JP5172566B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防振装置に関し、特に、変速機を車体に対して防振支持させる防振装置に関するものである。
従来から、トランスミッション(変速機)を支持するようにクロスメンバ等の車体フレームに取り付けられ、上下方向、車両前後方向及び車幅方向でストッパとして機能する防振装置が知られている。このように三方向でストッパとして機能する防振装置では、二方向(例えば、上下方向及び車幅方向)でストッパとして機能する防振装置に比べて構造が複雑になることから、製造工程が増えたり、溶接箇所数が増大したりすることが多い。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1には、三方向でストッパとして機能する防振装置において、加硫成形後の溶接箇所数を減少させたものが開示されている。この防振装置101は、図15及び図16に示すように、鉄製の長方形の平板である上板金具105と、上板金具105の下面の長手方向の両端側に固定されて下方に突出した略U字状の係合金具109と、上板金具105に対して係合金具109を挟んで所定距離を隔てて対向配置された下板金具103と、下板金具103の長手方向中間位置にて立設されて係合金具109の底板109aを囲む第2係合金具113と、上板金具105の下面の両端側にそれぞれ接着されて下板金具103に向けて延び、各先端部分が下板金具103の各保持部103a,103aに圧入により嵌合固定されて上板金具105及び下板金具103間を弾性的に連結する一対の支持ゴム弾性体107,107と、支持ゴム弾性体107,107と一体で形成されて係合金具109の底板109aの表面を被覆するゴム弾性体被覆部111とにより構成されている。
この防振装置では、上方に大きな荷重が入力すると、第2係合金具113の水平板部113aが係合金具109の底板109aに当接することにより、支持ゴム弾性体107,107の上方への過大な変位が抑えられるようになっている。また、支持ゴム弾性体107,107の長手方向及び幅方向への移動は、第1係止片115,115及び第2係止片117,117によって確実に抑えられるように構成されている。
さらに、この防振装置では、加硫成形により上板金具105及び係合金具109と一体に形成された支持ゴム弾性体107,107は、各先端部分が下板金具103の各保持部103a,103aに圧入により嵌合固定されているので、加硫成形後の溶接箇所数が減少するようになっている。
特許第4120372号
しかしながら、上記特許文献1のものでは、以下のような問題がある。すなわち、下板金具103と第2係合金具113とが、防振装置を組み立てた後溶接で取り付けられるため、作業が繁雑になるとともに溶接熱によって支持ゴム弾性体107,107及びゴム弾性体被覆部111の耐久性が劣化するおそれがある。
また、支持ゴム弾性体107,107は、下板金具103の各保持部103a,103aに圧入により嵌合固定されるが、該各保持部103a,103aに水がかかると、金属である下板金具103と支持ゴム弾性体107,107とがこすれて異音を発生するという問題がある。
さらに、この防振装置では、上板金具105と第2係合金具113との間隔、及び係合金具109と下板金具103との間隔が広いことから、万が一支持ゴム弾性体107,107が破断した場合には、トランスミッションが大きく傾いて脱落するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、三方向でストッパとして機能する防振装置において、防振装置からの異音の発生を抑えつつゴム部材の耐久性が劣化するのを抑えるとともに、変速機の脱落を確実に抑えてフェールセーフを達成する技術を提供することにある。
第1の発明は、略矩形筒状に形成された金具であって、車体に取り付けられる下側底壁部と、該下側底壁部と対向配置されている下側頂壁部と、筒軸方向と上下方向とに直交する筒軸直角方向における該下側底壁部及び該下側頂壁部の両端部を連結している一対の下側側壁部とを有している下側取付金具と、上記下側頂壁部の上方に対向配置され、変速機に取り付けられる上側頂壁部と、上記上側頂壁部の筒軸直角方向両端部からそれぞれ下方に延びて上記一対の側壁部の筒軸直角方向外側に対向配置されている一対の上側側壁部とを有している上側取付金具と、上記下側取付金具を挟んで対称となるように一対形成され、上記下側取付金具の外側面と上記上側取付金具の内側面とを一体に連結している支持ゴム弾性体と、上記上側頂壁部と上下方向に所定間隔を隔てて、上記一対の支持ゴム弾性体の間で上記下側頂壁部の表面を被覆している第1ストッパラバーと、上記各下側側壁部の内側面から筒軸直角方向内側に突出するように形成されている一対の第2ストッパラバーと、上記第1ストッパラバーと上下方向に且つ上記一対の第2ストッパラバーと筒軸直角方向に所定間隔を隔てて、該第1ストッパラバーの下方で筒軸方向に延びている下側当接部と、該下側当接部の筒軸方向両端部から上記第1ストッパラバーと筒軸方向に所定間隔を隔てて上方に延びている一対の側方当接部と、該各側方当接部の上端部から筒軸方向外側に延び、締結具によって上記上側頂壁部に締結される一対の締結部とを有している当接金具とを備えていることを特徴とするものである。
