JP2008148942A - 使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状原料シートに皺や折れ曲がりを生じ難い使い捨ておむつの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】左右方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シート77を搬送しながら、隣接する使い捨ておむつの2個の脚繰り部を1個の楕円形状開口をくり抜くことで形成するに当たり、この楕円形状開口のうち、吸収体73が載置される箇所に位置する楕円形状開口の側辺部の切断工程と、この側辺部に連結する楕円形状開口の頂端部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、上記側辺部の切断工程においてはミシン目状スリット51を帯状原料シート77に入れ、次に、上記帯状原料シート77に上記吸収体73を載置して取り付け、上記頂端部の切断工程においては、帯状原料シートに切込み53を入れ、その後、上記側辺部のミシン目状スリットを破りながら帯状原料シートをくり抜いて、楕円形状開口を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつの製造方法に関するものであり、おむつとしては、平板状のおむつ展開体からパンツの形状をしたパンツ型おむつのいずれを製造する場合にも適用できる。
使い捨ておむつは長尺の帯状原料シートに吸収体等の各種部材を取り付けて連続的に製造するのが一般的であり、この際、脚繰り部分に関しては、搬送される長尺の身頃帯状原料シートに1段階切断によって脚繰り開口部をくり抜くという手順で行われていた。
1段階切断では、帯状原料シートに吸収体を載せる工程の前後どちらかで脚繰り開口部を形成しなくてはならず、切断工程の配置関係で、例えば吸収体を載せる工程より後に切断工程がある場合は脚繰り開口線の設計に自由度がなかったり、吸収体を載せる工程より前に切断工程がある場合は、皺等がよって出来上がり製品の見た目が悪くなったり、それぞれ問題があった。
そこで本願出願人は、帯状原料シートにおける脚繰り開口部分の切断を、2段階以上に分けて行う方法を見出し、既に出願した(特許文献1)。この方法によれば帯状原料シートにおける脚繰り開口部の切断線の設計に自由度があり、皺が入り難いものとなる。
特開2006−55360号公報
しかしながら上記従来例(特許文献1)では、前半段階でスリットを設けた後、吸収体を配設するまでの間、帯状原料シートを搬送方向に引っ張って搬送するときにスリット部分に張力が掛からないため、スリット近傍の帯状原料シートが垂れ下がったり、スリット穴が大きく開いたりして、帯状原料シートを安定して搬送できない場合があり、その結果、帯状原料シートに皺が入ったり、折れ曲がってめくれたりした状態で製品が出来上がってしまい、仕上がりの美麗な製品が得られないという問題があった。
そこで本発明では、帯状原料シートにおける脚繰り開口部分の切断を2段階以上に分けて行う方法において、帯状原料シート全体に亘って張力が及びやすく、その結果、帯状原料シートに皺や折れ曲がりが生じがたい使い捨ておむつの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、左右方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シートを搬送しながら、帯状原料シート上に吸収体を載置すると共に脚繰り部を形成し、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
隣接する使い捨ておむつの2個の脚繰り部を1個の楕円形状開口をくり抜くことで形成するに当たり、この楕円形状開口のうち、吸収体が載置される箇所に位置する楕円形状開口の側辺部の切断工程と、この側辺部に連結する楕円形状開口の頂端部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
上記側辺部の切断工程においてはミシン目状スリットを帯状原料シートに入れ(以下、前半切込工程と称することがある)、
次に、上記帯状原料シートに上記吸収体を載置して取り付け(以下、吸収体載置工程と称することがある)、
上記頂端部の切断工程においては、帯状原料シートに切込みを入れ(以下、後半切込工程と称することがある)、
その後、上記側辺部のミシン目状スリットを破りながら帯状原料シートをくり抜いて、楕円形状開口を形成する(以下、脚繰り部形成工程と称することがある)
ことを特徴とする使い捨ておむつの製造方法である(以下、これを第1の発明と称することがある)。
