JP2014063825A - 圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法 - Google Patents

圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非鉛の圧電体薄膜を簡便かつ低コストでウェットエッチングし、微細加工することが可能な、圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様において、基板10上に下部電極11を形成する工程と、下部電極11上に、組成式(K1−xNa)NbOで表されるアルカリニオブ酸化物系ペロブスカイト構造の圧電体薄膜12を形成する工程と、前記圧電体薄膜上に有機レジストマスク14を形成し、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いて圧電体薄膜12にウェットエッチングを施す工程と、を含む圧電体薄膜付き基板1の製造方法を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法に関する。
圧電体は種々の目的に応じて様々な圧電素子に加工され、特に電圧を加えて変形を生じさせるアクチュエータや、素子の変形から電圧を発生するセンサなどの機能性電子部品として広く利用されている。アクチュエータやセンサの用途に利用されている圧電体としては、大きな圧電特性を有する鉛系の誘電体、特にPZTと呼ばれるPb(Zr1−xTi)O系のペロブスカイト型強誘電体がこれまで広く用いられている。
また、近年、各種電子部品の小型かつ高性能化に伴い、薄膜技術等を応用した圧電体薄膜の形成法が研究されるようになってきた。最近、RFスパッタリング法で形成したPZT薄膜が、高精細高速インクジェットプリンタのヘッド用アクチュエータや、小型低価格のジャイロセンサとして実用化されている(例えば、特許文献1参照)。また、鉛を用いないニオブ酸カリウムナトリウム(KNN)の圧電膜を用いた圧電膜素子も提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
これら圧電膜は反応性ドライエッチングやウェットエッチングなどの微細加工プロセスにより梁や音叉の形状に加工され、圧電膜素子として用いられる。従来、圧電膜を用いてアクチュエータやセンサを作製するために必要な微細加工プロセスに関しては、反応性ドライエッチングによる報告があるのみである(例えば、特許文献3参照)。
KNNに関するウェットエッチングに関する報告があまりないため、ここではアルカリニオブ酸化物およびニオブ酸化物のウェットエッチング技術を参照する。アルカリニオブ酸化物系材料のウェットエッチングの例として、ニオブ酸リチウム(LiNbO)結晶の光導波路用リッジ加工が知られている(例えば、非特許文献1)。LiNbOのウェットエッチングにおいては、TaもしくはCrなどの金属マスクを用い、フッ酸や、フッ酸と硝酸との混酸を用いる。一方、ニオブ鉱石(ニオブ酸化物(Nb)とタンタル酸化物(Ta)の混合物)からの金属Nb精錬の技術を参照すると、Nbは高濃度のフッ酸にしか溶解しないことが知られている(例えば、特許文献4)。以上から、KNNについてもフッ酸系エッチング液が有望と推察される。
特開平10−286953号公報 特開2007−19302号公報 特開2012−33693号公報 米国特許第3117833号明細書
T-L. Tingら、「A Novel Wet-Etching Method Using Joint Proton Source in LiNbO3」IEEE Photonics Technology Letters, Vol.18, p.568 (2006)
高濃度のフッ酸をエッチング液として使用した場合に用いられるTaもしくはCrなどの金属マスクは、スパッタ装置や真空蒸着装置により作製される。しかし、これらの装置は一般的に高価であるため、プロセスコストの低減を妨げる。
本発明の目的の一つは、上記課題を解決するために、非鉛の圧電体薄膜を簡便かつ低コストでウェットエッチングし、微細加工することが可能な、圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法を提供することにある。
(1)本発明の一態様によれば、上記目的を達成するため、基板上に下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に、組成式(K1−xNa)NbOで表されるアルカリニオブ酸化物系ペロブスカイト構造の圧電体薄膜を形成する工程と、前記圧電体薄膜上に有機レジストマスクを形成し、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いて前記圧電体薄膜にウェットエッチングを施す工程と、を含む圧電体薄膜付き基板の製造方法が提供される。
(2)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記エッチング液における、フッ化水素と水の質量の合計に対するフッ化水素の質量の割合は15質量%以上35質量%未満であることが好ましい。
(3)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記フッ酸、塩酸及び前記硫酸の濃度は、それぞれ49質量%、36質量%及び96質量%であり、前記エッチング液は、体積が前記フッ酸の1倍以上6倍以下の前記塩酸又は合計の体積が前記フッ酸の1倍以上6倍以下の前記硫酸と水で前記フッ酸を希釈することにより得られるものであってもよい。
(4)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記エッチング液は、フッ酸を硫酸及び水で希釈したものであってもよい。
(5)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記有機レジストマスクはアクリル系有機化合物を主成分とするものであってもよい。
(6)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記下部電極はPtからなるものであってもよい。
