JP2016104433A - テープ型おむつ及びテープ型おむつの製造方法 - Google Patents

テープ型おむつ及びテープ型おむつの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用時において止着テープを引き出し易いテープ型おむつを提供する。【解決手段】止着テープ11は、第1折返線76により表面同士が当接するように折り返され、第2折返線78により裏面同士が当接するように折り返され、第3折返線80により再度、表面同士が当接するように折り返されることによって、テープ基材50の先端から第1折返部70、第2折返部72、第3折返部74が順次形成されるように折り畳まれた、Z字型の折り畳み構造を有しており、テープ基材50の先端部に付設されたフック材48が、おむつ本体60の上方に位置するように配置されており、その折り畳み構造は、第1折返部70と第2折返部72、第2折返部72と第3折返部74、及び、第3折返部74とおむつ本体60が、それぞれ剥離可能に仮止されて、その折り畳み状態が保持されているテープ型おむつ1。【選択図】図1F

Description

本発明は、テープ型おむつ及びテープ型おむつの製造方法に関するものである。より具体的には、テープ型おむつの止着テープ部分の構造及びおむつ本体への取り付け構造に関するものである。
テープ型おむつは、吸収体が配置されたおむつ本体のうち、着用者の胴周り後部を被包する部分(後被包部)の両側縁部に左右少なくとも一対の止着テープを備えた使い捨ておむつである。止着テープは、テープ基材、及び、テープ基材の先端部に付設されたフック材から形成されている。
前記のようなテープ型おむつの製造工程においては、おむつ本体の両側縁から突出する止着テープが製造設備等に引っ掛かることによって、製造設備が停止したり、製造設備や製品が破損する等の事故を防止する必要がある。
そこで、例えば図2に示すように、止着テープ211を、おむつ本体260の側縁206aより内側に折り返した状態で、剥離可能に仮止し、テープ型おむつを製造する方法が提案されている(特許文献1及び2)。
図2に示す製造方法においては、まず、長尺テープ基材300の表面における幅方向中央部A1に、長尺テープ基材300の長手方向に沿うように長尺テープ基材300より幅狭な長尺フック材302を付設し、長尺フック材付設領域と、長尺フック材非付設領域とを交互に通過する周期的な波型の切断線306で切断する(図2(a)図)。
次いで、フック材付設領域を内側にするように折り返し、折り返した状態で剥離可能に仮止をする(第1仮止部282)。更に、予めフック材248の裏側に第2仮止部284を形成するための接着剤塗工部316を形成しておく(図2(b)図)。
その後、長尺テープ基材300を切断し、止着テープ211を1つずつ切り出す(図2(c)図)。更に、止着テープ211をおむつ本体260の側縁部に接合して固定する(図2(d)図)。最後に、止着テープ211をおむつ本体260の側縁206aより内側に折り返し、止着テープ211とおむつ本体260を第2仮止部284により剥離可能に仮止する(図2(e)図)。
特開2005−312707号公報 特開2008−161300号公報
しかし、特許文献1又は2に記載の製造方法で得られたテープ型おむつは、止着テープを引き出す際に止着テープの先端部が下側に折り込まれているため視認し難く、止着テープの先端部を探す手間があった。また、止着テープ11の先端部を直接摘むことが困難であった。更に、止着テープを引き出す際に、折り返し部を2回展開する必要があり、テープ型おむつの使用時における止着テープの引き出し易さの面で未だ改善の余地があった。
本発明は、前記のような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。即ち、使用時において止着テープを引き出し易いテープ型おむつ及び本発明のテープ型おむつを容易に製造し得るテープ型おむつの製造方法を提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、止着テープの折り畳み構造及びその折り畳み構造を保持するための仮止の方法に工夫を加えることによって、前記課題が解決されることに想到して、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下のテープ型おむつ及びテープ型おむつの製造方法が提供される。
[1] 排泄物を吸収・保持させるための吸収体が配置された、着用者の股下を被包する部分である股下被包部、前記股下被包部の前方に連続するように配置された、着用者の胴周り前部を被包する部分である前被包部、及び、前記股下被包部の後方に連続するように配置された、着用者の胴周り後部を被包する部分である後被包部の各部から形成されたおむつ本体と、テープ基材、及び、前記テープ基材の先端部に付設されたフック材から形成され、前記おむつ本体における前記後被包部の両側縁部に配置された、左右少なくとも一対の止着テープと、を備え、前記止着テープは、前記テープ基材の先端側に位置する第1折返線により表面同士が当接するように折り返され、前記第1折返線より前記テープ基材の末端側に位置する第2折返線により裏面同士が当接するように折り返され、前記第