従来例の様に前半段階でのスリットを完全な切り込みにしてしまうと、スリット部分近傍での帯状原料シートに張力がかからないため、支えがなくなり皺が寄ることになるが、第1の発明の様にミシン目状スリットにしておくと、ミシン目状スリットの切り残し部分(繋がっている部分)の存在によって帯状原料シートに張力がかかり、シートを安定的に支えることができるため、皺が寄り難くなる。さらに、ミシン目状スリット近傍の帯状原料シートが折れ曲がりにくくなる。そしてこの状態で吸収体を載置して取り付ければ[吸収体載置工程]、帯状原料シートの股下部分は皺や折れ曲がりのない(或いは殆どない)状態で固定される。その後脚繰り開口部分の切り残し箇所を切断すれば、脚繰り開口線がほぼ形成される[後半切込工程]。その後、帯状原料シートの上記ミシン目状スリットを破りながらくり抜いて、帯状原料シートに楕円形状開口を形成する[脚繰り部形成工程]。
この様にして製造された使い捨ておむつは、股部分に皺や折れ曲がりがなく(或いは殆どなく)外観が良好となる。しかも脚繰り開口部の形状や大きさを、吸収体の股部分の幅や帯状原料シートの股部分の幅にとらわれることなく任意に設定することが可能であり、従って、脚が通し易くてはき心地の良い使い捨ておむつ製品を提供することができるようになった。
上記第1の発明は、いわゆる横流し法と言われる方法である。なお、この製法は、当業界で公知のファスニングテープ付きの平板型使い捨ておむつにも、途中で二つ折りして側部を接合して形成するパンツ型使い捨ておむつにも、適用可能である。
横流し法では、脚繰り開口部分が帯状原料シートのほぼ中央位置にほぼ楕円形状に形成されることになるが(図1参照)、本発明の前半切込工程では脚繰り開口線のうち帯状原料シートの幅方向にほぼ沿った線の部分がミシン目状スリットとなっている。従って、ミシン目状スリットの切り残し部分が繋がっているから、帯状原料シートを搬送方向に引っ張り張力を掛けても支えることができ、帯状原料シートに皺や折れ曲がりを生じ難い。
上記第1の発明では前後身頃部分を構成する一連の帯状原料シートに吸収体を載置する場合を示したが、略矩形の前腹部と、この前腹部とは離間し、かつ脚繰り部が形成された後背部と、前腹部と後背部とに跨る吸収体とを備えた使い捨ておむつを製造する場合にも、2段階切断工程を適用することができる。
即ち第2の発明は、略矩形の前腹部と、この前腹部とは離間し、かつ脚繰り部が形成された後背部と、前腹部と後背部とに跨る吸収体とを備えた使い捨ておむつを製造する方法であって、後背部を構成する帯状原料シートに脚繰り部を形成する工程と、前腹部を構成する帯状原料シートと後背部を構成する帯状原料シートに吸収体を載置する工程を含み、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
脚繰り部の形成を、吸収体が載置される箇所においては吸収体を幅方向に横切る横断部の切断工程と、隣接する吸収体間においては、上記横断部に連結し、後背部へ向かって湾曲する半楕円形状の湾曲部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
上記横断部の切断工程においてはミシン目状スリットを後背部の帯状原料シートに入れ(以下、後背前半切込工程と称することがある)、
次に、前腹部の帯状原料シートと後背部の帯状原料シートに吸収体を載置して取り付け(以下、吸収体載置工程と称することがある)、
上記湾曲部の切断工程においては、後背部の帯状原料シートに切込みを入れ(以下、後背後半切込工程と称することがある)、
その後、横断部のミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離し、脚繰り部を形成する(以下、脚繰り部形成工程と称することがある)
ことを特徴とする使い捨ておむつの製造方法である。
上記方法においては、帯状原料シートを切断することにより、後背部の脚繰り部と後背部尻部の下端縁(横断部;着用時の下端縁)とを形成している。上述の様にこの切断工程を2段階以上に分けて行うこととし、後背前半切込工程において、吸収体と重なる予定の横断部についてはミシン目状スリットを入れることで、帯状原料シートに切り残し部分が多く残るため、帯状原料シート全体に亘って張力をかけることができる。従って、次の吸収体載置工程において、帯状原料シートに皺や折れ曲がりのない(或いは殆どない)状態で吸収体を重ねて取り付けることができ、得られる使い捨ておむつ製品は、良好な外観を呈する。
