JP2012015388A - 圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 - Google Patents

圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い圧電素子を提供する。
【解決手段】本発明に係る圧電素子100は、第1電極20と、第1電極20の上方に形成された圧電体30と、圧電体30の上方に形成された第2電極40と、圧電体30を構成する少なくとも一つの金属元素を含有する多孔質体50と、を含み、圧電体30は、第1電極20と第2電極40との間の距離を厚さとして有し、第1電極20と第2電極40とで挟まれた第1部分32と、第1部分32とは、第1部分32の膜厚方向と直交する方向において連続し、第1部分32の厚さより小さい厚さを有する第2部分34と、を有し、多孔質体50は、第2部分34と第2電極40との間に形成され、多孔質体50は、第1部分32に近づくにつれて、厚さが小さくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置に関する。
圧電素子は、電圧印加によりその形状を変化させる特性を有する素子であり、圧電体を電極で挟んだ構造を有する。圧電素子は、例えばインクジェットプリンターの液体噴射ヘッド部分や、各種アクチュエーターなど多様な用途に用いられている。
このような圧電素子として、例えば、下部電極の短手方向(下部電極の併設方向)に沿った断面において、圧電体を上部電極で覆う構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−172878号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、例えば、下部電極の長手方向(下部電極の併設方向と直交する方向)に沿った断面において、上部電極の端部近傍の圧電体に応力が集中し、信頼性が低下することがあった。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、信頼性の高い圧電素子を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記圧電素子を含む圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、および液体噴射装置を提供することにある。
本発明に係る圧電素子は、
第1電極と、
前記第1電極の上方に形成された圧電体と、
前記圧電体の上方に形成された第2電極と、
前記圧電体を構成する少なくとも一つの金属元素を含有する多孔質体と、
を含み、
前記第1電極と前記第2電極との間の距離を厚さとして有し、前記第1電極と前記第2電極とで挟まれた第1部分と、
前記第1部分とは、前記第1部分の膜厚方向と直交する方向において連続し、前記第1部分の厚さより小さい厚さを有する第2部分と、
を有し、
前記多孔質体は、前記第2部分と前記第2電極との間に形成され、
前記多孔質体は、前記第1部分に近づくにつれて、厚さが小さくなる。
このような圧電素子によれば、多孔質体は、圧電体の第2部分と第2電極との間に形成され、圧電体の第1部分に近づくについて、厚さが小さくなる。そのため、高い信頼性を有することができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
本発明に係る圧電素子において、
前記多孔質体は、前記第1部分に近づくにつれて、密度が大きくなることができる。
このような圧電素子によれば、よりいっそう高い信頼性を有することができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記多孔質体は、前記第2部分の側面を覆っていることができる。
このような圧電素子によれば、多孔質体は、保護膜として機能することができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記第1電極、前記圧電体、および前記第2電極は、積層体をなし、
前記積層体は、複数設けられ、
前記第1電極は、複数の前記積層体において個別電極であり、
前記第2電極は、複数の前記積層体において共通電極であることができる。
このような圧電素子によれば、第2電極によって、例えば、圧電体と水分とが接触することを抑制することができる。
本発明に係る圧電アクチュエーターは、
本発明に係る圧電素子を含む。
このような圧電悪チューターによれば、本発明に係る圧電素子を含むため、高い信頼性を有することができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
本発明に係る圧電アクチュエーターを含む。
このような液体噴射ヘッドによれば、本発明に係る圧電アクチュエーターを含むため、高い信頼性を有することができる。
本発明に係る液体噴射装置は、
本発明に係る液体噴射ヘッドを含む。