2折返線より更に前記テープ基材の末端側に位置する第3折返線により再度、表面同士が当接するように折り返されることによって、前記テープ基材の先端から前記第1折返線に至るまでの第1折返部、前記第1折返線から前記第2折返線に至るまでの第2折返部、前記第2折返線から前記第3折返線に至るまでの第3折返部が順次形成されるように折り畳まれた、Z字型の折り畳み構造を有しており、前記折り畳み構造において、前記テープ基材の先端部に付設された前記フック材が、前記おむつ本体の前記後被包部の側縁からはみ出さず、当該後被包部の内面側上方に位置するように配置されており、前記折り畳み構造は、前記第1折返部と前記第2折返部、前記第2折返部と前記第3折返部、及び、前記第3折返部と前記おむつ本体が、それぞれ剥離可能に仮止されて、その折り畳み状態が保持されているテープ型おむつ。
[2] 前記折り畳み構造は、前記第1折返部の先端が、前記第2折返線から突出するように、前記止着テープが折り畳まれたものである前記[1]に記載のテープ型おむつ。
[3] 前記[1]に記載のテープ型おむつの製造方法であって、長尺テープ基材の表面における幅方向中央部に、前記長尺テープ基材の長手方向に沿うように前記長尺テープ基材より幅狭な長尺フック材が付設された第1中間体を用意し、前記第1中間体を、幅方向中央部の長尺フック材付設領域と、幅方向両側縁部の長尺フック材非付設領域とを交互に通過する周期的な波型の切断線で切断することにより、波型端縁と、直線端縁とを有し、前記波型端縁側の領域にフック材が付設された第2中間体を得、前記第2中間体を、フック材付設領域より前記直線端縁側に位置する第1折返線により表面同士が当接するように折り返して、前記波型端縁から前記第1折返線に至るまでの第1折返部を形成し、前記第1折返部と前記第1折返線より前記直線端縁側の部分を剥離可能に仮止することにより第1仮止部が形成された第3中間体を得、前記第3中間体を、前記第1折返線より前記直線端縁側に位置する第2折返線により裏面同士が当接するように折り返して、前記第1折返線から前記第2折返線に至るまでの第2折返部を形成し、前記第2折返部と前記第2折返線より前記直線端縁側の部分を剥離可能に仮止することにより第2仮止部が形成された第4中間体を得、前記第4中間体を、前記直線端縁と直交し、かつ、前記波型端縁の谷部に至る切断線で切り離して、複数の止着テープを得、前記止着テープを、前記テープ基材の先端部に付設された前記フック材が、前記おむつ本体の前記後被包部の側縁からはみ出さず、当該後被包部の内面側上方に位置するように配置するとともに、前記第2折返線より前記直線端縁側の部分と前記おむつ本体を剥離可能に仮止することにより第3仮止部を形成し、前記第3仮止部より前記直線端縁側の部分に位置する第3折返線により表面同士が当接するように折り返して、前記第3折返線より前記直線端縁側の部分を前記おむつ本体に接合固定して、前記テープ型おむつを得る、テープ型おむつの製造方法。
[4] 前記第1折返部の先端が、前記第2折返線から突出するように折り返して、前記第2折返部を形成する前記[3]に記載のテープ型おむつの製造方法。
本発明のテープ型おむつは、使用時において止着テープを引き出し易い。また、本発明のテープ型おむつの製造方法は、本発明のテープ型おむつを簡易に製造し得る。
本発明のテープ型おむつを展開し、内面側から見た状態を模式的に示す概略平面図である。 図1Aに示すテープ型おむつを外面側から見た状態を模式的に示す概略平面図である。 図1Aに示すテープ型おむつのA−A’切断端面を模式的に示す概略端面図である。 図1Aに示すテープ型おむつのB−B’切断端面を模式的に示す概略端面図である。 図1Aに示すテープ型おむつの止着テープを引き出した状態を模式的に示す概略平面図である。 図1Aに示すテープ型おむつの止着テープ部分を拡大して示す概略平面図である。 従来のテープ型おむつの製造方法を模式的に示す工程図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第1の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第2の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第3の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第4の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第5の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第6の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第7の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第8の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第9の工程を模式的に示す概略平面図である。 本発明のテープ型おむつの製造方法の第10の工程を模式的に示す概略平面図である。
