JP2014064627A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、複合シート3A,3Aの製造工程が、一枚の原反シート30を連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、分割シートのうちの、原反シート30の側縁であった端縁eを含む外側シート31L,31Rと、原反シート30の側縁であった端縁eを含まない内側シート32L,32Rとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む。
【選択図】図3
Description
また、第1のリリースライナーと第2のリリースライナーとの間に厚い接着層を有する感圧接着ラミネートを製造する方法として、接着層を片面に形成した幅広のリリースライナーをインラインで2つの部分に分割し、その2つの部分を、接着剤どうしが接着されるように積層して、厚みの厚い接着層を形成する技術が知られている(特許文献3参照)。
しかし、原反シートを切断するための切断刃の位置を固定しても、原反シートに蛇行が生じると、両端の2本の分割シートの幅に変動が生じ、それを用いて製造する吸収性物品の品質の均一性に悪影響を与える。
前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明の吸収性物品の製造方法の一実施態様においては、吸収性物品として、図1に示す使い捨ておむつを製造する。
図1に示す使い捨ておむつ1は、展開型の使い捨ておむつであり、吸収体23を含む吸収性本体2と、該吸収性本体2の両側部に固定された一対のサイドパネル3,3と、サイドパネル3,3それぞれの先端部に設けられたファスニングテープ4,4とを備えている。尚、おむつ1は、吸収性本体2の長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されている。
また、吸収性本体2は、液透過性の表面シート21と、液不透過性又は撥水性の裏面シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。また、吸収性本体2は、その長手方向の両側部に沿って立体ガード形成用シート24,24が配設されている。立体ガード形成用シート24は、立体ガード形成用の糸状弾性体25を有し、おむつの着用時には、糸状弾性体25の収縮力により立体ガードが形成される。また、吸収性本体2の長手方向両側部の脚廻りに配される部分にはレッグギャザー形成用の糸状弾性体26が配されている。
<複合シートの製造工程>
本実施態様における複合シートの接合工程は、図3に示すように、一枚の原反シート30を連続的に搬送しながらその流れ方向Y’に沿って切断して4本の分割シート31L,32L,31R,32Rを得る分割工程を具備する。
より具体的に説明すると、図2に示すように、本実施態様においては、一枚の幅広の原反シート30を、ロール状の巻回物30’から連続的に巻き出しており、分割工程においては、その巻き出した原反シート30を、フィードローラ54等を備えた公知の搬送機構により、連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断している。原反シート30の切断には、シートをインラインでスリット可能な各種公知のスリット装置を特に制限なく用いることができるが、本実施態様においては、図2に示すように、3つのスコアカットナイフ51と、3つのスコアカットナイフ51に共通する受けロール52とを備えたスリット装置5を用いている。スリット装置5は、個々のスコアカットナイフ51に対応するホルダー53を備えており、個々のホルダー53を、原反シート30の流れ方向に直交する方向X’に手動又は機械的に移動させることにより、同方向X’における原反シート30の切断位置Pを適宜に変更可能に構成されている。原反シート30の切断には、上刃と下刃の側面を擦り合わせて切断するシェアカット方式のスリット装置を用いることも好ましい。
図3に示すように、外側シート31L,31Rにおける、前記端縁dとは反対側の端縁は、原反シート30を分割する際の切断により生じた切断端縁eとなっており、内側シート32L,32Rにおける、幅方向の両端縁は、何れも原反シート30を分割する際の切断により生じた切断端縁fとなっている。
この一体化工程においては、分割工程で得られた前述した外側シートと前述した内側シートとを組み合わせて一体化させる。具体的には、図2に示すように、分割工程で得られた外側シート31L、31R、及び内側シート32L、32Rを、それぞれ、例えばターンバー64によって位置や向きを変更して、一体化工程へと搬送する。次に、図3に示すように、一方の外側シート31Lとそれに隣接する内側シート32Lとを積層一体化して1本の複合シート3Aを得ると共に、他方の外側シート31Rとそれに隣接する内側シート32Rとを積層一体化して、もう一本の複合シート3Aを得る。なお、2本の複合シート3Aは、所定の工程を経た後、切断されて、おむつ1のサイドパネル3となる。
そのため、本実施態様のように、外側シート31L、31Rと内側シート32L、32Rとを組み合わせることで、原反シート30の蛇行による不都合を軽減することができ、例えば、長手方向に亘って幅が一定の複合シート3Aを連続して製造することもできる。また、長手方向に亘って幅が一定の複合シート3Aを製造しない場合であっても、外側シートどうしを積層して得た複合シートに比較すれば、幅の変動が抑制される。
また、原反シート30の両側縁をトリムとして除去しないので、廃棄物の減容や省資源の観点からも好ましい。
例えば、図5に示すように、外側シート31及び内側シート32を、それぞれ、鏡板61に垂直に設けられた多数のローラ(図示せず)により、鏡板61に沿って搬送した後、両シートを合流部Gで合流させて積層一体化させる場合、その合流部に到達する前の搬送中に、内側シート32の両端縁f,fの位置を、CCDカメラ等の撮像機62を備えた位置検出手段等により検出し、鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、内側シート32の搬送軌道を修正すると共に、外側シート31の両端縁d,eの位置を、CCDカメラ等の撮像機63を備えた位置検出手段等により検出し、鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、外側シート31の搬送軌道を修正する。なお、各シート31,32の両端縁の位置を鏡板61からの距離で計算したが、製造ライン中において基準となる所定の位置と設定できれば鏡板61には限られない。
外側シート31及び内側シート32それぞれの搬送軌道にの修正には、各種公知の軌道修正装置を特に制限なく用いることができ、例えば、図6に示すように、一対の軌道制御ローラ66と、それらを平行且つ相互に離間した状態に支持するフレーム67と、該フレーム67を回動させる制御モータ68を備えた軌道修正装置65等を用いることができる。軌道修正装置は、位置検出手段により端縁を検出する位置より上流に配して、搬送軌道をフィードバック制御することが好ましい。
また、位置検出手段は、シートを挟んで撮像機63の反対側に照明具を配置し、シートを透過する光の量や強さに基づいて、シートの端縁の位置を検出するものが好ましい。
具体的には、図8に示すように、複合シート3Aの搬送中に、内側シート32の両端縁f,fを、CCDカメラ等の撮像機64を備えた位置検出手段等により検出し、搬送機構を支持する鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値L1となるように、複合シート3Aの搬送軌道を修正し、その搬送軌道を修正した後の複合シート3Aに対して、ファスニングテープ4の接合及び該ファスニングテープ4の折り曲げを行っている。複合シート3Aの幅方向におけるファスニングテープ4の取り付け位置及び取り付けたファスニングテープの折り曲げ位置B1が適切となるように、鏡板61からファスニングテープ4の取り付け位置までの距離L2及び鏡板61からファスニングテープ4を折り曲げ位置B1までの距離L3を、複合シート3Aの中央位置の基準値及び内側シートの幅との関係において設定しておけば、幅に変動のない内側シートの端縁f、fの検出及びそれに基づく複合シート3Aの前述した搬送軌道の修正を行えば、ファスニングテープ4の取り付け位置及びファスニングテープ4を折り曲げ位置が常時適正となる。
これに対して、外側シート31の端縁d、eを検出し、それに基づき複合シートの搬送軌道の制御を行った場合には、外側シート31の幅の変動により、複合シート3Aの位置の正確な制御が難しくなり、ファスニングテープ4の取り付け位置や、ファスニングテープ4を折り曲げ位置が変動する。
なお、図1には、おむつ1におけるファスニングテープ4を左右に展開した状態が示されているが、ファスニングテープ4を複合シート3における着用者の肌側に向けられる肌当接面側に折り曲げて畳んでおくことで、ファスニングテープ4が意図しない部位に結合して、実際の使用時にその機能が低下していたり損なわれていたりすること等を防止することができる。また、図8中、符号64aは、撮像機64による撮像範囲を示す。複合シート3Aの軌道修正にも、従来公知の軌道修正装置を特に制限なく用いることができ、例えば、図6に示す軌道修正装置65等を用いることができる。
また、本実施態様においては、図3に示すように、外側シート31の幅が内側シート32の幅よりも狭くなるように設計している。そのため、原反シート30が蛇行しても、幅に蛇行の影響のない精度の良い内側シートの幅を複合シートの幅とすることができ、製造する複合シートの幅の精度等が向上する。また、図8に示すように、位置を調節し易く、又はカメラ等で幅の狭い外側シートの端縁を検知しやすくなるといった利点もある。
表面シート21及び裏面シート22としては、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品において従来用いられている各種のものを用いることができる。例えば、表面シート21としては、不織布や開孔フィルム等の各種液透過性のシート材を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等の各種液不透過性ないし撥水性のものを用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体若しくはこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。繊維の集合体は、不織布であっても良い。また、立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、フィルム、不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
