JP3906605B2 - エンジンマウント装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンマウント装置に係り、特にマウンチングの塗装を行う場合に、マウントゴムとストッパゴムを設けたストッパリングとマウンチングとに夫々分割させ、塗装の際にマウントゴムやストッパゴム等のゴム部分を存在させず、塗装後の高温乾燥が可能となり、塗装工程におけるグレードの向上を図ることができるとともに、ストッパゴムを設けたストッパリングを別体としてマウントゴムとストッパゴムとの材質・硬度を別々に設定することができ、耐摩耗性や防振機能の向上及びショック感の向上を図り得て、しかもマウンチングブラケットとストッパ部とを一体化することによって、部品点数を削減し得て、コストの低減及び重量ダウンが可能となり、コンパクトな形状とすることができるエンジンマウント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両にエンジンを搭載する際には、エンジンにて発生する振動が車体側に伝達されるのを防止するために、エンジンマウント装置を介設している。このエンジンマウント装置は、車体側に装着されるマウンチングやエンジン側に装着されるマウンチングブラケット、マウントゴム等を有している。
【0003】
前記エンジンマウント装置としては、特開平6−2735号公報に開示されるものがある。この公報に開示される液封入防振装置は、振動体を載置する上板と、上方へ開放する容器状をなす底板と、上板の外周縁全周と底板開口縁の全周間に接合配設された耐熱性の弾性ゴム体と、底板の内空間を上下に区画するゴム膜と、ゴム膜とゴム弾性体で閉鎖された液封入空間を上下に区画して一対の液室を形成するとともに、これら液室間を連通する絞り流路を設けた仕切板と、仕切板と上板との間に架設されたバネ部材とを具備し、上板には、これを下方より貫通して上方へ延び振動体を固定する固定用ボルトを設けるとともに、上板の外周縁より固定用ボルトの貫通部近傍へ延びるゴム案内溝を形成して、ゴム案内溝を経て導入した弾性ゴム体のゴム材の一部により、少なくとも固定用ボルト貫通部を液密的に被うシールゴム層を形成し、高温雰囲気下で過酷な使用条件でも良好な特性を発揮させている。
【0004】
また、特開平10−51117号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるマウント用ブラケットは、マウント本体に取り付けられる固着部と、マウント本体に形成されたストッパ部への当接によりストッパ機能を発揮する当接部を備えた第一の押出部材と、防振連結される一方の部材に取り付けられる取付部を備えた第二の押出部材を、夫々アルミニウム合金材で別個に押出成形し、溶着することによって、ストッパ機能とブラケット機能を併せ備えたマウント用ブラケットを構成し、複雑な形状にも容易に対処している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、エンジンマウント装置MTは、図11に示す如く、エンジンEGの左右両側と後側との3箇所に配設されている。
【0006】
従来のエンジンマウント装置においては、図12に示す如く、マウンチング108とストッパゴム116とストッパブラケット117とを一体成形したものがある。
【0007】
しかし、上述の一体成形したものにおいて、ショック感の改善等を行うために、ストッパゴムのボリュームを増加させる場合には、図12に示す如く、ストッパクリアランスaが減少してしまい、エンジンにて発生した振動が車体側に伝達され、防振機能(NVH)が悪化するという不都合がある。
【0008】
また、ストッパクリアランスaを確保しつつ、ストッパゴムのボリュームを増加させようとすると、ストッパブラケットを変更する必要があり、製作コストが大となって、経済的に不利であるとともに、大型化し、実用上不利であるという不都合がある。
【0009】
しかも、前記マウンチングとストッパゴムとストッパブラケットとを一体成形していることにより、以下の如き不都合もある。
(1)マウンチングの塗装にあたり、一体成形によってマウンチングにストッパゴムが存在しているため、塗装後の高温乾燥等の処理を行うことができず、塗装工程におけるグレードの向上が不可能である。
