JP6073539B1 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

吸収性物品(1)は吸収性本体(AB)と一対のサイドフラップ(SF1、SF2)及び係合テープ(8、8)とを備え、サイドフラップは第1のウェブ(7a)と第2のウェブ(7b)とを含む。製造方法は、搬送方向に延びる資材ウェブを搬送方向に沿って横断方向の中央に位置する中央ウェブと、中央ウェブの各側に隣接する第1、第2の側部ウェブとに切り分ける工程であり、中央ウェブが第1、第2の側部ウェブの合計寸法より長い所定寸法を有する工程と、第1、第2の側部ウェブを、中央ウェブの第1、第2の端縁を基準とし、中央ウェブの所定位置に積層する工程と、一対の係合テープを、それぞれ第1、第2の端縁を基準とし、それぞれ一部が第1、第2の端縁から外側に延出するよう中央ウェブ又は第1、第2の側部ウェブの所定位置に接合する工程と、を備える。

Description

本発明は吸収性物品の製造方法に関する。
使い捨ておむつのような吸収性物品が知られている。その吸収性物品は、例えば吸収性本体と、吸収性本体の幅方向の両端部から外側に延出する一対のサイドフラップと、一対のサイドフラップの幅方向の端部から外側に延出する一対の係合テープと、を備える。そのような吸収性物品としては特許文献1の使い捨ておむつが挙げられる。この使い捨ておむつでは、腰部ベルト用の資材ウェブにおいて、幅方向の両端から所定の幅を有する部分を幅方向の内側に折り畳んで、腰部ベルトの両端部に二層の資材ウェブで構成されたフラップ形成部を形成し、その上に係合用のベルトを配置して、サイドフラップを形成する。
特開2016−21981号公報
吸収性物品が吸収機能を良好に発揮するためには、吸収性本体が着用者の身体の適正な位置に密着され、安定的に保持されることが重要であり、すなわち吸収性物品が身体に適切に着用される必要がある。適正な着用には、例えばサイドフラップや係合テープの寸法や吸収性物品内での相対的位置が設計どおりになるように吸収性物品が製造されること、すなわち製造におけるサイドフラップ等の寸法精度が重要である。具体的には、サイドフラップの幅方向の外側の端部から延出する係合テープの延出寸法や、吸収性本体の幅方向の外側の端部から延出するサイドフラップの延出寸法が設計値からずれると、例えば着用時に背側のサイドフラップを吸収性本体の腹側の部分に取り付け難くなり、吸収性物品が身体から離れてしまうおそれがある。
ところで、二層のウェブ(2プライ)で構成される一対のサイドフラップの構成としては、一枚の第1のウェブの両端部それぞれに別々の第2のウェブが積層された構成、すなわち一対のサイドフラップが第1のウェブを共用し、互いに連結された構成が考えられる。その製造方法としては、一枚の第1の資材ウェブの両端部にそれぞれ一枚の第2の資材ウェブを積層して製造する方法が考え得る。この製造方法は、インラインでサイドフラップを形成するときに、両資材ウェブ間に伸縮部材や係合テープを挟持させることが容易である点で好ましい方法である。係合テープは、第1の資材ウェブと第2の資材ウェブとの間、又は、第1の資材ウェブ若しくは第2の資材ウェブの外側表面に接合される。上記の方法では、第1の資材ウェブや第2の資材ウェブや係合テープは、それぞれロールに巻き上げられた形で製造装置に導入され、サイドフラップの製造時に巻き戻されて使用される。そのため、各資材ウェブの幅方向の寸法は本来、所定の一定値であるはずであるが、巻き上げられ及び巻き戻される過程でばらつきを生じている。
上記の方法で一対のサイドフラップを形成する場合、第1の資材ウェブの長手方向の中心軸が搬送装置の搬送面の搬送方向の中心軸に重ね合わされるようにして、第1の資材ウェブが搬送装置で搬送方向に搬送される。また、第2の資材ウェブや係合テープも同様に中心軸が、搬送装置の搬送面の搬送方向の中心軸から所定の距離だけ離間されつつ、両中心軸が互いに平行にされて、搬送方向に搬送される。このとき、第1の資材ウェブの幅方向、すなわち搬送装置の横断方向の寸法のばらつきに伴い、第1の資材ウェブの横断方向の両端部の位置がばらついてしまう。そうなると、第1の資材ウェブに第2の資材ウェブや係合テープを取り付けたとき、第1の資材ウェブと第2資材ウェブとの相対的な位置関係や、第1の資材ウェブと係合テープとの相対的な位置関係が設計通りにならないおそれがある。すなわち吸収性物品が完成したとき、サイドフラップでは吸収性本体から横断方向の外側に延出する長さが短過ぎたり、長過ぎたりするおそれがある。同様に、係合テープではサイドフラップから延出する長さが短過ぎたり、長過ぎたりするおそれがある。そうなると、着用時に背側のサイドフラップが吸収性本体の腹側の部分に取り付け難い吸収性物品となり、製造不良品となるおそれがある。したがって、製造におけるサイドフラップ等の寸法精度を高めることが重要である。
サイドフラップの寸法精度を高めるためには、上記の例でいえば、第1の資材ウェブにおいて幅方向の中央部を残し、両端部を折り畳むことにより、中央部の寸法を設計寸法にする方法が考え得る。しかし、この方法では精密な折り畳みが容易にはできないため、折り畳み後の中央部の設計寸法には依然としてばらつきを生じるおそれがある。また、サイドフラップの寸法精度を高めるためには、ロールに巻き上げるときの資材ウェブの幅方向の寸法を、所望の寸法よりもやや大きめにしておき、資材ウェブを巻き戻した後で、資材ウェブの幅方向の少なくとも一端側を切断して、資材ウェブを所望の寸法に成形する、という方法も考え得る。しかし、この方法では、切断された無駄な部分の発生や、その無駄な部分の廃棄処理の発生などにより、コストや手間が増加してしまう。
本発明の目的は、資材の無駄などを発生させずに、サイドフラップ等の寸法精度を高めることが可能な吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明の吸収性物品の製造方法は次のとおりである。(1)吸収性本体と、前記吸収性本体の前記幅方向の両端部から外側に延出する一対のサイドフラップと、前記一対のサイドフラップの前記幅方向の前記外側の端部から延出する一対の係合テープと、を備え、前記一対のサイドフラップの各々は、第1のウェブと、前記第1のウェブと厚み方向に重なる第2ウェブと、を含む吸収性物品の製造方法であって、搬送方向に延びる一枚の資材ウェブを、前記搬送方向に沿って切り分けて、前記搬送方向と直交する横断方向における中央に位置する、前記第1のウェブ用の中央ウェブと、前記横断方向における前記中央ウェブの一側及び他側それぞれに隣接する、前記第2のウェブ用の第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブとを形成する切り分け工程であって、前記中央ウェブは、前記横断方向において、一枚又は二枚に切り分けられる、切り分け工程と、前記第1の側部ウェブ及び前記第2の側部ウェブを、それぞれ前記中央ウェブにおける前記第1の側部ウェブ側の第1の端縁及び前記第2の側部ウェブ側の第2の端縁を基準として、互いに重ならないように前記第1の端縁と前記第2の端縁との間の前記中央ウェブの所定位置に積層して、前記サイドフラップ用のサイドフラップ形成ウェブを形成する形成工程と、前記一対の係合テープを、それぞれ前記第1の端縁及び前記第2の端縁を基準として、それぞれ一部分が前記第1の端縁及び前記第2の端縁から外側に延出するように前記中央ウェブ又は第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブの所定位置に接合する接合工程と、を備える、吸収性物品の製造方法。
本吸収性物品の製造方法では、第1の資材ウェブと第2の資材ウェブとを横断方向に一体化して一つの資材ウェブとし、その資材ウェブの横断方向の中央の部分を、横断方向に所定寸法(所望寸法)を有する一枚の中央ウェブ、又は、横断方向に併せて所定寸法(所望寸法)を有する二枚の中央ウェブ、として切断している。それにより、寸法ばらつきのほとんどない一枚又は二枚の中央ウェブ、すなわち第1のウェブを形成することができる。加えて、その資材ウェブの残部である中央ウェブの横断方向の両側の第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブは、横断方向に寸法ばらつきを有することになる。しかし、適正な位置にある中央ウェブ(二枚の場合には横断方向に並んだ二枚を合せた分)の両端縁(第1、第2の端縁)を基準として、第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブは中央ウェブの所定位置に重ね合わされる。それにより、第1の側部ウェブと第2の側部ウェブの寸法ばらつきを、第1の側部ウェブと第2の側部ウェブの内側の端部、すなわち寸法ばらつきがあっても問題の無い中央ウェブの内側上方に移行でき、寸法ばらつきの影響を排除することができる。これにより、サイドフラップ用のサイドフラップ形成ウェブの外側の端縁での寸法ばらつきをほとんど無くすことができる。