と第一の取付部材12の取付板部18との間に形成された挿通空所58に挿通されており、それら取付板部18およびストッパ部材44によって外周を囲まれている。
かくの如き構造とされたエンジンマウント10は、図10,11に示すように、第一の取付部材12がトランスミッションハウジング60に取り付けられると共に、第二の取付部材14が車両ボデー62に取り付けられるようになっている。具体的には、第一の取付部材12の4つのボルト挿通孔22,22,22,22に挿通される取付手段としての各取付用ボルト64が、トランスミッションハウジング60の図示しないねじ孔に螺着されることにより、第一の取付部材12がトランスミッションハウジング60に固定される。一方、第二の取付部材14に固定された固定ボルト34,34が、車両ボデー62側に設けられた図示しないボルト孔に挿通されてナット66,66に螺着されることにより、第二の取付部材14が車両ボデー62に固定される。以上により、エンジンマウント10が車両に装着されて、トランスミッションハウジング60を含むパワーユニットが、車両ボデー62に防振支持される。
なお、エンジンマウント10の車両への装着によって、パワーユニットの分担支持荷重が第一の取付部材12と第二の取付部材14の間に上下に入力されることから、第一の取付部材12の取付板部18とロッド状部30が上下に接近せしめられると共に、ロッド状部30とストッパ部材44の底壁部46が上下に離隔せしめられる。これにより、ロッド状部30は、挿通空所58の壁内面、即ち第一の取付部材12における取付板部18の下面とストッパ部材44の溝内面とに対して、軸直角方向で内周側に所定の距離を隔てて配置されている。
ここにおいて、第一の取付部材12とトランスミッションハウジング60を固定する取付用ボルト64は、第一の取付部材12のボルト挿通孔22だけでなく、ストッパ部材44のボルト孔52にも挿通されている。これにより、第一の取付部材12が取付用ボルト64によってトランスミッションハウジング60に固定されると同時に、ストッパ部材44の開口端部が取付用ボルト64によって第一の取付部材12に固定されるようになっている。そして、第一の取付部材12とストッパ部材44で囲まれた挿通空所58にロッド状部30が挿通された状態で、ストッパ部材44が第一の取付部材12に固定される。なお、本実施形態では、ストッパ部材44が仮止め用ねじ56によって第一の取付部材12に仮固定されて、ストッパ部材44の脱落が回避されていると共に、第一の取付部材12が取付用ボルト64でトランスミッションハウジング60に取り付けられることにより、ストッパ部材44が第一の取付部材12に強固に本固定されるようになっている。
そして、エンジンマウント10の車両への装着状態において、エンジンシェイクやアイドリング振動、走行こもり音などの通常の振動が入力されると、本体ゴム弾性体16,16のエネルギー減衰作用や振動絶縁作用などに基づいた防振効果が発揮される。
また、大振幅の振動や衝撃力などが入力されて、第一の取付部材12と第二の取付部材14が大きく相対変位すると、第一の取付部材12と第二の取付部材14の相対変位量がストッパによって制限されるようになっている。
すなわち、第一の取付部材12と第二の取付部材14が上下方向で大きく接近変位すると、第一の取付部材12の取付板部18と第二の取付部材14のロッド状部30とが緩衝ゴム38を介して当接して、第一の取付部材12と第二の取付部材14の上下接近変位量を制限するバウンドストッパが構成されるようになっている。
さらに、第一の取付部材12と第二の取付部材14が上下方向で大きく離隔変位すると、第一の取付部材12に固定されたストッパ部材44の底壁部46と、第二の取付部材14のロッド状部30とが、緩衝ゴム38を介して当接することで、第一の取付部材12と第二の取付部材14の上下離隔変位量を制限するリバウンドストッパが構成されるようになっている。
また、第一の取付部材12と第二の取付部材14が前後方向で大きく相対変位すると、ストッパ部材44の側壁部48とロッド状部30が、緩衝ゴム38を介して当接することで、第一の取付部材12と第二の取付部材14の前後相対変位量を制限する前後ストッパが構成されるようになっている。
また、第一の取付部材12と第二の取付部材14が左右方向で大きく相対変位すると、ストッパ部材44の底壁部46および一対の側壁部48,48と、第二の取付部材14の竪壁部36とが、緩衝ゴム38を介して当接することにより、第一の取付部材12と第二の取付部材14の左右相対変位量を制限する左右ストッパが構成されるようになっている。
このように、上下、前後、左右の各方向において、第一の取付部材12と第二の取付部材14の相対変位量を制限するストッパが構成されることから、本体ゴム弾性体16の過大な変形による損傷などが回避されて、耐久性の向上が図られる。
ここにおいて、溝形のストッパ部材44を第二の取付部材14のロッド状部30を前後に跨ぐように配して、ストッパ部材44の上開口端部を第一の取付部材12に後固定することにより、ロッド状部30が第一の取付部材12とストッパ部材44の間に挿通されると共に、一対の竪壁部36,36がストッパ部材44の左右両側に配置される。これらにより、各方向のストッパが、本体ゴム弾性体16の一体加硫成形品に対してストッパ部材44を取り付けた簡単な構造によって実現される。
