JP3983236B2 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品の製造方法に関し、特に、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、液保持性の吸収体とを備える実質的に縦長の吸収性本体の両側縁部から張り出して設けられる、少なくとも一対のサイドパネルを有する吸収性物品の製造方法に関する。
例えば使い捨ておむつ、パンツ型おむつ、ナプキン等の吸収性物品は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、液保持性の吸収体とを備える実質的に縦長の吸収性本体を含むものであり、身体からの排出物等を吸収体に効果的に吸収できるようにすると共に、吸収した排出物を漏出させることなく強固に保持できるようにするための種々の工夫がなされている。
また、例えば展開型の使い捨ておむつやパンツ型おむつ等においては、身体への装着を行いやすくするために、吸収性本体の両側縁部から外側に張り出して、装着用のテープ等が配設されるサイドフラップ部を設ける場合があり、また例えばナプキンにおいては、ショーツへの固定機能を向上させるためのウイング部や、排出物のもれを防止するための撥水シート部を、吸収性本体の両側縁部から外側に張り出して設ける場合がある。
これらの張り出し部分を設けるには、例えば平面形状が長方形となるように形成した吸収性物品の長手方向の側縁部を、凹状にトリムカットし、カットしなかった残りの部分を張り出し部分として側方に張り出させる方法を用いる場合があるが、このような方法では、トリムカットした部分によって多くの材料の無駄を生じることになる。
これに対して、表面シートや裏面シートとは別の材料で形成したサイドパネル材を、吸収性本体の両側縁部から外側に張り出して取り付けることにより、トリムカットを行うことなくサイドフラップ部やウィング部等を設けるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の吸収性物品の製造方法によれば、帯状に送り出されるウェブ材(サイドパネル材)の中央部分を蛇行曲線に沿って切断することにより、交互に入れ子になった内方延長エレメントを連続的に形成し、これらの内方延長エレメントを送出し方向と垂直な切断線で切断分割してサイドパネル部材の単体を形成し、各サイドパネル部材を、吸収性本体の両側縁部の所定に位置に各々接合して取り付けるようにしたものである。また特許文献2に記載の紙おむつの製造方法によれば、トップシート(表面シート)とバックシート(裏面シート)との間に間欠的に吸収マット(吸収体)を配置して帯状紙おむつ本体を製作する工程と、帯状の第3シートより、ほぼ台形形状のサイドフラップシートを製作する工程と、帯状紙おむつ本体の横断切断線をほぼ中心として帯状紙おむつ本体の両側周縁にサイドフラップシートを各々貼付ける工程と、帯状紙おむつ本体を、サイドフラップシートとともに所定寸法に切断する工程とからなるものである。
特表平11−503032号公報 特開平4−261655号公報
しかしながら、上記従来の張り出し部(サイドパネル)を設ける方法によれば、切断分割して順次得られたサイドパネル部材やサイドフラップシート等のサイドフラップ材を、吸収性本体の両側縁部の所定の位置に個々に取り付けて行く必要があることから、これらの多数のサイドパネル材を各々精度良く位置決めしつつ取り付けて行く工程に多くの制御が必要になり、そのための設備が複雑で大きくなる。また多数のサイドパネル材を個々に取り付けてゆく方法では、精度の良い安定した高速生産性を図ることは困難だった。
本発明は、順次連続して形成される多数のサイドパネル材を、吸収性本体の両側縁部の所定の位置に精度良く安定した状態で取り付けて行くことを可能にして、優れた高速生産性を得ることのできるサイドパネルを有する吸収性物品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、液保持性の吸収体とを備える実質的に縦長の吸収性本体の両側縁部から張り出して設けられる、少なくとも一対のサイドパネルを有する吸収性物品の製造方法であって、帯状に送り出される原反を、送出し中心線と交差する切断線で順次切断してサイドパネル材を連続的に形成し、形成されたサイドパネル材を前記送出し中心線に沿って順次送り出す工程と、前記送出し中心線の両側に前記原反の幅よりも小さい間隔をおいて配置され、前記送出し中心線に沿って連続搬送される一対の帯状のサイドシート材に対して、該サイドシート材と重なる前記サイドパネル材の一方の側縁部を当該サイドシート材の内側縁部に各々接合することにより、一対のサイドシート材に、送出し方向に間隔をおいて前記サイドパネル材を一つ置きに交互に取り付けてゆく工程と、前記サイドパネル材が交互に取り付けられた前記一対のサイドシート材を、連続搬送される状態を保持しつつ、前記サイドパネル材を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させると共に、前記一対のサイドシート材の間隔を調整し、且つ各サイドシート材に取り付けられた前記サイドパネル材が搬送方向の同じ位置に並ぶように調整する工程と、前記連続搬送されつつ間隔及びサイドパネル材の位置の調整がなされた一対のサイドシート材を、前記吸収性物品を構成するシート部材の両側縁部に沿って各々接合する工程と、前記サイドシート材が接合されたシート部材に前記吸収体や他のシート部材を接合した後に、切断分割して前記サイドパネルを有する吸収性物品を形成する工程とからなる吸収性物品の製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
ここで、上記記載における原反及びサイドパネル材の送出し中心線は、前記帯状に送り出される原反の長手方向中心線を含む面を通る中心線であれば良く、原反の巻出し方向に向かう送出し中心線の他、例えば案内ロール等を介して曲折されて、巻出し方向から上方又は下方に折れ曲がった方向や、巻出し方向とは反対の方向に向かう送出し中心線等であっても良い。
本発明の吸収性物品の製造方法によれば、順次連続して形成される多数のサイドパネル材を、吸収性本体の両側縁部の所定の位置に精度良く安定した状態で取り付けて行くことを可能にして、サイドパネルを有する吸収性物品の優れた高速生産性を得ることができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係る吸収性物品の製造方法は、サイドパネルを備える吸収性物品として、例えば図1に示すような展開型の使い捨ておむつ10を、高速且つ安定した状態で効率良く製造できるようにすることを目的として採用されたものである。ここで、使い捨ておむつ10は、液透過性のトップシート(表面シート)11と、液不透過性のバックシート(裏面シート)12と、液保持性の吸収体13とを備える縦長長方形状の吸収性本体14の両側縁部に、一対のサイドパネル15を張り出して設けることによって形成されるものである。またこの使い捨ておむつ10には、立体ギャザーやレッグギャザーを形成する弾性部材16a,16bや、胴回り弾性部材等が適宜取り付けられている。さらに、サイドパネル15には、フック材17が取り付けられ、このフック材17を例えば胴回り部に設けられた係止部に係止することによって、使い捨ておむつ10を、身体の下腹部に沿った立体形状に容易に組み付けることができるようになっている。
そして、本第1実施形態の吸収性物品の製造方法は、上述のようなサイドパネル15を有する使い捨ておむつ10を、多数高速で形成可能とする製造方法であって、図2、図3(a)〜(d)、及び図4(a),(b)に示すように、帯状に送り出される原反18を、送出し中心線cと交差する切断線19(図3(c)参照)で順次切断してサイドパネル材20を連続的に形成し、形成されたサイドパネル材20を送出し中心線cに沿って順次送り出す工程と、送出し中心線cの両側に原反18の幅よりも小さい間隔をおいて配置され、送出し中心線cに沿って連続搬送される一対の帯状のサイドシート材21に対して、このサイドシート材21と重なるサイドパネル材20の一方の側縁部20aを当該サイドシート材21の内側縁部に各々接合することにより、一対のサイドシート材21に、送出し方向に間隔をおいてサイドパネル材20を一つ置きに交互に取り付けてゆく工程と、サイドパネル材20が交互に取り付けられた一対のサイドシート材21を、連続搬送される状態を保持しつつ、サイドパネル材20を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させると共に、一対のサイドシート材20の間隔を調整し、且つ各サイドシート材21に取り付けられたサイドパネル材20が搬送方向の同じ位置に並ぶように調整する工程と、連続搬送されつつ間隔及びサイドパネル材20の位置の調整がなされた一対のサイドシート材21を、使い捨ておむつ10を構成するシート部材として、例えばトップシート11の両側縁部に沿って各々接合する工程と、サイドシート材21が接合されたトップシート11に吸収体13やバックシート12等を接合した後に、切断分割してサイドパネル15を有する使い捨ておむつ(吸収性物品)10を形成する工程とによって構成される。