(2)一体成形によってマウンチングの材質やストッパゴムのゴム硬度等の個別の選定を行うことができず、ショック感の減少と防振機能の向上とを両立させることが困難であるとともに、ストッパゴムの耐摩耗性の向上も困難である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、基部を円筒型に形成したマウンチングと、マウンチングブラケットと、マウンチングとマウンチングブラケット間に設けられるマウントゴムと、ストッパゴムを設けたストッパリングとを有し、前記マウンチングの基部にマウントゴムを圧入する際に、マウンチングの基部とマウントゴム間にストッパリングを挟持して設け、前記マウンチングブラケットの一端側にボルト締結によりマウントゴムを固定して設けるとともにマウンチングブラケットの他端側をエンジン側に取り付けて設け、このマウンチングブラケットには前記ストッパゴムの接触可能なストッパ部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、マウンチングの塗装を行う場合には、マウントゴムとストッパゴムを設けたストッパリングとマウンチングとに夫々分割させ、マウンチングのみを塗装し、塗装後の高温乾燥が可能となり、塗装工程におけるグレードの向上を図るとともに、ストッパゴムを設けたストッパリングを別体とすることで、マウントゴムとストッパゴムとの材質・硬度を別々に設定し、耐摩耗性や防振機能の向上及びショック感の向上を図り、しかもマウンチングブラケットとストッパ部とを一体化することによって、部品点数を削減し、コストの低減及び重量ダウンを可能としている。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0013】
図1〜図7はこの発明の実施例を示すものである。図1及び図6、図7において、2はエンジンマウント装置である。
【0014】
このエンジンマウント装置2は、図示しない車体側とエンジン4側間に配設されるとともに、基部6を円筒型に形成され且つ図示しない車体側に装着されるマウンチング8と、図3及び図4における前記エンジン4のエンジン側マウンチングブラケット10に装着されるマウンチングブラケット12と、マウンチング8とマウンチングブラケット12間に設けられるマウントゴム14と、ストッパゴム16を設けたストッパリング18とを有している。
【0015】
そして、前記マウンチング8の基部6にマウントゴム14を圧入する際に、マウンチング8の基部6とマウントゴム14間にストッパリング18を挟持して設け、前記マウンチングブラケット12の一端側にボルト締結によりマウントゴム14を固定して設けるとともに、マウンチングブラケット12の他端側をエンジン4側に取り付けて設け、このマウンチングブラケット12には前記ストッパゴム16の接触可能なストッパ部20を設ける構成とする。
【0016】
詳述すれば、前記ストッパリング18にストッパゴム16を取り付けるためのストッパゴム取付部22を略U字状に折り返して折り返し部24を形成し、この折り返し部24に沿ってストッパゴム16を固着して設ける。
【0017】
また、前記マウンチングブラケット12の一端側に1個の取付ボルト孔部26を形成し、この取付ボルト孔部26を利用し且つ取付ボルト28によるボルト締結によってマウントゴム14上部に固定して設けるとともに、前記マウンチングブラケット12の他端側には2個のエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2を形成し、これらのエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2を利用し且つ図示しない取付ボルトによるボルト締結によってエンジン4側、つまりエンジン側マウンチングブラケット10に取り付けて設ける。
【0018】
更に、前記マウンチングブラケット12に、図1及び図7に示す如く、このマウンチングブラケット12の下方においてストッパゴム16の下面側に突出し、ストッパゴム16に接触することが可能なストッパ部20を設ける。
【0019】
このとき、マウンチングブラケット12には、ストッパゴム16の上面、つまりマウンチングブラケット12の下面側とストッパゴム16の下面、つまり前記ストッパ部20の上面側との2箇所に第1、第2ストッパ接触面32−1、32−2が形成されるとともに、第1ストッパ接触面32−1にクリアランスdが設定され、第2ストッパ接触面32−2にクリアランスeが設定される。
【0020】
