JP2014049183A - 固体酸化物型燃料電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる固体酸化物型燃料電池の製造方法を提供する。
【解決手段】固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含む固体酸化物型燃料電池の製造方法。
【選択図】図5
【解決手段】固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含む固体酸化物型燃料電池の製造方法。
【選択図】図5
Description
本発明は、固体酸化物型燃料電池の製造方法に関する。
特許文献1及び特許文献2には、固体酸化物型燃料電池へ燃料ガスとして供給される水素を、鉄(燃料発生部材)と水または水蒸気との化学反応により発生させる方法が開示されている。
特許文献1で開示されている電気化学的エネルギ変換貯蔵装置は、補充蒸気入口が設けられており、エネルギ貯蔵モード時、エネルギ回収モード時のいずれにおいても予熱された水蒸気が装置外部から補充蒸気入口を介して固体酸化物型燃料電池の燃料極に供給される構成である。すなわち、特許文献1で開示されている電気化学的エネルギ変換貯蔵装置では、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間が閉空間になっていない。
これに対して、特許文献2で開示されている燃料電池装置は、燃料電池本体の燃料極と水素発生部材とを内部に有する空間が閉空間になっており、当該空間に外部から水素を供給することができない構成である。このため、特許文献2で開示されている燃料電池装置を製造する際に、燃料電池本体の燃料極と水素発生部材とを内部に有する空間に水素を充填してから当該空間を閉空間にするとよい。
しかしながら、水素は可燃性物質であるため、例えば水素環境下において燃料電池本体の燃料極と水素発生部材とを内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にするといった水素の充填方法を採用した場合、安全面への配慮に関する負担が大きいという課題がある。
本発明は、上記の状況に鑑み、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる固体酸化物型燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る固体酸化物型燃料電池の製造方法は、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含む構成(第1の構成)としている。
上記第1の構成の製造方法において、前記空間が、酸化反応により水素を発生する水素発生部材を内部に有する構成(第2の構成)としてもよい。
上記第1または第2の構成の製造方法において、前記導入工程が、酸素雰囲気下にある前記空間にH2Oを導入する工程である構成(第3の構成)としてもよい。
上記第3の構成の製造方法において、前記導入工程が、飽和水蒸気雰囲気下にある前記空間に液体状態のH2Oを導入する工程である構成(第4の構成)としてもよい。
上記第1または第2の構成の製造方法において、前記導入工程の前に前記空間を減圧する減圧工程を含む構成(第5の構成)としてもよい。
上記第1または第2の構成の製造方法において、前記導入工程が、加熱されている前記空間にH2Oを導入する工程である構成(第6の構成)としてもよい。
本発明に係る固体酸化物型燃料電池の製造方法によると、固体酸化物型燃料電池を製造する際に、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にする必要がなくなるので、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。なお、本発明は、後述する実施形態に限られない。
<固体酸化物型燃料電池の構造例>
まず、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の一構造例について説明する。図1は、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の一構造例を示す断面図である。
まず、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の一構造例について説明する。図1は、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の一構造例を示す断面図である。
