JP4280187B2 - 開閉式使い捨てパンツの製造方法 - Google Patents

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本発明は、開閉式使い捨てパンツの製造方法に関するものである。
図16に示すように、後背部105と、この後背部105から幅方向の両側へ延びる前帯部106と、上記後背部105から股下を通して着用者の前腹側へ折り返し可能な吸収性本体104とを有し、折り返された吸収性本体104と着用者の胴回りに巻き付けられた前帯部106とを止着した形態で着用可能な開閉式使い捨てパンツ100が知られている。
この種の使い捨てパンツ100を製造する場合、図17に示すように、後背部105を構成する帯101と、前帯部106を構成する帯102とをそれぞれライン方向に沿って平行して搬送可能な製造ラインで製造するのが一般である。
この製造ライン上では、まず、帯102にミシン目103を形成し、その下流側において、吸収性本体104を帯101と帯102に跨った姿勢で載置する。このとき、吸収性本体104は、その前部がミシン目103を跨ぐように配置された状態で帯102の上面に対して剥離可能に止着するとともに、その後部が帯101の上面に接合されることになる。次いで、帯101と102とを重ね合わせるように吸収性本体104を二つ折りにし、吸収性本体104の両側で帯101と102を熱溶着等によりシールして、カットすることにより、使い捨てパンツ100が製造される。
このように製造された使い捨てパンツ100を着用する場合、着用者は、ズボンを穿くようにウエスト用の開口から脚穴用の開口まで両足を通した後、腰まで引き上げることになる。そして、使い捨てパンツ100を脱ぐ場合には、着用者は、図16(a)のような着用形態から図16(b)のように、前帯部106のミシン目103を切り離し、さらに図16(c)のように二つ折りにされている吸収性本体104を展開することができる。
一方、図16(c)のように、一旦展開された使い捨てパンツ100を再び着用する場合、着用者は、両前帯部106を胴回りに締め付けつつ巻き付ける必要が生じるので、少なくとも一方の前帯部106を引っ張り易くするために、前帯部106に対して、図17(d)のような帯摘み部107を延出して形成することが要請されている。
そして、上記の要請に応じて、図17のように帯102をライン方向に沿って搬送して使い捨てパンツ100を製造する製造方法において、搬送されている帯102に対して帯摘み部107を容易に形成可能な方法が要望されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ライン方向に沿って搬送されている前帯部形成帯に対して帯摘み部を容易に形成することができる製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、後背部と、この後背部から幅方向の両側へ延びる前帯部と、上記後背部から股下を通して着用者の前腹側へ折り返し可能な吸収性本体と、少なくとも一方の前帯部から上記幅方向へ延出する帯摘み部とを有し、着用者の胴回りに巻き付けられた前帯部と折り返された吸収性本体とを前腹側で止着した形態として着用可能な開閉式使い捨てパンツの製造方法であって、前帯部形成帯を、その長手方向がライン方向に沿うように搬送する前帯部形成帯搬送工程と、搬送されている前帯部形成帯に対して、その幅方向に沿って切断線を形成する切断線形成工程と、基端部に接合部を有し、前帯部に対して止着・剥離可能な止着部を先端部に有する帯摘み部を、両端部が上記切断線を挟んで配置されるように、前帯部形成帯上に載置する載置工程と、載置されている帯摘み部の接合部を前帯部形成帯に接合する摘み部接合工程と、前帯部形成帯と並行するように後背部形成帯を搬送する後背部形成帯搬送工程と、後背部形成帯に対して吸収性本体の後部を接合する一方、この吸収性本体の前部を前帯部形成帯に止着する吸収性本体セット工程と、後背部形成帯と前帯部形成帯とを重ね合わせるように吸収性本体を二つ折りにする折り返し工程と、ライン方向における吸収性本体の両側位置で、重ね合わされた後背部形成帯と前帯部形成帯とを接合して、後背部と前腹部とを区画するサイドシール工程と、接合された両帯を、上流側の接合個所に沿って裁断する前後帯裁断工程とを含んでいることを特徴とする方法である。
上記開閉式使い捨てパンツの製造方法において、上記止着部はメカニカルファスナーのフック材により構成されており、このフック材を止着・剥離可能なループ材を前帯部形成帯上に接合するループ材接合工程をさらに含み、上記切断線形成工程では、前帯部形成帯及びこれに接合された上記ループ材に対して切断線を形成し、上記載置工程では、帯摘み部をループ材上に載置し、上記摘み部接合工程では、帯摘み部の接合部をループ材に接合することが好ましい。
上記開閉式使い捨てパンツの製造方法において、搬送されている前帯部形成帯に対して、ライン方向に沿って伸張状態で弾性部材を添設する添設工程をさらに含んでいることが好ましい。
