JP2014065518A - 給油装置のノズル掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】
ノズル掛けのハウジングへの取り付けに高い精度を不要とし、ノズルスイッチが常に正常にオン・オフし、給油装置の制御が正確に確保できるようにした給油装置のノズル掛けを提供する。
【解決手段】
給油装置のノズル掛け(1)は、給油ノズル(36)の吐出管(37)が保持されるノズル掛け本体(2)と、給油ノズル(36)のレバーガード(38)を保持する受け部(3)と、前記レバーガード(38)の押圧により作動するスイッチ部(4)とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車へ燃料油を供給する給油装置のノズル掛けに関する。特に、給油ノズルの掛け外しに連動して作動する(オン・オフする)ノズルスイッチが設けられたノズル掛けであって、このノズルスイッチのオン・オフ信号で給油を制御するようにした給油装置におけるノズル掛けに関する。
給油所等に設置された給油装置では、給油ホースの先端に設けられた給油ノズルを給油装置のノズル掛けから外して、給油するべき車両の給油口に給油ノズルを差し込んで、当該車両の燃料タンクに燃料油を供給している。
上述した様に、給油装置のノズル掛けには、給油ノズルが掛け外しされていることを検出するノズルスイッチが設けられており、当該ノズルスイッチは給油ノズルの掛け外しに連動して作動(オン・オフ)して、オン・オフ信号を発生する。
給油装置の制御装置は、ノズルスイッチのオン・オフ信号により、給油ポンプの起動、停止等の制御を行なっている。
その他の従来技術としては、ノズルスイッチは給油装置のハウジング側に設けられ、給油ノズルの掛け外しに連動するスイッチ作動レバーの動きを、リンク機構を介してノズルスイッチに伝えるものが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術では、給油後にノズル掛けに戻された給油ノズルに付着した油が垂れ落ちて、給油ノズルや給油作業を行った者(給油所の作業員、セルフタイプの給油所では顧客)の手や衣服に付着する恐れがある。
また、ノズルスイッチを給油装置のハウジング側に設け、ノズル掛けに設けられたスイッチ作動レバーの動作は、リンク機構を介してノズルスイッチに伝達しているので、ノズル掛けの(ハウジングへの)取付位置について高い精度が要求され、取付位置の精度悪いと、ノズルスイッチが正常にオン・オフしない場合があり、給油装置による給油作業に支障を来たす可能性がある。
特開2003−34397号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、ノズル掛けのハウジングへの取り付けに高い精度を不要とし、ノズルスイッチが常に正常に作動し、給油装置の制御が正確に確保できる給油装置のノズル掛けを提供する。
本発明の給油装置のノズル掛け(1)は、給油ノズル(36)の吐出管(37)が保持されるノズル掛け本体(2)と、給油ノズル(36)のレバーガード(38)を保持する受け部(3)と、前記レバーガード(38)によって作動するスイッチ部(4)とを有することを特徴としている。
本発明において、前記スイッチ部(4)は、被検出片(17:磁石)を備えた作動片(傘12及び柄13)と、該作動片(9:釦体)を摺動させるガイド部(10:スイッチ基台)と、該ガイド部(10)に固定された検出部(11:ノズルスイッチ)とより構成されているのが好ましい。
ここで、前記被検出片(17)は磁石で、前記作動片(釦体9)は弾性体(バネ25)により突出する方向へ付勢され、前記ノズルスイッチ(11)は前記ノズルスイッチ(44)は被検出片(17)との距離の変動(被検出片17に対する接近、離隔:磁束密度の変化)により作動するのが好ましい。
そして、ガイド部(10)は、作動片(釦体9)の凸部(係合爪15)を摺動するスリット(22)を形成しているのが好ましい。
また、前記受け部(3)にはレバーガード(38)を係止する爪片(28)が設けられ、当該爪片(28)は回動自在であり、バネ(30)により突出付勢されているのが好ましい。
