JP2014058447A - 流動性チップ及びそれを使用する方法 - Google Patents

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マイケル・ジョン・モルナー
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Abstract

【課題】チョクラルスキー法等においてルツボへの再装填する流動性チップとそれを用いた結晶シリコンの製造方法の提供。
【解決手段】流動性チップは、化学的気相成長法で製造され、0.03ppma以下のバルク不純物と15ppba以下の表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成され、制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群から成る。バルク不純物が0.06ppba以下のBと0.30ppba以下のドナーと0.02ppba以下のPと0.24ppma以下のCとであり、かつ、全バルク金属不純物は4.5ppba以下であり、Cr、Cu、Fe、Niが0.01pba以下であり、表面不純物は、Crが0.06pba以下、Cuが0.15ppba以下、Feが10ppba以下、Naが0.9ppba以下、Niが0.6ppba以下、Znが0.6以下である。
【選択図】なし

Description

本発明は、合衆国法典第35巻119条に基づき、2002年2月22日に出願された米国仮出願整理番号60/358,851と2002年11月14日に出願された米国特許出願公開第10/298,129号明細書を基礎として優先権を主張している。
本発明は、流動性チップ及び流動性チップを製造・使用する装置並びにその方法に関するものである。流動性チップはチョクラルスキー法においてルツボを再装填する方法で有効である。
電子デバイスに用いる多くの半導体チップはチョクラルスキー(CZ)法で製造された単結晶シリコンから作製される。CZ法では、単結晶シリコンインゴットを製造するに際して、ルツボ内の多結晶シリコン原材料を溶融し、平衡温度でルツボと溶融原材料とを安定化し、種結晶を溶融原材料に浸漬し、溶融原材料を種結晶上に結晶化させながら種結晶を引き抜いて単結晶インゴットを成長させていき、インゴットが成長したらインゴットを引き上げる。溶融は、温度1420℃、低圧の不活性ガス雰囲気下で行う。ルツボをほぼ垂直な軸のまわりに連続的に回転させながら、結晶を成長させる。インゴットを溶融原材料から引き上げる速度は、製造するインゴットの所望の直径に合わせて選択される。
多結晶シリコンは、粒状物を形成するための流動層反応器法を用いて得ることができる。あるいは、多結晶シリコンは真空容器において化学的気相成長法(CVD)を用いて製造することができる。CVD法で製造された多結晶シリコンは、ロッド、チャンク、チップあるいはそれらの集合体のような適当な大きさの破片に砕いてあるいは切断してからルツボに入れてもよい。多結晶シリコンは溶かされて溶融シリコンとされる。
CZ法の欠点の一つは、装填された多結晶シリコンが溶融するときに、ルツボの半分しか溶融シリコンが入っていないことである。これは不規則な形状の破片が装填されたルツボ内に隙間が残ってしまうためであり、それによって、結晶引き上げ装置の使用が非効率的になっている。従って、装填物を溶融後でかつ種結晶化の開始前に効率的に充填する方法の開発が望まれている。
CZ法の他の欠点は、ルツボが使用により劣化しかつ溶融シリコンの中に不純物が混入するおそれがあるので、通常はルツボを一回の引き上げ毎に交換しなければならないことである。新しいルツボは高価であり、使用したルツボを処分するのも高価である。このため、多数回のインゴットの引き上げに継続して使用でき、溶融シリコンへの汚染物(コンタミネーション)の混入が低減された改良型ルツボの開発が進められている。そのため、最初のインゴット及びそれ以降のインゴットの引き上げ中あるいは引き上げ後に、ルツボに効率よく再装填することが必要である。これまで、溶融物を充填し、ルツボに再装填する種々の方法が提案されてきた。
一の方法は、インゴットを引き上げ後に、つまり最初の装填溶融物を充填するために、(エチル社又はMEMC製の粒状材料等の)流動層法で製造された粒状多結晶シリコンを、ルツボに残っている溶融ヒールに装填するというものである。しかし、この方法は、流動層法で製造された粒状多結晶シリコンに水素が混入しているという欠点を有する。ヒールの上に粒状多結晶シリコンをつぎ足すとき、水素が開放され、それにより粒状物が破裂する場合がある。これによって、溶融シリコンがはね散り、ルツボが破損することがある。
他の方法は、インゴットを引き上げている間に、ルツボに粒状多結晶シリコンをつぎ足すものである。しかし、この方法は、粒度が小さいために、適度なつぎ足し速度となるような十分な時間でも粒状多結晶シリコンを溶融するのが困難であるという欠点がある。この小さい粒子を溶融するのにさらに熱が必要となるため、新たにコストがかかり、ルツボの劣化が加速する。ルツボの劣化の加速によって、ルツボの寿命が短縮し、コストが増大する。粒状多結晶シリコンつぎ足し速度が速すぎて粒状物が十分に溶融しない場合には、引き上げられるインゴットの表面が損傷し、転位が生じ、単結晶性を損なうことになる。さらに、粒状多結晶シリコンは多量のダストを含むかもしれない。ダストは、引き上げ装置のハウジングに汚染物の問題が生じ、引き上げられたインゴットの表面に付き、転位を発生させ、結晶の歩留まりを低下させる可能性がある。これはまた、再溶融及び再引き上げが必要となるため、工程時間を長くすることにもなる。
結局、粒状多結晶シリコンは、用途によっては、粒状物を再装填するのに用いられる工程に関わりなく、純度が低すぎる。
化学的気相成長法によって製造され断片に砕かれた多結晶シリコンロッドを用いる試みは、純度あるいはサイズの問題のために、ルツボの再充填のためには向けられてこなかった。比較的大きなサイズの多結晶シリコン片をルツボの再充填に用いると、ルツボ及び再装填装置を損傷するという欠点を生ずる。多結晶シリコン片をさらに小さなサイズに砕くと、不純物による汚染のため、多結晶シリコン片がルツボ再装填工程での使用には適さないものとなってしまう。
本発明は、流動性チップ及び流動性チップを製造・使用する装置並びにその方法に関するものである。
流動性チップは、化学的気相成長法で製造されかつ0.03ppmaを超えないレベルのバルク不純物と15ppbaを超えないレベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成される多結晶シリコン片群であって、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群から成る。
流動性チップは:
a)多結晶シリコンロッドを細分化する段階と、
b)段階a)での生成物をステップデッキ選別器を用いて選別することにより粒度分布を制御する段階と、
c)段階a)あるいは段階b)またはその両方の段階での生成物から不純物を除去する段階、を備えた方法によって製造してもよい。段階b)は、ステップデッキ選別器を用いて実施してもよい。段階c)は、段階a)あるいは段階b)またはその両方の段階での生成物を磁場に曝すことを含んでもよい。段階c)は、段階b)での生成物を表面清浄化処理することを含んでもよい。
本発明はさらに、チョクラルスキー法で使用するルツボを流動性チップを用いて再装填する方法に関するものである。この方法は:
a)チョクラルスキー法でルツボからシリコンインゴットを引き上げる段階と;
b)ルツボ内の溶融シリコンに流動性チップを加える段階であって、該流動性チップが、化学的気相成長法で製造されかつ低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン粒子で構成される多結晶シリコン粒子群であって、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン粒子群から成るところの段階と;
c)任意でルツボにドーパントを加える段階と、を備えている。
尚、本発明で用いる流動性チップは、低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成される多結晶シリコン片群から成り、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群のみから成るのが好ましい。
本発明はさらに;
a)チョクラルスキー法でルツボからシリコンインゴットを引き上げ、ルツボにヒールを残す段階と;
b)ヒールの少なくとも表面を固化させる段階と;
c)ヒールの表面に流動性チップを加える段階であって、該流動性チップが、化学的気相成長法で製造されかつ低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン粒子で構成される多結晶シリコン粒子群であって、しかも1mmから12mmの制御粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン粒子群から成るところの段階と;
d)任意でルツボにドーパントを加える段階と、を備えている。
尚、本発明で用いる流動性チップは、低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン粒子で構成される多結晶シリコン粒子群であって、1mmから12mmの制御粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン粒子群のみから成るのが好ましい。
CZ装置の概略構成図である。 CZ法で使用するルツボを再装填する振動フィーダ装置の概略構成図である。 CZ法で使用するルツボを再装填するキャニスターフィーダ装置の概略構成図である。 流動性チップを製造する方法で使用するジョークラッシャーの概略側断面図である。 流動性チップを製造する方法で使用するステップデッキ選別器の概略側断面図である。 図5のステップデッキ選別器の第2及び第3デッキの拡大側断面図である。 図5のステップデッキ選別器の第2のステップデッキの概略平面図である。 図5のステップデッキ選別器の第2デッキの概略側断面図である。
量、比及び割合は全て重量で示し、そうでない場合には明示する。以下は本明細書で使用する定義リストである。
<定義>
“A”及び“an”とはいずれも、一又は二以上を意味する。
“ブラインド(Blinding)”とは、ステップデッキ選別器において2つのデッキ間のギャップが目詰まりし、多結晶シリコン片がギャップを通過できなくなり、そのため、ステップデッキ選別器が選別手段として機能しなくなることを意味する。
