JP2014064627A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原反シートをインラインで複数本の分割シートに切断する技術を用いて吸収性物品を効率よく製造できると共に、原反シートの蛇行にする不都合を軽減して吸収性物品の均質性を向上させることができる吸収性物品の製造方法を提供すること。
【解決手段】複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、複合シート3A,3Aの製造工程が、一枚の原反シート30を連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、分割シートのうちの、原反シート30の側縁であった端縁eを含む外側シート31L,31Rと、原反シート30の側縁であった端縁eを含まない内側シート32L,32Rとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品の製造方法に関する。
従来、吸収性物品の製造において、一枚の幅広の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して2本の分割シートとし、その2本の分割シートにより吸収性物品の相異なる2つの部位(例えば第1胴部と第2胴部)を形成する技術が知られている(特許文献1,2参照)。
また、第1のリリースライナーと第2のリリースライナーとの間に厚い接着層を有する感圧接着ラミネートを製造する方法として、接着層を片面に形成した幅広のリリースライナーをインラインで2つの部分に分割し、その2つの部分を、接着剤どうしが接着されるように積層して、厚みの厚い接着層を形成する技術が知られている(特許文献3参照)。
特開2007−181543号公報 特開2010−142616号公報 特表2012−504691号公報
吸収性物品の製造工程に、一枚の幅広の原反シートをインラインで複数本の分割シートに切断する技術を採用すれば、例えば、原反シートをロール状の巻回物から巻き出す機構が一つで足り、分割シートの本数と同数のシートをそれぞれ巻回物から巻き出す場合に比して、製造設備や資材管理を簡略化できる等の利点がある。
しかし、原反シートを切断するための切断刃の位置を固定しても、原反シートに蛇行が生じると、両端の2本の分割シートの幅に変動が生じ、それを用いて製造する吸収性物品の品質の均一性に悪影響を与える。
従って、本発明は、原反シートをインラインで複数本の分割シートに切断する技術を用いて吸収性物品を効率よく製造できると共に、原反シートの蛇行にする不都合を軽減して吸収性物品の均質性を向上させることのできる吸収性物品の製造方法に関する。
本発明は、複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、
前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法を提供するものである。
本発明の吸収性物品の製造方法によれば、原反シートをインラインで複数本の分割シートに切断する技術を用いて吸収性物品を効率よく製造できると共に、原反シートの蛇行による不都合を軽減して吸収性物品の均質性を向上させることができる。吸収性物品の均質性は、一定品質のものを安定して製造し得ることをいう。
図1は、本発明の一実施形態で製造される使い捨ておむつの一例を示す図である。 図2は、一枚の原反シートをインラインで切断して4本以上の分割シートを得る様子を示す斜視図である。 図3は、外側シートと内側シートとの組み合わせ方の一例を示す説明図である。 図4は、外側シートと内側シートとの組み合わせ方の他の例を示す説明図である。 図5は、外側シートと内側シートとを位置合わせした後、積層する様子を示す図で、図5(a)は、外側シートと内側シートの合流部近傍を、鏡板に垂直な方向から見た模式図、図5(b)は、外側シートと内側シートの合流部近傍を、図5(a)中の矢印E方向から見た模式図である。 図6は、軌道修正装置の一例の要部を示す斜視図である。 図7は、内側シートと外側シートとを積層一体化する積層一体化装置の一例の要部を示す斜視図である。 図8は、中間加工工程及び中間加工工程における位置合わせ制御の説明図である。 図9は、本発明により製造される使い捨ておむつの他の例を示す図であり、図9(a)は、斜視図、図9(b)は、おむつの前後方向に沿う断面図である。 図10は、本発明の他の実施態様を示す図であり、図10(a)は、原反シートがオペレータ側(鏡板から遠い側)に移動した状態、図10(b)は、原反シートがドライブ側(鏡板に近い側)に移動した状態を示す図である。
以下、本発明をその好ましい実施態様に基づき説明する。
本発明の吸収性物品の製造方法の一実施態様においては、吸収性物品として、図1に示す使い捨ておむつを製造する。
図1に示す使い捨ておむつ1は、展開型の使い捨ておむつであり、吸収体23を含む吸収性本体2と、該吸収性本体2の両側部に固定された一対のサイドパネル3,3と、サイドパネル3,3それぞれの先端部に設けられたファスニングテープ4,4とを備えている。尚、おむつ1は、吸収性本体2の長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されている。
吸収性本体2は、着用時に、着用者の腹側に位置する腹側部A、背側に位置する背側部B、及び股間部に位置する股下部Cを有する縦長の形状を有している。