すなわち、サイドフラップの外側の端縁での寸法ばらつきをほとんど無くすことができる。更に、寸法ばらつきのほとんどない中央ウェブの両端縁(第1、第2の端縁)を基準として、一対の係合テープを中央ウェブの所定位置に接合することで、一対の係合テープを中央ウェブの適正な位置に配置できる。これらにより、サイドフラップ形成ウェブ、すなわちサイドフラップや係合テープなどの相対的な位置関係が適正となり、サイドフラップが吸収性本体から延出し過ぎたり、延出不足であったりすることはなく、係合テープがサイドフラップから延出し過ぎたり、延出不足であったりすることはなくなる。一方、ウェブから切り出された第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブは、寸法ばらつきの影響を生じさせずに、すべて有効に利用されている。以上のことから、資材の無駄などを発生させずに、サイドフラップ等の寸法精度を高めることができる。なお、切り分け工程において中央ウェブが二枚に切り分けられる場合には、形成工程において、互いに離間した一対のサイドフラップ用の一対のサイドフラップ形成ウェブが形成される。形成工程及び接合工程はどちらが先に実行されてもよい。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(2)前記一対のサイドフラップの各々は、前記幅方向に伸縮性を有する伸縮部材を含んでおり、前記形成工程及び前記接合工程の前に、前記中央ウェブにおける、前記一対の係合テープの各々が前記中央ウェブと厚さ方向に重なる位置に前記伸縮部材を配置する伸縮部材配置工程を更に備える、上記(1)に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、中央ウェブの第1、第2の端縁を基準として係合テープが適正な位置に接合されるとき、その係合テープにおける中央ウェブと厚さ方向に重なる位置を基準として、伸縮部材を中央ウェブに配置している。そのため、伸縮部材と係合テープとの相対的な位置関係を適正にできると共に、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度を高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(3)前記伸縮部材配置工程は、前記搬送方向に延びる単一の伸縮部材ウェブを、前記搬送方向に沿って、前記横断方向の中央の位置で切り分け、前記搬送方向に所定寸法ごとに切断して、一対の前記伸縮部材を形成する工程を含む、上記(2)に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、横断方向に寸法ばらつきを有する一枚の伸縮部材ウェブを、横断方向の中央の位置で切り分け、搬送方向に所定寸法ごとに切断することにより一対の伸縮部材を形成している。そのため、横断方向、すなわち幅方向での伸縮部材の寸法ばらつきを低減できる。それにより、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係をより適正にできる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をより高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(4)前記伸縮部材配置工程において、前記一対の伸縮部材における前記横断方向の内側の一部が、前記サイドフラップにおける前記吸収性本体との取り付け位置に重なるように、前記一対の伸縮部材が前記中央ウェブに配置される、上記(3)に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、一対の伸縮部材の横断方向の内側の一部がサイドフラップにおける吸収性本体との取り付け位置に重なるように、一対の伸縮部材が前記中央ウェブに配置される。そのため、伸縮部材が、適正な位置にある中央ウェブと厚さ方向に重なる位置を基準として配置されるだけでなく、サイドフラップの吸収性本体との取り付け位置を基準としても配置されるので、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係をさらにより適正にできる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をさらに高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(5)前記伸縮部材の前記搬送方向の寸法は、前記中央ウェブの前記搬送方向の寸法よりも小さい、上記(3)又は(4)に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、搬送方向において、伸縮部材の寸法が中央ウェブの寸法よりも小さい。したがって、搬送方向に連続的に生産される工程において、中央ウェブにおける搬送方向に並んだ第1のウェブ7a用の部分同士で、貼り付けられる伸縮部材同士は非連続であり、互いに影響を及ぼし合うことはない。それにより、外部要因(例示:搬送方向のテンションの変動など)によるばらつきが少ない状態で伸縮部材を中央ウェブに貼り合わせることが出来、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をさらにより高めることができる。また、伸縮部材が連続的にテンションを掛けられた状態で貼り付けないので、伸縮部材の寸法精度を高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(6)前記伸縮部材の前記横断方向の寸法は、前記中央ウェブの前記横断方向の寸法よりも小さい、上記(3)乃至(5)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、横断方向において、伸縮部材の寸法が中央ウェブの寸法よりも小さい。したがって、横断方向に伸縮させるべき箇所(伸縮が必要な領域)にのみ伸縮部材を配置できるので、取り付けられた伸縮部材が経時的に収縮するなどして中央ウェブが横断方向に変形する事態を抑制できる。それにより、中央ウェブ、すなわち第1のウェブや伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をさらにより高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(7)前記伸縮部材配置工程後に、前記中央ウェブと前記伸縮部材と前記第1の側部ウェブ又は前記第2の側部ウェブとの積層体を延伸処理する延伸工程を更に備える、上記(2)乃至(6)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、中央ウェブと伸縮部材と第1の側部ウェブ又は第2の側部ウェブとの積層体を延伸処理することで、中央ウェブと第1の側部ウェブ又は第2の側部ウェブとの間の密着度が向上すると共に、中央ウェブと伸縮部材と第1の側部ウェブ又は第2の側部ウェブとの間の位置ずれが起こり難くなる。それにより、中央ウェブと伸縮部材と第1の側部ウェブ又は第2の側部ウェブとの間の相対的な位置関係や、それらと他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をさらにより高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(8)前記伸縮部材は、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの間に位置しており、前記形成工程の前に、前記第1の端縁及び前記第2の端縁それぞれから所定距離だけ内側の位置に、一対の前記伸縮部材の外側の端部が位置するように、前記一対の伸縮部材を前記中央ウェブ上に配置する伸縮部材配置工程を更に備える、上記(2)乃至(7)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、適正な位置にある中央ウェブの端縁の位置を基準として、その中央ウェブの端縁と伸縮部材の端縁とが厚さ方向に重なるように、伸縮部材を中央ウェブ上に配置している。そのため、中央ウェブと伸縮部材との相対的な位置関係を適正にできると共に、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度を高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(9)前記形成工程では、前記横断方向において、前記第1の端縁に、前記第1の側部ウェブの前記横断方向の一方の端縁が重なるように、前記中央ウェブと前記第1の側部ウェブとが積層され、前記第2の端縁に、前記第2の側部ウェブの前記横断方向の一方の端縁が重なるように、前記中央ウェブと前記第2の側部ウェブとが積層される、上記(1)乃至(8)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、でもよい。
