JPH02267869A - 固体電解質型燃料電池 - Google Patents
固体電解質型燃料電池Info
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- JPH02267869A JPH02267869A JP1089040A JP8904089A JPH02267869A JP H02267869 A JPH02267869 A JP H02267869A JP 1089040 A JP1089040 A JP 1089040A JP 8904089 A JP8904089 A JP 8904089A JP H02267869 A JPH02267869 A JP H02267869A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は固体電解質型燃料電池のセル構成に係り、特
に熱的破損がなく信軌性に優れる固体電解質型燃料電池
のセル構成に関する。
に熱的破損がなく信軌性に優れる固体電解質型燃料電池
のセル構成に関する。
ジルコニア等の酸化物固体電解質を用いる燃料電池は、
その作動温度が800〜1100℃と高温であるため、
発電効率が高い上に触媒が不要であり、また電解質が固
体であるため取扱いが容易であるなどの特徴を有し、第
三世代の燃料電池として期待されている。
その作動温度が800〜1100℃と高温であるため、
発電効率が高い上に触媒が不要であり、また電解質が固
体であるため取扱いが容易であるなどの特徴を有し、第
三世代の燃料電池として期待されている。
しかしながら、固体電解質型燃料電池は、セラミックス
が主要な構成材料であるために、熱的に破損しやすく、
またガスの適切なシール方法がないため実現が困難であ
った。そのため、燃料電池として特殊な形状である円筒
型のものが考え出され、上記二つの問題を解決し、電池
の運転試験に成功しているが、電池単位体積あたりの発
電密度が低く経済的に有利なものが得られる見通しはま
だない。
が主要な構成材料であるために、熱的に破損しやすく、
またガスの適切なシール方法がないため実現が困難であ
った。そのため、燃料電池として特殊な形状である円筒
型のものが考え出され、上記二つの問題を解決し、電池
の運転試験に成功しているが、電池単位体積あたりの発
電密度が低く経済的に有利なものが得られる見通しはま
だない。
発電密度を高めるためには平板型にすることが必要であ
る。平板型の燃料電池には例えば第4図の分解斜視図に
示す構造のものが知られている。
る。平板型の燃料電池には例えば第4図の分解斜視図に
示す構造のものが知られている。
この型の燃料電池においては単セル17(固体電解質板
17Aと電極17B、 17Cからなる)とセパレート
板18とが交互に積層され、セパレート板の立体的に直
角交差した溝にはそれぞれ異なった反応ガスが流される
。
17Aと電極17B、 17Cからなる)とセパレート
板18とが交互に積層され、セパレート板の立体的に直
角交差した溝にはそれぞれ異なった反応ガスが流される
。
反応ガスはガスマニホールド (図示せず)を用いて燃
料電池に個別に導入される。この際燃料電池内に反応ガ
スを分離して充分に供給するためには単セル17とセパ
レート板18とはガスシールを行うことが必要となる。
料電池に個別に導入される。この際燃料電池内に反応ガ
スを分離して充分に供給するためには単セル17とセパ
レート板18とはガスシールを行うことが必要となる。
ガスシールを行うために単セル17とセパレート板18
とを一体に焼結することが考えられるがこの方法では、
単セルとセパレート板とが異種材料で構成されるため、
わずかな熱膨張率の差や温度分布の不均一性によって一
体焼結体に割れが発生する。また、単セルとセパレート
板をそれぞれ個別に形成してこれをシール材料を介して
積層する方法も考えられるが、この場合適当な高温用ガ
スシール材料がない。
とを一体に焼結することが考えられるがこの方法では、
単セルとセパレート板とが異種材料で構成されるため、
わずかな熱膨張率の差や温度分布の不均一性によって一
体焼結体に割れが発生する。また、単セルとセパレート
板をそれぞれ個別に形成してこれをシール材料を介して
積層する方法も考えられるが、この場合適当な高温用ガ
スシール材料がない。
この発明は、上述の点に鑑みてなされその目的はガスシ
ールが可及不要な燃料電池の構造を用いることにより、
ガスシールに伴う熱的破損がなく信鯨性に優れる固体電
