JP2002091185A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002091185A JP2000274864A JP2000274864A JP2002091185A JP 2002091185 A JP2002091185 A JP 2002091185A JP 2000274864 A JP2000274864 A JP 2000274864A JP 2000274864 A JP2000274864 A JP 2000274864A JP 2002091185 A JP2002091185 A JP 2002091185A
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雅夫 大久保
Takashi Kawabata
隆 川端
Masaaki Takahashi
政明 高橋
Yoko Miyamoto
陽子 宮本
Naoto Yoshino
直人 吉野
Minoru Niwa
稔 丹羽
Hideji Izeki
秀二 井関
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリング動作に伴って生じるテンション
ラインに起因した画質欠陥を有効に防止する。 【解決手段】 駆動ロール2a及びステアリングロール
2bを具備した複数のロール部材2に記録搬送ベルト3
を張架し、この記録搬送ベルト3に直接あるいは記録材
Kを介して像担持体1上の画像を転写するようにした画
像形成装置において、前記像担持体1と対向する前記記
録搬送ベルト3の搬送方向に直交する方向にかかる張力
分布を均一化する張力均一化手段5を具備させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の画像形成装置に係り、特に、複数の張架ロールで張架
支持された記録搬送ベルト上に直接あるいは記録材を介
して画像を転写するタイプの画像形成装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、例
えば感光体ドラムを備えた複数の画像形成ユニットを並
列配置すると共に、各画像形成ユニットに沿って複数の
張架ロールに掛け渡されて循環搬送される中間転写ベル
トを配設し、前記各画像形成ユニットで形成された各色
成分(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)
トナー像を中間転写ベルト上に順次一次転写した後、中
間転写ベルト上の色重ねトナー像を記録材としての用紙
に二次転写するようにしたものが既に知られている(例
えば特開平10−260593号公報参照)。
【0003】この種の画像形成装置では、中間転写ベル
ト上に複数色のトナー像を多重転写する構成になってい
るため、色ずれのない高品位の画像を得るには、前記中
間転写ベルトが予め定められた経路上を正確に搬送され
ることが必要となる。ところが、張架ロール同士の平行
度、張架ロールの円柱精度、中間転写ベルト両端側の周
長差等に起因して、中間転写ベルトがその搬送方向と直
交する方向(張架ロールの軸方向に相当)に移動する所
謂蛇行現象が発生するという問題があった。
【0004】そこで、張架ロールの一つを傾動自在なス
テアリングロールとし、このステアリングロールのアラ
イメント調整を行うことで、中間転写ベルトの蛇行を補
正するようにした技術が提案されている(以下、ステア
リングロール方式という。例えば特開平6−56294
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のステ
アリングロール方式を採用した画像形成装置では、ステ
アリング動作実行時に、中間転写ベルトの搬送方向に直
交する方向にかかる張力の分布が偏り、一端部側に筋状
の凹部又は凸部(以下、テンションラインという)が発
生することがある。そして、このテンションラインが感
光体ドラムと中間転写ベルトとの対向部(一次転写部)
に存在すると、感光体ドラムと中間転写ベルトとの間に
ギャップ(空隙)ができるため、テンションライン形成
部に転写されたトナーの保持力が弱くなり、このギャッ
プで空隙放電が発生すると、丸ハンコ状の画質欠陥が生
じてしまうという技術的課題がみられた。
【0006】尚、特開平9−152791号公報には、
感光体ドラムと一次転写装置との相対位置を規定するこ
とにより一次転写部での画質欠陥を防止する技術が記載
されているが、係る技術的手段によっては、上述した丸
ハンコ状の画質欠陥を完全に防止することはできない。
【0007】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、ステアリング動作に伴って
生じるテンションラインに起因した画質欠陥を有効に防
止することのできる画像形成装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の態様は、図1に示すように、画像情報に応じたトナー
像Tが形成担持される像担持体1と、複数のロール部材
2に張架され且つ前記像担持体1に対向する部位を循環
搬送される記録搬送ベルト3と、前記像担持体1と対向
する前記記録搬送ベルト3の裏面側に設けられ、前記記
録搬送ベルト3に直接若しくは記録材Kを介して前記像
担持体1上に形成されたトナー像Tを転写する転写手段
4とを備え、前記複数のロール部材2には、少なくと