本吸収性物品の製造方法では、適正な位置にある中央ウェブの端縁の位置を基準として、第1、第2の側部ウェブの外側の端縁が中央ウェブの外側の端縁と重ねられる、すなわち外側の端縁が基準に重ね合わされる。そのため、第1、第2の側部ウェブの外側の端縁での寸法ばらつきの影響を排除すると共に、寸法ばらつきがあっても問題の無い内側の端縁に寸法ばらつきを移行させている。その結果、中央ウェブと第1、第2の側部ウェブとの相対的な位置関係を安定化できる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度をさらにより高めることができる。
本発明の吸収性物品の製造方法は、(10)前記接合工程は、予め設定された寸法で前記第1の端縁から前記横断方向の外側に延出するように前記一対の係合テープの一方を前記中央ウェブに接合し、予め設定された寸法で前記第2の端縁から前記横断方向の外側に延出するように前記一対の係合テープの他方を、前記中央ウェブに接合する工程を含む、上記(1)乃至(9)のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法、であってもよい。
本吸収性物品の製造方法では、一対の係合テープの端縁の位置を基準として、適正な位置にある中央ウェブの端縁の位置との距離が所定寸法となるように第1、第2の係合テープが中央ウェブに接合されている。そのため、中央ウェブと係合テープとの相対的な位置関係を適正にできると共に、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。その結果、吸収性物品の製品の寸法精度を高めることができる。
本発明により、資材の無駄などを発生させずに、サイドフラップ等の寸法精度を高めることが可能な吸収性物品の製造方法を提供することが可能となる。
第1の実施の形態に係る吸収性物品を示す図である。 第1の実施の形態に係る吸収性物品の製造装置の概略全体図である。 第1の実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する図である。 第1の実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する図である。 第1の実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品を示す図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品の製造方法を説明する図である。
(第1の実施の形態)
本実施の形態に係る吸収性物品について、テープ型(オープンタイプ)の使い捨ておむつを例に説明する。ただし本発明の吸収性物品の種類及び用途はその例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で他の吸収性物品に対しても適用可能である。
図1は吸収性物品1(使い捨ておむつ)を示す図であり、吸収性物品1を展開して拡げた状態での平面図を示す。吸収性物品1は、互いに直交する長手方向Lと、幅方向Wと、厚さ方向Tを有し、幅方向Wの中心を通り長手方向Lに延びる中央軸線CLと、長手方向Lの中心を通り幅方向Wに延びる中央軸線CWを有する。本明細書では、展開して平坦に拡げた吸収性物品1を上面側又は下面側から厚さ方向に見ることを「平面視」という。「肌側」及び「非肌側」とは吸収性物品1の着用時に、吸収性物品1の厚さ方向において相対的に着用者の肌面に近い側及び肌面から遠い側をそれぞれ意味する。中央軸線CLに向かう方向及び遠ざかる方向を、それぞれ幅方向Wの内側の方向及び外側の方向とする。中央軸線CWに向かう方向及び遠ざかる方向を、それぞれ長手方向Lの内側の方向及び外側の方向とする。これらの定義は、吸収性物品1を構成する資材や部材にも共通に適用される。なお、図1は吸収性物品1を非肌面側から見た図である。
吸収性物品1は、長手方向Lにおいて、着用者の背側の胴回りに対応する背側胴回り領域S1と、着用者の腹側の胴回りに対応する腹側胴回り領域S2と、着用者の股間に対応し、背側胴回り領域S1と腹胴回り領域S2との間に位置する股領域S3とを有する。吸収性物品1は、背側胴回り領域S1から腹側胴回り領域S2まで長手方向Lに延びる吸収性本体ABと、背側胴回り領域S1において吸収性本体ABの幅方向Wの両端部から外側に延出する一対のサイドフラップSF1、SF2と、一対のサイドフラップSF1、SF2の幅方向Wの外側の端部から外側に延出する一対の係合テープ8、8と、を備える。吸収性物品1は、例えば背側胴回り領域S1の一対のサイドフラップSF1、SF2の一対の係合テープ8、8が腹側胴回り領域S2の吸収性本体ABの幅方向W中央の係合対象部材14と係合されることでおむつとして装着される。股領域S3は幅方向Wにくびれていてもよい。長手方向Lにおける背側胴回り領域S1に向かう方向及び腹側胴回り領域S2に向かう方向をそれぞれ後側方向及び前側方向ともいう。
吸収性物品1は、表面シート2と裏面シート3と吸収体4とを備える。表面シート2は、着用者の肌側に位置する液透過性のシートである。表面シート2としては、例えば液透過性の不織布や織布、液透過孔が形成された合成樹脂フィルム、これらの複合シートなど、任意の液透過性シートが挙げられる。裏面シート3は、着用者の非肌側に位置する液不透過性のシートである。裏面シート3としては、例えば液不透過性の不織布や合成樹脂フィルム、これらの複合シート、SMS不織布など、任意の液不透過性シートが挙げられる。吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3との間に位置する液吸収性及び液保持性の材料である。吸収体4としては、パルプ繊維、合成繊維、吸収性ポリマなどが挙げられる。吸収体4と表面シート2及び裏面シート3とはそれぞれ接着剤により接合され、表面シート2と裏面シート3とはそれらの周縁部分において接着剤により接合される。表面シート2、吸収体4及び裏面シート3の間の接合用の接着剤は、吸収性物品1で一般的に使用される公知の材料、例えば熱可塑性接着剤を使用できる。
吸収性物品1は、さらに一対の防漏壁5、5と脚部伸縮部材6、6と外装シート9とを備える。一対の防漏壁5、5は、表面シート2における幅方向Wの両側の表面を覆うように長手方向Lに沿って延び、幅方向Wに離間して配置される一対の側部シートである。一対の防漏壁5、5は、それぞれ、表面シート2の幅方向Wの両側の表面において、幅方向Wの外側の端部が固定されて固定端とされ、幅方向Wの内側の端部が伸縮可能なギャザーを形成するように自由端とされる。一対の防漏壁5、5の自由端の近傍には、それぞれ長手方向Lに沿って延びるゴムのような線状の弾性体5aが例えば2本ずつ配置される。脚部伸縮部材6は、着用者の大腿部に当接する股領域S3の幅方向Wの両側をそれぞれ長手方向Lに伸縮させるゴムのような線状の弾性体である。外装シート9は、裏面シート3の非肌側に配置され、裏面シート3を補強し、その手触りを改善する。裏面シート3の非肌側に接合された状態で、一対の防漏壁5、5とその周縁部分において相互に接続される。防漏壁5、外装シート9の材料に特に制限はなく、例えば防漏壁5としては表面シート2の材料、外装シート9としては裏面シート3の材料が挙げられる。
吸収性物品1は、背側胴回り領域S1に、伸縮部材11を更に備える。伸縮部材11は、幅方向Wに伸縮性を有するエラストマーのようなシート状の部材であり、一対のサイドフラップSF1、SF2の幅方向Wの間に配置され、例えばウェストギャザーとして機能する。伸縮部材11は、背側胴回り領域S1の表面シート2と裏面シート3との間、表面シート2の肌側の表面及び裏面シート3の非肌側の表面のいずれかの位置に、接着剤で取り付けられる。伸縮部材11は平面視で吸収体4と部分的に重なる、又は重ならないように配置される。本実施の形態では、伸縮部材11は、表面シート2と裏面シート3との間に、伸縮部材11における長手方向Lの内側の部分が吸収体4と厚み方向に重なるように配置される。それにより吸収性物品1の着用時に胴回り領域のフィット性を向上できる。
吸収性本体ABの幅方向Wの両端部から外側に延出する一対のサイドフラップSF1、SF2の各々は、第1のウェブ7aと、第1のウェブ7aと厚み方向Tに重なる第2のウェブ7bとを含む。すなわち各サイドフラップSFは2層のウェブで形成され、2プライ構造を有する。ただし、本実施の形態では、サイドフラップSF1の第1のウェブ7aとサイドフラップSF2の第1のウェブ7aとは共通の一枚のウェブで構成されている。そして、サイドフラップSF1の第2のウェブ7bは第1のウェブ7aの一方の端部に、サイドフラップSF2の第2のウェブ7bは第1のウェブ7aの他方の端部にそれぞれ重ねられ、接合されている。したがって、本実施の形態では、一枚の第1のウェブ7aとその幅方向Wの両端部に積層された二枚の第2のウェブ7bとでサイドフラップ形成部材10が形成される。そして、サイドフラップ形成部材10が吸収性本体ABにおける背側胴回り領域S1の外装シート9の非肌側に接着剤等で接合されることで、吸収性本体ABから外側に延出する一対のサイドフラップSF1、SF2が形成されている。このとき、第2のウェブ7bが例えば吸収性物品1の非肌側に位置するようにサイドフラップ形成部材10が配置される。ただし、第2のウェブ7bが吸収性物品1の肌側でもよい。
サイドフラップSF1では、第1のウェブ7aの幅方向Wの外側の端縁7e1を基準として、第2のウェブ7bの幅方向Wの外側の端縁7e3が当該基準から幅方向Wの内側の所定距離(≧0)に位置するように、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとが接合される。同様に、サイドフラップSF2では、第1のウェブ7aの幅方向Wの外側の端縁7e2を基準として、第2のウェブ7bの幅方向Wの外側の端縁7e4が当該基準から幅方向Wの内側の所定距離(≧0)に位置するように、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとが接合される。本実施の形態では、所定距離をゼロ(0)としている。すなわち、サイドフラップSF1では、第1のウェブ7aの端縁7e1に、第2のウェブ7bの端縁7e3が重なるように、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとが接合されている。同様に、サイドフラップSF2では、第1のウェブ7aの端縁7e2に、第2のウェブ7bの端縁7e4が重なるように、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとが接合されている。
本実施の形態では、更に、各サイドフラップSFにおいて、第1のウェブ7aの長手方向Lの寸法、すなわち端縁7e1、7e2の寸法と、第2のウェブ7bの長手方向Lの寸法、すなわち端縁7e3、7e4の寸法とは互いに同じである。したがって、第2のウェブ7bにおける端縁7e3、7e4(一辺)における長手方向Lの両端からそれぞれ幅方向Wに沿って延びる二辺は、第1のウェブ7aにおける端縁7e1、7e2(一辺)における長手方向Lの両端からそれぞれ幅方向Wに沿って延びる二辺と、厚さ方向Tで互いに部分的に重なる。言い換えると、第2のウェブ7bにおける略矩形形状の四辺のうちの三辺は、第1のウェブ7aにおける略矩形形状の四辺のうちの三辺と部分的に重なる。
各サイドフラップSFは、更にエラストマーのような伸縮部材12を含む。伸縮部材12は、幅方向Wに伸縮性を有するシート状の部材であり、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとの間に積層される。本実施の形態では、サイドフラップSF1にて、第1のウェブ7aの端縁7e1を基準として、伸縮部材12の幅方向Wの外側の端縁12e1が当該基準から幅方向Wの内側の所定距離(≧0)に位置するように、第1のウェブ7aと伸縮部材12とが接合される。同様に、サイドフラップSF2にて、第1のウェブ7aの端縁7e2を基準として、伸縮部材12の幅方向Wの外側の端縁12e2が当該基準から幅方向Wの内側の所定距離(≧0)に位置するように、第1のウェブ7aと伸縮部材12とが接合される。本実施の形態では、サイドフラップSF1では、第1のウェブ7aの端縁7e1に対して、伸縮部材12の端縁12e1が所定距離(>0)だけ離間するように、第1のウェブ7aに伸縮部材12が接合される。同様に、サイドフラップSF2では、第1のウェブ7aの端縁7e2に対して、伸縮部材12の端縁12e1が所定距離だけ離間するように、第1のウェブ7aに伸縮部材12が接合される。本実施の形態では、伸縮部材12における幅方向Wの内側の一部が、各サイドフラップSFにおける吸収性本体ABとの取り付け位置に重なるように、伸縮部材12が第1のウェブ7aに配置される。言い換えると、伸縮部材12における幅方向Wの内側の一部が、吸収性本体ABの端縁ABeよりも幅方向Wの内側になるように、伸縮部材12が第1のウェブ7aに配置される。
各サイドフラップSFにおける第1のウェブ7aと伸縮部材12と第2のウェブ7bとが積層された領域には、各サイドフラップSFを長手方向Lに横断するように延伸処理を施された延伸領域13が形成されている。各サイドフラップSFは、延伸領域13の作用により、幅方向Wの外側に伸縮可能に形成されている。
サイドフラップSF1、SF2の幅方向Wの外側の端部から延出する係合テープ8、8の各々は、厚さ方向Tで第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとの間、第1のウェブ7aの肌側、又は第2のウェブ7bの非肌側のいずれかの位置に、例えば接着剤で接合される。本実施の形態では、第1のウェブ7aと第2のウェブ7bとの間で、伸縮部材12よりも非肌側に配置される。係合テープ8としては面ファスナーや粘着テープが挙げられる。
サイドフラップSF1では、第1のウェブ7aの幅方向Wの外側の端縁7e1を基準として、係合テープ8の幅方向Wの外側の端縁8e1が当該基準から幅方向Wの外側に予め設定された寸法(>0)で延出するように、第1のウェブ7aと係合テープ8とが接合されている。同様に、サイドフラップSF2では、第1のウェブ7aの幅方向Wの外側の端縁7e2を基準として、係合テープ8の幅方向Wの外側の端縁8e2が当該基準から幅方向Wの外側に予め設定された寸法で延出するように、第1のウェブ7aと係合テープ8とが接合されている。本実施の形態では、サイドフラップSF1では、第1のウェブ7aの端縁7e1に対して、係合テープ8の端縁8e1が所定寸法だけ離間するように、第1のウェブ7aと係合テープ8とが接合されている。同様に、サイドフラップSF2では、第1のウェブ7aの端縁7e2に、係合テープ8の端縁8e2が所定寸法だけ離間するように、第1のウェブ7aと係合テープ8とが接合されている。
吸収性物品1は、更に、腹側胴回り領域S2に、係合対象部材14を備えている。係合対象部材14は、係合テープ8、8を連結される対象となるシートであり、例えば係合テープ8、8が面ファスナーのフックの場合には係合対象部材14は面ファスナーのループであり、係合テープ8、8が粘着テープの場合には係合対象部材14は粘着テープが粘着可能なシートである。係合対象部材14は、例えば、腹側胴回り領域S2の外装シート9の非肌側の表面の位置に、接着剤で取り付けられている。吸収性物品1は、さらに、腹側胴回り領域S2において吸収性本体ABの幅方向Wの両端部から外側に延出する一対の腹側サイドフラップ(図示されず)を備えていてもよい。一対の腹側サイドフラップは、着用時に腹側胴回り領域S2を背側胴回り領域S1に連結するためのシートである。
次に、本実施の形態に係る吸収性物品の製造装置について説明する。図2は、吸収性物品1の製造装置50の構成の一例を示す。製造装置50は、切り分けユニット50a、側部ウェブ延伸接合ユニット50b、中央ウェブ延伸ユニット50c、伸縮部材配置ユニット50d、係合テープ接合ユニット50e、折り畳みユニット50f、半製品延伸ユニット50g、及び、吸収性本体形成ユニット50hを備える。
製造装置50は、吸収性物品1やそれを構成する資材などの搬送に関し、搬送方向MD、搬送方向MDに直交し搬送面に沿う横断方向CD及び搬送方向MDと横断方向CDとに直交する上下方向TDを有する。ただし、吸収性物品1やそれを構成する資材の長手方向、幅方向及び厚さ方向はいずれも搬送方向MD、横断方向CD及び上下方向TDと同じである。したがって吸収性物品1やそれを構成する資材においても、長手方向、幅方向及び厚さ方向についてそれぞれ搬送方向MD、横断方向CD及び上下方向TDを用いる。
切り分けユニット50aはロールWR1と切断装置51を備える。ロールWR1の資材ウェブW0は、巻き上げ状態で導入され、巻き戻して使用される。そのため資材ウェブW0は、幅方向(横断方向)に一定の寸法を有すべきところ、巻き上げ及び巻き戻し過程で生じるばらつきを含んだ寸法を有する。切断装置51は、対面配置されたカッターロールとアンビルロールを含む。カッターロールは、外周面上に、回転方向に沿って延び、回転軸方向に所定寸法の間隔で配置された二つの切断刃を有する。切断装置51は、ロールWR1から供給される資材ウェブW0をカッターロールとアンビルロールとの間に挟んで切断し、中央ウェブWM0と、第1、第2の側部ウェブWE10、WE20とを形成する。
中央ウェブ延伸ユニット50cは入口ニップロール58と延伸装置59と出口ニップロール60とを備える。入口ニップロール58及び出口ニップロール60は中央ウェブWM0、WM1のテンションを調整する。延伸装置59は対面配置された一対の延伸ロールを含む。一対の延伸ロールはそれぞれ外周面上に、回転方向に沿って延び、回転軸方向に交互に並ぶ複数の凸部と凹部(歯部と溝部)を有する。延伸装置59は、中央ウェブWM0を一対の延伸ロールの互いに噛み合う凸部と凹部との間に挟んで延伸し、横断方向に伸縮可能な中央ウェブWM1を形成する。