上記開閉式使い捨てパンツの製造方法において、幅方向の両側で長手方向に沿って形成された上記止着部と接合部とを有する摘み部形成帯を、上記ライン方向に沿って搬送する摘み部形成帯搬送工程と、搬送されている摘み部形成帯を幅方向に沿って裁断して帯摘み部を形成する摘み部形成帯裁断工程と、裁断された帯摘み部を90°回転させる回転工程とをさらに含み、上記載置工程で、回転した帯摘み部を前帯部形成帯上に載置することが好ましい。
本発明によれば、ライン方向に沿って搬送されている前帯部形成帯に対して、切断線形成工程、載置工程、摘み部接合工程を順次実行することにより、切断線に沿って展開可能な前帯部を形成することができ、この前帯部を展開した場合には、基端部が前帯部に接合された帯摘み部の先端部は、当該前帯部から延出することになる。
そして、上記のように加工された前帯部形成帯を用いて、さらに後背部形成帯搬送工程、吸収性本体セット工程、折り返し工程、サイドシール工程、前後帯裁断工程を実行することにより、前帯部から延出する帯摘み部を有する開閉式使い捨てパンツを製造することができる。
したがって、本発明の方法では、前帯部形成帯に対して切断線形成工程、載置工程、摘み部接合工程を順次実行するといった比較的簡易的な手順で帯摘み部を形成することができるので、ライン方向に沿って搬送されている前帯部形成帯に対して帯摘み部を容易に形成することができる。
ループ材接合工程を含む製造方法によれば、メカニカルファスナーのフック材を帯摘み部に形成する一方、ループ材を前帯部に接合するといった簡易的な方法で前帯部同士の止着・剥離性能を具現化することができるので、帯摘み部に粘着材を塗布して止着部を形成するといった方法と比較して、開閉式使い捨てパンツの製造作業の作業性を向上させることができる。
添設工程を含む製造方法によれば、製造後の前帯部には、着用者の胴回りに沿って弾性部材が配置されることになるので、着用時に前帯部が着用者の前腹にフィットする着用感の良い開閉式使い捨てパンツを製造することができる。
回転工程を含む製造方法によれば、摘み部形成帯搬送工程において前帯部形成帯と並行させるように帯摘み部形成帯を搬送するとともに、帯摘み部形成帯を裁断して帯摘み部を形成し、この帯摘み部を回転工程で回転させて、前帯部形成帯のラインに合流させることができるので、この合流地点よりも上流側で帯摘み部を上記ライン方向に沿って製造することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、開閉式使い捨てパンツ1の展開正面図であり、この使い捨てパンツ1は、パンツ本体2と吸収性本体3とを組み合わせて構成されている。
図6(a)は、吸収性本体3の正面図、図6(b)は、図6(a)のA−A線断面図、図7は、図6(a)のB−B線断面図である。
上記吸収性本体3は、第1吸収体6と、この第1吸収体6の下に接合部19により接合された第2吸収体7とを備えている。
第1吸収体6は、親水性の第1トップシート8と、不透液性若しくは撥水性の第1バックシート9との間に第1吸収コア10が挟み込まれて接合されている。
第2吸収体7は、親水性の第2トップシート11と、不透液性若しくは撥水性の第2バックシート12との間の左右両側位置に第2吸収コア13がそれぞれ挟み込まれて接合されている。
第2バックシート12の外側には、撥水性シート14が接合されて、この撥水性シート14と第2トップシート11とが接合されることになる。この撥水性シート14は、肌触りを良くするためのものであるが、撥水性シート14を省略して、第2バックシート12を延出させることにより、第2バックシート12と第2トップシート11とを接合することも可能である。
第1吸収体6は、砂時計形に形成されているとともに、第2吸収体7は、第1吸収体6よりも大きい砂時計形に形成されている。
第1吸収体6の第1吸収コア10は、第1吸収体6の外輪郭に沿った砂時計形であるが、第2吸収体7の左右両側位置の第2吸収コア13は、内縁が第1吸収コア10の外縁に沿った内向きの湾曲凸形状に形成されているとともに、外縁が第2吸収体7の脚用穴Sに沿った内向き湾曲凹形状に形成されている。
そして、第1吸収体6の第1吸収コア10は、第2吸収体7の左右の第2吸収コア13間に嵌め込まれるようになっている。なお、図6(b)及び図7では、各素材の位置関係を明らかにするために、第2吸収コア13に対して第1吸収コア10が浮いているように描かれているが、実際には、第1吸収コア10と第2吸収コア13とは、図8に示すように、略フラット(略偏平)になる。
第1吸収体6の第1吸収コア10の外縁と第2吸収コア13の内縁との間の嵌め込み部分には、隙間t(図8参照:例えば3〜100mm)が形成されていることが好ましい。
第1吸収体6には、親水性の立ち上がりフラップ15が設けられている。この立ち上がりフラップ15は、第1バックシート9の下面に接着された底部15aの左右両端から第1吸収体6の両側部に沿って立ち上がり、その上端から内向きに折り返した立ち下げ端部15bには、立ち上がり用弾性部材16が長さ方向に伸張状態で添設されている。
第1吸収体6の第1トップシート8は、側端部8aが立ち上げられて、立ち上がりフラップ15の立ち下げ端部15bに接合されているとともに、第1バックシート9の側端部9aが立ち上げられて、第1トップシート8の立ち上げ側端部8aに接合されている。
第1トップシート8の側端部8aと第1バックシート9の側端部9aとは、略同じ高さで立ち上がっていることが好ましい。
