JP2015104649A - テープ型使い捨ておむつ及び止着テープの製造方法 - Google Patents

テープ型使い捨ておむつ及び止着テープの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】止着テープの固定長を短くすると共に、止着テープとおむつ本体を強固に固定する。【解決手段】止着テープ4を備えたテープ型の使い捨ておむつ100aに関する。止着テープ4は、おむつの後身頃2に固定される基材シート41と、基材シート41の延出部分41aに取り付けられる係合部材42と、を有する。基材シート41は、後身頃2に固定される固定端側に、その他の部分と比較して少なくとも1層多くのシート部材が重なっている重畳部分41bを有する。重畳部分41bを形成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に、互いに固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、テープ型の使い捨ておむつ、及びテープ型の使い捨ておむつに用いられる止着テープの製造方法に関するものである。具体的に説明すると、本発明に係るテープ型使い捨ておむつは、後身頃に設けられた止着テープを前身頃に止め付けることにより、着用者の身体に装着されるタイプのおむつである。
従来から、テープ型の使い捨ておむつが知られている。テープ型の使い捨ておむつは、後身頃の左右両側に、一又は複数の止着テープが取り付けられている。止着テープは、使い捨ておむつの後身頃を前身頃に連結させる。これにより、使い捨ておむつを着用者の腰回りにフィットさせることができる。また、一般的に、使い捨ておむつの前身頃に、止着テープが係合し易いフロントパッチが配置されていたり、前身頃を構成する素材が、止着テープと係合可能な素材で構成されている。
ここで、従来から、テープ型の使い捨ておむつのフィット性を高めて欲しいとの要求がある。このため、従来から、テープ型の使い捨ておむつが着用者の腰回りに好適にフィットするように、使い捨ておむつに対して伸縮性を付与する技術が知られている。例えば、使い捨ておむつに伸縮性を付与する技術として、以下の2通りが存在する。
第1に、例えば特許文献1に示されるように、使い捨ておむつの腰回りに、伸縮性を有する伸縮シートを配置する技術が知られている(特許文献1)。例えば、特許文献1の例では、おむつの後身頃側に、幅方向に沿って伸縮する伸縮シートが配置されている。この伸縮シートとしては、例えば、ウレタンフィルムやエラストマーフィルムのような伸縮弾性フィルム、ウレタン樹脂を原料に用いたスパンボンド不織布、メルトブロー不織布などの伸縮性不織布、又はウレタン繊維を不織布やティシュで挟んだ伸縮性シートが一般的に用いられている。
第2に、例えば特許文献2に示されるように、使い捨ておむつの幅方向両側に、伸縮性を有するサイドパネルを配置する技術が知られている。例えば、特許文献2の例では、サイドパネルを構成するシート部材に複数の弾性伸縮部材を取り付けることで、このサイドパネルに伸縮性を付与している。また、その他にも、サイドパネルは、伸縮性のエラストマーフィルムを不織布で挟んだ構造とすることも知られている。
また、現在では、上記のようにテープ型の使い捨ておむつのフィット性を高めることに加えて、止着テープ自体を柔らかくして欲しいとの要求がある。このため、近年では、止着テープの素材として、柔らかい不織布などが用いられるようになってきている。例えば、止着テープの手触りを柔らかくするために、止着テープの基材を構成する不織布の目付量を低くしたり、不織布に形成するエンボスのエンボス率を低くすることもある。このように、テープ型使い捨ておむつのユーザは、止着テープを前身頃に止め付ける際に、この止着テープがしなやかに伸縮することと、この止着テープの手触りが柔らかいことを求めている。
特許第5210447号公報 特開2011−160933号公報
しかし、テープ型の使い捨ておむつにおいて、止着テープを前身頃に止め付ける際に、止着テープをしなやかに伸縮させつつ、この止着テープの柔軟性を維持することは一般的に困難であるとされている。すなわち、特許文献1や2に開示されているように、止着テープの固定されている部位が自由に収縮するような構造を採用すると、止着テープは、利用者によって強い力で引っ張られることとなる。このとき、止着テープ自体が柔らかい不織布などで形成されていると、止着テープに強い力が加わったときに、止着テープが使い捨ておむつの両側端縁から分離してしまうという問題がある。このため、止着テープの伸縮性と柔軟性を両立させるためには、止着テープをおむつの本体に強固に固定するための技術が必要となる。
止着テープとおむつの本体に強固に固定する必要性について、より詳しく説明する。例えば、おむつを着用者に装着させる際に、おむつの両側縁端が着用者の背中側に置かれてしまうことがある。このような場合、利用者は、止着テープを摘んで、この止着テープをおむつの両側端縁を引き出す作業を行う。このときに、止着テープに対して、強い引張力が加わる。このため、おむつ本体と止着テープの接合力が低いものであると、止着テープに引張力が加わったときに、おむつ本体と止着テープが分離してしまう恐れがある。従って、止着テープの強度や、止着テープとおむつ本体との固定の強度が必要となる。
また、例えば、特許文献1のように、おむつ本体の腰回りに伸縮シートが配置されている構造の場合、着用前の段階においては、この伸縮シートが縮んでいることとなる。従って、おむつ本体の両側端縁に固定されている止着テープを、着用者の背中側から引き出す機会も多くなる。このため、このような構造の使い捨ておむつでは、特に止着テープをおむつ本体に強く固定する必要がある。例えば、止着テープは、一般的に、おむつ本体の両側縁部を構成するサイドシートと、おむつ本体の最外層を構成するカバーシートの間に挟持して固定される。このとき、止着テープの根元(固定端)は、サイドシートとカバーシートの間に深く挟み込まれている程、強く固定される。すなわち、止着テープをおむつ本体に固定する長さ(固定長)が長い程、両者の接合強度は高まる。例えば、止着テープは、サイドシートとカバーシートの間に、ホットメルト接着剤や熱融着(ヒートシール又は超音波シール)によって固定されている。
ただし、上述したように、止着テープをおむつ本体に対して強固に固定するために、止着テープの根元(固定端)をサイドシートとカバーシートの間に深く挟み込むこととすると、その分、伸縮シートを、おむつ本体の内側にずらして配置する必要がある。その結果、伸縮シートの腰回り方向の長さが短くなり、おむつのフィット性を十分に得られない可能性がある。
また、止着テープをおむつ本体に強固に固定するために、ホットメルト接着剤を多量に使用することも考えられる。しかし、ホットメルト接着を多量に使用すると、ホットメルト接着剤の色がおむつを透過して着用者に見えるようになってしまったり、ホットメルト接着を塗布した部分の風合いが損なわれてしまうこともある。また、止着テープをおむつ本体に強固に固定するために、ヒートシールや超音波シールを行う際の温度を高めて、シート同士を融着させることも考えられる。しかし、シート同士を高い温度で加熱すると、その加熱部分の樹脂が過剰に融けて風合いが固くなることがある。
