JP2014048585A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばベルトのステアリング動作によって感光体近傍のベルト張力が手前側と奥側で不均一となった状態でも、転写圧をベルトの幅方向で均一に保つ。
【解決手段】 トナー像が形成される感光体41を有する画像形成部40Y,40M,40C,40Kと、感光体40に対向し、回転移動する無端状のベルト51と、そのベルト51に張力を付与し、ベルト51の幅方向の移動位置を調整するステアリングローラ58と、そのベルトを感光体41に押圧してトナー像が転写する転写ニップ部を形成させる転写ローラ52Y,52M,52C,52Kと、その転写ローラ52Y,52M,52C,52Kがベルト51を感光体41に押圧する際の押圧力を調整する転写圧調整機構122を備える。そして、ステアリングローラ58の調整状態に応じて、転写圧調整機構122により調整される転写ローラ52Y,52M,52C,52Kの押圧力を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベルト状の搬送部やベルト状の中間転写体を用いた画像形成装置に関する。
従来から、カラー画像を形成する画像成形装置が知られている。このような画像成形装置は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニットを有する。各画像形成ユニットでは、感光体を帯電させると共に原稿画像に合わせて電荷を消去、いわゆる露光し、感光体に静電潜像を形成する。そして、感光体の静電潜像に現像部を用いてトナーを付着させ、感光体にトナー像を形成する。
各画像形成ユニットの感光体に付着したトナーは、例えば、ベルト状の中間転写体に1次転写した後に用紙に2次転写される。中間転写体(以下、「ベルト」と称すことがある)は、複数のローラに掛け渡されている。転写時、感光体とベルト状の中間転写体との間に、適切な転写ニップを形成することが望ましい。
特許文献1には、中間転写ベルトの張力によって、像担持体からの中間転写ベルトの離間を抑制して1次転写不良の発生を防いで高画質画像を得るため、中間転写ベルトと各像担持体との転写ニップの下流側近傍に、クラウン形状の押圧部材を配置する技術が開示されている。この押圧部材を用いて中間転写ベルトを各像担持体側に押圧することにより、1次転写ローラの軸方向両端をバネ等によって像担持体に押圧した場合でも、中間転写ベルトの幅方向中央付近の1次転写圧が低下することを防いでいる。これにより、1次転写ローラの軸方向に均一な転写ニップを形成できる。
特開2011−33740号公報
ところで、上記のような中間転写ベルトを用いる画像形成装置では、中間転写ベルトが感光体に対して適正な位置となるように、例えば、中間転写ベルトのステアリング制御を行う。つまり、中間転写ベルトが掛け渡されるステアリングローラの姿勢を変化させてベルトの張力を変化させ、ベルトの感光体に対する位置が適正になるように調整する。しかし、中間転写ベルトのステアリング動作時に中間転写ベルトの幅方向の手前側と奥側で張力の差が発生すると、中間転写ベルトと感光体との間の転写ニップの幅及び圧力を均一に保つことが困難になる。その結果、中間転写ベルトに転写されたトナー像に、中間転写ベルトの幅方向の濃度差が発生する。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、例えばベルトのステアリング動作によって感光体近傍のベルト張力が手前側と奥側で不均一になった状態でも、転写圧をベルトの幅方向で均一に保つことができるようにする。
本発明の一側面の画像形成装置は、トナー像が形成される感光体を有する画像形成部と、感光体に対向し、回転移動する無端状のベルトと、そのベルトに張力を付与し、ベルトの幅方向の移動位置を調整するステアリングローラと、そのベルトを感光体に押圧してトナー像が転写する転写ニップ部を形成させる転写ローラと、その転写ローラがベルトを感光体に押圧する際の押圧力を調整する転写圧調整機構と、を備える。そして、制御部が、ステアリングローラの調整状態に応じて、転写圧調整機構により調整される転写ローラの押圧力を制御する。
本発明の一側面によれば、ステアリングローラの調整状態(姿勢)に応じて、転写圧調整機構により移動される転写ローラの移動量が制御される。すなわち、ステアリングローラの調整状態(姿勢)に応じて、転写ローラがベルトを感光体に押圧する際の位置が移動される。転写圧調整機構により移動される転写ローラの移動量を適切に設定することにより、転写ローラがベルトを感光体に押圧する際の押圧力が適切に調整され、ベルトと感光体間の転写圧がベルト幅方向で均一に保たれる。それにより、転写ニップ部のベルトの幅方向のトナー濃度差を所定値以下にすることができる。
本発明によれば、ベルト張力が手前側と奥側で不均一になった状態でも、ベルトと感光体間の転写圧がベルト幅方向で均一に保たれる。それゆえ、ベルトの幅方向にトナーの濃度傾きのない良好な画像を形成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの概略斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る1次転写圧調整部の構成例を示す概略上面図である。 ステアリングローラを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の1次転写時に参照する補正テーブルの作成処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の1次転写時に参照する補正テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る補正テーブルに基づく1次転写圧調整部の動作例を示す概略斜視図である。 図9に示す1次転写ローラ(イエロー(Y))に対する1次転写圧調整部70の拡大図である。 図9に示す1次転写ローラ(マゼンダ(M))に対する1次転写圧調整部70の拡大図である。 図9に示す1次転写ローラ(シアン(C))に対する1次転写圧調整部70の拡大図である。 図9に示す1次転写ローラ(ブラック(K))に対する1次転写圧調整部70の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の1次転写圧調整カムの動作曲線の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のトナー濃度傾斜補正曲線の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の1次転写時に参照する補正テーブルの修正処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの要部を示す概略正面図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。説明は下記の順序で行う。なお、各図において共通の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態(ステアリング動作量に応じて1次転写ローラの移動を制御する例)
2.第2の実施形態(中間転写ユニットに圧着用ローラを備える例)
<1.第1の実施形態>
[画像形成装置の構成例]
まず、画像形成装置の一実施形態の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の一実施形態を示す全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ユニット50と、2次転写部60と、定着部80と、制御基板90とを有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施して、制御基板90のRAM103(図6参照)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ユニット50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モーターによって回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた内容に基づく画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、トナーを用いて感光体41上に形成された静電潜像を現像する。この現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
