JP2014051350A - 用紙仕分け装置、画像形成システム及び分岐機構の異常判定方法 - Google Patents

用紙仕分け装置、画像形成システム及び分岐機構の異常判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、ソレノイドによって駆動される用紙の分岐機構の異常の有無を検知する。
【解決手段】複数の排紙ビン208,210,212,214と、用紙の搬送路202に設けられ、排紙ビンの1つに用紙を排紙させる分岐爪204,205,206及び分岐爪の切替動作を行わせる分岐爪ソレノイドを含む分岐機構251,252,253,254と、を有する用紙仕分け装置200であって、搬送路202に沿って搬送される用紙を検知する搬送センサ215,221と、排紙ビンのそれぞれに設けられ、排紙ビン上に排紙される用紙を検知する満杯検知センサ218,220,224,226と、搬送センサと満杯検知センサのそれぞれの検知状態から分岐機構の異常の有無を判定するCPUと、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ及びデジタル複合機などの画像形成装置に一体に付設され、あるいは別体に設けられ、画像形成装置から排出されたシート状記録媒体(以下、本明細書及び特許請求の範囲では、「用紙」と称す。)の仕分けを行う用紙仕分け装置、当該用紙仕分け装置を備えた画像形成システム、及び用紙仕分け装置の分岐機構の異常判定方法に関する。
所定の用紙に画像形成を行う画像形成装置では、画像形成が終了した用紙を、搬送路を通して機外に排出し、所定の排紙トレイに1枚ずつ積載するようになっている。その際、複数ユーザが同じ排紙トレイに用紙を排出すると、どれが自分の出力した用紙かの区別をすることが難しい。そこで、用紙を搬送方向と垂直方向にシフトして仕分けするシフト装置、あるいは複数の排紙先をユーザ毎に選択可能な仕分け装置などが従来から知られている。
複数の排紙先を持つ仕分け装置では、搬送されてきた用紙の搬送方向を所望の排紙先に切り替えるために偏向分岐爪が備えられている。偏向分岐爪の駆動にはDCモータあるいはステッピングモータ等のモータより比較的安価なソレノイドが用いられることが多い。そのため、偏向分岐爪の駆動をソレノイドで行う仕分け装置も既に知られている。
ところで、モータによって駆動部を駆動する構成では、駆動対象の位置を把握するためにホームポジションセンサが設置されている。これにより、センサの検知状態とモータの駆動量により駆動対象の正確な位置を知ることができる。また、モータや駆動部に異常が発生した際の検知も容易である。
一方、ソレノイドによる駆動部では、ソレノイドがON(吸引)とOFF(開放)のみの動作を行うだけであり、駆動部の動作も単純な往復動作である。そのため、ホームポジションセンサなどは設けられず、ソレノイドあるいはソレノイドによる駆動部の異常検知ができない場合も多かった。ソレノイドあるいはソレノイドによる駆動部の異常検知ができないと、ユーザが所望の排紙先に用紙を排出できない、さらには異常箇所の発見が遅れる、といった問題があった。
そこで、このような問題を解決する異常検知(検出)方法として、例えば特開2004−347446号公報(特許文献1)及び特開2005−316719号公報(特許文献2)に記載された技術が知られている。
このうち、特許文献1には、異常状態にある抵抗値の検出可能範囲を広げ、ソレノイドの異常を確実に検出するため、ソレノイド駆動回路により駆動されるソレノイドと、前記ソレノイドに供給される電圧をモニタする電圧モニタ回路と、前記ソレノイドに流れる電流をモニタする電流モニタ回路と、前記電圧モニタ回路でモニタされた電圧、並びに前記電流モニタ回路でモニタされた電流とに基づいて、前記ソレノイドの抵抗値を求め、求めた抵抗値と前記ソレノイドの基準抵抗値との比較結果に基づいて前記ソレノイドの異常を検出する異常検知手段とを有するソレノイド異常検出装置が記載されている。
また、特許文献2には、 装置異常の要因となる電気デバイスの的確な推定を可能とするため、末端の電気デバイスが中間の電気デバイスを介して制御手段に接続された制御装置において、前記末端の電気デバイスの動作状態から装置異常を検出したときの前記中間の電気デバイスの異常を推定する電気デバイスの異常推定方法であって、前記装置異常を検出したときに該装置異常に係る前記末端の電気デバイスと前記制御手段の間に介在する前記中間の電気デバイスに対して関連異常回数をカウントし、該カウント結果に基づいて前記装置異常の要因となる前記中間の電気デバイスを推定することが記載されている。
特許文献1記載の技術では、確かにソレノイドの異常検知(検出)は可能となる。しかし、専用の異常検出回路が必要であり、安価なソレノイドを採用したにもかかわらず、結果的にコストアップに繋がってしまう。
また、特許文献2記載の技術では、確かにCPUと末端の電気デバイスの間に介在している電気デバイスの不良を的確に判断することが可能となる。しかし、推定可能な推定カウント量となるまでは何度も異常を繰り返すこととなり、ユーザによる異常復帰作業が何度も発生してしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、ソレノイドによって駆動される用紙の分岐機構の異常の有無を判定することができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、複数の積載手段と、用紙の搬送路に設けられ、前記積載手段の1つに用紙を排紙させる分岐爪及び前記分岐爪の切替動作を行わせるソレノイドを含む分岐機構と、を有する用紙仕分け装置であって、前記搬送路に沿って搬送される用紙を検知する用紙搬送検知手段と、前記積載手段のそれぞれに設けられ、当該積載手段上に排紙される用紙を検知する用紙排紙検知手段と、前記用紙搬送検知手段と前記用紙排紙検知手段のそれぞれの検知状態から前記分岐機構の異常の有無を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、ソレノイドによって駆動される用紙の分岐機構の異常の有無を判定することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 図1における用紙仕分け装置の各排紙ビンの詳細な構成及び搬送排紙動作を示す説明図である。 