このような液体噴射装置によれば、本発明に係る液体噴射ヘッドを含むため、高い信頼性を有することができる。
本実施形態に係る圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る実験例のSEM観察結果。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る液体噴射装置を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. 圧電素子
まず、本実施形態に係る圧電素子について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る圧電素子100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係る圧電素子100を模式的に示す平面図である。なお、図1(a)は、図2のA−A線断面図であり、図1(b)は、図2のB−B線断面図である。
圧電素子100は、図1および図2に示すように、基板1上に形成され、積層体10と、多孔質体50と、配線層42と、を含むことができる。積層体10は、第1電極20と、圧電体30と、第2電極40と、を含むことができる。
基板1は、例えば、半導体、絶縁体で形成された平板である。基板1は、単層であっても、複数の層が積層された構造であってもよい。基板1は、上面が平面的な形状であれば内部の構造は限定されず、例えば、内部に空間等が形成された構造であってもよい。例えば、後述する液体噴射ヘッドのように、基板1の下方に圧力室等が形成されているような場合においては、基板1より下方に形成される複数の構成をまとめて一つの基板1とみなしてもよい。
基板1は、例えば、可撓性を有し、圧電体30の動作によって変形(屈曲)することのできる振動板を有していてもよい。この場合、圧電素子100は、振動板を含む圧電アクチュエーター102となる。圧電アクチュエーター102を液体噴射ヘッドに使用する場合、基板1(振動板)のたわみによって、圧力室の容積を変化させることができる。基板1が振動板を有する場合は、振動板の材質としては、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)、窒化シリコン、酸化シリコンなどの無機酸化物、ステンレス鋼などの合金が挙げられる。振動板は、これら例示した材料の単層構造でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
なお、基板1が振動板を有しておらず、第1電極20が振動板であってもよい。すなわち、第1電極20は、圧電体30に電圧を印加するための一方の電極としての機能と、圧電体30の動作によって変形することのできる振動板としての機能と、を有していてもよい。この場合においても、圧電素子100は、圧電アクチュエーター102となることができる。
積層体10は、基板1上に形成されている。積層体10は、例えば複数設けられており、図1(a)および図2に示す例では3つ設けられているが、その数は特に限定されない。複数の積層体10は、互いに離間して設けられており、図2に示すように平面視して、第1方向(例えば、第1電極20の短手方向)に並んで配置されていてもよい。例えば、第1方向を、第1電極20の併設方向ということもできる。
第1電極20は、基板1上に形成されている。図示はしないが、第1電極20と基板1との間には、例えば、両者の密着性を付与する層や、強度や導電性を付与する層が形成されてもよい。このような層の例としては、例えば、チタン、ニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属からなる層や、それらの酸化物からなる層を例示することができる。
第1電極20の形状は、例えば、層状または薄膜状の形状である。第1電極20の厚さは、例えば、50nm以上300nm以下である。第1電極20の平面形状は、第2電極40が対向して配置されたときに両者の間に圧電体30を配置できる形状であれば、特に限定されないが、図2に示す例では長辺と短辺とを有する長方形である。したがって、図1(a)は、第1電極20の短手方向に沿った断面図ともいえ、図1(b)は、第1電極20の長手方向に沿った断面図ともいえる。
第1電極20の材質としては、例えば、ニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(例えば酸化イリジウムなど)、ストロンチウムとルテニウムとの複合酸化物(SrRuO:SRO)、ランタンとニッケルとの複合酸化物(LaNiO:LNO)などを例示することができる。第1電極20は、これら例示した材料の単層構造でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
第1電極20の機能の一つとしては、第2電極40と一対になって、圧電体30に電圧を印加するための一方の電極(例えば、圧電体30の下方に形成された下部電極)となることが挙げられる。第1電極20は、図1(a)および図2に示すように、複数の積層体10において個別電極であってもよい。より具体的には、複数の積層体10のうちの第1積層体12の第1電極20と、複数の積層体10のうちの第2積層体14の第1電極20とは、電気的に分離していてもよい。
圧電体30は、図1に示すように、第1電極20上に形成されている。圧電体30の厚さは、例えば、300nm以上3000nm以下である。
圧電体30は、圧電材料によって形成される。そのため圧電体30は、第1電極20および第2電極40によって電圧が印加されることで変形することができる。圧電素子100が圧電アクチュエーター102である場合は、この変形により振動板は変形(屈曲)することができる。
圧電体30の材質としては、一般式ABOで示されるペロブスカイト型酸化物(たとえば、Aは、Pbを含み、Bは、ZrおよびTiを含む。)が好適である。このような材料の具体例としては、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)、チタン酸バリウム(BaTiO)、ニオブ酸カリウムナトリウム((K,Na)NbO)などが挙げられる。
圧電体30は、図1(b)に示すように、第1部分32と、第2部分34と、を有する。第1部分32は、第1電極20と第2電極40とに挟まれている。第1部分32は、圧電体30のうち第2電極40と接している部ともいえる。第1部分32の上面33は、例えば、平坦な面である。第1部分32は、第1電極20と第2電極40との間の距離を、厚さとして有することができる。
第2部分34は、図1(b)に示すように長手方向の断面において、第1部分32を挟んで第1部分32の両側に形成されている。図示はしないが、第2部分34は、第1部分32の一方側にのみ形成されていてもよい。第2部分34は、第1部分32と、第1部分32の膜厚方向と直交する方向において連続し、第1部分32と一体的に形成されている。第2部分34は、圧電体30のうち第2電極40と離間している部分ともいえる。第2部分34の厚さは、第1部分32の厚さより小さい。第2部分34は、第1部分32に近づくについて、厚さが大きくなる。図示の例では、第2部分34の厚さは、第1部分32に近づくにつれて、徐々に大きくなっているが、例えば、階段状に大きくなってもよい。
第1部分32と第2部分34との境界をなす側面31は、図1(b)に示すように長手方向の断面において、例えば、第2電極40の端41(側面41ともいえる)より内側(圧電体40の中心側)に位置している。第1部分32と第2部分34との境界をなす側面31は、図2示すように平面視において、例えば、第2電極40と重なっているともいえる。
多孔質体50は、図1(b)に示すように長手方向の断面において、第2部分34と第2電極40との間に形成されている。図示の例では、多孔質体50は、第2部分34および第2電極40と接している。したがって、第2部分34は、圧電体30のうち多孔質体50と接している部分ともいえる。第1部分32は、圧電体30のうち多孔質体50と離間している部分ともいえる。第2部分34と第2電極40との間に形成された多孔質体50は、第1部分32に近づくにつれて、厚さが小さくなる。図示の例では、多孔質体50の厚さは、第1部分32に近づくにつれて、徐々に小さくなっているが、例えば、階段状に小さくなってもよい。多孔質体50は、図1(b)に示すように、第2部分34の側面35(圧電体40における露出された側面)を覆って形成されていてもよい。また、多孔質体50の上面52と第1部分32の上面33とは、面一でもあってもよい。
多孔質体50は、図2に示すように、さらに、圧電体30を囲んで形成されていてもよい。また、図1(a)には、図示していないが、短手方向の断面において、圧電体30は、第1部分32を両側から挟む第2部分34を有し、該第2部分34の側面を覆って多孔質体50が形成されていてもよい。そして、多孔質体50を覆うように、第2電極40が共通電極として形成されていてもよい。
多孔質体50の材質は、圧電体30を構成する少なくとも一つの金属元素を含有する。圧電体30の材質がチタン酸ジルコン酸鉛である場合、多孔質体50の材質は、例えば、鉛を主成分とする金属元素を含んだ酸化物である。多孔質体50は、多数の微細な孔を有することができる。そのため、多孔質体50の密度は、圧電体30の密度より小さい。多孔質体50は、積層体10に近づくにつれて、その密度が大きくなってもよい。
第2電極40は、図1(b)に示すように、圧電体30および多孔質体50上に形成されている。第2電極40は、第1電極20と対向して配置されている。第2電極40の形状は、例えば、層状または薄膜状の形状である。第2電極40の厚さは、例えば、50nm以上300nm以下である。第2電極40の平面形状は、第1電極20に対向して配置されたときに両者の間に圧電体30を配置できる形状であれば、特に限定されない。