解質型燃料電池を提供することにある。
ールが可及不要な燃料電池の構造を用いることにより、
ガスシールに伴う熱的破損がなく信鯨性に優れる固体電
解質型燃料電池を提供することにある。
(I11!Iを解決するための手段〕
上述の目的はこの発明によれば、固体電解質体3の両面
に多孔質なアノード1とカソード2を配した単セル13
をこれに反応ガスを供給する第1の基体7と第2の基体
11で挟持し、これらを緻密質のインタコネクタ層12
を介して積層してなる固体電解質型燃料電池において、 (1)主面の中央部より周辺部に向かって反応ガスを導
く案内層19A、19Bを存する前記第1および第2の
基体7.11と、 (2)前記第1および第2の基体7.11と単セル13
とインタコネクタ層12の積層体の中央部を積層方向に
貫通するとともにその側面のガス孔10A、 IOBか
ら案内層19^、19Bへガスを拡散させる反応ガス導
入管4.5 と、 (3)前記反応ガス導入管4,5と単セル13の内周面
との間隙に配設されたガラスシール6、とを備えること
により達成される。
に多孔質なアノード1とカソード2を配した単セル13
をこれに反応ガスを供給する第1の基体7と第2の基体
11で挟持し、これらを緻密質のインタコネクタ層12
を介して積層してなる固体電解質型燃料電池において、 (1)主面の中央部より周辺部に向かって反応ガスを導
く案内層19A、19Bを存する前記第1および第2の
基体7.11と、 (2)前記第1および第2の基体7.11と単セル13
とインタコネクタ層12の積層体の中央部を積層方向に
貫通するとともにその側面のガス孔10A、 IOBか
ら案内層19^、19Bへガスを拡散させる反応ガス導
入管4.5 と、 (3)前記反応ガス導入管4,5と単セル13の内周面
との間隙に配設されたガラスシール6、とを備えること
により達成される。
反応ガスである酸化剤ガスと燃料ガスはそれぞれ酸化剤
ガス導入管5と燃料ガス導入管4の反応ガス導入管によ
ってガス導入孔10^、10Bを介して第1の基体7と
第2の基体11の二つの主面上に分離供給される。この
際酸化剤ガスと燃料ガスとは第1と第2の基体の案内層
19A、 19Bによって中央部から周辺部へと導かれ
、それぞれカソード2とアノード1に到達する。
ガス導入管5と燃料ガス導入管4の反応ガス導入管によ
ってガス導入孔10^、10Bを介して第1の基体7と
第2の基体11の二つの主面上に分離供給される。この
際酸化剤ガスと燃料ガスとは第1と第2の基体の案内層
19A、 19Bによって中央部から周辺部へと導かれ
、それぞれカソード2とアノード1に到達する。
酸化剤ガスはカソード2で酸素イオンとなり固体電解質
板を拡散してアノード1で燃料ガスと反応する。
板を拡散してアノード1で燃料ガスと反応する。
反応ガスはリブ状の案内層に導かれ第1および第2の基
体の中央部から周辺部へと流れるため、単セルと基体と
のシールは不要となる。基体の周辺部に到達した反応ガ
スは相互に反応して燃焼し、固体電解質型燃料電池の動
作温度まで燃料電池を昇温させる手段の1つとなる。ま
た、反応ガスの余熱用熱源としても利用できる。
体の中央部から周辺部へと流れるため、単セルと基体と
のシールは不要となる。基体の周辺部に到達した反応ガ
スは相互に反応して燃焼し、固体電解質型燃料電池の動
作温度まで燃料電池を昇温させる手段の1つとなる。ま
た、反応ガスの余熱用熱源としても利用できる。
(実施例1)
次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図はこの発明の実施例に係る固体電解質型燃料電池の縦
切断面図で、アノード1と固体電解質体3とカソード2
の形成されたリブ状案内羽19B付多孔賞基体(第1の
基体)7とインタコネクタ層12を形成したリブ状案内
羽19A付多孔賞基体(第2の基体)11とが、交互に
積層され、積層体の中央部に燃料ガス導入管↓と酸化剤
ガス導入管5とが配設されて燃料電池が構成される。
図はこの発明の実施例に係る固体電解質型燃料電池の縦
切断面図で、アノード1と固体電解質体3とカソード2
の形成されたリブ状案内羽19B付多孔賞基体(第1の
基体)7とインタコネクタ層12を形成したリブ状案内
羽19A付多孔賞基体(第2の基体)11とが、交互に
積層され、積層体の中央部に燃料ガス導入管↓と酸化剤
ガス導入管5とが配設されて燃料電池が構成される。
このような電池は次のようにして調製される。
厚さ2■のリプ状案内羽付多孔質基体7がNi −Zr