図1に示した画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 第1排紙ビンへ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。 第2排紙ビンへ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。 第3排紙ビンへ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。 第4排紙ビンへ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。 排紙開始時に既に第2排紙ビンの第2満杯検知センサがONしていた場合の処理手順を示すフローチャートである。
本発明は、用紙が指定排紙先に正しく排紙された場合は、
・指定排紙ビン下流側の用紙検知センサ(搬送センサ)がON
・指定排紙ビン排紙口上方で用紙の排紙の検知可能な満杯検知センサがON
という順となるが、
上記の順とならなかった場合、あるいは前者の用紙検知センサのON動作の後に指定排紙ビン以外のビンの満杯検知センサがONした場合には、ソレノイドの異常若しくは分岐爪の破損、動作不良を含む分岐機構に異常が発生したものと判断することを特徴とする。 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図1において、画像形成システム1は、画像形成装置100及び仕分け装置200から構成される。
画像形成装置100は例えば電子写真方式のプリンタであり、下段に給紙装置101が、上段に図示しない画像形成部(画像形成エンジン)が設けられている。給紙装置101から給紙された用紙は、画像形成装置100内部へと搬送され、画像形成部の光書き込みユニット、現像ユニット、転写ユニット、定着ユニットなどによって公知の電子写真方式の画像形成処理が実行され、用紙に画像が形成される。なお、画像形成部は電子写真方式の画像形成エンジンではなく、例えばインクジェット方式などの液滴吐出型の画像形成エンジンを備えたものであってもよい。
画像形成装置100の図1において右上の部分には搬送切替部110が設けられ、搬送切替部110の上部に仕分け装置200が設置されている。搬送切替部110は本体搬送路104と分岐搬送路108を備え、両搬送路104,108の分岐部には図示しないソレノイドによって駆動される偏向爪103が設けられている。偏向爪103は、ソレノイドによって、用紙搬送方向を本体搬送路104方向または分岐搬送路108方向へと切り替えることができる。ソレノイドは、後述する画像形成装置100の制御部によりON/OFF制御される。
仕分け装置200は、本実施形態では、上方に延びる搬送路202から第1ないし第3分岐爪204,205,206によって分岐する第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214を備えている。第1ないし第3分岐爪204,205,206の下流側であって第1ないし第3排紙ビン208,210,212の入口には、各ビンに用紙を排紙する第1ないし第3排紙ローラ対207,209,211が設けられている。また、搬送路202の最下流に接続された第4排紙ビン214の入口には第4排紙ローラ対213が設けられている。第4排紙ビン214については、搬送路202の最下流に搬送されてくれば、導き入れられるので、分岐爪は当然設けられていない。すなわち、システムとしては、分岐爪は、排紙ビンより1つ少ない数で構成される。
このように構成された画像形成システム1では、ユーザが用紙の排紙先を画像形成装置100の胴内排紙部106を選択した場合は、偏向爪103に付随したソレノイドは作動せず、初期状態のままである。この状態で、用紙は定着搬送路102から本体搬送路104へ、さらに本体排紙ローラ対105へと受け渡され、胴内排紙部106へと排紙される。また、排紙先に仕分け装置200の第1ないし第4排紙ビン208、210,212,214が指定された場合、偏向爪103に付随したソレノイドが作動して用紙の搬送方向が変更される。これにより、用紙は定着搬送路102から分岐搬送ローラ対107及び分岐搬送路108へ、さらに入口ローラ対201へと受け渡される。
次いで第1ないし第3分岐爪204,205,206に付随する図示しない各ソレノイド(後述の第1ないし第3分岐爪ソレノイド308,309,310)を作動させ、その方向を切り替えると、用紙は第1ないし第3排紙ローラ対207,209,211により対応する第1ないし第3排紙ビン208,210,212へそれぞれ排紙される。第1ないし第3分岐爪204,205,206が作動しない場合には、用紙は第4排紙ローラ対213により排紙ビン214へ排紙される。
なお、本実施形態における仕分け装置200は、排紙先である排紙ビンを4つ備えた例であるが、排紙ビンの数が4に限定されるわけでなく、さらに多くとも少なくともよいことはいうまでもない。
図2は、各排紙ビンの詳細な構成及び搬送排紙動作を示す説明図である。
図2において、第1排紙ビン208の入口側には、第1搬送センサ215が設けられている。第1搬送センサ215は第1搬送センサフィラー216の変位を検知し、用紙の搬送路202への搬入を検知する。また、第2分岐爪205と第3分岐爪206との間の搬送路202においても、第1搬送センサ215及び第1搬送センサフィラー216と同様の第2搬送センサ221及び第2搬送センサフィラー222が設けられている。
さらに、第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214の上側には、それぞれ第1ないし第4満杯検知フィラー217,219,223,225が突出した状態で設けられている。また、第1ないし第4満杯検知フィラー217,219,223,225の移動若しくは変位を検知する第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226が第1ないし第4排紙ローラ対207,209,211,213の取付部近傍に設けられている。