“装填最大化(charge maximization)”は、無作為に満たすことによって得られる量以上に溶融物の量を増大する方法によって、鋳型あるいはルツボのような容器を種々のサイズ及び形状を有する多結晶シリコンで満たす工程を意味する。
“充填”は、鋳型あるいはルツボのような容器を多結晶シリコンで満たす工程を意味し、ここで、この多結晶シリコンは溶融され、その後、溶融物の量を増加するためにさらに多結晶シリコンがつぎ足される。
“化学的気相成長法”は、多結晶シリコンを製造するために流動層反応器法を含まない化学的気相成長法を全て意味する。化学的気相成長法の例としては、ジーメンス方式の成長法がある。
“細分化する”は、破砕し、切断し、あるいはすり砕いて小さな粒子にすることを意味する。細分化には、多結晶ロッドを破片まで小さくするいかなる方法も含み、ロッドを切断してからそれらを種々の方法で破砕することには限定しない。
“制御された粒度分布(制御粒度分布)”は、粒子群において少なくとも75%の粒子が特定の範囲の粒度を有することを意味する。例えば、4mmから12mmの制御された粒度とは少なくとも75%の粒子が4mmから12mmの範囲にあり、残りの最大25%までの粒子が4mmから12mmの範囲外にあることを意味する。
“ドナー”は、シリコンへ電子を供与する原子を意味する。ドナーにはアンチモン、砒素及び燐が含まれる。
“流動性”は、装置に振動エネルギーを付与して粒子同士が結合した網状構造を形成するのを抑制するときを含めて、粒子同士が結合することなく、多数の固体粒子について移送装置を通過して移動する能力を意味する。
“流動性チップ”は、低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン粒子で構成される多結晶シリコン粒子群であって、制御粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン粒子群を意味する。
“粒状”及び“顆粒”はいずれも、流動層法によって製造されかつ6mm若しくはそれ以下の粒度を有する多結晶シリコン粒子を意味する。顆粒は通常球状若しくはほぼ球状である。
“ヒール”は容器に残ったある量のシリコンを意味する。残留物は、インゴットをルツボから引き上げた後にルツボに残ったシリコンの塊、及び、充填前の容器内の装填物を溶融することで生じる溶融シリコンの塊を含む。
“粒度”は、粒子上の2点の間の最長の距離を意味する。例えば、球状粒子の場合には、粒度は直径である。
略記“ppba”は、シリコン原子数に対して10億分の1の原子数を意味する。
略記“ppma”は、シリコン原子数に対して100万分の1の原子数を意味する。
<流動性チップ>
流動性チップは、制御粒度分布を有する多結晶シリコン粒子群である。制御粒度分布は0.2mmから45mmでもよいし、あるいは、1mmから25mmでもよいし、あるいは、1mmから20mmでもよいし、あるいは、3mmから20mmでもよいし、あるいは、4mmから12mmでもよいし、あるいは、4mmから10mmでもよいし、あるいは、1mmから12mmでもよいし、あるいは、1mmから8mmでもよい。しかしながら、精確に制御される粒度分布では、流動性チップが使用される方法と流動性チップを供給するのに用いられる装置とを含む種々の因子に基づいて選択する。例えば、CZ法あるいは電子グレード用途又はその両方で使用される流動性チップでは制御粒度分布は2mmから45mmでもよい。また、鋳造法のような太陽電池グレード用途に使用される流動性チップでは、制御粒度分布は0.2mmから45mmでもよい。
用途によっては、制御粒度分布は4mmから12mmであってもよいし、あるいは、4mmから8mmであってもよいし、あるいは、4mmから6mmであってもよい。理論によって限定することを意図するものではないが、制御粒度分布を4mmから12mmの範囲のうちの低めに設定することによって、溶融シリコンを収容しているルツボに流動性チップを加えるときのはね散りが最小になると考えられている。また、用途によっては、制御粒度分布は9mmから12mmであってもよいし、あるいは、10mmから12mmであってもよい。理論によって限定することを意図するものではないが、制御粒度分布を4mmから12mmの範囲のうちの低めに設定することによって、少なくとも部分的に固化したヒールを含むルツボに流動性チップを加えるときのはね散りが最小になると考えられている。
本明細書で開示した範囲は、範囲自体を開示するだけでなく、範囲の境界も含めて、その範囲に包含されるいかなる範囲をも開示するものである。例えば、4mmから12mmの範囲の開示には、4mmから12mmの範囲だけでなく、4mmも5mmも7mmも11mmも12mmもその他この範囲の中に含まれる他の数値も含まれる。また、例えば、4mmから12mmの範囲の開示には、4mmから8mmも、9mmから10mmも、9mmから12mmも、10mmから12mmも、その他その範囲の中に含まれる他の部分範囲と同様に含まれるし、また、ここで開示した範囲と等価な範囲も同様に含まれる。
流動性チップのモルフォロジィは通常非球状である。正確なモルフォロジィは流動性チップを作るのに用いる方法に依存する。例えば、ここで開示した方法、欧州特許出願公開第0539097号明細書等において開示されたような低汚染衝撃工具で叩いて多結晶シリコンロッドを手作業で壊すことによって流動性チップを製造すると、モルフォロジィは不規則になる。
流動性チップは、ホウ素、ドナー、燐、炭素及び全ての金属のバルク不純物を低レベルでしか有さない。バルク不純物のレベルは0.2ppmaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、0.03ppmaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、0.025ppmaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。ホウ素のレベルは0.06ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。しかしながら、用途によっては、例えば、ホウ素をドーパントとして用いる場合等では、ホウ素のレベルは20ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、5ppbaから20ppbaの範囲でもよい。
ドナーのレベルは0.30ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。流動性チップは、0.02ppbaより小さいかあるいはそれと等しいか、又は、0.015ppbaより小さいかあるいはそれと等しいレベルの燐を有してもよい。炭素のレベルは0.17ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。バルク金属不純物の全レベルは4.5ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、1ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。バルク金属不純物には、Cr、Cu、Fe及びNiが含まれる。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのCrを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのCuを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのFeを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのNiを有してもよい。
バルク金属不純物は、米国特許第4,912,528号明細書、米国特許第5,361,128号明細書、及び米国特許第5,436,164号明細書で開示されたフロートゾーン法や本明細書の例3で示した方法のような公知の方法によって測定することができる。
流動性チップは低レベルの全表面不純物を有する。表面不純物の全レベルは30ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、15ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、4.5ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。表面不純物にはCo、Cr、Cu、Fe、Na、Ni、W及びZnが含まれる。
図4で示したようなジョークラッシャーと図5から図8で示したようなステップデッキ選別器とを用いて以下に記載した方法によって流動性チップを製造すると、流動性チップはさらに少ない量の表面不純物を有し得る。例えば、流動性チップは、0.06ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.02ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.004ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量のCrを有し得る。流動性チップは、0.15ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.03ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.02ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量のCuを有し得る。流動性チップは、18ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、10ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、9ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、7ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量のFeを有し得る。流動性チップは、0.9ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.8ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.5ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.4ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量のNaを有し得る。流動性チップは、0.1ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.07ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.04ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0ppbaのNiを有し得る。流動性チップは、0.6ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.5ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.4ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量、又は、0.3ppbaより小さいかあるいはそれと等しい量のZnを有し得る。
表面の純度は、米国特許第5,851,303号明細書で開示された方法のような公知の方法によって測定することができる。
流動性チップは低レベルのダストも有し得る。理論によって限定することを意図するものではないが、流動性チップをルツボに加えると、低レベルのダストが溶融を容易にし、結晶転位速度を低下させると思われる。
流動性チップは残留気体の含有量が低いことがあり得る。流動性チップは水素を全く含まないか、あるいは、流動層法によって製造した顆粒より少ないレベルの水素しか含まないことがあり得る。流動性チップの水素含有量は、0から3600ppba、あるいは、0から1300ppba、あるいは、0から800ppba、あるいは、800から1300ppbaであることがあり得る。流動性チップは低レベルの塩素を含み得る。流動性チップの塩素含有量は、0から300ppba、あるいは、20から120ppba、あるいは、25から110ppba、あるいは、30から100ppba、あるいは、50から65ppbaであることがあり得る。
尚、本発明の流動性チップは、0.03ppmaを超えないレベルのバルク不純物と15ppbaを超えないレベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成される多結晶シリコン片群であって、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群のみから成るのが好ましい。
<流動性チップを製造する方法>
流動性チップは:
a)多結晶シリコンロッドを破砕し又は切断する段階と;
b)段階a)の生成物を選別して粒度分布を制御する段階と;
任意で、c)段階a)あるいは段階b)またはその両方の段階での生成物を表面清浄化処理する段階;を含む方法によって製造してもよい。
流動性チップ生成物は、上述の方法にさらに:
d)段階a)、段階b)、又は段階c)の生成物を包装する段階;を含む方法によって製造することができる。
また、流動性チップは:
a)多結晶シリコンロッドを細分化する段階と;
b)段階a)の生成物を選別して粒度分布を制御する段階と;
c)段階a)あるいは段階b)またはその両方の段階での生成物から不純物を除去する段階;を含む方法によって製造してもよい。
流動性チップ生成物は上述の方法にさらに:
d)段階a)、段階b)又は段階c)の生成物を包装する段階と;を含む方法によって製造することができる。
<多結晶シリコンの製造>
多結晶シリコンロッドは公知の方法で製造することができる。例えば、高純度の塩素ガスあるいはシランガスの加熱基板上への化学的気相成長を含む化学的気相成長法によって多結晶シリコンロッドを製造することができる。「半導体シリコン技術ハンドブック(Handbook of Semiconductor Silicon Technology)」(ウイリアム オマラ(William C.O’Mara)、ロバート へリング(Robert B.Herring)及びリー フント(Lee P.Hunt)編著、ノイス出版、パークリッジ、ニュージャージー州、米国、1990年)の第2章第39−58頁を参照されたい。
<多結晶シリコンの細分化>
多結晶シリコンロッドは、例えば、鋸で切断することによって、又は、欧州特許出願公開第0539097号明細書に開示されたような低汚染衝撃工具で叩くことによって細分化することができる。または、ジョークラッシャーによって多結晶シリコンロッドを細分化してもよい。または、多結晶シリコンロッドは低汚染衝撃工具で叩くことによって細分化し、その結果細分化されたロッドをさらにジョークラッシャーによってさらに細分化してもよい。また、多結晶シリコンロッドを鋸で切断することによって細分化し、次いで、低汚染衝撃工具で叩き、ジョークラッシャーによってさらに細分化してもよい。適当なジョークラッシャーの例を図4に示す。ジョークラッシャー400は固定顎板402を搭載したフレームアセンブリ401を備えている。可動顎板403が固定顎板402に対面している。顎板402及び403の間には顎空洞404が形成している。多結晶シリコンはホッパー425から顎空洞404へ移送することができる。
可動顎板403はピットマンキャリヤアセンブリ405に備え付けられている。ピットマンキャリヤアセンブリ405は、一端で偏心軸407を、他端でテンションロッドピン408を囲繞するピットマンベアリング406に結合されている。偏心軸407はフライホイール409に備え付けられている。モータ410がフライホイール409の回りのベルト411を駆動する。フライホイール409は偏心軸407を回転させて、固定顎板402に対して楕円状の動きで可動顎板403を動かす。回転速度は300から400回/分(r.p.m)でもよい。モータ410はベースに備え付けられている。可動顎板403の動きによって、顎空洞404内の多結晶シリコンを砕く。得られた多結晶シリコン片の粒度は多結晶シリコン片について十分に低減されているので、放出スロット418を通って顎空洞を出る。
ロッドピン408に張力を付与するために、水平バネアセンブリがテンションロッド413を備えている。このテンションロッドは、調整ホイール414、外側バネカラー415、テンションバネ416、及び内側バネカラー417を通って延在している。外側バネカラー415に備え付けられた調整ホイール414は回転して、テンションバネを調整することができる。ピットマン405をトグルプレート424に接触させて保持するのに水平バネアセンブリを用いることができる。
垂直アセンブリは、調整ホイール420とクロス棒421とを介して延在するくさび型調整ロッド419を備えている。調整くさび422はベアリングくさび423に備え付けられている。トグルプレートベアリングくさび423はトグルプレート424に備え付けられている。トグルプレート424は、テンションロッドピン408の上のピットマンキャリヤアセンブリ405に備え付けられている。この垂直アセンブリは放出スロット418の幅を調整するのに用いることができる。(ベアリングくさび423の溝の中の)トグルプレート424の位置によって、ピットマン405の動き及び可動顎板403の底部の動きが決まる。
多結晶シリコンはホッパー425からジョークラッシャー400へ供給することができる。多結晶シリコンはジョークラッシャー40にかけられると、可動顎板403によってより小さい多結晶シリコン片に分割される。多結晶シリコン片は、ダストから、塊、破片、薄片、特大チャンクとサイズ変更が可能である。多結晶シリコン片の粒度分布は、破砕空洞404において放出スロット418の幅と滞留時間とを含む種々の因子に依存する。
顎板402,403は、多結晶シリコンより大きいか又はそれに匹敵する硬さを有する材料のような、シリコンの汚染物を最小にする材料から成る。顎板は、タングステンカーバイド、コバルトバインダーを含むタングステンカーバイド、ニッケルバインダーを含むタングステンカーバイド、Cr23、NiCrバインダーを含むCr23、又はこれらの組合せから成ってもよい。タングステンカーバイド含有材料を使用することによって、細分化工程によってシリコンに混入する鉄の汚染物のレベルを低減させることができる。多結晶シリコンロッドあるいは過大寸法多結晶シリコン片又はその両方を供給するホッパー425と、ジョークラッシャー400からの放出シュート(図示せず)とは、顎板402,403と同じ構成材料あるいはシリコンの汚染物を最小にする他の構成材料から構成するか、あるいは当該材料でライニングしたものであってもよい。このような構成材料には、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)、ポリプロピレン、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、ポリウレタン(PU)、二フッ化ポリビニリデン(PVDF)、テフロン(登録商標)、タングステンカーバイド、シリコン、及び、セラミックが含まれる。
所望の形状分布若しくは上述の粒度分布またはその両方を得るために、あるいは、過大寸法(大きすぎる)多結晶シリコン片をリサイクルするために、又はその両方のために、多数のジョークラッシャーを直列に配置して用いてもよいことは当業者であれば認識するだろう。シリコンに接触する細分化装置の構成部分の材料がシリコンの汚染物を最小にする材料を含んでいる場合には、「粒子工学入門(Introduction to Particle Technology)」(ジョン・ワイリー&サン社、ニューヨーク州、1999年4月)の第10章第241−263頁に開示されているジョークラッシャー、ジャイレートリー・クラッシャー、クラッシングロール装置、コーン・クラッシャー、及び、テーブル型フライス盤のような従来の装置が本発明でも使用できることは当業者であれば認識するだろう。好適なジョークラッシャーとしては、米国ペンシルバニア州ダンビルのメッツォ・ミネラル工業(Metso Minerals Industories)株式会社から販売されているモース・ジョークラッシャー(Morse Jaw Crushers)を用いることができる。
本発明の方法において、ジョークラッシャーと併せて、又はその代わりに、他の従来の細分化装置を用いてもよいことは当業者であれば認識するだろう。好適な細分化装置は、米国特許第4,815,667号明細書、米国特許第5,346,141号明細書、米国特許第5,464,159号明細書、欧州特許第0573855号明細書、日本国特許第02565759号及び日本国特許第58145611号公報において開示されている。