O@サーメットを用いて形成される。リブ状案内羽付多
孔質基体7の平坦な主面にNi ZrO*サーメット
をプラズマ溶射し、厚さ 100μの多孔質アノードl
が形成される。アノード1の上にイツトリア安定化ジル
コニアをプラズマ溶射し、厚さ30nの緻密質な固体電
解質体3が形成される。続いてランタンストロンチウム
マンガンオキサイドLa (Sr)Mn03をプラズマ
溶射し、厚さ800−の多孔質なカソード2が形成され
る。一方、厚さ2鶴のリブ状案内羽付多孔賞基体11が
La(Sr)MnOsを用いて形成される。このリブ状
案内羽付多孔賞基体11の平坦な主面にランタンクロメ
イトLaCrO3をプラズマ溶射し、厚さ40μの緻密
質なインタコネクタ層12が形成される。ランタンクロ
メイトは、電子電導性があり酸化雰囲気においても酸化
されることがない、さらに、ランタンクロメイトはイツ
トリアで安定化されたジルコニアに近似した熱膨張率を
示す。
O@サーメットを用いて形成される。リブ状案内羽付多
孔質基体7の平坦な主面にNi ZrO*サーメット
をプラズマ溶射し、厚さ 100μの多孔質アノードl
が形成される。アノード1の上にイツトリア安定化ジル
コニアをプラズマ溶射し、厚さ30nの緻密質な固体電
解質体3が形成される。続いてランタンストロンチウム
マンガンオキサイドLa (Sr)Mn03をプラズマ
溶射し、厚さ800−の多孔質なカソード2が形成され
る。一方、厚さ2鶴のリブ状案内羽付多孔賞基体11が
La(Sr)MnOsを用いて形成される。このリブ状
案内羽付多孔賞基体11の平坦な主面にランタンクロメ
イトLaCrO3をプラズマ溶射し、厚さ40μの緻密
質なインタコネクタ層12が形成される。ランタンクロ
メイトは、電子電導性があり酸化雰囲気においても酸化
されることがない、さらに、ランタンクロメイトはイツ
トリアで安定化されたジルコニアに近似した熱膨張率を
示す。
次に、アノード1と固体電解質体3とカソード2の形成
されたリブ状案内羽付多孔質基体7とインタコネクタ層
12を形成したリブ状案内羽付多孔質基体11とを個別
に焼結する。焼結後、両すブ状案内羽付多孔質基体7,
11の燃料ガス導入管4と酸化剤ガス導入管5に接する
側面は、セラミックセメントを用いてガスシールされる
(セラミックシール20) なおLa(Sr)MnO3を用いたリブ状案内羽付多孔
賞基体11は必ずしも多孔質である必要はないがLa
(Sr)MnOsは還元性雰囲気では還元されるので緻
密質にしておいた場合においてもLaCrOxを用いた
インタコネクタ層は必要である。
されたリブ状案内羽付多孔質基体7とインタコネクタ層
12を形成したリブ状案内羽付多孔質基体11とを個別
に焼結する。焼結後、両すブ状案内羽付多孔質基体7,
11の燃料ガス導入管4と酸化剤ガス導入管5に接する
側面は、セラミックセメントを用いてガスシールされる
(セラミックシール20) なおLa(Sr)MnO3を用いたリブ状案内羽付多孔
賞基体11は必ずしも多孔質である必要はないがLa
(Sr)MnOsは還元性雰囲気では還元されるので緻
密質にしておいた場合においてもLaCrOxを用いた
インタコネクタ層は必要である。
リブ状案内羽付多孔質基体7とリブ状案内羽付多孔賞基
体11との間の反応ガスシール用に、燃料ガス導入管4
と酸化剤ガス導入管5とを貫通させる穴を有するガラス
シール6が配設される。ガラスシール6はアノード1と
固体電解質体3とカソード2の積層された単セルと同じ
厚さに加工されたもので、ソーダガラスが使われる。ガ
ラスシール6は固体電解質型燃料電池・の作動温度10
00℃においては、液体状となり液シールが可能となり
、反応ガス導入管4.5からのガスもれも防止すること
ができる。
体11との間の反応ガスシール用に、燃料ガス導入管4
と酸化剤ガス導入管5とを貫通させる穴を有するガラス
シール6が配設される。ガラスシール6はアノード1と
固体電解質体3とカソード2の積層された単セルと同じ
厚さに加工されたもので、ソーダガラスが使われる。ガ
ラスシール6は固体電解質型燃料電池・の作動温度10
00℃においては、液体状となり液シールが可能となり
、反応ガス導入管4.5からのガスもれも防止すること
ができる。
酸化剤ガスである酸素ガスが酸化剤ガス導入管5によっ
てガス孔10Aを経由してリブ状案内羽付多孔質基体l
l上の酸化剤ガス室9に導かれる。燃料ガスである水素
ガスが燃料ガス導入管4によってガス孔10Bを経由し
てリブ状案内羽付多孔質基体7上の燃料ガス室8に導入
される。酸化剤ガス室9は、第2図に示すように同心円
状に90度づつずらしてガスの出口を設けた案内羽19
Aによりガス流路が形成される。酸化剤ガスは、中心部
より周辺部へと流れ、ガス排出口16より排出される。
てガス孔10Aを経由してリブ状案内羽付多孔質基体l
l上の酸化剤ガス室9に導かれる。燃料ガスである水素
ガスが燃料ガス導入管4によってガス孔10Bを経由し
てリブ状案内羽付多孔質基体7上の燃料ガス室8に導入
される。酸化剤ガス室9は、第2図に示すように同心円
状に90度づつずらしてガスの出口を設けた案内羽19
Aによりガス流路が形成される。酸化剤ガスは、中心部
より周辺部へと流れ、ガス排出口16より排出される。
燃料ガス室8も同様の形状をしているが、反応ガス流量
が少ないため、案内羽19Bを180度づつずらしてガ
スの出口が設けられている0周辺部に達した燃料ガスと
酸化剤ガスとは燃焼し、燃料電池の温度を所定の高温度
に維持する。また反応ガスの余熱用熱源としても利用で
きる。カソード2に到達した酸素ガスは還元され酸素イ
オンとなって固体電解質体3の中を拡散していく、アノ
ード1の表面で酸素イオンは酸化されると共に水素ガス
と反応して水蒸気となる。このとき水素ガスと酸素ガス
から水蒸気を生成する反応の自由エネルギ変化が電気エ
ネルギに変換され、アノード1に負電圧、カソードに正
電圧が発生する。単セルの1つあたりの電圧は0.5〜
0.9vで、積み重ねることにより、所定の電圧を得る
ことができる。
が少ないため、案内羽19Bを180度づつずらしてガ
スの出口が設けられている0周辺部に達した燃料ガスと
酸化剤ガスとは燃焼し、燃料電池の温度を所定の高温度
に維持する。また反応ガスの余熱用熱源としても利用で
きる。カソード2に到達した酸素ガスは還元され酸素イ
オンとなって固体電解質体3の中を拡散していく、アノ
ード1の表面で酸素イオンは酸化されると共に水素ガス
と反応して水蒸気となる。このとき水素ガスと酸素ガス
から水蒸気を生成する反応の自由エネルギ変化が電気エ
ネルギに変換され、アノード1に負電圧、カソードに正
電圧が発生する。単セルの1つあたりの電圧は0.5〜
0.9vで、積み重ねることにより、所定の電圧を得る
ことができる。
このような構成の燃料電池においては、アノード1と固
体電解質体3とカソード2の形成されたリブ状案内羽付
多孔賞基体7とインタコネクタ層12を形成したリブ状
案内羽付多孔質基体11とは、単に交互に積み重ねるだ
けでよい、そのために熱膨張の過程でリブ状案内羽付多
孔賞基体7とリブ状案内羽付多孔賞基体11とは相互に
自由に動き得るので熱応力の発生が無くなる。燃料ガス
導入管4と酸化剤ガス導入管5の周辺の、ガスシールに
用いられるガラスシールは、運転終了後は固化するがガ
ラスの線膨張係数はジルコニアやその他の電極材料より
大きいため、ガラスシールは小さい体積を占め他の電池
構成材料に割れの損傷を与えない、このガラスシールに
よる熱応力は小さいので全体としての熱応力は小さいま
まである。
体電解質体3とカソード2の形成されたリブ状案内羽付
多孔賞基体7とインタコネクタ層12を形成したリブ状
案内羽付多孔質基体11とは、単に交互に積み重ねるだ
けでよい、そのために熱膨張の過程でリブ状案内羽付多
孔賞基体7とリブ状案内羽付多孔賞基体11とは相互に
自由に動き得るので熱応力の発生が無くなる。燃料ガス
導入管4と酸化剤ガス導入管5の周辺の、ガスシールに
用いられるガラスシールは、運転終了後は固化するがガ
ラスの線膨張係数はジルコニアやその他の電極材料より
大きいため、ガラスシールは小さい体積を占め他の電池
構成材料に割れの損傷を与えない、このガラスシールに
よる熱応力は小さいので全体としての熱応力は小さいま
まである。
単セルは第2図では円板形状としているがこれに限定さ
れるものでなく角形、楕円形、多角形のものでもよい、
また案内羽19^、19Bも電池特性が最大になるよう
にガス等配を考慮した設計を自由になし得る。また、反
応ガス導入管は2本とせず1本にまとめることも可能で
ある。この場合は2重管、2大管を使用して反応ガス導
入管の内部を2つの反応ガスを分離して流す、この場合
、貫通孔が減るメリットがある。
れるものでなく角形、楕円形、多角形のものでもよい、
また案内羽19^、19Bも電池特性が最大になるよう
にガス等配を考慮した設計を自由になし得る。また、反
応ガス導入管は2本とせず1本にまとめることも可能で
ある。この場合は2重管、2大管を使用して反応ガス導
入管の内部を2つの反応ガスを分離して流す、この場合
、貫通孔が減るメリットがある。
(実施例2)
第3図は、案内層の変形例である。中央部の燃料ガス導
入管4と酸化剤ガス導入管5から放出されたそれぞれの
反応ガスは電池反応をしながら渦巻き状の案内層19B
に沿ってセルの外側へと流れる。X白羽19Bのピンチ
はセルの直径によって最適値を選ぶ必要があるが固体電
解質型燃料電池は、ガス差圧を大きくしてもクロスリー
クが起こりにくいのでこのような長いガス流路でも十分
実用化できる。案内層19Bが渦巻き状の場合はガスを
単セル13に均等に流すことができ、また排ガスを1箇
所に集め得る効果がある。
入管4と酸化剤ガス導入管5から放出されたそれぞれの
反応ガスは電池反応をしながら渦巻き状の案内層19B
に沿ってセルの外側へと流れる。X白羽19Bのピンチ
はセルの直径によって最適値を選ぶ必要があるが固体電
解質型燃料電池は、ガス差圧を大きくしてもクロスリー
クが起こりにくいのでこのような長いガス流路でも十分
実用化できる。案内層19Bが渦巻き状の場合はガスを
単セル13に均等に流すことができ、また排ガスを1箇
所に集め得る効果がある。
〔発明の効果〕
この発明によれば固体電解質体の両面に多孔質なアノー
ドとカソードを配した単セルをこれに反応ガスを供給す
る第1の基体と第2の基体で挟持し、これらを緻密質の
インタコネクタ層を介して積層してなる固体電解質型燃
料電池において、tl)主面の中央部より周辺部に向か
って反応ガスを導く案内層を有する前記第1および第2
の基体と、(2)前記第1および第2の基体と単セルと
インタコネクタ層の積層体の中央部を積層方向に貫通す
るとともにその側面のガス孔から案内層へガスを拡散さ
せる反応ガス導入管と、 (3)前記反応ガス導入管と単セルの内層面との間隙に
配設されたガラスシール、とを備えるので反応ガスは燃
料電池の中央部から周辺部に向かって流れ排出される。
ドとカソードを配した単セルをこれに反応ガスを供給す
る第1の基体と第2の基体で挟持し、これらを緻密質の
インタコネクタ層を介して積層してなる固体電解質型燃
料電池において、tl)主面の中央部より周辺部に向か
って反応ガスを導く案内層を有する前記第1および第2
の基体と、(2)前記第1および第2の基体と単セルと
インタコネクタ層の積層体の中央部を積層方向に貫通す
るとともにその側面のガス孔から案内層へガスを拡散さ
せる反応ガス導入管と、 (3)前記反応ガス導入管と単セルの内層面との間隙に
配設されたガラスシール、とを備えるので反応ガスは燃
料電池の中央部から周辺部に向かって流れ排出される。
そのため単セルと第1および第2の基体とのシールが不
要となり、単セルと基体は自由に動き得ることとなって
シールに起因する熱的破損がなくなり、信幀性に優れる
固体電解質型燃料電池が得られる。
要となり、単セルと基体は自由に動き得ることとなって
シールに起因する熱的破損がなくなり、信幀性に優れる
固体電解質型燃料電池が得られる。
第1図は、この発明の実施例に係る固体電解質型燃料電
池を示す縦切断面図、第2図は、この発明の実施例に係
る固体電解質型燃料電池を示す横切断面図、第3図は、
この発明の他の実施例に係る固体電解質型燃料電池を示
す横切断面図、第4図は、従来の固体電解質型燃料電池
の部分分解斜視図である。 1ニアノード、2:カソード、3:固体電解質体、4:
燃料ガス導入管(反応ガス導入管)5二酸化剤ガス導入
管(反応ガス導入管) 6:ガラスシール、7:第1
の基体、8:燃料ガス室、9二酸化剤ガス室、IOA、
IOB :ガス孔、11:第2の基体、12:インタコ
ネクタ層、13:単セル、I6:ガス排出口、194.
19B :案内層。 ど−一一一一鴨、 怜 第2図 軍3図 第4図
池を示す縦切断面図、第2図は、この発明の実施例に係
る固体電解質型燃料電池を示す横切断面図、第3図は、
この発明の他の実施例に係る固体電解質型燃料電池を示
す横切断面図、第4図は、従来の固体電解質型燃料電池
の部分分解斜視図である。 1ニアノード、2:カソード、3:固体電解質体、4:
燃料ガス導入管(反応ガス導入管)5二酸化剤ガス導入
管(反応ガス導入管) 6:ガラスシール、7:第1
の基体、8:燃料ガス室、9二酸化剤ガス室、IOA、
IOB :ガス孔、11:第2の基体、12:インタコ
ネクタ層、13:単セル、I6:ガス排出口、194.
19B :案内層。 ど−一一一一鴨、 怜 第2図 軍3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)固体電解質体の両面に多孔質なアノードとカソード
を配した単セルをこれに反応ガスを供給する第1の基体
と第2の基体で挟持し、これらを緻密質のインタコネク
タ層を介して積層してなる固体電解質型燃料電池におい
て、 (1)主面の中央部より周辺部に向かって反応ガスを導
く案内羽を有する前記第1および第2の基体と、(2)
前記第1および第2の基体と単セルとインタコネクタ層
の積層体の中央部を積層方向に貫通するとともにその側
面のガス孔から案内羽へガスを拡散させる反応ガス導入
管と、 (3)前記反応ガス導入管と単セルの内周面との間隙に
配設されたガラスシール、とを備えることを特徴とする
固体電解質型燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089040A JPH02267869A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 固体電解質型燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089040A JPH02267869A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 固体電解質型燃料電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02267869A true JPH02267869A (ja) | 1990-11-01 |
Family
ID=13959780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1089040A Pending JPH02267869A (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 固体電解質型燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02267869A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5399442A (en) * | 1993-02-08 | 1995-03-21 | Fuji Electric Co., Ltd. | Solid electrolyte fuel cell |
JP2000268842A (ja) * | 1999-03-17 | 2000-09-29 | Sulzer Hexis Ag | セル積層体の周縁部にてアフターバーニングを行う燃料電池 |
JP2004335164A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-11-25 | Mitsubishi Materials Corp | 固体電解質型燃料電池の運転開始時の予熱方法 |
JP2016184468A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 株式会社デンソー | 燃料電池セルスタック |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269467A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-30 | Hitachi Ltd | 燃料電池 |
JPS62131479A (ja) * | 1985-11-30 | 1987-06-13 | Toshiba Corp | 溶融炭酸塩型燃料電池 |
JPS63178454A (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 固体電解質燃料電池 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP1089040A patent/JPH02267869A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016184468A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | 株式会社デンソー | 燃料電池セルスタック |
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