JPH09125748A - テント張り綱固定装置 - Google Patents
テント張り綱固定装置Info
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- JPH09125748A JPH09125748A JP28564695A JP28564695A JPH09125748A JP H09125748 A JPH09125748 A JP H09125748A JP 28564695 A JP28564695 A JP 28564695A JP 28564695 A JP28564695 A JP 28564695A JP H09125748 A JPH09125748 A JP H09125748A
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- bag member
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- tent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テント設営場所が良好にペグ打ちのできる地
面に制限される不便があり、更に、ペグ打ち作業時に張
り綱が損傷を受ける率が高い。 【解決手段】 ピラミッド形や円筒形等の袋部材7を主
体とする固定装置A又はBであって、袋部材7に小石や
砂、水の不定形重量物6を所望の重量だけ入れて袋部材
7を地上の所望位置に置き、袋部材7の全重量でテント
1から延びる張り綱3の先端側を地上に止め置く。袋部
材7は、重量物6が出し入れできる開閉式の物出入部8
と、上部に張り綱3が着脱可能に繋留される綱繋留部9
を備える。また、袋部材7の底部にペグ11等の杭部材
が係止される杭止め部10を設けて、袋部材7を地上に
必要に応じて杭止めすることも可能とする。
面に制限される不便があり、更に、ペグ打ち作業時に張
り綱が損傷を受ける率が高い。 【解決手段】 ピラミッド形や円筒形等の袋部材7を主
体とする固定装置A又はBであって、袋部材7に小石や
砂、水の不定形重量物6を所望の重量だけ入れて袋部材
7を地上の所望位置に置き、袋部材7の全重量でテント
1から延びる張り綱3の先端側を地上に止め置く。袋部
材7は、重量物6が出し入れできる開閉式の物出入部8
と、上部に張り綱3が着脱可能に繋留される綱繋留部9
を備える。また、袋部材7の底部にペグ11等の杭部材
が係止される杭止め部10を設けて、袋部材7を地上に
必要に応じて杭止めすることも可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上に設営される
フライシート等のテントの張り綱を地上に止め置くテン
ト張り綱固定装置に関する。
フライシート等のテントの張り綱を地上に止め置くテン
ト張り綱固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上にテントを設営する際にテント張り
に使用される張り綱は、テントと反対側の先端側を地面
に打ち込まれた杭(以下、ペグと称する)や立木等に繋
留されて、テントを安定させる。この種張り綱を地上に
繋留するペグは、数10cm程度の長さの金属製品やプ
ラスチック製品、木製品が一般的で、地面に金づちや木
づちで打ち込まれる。
に使用される張り綱は、テントと反対側の先端側を地面
に打ち込まれた杭(以下、ペグと称する)や立木等に繋
留されて、テントを安定させる。この種張り綱を地上に
繋留するペグは、数10cm程度の長さの金属製品やプ
ラスチック製品、木製品が一般的で、地面に金づちや木
づちで打ち込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地面に打ち込まれたペ
グに張り綱を繋留してテントを設営する場合、テントが
良好な状態で設営できる場所は、ペグが良好な状態、強
度で打ち込める土質の地面に制限されていた。即ち、ペ
グが打ち込めない岩盤上やコンクリート地面上でのテン
ト設営は、実質上できないのが常識である。更に、ペグ
の打ち込みが困難な堅い土質の地面上でのテント設営
は、無理なペグ打ちによるペグの破損や打ち込んだペグ
の抜け等があって、張りの安定したテント設営が困難で
ある。また、打ち込んだペグが抜け易い砂地等の軟質な
地面上においても、張りの安定したテント設営が難し
い。
グに張り綱を繋留してテントを設営する場合、テントが