以下、本発明のテープ型おむつを実施するための形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明にはその特定事項を備えた全てのテープ型おむつが含まれる。即ち、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
[1]本発明のテープ型おむつの特徴的な構成:
本発明のテープ型おむつは、止着テープの折り畳み構造に特徴がある。より具体的には、図1A〜図1Fに示すテープ型おむつ1のように、止着テープ11の先端側から末端側に向かって第1折返部70、第2折返部72、第3折返部74が順次形成されるように折り畳まれた、Z字型の折り畳み構造を有している点に特徴がある。
前記折り畳み構造を有していると、図1Aに示すようにテープ型おむつ1を平面的に展開した状態において、止着テープ11の先端部(第1折返部70)が折り畳み構造の最上層に位置することになる。従って、止着テープ11の先端部を探す手間がなく、止着テープ11の先端部を摘み易いという利点がある。また、図1Fに示すように止着テープ11の先端部を引っ張ることで止着テープ11を展開することができる。即ち、左右の止着テープの先端部を摘んで左右に引っ張るというワンアクションで止着テープを展開することができるため、テープ型おむつの使用時において止着テープを引き出し易くなる。
[1−1]止着テープの折り畳み構造:
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11が、テープ基材50の先端側に位置する第1折返線76により表面同士が当接するように折り返されることによって、テープ基材50の先端から第1折返線76に至るまでの第1折返部70が形成されている。
「テープ基材の先端側」とは、テープ基材50の端部のうち、おむつ本体60に固定されていない自由端の側を指す。「表面同士が当接するように折り返す」とは、止着テープ11の表面側から見ると谷折り、裏面側から見ると山折りとなるように折り返すことを意味する。「表面」とは、止着テープ11のフック材48が付設されている方の面を指す。
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、第1折返部70の先端が、第2折返線78から突出するように、止着テープ11が折り畳まれている。このような折り畳み構造は、第1折返部の先端が、第2折返線から突出していない構造と比較して、止着テープの先端を視認し易く、また、止着テープの先端を摘み易い。従って、テープ型おむつの使用時において止着テープを一層引き出し易くなる。視認性を高めるために、第1折返部70、特に第2折返線78から突出している部分を第2折返部72とは異なる色に着色することも好ましい形態の一つである。例えば、第2折返部72を非着色(白色)とし、第1折返部70、特に第2折返線78から突出している部分を青色に着色する等の形態を挙げることができる。
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、第1折返部70に、フック材48が付設されている。フック材については、従来公知のものを用いることができる。フック材の具体的な構造については後述する。
また、図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11が、第1折返線76よりテープ基材50の末端側に位置する第2折返線78により裏面同士が当接するように折り返されることによって、第1折返線76から第2折返線78に至るまでの第2折返部72が形成されている。
「テープ基材の末端側」とは、テープ基材50の端部のうち、おむつ本体60に固定されている固定端の側を指す。「裏面同士が当接するように折り返す」とは、止着テープ11の表面側から見ると山折り、裏面側から見ると谷折りとなるように折り返すことを意味する。「裏面」とは、止着テープ11のフック材48が付設されていない方の面を指す。
更に、図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11が、第2折返線78よりテープ基材50の末端側に位置する第3折返線80により再度、表面同士が当接するように折り返されることによって、第2折返線78から第3折返線80に至るまでの第3折返部74が形成されている。
前記のように、止着テープ11の先端側から末端側に向かって第1折返部70、第2折返部72、第3折返部74が順次形成されるように折り畳むことで、Z字型の折り畳み構造(Z折り構造)を形成することができる。
[1−2]止着テープの仮止構造:
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11の第1折返部70と第2折返部72、第2折返部72と第3折返部74、及び、第3折返部74とおむつ本体60が、それぞれ剥離可能に仮止された仮止構造を有している。
「剥離可能に仮止」とは、人の手の力で剥離可能に固定されていることを意味する。固定の手法は特に限定されず、例えば熱融着(ヒートシール)、超音波融着、接着剤による接着等を採用することができる(例えば、特開平10−24066号公報、特開2002−159530号公報等を参照)。