第1吸収体6の立ち上がりフラップ15と第1バックシート9との間には、立ち上がり基部付近と立ち上がり中間部付近とに、立ち上がり補助用弾性部材17a、17bがそれぞれ長さ方向に伸張状態で添設されている。この立ち上がり補助用弾性部材17a、17bは、立ち上がりフラップ15の立ち上がりを確実にするためのものであり、特に、中間部付近の立ち上がり補助用弾性部材17bは、第1吸収コア10の内向き湾曲凹形状の部分の立ち上がりを確実にするために寄与するものである。なお、立ち上がり補助用弾性部材17a、17bは省略することも可能である。
第2吸収体7の第2トップシート11と撥水性シート14との間の両端部には、脚用穴Sと第2吸収コア13との外縁とに沿って脚用弾性部材18が長さ方向に伸張状態で添設されている。
第1吸収体6と第2吸収体7とは、前後方向の長さは同じに設定され、吸収性本体3としては、後部3bの長さは短く、前部3aの長さは長く設定されていて、各吸収コア10、13及び各弾性部材16、17a、17b、18の前後方向の長さは、前部3aと後部3bとの間の中間部3cの前後端部付近で止まるように設定されている。
第1吸収体6の立ち上がりフラップ15の前後端部15c、15dは、上記吸収性本体3の前部3aと後部3bの長さの範囲で、図7のように、第1トップシート8の上に倒伏した姿勢で接合部24により接合されている。
上記吸収性本体3の前部3aの前端側には、第2吸収体7の第2トップシート11と撥水性シート14との間に、前ウエスト用弾性部材20が幅方向に伸張状態で添設されている。なお、後述する第1フック材21を接合する吸収性本体3の部分に位置する前ウエスト用弾性部材20(図10の寸法D)は、弱体化処理(切断等)を施して、その伸縮力が第1フック材21に及ばないようにしている。
また、詳しくは後述するが、図9に示すように、前ウエスト用弾性部材20は、弾性帯50に対してパンツ幅方向に伸張状態で添設されている。この弾性帯50は、後述する初期形態において、右前帯部P1、吸収性本体3、左前帯部P2に跨ってパンツ幅方向に沿って貼着され、吸収性本体3の両側位置に対応して形成された一対のミシン目51(図9では、1つ)を備えている。そして、上記初期形態にある使い捨てパンツ1は、ミシン目51に沿って弾性帯50を破断することにより、吸収性本体3を両前帯部P1、P2から展開し得るようになっている。
さらに、上記吸収性本体3の前部3aの前端側の両側(前ウエスト用弾性部材20の両側)には、第2吸収体7の第2トップシート11にメカニカルファスナーの第1フック材21が接合されているとともに、前部3aの後端側の両側(後述する脚回り開口S1を構成する吸収性本体3の両縁部)には、第2吸収体7の第2トップシート11と撥水性シート14との間に挟み込んで取付けた摘み用タブ22にメカニカルファスナーの第2フック材23が接合されている。
この左右の摘み用タブ22の内、図6(a)の左側の摘み用タブ22は、内向きに折り込まれて、その第2フック材23を第2トップシート(ループ材となる不織布)11に係止された不使用状態を図示してあり、右側の摘み用タブ22は、外向きに折り返されて、その第2フック材23が第2トップシート11に係止されていない使用状態を図示している。この摘み用タブ22は、図9(a)に示すように、後述する初期形態においては内向きに折り込まれた不使用状態とされている。
ここで、メカニカルファスナーとは、フック部とループ部とが対をなして、両者を強く圧迫すると、フック部とループ部とが相互に外れにくいように係止されるとともに、フック部とループ部とを手で強く引き剥がすと、フック部とループ部との係止が外れるものをいい、面ファスナーとも呼ばれている。
また、不織布製シート自体は、メカニカルファスナーのループ部としての機能も有するので、ループ部を設ける代わりに、不織布シートを利用すれば、ループ部を省略することもできる。なお、メカニカルファスナーに代えて、繰り返して係止・剥離可能な粘着剤であってもよい。
次に、上記吸収性本体3を取り付けるパンツ本体2を説明する。
図1(a)は、開閉式使い捨てパンツ1の展開正面図、図1(b)は、パンツ本体2の展開正面図である。
上記パンツ本体2は、前腹部Pと後背部Qとを組み合わせて構成されている。
上記前腹部Pは、図1(a)(b)では、右前帯部P1と左前帯部P2とに切り離された状態となっているが、切り離し前は、図2及び図4(a)のように、ミシン目状の切断線30で一体的に連結されていて、図4(b)のように、必要な時に切断線30で切り離せるようになっている。以下で前腹部Pと言うときは、切り離し前の連結状態を指すものとする。
上記前腹部Pは、図1及び図4(a)を参照すれば、内装シート31と外装シート32との間に、前帯用弾性部材33が幅方向に伸張状態で添設されて構成され、この前腹部Pの下縁は、円弧状切欠き縁34aに形成されている。
上記後背部Qは、図1及び図4(c)を参照すれば、内装シート35と外装シート36との間に、後ウエスト用弾性部材37と後ボディフィット用弾性部材38とが幅方向に伸張状態で添設されるとともに、左右下部の円弧状切欠き縁34bに沿って、かつ上記吸収性本体3の脚用弾性部材18に繋がるように、脚用弾性部材39が伸張状態で添設されて構成されている。