例えば、上述した実施形態においては、一枚の原反シート30を4本の分割シートに分割したが、一枚の原反シート30を5本以上に分割しても良い。上限は特にないが、例えば10本以下である。一枚の原反シート30は、偶数本の分割シート、例えば4本、6本、8本又は10本等の分割シートに分割しても良いし、奇数本の分割シートに分割しても良い。また、例えば5本に分割した場合、内側シートが3本生じることになるが、2本の外側シートに接合する2本以外の内側シートは、他の分割シートに接合せずに、吸収性物品の構成材料として用いても良いし、他の内側シートと共に外側シートに接合し、3層構造の複合シートを得ても良い。
その複合シート3Bは、図9(b)に示すように、原反シート30の側縁であった端縁を含む外側シート31側をおむつの内面側、原反シート30の側縁であった端縁を含まない内側シート32側をおむつの外面側に向けて使用することが、原反シート30の蛇行に起因する幅の変動の影響を受ける外側シート31を見えにくくして、おむつの外観を良好とする観点から好ましい。
また、それに代えて、外側シート31と内側シート32とを幅方向の中央位置を一致させて複合シート3Bを製造し、一方のシートの端縁からはみ出た部分を、内側シート32の幅方向の端縁の位置を基準にして折り曲げ、その折り曲げ部が、ウエスト開口部の周縁部86を構成するようにして、おむつ8を製造することもできる。
また、展開型の使い捨ておむつは、サイドパネルの一部に、メカニカルファスナーのフック部材や粘着部を設けて止着部を形成したものであっても良い。また、パンツ型の吸収性物品は、使い捨ておむつに代えて、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法。
<3> 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、両シートの中央位置を基準とする、前記<2>に記載の吸収性物品の製造方法。
<4> 前記位置関係の調整は、前記外側シート及び前記内側シートそれぞれについて、幅方向の両端縁の位置を、撮像機を備えた位置検出手段により検出し、製造ラインの所定の位置から検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、前記外側シート及び前記内側シートの搬送軌道を修正する、前記<2>又は前記<3>に記載の吸収性物品の製造方法。
<5> 前記内側シートと前記外側シートとは、それぞれの中央位置の基準値を同じにし、搬送軌道の制御により、それぞれの中央位置が概ね重なった状態に積層される、前記<1>〜前記<4>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<7> 前記中間加工工程が、前記複合シートに他の部材を間欠的に固定する接合工程を含む、前記<6>に記載の吸収性物品の製造方法。
<8> 前記他の部材は、ファスニングテープである、前記<7>に記載の吸収性物品の製造方法。
<9> 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートとを、両シート間に弾性部材を介在させて一体化させる、前記<1>〜前記<8>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<10> 前記一体化工程に一対の弾性部材搬送用長手構造体と、弾性部材巻回手段と、弾性部材と一対のシートとを一体化する一体化手段とを備える積層一体化装置を用い、前記複合シートとして、内側シートと外側シートとの間に弾性部材が固定されていると共に幅方向に伸縮性を有する複合シートを製造する、前記<9>に記載の吸収性物品の製造方法。
<11> 一枚の前記原反シートは、偶数本の分割シート(例えば4本、6本、8本又は10本等)の分割シートに分割するか、奇数本の分割シートに分割するか、または5本に分割し、3本の内側シートのうち2本は外側シートと接合し、残る1本の内側シートは他の分割シートとは接合せず吸収性物品の構成材料として用いるか、あるいは他の内側シートと共に外側シートに接合し3層構造の複合シートを得る、前記<1>〜前記<10>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<12> 前記分割工程においては、前記原反シートを偶数本の分割シートに分割する、前記<1>〜前記<11>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<13> 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、該外側シートと該内側シートとを積層した際に、該外側シートの幅内に該内側シートの全幅が収まるように行う、前記<2>〜<12>に記載の吸収性物品の製造方法。