また、吸収性本体2は、液透過性の表面シート21と、液不透過性又は撥水性の裏面シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。また、吸収性本体2は、その長手方向の両側部に沿って立体ガード形成用シート24,24が配設されている。立体ガード形成用シート24は、立体ガード形成用の糸状弾性体25を有し、おむつの着用時には、糸状弾性体25の収縮力により立体ガードが形成される。また、吸収性本体2の長手方向両側部の脚廻りに配される部分にはレッグギャザー形成用の糸状弾性体26が配されている。
図1に示すサイドパネル3には、2枚のシート31,32間に弾性部材33が固定された構成を有し、おむつ1の幅方向Xに伸縮性を有している。ファスニングテープ4は、樹脂フィルムや不織布からなるテープ基材4aと、テープ基材4aに固定された機械的面ファスナーのオス部材又は粘着剤からなる止着部4bとからなり、おむつ1を装着する際には、止着部4bを、腹側部Aの外面に設けたランディングゾーン4cに押し付けて止着する。
本実施態様の製造方法においては、前記のサイドパネル3,3を形成するための2本の複合シート3A,3Aを、以下に説明する複合シートの製造工程により製造する。
<複合シートの製造工程>
本実施態様における複合シートの接合工程は、図3に示すように、一枚の原反シート30を連続的に搬送しながらその流れ方向Y’に沿って切断して4本の分割シート31L,32L,31R,32Rを得る分割工程を具備する。
より具体的に説明すると、図2に示すように、本実施態様においては、一枚の幅広の原反シート30を、ロール状の巻回物30’から連続的に巻き出しており、分割工程においては、その巻き出した原反シート30を、フィードローラ54等を備えた公知の搬送機構により、連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断している。原反シート30の切断には、シートをインラインでスリット可能な各種公知のスリット装置を特に制限なく用いることができるが、本実施態様においては、図2に示すように、3つのスコアカットナイフ51と、3つのスコアカットナイフ51に共通する受けロール52とを備えたスリット装置5を用いている。スリット装置5は、個々のスコアカットナイフ51に対応するホルダー53を備えており、個々のホルダー53を、原反シート30の流れ方向に直交する方向X’に手動又は機械的に移動させることにより、同方向X’における原反シート30の切断位置Pを適宜に変更可能に構成されている。原反シート30の切断には、上刃と下刃の側面を擦り合わせて切断するシェアカット方式のスリット装置を用いることも好ましい。
原反シート30の分割により、2種類の分割シートが生じる。即ち、図3に示すように、一方は、原反シート30の側縁sであった端縁dを含む外側シート31L,31Rであり、他方は、原反シート30の側縁sであった端縁dを含まない内側シート32L,32Rである。換言すれば、外側シート31L,31Rは、原反シート30の流れ方向に直交する方向X’の両端に生じる分割シートであり、内側シート32L,32Rは、原反シート30の流れ方向に直交する方向X’において、外側シート31L,31R間に生じる分割シートである。
図3に示すように、外側シート31L,31Rにおける、前記端縁dとは反対側の端縁は、原反シート30を分割する際の切断により生じた切断端縁eとなっており、内側シート32L,32Rにおける、幅方向の両端縁は、何れも原反シート30を分割する際の切断により生じた切断端縁fとなっている。
本実施態様における複合シートの接合工程は、図3に示すように、上記の分割工程において得られた分割シートどうしを積層一体化させる一体化工程を具備する。
この一体化工程においては、分割工程で得られた前述した外側シートと前述した内側シートとを組み合わせて一体化させる。具体的には、図2に示すように、分割工程で得られた外側シート31L、31R、及び内側シート32L、32Rを、それぞれ、例えばターンバー64によって位置や向きを変更して、一体化工程へと搬送する。次に、図3に示すように、一方の外側シート31Lとそれに隣接する内側シート32Lとを積層一体化して1本の複合シート3Aを得ると共に、他方の外側シート31Rとそれに隣接する内側シート32Rとを積層一体化して、もう一本の複合シート3Aを得る。なお、2本の複合シート3Aは、所定の工程を経た後、切断されて、おむつ1のサイドパネル3となる。
原反シート30の流れ方向に直交する方向X’における切断位置Pを固定しても、原反シート30に蛇行が生じると、外側シート31L、31Rの幅が変動することになるが、内側シート32L、32Rは、両端縁とも切断端縁fであるため、内側シートの幅は原反シート30の蛇行の影響を受けない。
そのため、本実施態様のように、外側シート31L、31Rと内側シート32L、32Rとを組み合わせることで、原反シート30の蛇行による不都合を軽減することができ、例えば、長手方向に亘って幅が一定の複合シート3Aを連続して製造することもできる。また、長手方向に亘って幅が一定の複合シート3Aを製造しない場合であっても、外側シートどうしを積層して得た複合シートに比較すれば、幅の変動が抑制される。
また、原反シート30の両側縁をトリムとして除去しないので、廃棄物の減容や省資源の観点からも好ましい。