(7)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記圧電体薄膜の結晶系は擬立方晶であり、前記圧電体薄膜の結晶軸が(001)面方向に優先配向するように形成されるものであってもよい。
(8)上記圧電体薄膜付き基板の製造方法において、前記基板は、表面に酸化膜を有するSi基板であってもよい。
(9)また、本発明の他の態様によれば、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法によって、前記圧電体薄膜に前記ウェットエッチングを施した後、前記圧電体薄膜上に上部電極を形成する、圧電体薄膜素子の製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、非鉛の圧電体薄膜を簡便かつ低コストでウェットエッチングし、微細加工することが可能な、圧電体薄膜付き基板の製造方法、及び圧電体薄膜素子の製造方法を提供することができる。
図1(a)、(b)は、それぞれ本実施の形態に係る圧電体薄膜付き基板及び圧電体薄膜素子の垂直断面図である。 図2(a)〜(d)は、実施の形態に係る圧電体薄膜付き基板の製造工程を表す垂直断面図である。 図3(e)〜(g)は、実施の形態に係る圧電体薄膜付き基板の製造工程を表す垂直断面図である。 図4(h)、(i)は、実施の形態に係る圧電体薄膜素子の製造工程を表す垂直断面図である。 図5は、実施例及び比較例における、エッチング液のフッ酸の相対濃度と圧電体薄膜のエッチング速度の関係を示すグラフである。
〔実施の形態〕
本発明の一実施の形態によれば、基板上に下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に、組成式(K1−xNa)NbOで表されるアルカリニオブ酸化物系ペロブスカイト構造の圧電体薄膜(以下、KNN薄膜と記載する)を形成する工程と、前記圧電体薄膜上に有機レジストマスクを形成し、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いて前記圧電体薄膜にウェットエッチングを施す工程と、を含む圧電体薄膜付き基板の製造方法が提供される。ここで、フッ酸、塩酸、硫酸とは、例えば、それぞれ電子工業用の濃度49質量%のフッ酸水溶液、濃度36質量%の塩酸水溶液、濃度96質量%の硫酸水溶液のことである。
本実施の形態においては、KNN薄膜のエッチングに、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液、すなわち、フッ酸を塩酸又は硫酸で希釈して得られるエッチング液(さらに他の液体で希釈してもよい)を用いている。フッ酸を希釈することにより、エッチング液中のフッ化水素の濃度を低減して、KNN薄膜のエッチング中に有機レジストマスクがパターンを保てないほど溶解することを防ぐことができる。例えば、希釈しないフッ酸をエッチング液として用いた場合、エッチング液中のフッ化水素の濃度が高く、KNN薄膜のエッチングに有機レジストマスクが耐えられない。
また、本実施の形態において、単に水のみで希釈したフッ酸をエッチング液に用いずに、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いるのは、エッチング液中のフッ化水素の濃度の低下によるKNN薄膜のエッチング速度の低下を抑えるためである。
特に、エッチング液中のフッ化水素の濃度が低い条件下では、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いることにより、フッ酸を単に水のみで希釈したエッチング液を用いる場合に比べて、KNN薄膜のエッチング速度を大幅に向上させることができる。これは、KNN薄膜と酸の反応生成物の水に対する溶解度の違いに依るものと考えられる。つまり、生成されるフッ化物の中で特にフッ酸を水のみで希釈したエッチング液を用いる場合、もしくは希釈しないフッ酸からなるエッチング液を用いた場合に生成されるフッ化ナトリウム(NaF)の水に対する溶解度よりも、塩酸で希釈したエッチング液を用いる場合に生成される塩化ナトリウム(NaCl)や、硫酸で希釈したエッチング液を用いる場合に生成される硫酸ナトリウム(NaSO)等の溶解度の方が高い。
以上の理由から、本実施の形態によれば、エッチング液中のフッ化水素の濃度が有機レジストマスクを使用することができる程度に低い場合であっても、実用的な速度でKNN薄膜をエッチングすることができる。すなわち、安価に形成することができる有機レジストマスクを用いて、実用的な速度でKNN薄膜をエッチングすることができる。
なお、エッチング液を濃度49質量%のフッ酸及び濃度36質量%の塩酸を用いて生成する場合、体積がフッ酸の1倍以上6倍以下の塩酸で前記フッ酸を希釈することによりエッチング液を生成することが好ましい。また、エッチング液を濃度49質量%のフッ酸及び濃度96質量%の硫酸を用いて生成する場合、フッ化水素の蒸発を抑制するために、合計の体積が前記フッ酸の1倍以上6倍以下の前記硫酸と水で前記フッ酸を希釈することによりエッチング液を得ることが好ましい。
このようにすることで、エッチング液のフッ酸の相対濃度を15質量%以上35質量%未満とすることができ、ウェットエッチングによる有機レジストマスクの耐性を十分確保することができる。なお、有機レジストには、アクリル系有機化合物を主成分とするものを用いることができる(例えば、JSR製THB−126N)。
ここで、エッチング液のフッ酸の相対濃度とは、フッ化水素の質量の、フッ化水素と水の質量の合計に対する割合をいい、以下の式1においてC ’HF(aq)で表される。
Figure 2014063825
式1において、C W(HF(aq))はフッ酸の質量濃度、VHF(aq)はフッ酸の体積、VAcidは酸の体積、ρHF(aq)はフッ酸の密度、ρAcidは酸の密度、CW(Acid)は酸の質量濃度である。
エッチング液中のフッ酸の相対濃度が15質量%より低い場合、KNN薄膜のエッチング速度が極端に遅くなる。一方、35質量%以上の場合、有機レジストマスクのエッチング液への耐性が不十分になる。エッチング液中のフッ酸の相対濃度が15質量%以上35質量%未満であることで、有機レジストマスクのエッチング液への耐性を十分に保ちながら、現実的な速度でKNN薄膜をエッチングすることができる。さらに、エッチング液中のフッ酸の相対濃度が20質量%以上30質量%以下であることがより好ましい。
なお、フッ酸を希釈するために塩酸又は硫酸を用いる他、例えば硝酸等を用いてもよい。ただし、硝酸を用いたエッチング液は、Siのエッチング液となるため、Si基板の裏側表面(下部電極11と反対側の面)をワックス等で保護する等の対策が必要となる。
図1(a)、(b)は、それぞれ本実施の形態に係る圧電体薄膜付き基板及び圧電体薄膜素子の垂直断面図である。本実施の形態では、エッチング加工された圧電体薄膜を有する基板を圧電体薄膜付き基板と呼ぶ。
圧電体薄膜付き基板1は、基板10と、基板10上の下部電極11と、下部電極11上の圧電体薄膜12を有する。圧電体薄膜素子2は、圧電体薄膜付き基板1の圧電体薄膜12上に上部電極15を加えた構成を有する。なお、圧電体薄膜12の形状は、図1(a)、(b)に示されるものに限られない。
基板10は、例えば、Si基板である。また、Si基板は、表面に酸化膜(図示せず)を有することが好ましい。表面に酸化膜を有することにより、基板10と下部電極11との密着性を向上させることができる。表面の酸化膜は、例えば、Si基板の表面に熱酸化処理を施すことにより形成される熱酸化膜や、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成されるSi酸化膜等がある。Si基板の主面の面方位は、例えば、(001)である。
また、基板10は、SOI基板、石英ガラス基板、GaAs基板、サファイア基板、ステンレス等の金属基板、MgO基板、又はSrTiO基板であってもよい。
下部電極11は、Pt等の導電材料からなる。Ptはフッ酸系のエッチング液に対して不活性であるため、本実施の形態のフッ酸系のエッチング液を用いる圧電体薄膜12のエッチングにおいて、Ptからなる下部電極11はエッチングストッパーとして機能する。また、圧電体薄膜12に十分な圧電特性を発揮させるため、下部電極11の算術平均表面粗さRaは、0.86nmより小さいことが好ましい。
基板10と下部電極11との密着性を向上させるために、基板10と下部電極11との間に、チタン(Ti)やタンタル(Ta)等からなる密着層を形成してもよい。密着層は、例えば、蒸着法により形成される。また、基板10と下部電極11との間に密着層を有しない構成であっても、下部電極11の面方位を制御することで、基板10と下部電極11の密着性を高めることができる。
圧電体薄膜12は、KNN薄膜からなり、鉛を含まない。KNN薄膜の組成式(K1−xNa)NbOのxは、例えば、0.4以上、0.730以下である。この範囲にあるKNN薄膜は、鉛含有のPZT薄膜に代替可能な実用レベルの高い圧電定数を有する。
圧電体薄膜12の結晶系は擬立方晶であり、圧電体薄膜12において、結晶軸が(001)面方向に優先配向していることが好ましい。KNN薄膜の配向を制御するために、圧電体薄膜12は、例えば、スパッタ法により形成される。圧電体薄膜12は、5原子数%以下のLi(リチウム)、Ta、Sb(アンチモン)、Ca(カルシウム)、Cu(銅)、Ba(バリウム)、Ti等の不純物を含んでもよい。
上部電極15は、下部電極11と同様に、PtやPtを主成分とする合金等を用いることができる。
図2(a)〜(d)、図3(e)〜(g)は、実施の形態に係る圧電体薄膜付き基板の製造工程を表す垂直断面図である。図4(h)、(i)は、実施の形態に係る圧電体薄膜素子の製造工程を表す垂直断面図である。
まず、図2(a)に示されるように、RFマグネトロンスパッタリング法等により、基板10上に下部電極11を形成する。なお、蒸着法等により基板10上にTi等からなる密着層を形成し、その上に下部電極11を形成してもよい。
次に、図2(b)に示されるように、RFマグネトロンスパッタリング法等により、下部電極11上に圧電体薄膜12を形成する。圧電体薄膜12は、イオンビーム蒸着法、エアロゾルデポジション法、ゾルゲル法、水熱合成法等により形成されてもよい。
次に、図2(c)に示されるように、圧電体薄膜12上に有機レジストマスク14を形成する。有機レジストマスク14は、例えば、THB−126Nなどのフォトレジストであり、塗布法により形成される。
次に、図2(d)に示されるように、有機レジストマスク14上にフォトマスク18を置き、有機レジストマスク14のフォトマスク18に覆われていない部分を露光する。なお、フォトマスク18は有機レジストマスク14に触れずに用いられるものであってもよい。
次に、図3(e)に示されるように、現像により有機レジストマスク14の露光部分を除去し、有機レジストマスク14にパターンを形成する。なお、有機レジストマスク14は、現像により露光していない部分が除去されるネガ型のフォトレジストであってもよい。
次に、図3(f)に示されるように、有機レジストマスク14をエッチングマスクとして用いて、圧電体薄膜12にウェットエッチングを施し、有機レジストマスク14のパターンを圧電体薄膜12に転写する。ここで、上述したフッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いる。有機レジストマスク14は、このようなエッチング液に対する十分な耐性を有する。
次に、図3(g)に示されるように、ウェットエッチング等により、残留した有機レジストマスク14を除去し、その後、エタノール洗浄を施す。なお、有機レジストマスク14のウェットエッチングには、ジメチルスルホキシド等を用いることができる。その後、パターニングされた圧電体薄膜12を水洗し、乾燥させる。ここまでの工程により、圧電体薄膜付き基板1が得られる。
次に、図4(h)に示されるように、フォトレジストパターン16を形成した後、フォトレジストパターン16、及び圧電体薄膜12のフォトレジストパターン16に覆われていない領域上に上部電極層17を形成する。
次に、図4(i)に示されるように、フォトレジストパターン16及びその上の上部電極層17を除去(リフトオフ)することにより、圧電体薄膜12上に上部電極15を形成する。その後、水洗、乾燥した後、ダイシング等により分離してチップ化することで、所望の素子形状を有する圧電体薄膜素子2が得られる。
以上の製法により得られた圧電体薄膜素子2の下部電極11及び上部電極15に、電圧検知手段を接続することでセンサが得られ、電圧印加手段を接続することでアクチュエータが得られる。アクチュエータとしては、インクジェットプリンタ用ヘッド、スキャナーや超音波発生装置などに用いることができる。センサとしては、ジャイロ、超音波センサ、圧カセンサや速度・加速度センサなどに用いることができる。さらに、圧電体薄膜素子2は、フィルタデバイス、又はMEMSデバイスにも適用することができる。このように、圧電体薄膜素子2を用いることにより、電圧検知手段又は印加手段を設けた圧電膜デバイスを従来品と同等の信頼性と、安価な製造コストとで製造することができる。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によれば、安価に形成することができる有機レジストマスクを用い、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を使用することで、実用的な速度でKNN薄膜をエッチングすることができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて、図2〜図3、及び表1を参照しながら、圧電体薄膜付き基板の製造方法について詳細に説明する。
まず、図2(a)〜図3(e)に示される、有機レジストマスク14をパターニングするまでの工程を行い、基板10、下部電極11、圧電体薄膜12、及びパターニングされた有機レジストマスク14からなる、17枚の同様の構成を有する試料を形成する。次に、これら17枚の試料に、実施例1〜4及び比較例1〜13として、それぞれ異なる条件でエッチングを施した。以下に各工程の詳細を述べる。
まず、図2(a)に示されるような、基板10上に下部電極11を形成する工程を行った。基板10として、主面の面方位が(100)、厚さが0.525mm、サイズが4インチであり、表面に厚さ200nmの熱酸化膜を有するSi基板を用いた。基板10上にTiからなる厚さ2.2nmの密着層を蒸着法により形成し、その上に下部電極11として、厚さ205nmのPt電極をRFマグネトロンスパッタリング法により形成した。密着層と下部電極11は、Ar雰囲気下、基板温度が250℃、放電パワーが200W、圧力が2.5Pa、成膜時間がそれぞれ2分(密着層)、10分(下部電極11)の条件下で形成した。形成された下部電極11の面内表面粗さを測定したところ、算術平均表面粗さRaが0.86nm以下であった。
次に、図2(b)に示されるような、下部電極11上に圧電体薄膜12を形成する工程を行った。RFマグネトロンスパッタリング法により、下部電極11上に厚さ2μmのKNNからなる圧電体薄膜12を形成した。圧電体薄膜12は、Na/(K+Na)=0.65の(K1−xNa)NbO焼結体をターゲットに用い、基板温度が520℃、放電パワーが700W、O/Ar混合比が0.005、チャンバー内圧力が1.3Paの条件下で形成した。スパッタ成膜時間は、膜厚が2μmになるように調整した。
次に、図2(c)〜図3(e)に示されるような、圧電体薄膜12上に有機レジストマスク14を形成する工程を行った。アクリル系有機レジストであるTHB−126N(JSR製)ネガレジストを圧電体薄膜12上に塗布し、露光及び現像を行うことにより、厚さ35μmの有機レジストマスク14を形成した。まず、基板10を300rpmで10秒、さらに1500rpmで30秒で回転させながらレジストを塗布し、110℃で5分間プリベーク処理を行った。この塗布とプリベーク工程を3回繰り返し行った。そして、1000mJ/cmの条件で露光し、TMAH(2.38%)を用いて5分間現像した後、130℃で5分間ベーク処理を行って、有機レジストマスク14を得た。ここまでの工程を同様に繰り返すことにより、17枚の同様の構成を有する試料を得た。
次に、図3(f)に示されるような、有機レジストマスク14のパターンを圧電体薄膜12に転写する工程を、17枚の試料に対してそれぞれ異なるエッチング条件で行い、それぞれエッチング速度と有機レジストマスク14のレジスト耐性を求めた。エッチング速度は、試料の5×10mmの小片をエッチング液に浸漬させ、下部電極11が露出するまでの時間を測定し、圧電体薄膜12の厚さ(2μm)と下部電極11が露出するまでの時間から算出した。
各々の試料に対する工程を、実施例1〜4及び比較例1〜13として以下に述べる。
(実施例1)
濃度49質量%の50mlのフッ酸と、濃度36質量%の110.4mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。実施例1のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、20質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(実施例2)
濃度49質量%の50mlのフッ酸と、濃度36質量%の73.1mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。実施例2のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、25質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(実施例3)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度36質量%の96.4mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。実施例3のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、30質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(実施例4)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度96質量%の60mlの硫酸と、68.4mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。実施例4のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、30質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(比較例1)
濃度49質量%の10mlのフッ酸と、濃度36質量%の134mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例1のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、5質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(比較例2)
濃度49質量%の25mlのフッ酸と、濃度36質量%の148.5mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例2のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、10質量%である。レジスト耐性は良好であった。
(比較例3)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度36質量%の61mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例3のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、35質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例4)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度36質量%の34.3mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例4のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、40質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例5)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度36質量%の13.5mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例5のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、45質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例6)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度36質量%の6.5mlの塩酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例6のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、47質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例7)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度96質量%の60mlの硫酸と、41.6mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例7のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、35質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例8)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度96質量%の60mlの硫酸と、21.46mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例8のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、40質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例9)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度96質量%の60mlの硫酸と、5.8mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例9のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、45質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例10)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、濃度96質量%の60mlの硫酸とを含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例10のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、47.2質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例11)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、14.54mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例11のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、43.5質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例12)
濃度49質量%の100mlのフッ酸と、4.9mlの水を含むエッチング液を室温(25℃)で用いた。比較例12のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、47質量%である。レジスト耐性は不良であった。
(比較例13)
濃度49質量%の100mlのフッ酸を希釈せずにエッチング液として室温(25℃)で用いた。比較例13のエッチング液におけるフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は、49質量%である。レジスト耐性は不良であった。
表1に、実施例1〜4及び比較例1〜13のエッチング条件及びレジスト耐性の評価結果を示す。
Figure 2014063825
実施例1〜4と比較例1〜13を比較すると、実施例1〜4のフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)が15質量%以上35質量%未満の範囲にあることに対して、比較例1〜13のフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)は15質量%以上35質量%未満の範囲にない。
そして、実施例1〜4の有機レジストマスク14のレジスト耐性は良好であったのに対し、比較例1〜13の有機レジストマスク14のレジスト耐性は、比較例1及び2を除いて、不良であった。これは、比較例3〜13においては、フッ酸の相対濃度C ’HF(aq)が35質量%以上であり、エッチング液中のフッ化水素の濃度が高すぎるためであると考えられる。
図5に、実施例1〜4及び比較例1〜13における、エッチング液のフッ酸の相対濃度C ’HF(aq)と圧電体薄膜12のエッチング速度の関係を示す。
図5は、フッ酸の相対濃度C ’HF(aq)の減少に伴い、エッチング速度が低下することを示している。特に、フッ酸の相対濃度C ’HF(aq)が5質量%、及び10質量%のとき(比較例1及び2)には、実用的なエッチング速度が得られなかった。一方、フッ酸の相対濃度C ’HF(aq)が15質量%以上であるとき(実施例1〜4及び比較例3〜13)は実用的なエッチング速度が得られることが図5から読み取れる。
以上の結果から、フッ酸の相対濃度C ’HF(aq)が15質量%以上35質量%未満の範囲にある実施例1〜4において、有機レジストマスク14のレジスト耐性が良好であり、かつ、圧電体薄膜12の実用的なエッチング速度が得られることがわかる。
圧電体薄膜12にエッチングを施した後は、図3(g)に示されるような、残留した有機レジストマスク14を除去し、エタノール洗浄を行う工程を行った。残留した有機レジストマスク14の除去には、ジメチルスルホキシドを60℃、30分の条件で用いた。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
例えば、エッチング液としてフッ酸と硝酸の混合液を用いてもよい。ただし、このエッチング液はSiを溶かすため、Si基板以外の基板を基板10として用いるか、ウェットエッチングの際に基板10の露出している裏面(下部電極11と反対側の面)を保護することが求められる。
また、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 圧電体薄膜付き基板
2 圧電体薄膜素子
10 基板
11 下部電極
12 圧電体薄膜
14 有機レジストマスク
15 上部電極

Claims (9)

  1. 基板上に下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極上に、組成式(K1−xNa)NbOで表されるアルカリニオブ酸化物系ペロブスカイト構造の圧電体薄膜を形成する工程と、
    前記圧電体薄膜上に有機レジストマスクを形成し、フッ酸と、塩酸又は硫酸とを含むエッチング液を用いて前記圧電体薄膜にウェットエッチングを施す工程と、
    を含む圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  2. 前記エッチング液における、フッ化水素と水の質量の合計に対するフッ化水素の質量の割合は15質量%以上35質量%未満である、
    請求項1に記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  3. 前記フッ酸、塩酸及び前記硫酸の濃度は、それぞれ49質量%、36質量%及び96質量%であり、
    前記エッチング液は、体積が前記フッ酸の1倍以上6倍以下の前記塩酸又は合計の体積が前記フッ酸の1倍以上6倍以下の前記硫酸と水で前記フッ酸を希釈することにより得られる、
    請求項1又は2に記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  4. 前記エッチング液は、フッ酸を硫酸及び水で希釈したものである、
    請求項1〜3のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  5. 前記有機レジストマスクはアクリル系有機化合物を主成分とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  6. 前記下部電極はPtからなる、
    請求項1〜5のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  7. 前記圧電体薄膜の結晶系は擬立方晶であり、
    前記圧電体薄膜の結晶軸が(001)面方向に優先配向するように形成される、
    請求項1〜6のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  8. 前記基板は、表面に酸化膜を有するSi基板である、
    請求項1〜7のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の圧電体薄膜付き基板の製造方法によって、前記圧電体薄膜に前記ウェットエッチングを施した後、
    前記圧電体薄膜上に上部電極を形成する、
    圧電体薄膜素子の製造方法。
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