第1の発明によれば、バンプ時には、上側取付金具の上側頂壁部が下側取付金具の下側頂壁部の表面を被覆する第1ストッパラバーに当接する一方、リバウンド時には、当接金具の下側当接部が該第1ストッパラバーに当接するので、支持ゴム弾性体の上下方向の過大な変位を抑えることができる。
また、筒軸方向に大きな荷重が入力したときには、当接金具の側方当接部が上記第1ストッパラバーに当接する一方、筒軸直角方向の荷重が入力したときには、当接金具の下側当接部が下側取付金具の各下側側壁部の内側面から筒軸直角方向内側に突出するように形成されている一対の第2ストッパラバーに当接するので、支持ゴム弾性体の筒軸方向及び筒軸直角方向の過大な変位を抑えることができる。
さらに、一対の支持ゴム弾性体は、下側取付金具と上側取付金具とを一体に連結しているので、下側及び上側取付金具と支持ゴム弾性体とがこすれることにより異音が発生するのを抑えることができる。
また、当接金具は、締結部を締結具によって上側取付金具に締結することで、該上側取付金具に取り付けられるので、上側及び下側取付金具に支持ゴム弾性体と第1及び第2ストッパラバーとを加硫成形した後、溶接熱によってこれらのゴム部材が劣化するのを抑えることができる。
さらに、上側取付金具及び当接金具が、下側取付金具に形成された第1ストッパラバーを所定間隔を隔てて囲むように設けられているので、万が一支持ゴム弾性体が破断した場合にも、変速機が大きく傾いて脱落するのを抑制することができる。
したがって、三方向でストッパとして機能する防振装置において、防振装置からの異音発生を抑えつつゴム部材の耐久性が劣化するのを抑えるとともに、変速機の脱落を確実に抑えてフェールセーフを達することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記下側頂壁部には、筒軸方向両端部を切り欠く一対の切欠き部が形成されており、上記第1ストッパラバーは、上記一対の切欠き部の間の下側頂壁本体部の表面を被覆していて、その筒軸方向の厚さが上記切欠き部の切り欠き深さよりも小さく設定されていることを特徴とするものである。
第2の発明によれば、下側取付金具の下側頂壁部には筒軸方向両端部を切り欠く一対の切欠き部が形成されており、該一対の切欠き部の間の下側頂壁本体部の表面を被覆している第1ストッパラバーは、その筒軸方向の厚さが切欠き部の切り欠き深さよりも小さく設定されているので、該第1ストッパラバーと筒軸方向に所定間隔を隔てている一対の側方当接部同士の間隔を小さくできる。これにより、当接金具をコンパクトにして防振装置を小型化することができる。
第3の発明は、上記第1又は2の発明において、上記下側及び上側取付金具は、筒軸方向が車幅方向と略一致するように、上記車体及び変速機にそれぞれ取り付けられることを特徴とするものである。
第3の発明によれば、例えば車両が急発進や急停車した際、変速機の慣性力により車両前後方向に大きな荷重が入力した場合にも、変速機と車体との相対振動を支持ゴム弾性体によって吸収するとともに、当接金具の下側当接部が第2ストッパラバーに当接することで車両前後方向における支持ゴム弾性体の過度の変位を抑えることができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、上記当接金具は、上記上側取付金具と共に上記締結具によって上記変速機の下端部に共締めされることを特徴とするものである。
第4の発明によれば、当接金具は、上側取付金具と共に締結具によって変速機の下端部に共締めされることから、例えば点付け溶接によりゴム部材に溶接熱の影響をほとんど与えることなく仮組付けができるとともに、変速機に締結するための締結部材を別途設ける必要がないので、防振装置の部品点数を少なくすることができる。
第5の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、上記変速機の後端部に取り付けられる立壁部と底壁部とを有しているブラケット部材をさらに備えており、上記当接金具は、上記上側取付金具と共に上記締結具によって上記ブラケット部材の底壁部に共締めされることを特徴とするものである。
第5の発明によれば、変速機の長さが短いため、その後端が車体側の取付部に達しない場合にも、ブラケット部材を介して防振装置を変速機の後端部に取り付けることができる。
また、防振装置はブラケット部材の底壁部に共締めされた状態で車体に取り付けられるので、加硫成形後の溶接の必要がないことから、ゴム部材が劣化するのをより一層抑えることができる。