幅が一定の複合シート3Aを得る観点から、積層一体化させる外側シート及び内側シートは、外側シートの幅が内側シートの幅より狭いことが好ましく、外側シートの幅が内側シートの幅の98%以下であることがより好ましい。また、積層一体化させる外側シート及び内側シートの幅は、外側シートの幅が内側シートの幅の60%以上であることが好ましく、80%以上、特に90%以上であることが好ましい。
なお、積層一体化させる外側シートと内側シートの組み合わせ方は、図3に示すように隣り合う分割シートを組み合わせる方法に代えて、図4に示すように隣り合わない分割シートどうしを組み合わせる方法でも良い。また、図3及び図4の何れの組み合わせ方においても、外側シートと内側シートとを積層する際のシートの向きは、ロール状の巻回物30’の中心側を向いていた面どうしを対向させて積層しても良いし、巻回物30’の中心側を向いていた面どうしを互いに逆向きにして積層しても良いし、巻回物30’の中心側を向いていた面と外周側を向いていた面とが対向するように積層しても良い。
外側シートと内側シートの積層一体化や、得られた複合シートに対する後加工工程等の好ましい実施態様について、外側シート31Lと外側シート31Rを区別せずに外側シート31と表記すると共に、内側シート32Lと内側シート32Rとを区別せずに内側シート32と表記して、以下説明する。
外側シート31と内側シート32は、積層一体化する前に、外側シート31と内側シート32の位置関係を調整することが好ましい。また、この位置調整は、積層した際に外側シート31の幅内に内側シートの全幅が収まるように位置調整することが好ましい。
例えば、図5に示すように、外側シート31及び内側シート32を、それぞれ、鏡板61に垂直に設けられた多数のローラ(図示せず)により、鏡板61に沿って搬送した後、両シートを合流部Gで合流させて積層一体化させる場合、その合流部に到達する前の搬送中に、内側シート32の両端縁f,fの位置を、CCDカメラ等の撮像機62を備えた位置検出手段等により検出し、鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、内側シート32の搬送軌道を修正すると共に、外側シート31の両端縁d,eの位置を、CCDカメラ等の撮像機63を備えた位置検出手段等により検出し、鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、外側シート31の搬送軌道を修正する。なお、各シート31,32の両端縁の位置を鏡板61からの距離で計算したが、製造ライン中において基準となる所定の位置と設定できれば鏡板61には限られない。
そして、内側シート32についての中央位置の基準値と外側シート31についての中央位置の基準値とを同じにすれば、上述した搬送軌道の制御により、内側シート32と外側シート31とは、それぞれの中央位置が概ね重なった状態に積層される。
外側シート31及び内側シート32それぞれの搬送軌道にの修正には、各種公知の軌道修正装置を特に制限なく用いることができ、例えば、図6に示すように、一対の軌道制御ローラ66と、それらを平行且つ相互に離間した状態に支持するフレーム67と、該フレーム67を回動させる制御モータ68を備えた軌道修正装置65等を用いることができる。軌道修正装置は、位置検出手段により端縁を検出する位置より上流に配して、搬送軌道をフィードバック制御することが好ましい。
また、位置検出手段は、シートを挟んで撮像機63の反対側に照明具を配置し、シートを透過する光の量や強さに基づいて、シートの端縁の位置を検出するものが好ましい。
スリット後、蛇行の影響を受ける外側シートと蛇行の影響を受けない内側シートを組み合わせ、且つ位置合わせすることで、製品および加工精度が向上する
なお、本発明においては、フィードバック制御による自動的な軌道修正を行わずに、図2に示すターンバー64の位置や向きの変更によって、外側シート31と内側シート32の幅方向の位置関係を手動で調整しても良い。また、フィードバック制御による自動的な軌道修正と共に、図2に示すターンバー64の位置や向きの変更による手動又は自動の調整を行っても良い。また、位置関係の調整に、トラックシフターロールを用いても良い。
本実施形態の複合シート3Aの製造工程においては、前述のようにして搬送軌道がそれぞれ制御された内側シート32と外側シート31とを、それらの間に弾性部材33を介在させて積層一体化し、それにより、幅方向に伸縮性を有する複合シート3Aを製造する。内側シート32と外側シート31との間に弾性部材33を介在させて、幅方向に伸縮性を有する複合シートを得るには、例えば、図7に示すような積層一体化装置7を用いることができる。
図7に示す積層一体化装置7は、一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71と、弾性部材巻回手段72と、弾性部材33と一対のシート31,32とを一体化する一体化手段73とを備えている。一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71は、互いに所定の間隔に離間し、且つ平行に配置されている。弾性部材巻回手段72は、一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71に糸状の弾性部材33を巻回して該弾性部材33の向きを弾性部材搬送用長手構造体71の長手方向(図中R方向)に交差する向きとする。一体化手段73は、一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71に弾性部材巻回手段72により巻回され、一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71により搬送される弾性部材33を、一対のシート31,32間に挟んで一体化する。