これに加えて、作動片(釦体9)の側面には、ガイド部(10:スイッチ基台)の開口部内壁面に当接する突起(14)が形成されているのが好ましい。
本発明の実施に際して、ノズル掛け本体(2)は耐油性の樹脂で一体成形されており、受け部(3)は金属により成形されているのが好ましい。そして、受け部(3)の金属としては、アルミニューム、アルミ合金、亜鉛合金、マグネシウム合金であるのが好ましい。
さらに前記スリット(22)に加えて、ガイド部(10)側面には、複数の第2のスリット(23)が形成されているのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、ノズル掛け本体(2)を樹脂で一体成形して、全体を平坦な形状に構成することが可能であり、レバーガード(38)を収容する受け部(3)に深い窪み(凹部)を形成する必要がない。
そして、給油ノズルの吐出管に付着した油が垂れ落ちたとしても、油はレバーガード(38)を収容する受け部(3)に溜まってしまうことがなく、したがってレバーガード(38)が油で汚れてしまうことがない。
そのため、給油作業を行う者(給油所の作業員、セルフタイプの給油所では顧客)は、手や衣服を油で汚してしまう危険が少なくなり、常に快適な給油作業を行うことができる。
ここで、従来技術においては、ノズルスイッチが給油装置のハウジング側に設けられているので、ノズル掛けのハウジングへの取り付けに高い精度が要求され、取り付け精度が悪いと、スイッチ作動レバーの動きがノズルスイッチに旨く伝わらず、ノズルスイッチが動作不良となり、給油装置の制御が不能となってしまう。
これに対して、本発明では検出部(11:ノズルスイッチ)とノズル掛け(1)を一体的に構成することが可能である。そのため、被検出片(17:磁石)を備えた作動片(釦体9)と、検出部(11)の位置関係が常に一定であり、組立時に作動片(9)と検出部(11)の相対位置を調整する必要がないので、取り付け作業が容易となる。
ここで、給油ノズルの掛け外しに連動して摺動する作動片(9)に被検出片(17:磁石)を備えており、前記被検出片(17)が磁石で、前記検出部(11)が被検出片(17)との距離の変動(被検出片17に対する接近、離隔:磁束密度の変化)により作動するタイプのノズルスイッチ(11)で構成すれば、作動片(9)と検出部(11)の相対位置に多少のずれがあっても、被検出片(17)の近接、離隔によって非接触タイプのノズルスイッチ(44)は確実に作動する。
そのため、作動片(9)と検出部(11)の相対位置を高精度で配置する必要がなくなり、ノズル掛け(1)の組み立てに必要な労力が低減される。
また、従来のノズル掛けでは、ノズル掛け本体の開口の上端にスイッチ作動レバーを軸支していたので、寒冷地では、スイッチ作動レバーの軸支されている部分に雪が溜まり、それが凍結するとスイッチ作動レバーの回動が妨げられ、ノズルスイッチが正常に作動しなくなる恐れがある。
それに対して、本発明では、レバーガード(38)に押圧されるのは作動片(9)であり、作動片(9)が動くための機構は給油装置(41)内に設けられており、外部に露出していない。そのため、寒冷地で降雪が凍結しても、作動片(9)は確実に作動し、検出部(11:ノズルスイッチ)は給油ノズル(36)がノズル掛け(1)に係止されていること、ノズル掛け(1)から外されたことを正確に検知することが出来る。
さらに、作動片(9)が取り付けられる箇所(ガイド部10の開口)を可撓性の部材、例えばシリコンブーツで覆えば、雨、雪、その他の異物が侵入して、機構の作動を阻害することが無くなり、装置の正常な作動が保証される。
本発明において、ガイド部(10)にスリット(22)を形成し、当該スリット(22)内で作動片(9)の凸部(係合爪15)を摺動する様に構成すれば、作動片(9)はスリット(22)に案内されて摺動することになり、被検出片(17)が非接触式スイッチである検出部(11)に近接し或いは離隔する動作が正確に行われ、検出部(11)が正確に作動する。
