JP5037493B2 - 防振支持装置 - Google Patents

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    • F16F3/087Units comprising several springs made of plastics or the like material
    • F16F3/0873Units comprising several springs made of plastics or the like material of the same material or the material not being specified

Description

本発明は、振動発生部を振動受部側に弾性的に連結すると共に、振動発生部から振動受部へ入力する負荷荷重を支持する防振支持装置に関するものである。
従来から、自動車等の車両においては、主たる振動発生源であるエンジンを含むパワーユニットから車体への振動伝達を抑えて優れた乗り心地を実現すると共に、車体側に取り付けられた各種部材をパワーユニットから伝達される振動及び衝撃荷重から保護するために、パワーユニットが防振支持機構を介して車体に支持されている。かかる防振支持機構は、一般に、ゴム弾性体を用いた複数のマウント装置によって構成されるが、このようなマウント装置の一種として、複数のエンジンマウント等により車体に搭載されたパワーユニットからのトルク反力が主な負荷荷重として入力するエンジントルクロッド(以下、単に「トルクロッド」と呼称する。)が知られている。
例えば、FF型(フロントエンジン・フロントドライブ型)の自動車で多く採用されている慣性主軸方式やそれに類する方式のパワーユニット支持形態において、トルクロール軸から外れたパワーユニットの外周部分を車体に弾性連結して、パワーユニットの車体に対するローリング方向の変位量を緩衝的に制限するものがそれである(例えば、特許文献1、2参照)。
上記のようなトルクロッドには、パワーユニット側に連結される第1の取付部材と車体側に連結される第2の取付部材との荷重入力方向に沿った相対変位を制限するストッパ部を備えたものがあり、このストッパ部は、車両の加速時に、パワーユニットからトルクロッドに大荷重が入力した際に、ゴム製のストッパ弾性体を介して第1の取付部材及び第2の取付部材の一方に連結固定されたストッパを、第1の取付部材及び第2の取付部材の他方へ圧接させることにより、パワーユニットにロール方向に沿って大きな変位が生じることを防止する。
上記のようなストッパ部を備えたトルクロッドとしては、例えば、特許文献3に記載されてものが知られている。特許文献3記載のトルクロッドでは、第1の取付部材と第2の取付部材との間において圧縮方向に入力せしめられる荷重によって第1のゴム弾性体(主弾性体)が変形させられるときに、この主弾性体に対してストッパ部として作用する第2のゴム弾性体(ストッパ弾性体)が中空の円錐台形状において形成されると共に、このストッパ弾性体の小径側の端部にストッパ金具が加硫接着されており、第1の取付部材が第2の取付部材に対して圧縮方向に沿って大きく変位すると、第1の取付部材がストッパ金具を介してストッパ弾性体に入力荷重を伝達してストッパ弾性体を弾性変形させると共に、ストッパ弾性体内に設けられた第2空気室内の空気を圧縮しつつ第2空気室の内容積を減少させる。
ここで、ストッパ弾性体が中空の円錐台形状において形成されていることからストッパ金具を介して圧縮方向の荷重を受けたストッパ弾性体には、剪断方向に沿った変形成分(剪断変形成分)及び圧縮方向に沿った成分(圧縮変形成分)の双方を含む弾性変形(圧縮剪断変形)が生じると共に、第2空気室が空気ばねとして作用する。これにより、特許文献3記載のトルクロッドでは、大荷重入力時にストッパ弾性体の変形抵抗が急激に増大すること及び、動ばね定数が高くなることが抑制される。
特開2001−200892号公報 再表02/042662号公報 特開2004−293664号公報
しかしながら、特許文献3記載のトルクロッドでは、ストッパ弾性体に弾性変化が生じた際に、その弾性変形には剪断変形成分及び圧縮変形成分の双方が含まれており、ストッパ弾性体における変形量の増加に従って変形成分中に占める圧縮変形成分の比率が増加する。このことから、ストッパ弾性体の変形量がある程度まで大きくなると、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大してしまい、ロール方向へ変位するパワーユニットと車体との間における衝撃荷重及び振動に対する遮断性が不十分になる。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、ストッパ弾性体の変形量が大きいものとなる大荷重入力時に、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを効果的に抑制できる防振支持装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る防振支持装置は、振動発生部を振動受部側に弾性的に連結すると共に、振動発生部から振動受部へ入力する負荷荷重を支持する防振支持装置であって、振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、前記第1又は第2の取付部材へ所定の荷重入力方向に沿って入力する負荷荷重により弾性変形する主弾性体と、前記荷重入力方向に沿って前記第1の取付部材に対向するように配置されたストッパ部材と、前記ストッパ部材における前記荷重入力方向に直交する荷重直交方向に沿った両端部にそれぞれ形成され、前記荷重入力方向に沿って延在する平面により形成された荷重伝達面と、前記第2の取付部材に、前記荷重伝達面に対向し、かつ前記荷重入力方向に沿って延在する平面により形成された荷重受け面と、前記荷重伝達面と前記荷重受け面とにそれぞれ固着されて、前記ストッパ部材と前記第2の取付部材とをそれぞれ弾性的に連結するゴム製のストッパ弾性体と、を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る防振支持装置の作用を以下に説明する。