図1に示す固体酸化物型燃料電池は、絶縁性を有するチューブ状の多孔質基体1と、燃料極層2と、固体酸化物型の電解質層3と、酸化剤極層4と、第1電極層5と、第2電極層6と、水素発生部材7と、第1封止部材8と、第2封止部材9とを備えている。燃料極層2と、電解質層3と、酸化剤極層4と、第1電極層5と、第2電極層6とは多孔質基体1上に積層されている。水素発生部材7は多孔質基体1の内側に配置され、第1封止部材8が多孔質基体1の一方端を封止しており、第2封止部材9が多孔質基体1の他方端を封止している。また、燃料極層2と第1電極層5とが導通しており、酸化剤極層4と第2電極層6とが導通している。固体酸化物型の電解質層3と、第1電極層5と、第2電極層6と、第1封止部材8と、第2封止部材9とはそれぞれ気体が流通不可能な気体不透過性を有しているため、固体酸化物型の電解質層3と、第1電極層5と、第2電極層6と、第1封止部材8と、第2封止部材9とによって囲まれる空間は閉空間となり、その閉空間の内部に多孔質基体1と、燃料極層2と、水素発生部材7とが配置されている。また、当該閉空間の内部には水素が含まれている。
水素発生部材7の材料としては、例えば、金属を母材として、その表面に金属または金属酸化物が添加されており、H2Oとの酸化反応によってH2を発生し、H2との還元反応により再生可能なものを用いることができる。母材の金属としては例えば、Ni、Fe、Pd、V、Mgやこれらを基材とする合金が挙げられ、特にFeは安価で、加工も容易なので好ましい。また、添加される金属としては、Al、Rd、Pd、Cr、Ni、Cu、Co、V、Moが挙げられ、添加される金属酸化物としてはSiO2、TiO2が挙げられる。ただし、母材となる金属と、添加される金属は同一の材料ではない。
なお、図1に示す固体酸化物型燃料電池は、多孔質基体1上に燃料極層2と、電解質層3と、酸化剤極層4とが積層される多孔質体サポート型であるが、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池は、この形状に限定されるものではない。
多孔質基体を燃料極とし、多孔質基体上に電解質層、酸化剤極を積層するアノードサポート型や多孔質基体を酸化剤極とし、多孔質基体上に電解質層、燃料極を積層するカソードサポート型であっても構わない。また、多孔質体サポート型であり、図1に示す形状と異なり、酸化剤極層が多孔質基体上に最初に積層される層となり、酸化剤極層、電解質層、燃料極層の順で積層される形状であっても構わない。
本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の多孔質基体の形状も特に限定されず、チューブ状以外に例えば、平板状、曲面を有する板状などを挙げることができる。多孔質基体の材料としてはセラミックス材料を用いることができる。多孔質基体の材料は、気体が流通可能な気体透過性でかつ絶縁性を有している材料であれば良く、例えば、酸化アルミニウム、シリカ、シリカ−アルミナ、ムライト、コージェライト、ジルコニア、安定化ジルコニア、イットリウム安定化ジルコニア、部分安定化ジルコニア、アルミナ、マグネシア、ランタンカルシウム、ランタンクロマイト、ランタンストロンチウム、多孔質ガラス等を挙げることができる。
<固体酸化物型燃料電池の動作>
次に、図1に示す固体酸化物型燃料電池の発電動作について説明する。図1に示す固体酸化物型燃料電池の発電動作時には、水素発生部材7から多孔質基体1を介して燃料極層2に水素が供給され、酸化剤極層4に酸化剤ガス(例えば空気)が供給されることにより、燃料極層2において下記の(1)式の反応が起こる。
H2+O2-→H2O+2e- …(1)
次に、図1に示す固体酸化物型燃料電池の発電動作について説明する。図1に示す固体酸化物型燃料電池の発電動作時には、水素発生部材7から多孔質基体1を介して燃料極層2に水素が供給され、酸化剤極層4に酸化剤ガス(例えば空気)が供給されることにより、燃料極層2において下記の(1)式の反応が起こる。
H2+O2-→H2O+2e- …(1)
一方、酸化剤極層4において下記の(2)式の反応が起こる。
1/2O2+2e-→O2- …(2)
1/2O2+2e-→O2- …(2)