良好な状態で設営できる場所は、ペグが良好な状態、強
度で打ち込める土質の地面に制限されていた。即ち、ペ
グが打ち込めない岩盤上やコンクリート地面上でのテン
ト設営は、実質上できないのが常識である。更に、ペグ
の打ち込みが困難な堅い土質の地面上でのテント設営
は、無理なペグ打ちによるペグの破損や打ち込んだペグ
の抜け等があって、張りの安定したテント設営が困難で
ある。また、打ち込んだペグが抜け易い砂地等の軟質な
地面上においても、張りの安定したテント設営が難し
い。
【0004】また、地面に打ち込んだペグに張り綱を繋
留した後、ペグが弛んで抜け易くなるような場合に、ペ
グを金づち等で地面に更に打ち込むことがあるが、この
ようなときに張り綱の繋留箇所を金づち等で叩いて、張
り綱を破損させることが多々あった。また、地面に打ち
込まれたペグに繋留される張り綱の繋留箇所の地面から
の高さが安定せず、そのため、張り綱のペグとの繋留箇
所が地面に接触する低い位置に在ると、張り綱が地面に
接したままとなって湿気を帯びて腐食し易くなる不具合
があった。
留した後、ペグが弛んで抜け易くなるような場合に、ペ
グを金づち等で地面に更に打ち込むことがあるが、この
ようなときに張り綱の繋留箇所を金づち等で叩いて、張
り綱を破損させることが多々あった。また、地面に打ち
込まれたペグに繋留される張り綱の繋留箇所の地面から
の高さが安定せず、そのため、張り綱のペグとの繋留箇
所が地面に接触する低い位置に在ると、張り綱が地面に
接したままとなって湿気を帯びて腐食し易くなる不具合
があった。
【0005】更に、地面に打ち込んだペグに張り綱を繋
留してテントを設営した後、張られた張り綱の位置(方
向)が不適正と分かって、その位置を変更する場合があ
るが、この張り綱の位置変更作業が工数多くて面倒であ
った。即ち、張り綱位置変更は、ペグから張り綱を外
し、地面からペグを抜き、抜いたペグを別の箇所に打ち
込んで、打ち込まれたペグに張り綱を再度繋留する作業
で行う必要があって、特に堅い地面での張り綱位置変更
作業には多くの労力と時間を要する。
留してテントを設営した後、張られた張り綱の位置(方
向)が不適正と分かって、その位置を変更する場合があ
るが、この張り綱の位置変更作業が工数多くて面倒であ
った。即ち、張り綱位置変更は、ペグから張り綱を外
し、地面からペグを抜き、抜いたペグを別の箇所に打ち
込んで、打ち込まれたペグに張り綱を再度繋留する作業
で行う必要があって、特に堅い地面での張り綱位置変更
作業には多くの労力と時間を要する。
【0006】本発明の目的は、テント設営場所を堅い地
面でも可能とする、また、テント設営の作業性を良好な
ものにするペグに代わるテント張り綱固定装置を提供す
ることにある。
面でも可能とする、また、テント設営の作業性を良好な
ものにするペグに代わるテント張り綱固定装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、小石や砂、水
等の不定形重量物が出し入れ可能な開閉式の物出入部
と、テント張り綱の一部を離脱可能に繋留する綱繋留部
を有する袋部材を主体とした張り綱固定装置であって、
物出入部から袋部材内部に不定形重量物を入れて袋部材
を地上に置いたときの重量でテントからの張り綱を地上
に止め置くようにしたことにより、上記目的を達成する
ものである。
等の不定形重量物が出し入れ可能な開閉式の物出入部
と、テント張り綱の一部を離脱可能に繋留する綱繋留部
を有する袋部材を主体とした張り綱固定装置であって、
物出入部から袋部材内部に不定形重量物を入れて袋部材
を地上に置いたときの重量でテントからの張り綱を地上
に止め置くようにしたことにより、上記目的を達成する
ものである。
【0008】ここで、袋部材は、テントと同様な丈夫な
布生地等のフレキシブルな布袋、メッシュ袋、防水袋等
で、内部に小石や砂、水等の不定形重量物を十分に入れ
たときの全重量で綱繋留部に繋留された張り綱の先端側
を地上に止め置くようにする。また、袋部材に不定形重
量物を十分な量で入れたときの袋部材全体の形状は、ピ
ラミッド形、円筒容器形等の地上に安定して載置される
形状であり、また、袋部材に設けられる物出入部の構造
は、ファスナーで開閉される構造、面ファスナーや紐で
開閉できる構造、水の出入口をキャップや紐で塞ぐ構造
が望ましい。
布生地等のフレキシブルな布袋、メッシュ袋、防水袋等
で、内部に小石や砂、水等の不定形重量物を十分に入れ
たときの全重量で綱繋留部に繋留された張り綱の先端側
を地上に止め置くようにする。また、袋部材に不定形重
量物を十分な量で入れたときの袋部材全体の形状は、ピ
ラミッド形、円筒容器形等の地上に安定して載置される
形状であり、また、袋部材に設けられる物出入部の構造
は、ファスナーで開閉される構造、面ファスナーや紐で
開閉できる構造、水の出入口をキャップや紐で塞ぐ構造
が望ましい。
【0009】また、本発明においては、上記袋部材の底
部周縁に、袋部材を地面に置いたときに地面に打ち込ま
れたペグ、釘等の杭部材に係止される杭止め部を付設し
た構造が、袋部材をより多機能的に使用する上で望まし
い。
部周縁に、袋部材を地面に置いたときに地面に打ち込ま
れたペグ、釘等の杭部材に係止される杭止め部を付設し
た構造が、袋部材をより多機能的に使用する上で望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して各実施形態
を説明する。尚、全図を通じて同一、又は、相当部分に
は同一符号を付して、重複説明を避ける。図1は、地上
に設営されたフライシート(日除けシート)と通称され
るテント1が示される。テント1は、複数本の支柱2に
支持され、複数本の張り綱3で引っ張られて所定の安定
した形で地上に設営される。張り綱3は、テント1や支
柱2の上端から斜め下方に地上に延びて、その先端側が
地面5の所望位置に必要に応じてペグ11や、本発明実
施形態の固定装置A或いはBに止め置かれる。
を説明する。尚、全図を通じて同一、又は、相当部分に
は同一符号を付して、重複説明を避ける。図1は、地上
に設営されたフライシート(日除けシート)と通称され
るテント1が示される。テント1は、複数本の支柱2に
支持され、複数本の張り綱3で引っ張られて所定の安定
した形で地上に設営される。張り綱3は、テント1や支
柱2の上端から斜め下方に地上に延びて、その先端側が
地面5の所望位置に必要に応じてペグ11や、本発明実
施形態の固定装置A或いはBに止め置かれる。
【0011】尚、図1に示す張り綱3は、その途中にラ
ンナー等の長さ調整手段4を有するが、この長さ調整手
段4の無いものでもよい。また、図1は、複数本の張り
綱3を地上に止め置く手段として、ペグ11と固定装置
A、Bの3種類を図示しているが、これは本発明実施形
態の固定装置A、Bの用途、サイズ等を既存のペグ11
との比較で明確にするためであって、全ての張り綱3を
固定装置A又はBで地上に止め置くようにすることも可
能である。
ンナー等の長さ調整手段4を有するが、この長さ調整手
段4の無いものでもよい。また、図1は、複数本の張り
綱3を地上に止め置く手段として、ペグ11と固定装置
A、Bの3種類を図示しているが、これは本発明実施形
態の固定装置A、Bの用途、サイズ等を既存のペグ11
との比較で明確にするためであって、全ての張り綱3を
固定装置A又はBで地上に止め置くようにすることも可
能である。
【0012】固定装置Aの具体例を図2及び図3に示す
と、これは地面5に安定して載置される形状、例えばピ
ラミッド形の袋部材7を主体とする。袋部材7は、内部
に小石や砂等の固形の不定形重量物6を出入可能に収容
するもので、これの袋素地は地面5や不定形重量物6の
強い接触で破損しないフレキシブルな布地、メッシュが
望ましい。この袋部材7は、一部に不定形重量物6が出
し入れされる開閉式の物出入部8を、上部に張り綱3を
脱着可能に繋留する綱繋留部9を有する。また、袋部材
7は、底部周縁に図2鎖線で示すようなペグ11等の杭
部材が適宜係止させる杭止め部10を有する。
と、これは地面5に安定して載置される形状、例えばピ
ラミッド形の袋部材7を主体とする。袋部材7は、内部
に小石や砂等の固形の不定形重量物6を出入可能に収容
するもので、これの袋素地は地面5や不定形重量物6の
強い接触で破損しないフレキシブルな布地、メッシュが
望ましい。この袋部材7は、一部に不定形重量物6が出
し入れされる開閉式の物出入部8を、上部に張り綱3を
脱着可能に繋留する綱繋留部9を有する。また、袋部材
7は、底部周縁に図2鎖線で示すようなペグ11等の杭
部材が適宜係止させる杭止め部10を有する。
【0013】物出入部8は、袋部材7の4つの三角形の
側壁部7aの1つの中央に縦方向に形成されたファスナ
ーを図示しているが、マジックテープと通称される面フ
ァスナー構造のもの、或いは、スリットを紐で閉じるよ