請求項1に係る防振支持装置では、ストッパ弾性体が、ストッパ部材の荷重伝達面と第2の取付部材の前記荷重受け面とにそれぞれ固着されて、ストッパ部材と第2の取付部材とをそれぞれ弾性的に連結している。ここで、荷重伝達面は、荷重入力方向に沿って第1の取付部材に対向するように配置されたストッパ部材における荷重直交方向に沿った両端部に形成され、荷重入力方向に沿って延在する平面により形成されており、荷重受け面は、第2の取付部材に第1の荷重伝達面に対向し、かつ荷重入力方向に沿って延在する平面により形成されている
これにより、請求項1に係る防振支持装置では、第1の取付部材又は第2の取付部材へ荷重入力方向に沿った負荷荷重が入力し、荷重入力方向に沿って主弾性体が弾性変形すると、第1の取付部材が荷重入力方向に沿って第2の取付部材に対して相対的に変位する。このとき、第1の取付部材の荷重入力方向に沿った変位量が、荷重入力方向に沿ったストッパ部材と第1の取付部材との初期間隔以上になると、第1の取付部材がストッパ部材に当接し、ストッパ部材を介して負荷荷重がストッパ弾性体に伝達される。
負荷荷重が伝達されたストッパ弾性体は、ストッパ部材の荷重伝達面と第2の取付部材の荷重受け面との間で荷重入力方向に沿って弾性変形する。このとき、荷重伝達面及び荷重受け面がそれぞれ荷重入力方向に沿って延在する平面により形成されていることから、ストッパ弾性体に生じる弾性変形を剪断変形成分を主要成分とするものとし、剪断変形成分に対して僅かな圧縮・引張り変形成分を副次成分として含むものにでき、しかも圧縮方向の負荷荷重が増加しても圧縮・引張り変形成分の比率が急激に増加することを防止できるので、ストッパ弾性体の変形量が大きい大荷重入力時にも、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを防止できる。
また、本発明の請求項2に係る防振支持装置は、振動発生部を振動受部側に弾性的に連結すると共に、振動発生部から振動受部へ入力する負荷荷重を支持する防振支持装置であって、振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、前記第1又は第2の取付部材へ所定の荷重入力方向に沿って入力する負荷荷重により弾性変形する主弾性体と、前記荷重入力方向に沿って前記第1の取付部材に対向するように配置されたストッパ部材と、前記ストッパ部材における前記荷重入力方向に直交する荷重直交方向に沿った両端部にそれぞれ形成され、該荷重直交方向と交差する方向へ延在する荷重伝達面と、前記第2の取付部材に、前記荷重伝達面に対向し、かつ該第1の荷重伝達面と平行となるように形成された荷重受け面と、前記荷重伝達面と前記荷重受け面とにそれぞれ固着されて、前記ストッパ部材と前記第2の取付部材とをそれぞれ弾性的に連結するゴム製のストッパ弾性体と、前記ストッパ部材に、前記荷重入力方向に沿って前記第2の取付部材側へそれぞれ延出するように設けられた一対の荷重伝達部と、前記荷重伝達部における前記荷重直交方向に沿って外側の端部及び内側の端部に、それぞれ前記荷重伝達面として形成された第1の荷重伝達面及び第2の荷重伝達面と、前記第2の取付部材に、先端側が前記荷重入力方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記荷重伝達部の間に挿入されるように設けられた荷重受け部と、前記第2の取付部材に、前記荷重直交方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記第1の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第1の荷重受け面と、前記荷重受け部に、前記荷重直交方向に沿って一対の前記第2の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第2の荷重受け面と、前記ストッパ弾性体に、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面とにそれぞれ固着される第1の弾性連結部と、前記ストッパ弾性体に、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面とにそれぞれ固着される第2の弾性連結部と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る防振支持装置は、請求項1記載の防振装置において、前記ストッパ部材に、前記荷重入力方向に沿って前記第2の取付部材側へそれぞれ延出するように設けられた一対の荷重伝達部と、前記荷重伝達部における前記荷重直交方向に沿って外側の端部及び内側の端部に、それぞれ前記荷重伝達面として形成された第1の荷重伝達面及び第2の荷重伝達面と、前記第2の取付部材に、先端側が前記荷重入力方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記荷重伝達部の間に挿入されるように設けられた荷重受け部と、前記第2の取付部材に、前記荷重直交方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記第1の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第1の荷重受け面と、前記荷重受け部に、前記荷重直交方向に沿って一対の前記第2の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第2の荷重受け面と、前記ストッパ弾性体に、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面とにそれぞれ固着される第1の弾性連結部と、前記ストッパ弾性体に、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