殊に脚繰り部に沿って、脚繰用弾性部材を設けた後背部の帯状原料シートにあっては、仮に先に切除部(トリム)を切り離してしまうと、蛇行配置された脚繰用弾性部材が収縮して後背部の尻部分が捲れ上がる懸念があるが、第2の発明の様に後背前半切込工程においては帯状原料シートを一部繋がった状態とし、さらにミシン目状スリットによって帯状原料シートに切り残し部分を残した状態にできるので搬送方向に安定的に支えることができ、折れ曲がって捲れたり皺がよったりすることなく平面状を保つことができる。そしてこれに吸収体を重ねて取り付ければ[吸収体載置工程]、帯状原料シートは折れ曲がりによる捲れや皺のない(或いは殆どない)状態で固定される。その後、湾曲部を切断する[後半切込工程]ことで、隣接する脚繰り部が連結して、切除すべき部分が一体となるため、上記ミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離す作業が容易となる。これにより、脚繰り部と後背部の尻部分の下端縁が形成される[脚繰り部形成工程]。
この様にして製造された使い捨ておむつは折れ曲がりや皺がなく(或いは殆どなく)見た目が良い。しかも脚繰り開口線を、吸収体の股部分の幅や帯状原料シートの股部分の幅にとらわれることなく任意に設定することが可能となる。従って、脚が通し易くてはき心地の良い使い捨ておむつ製品を提供することができるようになった。もちろんこの製法においても、平板型使い捨ておむつとパンツ型使い捨ておむつの両方に適用可能である。
第3の発明は、上下方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シートを搬送しながら、帯状原料シート上に吸収体を載置すると共に脚繰り部を形成し、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
使い捨ておむつの左右の弧状の脚繰り部を形成するに当たり、この弧状脚繰り部のうち、吸収体が載置される箇所に位置する中央部の切断工程と、この中央部に連結する両端部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
上記中央部の切断工程においてはミシン目状スリットを帯状原料シートに入れ(前半切込工程)、
次に、上記帯状原料シートに上記吸収体を載置して取り付け(吸収体載置工程)、
上記両端部の切断工程においては、帯状原料シートに切込みを入れ(後半切込工程)、
その後、上記中央部のミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離し、弧状の脚繰り部を形成する(脚繰り部形成工程)
ことを特徴とする使い捨ておむつの製造方法である。
上記方法は、いわゆる縦流し法である。脚繰り部が帯状原料シートの両側にそれぞれ弧状に形成されることになるが(図6参照)、この第3の発明の前半切込工程では脚繰り部がトリムとして切り離されず、弧状両端部(切り残し部分)で繋がっているので、帯状原料シートのほぼ全域を把持して支えることができ、従って帯状原料シートに皺や折れ曲がりを生じ難い。もちろんこの製法においても、平板型使い捨ておむつとパンツ型使い捨ておむつの両方に適用可能である。
第1〜3の発明に係る使い捨ておむつの製造方法によれば、帯状原料シートに脚繰り線を自由に設定でき、しかも前後身頃或いは前腹部や後背部のシートに余計な折れ曲がりや皺がない(或いは殆どない)ので、脚が通し易くてはき心地が良く、見た目も良い使い捨ておむつを製造することが可能となる。
<実施形態1>
図1の(a)は第1の発明の実施形態1に係る使い捨てパンツ型おむつの製造方法を説明する為の製造流れ図である。この製造ラインは、パンツ型おむつの左右方向にシートを搬送して製造する所謂横流し法によるものであり、左右方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シート77が図1(a)に示す矢印A方向に進んで、図5の右側に示す様なパンツ型おむつ70が連続的に製造される例を示している。
本実施形態1の製造方法としては、隣接する使い捨ておむつの2個の脚繰り部を1個の楕円形状開口をくり抜くことで形成するに当たり、この楕円形状開口のうち、吸収体73が重ねられる予定の箇所(図1(a)に、吸収体73の載置予定箇所を二点鎖線で示す)に位置する楕円形状開口の側辺部に沿ったミシン目状スリット51を、前後身頃部分を構成する一連の帯状原料シート77に入れる[前半切込工程P]。このスリット51としては吸収体73が重ねられない箇所に少々はみ出しても良く、むしろはみ出した方が、後の後半切込工程Rにて楕円形状開口の頂端部に沿った切込みを入れる際に、切込み線を上記ミシン目状スリット51と連続させ易くなるので好ましい。該ミシン目状スリット51の形成は、ミシン目状スリット51と同一形状の刃41を有するドラムカッター45を用いて行うと良い(図1の(b):前半切込工程Pで用いるドラムカッター45を示す斜視図)。
この様にして前半切込工程Pで脚繰り開口部の一部を切断しても、吸収体73が重ねられない箇所の殆どにおいて繋がっているから、帯状原料シート77をシート搬送方向Aに張力をかけて保持しても、帯状原料シート77は引っ張り皺等を生じ難く、平面状を保つことができる。さらに、ミシン目状スリット51は切り残し部分を有しているから、帯状原料シート77が安定的に支えられ、皺が寄り難くなり、ミシン目状スリット51近傍の帯状原料シート77が折れ曲がりにくくなる。