<多結晶シリコン片の選別>
シリコンに接触する選別装置の一部が上述のようなシリコンの汚染物を最少にする構成材料から成ると仮定すると、多結晶シリコン片(破砕ロッド)は、米国特許第5,165,548号明細書で開示された回転式シリコンスクリーンや、米国特許第3,905,556号明細書、第5,064,076号明細書若しくは第5,791,493号明細書のいずれかに開示された選別装置のような装置を用いて、又は、手作業で選別することができる。
また、多結晶シリコン片は、ステップデッキ選別器を含む装置を用いて選別してもよい。多結晶シリコン片を選別する装置は、
I)振動モータアセンブリと、
II)振動モータアセンブリスに備え付けたステップデッキ選別器と、
を備える。
ステップデッキ選別器は、
i)第1デッキであって、
a)溝形成領域への多結晶シリコン片投入口を備え、
b)前記溝形成領域は、多結晶シリコン片投入口から延在しあるいは多結晶シリコン片投入口の下流に延在しており、かつ、各溝が尾根部と谷部とを備えており、
c)投入口の下流に形成され、溝の尾根部の方が溝の谷部よりも第1デッキと最終デッキとの間の第1ギャップを越えて突出するように傾斜が設けられている第1デッキ出口端、を備えた第1デッキと、
ii)第1ギャップの下流でかつ第1デッキの下方に配置された最終デッキであって、
a)多結晶シリコン片投入口と、
b)多結晶シリコン片投入口から延在しあるいは多結晶シリコン片投入口の下流に形成された溝形成領域であって、各溝が尾根部と谷部とを備えてなる溝形成領域と、
c)多結晶シリコン片用の出口と、を備えた最終デッキと、
iii)第1ギャップを抜けて落ちた多結晶シリコン片を収集するために第1ギャップの下に設けられた収集容器と、
iv)第1ギャップを抜けずに落ちなかった過大寸法多結晶シリコン片を収集するために最終デッキの出口の下に設けられた過大寸法多結晶シリコン片用収集容器と、
を具備している。
ステップデッキ選別器は第1デッキと最終デッキとの間の一又は二以上の追加デッキを備えてもよく、各追加デッキは、
a)多結晶シリコン片投入口と、
b)多結晶シリコン片投入口から延在しあるいは多結晶シリコン片投入口の下流に延在した溝形成領域であって、各溝が尾根部と谷部とを備えてなる溝形成領域と、
c)追加デッキ出口であって、溝の尾根部の方が溝の谷部よりも出口端でのギャップを覆って突出するように出口端に傾斜が設けられている追加デッキと、を備えている。
多結晶シリコンの選別装置はさらに、iii)の収集容器の下に重量計若しくは第1ギャップの下流に配置されたダスト除去装置あるいはその両方、又は、必要以上の実験をすることなく当業者に可能なそれらの変形装置を備えてもよい。多結晶シリコン片を選別するために一以上のステップデッキ選別器を直列にして用いることができることは、当業者であれば認識するだろう。
多結晶シリコン片を選別しかつステップデッキ選別器を含む装置の例を図5から図8に示す。図5は装置の側面図である。ステップデッキ選別器500は、多結晶シリコン片用の投入口502を有する。振動モータアセンブリ501が多結晶シリコン片を、第1デッキ531を横切るように移動させる。多結晶シリコン片はまず、矢印504で示した空気の流れによってダストが除去されている流動層領域503を通過し、穿孔板505を通ってダスト収集器532まで進んでいく。多結晶シリコン片は流動層領域503を通過して溝形成領域506まで移動する。多結晶シリコン片は、サイズ及び形状に依存して、溝512(図6から図8で図示)の谷部520の中へ収まるか又は溝512の尾根部519の頂部に残る。多結晶シリコン片が第1デッキ531の端まで達すると、ギャップ507より小さい多結晶シリコン片はギャップ507を抜けてコンベヤ508上に落ちる。落ちた多結晶シリコン片は、多結晶シリコン小片509用の収集容器まで運ばれる。大きめの多結晶シリコン片はギャップを超えて通過し、第2デッキ510上に落ちる。
図7は第2デッキ510の平面図、図8はA−A線に沿った第2デッキの断面図である。第2デッキ510の頂部には複数の溝512が存在する。各溝512は尾根部519と谷部520とを有する。溝512は半円状である。側壁530は、多結晶シリコン片が第2デッキ510の側部から落ちるのを防止するために尾根部519を超えて延びている。多結晶シリコン片は第2デッキ510の投入口端511から第2デッキ510の出口端518まで移動する。
図6は、第2デッキ510、第3デッキ及びそれらの間のギャップ516の断面図である。第2デッキ510の投入口端511は水平に対して直交する。溝512は第2デッキ510の頂部に切り込まれている。塊513及び破片514のような多結晶シリコン片は溝の谷部520に載ることになる。薄片515のような多結晶シリコン片は溝512の尾根部519の頂部に載るだろう。第2デッキ510の出口端518は、溝512の尾根部519が溝512の谷部520よりもギャップ516を超えて突出するように傾斜が設けられている。第2デッキ510が振動すると、塊513はギャップ516を抜けて落ち、他方、破片514及び薄片515は出口端518から転げて、ギャップ516を超え、第3デッキ517へ運ばれる。理論によって限定することを意図するものではないが、第2デッキ510の出口端518の傾斜角はブラインド効果をできるだけ小さくするものである。デッキは出口で薄く形成してさらにブラインド効果を小さくするものである。
ステップデッキ選別器500は、多結晶片513、514及び515を、デッキ531、510、517、533、521、523及び525の間のギャップ507、516、518、534、522及び524のサイズに基づいた制御粒度分布に分離する。ギャップ507、516、518、534、522及び524は、運搬方向にサイズが増大している。小さめの多結晶シリコン片は小さい方のギャップ507、516及び518を通って落ち、小さめの多結晶シリコン片用の収集容器509に収集される。大きめの多結晶シリコン片は大きい方のギャップ534、522及び524を通って落ち、大きめの多結晶シリコン片用の収集容器526に収集される。過大寸法多結晶シリコン片は、過大寸法多結晶シリコン片用の収集容器527においてステップデッキ選別器500の端部で収集される。過大寸法多結晶シリコン片は細分化装置にリサイクルすることができる。異なる制御粒度分布を有する多結晶シリコン片が、ギャップサイズ、収集容器の数及び多結晶シリコン片を収集容器を移動するコンベヤの数と位置を変えることによって、デッキ間のギャップを介してステップデッキ選別器の種々のデッキから引き落とされることは当業者ならば認識するだろう。
バッグのような収集容器509、526、527を直接充填するために、又は、所定の充填重量に達すると移動を止めて収集容器を変更するために、重量計528を振動フィーダ501の制御器に組み込んでもよい。
デッキの数;各デッキの溝の幅、深さ及び形状;デッキ間のギャップのサイズ;収集容器の数を変えて収集される粒度分布を調整することは当業者であれば、理解するだろう。溝は異なる幅、深さ及び形状を有してもよい。溝は例えば、三角状、台形状又は半円状であってもよい。
多結晶シリコンを細分化するために使用する装置と同様に、選別に用いる装置の多結晶シリコン片に接触する部分は、ジョークラッシャー400について上述した構成部材材料のようなシリコンを汚染しない材料から成る。
さらに、上述のステップデッキ選別器は、デッキのサイズ;各デッキの溝の幅、深さ及び形状;デッキ間のギャップのサイズ;収集容器のサイズを変えることによって、大きめのサイズ(例えば、45mm以上)の多結晶シリコン片のような流動性チップ以外の材料を選別するために用いることができることは当業者ならば認識するだろう。
<オプションとしての汚染物除去>
上述のようにして得られた制御粒度分布を有する多結晶シリコン片は、任意で汚染物を除去するために磁場に曝してもよい。例えば、汚染物を除去するために多結晶シリコン片を磁石を含むチャンバに通してもよいし、あるいは、磁石を多結晶シリコン片上を通過させてもよい。磁石は希土類磁石あるいは電磁石又はそれらの組合せでもよい。磁石は多結晶シリコン片に直接接触させてもいいし、多結晶シリコン片の近傍にあってもよい。磁石は適当な磁化率を有する微粒子の大部分を除去する。これらの粒子には、鉄やコバルトのような強磁性不純物やタングステンカーバイドのような常磁性不純物、及び、シリコンを細分化し選別するのに用いられる装置の構成材料の生成に用いられる他の強磁性不純物及び常磁性不純物が含まれる。
あるいは、汚染物は、米国特許第3,905,556号明細書、米国特許第4,125,191号明細書、米国特許第4,157,953号明細書、米国特許第4,250,025号明細書、米国特許第4,345,995号明細書、米国特許第4,525,336号明細書、米国特許第5,297,744号明細書、又は米国特許第5,830,282号明細書において開示されたような方法によって除去してもよい。汚染物は、磁場を含む方法に加えて、又は、その代わりに、欧州特許第0215121号明細書に開示されているような化学的方法によって除去してもよい。
出発材料として用いる多結晶シリコンロッドの純度とシリコンを細分化し選別する方法とに依存して、この段階での生成物は、太陽電池グレードの単結晶シリコンウェハーあるいは電子製品グレードの単結晶シリコンウェハーの製造で使用するのに十分な純度を有してもよい。しかしながら、純度が電子製品グレードの用途又はこれらの両用途に対して十分でないなら、シリコンを表面清浄してさらに不純物を除去してもよい。
<オプションとしての表面清浄>
多結晶シリコン片は公知の方法で表面清浄することができる。表面清浄は、上述の汚染物除去法に加えて又はその代わりに実施してもよい。例えば、破砕ロッドは米国特許第5,851,303号明細書に開示された方法、すなわち、破砕ロッドをフッ化水素気体、少なくとも0.5%の過酸化水素を含む水溶液に連続して接触させる段階と、その後破砕ロッドを乾燥する段階とを備えた方法によって清浄にすることができる。あるいは、特開平5−4811号公報に開示された方法によって破砕ロッドを清浄にすることができる。あるいはまた、カナダ国特許第954425号明細書又は米国特許第4,971,654号明細書に開示されたような異方性エッチングによって破砕ロッドを表面清浄化することができる。他の好適な表面清浄化方法として米国特許第4,588,571号明細書及び第6,004,402号明細書に開示された方法を含む。
製造された流動性チップはいかなる便利な手段によって、すなわち、手作業で又は自動で流動性チップをポリエチレンバッグに入れることによって包装することができる。