また、上方から垂れてきた油はスリット(22)を介して、ガイド部(10:スイッチ基台)からスムーズに流れ出る。従って、当該油がガイド部(10)内に貯留してしまうことがない。
また、前記スリット(22)に加えて、ガイド部(10)側面に、複数の第2のスリット(23)を形成すれば、ガイド部(10)内に異物が侵入したとしても、第2のスリット(23)を介して、その様な異物をガイド部(10)の外部へスムーズに排出することが出来るので、当該異物により作動片(9)の作動が妨げられてしまう事態が防止される。
ここで、従来のノズル掛けの受け部に爪片が設けられており、当該爪片はノズルガードの下部の係止穴に係合しており、且つ、当該爪片は固定されているので、当該爪片の存在を知らない者(例えば、セルフタイプの給油所の顧客)が、給油ノズルをノズル掛けから外そうとしても、給油ノズルがノズル掛けから外れない、という事態が生じる場合があった。
本発明において、前記受け部(3)にはレバーガード(38)を係止する爪片(28)を設け、当該爪片(28)は回動自在に構成すれば、給油ノズル(36)をノズル掛け(1)から引っ張ると、爪片(28)が回動してレバーガード(38)に係合している状態が解除される。従って、給油ノズル(36)をノズル掛けから容易に外すことが出来る。
そして、爪片(28)がバネ(30)により突出付勢される様に構成すれば、当該バネ(30)の付勢により、爪片(28)はノズルガード(38)の下部の係止穴(38a)に係合した状態が維持され、ノズル掛け(1)から外れてしまうことが防止される。
本発明の実施形態に係るノズル掛けの分解斜視図である。 実施形態に係るノズル掛けの斜視図である。 ノズル掛けを給油装置に取り付けた状態を示す断面図である。 ノズル掛けに給油ノズルを掛けた状態を示す断面図である。 ノズル掛けから給油ノズルを外している状態を示す部分断面図である。 ノズル掛けを取り付けた給油装置を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1において、本発明の給油装置のノズル掛け1は、ノズル掛け本体2と受け部3とスイッチ部4を備えている。
ノズル掛け本体2の上方には、給油ノズル36の吐出管37(図4参照:図1では図示せず)が保持されるフード5が設けられている。
ノズル掛け本体2の下方には穴6と溝7が形成され、穴6と溝7に受け部3が組み込まれる。
ノズル掛け本体2の上下方向の中間領域には開口8が形成されており、開口8にはスイッチ部4が組み込まれる。
明確には図示されていないが、ノズル掛け本体2は耐油性の樹脂で作られている。
そしてノズル掛け本体2の表面は、フード5から下方にかけて、なだらかな(滑らかな)曲面に構成されている。フード5から下方にかけて、なだらかな(滑らかな)曲面で構成されているので、給油ノズル36(図4参照)の吐出管37から垂れ出た油がノズル掛け本体2の表面に溜まることが無く、ノズル掛け本体2の表面には汚れが付着せず、また、作業員の手や衣服に油が付着する恐れが少なくなるため、給油装置近傍の作業環境を良好に保つことができる。
図1において、スイッチ部4は、耐油性の樹脂で成形された釦体(作動片)9と、スイッチ基台10(ガイド部)と、ノズルスイッチ11(検出部)を備えている。
釦体9は、概略山形の傘12と棒状の柄13により構成されている。
傘12の周囲には、複数の突起14(作動片の側面に形成され、ガイド部の開口部内壁面に当接する突起)が形成されている。それと共に、図1の上方側面と下方側面の各々に、係合爪15が設けられている。
柄13の周囲にも複数の突起16が形成され、柄13の先端には磁石17(被検出片)がビス18により取り付けられている。
スイッチ基台10の表面には、中心壁19と周囲壁20が形成されている。中心壁19で包囲された内側の領域には、釦体9の柄13が挿入される。また、周囲壁20は中心壁19の外周側に形成され、周囲壁20の内側には傘12が挿入される。
中心壁19の内周面には溝21が形成され、溝21には柄13の突起16が係合している。