クリーニング部45は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写ユニット50の中間転写ベルト51に転写される。中間転写ユニット50は、中間転写体の一具体例を示す中間転写ベルト51と、中間転写ベルト51が掛け渡される複数のローラとを有している。中間転写ベルト51は、不図示の駆動モーターで感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
中間転写ベルト51における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写ローラ52が設けられている。この1次転写ローラ52は、中間転写ベルト51にトナーと反対の極性の電圧を印加させることで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト51に転写する。
そして、中間転写ベルト51が回転駆動することで、中間転写ベルト51の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト51上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
また、中間転写ベルト51には、ベルトクリーニング装置69が対向している。このベルトクリーニング装置69は、用紙Sへのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト51の表面を清掃する。
中間転写ベルト51の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって送られてきた用紙Sを中間転写ベルト51に接触させて、中間転写ベルト51の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、中間転写ユニット50の複数のローラのうちの1つである対向ローラ56に圧接されている。そして、2次転写ローラ61と中間転写ベルト51が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62は、中間転写ベルト51の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙Sの排出側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部80は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ81及び定着下ローラ82で構成されている。定着上ローラ81及び定着下ローラ82は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ81と定着下ローラ82との圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ81の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ81のローラ部が温められる。そして、定着上ローラ81のローラ部の熱が用紙Sへ伝達されることにより、用紙S上のトナー画像が熱定着される。
用紙Sは、2次転写部60によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ81と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラ81と定着下ローラ82とによる加圧と、定着上ローラ81のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部80の用紙搬送方向下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転された用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側には、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[中間転写ユニット]
次に、中間転写ユニット50の複数のローラについて、図2〜図3を参照して詳細に説明する。
図2は、中間転写ユニット50の概略正面図である。図3は、中間転写ユニット50の概略斜視図である。図2及び図3では、一例として、後述する補正テーブル125(図8参照)のステアリングローラの傾斜角度が0度の状態を表している。
図2に示すように、中間転写ユニット50の複数のローラには、主に駆動ローラ55と、対向ローラ56と、従動ローラ57と、ステアリングローラ58と、従動ローラ59とが含まれる。駆動ローラ55、対向ローラ56、従動ローラ57、ステアリングローラ58及び従動ローラ59に掛け渡された中間転写ベルト51は、上下方向に例えば500mmに及ぶ長い環状に形作られる。
また、中間転写ベルト51の内側に配置される複数の1次転写ローラ52は、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kから構成されている。1次転写ローラ52Yは中間転写ベルト51を挟んで画像形成ユニット40Yの感光体41に対向し、1次転写ローラ52Mは中間転写ベルト51を挟んで画像形成ユニット40Mの感光体41に対向している。また、1次転写ローラ52Cは中間転写ベルト51を挟んで画像形成ユニット40Cの感光体41に対向し、1次転写ローラ52Kは中間転写ベルト51を挟んで画像形成ユニット40Kの感光体41に対向する。
駆動ローラ55は、中間転写ベルト51の移動方向の最下流に位置する1次転写ローラ52Kの下流側に配置されており、不図示のローラ支持部に回転可能に支持されている。この駆動ローラ55は、駆動ローラ回転機構121(図6参照)により回転される。駆動ローラ55が回転すると、中間転写ベルト51は、感光体41の回転方向とは逆方向に回転駆動する。
対向ローラ56は、駆動ローラ55の下流側に配置されており、不図示のローラ支持部に回転可能に支持されている。この対向ローラ56は、中間転写ベルト51を挟んで2次転写ローラ61(図1参照)に対向する。従動ローラ57は、対向ローラ56の上方(下流側)に配置され、不図示のローラ支持部に回転可能に支持されている。
ステアリングローラ58は、従動ローラ57の下流側であり、複数の1次転写ローラ52における中間転写ベルト51の回転方向の最上流に位置する1次転写ローラ52Yの上流側に配置されている。従動ローラ59は、1次転写ローラ52Yとステアリングローラ58との間に配置され、不図示のローラ支持部に回転可能に支持されている。ステアリングローラ58については、後で図5を用いて詳しく説明する。
中間転写ベルト51の内側には、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kを移動させる1次転写圧調整機構122(転写圧調整機構の一例)が設けられている。1次転写圧調整機構122は、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kのそれぞれに対して同じ構成を有しているため、ここでは1次転写ローラ52Yに対する1次転写圧調整機構122について説明する。
[1次転写圧調整機構]
図4は、1次転写圧調整機構122の構成例を示す概略上面図である。
1次転写ローラ52Yの一端部52aは、ローラ支持部材171に回転可能に支持されている。1次転写圧調整機構122は、1次転写ローラ52Yを回転可能に支持するローラ支持部材171と、このローラ支持部材171を移動させる移動部(不図示)と、1次転写圧調整部70を有して構成されている。
ローラ支持部材171を移動させる移動部としては、モーターと各種の機構を組み合わせたものや、各種のアクチュエーターを採用することができる。