次に、別途作製しておいた吸収体73を帯状原料シート77の肌側面に重ねて接着する[吸収体載置工程Q]。このとき上述の様に帯状原料シート77は平面状態が保たれているから、皺なく吸収体73を接着でき、そして吸収体73の接着によって股下部分は皺のない状態に保持され、出来上がり製品としても良好な外観となる。
尚吸収体73としては、肌側に透液性のトップシート、表側に不透液性のバックシートを配置して、これらシート間に吸収性コアを挟んだ構造のものが挙げられ、その他後述の様に、これに更にサイドシートを両側縁長手方向に設け、立体用弾性糸条を配して該サイドシートが肌に向かって立ち上がる構成としたもの、更に両側縁長手方向に股下用弾性糸条を配置して脚繰りの股下位置のフィット性を向上させたものであっても良い。
次いで帯状原料シート77に対し、楕円形状開口のうち前半切込工程Pで切り残した頂端部(吸収体73が重ねられていない箇所における脚繰り開口部分の切り残し箇所)に弧状の切り込み53を入れる[後半切込工程R]。この切り込み53を入れることより、先に入れたミシン目状スリット51と繋がり、楕円形状の不要シート59がくり抜き可能となる[脚繰り部形成工程S]。尚この切断操作には楕円形状開口の頂端部(切り込み53)に対応する刃43を備えたドラムカッター44を用いる(図1の(c):後半切込工程Rで用いるドラムカッター44を示す斜視図)。また切り込み53は上記スリット51と若干交叉する様にすることが推奨され、切り残しの無いようにする。不要シート59は、高圧のエアー吸引によってトリム回収ボックスに吸引することで引き剥がす、あるいは、本発明の工程に連動して作動する板状あるいは棒状の突き具で突いて引き剥がす等によってくり抜くことができる。これにより、隣接する使い捨ておむつ2個分の脚繰り部に相当する楕円形状開口が形成される。
その後従来と同様に、ウエスト用弾性糸条を帯状原料シート77の両端縁に配する等し、前身頃部72側を後身頃部71に重ねる様に折り畳み、脇線部78を接合し、続いてこの脇線部78横を切断して個々のパンツ型おむつ70に分ける。この様にして使い捨てパンツ型おむつ70が得られる。
以上の様に本実施形態1の製造方法によれば、脚繰り部を形成する際の楕円形状開口の切断を2段階に分け、第1段階目の切断(前半切込工程P)においては、吸収体73が載置される予定の箇所、すなわち楕円形状開口の両側辺部をミシン目状にスリットしているので、帯状原料シート77を搬送方向に引っ張ってもしっかりと保持することができ、従って皺がより難い。また、楕円形状開口の頂端部はまだ切断されておらず、ミシン目状スリット51には切り残し部分があるため、帯状原料シート77を安定的に支えることができ、皺がより難くなり、ミシン目状スリット51近傍の帯状原料シート77が折れ曲がりにくくなる。よって出来上がり製品70の外観が良好となる。また、脚繰り部の形状や開口の大きさを、吸収体73の股部分の幅や帯状原料シート77の股部分の幅にとらわれることなく任意に設定することが可能であり、従って出来上がり製品70を、脚が通し易くてはき心地の良いものとすることができる。
<実施形態2>
図2の(a)は第2の発明の実施形態2に係る使い捨てパンツ型おむつの製造方法を説明する為の製造流れ図であり、図3はこの製造流れを側面から表した概略図である。図4はこの実施形態2で得られるパンツ型おむつ60を表す図であり、その(a)は斜視図で、(b)はこのパンツ型おむつ60の脇線部67を開けた状態の展開図である。実施形態2の製造ラインは、パンツ型おむつの左右方向にシートを搬送して製造する所謂横流し法によるものであり、帯状原料シート11,12が図2(a)に示す矢印A方向に進んで、図4に示す様な腹部伸縮自在・股部開閉自在なパンツ型おむつ60が連続的に製造される。
先ずこの製造ラインにより得られる使い捨てパンツ型おむつ60の構造について説明する。
図4に示す様にこのパンツ型おむつ60は、後背部61と前腹部62が脇線部67で接合され、後背部61から延びた吸収体63を前腹部62に対して取り付けてパンツ型とするものである。前腹部62から後背部61に至って胴回り方向にウエスト位置にはウエスト用弾性糸条84、腹回り位置にはボディ用弾性糸条64が配置され、胴回りのフィット性が向上したものとなっている。更に後背部61及び前腹部62の脚繰り開口縁11a,12a付近には脚繰り用弾性糸条68が配置され、これにより脚繰りが着用者の脚にフィットする様になっている。
次にこのパンツ型おむつ60の製造方法について説明する。