弾性部材搬送用長手構造体71としては、図7に示すように、R方向に移動する順走部分とR方向とは逆向きに移動する逆送部分とを有し、順走部分のみが糸状の弾性部材33と係合して該弾性部材33をR方向に搬送する無端ベルトが好ましく用いられる。無端ベルトは、プーリーやギアに架け渡し、そのプーリーやギアを回転させて駆動させる。個々の弾性部材搬送用長手構造体71として、そのような無端ベルトを一本のみ使用することもできるが、図7に示すように、個々の弾性部材搬送用長手構造体71として、そのような無端ベルトを上下二段に配したものを用いることが好ましい。上下のベルトに速度差を設けることにより、一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71に巻き付けた当初は、平面視ジグザグ状であった糸状の弾性部材33の向きを、該弾性部材33がR方向に間隔を開けて多数平行状に配向した状態に修正した上で一対の帯状のシート31,32間に固定することができる。弾性部材搬送用長手構造体71として、周面に溝や凸条を螺旋状に設けた丸棒状体で中心軸線周りに回転駆動されるものを用いることもできる。
弾性部材巻回手段72は、回転アーム等の回転体72bと、該回転体72bの軸部72cを回転駆動させるサーボモータ(不図示)を備えている。回転体72bは、糸状の弾性部材33の導出部72aが一対の弾性部材搬送用長手構造体71,71の周囲を周回するように回転する回転アーム等を備えている。
積層一体化装置7を用いた複合シート3Aの好ましい製造方法においては、一対のシート31,32として用いる外側シート31及び内側シート32の相対向面の何れか一方又は双方に、公知の接着剤塗工機75により接着剤76を塗工しておく。そして、シート31、32の両シート間に伸長状態の糸状の弾性部材33が挟まれるように合流させ、一体化手段73としての一対のニップローラ74で、それらを上下から加圧して一体化させる。次いで、側方に延出している弾性部材33を、切断刃を備えたカッター等の切断手段77により切断することにより、幅方向に伸縮性を有する複合シート3Aが得られる。弾性部材33の切断は、シートの側縁より外方に延出する延出部分のどこかを1箇所でも切断すれば良く、該延出部分の一部あるいは全体を切り取ることを要しない。
本実施態様のおむつ1の製造方法は、前述のようにして製造した複合シート3Aのそれぞれに、他の部材であるファスニングテープ4を間欠的に固定する接合工程を具備している。この接合工程は、本発明における中間加工工程であり、複合シート3Aに、内側シート32の幅方向の端縁f,fの位置を基準に位置決めして、ファスニングテープ4の接合を行っている。
具体的には、図8に示すように、複合シート3Aの搬送中に、内側シート32の両端縁f,fを、CCDカメラ等の撮像機64を備えた位置検出手段等により検出し、搬送機構を支持する鏡板61から、検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値L1となるように、複合シート3Aの搬送軌道を修正し、その搬送軌道を修正した後の複合シート3Aに対して、ファスニングテープ4の接合及び該ファスニングテープ4の折り曲げを行っている。複合シート3Aの幅方向におけるファスニングテープ4の取り付け位置及び取り付けたファスニングテープの折り曲げ位置B1が適切となるように、鏡板61からファスニングテープ4の取り付け位置までの距離L2及び鏡板61からファスニングテープ4を折り曲げ位置B1までの距離L3を、複合シート3Aの中央位置の基準値及び内側シートの幅との関係において設定しておけば、幅に変動のない内側シートの端縁f、fの検出及びそれに基づく複合シート3Aの前述した搬送軌道の修正を行えば、ファスニングテープ4の取り付け位置及びファスニングテープ4を折り曲げ位置が常時適正となる。
これに対して、外側シート31の端縁d、eを検出し、それに基づき複合シートの搬送軌道の制御を行った場合には、外側シート31の幅の変動により、複合シート3Aの位置の正確な制御が難しくなり、ファスニングテープ4の取り付け位置や、ファスニングテープ4を折り曲げ位置が変動する。
なお、図1には、おむつ1におけるファスニングテープ4を左右に展開した状態が示されているが、ファスニングテープ4を複合シート3における着用者の肌側に向けられる肌当接面側に折り曲げて畳んでおくことで、ファスニングテープ4が意図しない部位に結合して、実際の使用時にその機能が低下していたり損なわれていたりすること等を防止することができる。また、図8中、符号64aは、撮像機64による撮像範囲を示す。複合シート3Aの軌道修正にも、従来公知の軌道修正装置を特に制限なく用いることができ、例えば、図6に示す軌道修正装置65等を用いることができる。
本実施態様の方法によれば、内側シート32と外側シート31を組み合わせて加工を行うことによって、貼り合わせた得られた複合シート3A,3Aのそれぞれに、スリット時に蛇行による幅方向寸法の影響を受けていない内側シート32が入っている。そのため、貼り合わせ後の工程で加工を行う際に、複合シート3Aのそれぞれについて、センサで内側シートの位置を読み取ることが可能となり、それをもとに位置出しをすることで加工・製品精度が向上する。