うにしたもの等であってもよい。図示のファスナー構造
の物出入部8は、図3に示すように、摘み12を片手で
下に降ろすことで開いて、小石等が入る開口13が形成
される。
側壁部7aの1つの中央に縦方向に形成されたファスナ
ーを図示しているが、マジックテープと通称される面フ
ァスナー構造のもの、或いは、スリットを紐で閉じるよ
うにしたもの等であってもよい。図示のファスナー構造
の物出入部8は、図3に示すように、摘み12を片手で
下に降ろすことで開いて、小石等が入る開口13が形成
される。
【0014】綱繋留部9は、例えばピラミッド形袋部材
7の頂部を横に貫通して係止された金属や強化プラスチ
ック、紐等のリングである。杭止め部10は、ピラミッ
ド形袋部材7の矩形の底部7bの4隅に横方向に延在さ
せて設けた金属や強化プラスチック、紐等のリングであ
る。この杭止め部10は、固定装置Aの用途に応じて設
けられるもので、省略してもよい。
7の頂部を横に貫通して係止された金属や強化プラスチ
ック、紐等のリングである。杭止め部10は、ピラミッ
ド形袋部材7の矩形の底部7bの4隅に横方向に延在さ
せて設けた金属や強化プラスチック、紐等のリングであ
る。この杭止め部10は、固定装置Aの用途に応じて設
けられるもので、省略してもよい。
【0015】固定装置Aによるテント設営は、次の要領
で行えばよい。図3の空の袋部材7の物出入部8を開い
て、開口13から袋部材7内にテント設営場所に在る自
然界の小石や砂の固形の重量物6を適当量だけ入れて、
物出入部8を閉じる。この重量物収容の袋部材7をテン
ト設営人が持ち上げて、地面5上の任意の張り綱3の止
め位置に置く。そして、袋部材7の頂点の綱繋留部9に
張り綱3の先端側を繋留する。
で行えばよい。図3の空の袋部材7の物出入部8を開い
て、開口13から袋部材7内にテント設営場所に在る自
然界の小石や砂の固形の重量物6を適当量だけ入れて、
物出入部8を閉じる。この重量物収容の袋部材7をテン
ト設営人が持ち上げて、地面5上の任意の張り綱3の止
め位置に置く。そして、袋部材7の頂点の綱繋留部9に
張り綱3の先端側を繋留する。
【0016】上記のテント設営においては、重量物収容
の袋部材7の全重量で張り綱3を必要な引張り強度で地
面5に止め置く。ここで重量物収容の袋部材7による張
り綱3の支持力が弱いと判断されると、袋部材7に重量
物6を追加して重量を増加させるか、張り綱3を弛めて
袋部材7の地面5上での位置を移動させて張り綱3の地
面5との角度を変えるようにすればよい。このような袋
部材7の地面5上での位置移動は、張り綱3の位置(方
向)移動の際にも行われ、これら位置移動の作業は手作
業で簡単迅速に行える。
の袋部材7の全重量で張り綱3を必要な引張り強度で地
面5に止め置く。ここで重量物収容の袋部材7による張
り綱3の支持力が弱いと判断されると、袋部材7に重量
物6を追加して重量を増加させるか、張り綱3を弛めて
袋部材7の地面5上での位置を移動させて張り綱3の地
面5との角度を変えるようにすればよい。このような袋
部材7の地面5上での位置移動は、張り綱3の位置(方
向)移動の際にも行われ、これら位置移動の作業は手作
業で簡単迅速に行える。
【0017】以上のようなテント設営は、重量物収容の
袋部材7を地面5の任意の位置に置くことで実行できる
ため、地面5がコンクリートのような堅い地面や砂地等
のペグ打ちの不適当な軟質地面であっても良好にテント
設営が可能となる。また、地面5に置かれた袋部材7の
頂点位置に在る綱繋留部9に張り綱3を繋留する結果、
張り綱3の繋留箇所が常に地面5から離れた所定高さ位
置に在って、地面5からの湿気による腐食の心配が軽減
される。更に、袋部材7の綱繋留部9に張り綱3を繋留
するだけのため、張り綱3が金づち等で打たれて破損す
る心配も無く、張り綱3の長寿命化が可能となる。
袋部材7を地面5の任意の位置に置くことで実行できる
ため、地面5がコンクリートのような堅い地面や砂地等
のペグ打ちの不適当な軟質地面であっても良好にテント
設営が可能となる。また、地面5に置かれた袋部材7の
頂点位置に在る綱繋留部9に張り綱3を繋留する結果、
張り綱3の繋留箇所が常に地面5から離れた所定高さ位
置に在って、地面5からの湿気による腐食の心配が軽減
される。更に、袋部材7の綱繋留部9に張り綱3を繋留
するだけのため、張り綱3が金づち等で打たれて破損す
る心配も無く、張り綱3の長寿命化が可能となる。