も、軸方向に対して固定した位置に配設され且つ前記記
録搬送ベルト3を駆動する駆動ロール2aと、軸方向に
対して傾動自在に配設され且つ前記記録搬送ベルト3の
蛇行を調整するステアリングロール2bとを具備させた
画像形成装置において、前記像担持体1と対向する前記
記録搬送ベルト3の搬送方向に直交する方向にかかる張
力分布を均一化する張力均一化手段5を具備させたこと
を特徴とする。尚、図1において、符号Lは記録搬送ベ
ルト3面に形成されたテンションラインLを模式的に示
したものである。
【0009】このような技術的手段において、本願の第
一の態様の対象となる画像形成装置の画像形成方式とし
ては、電子写真方式や静電記録方式等適宜選定して差し
支えなく、また、記録搬送ベルト3に直接トナー像Tを
転写する方式や、記録搬送ベルト3に担持搬送される記
録材Kにトナー像Tを転写する方式等適宜選定して差し
支えない。更に、像担持体1の数については、単数ある
いは複数のいずれであってもよいが、記録搬送ベルト3
の張架スパンが長くなるためにテンションラインLが発
生しやすい、複数の像担持体1を備えた態様において特
に有効である。尚、図1においては、一つの像担持体1
で形成されたトナー像Tを転写手段4によって記録搬送
ベルト(中間転写ベルト)3に転写し、この記録搬送ベ
ルト3上に転写されたトナー像Tを一括転写手段6を介
して記録材Kに一括転写する態様を例示している。この
記録搬送ベルト3は、図1に示す中間転写ベルトとして
の態様のものに限られず、上述したように記録材Kを担
持搬送する記録材搬送ベルトをも包含するものである。
【0010】また、転写手段4は、像担持体1上のトナ
ー像Tを記録搬送ベルト3あるいは記録搬送ベルト3上
の記録材Kに転写し得るものであれば、接触転写方式、
非接触転写方式のいずれであってもよい。
【0011】更に、張力均一化手段5は、前記像担持体
1と対向する前記記録搬送ベルト3の搬送方向に直交す
る方向にかかる張力分布を均一化する機能を有するもの
であれば適宜選定して差し支えないが、張力の調整を容
易に行うという観点からすれば、張力均一化手段5は、
これら像担持体1と記録搬送ベルト3との対向部より当
該記録搬送ベルト3の搬送方向上流側に配設されること
が好ましい。更にまた、張力均一化手段5は、常時前記
像担持体1と対向する前記記録搬送ベルト3の搬送方向
に直交する方向にかかる張力分布を均一化するようにし
ても差し支えないが、少なくとも、前記ステアリングロ
ール2bの傾動動作により前記記録搬送ベルト3にテン
ションラインLが形成される条件下では作動させること
が好ましい。この張力均一化手段5の具体的な構成例と
しては、例えば、軸方向に対して傾動自在に配設される
第二ステアリングロールが挙げられる。そして、張力均
一化手段5として前記第二ステアリングロールを採用す
る態様にあっては、当該第二ステアリングロールを、ス
テアリングロール2bの傾動に連動して、当該ステアリ
ングロール2bとは逆方向に傾動せしめるようにすれ
ば、記録搬送ベルト3に生じたテンションラインLを、
容易に除去することができる。
【0012】更にまた、前記張力均一化手段5で前記記
録搬送ベルト3の張力の均一化を行う際、当該記録搬送
ベルト3のベルト面高さや角度が変動してしまうと、こ
れに伴って前記像担持体1と当該記録搬送ベルト3との
対向部すなわち転写部の状態が変動し、転写画像に悪影
響を及ぼすおそれがある。そこで、像担持体1と記録搬
送ベルト3との対向部の状態を常に同じに保持するとい
う観点からすれば、前記像担持体1と前記記録搬送ベル
ト3との対向部と前記張力均一化手段5との間には、前
記記録搬送ベルト3面を一定の高さに保持する転写位置
保持手段を具備させることが好ましい。
【0013】また、本発明の第二の態様は、図2(A)
(B)に示すように、画像情報に応じたトナー像Tが形
成担持される像担持体1と、複数のロール部材2に張架
され且つ前記像担持体1に対向する部位を循環搬送され
る記録搬送ベルト3と、前記像担持体1と対向する前記
記録搬送ベルト3の裏面側に接触配置され、前記記録搬
送ベルト3に直接若しくは記録材Kを介して前記像担持
体1上に形成されたトナー像Tを転写する接触転写手段
7とを備え、前記複数のロール部材2には、少なくと
も、軸方向に対して固定した位置に配設され且つ前記記
録搬送ベルト3を駆動する駆動ロール2aと、軸方向に
対して傾動自在に配設され且つ前記記録搬送ベルト3の
蛇行を調整するステアリングロール2bとを具備させた
画像形成装置において、前記接触転写手段7の軸方向の
押圧力分布を調整する押圧力調整手段8を具備させたこ
とを特徴とする。尚、図2において、符号Lは記録搬送
ベルト3面に形成されたテンションラインLを模式的に
示したものである。
【0014】このような技術的手段において、本願の第
二の態様の対象となる画像形成装置の画像形成方式とし
ては、上述した本願第一の態様と同様に、電子写真方式
や静電記録方式等適宜選定して差し支えなく、また、記
録搬送ベルト3に直接トナー像Tを転写する方式や、記
録搬送ベルト3に担持搬送される記録材Kにトナー像T
を転写する方式等適宜選定して差し支えない。更に、像
担持体1の数については、単数あるいは複数のいずれで
あってもよいが、記録搬送ベルト3の張架スパンが長く
なるためにテンションラインLが発生しやすい、複数の
像担持体1を備えた態様において特に有効である。尚、
図2においては、一つの像担持体1で形成されたトナー
像Tを接触転写手段7によって記録搬送ベルト(中間転
写ベルト)3に転写し、この記録搬送ベルト3上に転写
されたトナー像Tを一括転写手段6を介して記録材Kに
一括転写する態様を例示している。この記録搬送ベルト
3は、図2に示す中間転写ベルトとしての態様のものに
限られず、上述したように記録材Kを担持搬送する記録
材搬送ベルトをも包含するものである。
【0015】また、接触転写手段7は、前記像担持体1
と対向する前記記録搬送ベルト3の裏面側に接触配置さ
れ、前記記録搬送ベルト3に直接若しくは記録材Kを介
して前記像担持体1上に形成されたトナー像Tを転写す
るものに限られ、非接触転写方式のものは含まれない。
【0016】更に、押圧力調整手段8は、前記接触転写
手段7の軸方向の押圧力分布を調整する機能を有するも
のであれば、種々の方式のものより適宜選定して差し支
えない。更にまた、押圧力調整手段8は、常時前記接触
転写手段7の軸方向の押圧力分布を調整するようにして
も差し支えないが、少なくとも、前記ステアリングロー
ル2bの傾動動作により前記記録搬送ベルト3にテンシ
ョンラインLが形成される条件下では作動させることが
好ましい。そして、押圧力調整手段8を、前記ステアリ
ングロール2bの傾動に連動して、当該ステアリングロ
ール2bの傾動に伴う前記記録搬送ベルト3の移動方向
側の前記接触転写手段7の押圧力を増加させるようにす
れば、記録搬送ベルト3上に生じたテンションラインL
を、容易に除去することができる。
【0017】また、本願第一の態様及び第二の態様にお
いて、ロール部材2は、複数あればいくつであっても差
し支えないが、これらの中に、少なくとも、駆動ロール
2a及びステアリングロール2bが含まれることが必要
になる。ここで、駆動ロール2a及びステアリングロー
ル2bの配設位置については適宜選定して差し支えない
が、本願の第一の態様及び第二の態様は、像担持体1と
記録搬送ベルト3との間にテンションラインLが形成さ
れやすいタイプ、すなわち、前記駆動ロール2aが前記
像担持体1と前記記録搬送ベルト3との対向部より上流
側に配設されると共に、前記ステアリングロール2bが
前記対向部より下流側に配設されるタイプのものへの適
用が有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図3は本発明の第一の態様が適用されるカラー画像形成
装置の実施の形態1を示す。同図において、本実施の形
態に係るカラー画像形成装置は、例えば電子写真方式に
て各色成分トナー像が形成される複数の画像形成ユニッ
ト100(具体的には100K、100Y、100M、
100C)と、各画像形成ユニット100にて形成され
た各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる
記録搬送ベルトとしての中間転写ベルト110と、中間
転写ベルト110上に転写された重ね画像を記録材とし
ての用紙117に一括転写(二次転写)させる一括転写
装置120と、中間転写ベルト110上の残留トナーを
除去するベルトクリーナ140と、一括転写された画像
を用紙117上に定着させる定着装置150とを備えた
ものである。
【0019】本実施の形態において、各色成分の画像形
成ユニット100(具体的には100K、100Y、1
00M、100C)は、感光体ドラム等の潜像担持体1
01の周囲に、潜像担持体101が帯電される一様帯電
器102、潜像担持体101上に静電潜像が書込まれる
レーザ露光器103、各色成分トナーが収容されて潜像
担持体101上の静電潜像が可視像化される現像装置1
04、潜像担持体101上の各色成分トナー像が中間転
写ベルト110に転写される一次転写ロール105及び
潜像担持体101上の残留トナーなどが除去されるクリ
ーナ106などの電子写真用デバイスを順次配設したも
のである。ここで、本実施の形態では、各潜像担持体1
01が負極性に帯電するもので構成され、また、現像は
反転現像方式にて行われる。従って、使用されるトナー
はすべて負極性に帯電するタイプのものである。そし
て、各画像形成ユニット100の一次転写ロール105
(具体的には105K、105Y、105M、105
C)には、図示しない電源より夫々正極性の一次転写が
印加されるようになっている。
【0020】また、中間転写ベルト110は、複数(本
実施の形態では6つ)の張架ロール131〜136に掛
け渡されている。ここで、張架ロール131は中間転写
ベルト110の駆動ロール、張架ロール132、135
は従動ロール、張架ロール133は中間転写ベルト11
0の移動方向に略直交する方向の蛇行規制用のステアリ
ングロール(以下、必要に応じて、張架ロール134は
後述する一括転写装置120のバックアップロール、張
架ロール136は中間転写ベルト110の位置決めや平
坦な二次転写面の形成に用いられるアイドラロールであ
る。
【0021】そして、中間転写ベルト110は、ポリイ
ミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラ
ック等を適当量含有させてその体積抵抗率が106〜1
15Ω・cmとなるように形成され、その厚みは0.1
mmに設定される。尚、符号137は、張架ロール13
2とステアリングロール133との間に設けられ、中間
転写ベルト110の側端位置を検知するベルト位置検知
センサであり、このベルト位置検知センサ137からの
ベルト位置検知信号に基づいて、前記ステアリングロー