また、本実施態様においては、図3に示すように、外側シート31の幅が内側シート32の幅よりも狭くなるように設計している。そのため、原反シート30が蛇行しても、幅に蛇行の影響のない精度の良い内側シートの幅を複合シートの幅とすることができ、製造する複合シートの幅の精度等が向上する。また、図8に示すように、位置を調節し易く、又はカメラ等で幅の狭い外側シートの端縁を検知しやすくなるといった利点もある。
また、一般に、原反シートの側縁sは、精度や外観がよい場合が多いため、外層シート31と内層シート32とを、図4に示すように組み合わせて一体化する場合、原反シートの側縁sに由来する外側シートの端縁dを基準として、位置調整をしたり、該端縁dを、製品として見える部分に用いると、位置調整の精度や製品の外観が向上させることができる。
図1に示すおむつ1は、原反シート30から上述のようにして製造したファスニングテープ付きの2本の複合シート3A,3Aを、それぞれ一定の間隔で切断して、吸収性本体2の両側部に順次固定することで製造される。吸収性本体2の両側部への固定は、吸収性本体が流れ方向に連なった構成の本体連続体の両側部に接合しても良いし、吸収性本体の一部の部材の連続体、例えば、表面シートの両側部に一対の立体ガード形成用シートが結合したものの連続体や、裏面シートの連続体に固定してもよい。本体連続体の両側部に固定した場合、その後に本体連続体を切断して、個々のおむつとする。他方、吸収性本体の一部の部材の連続体に固定した場合、その後に、他の部材を合流させて本体連続体とし、その後に切断して個々のおむつとする。
おむつ1における各部の形成材料について説明する。
表面シート21及び裏面シート22としては、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品において従来用いられている各種のものを用いることができる。例えば、表面シート21としては、不織布や開孔フィルム等の各種液透過性のシート材を用いることができる。裏面シート22としては、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等の各種液不透過性ないし撥水性のものを用いることができる。吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体若しくはこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。繊維の集合体は、不織布であっても良い。また、立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、フィルム、不織布、織物又はそれらの積層シート等を用いることができる。
原反シート30として用いるシート材としては、不織布、織布、編布、紙、樹脂フィルム等が挙げられる。また、これらの2種以上を積層一体化させてなるシート材等を用いることもできる。また、前記不織布としては、例えば、エアースルー不織布、ヒートローラ不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布を用いることができる。また、ファスニングテープとしては、例えば、不織布や樹脂フィルム等からなるテープ基材の一方の面上にメカニカルファスナーのフック部材を熱融着や接着剤等により貼り付けてなるものやテープ基材の一方の面上に粘着剤を塗布して粘着部を形成したもの等を用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、一枚の原反シート30を4本の分割シートに分割したが、一枚の原反シート30を5本以上に分割しても良い。上限は特にないが、例えば10本以下である。一枚の原反シート30は、偶数本の分割シート、例えば4本、6本、8本又は10本等の分割シートに分割しても良いし、奇数本の分割シートに分割しても良い。また、例えば5本に分割した場合、内側シートが3本生じることになるが、2本の外側シートに接合する2本以外の内側シートは、他の分割シートに接合せずに、吸収性物品の構成材料として用いても良いし、他の内側シートと共に外側シートに接合し、3層構造の複合シートを得ても良い。
また、上述した実施態様においては、外側シート31と内側シート32との間を接着剤を用いて接合したが、接着剤に代えて又は接着剤と共に、ヒートシール、超音波シール等の他の接合方法を用いることもできる。また、外側シート31と内側シート32は、両シート間に弾性部材33を介在させることなく接合しても良い。例えば、原反シート30として、弾性部材33を挟まなくても伸縮性を有するものを用いた場合、弾性部材33を使用しなくても伸縮性のサイドパネルを製造することができる。 また、分割シートどうしの接合方法やファスニングテープの固定方法としては、接着剤、ヒートシール、超音波シール、又はこれらの2以上の組み合わせ等の任意の固定方法を採用することができる。
外側シート31の幅を内側シート32の幅よりも狭くなるように設計するのに代えて、原反シート30を、同幅の分割シートが生じるようにスリットしても良い。この場合、スリット装置に導入する原反シート30に蛇行が生じて、原反シート30の中心が、その基準位置Lからずれると、図10(a)に示すように、内側シート32L,32Rよりも幅の広い外側シート31Lが生じたり、図10(b)に示すように、内側シート32L,32Rよりも幅の広い外側シート31Rが生じる。この場合においても、図10(a)及び図10(b)に示すように、内側シート32と外側シート31を積層一体化することによって、貼り合わせた得られた複合シート3A’,3A”のそれぞれに、スリット時に蛇行による幅方向寸法の影響を受けていない内側シート32が入る。そのため、貼り合わせ後の工程で加工を行う際に、複合シート3A’,3A”のそれぞれについて、センサで内側シート32の位置を読み取ることが可能となり、それをもとに位置出しをすることで加工・製品精度が向上する。内側シート32の位置は、例えば、幅方向の両端縁それぞれの位置を読み取っても良いし、何れか一方の端縁の位置のみを読み取っても良い。
なお、図10に示す実施態様で得られる複合シート3A’,3A”は、図10(a)に示す状態と図10(b)に示す状態とで、内側シート32と外側シート31の幅の広さが逆転している。即ち、複合シート3A’は、図10(a)に示す状態では、外側シート31Lの幅が内側シート32Lの幅より広いのに対して、図10(b)に示す状態では、外側シート31Lの幅が内側シート32Lの幅より狭くなっている。他方、複合シート3A”は、図10(a)に示す状態では、内側シート32Rの幅が外側シート31Rの幅より広いのに対して、図10(b)に示す状態では、外側シート31Rの幅が内側シート32Rの幅より広くなっている。
図10(a)に示す状態の複合シート3A’や、図10(b)に示す状態の複合シート3A”は、複合シート3A’,3A”の片面側から見て、内側シートの端縁f、fが、外側シートの下に隠れている。このような状態が生じる実施態様においても、複合シート3A’,3A”を透過させた光を検出して内側シートの端縁を検出することで、内側シートの位置を基準にした位置調整や加工位置の制御が可能である。内側シートの位置は、例えばカメラ画面内に座標を設けてエッヂA−エッヂBの値を算出し、その値が設計値に近い方を内側シートとして捉えるように設定することで検出可能である。
また、内側シート32と外側シート31とは、それぞれの中央位置が概ね重なった状態に積層一体化したが、一部を重複するが一方の端縁を重ねずに、内側シート32及び外側シート31よりも広い幅の複合シートを形成しても良い。
また、中間加工工程において、接合や折り曲げは、他の部材に関して行われたが、複合シートどうしを接合したり、前述の一枚の原反シート30を奇数本に分割し、内側シート32と外側シート31から複合シートを得たあとに、残りの分割されたシートを複合シートに接合してもよい。また、複合シート自身を折り曲げてもよい。これらの接合や折り曲げには前述の通り、内側シート32の幅方向の端縁f、fの位置を基準に位置決めすることが好ましい。
また、本発明で製造する吸収性物品は、図9に示すように、着用者の腹側に配される腹側シート部材81と、着用者の背側に配される背側シート部材82と、腹側シート部材81及び背側シート部材82に架け渡して固定された吸収性本体83とを具備し、腹側シート部材81の両側部と背側シート部材82の両側部とが、サイドシール部84,84において接合されて、筒状の胴回り部Dが形成されているパンツ型の使い捨ておむつ8であっても良い。
使い捨ておむつ8の製造方法である本発明の他の実施態様においては、例えば、一枚の原反シートをインラインで4分割して4本の分割シートとした後、原反シートの側縁であった側縁を含む外側シートと原反シートの側縁であった側縁を含まない内側シートとを、両シート間に弾性部材85を介在させて積層一体化して、2本の複合シートを得る。そして、その2本の複合シートを離間させて搬送しながら、2本の複合シート間に掛け渡すように吸収性本体83を順次固定し、次いで、2つ折りした後、2本の複合シートどうしを間欠的に接合してサイドシール部84となる接合部を形成する。そして、その接合部の形成と同時又はその接合部の形成後に、2本の複合シートを一体に切断することにより、個々のおむつ8を得る。使い捨ておむつ8は、例えば、このようにして効率よく生産することができる。
この使い捨ておむつ8においては、腹側シート部材81及び背側シート部材82が、それぞれ、原反シートをインラインでスリットして得られた外側シート31及び内側シート32を積層一体化してなる複合シート3Bからなる。
その複合シート3Bは、図9(b)に示すように、原反シート30の側縁であった端縁を含む外側シート31側をおむつの内面側、原反シート30の側縁であった端縁を含まない内側シート32側をおむつの外面側に向けて使用することが、原反シート30の蛇行に起因する幅の変動の影響を受ける外側シート31を見えにくくして、おむつの外観を良好とする観点から好ましい。
また、複合シート3Bの製造工程においては、外側シート31と内側シート32とは、インラインのスリットにより生じた切断端縁が、ウエスト開口部の周縁部86を構成するように、切断端縁である端縁の位置が揃うように幅方向の位置を位置合わせして積層一体化することが好ましい。
また、それに代えて、外側シート31と内側シート32とを幅方向の中央位置を一致させて複合シート3Bを製造し、一方のシートの端縁からはみ出た部分を、内側シート32の幅方向の端縁の位置を基準にして折り曲げ、その折り曲げ部が、ウエスト開口部の周縁部86を構成するようにして、おむつ8を製造することもできる。
また、展開型の使い捨ておむつは、サイドパネルの一部に、メカニカルファスナーのフック部材や粘着部を設けて止着部を形成したものであっても良い。また、パンツ型の吸収性物品は、使い捨ておむつに代えて、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
