JP3179448U - エアコン室外機用断熱ボード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発泡樹脂ボード1の片面に、直射日光を反射するようにした光線反射層を形成し、かつ、エアコン室外機5の頂板面に位置する側に頂板と発泡樹脂ボード1の下面との間に空気の流通可能な隙間形成用の間隙形成部材2を配設して構成する。
【選択図】図1
Description
このエアコン室外機用屋根としては室外機形状に合わせて室外機外に枠を別設し、該枠に合成樹脂製の波板等の屋根板を取り付けるように構成している。このため、エアコン室外機の大きさ、形状に合わせて形成することができる利点がある。
また、太陽の直射日光、特に真夏の強力な直射日光を遮蔽するため、特許文献1に開示されているようなエアコン室外機用シェードが提案されている。このエアコン室外機用シェードは発泡樹脂ボードとこの発泡樹脂ボードの一面に積層された金属膜を含む反射板とからなり、これをエアコン室外機頂板面上に直接接触するようにして配設し、該エアコン室外機用シェードをエアコン室外機に平ベルトにて結んで固定するように構成しているので、強い直射光線も遮ることができる。また、その構成も屋根式に比べ簡単となり、かつエアコン室外機に簡易に取り付けられる利点がある。
また、エアコン室外機が昇温すると、特に夏場の冷房運転時には冷媒冷却効率が低下して、冷房能力の低下を招き、これにより電力を無駄に消費するという問題があった。
このエアコン室外機用断熱ボードは、エアコン室外機5の天面側を直射日光を遮るようにした十分の大きさを有する発泡樹脂ボード1を主体とし、この発泡樹脂ボード1の下面に配設する幅方向に2個以上(本実施例においては、3個。)の間隙形成部材2を並列して構成する。この間隙形成部材2を用いる個数は、発泡樹脂ボード1の大きさや強度を勘案して適宜定めることができる。
この間隙形成部材2は、発泡樹脂ボード1の片面、通常はエアコン室外機5の天面上に載置する場合、下面側になるようにして予め発泡樹脂ボード1と一体に形成することも、或いは発泡樹脂ボード1と個別的に形成し、使用時に接着剤や両面接着テープ等(いずれも図示せず)を用いて一体とすることができる。
なお、この間隙形成部材2は、発泡樹脂ボード1をエアコン室外機5上に載置した時、発泡樹脂ボード1が歪曲しても両者間には空気が自然に流通する空気流通路Cを形成できるようにしてその高さを定めるものとする。
なお、発泡樹脂ボード1はポリエチレンフォームに限定されることなく、他にポリプロピレンフォーム、メラミンフォーム、ポリウレタンフォーム等にて形成することができる。
通常は前記樹脂材料を所要の発泡率で発泡した板状として使用するが、難燃性を必要とする場合には、前記樹脂材料に難燃剤を添加することができ、これにより難燃性の発泡樹脂ボード1とすることができる。
この難燃剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、TBBPA、DBDPO、HBCD、TBP等の臭素系、塩素化バラフィン等の塩素系、リン酸エステル系、含ハロゲンリン酸エステル系等のリン系、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン等の無機系等を適宜採用することができる。
そして、このエアコン室外機用断熱ボードは軽量なので風により吹き飛ばされないようにエアコン室外機5に紐やバンド等の締結具3を掛け渡して固定するようにする。この場合、紐やバンド等の締結具3を挿通するようにした挿通孔(図示省略)を穿設することもできる。そして、該挿通孔に挿通した紐やバンド等の締結具3にてエアコン室外機5に固定するようにする。
また、紐やバンド等の締結具3は、予め発泡樹脂ボード1或いは間隙形成部材2の端部に取り付けておいて、エアコン室外機5上に発泡樹脂ボード1を載置した時、該エアコン室外機5に固定できるようにする。
また、この発泡樹脂ボード1の下面にも光線反射層11を形成する場合、下方からの光線も反射することができ、より効果的にエアコン室外機5の昇温を抑制できる。
この第2実施例は、主体とする発泡樹脂ボード1と、この発泡樹脂ボード1の下面に配設する幅方向に3個並列した間隙形成部材2と、さらにはエアコン室外機5の前面又は後面に、コンプレッサーを冷却した熱エネルギーを持つ風(温風或いは熱風)が吹出口51から吹き出されるが、エアコン室外機5の配置場所によっては、風に弱い植物や観葉植物が配置され、この温風が直接前記植物に当たることがある。これを防ぐためエアコン室外機5の吹出口51から噴射される温風が直接前記植物に当たらないように通風性のよい垂れ幕4を配設して構成する。
この垂れ幕4の大きさは、特に限定されるものではないが、少なくとも吸込口52より吸引し、内部で熱交換した後の温風又は熱風が吹出口51から吹き出される時、この吹き出し温風又は熱風が拡散されるようにして定めるものとする。
さらに、該垂れ幕4の下端を地面或いは他の固定物に固定することで、風雨によっても垂れ幕4がばたつくことなく安定して保持される。
これにより、エアコン室外機5の吹出口51より吹き出される温風はこの垂れ幕4に当たり分散されるようになって、エアコン室外機5の吹出口51より吹き出される温風は直接対象物の植物に当たるのを防ぐことができる。
11 光線反射層
2 間隙形成部材
3 締結具
4 垂れ幕
5 エアコン室外機
51 吹出口
C 空気流通路
H 挿通孔
Claims (6)
- 発泡樹脂ボードの少なくともその片面に、直射日光を反射するようにした光線反射層を形成し、かつ、エアコン室外機の頂板面に位置する側に該頂板と発泡樹脂ボード下面との間に空気の流通可能な隙間形成用の間隙形成部材を配設して構成したことを特徴とするエアコン室外機用断熱ボード。
- 間隙形成部材を、エアコン室外機の幅方向に少なくとも2個以上を並列して配設し、発泡樹脂ボードと一体としたことを特徴とする請求項1記載のエアコン室外機用断熱ボード。
- 間隙形成部材を、発泡樹脂ボードの下面側に接着するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のエアコン室外機用断熱ボード。
- 発泡樹脂ボードの少なくともその片面に、直射日光を反射するようにした光線反射層を形成し、かつ、エアコン室外機の頂板面に位置する側に該頂板と発泡樹脂ボード下面との間に空気の流通可能な隙間形成用の間隙形成部材を配設し、エアコン室外機の吹出面側を遮り、かつエアコン室外機より噴出する温風を拡散するようにした通風可能な垂れ幕を垂設するように構成したことを特徴とするエアコン室外機用断熱ボード。
- 通風可能な垂れ幕を、樹脂製のネット又は布地としたことを特徴とする請求項4記載のエアコン室外機用断熱ボード。
- 通風可能な垂れ幕を、発泡樹脂ボード下面に締結又は引っかけて垂設するようにしたことを特徴とする請求項4又は5記載のエアコン室外機用断熱ボード。
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JP2012005125U JP3179448U (ja) | 2012-08-22 | 2012-08-22 | エアコン室外機用断熱ボード |
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JP3179448U true JP3179448U (ja) | 2012-11-01 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019002671A (ja) * | 2017-06-14 | 2019-01-10 | 合資会社Gs工事 | 内部に冷暖房機構を収納した屋外機の冷暖房効率を上げる方法 |
WO2019235643A1 (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | Kobayashi Futoshi | エアコン室外機用遮熱シート |
CN113685918A (zh) * | 2021-07-30 | 2021-11-23 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种可减噪、防过热的空调外机安装箱系统及其安装方法 |
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2012
- 2012-08-22 JP JP2012005125U patent/JP3179448U/ja not_active Expired - Lifetime
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