面とにそれぞれ固着される第2の弾性連結部と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項4に係る防振支持装置は、請求項1〜3のいずれか1項記載の防振支持装置において、前記荷重入力方向に対する前記荷重伝達面の角度をθ2、前記荷重入力方向に対する前記荷重受け面の角度をθ3とすると、0°≦θ2≦45°、かつ、0°≦θ3≦45°であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の防振支持装置によれば、ストッパ弾性体の変形量が大きいものとなる大荷重入力時に、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを効果的に抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係るトルクロッドの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るトルクロッドの構成を示す平面図である。 図1Bに示される切断線II−IIに沿ったトルクロッドの側断面図である。 図1に示されるトルクロッドに圧縮方向の負荷荷重が入力して内筒金具がストッパ金具へ当接した状態を示す側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るトルクロッドの構成を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るトルクロッドに対して圧縮方向及び引張り方向の負荷荷重それぞれを作用させた場合の荷重―タワミ線図である。 本発明の第1の実施形態に係る荷重受け部、荷重伝達部、荷重入力部の角度関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るトルクロッドについて図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
(実施形態の構成)
図1A、図1B、及び図2には、本発明の第1の実施形態に係るトルクロッドが示されている。このトルクロッド10は、車両におけるエンジン、ミッション等を含んで構成されるパワーユニット(図示省略)を車体にマウントする防振支持装置の一種であって、例えば、複数のエンジンマウントにより車体から吊り下げられた状態で支持された横置き型のパワーユニットを車体側に弾性的に連結する。このとき、トルクロッド10は、パワーユニットの後端側と車体との間に介装され、パワーユニットのトルク反力によりパワーユニットが主としてロール方向へ変位することを制限する。
図2に示されるように、トルクロッド10には、第2の取付部材として環状に形成された外筒金具12が設けられると共に、この外筒金具12の内周側に第1の取付部材として筒状の内筒金具14が配置されている。なお、図中、符号Sは内筒金具14の軸心を示しており、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。また符号Hは装置の高さ方向、符号Lは装置の長さ方向をそれぞれ示しており、これらの高さ方向H及び長さ方向Lは、トルクロッド10が車両に取り付けられた状態で、車両における上下方向及び前後方向とそれぞれ実質的に一致している。
外筒金具12には、図2に示されるように、軸直角方向に沿った断面形状が略矩形状とされたフレーム部16が設けられると共に、フレーム部16の上端部から軸方向に沿って車両後側へ突出するブラケット部18及び、フレーム部16の下端部から軸直角方向に沿って車両下側へ突出するブラケット部20が一体的に形成されている。内筒金具14には、フレーム部16の内周側に断面形状が略卵状とされた中空部22が形成されており、この中空部22は、その長手方向(長径方向)が装置の長さ方向と一致しており、高さ方向に沿った開口幅が相対的に車両後側で広く、車両前側で狭くなっている。
一対のブラケット部18、20には、それぞれ外筒金具12の軸方向へ貫通する連結穴24,26が穿設されている。外筒金具12は、一対のブラケット部18、20の連結穴24,26をそれぞれ挿通するボルト(図示省略)を介して車体側に締結固定される。
図2に示されるように、内筒金具14は略台形状とされており、その高さ方向が車両前後方向と一致している。内筒金具14は、装置の高さ方向に沿った幅が車両後側から前側へ向ってテーパ状に狭くなっている。ここで、内筒金具14は、中空部22内における長径方向中心に対して車両後側に配置されている。また内筒金具14は、高さ方向に沿った両側の側端面がそれぞれ荷重伝達面28とされており、これら一対の荷重伝達面28は、それぞれ装置の長さ方向に対して傾斜した平面により形成されている。内筒金具14には、中心部に軸方向へ貫通する円形の連結穴30が穿設されている。
外筒金具12には、その内周面における高さ方向に沿った両端側にそれぞれ一対の荷重伝達面28と略平行な平面からなる荷重受け面34が形成されている。これら一対の荷重受け面34は、それぞれ一対の荷重伝達面28に対して車両前側に偏移して配置されている。
トルクロッド10には、外筒金具12と内筒金具14との間に主弾性体36が配置されている。主弾性体36は断面形状が全体として車両前側へ向かって開口する略V字状とされている。主弾性体36には、荷重受け面34と荷重伝達面28との間に断面形状が略菱形とされた本体部38が形成されている。本体部38は、高さ方向に沿った両端面がそれぞれ外筒金具12の荷重受け面34と内筒金具14の荷重伝達面28とに加硫接着され、内筒金具14を外筒金具12に弾性的に連結している。これにより、トルクロッド10では、内筒金具14又は外筒金具12に車両の前後方向に沿った荷重が入力すると、主弾性体36における一対の本体部38がそれぞれ弾性変形する。このとき、本体部38に生じる弾性変形は、剪断変形成分を主要成分とし、圧縮・引張り変形成分を副次成分とする剪断圧縮変形となる。