上記後ウエスト用弾性部材37は、後背部Qの後縁部に沿って比較的細かいピッチで複数本添設されている一方、後ボディフィット用弾性部材38は、後ウエスト用弾性部材37よりも前方側(着用時に臀部を覆う位置)で当該後ウエスト用弾性部材37よりも粗いピッチで複数本添設されている。その結果、後ウエスト用弾性部材37は、後ボディフィット用弾性部材38よりも大きな張力を発揮し得るようになっている。なお、上記のように弾性部材の数量を調整するだけでなく、弾性部材の太さや材質等を調整することによっても、各弾性部材37、38の張力に差を付けることが可能である。
上記後背部Qの内装シート35には、上記吸収性本体3の中間部3cの一部と後部3bとが接合されて組付けられている。なお、吸収性本体3を接合する後背部Qの部分に位置する後ボディフィット用弾性部材38と脚用弾性部材39とは、弱体化処理を施して、その伸縮力が吸収性本体3に及ばないようにすることが好ましい。
上記前腹部Pと後背部Qとは、図2のように、左右両端部34cを相互に接合することで(サイドシール)、一体的に組み付けられて、前腹部Pと後背部Qとの間に胴回りウエスト開口部U(図5参照)を形成するようになっている。また、吸収性本体3を図3のように二つ折りした時には(詳細は後述する)、後背部Qと吸収性本体3との間の両側に脚回り開口S1(図5参照)が形成されることになり、このとき吸収性本体3の長さ方向の中間部分が股部Rとなる。
上記前腹部Pの外装シート32の前面には、横長長方形シート状のループ材41が接合されている。このループ材41にも上記切断線30が形成されていて、上記前腹部Pが右前帯部P1と左前帯部P2とに切り離される時に、同時に切り離されるようになる。
上記ループ材41の前方には、上記切断線30に跨って帯摘み部42が配置され、この帯摘み部42の基端部は、接合部43で右前帯部P1に接合されるとともに、先端部には、メカニカルファスナーの第3フック材44が接合されている。
この第3フック材44は、前腹部Pの切り離し前は〔図4(a)参照〕、上記ループ材41に係止されているとともに、前腹部Pからの切り離し時は〔図4(b)参照〕、上記帯摘み部42を摘んで上記ループ材41から引き剥がすようになっている。
上記吸収性本体3を図2の状態から図3のように二つ折りした時は、吸収性本体3の前部3aの両側の第1フック材21がループ材41に係止されて、吸収性本体3が二つ折り状態に保持される(止着される)ようになる。
上記使い捨てパンツ1の製造時は、図3のような状態(初期形態)でパンツ本体2と吸収性本体3とが組み付けられている。なお、この初期形態では、吸収性本体3と両前帯部P1、P2とが、吸収性本体3の幅方向両側で仮溶着部Kにより接合されている。この仮溶着部Kは、熱溶着等により形成され、吸収性本体3と両前帯部P1、P2とを剥離可能に接合しており、仮溶着された吸収性本体3と両前帯部P1、P2との間には、図9の(a)のように、摘み用タブ22が二つ折りにされて収容されている。
着用者が使い捨てパンツ1を穿く時(介護者が使い捨てパンツ1を穿かせる時)は、ウエスト開口部Uから左右の脚を脚回り開口S1にそれぞれ通して、前腹部Pが腹側、後背部Qが背側となるように使い捨てパンツ1を引き上げると、前腹部Pと後背部Qは、各弾性部材20、33、37、38の収縮力で着用者の胴回りにフィットするとともに、脚回り開口S1は、各弾性部材18、39の収縮力で着用者の脚回りにフィットするようになる。また、吸収性本体3の股部Rは、立ち上がった立ち上がりフラップ15とともに着用者の股回りにフィットするようになる。
そして、着用者が使い捨てパンツ1を脱ぐ時(介護者が使い捨てパンツ1を脱がせる時)は、使い捨てパンツ1を引き下げて、左右の脚を脚回り開口S1からそれぞれ抜くようにすればよい。
上記使い捨てパンツ1は、下記のような穿き方(穿かせ方)をすることができる。
すなわち、図3に示す初期形態にある使い捨てパンツ1について、仮溶着部Kを剥がすとともに、吸収性本体3の第1フック材21を前腹部Pのループ材41から引き剥がして、図2のように、吸収性本体3を展開状態とする。次いで、図4(a)(b)のように、前腹部Pの帯摘み部42を摘んで、第3フック材44をループ材41から引き剥がすとともに、前腹部Pを切断線30で切断し、右前帯部P1と左前帯部P2とに分断し、図1(a)のように、右前帯部P1と左前帯部P2とを展開した形態とする。
この状態で、着用者の背側に後背部Qを回すとともに、着用者の腹側に右前帯部P1と左前帯部P2とを回して、右前帯部P1の帯摘み部42を摘んで、第3フック材44と左前帯部P2のループ材41に係止させる。これにより、前腹部Pと後背部Qが着用者の胴回りにフィットするようになる。
次いで、吸収性本体3を後から前に着用者の股下にくぐらせて二つ折りにしながら、吸収性本体3の第1フック材21を右前帯部P1と左前帯部P2のループ材41に係止させる。これにより、吸収性本体3が二つ折り状態に保持されて、着用者の股回りにフィットするようになる。
このとき、フック材23を第2吸収体7の第2トップシート(ループ材となる不織布)11から引き剥がし、摘み用タブ22を後方に引っ張りながら右前帯部P1と左前帯部P2の外装シート(ループ材となる不織布)32に係止させる。これにより、脚回り開口S1が絞られて着用者の脚回りに対してよりフィットするようになる。