【0018】また、地面5がペグ打ち可能な場所である
場合は、図2鎖線で示すように、地面5に置かれた袋部
材7のリング状杭止め部10にペグ11を差し込んで、
ペグ11を地面5に打ち込み、ペグ11を杭止め部10
に係止させるようにすることも可能である。このペグ打
ちは必要に応じて行われるもので、このようにペグ打ち
を行うと、ペグ11が袋部材7を地面5に強固に固定す
るので、張り綱3のより強固な固定が可能となる。
場合は、図2鎖線で示すように、地面5に置かれた袋部
材7のリング状杭止め部10にペグ11を差し込んで、
ペグ11を地面5に打ち込み、ペグ11を杭止め部10
に係止させるようにすることも可能である。このペグ打
ちは必要に応じて行われるもので、このようにペグ打ち
を行うと、ペグ11が袋部材7を地面5に強固に固定す
るので、張り綱3のより強固な固定が可能となる。
【0019】設営されたテント1を撤収する場合は、袋
部材7の綱繋留部9から張り綱3を外し、物出入部8を
開いて内部の重量物6を排除する。重量物6を排除した
袋部材7は軽量であるから、その後の持運びや保管が容
易となる。袋部材7を折畳み容易なフレキシブルな布地
等であれば、これを折り畳んで小形化すれば、尚更に取
り扱いが便利になる。
部材7の綱繋留部9から張り綱3を外し、物出入部8を
開いて内部の重量物6を排除する。重量物6を排除した
袋部材7は軽量であるから、その後の持運びや保管が容
易となる。袋部材7を折畳み容易なフレキシブルな布地
等であれば、これを折り畳んで小形化すれば、尚更に取
り扱いが便利になる。
【0020】次に、固定装置Bの具体例を図4及び図5
に示すと、これは地面5に安定して載置される形状、例
えば円筒形の袋部材7’を主体とする。袋部材7’は、
内部に液体重量物の水6’を出入可能に収容するもの
で、これの袋素地は地面5の強い接触で破損しないフレ
キシブルな防水シートや、定形のプラスチック容器のよ
うな素地が望ましい。この袋部材7’の場合は、上部に
水6’が出し入れされる開閉式の物出入部8’と、張り
綱3を脱着可能に繋留する綱繋留部9’を有する。ま
た、図2と同様に袋部材7’は、底部周縁に図4鎖線で
示すようなペグ11等の杭部材が適宜係止させる杭止め
部10’を有する。
に示すと、これは地面5に安定して載置される形状、例
えば円筒形の袋部材7’を主体とする。袋部材7’は、
内部に液体重量物の水6’を出入可能に収容するもの
で、これの袋素地は地面5の強い接触で破損しないフレ
キシブルな防水シートや、定形のプラスチック容器のよ
うな素地が望ましい。この袋部材7’の場合は、上部に
水6’が出し入れされる開閉式の物出入部8’と、張り
綱3を脱着可能に繋留する綱繋留部9’を有する。ま
た、図2と同様に袋部材7’は、底部周縁に図4鎖線で
示すようなペグ11等の杭部材が適宜係止させる杭止め
部10’を有する。
【0021】物出入部8’は、例えば図5に示すよう
に、円筒形袋部材7’の天板部7’aの1箇所に設けた
突起状の水出入口14と、水出入口14を適宜塞ぐネジ
込み式のキャップ15で構成される。尚、図示しない
が、物出入部8’は、円筒形袋部材7’の円筒側壁部
7’bの上端に天板部7’aの周縁をファスナーや紐で
連結して、天板部7’aが上下に開閉される蓋構造とし
たもの等であってもよい。
に、円筒形袋部材7’の天板部7’aの1箇所に設けた
突起状の水出入口14と、水出入口14を適宜塞ぐネジ
込み式のキャップ15で構成される。尚、図示しない
が、物出入部8’は、円筒形袋部材7’の円筒側壁部
7’bの上端に天板部7’aの周縁をファスナーや紐で
連結して、天板部7’aが上下に開閉される蓋構造とし
たもの等であってもよい。
【0022】図4の固定装置Bによるテント設営は、袋
部材7’に水6’を適当量入れて、全体の重量で張り綱
3を地上に止め置くことで行われる。この場合のテント
設営は、図2の固定装置Aと同様に行われる。
部材7’に水6’を適当量入れて、全体の重量で張り綱
3を地上に止め置くことで行われる。この場合のテント
設営は、図2の固定装置Aと同様に行われる。
【0023】次に、本発明の最も簡単かつ低コストな実
施形態としての固定装置Cを、図6(a)(b)に基づ
いて説明する。この固定装置Cは、多角形又は円形の可
撓性シート16の周縁部にループ状の複数の耳部17を
等間隔で固定し、この耳部17に環状の絞り紐18を通
したものであって、図6(a)のように地面に広げたシ