本発明によれば、一対の支持ゴム弾性体が下側取付金具と上側取付金具とを一体に連結しているので異音が発生するのを抑えることができ、且つ当接金具が締結具によって上側取付金具に締結されているので、溶接熱によるゴム部材の劣化を抑えることができるとともに、上側取付金具及び当接金具が下側取付金具の下側頂壁部を所定間隔を隔てて囲むように設けられているので、万が一支持ゴム弾性体が破断した場合にも、変速機が大きく傾いて脱落するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
−防振装置の構成−
図1は、本発明に係る防振装置を示す斜視図であり、図2は正面図であり、図3は断面図であり、図4は上面図である。この防振装置1は、トランスミッション(変速機)25と車両のクロスメンバ(車体)27との連結部分に用いられ(図13参照)、トランスミッション25の振動がクロスメンバ27に伝わるのを緩和し、また、トルク反力や路面からの入力荷重によるトランスミッション25の移動変位を規制しつつトランスミッション25の重量を支えるようになっている。
上記防振装置1は、下側取付金具3と、上側取付金具5と、該両取付金具3,5を一体に連結している一対の支持ゴム弾性体(インシュレータ)7,7と、第1ストッパラバー11と、一対の第2ストッパラバー13,13と、上側取付金具5に締結されて該第1ストッパラバー11を下方から囲んでいる当接金具9とを備えている。
上記下側取付金具3は、略長方形状の鋼板を略矩形筒状に折り曲げ形成したものであり、図5に示すように、上記クロスメンバ27に取り付けられる下側底壁部3aと、該下側底壁部3aと対向配置されている下側頂壁部3bと、該下側底壁部3a及び下側頂壁部3bを連結している一対の下側側壁部3c,3cとを有している。
上記下側底壁部3aには、上下方向に延びるボルト挿通孔3e,3eが筒軸方向に並んで2つ形成されており、これらボルト挿通孔3e,3eには、カシメボルト15,15が挿通されている。カシメボルト15,15は、ボルト挿通孔3e,3eの孔壁部をかしめることにより下側底壁部3aに取り付けられていて、下側取付金具3は、これらカシメボルト15,15を車両のクロスメンバ27に締結することで、車体に固定されるようになっている。
上記下側側壁部3c,3cは、下側底壁部3aの筒軸直角方向(筒軸方向と上下方向とに直交する方向)両端部から上方に延びており、これら下側側壁部3c,3cには、その筒軸方向中央且つ下端から略2/3の高さ位置に筒軸直角方向に貫通する貫通孔3f,3fがそれぞれ形成されている。この貫通孔3f,3fは、上記第2ストッパラバー13,13を下側側壁部3c,3cの内側面に加硫成形する際に、成形用金型(図示せず)内に注入されるゴムを、下側取付金具3の外側(上記支持ゴム弾性体7,7を成形するためのキャビティ)から内側(第2ストッパラバー13,13を成形するためのキャビティ)へ導入するためのものである。
上記下側頂壁部3bは、図6に示すように、それぞれ上記下側側壁部3c,3cの上端から筒軸直角方向内側に延びた後、細長形状に成形された鋼板の先端同士を溶接で連結することにより形成されている。換言すると、下側頂壁部3bの中央には、筒軸方向両端部を切り欠く一対の切欠き部3g,3gが形成されており、これら一対の切欠き部3g,3gの間の部分が細長形状の頂壁本体部3hを構成している。このため、下側頂壁部3bは平面視でH字状をなしている。
上記上側取付金具5は、略長方形状の鋼板を断面略コ字状に折り曲げ形成したものであり、トランスミッション25に取り付けられる上側頂壁部5aと、該上側頂壁部5aの筒軸直角方向両端部からそれぞれ下方に延びている一対の上側側壁部5b,5bとを有している。
上記上側頂壁部5aは、上記下側取付金具3の下側頂壁部3bの上方に対向配置されていて略長方形板状に形成されており、該下側頂壁部3bよりもさらに筒軸方向外側及び筒軸直角方向外側に延びている。この上側頂壁部5aは、筒軸直角方向の両端部5d,5dよりも中央部5cが上方に突出していて、筒軸方向から見て断面略ハット状をなすように折り曲げ加工されている。また、この上方に突出している中央部5cには、筒軸方向両端部に上下方向に延びるボルト挿通孔5f,5fが形成されている一方、筒軸方向中央部には下方に突出して筒軸直角方向に延びている凸条部5eが形成されている。
後述するように、防振装置1は、上記ボルト挿通孔5f,5fに挿通されたボルト19,19(図13参照)でトランスミッション25に取り付けられることから、上側頂壁部5aには十分な支持強度が要求されるが、上側頂壁部5aは、上記のように筒軸方向及び筒軸直角方向の二方向で折り曲げ加工されているので、その剛性が高められていて十分な支持強度を有している。また、上側頂壁部5aには、下方に突出している凸条部5eが形成されているので、防振装置1にトランスミッション25から下向きの大きな荷重が入力されたときには、該上側頂壁部5aが上記頂壁本体部3hを被覆する第1ストッパラバー11に確実に当接することになる。