また、例えば、特許文献2のように、伸縮性を持つサイドパネルに止着テープが取り付けられている構造の場合、止着テープは、サイドパネルの出来るだけ外側に固定されることが多い。その理由は、サイドフラップの質感よりも止着テープの質感の方が、固いことが多いためである。サイドパネルに止着テープを取り付ける構造の場合、サイドパネルに対し、止着テープを深く固定することで、互いの接合強度を高めることができる。しかし、サイドパネルと止着テープの固定長を長くすると、止着テープがサイドパネルの伸縮性を阻害し、十分なフィット性を得られない可能性がある。また、熱融着によって、止着テープがサイドパネルを強く固定すると、止着テープとサイドパネルが共に溶融するため、その溶融部分の手触りが固くなるという欠点がある。
以上のように、テープ型の使い捨ておむつでは、腰回りに伸縮シートを配置したり、幅方向両端に伸縮性のサイドパネルを配置したりして、おむつ本体に伸縮性を付与することが好ましいとされている。また、テープ型の使い捨ておむつに用いられる止着テープは、その手触りが柔らかいものであることが好ましいとされている。ただし、手触りの柔らかい止着テープを伸縮性のあるおむつ本体に取り付ける場合には、止着テープとおむつ本体を強固に固定する必要がある。このとき、止着テープをおむつ本体に固定する長さ(固定長)を長くすることで、両者の接合強度を高めることができる。しかし、止着テープの固定長を長くすると、おむつ本体の伸縮性を阻害してしまうこととなる。
このため、現在では、おむつ本体の伸縮性と止着テープの柔軟性を効果的に両立させるために、止着テープの固定長を短くしつつも、止着テープとおむつ本体を強固に固定することのできる技術が求められている。
そこで、本発明の発明者は、上記の従来発明の問題点を解決する手段について鋭意検討した結果、止着テープのうち、おむつ本体に固定される側の端部近傍を、複数層のシート部材で形成し、各シート部材を互いに接合するという知見を得た。すなわち、止着テープの固定端側に、シート部材が複数枚重なった重畳部分を形成しておくことで、止着テープとおむつ本体の固定長が短くても、両者を強固に固定することが可能であることが判った。そして、本発明者は、上記知見に基づけば、従来技術の課題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。
具体的に説明すると、本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は、テープ型使い捨ておむつに関する。
本発明に係る使い捨ておむつは、着用者の腹部に接する前身頃1と、着用者の背部に接する後身頃2と、前身頃1と後身頃2の間に位置する股下部3とに区分される。
また、本発明に係る使い捨ておむつは、後身頃2の幅方向の左右両側に、幅方向の端縁から延出するようにして、少なくとも左右一対の止着テープ4が取り付けられている。この止着テープ4は、前身頃1の一部に係合させることができる。
ここで、止着テープ4は、基材シート41と、係合部材42とを有する。
基材シート41は、後身頃2に固定される。
係合部材42は、基材シート41の延出部分41aに取り付けられる。
さらに、基材シート41は、後身頃2に固定される固定端側に、その他の部分と比較して少なくとも1層多くのシート部材が重なっている重畳部分41bを有している。
そして、この重畳部分41bを形成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に、互いに固定されている。
上記構成のように、本発明の使い捨ておむつが備える止着テープ4は、固定端側に、複数のシート部材が重なった重畳部分41bを有している。この重畳部分41bは、例えば、基材シート41の一部を固定端において折り返したり、基材シート41の固定端近傍に別のシート部材を重ねたりすることで形成できる。このように、止着テープ4の固定端側に重畳部分41bを形成した上で、この止着テープ4をおむつ本体に固定することで、おむつ本体に止着テープ4を固定する長さ(固定長)を短くしても、両者を強固に固着させることができる。従って、止着テープ4に強い引張力が掛かった場合であっても、止着テープ4がおむつ本体から分離しにくくなる。特に、重畳部分41bを形成する複数のシート部材は、解離することがないように強固に固定されていることが好ましい。本発明は、止着テープとおむつ本体を強固に固定することを目的の一つしており、この重畳部分41bを形成するシート部材同士が解離してしまうと、この目的を達成することができないためである。
本発明の使い捨ておむつにおいて、基材シート41は、延出部分41aと重畳部分41bの間に中間部分41cを有していてもよい。この場合に、基材シート41は、中間部分41cにおいて、後身頃2に対して、接着剤で接合されていることが好ましい。接着剤としては、例えばホットメルト接着剤を用いることが好ましい。
上記構成のように、基材シート41を、重畳部分41bよりも幅方向外側(中間部分41c)において、おむつ本体に対して接着剤で固定することで、基材シート41とおむつ本体を強固に固定することができる。特に、基材シート41は、固定端側の重畳部分41bの厚みが厚くなっている。従って、重畳部分41bよりも幅方向外側(中間部分41c)において、おむつ本体に接着することで、止着テープ4がおむつ本体から抜けにくくなる。
本発明の使い捨ておむつにおいて、上記した接着剤による固定に加えて、基材シート41は、さらに、重畳部分41bにおいて、後身頃2に対して、ヒートシール又は超音波シールを含む熱融着法で接合されていることが好ましい。
上記構成のように、基材シート41の重畳部分41bにおいて、基材シート41とおむつ本体を熱融着法(ヒートシール又は超音波シール)で接合することで、両者をさらに強固に固定することができる。特に、基材シート41の重畳部分41bは、シート部材が複数層に重なっているため、熱融着法が施された際に溶融する材料が多くなっている。このため、重畳部分41bに熱融着法を施し、おむつ本体に固定することで、接合強度を高めることができる。
本発明の使い捨ておむつにおいて、基材シート41は、重畳部分41bにヒートシール又は超音波シールを含む熱融着法を施すことのみによって、後身頃2に対して接合されていてもよい。
上記構成のように、基材シート41は、中間部分41cに接着剤を塗布しなくても、重畳部分41bに熱融着法を施すことのみによって、後身頃2に対して接合することもできる。このような方法によっても、基材シート41とおむつ本体を強固に接合できる。
本発明の使い捨ておむつにおいて、基材シート41は、本体シート51と補強シート52を含んで構成されていてもよい。
この場合に、補強シート52は、本体シート51の固定端側において、本体シート51の一方面と他方面の両方を被覆するように、当該本体シート51に固定されていることが好ましい。
上記構成のように、本体シート51の表側と裏側に補強シート52を固定しておくことで、止着テープ4の固定端側に、少なくとも3層のシート部材が重なった領域(重畳部分41b)を形成することができる。従って、止着テープ4とおむつ本体の接合強度が向上する。
本発明において、補強シート52の一部は、後身頃2の幅方向の端縁から延出する位置まで延びていることが好ましい。
上記構成のように、補強シート52が、本体シート51の延出部分41aにまで達する長さを有していることで、本体シート51に対して強い引張力が掛かった場合であっても、本体シート51の根元部分が千切れてしまうようなトラブルを回避することができる。
次に、本発明に係る使い捨ておむつの別の実施形態について説明する。
本実施形態では、後身頃2の幅方向の左右両側に、左右一対のサイドパネル6が設けられる。また、サイドパネル6の幅方向の端縁から延出するようにして、少なくとも左右一対の止着テープ4が取り付けられている。この止着テープ4は、前身頃1の一部に係合させることができる。
止着テープ4は、サイドパネル6に固定される基材シート41と、この基材シート41の延出部分41aに取り付けられる係合部材42と、を有する。
基材シート41は、サイドパネル6に固定される固定端側に、その他の部分と比較して少なくとも1層多くのシート部材が重なっている重畳部分41bを有する。
重畳部分41bを形成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に、互いに固定されている。
上記実施形態によっても、止着テープ4の固定長を短くしつつ、止着テープ4とおむつ本体を強固に固定することができる。また、サイドパネル6が伸縮性を有する場合であっても、止着テープ4の固定長を短くすることができるため、この止着テープ4がサイドパネル6の伸縮性を阻害することを防止できる。
本発明の第2の側面は、使い捨ておむつに用いられる止着テープ4の製造方法に関する。
止着テープ4は、基本的に、基材シート41と、この基材シート41に固定される係合部材42とを有する。止着テープ4は、使い捨ておむつの後身頃2に取り付けて用いられるものである。
止着テープの製造方法では、まず、長尺の基材シートの連続体41´を用意する。次に、基材シートの連続体41´の短手方向の両側を折り返す。また、基材シートの連続体41´の折り返した部分を接合する。また、基材シートの連続体41´の短手方向の中央に、当該連続体41´の長手方向に沿った直線状、屈曲線状、又は屈折線状の切り込みを形成して、当該連続体41´を左右対称に分離する。そして、基材シートの連続体41´を左右に分離した物を、短手方向に切断して、個々の基材シート41を得る。止着テープの製造方法は、これらの工程を含む。
上記工程に従って止着テープを製造すれば、止着テープを構成する基材シート41の固定端側に、複数のシート部材が積層した重畳部分41bを形成することができる。このように重畳部分41bを有する基材シート41は、おむつ本体に対して強固に固定することができる。従って、上記工程に従って止着テープを製造することで、テープ型使い捨ておむつに好適に用いられる止着テープを製造することができる。
本発明によれば、止着テープの固定長を短くしつつも、止着テープとおむつ本体を強固に固定することができる。従って、本発明によれば、おむつ本体の伸縮性と止着テープの柔軟性を効果的に両立させることができるようになる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつを示した平面図である。 図2は、図1におけるX−X線の断面形状を概念的に示した断面図である。 図3は、図1におけるY−Y線の断面形状を概念的に示した断面図である。 図4(a)〜(c)は、止着テープの変形例を示した断面図である。 図5は、止着テープの別の変形例をした断面図である。 図6は、第1の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつの製造方法を概念的に示したフロー図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつを示した平面図である。 図8は、図7におけるX−X線の断面形状を概念的に示した断面図である。 図9は、第2の実施形態に係るテープ型使い捨ておむつの製造方法を概念的に示したフロー図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は、以下に説明する形態に限定されるものではなく、以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
なお、本願明細書において、「A〜B」とは、「A以上B以下」であることを意味する。
また、本願明細書において、「長さ方向」及び「幅方向」というときは、基本的に、使い捨ておむつの「長さ方向」及び「幅方向」を意味する。使い捨ておむつの長さ方向とは、前身頃と後身頃を結ぶ方向(図1の上下方向)を意味する。使い捨ておむつの幅方向とは、長さ方向と平面的に直交する方向(図1の左右方向)を意味する。
また、「厚み方向」とは、使い捨ておむつを構成するシート部材が重なる方向(図2の上下方向)を意味する。
また、各図において、立体空間における方向を理解し易くするために、直交座標X、Y、Zを設定している。各図において、X軸は幅方向を示し、Y軸は長さ方向を示し、Z軸は厚み方向を示している。
まず、主に図1及び図2を参照して、本発明に係るテープ型使い捨ておむつの第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るテープ型の使い捨ておむつ100の例を示す展開図である。図1は、使い捨ておむつを、装着時において着用者の肌に対向する面(肌対向面)側から見た状態を示している。
また、図2は、図1に示したX−X線にて、使い捨ておむつを幅方向に切断した状態を概念的に示した断面図である。図2では、本発明の使い捨ておむつの構造が分かりやすいように、おむつを上下2つに分離した状態が描画されている。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の使い捨ておむつ100の基本構造について説明する。
図1に示されるように、テープ型の使い捨ておむつ100は、縦長の形状となっている。使い捨ておむつ100は、その長さ方向おいて、装着時に着用者の腹部を覆う前身頃1と、着用者の背部を覆う後身頃2と、着用者の股下にあてがわれる股下部3の各部に区分される。
股下部3は、前身頃1と後身頃2の間に位置する部分である。使い捨ておむつ100は、股下部3を中心として、前身頃1及び後身頃2にかけて、吸収体30が配設されている。吸収体30は、尿などの液体を吸収し保持するための機能を有する。例えば、吸収体30は、着用者の尿や体液を吸収し保持するための吸収性材料を、コアラップシートによって肌当接面側及び肌非当接面側から被覆することによって構成されている。吸収性材料としては、例えば、フラッフパルプ及び高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;「SAP」)を混合してマット状にしたものを採用できる。フラッフパルプの例は、木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものである。高吸水性ポリマーの例は、ポリアクリル酸ナトリウムである。また、コアラップシートは、親水性シートで構成されている。親水性シートとしては、例えば、ティシュ、吸収紙、又は親水化処理を行った不織布を用いることができる。吸収体30の形状は、図1(a)に示されるように平面視したときに、矩形のコアラップシートの間に、例えば砂時計型に成型された吸収性材料を被包することが好ましい。ただし、吸収性材料の形状は、その他にも、矩形状、ひょうたん型、又はT字型等の公知の形状を採用できる。