<流動性チップの使用方法>
上述の流動性チップは、粒度分布と純度とに依存して、太陽電池グレード用途又は電子製品グレード用途で使用することができる。流動性チップの特別な応用には、初期装荷の最大化や初期装荷の充填のような初期装荷関連の応用や、CZ法のルツボ再装荷や再装荷の最大化及び再装填物の充填のような再装填関連の応用が含まれる。
本明細書に記載したシリコンに加えて、又は、その代わりに、流動性チップを、米国特許第4,176,166号明細書、米国特許第4,312,700号明細書、米国特許第4,382,838号明細書、米国特許第4,572,812号明細書、米国特許第5,254,300号明細書、米国特許第5,431,869号明細書、米国特許第5,492,079号明細書、米国特許第5,510,095号明細書、中国特許第1176319号明細書、独国特許第4441911号明細書、欧州特許第0869102号明細書、欧州特許第0095757号明細書、日本国特許第10190025号公報、日本国特許第11116386号公報、日本国特許第58026019号公報、日本国特許第58099115号公報、日本国特許第62108515号公報、及び日本国特許第9301709号公報に開示されたような太陽電池鋳造法で使用してもよい。鋳造(キャスティング)は、溶融シリコンを加熱された鋳型に注入する段階あるいはルツボ内の多結晶シリコンを溶融する段階と、シリコンを徐冷し固化する段階とを備えてもよい。
例えば、好適なバッチ鋳造法は:
1)所望の断面形状を画定する壁を備えた鋳型に半導体材料を導入する段階と、
2)半導体材料を溶融する段階と、
3)段階2)の後に半導体材料を固化させて所望の断面形状を有する鋳造インゴットを製造する段階と、を備える。段階2)の実施は、段階1)の前、最中、及び後の何れでもよい。鋳造インゴットは、段階3)の後に鋳型から取り外し、その後この方法を繰り返してもよい。上述の流動性チップを段階1)において鋳型を装填するのに用いてもよい。
また、連続鋳造法を用いることもできる。連続鋳造法は:
1)誘導コイルに配置された無底容器に連続的に供給された半導体材料を溶融する段階と、
任意で、2)精製のために溶融物の表面上に高温プラズマガスを吹きかける段階と、
3)前記無底容器から固化したシリコンを下流へ連続的に放出する段階と、を備える。無底容器の少なくとも軸部は、周方向に離間配置された複数の導電片に分割する。半導体材料は上述の流動性チップを備えてもよい。
また、好適な連続鋳造法に使用する装置は、開放頂部と開放底部とを有する容器状領域を画定するために、側面同士合わさる形で配置された複数の導電部材を備える。装置はさらに、各導電部材に高周波AC電流を含む手段を備える。容器状領域の開放底部を介して、伸縮式支持部材が設けられている。支持部材は、容器状領域に半導体材料を支持するように機能する。
好適な連続鋳造法は:
1)上述の装置の容器状領域に半導体材料を導入する段階と、
2)半導体材料を溶融する段階と、
3)電流を誘起する手段に電圧を印加して各導電部材に第1の電流を誘起する段階と、
4)第1の電流を用いて半導体材料に第2の電流を誘起する段階であって、前記第2の電流は前記第1の電流の向きに対して実質的に逆向きに流れている段階と、
5)半導体材料が反発して鋳造工程中に導電部材に接触することが回避されるように、第1の電流と第2の電流とを用いる段階と、を備える。
この方法はさらに:
6)支持部材に支持される溶融半導体材料が前記導電部材から反発されることによって溶融半導体材料が鋳造インゴットの中に固化されるように、支持部材を容器状領域から引き離す段階と、
7)容器状領域の上に半導体材料を追加供給する段階と、を備えてもよい。段階1)ないし段階7)は繰り返してもよい。段階1)あるいは段階7)又はその両方の段階で用いる材料は上述の流動性チップを含んでもよい。
流動性チップはシリコンリボンを製造するための定形エッジ薄膜成長法(EFG)のような定形成長法で用いてもよい。EFG法は、ラベル(H.E.LaBelle.Jr)らによってジャーナル・オブ・クリスタル・グロース(Journal of CrystalGrowth)の第8巻第8−17頁(1980年)に掲載された論文“EFG−発明とサファイア成長への応用(EFG The Invention and Application to Sapphire Growth)”や、カリワッド(K.Koliwad)らによって1984年4月15日に“太陽電池についての高速結晶成長及び結晶のキャラクタリゼーションに関わる平板ソーラーアレイプロジェクト研究フォーラムのプロシーディングス(キャサリン・ダマス編、ジェット推進研究所(JPL)、カリフォルニア工科大学、パサデナ、カリフォルニア州、米国エネルギー省管轄)”の第22−24頁に掲載された論文に記載されている。好適なEFG法は、ダイのエッジで画定された溶融シリコンのメニスカスからシリコンリボンを引き上げる段階を加えてもよい。リボンの寸法はメニスカスで制御する。リボンの製造速度と装置の熱バランスは慎重に制御する。
流動性チップは、日本国特許第10182124号公報や1975年にパーガモン・プレス(Pergamon Press, Ltd.、オックスフォード)から発行されたクリスタル・グロース(Crystal Growth)(ブライアン・パンプリン(Brian R.Pamplin)編)の第9章第343−344頁に掲載された論文“成長、測定及び結晶成長環境の制御”に開示されているような誘導プラズマ法で用いてもよい。誘導プラズマ法の例として、例えば、4メガヘルツ(MHz)以上の高周波プラズマトーチを用いてシリコン粒子を溶融する。トーチは、アルゴンのような不活性ガスを陰極と陽極との間に加えた高周波電界に通してイオン化することによって生成する。一旦、アルゴン流をイオン化して高温プラズマにすると、粉状のシリコンはホッパーからプラズマジェットへ共通供給することができる。シリコンはジェット噴射ゾーン内で溶融し、溶融シリコンは水冷型ルツボへ又は成長中の結晶シリコンボディ上へ向けることができる。プラズマトーチ空洞用の適したサイズ範囲の流動性シリコンチップは、このような方法のためのシリコン源として用いることができる。
流動性チップは、米国特許第5,454,424号明細書や日本国特許第62260710号公報に開示されているような電子ビーム溶融法において用いてもよい。電子ビーム溶融法の実施例では、電子ビームで多結晶シリコンを走査することによって多結晶シリコンを溶融する段階と、生成した溶融シリコンを本明細書に記載した鋳造法のいずれかによって鋳造する段階とを備える。多結晶シリコンは流動性チップを含んでもよい。
流動性チップは、熱交換法(HEM)において使用してもよい。HEM炉は、ルツボの底に結合されたヘリウム熱交換器を用いて加熱要素で囲繞されたルツボを収容するチャンバを備えてもよい。多結晶シリコンは、ルツボを充填するために種結晶の最上部に載置する。チャンバを排気し、加熱要素を加熱してシリコンを溶融する。種結晶は、熱交換器にヘリウムガスを流すことによって溶融するのが回避される。ガス流を徐々に増加すると、熱交換器の温度が低下してシリコンが徐々に固化し、結晶は種結晶の外側に成長していく。溶融シリコンの温度は加熱要素によって制御する;しかしながら、固体結晶の温度は熱交換器によって独立に制御される。加熱及び冷却の両方を二元制御することによって、結晶成長プロセスの固体−液体界面の位置及び移動の制御が可能となる。HEMという語は、結晶系(Crystal Systems;国立再生可能エネルギー研究所、ゴールデン、コロラド州)に発表された論文“HEMシリコン”、及び、フェデレイック・シュミッド(Federick Schmid)及びチャンドラ・カタック(Chandra P.Khattak)による論文“光電池用のシリコンウェハ切断に要するコスト(オプティカル・スペクトラ(Optical Spectra)、1981年5月)”で用いられている。
流動性チップを、米国特許第4,689,109号明細書に開示されたようなストリングリボン法で用いてもよい。ストリングリボン法の実施例では:
1)2つのストリングと種結晶とを浅いシリコン溶融物から垂直に引き上げる段階と、
2)ストリングと種結晶とを溶融シリコンで濡らし、ストリング間のスペースを充填する段階と、
3)段階2)の生成物を冷却してシリコンリボンを作製する段階と、を備えてもよい。ストリングリボン法は連続であり、最初に溶融物を装填し、流動性チップで再装填することができる。
流動性チップは、米国特許第4,095,329号明細書、米国特許第4,323,419号明細書、米国特許第4,447,289号明細書、米国特許第4,519,764号明細書、米国特許第4,561,486号明細書、米国特許第4,561,717号明細書、米国特許第5,178,840号明細書、独国特許第3210492号明細書、欧州特許第0079567号明細書、及び日本国特許第6168898号公報に開示された方法のような、基板上でシリコンを鋳造する方法で用いてもよい。方法の一実施例は:
1)多結晶シリコンを溶融してルツボに溶融シリコン溜まりを供給する段階と、
2)ルツボからの溶融シリコンを基板上につけて、それによってシリコンウェハーを形成する段階とを備える。基板は溶融シリコンを通過して移動することができ、例えば、基板は回転するウェハーチャック又は他の移動基板であってもよい。あるいは、基板は静止し、その上に溶融シリコンを供給してもよい。流動性チップはルツボを装填若しくは再装填又はその両方に用いてもよい。
流動性チップは、米国特許第5,006,317号明細書、及び米国特許第5,499,598号明細書に開示されたような焼結方法で使用してもよい。この焼結方法の一実施例は、
1)容器を多結晶シリコン片で充填する段階と、
2)容器を局所的な加熱領域で局所的に加熱して多結晶シリコン片の一部を溶融して焼結部分と溶融部分とを形成する段階と、
3)局所的な加熱領域を容器の長軸方向に移動させて、溶融部分の固化と、焼結部分の溶融と、新しい焼結部分の形成とを交互に行い;それによって容器内にシリコンインゴットを形成する段階とを備えている。
流動性チップは、クリスタル・グロース(Crystal Growth;ブライアン・パンプリン(Brian R.Pamplin)編、パーガモン・プレス(Pergamon Press, Ltd.)、オックスフォード、1975年)の第13章第497−555頁に掲載された論文“結晶引き上げ(Crystal Pulling)”に開示されているような種々の結晶引き上げ法において用いてもよい。その中には、台座法、冷炉法及び冷却ルツボ法のようなルツボ及びルツボフリー法を用いるCZ法を含んでもよい。他の冷却ルツボ法が、シスゼック(T.F.Ciszek)による論文“シリコン光電池材料製造についての冷却ルツボ技術の応用(Some Applications of Cold Crucible Technology for Silicon Photovoltaic Material Preparation)(ジャーナル・オブ・エレクトロケミカル・ソサイアティ(Journal of the Electrochemical Society)、第132巻第4号、1985年4月)”において開示されている。
本発明はさらに、CZ法で用いられるルツボを再装填する方法に関するものである。本方法は、ルツボから少なくとも一のインゴットを引き上げる段階とルツボを再装填するためにルツボに流動性チップを装填する段階とを備える。
図1は、本発明を用いることができるCZ装置100の一例を示すものである。装置100は、引き上げチャンバ102の下に成長チャンバ101を備える。この成長チャンバ101は真空バルブ103によってチャンバ102と絶縁可能とされている。成長チャンバ101はシャフト105上に搭載されたルツボ104を収容している。シャフト105は、該シャフト105及びルツボ104を回転させるためのモータ106に回転可能に接続されている。ルツボ104は、該ルツボ104の回りにホットゾーン114を形成するヒーター107によって囲繞されている。ルツボ104は溶融シリコン108を収容している。インゴット109は、種110を溶融シリコン108に浸漬し、次いで種110とインゴット109とを上方へ引き上げることによってルツボ104から引き上げる。種110とインゴット109とはルツボ104と逆方向に回転する。種110は種支持ケーブル111に取り付けている。種支持ケーブル111は引き上げ機構112によって上方へ引き上げられる。引き上げ機構112には結晶重量読出装置113を取り付けてもよい。
インゴットは成長チャンバに空気を入れないでCZ装置から取り出す。流動性チップはインゴットを引き上げ中又は引き上げ後に加えることもできる。流動性チップは連続モードでもバッチモードでも加えることができる。
流動性チップは、成長チャンバが真空下あるいは不活性ガス雰囲気下又はその両方の下にある場合に、ルツボに加える。
流動性チップはルツボが熱いうちにルツボに加える。理論によって限定することを意図するものではないが、ルツボの温度が下がりすぎたら、ルツボが破損することがあることは考えられる。
流動性チップは、シリコンヒールに汚染物を付けないようにルツボに加えることができる。
流動性チップは、バッチモードでも連続モードでもルツボに加えることができる。流動性チップは、溶融シリコンあるいは少なくとも部分的に固化しているシリコンヒールを収容しているルツボに加えることができる。流動性チップは種々のフィーダ装置を用いて加えることができる。
図2は、図1で示したようなCZ法で用いられるルツボ104を再装填する振動フィーダ装置200を示している。振動フィーダ装置200は、流動性チップ202を収容するホッパー201を備える。ホッパー201は、流動性チップ202を投入することができる投入口203と、流動性チップ202が供給トレイ205に抜けて出ていく出口204とを有する。供給トレイ205は、該供給トレイ205を振動させる振動フィーダ206に取り付けられている。流動性チップ202は、出口204から出た後、供給トレイ205に沿って、供給トレイ205の端部からCZ装置の成長チャンバ101へ延びる供給管207へ移動する。供給管207の端部に取り付けられたランス208は、供給管207の端部からルツボ104まで延びている。投入口203,ホッパー201、振動フィーダ206及び供給管207の少なくとも投入口は、真空を維持することができるハウジング209内に取り付けられている。ルツボ104からインゴット(図示せず)を引き上げる間、ハウジング209を成長チャンバ101から隔離するために、供給トレイ205の端部と供給管207の投入口とに装填隔離ロック210が備えられている。
流動性チップは:
i)流動性チップを収容しているホッパーを真空に引くかあるいは該ホッパーに不活性ガスを入れるか又はその両方を行う段階と、
ii)ホッパーからフィード装置へ流動性チップを供給する段階と、
iii)振動フィーダ装置の全てあるいはその一部を振動させ、それによって流動性チップをフィード装置を介してルツボまで移動する段階と、
を備えた方法において、振動フィーダ装置を用いてルツボに加えることができる。
ホッパーへの不活性ガス注入は、ホッパーを真空にし、ホッパーを半導体グレードのアルゴン、ヘリウムあるいは窒素のような不活性ガスで少なくとも一度パージすることによって実施することができる。
フィード装置は供給管と、任意でホッパーから供給管までの供給トレイと、任意で供給管からルツボまでのランスとを備える。流動性チップを移動するために、ホッパー、供給トレイ、供給管、ランス又はそれらの組合せを振動させることができる。
段階iii)は、流動性チップの共鳴周波数で振動フィーダ装置の全てあるいはその一部を振動させることによって実施することもできる。
流動性チップはバッチモードでルツボに加えることができる。流動性チップは、少なくとも部分的に固化したヒールを収容しているルツボに加えることができる。流動性チップは、キャニスターフィーダ装置(例えば、米国特許第5,488,924号明細書、及び、ダウド(Daud,T)及びカチャール(Kachare,A)による論文“光電池モジュールについての改良型チョクラルスキー法シリコン成長技術(Advanced Czochralski Silicon Growth Technology for Photovoltaic Modules)(DOE/JPL-1012-70、Distribution Category UC-63b、5101-2-7平板ソーラーアレイプロジェクト、JPL出版82−35、1982年9月15日)参照)を用いて加えることができる。
図3は、図1で示したようなCZ法で使用されるルツボ104を再装填するキャニスターフィーダ装置300の一実施例を示すものである。キャニスターフィーダ装置300は、流動性チップ302で充填されたキャニスターあるいはホッパー301を備える。キャニスタ301は、CZ法のための引き上げチャンバ内に位置している。引き上げチャンバ102は閉鎖して排気される。キャニスター301はケーブル303に取り付けられる。ケーブル303は、キャニスター301をルツボ104近傍まで、すなわち、ルツボ104内のヒール305の少なくとも部分的に固化した表面304の上のレベルまで降下する。キャニスター301はキャニスター301の出口に取り付けられたコーン306を有する。機構307がコーン306を下方へ、ルツボ104内のヒール305の少なくとも部分的に固化した表面304に近接するレベルではあるがその上のレベルまで降下する。これによって、流動性チップ302がキャニスター301から出ていくことが可能となり、ルツボ104内のヒール305の少なくとも部分的に固化した表面304上に落ちる。
流動性チップは:
任意で、a)ルツボ内のヒールを少なくとも部分的に固化する段階と、
b)キャニスターを流動性チップで充填する段階と、
c)キャニスターを真空に引く段階と、
d)キャニスターをヒールの上の高さまで移動させる段階と、
e)キャニスターを開口して流動性チップがキャニスターを放出してルツボに入れる段階と、
f)ルツボが所望の深さに充填されるまで段階b)、c)、d)及びe)を繰り返す段階と、備えた方法でキャニスターフィーダ装置を用いてルツボに加えることができる。
米国特許第3,998,686号明細書、米国特許第4,002,274号明細書、米国特許第4,095,329号明細書、米国特許第4,176,166号明細書、米国特許第4,312,700号明細書、米国特許第4,323,419号明細書、米国特許第4,382,838号明細書、米国特許第4,394,352号明細書、米国特許第4,447,289号明細書、米国特許第4,519,764号明細書、米国特許第4,557,795号明細書、米国特許第4,561,486号明細書、米国特許第4,572,812号明細書、米国特許第4,661,324号明細書、米国特許第4,689,109号明細書、米国特許第4,968,380号明細書、米国特許第5,006,317号明細書、米国特許第5,080,873号明細書、米国特許第5,098,229号明細書、米国特許第5,161,717号明細書、米国特許第5,178,840号明細書、米国特許第5,229,082号明細書、米国特許第5,242,667号明細書、米国特許第5,254,300号明細書、米国特許第5,431,869号明細書、米国特許第5,454,424号明細書、米国特許第5,462,010号明細書、米国特許第5,488,924号明細書、米国特許第5,499,598号明細書、米国特許第5,510,095号明細書、米国特許第5,492,079号明細書、米国特許第5,690,733号明細書、米国特許第5,762,491号明細書、米国特許第5,868,835号明細書、米国特許第5,902,395号明細書、及び米国特許第6,217,649号明細書、に開示された多結晶シリコンを用いる方法は本明細書に参考文献として組み込まれている。当業者ならば、多結晶シリコンを処理する他の方法と同様に、ここに記載されたシリコン出発材料及び再装填材料に加えて又はその代わりにルツボを用いることができることは理解するだろう。
<フィーダ装置>
顆粒を供給するように構成されたフィーダ装置における顆粒の代わりに、流動性チップを用いることができる。定量フィーダ装置、キャニスターフィーダ装置、重量ベルトフィーダ装置、振動フィーダ装置、チップスラスタフィーダ装置、空気圧輸送フィーダ装置、停滞流送り出しランスフィーダ装置、回転盤フィーダ装置、又はオーガフィーダ装置のいずれかのフィーダ装置において、流動性チップを用いることができる。