上記一対の上側側壁部5b,5bは、それぞれ上側頂壁部5aの筒軸直角方向両端部から下側取付金具3の上下方向における略中央まで延びていて、上記一対の下側側壁部3c,3cの筒軸直角方向外側に対向配置されている。各上側側壁部5b,5bの筒軸方向中央部には、図7に示すように、内側に膨出する膨出部5g,5gがそれぞれ形成されている。このように、膨出部5g,5gを形成することにより、上側側壁部5b,5bの剛性が高められるとともに、該上側側壁部5b,5bに連結されている上記各支持ゴム弾性体7,7の筒軸方向への離脱が抑えられるようになっている。
上側取付金具5は、これら上側頂壁部5aと一対の上側側壁部5b,5bとを有することで下方に開口する断面略コ字状をなしていて、下側取付金具3の上半分を囲むように配置されている。
上記各支持ゴム弾性体7,7は、下側取付金具3を挟んで対称となるように加硫成形により一対形成されていて、下側取付金具3の外側面と上側取付金具5の内側面とを一体に連結している。より具体的には、各支持ゴム弾性体7,7は、下方に行くほど内側に傾斜していて、下側取付金具3の下側頂壁部3bと各下側側壁部3c,3cとがなす外側角部3i,3iと、上側取付金具5の上側頂壁部5aと各上側側壁部5b,5bとがなす内側角部5h,5hとを連結している。換言すると、各支持ゴム弾性体7,7は、その上端部が上側取付金具5の上側頂壁部5aと各上側側壁部5b,5bとに加硫接着されているとともに、その下端部が下側取付金具3の下側頂壁部3bと各下側側壁部3c,3cとに加硫接着されている。各支持ゴム弾性体7,7は略45度傾いており、主として上下方向及び筒軸直角方向の振動を緩和して減衰させるように構成されている。
上記第1ストッパラバー11は、図8に示すように、上記上側頂壁部5aと上下方向に所定間隔を隔てて、上記一対の支持ゴム弾性体7,7の間で上記下側頂壁部3bの表面を被覆している。より具体的には、第1ストッパラバー11は、図3に示すように、頂壁本体部3hの上面、下面及び筒軸方向両端の面を覆うように略矩形環状に形成されていて、該頂壁本体部3hをその全長に亘って覆うように筒軸直角方向に延びている。この第1ストッパラバー11は、その筒軸方向の厚さが下側取付金具3の下側頂壁部3bの切欠き部3gの切り欠き深さよりも小さく設定されていて、該下側取付金具3よりも筒軸方向外側に突出しないようになっている。また、第1ストッパラバー11は、各面(上下面、筒軸方向両面及び筒軸直角方向両面)のそれぞれ交わる部分が面取りされていて、下側頂壁部3bよりも上側の部分と下側の部分が筒軸方向視でそれぞれ断面台形状に形成されているとともに、下側頂壁部3bよりも筒軸方向外側の部分が筒軸直角方向視でそれぞれ断面台形状に形成されている。
上記各第2ストッパラバー13,13は、上記各下側側壁部3c,3cの内側面から筒軸直角方向内側に突出するように断面略矩形状に形成されていて、各下側側壁部3c,3cをほぼ筒軸方向全長に亘って覆っている。各第2ストッパラバー13,13の内側面は、上記第1ストッパラバー11の筒軸直角方向両端の位置とほぼ面一になっている。なお、各第2ストッパラバー13,13は、上記各支持ゴム弾性体7,7と各下側側壁部3c,3cに形成された貫通孔3f,3fを通じて連結されている。
上記当接金具9は、略長方形状の鋼板を筒軸直角方向から見て断面略ハット状に折り曲げ形成したものであり、図9及び図10に示すように、下側当接部9aと、該下側当接部9aの筒軸方向両端部から上方に延びている一対の側方当接部9b,9bと、該各側方当接部9b,9bの上端部から筒軸方向外側に延びている一対の締結部9c,9cとを有している。
上記下側当接部9aは、上記第1ストッパラバー11と上下方向に且つ上記一対の第2ストッパラバー13,13と筒軸直角方向に所定間隔を隔てて、該第1ストッパラバー11の下方で筒軸方向に延びている。より具体的には、下側当接部9aは、略正方形状をなしていて、第1ストッパラバー11と上下方向に間隔を隔てるように配置され、且つ、各第2ストッパラバー13,13と筒軸直角方向に間隔を隔てるように、上述の如く筒軸方向視で断面台形状に形成された第1ストッパラバー11の短辺と略同じ筒軸直角方向位置に配置されている。
上記一対の側方当接部9b,9bは、それぞれ第1ストッパラバー11と筒軸方向に所定間隔を隔てて上方に延びている。各側方当接部9b,9bは、筒軸直角方向の幅が下側当接部9aよりも小さく形成されており、筒軸方向に変位した際には、筒軸直角方向全幅に亘って第1ストッパラバー11に当接するようになっている。
上記各締結部9c,9cは、当接金具の筒軸方向両端が上側頂壁部5aの筒軸方向両端と略一致するように、各側方当接部9b,9bの上端部から筒軸方向にそれぞれ延びている。各締結部9c,9cには、上側頂壁部5aのボルト挿通孔5f,5fに対応する位置に、該各ボルト挿通孔5f,5fと同径のボルト挿通孔9d,9dがそれぞれ形成されている。各締結部9c,9cは、これらボルト挿通孔9d,9dに挿通されるボルト19とナット21(締結具)とによって上側頂壁部5aに締結され、これにより、当接金具9が上側取付金具5に取り付けられる。
−防振装置の組立手順−
次に、防振装置1の組立手順について説明する。
先ず、下側取付金具3の筒軸方向と同じ方向に開閉する成形用金型を用意し、断面略コ字状の上側取付金具5が断面矩形状の下側取付金具3の上半分を囲むような位置関係で、両取付金具3,5を該成形用金型内にセットする。