図1において、周囲壁20の上方側及び下方側には、それぞれスリット22が形成されている。スリット22には、傘12の係合爪15が係合している。また、周囲壁20の左側及び右側にもスリット22が形成され、当該スリット23は、後述するように、異物をスイッチ基台10の内部から排出する機能を有している。
そして、スイッチ基台10の裏面(図1では、ノズル掛け本体2よりも左側:図示しない給油装置側)には脚24が形成され、この脚24にノズルスイッチ11が取り付けられている。
ノズルスイッチ11は非接触式のもので、磁石17との距離の変動、すなわち、磁石17の接近あるいは離隔により、磁束密度が変化した場合に、それを検知して作動(オン・オフ)する磁気センサである。
スイッチ部4を組み立てるには、先ず、釦体9の柄13の先端に磁石17をビス18で取り付ける。そして、柄13をバネ25へ挿入し、バネ25に挿入した状態で、柄13をスイッチ基台10の中心壁19に挿入する。
柄13を中心壁19に挿入する際に、傘12の係合爪15を周囲壁20のスリット22が延在する方向に位置合わせして、柄13の突起16を中心壁19の溝21に整合させる。そして、係合爪15がスリット22に係止されるまで、バネ25に抗して柄13を中心壁19の内部空間へ押し込む。
なお、釦体9及び係合爪15は樹脂製であり、係合爪15を撓めてスリット22に係合させることは容易である。
係合爪15がスリット22に係止されたならば、ビス26により、スイッチ基台10の脚24にノズルスイッチ11を固定する。
それにより、スイッチ部4の組立が完了する。
上述した態様で組み立てられたスイッチ部4は、ビス27により、ノズル掛け本体2に取り付けられる。
上述した様に、ノズルスイッチ11を設けたスイッチ部4がノズル掛け本体2に一体的に取り付けられるので、取り付け精度にかかわらず、ノズルスイッチ11とノズル掛け1は一体的に取り付けられる。そのため、磁石17を備えた釦体9とノズルスイッチ11の位置関係は常に一定であり、その相対位置を調整する必要がなく、取り付け作業が容易となる。
組立時において、磁石17を備えた釦体9とノズルスイッチ11の位置関係が一定になるため、給油ノズル36をノズル掛け1に掛けると磁石17はノズルスイッチ11に対して常に同一位置まで近接し、給油ノズル36をノズル掛け1から掛け外すと磁石17はノズルスイッチ11に対して常に同一の距離まで離隔する。その結果、磁束密度は常に一定に変化して、ノズルスイッチ11は磁石の近接、離隔を正確に検知するので、常に正常に作動する。
その際に、ノズルスイッチ11は非接触式であるので、少々の組み付け誤差が存在しても、ノズルスイッチ11の作動(オン・オフ)に影響を与えてしまうことはない。すなわち、組み立ての際に要求される精度が過度に高くなってしまうことはなく、ノズル掛け1の組み立て作業が困難になってしまうことが防止される。
上述した様に、スイッチ基台10にはスリット22(作動片の凸部を摺動するスリット)が形成されており、スリット22に傘12の係合爪15が挿入され、係止されている。スリット22に傘12の係合爪15が係止されることにより、傘12及び釦体9はスリット22に案内されて上下動を行うことになり、被検出片である磁石17が非接触式スイッチであるノズルスイッチ11に近接し或いは離隔する動作が正確に行われ、ノズルスイッチ11が正確に作動する。
また、上方から垂れてきた油はスリット22を介して、スイッチ基台10からスムーズに流れ出る。従って、当該油がスイッチ基台10内に貯留してしまうことがない。
ここで、スイッチ基台10の側面には、スリット23(第2のスリット)も設けられている。
スイッチ基台10内に異物が侵入したとしても、スリット23を介して、その様な異物はスイッチ基台10の外部へスムーズに排出されるので、釦体9の作動を妨げてしまうことが防止される。
傘12の周囲には、複数の突起14(ガイド部の開口部内壁面に当接する突起)が設けられている。
スイッチ基台10の周囲壁20と、傘12との間に隙間が存在しても、当該突起14が周囲壁20に当接することにより、傘12が周囲壁20に衝突して何れかが破損してしまう事態が防止される。
