JP2003275244A - 使い捨ておむつ用ファスニングテープおよびそのファスニングテープの製造方法 - Google Patents
使い捨ておむつ用ファスニングテープおよびそのファスニングテープの製造方法Info
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Abstract
プ基端部の皺に起因した、おむつ装着時の不快感および
漏れの誘発を抑えることができる使い捨ておむつ用ファ
スニングテープを提供する。 【解決手段】 使い捨ておむつの前身頃11に後身頃1
3を止着すべく、該後身頃の左右側端部15aに固着さ
れたファスニングテープ40である。該ファスニングテ
ープは、前記側端部に貼着される幅広のテープ基端部4
1と、前記側端部から側方へ突出するとともに止着部と
しての面ファスナー47を有する幅狭のテープ先端部4
3とからなる略T字形状の不織布をテープ基材45とす
る。前記テープ基端部には、該テープ基端部の厚みを厚
くすべく幅方向に亘りシート状の補強材42が貼着され
ている。
Description
ファスニングテープおよびそのファスニングテープの製
造方法に関する。
開して示すように、透液性のトップシート3と不透液性
のバックシート5と、これらの間に介装される保液性の
吸収体4とが積層されてなる略三層構造のおむつ本体1
からなる。そして、このおむつ本体1は、大まかには、
着用者が装着した際に当該着用者の腹部にあてがわれる
前身頃11と、背部にあてがわれる後身頃13と、前身
頃11と後身頃13との間に位置して股間部にあてがわ
れる股下部12とに大別される。このうち前身頃11お
よび後身頃13は、その両側端から各側方へ延出する左
右一対のサイドフラップ14,15をそれぞれに備え、
これらは主に着用者のウエストの脇部にあてがわれる。
着は以下のようにしてなされる(図11を参照)。 先ず、前記おむつ本体1の前身頃11等のそれぞれの
部分を、着用者(図示無し)の身体の腹部等といった各
対応部位にあてがう。 次ぎに、前身頃11の左右のサイドトラップ14を、
着用者のウエストの脇部にあてがう。 そして、この前身頃11の左右のサイドフラップ14
を上から覆うようにして、後身頃13の左右のサイドフ
ラップ15を前記脇部にあてがいつつ、このサイドフラ
ップ15の側端部15aを腹部側へ回り込ませる。 最後に、前記側端部15aのトップシート3面を前記
前身頃11のバックシート5面に止着する。
ち図11のXIIa部を拡大して示すとともに、図12
(b)に図12(a)中のB−B線矢視の断面図を示
す。図12(a)に示すように、この止着は、前記サイ
ドフラップ側端部15aに固着されてこれより側方へ突
出するファスニングテープ30と、前身頃11のバック
シート5面に貼着されたターゲットテープ19とを係合
させて行っている。
ープ基材35とし、このテープ基材35は、前記サイド
フラップ側端部15aに貼着されるテープ基端部31
と、面ファスナー37が貼着されて止着部として機能す
るテープ先端部33と、このテープ先端部33先端の摘
み部39とからなる。このテープ基材35形状は、以前
は矩形の帯形状が多かったが、最近ではサイドフラップ
15との貼着面積をかせぐべく、前記テープ基端部31
が、前記テープ先端部33よりも広幅に形成された略T
字形状のものが主流となっている。
状不織布のテープ基材35を用いたファスニングテープ
30には、以下に示す問題点がある。
用者100のウエスト部分に位置するため、着用者10
0が座ったりお辞儀動作等して腰を曲げる度に屈曲し、
図12(a)、図12(b)に示すような水平方向の皺
36が寄る。特に、前記テープ基端部31は上下方向に
広幅であるため、また面ファスナー37のような高剛性
部材が直に貼着されていないため、この種の皺36が寄
りやすい。一方、このテープ基材35の不織布は腰があ
って、一旦寄った皺36の剛性は意外に高くて潰れ難
い。このため、図12(b)に示すように、この皺36
が、その着用者100側にある前記前身頃11を介して
着用者100の肌100aに強く当たり着用者100に