1次転写圧調整機構122の移動部は、後述する制御部100により制御される。制御部100は、1次転写圧調整機構122の移動部を駆動制御し、予め設定された位置に1次転写ローラ52Yを移動させる。
1次転写圧調整部70は、1次転写ローラ52Yが押圧する中間転写ベルト51と、画像形成ユニット40Yの感光体41により形成される1次転写ニップ部の転写圧(1次転写圧)を調整するものである。
[1次転写圧調整部]
1次転写ローラ52Yに対して配置された1次転写圧調整部70は、1次転写圧調整カム71と、バネ部材等の付勢部材72と、把持部73と、不図示の駆動部とを備えている。
1次転写圧調整カム71は、本実施形態では、回転軸と外周面との距離(径)が右回り(正方向)の回転により連続して大きくなる偏心カムを用いて構成されている。1次転写圧調整カム71は、制御部100の制御により、ステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)に応じて位置(角度)が変更される。それにより、所定のステアリングローラ58の姿勢において1次転写ローラ52Yの押圧力が調整され、1次転写圧が一定に調整される。なお、1次転写圧調整カム71として、右回り(正回転)のときに径が大きくなる偏心カムを説明したが、その逆の構造、あるいは他の構造のカムでもよいことは勿論である。
付勢部材72は、例えばバネ部材等の弾性体が用いられ、その一端が1次転写圧調整カム71の外周面に当接し、他端が把持部73の一の面に固定されている。
把持部73は、1次転写ローラ52Yの一端部52aとは反対側に形成された他端部52bが軸通される孔部を有する。1次転写ローラ52Yの他端部52bは、把持部73によって1次転写ローラ52Yが回転可能に、かつ一端部52aを中心に移動可能に把持されている。この孔部は、図4に示すように一部に切り欠きを有する形状でもよい。
1次転写圧調整カム71がモーター等の不図示の駆動部によって回転軸を中心として回転すると、該1次転写圧調整カム71の回転中心と付勢部材72に当接する外周面との距離(径)が変化する。1次転写圧調整カム71の径の変化により付勢部材72のストロークが変化する。付勢部材72は、そのストロークに応じた弾性力により1次転写ローラ52Yを水平方向に押して、該1次転写ローラ52Yを画像形成ユニット40Yの感光体41側に移動させる。
なお、1次転写圧調整機構122として、1次転写圧調整部70とモーター等の不図示の移動部を有する構成としたが、この例に限られない。すなわち、1次転写圧調整機構122は、中間転写ベルト51の幅方向に対する1次転写ローラ52の回転軸の傾きを変える構成であればよい。
1次転写圧調整機構122としては、例えば、ラック・アンド・ピニオン機構と、このラック・アンド・ピニオン機構のピニオンを回転させるモーターから構成することができる。また、1次転写圧調整機構122としては、ベルトと、ベルトが掛け渡されるプーリと、プーリを回転させるモーターから構成してもよく、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kを移動させるその他の機構を採用することができる。さらに、1次転写圧調整機構122としては、エアシリンダー、リニアアクチュエーターなど1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kを移動させるその他のアクチュエーターを採用することができる。
本実施形態では、例えば1次転写圧調整カム71の径が最大値となる位置(角度)を+側限界位置、1次転写圧調整カム71の径が最小値となる位置を−側限界位置とし、径が最大値と最小値の中間値となる位置を角度0度とする。そして、図4に示すように、1次転写圧調整カム71の角度が0度のとき、1次転写ローラ52Yの回転軸が、中間転写ベルト51の幅方向と略平行な基準位置Oになるようにする。ただし、これらの設定は一例であり、この例に限られるものではない。
1次転写ローラ52Yの回転軸の基準位置Oからの傾き方向と傾きの大きさにより、中間転写ベルト51の幅方向の1次転写圧が調整される。それゆえ、感光体41から中間転写ベルト51に転写されるトナー像のトナー濃度が調整され、トナー濃度差(トナー濃度傾き)が解消される。例えば、1次転写ローラ52Yの一端部52aを固定して他端部52bを右方向に傾けることにより、手前側の1次転写圧が大きくなるため、中間転写ベルト51の手前側のトナー濃度が濃く、相対的に奥側のトナー濃度が薄くなる。逆に、1次転写ローラ52Yの他端部52bを左方向に傾けることにより、手前側の1次転写圧が小さくなるため、中間転写ベルト51の手前側のトナー濃度が薄くなり、相対的に奥側のトナー濃度が濃くなる。
1次転写圧調整機構122は、不図示の移動部により、中間転写ベルト51を介して1次転写ローラ52Yを画像形成ユニット40Yの感光体41に対して接近及び離反させる。
1次転写ローラ52Yが画像形成ユニット40Yの感光体41に接近する方向へ移動すると、1次転写ローラ52Yが中間転写ベルト51の内面に接触する。そして、1次転写ローラ52Yが中間転写ベルト51の内面を押圧して画像形成ユニット40Yの感光体41に接触させる。
例えば画像形成装置1(図1参照)が用紙Sに画像を形成しないとき、1次転写圧調整機構122は、中間転写ベルト51の姿勢を解除状態にする。すなわち、1次転写ローラ52Yは、画像形成ユニット40Yに対する感光体41から所定の距離をあけた位置である離反位置に配置される。これにより、1次転写ローラ52Yは、中間転写ベルト51の内面から離れ、中間転写ベルト51は、画像形成ユニット40Yの感光体41から離れる。
このように、1次転写圧調整機構122の移動部により、1次転写ローラ52Yの位置を、中間転写ベルト51が対応する感光体41に接触しない離反位置と、中間転写ベルト51が対応する感光体41に接触する近接位置で切り換えられる。
同様に、1次転写ローラ52M,52C,52Kのそれぞれの位置が、中間転写ベルト51が対応する3つの感光体41に接触しない離反位置と、中間転写ベルト51が3つの感光体41に接触する近接位置で切り換えられる。
さらに、中間転写ベルト51と画像形成ユニット40Yの感光体41が1次転写ニップ部を形成する際、1次転写圧調整カム71が適切な位置へ回転することにより、1次転写ニップ部における1次転写圧が調整される。1次転写圧調整カム71の動作量(回転角度)は、後述するステアリングローラ58(図5参照)の姿勢(傾斜角度)に応じて決定される。
同様に、1次転写ローラ52M,52C,52Kに対する1次転写圧調整カム71の動作量は、ステアリングローラ58の姿勢に応じて決定される。
上述した1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kの位置、及び1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kに対応する1次転写圧調整カム71による1次転写圧の調整は、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kごとに独立に制御される。なお、図2及び図3に示した例では、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kは同一の位置(角度)にある。
[トナー濃度差検知部]
4つの感光体41の中間転写ベルト51の回転方向の下流側であって、4つの感光体41のうち最下流の画像形成ユニット40Kの感光体41の近傍に、トナー濃度差検知部124が設けられている。このトナー濃度差検知部124は、感光体41と中間転写ベルト51により形成される1次転写ニップ部の1次転写圧を調整する際に参照されるデータ(例えば補正テーブル)を作成する目的で設置されている。
トナー濃度差検知部124は、一例として2つのトナー検知部91a,91bを有している。トナー検知部91aは中間転写ベルト51の幅方向の手前側に配置され、トナー検知部91bは中間転写ベルト51の幅方向の奥側に配置されている。トナー検知部91aとトナー検知部91bがそれぞれ、4つの感光体41から中間転写ベルト51へ転写されたトナー像のトナー濃度を検知し、検知結果を後述する制御部100(図6)へ出力する。画像形成ユニット40Kの感光体41の下流側にトナー濃度差検知部124を配置した場合(図2参照)、1次転写直後のトナー像のトナー濃度を検知するので、1次転写直後の中間転写ベルト51の幅方向のトナー濃度差の情報が得られる。