本第1実施形態によれば、帯状に送り出される原反18を順次切断してサイドパネル材20を連続的に形成すると共に、形成されたサイドパネル材20を順次送り出す工程では、例えば図2に示すように、サイドパネル材20の原反18を巻き出し可能に巻回した巻出しロール(図示せず)と、巻出しロールよりも送出し方向の下流側に配設されたカッティングロール22と、カッティングロール22によって順次切断されたサイドパネル材20を吸着保持して送出し中心線cに沿って送り出す吸着ロール23が用いられる。ずなわち、巻出しロールは、例えばカッティングロール22の上方に配置され、サイドパネル材20の原反18を所定の送出し速度で下方に巻き出すと共に、方向変換ロール24aによって原反18を水平方向に方向変換して、カッティングロール22と吸着ロール23との間に送り出す。カッティングロール22は、その周面に、例えば原反18からサイドパネル材20を等脚台形形状に切断できるように、送出し中心線cに対して交互に斜めに配置された複数のカッター刃25を備えており、吸着ロール23との間に原反18を挟み込むようにしつつ回転することにより、等脚台形形状のサイドパネル材20を順次連続して切り出すことができるようになっている。
吸着ロール23は、例えば外周面に多数の微細な空気孔が開口形成された中空ロールであって、カッティングロール22のカッター刃25に対する受け刃機能(図示せず)を備えている。また吸着ロール23は、内部の空気を吸引して負圧状態に保持することにより、カッティングロール22よって切断分割されたサイドパネル材20を、外周面に吸着保持した状態で送出し中心線cに沿って送り出す。さらに、吸着ロール23は、次工程において、その外周面を連続搬送される帯状のサイドシート材21に押し付けて、当該サイドシート材21にサイドパネル材20をスムーズに接合させることができるようになっている。
なお、カッティングロール22による原反18の切断は、使い捨ておむつ1枚分のサイドシート材21に対し、吸収性本体14の両側縁部に設ける一対のサイドパネル材20を製造できるようにコントロールされており、吸着ロール23の回転速度は、サイドシート材21の搬送速度とほぼ同速になるようコントロールされている。これによって、帯状に送り出される原反18からサイドパネル材20を連続的に切断して形成した後に、切断されたサイドパネル材20を、吸着ロール23の周囲の送出し中心線cに沿って所定の間隔に配置した状態で(図3(a)参照)、次工程に向けて順次スムーズに送り出すことができるようになっている。
さらに、本第1実施形態によれば、巻出しロールとカッティングロール22との間に介在させて、原反18の切断前にフック材17を予め取り付けておくための、フック材取付け装置26が設けられている。フック材取付け装置26は、フック材送出しロール26a、方向変換ロール26b、案内コンベア26c、切断接着ロール26d等からなり、巻出しロールから下方に送り出される原反18に対して、所望の大きさに切断したフック材17を、原反18から形成される等脚台形形状の各サイドパネル材20における所望のフック取付け位置に対応させて、送り出される原反18に千鳥状に配置しつつ順次貼着接合してゆく。
そして、本第1実施形態によれば、送出し中心線cに沿って連続搬送される帯状のサイドシート材21の内側縁部にサイドパネル材20を接合することにより、一対のサイドシート材21にサイドパネル材20を一つ置きに交互に取り付けてゆく工程では、例えば図2に示すように、一対のサイドシート材21を所定の間隔をおいて平行に並べた状態で連測搬送させることが可能な連続搬送装置(図示せず)と、上述の吸着ロール23と、一対の第1ホットメルト供給装置27が用いられる。すなわち、連続搬送装置は、少なくとも吸着ロール23を挟んだ上流側の相当の長さ領域と下流側の相当の長さ領域において、一対のサイドシート材21を、送出し中心線cを中心とした両側に原反18の幅よりも小さい間隔をおいた状態で平行に配置して連続搬送させることができるようになっている(図3(b)参照)。また、第1ホットメルト供給装置27は、一対のサイドシート材21の内側縁部に沿って、サイドパネル材20を接合するためのホットメルト28を、予め設計された所定のピッチで交互に間欠的に塗布することができるようになっている。