そして、前記マウンチングブラケット12のエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2の中間点Pを前記マウントゴム14の取付中心点Rに対して前記ストッパゴム14の長手方向、つまり図6において上下方向にオフセットさせて設けるとともに、このときのオフセット量bの少なくとも2倍の長さ、すなわち長さcに前記ストッパゴム14を形成する。
【0021】
このとき、前記オフセット量bを、マウントゴム14の取付中心点Rとエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2との距離寸法hに対して20〜30%の長さとなるように設定する。
【0022】
なお符号34は、前記エンジン2に配設されるターボチャージャ、36はターボアウトレットパイプ、38はキャタリストケース、記号fは前記ストッパリング18のストッパゴム取付部22外周部位に形成した折り返し部24とストッパゴム16表面間の距離、つまりストッパゴム取付部22の外周部位におけるストッパゴム16の厚み、gはストッパゴム取付部22の外周部位におけるストッパゴム16と前記マウンチングブラケット12間のクリアランスである。
【0023】
次に作用を説明する。
【0024】
前記エンジンマウント装置2を組み立てる際には、図5に示す如く、先ず、マウンチング8の基部6に、ストッパゴム16を設けたストッパリング18を介して、マウントゴム14を圧入する。
【0025】
そして、前記マウンチングブラケット12の一端側を、この一端側に形成した取付ボルト孔部26を利用し且つ取付ボルト28によるボルト締結によってマウントゴム14上部に固定する。
【0026】
前記エンジンマウント装置2の組立が完了した後に、前記マウンチングブラケット12の他端側を、この他端側に形成した2個のエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2を利用し且つ図示しない取付ボルトによるボルト締結によってエンジン4側、つまりエンジン側マウンチングブラケット10に取り付けるとともに、マウンチング8を図示しない車体側に装着する。
【0027】
前記エンジンマウント装置2に求められる機能としては、振動伝達の抑止とともに、図2の示す如き各方向に対する振動を規制する必要がある。
【0028】
振動方向の規制においては、従来使用していたストッパブラケットを剛性の高いマウンチングブラケット12に一体化することで、図7に示す如く、第1、第2ストッパ接触面32−1、32−2におけるクリアランスd、eを設定することができる。
【0029】
これにより、前記マウンチング8の塗装を行う場合に、図5に示す如く、マウントゴム14とストッパゴム16を設けたストッパリング18とマウンチング8とに夫々分割させることができ、マウンチング8のみを塗装すれば良く、塗装の際にマウントゴム14やストッパゴム16等のゴム部分が存在せず、塗装後の高温乾燥が可能となり、塗装工程におけるグレードの向上を図ることができるとともに、従来使用していたストッパブラケットとマウンチングブラケット12と一体化、つまりマウンチングブラケット12とストッパ部20とを一体化することによって、部品点数を削減し得て、コストの低減及び重量ダウンが可能となり、コンパクトな形状とすることができ、実用上有利である。
【0030】
また、トルク反力方向の規制においては、前記マウンチングブラケット12のエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2の中間点Pに対して、前記マウントゴム14の取付中心点Rまでのオフセット量bの少なくとも2倍の長さcに前記ストッパゴム14を形成するとともに、マウンチングブラケット12の第1、第2ストッパ接触面32−1、32−2においても同等以上の長さを確保することにより、トルク反力方向のエンジン揺動を抑えることができ、ショック感の向上を図り得て、実用上有利である。
【0031】
更に、その他の方向においては、図7に示す如く、前記ストッパゴム取付部22の外周部位におけるストッパゴム16と前記マウンチングブラケット12間にクリアランスgを設けたことにより、エンジン振動方向の全てについて振動を規制できる構造とすることができるとともに、前記ストッパゴム取付部22の外周部位におけるストッパゴム16の厚みgを変更することで、エンジン横方向振動時のショック感についても調整可能な構造とすることができるものである。
【0032】
更にまた、前記エンジンマウント装置2のマウンチングブラケット12の構造として、図2に示す各方向の強度・剛性を高く設定する必要があり、特に振動方向を高く設定している。このとき、前記オフセット量bを、マウントゴム14の取付中心点Rとエンジン側第1、第2取付ボルト孔部30−1、30−2との距離寸法hに対して20〜30%の長さとなるように設定することで、バランスの高い強度・剛性の確保が可能となるものである。
【0033】
また、前記マウンチング8の構造においては、図5に示す如く、マウンチング8の基部6に、ストッパゴム16を設けたストッパリング18を介して、マウントゴム14を圧入するとともに、マウントゴム14上部に前記マウンチングブラケット12の一端側を固定することにより、塗装箇所がマウンチング8のみとなり、マウンチング8のみを塗装すれば良く、塗装の際にマウントゴム14やストッパゴム16等のゴム部分が存在せず、塗装後の高温乾燥が可能となり、塗装工程におけるグレードの向上を図ることができるとともに、ストッパゴム16を設けたストッパリング18を別体とすることで、マウントゴム14とストッパゴム16との材質・硬度を別々に設定することができ、耐摩耗性や防振機能の向上及びショック感の向上を図り得る。
【0034】
更に、前記ストッパリング18のストッパゴム取付部22に略U字状の折り返し部24を形成するとともに、この折り返し部24に沿ってストッパゴム16を固着したことにより、折り返し部24の内部空間によってマウンチング8の基部6の上端外周部位を抱持させることができ、ストッパゴム取付部22の強度を向上し得る。
【0035】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0036】
例えば、マウンチングブラケット42にストッパ部44を形成する際に、図示しないストッパゴム側に開口部46を有する箱形に形成する特別構成とすることも可能である。
【0037】
すなわち、図8に示す如く、マウンチングブラケット42にストッパ部44を形成する際に、このストッパ部44の両側面部位をマウンチングブラケット42の本体側に連絡する側壁部48を設け、この側壁部48によって図示しないストッパゴム側に開口部46を有する箱形に前記ストッパ部44を形成するものである。
【0038】
さすれば、側壁部48によってストッパ部44の支持剛性を向上させることができるとともに、図示しないストッパゴムの上下、前後方向への移動のみでなく、捻れをも防止することができ、実用上有利である。
【0039】
また、マウンチングブラケット52に形成されるストッパ部54の先端部位に突起部56を設ける特別構成とすることも可能である。
【0040】
つまり、マウンチングブラケット52に形成されるストッパ部54の先端部位に、図9に示す如く、上方向に突出する突起部56を設けるものである。
【0041】
さすれば、ストッパ部54に形成した突起部56によって、配設後のストッパゴム(図示せず)の抜けを防止し得るとともに、挿入・抜け方向における振動防止部材としても機能させることができる。
【0042】
更に、マウンチングブラケット62にストッパ部64を形成する際に、ストッパ部64の上面、つまりストッパゴム(図示せず)との対峙面66を湾曲させる特別構成とすることも可能である。
【0043】
すなわち、ストッパ部64の対峙面66を湾曲させる際に、図10に示す如く、中央部位の高さ位置に対して、両側部位の高さ位置を大とすべく凹状に形成するものである。
【0044】
さすれば、振動時にストッパゴム(図示せず)がストッパ部64の対峙面66に接触することとなるが、対峙面66が凹状に形成されていることによって、ストッパゴム(図示せず)が対峙面66の高さ位置の小なる部位、つまり略中央部位に収束することとなり、振動によってストッパゴム(図示せず)の位置修正を行うことができ、実用上有利である。
【0045】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、基部を円筒型に形成したマウンチングと、マウンチングブラケットと、マウンチングとマウンチングブラケット間に設けられるマウントゴムと、ストッパゴムを設けたストッパリングとを有し、前記マウンチングの基部にマウントゴムを圧入する際に、マウンチングの基部とマウントゴム間にストッパリングを挟持して設け、前記マウンチングブラケットの一端側にボルト締結によりマウントゴムを固定して設けるとともにマウンチングブラケットの他端側をエンジン側に取り付けて設け、このマウンチングブラケットには前記ストッパゴムの接触可能なストッパ部を設けたので、マウンチングの塗装を行う場合に、マウントゴムとストッパゴムを設けたストッパリングとマウンチングとに夫々分割させることができ、マウンチングのみを塗装すれば良く、塗装の際にマウントゴムやストッパゴム等のゴム部分が存在せず、塗装後の高温乾燥が可能となり、塗装工程におけるグレードの向上を図ることができるとともに、ストッパゴムを設けたストッパリングを別体とすることで、マウントゴムとストッパゴムとの材質・硬度を別々に設定することができ、耐摩耗性や防振機能の向上及びショック感の向上を図り得て、しかもマウンチングブラケットとストッパ部とを一体化することによって、部品点数を削減し得て、コストの低減及び重量ダウンが可能となり、コンパクトな形状とすることができ、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンマウント装置のマウントゴムにマウンチングブラケットを固定する状態の取付斜視図である。
【図2】エンジンマウント装置の斜視図である。
【図3】エンジンの正面図である。
【図4】エンジンの平面図である。
【図5】エンジンマウント装置のマウントゴムをマウンチングに圧入する状態の取付斜視図である。
【図6】エンジンマウント装置の平面図である。
【図7】エンジンマウント装置の正面図である。
【図8】この発明の他の第1の実施例を示すマウンチングブラケットの斜視図である。
【図9】この発明の他の第2の実施例を示すマウンチングブラケットのストッパ部の側面図である。
【図10】この発明の他の第3の実施例を示すマウンチングブラケットのストッパ部の概略斜視図である。
【図11】この発明の従来技術を示すエンジンマウント装置の配設状態の概略図である。
【図12】マウンチングとストッパゴムとストッパブラケットとを一体成形したエンジンマウント装置の一部断面正面図である。
【符号の説明】
2 エンジンマウント装置
4 エンジン
6 基部
8 マウンチング
10 エンジン側マウンチングブラケット
12 マウンチングブラケット
14 マウントゴム
16 ストッパゴム
18 ストッパリング
20 ストッパ部
22 ストッパゴム取付部
24 折り返し部
26 取付ボルト孔部
28 取付ボルト
30−1 エンジン側第1取付ボルト孔部
30−2 エンジン側第2取付ボルト孔部
32−1 第1ストッパ接触面
32−2 第2ストッパ接触面
34 ターボチャージャ
36 ターボアウトレットパイプ
38 キャタリストケース
Claims (4)
- 基部を円筒型に形成したマウンチングと、マウンチングブラケットと、マウンチングとマウンチングブラケット間に設けられるマウントゴムと、ストッパゴムを設けたストッパリングとを有し、前記マウンチングの基部にマウントゴムを圧入する際に、マウンチングの基部とマウントゴム間にストッパリングを挟持して設け、前記マウンチングブラケットの一端側にボルト締結によりマウントゴムを固定して設けるとともにマウンチングブラケットの他端側をエンジン側に取り付けて設け、このマウンチングブラケットには前記ストッパゴムの接触可能なストッパ部を設けたことを特徴とするエンジンマウント装置。
- 前記ストッパリングは、ストッパゴムを取り付けるストッパゴム取付部を略U字状に折り返して折り返し部を形成し、この折り返し部に沿ってストッパゴムを固着した請求項1に記載のエンジンマウント装置。
- 前記マウンチングブラケットの一端側に1個の取付ボルト孔部を形成し、該一端側の取付ボルト孔部を利用し且つ取付ボルトによるボルト締結によってマウントゴム上部に固定して設けるとともに、前記マウンチングブラケットの他端側には2個のエンジン側第1、第2取付ボルト孔部を形成し、該エンジン側第1、第2取付ボルト孔部の中間点を前記マウントゴムの取付中心点に対して前記ストッパゴムの長手方向にオフセットさせて設けるとともに、オフセット量の少なくとも2倍の長さにストッパゴムを形成した請求項1に記載のエンジンマウント装置。
- 前記オフセット量は、マウントゴムの取付中心点と取付ボルト孔部との距離寸法に対して20〜30%の長さとなるように設定した請求項3に記載のエンジンマウント装置。
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