図2に示されるように、吸収体30は、着用者の肌に対向する面(肌対向面)側から液透過性のトップシート10によって被覆され、反対側の肌に対向しない面(肌非対向面)側から液不透過性のバックシート20によって被覆される。従って、尿などの液体は、トップシート10を透過して、吸収体30に吸収保持され、バックシート20によって外部への漏出が阻止される。トップシート10を構成する液透過性材料として、例えば、織布、不織布、又は多孔性フィルを採用することができる。特に、液透過性材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、又はナイロンのような熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施したものを用いることが好ましい。また、バックシート20を構成する液不透過性材料としては、例えば、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を採用することができる。特に、液不透過性材料としては、微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは、0.1μm程度の微細な孔が多数形成されており、液不透過性ではあるが透湿性を有するためおむつ内部の蒸れを防止することができる。
また、図2に示されるように、使い捨ておむつの幅方向の両側には、左右一対のサイドシート60が配置される。サイドシート60は、疎水性を有しながらも通気性の高い材料によって形成されていることが好ましい。また、サイドシート60の一部は、長さ方向に延びる固定線61に沿って、トップシート10の表面上に固定される。また、サイドシート60は、固定線61よりも幅方向外側に延出している。また、サイドシート60は、固定線61よりも幅方向内側に延出している。サイドシート60の幅方向内側部分には、一又は複数本の弾性伸縮部材62が、長さ方向に沿った伸長状態で固定されている。これにより、サイドシート60は、立体ギャザーを形成する。この立体ギャザーは、弾性伸縮部材62が収縮したときに、その収縮力を利用して、着用者の肌に当接する方向に向かって起立する。起立した立体ギャザーは、トップシート10の左右側方から液体が漏洩することを防止するための防漏壁として機能する。
また、図2に示されるように、バックシート20の肌非対向面側には、カバーシート70が配置されている。カバーシート70は、バックシート20を補強し、その手触りを良くするために設けられる。カバーシート70を形成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布、又は湿式不織布を用いることができる。
また、図1及び図2に示されるように、テープ型の使い捨ておむつ100は、後身頃2側に、伸縮シート80を有していても良い。ただし、伸縮シート80は、任意の構成である。例えば、図2に示されるように、伸縮シート80は、バックシート20とカバーシート70の間に配置される。伸縮シート80は、使い捨ておむつの幅方向に沿って伸縮することができる構造となっている。例えば、伸縮シート80は、図1に示されるように、複数のシート部材81の間に、幅方向に延びる複数の弾性伸縮部材82を伸長状態で固定することによって、伸縮性を有する構造となっていてもよい。また、伸縮シート80は、それ自体が伸縮性を有していてもよい。例えば、伸縮シート80は、ウレタンフィルムやエラストマーフィルムのような伸縮弾性フィルムであってもよいし、ウレタン樹脂を原料に用いたスパンボンド不織布、メルトブロー不織布などの伸縮性不織布、又はウレタン繊維を不織布やティシュで挟んだ伸縮性のシートであってもよい。
また、図1に示されるように、テープ型の使い捨ておむつ100は、前身頃1及び後身頃2に、幅方向の左右外側に延出したサイドフラップ1a、2aを有している。サイドフラップ1a、2aは、股下部3における横幅と比べて、前身頃1及び後身頃2における横幅が広くなっている部分である。サイドフラップ1a、2aは、基本的に、おむつの中央部分から一体的に延出した部分となっている。
図1に示されるように、後身頃2に形成されたサイドフラップ2aには、左右一対の止着テープ4が取り付けられている。止着テープ4は、その一部が、後身頃2aの幅方向の端縁2bから延出するようにして、後身頃2aのサイドフラップ2aに固定されている。一方、前身頃1の肌非対向面側には、止着テープ4を止め付けるためのフロントパッチ5が設けられている。このため、テープ型の使い捨ておむつ100は、後身頃2を着用者の背部にあてがい、前身頃1を着用者の腹部にあてがった状態で、後身頃2に取り付けられている止着テープ4を、前身頃1に設けられたフロントパッチ5に係合させることにより、着用者に装着することが可能である。ただし、フロントパッチ5は、任意の構成である。
ここで、止着テープ4の構造について、さらに詳しく説明する。
図2には、止着テープ4の断面図が示されている。また、図2の下方には、止着テープ4の断面の拡大図が示されている。
図2に示されるように、止着テープ4は、おむつ本体に固定される基材シート41を有している。図2に示された実施形態において、止着テープ4の基材シート41は、サイドシート60とカバーシート70の間に挟持されるように固定されることとなる。基材シート41は、その一部が、使い捨ておむつの幅方向の端縁2bから延出するように固定されている。基材シート41のうち、幅方向の端縁2bから延出した部分が、延出部分41aとなる。
図2に示されるように、止着テープ4の延出部分41aには、係合部材42が設けられている。係合部材42は、止着テープ4の延出部分41aの肌対向面側に取り付けられる。係合部材42は、例えばフロントパッチ5に係合する部材で構成される。例えば、係合部材42とフロントパッチ5とは、粘着剤や粘着テープによって係合するものであってもよいし、機械的に結合される面状ファスナーを構成するものであってもよい。例えば、係合部材42とフロントパッチ5を係合させるファスニング機構としては、フック材(雄部材)とループ材(雌部材)の機械的結合により固定を行う面状ファスナー用いることが特に好ましい。面状ファスナーは、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状等)が形成されたフック材と、表面にループ状の繊維が配置されたループ材との組み合わせにより構成される。例えば、係合部材42としてフック材を採用し、フロントパッチ5の外表面にはループ材を形成すればよい。面状ファスナーは、ループ材の表面にフック材を貼り合わせた際、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させる。このため、面状ファスナーは、フック材とループ材を剥離可能な状態で、かつ強固に固着させることができるものであり、繰り返しの使用が可能である点、及び固着強度が高いという点において好ましい。
また、図2に示されるように、止着テープ4の基材シート41には、おむつ本体に固定される側の端部(固定端)側に、シート部材が複数重なった重畳部分41bが形成されている。図2に示された例において、重畳部分41bは、基材シート41の固定端側の一部を、上方に向かって折り返すことで形成されている。なお、重畳部分41bは、基材シート41の固定端側の一部を、下方に向かって折り返すことで形成することとしてもよい。また、重畳部分41bは、基材シート41の肌対向面側及び肌非対向面側の少なくとも一方に、別のシート部材を重ね合わせることで形成することもできる。