しかも、第一の取付部材12とストッパ部材44が、第一の取付部材12をトランスミッションハウジング60に取り付けるための取付用ボルト64によって相互に固定されることから、ストッパ部材44を第一の取付部材12に固定するための特別な構造としては、輸送時などに分離を防ぐ程度の小型の仮止め用ねじ56が採用されているのみである。それ故、ストッパ荷重を受け得るほどの固定力を実現可能な固定構造を新規に設ける必要がなく、構造の簡略化や軽量化などが図られ得る。
特に、第一の取付部材12とトランスミッションハウジング60がボルト固定されるようになっており、第一の取付部材12のボルト挿通孔22とストッパ部材44のボルト孔52に取付用ボルト64が挿通されて、第一の取付部材12とトランスミッションハウジング60の取付用ボルト64による締結時に、ストッパ部材44が共締めされることで同時に固定されるようになっている。これにより、ストッパ部材44と第一の取付部材12の固定と、第一の取付部材12とトランスミッションハウジング60の固定とが、ボルト固定によって簡単に実現される。
さらに、ロッド状部30が第二の取付部材14に一体形成されて車両ボデー62に直接的に固定されると共に、ストッパ部材44が取付用ボルト64によってトランスミッションハウジング60に直接的に固定されている。それ故、ロッド状部30とストッパ部材44との間に及ぼされるストッパ荷重(相対変位量の制限に伴う荷重)が、車両ボデー62とトランスミッションハウジング60とに対して、それぞれ直接的に伝達されて支持される。即ち、ストッパ荷重の伝達経路に他部材が介されていないことにより、ストッパ荷重が、ロッド状部30を備えた第二の取付部材14から車両ボデー62へ固定ボルト34による固定部位において直接伝達されると共に、ストッパ部材44からトランスミッションハウジング60へ取付用ボルト64による固定部位において直接伝達される。従って、ストッパ荷重に対して必要とされる強度を設定するに際して、ロッド状部30を備えた第二の取付部材14とストッパ部材44の強度を設定するだけで、効率的に対応することも可能になる。
更にまた、ロッド状部30が第二の取付部材14に一体形成されていると共に、ストッパ部材44が第一の取付部材12だけを挟んでトランスミッションハウジング60に重ね合わされていることから、それらロッド状部30とストッパ部材44の相対的な位置関係が、第二の取付部材14の車両ボデー62への固定位置と、ストッパ部材44のトランスミッションハウジング60への固定位置とに基づいて、精度良く安定して設定される。それ故、ロッド状部30とストッパ部材44の間に設定されるストッパクリアランス(相対的な変位の許容量)を、高精度に且つ安定して設定することができる。
特に本実施形態では、ストッパ部材44が第一の取付部材12と第二の取付部材14の略左右中央部分に配設されていると共に、ストッパ部材44がロッド状部30を前後に跨ぐように配設されている。これにより、第一の取付部材12のトランスミッションハウジング60への固定位置が前後に十分に離れて両側に設定されていると共に、第二の取付部材14の車両ボデー62への固定位置が左右に十分に離れて両側に設定されている。それ故、第一の取付部材12およびストッパ部材44のトランスミッションハウジング60に対する位置の設定精度や固定強度などと、第二の取付部材14の車両ボデー62に対する位置の設定精度や固定強度などとが、何れも一層有利に確保され得る。
また、第二の取付部材14における一対の固着部28,28とロッド状部30の間に一対の竪壁部36,36が形成されており、ロッド状部30が一対の固着部28,28よりも第一の取付部材12に近い位置に配置されている。これにより、ロッド状部30と第一の取付部材12との距離を、第一の取付部材12に突起を設けるなどすることなく簡単に調節できると共に、ストッパ部材44の小型化が図られる。しかも、左右ストッパにおいて、一対の竪壁部36,36とストッパ部材44を当接させることにより、一対の固着部28,28とストッパ部材44を当接させる場合に比して、ストッパ部材44の左右端面の略全体をストッパ当接面とすることができて、ストッパ当接面積を大きく確保し易くなる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、ロッド状部30の断面形状や大きさなどは、あくまでも例示であって、適宜に変更され得る。具体的には、ロッド状部30の断面形状を長さ方向で変化させて、例えば、ストッパ部材44への挿通部分を部分的に小径化又は大径化すれば、ストッパ部材44の小型化や、ストッパクリアランスの調整などを実現することもできる。
また、一対の竪壁部36,36は必須ではなく、ロッド状部30が一対の固着部28,28から左右中央側に向かって直接延び出していても良い。この場合には、第一の取付部材12におけるロッド状部30との上下対向部分に、ロッド状部30へ向かって突出する突部を設けてストッパクリアランスを調節しても良い。更に、一対の固着部28,28の左右内端面と、ストッパ部材44の左右外端面との当接によって、左右ストッパを構成することも可能である。
前記実施形態では、ストッパ部材44を第一の取付部材12に仮止めする仮止め用ねじ56が設けられているが、仮止め用ねじ56は必須ではない。即ち、仮止め用ねじ56に代えて或いは加えて係合やかしめなどのねじ止め以外の仮止め構造を採用することも可能であるし、第一の取付部材12とストッパ部材44が車両装着まで独立して別々に保管等される場合などには、仮止め構造を省略することもできる。
また、本体ゴム弾性体16は、例えば前後方向のばね特性のチューニング自由度が必要とされない場合などには、必ずしも一対のゴム腕42,42を有する二股形状のものには限定されない。この場合に、第一の取付部材12の第一固着突部24,24や第二の取付部材14の第二固着突部32は、省略され得る。
また、前記実施形態のエンジンマウント10は、略左右対称形状とされているが、要求されるばね特性や配設スペースなどによっては、左右非対称形状も採用され得る。更に、一対の本体ゴム弾性体16,16、本体ゴム弾性体16を構成する一対のゴム腕42,42、第一の取付部材12の連結板部20に一体形成される一対の第一固着突部24,24、第二の取付部材14の一対の固着部28,28や一対の竪壁部36,36などの対をなす部材乃至は部位は、必ずしも相互に同一形状や対称形状に限定されず、互いに異なる形状とされ得る。
10:エンジンマウント、12:第一の取付部材、14:第二の取付部材、16:本体ゴム弾性体、24:第一固着突部、28:固着部、30:ロッド状部、32:第二固着突部、36:竪壁部、42:ゴム腕、44:ストッパ部材、50:固定片、52:ボルト孔、58:挿通空所、60:トランスミッションハウジング、62:車両ボデー、64:取付用ボルト(取付手段)

Claims (4)

  1. パワーユニットのトランスミッションハウジングに取り付けられる長手状の第一の取付部材と車両ボデーに取り付けられる長手状の第二の取付部材とが並列的に離隔配置されて、それら第一の取付部材と第二の取付部材の長さ方向の両端部分が一対の本体ゴム弾性体によってそれぞれ相互に弾性連結されているエンジンマウントにおいて、
    前記第二の取付部材における長さ方向の両端部分が一対の固着部とされて、前記本体ゴム弾性体が各該固着部に固着されていると共に、それら一対の固着部がロッド状部によって長さ方向に繋がれている一方、
    該ロッド状部の外周には溝形状のストッパ部材が配設されて、該ストッパ部材の開口両端部が該第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する取付手段によって該第一の取付部材に固定されており、該ロッド状部が該第一の取付部材と該ストッパ部材の間に挿通配置されて、該ロッド状部が該第一の取付部材および該ストッパ部材とロッド軸直交方向に対向しており、更に、
    前記一対の固着部の長さ方向内端部には長さ方向に対向する一対の竪壁部が前記第一の取付部材に向かって突出して形成されていると共に、前記ロッド状部がそれら一対の竪壁部の対向面間を長さ方向に延びて設けられていることを特徴とするエンジンマウント。
  2. パワーユニットのトランスミッションハウジングに取り付けられる長手状の第一の取付部材と車両ボデーに取り付けられる長手状の第二の取付部材とが並列的に離隔配置されて、それら第一の取付部材と第二の取付部材の長さ方向の両端部分が一対の本体ゴム弾性体によってそれぞれ相互に弾性連結されているエンジンマウントにおいて、
    前記第二の取付部材における長さ方向の両端部分が一対の固着部とされて、前記本体ゴム弾性体が各該固着部に固着されていると共に、それら一対の固着部がロッド状部によって長さ方向に繋がれている一方、
    該ロッド状部の外周には溝形状のストッパ部材が配設されて、該ストッパ部材の開口両端部が該第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する取付手段によって該第一の取付部材に固定されており、該ロッド状部が該第一の取付部材と該ストッパ部材の間に挿通配置されて、該ロッド状部が該第一の取付部材および該ストッパ部材とロッド軸直交方向に対向していると共に、
    前記本体ゴム弾性体が前記第二の取付部材から前記第一の取付部材に向かって長さ直交方向で拡開する一対のゴム腕を備えており、それら一対のゴム腕が該第一の取付部材に形成された一対の第一固着突部と該第二の取付部材に形成された第二固着突部との対向面間に配設されてそれら第一固着突部と第二固着突部に固着されていることを特徴とするエンジンマウント。
  3. 前記ストッパ部材における開口両端部には溝幅方向の外側に広がる固定片がそれぞれ設けられて、該固定片にはボルト孔が形成されている一方、
    前記第一の取付部材と前記トランスミッションハウジングを固定する前記取付手段が取付用ボルトで構成されており、
    該第一の取付部材に重ね合わされた該固定片が該ボルト孔に挿通された該取付用ボルトによって該第一の取付部材に固定されている請求項1又は2に記載のエンジンマウント。
  4. 前記第一の取付部材と前記第二の取付部材がそれぞれダイカスト成形品とされている請求項1〜の何れか一項に記載のエンジンマウント。
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