定量フィーダ装置の例は、フィケット(Ficket,B)及びミハリック(Mihalik,G)による論文“再装填及び“充填”用の経済的なフィーダ(Economic feeder for recharging and “topping off”)(ジャーナル・オブ・クリスタル・グロース(Journal of Crystal Growth)、ジーメンス・ソーラー・インダストリー、第211巻第372−377頁、2000年)”や、米国特許第3,998,686号明細書、米国特許第5,080,873号明細書、米国特許第5,762,491号明細書、及び日本国特開昭62−260791号公報に開示されている。キャニスターフィーダ装置の例は、米国特許第4,394,352号明細書、米国特許第4,557,795号明細書、米国特許第5,229,082号明細書、及び米国特許第5,488,924号明細書に開示されている。重量ベルトフィーダ装置の例は、米国特許第6,217,649号明細書に開示されている。振動フィーダ装置の例は、米国特許第5,462,010号明細書、及び日本国特開平02−617197号公報に開示されている。チップスラスタフィーダ装置の例は、米国特許第4,661,324号明細書に開示されている。空気圧輸送フィーダ装置の例は、米国特許第4,968,380号明細書、及び米国特許第5,098,229号明細書に開示されている。停滞流送り出しランスフィーダ装置の例は、米国特許第5,690,733号明細書、米国特許第5,868,835号明細書、及び米国特許第5,902,395号明細書に開示されている。回転盤フィーダ装置の例は、米国特許第4,002,274号明細書、及び米国特許第5,242,667号明細書に開示されている。オーガフィーダ装置の例は、ダウド(Daud,T)及びカチャール(Kachare,A)による論文“光電池モジュール用の改良型チョクラルスキー法シリコン成長技術(Advanced Czochralski Silicon Growth Technology for Photovoltaic Modules)(DOE/JPL-1012-70、Distribution Category UC-63b、5101-2-7平板ソーラーアレイプロジェクト、JPL出版82−35、1982年9月15日)参照))に開示されている。当業者であれば、本明細書で開示した流動性チップを、多結晶シリコンを処理するのに適したサイズの他の公知のフィーダにおいて用いることができることは理解するだろう。
以下の例は、本発明を当業者に例示することを意図しているだけであり、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきものではない。
<例1>
WC、Co、GC−712(ゼネラル・カーバイド社製、12%Co及び88%WC含有、粒度0.6μmの粉末)、及び、焼結WC/Co粉末をプラスチック上に拡げる。粉末の初期重量を記録する。エリーツ(登録商標)希土類プレート磁石を、2mm以下の距離で各粉末状を通過させる。粉末の最終重量を記録する。結果を表1に示す。
Figure 2014058447
例1は、磁石を用いると多結晶シリコン片から不純物を除去されることを示している。特に、図4のジャークラッシャーで導入されたWC/Co不純物が例1の方法を用いて除去されている。
<例2>
流動性チップの4つの例を以下の方法で製造する。ジーメンス型真空容器の冷壁から多結晶シリコンU型ロッド状材料が得られる。炭素ソケットの除去後、ポリエチレンテーブル上で低汚染衝撃工具を用いてU型ロッド状シリコンを10〜15cm片に破砕する。得られたシリコンチャンクを図4で示したジャークラッシャー400に供給する。放出スロットの幅は最近接距離で15mmに制限されている。多結晶シリコン片が放出スロット418を通り抜けると、それらは、多結晶シリコン片からダストを除去するように作用する空気混入ダスト収集ゾーンを通過する。得られた多結晶シリコン片はポリエチレンでライニングされた瓶に収集する。
次いで、収集された多結晶シリコン片を再び同じ装備で粉砕する。粉砕段階の後、シリコン片の流速を調整し、図5〜図8で示したステップデッキ選別器500上に供給するように作用するUHMWPEホッパーに、収集された多結晶シリコン片を移送する。ホッパー502及びステップデッキ選別器500はいずれも、多結晶シリコン片を移動ように作動する振動テーブル501に取り付けられている。デッキは、製品サイズが通常1mmから12mmの範囲に維持されるように調整する。長さが12mmより長い多結晶シリコン片は製品から取り除いて、追加の粉砕パス用の粉砕処理に戻し、これによって粉砕された材料が一回だけの粉砕パスに曝された多結晶シリコン片と混ぜられることになる。300kgの量の多結晶シリコン片が得られるまで、この手順を何度も繰り返す。一連の処理の間に、多結晶シリコン片の4個の試料が酸処理されたPTFA容器に収集される。これらの試料は米国特許第5,851,303号明細書に記載の方法による表面金属分析用として提出する。得られたシリコンの純度を以下の表2に示す。多結晶シリコン片の各試料の制御粒度分布は1mmから12mmである。
Figure 2014058447
<例3>
多結晶シリコンのU型ロッドはジーメンス型ベルジャー反応器の冷水壁から得られる。炭素ソケット端部の除去後、ポリエチレンテーブル上で低汚染衝撃工具を使ってU型ロッド状のシリコンを4インチ片に破砕する。得られたシリコンチャンクを図4で示したジャークラッシャー400に供給する。放出スロット418の幅は最近接距離で15mmまでに制限する。多結晶シリコン片が放出スロット418を通り抜けると、それらは、多結晶シリコン片からダストを除去するように作用する空気混入ダスト収集ゾーンを通過する。得られた多結晶シリコン片はポリエチレンライニングされた瓶に収集する。収集された多結晶シリコン片を同じ装備で再び粉砕する。粉砕段階の後、シリコン片の図5のステップデッキ選別器500への流速が調整されるように作用するUHMWPEホッパーに、収集された多結晶シリコン片を移送する。デッキは、製品粒度分布が通常1mmから12mmの範囲に維持されるように調整する。40kgの量の多結晶シリコン片を処理する。バルク不純物(ホウ素、全ドナー、炭素、燐、鉄、ニッケル、銅、及びクロム)と表面不純物(鉄、ニッケル、銅、クロム、ナトリウム、及び亜鉛)とを測定する。表面純度分析に対して、多結晶シリコン片の4個の試料が酸洗されたPTFA容器に収集される。
これらの試料はバルク不純物と表面不純物とを分析する。バルク金属値は、冷凍された探針の酸分解を用いてエッチングされたフローティングゾーンコアから得る。コアは多結晶シリコンロッドから得る。バルク金属値を得るための手順は米国特許第4,912,528号明細書に記載されている。金属濃度は原子吸収分析から測定する。
炭素はフローティングゾーンコアから測定する。コアからスライスをとる。スライスはラップして研磨する。フーリエ変換赤外分光法を用いてシリコン中の炭素濃度を測定する。
燐、ホウ素、アルミニウム、及び砒素は、分散性光ルミネセンス(PL)として公知の技術的を用いてフローティングゾーンコアから測定する。このテストを用いて、フローティングゾーンコアからの単結晶シリコンスライスを化学的に研磨する。スライスを液体ヘリウム温度まで冷却することによって、アルゴンレーザーを用いて試料内にフォトン放出を生じさせる。電子−正孔ペアの再結合放射の測定強度を用いてこれらの不純物の濃度を決定する。
ドナーは、シリコンコアの抵抗を測定することから得られる計算値である。
表面不純物は米国特許第5,851,303号明細書の方法によって測定する。得られたシリコンの純度は以下の表3及び表4に示す。多結晶シリコン片の各試料の制御粒度分布は1mmから12mmである。
Figure 2014058447
Figure 2014058447
100 CZ装置
101 成長チャンバ
102 引き上げチャンバ
103 真空バルブ
104 ルツボ
105 シャフト
106 モータ
107 ヒーター
108 溶融シリコン
109 インゴット
110 種
111 種支持ケーブル
112 引き上げ機構
113 結晶重量読出装置
114 ホットゾーン
200 振動フィーダ装置
201 ホッパー
202 流動性チップ
203 投入口
204 出口
205 供給トレイ
206 振動フィーダ
207 供給管
208 ランス
209 ハウジング
210 装填隔離ロック
300 キャニスターフィーダ装置
301 キャニスター又はホッパー
302 流動性チップ
303 ケーブル
304 表面
305 ヒール
306 コーン
307 機構
400 ジョークラッシャー
401 フレームアセンブリ
402 固定顎板
403 可動顎板
404 顎空洞
405 ピットマンキャリヤアセンブリ
406 ピットマンベアリング
407 偏心軸
408 テンションロッドピン
409 フライホイール
410 モータ
411 ベルト
412 ベース
413 テンションロッド
414 調整ホイール
415 外側バネカラー
416 テンションバネ
417 外側バネカラー
418 放出スロット
419 くさび型調整ロッド
420 調整ホイール
421 クロスバー
422 調整くさび
423 ベアリングくさび
424 トグルプレート
425 ホッパー
500 ステップデッキ選別器
501 振動モータアセンブリ
502 投入口
503 流動層領域
504 空気の流れ
505 穿孔板
506 溝形成領域
507 ギャップ
508 コンベヤ
509 収集容器
510 第2デッキ
511 第2デッキの入口端
512 溝
513 塊
514 破片
515 薄片
516 ギャップ
517 第3デッキ
518 第2デッキの出口端
519 尾根部
520 谷部
521 デッキ
522 ギャップ
523 デッキ
524 ギャップ
525 デッキ
526 収集容器
527 収集容器
528 重量計
530 側壁
531 第1デッキ
532 ダスト収集器
533 デッキ
534 ギャップ
ドナーのレベルは0.30ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。流動性チップは、0.02ppbaより小さいかあるいはそれと等しいか、又は、0.015ppbaより小さいかあるいはそれと等しいレベルの燐を有してもよい。炭素のレベルは0.17ppaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。バルク金属不純物の全レベルは4.5ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよく、又は、1ppbaより小さいかあるいはそれと等しくてもよい。バルク金属不純物には、Cr、Cu、Fe及びNiが含まれる。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのCrを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのCuを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのFeを有してもよい。流動性チップは、0.01ppbaより小さいかあるいはそれと等しいバルクレベルのNiを有してもよい。
Figure 2014058447

Claims (38)