トナー検知部91a,91bには、一例として、反射型光センサを用いることができる。反射型光センサは、反射型光源と受光素子を備えている。反射型光源と受光素子は、中間転写ベルト51のトナー像が形成される側に、中間転写ベルト51と対向するように設置される。反射型光源から中間転写ベルト51に照射された光は、中間転写ベルト51表面又は中間転写ベルト51上に転写したトナーに反射した反射光となって、受光素子で受光される。受光される反射光量は、その光の波長に応じたトナーの残存量によって異なる。この反射光量に応じた信号が反射型光センサから出力される。
また、トナー検知部91a,91bの他の例として、透過型光センサを用いてもよい。透過型光センサは、透過型光源と、透過型光源からの光を検出する受光素子を備える。透過型光源と受光素子は、中間転写ベルト51を挟んで対向するように設置される。透過型光センサを用いる場合、中間転写ベルト51は、透過型光源からの光の波長に対して透過性を有する材料から構成される。
反射型光源及び透過型光源は、LED(Light Emitting Diode)が好ましい。また、透過型光源からの光としては、中間転写ベルト51に対して透過性を有する波長であることが好ましい。
なお、トナー濃度差検知部124として、中間転写ベルト51に転写されたトナー像のトナー濃度を検知する構成を説明したが、用紙に転写されたトナー画像のトナー濃度を検知する構成としてもよい。用紙に転写されたトナー画像のトナー濃度を検知する場合、例えばトナー濃度差検知部124を2次転写部60よりも下流側に配置する。
例えば、トナー濃度差検知部124を、2次転写部60と定着部80の間に設けてもよい。この場合、トナー濃度差検知部124は、2次転写部60を通過して用紙Sに転写されたトナー画像のトナー濃度差を検知する。このように構成することにより、利用者は、用紙に転写されているトナー画像のトナー濃度差と、トナー濃度差検知部124の検知結果から算出されたトナー濃度差とを比較することができる。そして、利用者の目で判断した比較結果を、例えば1次転写圧の調整に利用したり、該1次転写圧を調整する際に参照される補正テーブル等に反映したりできる。
[ステアリングローラ]
次に、ステアリングローラ58について、図5を参照して説明する。
図5は、ステアリングローラ58を示す説明図である。
図5に示すように、ステアリングローラ58の一端部58aは、ローラ支持部材172に支持されており、他端部58bは、ステアリングローラ移動機構123(図6参照)に接続されている。
ステアリングローラ移動機構123は、ステアリングローラ58の一端部58aを支点として、ステアリングローラ58の他端部58bを、円を描く回動方向θaへ変位させる。この他端部58bの変位により、中間転写ベルト51の幅方向W1の位置を移動させるステアリング調整が行われる。以下では、ステアリング調整のことをステアリング動作ともいう。
例えば、ステアリングローラ58の他端部58bを回動方向θaに沿って一方に変位させると、中間転写ベルト51の位置がステアリングローラ58の一端部58a側に移動する。また、ステアリングローラ58の他端部58bを回動方向θaに沿って他方に傾斜させると、中間転写ベルト51の位置がステアリングローラ58の他端部58b側に移動する。
ステアリングローラ移動機構123は、後述する制御部100(図6参照)により制御される。制御部100は、後述するベルト端部検出部110の検出結果に基づいて、ステアリングローラ58における他端部58bの位置(傾斜角度)を決定する。そして、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58における他端部58bを決定した位置に配置させる。
また、ステアリングローラ58は、中間転写ベルト51に張力を付与するテンションローラとしての機能も有している。本実施形態では、ステアリングローラ58をバネ部材(不図示)によって上方に付勢し、中間転写ベルト51に張力を付与している。なお、中間転写ベルト51に張力を付与する構造は、通常のテンションローラに適用する構造を採用することができる。
ベルト端部検出部110は、中間転写ベルト51の近傍に配置されており、中間転写ベルト51の端部51a,51bの位置を検出する。このベルト端部検出部110は、ベース部111と、2つのレバー112,113を備えている。
2つのレバー112,113は、中間転写ベルト51を幅方向に挟んで配置されており、ベース部111に回動可能に取り付けられている。レバー112は、中間転写ベルト51の一方の端部51aに対向しており、レバー113は、中間転写ベルト51の他方の端部51bに対向している。
レバー112は、回動軸112aと、接触ピン112bを有している。このレバー112は、ばねなどの付勢部によって中間転写ベルト51の一方の端部51a側に付勢されている。これにより、レバー112の接触ピン112bが中間転写ベルト51の一方の端部51aに接触する。
レバー113は、回動軸113aと、接触ピン113bを有している。このレバー113は、ばねなどの付勢部によって中間転写ベルト51の他方の端部51b側に付勢されている。これにより、レバー113の接触ピン113bが中間転写ベルト51の他方の端部51bに接触する。
ベルト端部検出部110は、レバー112,113の回動角度θb,θcを検出し、検出結果を後述する制御部100(図6参照)へ送信する。そして、制御部100は、ベルト端部検出部110の検出結果に基づいて、中間転写ベルト51の端部51a,51bの位置を検知する。
制御部100の後述するROM102(図6参照)には、中間転写ベルト51の端部51a,51bが適正位置であるときの回動角度θb,θcの値である基準値が設定されている。制御部100は、回動角度θb,θcが基準値から変化したときに、中間転写ベルト51の端部51a,51bが適正位置でないと判定する。そして、回動角度θb,θcの基準値からの変化量を端部51a,51bの変位量に換算し、端部51a,51bの位置を検知する。
[画像形成装置の各部のハードウェア構成]
次に、画像形成装置1の各部のハードウェア構成について、図6を参照して説明する。
図6は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図6に示すように、画像形成装置1は、制御部100を備えている。この制御部100は、上述の制御基板90(図1参照)上に構成されている。
制御部100は、例えばCPU(中央演算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを有している。ROM102には、例えば画像形成中の1次転写時におけるステアリングローラ58の姿勢に対する1次転写圧調整機構122の動作量の情報(例えば補正テーブル)が保存されている。なお、ROM102としては、例えば、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMを用いる。
CPU101は、装置全体を制御する。このCPU101は、HDD(Hard disk drive)104、操作表示部105及びベルト端部検出部110にそれぞれシステムバス107を介して接続されている。また、CPU101は、通信部108、画像読取部30、画像処理部106、画像形成部40、給紙部21、定着部80にそれぞれシステムバス107を介して接続されている。さらに、CPU101は、駆動ローラ回転機構121、1次転写圧調整機構122、ステアリングローラ移動機構123、トナー濃度差検知部124にそれぞれシステムバス107を介して接続されている。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて入力信号を出力する。
ベルト端部検出部110は、中間転写ベルト51の端部51a,51bの位置を検出し、その検出結果をCPU101に送信する。
通信部108は、外部の情報処理装置であるPC(パーソナルコンピュータ)120から送信されるジョブ情報を、通信回線を介して受け取る。そして、受け取ったジョブ情報を、システムバス107を介して制御部100に送る。ジョブ情報には、形成する画像の画像データと、その画像データに対応付けられた使用する用紙の情報などが設定されている。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの輝度情報をもつ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC120から送信される画像データは、画像処理部106に送られ、画像処理される。画像処理部106は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
例えば、画像形成装置1でカラー印刷を実行する場合は、画像読取部30等によって生成されたR・G・Bの画像データを画像処理部106における色変換LUT(Look up Table)に入力する。そして、画像処理部106は、R・G・BデータをY・M・C・Kの画像データに色変換する。そして、色変換した画像データに対して、階調再現特性の補正、濃度補正LUTを参照した網点などのスクリーン処理、あるいは細線を強調するためのエッジ処理などを行う。
画像形成部40は、制御部100により駆動制御され、用紙S上にトナー像を形成する。定着部80は、制御部100により駆動制御され、用紙Sを加圧及び加熱して、トナー像を用紙Sに定着させる。
駆動ローラ回転機構121は、制御部100により駆動制御され、駆動ローラ55を回転駆動させることで中間転写ベルト51を回転駆動させる。
ステアリングローラ移動機構123は、制御部100により駆動制御され、ステアリングローラ58の一端部58bの位置(傾斜角度)を変位させる。制御部100は、中間転写ベルト51が感光体41と接触した状態(画像形成状態)のとき、ステアリングローラ58の他端部58bの位置を変位させるステアリング制御を行う。すなわち、制御部100は、ベルト端部検出部110の検出結果に基づいて、中間転写ベルト51が感光体41に対して適正な位置に配置されるように、ステアリングローラ58の傾斜角度を設定する。そして、ステアリングローラ58が設定した傾斜角度になるように、ステアリングローラ58の他端部58bの位置を変位させる。
1次転写圧調整機構122は、本発明に係る転写圧調整機構の一具体例を示すものである。この1次転写圧調整機構122は、制御部100により駆動制御され、1次転写ローラ52を離反位置(解除位置)、近接位置(画像形成時位置)に配置し、ステアリングローラ58の姿勢に基づいて、1次転写ローラごとに画像形成時の1次転写圧の調整を行う。
画像形成状態では、ステアリングローラ58の姿勢(調整状態)に応じて、4つの1次転写圧調整カム71の位置(角度)が設定される。そして、4つの1次転写圧調整カム71の位置(角度)に応じて、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kが中間転写ベルト51の内面を押圧する際の位置(押圧力)が調整される。これにより、ステアリングローラ58の傾斜角度に応じて中間転写ベルト51の1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kに対応する4つの1次転写ニップ部において、1次転写圧が中間転写ベルト51の幅方向で均一となるように調整される。
トナー濃度差検知部124は、トナー検知部91a,91bがそれぞれ、4つの画像形成ユニットの感光体41から中間転写ベルト51へ転写されたトナー濃度を検知し、検知結果を制御部100へ出力する。制御部100のCPU101は、トナー検知部91a,91bから出力された検知結果から、中間転写ベルト51の幅方向におけるトナー濃度差を計算し、RAM103又はROM102、あるいはHDD104へ保存する。
[補正テーブル作成処理]
次に、画像形成装置1の画像形成中の1次転写時に参照する補正テーブルの作成処理例を説明する。
図7は、補正テーブルの作成処理例を示すフローチャートである。
まず、制御部100のCPU101は、補正テーブル作成モードであるか否かを判定する。補正テーブル作成モードは、例えば画像形成装置1の製造工程、出荷時、搬入先へ設置時、ジョブ開始前などのタイミングで設定される。CPU101は、補正テーブル作成モードであると判定した場合、補正テーブル作成処理を開始する。
CPU101は、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58を−側限界位置へ移動させる(ステップS1)。続いて、ステアリングローラ58をその位置に固定した状態で、1次転写圧調整機構122を駆動制御し、1次転写ローラ52Yに対する1次転写圧調整部70の1次転写圧調整カム71を−側限界位置へ移動させる(ステップS2)。
次に、CPU101は、画像形成ユニット40Yを制御してトナー濃度差検知用のトナー画像(以下、パッチという)を作成し、パッチに応じたトナー像を感光体41に形成する(ステップS3)。感光体41に形成されたパッチは、1次転写ローラ52Yにより中間転写ベルト51に転写される。
本実施形態で用いられるパッチは、中間転写ベルト51の幅方向のトナー濃度差が検出できるものであればよい。例えば全面にトナーを有するいわゆるベタ画像、中間転写ベルト51のトナー検知部91a,91bに対応する幅方向に連続してトナーを有する画像、あるいはトナー検知部91a,91bに対応する部分にのみトナーを有する画像などが適用できる。なお、後者の画像であるほど使用するトナーの量が少なく、パッチ作成にかかる時間も短縮できる。
トナー濃度差検知部124のトナー検知部91a,91bは、中間転写ベルト51に転写されて搬送されるパッチのトナー濃度を検知し、検知結果をCPU101へ出力する。CPU101は、トナー検知部91a,91bから供給されたトナー濃度の検知結果から中間転写ベルト51の手前側と奥側、すなわち中間転写ベルト51の幅方向のトナー濃度差ΔEを算出する(ステップS4)。
次に、CPU101は、算出したトナー濃度差ΔEが0.5以下であるかどうかを判定する(ステップS5)。ΔEは、色の差がどのように異なるのかを絶対値として表現する指数であり、本実施形態ではトナー濃度差を表す指標として用いる。ΔEの値が大きいほどトナー濃度差が大きく、本実施形態では、0.5をトナー濃度差の有無の閾値に設定する。ただし、この値は一例であり、この例に限定されるものではない。
CPU101は、ΔEが0.5より大きい場合、1次転写圧調整機構122を駆動制御し、1次転写圧調整カム71を+0.4度回転させる(ステップS6)。続いて、CPU101は、ステップS3の処理に戻り、再度パッチを作成する。そして、ステップS4,S5において、トナー濃度の検知及びトナー濃度差の算出を行い、算出したトナー濃度差ΔEが0.5以下であるかどうかを再度判定する。
ステップS5の判定処理においてΔEが0.5以下である場合、CPU101は、そのときのステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)と1次転写圧調整カム71の位置(角度)をRAM103等のメモリに保存する(ステップS7)。
次に、CPU101は、ステアリングローラ58の位置が+側限界位置であるかどうかを判定する(ステップS8)。ここで+側限界位置ではない場合、CPU101は、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58を現在位置から+0.4度移動させる(ステップS9)。続いて、CPU101は、ステップS2の処理に戻り、1次転写圧調整カム71を−側限界位置へ移動させる。そして、ステップS3〜S9におけるパッチの作成、トナー濃度の検知、トナー濃度差ΔEの算出、ΔEの判定及び判定結果に応じた処理を行う。
ステップS8においてステアリングローラ58の位置が+側限界位置である場合、CPU101は、RAM103に保存した測定結果に基づき、1次転写ローラ52Yの1次転写圧調整に使用する補正テーブルを作成する(ステップS10)。作成した補正テーブルは、ROM102又はHDD104等の不揮発性の記憶媒体に保存する。
CPU101は、他の1次転写ローラ52M,52C,52Kについても同様に、ステアリングローラ58の姿勢を変化させ、ステアリングローラ58の異なる姿勢ごとに、トナー濃度差検知部124で転写後のトナー濃度差ΔEを測定する。そして、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kに関して、トナー濃度差ΔEが閾値以下になる1次転写圧調整機構122の動作量、すなわち1次転写圧調整カム71の位置(角度)を取得し、補正テーブルを作成する。最終的に、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kの1次転写圧調整に使用する補正テーブル125を完成させる。
このように、各1次転写ローラにおける1次転写圧の調整に使用する補正テーブルを初めから持っている必要はなく、後から作成できる。また、1次転写圧調整に係るパラメータを補正テーブルとして持つことによりデータ量を抑えられる。
なお、図7の説明では、ステアリングローラ58を−側限界位置から+側限界位置まで移動させて補正テーブルを作成したが、ステアリングローラ58の動作を+側から−側へ一方向に移動させることで、補正テーブルを作成する時間を短縮できる。しかし、この例に限らず、例えばステアリングローラ58を0度から+側の傾斜角度に移動させて1次転写圧調整カム71を調整し、次に0度から−側の傾斜角度に移動させて1次転写圧調整カム71を調整してもよい。
補正テーブルの作成において、ステアリングローラ58を−側限界位置から+側限界位置まで移動させて1次転写圧調整カム71の回転角度を設定する例を説明した。−側限界位置としては例えば−2度、+側限界位置としては例えば+2度である。また、ステアリングローラ58の−側限界位置から+側限界位置の間の所定範囲内で設定を行ってもよい。例えば、−側限界位置が−2度、+側限界位置が+2度であれば、その間で1次転写圧調整カム71の回転角度を設定してもよい。
図8は、画像形成装置1の1次転写時に参照する補正テーブルの一例を示す説明図である。
図8に示す補正テーブル125は、ステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)が−2度から+2度における、4つの1次転写圧調整カム71の位置(角度)を示している。ステアリングローラ58の傾斜角度が0度のとき、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kに対する4つの1次転写圧調整カム71の角度は0度である。この補正テーブル125では、ステアリングローラ58の傾斜角度0度を中心として+側と−側で、4つの1次転写圧調整カム71ともにカム角度の値が対称となっているが、この例に限られないことは勿論である。例えばステアリングローラ58の傾斜角度が0度のとき、4つの1次転写圧調整カム71の角度は必ずしも0度でなくてもよいし、上述の補正テーブル作成処理又は後述する補正テーブル修正処理の結果によっては非対称となることもある。
また、補正テーブル125では、ステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)が+側のとき、4つの1次転写圧調整カム71のうち中間転写ベルトの回転方向のより上流側の1次転写圧調整カム71であるほど、1次転写圧調整カム71の角度が正の値となっている。逆に、ステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)が−側のとき、4つの1次転写圧調整カム71のうち中間転写ベルトの回転方向のより上流側の1次転写圧調整カム71であるほど、1次転写圧調整カム71の角度が負の値となっている。
この補正テーブル125の内容から、中間転写ベルト51の1次転写圧の歪みの中心が1次転写ローラ52Cの近傍にあり、ステアリングローラ58の姿勢が変化するにつれ、中間転写ベルト51の回転方向の上流側であるほど1次転写圧の不均一が大きくなっていることがわかる。言い換えれば、この補正テーブル125に基づいて4つの1次転写圧調整カム71の角度を変えることにより、上述のような中間転写ベルト51の1次転写圧の不均一が解消される。
[1次転写圧調整処理]
次に、補正テーブルを用いた1次転写圧調整処理を説明する。ここでは、中間転写ベルト51を解除状態から画像形成状態にし、画像形成状態時に1次転写圧を調整する場合について説明する。
最初に、制御部100のCPU101は、駆動ローラ回転機構121の駆動を制御し、解除状態の中間転写ベルト51を回転駆動させると共に、不図示の感光体回転機構を駆動制御し、4つの感光体41を回転駆動させる。そして、中間転写ベルト51と4つの感光体41の回転速度が所定の速度に達すると、CPU101は、1次転写圧調整機構122を駆動制御し、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kの各々を、4つの感光体41に接近した位置である近接位置に移動させる(図2,図3参照)。
これにより、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kが中間転写ベルト51の内面を押圧する。その結果、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kが4つの感光体41に圧着され、中間転写ベルト51が4つの感光体41に接触する。
このとき、CPU101は、ベルト端部検出部110の検出結果に基づいて、ステアリングローラ58の傾斜角度を設定する。そして、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58が設定した傾斜角度になるように、ステアリングローラ58の他端部58bの位置を変位させる(ステアリング制御)。
CPU101は、ROM102に記憶された補正テーブルを参照し、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kごとに、ステアリングローラ58の傾斜角度に対応する1次転写圧調整カム71の角度を読み出す。そして、CPU101は、読み出した1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kごとの1次転写圧調整カム71の角度に基づいて、不図示の駆動部により4つの1次転写圧調整カム71を回転駆動させる。これにより、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kが、それぞれの1次転写圧調整カム71の角度に基づいて中間転写ベルト51の内面を押圧し、中間転写ベルト51の幅方向の1次転写圧が調整される。
図9は、補正テーブル125に基づく1次転写圧調整部70の動作例を示す概略斜視図である。図9に示す例は、補正テーブル125のステアリングローラ58の傾斜角度が2度の状態を表している。
図10は、図9に示す1次転写ローラ52Yに対する1次転写圧調整部70の拡大図である。補正テーブル125に基づき1次転写圧調整カム71の角度が120度に制御される。このとき付勢部材72のストロークが大きいので、1次転写ローラ52Yが中間転写ベルト51の手前側部分を押圧する力が強い。
図11は、図9に示す1次転写ローラ52Mに対する1次転写圧調整部70の拡大図である。補正テーブル125に基づき1次転写圧調整カム71の角度が72度に制御される。このとき付勢部材72のストロークが通常時(例えば基準位置Oのとき)よりもやや大きいので、1次転写ローラ52Mが中間転写ベルト51の手前側部分を押圧する力がやや強くなる。
図12は、図9に示す1次転写ローラ52Cに対する1次転写圧調整部70の拡大図である。補正テーブル125に基づき1次転写圧調整カム71の角度が15度に制御される。このとき付勢部材72のストロークが通常時(例えば基準位置Oのとき)よりもやや小さいので、1次転写ローラ52Cが中間転写ベルト51の手前側部分を押圧する力がやや弱くなる。
図13は、図9に示す1次転写ローラ52Kに対する1次転写圧調整部70の拡大図である。補正テーブル125に基づき1次転写圧調整カム71の角度が−15度に制御される。このとき付勢部材72のストロークが小さいので、1次転写ローラ52Kが中間転写ベルト51の手前側部分を押圧する力が弱い。
このように、本実施形態によれば、ステアリングローラ58の姿勢に応じて、補正テーブル125に基づき1次転写圧調整機構122の動作量を制御し、中間転写ベルト51の幅方向で1次転写圧を均一に保つ。これにより、中間転写ベルト51に1次転写されるトナー画像の該中間転写ベルト51の幅方向のトナー濃度差が閾値以下に抑えられ、1次転写後のトナー画像の品質が向上する。なお、このような構成を採用することによって、1次転写時の電気的な微調整が不要もしくは大きな調整をすることなく、機械的に1次転写圧を調整することが可能になる。
また、1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kごとに1次転写圧調整機構122の1次転写圧調整部70(1次転写圧調整カム71)を独立して制御することができる。1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kごとに1次転写圧を調整することができ、トナーの色ごとに決め細やかな画質調整が可能である。
制御部100は、1次転写時の1次転写圧調整機構122の駆動制御、すなわち1次転写圧調整カム71の駆動制御を、画像形成処理中の1次転写動作が行われないタイミングで実行する。画像形成処理中の1次転写動作が行われないタイミングとは、例えば先行する用紙のための1次転写動作と、これに後続する用紙のための1次転写動作の間などである。これにより、画像形成処理に要する時間を変えることなく、1次転写圧調整カム71を駆動制御し、中間転写ベルト51の幅方向で1次転写圧を均一に保つことができる。
なお、補正テーブルに複数のステアリングローラの傾斜角度が登録されているが、実際のステアリングローラの傾斜角度の値は、補正テーブルに登録されている連続する2つの値の間になることも考えられる。その場合、例えば補正テーブル上のステアリングローラの傾斜角度に対する2つの1次転写圧調整カムの回転角度の値から補間処理行い、動作すべき1次転写圧調整カムの回転角度を決定してもよい。
[1次転写圧調整カムの動作曲線]
なお、本実施形態では、1次転写時の1次転写圧調整カムの駆動制御を、補正テーブルに基づいて行う例を説明したが、1次転写圧調整カムの動作曲線に基づいて行うようにしてもよい。
図14は、画像形成装置1の1次転写圧調整カム71の動作曲線の一例を示すグラフである。
図14に示したグラフは、1次転写ローラ52Yに対する1次転写圧調整カム71の動作曲線の一例である。グラフの横軸はステアリングローラ58の動作量(傾斜角度)、縦軸は1次転写圧調整カム71の動作量(回転角度)を表している。例えば、図8に示した補正テーブル125(図8参照)を作成するときの測定結果を用いて作成できる。例えば、測定点と測定点の間を直線で結ぶ、測定点と測定点の間を補間する、最小自乗法を利用して最適な回帰直線を求めるなど、種々の方法を適宜用いて作成できる。
作成した1次転写圧調整カム71の動作曲線は、ROM102等の不揮発性の記憶媒体に記憶する。制御部100は、1次転写時、1次転写圧調整カム71の動作曲線からステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)に対応する1次転写圧調整カム71の回転角度を決定し、その回転角度の値に基づいて1次転写圧調整カム71を動作させる。
このようにすることにより、例えば画像形成装置が、ステアリングローラ58を補正テーブルに登録された傾斜角度の値より細かいステップで動作させる場合、1次転写圧調整カム71の動作曲線に基づき1次転写圧調整カム71を適切な位置に調整できる。
[補正テーブルの修正]
上述した補正テーブル(図8参照)の作成方法では、ステアリングローラ58を特定の姿勢(傾斜角度)にて固定し、パッチ作成、1次転写圧調整、パッチ作成…を繰り返していた。そこで、補正テーブル作成時に測定したデータから、1次転写圧調整カム71の動作量(回転角度)とトナー濃度差ΔE(濃度傾斜)の関係性を表したトナー濃度傾斜補正曲線を作成しておく。そして、トナー濃度傾斜補正曲線に基づいて、補正テーブル又は1次転写圧調整カム動作曲線(図14参照)を修正する。
図15は、画像形成装置1のトナー濃度傾斜補正曲線の一例を示すグラフである。
グラフの横軸は1次転写圧調整カム71の動作量(回転角度)、縦軸はトナー濃度差ΔE(濃度傾斜量)を表している。このグラフより、1次転写圧調整カム71の動作量に対するトナー濃度差ΔEの値の変化がわかる。すなわち、何らかの理由によりトナー濃度差ΔEが変動した場合でも補正すべき1次転写圧調整カム71の動作量が求められる。
図16は、画像形成装置1の1次転写時に参照される補正テーブルの修正処理例を示すフローチャートである。
まず、制御部100のCPU101は、補正テーブル修正モードであるか否かを判定する。補正テーブル修正モードは、例えば画像形成装置1のジョブ受付後、ジョブ開始直後などのタイミングで設定される。CPU101は、補正テーブルモードであると判定した場合、補正テーブル修正処理を開始する。
CPU101は、ステアリングローラ移動機構123を補正テーブルに基づいて駆動制御し、ステアリングローラ58を例えば−側限界位置へ移動させる(ステップS11)。続いて、ステアリングローラ58をその位置に固定した状態で、1次転写圧調整機構122を駆動制御し、1次転写ローラ52Yに対する1次転写圧調整部70の1次転写圧調整カム71を−側限界位置へ移動させる(ステップS12)。すなわち、CPU101は、ステアリングローラ58と1次転写圧調整カム71を、補正テーブルに登録されているステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)と1次転写圧調整カム71の位置(角度)に移動させる。
次に、CPU101は、画像形成ユニット40Yを制御してトナー濃度差検知用のパッチを作成し、パッチに応じたトナー像を感光体41に形成する(ステップS13)。感光体41に形成されたパッチは、1次転写ローラ52Yにより中間転写ベルト51に転写される。
トナー濃度差検知部124のトナー検知部91a,91bは、中間転写ベルト51に転写されて搬送されるパッチのトナー濃度を検知し、検知結果をCPU101へ出力する。CPU101は、そのときのステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)と1次転写圧調整カム71の位置(角度)におけるトナー濃度を、RAM103等のメモリに保存する(ステップS14)。
次に、CPU101は、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58を現在位置から+0.4度移動させる(ステップS15)。
続いて、CPU101は、画像形成ユニット40Yを制御してパッチを作成し、パッチに応じたトナー像を感光体41に形成する(ステップS16)。
CPU101は、トナー濃度差検知部124のトナー検知部91a,91bからパッチのトナー濃度の検知結果を取得する。そして、CPU101は、そのときのステアリングローラ58の姿勢(傾斜角度)と1次転写圧調整カム71の位置(角度)におけるトナー濃度を、RAM103等のメモリに保存する(ステップS17)。
次に、CPU101は、ステアリングローラ58の位置が+側限界位置であるかどうかを判定する(ステップS18)。ここで+側限界位置ではない場合、CPU101は、ステップS15に進み、ステアリングローラ移動機構123を駆動制御し、ステアリングローラ58を現在位置から+0.4度移動させる。
続いて、CPU101は、ステップS16〜S18におけるパッチの作成、トナー濃度の検知、ステアリングローラ58の位置の判定及び判定結果に応じた処理を行う。
ステップS18の判定処理においてステアリングローラ58の位置が+側限界位置である場合、CPU101は、RAM103に保存した測定結果に基づき、ステアリングローラ58の位置ごとに中間転写ベルト51の手前側と奥側のトナー濃度差ΔEを算出する。そして、算出したトナー濃度差ΔEと、メモリに保存された補正テーブル作成時のトナー濃度差ΔEを比較する(ステップS19)。
CPU101は、上記トナー濃度差ΔEの比較結果に基づいて、トナー濃度傾斜補正曲線(図15参照)を参照して不揮発性の記憶媒体に記憶されている1次転写ローラ52Yの補正テーブルを修正する(ステップS20)。トナー濃度傾斜補正曲線より、トナー濃度差ΔEの変動量(差分)に対して補正すべき1次転写圧調整カム71の動作量(角度)がわかる。CPU101は、ステアリングローラ58の位置ごとに、トナー濃度差ΔEの差分を求める。そして、トナー濃度差ΔEの差分に応じて補正すべき1次転写圧調整カム71の動作量(角度)を取得し、補正テーブルの1次転写圧調整カム71の角度を修正する。
CPU101は、他の1次転写ローラ52M,52C,52Kについても同様に、ステアリングローラ58の姿勢を変化させ、ステアリングローラ58の異なる姿勢ごとに、トナー濃度差検知部124でパッチのトナー濃度差ΔEを測定する。そして、4つの1次転写ローラ52Y,52M,52C,52Kに関して、補正テーブルを修正する。
このように補正テーブルを修正することにより、ジョブ受付後、ジョブ開始直後などのタイミングで短時間に補正テーブルを修正することができる。また、ステアリングローラ58の異なる姿勢ごとに、補正テーブルを作成後のトナー濃度差ΔEの変動量に応じて、1次転写圧調整カム71の角度を調整することができる。適宜補正テーブルの修正を行うことにより、1次転写圧を中間転写ベルト51の幅方向で常時均一に保つことができる。
以上補正テーブルを修正する場合について説明したが、図14に示したような1次転写圧調整カム動作曲線についても同様にして修正できる。
[第1の実施形態の変形例]
上述した第1の実施形態では、1次転写圧調整機構122は、1次転写ローラ52Yを回転可能に支持するローラ支持部材171と、このローラ支持部材171を移動させる移動部(不図示)と、1次転写圧調整部70を有して構成されていると説明した。これに対し、1次転写圧調整カム71の回転に伴う径の変化を大きくし、1次転写圧調整機構122からローラ支持部材171を移動させる移動部を削除した構成としてもよい。これにより、1次転写圧調整カム71の回転による径の変化のみで、中間転写ベルト51を離反位置又は近接位置に移動させ、そして近接位置において1次転写圧の調整を行う。このように構成した場合、1次転写圧調整機構122の構成を簡素化できる。
<2.第2の実施形態>
図17は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の中間転写ユニットの要部を示す概略正面図である。
本実施形態の中間転写ユニット50Aは、中間転写ベルト51を画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kに圧着させる圧着用ローラ131を備えている。CPU101は、圧着用ローラ移動機構(不図示)を駆動制御し、圧着用ローラ131を解除位置(破線部)又は画像形成位置(実線部)に移動させる。圧着用ローラ131が画像形成位置に移動して中間転写ベルト51と感光体41が接触した状態(画像形成状態)となる。この画像形成状態時に、CPU101は、4つの1次転写圧調整カム71を設定された角度に駆動制御する。これにより、各1次転写ローラによる中間転写ベルト51と感光体41の各1次転写ニップ部の1次転写圧が適切に調整される。
このように構成した場合、圧着用ローラ131で中間転写ベルト51を押圧することにより1次転写圧に対するバイアスをかけることができるので、1次転写圧調整カムの回転に伴う径の変化を小さくでき、1次転写圧の繊細な調整が可能である。
以上、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述の第1及び第2実施の形態では、本発明に係るベルトとして中間転写ベルトを適用した。しかし、本発明に係るベルトとしては、転写部に用紙を搬送する搬送ベルトであってもよい。
1…画像形成装置、 40…画像形成部、 40Y,40M,40C,40K…画像形成ユニット、 41…感光体、 50,50A…中間転写ユニット、 51…中間転写ベルト、 51a…一端部、 52b…他端部、 52Y,52M,52C,52K…1次転写ローラ、 58…ステアリングローラ、 59…従動ローラ、 60…2次転写部、 70…1次転写圧調整部、 71…1次転写圧調整カム、 72…付勢部材、 73…把持部、 90…制御基板、 91a,91b…トナー検知部、 100…制御部、 121…駆動ローラ回転機構、 122…1次転写圧調整機構、123…ステアリングローラ移動機構、 124…トナー濃度差検知部、 125…補正テーブル、 131…圧着用ローラ

Claims (9)

  1. トナー像が形成される感光体を有する画像形成部と、
    前記感光体に対向し、回転移動する無端状のベルトと、
    前記ベルトに張力を付与し、前記ベルトの幅方向の移動位置を調整するステアリングローラと、
    前記ベルトを前記感光体に押圧して前記トナー像が転写する転写ニップ部を形成させる転写ローラと、
    前記転写ローラが前記ベルトを前記感光体に押圧する際の押圧力を調整する転写圧調整機構と、
    前記ステアリングローラの調整状態に応じて、前記転写圧調整機構により調整される前記押圧力を制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記転写圧調整機構は、前記ベルトの幅方向に対する前記転写ローラの回転軸の傾きを変える
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ステアリングローラの調整状態に対する前記転写圧調整機構の制御量を記憶する記憶部、を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記ステアリングローラの調整状態に対する前記転写圧調整機構の制御量に基づいて、前記転写圧調整機構の動作を制御する
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体及び前記転写ローラは、トナーの色に応じてそれぞれ複数設けられており、
    前記制御部は、複数の前記転写ローラの各々について、前記転写圧調整機構の動作を制御する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. トナー転写後の前記ベルトの幅方向のトナーの濃度差を検知するトナー濃度差検知部、を更に備え、
    前記制御部は、前記ステアリングローラの調整状態を変化させ、前記ステアリングローラの異なる調整状態ごとに、前記トナー濃度差検知部で検知される前記転写後のトナーの濃度差が閾値以下になる前記転写圧調整機構の制御量を測定し、前記ステアリングローラの調整状態と前記転写圧調整機構の制御量とを対応づけた補正テーブルを作成し、前記記憶部に記憶させる
    請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記補正テーブルに基づいて前記ステアリングローラと前記転写圧調整機構を動作させ、前記ステアリングローラの調整状態と前記転写圧調整機構の制御量ごとに前記トナー濃度差検知部で検知される前記転写後のトナーの濃度差と前記補正テーブルを作成したときにおける前記転写後のトナーの濃度差を比較し、両者の差分に応じて前記補正テーブルにおける前記ステアリングローラの調整状態に対する前記転写圧調整機構の制御量を修正する、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー濃度差検知部は、前記ベルト上に転写されたトナーの前記ベルトの幅方向における濃度差を検知する
    請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー濃度差検知部は、用紙上に転写されたトナーの前記ベルトの幅方向における濃度差を検知する
    請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写圧調整機構による前記押圧力の調整は、先行する用紙と後続の用紙が搬送されてくる間であって、画像形成処理中の前記転写ローラによる転写動作が行われないタイミングで行う
    請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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