図2(a)に示す様に、先ず前腹部62の帯状原料シート12として、2枚の長尺の帯状シート(内装シート82,外装シート92)の間に、ボディ用弾性糸条64、ウエスト用弾性糸条84及び脚繰用弾性糸条68を胴腹回り方向(搬送方向A)に伸張させた状態で挟み込んで接着したものを作製する。尚図示しないがウエスト用弾性糸条84については外装シート92の幅方向(搬送方向Aに直交する方向)端縁を折り返して挟む様にしてもよい。
他方、後背部61の帯状原料シート11として、2枚の長尺の帯状シート(内装シート81,外装シート91)の間にボディ用弾性糸条64及びウエスト用弾性糸条84を胴腹回り方向に伸張状態で挟み込むと共に、脚繰り部分の弾性糸条68を伸張湾曲させながら挟み込み、これらを接着したものを作製する。尚上記と同様にウエスト用弾性糸条84については外装シート91の幅方向(搬送方向Aに直交する方向)端縁を折り返して挟む様にしてもよい。次に後背部帯状原料シート11に対し、後背部下端縁11aとなる箇所のうち、吸収体63が重ねられる箇所には、吸収体を幅方向に横切る横断部にミシン目状スリット21を入れる[前半切込工程P]。この横断部は、直線であっても曲線であっても構わない。仮に後背部下端縁11a全体を先に切り離すと、脚繰用弾性糸条68の収縮力によって後背部の尻部分61hが捲れ上がる懸念があるが、ミシン目状スリット21にしたためと、吸収体63が重ねられない箇所G(図2(a)にGで示して二点鎖線で囲んだ箇所;以下、非載置箇所Gと称することがある)における湾曲部についてはこの段階では切断されていないため、後背部の尻部分61hは捲れることなく平面状を保つ。尚この後背部61の場合もスリット21が非載置箇所Gにはみ出して良い。この切り込み操作には、スリット21に対応する刃34備えたドラムカッター35を用いる(図2(b):前半切込工程Pで用いるドラムカッター35を示す斜視図)。
また別途、吸収体63を作製する。なお吸収体63は図4(b)に示す如きものであり、肌側に透液性のトップシート75、内装シート81,82側に不透液性のバックシート76を配置して、これらシート75,76間に吸収性コア66を挟んだ構造となっており、更に吸収体63の両側縁部分に長手方向に延びるサイドシート74が取り付けられ、このサイドシート74の中央縁付近に立体用弾性糸条69が挟み込まれてこの弾性力によりサイドシート74が肌に向かって立ち上がる様になっている。
次に上記後背部帯状原料シート11(ミシン目状スリット21の入ったもの)および前腹部帯状原料シート12の肌面側の吸収体載置予定箇所(図中左側の二点鎖線で示した箇所)に吸収体63を重ねて接着する[吸収体載置工程Q]。このとき尻部分61hは平面状態が保たれているため、後背部帯状原料シート11と吸収体63の位置決めが容易であり、歩留まりが格段に高くなる。
次いで、後背部61の下端縁11aとなる箇所のうち前半切込工程Pで形成したミシン目状スリット21(横断部)と隣接するミシン目状スリット21との間に、湾曲(半楕円形)状の切り込み31(湾曲部)を入れる[後半切込工程R]。この切り込み操作には、半楕円形の刃19を備えたドラムカッター25を用いる(図2(c):後半切込工程Rで用いるドラムカッター25を示す斜視図)。尚切り込み31は上記ミシン目状スリット21と若干交叉する様にすることが推奨され、切り残しの無いようにする。
上記切り込み31を入れることによって、先に入れたミシン目状スリット21と繋がる。高圧のエアーでトリム17を吸引することでミシン目状スリット21が破れるので[脚繰り部形成工程S]、連なったトリム17を回収ボックス27に移動させれば、トリム17を確実に回収することができる。あるいは、切り込み31近傍を把持できる装置で、トリム17を引き剥がすこともできる。また、本発明の工程に連動して作動する板状あるいは棒状の突き具で突いて引き剥がす等の工夫を施すようにすればよい。これにより、脚繰り部と後背部の尻部分の下端縁とが形成され、後背部下端縁11aが形成される。後背部上端縁には後背部帯状原料シートの他端縁をそのまま(切断することなく)用い、前腹部の上端縁と下端縁も前腹部帯状原料シートの両端縁をそのまま用いればよい。
図3中、26はドラムカッター25に対向するドラム(アンビル)である。
その後は、図5に示すように、後背部帯状原料シート11に前腹部帯状原料シート12を重ねる様に折り畳み[2つ折工程T]、脇線部67を接合し[脇線接合工程U]、続いてこの脇線部67横を切断して[個別切断工程V]、個々のパンツ型おむつ60(70)に分ける。なお、図5に示す工程は、図1に示す工程の続きとしても適用できる。
この様にしてパンツ型おむつ60が得られる。
以上の様に、本実施形態2の製造方法によれば、後背部の脚繰り部を形成するに当たり、切断工程を2段階に分け、第1段階目の切断(前半切込工程P)においては、吸収体載置予定箇所における横断部をミシン目状スリット21とし、蛇行する後背部下端縁11aのうち脚繰りの湾曲部は繋がった状態としているので、後背部帯状原料シート11の平面状態が保たれ、そしてこの状態で、即ち2段階目の切断(後半切込工程R)の前に、吸収体63を重ねて取り付けることとしているから、位置決めが容易であり、また後背部帯状原料シート11が捲れたり皺がよった上に吸収体63が取り付けられるということがない。