そして、着用者が使い捨てパンツ1を脱ぐ時(介護者が使い捨てパンツ1を穿かせる時)は、上記逆の手順、つまり、吸収性本体3前部3aの両側の摘み用タブ22を摘んで、第2フック材23を第2吸収体7の第2トップシート(ループ材となる不織布)11から引き剥がし、吸収性本体3の第1フック材21を右前帯部P1と左前帯部P2のループ材41から引き剥がして、右前帯部P1と左前帯部P2とを展開させればよい。
以下、上記開閉式使い捨てパンツ1の製造方法について説明する。
図10は、開閉式使い捨てパンツ1の製造ラインの一部を省略して示す平面図である。
図10を参照して、使い捨てパンツ1の製造ラインでは、後背部形成帯52をライン方向に沿うように搬送する(後背部形成帯搬送工程)メインラインPHに沿って順次加工が進められるようになっている。
具体的に、上記メインラインPHには、上流側から順に添設セクションX1、接合セクションX2、載置セクションX3、貼着セクションX4、折り返しセクションX5、サイドシールセクションX6、カットセクションX7が設定されている。
上記添設セクションX1では、図11のように、下から外装シート36と内装シート35とが重ねられた状態でライン方向に沿って搬送されており、これら両シート35、36間に、上記後ウエスト用弾性部材37、後ボディフィット用弾性部材38、脚用弾性部材39がライン方向に沿って添設される。
また、添設セクションX1では、各弾性部材37〜39が添設された後に、外装シート36の縁部を上方へ折り返して内装シート35に接合する。そして、上記ボディフィット用弾性部材38及び脚用弾性部材39は、この添設セクションX1において、後に吸収性本体3が載置される部分についての弱体化処理が施される。
なお、上記添設セクションは、上記メインラインPHにおいて、後述する載置セクションX3の下流側に設定してもよい。
上記接合セクションX2では、ライン方向に沿って製造され、搬送されてきた吸収性本体3を、90°回転し、この吸収性本体3の後部3bを、予め設定されたピッチで後背部形成帯52上に載置して、これら吸収性本体3と後背部形成帯52とを接合する。
上記載置セクションX3では、前帯部形成帯53を、吸収性本体3の第1フック材21を被覆するように、当該吸収性本体3の前部3a上に載置する(図15(a)参照)。そして、吸収性本体3上に載置された前帯部形成帯53は、上記後背部形成帯52と並行するようにライン方向に沿って下流側へ搬送されることになる。
なお、上記接合セクションX2及び載置セクションX3で実行される工程が、本実施形態における吸収性本体セット工程である。
上記前帯部形成帯53は、図12(a)に示すような前加工が施された後に、上記載置セクションX3へ導入されるようになっている。上記前加工では、下から内装シート31と外装シート32が重ねられた状態でライン方向に沿って搬送されており(前帯部形成帯搬送工程)、まず、これら両シート31、32間に前帯用弾性部材33がライン方向に沿って伸張状態で添設される(添設工程)。次いで、上記外装シート32上に予め設定されたピッチでループ材41を載置して、両者を接合する(ループ材接合工程)。
このように接合された前帯部形成帯53及びループ材41に対して、上記ループ材41の長手略中央位置で帯幅方向に沿って切断線30を形成し(切断線形成工程)、この切断線30を跨ぐように帯摘み部42を外装シート32上に載置する(載置工程)。
帯摘み部42は、接合部43及び第3フック材44が幅方向の両側で長手方向に沿って形成された摘み部形成帯54を、上記ライン方向に沿って搬送し(摘み部形成帯搬送工程)、この摘み部形成帯を幅方向でカットする(摘み部形成帯裁断工程)ことにより形成されている。そして、裁断された帯摘み部42を90°回転した上で(回転工程)、上記載置工程において、接合部43が切断線30の上流側、第3フック材44が切断線30の下流側となるように外装シート32上に載置して、帯摘み部42の接合部43をループ材41に対して接合する(摘み部接合工程)。
次いで、上記切断線30が頂点位置となるように、前帯部形成帯53に対してその厚み方向へ貫通するとともに、帯摘み部42の前側(幅方向)へ開口する円弧状切欠き55を形成する。なお、前帯部形成帯53は、円弧状切欠き55が形成された帯幅寸法Aと、形成されていない帯幅寸法Bとにおいて、前帯用弾性部材33の張力がA<Bとなるように設定されている。これにより、外力が付与されていない状態において、前帯部形成帯53の円弧状切欠き55がヒラヒラしてしまうことを抑制している。
このような前加工が施された前帯部形成帯53は、表裏反転させた後に、上記載置セクションX3へ導入される。そして、上記載置工程では、円弧状切欠き55が後背部形成帯52側へ開口するとともに、円弧状切欠き55が吸収性本体3の直上に配置されるように位置決めされた上で、当該前帯部形成帯53を吸収性本体3上に載置することになる。
なお、上記前加工は、例えば、図12(b)のようにすることもできる。すなわち、両前帯部P1、P2の幅方向に対する倍の幅寸法を有する前帯部形成帯56上に、上記摘み部形成帯54に対する倍の幅寸法を有する摘み部形成帯57を載置し、この摘み部形成帯57の幅方向の両側に円弧状切欠き55を形成し、これをカッター58により幅方向で半分に裁断することにより、同時に2本の前帯部形成帯53を製造することも可能である。
図9及び図10を参照して、上記貼着セクションX4では、吸収性本体3に対して前ウエスト用弾性部材20を付加するために、弾性帯50を吸収性本体3に対して貼着する。具体的に貼着セクションX4では、間隔C毎に添設された前ウエスト用弾性部材20がパンツ幅方向における両側の第1フック材21の間で、かつ吸収性本体3の下方に配置されるように、弾性帯50を吸収性本体3の下方に配置し〔図15(b)参照〕、この弾性帯50と吸収性本体3及び前帯部形成帯53とを貼着する。
より具体的には、図14に示すように、弾性帯50には、間隔Eを開けて形成されたミシン目51(図9参照)を境として接合部59、60が、長手方向に沿って交互に形成されている。そして、上記貼着セクションX4では、接合部59が吸収性本体3の撥水性シート14に接合される一方、接合部60が前帯部形成帯53(外装シート32及びループ材41)に接合されることになる。なお、図14では、吸収性本体3と前帯部形成帯53とが離間した状態を図示しているが、実際には両者は、第1フック材21とループ材41とで止着されている。
上記弾性帯50は、図13に示すような前加工が施された後に、上記貼着セクションX4へ導入されるようになっている。上記前加工では、図13(b)のように下から外装シート61と内装シート62とが重ねられた状態でライン方向に沿って搬送されており、まず、これら両シート61、62間に前ウエスト用弾性部材20が添設される。次いで、図13(a)のように、前ウエスト用弾性部材20の弱体化処理を、間隔Cの範囲で間隔D毎に間欠的に行っていく。その後、上記間隔Cと同様の中央位置を有する間隔Eを開けて、弾性帯50に対してミシン目51を順次形成し、この弾性帯50を上記貼着セクションX4へ導入する。
再び図10を参照して、上記折り返しセクションX5では、前帯部形成帯53を後背部形成帯52に重ね合わせるように吸収性本体3を二つ折りにし(折り返し工程)、上記サイドシールセクションX6では、ライン方向における吸収性本体3の両側位置で、重ね合わされた後背部形成帯52と前帯部形成帯53とを接合して前腹部P及び後背部Q(図3参照)を区画する(サイドシール工程)。
そして、上記サイドシール工程で形成された両端部34cの内、上流側のものに沿って、後背部形成帯52と前帯部形成帯56と弾性帯50とを裁断セクションX7において裁断する(前後帯裁断工程)ことにより、開閉式使い捨てパンツ1が製造される。
なお、図10に示すように、上記弾性帯50における間隔Cは、上記製造ラインにおいて隣り合う使い捨てパンツ1の前ウエスト用弾性部材20の間隔に対応し、間隔Dは、前ウエスト用弾性部材20の長さ寸法に対応し、間隔Eは、吸収性本体3の前部3aの幅方向に対応して設定されている。
また、上記実施形態では、図15の(b)のように後背部形成帯52上に吸収性本体3の後部3bを接合するとともに、吸収性本体3の前部3a上に前帯部形成帯53を止着することとしているが、これに限定されることはなく、図15の(c)のように、後背部形成帯52と前帯部形成帯53とを同一平面上に配置し、後背部形成帯52上に吸収性本体3の後部3bを接合するとともに、前帯部形成帯53上に吸収性本体3の前部3aを止着するようにしてもよい。このとき、上記弾性帯50は、前帯部形成帯53及び吸収性本体3上に接合されることになる。
以上、説明したように本実施形態の製造方法によれば、ライン方向に沿って搬送されている前帯部形成帯53に対して、切断線形成工程、載置工程、摘み部接合工程を順次実行することにより、切断線30に沿って展開可能な右前帯部P1、左前帯部P2を形成することができ、これら両前帯部P1、P2を展開した場合には、基端部が右前帯部P1に接合された帯摘み部42の先端部は、右前帯部P1から延出することになる。
そして、上記のように加工された前帯部形成帯53を用いて、さらに後背部形成帯搬送工程、吸収性本体セット工程、折り返し工程、サイドシール工程、前後帯裁断工程を実行することにより、右前帯部P1から延出する帯摘み部42を有する開閉式使い捨てパンツ1を製造することができる。
したがって、上記製造方法では、前帯部形成帯53に対して切断線形成工程、載置工程、摘み部接合工程を順次実行するといった比較的簡易的な手順で帯摘み部42を形成することができるので、ライン方向に沿って搬送されている前帯部形成帯53に対して帯摘み部42を容易に形成することができる。
ループ材接合工程を含む製造方法によれば、第3フック材44を帯摘み部42に形成する一方、ループ材41を両前帯部P1、P2に接合するといった簡易的な方法で両前帯部P1、P2の止着・剥離性能を具現化することができるので、帯摘み部42に粘着材を塗布して両前帯部P1、P2を止着する場合と比較して、開閉式使い捨てパンツ1の製造作業の作業性を向上させることができる。
添設工程を含む製造方法によれば、製造後の両前帯部P1、P2には、着用者の胴回りに沿って前帯用弾性部材33が配置されることになるので、着用時に両前帯部P1、P2が着用者の前腹にフィットする着用感の良い開閉式使い捨てパンツ1を製造することができる。