これら(1)式及び(2)式の反応における電子の流れにより、第1電極層5及び第2電極層6を介して燃料極層2及び酸化剤極層4に接続された外部負荷(不図示)への給電が行われる。そして、酸素イオンは、電解質層3を通って、燃料極層2に到達する図1に示す固体酸化物型燃料電池では、上記の一連の反応が繰り返され、上記の(1)式から分かるように、燃料極層2側においてH2が消費されH2Oが生成される。
上記の(1)式及び(2)式より、発電動作時における図1に示す固体酸化物型燃料電池での反応は下記の(3)式の通りになる。
H2+1/2O2→H2O …(3)
H2+1/2O2→H2O …(3)
水素発生部材7として、Feを主体とする水素発生部材を用いた場合、下記の(4)式に示す酸化反応により、H2Oを消費してH2を生成することができる。
4H2O+3Fe→4H2+Fe3O4 …(4)
4H2O+3Fe→4H2+Fe3O4 …(4)
上記の(4)式に示す鉄の酸化反応が進むと、鉄から酸化鉄への変化が進んで鉄の残量が減っていくが、上記の(4)式の逆反応すなわち下記の(5)式に示す還元反応により、水素発生部材7を再生することができる。なお、上記の(4)式に示す鉄の酸化反応及び下記の(5)式の還元反応は600℃未満の温度で行うこともできる。
4H2+Fe3O4→3Fe+4H2O …(5)
4H2+Fe3O4→3Fe+4H2O …(5)
発電動作時には、上記の(3)式の反応により、燃料極層2と電解質層3との界面における三相界面で発生した水蒸気が拡散して、水素発生部材7に到達する。したがって、水素発生部材7は上記の(4)式に示す酸化反応により、燃料極層2と電解質層3との界面における三相界面から供給される水蒸気を消費して、水素を発生させ、水素を燃料極層2に供給する。
充電動作時には、第1電極層5及び第2電極層6を介して燃料極層2及び酸化剤極層4に接続された外部電源(図1において不図示)からの給電が行われる。この給電により、燃料極層2、電解質層3、及び酸化剤極層5によって構成される燃料電池セルは電気分解器として動作して、上記の(3)式の逆反応が起こり、燃料極層2と電解質層3との界面における三相界面で水蒸気が消費され水素が生成され、水素発生部材7は、上記の(5)式に示す還元反応により、酸化鉄から鉄への変化を進めて鉄の残量を増やし、すなわち水素発生部材7は再生されて、燃料極層2と電解質層3との界面における三相界面から供給される水素を消費して、水蒸気を発生させ、水蒸気を燃料極層2に供給する。
<固体酸化物型燃料電池の製造方法>
本発明に係る固体酸化物型燃料電池の製造方法は、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含んでいる。
本発明に係る固体酸化物型燃料電池の製造方法は、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含んでいる。
以下、本発明に係る固体酸化物型燃料電池の製造方法に関する第1〜第4実施形態について順に説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本発明の第1実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
導入工程において、まず初めに、図2に示すように、半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101内に配置する。また、チャンバー101内には、水を吐出する吐出装置、UV硬化樹脂を塗布する塗布装置(不図示)、及びUVを照射するUV照射装置(不図示)も配置する。
チャンバー101内に配置する半完成状態の固体酸化物型燃料電池は、筒内側に水素発生部材7が配置され、筒外側に燃料極層2と、電解質層3と、酸化剤極層4と、第1電極層5と、第2電極層6とが積層されている多孔質基体1の一方端と第1封止部材8との間に加熱処理により多孔質基体1と第1封止部材8との接着が可能となる接着剤を設け、多孔質基体1の一方端及び第1封止部材8の外周面に塗布された後にUV硬化処理された仮止め用のポリイミド系材料をはじめとするUV硬化樹脂10が設けられている構造である。
