JP2014064392A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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憲吾 小池
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Abstract

【課題】感温素子の消費電力を軽減させることができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】スイッチング素子をオンオフ動作させる制御回路Z1と、温度を検出するサーミスタと、サーミスタの検出結果に基づいて異常発熱を検出すると、スイッチング素子Q1のオンオフ動作を停止させる過熱保護回路Z14と、2次側の出力電圧に応じてスイッチング素子Q1のオンオフ動作を間欠動作させる省電力回路(バーストコンパレータCOMP2、アンド回路AND1)を具備し、過熱保護回路Z14は、省電力回路によるスイッチング素子Q1のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、スイッチング素子Q1のオンオフ動作の停止時には、サーミスタTHによる温度の検出動作を停止させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング動作によって出力電圧制御を行うスイッチング電源装置に関し、特に温度を検出する感温素子を用いた過熱保護回路を有するスイッチング電源装置に関する。
スイッチング電源装置、密閉されたアダプタ用途では、感温素子としてサーミスタ(thermistor)を用いた過熱保護回路が設けられている。サーミスタは、温度変化に対して抵抗値が変わる素子であり、過熱保護回路は、サーミスタの抵抗値に基づいて異常発熱を検出し、スイッチング動作を停止させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−76868号公報
しかしながら、感温素子によって温度を検出するためには、感温素子に電力を供給する必要がある。例えば、サーミスタにおける抵抗値の変化を検出するためには、サーミスタに電力を供給する必要がある。従って、従来技術では、感温素子によって温度を検出するために消費電力が発生してしまい、特に、負荷オープン時の無負荷消費電力の軽減が重要であるアダプタでは、この感温素子への電力供給が消費電力軽減の妨げになってしまうという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて従来技術の上記問題を解決し、感温素子の消費電力を軽減させることができるスイッチング電源装置を提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、1次巻線に入力電圧が印加されるトランスと、当該トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子と、当該スイッチング素子をオンオフ動作させる制御回路と、前記スイッチング素子のオンオフ動作によって前記トランスの2次巻線に誘起されるパルス電圧を整流平滑し、出力電圧として負荷に出力する2次側整流平滑回路とを備えたスイッチング電源装置であって、温度を検出する感温素子と、当該感温素子の検出結果に基づいて異常発熱を検出すると、前記スイッチング素子のオンオフ動作を停止させる過熱保護回路と、2次側の前記負荷に応じて前記スイッチング素子のオンオフ動作を間欠動作させる省電力回路とを具備し、前記過熱保護回路は、前記省電力回路による前記スイッチング素子のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、前記スイッチング素子のオンオフ動作の停止時には、前記感温素子による温度の検出動作を停止させることを特徴とする。
さらに、本発明のスイッチング電源装置において、前記過熱保護回路は、前記省電力回路による前記スイッチング素子のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、前記スイッチング素子のオンオフ動作の停止時には、前記感温素子への電力供給を遮断させるスイッチ素子を具備するようにしても良い。
さらに、本発明のスイッチング電源装置において、前記感温素子は、温度変化に応じて抵抗値を変化させるサーミスタであり、前記過熱保護回路は、前記サーミスタの抵抗値に基づいて異常発熱を検出するようにしても良い。
本発明によれば、無負荷状態もしくは軽負荷状態では、大部分の期間で感温素子の検出動作を停止させることができるため、感温素子の消費電力を軽減させることができる
という効果を奏する。
本発明に係るスイッチング電源装置の実施の形態の回路構成を示す回路構成図である。 図1に示す制御回路の回路構成を示す回路構成図である。 定格負荷状態及び過負荷状態における図2の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。 無負荷状態もしくは軽負荷状態における図2の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の実施の形態の応用例を示す回路構成図である。
本実施の形態のスイッチング電源装置は、図1を参照すると、整流回路DBと、電解コンデンサC1、C2、C3と、スイッチング素子Q1と、トランスTと、整流ダイオードD1、D2と、抵抗R1、R2と、コンデンサC4、C5と、制御回路Z1と、スナバ回路Z2と、フィードバック回路Z3とを備えている。
制御回路Z1のラッチ(Latch)端子と接地(GND)端子との間には、サーミスタTHが接続されており、制御回路Z1には、サーミスタTHを用いた過熱保護回路が内蔵されている。なお、本実施の形態では、サーミスタTHとして、温度上昇により抵抗値が上昇するPTC(Positive Temperature Coefficient)を用いた。温度上昇により抵抗値が減少するNTC(negative temperature coefficient)サーミスタや、所定の温度を超えると急激に抵抗値が減少するCTR(critical temperature resistor)サーミスタを用いるようにしても良い。
ダイオードがブリッジ構成された整流回路DBの交流入力端子ACin1、ACin2には交流電源ACが接続され、交流電源ACから入力された交流電圧が全波整流されて整流回路DBから出力される。整流回路DBの整流出力正極端子と整流出力負極端子との間には、電解コンデンサC1が接続されている。これにより、交流電源ACを整流回路DBと電解コンデンサC1とで整流平滑した直流電源が得られる。
電解コンデンサC1の正極端子と負極端子との間には、トランスTの一次巻線P1とスイッチング素子Q1と抵抗R1とが直列に接続されている。これにより、整流平滑された直流電源が入力電圧としてトランスTの一次巻線P1に印加される。スイッチング素子Q1は、N型のパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなり、スイッチング素子Q1のドレイン端子はトランスTの一次巻線P1が接続されていると共に、スイッチング素子Q1のソース端子に抵抗R1が接続され、スイッチング素子Q1のゲート端子は、制御回路Z1のドライブ出力(DRIVE)端子に接続されている。また、電解コンデンサC1の正極端子は、制御回路Z1の起動電圧入力(START)端子に接続され、電解コンデンサC1の負極端子は、制御回路Z1のGND端子に接続されている。
制御回路Z1は、スイッチング素子Q1を発振(オンオフ)動作させるスイッチング制御を行うための回路であり、交流電源ACを整流回路DBと電解コンデンサC1により整流平滑した直流電源(入力電圧)は、トランスTの1次巻線P1を介して接続されたスイッチング素子Q1のオンオフ動作により、オフ期間にトランスTの2次巻線S1に出力される。トランスTの2次側巻き線S1の両端子間には、整流ダイオードD1を介して電解コンデンサC2が接続され、トランスTの2次側巻き線S1に誘起されるパルス電圧は、整流ダイオードD1と電解コンデンサC2とからなる2次側整流平滑回路により整流平滑され、正極出力端子OUT+とグランド出力端子OUT−との間に接続される図示しない負荷に直流の出力電圧として供給される。なお、正極出力端子OUT+に接続されているラインが電源ラインとなり、グランド出力端子OUT−が接続されたラインがGNDラインとなる。なお、1次側の電解コンデンサC1の負極端子と2次側のGNDラインとの間は、コモンモードノイズを低減させるためのコンデンサC4が接続されている。
トランスTの補助巻線P2の両端子間には、整流ダイオードD2と抵抗R2とを介して電解コンデンサC3が接続され、整流ダイオードD2と電解コンデンサC3との接続点が制御回路Z1の制御回路電源電圧入力(Vcc)端子に接続されている。これにより、補助巻線P2に発生した電圧は、整流ダイオードD2と電解コンデンサC3とで整流平滑された後に、制御回路Z1のVcc端子に供給され、制御回路Z1用の制御回路電源として用いられる。
スナバ回路Z2は、トランスTの一次巻線P1間に接続され、スイッチング素子Q1の遮断時に生じる過渡的な高電圧を吸収する保護回路である。スナバ回路Z2は、ダイオードD3と、コンデンサC5と、抵抗R3とで構成されている。ダイオードD3のアノードは、スイッチング素子Q1のドレイン端子とトランスTの一次巻線P1との接続点に接続されている。また、コンデンサC5及び抵抗R3は、ダイオードD3のカソードと、電解コンデンサC1の正極端子とトランスTの一次巻線P1との接続点との間に並列に接続されている。
フィードバック回路Z3は、フォトカプラPCと、エラーアンプEAと、抵抗R4、R5、R6、R7と、コンデンサC6とで構成されている。電源ラインとGNDラインとの間には、抵抗R4と、フォトカプラPCの発光側素子(発光ダイオード)と、エラーアンプEAとが直列に接続され、抵抗R5が直列に接続された抵抗R4及びフォトカプラPCの発光側素子(発光ダイオード)と並列に接続されている。また、電源ラインとGNDラインとの間には、分圧用の抵抗R6と、抵抗R7とが直列に接続され、抵抗R6と抵抗R7との接続点がエラーアンプEAの制御端子aに接続されている。さらに、抵抗R6と抵抗R7との接続点と、フォトカプラPCの発光側素子(発光ダイオード)とエラーアンプEAとの接続点との間には、コンデンサC6が接続されている。これにより、正極出力端子OUT+とグランド出力端子OUT−との間に出力される出力電圧は、抵抗R6、R7により分圧され、分圧された出力電圧がエラーアンプEAの制御端子aに入力される。分圧された出力電圧は、エラーアンプEAに内蔵される図示しない基準電圧と比較され、その差分がフィードバック信号として、2次側のフォトカプラPCの発光側素子(発光ダイオード)から、1次側のフォトカプラPCの受光側素子(受光トランジスタ)にフィードバックされる。
フォトカプラPCの受光側素子(受光トランジスタ)は、制御回路Z1のフィードバック信号入力(FB)端子と電解コンデンサC1の負極端子との間に、コンデンサC5と並列に接続されており、フィードバック信号は、制御回路Z1のFB端子に入力される。また、スイッチング素子Q1のソース端子と、抵抗R1との接続点が制御回路Z1の過電流検出(OCP)端子に接続されており、スイッチング素子Q1を流れるドレイン電流が抵抗R1によって電圧信号として検出され、検出された電圧信号が制御回路Z1のOCP端子に入力される。
制御回路Z1は、図2を参照すると、起動回路Z10と、低電圧誤動作防止(UVLO)回路COMP1と、定電圧回路Z11と、バーストコンパレータCOMP2と、発振制御用コンパレータCOMP3と、発振回路Z12と、フリップフロップFF1と、アンド回路AND1と、ドライブ回路Z13と、可変電圧VRと、基準電圧Vref1、Vref2と、抵抗R8と、過熱保護回路Z14とを備えている。
起動回路Z10は、電解コンデンサC1の正極端子に接続されているSTART端子と、電解コンデンサC3の正極端子に接続されているVcc端子との間に接続され、起動時に動作し、Vcc端子に接続されている電解コンデンサC3に対して定電流を供給する定電流回路である。
UVLO回路COMP1は、電解コンデンサC3(Vcc端子)の電圧Vccと、可変電圧VRとを比較する比較回路である。UVLO回路COMP1は、非反転入力端子がVcc端子に、反転入力端子が可変電圧VRにそれぞれ接続され、UVLO回路COMP1の出力端子から出力される出力信号は、電圧Vccが可変電圧VRを超えるとHiレベルに、電圧Vccが可変電圧VRを以下になるとLowレベルになる。UVLO回路COMP1からの出力信号は、可変電圧VRに入力され、可変電圧VRは、UVLO回路COMP1からの出力信号がLowレベルの場合に、第1の基準電圧Va(例えば、15V)に、UVLO回路COMP1からの出力信号がHiレベルの場合に、第1の基準電圧Vaよりも低い第2の基準電圧Vb(例えば、10V)にそれぞれ設定される。これにより、UVLO回路COMP1の出力信号は、ヒステリス特性を有し、電圧Vccが第1の基準電圧Vaを超えると、Hiレベルに、電圧Vccが第2の基準電圧Vb以下になると、Lowレベルになる。
また、UVLO回路COMP1の出力端子は、定電圧回路Z11に接続されている。定電圧回路Z11は、UVLO回路COMP1の出力信号がHiレベルの場合に動作し、制御回路Z1の各部が動作するための電源電圧をそれぞれ供給する。すなわち、UVLO回路COMP1の出力信号は、制御回路Z1のオンオフを制御する信号であり、制御回路Z1の定常動作時(スイッチング動作時)には、UVLO回路COMP1の出力信号は、Hiレベルとなる。従って、可変電圧VRの第1の基準電圧Vaは、制御回路Z1の動作開始電圧であり、可変電圧VRの第2の基準電圧Vbは、制御回路Z1の動作停止電圧である。
また、UVLO回路COMP1の出力端子は、起動回路Z10に接続されている。起動回路Z10は、UVLO回路COMP1からの出力信号がLowレベルの場合に動作し、UVLO回路COMP1からの出力信号がHiレベルになると動作を停止させる。すなわち、起動回路Z10は、起動時において、Vcc端子の電圧Vccが第1の基準電圧Vaを超えるまで動作し、電圧Vccが第1の基準電圧Vaに到達すると動作を停止させる。
バーストコンパレータCOMP2は、FB端子の電圧VFBと、基準電圧Vref1とを比較する比較回路である。バーストコンパレータCOMP2は、非反転入力端子がFB端子に、反転入力端子が基準電圧Vref1にそれぞれ接続され、バーストコンパレータCOMP2の出力端子から出力される出力信号は、電圧VFBが基準電圧Vref1を超えるとHiレベルに、電圧VFBが基準電圧Vref1以下になるとLowレベルになる。なお、FB端子の電圧VFBは、抵抗R8と、FB端子に接続されているフォトカプラPCの受光側素子(受光トランジスタ)によって基準電圧Vref2を分圧した値となる。
発振制御用コンパレータCOMP3は、OCP端子の電圧VOCPと、FB端子の電圧VFBとを比較する比較回路である。発振制御用コンパレータCOMP3は、非反転入力端子がオフセット電圧を介してOCP端子に、反転入力端子がFB端子にそれぞれ接続され、発振制御用コンパレータCOMP3の出力端子から出力される出力信号は、電圧VOCPが電圧VFBを超えるとHiレベルに、電圧VOCPが電圧VFB以下になるとLowレベルになる。
バーストコンパレータCOMP2の出力端子は、発振回路Z12と、アンド回路AND1の入力端子とに接続され、発振回路Z12は、バーストコンパレータCOMP2からの出力信号がHiレベルの場合に動作する。また、発振制御用コンパレータCOMP3の出力端子は、フリップフロップFF1のリセット(R)端子に接続され、フリップフロップFF1のセット(S)端子には、発振回路Z12が接続されている。さらに、フリップフロップFF1の出力(Q)端子は、アンド回路AND1の入力端子に接続されている。これにより、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がHiレベルで、且つフリップフロップFF1が発振回路Z12によってセットされてQ端子の出力信号がHiレベルである場合に、アンド回路AND1の出力信号がHiレベルとなり、ドライブ回路Z13を介してスイッチング素子Q1がオンされることになる。そして、フリップフロップFF1が発振制御用コンパレータCOMP3からの出力信号によってリセットされてQ端子の出力信号がLowレベルになると、アンド回路AND1の出力信号がLowレベルとなり、スイッチング素子Q1がオフされる。これにより、スイッチング素子Q1のオフオフ動作が行われる。また、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がLowレベルになった場合にも、アンド回路AND1の出力信号がLowレベルとなり、スイッチング素子Q1がオフされ、スイッチング素子Q1のオンオフ動作が停止される。すなわち、バーストコンパレータCOMP2とアンド回路AND1とは、2次側の出力電圧(FB端子の電圧)に応じてスイッチング素子Q1のオンオフ動作を間欠動作させる省電力回路として機能する。
過熱保護回路Z14は、スイッチ素子Q2と、抵抗R9と、反転回路Z15と、ラッチコンパレータCOMP4と、基準電圧Vref3と、フリップフロップFF2と、初期化回路Z16とを備えている。
スイッチ素子Q2は、P型のパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、制御回路Z1の基準電圧Vref4とLatch端子との間に、スイッチ素子Q2と抵抗R9とが直列に接続されている。また、スイッチ素子Q2のゲート端子には、反転回路Z15を介してバーストコンパレータCOMP2の出力端子が接続されており、スイッチ素子Q2は、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がHiレベルの場合にオンされ、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がLowレベルになるとオフされる。スイッチ素子Q2のオフにより、Latch端子に接続されているサーミスタTHをバイアスする抵抗R9がオープンになる。
ラッチコンパレータCOMP4は、Latch端子の電圧VLatchと、基準電圧Vref3とを比較する比較回路である。ラッチコンパレータCOMP4は、非反転入力端子がLatch端子に、反転入力端子が基準電圧Vref3にそれぞれ接続され、バーストコンパレータCOMP2の出力端子から出力される出力信号は、電圧VLatchが基準電圧Vref3を超えるとHiレベルに、電圧VLatchが基準電圧Vref3以下になるとLowレベルになる。バーストコンパレータCOMP2の出力端子は、フリップフロップFF2のセット(S)端子に接続され、フリップフロップFF2の反転出力(Q)端子は、アンド回路AND1の入力端子に接続されている。また、フリップフロップFF2のリセット(R)端子には、初期化回路Z16が接続されている。
図3は、定格負荷状態及び過負荷状態における図2に示す制御回路Z1の各部の信号を示すタイミングチャートであり、(a)はバーストコンパレータCOMP2の出力信号、(b)はDRIVE端子からの出力信号は、(c)はLatch端子の電圧VLatch、(d)はフリップフロップFF2の出力信号Qをそれぞれ示している。
定格負荷状態では、図3(a)に示すように、バーストコンパレータCOMP2の出力信号はHiレベルであり、図3(b)に示すように、通常のスイッチング(発振)動作が行われる。また、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がHiレベルであるため、過熱保護回路Z14のスイッチ素子Q2はオン状態となり、Latch端子の電圧VLatchは、制御回路Z1の基準電圧Vref4を、抵抗R9とLatch端子に接続されているサーミスタTHとで分圧した値となる。
時刻t1で過負荷状態になり、例えばスイッチング素子Q1等の温度発熱源が異常発熱した場合には、サーミスタTHの抵抗値が上昇し、図3(c)に示すように、Latch端子の電圧VLatchが上昇する。そして、時刻t2でLatch端子の電圧VLatchが基準電圧Vref3を超えると、ラッチコンパレータCOMP4の出力信号は、Hiレベルに反転され、フリップフロップFF2がセットされる。フリップフロップFF2がセットされると、図3(d)に示すように、フリップフロップFF2の出力信号Qは、Lowレベルに反転され、アンド回路AND1が遮断され、図3(b)に示すように、スイッチング(発振)動作が停止される。このように過熱保護回路Z14が機能してスイッチング(発振)動作を停止させることで、更なる異常発熱や発煙発火等を防ぐことができる。
図4は、無負荷状態もしくは軽負荷状態における図2に示す制御回路Z1の各部の信号を示すタイミングチャートであり、(a)はバーストコンパレータCOMP2の出力信号、(b)はDRIVE端子からの出力信号は、(c)はLatch端子の電圧VLatch、(d)はフリップフロップFF2の出力信号Qをそれぞれ示している。
無負荷状態もしくは軽負荷状態には、2次側での消費電力がほとんどないため、バーストコンパレータCOMP2の出力信号は、図4(a)に示すように、間欠的にHiレベルになり、図4(b)に示すように、通常のスイッチング(発振)動作が間欠的に行われる。例えば、無負荷状態の場合には、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がHiレベルでスイッチング(発振)動作が行われる期間は、0.01〜10%に過ぎず、その他のバーストコンパレータCOMP2の出力信号がLowレベルでスイッチング(発振)動作が停止されている期間に比べて極端に短くなる。
バーストコンパレータCOMP2の出力信号がLowレベルの場合には、過熱保護回路Z14のスイッチ素子Q2はオフ状態となる。これにより、サーミスタTHをバイアスする抵抗R9がオープンになり、サーミスタTHによって電力が消費されることがない。すなわち、本実施の形態では、スイッチング(発振)動作が行われる期間にのみサーミスタTHを機能させ、スイッチング(発振)動作が行われない期間では、サーミスタTHへの電力供給を遮断させている。なお、無負荷状態もしくは軽負荷状態では、過熱検知の必要がないため、サーミスタTHへの電力供給を遮断させても問題が生じることはない。これにより、例えば、無負荷状態の場合には、バーストコンパレータCOMP2の出力信号がLowレベルでスイッチング(発振)動作が行われない、90〜99.99%の期間で、サーミスタTHへの電力供給を遮断させることができ、サーミスタTHの消費電力を大幅に減らすことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、1次巻線P1に入力電圧が印加されるトランスTと、トランスTの1次巻線P1に接続されたスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1をオンオフ動作させる制御回路Z1と、スイッチング素子Q1のオンオフ動作によってトランスTの2次巻線S1に誘起されるパルス電圧を整流平滑し、出力電圧として負荷に出力する2次側整流平滑回路(整流ダイオードD1、電解コンデンサC2)とを備え、温度を検出する感温素子(サーミスタTH)と、感温素子(サーミスタTH)の検出結果に基づいて異常発熱を検出すると、スイッチング素子Q1のオンオフ動作を停止させる過熱保護回路Z14と、2次側の負荷に応じてスイッチング素子Q1のオンオフ動作を間欠動作させる省電力回路(バーストコンパレータCOMP2、アンド回路AND1)を具備し、過熱保護回路Z14は、省電力回路によるスイッチング素子Q1のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、スイッチング素子Q1のオンオフ動作の停止時には、感温素子(サーミスタTH)による温度の検出動作を停止させるように構成されている。この構成により、無負荷状態もしくは軽負荷状態では、大部分の期間で感温素子(サーミスタTH)の検出動作を停止させることができ、スタンバイ時の消費電力を大幅に削減することができる。特に、アダプタ用途の場合には、出力端子がオープンになる場合があり、出力端子がオープンになると間欠動作のオフ期間が伸びて、感温素子(サーミスタTH)の検出動作を停止させる期間が長くなるため、スイッチング電源装置全体の無負荷時の消費電力を大幅に減少させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、過熱保護回路Z14は、省電力回路によるスイッチング素子Q1のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、スイッチング素子Q1のオンオフ動作の停止時には、感温素子(サーミスタTH)への電力供給を遮断させるスイッチ素子Q2を備えている。この構成により、省電力回路の出力信号に応じてオンオフされるスイッチ素子Q2を設けるだけで、感温素子(サーミスタTH)への電力供給を遮断させることができる。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、上記実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでも無い。例えば、本実施の形態では、図に示すようにフライバック型トランスを用いた例について説明したが、フォワード型トランスやハーフブリッジ型トランスを用いても良い。また、本実施の形態では、2次側出力にエラーアンプ、抵抗、フォトカプラによる電圧検出回路を設けており、いわゆる2次側検出(SSR; Secondary-Side Regulated)の例を示したが、図5に示すように、出力電圧を1次側の補助巻線電圧で間接的に制御する方式、いわゆる1次側検出(PSR; Primary-Side Regulated)を用いてもよい。PSRは、トランスTの補助巻線P2に発生するフライバック電圧を監視することで間接的に2次側出力電圧を制御する方式であり、補助巻線P2に発生するフライバック電圧(抵抗R10とR11との分圧)をFB端子に入力して省電力回路を動作させるようにしても良い。
AC 交流電源
AND1 アンド回路
C1、C2、C3 電解コンデンサ
C4、C5、C6 コンデンサ
COMP1 低電圧誤動作防止(UVLO)回路
COMP2 バーストコンパレータ
COMP3 発振制御用コンパレータ
COMP4 ラッチコンパレータ
D1、D2 整流ダイオード
D3 ダイオード
DB 整流回路
EA エラーアンプ
FF1、FF2 フリップフロップ
PC フォトカプラ
Q1 スイッチング素子
Q2 スイッチ素子
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11 抵抗
T トランス
VR 可変電圧
Vref1、Vref2、Vref3、Vref4 基準電圧
Z1 制御回路
Z2 スナバ回路
Z3 フィードバック回路
Z10 起動回路
Z11 定電圧回路
Z12 発振回路
Z13 ドライブ回路
Z14 過熱保護回路
Z15 反転回路
Z16 初期化回路

Claims (3)

  1. 1次巻線に入力電圧が印加されるトランスと、当該トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子と、当該スイッチング素子をオンオフ動作させる制御回路と、前記スイッチング素子のオンオフ動作によって前記トランスの2次巻線に誘起されるパルス電圧を整流平滑し、出力電圧として負荷に出力する2次側整流平滑回路とを備えたスイッチング電源装置であって、
    温度を検出する感温素子と、
    当該感温素子の検出結果に基づいて異常発熱を検出すると、前記スイッチング素子のオンオフ動作を停止させる過熱保護回路と、
    2次側の前記負荷に応じて前記スイッチング素子のオンオフ動作を間欠動作させる省電力回路とを具備し、
    前記過熱保護回路は、前記省電力回路による前記スイッチング素子のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、前記スイッチング素子のオンオフ動作の停止時には、前記感温素子による温度の検出動作を停止させることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記過熱保護回路は、前記省電力回路による前記スイッチング素子のオンオフ動作の間欠動作に同期させ、前記スイッチング素子のオンオフ動作の停止時には、前記感温素子への電力供給を遮断させるスイッチ素子を具備することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記感温素子は、温度変化に応じて抵抗値を変化させるサーミスタであり、
    前記過熱保護回路は、前記サーミスタの抵抗値に基づいて異常発熱を検出することを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチング電源装置。
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