それと共に、突起14により、周囲壁20と傘12とのガタが吸収される。
受け部3は衝撃に強い金属、例えばアルミニューム、アルミ合金、亜鉛合金、マグネシウム合金で成形されている。
受け部3の裏面(図1では下方)には、山型の爪片28がピン29により回動可能に軸支されている。そして爪片28は、バネ30により、受け部3の表面に突出する方向へ付勢されている。
受け部3には棒片31と凸片32が形成されており、棒片31はノズル掛け本体2の穴6に挿入され、凸片32は溝7に嵌入する。
受け部3の棒片31をノズル掛け本体2の穴6に挿入し、さらに受け部3の凸片32をノズル掛け本体2の溝7に嵌入し、ビス33により、受け部3をノズル掛け本体2に固定している。
そして、ノズル掛け本体2に受け部3を固定した状態が、図2で示されている。
ノズル掛け本体2に受け部3を固定した状態で、図3で示すように、給油装置のハウジング34に組み込む。ハウジング34への組み込みに際して、ノズル掛け本体2及び受け部3は、ボルト35でハウジング34に固定される。
図3において明示されていないが、ノズルスイッチ11の信号線11aを、給油装置の制御装置45(図6参照:図3では図示せず)に接続している。
図3で示すように、ノズル掛け本体2及び受け部3が、ボルト35により給油装置のハウジング34に固定されているので、給油ノズル36がノズル掛け1へ係止され、掛け外される際の衝撃は、給油装置のハウジング34に分散する。そのため、当該衝撃が生じても、ノズル掛け1の損傷が軽減され、ノズル掛け1の耐久性が増加している。
次に図示の実施形態における動作を説明する。
図4で示すように、給油ノズル36をノズル掛け1に係止させた状態では、給油ノズル36の吐出管37はフード5内に挿入され、レバーガード38は受け部3に保持されている。
係る状態(図4で示す状態)において、受け部3の爪片28はバネ30により付勢されて図4において上方に突出し、レバーガード38の係止穴38aに嵌入する。爪片28がレバーガード38の係止穴38aに嵌入することにより、給油ノズル36はノズル掛け1に安定して保持される。
図5を参照して後述するが、係止穴38aにはピン38Pが設けられており、ピン38Pは給油ノズル36をノズル掛け1から外す際に、爪片28を突出しているのとは反対側に押圧する機能を有している。
図4で示す状態において、スイッチ部4の釦体9はレバーガード38に押圧されて、バネ25に抗して図4で右側に移動して(引っ込み)、スイッチ部4の柄13先端の磁石17はノズルスイッチ11に近接する。
ノズルスイッチ11は磁石17が近接すると、その旨(磁束密度が高くなったこと)を検知して、「オフ」信号を発信する。
図4で示す状態から、給油ノズル36をノズル掛け1から外すため、図4の右側に移動する(引く)と、図5で示すように、レバーガード38におけるピン38Pにより爪片28が図5の左方向へ押圧され、バネ30に抗して爪片28が(図5では反時計方向へ)回動する。その結果、爪片28が係止穴38aに嵌入し、係止した状態が解除される。
すなわち、爪片28がバネ30に抗して回動する機能を有しているので、給油ノズル36を(図4、図5の)左側に引くだけで、容易にノズル掛け1から外すことができる。
給油ノズル36をノズル掛け1から外すことにより、レバーガード38による釦体9の押圧も解除され、釦体9はバネ25の弾性反撥力により、図4の左方へ突出する。
その際に、釦体9の柄13における突起16が中心壁19の溝21内を円滑に摺動し、釦体9の傘12における係合爪15が周囲壁20のスリット22内を円滑に摺動するので、釦体9は滑らかに移動して、図4の左方へ突出することが出来る。
ここで、傘12の係合爪15と周囲壁20のスリット22の係合により、バネ25の弾性反撥力により、釦体9が図4の左方へ移動する移動量は制限される。そのため、釦体9が必要以上にノズル本体2から突出してしまうことは防止される。
バネ25の弾性反撥力により、釦体9が図4の左方へ移動(突出)すると、柄13先端の磁石17はノズルスイッチ11から離隔する。ノズルスイッチ11は、磁石17が離隔した旨(磁束密度が減少した旨)を検知して、「オン」信号を出力する。