<14> 前記吸収性物品は、吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の両側部に固定された一対のサイドパネルとを備えた展開型の使い捨ておむつであり、一対のサイドパネルが、切断した前記複合シートからなる、前記<1>〜前記<13>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<15> 前記吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを有するパンツ型の吸収性物品であり、前記腹側シート部材及び前記背側シートが、切断した前記複合シートからなる、前記<1>〜前記<14>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<17> 積層一体化させる前記外側シート及び前記内側シートは、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅より狭いか、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅の98%以下であるか、また、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅の60%以上であるか、80%以上であるか、90%以上である、前記<1>〜前記<16>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<18> 前記一体化工程においては、前記分割工程において相隣接した状態に生じた外側シートと内側シートとを一体化させる、前記<1>〜前記<17>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<19> 前記一枚の原反シートは、ロール状の巻回物から巻き出したものであり、前記一体化工程における前記外側シートと前記内側シートとを積層する際のシートの向きは、原反シートのロール状の巻回物の中心側を向いていた面どうしを対向させて積層するか、該巻回物の中心側を向いていた面どうしを互いに逆向きにして積層するか、該巻回物の中心側を向いていた面と外周側を向いていた面とが対向するように積層する、前記<1>〜前記<18>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<20> 原反シートの側縁に由来する外側シートの端縁を基準として位置調整を行うか、該端縁を吸収性物品の製品として見える部分に用いる、前記<1>〜前記<19>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<21> 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートは、その間を接着剤を用いて接合されている、前記<1>〜前記<20>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
3 サイドパネル
3A,3B 複合シート
30 原反シート
31,31L,31R 外側シート(分割シート)
32,32L,32R 内側シート(分割シート)
33,85 弾性部材
4 ファスニングテープ
5 スリット装置
51 スコアカットナイフ(切断刃)
61 鏡板
62,63,64 撮像機
65 軌道修正装置
7 積層一体化装置
Claims (10)
- 複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、
前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法。 - 前記分割工程と前記一体化工程との間に、該一体化工程において一体化させる前記外側シートと前記内側シートの位置関係を調整する工程を具備する請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、両シートの中央位置を基準とする、請求項2記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記複合シートに、前記内側シートの幅方向の端縁の位置を基準に位置決めして、接合及び折り曲げから選択される一以上の加工を施す中間加工工程を具備する、請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記中間加工工程が、前記複合シートに他の部材を間欠的に固定する接合工程を含む、請求項4記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートとを、両シート間に弾性部材を介在させて一体化させる、請求項1〜5の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記分割工程においては、前記原反シートを偶数本の分割シートに分割する、請求項1〜6の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、該外側シートと該内側シートとを積層した際に、該外側シートの幅内に該内側シートの全幅が収まるように行う、請求項2記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記吸収性物品は、吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の両側部に固定された一対のサイドパネルとを備えた展開型の使い捨ておむつであり、一対のサイドパネルが、切断した前記複合シートからなる、請求項1〜8の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを有するパンツ型の吸収性物品であり、前記腹側シート部材及び前記背側シートが、切断した前記複合シートからなる、請求項1〜8の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
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