ここで、ホットメルト28は、各サイドシート材21において、製造される使い捨ておむつ10の長手方向に等しいピッチで且つ半ピッチづつずれた状態で、等脚台形形状のサイドパネル材20の一方の側縁部20aである底辺部からはみ出さない長さで各々塗布される。また、連続的に切断形成された等脚台形形状のサイドパネル材20は、吸着ロール23の外周面において、底辺部20aと頂辺部を交互に入れ替えつつ、使い捨ておむつ10の長手方向の長さの半分のピッチで吸着配置されている。したがって、ホットメルト28を塗布した一対のサイドシート材21を送出し中心線cに沿って連続搬送しつつ、これと同期させて吸着ロール23の外周面を回転移動させると共に、この外周面をサイドシート材21に押し付けることにより、各サイドパネル材20のサイドシート材21と重なる一方の側縁部20aである底辺部が、ホットメルト28を介して一対のサイドシート材21の各側縁部に交互に接合されることになる。またこれによって、各サイドシート材21には、一つ置きの千鳥状に、使い捨ておむつ10の長さと等しいピッチでサイドパネル材20が取り付けられてゆくことになる(図3(b)参照)。
なお、本第1実施形態によれば、サイドパネル材20が接合される一対のサイドシート材21として、使い捨ておむつの長手方向に糸ゴム、平ゴム等の伸縮部材(弾性部材16a、図1、図2参照)が接合された立体ギャザー材が用いられている。立体ギャザー材は、使い捨ておむつ10を構成するトップシート11の両側縁部に沿って取り付けられる。サイドシート材21として立体ギャザー材を用いることによって、使い捨ておむつ10に本来用いられる材料をそのまま使用することが可能になり、追加の材料を用いることなく本第1実施形態の製造方法によって効率良くサイドパネル15を有する使い捨ておむつ10を形成することが可能になる。
また、ホットメルト28を介してサイドシート材21に接合されたサイドパネル材20は、後の工程において、熱シール、超音波シール、圧力シール等を介して吸収性本体14に対してさらに強固に接合することができる。また、例えば連続搬送される一対のサイドシート材21を挟んだ吸着ロール23とは反対側に、熱シール用のロールや、超音波シール手段、圧力シール手段等を設けておくことにより、サイドパネル材20をサイドシート材21に直接シール接合することもできる。
本第1実施形態によれば、一対のサイドシート材21を連続搬送しつつ、サイドパネル材20を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させると共に、一対のサイドシート材の間隔やサイドパネル材20の位置を調整する工程では、例えば図2に示すように、連続搬送される帯状のシート材を方向転換させたり曲折させるように案内する、ターンバー24bや方向変換ロール24cが用いられる。ターンバー24bや方向変換ロール24cは、連続搬送されるサイドシート材21の吸着ロール23よりも下流側の軌道上において、適宜の位置に配置されることにより、一対のサイドシート材21を、互いに緩衝しないようにしつつ方向転させたり曲折させるように案内し、これらを交差させてサイドパネル材20を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させる。また、一対のサイドシート材21が製造される使い捨ておむつ10の両側縁部に位置決めされるように、その間隔を調整すると共に、一方のサイドシート材21を他方のサイドシート材21に対して相対的に遅れて移動するように案内すことにより、各サイドシート材21に取り付けられたサイドパネル材20が、搬送方向の同じ位置に並ぶように調整する(図3(c),(d)参照)。
連続搬送されつつ間隔及びサイドパネル材20の位置の調整がなされた一対のサイドシート材21を、トップシート11の両側縁部に沿って各々接合する工程では、例えば図2示すように、一対のサイドシート材21の内側部分の上方に各々配置された第2ホットメルト供給装置29から、各サイドシート材21の上面にホットメルト30が連続塗布される。また、トップシート供給ロール(図示せず)から供給されるトップシート11を両側のサイドシート材21に跨るように重ね合わせて、押圧ロール31によって押圧することにより、一対のサイドシート材21が、トップシート11の両側縁部に沿って各々接合一体化されることになる(図4(a)参照)。