不快感を与える虞があった。
皺36に起因して、テープ基端部31が貼着されたサイ
ドフラップ側端部15aと前身頃11との間に隙間38
が生じる一方、この前身頃11とこれが接触する前記肌
100aとの間にも隙間38が生じる結果、これらの密
着性が悪くなり尿等の漏出を誘発する虞があった。
ープ19にファスニングテープ30を止着する際には、
着用者のウエスト部分をサイドフラップ15にて若干締
めるようにすべく、前記ファスニングテープ30の摘み
部39をつまんでこれを引っ張ることによりサイドフラ
ップ15に張力を付与しながら止着している。そして、
この張力によりウエスト部分に対するおむつの前記密着
性を高めている。しかし、図12(a)に示すように、
この摘み部39は、前記不織布のテープ基材35自身で
あり、その坪量は通常10〜100g/m2であるた
め、前記摘み部39の厚みは薄くとても摘まみ難い。よ
って、指の力が弱い人等は、摘み部39を引っ張って前
記サイドフラップ15に張力をかける際に、指が摘み部
39から滑って外れ易く、結果前記密着性を高められな
い場合があった。
たもので、後身頃側端部に貼着された不織布製ファスニ
ングテープ基端部の皺に起因した、おむつ装着時の不快
感および漏れの誘発を抑えることが可能な使い捨ておむ
つ用ファスニングテープおよびそのファスニングテープ
の製造方法を提供することを目的とする。
めに請求項1に示す発明は、使い捨ておむつの前身頃に
後身頃を止着すべく、該後身頃の左右側端部に固着され
たファスニングテープであって、該ファスニングテープ
は、前記側端部に貼着される幅広のテープ基端部と、前
記側端部から側方へ突出するとともに止着部としての面
ファスナーを有する幅狭のテープ先端部とからなる略T
字形状の不織布をテープ基材とし、前記テープ基端部に
は、該テープ基端部の厚みを厚くすべく幅方向に亘りシ
ート状の補強材が貼着されていることを特徴とする。
使い捨ておむつ用ファスニングテープにおいて、前記補
強材は、弾力性素材からなるとともに、前記テープ基端
部の着用者側の面に貼着されることを特徴とする。
2のいずれかに記載の使い捨ておむつ用ファスニングテ
ープにおいて、前記テープ先端部の先端の摘み部には、
該摘み部の厚みを厚くすべくシート部材が貼着されてい
ることを特徴とする。
使い捨ておむつ用ファスニングテープにおいて、前記シ
ート部材は、前記テープ基材および前記後身頃側端部の
いずれとも色違いに着色されていることを特徴とする。
一定幅を有する長尺状の不織布製テープ基材の幅中央の
部分に、該テープ基材の長手方向に亘って、長尺状の面
ファスナーを貼着する面ファスナー貼着工程と、該面フ
ァスナーが貼着された前記テープ基材を、前記長手方向
へ連続する山谷からなる周期波曲線に沿って切断する切
断工程であって、前記周期波曲線は、山形状と谷形状と
が互いに前記幅中央の線に関する鏡像関係である切断工
程と、前記テープ基材の上端縁から前記山の頂部へ向け
て切断する一方、下端縁から前記谷の底部へ向けて切断
することによりファスニングテープを個々に分断する分
断工程とを備えて、前記テープ基材の上下に互いに鏡像
形状のファスニングテープを形成する使い捨ておむつ用
ファスニングテープの製造方法において、前記切断工程
に先んじて、前記テープ基材における、前記面ファスナ
ーを挟む上下の部分に、前記上下端縁に沿って一対の長
尺状の補強材を貼着する補強材貼着工程を備えることを
特徴とする。
使い捨ておむつ用ファスニングテープの製造方法におい
て、前記切断工程における前記山の頂部と谷の底部と
が、それぞれ前記補強材の部分に形成されることを特徴
とする。
6のいずれかに記載の使い捨ておむつ用ファスニングテ
ープの製造方法において、前記面ファスナーと前記補強
材とは、前記テープ基材の同一面上に配されることを特
徴とする。
添付図面を参照して詳細に説明する。図11に示すよう
に、おむつの装着状態にあっては、後身頃13のサイド
フラップ15は、前身頃11のサイドフラップ14を覆
う一方、前記サイドフラップ15の側端部15aは、当
該側端部15aに固着されたファスニングテープ40に