伸縮部材配置ユニット50dは切断装置62と塗布装置63と切断装置64とを備える。ロールWR2の伸縮部材ウェブWL0は、資材ウェブW0と同様にばらつきを有する。切断装置62は、ロールWR2から供給される伸縮部材ウェブWL0を、対面配置されたカッターロールとアンビルロールとの間に挟んで横断方向の中央を切断し、一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2を形成する。塗布装置63は、それら一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2の各々の一方の面に接着剤(例示:ホットメルト接着剤)を塗布する。切断装置64は、対面配置されたカッターロール及びアンビルロール並びにアンビルロールに対面配置された押圧ロールを含む。切断装置64は、カッターロールとアンビルロールとの間に供給された一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2を、アンビルロールの外周面に吸引しつつ、カッターロールの切断刃によって搬送方向に所定寸法ごとに切断して、一対の伸縮部材112を形成する。そして、伸縮部材112のうちの接着剤を塗布された面を中央ウェブWM1に押圧ロールで押し付け、貼り付けて、中央ウェブWM2を形成する。
係合テープ接合ユニット50eは切断装置66と塗布装置67と切断装置68とを備える。ロールWR3の係合テープウェブWT0は、資材ウェブW0と同様にばらつきを有する。切断装置66は、ロールWR3から供給され係合テープウェブWT0を、対面配置されたカッターロールとアンビルロールとの間に挟んで横断方向の中央を切断し、一対の係合テープウェブWT1、WT2を形成する。塗布装置67は、一対の係合テープウェブWT1、WT2の各々の一方の面に接着剤(例示:ホットメルト接着剤)を塗布する。切断装置68は、対面配置されたカッターロール及びアンビルロール並びにアンビルロールに対面配置された押圧ロールを含む。切断装置68は、カッターロールとアンビルロールとの間に供給された一対の係合テープウェブWT1、WT2を、アンビルロールの外周面に吸引しつつ、カッターロールの切断刃で搬送方向に所定寸法ごとに切断して、一対の係合テープ108を形成する。そして、係合テープ108のうちの接着剤を塗布された面を中央ウェブWM2に押圧ロールで押し付け、貼り付けて、中央ウェブWM3を形成する。
折り畳みユニット50fは、セーラーのような折り畳み治具を含む折り畳み装置70を備えている。折り畳み装置70は、中央ウェブWM3の横断方向の両外側に延出している一対の係合テープ8、8の延出部分を内側に向かって、中央ウェブWM3の横断方向の両端縁の位置で折り畳む。この場合、中央ウェブWM3における伸縮部材112の有る面とは反対側の面に被さるように折り畳む。それにより、中央ウェブWM4が形成される。
側部ウェブ延伸接合ユニット50bは入口ニップロール52と延伸装置53と出口ニップロール54と塗布装置55と押圧ロール56とを備える。入口ニップロール52及び出口ニップロール54は第1、第2の側部ウェブWE10、WE11、WE20、WE21のテンションを調整する。延伸装置53は対面配置された一対の延伸ロールを含む。一対の延伸ロールはそれぞれその外周面上に、回転方向に沿って延び、回転軸方向に交互に並んだ複数の凸部と凹部(歯部と溝部)を有する。延伸装置53は、第1、第2の側部ウェブWE10、WE20を一対の延伸ロールの互いに噛み合う凸部と凹部との間に挟んで延伸して、横断方向に伸縮可能な第1、第2の側部ウェブWE11、WE21を形成する。塗布装置55は第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の一方の面に接着剤(例示:ホットメルト接着剤)を塗布する。押圧ロール56は、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の各々の接着剤を塗布された面を中央ウェブWM4に押し付け、貼り付ける。それにより半製品ウェブWP1が形成される。
半製品延伸ユニット50gは入口ニップロール72と延伸装置73と出口ニップロール74と切断装置75とを備える。入口ニップロール72及び出口ニップロール74は半製品ウェブWP1、WP2のテンションを調整する。延伸装置73は対面配置された一対の延伸ロールを含む。一対の延伸ロールはそれぞれ外周面上に、回転方向に沿って延び、回転軸方向に交互に並んだ複数の凸部と凹部(歯部と溝部)を有する。延伸装置73は、半製品ウェブWP1を一対の延伸ロールの凸部と凹部(又は歯部と溝部)との間に挟んで延伸する。切断装置75は、互いに対面配置されたカッターロール及びアンビルロールを備える。切断装置75は、延伸された半製品ウェブWP1をカッターロールの切断刃によって搬送方向に所定寸法ごとに切断して、半製品ウェブWP2、すなわち個々に分離されたサイドフラップ形成部材10を形成する。
吸収性本体形成ユニット50hは、吸収性本体ABを形成する。吸収性本体ABの形成方法としては従来知られた公知の方法を用いることができる。そして、半製品ウェブWP2、すなわち個々に分離されたサイドフラップ形成部材10を、吸収性本体ABの背側胴回り領域S1に接合して、吸収性物品1を製造する。
次に、本実施の形態に係る吸収性物品の製造方法につき図2〜図5を参照して説明する。図3〜図5は吸収性物品の製造方法を説明するためのウェブや半製品の構成例を模式的に示す。図3〜図4は各ウェブや半製品が搬送方向MDに沿って図の上から下へ搬送されることを示し、搬送方向MDに連続的に延びる各ウェブや半製品の一部分を示す。なお搬送面(又は中央ウェブ)の横断方向の中心を通り搬送方向に延びる仮想的な中央軸線に向う方向及び遠ざかる方向を、横断方向の内側の方向及び外側の方向とする。本製造方法は、切り分け工程(切り分けユニット50a)、側部ウェブ延伸接合工程(側部ウェブ延伸接合ユニット50b)、中央ウェブ延伸工程(中央ウェブ延伸ユニット50c)、伸縮部材配置工程(伸縮部材配置ユニット50d)、係合テープ接合工程(係合テープ接合ユニット50e)、折り畳み工程(折り畳みユニット50f)、半製品延伸工程(半製品延伸ユニット50g)及び吸収性本体形成工程(吸収性本体形成ユニット50h)を備える。
切り分け工程では、図2に示すように、連続シート状の資材ウェブW0が切断装置51に供給される。資材ウェブW0は、第1のウェブ7a及び一対の第2のウェブ7b、7b用のウェブであり、図3(a)に示すように、第1のウェブ7a及び一対の第2のウェブ7b、7bとなる部分107を含む。ロールWR1から巻き戻された資材ウェブW0は、横断方向の寸法にばらつきを生じている。
資材ウェブW0は切断装置51により切り分けられて、図3(b)に示すように、中央ウェブWM0と、中央ウェブWM0における横断方向の一側及び他側それぞれに隣接する第1、第2の側部ウェブWE10、WE20とが形成される。中央ウェブWM0は、切断装置51のカッターロールの二つの切断刃間の所定寸法を、横断方向の寸法(幅)としており、第1のウェブ7aとなる部分107aを含む。第1、第2の側部ウェブWE10、WE20は、それぞれ第2のウェブ7bとなる部分107bを含む。
中央ウェブWM0は、横断方向に所定寸法の間隔で配置された二つの切断刃により資材ウェブW0から切り分けられるので、横断方向の寸法のばらつきをほとんど無くすことができ、すなわち横断方向の寸法を設計通りの寸法にできる。言い換えると、中央ウェブWM0の一方の端縁Q1(第1の端縁)及び他方の端縁Q2(第2の端縁)は、製造装置50の搬送面(図示されず)の適正な位置に存在しており、よって他のウェブを中央ウェブWM0上に配置するときの横断方向における基準とすることができる。中央ウェブWM1〜WM4、半製品ウェブWP1、WP2の両端縁Q1、Q2についても同様である。
第1、第2の側部ウェブWE10、WE20は横断方向の寸法にばらつきを有する資材ウェブW0からばらつきを有さない中央ウェブWM0を切り分けた残部なので、横断方向の寸法にばらつきを有する。その後、中央ウェブWM0は中央ウェブ延伸工程へ供給され、第1、第2の側部ウェブWE10、WE20は側部ウェブ延伸接合工程へ供給される。
次いで、中央ウェブ延伸工程では、図2に示すように、連続シート状の中央ウェブWM0が延伸装置59に供給される。そして、中央ウェブWM0は延伸装置59により横断方向の延伸処理(例示:ギアストレッチ処理)を施されて、図3(c)に示すように、横断方向に伸縮可能な中央ウェブWM1が形成される。中央ウェブWM1は、第1のウェブ7aとなる部分107aを含む。中央ウェブWM1は、伸縮部材配置工程へ供給される。
一方、側部ウェブ延伸接合工程の前半プロセスでは、図2に示すように、連続シート状の第1、第2の側部ウェブWE10、WE20が延伸装置53に供給される。そして、第1、第2の側部ウェブWE10、WE20はそれぞれ延伸装置53により横断方向の延伸処理(例示:ギアストレッチ処理)を施されて、図3(c)に示すように、横断方向に伸縮可能な第1、第2の側部ウェブWE11、WE21が形成される。第1、第2の側部ウェブWE11、WE21は、それぞれ第2のウェブ7bとなる部分107bを含む。第1、第2の側部ウェブWE11、WE21は、出口ニップロール54を介して押圧ロール56へ搬送される。側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセスは後述される。