ート16上に小石等の不定形重量物6を置いた後、図6
(b)のように絞り紐18を引き絞ってシート16の周
縁部をすぼめ、絞り紐18の引張り側端部を張り綱3に
連結したものである。シート16は袋部材7よりも単純
な構成で低コストで製造でき、かつ、絞り紐18を引き
絞れば図6(b)のように袋状となって袋部材7と実質
的に同一機能を果たすことができる。
施形態としての固定装置Cを、図6(a)(b)に基づ
いて説明する。この固定装置Cは、多角形又は円形の可
撓性シート16の周縁部にループ状の複数の耳部17を
等間隔で固定し、この耳部17に環状の絞り紐18を通
したものであって、図6(a)のように地面に広げたシ
ート16上に小石等の不定形重量物6を置いた後、図6
(b)のように絞り紐18を引き絞ってシート16の周
縁部をすぼめ、絞り紐18の引張り側端部を張り綱3に
連結したものである。シート16は袋部材7よりも単純
な構成で低コストで製造でき、かつ、絞り紐18を引き
絞れば図6(b)のように袋状となって袋部材7と実質
的に同一機能を果たすことができる。
【0024】尚、本発明は上記実施形態に限らず、特に
主体となる袋部材の形状は立方体や円錐形等も可能であ
り、袋部材に入れる不定形重量物は小石と水、砂と水等
と必要に応じて自由に選択できる。
主体となる袋部材の形状は立方体や円錐形等も可能であ
り、袋部材に入れる不定形重量物は小石と水、砂と水等
と必要に応じて自由に選択できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、不定形重量物を入れた
袋部材の重量で張り綱を地上に止め置く構造のため、テ
ント設営場所がコンクリート等の堅い地面でも可能とな
って、テント設営の場所選びをより広範囲で可能とする
効果がある。また、テントから延びる張り綱の地面での
固定位置が安定して、テントを安定した形で保持するこ
とが可能となり、更に、張り綱の地上での固定位置を変
更する場合、袋部材を持ち上げて移動させるだけで済む
ので、張り綱の位置変更作業が容易となり、テント設営
の作業性が改善される。また、袋部材の上部の綱繋留部
に張り綱を繋留するため、張り綱の繋留箇所が常に地面
から所定の高さ位置に在って、張り綱の湿気による腐食
が軽減され、更に、張り綱が金づち等で叩かれて破損す
る心配が無くなる結果、張り綱の長寿命化が可能とな
る。また、袋部材の底に杭止め部を設けておくと、ペグ
等の杭で袋部材を地面に固定することができて、張り綱
のより強固な支持が可能となる。
袋部材の重量で張り綱を地上に止め置く構造のため、テ
ント設営場所がコンクリート等の堅い地面でも可能とな
って、テント設営の場所選びをより広範囲で可能とする
効果がある。また、テントから延びる張り綱の地面での
固定位置が安定して、テントを安定した形で保持するこ
とが可能となり、更に、張り綱の地上での固定位置を変
更する場合、袋部材を持ち上げて移動させるだけで済む
ので、張り綱の位置変更作業が容易となり、テント設営
の作業性が改善される。また、袋部材の上部の綱繋留部
に張り綱を繋留するため、張り綱の繋留箇所が常に地面
から所定の高さ位置に在って、張り綱の湿気による腐食
が軽減され、更に、張り綱が金づち等で叩かれて破損す
る心配が無くなる結果、張り綱の長寿命化が可能とな
る。また、袋部材の底に杭止め部を設けておくと、ペグ
等の杭で袋部材を地面に固定することができて、張り綱
のより強固な支持が可能となる。
【図1】本発明の実施形態を説明するための設営テント
とその周辺装置の斜視図。
とその周辺装置の斜視図。
【図2】図1に示される本発明の第1の実施形態である
固定装置Aの一部省略部分を含む斜視図。
固定装置Aの一部省略部分を含む斜視図。
【図3】図2の固定装置Aの重量物出入時の斜視図。
【図4】図1に示される本発明の第2の実施形態である
固定装置Bの一部省略部分を含む斜視図。
固定装置Bの一部省略部分を含む斜視図。
【図5】図4の固定装置Bの重量物出入時の斜視図。
【図6】(a)は図1に示される本発明の第3の実施形
態である固定装置Cの石詰状態の斜視図、(b)は固定
装置を張り綱に結合した状態の側面図。
態である固定装置Cの石詰状態の斜視図、(b)は固定
装置を張り綱に結合した状態の側面図。
1 テント(フライシート) 3 張り綱 5 地面 A 固定装置 B 固定装置 C 固定装置 6 不定形重量物(小石、砂、水) 6’ 水 7 袋部材 7’ 袋部材 8 物出入部 8’ 物出入部 9 綱繋留部 9’ 綱繋留部 10 杭止め部 10’杭止め部 11 杭部材(ペグ) 16 可撓性シート