ル133による中間転写ベルト110のアライメント調
整が行われるようになっている。尚、このアライメント
調整機構(ステアリング機構)の詳細については後述す
る。
【0022】更に、一括転写装置120は、中間転写ベ
ルト110のトナー担持面側に圧接配置される二次転写
ロール113と、中間転写ベルト110の裏面側に配置
されて二次転写ロール113の対向電極をなすバックア
ップロール114(張架ロール134と兼用)とを備え
ており、このバックアップロール114にはトナーの帯
電極性と同極性のバイアスが安定的に印加される給電ロ
ール115が当接配置され、二次転写ロール113のニ
ップ域出口側には、剥離部材121が配置されている。
【0023】本実施の形態において、バックアップロー
ル114は、金属芯材の外周に内側に発泡弾性体層と外
側の導電層とを被覆してなる2層構成のEPDM(エチ
レンプロピレンジエンゴム)を用いた。外側の導電層は
カーボンブラックを15〜35重量%分散した半導電性
のEPDM発泡ゴムで、導電層の厚みは0.5〜1.5
mmに構成され、また、その表面抵抗率は107〜10
10Ω/□の抵抗領域に制御される。
【0024】また、二次転写ロール113は、金属芯材
とこの金属芯材の周囲に固着されたカーボンブラック分
散発泡EPDM材料からなるコア層にスキン層を介して
5〜20μmの厚みのカーボンブラック分散のフッ素樹
脂系材料からなるコーティング層を形成したものを用い
た。金属芯材とコーティング層との間の体積抵抗率は1
4Ωcmないし106Ωcmであり、また、ロール硬度
はアスカC硬度で20゜から45゜である。
【0025】そして、給電ロール115には、図示しな
い電源により負極性の一括転写バイアスが印加されるよ
うになっている。尚、二次転写ロール113には、例え
ばウレタンゴムからなるクリーニングブレード122が
付設され、二次転写ロール113に付着した汚れを除去
することにより用紙117の裏面汚れを防止している。
一方、一括転写装置120とベルトクリーナ140との
間には、クリーニング処理前に中間転写ベルト110の
残留電荷を除去する除電器112が設けられている。
【0026】また、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置では、駆動ロール131とブラック画像形成ユニッ
ト100Kとの間に、中間転写ベルト110を内側から
押圧する第二ステアリングロール160を配設すると共
に、この第二ステアリングロール160とブラック画像
形成ユニット100Kとの間には、中間転写ベルト11
0を外側から押圧する第二アイドラロール170を配設
している。尚、これら第二ステアリングロール160及
び第二アイドラロール170の詳細については後述す
る。
【0027】更に、本実施の形態において、用紙搬送系
は、用紙トレイ116からの用紙117を所定のタイミ
ングで二次転写位置へと送り込むようになっており、二
次転写後の用紙117を搬送ベルト118へと導き、こ
の搬送ベルト118にて定着装置150へと搬送するよ
うになっている。
【0028】次に、図4に基づいて、ステアリングロー
ル133のステアリング機構30を詳細に説明する。同
図において、ステアリング機構30は、カラー画像形成
装置本体(図示せず)に固定配置される前後一対のベル
トフレーム31、32を有し、これらベルトフレーム3
1、32には、張力付与機構36が取り付けられる。こ
の張力付与機構36は、ベルトフレーム31、32に固
定されるブラケット37と、ブラケット37の内側先端
部にその一端が固定されるスプリング38と、ブラケッ
ト37の外側に設けられるスライドレール39とからな
る。また、ステアリングロール133の両端部は、支持
アーム40に回動自在に軸支され、支持アーム40の内
側には突起部41が形成される。
【0029】そして、支持アーム40の突起部41がス
ライドレール39内に嵌合されるとともに、支持アーム
40の先端部40aはスプリング38に固定される。こ
れにより、支持アーム40はスプリング38の弾性力に
より図示D方向に付勢され中間転写ベルト110(図2
参照)ベルトに所定のテンションが付与される。従っ
て、本実施の形態では、ステアリングロール133が中
間転写ベルト110に対し所定の張力を付与するテンシ
ョンロールとしての役割も担っている。
【0030】また、支持アーム40の先端部40a側に
おいてスプリング38には解除プレート42の一端が固
定され、解除プレート42の他端には曲折部42aが形
成され、この曲折部42aに解除用カム43、44が当
接される。解除用カム43、44は、ベルトフレーム3
1、32間に貫通されたカム軸45の両端に取り付けら
れ、前側のベルトフレーム31側のカム43には、解除
レバー46が設けられる。この構造により、解除レバー
46が図示の状態では、支持アーム40が付勢され中間
転写ベルト110(図2参照)にテンションが付与され
るようになっており、ベルト交換等の際に解除レバー4
6を倒すと、解除プレート42がスプリング38に抗し
て支持アーム40を引っ張ることにより、中間転写ベル
ト110(図2参照)に作用するテンションが解除され
るようになっている。
【0031】更に、張力付与機構36のブラケット37
は、ベルトフレーム31、32に軸47を中心として回
動可能に取り付けられており、このブラケット37の回
動を制御するためのベルト移動用カム48、49が設け