より具体的に説明すると、基材シート41は、幅方向の端縁2bから延出した延出部分41aと、シート部材が重なった重畳部分41bと、これらの延出部分41aと重畳部分41bの間に位置する中間部分41cとに区分されている。ここで、重畳部分41bは、その他の部分(延出部分41aと中間部分41c)と比較して、少なくとも1層以上多くのシート部材が重なっている。例えば、基材シート41は、延出部分41aと中間部分41cにおいて、シート部材を2層以上に重ねて構成することもできる。この場合、重畳部分41bは、シート部材が少なくとも3層以上に重なったものとなる。
また、重畳部分41bを構成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に互いに接合されている。特に、重畳部分41bを構成する複数のシート部材は、解離することがないように強固に固定されていることが好ましい。例えば、重畳部分41bを構成する複数のシート部材は、ホットメルト接着剤のような接着剤を用いて接合されていてもよいし、ヒートシールや超音波シールのような熱融着法によって接合されていてもよい。各シート部材の接合は、全面的なものであってもよいし、局所的なものであってもよい。また、ドット状の接合点を複数箇所に形成することにより、各シート部材を接合することとしてもよい。特に、例えば、シート部材の解離を防止するために、重畳部分41bにおいては、複数のシート部材を全面的に接合することが好ましい。
例えば、使い捨ておむつの幅方向(X方向)における基材シート41の長さを100%としたときに、重畳部分41bの長さは、少なくとも5%以上であることが好ましい。例えば、重畳部分41bは、基材シート41の長さに対し、5〜50%、5%〜30%、又は5%〜20%であることが好ましい。
また、図2に示された実施形態において、基材シート41の肌対向面側(上面側)は、サイドシート60の肌非対向面側(下面側)に接合される。このとき、本実施形態においては、まず、基材シート41の中間部分41cにホットメルト接着剤が塗布されて、基材シート41とサイドシート60が接合している(符号:J)。ここにいう、中間部分41cとは、延出部分41aと重畳部分41bの間に位置する部分である。このため、中間部分41cは、重畳部分41bよりも幅方向外側に位置している。また、中間部分41cは、おむつ本体の幅方向の端縁2bからは延出していないものの、重畳部分41bよりもシート部材の積層数が一枚以上少ない部分である。この中間部分41cに、ホットメルト接着剤(J)を塗布して、基材シート41をサイドシート60に固定することで、両者を強固に固着させることができる。
例えば、使い捨ておむつの幅方向(X方向)における基材シート41の長さを100%としたときに、中間部分41cの長さは、少なくとも10%以上であることが好ましい。例えば、中間部分41cは、基材シート41の長さに対し、10〜50%、10%〜40%、又は10%〜30%であることが好ましい。中間部分41cの長さをある程度確保することで、基材シート41とサイドシート60の接合力が高まる。
また、図2に示された実施形態において、基材シート41の重畳部分41bとサイドシート60は、ヒートシール又は超音波シールのような熱融着によって互いに接合されている(符号:K)。基材シート41の重畳部分41bは、他の部分と比較してシート部材が多く積層しているため、この重畳部分41bにヒートシール等を行うことで、シート部材が溶融する量が多くなる。従って、基材シート41とサイドシート60の接合力が強固になる。熱融着は、基材シート41の重畳部分41bの全体に施すこととしてもよいし、重畳部分41bの一部に施すこととしてもよい。また、熱融着は、基材シート41の重畳部分41bに対し、間隔をおいて複数箇所に施すこととしてもよい。
また、図2に示されるように、基材シート41の重畳部分41bは、厚み方向において、伸縮シート80の一部と重なっていることが好ましい。すなわち、基材シート41の重畳部分41bは、厚み方向において、伸縮シート80の幅方向の左右両端部分と重なっていることが好ましい。このように、基材シート41の重畳部分41bが伸縮シート80の一部と重なり合うようにすることで、利用者が基材シート41を摘んで幅方向外側に引っ張ったときに、この基材シート41に対する引張力が、伸縮シート80にも効率的に伝播するようになる。このため、利用者は、止着テープ4の基材シート41を引っ張ることで、伸縮シート80をスムーズに伸張させることができる。また、基材シート41の重畳部分41bが伸縮シート80に重なっていても、この重畳部分41bは比較的短い部分であるため、伸縮シート80の伸縮性を基材シート41が阻害することもない。特に、基材シート41と伸縮シート80は、基材シート41の重畳部分41bのみにおいて重なっていることが好ましい。例えば、基材シート41と伸縮シート80は、基材シート41の中間部分41cでは、重なっていないことが好ましい。これにより、基材シート41と伸縮シート80の重なりを最小限に留めることができ、伸縮シート80の伸張性能を最大限発揮することができる。
ここで、止着テープ4の固定端側に重畳部分41bが形成されていることの技術的意義について、さらに詳しく説明する。
図2に示されるように、重畳部分41bにおいては、止着テープ4を構成する基材シート41の厚みが厚くなる。このため、この重畳部分41bよりも幅方向外側に位置する中間部分41cにおいて、基材シート41とサイドシート60を接着剤で接合すれば、基材シート41に引張力が掛かった場合でも、重畳部分41bが引っ掛かるようになるため、基材シート41が抜けにくくる。このように、基材シート41の固定端側に重畳部分41bを形成することで、基材シート41とサイドシート60の接合力が向上する。従って、基材シート41とサイドシート60を固定する長さ(固定長)を長くしなくても、両者を十分強固に固着できる。すなわち、基材シート41とサイドシート60の固定長を、従来の技術よりも短くすることが可能となる。
また、図2に示されるように、基材シート41に重畳部分41bを形成することで、この重畳部分41bにおいて、基材シート41とサイドシート60とを効果的に融着させることができる。従って、上記中間部分41cにおける接合に加えて、重畳部分41bでの接合を行うことで、基材シート41とサイドシート60の接合力をさらに向上させることができる。
また、図2に示されるように、テープ型の使い捨ておむつを製造するときには、一般的に、まず、トップシート10とサイドシート60とを貼り合わせる。その後、このサイドシート60の肌非対向面側に止着テープ4を接合する。これにより、トップシート10とサイドシート60と止着テープ4とが組み合わさった上部積層体100aが作られる。他方、カバーシート70と、伸縮シート80と、バックシート20を貼り合わせて、下部積層体100bを作る。
ここで、まず、下部積層体100bの上方に吸収体30を重ねるときには、下部積層体100bの肌対向面側全体に、吸収体30を貼り合わせるためのホットメルト接着剤が塗布される(符号:L)。これにより、下部積層体100bの上方に、吸収体30が重ね合わされる。また、上部積層体100aを、吸収体30の上方に重ねるときには、上部積層体100aの肌非対向面側全体に、吸収体30と接合するためのホットメルト接着剤が塗布される(符号:M)。これにより、吸収体30は、上部積層体100aと下部積層体100bの間に挟まれる。
従来、止着テープは、これらのホットメルト接着剤(L)やホットメルト接着剤(M)のみによって、おむつ本体に接合されることが一般的であった。ホットメルト接着剤(L)やホットメルト接着剤(M)は、シートを貼り合わせることを目的として塗布されるものであるから、止着テープを固定できるほどの接合強度を有していなかった。このため、ホットメルト接着剤(L)(M)による接合だけでは、止着テープ4を十分におむつ本体に固定しておくことができないという不具合があった。
この点、本発明では、上記ホットメルト接着剤(L)(M)に加えて、止着テープ4の基材シート41とサイドシート60をホットメルト接着剤(J)で接合したり、さらには、この基材シート41とサイドシート60を熱融着(K)したりしている。このため、止着テープ4の固定長が短い場合であっても、この止着テープ4を十分強固におむつ本体に固定することが可能となっている。
さらに付言すると、図3は、図1におけるY−Y線において使い捨ておむつを長手方向に切断した状態を、概念的に示している。図3に示されるように、止着テープ4の基材シート41は、サイドシート60とカバーシート70の間に挟み込まれている。具体的には、止着テープ4を構成する基材シート41の重畳部分41bと中間部分41bとが、サイドシート60とカバーシート70の2枚のシートの間に挟み込まれている。
ここで、まず、基材シート41とサイドシート60を接合するときには、ホットメルト接着剤(J)が、基材シート41の肌対向面側に塗布される。その後、基材シート41とサイドシート60の肌非対向面側に、ホットメルト接着剤(L)が塗布される。
また、別の工程において、カバーシート70の肌対向面側に、ホットメルト接着剤(M)が塗布されている。
そして、ホットメルト接着剤(J)(L)が塗布された基材シート41とサイドシート60を、ホットメルト接着剤(M)が塗布されたカバーシート70に貼り付ける作業を行う。これにより、止着テープ4の基材シート41が、サイドシート60とカバーシート70の間に挟持されるようになる。
上記のように、最初に基材シート41にホットメルト接着剤(L)を塗布してサイドシート60と接合する理由は、基材シート41とサイドシート60の接合を効率的に行うためである。すなわち、基材シート41とサイドシート60を接合する際に、サイドシート60側にホットメルト接着剤を塗布することとすると、止着テープ41をサイドシート60に貼り合わせようとしたときに、止着テープ41の一部がサイドシート60に触れて、貼り合わせる位置にズレが生じるなどのトラブルが発生する恐れがある。このため、基材シート41とサイドシート60を接合するときには、基材シート41側にホットメルト接着剤(L)を塗布することが好ましい。
また、図3に示されるように、基材シート41の中間部分41cの肌対向面側にホットメルト接着剤(J)を塗布してサイドシート60に固定すると共に、この基材シート41の肌非対向面側にもホットメルト接着剤(L)を塗布することで、基材シート41がサイドシート60とカバーシート70によって包まれるように固定される。また、基材シート41の重畳部分41cは比較的厚みがあるため、サイドシート60とカバーシート70の間に基材シート41の重畳部分41bと中間部分41cを挟みこんで固定することで、基材シート41に強い引張力が掛かった場合でも、この基材シート41が抜けにくくなる。
次に、図4(a)〜(C)を参照して、止着テープ4の変形例について説明する。図4(a)〜(c)は、止着テープ4の構造を中心に拡大して示した断面図である。
図4(a)に示された例では、止着テープ4を構成する基材シート41の中間部分41cにのみ、ホットメルト接着剤(J)が塗布されている。そして、基材シート41とサイドシート60は、このホットメルト接着剤(J)によって互いに接合されている。このように、基材シート41とサイドシート60は、中間部分41cに塗布されたホットメルト接着剤(J)のみによって接合することもできる。このように、本発明では、止着テープ4の重畳部分41bが厚くなっているため、少なくとも中間部分41cにおいておむつ本体との接合を行うことで、止着テープ4がおむつ本体から抜けにくくなる。
図4(b)に示された例では、基材シート41の中間部分41cと重畳部分41bの境界を中心として、ホットメルト接着剤(J)が塗布されている。このように、中間部分41cと重畳部分41bに亘って、ホットメルト接着剤(J)を塗布することもできる。このように、中間部分41cと重畳部分41bの両方においておむつ本体との接合を行うことで、止着テープ4の抜け防止と固定強化の両方の効果を期待できる。
図4(c)に示された例では、基材シート41の重畳部分41bにのみ、ヒートシール又は超音波シールによる熱融着(K)を行うこととしている。このように、基材シート41とサイドシート60は、重畳部分41bにおける熱融着(K)のみによって互いに接合されていてもよい。重畳部分41bは、シート部材の積層枚数が多く厚なっているため、熱融着を施すことで溶融する樹脂が多くなり、サイドシート60との固着が強固になる。
次に、図5を参照して、止着テープ4のさらに別の変形例について説明する。図5は、止着テープ4の構造を中心に拡大して示した断面図である。
図5に示されるように、止着テープ4の基材シート41は、本体シート51と補強シート52を含んで構成されたものであってもよい。図5に示されるように、本体シート51は、固定端側から幅方向外側へと延びて、おむつ本体の幅方向の端縁2bから延出するシート部材である。また、補強シート52は、本体シート51に貼り合わされる部材である。図5に示されるように、補強シート52は、本体シート51の固定端側において、本体シート51の肌対向面側と肌非対向面側の両方を被覆している。このため、基材シート41は、重畳部分41bにおいて、シート部材が3層に重なることとなる。また、すなわち、基材シート41の重畳部分41bでは、2層の補強シート52の間に1層の本体シート51が挟み込まれている構造となっている。
このように、本体シート51に補強シート52を接合して基材シート41を構成することで、基材シート41の重畳部分41bに十分な厚みを持たせることができる。
また、図5に示されるように、補強シート52のうち、本体シート51の肌対向面側を被覆する部分又は肌非対向面側を被覆する部分のいずれか一方は、おむつ本体の幅方向の端縁2bを越える位置まで延出していることが好ましい。図5に示された例では、補強シート52のうち、本体シート51の肌非対向面側を被覆する部分が、幅方向の端縁2bを越えて延出している。すなわち、基材シート41は、中間部分41cの全部と、延出部分41aの一部では、シート部材が2層に重なることとなる。
上記構成のように、補強シート52の一部が、本体シート51の延出部分41aにまで達する長さを有していることで、本体シート51に対して強い引張力が掛かった場合であっても、本体シート51の根元部分が千切れてしまうようなトラブルを回避することができる。
また、図5に示された例においても、図2に示された実施形態と同様に、基材シート41の中間部分41cに、ホットメルト接着剤(J)を塗布することができる。また、図5に示された実施形態においても、基材シート41の重畳部分41bに熱融着(K)を施すことができる。ホットメルト接着剤(J)による接合と熱融着(K)による接合は、併用することもできるし、いずれか一方だけを利用することもできる。
次に、図2に示した第1の実施形態に係る止着テープ4を製造する方法について説明する。
図6は、止着テープ4の製造工程の流れを概念的に示したフロー図である。
図6に示されるように、まず、基材シートの連続体41´を用意する(ステップS1−1)。基材シートの連続体41´は、個別に切り離すことにより、上述した基材シート41となる部材である。基材シートの連続体41´は、長尺のシート部材である。基材シート41の連続体41´は、その長手方向に沿って搬送される。例えば、基材シートの連続体41´としては、公知の不織布などを利用すればよい。
続いて、基材シート41の連続体41´の短手方向の中央部分に、係合部材の連続体42´を貼り付ける(ステップS1−2)。係合部材の連続体42´は、個別に切り離すことにより、上述した係合部材42となる部材である。基材シートの連続体41´は、基材シートの連続体41´と同様に、長尺のシート部材となっている。係合部材の連続体42´は、基材シートの連続体41´とともに、その長手方向に沿って搬送される。
続いて、基材シートの連続体41´の短手方向の両端部分を、この連続体41´の内側に向かって折り返す(ステップS1−3)。この折り返す工程により、上述した基材シート41の重畳部分41bが形成される。基材シートの連続体41´を折り返す幅については、適宜調整すればよい。
続いて、基材シートの連続体41´の折り返した部分を接合する(ステップS1−4)。この折り返し部分の接合には、ヒートシールや超音波シールといった熱融着法を用いることとしてもよいし、ホットメルト接着剤のような接着剤を用いることとしてもよい。これにより、基材シート41の重畳部分41bにおいて重なるシート部材が接合されることとなる。
続いて、基材シートの連続体41´と係合部材の連続体42´が重なり合った部分に、略S字状に湾曲した切り込みを形成する(ステップS1−5)。特に、本実施形態において、このS字状の切り込みは、係合部材の連続体42´を短手方向に横断するように形成される。従って、S字状の切り込みによって、係合部材の連続体42´は、個別の係合部材42に分離される。また、S字状の切り込みは、基材シートの連続体41´を、左右対称に分離する。ただし、この段階において、基材シートの連続体41´は左右2つに分離されるものの、未だその長手方向に沿って繋がった状態にある。
続いて、2つに分離された基材シートの連続体41´の位置を、左右に入れ替えることとしてもよい(ステップS1−6)。
続いて、2つに分離された基材シートの連続体41´のそれぞれに、ホットメルト接着剤(J)を塗布する(ステップS1−7)。このとき、ホットメルト接着剤(J)は、上述した基材シート41の中間部分41cに相当する位置に塗布される。
そして、最後に、2つに分離された基材シートの連続体41´のそれぞれを、短手方向に切断して個々の止着テープ4を得る(ステップS1−8)。これにより、基材シート41に係合部材42が貼り合わされた止着テープ4が製造される。また、この方法により製造された止着テープ4は、固定端側に、基材シート41が折り返された重畳部分41bが形成されている。さらに、この止着テープ4は、上述した中間部分41cに相当する位置に、ホットメルト接着剤(J)が塗布されたものとなる。従って、この止着テープ4は、そのままの状態で、テープ型使い捨ておむつ用の止着テープとして利用することができる。
次に、図7及び図8を参照して、本発明に係るテープ型使い捨ておむつの第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態に係る使い捨ておむつ100を示した平面図である。また、図8は、図7に示したX−X線における断面図である。
第2の実施形態について、上述した第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付している。第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明を行い、同じ構成については説明を割愛する。
図7に示されるように、第2に実施形態に係る使い捨ておむつ100は、第1の実施形態とは異なり、おむつの後身頃2の左右両端に、一対のサイドパネル6が設けられている。サイドパネル6は、おむつ本体の幅方向側縁から延出するように、おむつ本体の後身頃2に取り付けられている。
サイドパネル6は、おむつの幅方向に伸縮することのできる部材である。サイドパネル6は、例えば、ウレタンフィルムやエラストマーフィルムのような伸縮弾性フィルムで構成することができる。また、サイドパネル6は、複数の伸縮性の不織布の間に、弾性伸縮部材を挟み込むことによって伸縮性が付与されたものであってもよい。このようなサイドパネル6には、その他公知の構成を採用することができる。
また、各サイドパネル6には、止着テープ4が取り付けられている。止着テープ4は、サイドパネル6の幅方向の端縁6aから延出するように取り付けられている。止着テープ4の構成は、基本的に、上述した第1の実施形態と同様である。すなわち、図8の断面図に示されるように、止着テープ4は、基材シート41と係合部材42を備える。基材シート41は、延出部分41aと、重畳部分41bと、中間部分41cに区分される。基材シート41の延出部分41aには、その肌対向面側に、係合部材42が貼り付けられる。また、重畳部分41bにおいて、基材シート41は折り返されて、少なくとも2層に重なっている。また、基材シート41の中間部分41cには、ホットメルト接着剤(J)が塗布される。
また、図8に示されるように、止着テープ4は、サイドパネル6に対して接合される。すなわち、止着テープ4を構成する基材シート41は、中間部分41cに塗布されたホットメルト接着剤(J)によって、サイドパネル6と接合している。また、基材シート41とサイドパネル6は、基材シート41の重畳部分41bにおいて、ヒートシール又は超音波シールのような熱融着(K)で接合している。このように、基材シート41に重畳部分41bを形成して、基材シート41とサイドパネル6を接合することで、基材シート41とサイドパネル6を固定する長さ(固定長)を短くした場合であっても、両者を十分強固に固着させることができる。また、このように基材シート41の固定長を短くすることで、基材シート41がサイドパネルの伸縮性を阻害することを抑制できる。従って、サイドパネル6の伸縮性を効率的に発揮することができる。
すなわち、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、図8に示した第2の実施形態に係る止着テープ4を製造する方法について説明する。
図8は、止着テープ4の製造工程の流れを概念的に示したフロー図である。
図8に示されるように、まず、基材シートの連続体41´を用意する(ステップS2−1)。基材シート41の連続体41´は、その長手方向に沿って搬送される。
続いて、基材シート41の連続体41´の短手方向の中央部分に、2条の係合部材の連続体42´を貼り付ける(ステップS2−2)。このとき、2条の係合部材の連続体42´は、それぞれ短手方向に間隔を空けて配置される。すなわち、2条の係合部材の連続体42´は、基材シート41の連続体41´の中央から左右にオフセットした位置に貼り付けられる。各係合部材の連続体42´は、基材シートの連続体41´とともに、その長手方向に沿って搬送される。
続いて、基材シートの連続体41´の短手方向の両端部分を、この連続体41´の内側に向かって折り返す(ステップS2−3)。この折り返す工程により、上述した基材シート41の重畳部分41bが形成される。基材シートの連続体41´を折り返す幅については、適宜調整すればよい。