サイドシート材21が接合されたトップシート11に吸収体13やバックシート12を接合し、切断分割して使い捨ておむつ10を形成する工程では、例えば従来の使い捨ておむつの製造方法と同様にして、トップシート11の上面中央部分に吸収体13を配置して接合一体化すると共に(図4(a)参照)、吸収体13の両側面側にレッグギャザー形成用の糸ゴム、平ゴム等の伸縮部材(弾性部材16b、図1参照)を配置し、この吸収体13及び伸縮部材を覆いつつ、トップシート11及び一対のサイドシート材21に重ね合わせるようにしてバックシート12を接合し(図4(b)参照)、さらに切断線32に沿って所定のピッチで切断することにより、個々の使い捨ておむつ10が形成されることになる。これによって、図1に示すような、縦長長方形状の吸収性本体14の両側縁部に、サイドパネル材20による一対のサイドパネル15が張り出して取り付けられ、両側部に沿ってサイドシート材21による立体ギャザーや、サイドシート材21とバックシート12によるレッグギャザーが設けられる使い捨ておむつ10が、迅速に且つ効率良く得られることになる。
そして、上述の各工程からなる本第1実施形態の吸収性物品の製造方法によれば、順次連続して形成される多数のサイドパネル材20を、吸収性本体14の両側縁部の所定の位置に精度良く安定した状態で取り付けて行くことを可能にして、サイドパネル15を有する使い捨ておむつ10の優れた高速生産性を得ることができる。すなわち、本第1実施形態によれば、原反を切断して連続的に形成される多数のサイドパネル材20を、一旦、連続搬送される一対の帯状のサイドシート材21に所定の間隔をおいて接合し、このサイドシート材21をトップシート11の両側縁部に沿って接合することにより各サイドパネル材20をトップシート11に取り付ける。したがって、多数のサイドパネル材20を、個々にトップシート11に取り付けることなく、帯状のサイドシート材21を介することによって連続的に精度良く安定した状態でトップシート11に接合してゆくことが可能になると共に、帯状のサイドシート材21を介することによって、多数のサイドパネル材20を一定のラインに沿ってスムーズに移動させたり位置決めしたりすることが可能になるので、サイドパネル15を有する使い捨ておむつ10の高速生産性を容易に向上させることが可能になる。
なお、本発明は、上記第1実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、製造すべき吸収性物品は、使い捨ておむつに限定されることなく、ウイング部を張り出して設けたナプキン等、その他のサイドパネルを有する種々の吸収性物品を製造するために本発明を適用することができる。また、原反を切断して得られるサイドパネル材は、等脚台形形状である必要は必ずしもなく、矩形形状や、曲線状の切断線によって切断された形状等であっても良い。さらに、連続搬送されてサイドパネル材が取り付けられる帯状のサイドシート材は、立体ギャザーを形成すギャザー材である必要は必ずしもなく、吸収性物品を構成するその他の帯状のサイドシート材や、付加的に取り付けられるサイドシート材であっても良い。さらにまた、サイドパネル材を取り付けたサイドシート材が接合されるシート部材は、トップシート(表面シート)である必要は必ずしもなく、バックシート(裏面シート)や、その他の吸収性物品を構成するシート部材であっても良い。
また、本発明の製造方法は、図1に示す上記第1実施形態で用いた装置に限定されることなく、その他の種々の装置を用いて実施することができる。さらに、サイドパネル材が交互に取り付けられた一対のサイドシート材を、サイドパネル材を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させる手段としては、上述の一対のサイドシート材21が交差するように案内させるものの他、例えば図5に示すように、各サイドシート材21を、ターンバー24bや方向変換ロール24cを介して外側に折り返すように案内して、サイドパネル材21を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させることもできる。90度ターンバーは、方向を転換する装置としてはシンプルで且つ高速運転において安定的にウェブを流すことができるので、好ましくは90度ターンバーを組み合わせて用いることもできる。なお、90度ターンバーに巻きかけるサイドシート材の面にはサイドパネル材が接合されていないことが好ましく、これによってサイドパネル材のドライエッジのメクレ等を無くすことが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る吸収性物品の製造方法によって製造される使い捨ておむつを例示する部分破断平面図である。 本発明の第1実施形態に係る吸収性物品の製造方法の要部を説明する斜視図である。 (a)〜(d)は、原反を順次切断してサイドパネル材を連続的に形成し、一対の帯状のサイドシート材に取り付けて搬送方向に並べて配置するまでの各工程を説明する略示平面図である。 (a)〜(c)は、サイドパネル材を取り付けたサイドシート材をトップシートの両側縁部に沿って接合し、さらに吸収体及びバックシートを接合した後に、切断分割して吸収性物品を製造するまでの各工程を説明する略示平面図である。 本発明の他の実施形態に係る吸収性物品の製造方法の要部を説明する斜視図である。
符号の説明
10 使い捨ておむつ(吸収性物品)
11 トップシート(表面シート)
12 バックシート(裏面シート)
13 吸収体
14 吸収性本体
15 サイドパネル
16 レッグギャザー
17 フック材
18 サイドパネル材の原反
19 切断線
20 サイドパネル材
20a サイドパネル材の一方の側縁部
21 サイドシート材
22 カッティングロール
23 吸着ロール
24a,24c 方向変換ロール
24b ターンバー
25 カッター刃
26 フック材取付け装置
27 第1ホットメルト供給装置
28,30 ホットメルト
29 第1ホットメルト供給装置
31 押圧ロール
c 送出し中心線

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、液保持性の吸収体とを備える実質的に縦長の吸収性本体の両側縁部から張り出して設けられる、少なくとも一対のサイドパネルを有する吸収性物品の製造方法であって、
    帯状に送り出される原反を、送出し中心線と交差する切断線で順次切断してサイドパネル材を連続的に形成し、形成されたサイドパネル材を前記送出し中心線に沿って順次送り出す工程と、
    前記送出し中心線の両側に前記原反の幅よりも小さい間隔をおいて配置され、前記送出し中心線に沿って連続搬送される一対の帯状のサイドシート材に対して、該サイドシート材と重なる前記サイドパネル材の一方の側縁部を当該サイドシート材の内側縁部に各々接合することにより、一対のサイドシート材に、送出し方向に間隔をおいて前記サイドパネル材を一つ置きに交互に取り付ける工程と、
    前記サイドパネル材が交互に取り付けられた前記一対のサイドシート材を、連続搬送される状態を保持しつつ、前記サイドパネル材を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させると共に、前記一対のサイドシート材の間隔を調整し、且つ各サイドシート材に取り付けられた前記サイドパネル材が搬送方向の同じ位置に並ぶように調整する工程と、
    前記連続搬送されつつ間隔及びサイドパネル材の位置の調整がなされた一対のサイドシート材を、前記吸収性物品を構成するシート部材の両側縁部に沿って各々接合する工程と、
    前記サイドシート材が接合されたシート部材に前記吸収体や他のシート部材を接合した後に、切断分割して前記サイドパネルを有する吸収性物品を形成する工程とからなる吸収性物品の製造方法。
  2. 前記サイドパネル材の前記サイドシート材の内側縁部への接合は、ホットメルト等の接着剤を介して行われる請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記サイドパネル材の前記サイドシート材の内側縁部への接合は、ホットメルト等の接着剤を介した仮接合として行われ、後の工程において熱シール、超音波シール、又は圧力シールによって本接合される請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記サイドパネル材の前記サイドシート材の内側縁部への接合は、熱シール、超音波シール、又は圧力シールによって行われる請求項1記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記サイドパネル材が取り付けられた一対のサイドシート材が接合される前記シート部材は、前記表面シート又は前記裏面シートである請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記連続搬送される一対のサイドシート材の、前記サイドパネル材を接合した内側縁部が外側縁部に配置されるように移動させる手段は、90度ターンバーの組み合わせからなる請求項1〜5記載の吸収性物品の製造方法。
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