られ、ステアリングロール133の軸を傾動させるステ
アリング装置を構成している。このカム48、49の形
状は図5(A)に示す形状であり、図5(B)に示すよ
うにカム回転角度変化量Δθに対するカム変位ΔXを変
動させることで、図5(C)に示すようにカム回転角度
変化量Δθに対して蛇行速度変化量ΔVを一定にするこ
とを可能にしている。そして、ベルトフレーム31、3
2間に貫通されたカム軸50の両端に取り付けられた2
つのベルト移動用カム48、49は、例えば、図4でカ
ム軸50がA方向に回転したとき、手前側の支持アーム
40がB方向に回動し、奥側の支持アーム40が逆向き
のC方向に回動するように配置されている。そして、カ
ム軸50はモータ51により回転駆動される。
【0032】また、第二ステアリングロール160は、
図6(A)(B)に示すように、上述したステアリング
ロール133と同様のステアリング機構(図示せず)を
有しており、傾動自在に配設されている。一方、第二ア
イドラロール170は、軸方向に対して固定した位置に
回動自在に配設されるものであり、上述したアイドラロ
ール136と同様に、中間転写ベルト110の位置決め
や平坦な一次転写面の形成に用いられる。
【0033】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作像プロセスについて説明する。今、図示外のス
タートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセ
スが実行される。具体的に述べると、例えば、このカラ
ー画像形成装置をデジタルカラー複写機として構成する
場合には、図示しない原稿台にセットされる原稿をカラ
ー画像読み取り装置により読み取り、その読み取り信号
を画像信号処理手段によりデジタル画像信号に変換して
メモリーに一時的に蓄積し、その蓄積されている4色
(K、Y、M、C)のデジタル画像信号に基づいて各色
のトナー像形成を行なわせるようにする。
【0034】すなわち、画像信号処理手段から入力され
る各色のデジタル画像信号に応じて画像形成ユニット1
00(具体的には100K、100Y、100M、10
0C)を夫々駆動する。そして、各画像形成ユニット1
00では、一様帯電器102により一様に帯電された潜
像担持体101に前記デジタル信号に応じた静電潜像を
レーザ露光器103にて夫々書き込ませる。そして、こ
れらの各静電潜像を各色のトナーを収容した現像装置1
04により現像して上記各色のトナー像を形成させる。
尚、このカラー画像形成装置をプリンタ等の装置として
構成する場合には、外部などから画像信号処理手段に入
力される画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行う
ようにすればよい。
【0035】そして、各潜像担持体101上に形成され
たトナー像は、各潜像担持体101と中間転写ベルト1
10とが接する一次転写位置で一次転写ロール105に
よって潜像担持体101から中間転写ベルト110の表
面に順次転写される。
【0036】このようにして中間転写体ベルト110に
一次転写されたトナー像は中間転写ベルト110上で重
ね合わされ、中間転写ベルト110の回動に伴って二次
転写位置へと搬送される。一方、用紙117は所定のタ
イミングで二次転写位置へと供給され、バックアップロ
ール114に対して二次転写ロール113が用紙117
をニップする。
【0037】そして、二次転写位置において、一括転写
装置120としての二次転写ロール113とバックアッ
プロール114との間に形成される転写電界の作用で、
中間転写ベルト110上に担持されたトナー像が用紙1
17に一括転写される。このトナー像が転写された用紙
117は、搬送ベルト118により定着装置150へと
搬送されトナー像の定着が行われる。一方、二次転写後
の中間転写ベルト110は除電器112によって残留電
荷が除去され、また、二次転写後に中間転写ベルト11
0上に残留したトナーは、ベルトクリーナ140によっ
てクリーニングされる。
【0038】このような一連のプロセスにおいて、本実
施の形態に係るカラー画像形成装置では、各色トナー像
の一次転写時の像ずれや重ねトナー像の二次転写時の像
ずれを防止するため、ベルト位置検知センサ137のベ
ルト位置検知信号に基づいて、ステアリング機構30に
よりステアリングロール133を傾動させることで、中
間転写ベルト110の蛇行防止制御を行っている。
【0039】今例えば、図7(A)において中間転写ベ
ルト110が図中奥側に蛇行してきた場合、ステアリン
グ機構30(図4参照)は、中間転写ベルト110を図
中手前側に移動させるようステアリングロール133を
傾動させる。具体的には、中間転写ベルト110の手前
側にかかる張力を増加させ且つ奥側にかかる張力を減少
させる方向にステアリングロール133を傾動させる
(図7(A)参照)。尚、図7(A)において、図中実
線で示したものは手前側にあるものを意味し、図中破線
で示したものは奥側にあるものを意味している。
【0040】このような傾動動作に伴って、中間転写ベ
ルト110は図中手前側へ移動していく。その際、中間
転写ベルト110の搬送方向に直交する方向の張力分布
が偏り、張力が増加せしめられた側(この場合は図中手
前側)にテンションラインLが現れる。ここで、本実施
の形態では、中間転写ベルト110のステアリングロー
ル133から最も遠い部位、すなわち、駆動ロール13
1とブラック画像形成ユニット100K(図示せず)の
ブラック潜像担持体101(K)との間の部位にストレ
スが集中するため、当該部位の手前側にテンションライ
ンが発生することになる。
【0041】そこで、本実施の形態では、ステアリング
ロール133の傾動動作に応じて、このステアリングロ
ール133の傾動方向とは逆方向に第二ステアリングロ
ール160を傾動させるようにする。具体的には、中間
転写ベルト110の奥側にかかる張力を増加させる方向
に第二ステアリングロール160を傾動させる(図7
(A)参照)。すると、この部位の中間転写ベルト11
0の奥側には、当該部位の手前側にかかる張力と同じ程
度の張力がかかることとなり、中間転写ベルト110の
搬送方向に直交する方向の張力分布が均一化される。従
って、中間転写ベルト110の手前側に発生したテンシ
ョンラインは消滅しあるいはその発生が防止され、中間
転写ベルト110面は平坦なものとなる。この第二ステ
アリングロール160の傾動動作は、ステアリングロー
ル133の傾動が停止されるまで(手前側あるいは奥側
への蛇行修正が終了するまで)続行される。尚、第二ス
テアリングロール160の傾動量については、ステアリ
ングロール133によるステアリング動作を有効なもの
とするという観点からすれば、ステアリングロール13
3の傾動量よりも少なくすることが好ましい。
【0042】また、第二ステアリングロール160の傾
動によって、第二ステアリングロール160通過直後の
中間転写ベルト110面は、ブラック潜像担持体101
(K)とブラック一次転写ロール105(K)との間に
形成される一次転写ニップ面に対し傾斜することとな
る。ここで、本実施の形態では、傾斜したベルト面が、
その後通過する第二アイドラロール170によって矯正
されるため、前記一次転写ニップ面に突入する際には傾
斜が除去されることとなる。
【0043】尚、図7(B)は、中間転写ベルト110
が図中手前側に蛇行してきた場合のステアリングロール
133及び第二ステアリングロール160の傾動動作を
示したものである。この場合は、上述した説明とは逆に
ステアリングロール133及び第二ステアリングロール
160が傾動せしめられることとなる。また、図8は、
以上の説明をフローチャートとしてまとめたものであ
る。
【0044】このように、本実施の形態に係るカラー画
像形成装置では、ステアリングロール133の傾動に伴
って生じた中間転写ベルト110の搬送方向に直交する
方向の張力分布の偏りを、第二ステアリングロール16
0で修正(均一化)した後に一次転写を実行させるよう
にしたので、一次転写部にテンションラインが存在する
のを防止でき、その結果テンションラインに起因した丸
ハンコ状の画質欠陥の発生を防止することができる。
【0045】また、第二ステアリングロール160とブ
ラック画像形成ユニット100Kとの間に第二アイドラ
ロール170を配設することで、一次転写部通過時の中
間転写ベルト110面の傾斜を取り除くようにしたの
で、良好な一次転写を行うことができる。
【0046】尚、本実施の形態では、第二ステアリング
ロール160を中間転写ベルト110の張架ロールとは
別の部材として配設するようにしていたが、これに限ら
れるものではなく、例えば、二次転写部下流側に配設さ
れる従動ロール135を第二ステアリングロールとして
機能させるようにしてもよい。
【0047】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、図9
(A)(B)に示すように、第二ステアリングロール1
60の代わりにテンションロールユニット180を取り
付けるようにしたものである。尚、本実施の形態に係る
カラー画像形成装置の構成要素のうち、実施の形態1に
係る画像形成装置と同様のものについては、実施の形態
1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略
する。
【0048】ここで、テンションロールユニット180
は、中間転写ベルト110の一方の端部を跨いで当該中
間転写ベルト110に当接配置される第一テンションロ
ール181と、逆側の端部を跨いで当該中間転写ベルト
110に当接配置される第二テンションロール182と
を備えている。そして、これら第一テンションロール1
81、第二テンションロール182は、夫々、独立して
中間転写ベルト110に対する押圧力を可変できるよう
になっている。
【0049】このような態様にあっては、図10のフロ
ーチャートに示すように、例えばステアリングロール1
33が中間転写ベルト110を手前側に送り込むように
傾動する場合、すなわち、中間転写ベルト110の手前
側にかかる張力が大きくなる場合には、図9(A)に示
すように、奥側の第二テンションロール182を移動さ
せて押圧力を増加させるようにする。すると、この部位
の中間転写ベルト110にかかる張力を増大させること
ができることから、実施の形態1と同様に、テンション
ラインに起因した丸ハンコ状の画質欠陥の発生を防止す
ることができる。尚、ステアリングロール133が逆方
向に傾動する場合、すなわち、中間転写ベルト110の
奥側にかかる張力が大きくなる場合には、手前側の第一
テンションロール181の押圧力を増加させるようにす
ればよい。
【0050】◎実施の形態3 図11は、本発明の第二の態様が適用されたカラー画像
形成装置の実施の形態3を示す。尚、本実施の形態に係
るカラー画像形成装置の基本構成は、第二ステアリング
ロール160及び第二アイドラロール170を有しない
点以外は実施の形態1に係るカラー画像形成装置と同様
なので、これらについては、実施の形態1と同様の符号
を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0051】本実施の形態に係るカラー画像形成装置で
は、図12に示すように、各一次転写ロール105の両
端に、中間転写ベルト110に対する押圧力を調整する
押圧機構190F(フロント側)、190R(リア側)
が設けられている。この押圧機構190Fは、図13に
示すように、一次転写ロール105の回転軸105aに
接触配置される偏心カム191と、ギヤ192を介して
前記偏心カム191に駆動力を伝達するモータ193と
を有しており、モータ193を正逆方向に回転させるこ
とにより、一次転写ロール105の中間転写ベルト11
0のフロント側に対する押圧力を可変するようになって
いる。一方、押圧機構190Rも、上述した押圧機構1
90Fと同様の機構を有しており、一次転写ロール10
5の中間転写ベルト110のリア側に対する押圧力を可
変するようになっている。
【0052】本実施の形態に係るカラー画像形成装置で
は、図14のフローチャートに示すように、例えばステ
アリングロール133が中間転写ベルト110を手前側
に送り込むように傾動する場合、すなわち、中間転写ベ
ルト110の手前側にかかる張力が大きくなる場合に
は、フロント側の各押圧機構190F(具体的は190
F(K)、190F(Y)、190F(M)、190F
(C))を駆動し、各一次転写ロール105(具体的は
105(K)、105(Y)、105(M)、105
(C))のフロント側の押圧力を増加させるようにす
る。すると、各一次転写部におけるテンションラインは
押し潰されることとなり、その結果一次転写部のベルト
面は平坦なものとなり、テンションラインに起因した丸
ハンコ状の画質欠陥の発生を防止することができる。
尚、ステアリングロールが逆方向に傾動する場合、すな
わち、中間転写ベルトの奥側にかかる張力が大きくなる
場合には、リア側の各押圧機構190R(具体的は19
0R(K)、190R(Y)、190R(M)、190
R(C))を駆動し、各一次転写ロール105のリア側
の押圧力を増加させるようにすればよい。
【0053】尚、実施の形態1〜3に係るカラー画像形
成装置では、例えば非画像形成時等に中間転写ベルト1
10の回動を停止させることがあるが、その際、中間転
写ベルト110にテンションがかかったままだと、当該
中間転写ベルト110に応力が残留し、テンションライ
ンが消えなくなってしまうという事態が生じ得る。そこ
で、このような残留応力の発生を防止するという観点か
らすれば、非画像形成時に所定のタイミングで、中間転
写ベルト110にかかる張力を解除することが好まし
い。この張力解除の手法としては、例えば、ステアリン
グ機構30によりステアリングロール133を引き込ま
せる手法が挙げられる。また、例えば中間転写ベルト1
10の回転サイクル数やプリント枚数に応じて、中間転
写ベルト110の張力解除を定期的に行うようにすれ
ば、残留応力も定期的に除去することができる。更に、
テンションラインは、高温高湿環境下で生じやすいた
め、このような環境下で中間転写ベルト110の張力を
解除する頻度を高めるようにすれば、高湿環境下におけ
るテンションラインの発生及びこれに伴う画質欠陥の発
生を有効に防止することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一の態
様によれば、張力均一化手段が、ステアリングロールの
傾動動作に応じて、像担持体と対向する記録搬送ベルト
の搬送方向に直交する方向にかかる張力分布を均一化す
るようにしたので、ステアリング動作に伴って生じるテ
ンションラインに起因した画質欠陥を有効に防止するこ
とができる。
【0055】また、本発明の第二の態様によれば、押圧
力調整手段が、ステアリングロールの傾動動作に応じ
て、テンションラインが形成される側の記録搬送ベルト
面に対する押圧力を大きくするよう、前記接触転写手段
の軸方向の押圧力分布を調整するようにしたので、ステ
アリング動作に伴って生じるテンションラインに起因し
た画質欠陥を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の態様の概要を示す説明図であ
る。
【図2】 (A)(B)は本発明の第二の態様の概要を
示す説明図である。
【図3】 本発明の第一の態様が適用されたカラー画像
形成装置の実施の形態1の全体構成図である。
【図4】 ステアリング機構の斜視図である。
【図5】 (A)はステアリング機構に用いられるカム
の平面図、(B)は当該カムにおけるカム回転角度とカ
ム変位との関係を示したグラフ図、(C)はカム回転角
度と蛇行速度Vとの関係を示すグラフ図である。
【図6】 (A)(B)は実施の形態1に係る第二ステ
アリングロール及び第二アイドラロール近傍の拡大図で
ある。
【図7】 (A)(B)は実施の形態1に係る蛇行防止
制御及び張力均一化制御の一例を示す模式図である。
【図8】 実施の形態1に係る蛇行防止制御及び張力均
一化制御のフローチャートである。
【図9】 (A)(B)は実施の形態2に係る第一、第
二テンションロール及び第二アイドラロール近傍の拡大
図である。
【図10】 実施の形態2に係る蛇行防止制御及び張力
均一化制御のフローチャートである。
【図11】 本発明の第二の態様が適用されたカラー画
像形成装置の実施の形態3の全体構成図である。
【図12】 実施の形態3に係る一次転写ロールの押圧
機構の全体配置を示す模式図である。
【図13】 一次転写ロールの押圧機構の詳細を示す説
明図である。
【図14】 実施の形態3に係る蛇行防止制御及び押圧
力調整制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1…像担持体,2…ロール部材,2a…駆動ロール,2
b…ステアリングロール,3…記録搬送ベルト,4…転
写手段,5…張力均一化手段,6…一括転写手段,7…
接触転写手段,8…押圧力調整手段,K…記録材,L…
テンションライン,T…トナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高橋 政明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 宮本 陽子 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 丹羽 稔 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 井関 秀二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD05 AD16 BB42 BB46 BB71 2H032 AA05 AA15 BA09 BA23 3F023 AA10 BA02 BB01 BC01 CA02 GA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じたトナー像が形成担持さ
    れる像担持体と、 複数のロール部材に張架され且つ前記像担持体に対向す
    る部位を循環搬送される記録搬送ベルトと、 前記像担持体と対向する前記記録搬送ベルトの裏面側に
    設けられ、前記記録搬送ベルトに直接若しくは記録材を
    介して前記像担持体上に形成されたトナー像を転写する
    転写手段とを備え、 前記複数のロール部材には、少なくとも、軸方向に対し
    て固定した位置に配設され且つ前記記録搬送ベルトを駆
    動する駆動ロールと、軸方向に対して傾動自在に配設さ
    れ且つ前記記録搬送ベルトの蛇行を調整するステアリン
    グロールとを具備させた画像形成装置において、 前記像担持体と対向する前記記録搬送ベルトの搬送方向
    に直交する方向にかかる張力分布を均一化する張力均一
    化手段を具備させたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記張力均一化手段は、軸方向に対して傾動自在に配設
    される第二ステアリングロールであることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、 前記第二ステアリングロールは、前記ステアリングロー
    ルの傾動に連動して、当該ステアリングロールとは逆方
    向に傾動せしめられることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体と前記記録搬送ベルトとの対向部と前記張
    力均一化手段との間には、前記記録搬送ベルト面を一定
    の高さに保持する転写位置保持手段を具備させたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像情報に応じたトナー像が形成担持さ
    れる像担持体と、 複数のロール部材に張架され且つ前記像担持体に対向す
    る部位を循環搬送される記録搬送ベルトと、 前記像担持体と対向する前記記録搬送ベルトの裏面側に
    接触配置され、前記記録搬送ベルトに直接若しくは記録
    材を介して前記像担持体上に形成されたトナー像を転写
    する接触転写手段とを備え、 前記複数のロール部材には、少なくとも、軸方向に対し
    て固定した位置に配設され且つ前記記録搬送ベルトを駆
    動する駆動ロールと、軸方向に対して傾動自在に配設さ
    れ且つ前記記録搬送ベルトの蛇行を調整するステアリン
    グロールとを具備させた画像形成装置において、 前記接触転写手段の軸方向の押圧力分布を調整する押圧
    力調整手段を具備させたことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 前記押圧力調整手段は、前記ステアリングロールの傾動
    に連動して、当該ステアリングロールの傾動に伴う前記
    記録搬送ベルトの移動方向側の前記接触転写手段の押圧
    力を増加させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または5に記載の画像形成装置
    において、 前記駆動ロールが前記像担持体と前記記録搬送ベルトと
    の対向部より上流側に配設されると共に、前記ステアリ
    ングロールが前記対向部より下流側に配設されることを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または5に記載の画像形成装置
    において、 前記像担持体が複数配設されることを特徴とする画像形
    成装置。
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