第2電極40の材質は、例えば、ニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(例えば酸化イリジウムなど)、ストロンチウムとルテニウムとの複合酸化物(SrRuO:SRO)、ランタンとニッケルとの複合酸化物(LaNiO:LNO)などを例示することができる。第2電極40は、これら例示した材料の単層構造でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
第2電極40の機能の一つとしては、第1電極20と一対になって、圧電体30に電圧を印加するための他方の電極(例えば、圧電体30の上方に形成された上部電極)となることが挙げられる。第2電極40は、図1(a)および図2に示すように、複数の積層体10において共通電極であってもよい。より具体的には、第1積層体12の第2電極40と、第2積層体14の第2電極40とは、電気的に接続されていてもよい。図1に示す例では、第1積層体12の第2電極40と、第2積層体14の第2電極40とは、共通電極として一体的に形成されている。
配線層42は、図1(b)に示すように、多孔質体50(より具体的には、電極20,40に挟まれていない部分の多孔質体50)に設けられたコンタクトホール54内に形成されている。配線層42は、例えば、第1電極20と電気的に接続されている。これにより、配線層42を介して、第1電極20に電界を印加することができる。配線層42の厚さは、例えば、50nm以上300nm以下である。配線層42の材質は、導電性であれば、特に限定されない。
本実施形態に係る圧電素子100は、例えば、以下の特徴を有する。
圧電素子100によれば、多孔質体50は、圧電体30の第2部分34と第2電極40との間に形成され、圧電体30の第1部分32に近づくについて、厚さが小さくなる。そのため、第1部分32から離れるにつれて、圧電体30にかかる電圧は小さくなる。これにより、例えば基板1が振動板を有する場合(または、第1電極20が振動板である場合)、振動板の変位しやすさは、第1部分32から離れるにつれて徐々に変化することができる。仮に、多孔質体の変わりに圧電体が形成されている場合は、第1電極および第2電極に挟まれている圧電体の下に位置する振動板と、電極に挟まれていない圧電体の下に位置する振動板と、で変位のしやすさに大きな差が生じてしまう場合がある。その結果、振動板に応力が集中し、クラックが発生するなど信頼性が低下する場合がある。圧電素子100では、このような問題を回避することができ、高い信頼性を有することができる。
圧電素子100によれば、多孔質体50は、第1部分30に近づくにつれて密度が大きくなることができる。そのため、例えば基板1が振動板を有する場合(または、第1電極20が振動板である場合)、振動板の変位しやすさは、第1部分32から離れるにつれて徐々に変化することができる。仮に、多孔質体の密度は均一であり圧電体の密度より小さいとすると、多孔質体と圧電体とに密度の差が生じ、多孔質体の下に位置する振動板と、圧電体の下に位置する振動板と、で変位のしやすさに差が生じてしまう。その結果、振動板(基板)に応力が集中する場合がある。圧電素子100では、このような問題を回避することができ、よりいっそう高い信頼性を有することができる。
圧電素子100によれば、多孔質体50は、第2部分34の側面35を覆っていることができる。したがって、多孔質体50は、保護膜として機能することができる。より具体的には、多孔質体50は、水分から第2部分34を保護する機能を有していてもよい。これにより、第2部分34を保護するための保護膜を別途形成しなくてもよく、工程を削減することができる。
圧電素子100によれば、第1電極20を個別電極とし、第2電極40を共通電極とすることができる。これにより、第2電極40によって、例えば、圧電体30と水分とが接触することを抑制することができる。
2. 圧電素子の製造方法
次に、本実施形態に係る圧電素子の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る圧電素子100の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図3(a)は図1(a)に対応するものであり、図3(b)は図1(b)に対応するものである。
図3に示すように、基板1上に、第1電極20、圧電体層30a、および第2電極40を、この順で形成する。第1電極20および第2電極40は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により形成される。圧電体層30aは、例えば、ゾルゲル法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、MOD(Metal Organic Deposition)法、スパッタ法、レーザーアブレーション法により形成される。
次に、図3(b)に示すように、圧電体層30aをパターニングして、コンタクトホール54を形成する。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術によって行われる。
図1に示すように、第2電極40をマスクとして、露出している圧電体層30aを例えばウェットエッチングし、多孔質体50を形成する。該ウェットエッチングによって、圧電体30の形状が決定される。エッチング液は、少なくとも圧電体層30aを形成する一部の材料しか溶かさない溶液を用いることができる。また、結晶粒界のように、圧電体層30aの結晶になっていない部分を選択的に溶かす溶液を用いることができる。このため、圧電体層30aは全て除去されず、溶解しない元素を含んだ酸化物やエッチング溶液の成分と反応した反応物が残り、これによって多孔質体50が形成される。具体的にはエッチング液としては、例えば、10%フッ酸水溶液を用いることができる。さらに、10%フッ酸水溶液に塩酸を1%加えると、第2電極40との界面に、多孔質体50を形成しやすくなる。
次に、図1(b)に示すように、コンタクトホール54内に、配線層42を形成する。配線層42は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により形成される。
以上の工程により、圧電素子100を製造することができる。
圧電素子100の製造方法によれば、上記のとおり信頼性の高い圧電素子100を得ることができる。
3. 実験例
以下に実験例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実験例によってなんら限定されるものではない。
3.1. 試料の作製
シリコン基板上に、スパッタ法により、酸化シリコン(SiO)および酸化ジルコニウム(ZrO)をこの順で成膜し、基板を形成した。次に、スパッタ法によりイリジウムを成膜し、第1電極を形成した。次に、MOD法によりPZTを成膜し、圧電体層を形成した。次に、スパッタ法によりイリジウムを成膜し、第2電極を形成した。そして、第2電極をマスクとして、PZTをウェットエッチングして、多孔質体および圧電体を形成した。ウェットエッチングは、塩酸を1%加えた10%フッ酸水溶液を用いて、2分で行った。
3.2. SEM観察結果
図4は、上記のように作製した試料のSEM観察結果である。図4より、圧電体と第2電極との間に、多孔質体が形成されていることがわかる。さらに、多孔質体は、圧電体に近づくにつれて、その密度が大きくなっていることがわかる。
4.液体噴射ヘッド
次に、本実施形態にかかる圧電素子(圧電アクチュエーター)の用途の一例として、これらを有する液体噴射ヘッド600について、図面を参照しながら説明する。図5は、液体噴射ヘッド600の要部を模式的に示す断面図であって、図1(a)に対応するものである。図6は、液体噴射ヘッド600の分解斜視図であり、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。
液体噴射ヘッド600は、上述の圧電素子(圧電アクチュエーター)を有することができる。以下では、基板1(上部に振動板1aを含む構造体)の上に圧電素子100が形成
され、圧電素子100と振動板1aとが圧電アクチュエーター102を構成している液体
噴射ヘッド600を例示して説明する。
液体噴射ヘッド600は、図5および図6に示すように、ノズル孔612を有するノズル板610と、圧力室622を形成するための圧力室基板620と、圧電素子100と、を含む。さらに、液体噴射ヘッド600は、図6に示すように、筐体630を有することができる。なお、図6では、圧電素子100を簡略化して図示している。
ノズル板610は、図5および図6に示すように、ノズル孔612を有する。ノズル孔612からは、インクが吐出されることができる。ノズル板610には、例えば、多数のノズル孔612が一列に設けられている。ノズル板620の材質としては、例えば、シリコン、ステンレス鋼(SUS)などを挙げることができる。
圧力室基板620は、ノズル板610上(図6の例では下)に設けられている。圧力室基板620の材質としては、例えば、シリコンなどを例示することができる。圧力室基板620がノズル板610と振動板1aとの間の空間を区画することにより、図6に示すように、リザーバー(液体貯留部)624と、リザーバー624と連通する供給口626と、供給口626と連通する圧力室622と、が設けられている。この例では、リザーバー624と、供給口626と、圧力室622とを区別して説明するが、これらはいずれも液体の流路であって、このような流路はどのように設計されても構わない。また例えば、供給口626は、図示の例では流路の一部が狭窄された形状を有しているが、設計にしたがって任意に形成することができ、必ずしも必須の構成ではない。リザーバー624、供給口626および圧力室622は、ノズル板610と圧力室基板620と振動板1aとによって区画されている。
リザーバー624は、外部(例えばインクカートリッジ)から、基板1に設けられた貫通孔628を通じて供給されるインクを一時貯留することができる。リザーバー624内のインクは、供給口626を介して、圧力室622に供給されることができる。圧力室622は、振動板1aの変形により容積が変化する。圧力室622はノズル孔612と連通しており、圧力室622の容積が変化することによって、ノズル孔612からインク等が吐出される。なお、リザーバー624を、マニホールドと呼ぶこともできる。