「仮止」は、180°ピールの剥離力が0.3〜12.0N/25mmの範囲内で固定されたものであることが好ましい。剥離力を0.3N/25mm以上とすることにより、テープ型おむつの製造中に仮止部が剥離し難くなる。一方、剥離力を12.0N/25mm以下とすることにより人の手の力で仮止部を剥離することが可能となる。
ここに言う「剥離力」は、JIS Z0237に記載の方法に準拠して測定した値を意味するものとする。具体的には、25mm幅、引張速度200mm/分、180°ピールの条件下で測定した剥離力である。
剥離力は、熱融着であれば加熱温度、凸型にかける押圧力、凸型−凹型間のクリアランス等によって調整することができる。超音波融着の場合は超音波振動の周波数、増幅率、ホーン−アンビル間のクリアランス等によって、接着剤による接着の場合は接着剤の種類や塗布量、塗布方法等により適宜調整することができる。
接着剤の種類は特に限定されるものではなく、従来、吸収性物品の製造に用いられてきた接着剤を用いればよい。例えばホットメルト接着剤等の流動性の高い接着剤を好適に用いることができる。
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11の第1折返部70と第2折返部72とが第1仮止部82によって剥離可能に仮止されている。第1仮止部82としては円形のヒートシール部が1箇所形成されている。そして、第1仮止部82は、第1折返部70におけるフック材付設領域よりテープ基材50の末端側の領域(第1折返線76近傍の領域)に形成されている。第1折返部70は、第1仮止部82によって第2折返部72における第1折返線76近傍の領域に仮止されている。
但し、第1折返部70と第2折返部72とが剥離可能に仮止されている限り、第1仮止部82の形状、形成位置、数等は図1Fに示す形態に限定されない。例えば、第1仮止部82を線状に形成したもの、接着剤塗工部により形成したもの、複数箇所形成したもの等も本発明の範囲に含まれる。また、第1仮止部82を第1折返部70におけるフック材付設領域よりテープ基材50の先端側の領域に形成してもよい。更には、第1折返部70に付設されたフック材48を利用して第1仮止部82を形成してもよい。即ち、フック材48の係合力を利用して仮止を行うこともできる。このような仮止はフック材48を裏面側(テープ基材50側)から押圧する方法で形成することができる(例えば、特開2009−261823号公報を参照)。但し、フック材48が潰れて機能しなくなることを防止するために、第1仮止部82を第1折返部70のフック材付設領域以外の領域に形成することが好ましい。
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11の第2折返部72と第3折返部74とが第2仮止部84によって剥離可能に仮止されている。第2仮止部84としては円形のヒートシール部が2箇所形成されている。そして、第2仮止部84は第2折返部72の第1折返線76近傍の領域に形成されている。第2折返部72は、第2仮止部84によって第3折返部74における第3折返線80近傍の領域に仮止されている。
第2折返部72と第3折返部74とが剥離可能に仮止されている限り、第2仮止部84の形状、形成位置、数等が図1Fに示す形態に限定されない点は、第1仮止部82と同様である。
図1C、図1Fに示すテープ型おむつ1においては、止着テープ11の第3折返部74とおむつ本体60が第3仮止部86によって剥離可能に仮止されている。第3仮止部86としては帯状の接着剤塗工部が1箇所形成されている。そして、第3仮止部86は第3折返部74の第2折返線78と第3折返線80の中間を通過するように形成されている。第3折返部74は、第3仮止部86によっておむつ本体60におけるサイドシート19の表面に仮止されている。
第3折返部74とおむつ本体60とが剥離可能に仮止されている限り、第3仮止部86の形状、形成位置、数等が図1Fに示す形態に限定されない点は、第1仮止部82、第2仮止部84と同様である。また、おむつ本体60に仮止される部位もサイドシート19の表面には限定されず、立体ギャザー26の表面等であってもよい。
前記のように、止着テープ11の第1折返部70と第2折返部72、第2折返部72と第3折返部74、及び、第3折返部74とおむつ本体60を、それぞれ剥離可能に仮止することにより、止着テープ11の折り畳み状態が保持される。
[2]本発明のテープ型おむつの基本的な構成:
本発明のテープ型おむつは、図1A〜図1Fに示すテープ型おむつ1のように、おむつ本体60と止着テープ11とを備える。
[2−1]おむつ本体:
図1A、図1Bに示すように、テープ型おむつ1のおむつ本体60は、股下被包部4、前被包部2、及び、後被包部6の各部から形成されている。
股下被包部4は、着用者の股下を被包する部分である。股下被包部4は、前被包部2や後被包部6より着用者の股下形状に合うように幅狭く形成されており、おむつ本体60全体として前後方向の中央部が括れた砂時計型を呈している。
股下被包部4には、排泄物を吸収・保持させるための吸収体22が配置されている。「配置されている」とは、吸収体22が最低限、股下被包部4に配置されていることを意味し、通常は図示のテープ型おむつ1のように前被包部2や後被包部6にも配置される。吸収体22の具体的な構造については後述する。