ここで、筒外側に燃料極層2と、電解質層3と、酸化剤極層4と、第1電極層5と、第2電極層6とが積層されている多孔質基体1の作製例について説明する。まず、粒径が数百nmのイットリウム安定化酸化ジルコニア(YSZ)微粒子と、バインダとしてのポリビニルブチラール系化合物と、増孔剤としてのアクリルパウダーと、水とを混合して粘土状とする。そして、粘土状の混合物を押し出し形成機を用いてチューブ形状に成形する。次に、燃料極用のスラリーをディップコート法で混合物に塗布する。燃料極用のスラリーには、NiO粉末とイットリア安定化ジルコニアの粉末を用いて作成したスラリーを用いる。燃料極用のスラリーの塗布後、イットリア安定化ジルコニアを用いて作製した電解質用のスラリーを用いて、焼成後の厚みが10μmとなるように電解質用のスラリーを塗布する。その後、1300℃で焼成し、燃料極層及び電解質層を形成する。最後に、酸化剤極用のスラリーを塗布してから再度焼成する。第1電極層および第2電極層の形成は、電解質層形成後、酸化剤極層形成前に行う。両電極層の形成には、白金ペーストを用い、ディスペンサによって塗布した後に乾燥させる。さらにその上にガラスペーストを塗布し、両電極層のガス遮断性を向上させる。両電極層を形成するための材料としては、白金ペースト以外にも銀ペーストや銀パラジウムペーストなどの金属ペーストを用いることができ、またそれ以外にもガス遮断性があって導電性を有する金属部品や金属箔を金属ペーストで接合するようにしてもよい。
加熱処理により多孔質基体1と第1封止部材8との接着が可能となる接着剤としては、各種ガラスペーストを用いることができる。例えば、固体酸化物型燃料電池の動作温度を600℃に設定する場合には、焼成温度が700〜900℃程度の結晶化ガラスを用いることができる。また、結晶化ガラスの代わりに、アモルファスガラスを用いることや、結晶化ガラスとアモルファスガラスの複合体を用いることもできる。また、ガラスの代わりに、銀ロウをはじめとする金属材料を用いることもできる。これらの接着剤は、予め封止部材に設けておいてもよいし、仮止め用の材料の塗布前に形成してもよい。なお、固体酸化物型燃料電池の動作温度が低い場合には有機系の材料を用いることも可能である。
仮止め用の材料としては、UV硬化樹脂以外に例えば低温硬化型のガラスペーストを挙げることができる。低温硬化型のガラスとしてはBi系、Sn−P系、V系のガラスを用いることができる。仮止め用の材料に低温硬化型のガラスペーストを用いる場合には、UV照射装置の代わりに、チャンバー101内を加熱する加熱装置(例えばオーブンやヒーターなど)、低温硬化型のガラスペーストを局所的に加熱する局所加熱装置(例えばレーザー加熱装置、マイクロ波加熱装置など)を用いるとよい。
なお、仮止めに多少の微小な隙間があっても構わない。これは、チャンバー101内を1気圧に保つようにした場合、多孔質基体1と第1封止部材8との接着を実現するための加熱処理時に、最終的に閉空間となる空間の内部のガスが膨張した際に、内部のガスが外部に押し出され、その状態で多孔質基体1と第1封止部材8とが接着されることにより、多孔質基体1と第1封止部材8とが接着されたときの温度において閉空間の内圧が1気圧となり、室温で1気圧のガスを封入するのに比べて、固体酸化物型燃料電池の動作温度のおける閉空間の内圧を低くすることが可能となるためである。例えば、多孔質基体1と第1封止部材8とが接着されたときの温度が固体酸化物型燃料電池の動作温度と同じ場合には、固体酸化物型燃料電池の動作温度における閉空間の内圧を1気圧にすることが可能となり、固体酸化物型燃料電池の動作時に閉空間の内外の圧力差をなくすことができるので、固体酸化物型燃料電池の安全性を高めることができる。
上述した配置が完了した後、チャンバー101内を酸素雰囲気とする。チャンバー101内を酸素雰囲気にする方法としては、例えば、チャンバー101内のガスを一旦真空ポンプで排気し、その後チャンバー101内に酸素ボンベを用いて酸素ガスを導入する方法、真空ポンプを使用せずに、チャンバー101内に酸素ボンベを用いて酸素ガスを流し続け、チャンバー101内のガスを酸素ガスに置換する方法などを挙げることができる。
次に、吐出装置を用いて、多孔質基体1の筒内側に水11を吐出する。これにより、導入工程が完了する。水の吐出量は、最終的に固体酸化物型燃料電池の閉空間内に所望の量の水素が存在するために必要な量とすればよく、固体酸化物型燃料電池の動作温度、閉空間の容積、動作時の閉空間の内圧から決定するとよい。水の吐出量は微量であるため、吐出量を高精度に制御することができる吐出装置を用いることが望ましい。また、多孔質基体1の筒内側に入れる水の量の精度をより一層良くするために、揮発する水の量を減らすようチャンバー101内を飽和水蒸気雰囲気として、吐出装置から吐出される水の揮発を抑えるようにしてもよい。例えば、チャンバー101と酸素ボンベとの配管経路に水を貯蔵している水タンクを設け、酸素ボンベから供給される酸素ガスを水の中に通してからチャンバー101に導入するようにすればチャンバー101内を酸素雰囲気かつ飽和水蒸気雰囲気にすることができる。