回転工程を含む製造方法によれば、摘み部形成帯搬送工程において前帯部形成帯53と並行させるように帯摘み部形成帯54を搬送するとともに、帯摘み部形成帯54を裁断して帯摘み部42を形成し、この帯摘み部42を回転工程で回転させて、前帯部形成帯53のラインに合流させることができるので、この合流地点よりも上流側で帯摘み部42を上記ライン方向に沿って製造することができる。
以下、上記各部材の構成材料等について簡単に説明する。
〔第1トップシート8、第2トップシート11〕
親水性(透液性)不織布材料が好ましい。例えば、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布材料、或いは疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理し、透液性とした不織布材料が用いられる。好ましくは、疎水性繊維裏面を界面活性剤により処理し透液性とした目付10〜35g/m2の透液性不織布材料(ポイントボンド不織布、エアースルー不織布)である。
〔第1バックシート9、第2バックシート12〕
撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)、プラスチックフィルム(通気性であっても非通気性であっても良いが、好適な態様としては通気性プラスチックフィルムが望ましい)やその複合材料が用いられる。好ましくは、目付15〜50g/m2の通気性ポリエチレンフィルムである。
〔第1吸収コア10、第2吸収コア13〕
粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸水体を混合した吸収性コアを、ティッシュペーパーなどの紙シート或いは透液性不織布シート等の被覆シートで包んで、所定形状(長方形、砂時計型、ひょうたん型等)に成形した吸収体である。上記繊維や高分子吸水体をシート状に成形したシート状吸収体(例えば、エアレイド吸収体)等を、所定形状に成形して用いても構わない。また、着用者が歩いたり、寝返りを打ったりしても形状を保持できるように、親水性繊維集合層中やシートに形状保持手段(ホットメルト接着剤の塗布、合成繊維の混合)を施しても構わない。
〔撥水性シート14〕
第2バックシート12にプラスチックフィルムを使用した時に、肌触りを良くするためのものであって、撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が好ましい。
〔立ち上がりフラップ15〕
親水性の場合は、第1、第2トップシート8、11と同様の不織布材料が好ましい。撥水性の場合は、第1、第2バックシート9、12と同様の不織布材料が好ましい。
〔弾性部材16、17a、17b、18、20、33、37、38、39〕
通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等)が用いられて、ホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着など好適な添設手段でもって添設される。好ましくは、ゴム系のホットメルト接着剤である。また、繊度300〜2000デシテックスのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して添設するのが好ましい。
〔内装シート31〕
撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜35g/m2の撥水性不織布材料である。また、内面のみを親水化〔界面活性剤を塗布する或いは親水性繊維(レーヨン、コットン等)の層を作る〕しても良く、この場合には、肌に当接した場合の感触が良くなり、吸汗効果も期待できる。
〔外装シート32〕
通気性のある撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜35g/m2の撥水性不織布材料である。
〔各シート材料の接合〕
上記各シート材料の接合は、ホットメルト接着剤、熱接合、超音波シール等の方法が適宜用いられる。ホットメルト接着剤については、ゴム系、ポリオレフィン系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤から適切に選定して、直接的なコーター塗布、間接的なスパイラル塗布、メルトブロー(カーテンスプレー)塗布、ビード塗布等の方法で塗布する。なお、サイドシールの接合には、熱接合が好ましい。