主弾性体36には、内筒金具14の前端面に加硫接着された被覆部40が一体的に形成されると共に、中空部22内周面における車両後側の領域に加硫接着される被覆部42が一体的に形成されている。また主弾性体36には、内筒金具14の後端側に加硫接着されるクッション部44が一体的に形成されている。クッション部44は、後端側の部分が断面三角形状とされて頂部を車両後側へ突出させている。このとき、クッション部44は、主弾性体36が弾性変形していない中立状態で、その頂部を中空部22の内周面に加硫接着された被覆部42と所定の間隔GFを空けて対向させる。
図2に示されるように、トルクロッド10には、中空部22内に内筒金具14に対向するようにストッパ金具46が配置されている。ストッパ金具46は、中空部22内における長径方向中心に対して車両前側に配置されており、中空部22内で内筒金具14の先端面と対向している。ストッパ金具46は、断面形状が車両前側へ向って開いたコ字状に形成されており、例えば、細長い金属板がプレス加工されることにより製造されている。ストッパ金具46には、車両後側の先端部に高さ方向へ延在する平板状の当接プレート部50が設けられると共に、この当接プレート部50の高さ方向に沿った両端部からそれぞれ車両後側へ延出する荷重伝達部52が屈曲形成されている。
荷重伝達部52は、装置の高さ方向に沿った外側及び内側の面がそれぞれ第1荷重伝達面54及び第2荷重伝達面56とされており、これらの荷重伝達面54、56は、それぞれ装置の長さ方向L(荷重入力方向L)と平行に延在する平面により形成されている。
図2に示されるように、外筒金具12には、中空部22の内周面にストッパ金具46における一対の第1荷重伝達面54にそれぞれ対向するように第1荷重受け面58が形成されている。これら一対の第1荷重受け面58は、それぞれ一対の第1荷重伝達面54と平行な平面により形成されている。
また外筒金具12には、中空部22の内周面における前端部から車両後側へ延出するプレート状の荷重受け部60が一体的に形成されており、この荷重受け部60は、その先端側がストッパ金具46における一対の荷重伝達部52の間に挿入されている。荷重受け部60は高さ方向に沿った上面及び下面がそれぞれ第2荷重受け面62とされており、これら一対の第2荷重受け面62は、それぞれストッパ金具46における一対の第2荷重伝達面56に対向しており、第2荷重伝達面56と平行な平面により形成されている。また荷重受け部60の先端面は、装置の長さ方向に沿って当接プレート部50の後端面に加硫接着された第1被覆部70と所定の間隔GL1を空けて対向している。
トルクロッド10には、外筒金具12とストッパ金具46との間にストッパ弾性体64が配置されている。ストッパ弾性体64は断面形状が全体として車両前側へ向かって開口する略V字状とされている。ストッパ弾性体64には、第1荷重伝達面54と第1荷重受け面58との間に断面形状が略菱形とされた外側本体部66が形成されると共に、第2荷重伝達面56と第2荷重受け面62との間に断面形状が略菱形とされた内側本体部68が形成されている。
外側本体部66は、高さ方向に沿った両端面がそれぞれ第1荷重伝達面54と第1荷重受け面58とに加硫接着され、ストッパ金具46の荷重伝達部52を外筒金具12に弾性的に連結している。内側本体部68は、高さ方向に沿った両端面がそれぞれ第2荷重伝達面56と第2荷重受け面62とに加硫接着され、ストッパ金具46の荷重伝達部52を外筒金具12の荷重受け部60に弾性的に連結している。
またストッパ弾性体64には、ストッパ金具46における先端面及び後端面に加硫接着された薄膜状の第1被覆部70が一体的に形成されると共に、中空部22内周面における荷重受け部60と第1荷重受け面58との間の領域に加硫接着された薄膜状の第2被覆部72が一体的に形成されている。
トルクロッド10では、主弾性体36が弾性変形していない中立状態で、当接プレート部50の後端面に加硫接着された第1被覆部70が内筒金具14の先端面に加硫接着された被覆部40に所定の間隔GRを空けて対向する。
図1A及び図1Bに示されるように、トルクロッド10には、軸方向に沿って内筒金具14を挟むように一対の連結アーム74が設けられている。一対の連結アーム74は、それぞれ装置の長さ方向へ細長いプレート状に形成されている。連結アーム74には、車両後側の先端部に軸方向へ貫通する連結穴76が穿設されると共に、前端部に軸方向へ貫通する連結穴78が穿設されている。一対の連結アーム74は、それぞれ先端部における軸方向内側を内筒金具14の一方及び他方の端面へ当接させると共に、連結穴76を内筒金具14の連結穴30と一致させている。一対の連結アーム74における連結穴76及び内筒金具14の連結穴30にはボルト80が挿入され、一方の連結穴76から突出したボルト80の先端部にはナット82が捻じ込まれる。これにより、一対の連結アーム74は、先端部がそれぞれボルト80及びナット82を介して内筒金具14に連結固定される。
トルクロッド10では、一対の連結アーム74の前端部が連結穴78内へ挿入されたボルト(図示省略)を介してパワーユニット側へ連結される。これにより、車両では、エンジン、ミッション等を含んで構成されるパワーユニットがトルクロッド10により車体側へ弾性的に連結される。このとき、トルクロッド10は、その先端部がパワーユニットの車両後側の後端部であって、クランクシャフトに対して上側又は下側の部位に連結固定される。これにより、車両が加速又は減速した際に、パワーユニットが慣性主軸であるクランクシャフトを中心としてローリング方向のトルク反力を発生させると、このトルク反力は、トルクロッド10における長さ方向(車両の前後方向)に略一致する負荷荷重として内筒金具14に伝達される。このとき、本実施形態では、パワーユニットが、車両加速時にトルクロッド10へ圧縮方向(図2の矢印DC方向)の負荷荷重を作用させ、車両減速時にトルクロッド10へ引張り方向(図2の矢印DS方向)の負荷荷重を作用させるものとする。