続いて、基材シートの連続体41´の折り返した部分を接合する(ステップS2−4)。この折り返し部分の接合には、ヒートシールや超音波シールといった熱融着法を用いることとしてもよいし、ホットメルト接着剤のような接着剤を用いることとしてもよい。これにより、基材シート41の重畳部分41bにおいて重なるシート部材が接合されることとなる。
続いて、基材シートの連続体41´の中央に、その長手方向に沿って、波状の切り込みを形成する(ステップS2−5)。波状の切り込みは、2条の係合部材の連続体42´の間に形成される。従って、波状の切り込みによって、基材シートの連続体41´は、左右対称に分離される。ただし、この段階において、基材シートの連続体41´は左右2つに分離されるものの、未だその長手方向に沿って繋がった状態にある。
続いて、2つに分離された基材シートの連続体41´のそれぞれに、ホットメルト接着剤(J)を塗布する(ステップS2−6)。このとき、ホットメルト接着剤(J)は、上述した基材シート41の中間部分41cに相当する位置に塗布される。
そして、最後に、2つに分離された基材シートの連続体41´のそれぞれを、短手方向に切断して個々の止着テープ4を得る(ステップS2−7)。これにより、基材シート41に係合部材42が貼り合わされた止着テープ4が製造される。また、この方法により製造された止着テープ4は、固定端側に、基材シート41が折り返された重畳部分41bが形成されている。さらに、この止着テープ4は、上述した中間部分41cに相当する位置に、ホットメルト接着剤(J)が塗布されたものとなる。従って、この止着テープ4は、そのままの状態で、テープ型使い捨ておむつ用の止着テープとして利用することができる。
以上、本願明細書では、本発明の内容を表現するために、図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
本発明は、例えば高齢者向け又は乳幼児向けの使い捨ておむつに関するものである。このため、本発明は、使い捨ておむつの製造業において好適に利用し得る。
1…前身頃 2…後身頃 3…股下部
4…止着テープ 5…フロントパッチ 6…サイドパネル
10…トップシート 20…バックシート 30…吸収体
41…基材シート 41a…延出部分 41b…重畳部分
41c…中間部分 42…係合部材 51…本体シート
52…補強シート 60…サイドシート 70…カバーシート
80…伸縮シート 100…使い捨ておむつ

Claims (8)

  1. 着用者の腹部に接する前身頃(1)と、着用者の背部に接する後身頃(2)と、前記前身頃(1)と前記後身頃(2)の間に位置する股下部(3)とに区分され、
    前記後身頃(2)の幅方向の左右両側に、幅方向の端縁から延出するようにして、少なくとも左右一対の止着テープ(4)が取り付けられており、
    前記止着テープ(4)を前記前身頃(1)の一部に係合させることのできる
    テープ型使い捨ておむつであって、
    前記止着テープ(4)は、
    前記後身頃(2)に固定される基材シート(41)と、
    前記基材シート(41)の延出部分(41a)に取り付けられる係合部材(42)と、を有し、
    前記基材シート(41)は、
    前記後身頃(2)に固定される固定端側に、その他の部分と比較して少なくとも1層多くのシート部材が重なっている重畳部分(41b)を有し、
    前記重畳部分(41b)を形成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に、互いに固定されている
    使い捨ておむつ。
  2. 前記基材シート(41)は、
    前記延出部分(41a)と前記重畳部分(41b)の間に中間部分(41c)を有し、
    前記中間部分(41c)において、前記後身頃(2)に対して、接着剤で接合されている
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記基材シート(41)は、さらに、
    前記重畳部分(41b)において、前記後身頃(2)に対して、ヒートシール及び超音波シールを含む熱融着法で接合されている
    請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記基材シート(41)は、
    前記重畳部分(41b)において、前記後身頃(2)に対して、ヒートシール及び超音波シールを含む熱融着法で固定されている
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記基材シート(41)は、
    本体シート(51)と補強シート(52)を含んで構成されており、
    前記補強シート(52)は、
    前記本体シート(51)の固定端側において、当該本体シート(51)の一方面と他方面の両方を被覆するように、当該本体シート(51)に固定されている
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記補強シート(52)の一部は、前記後身頃(2)の幅方向の端縁から延出する位置まで延びている
    請求項5に記載の使い捨ておむつ。
  7. 着用者の腹部に接する前身頃(1)と、着用者の背部に接する後身頃(2)と、前記前身頃(1)と前記後身頃(2)の間に位置する股下部(3)とに区分され、
    前記後身頃(2)の幅方向の左右両側に、左右一対のサイドパネル(6)が設けられ、
    前記サイドパネル(6)の幅方向の端縁から延出するようにして、少なくとも左右一対の止着テープ(4)が取り付けられており、
    前記止着テープ(4)を前記前身頃(1)の一部に係合させることのできる
    テープ型使い捨ておむつであって、
    前記止着テープ(4)は、
    前記サイドパネル(6)に固定される基材シート(41)と、
    前記基材シート(41)の延出部分(41a)に取り付けられる係合部材(42)と、を有し、
    前記基材シート(41)は、
    前記サイドパネル(6)に固定される固定端側に、その他の部分と比較して少なくとも1層多くのシート部材が重なっている重畳部分(41b)を有し、
    前記重畳部分(41b)を形成する複数のシート部材は、少なくとも部分的に、互いに固定されている
    使い捨ておむつ。
  8. 基材シート(41)と、当該基材シート(41)に固定される係合部材(42)とを有し、
    使い捨ておむつの後身頃に取り付けて用いられる止着テープ(4)の製造方法であって、
    長尺の基材シートの連続体(41´)を用意する工程と、
    前記基材シートの連続体(41´)の短手方向の両側を折り返す工程と、
    前記基材シートの連続体(41´)の折り返した部分を接合する工程と、
    前記基材シートの連続体(41´)の短手方向の中央に、当該連続体(41´)の長手方向に沿った直線状、屈曲線状、又は屈折線状の切り込みを形成して、当該連続体(41´)を左右対称に分離する工程と、
    前記基材シートの連続体(41´)を左右に分離した物を、前記短手方向に切断して、個々の基材シート(41)を得る工程を含む
    製造方法。
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