よって、前身頃11のターゲットテープ19に止着され
ている。この止着状態におけるファスニングテープ、す
なわち図11のIa部を拡大して図1(a)に、また図
1(b)に、図1中のB−B線矢視の断面図を示す。
頃13のサイドフラップ15側端部15aにおけるトッ
プシート3とバックシート5との間に介装されて前記シ
ート3,5の少なくともいずれかに貼着される幅広矩形
状のテープ基端部41と、前記側端部15aから側方へ
突出する幅狭矩形状のテープ先端部43とからなる略T
字形状不織布をテープ基材45とする。この不織布に
は、スパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、メル
トブローン不織布およびスパンレース不織布等が使用さ
れ、この不織布を構成する繊維としては、ポリエチレン
(PE)やポリプロピレン(PP)等のオレフィン系繊
維、ポリエステル系繊維等が用いられる。また、前記不
織布の坪量は、通常10〜100g/m2の範囲であ
る。
19側の面には面ファスナー47の雄材が貼着されて、
この面ファスナー47は前記前身頃11のターゲットテ
ープ19と係合する止着部として機能する一方、テープ
先端部43における面ファスナー47よりも先端の部分
は、ファスニングテープ40の止着脱の際に摘まむため
の摘み部49として機能する。この面ファスナー47の
雄材は、多数のフックを表面に備えた一般的なものであ
り、前記ターゲットテープ19としての面ファスナーの
雌材若しくは不織布テープと係合するようになってい
る。この面ファスナー47の素材は、ナイロン、PE、
若しくはPP等の樹脂素材であり、前記貼着はホットメ
ルト型接着剤、ヒートシール、超音波シール等により行
われる。
捨ておむつ用ファスニングテープと概ね同様であり、以
下にて説明する内容が本発明の特徴的事項である。
記テープ基端部41には、その幅方向(紙面の上下方
向)に亘って、所定厚みの帯状補強材42が貼着されて
いる。よって、図1(b)に示すように、このテープ基
端部41は、前記補強材42の分だけその実質厚みが厚
くなっており、その曲げ剛性が高まる結果、前記皺が寄
り難くなっている。したがって、テープ基端部41に
は、その着用者100側に位置する前記前身頃11へ伝
わる程大きな皺は発生せず、着用者100の肌100a
に触れる前記前身頃11のトップシート3面は概ね平坦
に維持されて極端に強く当たる部分はない。よって、前
記装着時に着用者100が感じる、前記皺に起因する不
快感を抑制することができる。
部41が貼着されたサイドフラップ側端部15aと前身
頃11との間の密着性、ひいてはこの前身頃11とこれ
が接触する前記肌100aとの間の密着性も良好とな
り、尿等の漏出を抑制することができる。
に、この補強材42を、前記テープ基端部41の着用者
100側の面41aに貼着するとともに、その素材に弾
力性素材を用いるのが良い。これは、図2に示すよう
に、前記テープ基端部41に万一皺36が寄った場合で
あっても、当該皺36は、テープ基端部41の着用者側
の面41aに貼着された前記補強材42の弾性変形によ
って柔軟に吸収され、補強材42における前記着用者側
の面42bは概ね平坦に保たれるからである。つまり、
前記皺36は、前記補強材42にて遮断されるため前身
頃11へ伝達されることはなく、着用者100のウエス
ト部分に作用する、前記皺36に起因した局所的負荷は
抑制される。
へは伝達されないので、テープ基端部41が貼着された
サイドフラップ側端部15aと前身頃11との間の密着
性、ひいてはこの前身頃11とこれが接触する前記肌1
00aとの間の密着性は更に良好となり、尿等の漏出を
確実に抑制することができる。
エアレイド不織布、エアスルー不織布等が好適である。
ウレタンゴムの厚みは1〜3mmであるのが望ましく、
更に望ましくは0.5kgf/cm2 の押圧下にて
1.85mmがであるのが良い。また、不織布の坪量は
50〜300g/m2であるのが望ましい。
49は、その摘み部厚みを厚くすべくシート部材48が
貼着されているのが望ましく、本実施形態にあっては、
図1(a)および図3に示すように、前記摘み部49先
端下面の幅方向に亘り、後記所定厚みのシート部材48
が貼着されている。そして、これによれば、前記摘み部
49は、シート部材48の分だけ厚くなっているので、
当該摘み部49をしっかりと確実に指でつまむことがで
きる。よって、前述したようにファスニングテープ40
をターゲットテープ19に止着する際に、摘み部49を
引っ張っても、指が摘み部49から滑って外れる虞はな
く、もって前記サイドフラップ15に適度な張力を付与
しつつ前記止着を行うことができて、着用者100のウ
エスト部分にサイドフラップ15等を密着させることが
できる。
由から指が滑り難い素材が好ましく、例えば、ウレタン
ゴム、エアレイド不織布、エアスルー不織布等が使用で
きる。ウレタンゴムの厚みは1〜3mmが、前記不織布
の坪量は50〜300g/m 2が好適である。前記貼着
は、ホットメルト型接着剤等によって行うことができ
る。また、前記図示例では、このシート部材48を摘み
部49の下面に貼着した例を示したが、摘み部49が単
に厚くなれば摘み易くなるため、摘み部49の上面に貼
着しても良い。
によれば、おむつを装着するために必要な装着準備作業
も容易となる。通常、おむつはコンパクトに折り畳まれ
て販売されているため、これを着用者に装着するために
は、折り畳まれた状態から、図10に示す状態に展開し
なければならない。この展開作業のひとつに、ファスニ
ングテープの展開作業があるが、上記構成によればこの
作業が楽になる。
ファスニングテープ30の拡大平面図を示し、図4
(b)に図4(a)中のB−B線矢視の断面図を示す。
図示の如く、使用前には、ファスニングテープ30のテ
ープ先端部33は、サイドフラップ15側端部15aの
トップシート3面上に折り返されているとともに、当該
テープ先端部33が備える面ファスナー37の雄材によ
って、前記トップシート3に剥離可能に仮止めされてい
る。このファスニングテープを使用可能な状態にするに
は、図5に示すように、前記テープ先端部33をトップ
シート3から剥がして展開しなければならない。但し、
図4(b)に示すように、通常、前記仮止め状態におけ
る摘み部39先端は、トップシート3面とほぼ面一にな
っていて段差が小さいために、指先を引っかけるきっか
けをつかみ難く前記展開を行い難い。
ように、前記摘み部49先端の下面にはシート部材48
が貼着されており、その先端は厚くなっている。よっ
て、図6(b)に示すように、前記仮止め状態における
ファスニングテープ40の摘み部39先端とトップシー
ト3面との間には大きな段差がついているため、指先を
引っかけ易く、前記展開の作業が容易になる。
を、摘み部49の下面に貼着した例を示したが、摘み部
49先端とトップシート3面との間に大きな段差がつけ
られれば良いため、前記シート部材48を摘み部49の
上面に貼着しても良い。
が、前記テープ基材45および前記後身頃13のサイド
フラップ側端部15aのトップシート3面のいずれとも
色違いに着色されていると良い。そして、これによれ
ば、図6(a)に示す前記仮止め状態、すなわち前記ト
ップシート3面上にテープ先端部43が折り返されてい
る状態において、前記摘み部49の位置を著しく視認し
易くなる。尚、視認し易さの観点からは、前記シート部
材48を、摘み部49の上面に貼着するのが好ましい
が、図示例のように摘み部49の下面に貼着した場合で
あっても、テープ基材45に白色等の淡色系の不織布を
用いるとともに、シート部材48を青色等の濃色系で着
色すれば、摘み部49を透かしてシート部材48を視認
することが可能である。
み部49であることを示す文字表記も含み、例えば、
「ここを摘まんでください」という文字をシート部材48
に記載することも含む。
の製造方法について図7を参照して説明する。このファ
スニングテープ40は、以下に示す工程からなる製造方
法によって、切りくずを殆ど出すことなく高い歩留まり
で量産される。尚、この方法は、図7(a)に示すよう
に、上端縁65cと下端縁65dとが平行な一定幅の不
織布の長尺帯をテープ基材65として用いて、図7
(d)に示すように、当該テープ基材65の上下のそれ
ぞれの部分に、互いに鏡像形状のファスニングテープ4
0を形成することができる方法である。
する長尺状の不織布製テープ基材65の幅中央の部分
に、該テープ基材65の長手方向に亘って、長尺状の面
ファスナー67の雄材を貼着する。尚、この貼着はホッ
トメルト型接着剤、ヒートシール、超音波シール等を用
いて行われる。
る、前記面ファスナー67を挟む上下の部分に、前記上
下端縁65c,65dに沿って一対の長尺状の補強材6
2を貼着する。この一対の補強材62は、互いに同幅で
あるとともに、前記テープ基材65における、前記幅中
央の線65aに関する線対称の位置に貼着されるのが望
ましく、このようにすれば、以降の工程を経て前記上下
に形成されるファスニングテープ40を完全な鏡像にす
ることができる。
示すように、テープ基材45の着用者側の面に貼着され
るため、前記実施形態のように、前記テープ基端部41
の着用者側の面41aに補強材42を貼着したい場合に
は、図7(b)に示すように、前記補強材62を、前記
面ファスナー67が貼着された面と同一面に配すれば良
い。
接着剤等で行うことができるが、補強材62およびテー
プ基材65が共に熱融着繊維からなる不織布である場合
には、熱融着によって行っても良い。
材62が貼着された前記テープ基材65を、前記長手方
向へ連続する山谷からなる周期波曲線66に沿って切断
する。この時、前記周期波曲線は、山形状66aと谷形
状66bとが互いに前記幅中央の線65aに関する鏡像
関係となるようにする。このようにすれば、前記上下に
形成されるファスニングテープ40の形状は、互いに、
前記幅中央の線65aに関する鏡像形状となる。ここ
で、図7(c)には、極一般的な周期波曲線66を示し
ており、この周期波曲線66は、山66aおよび谷66
bの形状がいずれも矩形となっていて、山の頂部66c
および谷の底部66dの各隅角部は円弧状に面取りされ
ている。
曲線に限るものではなく、山形状66aと谷形状66b
とが、互いに前記幅中央の線65aに関する鏡像関係に
あれば良い。例えば、単なるサインカーブであっても良
いし、図8に示すように熊の横顔76等といった動物形
状にしても良い。尚、この動物形状にした場合には、こ
れを用いた使い捨ておむつの美観を高め意匠的作用を奏
することができるとともに、これを見た乳幼児の好奇心
をそそりその感受性を高める効果もある。
ート部材48を貼着したファスニングテープ40を製造
したい場合には、図9に示すように、前記山の頂部66
cと谷の底部66dとが、それぞれ前記補強材62の部
分に形成されるように切断すれば良い。
65cから前記山の頂部66cへ向けて幅方向に切断す
る一方、下端縁65dから前記谷の底部66dへ向けて
幅方向に切断することによりファスニングテープ40を
個々に分断する。
したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような
変形が可能である。 (a)本実施形態においては、前記テープ基端部41の
サイドフラップ15側端部15aへの固着形態として、
サイドフラップ15におけるトップシート3とバックシ
ート5との間に介装しつつ、少なくともいずれか一方の
シート3,5に貼着する例を示したが、これに限るもの
ではない。例えば、両シート3,5間に介装せずに、ト
ップシート3若しくはバックシート5のいずれか一方の
シートにのみ貼着させても良い。 (b)本実施形態においては、サイドフラップ15にお
けるトップシート3について格別詳細に説明していない
が、このトップシート3は、後身頃13のトップシート
3を連続して側方へ延出形成したものであっても良い
し、または、起立部を有し起立部から側方へ延出形成し
た立体ギャザーシートであっても良い。 (c)本実施形態においては、ファスニングテープ40
の面ファスナー47に雄材を用いたが、ターゲットテー
プ19に面ファスナーの雄材を用いる場合には、逆に雌
材を用いることは言うまでもない。
後身頃側端部に貼着されたファスニングテープ基端部の
皺に起因した、おむつ装着時の不快感および漏れの誘発
を抑えることができる使い捨ておむつ用ファスニングテ
ープを提供することができる。
止着状態を拡大して示す図であって、図1(a)は、図
11中のIa部の拡大図、図1(b)は、図1(a)中
のB−B線矢視の断面図である。
寄った様子を示す、図1(a)中の前記B−B線矢視の
断面図である。
る。
の状態を示す図であって、図4(a)はその拡大平面
図、図4(b)は、図4(a)中のB−B線矢視の断面
図である。
を示す拡大平面図である。
使用前の状態を示す図であって、図6(a)はその拡大
平面図、図6(b)は、図6(a)中のB−B線矢視の
断面図である。
説明するための概念図であって、図7(a)に面ファス
ナー貼着工程を、図7(b)に補強材貼着工程を、図7
(c)に切断工程を、図7(d)に分断工程をそれぞれ
示す。
期波曲線の一例を示す図である。
期波曲線の一例を示す図である。
破断平面図である。
視図である。
して示す図であって、図12(a)は、図11中のXII
a部の拡大図、図12(b)は、図12(a)中のB−
B線矢視の断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 使い捨ておむつの前身頃に後身頃を止着
すべく、該後身頃の左右側端部に固着されたファスニン
グテープであって、 該ファスニングテープは、前記側端部に貼着される幅広
のテープ基端部と、前記側端部から側方へ突出するとと
もに止着部としての面ファスナーを有する幅狭のテープ
先端部とからなる略T字形状の不織布をテープ基材と
し、 前記テープ基端部には、該テープ基端部の厚みを厚くす
べく幅方向に亘りシート状の補強材が貼着されているこ
とを特徴とする使い捨ておむつ用ファスニングテープ。 - 【請求項2】 前記補強材は、弾力性素材からなるとと
もに、前記テープ基端部の着用者側の面に貼着されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の使い捨ておむつ用ファ
スニングテープ。 - 【請求項3】 前記テープ先端部の先端の摘み部には、
該摘み部の厚みを厚くすべくシート部材が貼着されてい
ることを特徴とする請求項1若しくは2のいずれかに記
載の使い捨ておむつ用ファスニングテープ。 - 【請求項4】 前記シート部材は、前記テープ基材およ
び前記後身頃側端部のいずれとも色違いに着色されてい
ることを特徴とする請求項3に記載の使い捨ておむつ用
ファスニングテープ。 - 【請求項5】 長手方向に亘って一定幅を有する長尺状
の不織布製テープ基材の幅中央の部分に、該テープ基材
の長手方向に亘って、長尺状の面ファスナーを貼着する
面ファスナー貼着工程と、 該面ファスナーが貼着された前記テープ基材を、前記長
手方向へ連続する山谷からなる周期波曲線に沿って切断
する切断工程であって、前記周期波曲線は、山形状と谷
形状とが互いに前記幅中央の線に関する鏡像関係である
切断工程と、 前記テープ基材の上端縁から前記山の頂部へ向けて切断
する一方、下端縁から前記谷の底部へ向けて切断するこ
とによりファスニングテープを個々に分断する分断工程
とを備えて、前記テープ基材の上下に互いに鏡像形状の
ファスニングテープを形成する使い捨ておむつ用ファス
ニングテープの製造方法において、 前記切断工程に先んじて、前記テープ基材における、前
記面ファスナーを挟む上下の部分に、前記上下端縁に沿
って一対の長尺状の補強材を貼着する補強材貼着工程を
備えることを特徴とする使い捨ておむつ用ファスニング
テープの製造方法。 - 【請求項6】 前記切断工程における前記山の頂部と谷
の底部とが、それぞれ前記補強材の部分に形成されるこ
とを特徴とする請求項5に記載の使い捨ておむつ用ファ
スニングテープの製造方法。 - 【請求項7】 前記面ファスナーと前記補強材とは、前
記テープ基材の同一面上に配されることを特徴とする請
求項5若しくは6のいずれかに記載の使い捨ておむつ用
ファスニングテープの製造方法。
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