なお、本実施形態とは逆に、トルクロッド10における外筒金具12をパワーユニット側に連結固定すると共に、一対の連結アーム74を車体側に連結固定するようにしても良い。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係るトルクロッド10の動作及び作用について説明する。
本実施形態に係るトルクロッド10は、パワーユニットから内筒金具14へロール方向の負荷荷重が入力すると、内筒金具14と外筒金具12との間で主弾性体36を車両の前後方向に沿って弾性変形させる。これにより、トルクロッド10は、パワーユニットから負荷荷重を吸収し、負荷荷重の車体への伝達を阻止すると共に、弾性変形した主弾性体36の復元力をパワーユニットに対して反力として作用させ、この復元力によりパワーユニットのロール方向への変位を抑制する。
このとき、トルクロッド10では、車両の定常的な運転時にパワーユニットから生じるロール方向に沿ったアイドル振動等の振動が入力する場合には、主弾性体36が弾性変形することにより、この振動を減衰吸収して車体への伝達を防止すると共に、主弾性体36の減衰力によりパワーユニットの変位増加を抑制する。
一方、車両の急減速に伴って、トルクロッド10にパワーユニットから衝撃荷重や大きな引張り方向の負荷荷重が入力した場合には、主弾性体36には間隔GF(図2参照)に対応する変形量以上の大きな引張り方向への弾性変形が生じる。すなわち、内筒金具14が外筒金具12に対して車両後側へ間隔GF以上相対変位する。これにより、主弾性体36のクッション部44が外筒金具12に加硫接着された被覆部42に圧接しつつ圧縮変形する。トルクロッド10では、圧縮変形したクッション部44が大きな負荷荷重に対抗する大きな復元力を発生させることにより、内筒金具14の車両後側の相対変位が制限される。従って、トルクロッド10は、引張り方向への負荷荷重を発生させるパワーユニットのロール方向への変位を間隔GF及びクッション部44の圧縮変形量との総和に対応する範囲内に制限する。
また車両の急加速に伴って、トルクロッド10にパワーユニットから衝撃荷重や大きな圧縮方向の負荷荷重が入力した場合には、主弾性体36には圧縮方向へ間隔GR(図2参照)に対応する変形量以上の大きな弾性変形が生じる。すなわち、内筒金具14が外筒金具12に対して車両前側へ間隔GR以上相対変位する。これにより、図3に示されるように、内筒金具14の後端面が被覆部40及び第1被覆部70を介してストッパ金具46の当接プレート部50に当接し、ストッパ金具46を介して、圧縮方向の負荷荷重がストッパ弾性体64における外側本体部66及び内側本体部68に伝達される。圧縮方向の負荷荷重を受けた外側本体部66及び内側本体部68は、それぞれ圧縮方向へ弾性変形して、変形量に対応する復元力を内筒金具14に反力として作用させ、内筒金具14の車両前側への相対変位を制限する。従って、トルクロッド10は、圧縮方向への負荷荷重を発生させるパワーユニットのロール方向への変位を間隔GR及び本体部66、68の弾性変形量との総和に対応する範囲内に制限する。
本実施形態に係るトルクロッド10では、ストッパ弾性体64における外側本体部66が、ストッパ金具46における第1荷重伝達面54と外筒金具12の第1荷重受け面58とにそれぞれ加硫接着されると共に、内側本体部68がストッパ金具46における第2荷重伝達面56と外筒金具12の第2荷重受け面62とにそれぞれ加硫接着されており、ストッパ弾性体64の外側本体部66及び内側本体部68がそれぞれストッパ金具46と外筒金具12とを弾性的に連結している。
ここで、第1荷重伝達面54及び第2荷重伝達面56は、それぞれ負荷荷重の入力方向と平行に延在する平面により形成されており、第1荷重受け面58及び第2荷重受け面62も、それぞれ負荷荷重の入力方向と平行に延在する平面により形成されている。これにより、トルクロッド10では、内筒金具14へ圧縮方向の負荷荷重が入力し、この負荷荷重により主弾性体36が弾性変形すると、内筒金具14が外筒金具12に対して荷重入力方向(装置の長さ方向)に沿って車両前側へ相対的に変位する。このとき、内筒金具14の変位量が間隔GR以上になると、被覆部40及び第1被覆部70を介して内筒金具14がストッパ金具46における当接プレート部50に当接し、ストッパ金具46を介して負荷荷重がストッパ弾性体64における外側本体部66及び内側本体部68に伝達される。
トルクロッド10では、圧縮方向の負荷荷重が伝達された外側本体部66が第1荷重伝達面54と第1荷重受け面58との間との間で圧縮方向へ弾性変形すると共に、内側本体部68が第2荷重伝達面56と第2荷重受け面62との間との間で圧縮方向へ弾性変形する。このとき、ストッパ金具46における荷重伝達面54、56及び外筒金具12における荷重受け面58、62がそれぞれ負荷荷重の入力方向(荷重入力方向L)と平行な平面により形成されている。これにより、ストッパ弾性体64における外側本体部66及び内側本体部68にそれぞれ生じる弾性変形を、剪断変形成分を主要成分とするものとし、剪断変形成分に対して僅かな圧縮・引張り変形成分を副次成分として含むものにできるので、ストッパ弾性体64の変形成分が圧縮変形成分を主要成分となる場合と比較し、圧縮方向の負荷荷重が増加しても圧縮・引張り変形成分の比率が急激に増加することを効果的に抑制でき、ストッパ弾性体64の変形量が大きい大荷重入力時にも、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体64の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを防止できる。
この結果、本実施形態に係るトルクロッド10によれば、圧縮方向に沿って大きな負荷荷重が入力し、内筒金具14の荷重入力方向に沿った変位量の増加をストッパ金具46及びストッパ弾性体64により制限する際に、ストッパ弾性体64の圧縮方向への弾性変形量が大きなものになっても、ストッパ弾性体64の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを防止できるので、パワーユニットと車体との間における衝撃荷重及び振動に対する遮断性が急激に低下することを防止できる。
なお、車両では、パワーユニットがロール方向へ変位した際にパワーユニットが車体へ干渉することを確実に防止するため、パワーユニットのロール方向への変位量に限界値が設定されている。従って、トルクロッド10に対しては、圧縮方向の負荷荷重が入力した際に、パワーユニットのロール変位量を前記限界値以下に制限することが要求される。本実施形態に係るトルクロッド10では、圧縮方向に沿って過大な負荷荷重が入力し、内筒金具14から伝達される負荷荷重によりストッパ金具46が間隔GL1以上圧縮方向へ変位すると、第1被覆部70を介してストッパ金具46の当接プレート部50が荷重受け部60の先端面へ当接し、ストッパ金具46及び内筒金具14の圧縮方向への変位が阻止される。これにより、パワーユニットのロール方向への変位量が確実に所定の限界値になる。
なお、本実施形態では、第1荷重受け面58と第1荷重伝達面54、及び、第2荷重伝達面56と第2荷重受け面62が、各々平行である例で説明したが、これらは、必ずしも平行である必要はない。荷重入力の際のストッパ弾性体64における外側本体部66及び内側本体部68にそれぞれ生じる弾性変形を、剪断変形成分を主要成分とする(圧縮・引張り変形成分に対して剪断変形成分が小さくならないもの)ものにすればよい。すなわち、第1荷重受け面58と第1荷重伝達面54との間の角度をθ1−1、第2荷重伝達面56と第2荷重受け面62との間の角度をθ1−2とすると、
0°≦θ1−1≦45°であり、0°≦θ1−2≦45°であればよい(図6参照)。ただし、圧縮・引張り変形成分に対して剪断変形成分をより大きくしてストッパ弾性体64の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することをより効果的に防止する観点から、
0°≦θ1−1≦30°であり、0°≦θ1−2≦30°であることが好ましい。
また、本実施形態では、荷重入力方向Lに対して、第1荷重受け面58、第1荷重伝達面54、第2荷重伝達面56、及び第2荷重受け面62が、平行である例について説明したが、これらは必ずしも平行である必要はない。
ただし、荷重入力の際の圧縮変形成分に対して剪断変形成分が小さくならないために、第1荷重伝達面54と荷重入力方向Lのなす角度をθ2−1、第2荷重伝達面56と荷重入力方向Lのなす角度をθ2−2とすると、
0°≦θ2−1≦45°、0°≦θ2−2≦45°、であることが好ましく、
0°≦θ2−1≦30°、0°≦θ2−2≦30°、であることが、圧縮・引張り変形成分に対して剪断変形成分をより大きくしてストッパ弾性体64の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することをより効果的に防止する観点から、より好ましい。
また、第1荷重受け面58と荷重入力方向Lのなす角度をθ3−1、第2荷重受け面62と荷重入力方向Lのなす角度をθ3−2すると、
θ3−1≦45°、 θ3−2≦45°であることが好ましく、
θ3−1≦30°、θ3−2≦30°、であることがより好ましい。
[第2の実施形態]
(実施形態の構成)
図4には、本発明の第2の実施形態に係るトルクロッドが示されている。このトルクロッド90は、ストッパ金具92、外筒金具12における荷重伝達面94及びストッパ弾性体96の構成が第1の実施形態に係るトルクロッド10と異なっており、他の部分の構成については第1の実施形態に係るトルクロッド10と基本的に同一になっている。このことから、本実施形態に係るトルクロッド90では、第1の実施形態と同一の部分については同一符号を付して説明を省略する。
トルクロッド90には、中空部22内に内筒金具14に対向するようにストッパ金具92が配置されている。ストッパ金具92は、中空部22内における長径方向中心に対して車両前側に配置されており、装置の長さ方向に沿って内筒金具14の前端面と対向している。ストッパ金具92は略三角形の断面形状を有する筒状に形成されており、車両後側から前側へ向って装置の高さ方向に沿った幅がテーパ状に狭くなっている。
ストッパ金具92は、車両後側の先端面が装置の高さ方向へ延在する平面状に形成されており、このストッパ金具92の先端面は内筒金具14との当接面98とされている。またストッパ金具92は、装置の高さ方向に沿った外側及び内側の面がそれぞれ荷重伝達面94とされており、これら一対の荷重伝達面94は、それぞれ装置の長さ方向(荷重入力方向)に対して傾斜した平面により形成されている。具体的には、一対の荷重伝達面94は、これら一対の荷重伝達面94にそれぞれ接する仮想直線IL1、IL2が圧縮方向に沿ってストッパ金具92の下流側の交差するように傾斜しており、荷重入力方向に対する交差角θがそれぞれ0°よりも大きく、45°以下の範囲内で適宜設定されている。
外筒金具12には、中空部22の内周面にストッパ金具92における一対の荷重伝達面94にそれぞれ対向するように荷重受け面102が形成されている。これら一対の荷重受け面102は、それぞれ一対の荷重伝達面94と平行な平面により形成されている。
なお、荷重受け面102は、必ずしも平行である必要はなく、荷重伝達面94との間の角度が0°以上、45°以下であればよい。
トルクロッド90には、外筒金具12とストッパ金具92との間にストッパ弾性体96が配置されている。ストッパ弾性体96は、断面形状が全体として車両前側へ向かって開口する略V字状とされている。ストッパ弾性体96には、荷重伝達面94と荷重受け面102との間に断面形状が略長方形とされた本体部104が形成されている。本体部104は、高さ方向に沿った両端面がそれぞれ荷重伝達面94と荷重受け面102とに加硫接着され、ストッパ金具92を外筒金具12に弾性的に連結している。またストッパ弾性体96には、ストッパ金具92における当接面98及び後端面に加硫接着された薄膜状の第1被覆部106及び第2被覆部108が一体的に形成されると共に、中空部22の内周面における後端部に加硫接着されたクッション部110が一体的に形成されている。
トルクロッド90では、主弾性体36が弾性変形していない中立状態で、当接面98に加硫接着された第1被覆部106が内筒金具14の前端面に加硫接着された被覆部40に所定の間隔GRを空けて対向する。またトルクロッド90では、ストッパ弾性体96が弾性変形していない中立状態で、ストッパ金具92の前端面に加硫接着された第2被覆部108が中空部22の内周面に加硫接着されたクッション部110の先端部に所定の間隔GL2を空けて対向する。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係るトルクロッド90の動作及び作用について説明する。
本実施形態に係るトルクロッド90では、内筒金具14の荷重入力方向に沿った変位量が小さい小荷重入力時及び、車両の急減速に伴ってパワーユニットから衝撃的乃至大きな引張り方向の負荷荷重が入力した場合については、第1の実施形態に係るトルクロッド10と同様な動作を行って、パワーユニットのロール方向への変位を抑制すると共に、振動及び衝撃が車体側へ伝達されることを防止する。
一方、トルクロッド90では、車両の急加速に伴って、パワーユニットから衝撃的乃至大きな圧縮方向の負荷荷重が入力し、主弾性体36に圧縮方向へ間隔GRに対応する変形量以上の大きな弾性変形が生じた場合には、内筒金具14の前端面が被覆部40及び第1被覆部106を介してストッパ金具92の当接面98に当接し、ストッパ金具92を介して圧縮方向の負荷荷重がストッパ弾性体96における本体部104に伝達される。圧縮方向の負荷荷重を受けたストッパ弾性体96における一対の本体部104は、それぞれ圧縮方向へ弾性変形して、変形量に対応する復元力を内筒金具14に反力として作用させ、内筒金具14の車両後側への相対変位を制限する。
本実施形態に係るトルクロッド90では、ストッパ弾性体96における本体部104が、ストッパ金具92における荷重伝達面94と外筒金具12の荷重受け面102とにそれぞれ加硫接着され、本体部104がストッパ金具92と外筒金具12とを弾性的に連結している。ここで、荷重伝達面94及び荷重伝達面94は、それぞれ0°よりも大きく、45°以下の範囲で設定された交差角θで交差する平面により形成されている。これにより、ストッパ弾性体96における一対の本体部104に生じる弾性変形を剪断変形成分を主要成分とするものとし、剪断変形成分に対して少量の圧縮・引張り変形成分を副次成分として含むものにできるので、ストッパ弾性体の変形成分が圧縮変形成分を主要成分となる場合と比較し、圧縮方向の負荷荷重が増加しても圧縮・引張り変形成分の比率が急激に増加することを効果的に抑制でき、ストッパ弾性体96の変形量が大きい大荷重入力時にも、入力荷重の増加に対するストッパ弾性体96の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを防止できる。
この結果、本実施形態に係るトルクロッド90によれば、第1の実施形態に係るトルクロッド10と同様に、圧縮方向に沿って大きな負荷荷重が入力し、内筒金具14の荷重入力方向に沿った変位量の増加をストッパ金具92及びストッパ弾性体96により制限する際に、ストッパ弾性体96の圧縮方向への弾性変形量が大きなものになっても、ストッパ弾性体96の剛性及び動ばね定数がそれぞれ急激に増大することを防止できるので、パワーユニットと車体との間における衝撃荷重及び振動に対する遮断性が急激に低下することを防止できる。
このとき、荷重伝達面94及び荷重受け面102の荷重入力方向に対する交差角θを調整(増減)することにより、ストッパ弾性体96における弾性変形における圧縮・引張り変形成分の比率をそれぞれ変化(増減)させることができるので、例えば、交差角θを十分に小さく設定すれば、ストッパ弾性体96における弾性変形における圧縮・引張り変形成分の比率を十分に小さくでき、剪断変形成分の比率を十分に大きいものにできる。
また、例えば、荷重伝達面94及び荷重受け面102の荷重入力方向に対する交差角θを増加させるに従って、ストッパ弾性体96における弾性変形における圧縮・引張り変形成分の比率を増加させ、圧縮方向の負荷荷重に対するストッパ弾性体96の静ばね定数も増加して行くので、圧縮・引張り変形成分の比率をある程度増加させれば、大荷重入力時における内筒金具14及びストッパ金具92の圧縮方向への変位量の増加を効果的に抑制できる。
但し、ストッパ弾性体96における弾性変形における圧縮・引張り変形成分の比率を増加させるに従って、ストッパ弾性体96の圧縮方向への弾性変形量が大きなものになった際に、ストッパ弾性体96の変形量の増加に伴う、ストッパ弾性体96の剛性及び動ばね定数の増加率も増大するので、トルクロッド10の振動及び衝撃に対する遮断性を考慮すると、交差角θは30°以下に設定することが好ましい。
なお、本実施形態に係るトルクロッド90では、圧縮方向に沿って過大な負荷荷重が入力し、内筒金具14から伝達される負荷荷重によりストッパ金具92が間隔GL2以上、圧縮方向へ変位すると、第2被覆部108を介してストッパ金具92の前端面がクッション部110の先端部へ当接し、ストッパ金具92及び内筒金具14の圧縮方向への変位が阻止される。これにより、パワーユニットのロール方向への変位量が確実に所定の限界値になる。
図5には、本発明の第1の実施形態に係るトルクロッド10に対して圧縮方向及び引張り方向の負荷荷重それぞれを作用させた場合の荷重―タワミ線図が実施例として示されている。
図5から明らかなように、トルクロッド10に対して圧縮方向の負荷荷重を作用させ、負荷荷重を増加させていくと内筒金具14の変位量も増加する。このとき、内筒金具14の変位量が間隔GRまで増加すると、内筒金具14がストッパ金具46と当接し、ストッパ金具46を介して伝達される負荷荷重によりストッパ弾性体64が圧縮方向へ弾性変形する。これにより、トルクロッド10全体としてばね定数(静ばね定数)が増加するが、ストッパ金具46が荷重受け部60に当接する点PLの直前までの広い領域で、負荷荷重の増加に伴うトルクロッド10全体のばね定数の増加が線形的なものになっている。
産業状の利用可能性