次いで、未加硫ゴム組成物を射出して、それを図示しないゴム注入孔を介して成形用金型内のキャビティに充填する。そして、型締めを行い、所定温度で所定時間そのままの状態を保持する。このとき、ゴムが加硫して一対の支持ゴム弾性体7,7、第1ストッパラバー11及び一対の第2ストッパラバー13,13が成形されるとともに、これらゴム部材が上側取付金具5や下側取付金具3に加硫接着され一体化する。
その後、成形用金型を開き、図8に示すように、下側取付金具3と上側取付金具5と一対の支持ゴム弾性体7,7と第1ストッパラバー11と一対の第2ストッパラバー13,13とが一体に加硫成形された半製品を取り出す。そして、上側側壁部5b,5bが上側頂壁部5aの筒軸直角方向両端部から略真っ直ぐ下方に延びるように(図2参照)、筒軸直角方向に末広がりに開いている一対の上側側壁部5b,5bを筒軸直角方向内側に絞る。
次いで、当接金具9の一方の端部(締結部9c)を、矩形筒状の下側取付金具3の内側に通し、当接金具9の下側当接部9aと下側取付金具3の下側頂壁部3bとを対向させる。そして、当接金具9の一対の締結部9c,9cを上側取付金具5の上側頂壁部5aの下面に当接させ、締結部9c,9cの各ボルト挿通孔9d,9dと上側頂壁部5aの各ボルト挿通孔5f,5fとの位置を合わせる。この状態で、当接金具9と上側取付金具5とを点付け溶接で仮組付けする。このように、当接金具9と上側取付金具5とは点付け溶接されるため、各支持ゴム弾性体7,7、第1ストッパラバー11及び各第2ストッパラバー13,13は溶接熱による影響をほとんど受けない。
−防振装置のクロスメンバ及びトランスミッションへの取付状態−
図13は、防振装置のトランスミッションへの取付状態を模式的に示す側面図である。図13中の符合23は、エンジンを示し、符合25aは、マニュアルトランスミッションを示し、符合27は、車両のクロスメンバを示す。この車両は二輪駆動車であり、エンジン23が縦置きに搭載されている。また、クロスメンバ27は、マニュアルトランスミッション25aの後端部を横切るように車幅方向に延びている。
マニュアルトランスミッション25aは、その配置、重量、支持点数、出力等の条件により、上下方向及び車両前後方向の振動や荷重が車幅方向の振動や荷重よりも大きくなるように設定されている。このため、防振装置1は、上記筒軸方向が車幅方向と略一致するように、クロスメンバ27及びマニュアルトランスミッション25aに取り付けられている。
具体的には、防振装置1は、下側取付部材3の下側底壁部3aをクロスメンバ27の上面に載置し、該下側底壁部3aのボルト挿通孔3e,3eに挿通されているカシメボルト15,15を、クロスメンバ27に形成されているボルト挿通孔27a,27aに挿通して図示しないナットで締め付けることにより、クロスメンバ27に締結されている。
一方、防振装置1は、上側取付金具5の上側頂壁部5をマニュアルトランスミッション25aの下端部に当接させた状態で、当接金具9のボルト挿通孔9d,9d及び上側頂壁部5aのボルト挿通孔5f,5fに下方から挿通された2本のボルト19,19をマニュアルトランスミッション25aに設けられたナット21,21で締め付けることで、該マニュアルトランスミッション25aに取り付けられている。このように、当接金具9は、上側取付金具5と共にボルト19,19及びナット21,21によってマニュアルトランスミッション25aの下端部に共締めされている。
−防振装置の動作−
次に、防振装置1の作用について説明する。
例えば、エンジン始動後のようにマニュアルトランスミッション25aから入力される振動が小さい場合には、上記各支持ゴム弾性体7,7が主として上下方向及び車両前後方向の振動を吸収し減衰させて、振動が車体に伝わるのを緩和する。
これに対し、例えば悪路走行時等において、防振装置1に対し下向きに大きな荷重が作用すると、支持ゴム弾性体7,7が下方に変形し、それに伴って上記上側取付金具5が下方に変位する。そして、上側取付金具5の上側頂壁部5aが第1ストッパラバー11の上面に当接することで、支持ゴム弾性体7,7の下方への過度の変形が抑えられる。一方、上方へのリバウンド時には、当接金具9の下側当接部9aが第1ストッパラバー11の下面に当接するので、支持ゴム弾性体7,7の上方への過大な変位を抑えられる。
また、例えば車両が急停車したときのように、マニュアルトランスミッション25aの慣性力により、防振装置1に対し車両前方に大きな荷重が作用すると、支持ゴム弾性体7,7が車両前方(筒軸直角方向)に変形し、それに伴って当接金具9が車両前方に変位する。そして、当接金具9の下側当接部9aの前端が前側の第2ストッパラバー13に当接し、支持ゴム弾性体7,7の車両後方への過度の変形が抑えられる。一方、後方へのリバウンド時や車両の急発進により、当接金具9が車両後方に変位すると、該当接金具9の下側当接部9aの後端が後側の第2ストッパラバー13に当接し、支持ゴム弾性体7,7の車両後方への過度の変形が抑えられる。