釦体9が図4の左方へ移動(突出)して、柄13先端の磁石17がノズルスイッチ11から離隔した状態が、図3で示されている。
給油ノズル36をノズル掛け1から外している状態(図3参照)から、図4で示すように、給油ノズル36をノズル掛け1に掛止した状態にせしめるには、先ず、給油ノズル36の吐出管37(図4参照:図3では図示せず)をノズル掛け1のフード5に挿入する。
そして、レバーガード38でスイッチ部4の釦体9に押圧しつつ、レバーガード38を受け部3に掛止する。
レバーガード38で釦体9が押圧されることにより、釦体9はバネ25の弾性反撥力に抗して(図3では右側へ)移動し(引っ込み)、柄13に取り付けられた磁石17はノズルスイッチ11に近接する。
磁石17がノズルスイッチ11に近接すると、その旨を検知したノズルスイッチ11は「オフ」信号を発信する。
また、レバーガード38を受け部3上に係止させる際には、レバーガード38の係止穴38aに爪片28が係合せしめて、給油ノズル36がノズル掛け1に安定して保持された状態にせしめる。
次に図6を参照して、本発明のノズル掛け1を組み込んだ給油装置について説明する。
図6に示すように、給油装置41のハウジング34内には、給油ポンプ42と流量計43が設けられ、給油ノズル36に接続された給油ホース44は流量計43に接続されている。
ノズル掛け1は、ハウジング34に取り付けられ、ノズルスイッチ11の信号線11aは制御装置45に接続されている。
ノズル掛け1から給油ノズル36が外されると、上述した様にノズルスイッチ11から「オン」信号が発信され、制御装置45に入力される。ノズルスイッチ11からの「オン」信号が制御装置45に入力されると、給油ポンプ42が駆動され、給油ノズル36から給油が開始される。その際に給油量は流量計43で計測され、計測された給油量は表示器46に表示される。
給油が終了して、給油ノズル36をノズル掛け1に係止すると、上述した様にノズルスイッチ11から「オフ」信号が制御装置45に発信され、その結果、給油ポンプ42が停止する。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・ノズル掛け
2・・・ノズル掛け本体
3・・・受け部
4・・・スイッチ部
5・・・フード
6・・・穴
7・・・溝
8・・・開口
9・・・釦体
10・・・スイッチ基台
11・・・ノズルスイッチ
11a・・・信号線
12・・・傘
13・・・柄
14、16・・・突起
15・・・係合爪
17・・・被検出片(磁石)
18、26、27、33、35・・・ビス
19・・・中心壁
20・・・周囲壁
21・・・溝
22、23・・・スリット
24・・・脚
25、30・・・バネ
28・・・爪片
29・・・ピン
31・・・棒片
32・・・凸片
34・・・ハウジング
36・・・給油ノズル
37・・・吐出管
38・・・レバーガード
38a・・・係止穴
38P・・・係止穴のピン
41・・・給油装置
42・・・給油ポンプ
43・・・流量計
44・・・給油ホース
45・・・制御装置
46・・・表示器

Claims (5)

  1. 給油ノズルの吐出管が保持されるノズル掛け本体と、給油ノズルのレバーガードを保持する受け部と、前記レバーガードによって作動するスイッチ部とを有することを特徴とする給油装置のノズル掛け。
  2. 前記スイッチ部は、被検出片を備えた作動片と、該作動片を摺動させるガイド部と、該ガイド部に固定された検出部とより構成されている請求項1の給油装置のノズル掛け。
  3. ガイド部は、作動片の凸部を摺動するスリットを形成している請求項2の給油装置のノズル掛け。
  4. 前記受け部にはレバーガードを係止する爪片が設けられ、当該爪片は回動自在であり、バネにより突出付勢されている請求項1〜3の何れか1項の給油装置のノズル掛け。
  5. 作動片の側面には、ガイド部の開口部内壁面に当接する突起が形成されている請求項1〜4の何れか1項の給油装置のノズル掛け。
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