符号の説明

Claims (4)

  1. 振動発生部を振動受部側に弾性的に連結すると共に、振動発生部から振動受部へ入力する負荷荷重を支持する防振支持装置であって、
    振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、
    振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、前記第1又は第2の取付部材へ所定の荷重入力方向に沿って入力する負荷荷重により弾性変形する主弾性体と、
    前記荷重入力方向に沿って前記第1の取付部材に対向するように配置されたストッパ部材と、
    前記ストッパ部材における前記荷重入力方向に直交する荷重直交方向に沿った両端部にそれぞれ形成され、前記荷重入力方向に沿って延在する平面により形成された荷重伝達面と、
    前記第2の取付部材に、前記荷重伝達面に対向し、かつ前記荷重入力方向に沿って延在する平面により形成された荷重受け面と、
    前記荷重伝達面と前記荷重受け面とにそれぞれ固着されて、前記ストッパ部材と前記第2の取付部材とをそれぞれ弾性的に連結するゴム製のストッパ弾性体と、
    を有することを特徴とする防振支持装置。
  2. 振動発生部を振動受部側に弾性的に連結すると共に、振動発生部から振動受部へ入力する負荷荷重を支持する防振支持装置であって、
    振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、
    振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置され、前記第1又は第2の取付部材へ所定の荷重入力方向に沿って入力する負荷荷重により弾性変形する主弾性体と、
    前記ストッパ部材における前記荷重入力方向に直交する荷重直交方向に沿った両端部にそれぞれ形成され、該荷重直交方向と交差する方向へ延在する荷重伝達面と、
    前記第2の取付部材に、前記荷重伝達面に対向し、かつ該第1の荷重伝達面と平行となるように形成された荷重受け面と、
    前記荷重伝達面と前記荷重受け面とにそれぞれ固着されて、前記ストッパ部材と前記第2の取付部材とをそれぞれ弾性的に連結するゴム製のストッパ弾性体と、
    前記ストッパ部材に、前記荷重入力方向に沿って前記第2の取付部材側へそれぞれ延出するように設けられた一対の荷重伝達部と、
    前記荷重伝達部における前記荷重直交方向に沿って外側の端部及び内側の端部に、それぞれ前記荷重伝達面として形成された第1の荷重伝達面及び第2の荷重伝達面と、
    前記第2の取付部材に、先端側が前記荷重入力方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記荷重伝達部の間に挿入されるように設けられた荷重受け部と、
    前記第2の取付部材に、前記荷重直交方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記第1の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第1の荷重受け面と、
    前記荷重受け部に、前記荷重直交方向に沿って一対の前記第2の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第2の荷重受け面と、
    前記ストッパ弾性体に、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面とにそれぞれ固着される第1の弾性連結部と、
    前記ストッパ弾性体に、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面とにそれぞれ固着される第2の弾性連結部と、
    を有することを特徴とする防振支持装置。
  3. 前記ストッパ部材に、前記荷重入力方向に沿って前記第2の取付部材側へそれぞれ延出するように設けられた一対の荷重伝達部と、
    前記荷重伝達部における前記荷重直交方向に沿って外側の端部及び内側の端部に、それぞれ前記荷重伝達面として形成された第1の荷重伝達面及び第2の荷重伝達面と、
    前記第2の取付部材に、先端側が前記荷重入力方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記荷重伝達部の間に挿入されるように設けられた荷重受け部と、
    前記第2の取付部材に、前記荷重直交方向に沿って前記ストッパ部材における一対の前記第1の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第1の荷重受け面と、
    前記荷重受け部に、前記荷重直交方向に沿って一対の前記第2の荷重伝達面とそれぞれ対向するように、前記荷重受け面として形成された一対の第2の荷重受け面と、
    前記ストッパ弾性体に、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第1の荷重伝達面と前記第1の荷重受け面とにそれぞれ固着される第1の弾性連結部と、
    前記ストッパ弾性体に、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面との間に介装されるように設けられ、前記第2の荷重伝達面と前記第2の荷重受け面とにそれぞれ固着される第2の弾性連結部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の防振支持装置。
  4. 前記荷重入力方向に対する前記荷重伝達面の角度をθ2、前記荷重入力方向に対する前記荷重受け面の角度をθ3とすると、0°≦θ2≦45°、かつ、0°≦θ3≦45°であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の防振支持装置。
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