さらに、防振装置1に対し車幅方向(筒軸方向)に荷重が入力したときには、例えば当接金具9が右側に変位すると、左側の側方当接部9bが第1ストッパラバー11に当接する一方、リバウンドした当接金具9が左側に変位すると、右側の側方当接部9bが第1ストッパラバー11に当接し、支持ゴム弾性体7,7の車幅方向への変形が抑えられる。
−効果−
本実施形態によれば、一対の支持ゴム弾性体7,7は、下側取付金具3と上側取付金具5とを一体に連結しているので、下側及び上側取付金具3,5と支持ゴム弾性体7,7とがこすれることにより異音が発生するのを抑えることができる。
また、当接金具9は、締結部9c,9cをボルト19及びナット21によって上側取付金具5に締結することで、該上側取付金具5に取り付けられるので、上側及び下側取付金具3,5に支持ゴム弾性体7,7と第1及び第2ストッパラバー11,13,13とを加硫成形した後、溶接熱によってこれらのゴム部材7,7,11,13が劣化するのを抑えることができる。
さらに、上側取付金具5及び当接金具9が、下側取付金具3に形成された第1ストッパラバー11を所定間隔を隔てて囲むように設けられているので、万が一支持ゴム弾性体7,7が破断した場合にも、トランスミッション25が大きく傾いて脱落するのを抑制することができる。
したがって、三方向でストッパとして機能する防振装置1において、防振装置1からの異音発生を抑えつつゴム部材の耐久性が劣化するのを抑えるとともに、トランスミッション25の脱落を確実に抑えてフェールセーフを達することができる。
また、下側取付金具3の下側頂壁部3bには筒軸方向両端部を切り欠く一対の切欠き部3g,3gが形成されており、該一対の切欠き部3g,3gの間の下側頂壁本体部3hの表面を被覆している第1ストッパラバー11は、その筒軸方向の厚さが切欠き部3g,3gの切り欠き深さよりも小さく設定されているので、該第1ストッパラバー11と筒軸方向に所定間隔を隔てている一対の側方当接部9b,9b同士の間隔を小さくできる。これにより、当接金具9をコンパクトにして防振装置1を小型化することができる。
さらに、防振装置1は、筒軸方向が車幅方向と略一致するようにクロスメンバ27及びマニュアルトランスミッション25aに取り付けられているので、例えば車両が急発進や急停車した際、マニュアルトランスミッション25aの慣性力により車両前後方向に大きな荷重が入力した場合にも、マニュアルトランスミッション25aと車体との相対振動を支持ゴム弾性体7,7によって吸収するとともに、当接金具9の下側当接部9aが第2ストッパラバー13,13に当接することで車両前後方向における支持ゴム弾性体7,7の過度の変位を抑えることができる。
また、当接金具9は、上側取付金具5と共にボルト19及びナット21によってマニュアルトランスミッション25aの下端部に共締めされるので、点付け溶接によりゴム部材7,7,11,13に溶接熱の影響をほとんど与えることなく仮組付けができるとともに、マニュアルトランスミッション25aに締結するための締結部材を別途設ける必要がないので、防振装置1の部品点数を少なくすることができる。
(実施形態2)
−防振装置の構成−
本実施形態は、防振装置1をトランスミッション25に取り付けるためのブラケット部材17を備えている点が実施形態1と異なるものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
上記ブラケット部材17は、図11に示すように、略長方形状の底壁部17aと、該底壁部17aの長手方向両端部から上方に延びる側壁部17b,17bと、該底壁部17aの長手直角方向(長手方向と上下方向とに直交する方向)の一方側端部から上方に延びる立壁部17cとを有している。
上記底壁部17aは、その下面に上記上側頂壁部5aの中央部5cが全面に亘って当接するように、長手方向中央部が略水平に形成されている一方、トランスミッション25との締結箇所(長手方向両端部のボルト挿通孔17e,17e)の剛性を高めるために、長手方向両端部が下方に膨らむ湾曲形状に形成されている。この底壁部17aの上面には、上記当接金具9のボルト挿通孔9d,9d及び上記上側頂壁部5aのボルト挿通孔5f,5fに対応する位置に2つのナット21,21が溶接で取り付けられている。また、底壁部17aの長手方向略中央には、トランスミッション25との締結箇所(長手方向中央部のボルト挿通孔17e)の剛性を高めるために、上方に膨出する膨出部17dが形成されている。
上記各側壁部17b,17bは、湾曲形状に形成された上記底壁部17aの長手方向両端部が上方に立ち上がることで形成されており、上記立壁部17cに近づくほど上方に延びている。これら側壁部17b,17bは、膨出部17dと共に、該立壁部17cの座屈を抑えるリブとして機能している。
上記立壁部17cは、長手方向視で底壁部17aと断面略L字状をなすように形成されいる。この立壁部17cには、ブラケット部材17をトランスミッション25の後端部に締結するための長手直角方向に延びるボルト挿通孔17eが3つ形成されている。
−防振装置の組立手順−