前被包部2は、股下被包部4の前方に連続するように配置された、着用者の胴周り前部を被包する部分である。後被包部6は、股下被包部4の後方に連続するように配置された、着用者の胴周り後部を被包する部分である。前被包部2及び後被包部6は着用者の胴周りを被包するため股下被包部4より幅広く形成されている。
但し、着用者の胴周りを被包することができる限り、図1A、図1Bに示す形態に限定されない。例えば、後被包部6のみが股下被包部4より幅広く形成されていてもよい。この場合、ウエスト端縁2cとウエスト端縁6cとが重なるように折り畳んだ際に、後被包部6と重畳する領域を前被包部2とする。
前被包部2のウエスト端縁2c近傍には、メカニカルファスナーのループ材46からなるフロントパッチ13が付設されている。一方、後被包部6の両側縁部には左右少なくとも一対の止着テープ11が配置されている。従って、止着テープ11のフック材48をフロントパッチ13のループ材46に止め付けることで、着用者の胴を取り囲む筒状構造を形成することができる。
おむつ本体60は、トップシート18、吸収体22、バックシート20等が積層された積層構造を有する。また、目的に応じて、立体ギャザー、各種伸縮材等の他の構成部材を備えていてもよい。
[2−1A]吸収体:
吸収体22は、排泄物を吸収・保持させるための部材であり、吸収性材料によって構成されている。前記吸収性材料としては、例えばフラッフパルプ、高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)、親水性シート等を挙げることができる。前記フラッフパルプとしては木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したもの等が、前記SAPとしてはポリアクリル酸ナトリウム等を、前記親水性シートとしてはティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布等が用いられる。
吸収体22としては、1種又は2種以上の吸収性材料をマット状に成形したものを用いることが好ましい。マットは単層であっても複層であってもよい。中でも、フラッフパルプ100質量部に対して、10〜500質量部のSAPを併用したものが好ましい。この際、SAPはフラッフパルプのマット中に混在させてもよいし、複数のフラッフパルプマットの層間に層状に配置して用いてもよい。
図1C及び図1Dに示す吸収体22は、親水性シートである上ティシュ54及び下ティシュ56によって被包されている。このような形態は、SAPの脱落を防止し、形状安定性を付与することができるため好ましい。必ずしも吸収体全体が被包されている必要はなく、上面、底面、両側面が被包されていればよい。
図1C及び図1Dに示す吸収体22は、トップシート18方向から平面視した際に砂時計型の吸収体22を用いている。但し、目的に応じて矩形状等の他の形状の吸収体を用いてもよい。
[2−1B]トップシート:
トップシート18は、吸収体22の表面(おむつの装着時に着用者の肌と対向する側の面)を被覆するように配置されるシートである。
トップシート18は全体が液透過性材料である親水性不織布によって構成されている。但し、着用者の尿等を透過させることができる限り、トップシート18全体が液透過性材料で構成されている必要はない。例えば、股下被包部4の吸収体22の配置位置と重畳する部分のみが液透過性材料により構成されていてもよい。
前記液透過性材料も親水性不織布には限られず、織布、不織布、多孔性フィルム等から適宜選択することができる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、脂肪族ポリアミド等の熱可塑性樹脂からなる不織布に親水化処理を施した親水性不織布を用いることが好ましい。
前記不織布としては、エアースルー(カード熱風)、カードエンボス等の製法によって製造された不織布を好適に用いることができる。前記親水化処理は、不織布の原綿に対して界面活性剤を塗布、スプレー、含浸等させることにより行うことができる。
[2−1C]サイドシート:
サイドシート19は、おむつの幅方向両側縁部に配置され、おむつの幅方向中央部に配置されるトップシート18とともに、着用者の肌と対向する側の面に配置されるシートである。サイドシート19は撥水性不織布によって構成されている。撥水性不織布としては、カードエンボス、スパンボンド等の製法により得られた不織布シート、特に防水性が高いSMS、SMMS等の不織布シートを用いることが好ましい。
[2−1D]バックシート:
バックシート20は、吸収体22の裏面(おむつの装着時に着用者の肌と背向する側の面)を被覆するように配置されるシートである。
バックシート20は、微多孔性ポリエチレンフィルムによって構成されている。この微多孔性ポリエチレンフィルムは0.1〜数μmの微細な孔が多数形成されたフィルムであり、液不透過性であるが透湿性を有する。従って、防漏性を確保しつつ、おむつ内部空間の蒸れを防止することができる。また、バックシート20は尿の漏れを防止するという観点から、少なくとも吸収体22の配置位置をカバーするように配置されている。
但し、尿の漏れを防止することができる限り、前記構成である必要はない。例えば、微多孔性ポリエチレンフィルムではなく、ポリエチレン等の樹脂からなる液不透過性フィルム等を用いてもよい。