次いで、伸縮部材配置工程では、図2に示すように、連続シート状の伸縮部材ウェブWL0が切断装置62に供給される。伸縮部材ウェブWL0は、伸縮部材12用のウェブであり、図3(d)に示すように、伸縮部材12となる部分112aを含む。ロールWR2から巻き戻された伸縮部材ウェブWL0は、横断方向の寸法にばらつきを生じている。
伸縮部材ウェブWL0は切断装置62により横断方向で半分ずつに切断される。それにより、当初の半分の横断方向の寸法を有し、横断方向に並んで搬送される一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2が形成される。一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2は切断装置64へ供給される。ここで、本実施の形態では、伸縮部材ウェブWL0は横断方向の中央を切断される。それにより、伸縮部材ウェブWL1、WL2の横断方向(幅方向)での寸法のばらつきを約半分にすることができ、後述の伸縮部材112の寸法ばらつきを約半分に低減できる。その結果、伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係をより適正にできる。
一対の伸縮部材ウェブWL1、WL2は切断装置64により搬送方向に所定寸法ごとに切断される。それにより一対の伸縮部材112が形成される。伸縮部材112は実質的に伸縮部材12である。そして、一対の伸縮部材112のうちの接着剤を塗布された面を中央ウェブWM1に押圧ロールで押し付け、貼り付けて、中央ウェブWM2が形成される。これにより、一対の伸縮部材112が中央ウェブWM1に上下方向TDに重なるように配置される。中央ウェブWM2は、係合テープ接合工程へ供給される。
本実施の形態では、一対の伸縮部材112の一方を中央ウェブWM1の端縁Q1を基準として中央ウェブWM1上の所定位置に配置し、一対の伸縮部材112の他方を中央ウェブWM1の端縁Q2を基準として中央ウェブWM1上の所定位置に配置する。このように適正な位置にある中央ウェブWM1の端縁Q1、Q2の位置を基準として伸縮部材112を中央ウェブWM1上に配置するので、伸縮部材112の位置を適正な位置、すなわち設計通りの位置にでき、伸縮部材112と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。
また、本実施の形態では、伸縮部材112の搬送方向の寸法は、中央ウェブWM1の搬送方向の寸法よりも小さい。したがって、搬送方向に連続的に生産される工程において、中央ウェブWM1における搬送方向に並んだ第1のウェブ7a用の部分107a同士で、貼り付けられる伸縮部材112同士は非連続であり、互いに影響を及ぼし合うことはない。それにより外部要因(例示:搬送方向のテンション変動など)によるばらつきが少ない状態で伸縮部材112を中央ウェブWM1に貼り合わせることができ、伸縮部材112と他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。また、伸縮部材112が連続的にテンションを掛けられた状態で貼り付かないので、伸縮部材112の寸法精度を高められる。
本実施の形態では、伸縮部材112の横断方向の寸法は、中央ウェブWM1の横断方向の寸法よりも小さい。したがって、横断方向に伸縮させるべき箇所(例示:サイドフラップSFの領域)にのみ伸縮部材112を配置できるので、取り付けられた伸縮部材112が経時的に収縮するなどして中央ウェブWM2が横断方向に変形する事態を抑制できる。それにより、中央ウェブWM、すなわち第1のウェブ7aや伸縮部材112と他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。
次いで、係合テープ接合工程(接合工程)では、図2に示すように、連続シート状の係合テープウェブWT0が切断装置66に供給される。係合テープウェブWT0は、係合テープ8用のウェブであり、図4(a)に示すように、係合テープ8となる部分108aを含む。ロールWR3から巻き戻された係合テープウェブWT0は、横断方向の寸法にばらつきを生じている。
係合テープウェブWT0は切断装置66により横断方向で半分ずつに切断される。それにより、当初の半分の横断方向の寸法を有し、横断方向に並んで搬送される一対の係合テープウェブWT1、WT2が形成される。一対の係合テープウェブWT1、WT2は切断装置66へ供給される。本実施の形態では、係合テープウェブWT0は横断方向の中央を切断される。それにより係合テープウェブWT1、WT2の横断方向(幅方向)での寸法のばらつきを約半分にでき、後述される係合テープ108の寸法ばらつきを約半分に低減できる。それにより伸縮部材と他の部材との相対的な位置関係をより適正にできる。
一対の係合テープウェブWT1、WT2は切断装置66により搬送方向に所定寸法ごとに切断されて、一対の係合テープ108が形成される。係合テープ108は実質的に係合テープ8である。そして、一対の係合テープ108のうちの接着剤を塗布された面を中央ウェブWM2に押圧ロールで押し付け、貼り付けて、中央ウェブWM3が形成される。これにより一対の係合テープ108が一対の伸縮部材112及び中央ウェブWM1に上下方向TDに重なるように配置される。中央ウェブWM3は折り畳み工程へ供給される。
このとき、本実施の形態では、一対の係合テープ108の一方を中央ウェブWM2の一方の端縁Q1を基準として一部分が端縁Q1から外側に延出するように中央ウェブWM2上の所定の位置に配置し、一対の係合テープ108の他方を中央ウェブWM2の他方の端縁Q2を基準として一部分が端縁Q2から外側に延出するように中央ウェブWM2上の所定の位置に配置する。このように、適正な位置にある中央ウェブWM2の端縁Q1、Q2の位置を基準として係合テープ108を中央ウェブWM2上に配置するので、係合テープ108の位置を適正な位置、すなわち設計通り位置にすることができ、係合テープ108と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。
次いで、折り畳み工程では、図2及び図4(b)に示すように、中央ウェブWM3の横断方向の両端縁Q1、Q2の位置から両外側に延出している一対の係合テープ108、108の延出部分は、折り畳み装置70により横断方向の内側に向かって折り畳まれる。この場合、中央ウェブWM3における伸縮部材112の位置する面とは反対側の面に被さるように折り畳まれる。それにより、中央ウェブWM4が形成される。中央ウェブWM4は、側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセスへ供給される。
次いで、側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセス(形成工程)では、図2に示すように、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の一方の面に塗布装置55により接着剤(例示:ホットメルト接着剤)が塗布される。そして、押圧ロール56は、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の接着剤が塗布された面を中央ウェブWM4に押し付け、貼り付ける。ただし中央ウェブWM4の伸縮部材112の位置する面に第1、第2の側部ウェブWE11、WE21を貼り付ける。それにより図4(c)に示すように、中央ウェブWM4の両端部にそれぞれ第1、第2の側部ウェブWE11、WE21が積層された半製品ウェブWP1が形成される。半製品ウェブWP1はサイドフラップ形成部材10用のサイドフラップ形成ウェブといえる。半製品ウェブWP1は半製品延伸工程へ供給される。
本実施の形態では、第1の側部ウェブWE11を中央ウェブWM1の端縁Q1を基準として中央ウェブWM1上の所定の位置に配置し、第2の側部ウェブWE21を中央ウェブWM1の端縁Q2を基準として中央ウェブWM1上の所定の位置に配置する。このように、適正な位置にある中央ウェブWM1の端縁Q1、Q2の位置を基準として第1、第2の側部ウェブWE11、WE21を中央ウェブWM1に配置するので、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の位置を適正な位置、すなわち設計通りの位置にでき、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21と他の部材との相対的な位置関係を適正にできる。
本実施の形態では、横断方向において、中央ウェブWM1の端縁Q1に、第1の側部ウェブWE11の横断方向の一方の端縁V1が重なるように、中央ウェブWM4と第1の側部ウェブWE11とが積層される。また中央ウェブWM1の端縁Q2に、第2の側部ウェブWE21の横断方向の一方の端縁V2が重なるように、中央ウェブWM4と第2の側部ウェブWE21とが積層される。このように、適正な位置にある中央ウェブWM4の端縁Q1、Q2、すなわち位置の基準に、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の外側の端縁V1、V2が重ね合わすことで、第1、第2の側部ウェブWE11、WE21の外側の端縁V1、V2での寸法ばらつきの影響を排除すると共に、寸法ばらつきがあっても問題の無い内側の端縁に寸法ばらつきを移行させている。その結果、中央ウェブWM4と第1、第2の側部ウェブWE11、WE21との相対的な位置関係を安定化できる。
次いで、半製品延伸工程では、図2に示すように、半製品ウェブWP1が延伸装置73に供給される。そして、半製品ウェブWP1の両端部(第1、第2の側部ウェブWE11、WE21が積層された箇所)は延伸装置73により、一部分に又は全面に、横断方向の延伸処理(例示:ギアストレッチ処理)を施される。それにより半製品ウェブWP1の両端部の一部分に又は全面に、横断方向に伸縮可能な伸縮領域113が形成される。その後、延伸処理された半製品ウェブWP1は、図4(d)に示すように、切断装置75により搬送方向に所定寸法ごとに切断されて、半製品ウェブWP2、すなわち個々に分離されたサイドフラップ形成部材10が形成される。半製品ウェブWP2、すなわち個々に分離されたサイドフラップ形成部材10は吸収性本体形成工程に搬送される。
上記の中央ウェブWM4と伸縮部材112と第1の側部ウェブWE11又は第2の側部ウェブWE21との積層体、すなわち半製品ウェブWP1の両端部の延伸処理により、サイドフラップSF1、SF2の伸縮機能を発現させることができる。延伸処理により、中央ウェブWM4と伸縮部材112と第1の側部ウェブWE11又は第2の側部ウェブWE21との間の相互の密着度が向上し、位置ずれが起こり難くなる。それにより、中央ウェブWM4と伸縮部材112と第1の側部ウェブWE11又は第2の側部ウェブWE21との間の相対的な位置関係や、それらと他の部材との相対的な位置関係を安定化できる。
次いで、吸収性本体形成工程では、図2に示すように、サイドフラップ形成部材10は、吸収性本体形成ユニット50hに供給される。そして、図5に示すように、サイドフラップ形成部材10は、吸収性本体形成ユニット50hより形成される吸収性本体ABに接合される。それにより、吸収性物品1が完成する。
以上説明されたように、本吸収性物品の製造方法では、第1の資材ウェブと第2の資材ウェブとを横断方向に一体化して一つの資材ウェブW0とし、その資材ウェブW0の横断方向の中央の部分を、横断方向に所定寸法(所望寸法)を有する一枚の中央ウェブWMとして切断している。それにより、寸法ばらつきのほとんどない一枚の中央ウェブWM、すなわち第1のウェブ7aを形成できる。このとき、その資材ウェブの残部である中央ウェブWMの横断方向の両側の第1の側部ウェブWE1及び第2の側部ウェブWE2は、横断方向に寸法ばらつきを有することになる。しかし、適正な位置にある中央ウェブWMの両端縁Q1(第1の端縁)、Q2(第2の端縁)を基準として第1の側部ウェブWE1及び第2の側部ウェブWE2は中央ウェブWMの所定位置に重ね合わされる。それにより第1の側部ウェブWE1と第2の側部ウェブWE2の寸法ばらつきを、第1の側部ウェブWE1と第2の側部ウェブWE2の内側の端部、すなわち寸法ばらつきがあっても問題の無い中央ウェブWMの内側上方に移行でき、寸法ばらつきの影響を排除することができる。これにより、サイドフラップSF1、SF2の外側の端縁での寸法ばらつきをほとんど無くすことができる。更に、寸法ばらつきのほとんどない中央ウェブの両端縁Q1、Q2を基準として、一対の係合テープ108を中央ウェブWMの所定位置に接合することで、一対の係合テープ108を中央ウェブWMの適正な位置に配置できる。これらにより、サイドフラップ形成部材10、すなわちサイドフラップSF1、SF2や係合テープ8などの相対的な位置関係が適正となり、サイドフラップSF1、SF2が吸収性本体ABから延出し過ぎたり、延出不足であったりすることはなく、係合テープ8がサイドフラップSF1、SF2から延出し過ぎたり、延出不足であったりすることはなくなる。一方、資材ウェブW0から切り出された第1の側部ウェブWE1及び第2の側部ウェブWE2は、寸法ばらつきの影響を生じさせずに、すべて有効に利用されている。以上のことから、資材の無駄などを発生させずに、サイドフラップ等の寸法精度を高めることができる。
本実施の形態では係合テープ108を中央ウェブWMに貼り付けた後、側部ウェブWEを中央ウェブWMに貼り付ける。しかし係合テープ108を側部ウェブWEに貼り付けた後に、側部ウェブWEを中央ウェブWMに貼り付けてもよい。すなわち、係合テープ接合工程を側部ウェブ延伸接合工程の前半プロセスと後半プロセスとの間で行ってもよい。
具体的には例えば以下の工程になる。(1)側部ウェブ延伸接合工程の前半プロセスの後、第1、第2の側部ウェブWE1、WE2の端縁V1、V2を基準として、両端縁V1、V2から所定距離だけ離れた位置に一対の係合テープ108、108の端縁R1、R2が位置するように、一対の係合テープ108、108を第1、第2の側部ウェブWE1、WE2に貼り付ける(係合テープ接合工程)。(2)その後、中央ウェブWMの両端縁Q1、Q2を基準として、両端縁Q1、Q2に第1、第2の側部ウェブWE1、WE2の端縁V1、V2が重なるよう、第1、第2の側部ウェブWE1、WE2を中央ウェブWMに貼り付ける(側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセス)。それにより半製品ウェブWP1が形成される。なお係合テープ108は第1、第2の側部ウェブWE1、WE2のどちらの面に貼り付けてもよい。また、製造装置50では、折り畳みユニット50fを半製品延伸ユニット50gの前かつ側部ウェブ延伸接合ユニット50bの後に配置し、係合テープ接合ユニット50eを側部ウェブ延伸接合ユニット50bの前半プロセスの後かつ側部ウェブ延伸接合ユニット50bの後半プロセスの前に配置する。
又は、第1、第2の側部ウェブWE1、WE2を中央ウェブWMに貼り付けた後に、一対の係合テープ108、108を中央ウェブWM2に貼り付けてもよい。すなわち、係合テープ接合工程を側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセスの後に行ってもよい。
具体的には例えば以下の工程になる。(1)伸縮部材配置工程の後、中央ウェブWMの両端縁Q1、Q2を基準として、両端縁Q1、Q2に第1、第2の側部ウェブWE1、WE2の端縁V1、V2が重なるように、第1、第2の側部ウェブWE1、WE2を中央ウェブWMに貼り付ける(側部ウェブ延伸接合工程の後半プロセス)。(2)その後、中央ウェブWMの両端縁Q1、Q2を基準として、両端縁Q1、Q2から所定距離だけ離れた位置に一対の係合テープ108、108の端縁R1、R2が位置するように、一対の係合テープ108、108を中央ウェブWM又は第1、第2の側部ウェブWE1、WE2に貼り付ける。それにより、半製品ウェブWP1が形成される。なお、一対の係合テープ108、108は中央ウェブWM又は第1、第2の側部ウェブWE1、WE2の外側に配置される。また、製造装置50では、半製品延伸ユニット50gの前に折り畳みユニット50fを配置し、折り畳みユニット50fの前かつ側部ウェブ延伸接合ユニット50b及び伸縮部材配置ユニット50dの後に係合テープ接合ユニット50eを配置する。
これらの場合も、図2〜図5を用いて説明された上記の吸収性物品の製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態の好ましい形態では、伸縮部材配置工程において、中央ウェブWM1の端縁Q1、Q2を基準として一対の伸縮部材112の各々が配置される所定の位置としては、一対の係合テープ108の各々と中央ウェブWMとが上下方向に重なる位置が挙げられる。すなわち、中央ウェブWMと係合テープ108と伸縮部材112とが互いに重なるように配置される。このような配置は、伸縮部材12と係合テープ8と第1のウェブ7a(中央ウェブWM)とが協調してサイドフラップSFの機能を発揮するために好ましい。本実施の形態では、適正な位置にある中央ウェブWM1の端縁Q1、Q2の位置を基準として係合テープ108や伸縮部材112を中央ウェブWM1の適正な位置に配置できる。そのため、伸縮部材112と係合テープ108との相対的な位置関係を適正にできる。また、本実施の形態の他の好ましい形態では、上記所定の位置として、図3(d)に示すように、横断方向において、一方の伸縮部材112の端部P1が中央ウェブWM1の端縁Q1から所定距離だけ内側の位置となり、他方の伸縮部材112の端部P2が中央ウェブWM1の端縁Q2から所定距離だけ内側の位置となる位置が挙げられる。このような配置は、伸縮部材12と第1のウェブ7a(中央ウェブWM)とが協調してサイドフラップSFの機能を発揮するため好ましい。本実施の形態では、適正な位置にある中央ウェブWM1の端縁Q1、Q2の位置を基準として、中央ウェブWM1上の端縁Q1、Q2と伸縮部材112の端部P1、P2とが所定の相対的な位置関係を有するように、厚さ方向に重ねられる。そのため中央ウェブWM1と伸縮部材112との相対的な位置関係を適正にできる。
本実施の形態の更に他の好ましい形態では、上記所定の位置として、一対の伸縮部材112の横断方向の内側の一部が、サイドフラップ形成部材10における吸収性本体ABとの取り付け位置に重なる位置が挙げられる。この配置では、伸縮部材12の伸縮の支点が位置の安定した吸収性本体ABになるので、伸縮動作を安定にできる。この場合、適正な位置の中央ウェブWM1と厚さ方向に重なる位置を基準として伸縮部材112が配置され、かつ、サイドフラップ形成部材10の吸収性本体ABとの取り付け位置を基準としても配置されるので、伸縮部材112と他の部材との相対的な位置関係をさらに適正にできる。また、本実施の形態のさらに他の好ましい形態では、係合テープ接合工程にて、予め設定された寸法で中央ウェブWM2の端縁Q1、Q2から横断方向の外側に延出するように一方及び他方の係合テープ108、108を中央ウェブWM2に接合する。この場合、一対の係合テープ108、108の端縁R1、R2の位置を基準として、適正な位置にある中央ウェブWM2の端縁Q1、Q2の位置との距離が所定寸法となるように一対の係合テープ108、108が中央ウェブWM2に接合される。そのため中央ウェブWM2と係合テープ108との相対的な位置関係を適正にできる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。以下では上記第1の実施の形態と相違する点について主に説明する。図6は第2の実施の形態に係る吸収性物品1を示す図である。図6(第2の実施の形態)に示す吸収性物品1では、サイドフラップSF1、SF2の構成(又はサイドフラップ形成部材10の構成)が、図1(第1の実施の形態)に示す吸収性物品1と相違する。図1のサイドフラップSF1、SF2では、サイドフラップSF1の第1のウェブ7aとサイドフラップSF2の第1のウェブ7aとは共通の一枚のウェブで構成される。しかし、図6のサイドフラップSF1、SF2では、サイドフラップSF1の第1のウェブ7aとサイドフラップSF2の第1のウェブ7aとは、別々の二枚のウェブで構成される。第1のウェブ7aの使用量を少なくでき、コストを削減できる。
図7及び図8は第2の実施の形態に係る吸収性物品1の製造方法を説明する図である。図7(a)、(b)及び図8は、図3(a)、(b)及び図5に対応する。図6に示す吸収性物品1の製造方法では、切り分け工程において、図7(a)に示すように、連続シート状の資材ウェブW0が切断装置51に供給される。切断装置51のカッターロールは、二つの切断刃に加えて、外周面上に、回転方向に沿って延びる第3の切断刃を、回転軸方向の二つの切断刃の中間の位置に有する。資材ウェブW0は切断装置51により切り分けられて、図7(b)に示すように、中央ウェブWM0と、中央ウェブWM0における横断方向の一側及び他側それぞれに隣接する第1、第2の側部ウェブWE10、WE20とが形成される。同時に、中央ウェブWM0は切断装置51により更に二等分に切り分けられ、中央ウェブWM01、WM02が形成される。この場合、中央ウェブWM01の横断方向の外側の端縁がQ1(第1の端縁)となり、中央ウェブWM02の横断方向の外側の端縁がQ2(第2の端縁)となる。他の製造工程は、図3(c)、(d)、図4(a)〜(d)と同様であり、最終的に図8(図6)の構成を有する吸収性物品1が完成する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の吸収性物品は、上述した各実施形態に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組合せや変更等が可能である。
1 吸収性物品 8 係合テープ 7a 第1のウェブ 7b 第2のウェブ
SF1、SF2 サイドフラップ W0 資材ウェブ WM 中央ウェブ
WE1、WE2 側部ウェブ

Claims (9)

  1. 吸収性本体と、前記吸収性本体の幅方向の両端部から外側に延出する一対のサイドフラップと、前記一対のサイドフラップの前記幅方向の前記外側の端部から延出する一対の係合テープと、を備え、前記一対のサイドフラップの各々は、第1のウェブと、前記第1のウェブと厚み方向に重なる第2のウェブと、を含む吸収性物品の製造方法であって、
    搬送方向に延びる一枚の資材ウェブを、前記搬送方向に沿って切り分けて、前記搬送方向と直交する横断方向における中央に位置する、前記第1のウェブ用の中央ウェブと、前記横断方向における前記中央ウェブの一側及び他側それぞれに隣接する、前記第2のウェブ用の第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブを形成する切り分け工程であって、前記中央ウェブは、前記横断方向において、一枚又は二枚に切り分けられる、切り分け工程と、
    前記第1の側部ウェブ及び前記第2の側部ウェブを、それぞれ前記中央ウェブにおける前記第1の側部ウェブ側の第1の端縁及び前記第2の側部ウェブ側の第2の端縁を基準として、互いに重ならないように前記第1の端縁と前記第2の端縁との間の前記中央ウェブの所定位置に積層して、サイドフラップ用のサイドフラップ形成ウェブを形成する形成工程と、
    前記一対の係合テープを、それぞれ前記第1の端縁及び前記第2の端縁を基準として、それぞれ一部分が前記第1の端縁及び前記第2の端縁から外側に延出するように前記中央ウェブ又は第1の側部ウェブ及び第2の側部ウェブの所定位置に接合する接合工程と、
    を備え、
    前記一対のサイドフラップの各々は、前記幅方向に伸縮性を有する伸縮部材を含んでおり、
    前記形成工程及び前記接合工程の前に、前記中央ウェブにおける、前記一対の係合テープの各々が前記中央ウェブと厚さ方向に重なる位置に前記伸縮部材を配置する伸縮部材配置工程を更に備える、
    吸収性物品の製造方法。
  2. 前記伸縮部材配置工程は、前記搬送方向に延びる単一の伸縮部材ウェブを、前記搬送方向に沿って、前記横断方向の中央の位置で切り分け、前記搬送方向に所定寸法ごとに切断して、一対の前記伸縮部材を形成する工程を含む、
    請求項に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記伸縮部材配置工程において、前記一対の伸縮部材における前記横断方向の内側の一部が、前記サイドフラップにおける前記吸収性本体との取り付け位置に重なるように、前記一対の伸縮部材が前記中央ウェブに配置される、
    請求項に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記伸縮部材の前記搬送方向の寸法は、前記中央ウェブの前記搬送方向の寸法よりも小さい、
    請求項又はに記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記伸縮部材の前記横断方向の寸法は、前記中央ウェブの前記横断方向の寸法よりも小さい、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記伸縮部材配置工程後に、前記中央ウェブと前記伸縮部材と前記第1の側部ウェブ又は前記第2の側部ウェブとの積層体を延伸処理する延伸工程を更に備える、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記伸縮部材は、前記第1のウェブと前記第2のウェブとの間に位置しており、
    前記形成工程の前に、前記第1の端縁及び前記第2の端縁それぞれから所定距離だけ内側の位置に、一対の前記伸縮部材の外側の端部が位置するように、前記一対の伸縮部材を前記中央ウェブ上に配置する伸縮部材配置工程を更に備える、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  8. 前記形成工程では、前記横断方向において、前記第1の端縁に、前記第1の側部ウェブの前記横断方向の一方の端縁が重なるように、前記中央ウェブと前記第1の側部ウェブとが積層され、前記第2の端縁に、前記第2の側部ウェブの前記横断方向の一方の端縁が重なるように、前記中央ウェブと前記第2の側部ウェブとが積層される、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 前記接合工程は、予め設定された寸法で前記第1の端縁から前記横断方向の外側に延出するように前記一対の係合テープの一方を前記中央ウェブに接合し、予め設定された寸法で前記第2の端縁から前記横断方向の外側に延出するように前記一対の係合テープの他方を、前記中央ウェブに接合する工程を含む、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の吸収性物品の製造方法。
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