  1. 化学的気相成長法で製造されかつ0.03ppmaを超えないレベルのバルク不純物と15ppbaを超えないレベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成される多結晶シリコン片群であって、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群から成る流動性チップ。
  2. バルク不純物が0.06ppba以下の量のホウ素と0.30ppba以下の量のドナーと0.02ppba以下の量の燐と0.17ppma以下の量の炭素とであり、かつ、全バルク金属不純物が4.5ppba以下の量である請求項1に記載の流動性チップ。
  3. 全バルク金属不純物が1ppba以下の量で存在する請求項1に記載の流動性チップ。
  4. 全バルク金属不純物が0.01ppba以下の量であるCrと0.01ppba以下の量であるCuと0.01ppba以下の量であるFeと0.01ppba以下の量であるNiとを含む請求項3に記載の流動性チップ。
  5. 表面不純物が0.06ppba以下の量であるCrと0.15ppba以下の量であるCuと10ppba以下の量であるFeと0.9ppba以下の量であるNaと0.1ppba以下の量であるNiと0.6ppba以下の量であるZnとである請求項1に記載の流動性チップ。
  6. 請求項1に記載の流動性チップを、初期装填の最大化と、初期充填と、再装填と、再装填の最大化と、再装填の充填と、これらの組合せとから選択された用途において使用することを備えた方法。
  7. 請求項1に記載の流動性チップを、太陽電池キャスティング法と、定形成長法と、誘導プラズマ法と、電子ビーム溶融法と、熱交換法と、ストリングリボン法と、基板上にシリコンをキャストすることを含む手法と、焼結法と、結晶引き上げ法とからなる群から選択された手法に使用することを具備する方法。
  8. a)チョクラルスキー法でルツボからシリコンインゴットを引き上げる段階と、
    b)ルツボ内の溶融シリコンに流動性チップを加える段階であって、該流動性チップが、化学的気相成長法で製造されかつ低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン片で構成される多結晶シリコン片群であって、しかも制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン片群から成るところの段階と
    を備えた方法。
  9. c)ルツボにドーパントを加える段階をさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 段階a)と段階b)とを同時に実施する請求項8に記載の方法。
  11. 段階b)を連続的に実施する請求項10に記載の方法。
  12. 段階b)の前に段階a)を実施する請求項8に記載の方法。
  13. 段階b)を一バッチ毎に実施する請求項12に記載の方法。
  14. 段階b)を、定量フィーダ装置、キャニスターフィーダ装置、重量ベルトフィーダ装置、振動フィーダ装置、チップスラスタフィーダ装置、空気圧輸送フィーダ装置、停滞流送り出しランスフィーダ装置、回転盤フィーダ装置、又はオーガフィーダ装置のうちのいずれかのフィーダ装置を用いて実施する請求項8に記載の方法。
  15. 段階b)を、振動フィーダ装置を用いて、
    i)流動性チップを収容しているホッパーを真空に引くかあるいは該ホッパーに不活性ガスを入れるか又はその両方を行う段階と、
    ii)ホッパーからフィード装置へ流動性チップを供給する段階と、
    iii)振動フィーダ装置の全てあるいはその一部を振動させ、それによって流動性チップをフィード装置を介してルツボまで移動させる段階と
    を備えた工程によって実施する請求項8に記載の方法。
  16. 流動性チップが0.2mmから45mmの粒度分布を有する請求項8に記載の方法。
  17. 流動性チップが不規則なモルフォロジィを有する請求項8に記載の方法。
  18. 流動性チップが、20ppba以下のレベルのホウ素か、0.30ppba以下のレベルのドナーか、0.02ppba以下のレベルの燐か、0.17ppma以下のレベルの炭素か、4.5ppba以下のレベルのバルク金属不純物か、又はこれらの組合せのうちのいずれかの低レベルのバルク不純物を有する請求項8に記載の方法。
  19. 流動性チップが、30ppba以下のCo、Cr、Cu、Fe、Na、Ni、W又はZnである低レベルの表面不純物を有する請求項8に記載の方法。
  20. a)チョクラルスキー法でルツボからシリコンインゴットを引き上げ、ルツボにヒールを残す段階と、
    任意に、b)少なくともヒールの表面を固化する段階と、
    c)ヒールの表面に流動性チップを加える段階であって、該流動性チップが、化学的気相成長法で製造されかつ低レベルのバルク不純物と低レベルの表面不純物とを有する多結晶シリコン粒子で構成される多結晶シリコン粒子群であって、しかも1mmから12mmの制御された粒度分布を有しかつ概して非球状モルフォロジィを有する多結晶シリコン粒子群から成るところの段階と
    を備えた方法。
  21. d)ルツボにドーパントを加える段階をさらに備える請求項20に記載の方法。
  22. 段階c)を、一バッチ毎に実施する請求項20に記載の方法。
  23. 段階c)を、定量フィーダ装置、キャニスターフィーダ装置、重量ベルトフィーダ装置、振動フィーダ装置、チップスラスタフィーダ装置、空気圧輸送フィーダ装置、停滞流送り出しランスフィーダ装置、回転盤フィーダ装置、又はオーガフィーダ装置のうちのいずれかのフィーダ装置を用いて実施する請求項20に記載の方法。
  24. 段階c)を、
    i)キャニスターを流動性チップで充填する段階と、
    ii)キャニスターを真空に引く段階と、
    iii)キャニスターをヒールの上の高さまで移動する段階と、
    iv)キャニスターを開口して流動性チップをキャニスターから放出してルツボに入れる段階と、
    v)ルツボが所望の深さに充填されるまで段階i)、ii)、iii)及びiv)を繰り返す段階と
    を備えた手法によって実施する請求項20に記載の方法。
  25. 流動性チップが4mmから10mmの制御された粒度分布を有する請求項20に記載の方法。
  26. 流動性チップが不規則なモルフォロジィを有する請求項20に記載の方法。
  27. 流動性チップが、20pbba以下のレベルのホウ素か、0.30ppba以下のレベルのドナーか、0.02ppba以下のレベルの燐か、0.17ppma以下のレベルの炭素か、4.5ppba以下のレベルのバルク金属不純物か、又はこれらの組合せのいずれかの低レベルのバルク不純物を有する請求項20に記載の方法。
  28. 流動性チップが、30ppba以下のCo、Cr、Cu、Fe、Na、Ni、W又はZnである表面不純物レベルを有する請求項20に記載の方法。
  29. 1)所望の断面形状を画定する壁を備えた鋳型に請求項1に記載の流動性チップを備える半導体材料を導入する段階と、
    2)半導体材料を溶融する段階と、
    3)段階2)の後に半導体材料を固化して所望の断面形状を有する鋳造インゴットを製造する段階と
    を備えた方法。
  30. 1)誘導コイル内に配置された無底容器に請求項1に記載の流動性チップを連続的に供給する段階と、
    2)連続的に供給された流動性チップを溶融する段階と、
    4)固化したシリコンを前記無底容器から下流へ連続的に放出する段階と
    を備えた方法。
  31. 3)溶融物の表面上に高温プラズマガスを吹きかける段階をさらに備える請求項30に記載の方法。
  32. 請求項1に記載の流動性チップを溶融することによって溶融シリコンを生成するという条件の下で、ダイのエッジで画定された溶融シリコンのメニスカスからシリコンリボンを引く段階を備えた方法。
  33. 1)高周波数プラズマトーチを用いて請求項1に記載の流動性チップを溶融する段階と、
    2)段階1)での生成物を水冷型ルツボへ若しくは成長中の結晶シリコン体上へ導く段階と
    を備えた方法。
  34. 1)電子ビームで請求項1に記載の流動性チップを溶融する段階と、
    2)段階1)の生成物をキャスティングする段階と
    を備えた方法。
  35. HEM炉でインゴットを製造する段階を備えた方法であって、
    前記HEM炉はルツボの底部に接続されたヘリウム熱交換器を有する加熱要素で囲繞されたルツボを収容するチャンバを備えたものであり、
    1)種結晶の最上部に請求項1に記載の流動性チップを載置してルツボを充填する段階と、
    2)前記チャンバを排気する段階と、
    3)前記加熱要素を加熱して流動性チップを溶融する段階と、
    4)熱交換器を介してヘリウムガスを流し、それによって前記種結晶が溶融するのを回避する段階と、
    5)ガス流を漸増させ、それによってシリコンを漸進的に固化させ、種結晶の外側に結晶を成長させる段階と
    を備えた方法。
  36. 請求項1に記載の流動性チップを用いて浅いシリコン溶融物をはじめに装填し、あるいは、請求項1に記載の流動性チップを用いて再装填し、又は、その両方によって装填するという条件の下で、
    1)2つのストリングと種結晶とを前記浅いシリコン溶融物から垂直に引き上げる段階と、
    2)ストリングと種結晶とを前記浅いシリコン溶融物からの溶融シリコンで濡らし、前記ストリング間のスペースを充填する段階と、
    3)段階2)での生成物を冷却してシリコンリボンを製造する段階と
    を備えた方法。
  37. 請求項1に記載の流動性チップをルツボに装填し、あるいは、請求項1に記載の流動性チップでルツボを再装填し、又は、その両方によって装填するという条件の下で、
    1)流動性チップを溶融してルツボに溶融シリコン溜まりを供給する段階と、
    2)ルツボからの溶融シリコンを基板上に適用して、それによってシリコンウェハーを製造する段階と
    を備えた方法。
  38. 1)容器を請求項1に記載の流動性チップで充填する段階と、
    2)容器を局所的な加熱領域で局所的に加熱することにより、多結晶シリコン片の一部を溶融して焼結部分と溶融部分とを形成する段階と、
    3)前記局所的な加熱領域を容器の長軸方向に移動させて、溶融部分の固化と、焼結部分の溶融と、新しい焼結部分の形成とを交互に行い、それによって容器内にシリコンインゴットを形成する段階と
    を備えた方法。
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