[2−1E]カバーシート:
カバーシート24は、バックシート20の外表面側に貼り合わされるシートである。カバーシート24により、バックシート20が補強され、バックシート20の手触り(触感)が良好なものとなる。
カバーシート24は不織布シートから構成されている。但し、補強効果、触感向上効果を有する限り、その材料は限定されない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂からなる乾式不織布、湿式不織布の他、織布等を用いてもよい。
[2−1F]立体ギャザー:
立体ギャザー26は、おむつ本体60の肌当接面に配置された、立体的に起立する防漏壁である。着用者の肌に対して当接させ、レッグ伸縮材と相俟って排泄物の横漏れを防止する目的で用いられる。図1A、図1C、図1Eに示す立体ギャザー26は、撥水性の不織布シート32によって構成され、不織布シート32の層間に伸張状態の立体ギャザー伸縮材36が挟み込まれて固定された構造のものである。
不織布シートの材質は排泄物の横漏れを防止することができる限り、撥水性の不織布シートには限定されない。例えば、バックシート20に用いるような液不透過性フィルムを用いてもよい。
図1A、図1C、図1Eに示す立体ギャザーは、撥水性の不織布シート32によって立体ギャザー26とサイドシート19の双方を構成している。但し、不織布シートは、専ら立体ギャザーを形成するものであってもよいし、立体ギャザーとバックシート以外の部材の双方を構成するものであってもよい。
立体ギャザー26は、吸収体22の両側に左右一対配置されている。但し、左右二対以上の立体ギャザーを配置してもよい。
[2−1G]ウエスト伸縮材、レッグ伸縮材:
図1A、図1B、図1Eに示すおむつ本体60には、ウエスト端縁6c近傍に、ウエスト伸縮材42が配置されている。ウエスト伸縮材42によって後被包部6がおむつの幅方向に収縮し、おむつのフィット性が向上するとともに、ウエスト端縁2c,6cからの漏れが防止される。
ウエスト伸縮材42は後被包部6のウエスト端縁6cと平行となるように配置されている。また、ウエスト伸縮材42は、1枚の面状伸縮材(ウレタンフォーム)によって形成されている。そして、ウエスト伸縮材42は、バックシート20とカバーシート24の層間に挟み込まれ、伸張率150%の状態でホットメルト接着剤により固定されている。
但し、ウエスト伸縮材は、ウエスト端縁に沿って、前被包部及び後被包部の双方に配置してもよいし、糸ゴム等の線状伸縮材によって形成してもよい。また、ウレタンフォームのような伸縮性フォームに限らず、伸縮性ネットや伸縮性フィルムを用いてもよい。
図1A、図1B、図1Eに示すおむつ本体60には、股下被包部4の両側縁に沿って、レッグ伸縮材40が配置されている。レッグ伸縮材40によって股下被包部4がおむつの前後方向に収縮し、おむつのフィット性が向上するとともに、股下被包部4の両側縁4a,4bからの横漏れが防止される。
レッグ伸縮材40は、天然ゴムの弾性糸からなる糸ゴムによって形成されている。また、レッグ伸縮材40として左右各3本の糸ゴムをおむつの前後方向に沿う直線状に配置している。そして、サイドシート19とカバーシート24の層間に挟み込まれ、伸張率250%の状態でホットメルト接着剤により固定されている。
但し、レッグ伸縮材40として、平ゴムや、合成ゴム(ウレタンゴム等)の弾性糸からなる糸ゴムを用いてもよいし、レッグ伸縮材40の本数を適宜、増減させてもよい。また、股下被包部4の側縁形状に合わせて曲線的に配置してもよい。伸張率も120〜400%の範囲で増減させてもよく、200〜300%とすることが好ましい。固定の方法も流動性の高い接着剤であればホットメルト接着剤以外の接着剤を用いてもよく、ヒートシール等の熱融着や超音波融着等による固定でもよい。
[2−2]止着テープ:
図1A〜図1Cに示す止着テープ11は、テープ基材50及びフック材48から形成されている。
テープ基材50は不織布シートから形成されている。但し、材質は特に限定されず、織布、プラスチックフィルム等でもよい。
フック材48は、メカニカルファスナー(面状ファスナー)の凸部材である。フック材48は、テープ基材50の先端部、より具体的には第1折返部70に付設されている。
フック材48はテープ基材に積層した状態で熱エンボス加工を施すことにより、テープ基材50に接合されている(エンボス部88,89)。先端側領域及び末端側領域のエンボス部88は、図面上下方向に向かう帯状に形成されている。エンボス部88は斜線状のストライプパターンに形成されている。また、中央領域(先端側領域と末端側領域の間の領域)のエンボス部89は、散点的なドットパターンに形成されている。但し、フック材の付設の方法は、前記方法には限定されない。例えばホットメルト接着剤による接着等であってもよい。また、先端側領域及び末端側領域のエンボス部のパターンをドットパターンとしてもよい。
止着テープ11は、おむつ本体60における後被包部6の両側縁部に配置されている。そして、止着テープ11は、サイドシート19とカバーシート24の層間に挟み込まれた状態でホットメルト接着剤により固定されている。但し、後被包部6の両側縁部に配置されている限り、サイドシート19の表面やカバーシート24の外表面に固定されていてもよい。