圧電素子100は、圧力室基板620上(図6の例では下)に設けられている。圧電素子100は、圧電素子駆動回路(図示せず)に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて動作(振動、変形)することができる。振動板1aは、圧電体30の動作によって変形し、圧力室622の内部圧力を適宜変化させることができる。
図5に示す例では、第1電極30の短手方向に沿う圧力室622の幅は、第1電極30の短手方向に沿う圧電体40の幅よりも大きい。すなわち、圧電体40の側面は、圧力室622の側面(圧力室622を区画する圧力室基板620の側面ともいえる)よりも内側に位置している。これにより、効果的に圧力室622の内部圧力を変化させることができる。
筐体630は、図6に示すように、ノズル板610、圧力室基板620、および圧電素子100を収納することができる。筐体630の材質としては、例えば、樹脂、金属を挙げることができる。
液体噴射ヘッド600は、上述した信頼性の高い圧電素子100を有する。したがって液体噴射ヘッド600は、高い信頼性を有することができる。
なお、ここでは、液体噴射ヘッド600がインクジェット式記録ヘッドである場合について説明した。しかしながら、本実施形態の液体噴射ヘッドは、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドなどとして用いられることもできる。
5.液体噴射装置
次に、本実施形態にかかる液体噴射装置について、図面を参照しながら説明する。液体噴射装置は、上述の液体噴射ヘッドを有する。以下では、液体噴射装置が上述の液体噴射ヘッド600を有するインクジェットプリンターである場合について説明する。図7は、本実施形態にかかる液体噴射装置700を模式的に示す斜視図である。
液体噴射装置700は、図7に示すように、ヘッドユニット730と、駆動部710と、制御部760と、を含む。液体噴射装置700は、さらに、装置本体720と、給紙部750と、記録用紙Pを設置するトレイ721と、記録用紙Pを排出する排出口722と、装置本体720の上面に配置された操作パネル770と、を含むことができる。
ヘッドユニット730は、上述した液体噴射ヘッド600から構成されるインクジェット式記録ヘッド(以下単に「ヘッド」ともいう)を有する。ヘッドユニット730は、さらに、ヘッドにインクを供給するインクカートリッジ731と、ヘッドおよびインクカートリッジ731を搭載した運搬部(キャリッジ)732と、を備える。
駆動部710は、ヘッドユニット730を往復動させることができる。駆動部710は、ヘッドユニット730の駆動源となるキャリッジモーター741と、キャリッジモーター741の回転を受けて、ヘッドユニット730を往復動させる往復動機構742と、を有する。
往復動機構742は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸744と、キャリッジガイド軸744と平行に延在するタイミングベルト743と、を備える。キャリッジガイド軸744は、キャリッジ732が自在に往復動できるようにしながら、キャリッジ732を支持している。さらに、キャリッジ732は、タイミングベルト743の一部に固定されている。キャリッジモーター741の作動により、タイミングベルト743を走行させると、キャリッジガイド軸744に導かれて、ヘッドユニット730が往復動する。この往復動の際に、ヘッドから適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
なお、本実施形態では、液体噴射ヘッド600および記録用紙Pがいずれも移動しながら印刷が行われる液体噴射装置の例を示しているが、本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッド600および記録用紙Pが互いに相対的に位置を変えて記録用紙Pに印刷される機構であればよい。また、本実施形態では、記録用紙Pに印刷が行われる例を示しているが、本発明の液体噴射装置によって印刷を施すことができる記録媒体としては、紙に限定されず、布、フィルム、金属など、広範な媒体を挙げることができ、適宜構成を変更することができる。
制御部760は、ヘッドユニット730、駆動部710および給紙部750を制御することができる。
給紙部750は、記録用紙Pをトレイ721からヘッドユニット730側へ送り込むことができる。給紙部750は、その駆動源となる給紙モーター751と、給紙モーター751の作動により回転する給紙ローラー752と、を備える。給紙ローラー752は、記録用紙Pの送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラー752aおよび駆動ローラー752bを備える。駆動ローラー752bは、給紙モーター751に連結されている。制御部760によって供紙部750が駆動されると、記録用紙Pは、ヘッドユニット730の下方を通過するように送られる。
ヘッドユニット730、駆動部710、制御部760および給紙部750は、装置本体720の内部に設けられている。
液体噴射装置700は、信頼性の高い液体噴射ヘッド600を有する。したがって、液体噴射装置700は、高い信頼性を有することができる。
なお、上記例示した液体噴射装置700は、1つの液体噴射ヘッド600を有し、この液体噴射ヘッド600によって、記録媒体に印刷を行うことができるものであるが、複数の液体噴射ヘッドを有してもよい。液体噴射装置が複数の液体噴射ヘッドを有する場合には、複数の液体噴射ヘッドは、それぞれ独立して上述のように動作されてもよいし、複数の液体噴射ヘッドが互いに連結されて、1つの集合したヘッドとなっていてもよい。このような集合となったヘッドとしては、例えば、複数のヘッドのそれぞれのノズル孔が全体として均一な間隔を有するような、ライン型のヘッドを挙げることができる。
以上、本発明にかかる液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンターとしての液体噴射装置700を説明したが、本発明にかかる液体噴射装置は、工業的にも利用することができる。この場合に吐出される液体(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整したものなどを用いることができる。本発明の液体噴射装置は、例示したプリンター等の画像記録装置以外にも、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)、電気泳動ディスプレイ等の電極やカラーフィルターの形成に用いられる液体材料噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機材料噴射装置としても好適に用いられることができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
1 基板、1a 振動板、10 積層体、12 第1積層体、14 第2積層体、
20 第1電極、30 圧電体、30a 圧電体層、32 第1部分、
33 第1部分の上面、34 第2部分、35 第2部分の側面、40 第2電極、
42 配線層、50 多孔質体、52 多孔質体の上面、54 コンタクトホール、
100 圧電素子、102 圧電アクチュエーター、600 液体噴射ヘッド、
610 ノズル板、612 ノズル孔、620 圧力室基板、622 圧力室、
624 リザーバー、626 供給口、628 貫通孔、630 筐体、
700 液体噴射装置、710 駆動部、720 装置本体、721 トレイ、
722 排出口、730 ヘッドユニット、731 インクカートリッジ、
732 キャリッジ、741 キャリッジモーター、742 往復動機構、
743 タイミングベルト、744 キャリッジガイド軸、750 給紙部、
751 給紙モーター、752 給紙ローラー、752a 従動ローラー、
752b 駆動ローラー、760 制御部、770 操作パネル

Claims (7)

  1. 第1電極と、
    前記第1電極の上方に形成された圧電体と、
    前記圧電体の上方に形成された第2電極と、
    前記圧電体を構成する少なくとも一つの金属元素を含有する多孔質体と、
    を含み、
    前記圧電体は、
    前記第1電極と前記第2電極との間の距離を厚さとして有し、前記第1電極と前記第2電極とで挟まれた第1部分と、
    前記第1部分とは、前記第1部分の膜厚方向と直交する方向において連続し、前記第1部分の厚さより小さい厚さを有する第2部分と、
    を有し、
    前記多孔質体は、前記第2部分と前記第2電極との間に形成され、
    前記多孔質体は、前記第1部分に近づくにつれて、厚さが小さくなる、圧電素子。
  2. 請求項1において、
    前記多孔質体は、前記第1部分に近づくにつれて、密度が大きくなる、圧電素子。
  3. 請求項1または2において、
    前記多孔質体は、前記第2部分の側面を覆っている、圧電素子。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記第1電極、前記圧電体、および前記第2電極は、積層体をなし、
    前記積層体は、複数設けられ、
    前記第1電極は、複数の前記積層体において個別電極であり、
    前記第2電極は、複数の前記積層体において共通電極である、圧電素子。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電素子を含む、圧電アクチュエーター。
  6. 請求項5に記載の圧電アクチュエーターを含む、液体噴射ヘッド。
  7. 請求項6に記載の液体噴射ヘッドを含む、液体噴射装置。
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