JP7057112B2 - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7057112B2 JP7057112B2 JP2017233911A JP2017233911A JP7057112B2 JP 7057112 B2 JP7057112 B2 JP 7057112B2 JP 2017233911 A JP2017233911 A JP 2017233911A JP 2017233911 A JP2017233911 A JP 2017233911A JP 7057112 B2 JP7057112 B2 JP 7057112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indentation
- width direction
- boundary
- absorbent article
- fastening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
止着用部材の側端部は、面ファスナが設けられていない基材シートのみからなる摘み部となっている。作業者は、着用者におむつを着用させる際、摘み部を指でつまんで止着作業を行う。
上記本体は、股下部と、上記股下部の前後方向の両側にそれぞれ配される腹側部及び背側部とを有する。
上記一対の止着用部材は、基材と上記基材上に配された止着材を含んで構成され、上記本体の上記背側部の上記前後方向に直交する幅方向両側縁部から延出し、上記両側縁部に固定されて設けられる。
上記止着用部材は、上記背側部と固定される固定端と、上記止着材を挟んで上記固定端と上記幅方向に対向する摘み部と、上記前後方向に延びる上記止着材と上記摘み部との境界にまたがって位置し、上記境界に沿って非連続で配置される複数の圧痕部とを有する。
図1は、本発明の一実施形態に係る使い捨ておむつ1の展開状態を示す平面図である。図1に示す使い捨ておむつ1は、吸収性物品本体(本体)としてのおむつ本体10をXY平面に沿って伸展させた状態である。図1では、X軸方向が前後方向、Y軸方向が幅方向に対応する。使い捨ておむつ1は、着用者である乳幼児の排泄物を漏らさずに捕捉するための吸収性物品である。
図2は、図1のII-II線で切断した模式的な断面図である。
股下部10Mは、着用時に着用者の股間に配され、腹側部10Fは着用者の腹側に配され、背側部10Rは着用者の背側に配される。腹側部10Fと背側部10Rとは、股下部10Mを介して股下部10Mの前後方向(X軸方向)の両側にそれぞれ配される。ここでは、着用時に着用者の腹側に位置するおむつ本体10の端部側が前側に相当し、着用者の背側に位置するおむつ本体10の端部側が後側に相当する。
腹側部10F、股下部10M及び背側部10Rは、おむつ1を前後方向(X軸方向)に略3等分するように区分したときの各領域に相当する。
吸収性本体20は、吸収体15と、表面シート16と、裏面シート17と、サイドシート19とを備えている。表面シート16は液透過性シートであり、吸収体15の内側に配置される。裏面シート17は液不透過性或いは撥水性のシートであり、吸収体15の外側に配置される。裏面シート17は、着用時の状態でおむつ1の外装体を構成する。
サイドシート19は、吸収性本体20の表面シート16側における前後方向に沿う左右両側にそれぞれ配置されている。
次に、ファスニングテープ40の詳細な構成について、図2及び図3を用いて詳細に説明する。図3は、ファスニングテープ40の拡大平面図である。
圧痕部46の前後方向における長さbは、例えば3.5mmである。本実施形態においては、圧痕部46の前後方向における長さは、楕円形状の圧痕部46の短軸の長さに相当する。
境界48上に位置する隣り合う圧痕部46の中心間距離dは、例えば8.75mmである。
図4は本実施形態におけるファスニングテープ及び参考例としてのファスニングテープそれぞれの折れ位置を説明する図である。
図4(A)は圧痕部46を有する本実施形態におけるファスニングテープ40の要部平面図である。
図4(B)は圧痕部46が設けられていない参考例としてのファスニングテープ140の要部平面図である。
このため、参考例のファスニングテープ140では、摘み部47が面ファスナ45側に折れ込んだ場合、摘み部47は、境界48を起点として折れやすい。
圧痕部46は圧痕処理が施されていない領域(非圧痕領域)よりも固くなるため、複数の圧痕部46を非連続で配置することにより、ファスニングテープ40の境界48部分が硬くなり過ぎず、柔らかな風合いのファスニングテープ40とすることができ、肌触りをより良いものとすることができる。これにより、ファスニングテープ40が着用者の肌に触れても、着用者に違和感を生じさせにくい。
図5(A)は本実施形態におけるファスニングテープ40の要部平面図である。
図5(B)は参考例としてのファスニングテープ40の要部平面図であり、本実施形態におけるファスニングテープと圧痕部46の配置位置が異なっている。
各図において、点線の円で囲んだ領域がより摘まみやすい領域471となり得る領域である。
ここで、摘み部47において、圧痕部46を形成するための処理が行われる領域とこの処理が行われていない非圧痕領域49とでは、剛性が異なる。剛性がより低く柔らかい、処理が行われていない領域の方が、作業者にとってより摘まみやすい領域471となりやすい。
15%以上とすることにより、折れ込んだ時の起点を、境界48ではなく、境界48よりも摘み部47の先端寄りにすることができる。これにより、摘み部47の面ファスナ45への貼り付きを軽減することができる。
50%以下とすることにより、ファスニングテープ40が硬くなりすぎず、柔らかな風合いを保持することができる。
上述の実施形態において、摘み部47の先端は波型形状を有していたが、これに限定されない。例えば、図6(A)に示すように、直線状であってもよい。
また、図6(D)及び(E)のように、凹部422、凸部421の形状が曲線形状、矩形状、または三角形状が組み合わさった形状であってもよい。
このように、摘み部47の先端を凹凸形状とすることにより、指にひっかかりやすく摘み部47とすることができる。
10…おむつ本体(本体)
10M…股下部
10F…腹側部
10R…背側部
17…裏面シート(外装体)
18…吸収性本体の両側縁部
30…サイドパネル
40…ファスニングテープ(止着用部材)
41…ファスニングテープのおむつ本体に固定される固定端
44…テープ基材(基材)
45…面ファスナ(止着材)
46…圧痕部
47…摘み部
48…境界
151…吸収性コア
421…凸部
422…凹部
Claims (4)
- 股下部と、前記股下部の前後方向の両側にそれぞれ配される腹側部及び背側部とを有する本体と、
基材と前記基材上に配された止着材を含んで構成され、前記本体の前記背側部の前記前後方向に直交する幅方向両側縁部から延出し、前記両側縁部に固定されて設けられた一対の止着用部材と
を具備し、
前記一対の止着用部材は、前記背側部と固定される固定端と、前記止着材を挟んで前記固定端と前記幅方向に対向する摘み部と、前記前後方向に延びる前記止着材と前記摘み部との境界に沿って非連続で配置される複数の圧痕部とを有し、前記複数の圧痕部は前記境界を通って前記境界を挟んだ前記止着材と前記摘み部にまたがって位置し、
前記摘み部の先端部は、前記延出方向に向かう凸部と前記固定端に向かう凹部が交互に配置された形状を有し、
前記複数の圧痕部は前記幅方向に沿って前記凹部と対向して位置し、隣り合う2つの前記圧痕部の前記前後方向で最も近い端部同士は前記前後方向で離間して位置し、前記端部同士間の前記前後方向において前記圧痕部が存在しない非圧痕領域は前記幅方向に沿って前記凸部と対向して位置する
吸収性物品。 - 請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記複数の圧痕部は、円又は円弧形状を有する
吸収性物品。 - 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
前記圧痕部は、前記境界上における複数の前記圧痕部の前記前後方向における長さの和が前記境界の長さに対して15%以上50%以下の割合となるように配置される
吸収性物品。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
前記摘み部に位置する前記複数の圧痕部の前記幅方向における長さは、前記摘み部の前記幅方向における長さに対して40%以下である
吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017233911A JP7057112B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017233911A JP7057112B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019098002A JP2019098002A (ja) | 2019-06-24 |
JP7057112B2 true JP7057112B2 (ja) | 2022-04-19 |
Family
ID=66974856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017233911A Active JP7057112B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7057112B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006510390A (ja) | 2002-05-17 | 2006-03-30 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 改良されたおむつの閉鎖システム |
JP2006230437A (ja) | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Livedo Corporation | 止着片の製造方法及び吸収性物品の製造方法 |
JP2008029640A (ja) | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Kao Corp | ファスニングテープ |
JP2008188349A (ja) | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Uni Charm Corp | テープファスナを備える使い捨ておむつ |
JP2010029532A (ja) | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Oji Nepia Co Ltd | 止着テープ及びその製造方法、並びにテープ型おむつ |
JP2013027752A (ja) | 2012-11-05 | 2013-02-07 | Oji Nepia Co Ltd | 止着テープの製造方法及びテープ型使い捨ておむつ |
JP2015104649A (ja) | 2013-12-03 | 2015-06-08 | 王子ホールディングス株式会社 | テープ型使い捨ておむつ及び止着テープの製造方法 |
JP2015524682A (ja) | 2012-06-29 | 2015-08-27 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 向上した機械的特性を提供する、多成分繊維不織布である最も外側の層を有した、着用可能な物品 |
-
2017
- 2017-12-06 JP JP2017233911A patent/JP7057112B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006510390A (ja) | 2002-05-17 | 2006-03-30 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 改良されたおむつの閉鎖システム |
JP2006230437A (ja) | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Livedo Corporation | 止着片の製造方法及び吸収性物品の製造方法 |
JP2008029640A (ja) | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Kao Corp | ファスニングテープ |
JP2008188349A (ja) | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Uni Charm Corp | テープファスナを備える使い捨ておむつ |
JP2010029532A (ja) | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Oji Nepia Co Ltd | 止着テープ及びその製造方法、並びにテープ型おむつ |
JP2015524682A (ja) | 2012-06-29 | 2015-08-27 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 向上した機械的特性を提供する、多成分繊維不織布である最も外側の層を有した、着用可能な物品 |
JP2013027752A (ja) | 2012-11-05 | 2013-02-07 | Oji Nepia Co Ltd | 止着テープの製造方法及びテープ型使い捨ておむつ |
JP2015104649A (ja) | 2013-12-03 | 2015-06-08 | 王子ホールディングス株式会社 | テープ型使い捨ておむつ及び止着テープの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019098002A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5000551B2 (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
JP6442224B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
TWI551275B (zh) | Disposable disposable diaper | |
JP4522351B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
WO2014204015A1 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3166677U (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
JP2009195647A (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
JP2019030551A (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6220661B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6661374B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6660961B2 (ja) | 着用物品 | |
JP5791494B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2016007515A (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP6297437B2 (ja) | 使い捨て着用品 | |
JP6203061B2 (ja) | 使い捨てのパンツ型着用物品 | |
JP7057112B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5859867B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5996256B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP7178849B2 (ja) | 吸収性物品、及び吸収性物品の使用方法 | |
JP6942817B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2021131841A1 (ja) | 吸収性物品 | |
CN216168306U (zh) | 吸收性物品 | |
JP7364454B2 (ja) | 展開型着用物品 | |
JP7080302B1 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
WO2023175996A1 (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210927 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220407 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7057112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |