JP2014059132A - エアコン室外機の日除け屋根装置 - Google Patents

エアコン室外機の日除け屋根装置 Download PDF

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Abstract


【課題】建物の外壁面を損傷することなく簡易に設置できると共に設置状態の安定性に優れ、然も、良好な通風性を発揮しつつエアコン室外機を効果的に日除けできるエアコン室外機の日除け屋根装置を提供する。
【解決手段】エアコン室外機4の上面5の少なくとも左右両側で保持枠体8,8を設置する。保持枠体8は、上面5に載置され且つその前後端から突出する水平台座部材45と、その後端側で立設され且つ建物の外壁面に当接し得る支柱部材47を具える。エアコン室外機4の上方部を傾斜状態で覆うシート状屋根部材10の上下端側は、前記水平台座部材45の前端に設けた下の保持部50で保持されると共に支柱部材47に設けた上の保持部52で保持される。これによりシート状屋根部材10は、その後端からその前端に向かって下方に傾斜する傾斜状態を呈する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアコン室外機の上方部を覆う日除け屋根を構成するためのエアコン室外機の日除け屋根装置に関するものである。
エアコン室外機の上方部を覆う日除け屋根装置の一例として特許文献1記載のものが提案されている。該日除け屋根装置Aは図17〜20に示すように、建物の外壁面aに所要間隔を置いて固定される左右一対の縦フレームb,bと、エアコン室外機cの上方部を覆う屋根部材dと、該屋根部材dを該縦フレームb,bに固定するために該屋根部材dの両側部e,eに取り付けられる左右一対のブラケットf,fとを具えている。そして該縦フレームbは、図19に示すように、前記外壁面aに基部が埋め込まれて突出するアンカーボルトgを挿通させるためのボルト孔hが設けられており、該基部を埋め込んだ後に、該アンカーボルトgを前記ボルト孔hに挿通させ、該ボルト孔hから突出したネジ軸部にナットk(図19)を螺合し締め付けて該左右一対の縦フレームb,bを外壁面aに固定していた。又、前記屋根部材dは、アルミニウム又はアルミニウム合金、鉄からなる金属板を用いて形成されていた。そして、該屋根部材dの両側部e,eに対する前記ブラケットf,fの取り付けは、図20に示すように、該両側部e,eを該ブラケットfの斜面部mに、ボルトnとナットpを用いて仮固定し、その後、所要に位置決めして完全固定することとしていた。
このように従来の日除け屋根装置Aは、その屋根部材dとして金属板を用いていたため、重量のある該屋根部材dが風で吹き飛ばされないように、前記ブラケットfと前記縦フレームbとを用いて該屋根部材dを建物の外壁面aに頑丈に固定しなければならず、その組立てに手間を要して施工が容易でない問題があった。
又前記したように、外壁面aにアンカーボルトgを埋め込み、該アンカーボルトgを該縦フレームbのボルト孔hに挿通させて後、ナットkを締め付けて該縦フレームbを該外壁面aに固定していたため、建物の壁部を損傷する問題があった。加えて、前記屋根部材dが金属板を以て構成されていたため、該屋根部材dによって前記エアコン室外機cの上方部に日陰を形成することはできても、該エアコン室外機cで発生した熱がその上面qと該屋根部材dとの間の空間rにこもりやすく、この熱を放熱させにくい問題があった。特に特許文献1の日除け屋根装置にあっては、図17に示すように、エアコン室外機cの上面qと屋根部材dとの間に形成された空間rの左右端部が前記左右のブラケットf,fでカバーされた状態となるため、前記熱を一層放熱させにくい問題があった。
特開2007−78232号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、良好な通風性を発揮しつつエアコン室外機を効果的に日除けし得る日除け屋根を、建物の外壁面を損傷することなく簡易に構成できるエアコン室外機の日除け屋根装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係るエアコン室外機の日除け屋根装置は、建物の外壁面から前方に間隔を置いて設置されたエアコン室外機の上面の少なくとも左右両側で設置される保持枠体と、該エアコン室外機の上方部を、前方に向けて下方に傾斜する傾斜状態で覆うことができ、且つ、通風孔が分散状態に設けられてなるシート状の屋根部材と、該シート状の屋根部材の上下の端部分に水平状態で取り付けられ且つ前記保持枠体に保持される上下のシート支持杆とを具えている。前記保持枠体は、前記上面に載置されて前後方向に延長し且つその前後の部分が該上面の前後端から突出する水平台座部材と、該水平台座部材の後端側で立設され且つ前記外壁面に当接し得る支柱部材とを具え、該水平台座部材の前端側には下の保持部が設けられる一方、該支柱部材の上端側には上の保持部が設けられてなり、又、該水平台座部材は固定手段を介して前記上面に固定される如くなされている。そして、前記下のシート支持杆は前記下の保持部に保持される一方、前記上のシート支持杆は前記上の保持部に保持される如くなされ、該上下のシート支持杆がこのようにして前記保持枠体に保持されることにより、前記シート状の屋根部材が、その後端からその前端に向かって下方に傾斜する傾斜状態となり得ることを特徴とするものである。
前記エアコン室外機の日除け屋根装置において、前記支柱部材の上端側は、前方に向けて突出する前方突出片が設けられたものとし、該前方突出片の前端側に前記上の保持部を設け、左右に位置する前記上の保持部に保持されてなる上のシート支持杆と前記外壁面との間に、該外壁面の上下方向に延長する如く配設されているエアコン用の配管カバー部を収容するためのカバー部収容空所を形成するのがよい。
前記の各エアコン室外機の日除け屋根装置において、前記固定手段は、前記水平台座部材に取着される上固定片と前記上面に接着される下固定片とを具えたものとし、該上固定片の下面部には第1の係合部を設ける一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る第2の係合部を設けたものとして構成するのがよい。
前記の各エアコン室外機の日除け屋根装置において、前記固定手段は、前記水平台座部材に取着される上固定片と前記上面に接着される下固定片とを具えたものとし、該上固定片の下面部には鉤状係合片からなる第1の係合部を設ける一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る柔軟なループ状係合片からなる第2の係合部を設けたものとして構成するのがよい。
前記の各エアコン室外機の日除け屋根装置において、前記シート状の屋根部材を編物製とし、その編目を前記通風孔として機能させるのがよい。
本発明に係るエアコン室外機の日除け屋根装置によるときは、良好な通風性を発揮しつつエアコン室外機を効果的に日除けし得る日除け屋根を、建物の外壁面を損傷することなく簡易に構成できる。以下、これらの点を含めて本発明の効果をより具体的に説明する。
(1) 本発明は、エアコン室外機の上面に設置した保持枠体の後部に設けられている支柱部材を建物の外壁面に当接させることに伴う背もたれ状態で、該保持枠体を該上面に固定手段を介して固定する構成を採用する。かかることから本発明によるときは、設置状態の安定性に優れる日除け屋根を、建物の外壁面を損傷することなく簡易に構成できる。
(2) そして、このように構成された日除け屋根は、後端から前端に向かって下方に傾斜しており、且つ、前記上面の前端から前方に庇状に突出するため、エアコン室外機を、その前側の部分も含めて効果的に日除けできる。又、前記シート状の屋根部材は通風孔を有するため、屋内の冷房を行っている間に室外機で発生した熱気を、該通風孔を通して上方に向けて効果的に排出できる。
かかることから本発明によるときは、室外機で冷却された熱媒体が加熱されるのを極力防止できて冷房効果を上げることができ、節電を図り得る経済性がある。又、室外機の負担が少なくなるためその寿命延長にも繋がる。
(3) 前記シート状の屋根部材は、通風孔が分散状態に設けられているため、風が吹いたときには該通風孔を通して風を逃がすことができる。従って、強風時における日除け屋根のばたつきを抑制できることとなる。
(4) 前記シート状の屋根部材は、通風孔が分散状態に設けられているため、該通風孔における放熱が常時行われることになる。従って、アルミニウムやアルミニウム合金、鉄からなる金属板を用いて日除け屋根を構成していた従来の日除け屋根装置における場合とは異なり、日除け屋根が日射によって熱を帯びにくい。
(5) 前記日除け屋根の上端側において、前記外壁面との間にカバー部収容空所が形成される如く構成する場合は、外壁面の上下方向に延長する如く配設されているエアコン用の配管カバー部が前記エアコン室外機の後側で設けられている場合であっても、該配管カバー部を該カバー部収容空所に収容できる。かかることから、既設の配管カバー部が障害となることなく、既設のエアコン室外機に対して簡易に日除け屋根を構成できることとなる。
(6) 前記固定手段を、前記水平台座部材に取着される上固定片と前記室外機の上面に接着される下固定片とを具える如くなし、該上固定片の下面部には第1の係合部を設ける一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る第2の係合部を設ける場合は、冬期等の不要時期において前記日除け屋根を室外機から取り外す際、該第1の係合部と該第2の係合部との係合を分離することによって容易に取り外すことができる。
この場合、該上固定片の下面部には鉤状係合片からなる第1の係合部を設ける一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る柔軟なループ状係合片からなる第2の係合部を設ける場合は、該日除け屋根を取り外した後において前記エアコン室外機の上面に残るものは、柔軟なループ状係合片の集合のみであるため、該第2の係合部が損傷されにくい。
(7) 前記室外機の上面で日除け屋根を構成する際、前記保持枠体の前記支柱部材を外壁面に当接させれば、該上面における水平台座部材の前後方向の設置状態が自ずから定まる。従って、前記固定手段を前記上固定片と前記下固定片とによって構成する場合、該上面に対する該下固定片の固定位置を、日除け屋根の安定性を考慮して容易に設定できる。
(8) 前記シート状の屋根部材を編物製とする場合は該シート状の屋根部材は可撓性を有するために、日除け屋根装置が不要時期においては、取り外したシート状の屋根部材をロール状に巻いてコンパクトに収納できる。
(9) 前記シート状の屋根部材を編物製とする場合は、屋根部材を軽量に構成でき、従って、特許文献1記載の日除け屋根装置におけるように、屋根部材を、その左右両側に取り付けられるブラケットと縦フレームとを用いて建物の外壁面に頑丈に固定しなければならないといった面倒な施工を要さず、室外機の上面における日除け屋根装置の設置を簡易に行うことができる。
本発明に係る日除け屋根装置をその使用状態で示す斜視図である。 その側面図である。 その部分斜視図である。 編物製のシート状の屋根部材を用いてなる日除け屋根を示す部分斜視図である。 シート状の屋根部材の編物組織図である。 それを用いて構成されたシート状の屋根部材を示す部分平面図と部分断面図である。 編物製のシート状の屋根部材の上下の端部分に上下のシート支持杆を取り付けた状態を示す平面図と、これを構成する上下のシート支持杆の端部分の構成を示す断面図である。 シート状の屋根部材の上下の端部分に設けた上の筒状部と下の筒状部に上下のシート支持杆を挿通させる工程を説明する斜視図である。 保持枠体の構成を上下の保持部と共に示す分解斜視図である。 固定手段を介して水平台座部材を室外機の上面に固定する工程を説明する斜視図である。 日除け屋根を構成する保持枠体を室外機の上面に固定した状態を示す斜視図と、カバー部収容空所を説明する平面図である。 水平台座部材を構成する水平杆を室外機の上面に固定した状態を示す斜視図と側面図である。 2台のエアコン室外機が並設されている場合において構成された日除け屋根を示す斜視図である。 本発明に係る日除け屋根装置の他の態様をその使用状態で示す斜視図である。 上下の保持部で上下のシート支持杆を保持する他の構成を説明する断面図と斜視図である。 上下の保持部を構成する筒体が上下のシート支持杆を保持した状態を示す部分斜視図である。 従来の日除け屋根装置を説明する斜視図である。 その屋根部材にブラケットが取り付けられた状態を、外壁面にボルト固定される縦フレームと共に示す斜視図である。 その縦フレームを外壁面に固定する作業工程を説明する斜視図である。 屋根部材の両側部にブラケットを取り付ける作業工程を説明する斜視図である。
図1〜4において本発明に係るエアコン室外機の日除け屋根装置(以下日除け屋根装置という)1は、建物2の外壁面3から前方に稍間隔を置いて設置された(通常、7〜10cm程度の間隔を置いて設置されている)エアコン室外機(以下室外機ともいう)4の上面5に設置されて、その上方部を覆う日除け屋根6を構成するものである。
該日除け屋根装置1は、前記上面5の左右両側で設置され且つ該上面5に固定手段7を介して固定される左右の保持枠体8,8と、該室外機4の上方部を、前方に向けて下方に傾斜する傾斜状態で覆うことができ、且つ、通風孔9(図4)が分散状態に設けられてなるシート状の屋根部材10と、該シート状の屋根部材10の上下の端部分11,12に水平状態に取り付けられ且つ前記保持枠体8,8に保持される上下のシート支持杆13,14とを具えている。
前記シート状の屋根部材10は、本実施例においては図4、図6〜7に示すように、左右方向に長い矩形状の編物製シート15を以て構成されており、編糸は、例えば黒糸を用いてなる。該編物製シート15は、例えば図5の組織図に示すように、図5において上下方向に延長する鎖編列16の多数が左右方向に小間隔(例えば3mm程度の間隔)を置いて並設されると共に、隣り合う鎖編列16,16が挿入糸17の挿入によって連結されている。そして、隣り合う鎖編列16,16間に存する挿入糸編列19の、左右方向で見て連続する3列19,19,19の集合列18については、例えば図6(A)(B)に示すように、該挿入糸編列19の上面側20が、テープ状樹脂シート21で被覆されて遮光被覆部22が形成されている。そして図6(A)(B)に模式的に示すように、該遮光被覆部22,22間には1列の挿入糸編列19が露出状態で存し、該挿入糸編列19の編目24が前記通風孔9として機能するようになされている。かかることから該シート状の屋根部材10は、通風孔9が分散状態に設けられた構成となっている。
本実施例においては、該遮光被覆部22の上面23は、光反射性に優れる白色の面として構成されると共に、その下面25(図6(B))は、光吸収性に優れる黒色に形成されている。そして、前記通風孔9を構成する前記挿入糸編列19は、光吸収性に優れる黒色に形成されている。なお本実施例においては、シート状の屋根部材10の左右両側部分26,26を補強するために、図4、図7(A)に示すように、該左右両側部分26,26には前記遮光被覆部22が配置されている。
然して、かかる構成のシート状の屋根部材10が前記室外機4の上方部を、図1〜2に示すように、前方に向けて下方に傾斜する傾斜状態で覆ったとき、該室外機4の上面5等で発生した熱は、図2に矢印で示すように、前記通風孔9(図4)を通して上方に向けて効率的に排出される。そして前記遮光被覆部22は、前記シート状の屋根部材10からなる片流れの日除け屋根6に降った雨水を流下させる。
かかる構成を有するシート状の屋根部材10は、図3〜4、図8に示すように、その上の端部分11とその下の端部分12が裏側に筒状に折り曲げられ且つ折り曲げ縁部28aが表面側部分28bに左右方向に縫製されることによって、左右両端が開放した上の筒状部29と下の筒状部30が形成されている。そして該上下の筒状部29,30には、前記上下のシート支持杆13,14が挿通状態とされる。
該挿通状態にある上下のシート支持杆13,14を前記日除け屋根6の傾斜方向で逆方向に引っ張ったとき、該日除け屋根6の左右方向の長さは例えば1000mm程度に設定されると共に該日除け屋根6の傾斜方向の長さは例えば600mm程度に設定される。
前記上下のシート支持杆13,14は、本実施例においては図7に示すように、パイプ部材31とその両端に嵌着される蓋部材32,32とにより構成されている。該パイプ部材31は、外径が13.5mm程度である樹脂被覆のスチール製丸パイプを1025mm程度の長さに切断したものを用いてなり、前記シート状の屋根部材10の左右方向の長さよりも若干長く形成されている。又前記蓋部材32,32は、前記パイプ部材31の外径よりも稍大きい直径を有する円板状鍔部33に、該パイプ部材31の開放端部分35,35に挿入させ得る軸部36が同心に突設されている。然して、該開放端部分35,35に前記蓋部材32,32の軸部36,36を挿入し且つ前記円板状鍔部33,33を開放端37,37に当接させれば、前記上下のシート支持杆13,14を構成できる。
かかる構成を有する上下のシート支持杆13,14を前記上下の筒状部29,30に挿通状態とする際は、例えば図8に示すように、前記両端の蓋部材32,32が取り外された上下のシート支持杆13,14(即ち、前記パイプ部材31,31)の夫々を、その一方の端部側39,39から前記筒状部29,30に挿通した後、図7に示すように、両開放端側の部分35,35に前記蓋部材32,32を取り付ける。これによって、前記上下の筒状部29,30が横移動したとしても、その横移動は前記円板状鍔部33,33で規制される。これによって、図1〜2、図7(A)に示すような、該シート状の屋根部材10の上下の端部分11,12に上下のシート支持杆13,14が水平状態(前記シート状の屋根部材10が前記日除け屋根6を形成した状態で見た場合の水平状態)に取り付けられることとなる。
前記上面5の左右両側で設置される前記保持枠体8,8は同一の構成を有しており、該保持枠体8は図3に示すように、前記外壁面3と直交する前後方向に延長し且つ前後の部分40,41が該上面5の前後端42,43から突出する水平台座部材45と、該水平台座部材45の後端側46で立設され且つ前記外壁面3に当接し得る支柱部材47とを具える。そして、該水平台座部材45の前端側49には下の保持部50が設けられる一方、該支柱部材47の上端側51には上の保持部52が設けられてなり、該水平台座部材45は前記固定手段7を介して前記上面5に固定される如くなされている。
前記水平台座部材45は、図2〜3、図9に示すように、前記上面5を前後方向で横切る水平杆53を用いて構成されている。該水平杆53は、前記外壁面3と直交する前後方向に延長し且つその前後側の部分55,56が前記上面5の前後端42,43から突出する長さに設定されており、外径が16mm程度である樹脂被覆のスチール製丸パイプを用いて構成されている。
そして該水平杆53の前端部分57が、前記下の保持部50が設けられてなる前の連結筒部59の挿入孔60に密接に挿入された嵌着状態とされている。該下の保持部50は、前記シート状の屋根部材10の下の筒状部30に挿通された前記下のシート支持杆14を構成する前記パイプ部材31を該下の筒状部30と共に保持するものである。
より具体的には図3に示すように、片流れ状態にある前記シート状の屋根部材10の前記下の筒状部31の基端側部分61を通過させるための割溝62が水平に延長する如く設けられた横断面C字状の下筒体63を以て構成されている。そして、該下筒体63の該割溝62の後側をなす外面65の、左右方向で見た中央部位が、前記前の連結筒部59の前端66に連結されている。
又、図3に示すように前記水平杆53の後端部分67にはL字状連結部材69が取り付けられる。該L字状連結部材69は図9に示すように、水平連結筒部70の後端71に垂直連結筒部72を屈曲形成してなるL字状を呈している。そして図3に示すように、該水平連結筒部70の挿入孔73(図9)に、前記後端部分67が密接に挿入された嵌着状態とされると共に、前記垂直連結筒部72の挿入孔75(図9)に、図3に示すように、前記支柱部材47を構成する垂直杆76の下端部分77が密接に挿入された嵌着状態とされる。該垂直杆76は、外径が約16mmの樹脂被覆のスチール製丸パイプを以て構成されており、その全長は200mm程度に設定されている。
前記水平台座部材45は、本実施例においては図3に示すように、前記水平杆53と前記前の連結筒部59と前記L字状連結部材69を構成する前記水平連結筒部70とを以て構成されており、その前後の部分79,80が前記上面5の前後端42,43から突出する如くなされている。該水平台座部材45の前後方向の長さは610mm程度に設定されており、その前の部分74は前記前端42から340mm程度突出すると共に、その後の部分80は前記後端43から100mm程度突出する如くなされている。
又前記垂直杆76の上端部分78が、図3に示すように、上の連結筒部81の下端開放の挿入孔82に密接に挿入された嵌着状態となされる。そして該上の連結筒部81の上端部分には、前記支柱部材47の上端側51を構成する、前方に向けて突出する前方突出片85の後端71が一体に連結されている。
前記支柱部材47は、図3に示すように、前記垂直杆76と前記垂直連結筒部72と前記上の連結筒部81と前記前方突出片85とによって構成されており、該支柱部材47は、本実施例においては図2に示すように、前記垂直連結筒部72の後面部87と前記上の連結筒部81の後面部89とが前記外壁面3に当接することによって該外壁面3に当接し得るようになされている。該支柱部材47の前記外壁面3に沿う上下長さは245mm程度に設定されている。
そして、前記前方突出片85の前端側に設けられている前記上の保持部52は図3に示すように、前記シート状の屋根部材10の上の筒状部29に挿通された前記上のシート支持杆13を構成する前記パイプ部材31を該上の筒状部29と共に保持するものである。より具体的には図3に示すように、傾斜状態にある前記シート状の屋根部材10の前記上の筒状部29の基端側部分90を通過させるための割溝91が水平に延長する如く設けられた横断面C字状の上筒体92を以て構成されている。そして、該上筒体92の後面93の左右方向の中央部位が、前記前方突出片85の前端95に連結されている。
前記固定手段7は、本実施例においては図10に示すように、前記水平台座部材45に取着される上固定片96と前記上面5に接着される下固定片97とを具えている。該上固定片96は、左右方向に稍長い矩形板状を呈する台座片99の上面の左右方向中央部位に、前記水平杆53を密接状態に挿通させ得る固定筒部100が設けられると共に、該台座片99の下面には第1の係合部101が設けられている。該固定筒部100は該水平杆53の長さ方向でスライド可能となされている。又、前記下固定片97は、前記上面5に接着される基片102の上面に、前記第1の係合部101と着脱可能に係合し得る第2の係合部103が設けられている。かかる第1の係合部101と第2の係合部103は、互いに着脱可能に係合し得る面状ファスナーの係合の構成を応用して構成されており、該第1の係合部101は、多数の鉤状係合片101aを以て構成され、該第2の係合部103は、該鉤状係合片101aと着脱可能に係合し得る柔軟なループ状係合片103aの多数を以て構成されている。そして、前記基片102の下面には粘着層が設けられると共に該粘着層が剥離紙で覆われている。
次に、前記構成を有する日除け屋根装置1を構成する工程の一例を説明する。先ず図10に示すように、前記水平杆53の前後部位に前記上固定片96,96を取り付ける。この取り付けは、前記固定筒部100の挿通孔105に該水平杆53を挿通させて行う。この際、例えば、該水平杆53の前端部分57を前記前の連結筒部59に嵌着状態としておく。その後、該水平杆53の後端部分67を、前記L字状連結部材69の前記水平連結筒部70の挿入孔73(図9)に嵌着状態とする。
そして、図3に示すように、該L字状連結部材69の前記垂直連結筒部72の挿入孔75(図9)に、前記垂直杆76の下端部分77を嵌着状態とする。又、前記上の保持部52が前方に突出する状態として前記上の連結筒部81の挿入孔82に垂直杆76の上端部分78を嵌着する。この状態で、前記下の保持部50に設けられている前記割溝62と、前記上の保持部52に設けられている前記割溝91が、傾斜方向で略対向状態となされる。
そして、前記シート状の屋根部材10の上下の筒状部29,30に、前記上下のシート支持杆13,14を挿通状態とする。この挿通要領の一例は、前記パイプ部材31,31を該上下の筒状部29,30に挿通し、その後、図7(B)(C)に示すように、蓋部材32を各シート支持杆13,14の開放端側の部分35,35に取り付けて行う。このようにして上下のシート支持杆13,14をシート状の屋根部材10に取り付けて後、図3〜4に示すように、該上下のシート支持杆13,14を前記上下の保持部52,52、50,50に取り付ける。この取り付けに際しては、前記上の保持部52について言えば、前記割溝91に前記シート状の屋根部材10の前記上の筒状部29の基端側部分90を、その一端側から順次通過させた状態で、前記上筒体92の収容凹部106に、前記上のシート支持杆13を、前記上の筒状部29と共に略密接した挿通状態となす。又、前記下の保持部50についていえば、前記割溝62に前記シート状の屋根部材10の前記下の筒状部30の基端側部分61を、その一端側から順次通過させた状態で、前記下筒体63の収容凹部109に、前記下のシート支持杆14を、前記下の筒状部30と共に略密接した挿通状態となす。
これらのことは、左右に位置される上下の保持部52,52、50,50について行われる。そして、上筒体92は前記上のシート支持杆13の長さ方向で移動できると共に、該下筒体63は前記下のシート支持杆14の長さ方向で移動できる。該上下の保持部52,50の外端64は、例えば図1に示すように、前記シート状の屋根部材10の左右端68,68から10cm程度内方に控えて位置するように設定する。
その後、図3に示すように、前記上の連結筒部81と前記垂直連結筒部72とを、前記垂直杆76によって連結する。この連結は、該垂直杆76の上端部分78と下端部分77を、該上の連結筒部81と該垂直連結筒部72に、前記のようにして嵌着状態として行われる。
このようにして保持枠体8とシート状の屋根部材10と上下のシート支持杆13,14とを連結して前記日除け屋根装置1(図1)を構成する。該日除け屋根装置1は、これが使用される室外機4の左右幅に合わせて前記上面5に前記固定手段7を介して固定される。そして本実施例においては、図1に示すように、左右に位置する前記上の保持部52,52に保持されてなる上のシート支持杆13と前記外壁面3との間に、該外壁面3の上下方向に延長する如く配設されているエアコン用の配管カバー部110を収容するためのカバー部収容空所111が設けられるようになされている。該カバー部収容空所111の深さLは、例えば9cm程度に設定される。
次に、かかる構成を有する日除け屋根装置1を用いて前記室外機4の上方部に日除け屋根6を構成する要領を図10〜12に基づいて具体的に説明する。先ず図11に示すように、左右の保持枠体8,8の前記室外機4の上面5の左右端112,113の稍内側に位置させて、左右の保持枠体8,8を構成する前記水平台座部材45の前記水平杆53,53を前記固定手段7を介して載せ、且つ、前記支柱部材47を前記外壁面3に当接させた仮設置の状態とする。この際、前記下固定片97を前記上固定片96から分離しておくか、或いは、これを分離しない場合は、前記剥離紙が付設された状態としておく。左右の保持枠体8,8の前記上面5での左右方向の位置設定は、図11(B)に示すように、前記配管カバー部110を前記カバー部収容空所111に収容することができるように行う。
そして、前記上筒体92を前記上のシート支持杆13の長さ方向で適宜移動させると共に前記下筒体63を前記下のシート支持杆14の長さ方向で適宜移動させて該上筒体92と該下筒体63の取り付け位置の微調整を行う。又、この仮設置の状態で、前記前後の固定手段7,7を、前記上面5の前後端42,43の稍内側に位置するように位置決めするのであるが、前記支柱部材47を前記外壁面3に当接させれば、該上面5に対する前記水平台座部材45の前後方向での固定位置を設定し易く、従って、前記下固定片97,97を固定すべき位置を設定し易い。
この位置設定の際、前記固定筒部100を、前記水平杆53の長さ方向で適宜移動させて取り付け位置の微調整を行う。このように位置設定した後、該上面5に、該下固定片97,97を固定すべき位置に目印(図示せず)を付する。その後、該日除け屋根装置1を一旦取り外した後、図10に示すように、該目印に合わせて前記下固定片97を該上面5に、前記剥離紙を剥がして前記粘着層で接着する。
然る後、図12に示すように、前記上固定片96の前記台座片99の下面に設けられている前記第1の係合部101を、前記下固定片97の前記基片102の上面に設けられている前記第2の係合部103に係合させる。これによって日除け屋根装置1は、前記上面5に固定状態となり、前記水平台座部材45が、図1〜2に示すように、前記上面5の前端42から前方に突出し且つ後端43から後方に突出した状態となる。
従って、前記シート状の屋根部材10は、図1〜2に示すように、その上の端部分11からその下の端部分12に向かって下方に傾斜し、これによって片流れの日除け屋根6を形成できる。このように構成された日除け屋根6によるときは、前記左右の保持枠体8,8の前記支柱部材47,47が前記外壁面3に当接されることによって安定的な背もたれ状態が得られると共に、前記水平台座部材45を前記固定手段7を介して前記上面5に固定することによって該背もたれ状態が保持されることとなる。かかることから、前記日除け屋根装置1を室外機4の上面5に安定的に設置でき、前記シート状の屋根部材10によって安定的な日除け屋根6を形成でき、図1〜2に示すように、その前側部分116が前記室外機4の前端42から前方に庇状に突出することになる。このように設置された日除け屋根装置1は、前記支柱部材47が前記外壁面3に単純に当接されているだけであるため、該外壁面3を損傷する恐れがない。
かかる構成を有する片流れの日除け屋根6は、図2に示すように、その下端部117が前記上面5と略同高さにあり、然も、該日除け屋根6の前側部分116が前記上面5の前端42から前方に突出するため、前記室外機4の上部分を、その前側の部分も含めて効果的に日除けできる。又、前記シート状の屋根部材10は前記のように通風孔9を有するため、屋内の冷房を行っている間に室外機4で発生した熱気を、該通風孔9を通して上方に向けて排出できる。これらによって、室外機4で冷却された熱媒体が加熱されるのを極力防止できて冷房効果を上げることができ、節電を図り得る経済性もある。
又、前記シート状の屋根部材10には通風孔9が設けられているため、風が吹いたときに、該通風孔9を通して風を逃がすことができ、強風時における日除け屋根6のばたつきを抑制できることとなる。
本実施例においては前記のように、上のシート支持杆13を外壁面3に当接させることとはせず、該上のシート支持杆13と該外壁面3との間にカバー部収容空所111を設ける構成を採用している。従って、室外機4の後面側において配管カバー部110が上下方向で設けられている場合であっても該配管カバー部110を該カバー部収容空所111に収容できる。このようなことから、既設の配管カバー部110が障害となることなく、室外機4に対して簡易に日除け屋根6を構成できることとなる。なお該カバー部収容空所111は、図1に示すように、前記左右の支柱部材47,47間に形成される他、該左右の支柱部材44,47の外側でも形成される。
かかる構成を有する日除け屋根装置1は、冬期等の不要時期においては、前記固定手段7の固定状態を解除して前記上面5から取り外すことができる。本実施例においては、面状ファスナーの係合の構成を応用して前記固定手段7を構成しているため、前記固定状態を、係合状態にある前記第1の係合部101と前記第2の係合部103との係合を分離して容易に解除できる。このようにして日除け屋根装置1を取り外して後、前記上下のシート支持杆13,14を前記上下の保持部52,50から取り外すと共に前記保持枠体8,8を適宜分解する。取り外されたシート状の屋根部材10は、本実施例においては編物製であって可撓性を有するため、その上下の筒状部29,30に前記シート支持杆13,14が取り付けられた状態のままでロール状に巻いてコンパクトに収納できる。
前記日除け屋根装置1が取り外された状態で前記上面5に残るのは、本実施例においては柔軟な前記ループ状係合片103aの集合であるため、比較的硬い前記鉤状係合片101aの集合からなるものが残るのとは異なり、該第2の係合部103が損傷されにくい。そして翌年においては、前記第1の係合部101と前記第2の係合部103との係合による前記固定手段7の固定作用により、前記と同様にして、安定した日除け屋根6を構成できることとなる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 前記保持枠体8は、前記室外機4の上面5の少なくとも左右両側で設置されればよいのであり、該上面5の左右両側と、その中間において1本乃至複数本が立設状態とされることもある。例えば業務用のエアコンの室外機の場合は、該上面5の左右幅が大きい場合や、その複数台を直列に並べて設置される場合があるため、該室外機の上方部で日除け屋根6を形成する場合は、L字状保持枠体8の使用本数を多くすることによって左右方向に比較的長い日除けを一連状態に構成できることとなる。図13はその一例を示すものであり、2台の室外機4,4を直列に並べることによって形成された連続状態の上面5の左右両側とその中間において保持枠体8を設置することによって、左右方向に長い日除け屋根6が構成されている。なお、2台の室外機4,4間が多少離れていても同様にして日除け屋根6を構成できる。本発明においてエアコン室外機の上面5とは、かかる連続状態の上面や、多少途切れて連続する上面も含む概念である。
(2) 前記保持枠体8を構成する前記水平杆53や垂直杆76、前方突出片85、前記上下のシート支持杆13,14を構成するために用いる部材は、所要強度を有するものであれば中実部材でもよく、その横断面形状は、角形や十字状等を呈するものであってもよい。又その素材は、発泡性を有する樹脂素材やアルミニウム等の軽量金属素材等であってもよ。
(3) 前記保持枠体8は、前記したように複数の部材を連結して構成されることの他、全体を一体に構成されることもある。又、前記水平台座部材45と前記垂直杆76とを一体に構成する等、部分的に一体に構成する場合もある。
(4) 前記シート状の屋根部材10は、前記した編物の他、織物や樹脂シート、樹脂板、不織布等のシート状を呈する素材を以て構成することができる。そして該シート状の屋根部材10は、これらの素材を用いて例えば一枚のシート状に構成することの他、細幅の帯状片を前後方向や左右方向、斜め方向等に所要間隙を置いて並べると共に隣り合う帯状片相互を適宜連結し、且つ、該隣り合う帯状片間の間隙を通風孔9として構成することもできる。そして該通風孔9は、前記片流れの日除け屋根6を構成したときに、前記のように熱を上方に向けて排出できるものであれば、前記編目や前記間隙の他、穿孔した開口等、各種形態のものとして構成できる。
(5) 前記シート状の屋根部材10の上下に前記上下のシート支持杆13,14を取り付ける手段は、前記のように構成した上下の筒状部29,30に前記上下のシート支持杆13,14を挿通状態にして行うことの他、前記シート状の屋根部材10の上下の端部分11,12を前記上下のシート支持杆13,14に巻き付け、巻き付け端部を、例えば面状ファスナーや紐状物等を用いて止着する手段によってもよい。
(6) 前記配管カバー部110が前記室外機4の後側に設けられない場合は、前記カバー部収容空所111が設けられないこともある。図14は、この場合の一例を示すものであり、前記上のシート支持杆13が前記外壁面3に当接乃至近接状態となるように構成されている。
(7) 前記支柱部材47の後面部が、その上下方向全長に亘って前記外壁面3に当接することもある。