次に、防振装置1の組立手順について説明する。なお、当接金具9の下側当接部9aと下側取付金具3の下側頂壁部3bとを対向させるまでの手順は、上記実施形態1と同じなので、説明を省略する。
図12に示すように、防振装置1の筒軸直角方向をブラケット部材17の長手方向と略一致させ、当接金具9の一対の締結部9c,9cを上側取付金具5の上側頂壁部5aの下面に当接させるとともに上側頂壁部5aの上面をブラケット部材17の下面に当接させる。そして、締結部9c,9cの各ボルト挿通孔9d,9dと上側頂壁部5aの各ボルト挿通孔5f,5fとブラケット部材17のナット21,21との位置を合わせる。この状態で、当接金具9のボルト挿通孔9d,9d及び上側頂壁部5aのボルト挿通孔5f,5fに下方から2本のボルト19,19を挿通し、該ボルト19,19をナット21,21で締め付ける。つまり、当接金具9は、上側取付金具5と共にボルト19,19及びナット21,21(締結具)によってブラケット部材17の底壁部17aに共締めされている。このように、防振装置1は、加硫成形以後は、ボルト19,19及びナット21,21のみで組み立てられるため、各支持ゴム弾性体7,7、第1ストッパラバー11及び各第2ストッパラバー13,13は溶接熱による影響を全く受けることがない。
−防振装置のクロスメンバ及びトランスミッションへの取付状態−
図14は、防振装置のトランスミッションへの取付状態を模式的に示す側面図である。図14中の符合23は、エンジンを示し、符合25bは、オートマチックトランスミッションを示し、符合27は、車両のクロスメンバを示す。この車両は二輪駆動車であり、エンジン23が縦置きに搭載されている。また、クロスメンバ27は、オートマチックトランスミッション25bの後方を横切るように車幅方向に延びている。
オートマチックトランスミッション25bは、その配置、重量、支持点数、出力等の条件により、上下方向及び車両前後方向の振動が車幅方向の振動よりも大きくなるように設定されている。このため、防振装置1は、上記筒軸方向が車幅方向と略一致するように、クロスメンバ27及びオートマチックトランスミッション25bに取り付けられている。
具体的には、防振装置1は、下側取付部材3の下側底壁部3aをクロスメンバ27の上面に載置し、該下側底壁部3aのボルト挿通孔3e,3eに挿通されているカシメボルト15,15を、クロスメンバ27に形成されているボルト挿通孔27a,27aに挿通して図示しないナットで締め付けることにより、クロスメンバ27に締結されている。
一方、防振装置1は、ブラケット部材17の立壁部17cをオートマチックトランスミッション25bの後端部に当接させた状態で、立壁部17cのボルト挿通孔17e,17e,17eに車両後方から挿通された3本のボルト(図示せず)をオートマチックトランスミッション25bに設けられたナット(図示せず)で締め付けることで、該オートマチックトランスミッション25bに取り付けられている。
−効果−
本実施形態によれば、オートマチックトランスミッション25bの長さが短いため、その後端が車両のクロスメンバ27に達しない場合にも、ブラケット部材17を介して防振装置1をオートマチックトランスミッション25bの後端に取り付けることができる。
また、防振装置1はブラケット部材17の底壁部17aに共締めされた状態で、車体に取り付けられるので、加硫成形後の溶接の必要がないことから、ゴム部材が劣化するのをより一層抑えることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、筒軸方向が車幅方向と略一致するように、下側及び上側取付金具3,5をクロスメンバ27及びトランスミッション25にそれぞれ取り付けたが、これに限らず、例えば、車両前後方向よりも車幅方向の振動が大きくなるように設定配置されたトランスミッション25を防振支持する場合には、筒軸直角方向が車幅方向と略一致するように、下側及び上側取付金具3,5をクロスメンバ27及びトランスミッション25にそれぞれ取り付けてもよい。
また、上記各実施形態では、下側頂壁部3bの筒軸方向両端部に切欠き部3g,3gを形成したが、これに限らず、下側取付金具3の筒軸方向の幅を全周に亘って同じ幅にしてもよい。
さらに、上記実施形態1では、防振装置1をマニュアルトランスミッション25aに直接ボルト締結し、上記実施形態2では、防振装置1をオートマチックトランスミッション25bにブラケット部材17を介してボルト締結したが、これに限らず、例えば、トランスミッション25の機種や変速段数等との関係で、マニュアルトランスミッション25aの長さが短く、オートマチックトランスミッション25bの長さが長い場合には、防振装置1を、マニュアルトランスミッション25aにブラケット部材17を介してボルト締結し、オートマチックトランスミッション25bに直接ボルト締結してもよい。
また、上記各実施形態では、防振装置1をクロスメンバ27に取り付けたが、これに限らず、他の車体フレーム部材に防振装置1を取り付けてもよい。