本発明で製造する吸収性物品は、使い捨ておむつの他、生理用ナプキンや失禁パッド等であっても良い。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の物、或いは製造方法等を開示する。
<1> 複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、
前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法。
<2> 前記分割工程と前記一体化工程との間に、該一体化工程において一体化させる前記外側シートと前記内側シートの位置関係を調整する工程を具備する前記<1>に記載の吸収性物品の製造方法。
<3> 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、両シートの中央位置を基準とする、前記<2>に記載の吸収性物品の製造方法。
<4> 前記位置関係の調整は、前記外側シート及び前記内側シートそれぞれについて、幅方向の両端縁の位置を、撮像機を備えた位置検出手段により検出し、製造ラインの所定の位置から検出した両端縁それぞれまでの距離の平均値が、予め設定された中央位置の基準値となるように、前記外側シート及び前記内側シートの搬送軌道を修正する、前記<2>又は前記<3>に記載の吸収性物品の製造方法。
<5> 前記内側シートと前記外側シートとは、それぞれの中央位置の基準値を同じにし、搬送軌道の制御により、それぞれの中央位置が概ね重なった状態に積層される、前記<1>〜前記<4>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<6> 前記複合シートに、前記内側シートの幅方向の端縁の位置を基準に位置決めして、接合及び折り曲げから選択される一以上の加工を施す中間加工工程を具備する、前記<1>〜前記<5>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<7> 前記中間加工工程が、前記複合シートに他の部材を間欠的に固定する接合工程を含む、前記<6>に記載の吸収性物品の製造方法。
<8> 前記他の部材は、ファスニングテープである、前記<7>に記載の吸収性物品の製造方法。
<9> 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートとを、両シート間に弾性部材を介在させて一体化させる、前記<1>〜前記<8>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<10> 前記一体化工程に一対の弾性部材搬送用長手構造体と、弾性部材巻回手段と、弾性部材と一対のシートとを一体化する一体化手段とを備える積層一体化装置を用い、前記複合シートとして、内側シートと外側シートとの間に弾性部材が固定されていると共に幅方向に伸縮性を有する複合シートを製造する、前記<9>に記載の吸収性物品の製造方法。
<11> 一枚の前記原反シートは、偶数本の分割シート(例えば4本、6本、8本又は10本等)の分割シートに分割するか、奇数本の分割シートに分割するか、または5本に分割し、3本の内側シートのうち2本は外側シートと接合し、残る1本の内側シートは他の分割シートとは接合せず吸収性物品の構成材料として用いるか、あるいは他の内側シートと共に外側シートに接合し3層構造の複合シートを得る、前記<1>〜前記<10>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<12> 前記分割工程においては、前記原反シートを偶数本の分割シートに分割する、前記<1>〜前記<11>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<13> 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、該外側シートと該内側シートとを積層した際に、該外側シートの幅内に該内側シートの全幅が収まるように行う、前記<2>〜<12>に記載の吸収性物品の製造方法。
<14> 前記吸収性物品は、吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の両側部に固定された一対のサイドパネルとを備えた展開型の使い捨ておむつであり、一対のサイドパネルが、切断した前記複合シートからなる、前記<1>〜前記<13>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<15> 前記吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを有するパンツ型の吸収性物品であり、前記腹側シート部材及び前記背側シートが、切断した前記複合シートからなる、前記<1>〜前記<14>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<16> 前記原反シートの両側縁をトリムとして除去することなく吸収性物品を製造する、前記<1>〜前記<15>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<17> 積層一体化させる前記外側シート及び前記内側シートは、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅より狭いか、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅の98%以下であるか、また、前記外側シートの幅が前記内側シートの幅の60%以上であるか、80%以上であるか、90%以上である、前記<1>〜前記<16>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<18> 