(a)は開閉式使い捨てパンツの展開正面図、(b)はパンツ本体の展開正面図である。 開閉式使い捨てパンツの前腹部が右前帯部と左前帯部とに切り離される前の正面図である。 開閉式使い捨てパンツの吸収性本体を二つ折りにして係止した状態の正面図である。 (a)は前腹部の切断線部分の切断前の断面図、(b)前腹部の切断線部分の切断後の断面図、(c)は後背部の断面図である。 開閉式使い捨てパンツの組み付け側面図である。 (a)は吸収性本体の正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 図6(a)のB−B線断面図である。 第1吸収コアと第2吸収コアの上下位置関係を示す断面図である。 初期形態の使い捨てパンツの一部を拡大して示す正面図である。 開閉式使い捨てパンツの製造ラインの一部を省略して示す平面図である。 図10のF−F線断面図である。 前帯部形成帯の前加工の工程を示す平面図であり、(a)は前帯部の幅方向と同一の前帯部形成帯を使用した場合、(b)は前帯部に対する倍の幅寸法を有する前帯部形成帯を使用した場合をそれぞれ示している。 (a)は弾性帯の前加工の工程を示す平面図であり、(b)は(a)のJ−J線断面図である。 図10のI−I線断面図である。 (a)は図10のG−G線断面図、(b)は図10のH−H線断面図、(c)は別の実施形態の製造方法によるH−H線断面図に相当する断面図である。 前帯部と折り返された吸収性本体とを止着した形態で着用可能な開閉式使い捨てパンツを模式的に示す平面図であり、(a)は着用形態、(b)は前帯部を展開した形態、(c)は吸収性本体を展開した形態、(d)は帯摘み部を備えた使い捨てパンツの着用形態をそれぞれ示している。 図16(a)〜(c)に示す使い捨てパンツの製造方法を模式的に示す平面図である。
符号の説明
1 使い捨てパンツ
3 吸収性本体
3a 前部
3b 後部
30 切断線
33 前帯用弾性部材
34c 両端部
41 ループ材
42 帯摘み部
43 接合部
44 第3フック材
52 後背部形成帯
53 前帯部形成帯
P1、P2 前帯部
Q 後背部

Claims (4)

  1. 後背部と、この後背部から幅方向の両側へ延びる前帯部と、上記後背部から股下を通して着用者の前腹側へ折り返し可能な吸収性本体と、少なくとも一方の前帯部から上記幅方向へ延出する帯摘み部とを有し、着用者の胴回りに巻き付けられた前帯部の前面に折り返された吸収性本体前腹側で止着した形態として着用可能な開閉式使い捨てパンツの製造方法であって、
    前帯部形成帯を、その長手方向がライン方向に沿うように搬送する前帯部形成帯搬送工程と、
    搬送されている前帯部形成帯に対して、その幅方向に沿って切断線を形成する切断線形成工程と、
    基端部に接合部を有し、前帯部に対して止着・剥離可能な止着部を先端部に有する帯摘み部を、両端部が上記切断線を挟んで配置されるように、前帯部形成帯上に載置する載置工程と、
    載置されている帯摘み部の接合部を前帯部形成帯に接合する摘み部接合工程と、
    前帯部形成帯と並行するように後背部形成帯を搬送する後背部形成帯搬送工程と、
    吸収性本体の後部を後背部形成帯上に載置して、後背部形成帯に対して吸収性本体の後部を接合する一方、前帯部形成帯を表裏反転させて吸収性本体上に載置して、吸収性本体の前部を前帯部形成帯に止着する吸収性本体セット工程と、
    後背部形成帯と前帯部形成帯とを重ね合わせるように吸収性本体を二つ折りにする折り返し工程と、
    ライン方向における吸収性本体の両側位置で、重ね合わされた後背部形成帯と前帯部形成帯とを接合して、後背部と前腹部とを区画するサイドシール工程と、
    接合された両帯を、上流側の接合個所に沿って裁断する前後帯裁断工程とを含んでいることを特徴とする開閉式使い捨てパンツの製造方法。
  2. 請求項1に記載の開閉式使い捨てパンツの製造方法において、上記止着部はメカニカルファスナーのフック材により構成されており、このフック材を止着・剥離可能なループ材を前帯部形成帯上に接合するループ材接合工程をさらに含み、上記切断線形成工程では、前帯部形成帯及びこれに接合された上記ループ材に対して切断線を形成し、上記載置工程では、帯摘み部をループ材上に載置し、上記摘み部接合工程では、帯摘み部の接合部をループ材に接合することを特徴とする開閉式使い捨てパンツの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の開閉式使い捨てパンツの製造方法において、
    搬送されている前帯部形成帯に対して、ライン方向に沿って伸張状態で弾性部材を添設する添設工程と、
    上記切断線が頂点位置となるように前帯部形成帯に円弧状切欠きを形成する切欠き形成工程とをさらに含んでおり、
    前帯部形成帯は、円弧状切欠きが形成された帯幅寸法における前帯用弾性部材の張力が、円弧状切欠きが形成されていない帯幅寸法における前帯用弾性部材の張力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする開閉式使い捨てパンツの製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の開閉式使い捨てパンツの製造方法において、幅方向の両側で長手方向に沿って形成された上記止着部と接合部とを有する摘み部形成帯を、上記ライン方向に沿って搬送する摘み部形成帯搬送工程と、搬送されている摘み部形成帯を幅方向に沿って裁断して帯摘み部を形成する摘み部形成帯裁断工程と、裁断された帯摘み部を90°回転させる回転工程とをさらに含み、上記載置工程で、回転した帯摘み部を前帯部形成帯上に載置することを特徴とする開閉式使い捨てパンツの製造方法。
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