おむつ本体60には、左右二対の止着テープ11が固定されている。但し、止着テープの数は適宜増減させてもよい。本発明においては、少なくとも左右一対の止着テープを備えていれば足りる。一般的には、乳幼児用の使い捨ておむつであれば一対(左右1個ずつ)、成人用の使い捨ておむつであれば二対(左右2個ずつ)が付設される。
また、本発明における止着テープには、2本の止着テープがテープの幅方向に連なり、それらが一体的に形成された形態のものも含まれる(2連タイプ)。例えば、幅広なテープ基材の先端に2箇所の凸部が形成されていて、前記凸部の各々にフック材が付設されたタイプの止着テープ等を挙げることができる(例えば、特開2007−282893号公報、図8参照)。前記2連タイプの止着テープは、幅方向の中央にミシン目が形成されていて、前記ミシン目を切り離すことにより、2本の止着テープに分割可能に構成されているものであってもよい。
[3]製造方法:
本発明のテープ型おむつの製造方法について説明する。
図1A〜図1Fに示すテープ型おむつ1は、例えば図3A〜図3Jに示すような工程により製造することができる。
まず、長尺テープ基材の表面における幅方向中央部に、長尺テープ基材の長手方向に沿うように前記長尺テープ基材より幅狭な長尺フック材が付設された第1中間体を用意する。図3Aに示す方法では、長尺テープ基材100の表面における幅方向中央部A1に、長尺テープ基材100の長手方向に沿うように長尺テープ基材100より幅狭な長尺フック材102を付設して第1中間体104を得ている。但し、第1中間体として、同様な構造を有する市販品を用いてもよい。次いで、第1中間体104を、幅方向中央部の長尺フック材付設領域と、幅方向両側縁部の長尺フック材非付設領域とを交互に通過する周期的な波型の切断線106で切断する。これにより、波型端縁108と、直線端縁110とを有し、波型端縁108側の領域にフック材48が付設された第2中間体112を得る。
図3Bは、図3Aに示す第2中間体112を表面側から見た図である。図3B及び図3Cに示すように、第2中間体112をフック材48の付設領域より直線端縁110側に位置する第1折返線76により表面同士が当接するように折り返して、波型端縁108から第1折返線76に至るまでの第1折返部70を形成する。
そして、第1折返部70と第1折返線76より直線端縁110側の部分を剥離可能に仮止することにより第1仮止部82が形成された第3中間体114を得る。図3Bに示す方法では、第1折返線76より直線端縁110側の部分に、後に第1仮止部82となる接着剤塗工部116を形成している。但し、仮止の方法は接着に限定されず、ヒートシール等の熱融着、超音波融着等であってもよい。
次いで、図3C及び図3Dに示すように、第3中間体114を、第1折返線76より直線端縁110側に位置する第2折返線78により裏面同士が当接するように折り返して、第1折返線76から第2折返線78に至るまでの第2折返部72を形成する。
更に、図3Eに示すように、第2折返部72と第2折返線78より直線端縁110側の部分を剥離可能に仮止することにより第2仮止部84が形成された第4中間体118を得る。図3Eに示す方法では、第1折返線76の近傍の部分に形成された円形のヒートシール部を第2仮止部84としている。また、図3Eに示す方法では、第2折返部72と第2折返線78より直線端縁110側の部分を仮止する際に、第1折返部70と第2折返部72も併せて仮止している(仮止部85)。これにより、第1仮止部82による仮止が補強される。但し、この工程における第1折返部70と第2折返部72の仮止は必須ではない。
図3Fは、図3Eに示す第4中間体118を裏面側から見た図である。図3Fに示す方法では、第4中間体118の裏面側における第2折返線78より直線端縁110側の部分に、後に第3仮止部86となる接着剤塗工部120を形成している。
次いで、図3F及び図3Gに示すように、第4中間体118を、直線端縁110と直交し、かつ、波型端縁108の谷部に至る切断線122で切り離して、複数の止着テープ11を得る。
更に、図3Hに示すように、止着テープ11を、第2折返線78より直線端縁110側の部分とおむつ本体60を剥離可能に仮止することにより図示されない第3仮止部を形成する。そして、図3H及び図3Iに示すように、図示されない第3仮止部より直線端縁110側の部分に位置する第3折返線80により表面同士が当接するように折り返して、第3折返線80より直線端縁110側の部分をおむつ本体60に接合固定して、テープ型おむつを得る。
図3I及び図3Jに示す方法では、第3折返線80より直線端縁110側の部分をおむつ本体60におけるサイドシート19とカバーシート24の層間に挟みこむように固定している。但し、カバーシート24の外表面側に固定することもできる。
本発明のテープ型おむつは、乳幼児用又は介護を必要とする高齢者や障害者等の成人用の使い捨ておむつとして利用することができる。