前記一体化工程においては、前記分割工程において相隣接した状態に生じた外側シートと内側シートとを一体化させる、前記<1>〜前記<17>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<19> 前記一枚の原反シートは、ロール状の巻回物から巻き出したものであり、前記一体化工程における前記外側シートと前記内側シートとを積層する際のシートの向きは、原反シートのロール状の巻回物の中心側を向いていた面どうしを対向させて積層するか、該巻回物の中心側を向いていた面どうしを互いに逆向きにして積層するか、該巻回物の中心側を向いていた面と外周側を向いていた面とが対向するように積層する、前記<1>〜前記<18>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<20> 原反シートの側縁に由来する外側シートの端縁を基準として位置調整を行うか、該端縁を吸収性物品の製品として見える部分に用いる、前記<1>〜前記<19>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
<21> 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートは、その間を接着剤を用いて接合されている、前記<1>〜前記<20>の何れか1に記載の吸収性物品の製造方法。
1,8 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
3 サイドパネル
3A,3B 複合シート
30 原反シート
31,31L,31R 外側シート(分割シート)
32,32L,32R 内側シート(分割シート)
33,85 弾性部材
4 ファスニングテープ
5 スリット装置
51 スコアカットナイフ(切断刃)
61 鏡板
62,63,64 撮像機
65 軌道修正装置
7 積層一体化装置

Claims (10)

  1. 複合シートの製造工程、及び該工程において得られた複数本の複合シートを用いて吸収性物品を製造する工程を具備する吸収性物品の製造方法であって、
    前記複合シートの製造工程が、一枚の原反シートを連続的に搬送しながらその流れ方向に沿って切断して4本以上の分割シートを得る分割工程、及び、前記分割シートのうちの、前記原反シートの側縁であった端縁を含む外側シートと該原反シートの側縁であった端縁を含まない内側シートとを組み合わせて積層一体化する一体化工程を含む、吸収性物品の製造方法。
  2. 前記分割工程と前記一体化工程との間に、該一体化工程において一体化させる前記外側シートと前記内側シートの位置関係を調整する工程を具備する請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、両シートの中央位置を基準とする、請求項2記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記複合シートに、前記内側シートの幅方向の端縁の位置を基準に位置決めして、接合及び折り曲げから選択される一以上の加工を施す中間加工工程を具備する、請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記中間加工工程が、前記複合シートに他の部材を間欠的に固定する接合工程を含む、請求項4記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記一体化工程において、前記外側シートと前記内側シートとを、両シート間に弾性部材を介在させて一体化させる、請求項1〜5の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記分割工程においては、前記原反シートを偶数本の分割シートに分割する、請求項1〜6の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
  8. 前記外側シートと前記内側シートの位置関係の調整は、該外側シートと該内側シートとを積層した際に、該外側シートの幅内に該内側シートの全幅が収まるように行う、請求項2記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 前記吸収性物品は、吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の両側部に固定された一対のサイドパネルとを備えた展開型の使い捨ておむつであり、一対のサイドパネルが、切断した前記複合シートからなる、請求項1〜8の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
  10. 前記吸収性物品は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定された吸収性本体とを有するパンツ型の吸収性物品であり、前記腹側シート部材及び前記背側シートが、切断した前記複合シートからなる、請求項1〜8の何れか1項記載の吸収性物品の製造方法。
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