加えて第1段階目の切断(前半切込工程P)において横断部をミシン目状スリット21としているので、帯状原料シート11を搬送方向Aに引っ張ってもしっかりと保持することができ、従って皺がより難い。また、ミシン目状スリット21は切り残し部分を有しているから、帯状原料シート11が安定的に支えられ、皺が寄り難くなり、ミシン目状スリット21近傍の帯状原料シートが折れ曲がりにくくなる。よって出来上がり製品60の外観が良好となる。また、脚繰り部の形状や大きさを、吸収体63の股部分の幅や帯状原料シート11,12の股部分の幅にとらわれることなく任意に設定することが可能であり、従って出来上がり製品60を、脚が通し易くてはき心地の良いものとすることができる。また、横断部と湾曲部を切断することで、隣接する湾曲部が連結して切除すべき部分が一体となるため、上記ミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離す作業が容易となる。
<実施形態3>
図6は第3の発明の実施形態3に係る使い捨ておむつの製造方法を説明する為の製造流れ図である。この製造ラインは、おむつの上下方向にシートを搬送して製造する所謂縦流し法によるものであり、上下方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シートが図6に示す矢印A方向に進んで使い捨ておむつが連続的に製造されることとなる。
上記実施形態1と同様に、本実施形態3の製造方法においても、帯状原料シート77に対し、吸収体73が重ねられる予定の箇所(図6に、吸収体73の載置予定箇所を二点鎖線で示す)である弧状脚繰り部の中央部について、ミシン目状スリット55を入れる[前半切込工程P]。尚このスリット55は吸収体73が重ねられない箇所に少々はみ出す様にすることが好ましい。次に吸収体73を重ねて接着し[吸収体載置工程Q]、続いて前半切込工程Pで切り残した弧状脚繰り部の両端部(吸収体73が重ねられていない箇所における弧状脚繰り部の切り残し箇所)に切り込み56を入れ[後半切込工程R]、弧状脚繰り部のトリム57を切除する。その後、おむつ上下の切断線58で切り離して個々のおむつとする。
本実施形態3では、前半切込工程Pでは弧状脚繰り部が切れ端(トリム57)として切り離されることがなく、帯状原料シート77と繋がった状態であるので、帯状原料シート77を搬送方向Aに向かって全体的に把持して支えることができ、従って皺がより難く、良好な外観のおむつを得ることができる。さらに、弧状脚繰り部の形状や大きさを、吸収体73の股部分の幅や帯状原料シート77の股部分の幅にとらわれることなく任意に設定することが可能であり、従って出来上がり製品を、脚が通し易くて着け心地の良いものとすることができる。
尚、上記実施形態1〜3で製造される使い捨ておむつ(70,60等)の各材料としては、一般的な使い捨ておむつに用いられる材料を使用でき、例えば次の如く材料が挙げられる。
外装シート92,91としては、スパンボンド不織布,メルトブロー不織布,SMS不織布(メルトブロー層の両側にスパンボンド層を配置させ、全体をヒートエンボス加工して得られる不織布)等の、通気性があって撥水性である不織布材料の他、織物や編物が挙げられる。好ましくは、目付10〜45g/m2の撥水性不織布材料である。
内装シート82,81、身頃帯状原料シート77としては、スパンボンド不織布,メルトブロー不織布,SMS不織布等の、通気性がある不織布材料が挙げられ、特に捲縮がかかった繊維を有するスパンボンド不織布が好適である。目付量としては10〜35g/m2が好ましい。その材料としてはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。また親水化(界面活性剤を塗布する、或いは親水性繊維(レーヨン、コットン等)を若干混ぜる)しても良い。親水化することにより、肌に当接した場合の感触がより良好になったり、また吸汗したりする効果が期待できる。
トップシート75としては、透液性の不織布材料が好ましく、例えば親水性繊維(セルロース,レーヨン,コットン等)を用いた不織布材料、あるいは疎水性繊維(ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ポリアミド等)の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布材料が挙げられる。好ましくは、目付10〜35g/m2の疎水性繊維の表面を界面活性剤により処理して透液性とした不織布材料(ポイントボンド不織布,エアースルー不織布)が挙げられる。