(8) 前記水平台座部材45の前端側に設けられている前記下の保持部50及び前記支柱部材47の上端側に設けられている前記上の保持部52は、例えば図15に示すように、前記上下のシート支持杆13,14を弾性的に挾持し得るC字状筒体120を以て構成することもできる。
図15においては、前記上下の保持部52,50(上下のC字状筒体120,120)に、前記上下のシート支持杆13,14が、前記シート状の屋根部材10の上下の端部分11,12と共に保持される場合が示されているが、図16に示すように、上下の保持部52,50に上下のシート支持杆13,14のみが保持されることもある。このことは、前記実施例1においても同様である。そして本発明においては、前記上下のシート支持杆13,14が、前記シート状の屋根部材10の上下の端部分11,12と共に保持される場合であっても、上下のシート支持杆13,14が上下の保持部52,50に保持されることに該当する。
(9) 前記水平台座部材45を前記室外機4の上面5に固定する固定手段7は、紐部材や固定金具、両面粘着テープ、磁石、吸盤等を用いて構成することもできる。図1〜3、図14においては、前記第1の係合部101と前記第2の係合部103との係合による固定手段に加えて、固定紐121を用いた固定手段7が付加されている。該固定紐121は、前記水平台座部材45と前記室外機4の側面部122に設けられている被結着部123とを連結している。これによって、強風時における設置状態の安定性を向上させ得る。
(10)前記実施例において、図3、図9に基づいて説明した、前記嵌着状態を得るための部材相互の嵌め合わせの構成は、前記とは逆の構成にしてもよい。
(11)前記水平台座部材45の前端側49と前記支柱部材47の上端側47とは、必要に応じて、直線状等の連結杆で連結してもよい。
1 日除け屋根装置
2 建物
3 外壁面
4 エアコン室外機
5 上面
6 日除け屋根
7 固定手段
8 保持枠体
9 通風孔
10 シート状の屋根部材
11 上の端部分
12 下の端部分
13 上のシート支持杆
14 下のシート支持杆
31 パイプ部材
32 蓋部材
50 下の保持部
52 上の保持部
96 上固定片
97 下固定片
101 第1の係合部
103 第2の係合部
110 配管カバー部
111 カバー部収容空所

Claims (5)

  1. 建物の外壁面から前方に間隔を置いて設置されたエアコン室外機の上面の少なくとも左右両側で設置される保持枠体と、該エアコン室外機の上方部を、前方に向けて下方に傾斜する傾斜状態で覆うことができ、且つ、通風孔が分散状態に設けられてなるシート状の屋根部材と、該シート状の屋根部材の上下の端部分に水平状態で取り付けられ且つ前記保持枠体に保持される上下のシート支持杆とを具えており、
    前記保持枠体は、前記上面に載置されて前後方向に延長し且つその前後の部分が該上面の前後端から突出する水平台座部材と、該水平台座部材の後端側で立設され且つ前記外壁面に当接し得る支柱部材とを具え、該水平台座部材の前端側には下の保持部が設けられる一方、該支柱部材の上端側には上の保持部が設けられてなり、又、該水平台座部材は固定手段を介して前記上面に固定される如くなされており、
    前記下のシート支持杆は前記下の保持部に保持される一方、前記上のシート支持杆は前記上の保持部に保持される如くなされ、該上下のシート支持杆がこのようにして前記保持枠体に保持されることにより、前記シート状の屋根部材が、その後端からその前端に向かって下方に傾斜する傾斜状態となり得ることを特徴とするエアコン室外機の日除け屋根装置。
  2. 前記支柱部材の上端側は、前方に向けて突出する前方突出片が設けられ、該前方突出片の前端側に前記上の保持部が設けられており、左右に位置する前記上の保持部に保持されてなる上のシート支持杆と前記外壁面との間に、該外壁面の上下方向に延長する如く配設されているエアコン用の配管カバー部を収容するためにカバー部収容空所が形成される如くなされていることを特徴とする請求項1記載のエアコン室外機の日除け屋根装置。
  3. 前記固定手段は、前記水平台座部材に取着される上固定片と前記上面に接着される下固定片とを具えており、該上固定片の下面部には第1の係合部が設けられる一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る第2の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアコン室外機の日除け屋根装置。
  4. 前記固定手段は、前記水平台座部材に取着される上固定片と前記上面に接着される下固定片とを具えており、該上固定片の下面部には鉤状係合片からなる第1の係合部が設けられる一方、該下固定片の上面部には、該第1の係合部と着脱可能に係合し得る柔軟なループ状係合片からなる第2の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のエアコン室外機の日除け屋根装置。
  5. 前記シート状の屋根部材は編物製であり、その編目が前記通風孔として機能することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のエアコン室外機の日除け屋根装置。
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