さらに、上記各実施形態では、各支持ゴム弾性体7,7を、下方に行くほど内側に傾斜させて、下側取付金具3の外側角部3i,3iと、上側取付金具5の内側角部5h,5hとを連結するように形成したが、これに限らず、下側取付金具3を挟んで対称となるように一対形成され、且つ下側取付金具3の外側面と上側取付金具5の内側面とを一体に連結しているのであれば、どのような形状(傾斜角、取付位置等)に形成してもよい。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、変速機を車体に対して防振支持させる防振装置等について有用である。
本発明に係る防振装置を示す斜視図である。 防振装置を示す正面図である。 図2のIII−III線の矢視断面図である。 防振装置を示す上面図である。 下側取付金具を示す正面図である。 下側取付金具を示す斜視図である。 上側取付金具を示す斜視図である。 加硫成形後の上側及び下側取付金具を示す正面図である。 当接金具を示す側面図である。 当接金具を示す上面図である。 ブラケット部材を示す斜視図である。 ブラケット部材に取り付けられた防振装置を示す正面図である。 防振装置のマニュアルトランスミッションへの取付状態を模式的に示す側面図である。 防振装置のオートマチックトランスミッションへの取付状態を模式的に示す側面図である。 従来の防振装置を示す正面図である。 図15のXVI−XVI線の矢視断面図である。
符号の説明
1 防振装置
3 下側取付金具
3a 下側底壁部
3b 下側頂壁部
3c 下側側壁部
5 上側取付金具
5a 上側頂壁部
5b 上側側壁部
7 支持ゴム弾性体
9 当接金具
9a 下側当接部
9b 側方当接部
9c 締結部
11 第1ストッパラバー
13 第2ストッパラバー
17 ブラケット部材
17a 底壁部
17c 立壁部
19 ボルト(締結具)
21 ナット(締結具)
25a マニュアルトランスミッション(変速機)
25b オートマチックトランスミッション(変速機)
27 クロスメンバ(車体)

Claims (5)

  1. 略矩形筒状に形成された金具であって、車体に取り付けられる下側底壁部と、該下側底壁部と対向配置されている下側頂壁部と、筒軸方向と上下方向とに直交する筒軸直角方向における該下側底壁部及び該下側頂壁部の両端部を連結している一対の下側側壁部とを有している下側取付金具と、
    上記下側頂壁部の上方に対向配置され、変速機に取り付けられる上側頂壁部と、上記上側頂壁部の筒軸直角方向両端部からそれぞれ下方に延びて上記一対の側壁部の筒軸直角方向外側に対向配置されている一対の上側側壁部とを有している上側取付金具と、
    上記下側取付金具を挟んで対称となるように一対形成され、上記下側取付金具の外側面と上記上側取付金具の内側面とを一体に連結している支持ゴム弾性体と、
    上記上側頂壁部と上下方向に所定間隔を隔てて、上記一対の支持ゴム弾性体の間で上記下側頂壁部の表面を被覆している第1ストッパラバーと、
    上記各下側側壁部の内側面から筒軸直角方向内側に突出するように形成されている一対の第2ストッパラバーと、
    上記第1ストッパラバーと上下方向に且つ上記一対の第2ストッパラバーと筒軸直角方向に所定間隔を隔てて、該第1ストッパラバーの下方で筒軸方向に延びている下側当接部と、該下側当接部の筒軸方向両端部から上記第1ストッパラバーと筒軸方向に所定間隔を隔てて上方に延びている一対の側方当接部と、該各側方当接部の上端部から筒軸方向外側に延び、締結具によって上記上側頂壁部に締結される一対の締結部とを有している当接金具とを備えていることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置において、
    上記下側頂壁部には、筒軸方向両端部を切り欠く一対の切欠き部が形成されており、
    上記第1ストッパラバーは、上記一対の切欠き部の間の下側頂壁本体部の表面を被覆していて、その筒軸方向の厚さが上記切欠き部の切り欠き深さよりも小さく設定されていることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1又は2記載の防振装置において、
    上記下側及び上側取付金具は、筒軸方向が車幅方向と略一致するように、上記車体及び変速機にそれぞれ取り付けられることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記当接金具は、上記上側取付金具と共に上記締結具によって上記変速機の下端部に共締めされることを特徴とする防振装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の防振装置において、
    上記変速機の後端部に取り付けられる立壁部と底壁部とを有しているブラケット部材をさらに備えており、
    上記当接金具は、上記上側取付金具と共に上記締結具によって上記ブラケット部材の底壁部に共締めされることを特徴とする防振装置。
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