バックシート76としては、撥水性不織布材料(スパンボンド不織布,メルトブロー不織布,SMS不織布等)やプラスチックフィルム、またその複合材料が挙げられる。尚上記プラスチックフィルムは通気性であっても非通気性であっても良いが、より好適な態様としては通気性プラスチックフィルムが望ましい。より好ましくは目付15〜50g/m2の通気性ポリエチレンフィルムである。
吸収性コア66としては、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸水体を混合した吸収コアを、ティッシュペーパー等の紙シートあるいは透液性不織布シート等の被覆シートで包み、所定の形状(長方形,砂時計型,ひょうたん型等)に成形したものが一般的な吸収性コアとして挙げられる。加えて、着用者が歩いたり、寝返りを打ったりしても形状を保持できる様にする目的で、親水性繊維集合体中やシートに形状保持手段(ホットメルト接着剤の塗布、合成繊維の混合)を施しても良い。また上記繊維や高分子吸水体をシート状に成形したシート状吸収性コア(例えばエアレイド吸収性コア)などを所定の形状(長方形,砂時計型等)に成形して用いても良い。
サイドシート74としては、スパンボンド不織布,メルトブロー不織布,SMS不織布等の通気性があって撥水性である不織布材料が挙げられ、好ましくは目付10〜25g/m2の撥水性不織布材料が挙げられる。
ボディ用弾性糸条64,ウエスト用弾性糸条84,脚繰用弾性糸条68,立体用弾性糸条69としては、使い捨ておむつに一般的に用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸,ポリウレタンフィルム,天然ゴム等)を用いると良く、各種シートの間に伸張状態で、ホットメルト接着剤,熱接着,超音波接着等の好適な添設手段によって添設すると良い(添設手段としてはゴム系のホットメルト接着剤を用いることがより好ましい)。弾性糸条としては、繊度100〜2500デシテックスのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して添設するのが好ましい。
尚各材料の接合方法としては、ホットメルト接着剤による接着、超音波シール、熱接合等の方法が挙げられる。ホットメルト接着剤としては、ゴム系,ポリオレフィン系,酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤から適宜選択すると良く、接着剤の塗布方法としては、接着剤排出ノズルを接触させつつ塗布する方法、カーテンスプレーコータによるメルトブロー法やスパイラルスプレー法等の非接触式塗工法で網状に塗布する方法、間欠的に塗布するビード塗布法等が挙げられる。脇線部78,67については、熱接合による接合が好ましい。
以上、本発明に係る使い捨ておむつの製造方法に関して、図面を参照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、上記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
例えば実施形態1では前半切込工程において、ドラムカッター45としてスリット51を1つのおむつ単位毎に入れる構成のものを示したが(図1参照)、これに限るものではなく、例えば、隣り合うおむつの一方脚繰り開口線同士をセットとして切断するようにしても良い。
ミシン目状スリット21,51,55については種々設定が可能である。図7に示すように、(a)直線状の切込部91と切り残し部92の組み合わせ、(b)円状の切込部91と切り残し部92の組み合わせ、(c)菱形状の切込部91と切り残し部92の組み合わせ、等が考えられる。切り残し部92についてはミシン目状スリット21,51,55の範囲内において最低1箇所あれば良いが、好ましくは、ミシン目状スリットの長さ方向93に沿って、切込部91と切り残し部92との長さ比が1:1〜20:1となることが好ましい。さらに切込部91の長さ方向93に沿う長さとしては、1〜20mmが望ましい。
図8にミシン目状スリットの変形例を示す。ミシン目状スリット21の搬送方向Aにおける端縁部分を丸くすることで後背部61の湾曲部端縁を丸く設定できて、履き心地の良い、美麗な使い捨ておむつを得ることができる。また、ミシン目状スリット21,51,55については直線状に限られず、曲線や折れ線等、適宜変形可能である。
上記実施形態1〜3の製造方法は、展開型おむつやパンツ型おむつ等の各種使い捨ておむつを製造する場合にも適用可能である。
更に上記実施形態では、前半切込工程,後半切込工程をそれぞれ1の切込操作で行うものを示したが、これら各切込工程を複数段階に分けて切り込みを入れる様にしても良い。
(a)は第1の発明の実施形態1に係る使い捨てパンツ型おむつの製造方法を説明する為の製造流れ図であり、(b)は前半切込工程で用いるドラムカッターを示す斜視図で、(c)は後半切込工程で用いるドラムカッターを示す斜視図である。 (a)は第2の発明の実施形態2に係る使い捨てパンツ型おむつの製造方法を説明する為の製造流れ図であり、(b)は前半切込工程で用いるドラムカッターを示す斜視図で、(c)は後半切込工程で用いるドラムカッターを示す斜視図である。 実施形態2の製造流れを側面から表した概略図である。 (a)は使い捨てパンツ型おむつの一例を表す斜視図で、(b)はこの使い捨てパンツ型おむつの脇線部を開けた状態の正面図である。 第1の発明および第2の発明の使い捨てパンツ型おむつの製造方法を説明する為の製造流れ図である。 第1の発明の実施形態3に係る使い捨ておむつの製造方法を説明する為の製造流れ図である。 ミシン目状スリットの変形例説明図である。 前半スリット変形例説明図である。
符号の説明
11 後背部帯状原料シート
11a 後背部下端縁
12 前腹部帯状原料シート
12a 前腹部下端縁
19,34,41,43 刃
25,35,44,45 ドラムカッター
17,57 トリム
21,51,55 ミシン目状スリット
31,53,56 切り込み
61 後背部
62 前腹部
63,73 吸収体
68 脚繰用弾性糸条
77 帯状原料シート

Claims (3)

  1. 左右方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シートを搬送しながら、帯状原料シート上に吸収体を載置すると共に脚繰り部を形成し、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
    隣接する使い捨ておむつの2個の脚繰り部を1個の楕円形状開口をくり抜くことで形成するに当たり、この楕円形状開口のうち、吸収体が載置される箇所に位置する楕円形状開口の側辺部の切断工程と、この側辺部に連結する楕円形状開口の頂端部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
    上記側辺部の切断工程においてはミシン目状スリットを帯状原料シートに入れ、
    次に、上記帯状原料シートに上記吸収体を載置して取り付け、
    上記頂端部の切断工程においては、帯状原料シートに切込みを入れ、
    その後、上記側辺部のミシン目状スリットを破りながら帯状原料シートをくり抜いて、楕円形状開口を形成することを特徴とする使い捨ておむつの製造方法。
  2. 略矩形の前腹部と、この前腹部とは離間し、かつ脚繰り部が形成された後背部と、前腹部と後背部とに跨る吸収体とを備えた使い捨ておむつを製造する方法であって、後背部を構成する帯状原料シートに脚繰り部を形成する工程と、前腹部を構成する帯状原料シートと後背部を構成する帯状原料シートに吸収体を載置する工程を含み、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
    脚繰り部の形成を、吸収体が載置される箇所においては吸収体を幅方向に横切る横断部の切断工程と、隣接する吸収体間においては、上記横断部に連結し、後背部へ向かって湾曲する半楕円形状の湾曲部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
    上記横断部の切断工程においてはミシン目状スリットを後背部の帯状原料シートに入れ、
    次に、前腹部の帯状原料シートと後背部の帯状原料シートに吸収体を載置して取り付け、
    上記湾曲部の切断工程においては、後背部の帯状原料シートに切込みを入れ、
    その後、横断部のミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離し、脚繰り部を形成すことを特徴とする使い捨ておむつの製造方法。
  3. 上下方向に連続する使い捨ておむつを構成する帯状原料シートを搬送しながら、帯状原料シート上に吸収体を載置すると共に脚繰り部を形成し、その後、個々の使い捨ておむつに切り離す使い捨ておむつの連続製造方法において、
    使い捨ておむつの左右の弧状の脚繰り部を形成するに当たり、この弧状脚繰り部のうち、吸収体が載置される箇所に位置する中央部の切断工程と、この中央部に連結する両端部の切断工程との2段階以上に分けて行うこととし、
    上記中央部の切断工程においてはミシン目状スリットを帯状原料シートに入れ、
    次に、上記帯状原料シートに上記吸収体を載置して取り付け、
    上記両端部の切断工程においては、帯状原料シートに切込みを入れ、
    その後、上記中央部のミシン目状スリットを破りながら切除部を切り離し、弧状の脚繰り部を形成することを特徴とする使い捨ておむつの製造方法。
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