導入工程の完了後に、図3に示すように、第2封止部材9を多孔質基体1の他方端に配置し、多孔質基体1の他方端と第2封止部材9との間に加熱処理により多孔質基体1と第2封止部材9との接着が可能となる接着剤を設け、塗布装置を用いて多孔質基体1の他方端及び第2封止部材9の外周面にUV硬化樹脂12を塗布する。その後、UV照射装置を用いてUV硬化樹脂12を硬化させ、室温環境において最終的に閉空間となる空間から酸素及び水が漏れないようにする。
次に、図4に示すように、第1封止部材8及び第2封止部材9が仮止めされている半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101から取り出し、加熱処理を行って多孔質基体1と第1封止部材8とを接着し、多孔質基体1と第2封止部材9とを接着する。これにより、固体酸化物型の電解質層3と、第1電極層5と、第2電極層6と、第1封止部材8と、第2封止部材9とによって囲まれる空間は閉空間となり、封止工程が完了する。
封止工程の完了後に、図5に示すように、第1電極層5を介して燃料極層2を外部電源102の正極に接続し、第2電極層6を介して酸化剤極層4を外部電源102の負極に接続して、下記の(6)式に示す電気分解反応により閉空間の内部に存在する水11を電気分解する。電気分解反応によって生成された水素は閉空間の内部に蓄積される。一方、電気分解反応によって生成された酸素イオンは電解質層3を通して酸化剤極層4側に移動し、下記の(7)式に示す反応によって酸素分子となって外部に排出される。更にこのとき上記の(5)式に示す還元反応により水素発生部材7の還元も同時に行うこともできる。
H2O+2e-→H2+O2- …(6)
O2-→1/2O2+2e- …(7)
H2O+2e-→H2+O2- …(6)
O2-→1/2O2+2e- …(7)
上記の(6)式に示す電気分解反応が最後まで行われると、排出工程が完了し、図6に示す閉空間の内部に水素のみが充填されている固体酸化物型燃料電池が完成する。
本実施形態に係る製造方法は、固体酸化物型燃料電池を製造する際に、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にする必要がなくなるので、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本発明の第2実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本実施形態での導入工程と上述した第1実施形態での導入工程の相異点について説明する。
本実施形態では、図7に示すように、水貯蔵タンク103が配管104を介してチャンバー101に接続され、配管104上に開閉バルブ105が設けられ、真空ポンプ106が配管107を介してチャンバー101に接続され、配管107上に開閉バルブ108が設けられている。
本実施形態では、半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101内に配置した後、開閉バルブ108を開状態にしてチャンバー101内のガスを真空ポンプ106によって排気してチャンバー101内を減圧してから開閉バルブ108を閉状態にする。次に、別途設けた配管などを用いて開閉バルブ105と水貯蔵タンク103との間の配管部分のガスを例えば窒素などで数回置換した後、開閉バルブ105を開状態にする。これにより、水貯蔵タンク103の水が気化してチャンバー101内が水蒸気雰囲気になる。
最終的に閉空間になる空間の内部に導入する水蒸気の量は、チャンバー101の内部圧力及び温度で制御することができる。
導入工程の完了後に、図8に示すように、第2封止部材9を多孔質基体1の他方端に配置し、多孔質基体1の他方端と第2封止部材9との間に加熱処理により多孔質基体1と第2封止部材9との接着が可能となる接着剤を設け、塗布装置を用いて多孔質基体1の他方端及び第2封止部材9の外周面にUV硬化樹脂12を塗布する。その後、UV照射装置を用いてUV硬化樹脂12を硬化させ、室温環境において最終的に閉空間となる空間から水蒸気が漏れないようにする。なお、このUV硬化樹脂12による仮止め時のチャンバー101の内部圧力を調整することで、固体酸化物型燃料電池の動作温度のおける閉空間の内圧を調整することができる。
次に、図9に示すように、第1封止部材8及び第2封止部材9が仮止めされている半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101から取り出し、加熱処理を行って多孔質基体1と第1封止部材8とを接着し、多孔質基体1と第2封止部材9とを接着する。これにより、固体酸化物型の電解質層3と、第1電極層5と、第2電極層6と、第1封止部材8と、第2封止部材9とによって囲まれる空間は閉空間となり、封止工程が完了する。
封止工程の完了後に、図10に示すように、第1電極層5を介して燃料極層2を外部電源102の正極に接続し、第2電極層6を介して酸化剤極層4を外部電源102の負極に接続して、上記の(6)式に示す電気分解反応により閉空間の内部に存在する水蒸気を電気分解する。電気分解反応によって生成された水素は閉空間の内部に蓄積される。一方、電気分解反応によって生成された酸素イオンは電解質層3を通して酸化剤極層4側に移動し、上記の(7)式に示す反応によって酸素分子となって外部に排出される。更にこのとき上記の(5)式に示す還元反応により水素発生部材7の還元も同時に行うこともできる。
上記の(6)式に示す電気分解反応が最後まで行われると、排出工程が完了し、図6に示す閉空間の内部に水素のみが充填されている固体酸化物型燃料電池が完成する。
本実施形態に係る製造方法は、固体酸化物型燃料電池を製造する際に、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にする必要がなくなるので、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本発明の第3実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本実施形態での導入工程と上述した第1実施形態での導入工程の相異点について説明する。
本実施形態では、図11に示すように、水貯蔵タンク103が配管104を介してチャンバー101に接続され、配管104上に開閉バルブ105が設けられ、排気用配管109がチャンバー101に接続され、排気用配管109上に開閉バルブ110が設けられている。また、水貯蔵タンク103に貯蔵されている水を100℃に加熱するヒーター111、チャンバー101内の結露を防止するためにチャンバー101内を加熱するヒーター112も設けられている。
本実施形態では、半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101内に配置した後、ヒーター111により水貯蔵タンク103を加熱し、ヒーター112によりチャンバー101内を加熱してから、開閉バルブ105及び110を開状態にする。この状態で数分間放置し、チャンバー101内のガスを1気圧の水蒸気に置換した後、開閉バルブ105及び110を閉状態にする。これにより、固体酸化物型燃料電池が600℃で動作する場合には閉空間の内圧が約2.3気圧となる分の水蒸気が、最終的に閉空間になる空間の内部に導入される。
導入工程の完了後に、図12に示すように、第2封止部材9を多孔質基体1の他方端に配置し、多孔質基体1の他方端と第2封止部材9との間に加熱処理により多孔質基体1と第2封止部材9との接着が可能となる接着剤を設け、塗布装置を用いて多孔質基体1の他方端及び第2封止部材9の外周面にUV硬化樹脂12を塗布する。その後、UV照射装置を用いてUV硬化樹脂12を硬化させ、室温環境において最終的に閉空間となる空間から水蒸気が漏れないようにする。
次に、図9に示すように、第1封止部材8及び第2封止部材9が仮止めされている半完成状態の固体酸化物型燃料電池をチャンバー101から取り出し、加熱処理を行って多孔質基体1と第1封止部材8とを接着し、多孔質基体1と第2封止部材9とを接着する。これにより、固体酸化物型の電解質層3と、第1電極層5と、第2電極層6と、第1封止部材8と、第2封止部材9とによって囲まれる空間は閉空間となり、封止工程が完了する。
封止工程の完了後に、図10に示すように、第1電極層5を介して燃料極層2を外部電源102の正極に接続し、第2電極層6を介して酸化剤極層4を外部電源102の負極に接続して、上記の(6)式に示す電気分解反応により閉空間の内部に存在する水蒸気を電気分解する。電気分解反応によって生成された水素は閉空間の内部に蓄積される。一方、電気分解反応によって生成された酸素イオンは電解質層3を通して酸化剤極層4側に移動し、上記の(7)式に示す反応によって酸素分子となって外部に排出される。更にこのとき上記の(5)式に示す還元反応により水素発生部材7の還元も同時に行うこともできる。
上記の(6)式に示す電気分解反応が最後まで行われると、排出工程が完了し、図6に示す閉空間の内部に水素のみが充填されている固体酸化物型燃料電池が完成する。
本実施形態に係る製造方法は、固体酸化物型燃料電池を製造する際に、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にする必要がなくなるので、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本発明の第4実施形態に係る製造方法は、図1に示す固体酸化物型燃料電池の製造方法の一例である。
本実施形態での導入工程と上述した第1実施形態での導入工程の相異点について説明する。
本実施形態では、図13に示すように、大気中において吐出装置を用いて多孔質基体1の筒内側に水11を吐出する。すなわち、本実施形態ではチャンバーを用いない。
導入工程の次に、第1実施形態と同様の方法で第2封止部材9を仮止めし(図14参照)、その後、第1実施形態と同様の方法で第1封止部材8及び第2封止部材9と多孔質基体1とを接着する(図15参照)。これにより、封止工程が完了する。なお、本実施形態では、上述した通り水11の導入が大気中において行われているため、閉空間内には窒素や酸素などの大気成分も含まれている。
封止工程の次に、第1実施形態と同様の方法で排出工程を行う(図16参照)。上記の(6)式に示す電気分解反応が最後まで行われると、排出工程が完了し、図17に示す閉空間の内部に水素が充填されている固体酸化物型燃料電池が完成する。
本実施形態に係る製造方法は、固体酸化物型燃料電池を製造する際に、固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間に水素を導入してから当該空間を閉空間にする必要がなくなるので、製造時における安全面への配慮に関する負担を軽減することができる。
また、本実施形態に係る製造方法は、製造される固体酸化物型燃料電池の閉空間の内部に窒素が残るため当該閉空間の内部ガスの水素比率が第1〜3実施形態に比べて低くなってしまうが、チャンバーや真空ポンプなどを用いる必要がないため、第1〜3実施形態に比べて実施が容易であるという利点を有している。
<その他>
図18は、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の他の例を示す模式図である。
図18は、本発明に係る製造方法によって製造される固体酸化物型燃料電池の他の例を示す模式図である。
図18に示す固体酸化物型燃料電池は、O2-を透過する固体酸化物型の固体電解質3を挟み、両側にそれぞれ燃料極2と酸化剤極4が形成されているMEA(Membrane Electrode Assembly;膜・電極接合体)構造体と、MEA構造体を収容する容器13と、配管14と、配管用コネクタ15とを備えている。なお、必要に応じて、MEA構造体の周辺に温度を調節するヒータや温度を検出する温度センサ等を設けてもよい。
容器13には、酸化剤ガスを流通するための酸化剤ガス流通口と、燃料ガスを流通するための燃料ガス流通口とがそれぞれ2つ設けられている。一方の配管14の一端が一方の燃料ガス流通口に気密に接続され、他方の配管14の一端が他方の燃料ガス流通口に気密に接続され、一方の配管14の他端が一方の配管用コネクタ15に気密に接続され、他方の配管14の他端が他方の配管用コネクタ15に気密に接続される。
配管用コネクタ15は、後述する配管用コネクタ18と接続されない限り、ガスの流通を遮断する部材であり、配管用コネクタ15と配管用コネクタ18とが接続される状態において配管14と後述する配管17とが配管用コネクタ15及び配管用コネクタ18を介して連通する。
したがって、配管用コネクタ15と配管用コネクタ18とが接続されていない状態において図18に示す固体酸化物型燃料電池は、電解質3と、容器13と、配管14と、配管用コネクタ15とによって囲まれる閉空間の内部に燃料極2を有している。例えば、容器13と配管14との接続を、上述した第1〜4実施形態における多孔質基体と封止部材との接続と同様に行うことで、図18に示す固体酸化物型燃料電池の製造に本発明に係る製造方法を適用することができる。
また、図18に示す水素発生装置は、水素発生部材7と、水素発生部材7を収容する容器16と、配管17と、配管用コネクタ18とを備えている。なお、必要に応じて、水素発生部材7の周辺に温度を調節するヒーターや温度を検出する温度センサ等を設けてもよい。
容器16には、燃料ガスを流通するための燃料ガス流通口とが2つ設けられている。一方の配管17の一端が一方の燃料ガス流通口に気密に接続され、他方の配管17の一端が他方の燃料ガス流通口に気密に接続され、一方の配管17の他端が一方の配管用コネクタ18に気密に接続され、他方の配管17の他端が他方の配管用コネクタ18に気密に接続される。
したがって、配管用コネクタ15と配管用コネクタ18とが接続されていない状態において図18に示す水素発生装置は、容器16と、配管17と、配管用コネクタ18とによって囲まれる閉空間の内部に水素発生部材7を有している。
なお、水素発生装置の製造時に水素発生装置の閉空間の内部に水を含めておく、あるいは、図18に示す固体酸化物型燃料電池の閉空間に水素発生部材7での還元反応に必要な分の水素も充填しておくとよい。そして、図18に示す固体酸化物型燃料電池の配管用コネクタ15と図18に示す水素発生装置の配管用コネクタ18とを接続してからMEA構造体での電気分解及び水素発生部材7での還元反応を行うとよい。
図18に示す固体酸化物型燃料電池の配管用コネクタ15と図18に示す水素発生装置の配管用コネクタ18とを接続することによって、発電のみならず充電(水素発生部材の再生)も行うことができる燃料電池システムを構築することができる。
1 多孔質基体
2 燃料極層、燃料極
3 電解質層、電解質
4 酸化剤極層、酸化剤極
5 第1電極層
6 第2電極層
7 水素発生部材
8 第1封止部材
9 第2封止部材
10、12 UV硬化樹脂
11 水
13、16 容器
14、17 配管
15、18 配管用コネクタ
101 チャンバー
102 外部電源
103 水貯蔵タンク
104、107 配管
105、108、110 開閉バルブ
106 真空ポンプ
109 排気用配管
111、112 ヒーター
2 燃料極層、燃料極
3 電解質層、電解質
4 酸化剤極層、酸化剤極
5 第1電極層
6 第2電極層
7 水素発生部材
8 第1封止部材
9 第2封止部材
10、12 UV硬化樹脂
11 水
13、16 容器
14、17 配管
15、18 配管用コネクタ
101 チャンバー
102 外部電源
103 水貯蔵タンク
104、107 配管
105、108、110 開閉バルブ
106 真空ポンプ
109 排気用配管
111、112 ヒーター
Claims (6)
- 固体酸化物型燃料電池の燃料極を内部に有する空間にH2Oを導入する導入工程と、
前記空間を封止して閉空間にする封止工程と、
前記固体酸化物型燃料電池の電気分解反応により前記閉空間から外部へ酸素を排出する排出工程とを含むことを特徴とする固体酸化物型燃料電池の製造方法。 - 前記空間が、酸化反応により水素を発生する水素発生部材を内部に有することを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
- 前記導入工程が、酸素雰囲気下にある前記空間にH2Oを導入する工程であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
- 前記導入工程が、飽和水蒸気雰囲気下にある前記空間に液体状態のH2Oを導入する工程であることを特徴とする請求項3に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
- 前記導入工程の前に前記空間を減圧する減圧工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
- 前記導入工程が、加熱されている前記空間にH2Oを導入する工程であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固体酸化物型燃料電池の製造方法。
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JP2012188623A JP2014049183A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 固体酸化物型燃料電池の製造方法 |
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-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012188623A patent/JP2014049183A/ja active Pending
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