1:テープ型おむつ、2:前被包部、2c:ウエスト端縁、4:股下被包部、4a,4b:側縁、6:後被包部、6c:ウエスト端縁、11:止着テープ、13:フロントパッチ、18:トップシート、19:サイドシート、20:バックシート、22:吸収体、24:カバーシート、26:立体ギャザー、32:不織布シート、36:立体ギャザー伸縮材、40:レッグ伸縮材、42:ウエスト伸縮材、46:ループ材、48:フック材、50:テープ基材、54:上ティシュ、56:下ティシュ、60:おむつ本体、70:第1折返部、72:第2折返部、74:第3折返部、76:第1折返線、78:第2折返線、80:第3折返線、82:第1仮止部、84:第2仮止部、85:仮止部、86:第3仮止部、88,89:エンボス部、100:長尺テープ基材、102:長尺フック材、104:第1中間体、106:切断線、108:波型端縁、110:直線端縁、112:第2中間体、114:第3中間体、116:接着剤塗工部、118:第4中間体、120:接着剤塗工部、122:切断線、206a:側縁、211:止着テープ、248:フック材、260:おむつ本体、282:第1仮止部、284:第2仮止部、300:長尺テープ基材、302:長尺フック材、306:切断線、316:接着剤塗工部、A1:幅方向中央部。

Claims (4)

  1. 排泄物を吸収・保持させるための吸収体が配置された、着用者の股下を被包する部分である股下被包部、前記股下被包部の前方に連続するように配置された、着用者の胴周り前部を被包する部分である前被包部、及び、前記股下被包部の後方に連続するように配置された、着用者の胴周り後部を被包する部分である後被包部の各部から形成されたおむつ本体と、
    テープ基材、及び、前記テープ基材の先端部に付設されたフック材から形成され、前記おむつ本体における前記後被包部の両側縁部に配置された、左右少なくとも一対の止着テープと、を備え、
    前記止着テープは、前記テープ基材の先端側に位置する第1折返線により表面同士が当接するように折り返され、前記第1折返線より前記テープ基材の末端側に位置する第2折返線により裏面同士が当接するように折り返され、前記第2折返線より更に前記テープ基材の末端側に位置する第3折返線により再度、表面同士が当接するように折り返されることによって、前記テープ基材の先端から前記第1折返線に至るまでの第1折返部、前記第1折返線から前記第2折返線に至るまでの第2折返部、前記第2折返線から前記第3折返線に至るまでの第3折返部が順次形成されるように折り畳まれた、Z字型の折り畳み構造を有しており、
    前記折り畳み構造において、前記テープ基材の先端部に付設された前記フック材が、前記おむつ本体の前記後被包部の側縁からはみ出さず、当該後被包部の内面側上方に位置するように配置されており、
    前記折り畳み構造は、前記第1折返部と前記第2折返部、前記第2折返部と前記第3折返部、及び、前記第3折返部と前記おむつ本体が、それぞれ剥離可能に仮止されて、その折り畳み状態が保持されているテープ型おむつ。
  2. 前記折り畳み構造は、前記第1折返部の先端が、前記第2折返線から突出するように、前記止着テープが折り畳まれたものである請求項1に記載のテープ型おむつ。
  3. 請求項1に記載のテープ型おむつの製造方法であって、
    長尺テープ基材の表面における幅方向中央部に、前記長尺テープ基材の長手方向に沿うように前記長尺テープ基材より幅狭な長尺フック材が付設された第1中間体を用意し、
    前記第1中間体を、幅方向中央部の長尺フック材付設領域と、幅方向両側縁部の長尺フック材非付設領域とを交互に通過する周期的な波型の切断線で切断することにより、波型端縁と、直線端縁とを有し、前記波型端縁側の領域にフック材が付設された第2中間体を得、
    前記第2中間体を、フック材付設領域より前記直線端縁側に位置する第1折返線により表面同士が当接するように折り返して、前記波型端縁から前記第1折返線に至るまでの第1折返部を形成し、前記第1折返部と前記第1折返線より前記直線端縁側の部分を剥離可能に仮止することにより第1仮止部が形成された第3中間体を得、
    前記第3中間体を、前記第1折返線より前記直線端縁側に位置する第2折返線により裏面同士が当接するように折り返して、前記第1折返線から前記第2折返線に至るまでの第2折返部を形成し、前記第2折返部と前記第2折返線より前記直線端縁側の部分を剥離可能に仮止することにより第2仮止部が形成された第4中間体を得、
    前記第4中間体を、前記直線端縁と直交し、かつ、前記波型端縁の谷部に至る切断線で切り離して、複数の止着テープを得、
    前記止着テープを、前記テープ基材の先端部に付設された前記フック材が、前記おむつ本体の前記後被包部の側縁からはみ出さず、当該後被包部の内面側上方に位置するように配置するとともに、前記第2折返線より前記直線端縁側の部分と前記おむつ本体を剥離可能に仮止することにより第3仮止部を形成し、前記第3仮止部より前記直線端縁側の部分に位置する第3折返線により表面同士が当接するように折り返して、前記第3折返線より前記直線端縁側の部分を前記おむつ本体に接合固定して、前記テープ型おむつを得る、テープ型おむつの製造方法。
  4. 前記第1折返部の先端が、前記第2折返線から突出するように折り返して、前記第2折返部を形成する請求項3に記載のテープ型おむつの製造方法。
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