第1ないし第4満杯検知フィラー217,219,223,225は、第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214に用紙が排紙されると、用紙先端が突き当たり、図示時計回り方向に回転する。この回転による変位を対応する第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226が検知し、ONとなる。用紙が第1ないし第4満杯検知フィラー217,219,223,225位置を抜けて第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214上にそれぞれ排紙されると、初期位置位置(実線位置)に戻り、満杯検知センサはOFFとなる。そして、排紙枚数が増加し、満杯位置まで達すると、第1ないし第4満杯検知フィラー217,219,223,225が戻ることできず、第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226はON状態を保持する。この状態でそのON状態が保持されている第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214について満杯であると検知する。すなわち、第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226は、各排紙ビンに対する用紙の排紙と、各排紙ビンの満杯の状態を検知する。
以下、第1ないし第4の排紙ビンへの排紙動作について説明する。
1) 第1の排紙ビン208に排紙するときの動作
画像形成装置100から搬送された用紙が分岐搬送ローラ対107に到達したタイミングで、後述の図3に示す第1分岐爪ソレノイド308をONし、第1分岐爪204を初期位置D01から第1排紙ビン208への排紙方向(図示破線)D1に切り替える。次いで、用紙が分岐搬送路108を通過して入口ローラ対201に到達し、さらに用紙先端が第1搬送センサフィラー216に突き当たり、初期位置D04から退避位置D4に押して例えばD4位置まで移動させると、第1搬送センサ215がONする。さらに用紙が搬送され、用紙が第1排紙ローラ対207に到達すると、入口ローラ対201及び第1排紙ローラ対207により第1排紙ビン208に排紙される。
ここで、用紙の先端が第1満杯検知センサフィラー217に接触すると、用紙により第1満杯検知フィラー217が初期位置D05から図示破線位置D5まで押し上げられ、第1満杯検知センサ218をONさせる。そして、この状態で用紙は第1排紙ビン208へと搬送され、排紙される。
用紙後端が第1搬送センサ215を抜け、さらに第1排紙ローラ対207を抜けたタイミングで第1分岐爪ソレノイド308をOFFし、第1分岐爪204を通常位置(初期位置:図示実線)D01に切り替える。ただし、用紙後端が第1排紙ローラ対207を抜けたタイミングで次の第1排紙ビン208へ排紙する用紙が存在する場合は、第1分岐爪ソレノイド308をOFFせずに次用紙を受入れ、通排紙を継続する。ここで、第1分岐爪204とこの第1分岐爪204を駆動する第1分岐爪ソレノイド308からなる用紙の搬送方向を切り替える機構が本実施形態における第1分岐機構251である。
2) 第2の排紙ビン210に排紙するときの動作
画像形成装置100から搬送された用紙が分岐搬送ローラ対107、分岐搬送路108、入口ローラ対201を通過して第1搬送センサ215がONしたタイミングで第2分岐爪ソレノイド309(図3参照)をONし、第2分岐爪205を初期位置D02から第2排紙ビン210への排紙方向(図示破線)D2に切り替える。さらに、用紙が搬送路202を搬送され、用紙が第2排紙ローラ対209に到達し、入口ローラ対201及び第2排紙ローラ対209により第2排紙ビン210に排紙される。
ここで、用紙の先端が第2満杯検知センサフィラー219に接触すると、用紙により第2満杯検知フィラー219が初期位置D06から図示破線位置D6まで押し上げられ、第2満杯検知センサ220をONさせる。そして、この状態で用紙は第2排紙ビン210へと搬送され、排紙される。
用紙後端が第1搬送センサ215を抜け、さらに第2排紙ローラ対209を抜けたタイミングで第2分岐爪ソレノイド309をOFFし、第2分岐爪205を初期位置(図示実線)D02に切り替える。ただし、用紙後端が第2排紙ローラ対209を抜けたタイミングで次の第2排紙ビン210への排紙用紙が存在する場合は、第2分岐爪ソレノイド309をOFFせずに次用紙を受入れ、通排紙を継続する。ここで、第2分岐爪204とこの第2分岐爪204を駆動する第2分岐爪ソレノイド309からなる用紙の搬送方向を切り替える機構が本実施形態における第2分岐機構252である。
3) 第3の排紙ビン212に排紙するときの動作
画像形成装置100から搬送された用紙が分岐搬送ローラ対107、分岐搬送路108、入口ローラ対201を通過し、第1搬送センサ215がONし、さらに64mm用紙が搬送されたタイミングで第3分岐爪ソレノイド310(図3参照)をONする。そして、第3分岐爪206を初期位置D03から第3排紙ビン212への排紙方向(図示破線)D3に切り替える。ここで前記64mmとは、各排紙ビンの分岐爪間の配置間隔、すなわち排紙ビン間隔である。
用紙が搬送路202を搬送されると、用紙先端は第2分岐爪205よりも下流側の搬送ローラ対203に到達する。その位置からさらに用紙が搬送されると、用紙先端が第2搬送センサフィラー222に突き当たり、第2搬送センサフィラー222を初期位置D07から退避位置D7に押して例えばD7位置まで移動させる。これにより、第2搬送センサ221がONされる。次いで用紙が第3排紙ローラ対211に到達し、第2搬送ローラ対203及び第3排紙ローラ対211により第3排紙ビン212に排紙される。
ここで、用紙の先端が第3満杯検知センサフィラー223に接触すると、用紙により第3満杯検知フィラー223が初期位置D08から図示破線位置D8まで押し上げられ、第3満杯検知センサ224をONさせる。そして、この状態で用紙は第3排紙ビン212へと搬送され、排紙される。
用紙後端が第2搬送センサ221を抜け、さらに第3排紙ローラ対211を抜けたタイミングで第3分岐爪ソレノイド310をOFFし、第3分岐爪206を初期位置(図示実線)D03に切り替える。ただし、用紙後端が第3排紙ローラ対211を抜けたタイミングで次の第3排紙ビン212に排紙する用紙が存在する場合は、第3分岐爪ソレノイド310をOFFせずに次用紙を受入れ、通排紙を継続する。ここで、第3分岐爪206とこの第3分岐爪206を駆動する第3分岐爪ソレノイド310からなる用紙の搬送方向を切り替える機構が本実施形態における第3分岐機構253である。
4) 第4の排紙ビン214に排紙するときの動作
画像形成装置100から搬送された用紙は、分岐搬送ローラ対107、分岐搬送路108、入口ローラ対201、搬送ローラ対203を通過し、ソレノイドを動作させることなく第4排紙ローラ対213まで搬送され、さらに用紙が第4排紙ローラ対213に到達すると、搬送ローラ対203及び第4排紙ローラ対213により第4排紙ビン214に排紙される。
ここで、用紙の先端が第4満杯検知センサフィラー225に接触すると、用紙により第4満杯検知フィラー225が初期位置D09から図示破線位置D9まで押し上げられ、第4満杯検知センサ226をONさせる。そして、この状態で用紙は第4排紙ビン214へと搬送され、排紙される。
図3は本実施形態における画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
画像形成装置100に対して仕分け装置200はシリアル通信ポート306によって接続され、相互に通信可能となっている。画像形成装置100はパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す。)400に接続されている。
仕分け装置200は、制御部300を備え、制御部300は各種センサ215,221,218,220,224,226から所定のセンサ出力が入力され、各種駆動部307,308,309,310に駆動信号を出力する。
制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303、タイマ304、IOポート305、シリアル通信ポート306などを備えている。制御のためのプログラムコードはROM302に格納され、CPU301はプログラムコードをRAM303に展開し、また、制御に必要なデータをRAM303に記憶し、当該RAM303をワークエリアとして使用しながら前記プログラムコードによって定義される制御を実行し、各種駆動部307〜310の制御を行っている。
各種センサは図2に示した第1及び第2搬送センサ215,221、並びに第1ないし第4満杯検知センサ218,220,223,226であり、各種駆動部は搬送モータ3007、及び第1ないし第3分岐ソレノイド308,309,310である。
画像形成装置100と仕分け装置200は、シリアル通信ポート306を介して用紙搬送制御に必要なコマンド及びデータをやり取りし、仕分け装置200では前記コマンド、データ及び搬送モータ307の駆動ステップ数と第1搬送センサ215あるいは第2搬送センサ221から得られる用紙位置情報により用紙搬送制御を実行する。ここでいう用紙搬送制御は、第1ないし第3の分岐爪ソレノイド308,309,310のON/OFFタイミングの計測、搬送モータ307の駆動開始/停止制御である。また、後述する分岐機構の異常有無判定は、前記制御部300のCPU301によって行われる。
画像形成装置100には前述のようにPC400が接続され、ユーザはPC400からコピーモード、印刷部数、画像形成に関する各種設定値の設定及び変更、並びに排紙先の選択及び設定など、画像形成装置100及び仕分け装置200を使用する上で必要な情報の入出力を行うことができる。
図4ないし図7は、前記1)ないし4)に示した第1ないし第4の各排紙ビン208,210,212,214への排紙までの動作及び分岐機構異常検知手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示した処理は、制御300のCPU301によって実行される。
5) 第1排紙ビン208への排紙時の処理手順
図4は第1排紙ビン208へ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。
同図において、ユーザが排紙先として第1排紙ビン208を例えばPC400から指定すると、印刷が開始される。そして、画像形成装置100から仕分け装置200へ、シリアル通信ポート306を介して、用紙サイズ情報、用紙搬送速度情報、排紙先情報などの情報が通知され、あわせて起動コマンドが通知される。
仕分け装置200の制御部300は起動コマンドを受信すると(ステップS100)、先に受信済みの用紙搬送速度情報に合わせて搬送モータ307を駆動する(ステップS101)。
次に、用紙の先端が分岐搬送ローラ対107に到達すると、画像形成装置100から仕分け装置200へ排紙開始コマンドが通知(ステップS102)されるため、仕分け装置200は第1分岐爪ソレノイド308をONする(ステップS103)。次いで、第1搬送センサ215がONすると(ステップS104)、第1満杯検知センサ218のON待ち状態となる(ステップS105)。
ここで、第1搬送センサ215がONしてから一定距離用紙を搬送しても第1満杯検知センサ218がONしない場合は、1ビン分岐機構に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS106〜108)。ここで一定距離とは、第1搬送センサ215のON位置から第1満杯検知センサ218のON位置までのレイアウト距離を数倍した値である。また、異常発生時処理では搬送モータ307の停止、第1分岐爪ソレノイド308のOFFが行われ、仕分け装置200から画像形成装置100へ第1分岐機構に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。なお、前記数倍した値とは、異常でなければ確実に第1満杯検知センサ218をONするに足る距離を意味する。
ステップS105で第1満杯検知センサ218がONすると、次に第1搬送センサ215のOFF待ちを行う(ステップS109)。第1搬送センサ215がOFFとなると、用紙後端が第1排紙ローラ対207を通過する距離分だけ搬送モータ307を駆動する(ステップS110)。搬送先として第1排紙ビン208が指定されている次用紙がなければ(ステップS111)、搬送モータ307の停止処理(ステップS113)及び第1分岐爪ソレノイド308のOFF処理(ステップS112)を実行し、用紙搬送排紙処理を終了する。
なお、ステップS111で搬送先として第1排紙ビン208が指定されている次用紙がある場合は、ステップS104に戻り、第1搬送センサON待ちから処理を再開する。
6) 第2排紙ビン210への排紙時の処理手順
図5は第2排紙ビン210へ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。
同図において、ユーザが排紙先として第2排紙ビン210を例えばPC400から指定すると、印刷が開始される。そして、画像形成装置100から仕分け装置200へ、シリアル通信ポート306を介して、用紙サイズ情報、用紙搬送速度情報、排紙先情報などの情報が通知され、あわせて起動コマンドが通知される。
仕分け装置200の制御部300は起動コマンドを受信すると(ステップS200)、先に受信済みの用紙搬送速度情報に合わせて搬送モータ307を駆動する(ステップS201)。
用紙の先端が分岐搬送ローラ対107に到達すると、画像形成装置100から仕分け装置200へ排紙開始コマンドが通知(ステップS202)される。次いで、第1搬送センサ215がONすると(ステップS203)、仕分け装置200は第2分岐爪ソレノイド309をONし(ステップS204)、第2満杯検知センサ220のON待ち状態となる(ステップS205)。
ここで、第1搬送センサ215がONしてから一定距離用紙を搬送しても第2満杯検知センサ220がONしない場合は、第2分岐機構252に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS206,S208,S210)。ここで一定距離とは、搬送1センサ215のON位置から2ビン満杯検知センサ220のON位置までのレイアウト距離を数倍した値であり、5)の場合と同様である。
異常発生時処理では、5)の場合と同様に搬送モータ307の停止、第2分岐爪ソレノイド309のOFF処理が行われる。そして、仕分け装置200から画像形成装置100へ第2分岐機構252に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
一方、一定距離用紙を搬送するまでに、第1満杯検知センサ218がONした場合は(ステップS207)、第1分岐機構251に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS209,S210)。
異常発生時処理では、5)の場合と同様に搬送モータ307の停止及び第2分岐爪ソレノイド309のOFF処理が行われる。そして、仕分け装置200から画像形成装置100へ第1分岐機構251に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
ステップS205で第2満杯検知センサ220がONすると、次に第1搬送センサ215のOFF待ちを行う(ステップS211)。第1搬送センサ215がOFFとなると、用紙後端が第2排紙ローラ対209を通過する距離分だけ搬送モータ307を駆動する(ステップS212)。搬送先として第2排紙ビン210が指定されている次用紙がなければ(ステップS213)、搬送モータ307の停止処理(ステップS215)及び第2分岐爪ソレノイド309のOFF処理を行い(ステップS214)、用紙搬送排紙処理を終了する。
ステップS213で搬送先として第2排紙ビン210が指定されている次用紙がある場合は、ステップS203に戻って第1搬送センサ215ON待ちから処理を再開する。
7) 第3排紙ビン212への排紙時の処理手順
図6は第3排紙ビン212へ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。
同図において、ユーザが排紙先として第3排紙ビン212を例えばPC400から指定すると、印刷が開始される。そして、画像形成装置100から仕分け装置200へ、シリアル通信ポート306を介して、用紙サイズ情報、用紙搬送速度情報、排紙先情報などの情報が通知され、あわせて起動コマンドが通知される。
仕分け装置200の制御部300は起動コマンドを受信すると(ステップS300)、先に受信済みの用紙搬送速度情報に合わせて搬送モータ307を駆動する(ステップS301)。
用紙の先端が分岐搬送ローラ対107に到達すると、画像形成装置100から仕分け装置200へ排紙開始コマンドが通知(ステップS302)される。次いで、第1搬送センサ215がONされると(ステップS303)、64mm分用紙が搬送されるまで待つ(ステップS304)。そして、各ビンの分岐爪〜分岐爪の配置間隔、すなわち排紙ビン間隔である64mm分用紙が搬送されると、仕分け装置200は第3分岐爪ソレノイド310をONする(ステップS305)。その後、第2搬送センサ221がONすると(ステップS306)、第3満杯検知センサ224のON待ち状態となる(ステップS307)。
ここで、第2搬送センサ221がONしてから一定距離用紙を搬送しても第3満杯検知センサ224がONしない場合は、第3分岐機構253に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS308,S311,S314)。ここで一定距離とは、搬送2センサ221のON位置から3ビン満杯検知センサ224のON位置までのレイアウト距離を数倍した値であり、5)の場合と同様である。
異常発生時処理では、5)の場合と同様に搬送モータ307の停止処理、第3分岐爪ソレノイド310のOFF処理が行われる。そして、仕分け装置200から画像形成装置100へ第3分岐機構253に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
一方、一定距離用紙を搬送するまでに、第1満杯検知センサ218がONした場合は(ステップS309)、第1分岐機構に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS312,S314)。異常発生時処理では、5)の場合と同様に搬送モータ307の停止及び第3分岐爪ソレノイド310のOFF処理が行われる。そして、仕分け装置200から画像形成装置100へ第1分岐機構251に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
また、一定距離用紙を搬送するまでに、第2満杯検知センサ220がONした場合は(ステップS310)、第2分岐機構252に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS313,S314)。
異常発生時処理では、5)の場合と同様に搬送モータ307の停止及び第3分岐爪ソレノイド310のOFF処理が行われる。そして、仕分け装置200から画像形成装置100へ第2分岐機構252に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
ステップS307で第3満杯検知センサ224がONすると、次に第1搬送センサ215及び搬送2センサ221のOFF待ちを行う(ステップS315,S316)。第2搬送センサ221がOFFとなると、用紙後端が第3排紙ローラ対211を通過する距離分だけ搬送モータ307を駆動する(ステップS317)。搬送先として第3排紙ビン212が指定されている次用紙がなければ(ステップS318)、搬送モータ307の停止処理(ステップS320)及び第3分岐爪ソレノイド310のOFF処理を行い(ステップS319)、用紙搬送排紙処理を終了する。
ステップS318で搬送先として第3排紙ビン212が指定されている次用紙がある場合は、ステップS306に戻って第2搬送センサ221のON待ちから処理を再開する。
8) 第4排紙ビン214への排紙時の処理手順
図7は第4排紙ビン214へ排紙するときの処理手順を示すフローチャートである。
同図において、ユーザが排紙先として第4排紙ビン212を例えばPC400から指定すると、印刷が開始される。そして、画像形成装置100から仕分け装置200へ、シリアル通信ポート306を介して、用紙サイズ情報、用紙搬送速度情報、排紙先情報などの情報が通知され、あわせて起動コマンドが通知される。
仕分け装置200の制御部300は起動コマンドを受信すると(ステップS400)、先に受信済みの用紙搬送速度情報に合わせて搬送モータ307を駆動する(ステップS401)。
用紙の先端が分岐搬送ローラ対107に到達すると、画像形成装置100から仕分け装置200へ排紙開始コマンドが通知(ステップS402)される。次いで、第1搬送センサ215がONし(ステップS403)、さらに、第2搬送センサ221がONすると(ステップS404)、第4満杯検知センサ226のON待ち状態となる(ステップS405)。
ここで、第4満杯検知センサ226がONするまでに、第1満杯検知センサ218がONした場合は(ステップS406)、第1分岐機構251に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS409,S412)。
異常発生時処理では、搬送モータ307の停止処理が行われ、仕分け装置200から画像形成装置100へ第1分岐機構251に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
また、第4満杯検知センサ226がONするまでに、第2満杯検知センサ220がONした場合は(ステップS407)、第2分岐機構252に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS410,S412)。異常発生時処理では、搬送モータ307の停止処理が行われ、仕分け装置200から画像形成装置100へ第2分岐機構252に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
また、第4満杯検知センサ226がONするまでに、第3満杯検知センサ224がONした場合は(ステップS408)、第3分岐機構253に異常が発生したとして異常発生時処理を実施する(ステップS411,S412)。異常発生時処理では搬送モータ307の停止処理が行われ、仕分け装置200から画像形成装置100へ第3分岐機構253に異常が発生した旨のコマンドが通知され、用紙の搬送及び排紙動作が停止される。
ステップS405で第4満杯検知センサ226がONすると、次に第1搬送センサ215のOFF待ち及び第2搬送センサ221のOFF待ちを行う(ステップS413,S414)。第2搬送センサ221がOFFとなると、用紙後端が第4排紙ローラ対213を通過する距離分だけ搬送モータ307を駆動し(ステップS415)、搬送先として第4排紙ビン214が指定されている次用紙がなければ(ステップS416)、搬送モータ307の停止処理を行い(ステップS417)、用紙搬送排紙処理を終了する。
ステップS416で搬送先として第4排紙ビン214が指定されている次用紙がある場合は、ステップS404に戻って第2搬送センサ221のON待ちから処理を再開する。
前記5)ないし8)の処理手順に示したように、本実施形態によれば、特別な回路や機構を追加することなく、用紙検知センサ(第1及び第2搬送センサ215,221)のON/OFF状態と第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226のON/OFF状態との組合せにより第1ないし3分岐機構251ないし253の異常有無判定を行うことができる。
9) 排紙開始時に既に満杯検知センサがONしていた場合の処理
図8は、排紙開始時に既に第2排紙ビン210の第2満杯検知センサ220がONしていた場合の処理手順を示すフローチャートである。
なお、図5に示したフローチャートの処理と同一の処理には、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
同図において、ユーザが排紙先として第2排紙ビン210を例えばPC400から指定し、印刷が開始されると、画像形成装置100から仕分け装置200へ、シリアル通信ポート306を介して、用紙サイズ情報、用紙搬送速度情報、排紙先情報などの情報が通知され、あわせて起動コマンドが通知される。
仕分け装置200の制御部300は起動コマンドを受信すると(ステップS200)、先に受信済みの用紙搬送速度情報に合わせて搬送モータ307を駆動する(ステップS201)。用紙の先端が分岐搬送ローラ対107に到達すると、画像形成装置100から仕分け装置200へ排紙開始コマンドが通知(ステップS202)される。
仕分け装置200は、排紙開始コマンドを受信後、第2満杯検知センサ220がONか否かのチェックを行う(ステップS220a)。このチェックで第2満杯検知センサ220がONであった場合は分岐機構異常検知フラグをONし(ステップS202b)、第2満杯検知センサ220がOFFであった場合は分岐機構異常検知フラグをOFFし(ステップS202c)、それぞれ記憶しておく。
次いで第1搬送センサ215がONすると(ステップS203)、第2分岐爪ソレノイド309をONする(ステップS204)。そして、ステップS202b,S202cで記憶した分岐機構異常検知フラグの状態を確認する。分岐機構異常検知フラグがONであったら(ステップS204a:Y)、第2満杯検知センサ220のON待ち処理(ステップS205)に遷移して以降の処理を順次実行する。分岐機構異常検知フラグがOFFであったら(ステップS204a:N)、第2満杯検知センサ220のON待ち並びに第1及び第2分岐機構異常検知処理(ステップS205ないしステップS210)を飛ばして、ステップS211以降の2ビン満杯検知センサ220のOFF待ち処理へと遷移して以降の処理を順次行う。
以降、ステップS205〜S210まで、ステップS211〜215までは、図5に示した第2排紙ビンへの排紙時の処理と同一の処理が実行される。
第1、第3及び第4排紙ビン208,212,214への排紙時も図8に示したフローチャートの処理と同様に処理する。すなわち、排紙開始コマンド受信後に分岐機構異常検知フラグのセット/クリアを行い、各満杯検知センサのON待ちを行う前にフラグチェックを行う。そして、通紙開始時に満杯検知センサがONしていた場合は、各分岐機構の異常有無判定を行わないようにする。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)本実施形態では、第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214と、用紙の搬送路202に設けられ、第1ないし第4排紙ビンの1つに用紙を排紙させる第1ないし第3分岐爪204,205,206及び前記分岐爪の切替動作を行わせる第1ないし第3分岐爪ソレノイド308,309,310を含む第1ないし第3分岐機構251,252,253と、を有する用紙仕分け装置200であって、搬送路202に沿って搬送される用紙を検知する第1及び第2搬送センサ215,221と、第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214のそれぞれに設けられ、当該排紙ビン上に排紙される用紙を検知する第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226と、前記搬送センサ215,224と前記満杯検知センサのそれぞれの検知状態から第1ないし第3の分岐機構251,252,253の異常の有無を判定するCPU301と、を備えた。これにより、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、第1ないし第3分岐機構251,252,253の異常の有無を判定することができる。
2)前記CPU301は、第1または第3分岐機構251,253の上流側に設けられた第1及び第2搬送センサ215,221のON/OFF状態、指定の排紙ビン208,210,212,214の満杯検知センサ218,220,224,226のON/OFF状態、及び用紙の指定された排紙ビンへの搬送距離情報に基づいて前記分岐機構の異常の有無を判定するので、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、第1ないし第3の分岐機構251,252,253の異常の有無を判定することができる。
3)CPU301は、
(1)指定の排紙ビン208,210,212,214に排紙させる分岐機構251,252,253の上流側に設けられた搬送センサ215,221がON
の後に、
(2)指定の排紙ビン208,210,212,214の満杯検知センサ218,220,224,226がON
となった場合に異常なしと判定し、
前記(1)の後に(2)でない場合、及び前記(1)の後に、前記指定されていない排紙ビンの満杯検知センサがONとなった場合に、異常と判定するので、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、第1ないし第3の分岐機構251,252,253の異常の有無を判定することができる。
4)前記(1)の後に(2)でない場合に、さらに、指定の排紙ビン側へ予め設定された距離搬送したときに指定の排紙ビンの満杯検知センサがONとならないときは、当該指定の排紙ビンに分岐させる分岐機構が異常であると判定するので、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、第1ないし第3の分岐機構251,252,253の異常の有無を判定することができる。
5)前記(1)の後に(2)でない場合に、さらに、前記指定の排紙ビン側へ予め設定された距離搬送する前に、指定されていない排紙ビンの満杯検知センサがONとなったときは、そのONとなった満杯検知センサが設けられた排紙ビンに分岐させる分岐機構が異常であると判定するので、専用の異常検知回路、負荷、センサなどを追加することなく、第1ないし第3の分岐機構251,252,253の異常の有無を判定することができる。
6)前記CPU301は、指定の排紙ビンへの通紙開始時に、当該積排紙ビンに設けられた満杯検知センサがOFFであった場合に異常の有無の判定を実施し、前記通紙開始時に前記満杯検知センサがONであった場合は前記判定を実施しないので、誤った異常ありの判定が行われることがなく、その分、信頼性の向上を図ることができる。
なお、後述の特許請求の範囲における複数の積載手段は、本実施形態では第1ないし第4排紙ビン208,210,212,214に、用紙の搬送路は搬送路202に、分岐爪は第1ないし第3分岐爪204,205,206に、ソレノイドは第1ないし第3分岐爪ソレノイド308,309,310に、分岐機構は第1ないし第3分岐機構251,252,253に、用紙仕分け装置は符号200に、用紙搬送検知手段は第1及び第2搬送センサ215,221に、用紙排紙検知手段は第1ないし第4満杯検知センサ218,220,224,226に、判定手段はCPU301に、画像形成システム1は画像形成装置100と用紙仕分け装置200とからなるシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
200 用紙仕分け装置
202 搬送路
204,205,206 第1ないし第3分岐爪
208,210,212,214 第1ないし第4排紙ビン
215,221 第1及び第2搬送センサ
218,220,224,226 第1ないし第4満杯検知センサ
251,252,253 第1ないし第3分岐機構
308,309,310 第1ないし第3分岐爪ソレノイド
301 CPU
特開2004−347446号公報 特開2005−316719号公報

Claims (8)

  1. 複数の積載手段と、
    用紙の搬送路に設けられ、前記積載手段の1つに用紙を排紙させる分岐爪及び前記分岐爪の切替動作を行わせるソレノイドを含む分岐機構と、
    を有する用紙仕分け装置であって、
    前記搬送路に沿って搬送される用紙を検知する用紙搬送検知手段と、
    前記積載手段のそれぞれに設けられ、当該積載手段上に排紙される用紙を検知する用紙排紙検知手段と、
    前記用紙搬送検知手段と前記用紙排紙検知手段のそれぞれの検知状態から前記分岐機構の異常の有無を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする用紙仕分け装置。
  2. 請求項1に記載の用紙仕分け装置であって、
    前記判定手段は、前記分岐機構の上流側に設けられた前記用紙搬送検知手段のON/OFF状態、指定の積載手段の前記用紙排紙検知手段のON/OFF状態、及び前記用紙の前記指定の積載手段側への搬送距離情報に基づいて前記分岐機構の異常の有無を判定すること
    を特徴とする用紙仕分け装置。
  3. 請求項1に記載の用紙仕分け装置であって、
    前記判定手段は、
    (1)指定の積載手段に排紙させる分岐機構の上流側に設けられた前記用紙搬送検知手段がON
    の後に、
    (2)指定の積載手段の前記用紙排紙検知手段がON
    となった場合に異常なしと判定し、
    前記(1)の後に(2)でない場合、及び前記(1)の後に、前記指定されていない積載手段の前記用紙排紙検知手段がONとなった場合に、異常と判定すること
    を特徴とする用紙仕分け装置。
  4. 請求項3に記載の用紙仕分け装置であって、
    前記(1)の後に(2)でない場合に、さらに、前記指定の積載手段側へ予め設定された距離搬送したときに前記指定の積載手段の用紙排紙検知手段がONとならないときは、当該指定の積載手段に分岐させる前記分岐機構が異常であると判定すること
    を特徴とする用紙仕分け装置。
  5. 請求項3に記載の用紙仕分け装置であって、
    前記(1)の後に(2)でない場合に、さらに、前記指定の積載手段側へ予め設定された距離搬送する前に、指定されていない積載手段の用紙排紙検知手段がONとなったときは、そのONとなった用紙排紙検知手段が設けられた積載手段に分岐させる分岐機構が異常であると判定すること
    を特徴とする用紙仕分け装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の用紙仕分け装置であって、
    前記判定手段は、指定の積載手段への通紙開始時に、当該積載手段に設けられた用紙排紙検知手段がOFFであった場合に異常の有無の判定を実施し、前記通紙開始時に前記用紙排紙検知手段がONであった場合は前記判定を実施しないこと
    を特徴とする用紙仕分け装置
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の用紙仕分け装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  8. 複数の積載手段と、
    用紙の搬送路に設けられ、前記積載手段の1つに用紙を排紙させる分岐爪及び前記分岐爪の切替動作を行わせるソレノイドを含む分岐機構と、
    を有する用紙仕分け装置における分岐機構の異常判定方法であって、
    前記搬送路に沿って搬送される用紙を用紙搬送検知手段検知する用紙搬送検知工程と、
    前記積載手段のそれぞれに設けられた用紙排紙検知手段によって当該積載手段上に排紙される用紙の排紙状態を検知する用紙排紙検知工程と、
    前記用紙搬送検知工程における検知状態と、前記用紙排紙検知手段における検知状態とから前記分岐機構の異常の有無を判定する判定工程と、
    を備えたことを特徴とする分岐機構の異常判定方法。
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