Claims (2)
- 【請求項1】 小石、砂、水等の不定形重量物が出し入
れ可能な開閉式の物出入部と、上部にテント設営用張り
綱を離脱可能に繋留する綱繋留部を有する袋部材を主体
とし、物出入部から袋部材内に不定形重量物を入れて袋
部材を地上に置いたときの重量で綱繋留部に繋留された
張り綱を地上に止め置くようにしたことを特徴とするテ
ント張り綱固定装置。 - 【請求項2】 上記袋部材の底部周縁に、袋部材を地面
に置いたときに地面に打ち込まれたペグ、釘等の杭部材
に係止される杭止め部を付設したことを特徴とする請求
項1記載のテント張り綱固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28564695A JPH09125748A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | テント張り綱固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28564695A JPH09125748A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | テント張り綱固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09125748A true JPH09125748A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17694235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28564695A Withdrawn JPH09125748A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | テント張り綱固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09125748A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002004768A1 (en) * | 2000-07-06 | 2002-01-17 | Marc Schepis | Portable shelter apparatus |
US20120211039A1 (en) * | 2009-10-23 | 2012-08-23 | John Alexander Nichols | Collapsible portable shelter |
JP2014058858A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-04-03 | Daiichi Vinyl Kk | 注水型アンカー具及び注水型重石 |
US20150090307A1 (en) * | 2013-09-29 | 2015-04-02 | John Supino | Beach umbrella anchoring system |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP28564695A patent/JPH09125748A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9290961B2 (en) | 2009-10-23 | 2016-03-22 | John Alexander Nichols | Collapsible portable shelter |
EP2491205A4 (en) * | 2009-10-23 | 2018-03-28 | John Alexander Nichols | Collapsible portable shelter |
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US9763501B2 (en) * | 2013-09-29 | 2017-09-19 | John Supino | Beach umbrella anchoring system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |